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【サポート優先】Devil's Playground!

#デビルキングワールド

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#デビルキングワールド


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。


「デビルキングワールドの一般悪魔達は、みんな良い子なのに強いせいか、私達猟兵でも行動を予測出来ない所があるわよね。それは悪の権化であるオブリビオンにとっても同じだったみたい」
 デビルキングワールドのマンションの一室、そのお茶の間にでんと置かれた角付きテレビの前で、アメリア・バーナード(掴空・f14050)が足を崩して座っていた。
 画面には種族や職業、姿形も様々な悪魔達が、色とりどりのタイルの上で楽しそうに跳ねつつも、真面目にゴールを目指す様子が映し出されていた。番組の内容はどうやらアスレチックバラエティらしい。
「『風雲デビル城』。魔界中に生放送されてるこの番組は、実は一人のオブリビオンが組んだ『デスゲーム』なの」
 カメラがパンした直後、司会者席の派手な赤スーツを纏った、男性悪魔の顔が大写しになる。
「彼が魔界芸能人『デビルプレゼンター・ハデスギ』。表向きの顔はバラエティに限らずたくさんの番組で司会を務める人気者だけど、その正体はオブリビオンよ。あ、本名はハデスギ・メダツね」
 彼の目的は、参加者達を閉鎖空間に閉じ込めた上で、危険なゲームを装って殺害する事、だったそうだ。
「一般悪魔の中でも特に厄介そうな子を招待して、巨大なドームの中にアトラクションまで作って、そこで次々殺していくつもりだったみたい」
 不穏分子を消し、ついでに視聴者の人気も得る事で政界進出を果たし、そしてゆくゆくはデビルキングに。それがハデスギの計画だった。

 ところが十分ほど前、悪魔達はあっさりと脱出を果たした上、物凄い数の友達を引き連れて戻って来てしまった。
「コンセプトが程良く危険だったり、会場のデザインがワルだったりして、惹かれるものがあったんでしょうね。とにかく今の会場は、ワルなアスレチックをシェアしようとする大量の悪魔が跋扈しているわ」
 だがハデスギも土壇場で粘りを見せる。軌道修正の為、司会と言う名の黒子に徹する事にしたのだ。悪魔達がデスゲーム程度では死なない事が分かった以上、何とか番組としての体裁を保ち、いずれ自分の手で殺しにかかるに違いない。
「正直、一般悪魔のみんなに任せておけば大丈夫そうな気もするけど、ハデスギだってそこそこ強いし……怪我人や死人は御免よね」
 という訳で、猟兵達にもこのデスゲームに参加して、成敗して欲しいと、そういう話らしい。

「予選はトラップタイル地獄よ。広間の中にカラフルなタイルがたくさん敷き詰められていて、色ごとに様々な現象が起きるの。ちゃんと安全な色はあるから、周りの混雑に負けずに見極めてね」
 そして決勝戦は集団戦。一定時間立っていると消滅する足場での落とし合いだ。下には剣山が聳え立ち、脱落者を待ち受けている。対戦相手を返り討ちにしつつも、死の罠からは救い出す必要があるだろう。
「まぁ、死ぬかはわからないけど、悪魔達の耐久力にも限界はあるわ。ハデスギとの戦いも含めて、彼等を救うための戦いでもあるの。だから、胸を張って出演してらっしゃい」
 正直ちょっと面白そうだし羨ましいわ、などという呟きが聞こえた気がするが、構わずアメリアは転送の準備を始めるのだった。


白妙
●サポート優先依頼
 この依頼はサポート優先シナリオです。マイペースにサポートを採用し、運営していく予定です。
 通常プレイングも受け付けています。タグの『プレイング受付中』記載時にどうぞ。

●第一章【冒険】
 虹の七色のタイルが敷き詰められた道を進みます。発動するトラップは落とし穴や、パンチグローブのような吹き飛ばし系、金ダライのような無害なものまで存在します。安全な色を選んで先に進みましょう。
 脱落時のペナルティはスタート地点に戻されるだけなので、遠慮なく近くの悪魔を蹴落とす事が出来ます。

●第二章【集団戦】
 一般悪魔チームとの決勝戦。勝利条件は消滅していくタイル足場を飛び移り、生き残る事。脱落時のペナルティは重いため、対戦相手を返り討ちにしつつも、死の罠からは助け出す必要があります。

●第三章【ボス戦】
 デスゲームの司会者(オブリビオン)を討伐します。

●他
 一章のみ断章なし、他は断章ありとなります。
 それではよろしくお願いします。
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第1章 冒険 『悪魔のトラップタイル』

POW   :    罠を踏むことは承知の上で、最短距離を最速で進む

SPD   :    危険な罠のタイルを破壊し、安全地帯を確保する

WIZ   :    自分や味方は有利な効果のタイルを、敵は不利な効果のタイルを踏むよう工夫する

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ミランダ・モニカ(サポート)
『アタシに任せな!』
煙管(仕込み銃)のヤドリガミ
戦場傭兵×クレリック、68歳の女
口調は「お節介ババア(アタシ、呼び捨て、だね、だよ、~かい?)」

あらゆる世界に関わり人脈とコネを結ぶ事を目的に突撃猟兵してるよ
傭兵として闘い、シスターとして祈り、賊としてお宝を奪う
一番大事なのは義理人情さ
悪徳金持ちからは華麗に奪うが、みんな弱者救済に当ててるよ

戦闘は徒手空拳メイン
カードで補い、魔銃で撃つ
メイスは非殺傷対象を気絶させたい時に使う

UCは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動するよ
他猟兵に迷惑をかける行為はしない
例え依頼成功のためでも公序良俗に反する行動はしない

後はお任せ
宜しく頼むよ


四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング

多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例として装備せず公開設定としております。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。



 それは、割れるような歓声と共に始まった。
 血の色をした空に極彩色の花火が幾度も撃ち上がり、重なり合う大音声が角の意匠が施されたドームに響き渡る。
 熱気に包まれた満員の観客席。そこに収容された悪魔達の夥しい視線は、幾つもの巨大なモニターへと注がれていた。
「うおお!」
「ヤバいヤバい!!」
 その画面の中では、タイルを踏むごとに歓声とも悲鳴ともつかない声を上げる悪魔達の姿が映っていた。
 皆、真面目に罠を回避しているのだが、巻き起こる罠のせいであちこちで渋滞が起こり、さらに時折飛来するユーベルコードが火に油を注いでいる状態だ。
 その混乱を――背後から一掃しようとする者が居た。
「悪いねアンタら! 通してもらうよ!」
「ごっふ!?」
 跳躍をした1体の悪魔。その背中を突き飛ばすようにミランダ・モニカ(マザーズロザリオ・f05823)が掌底を繰り出した。
 そのまま悪魔の体は前方に物凄い勢いで吹き飛び、渋滞へと突入。突き飛ばされた悪魔達が塊となって前方へと倒れ込み、同時にミランダの目の前で大量の罠が発動する。
 交錯するトリモチ弾が悪魔達をボコボコに打ち据え、そのままステージ下のマットの上に落下していく様子を観察していた四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)は、比較的安全なタイルの上をとことこと歩き、ミランダに結果を伝える。
「藍が即時発動の落とし穴、緑が摩擦ゼロ、赤がそそり立つ壁……他は発動にタイムラグがありますね」
「ああ、どうも。これで心置きなく突っ込めるってもんだ」
 寧々とミランダが取る作戦。それは罠を踏むことは承知で、一気にゴールまで駆け抜けようというものだ。
 だがタイルの罠にはそれを不可能とするものがある。先程2人はそれを見極めたのだ。
「じゃあ、行くかい」
「はい!」
 同時にタイルを蹴る。
 飛来するトリモチ弾、放たれるパンチグローブ、落下する金ダライ。それら全てを後方に置き去りに、2人は走る。
 踏んではいけないタイルを見切ってしまえば、ゴールまで続く一本の線を引くことなど造作もない。
 そしてその線上に存在する悪魔達を、2人が意に介する事は無い。
「退がりなァ!!」
「うわぁぁぁ」
 ミランダの闘気を纏った突進が渋滞する悪魔達を、纏めて場外へと吹き飛ばす。
 非殺傷武器のメイスを持ち出すまでもない。それに奪うべき相手は彼等ではなく『デスゲーム』の主催であるオブリビオンだ。
「「「スリー寧々アタック!」」」
 そして彼女の撃ち漏らしを、3人に増えた寧々が場外へと蹴り飛ばす。
 時に足を払って罠を発動させ、時に落とし穴へと蹴り飛ばすなど、彼女の動きは柔軟だ。
 多くの悪魔達をステージ下のマットに叩き落とし、反撃すら許さない独走を続け――2人はあっという間にゴールへと辿り着く。
 巻き起こる歓声はドームを反響し、会場の熱気をさらに高めていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

スフィア・レディアード(サポート)
『皆さん、頑張りましょう!』
 ミレナリィドールの妖剣士×鎧装騎兵、21歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は元気で、楽しい祭りとかが好きな少女。
武器は剣と銃をメインに使う。
霊感が強く、霊を操って戦う事も出来る(ユーベルコード)
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
 妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 ステージに敷き詰められたタイルは狭く、片脚の裏をカバーできる程度の広さしかない。
 その中から特定の色を選び、スフィア・レディアード(魔封騎士・f15947)とスピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)が、慎重に足を踏み下ろしていた。
 罠は……発動しない。
「青は安全……と」
「スピネルさん、気を付けてね。他のタイルを踏んだら急いで後退するのよ」
「はい、ありがとうございます。スフィアさん」
 前方では多くの悪魔達が混雑を起こしていた。罠を踏むことを承知で先行した彼等の動きには焦りが見える。
 それは、ゆっくりとではあるが確実に進むスフィアとスピネルには無縁だ。しっかりと悪魔達の背中に追いつき、安全なタイルとそうでないものを見極めていく。
「要注意なのは落とし穴が発動する藍ね。赤も前方に壁が発生するだけよ」
「他は発動にタイムラグがあるけど、そうなると駆け抜ける悪魔達の方が有利……なのでしょうか」
 とんとん、と軽い足音を立てて青のタイルを踏んでいくスフィアを前に、スピネルは思考する。
 先頭集団は既にルートの半分を越えた位置におり、自分達はその後ろだ。このままゴールを許しては、続く団体戦に間に合わない可能性がある。
 そろそろ妨害しなくては――聖樹の大弓を取り出し、構える。
 番えたのは、悪魔達を傷付けないように、極限まで魔力を薄めた光の矢だ。
 しきりに跳ねる背中に向けて――撃つ。
「うわ!」
 背中からの衝撃に撃たれ、数体の悪魔が場外へと吹き飛ばされる。
「先行ってるわ!」
「うわー攻撃だー!」
「撃て撃てー!」
 スピードを上げたスフィアに悪魔達が振り返り、手にしたデビル銃器を咆哮させ始める。
 だがスフィアは青タイルだけを踏みつつも寸前で弾幕を掻い潜り――あっという間に悪魔達の前方へと抜ける。
「「「なにーっ!?」」」
「あなたの動きなど、見抜いているよ!」
 予知霊視――魂の動きを見抜く彼女のユーベルコードの前に、並の銃撃など無力だ。
「ごめんなさいっ」
 驚く悪魔達の脇を駆け抜けて行くのは、風の魔力を纏ったスピネルの魔力矢。ぶわ、と巻き起こる強い突風に、悪魔達が吹き飛ばされ宙を舞う冗談のような光景が広がる。
「ナイスよスピネル、さ、道は繋がってるわよ!」
「はい! スフィアさん!」
 とんとん、とタイルを踏む音も軽やかにルートを辿り――やがて、同時にゴールを踏む。
 迎えるのは巻き起こる歓声と熱狂の渦。その中で2人もまた、見事予選通過を果たしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『メイド長と愉快なメイドたち』

POW   :    ミサデュ・ディ・スォンブリヨン
【骨製鎖斧や各メイドの持ち寄った調理器具】が命中した対象を切断する。
SPD   :    シルブプレ・アトンジ
非戦闘行為に没頭している間、自身の【メガネ】が【激しく光り】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ   :    メルヴェイユ・ヘヴェイユ
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【メイド流最強刺繍術で一般戦闘員メイド】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。

イラスト:暴れヌンチャク大乱闘

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 湧き上がる歓声の中、予選を勝ち抜いた猟兵達を、次のステージが迎える。

 それは、宙に浮かぶ巨大な足場だった。
 ちょうど人一人が乗れる大きさの六角形タイルが無数に集まって構成されており、一つ一つが数秒立っているだけで消滅してしまう。
 見た目以上に不安定な足場での落とし合い。それも、集団戦だ。

「あなたたちが決勝戦のお相手ですね」

 猟兵達が振り返れば……そこには、ずらりと並ぶメイドさんの集団が居た。
 歴戦の武装メイド集団『メイド長と愉快なメイドたち』。
 
「武装メイドの誇りにかけて。どうぞ、お手柔らかに」

 メイド長に倣い、全員がエプロンの裾を抓んで、楚々と頭を下げる。
 ……生真面目で頼りがいのある様子の彼女達が、何故この場に居るのか。
 深く考えてはいけないのかも知れない。そもそも深い理由など無いのかも知れない。なにせここはデビルキングワールドだ。
 それに、よしんば彼女達がドジっ子メイドの集まりだとしても、予選を突破して来た猛者である事は間違いないのだ。

 ステージの遥か下を見下ろせば、そこには鋭い剣山が聳え立っている。
 ――彼女達をオブリビオンの罠から救い出す為、猟兵達は、戦いの場へと踏み込んだ。
マティアス・エルンスト(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK

「……俺が前に出る。お前は俺を盾にしろ。」

一人称:俺
口調:寡黙で無機質。表情も一見無愛想で感情が読み取りづらいが仲間想い。
性格:知らない物事へ対する好奇心と知識欲が旺盛。自身を精密な電子機器と思っている様子。

戦法:【エネルギー充填】したアームドフォートによる【威圧】感たっぷりの【威嚇射撃】や【一斉発射】等、「攻撃は最大の防御」を体現した戦法を好む。
仮に間合いに踏み込まれても武装で【受け流し】、【鎧砕き】も狙って【カウンター】。

状況に合わせUCを何でも使用。
戦況等に照らし「適切・最善」と判断すれば他の存在からの指示や命令にも即応する。

他はお任せ。


川村・育代(サポート)
バーチャルキャラクターの悪霊×ゴーストキャプテン、12歳の女です。
普段の口調は「 年相応の少女口調(あたし、~くん、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には 慣れない敬語(あたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
普段は明るく元気な性格で年相応の考え方、行動をします。
戦闘では自分から積極的に攻撃するよりは呪詛で自爆させたり、同士討ちさせるなど、相手をおちょくるような戦い方を好みます。(Sっ気があるようです)
ユーベルコードは状況に応じて使用します。
エキストラ感覚であらゆる状況で使い倒して頂いて大丈夫です。
描写に関するタブーは一切ありません。


アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。



 むせかえるようなドーム内の熱気。広がる観客の叫喚。
 その中を、骨で出来た鎖斧や調理器具の数々が、ひゅんひゅんと音を立てて飛来する。
 武装メイド――『デスゲーム』の決勝戦の相手である一般悪魔――達の攻勢は、不安定な足場の上においても途切れる事は無い。
「二人とも、だいじょうぶ?」
 ぴょん、と。
 消える足場から次の足場に飛び移りつつ、川村・育代(模範的児童・f28016)が心配そうな表情で手前の二人に声を掛ける。
「ああ」
 そう答えたアス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)が両手で咆哮させるのは二挺のブラスター。
 矢継ぎ早に放たれる熱線の銃撃は、飛来する敵の武器を余裕をもって灼き落とし、隣のマティアス・エルンスト(人間見習い・f04055)の腰部に固定された、アームドフォートへのエネルギー充填を手助けする。
 そして時折マティアスが威嚇射撃を行えば、遠くでは派手な爆炎が幾度も上がる。
 湧き上がる声援。だがメイド達はひらりと躱し、なおも反撃を仕掛けていく。
 自然、猟兵達との間に形成されるのは猛烈な射撃戦。互いに足場を飛び移りつつも、一定の距離を保って互いに退かない。
「……厄介だな」
 言葉少なにマティアスが呟く。
 数は同数。だが射撃に集中しようにも足を止めてはいられない。
 消滅しかけた足場を蹴り、次の足場へ。そのタイミングを狙いアスは銃撃を行うが、メイド達も考える事は同じ。
 奪われる集中力。一歩見誤れば針山へ真っ逆さま。
 今の状況はまさに、互いの神経をすり減らすような膠着状態だ。
「……仕掛けるか」
 やられっ放しは性に合わん。そんなマティアスの言外の意図をアスは汲み取る。
「思いっきりやっちゃって。悪魔達はあたしが助けるよ」
 そんな二人に育代が微笑み、支援を約束すれば。
「……展開」
 マティアスの宣言と同時、アームドフォートが斉射された。
「!」
 先程とは桁外れの規模のフルパワー射撃。
 発生する爆風。その中を突っ切ってメイド達の前に姿を現したのは――崩壊した足場の破片を使った、マティアスの搭乗する巨大ロボであった。
 突然現れた前衛に浮き足立つメイド達。それでも応戦とばかりに振るわれる骨の斧や包丁を、左の巨腕が無理矢理叩き潰す。
 それに続くのは右拳の振り下ろし。間髪入れずにメイド達は飛び退くも、大きく揺れる足場の上で全員が体勢を崩した。
「今だね」
「ああ……かかったな」
 間違いなく仕掛けた方が有利と言えるマティアスの攻勢。
 強力な前衛の出現を前に、周囲を警戒する余裕を持てないメイド達に向けて、アスは易々と撃鉄を起こすと。
「撃ち貫け、イーグルショット!!」
「「「っ!?」」」
 がくり、と。
 体勢を立て直そうとした所で、全員が再度倒れ込む。
 アスが撃ち抜き破壊したのは靴。その支えとなる、踵のヒール部分であった。
 慌てて立ち上がるよりも一瞬早く……メイド達の足場は消滅。そのまま奈落の底へと落ちていく。
 だが次にメイド達が感じたのは、針山に身を貫かれる感覚ではなく――浮遊感。
「……」
 ふわふわと浮くメイド達の体。
 育代の霊力で生み出された巨大な手たちが、メイド達を串刺し寸前で掬い上げたのだ。
 足場から顔を出すようにして、ステージの底を猟兵が見下ろす。
「だいじょうぶ?」
 その中央で育代がメイド達ににっこりと笑みを向ければ、アスとマティアスも彼女の両脇で、悪魔達に怪我が無い事を確認する。
 三人が得た勝利は観客を沸かせ――決勝戦をさらに盛り上げていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ミュー・ティフィア(サポート)
困ってそうですね。少しお手伝いしましょうか?

口調 (私、あなた、呼び捨て、です、ます、でしょう、でしょうか?)

基本的に誰に対しても友好的です。

時々うん、と相槌をしたり、敬語はやや崩れちゃったりします。

好きなものは紅茶です。
余裕があったら飲みたいです。

なるべくなら助けられる人は助けます。
復興のお手伝いとかは積極的に頑張っちゃいます!
現地の人達との交流やケアもしていきたいです。

もちろんオブリビオンや悪人には容赦なしです!
相手次第では手加減するかもしれないですけど。

ユーベルコードやアイテムは何でも使います。

いかなる場合でも公序良俗に反する事には関わりません。

不明点や細かい部分はお任せします。



「――!」
 六角形の足場が消える寸前、ぴょんと次の足場に飛び移れば、そのたびに観客席からは歓声が上がる。
 だがその只中にあって、ミュー・ティフィア(絆の歌姫・f07712)は詠唱を絶やさない。
 激しく上下する彼女の視界の中央には、対戦相手である1人のメイドさん。同じく足場を飛び移りながら移動している。
 そして彼女の後ろにはもう1人のメイド。どうやら他の猟兵との戦いで気絶している所を操られ、数合わせにされているようだ。
 やがてメイドさんはミューの方へと気付くと、ぴょんぴょんと近づき始めた。
(「このままだと――!」)
 数の上では2対1。
 メイドさんは消える足場をミューの倍のスピードで消費出来る。
 散開するように動かれれば、やがて退路を断たれ……ミューは奈落の底へとリタイアしてしまうだろう。
(「――その前に動かないと」)
 当初ミューは味方の猟兵の支援役として競技に専念する予定だったが、急遽、目の前の2人を救うことに決めた。
 それに相手はデビルキングワールドの一般悪魔。なるべく傷付けたくないのであれば、詠唱半ばでこの技を放てることは良い手加減になる。
「この歌に私の全てを込めて……これが私達の光です……!」
 凛としたミューの歌声が反響すると同時、メイド達の視界が光に包まれる。
「!!」
 次の瞬間、ステージ外に向けて駆け抜けたのは、巨大な一本の光の波動だった。
「くっ……!」
 膨大な光エネルギーの奔流に呑まれる2人のメイドさん。ミューの紡いできた絆の力は数多。容易に脱出出来るものではない。
 踏ん張ることもままならず、メイドさん達は勢い良くステージ外へと吹き飛ばされた。
 その2人を追って――たん、とミューが足場を蹴る。
 ちゃり、と彼女の手で振りかぶられたのは、輝き目映い二本の細鎖だった。
 その名も『因果・アーティキュレーション』。攻撃にも使えるが、今のミューの今の目的はそれではない。
 オブリビオンの仕掛けた『死の罠』によって、今まさに命を奪われようとする2人を救出する事だ。
「――お願い、間に合って!」
 びゅん! と鋭い風切り音。体全体を使った渾身の投擲。
 ミューの願いを聞き届けたかの如く鎖は何処までも伸び――今まさにステージ底の針山に貫かれようとする2人のメイドさんを、金属音と共に絡め取った。
「……!?」
「良かった……」
 驚いた様子を見せるメイドさんと、まだ操られ目を回しているメイドさん。宙にぶら下がった2人の無事を確認し、ミューはほっと息をつく。
 そして司会席から2人のメイドさんのリタイアが宣言されるのと同時――ミューの一連の救出劇を前に、観客席からは喝采が上がるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。



 戦いも佳境に近づいた頃、ステージの上を跳ねていく一人の猫人の動きに、観客席が大きく沸いた。
「『風雲デビル城』! 覚悟はしていたけど、ミーヤにとってはそんな御大層なものじゃないのにゃ!」
 しなやかで余裕を持った跳躍で足場を飛び移っていくのは、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)。
 軽快なステップを続けつつも、楽しげな表情を絶やさない。純粋に競技を楽しんでいる彼女の様子は、まさに可愛らしい猫のようだった。
 もしもこの番組が普通のバラエティ番組であったなら、ミーヤは文句なしに優勝候補であっただろう。
 だがこれは魔界のデスゲーム。その主催は悪のオブリビオンであり、一般参加者は猟兵に匹敵する実力を誇る猛者ばかりだ。
 そしてその猛者の一人が、ミーヤの視界に入る。
「……」
 悪魔のメイドさん。ミーヤと同じく、消える足場を次々と飛び移っている。
 こちらに気付いていない。だがその代わり、競技に没頭しているようだ。
 激しく輝く眼鏡は足元に落とされ、周囲には張り詰めた空気が漲っている。
 そんな彼女に対し、ミーヤは。
「お~い!」
 持ち前の脚力でジャンプの幅を大きく広げ、連続ステップで追いつくと――その肩を、ぽんっと叩いた。
「!」
「せっかくのバラエティ出演、気楽に楽しもうにゃ☆」
 彼女達のユーベルコード、シルブプレ・アトンジは強力だが、効果が続くのは非戦闘行為に没頭している間のみ。
 集中を断ち切られれば即解除。それを偶然ミーヤは、気持ちのチャンネルを通じて成功させてしまった。
「……」
 集中状態から不意に引き戻され、ぽかんと目を見開くメイドさん。
 ミーヤの心底からの明るさを前に、一般悪魔達の御多分に漏れず善良な彼女が抗える筈も無く。
(「……あれ? これって、イケるんじゃにゃいか?」)
 今更ながら気付くミーヤ。だがこれは紛れも無くチャンス。目の前のメイドさんをオブリビオンの魔の手から守るため、迷うことなく行動に移す。
 ぞわり、と。
 ミーヤの茶色い毛が一気に逆立ち、その雰囲気が一変する。
 そして同時に会場に響き渡ったのは――咆哮だった。
 その響きは低められた猫の唸り声のようだったが、まるでライオンの吼え声のような威を伴ってもいる。
「あっ!」
 叫ぶ間もなく消滅する足場。至近距離でミーヤの咆哮を受けたメイドさんは、奈落へと真っ逆さまに落ちていく。
 だがその体が剣山に貫かれる寸前で、落下するメイドさんを何かが掴み止めた。
「見たかにゃ! これがガジェットショータイムの力だにゃ☆」
 ミーヤが構えたガジェット。その砲口から伸びていたのは長いアタッチメントと、その先端にある巨大なマジックハンドだった。
「……」
 そんなミーヤの救出劇にドームが再び沸き返る。
 空中でぶらぶらと揺れ、虚脱の表情を浮かべたメイドさんを見下ろしながら、にぱっとした笑顔をミーヤは送るのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎



「あなたの部下は全員リタイアしたわよ。降参したら?」
「そうですか」
 猟兵とメイド軍団との間で行われる決勝戦。
 その最後の一人となって熾烈なデスマッチを繰り広げるのは、メイド長と、ラムダ・ツァオ(影・f00001)であった。
「やりますね」
「あなたたちもね」
 跳躍するや空中で互いにタックル。かと思えば大きく距離を取り、相手の足場を減らしにかかる。
 互いに丸メガネの下から様子を窺いながら、ラムダとメイド長は、相手を奈落に叩き落とすべくデッドヒートを繰り返していた。
 そして時折メイドさんのメガネは激しい輝きを見せている。彼女が競技に没頭している証拠であり、同時にこれこそが彼女達が決勝戦まで勝ち残れた所以でもあった。
 だがラムダの黒い外套とサングラスは体の動きと視線を容易には読ませない。それだけではなく、彼女自身の身のこなしと観察眼も並では無い。相手の死角に入りつつ、臨機応変に移動を繰り返す事で渡り合う。
 相手の進行方向に穴を開け、分断――そんな熾烈な読み合いの合間を縫って、ラムダが相手に声を掛けた。
「だいたいあなたたち、メイドでしょ。仕事着来てるんなら、お仕事しなさいよ」
「私どもの主人はもう居ません。ですが法に従い悪事に励む私どもに、幾度もお目こぼしを頂いた寛大なお方でした」
「へぇ、魔王か何か?」
「はい。いつかあのお方に匹敵する方に仕える日まで、私達はそれまで通りの生活を続けると誓ったのです」
「ふぅん、じゃあ――」
 それを聞き、悪戯っぽい笑顔を浮かべたラムダは――それまで体を覆っていた黒い外套を、勢い良く脱ぎ捨てた。
 途端にそれまで冷静だったメイド長の瞳が、あらんばかりに見開かれる。
「こういうのはどう?」
 ラムダがいつの間にか纏っていたのは、デモニックローブ。
 魔界の力ある魔王達がこぞって身に付ける、悪の威厳と重厚さを備えた長衣であった。
「そ、それは……」
 威厳に溢れた様子を見せながら、つかつかと歩み寄るラムダ。それに対してメイド長は、畏れ多さにガクガクと足を震わせたまま棒立ちしている。
 元来悪魔達は良い子過ぎる種族。主に使える事を至上とする彼女に対し、主の衣装を纏って協議を挑むラムダの判断は、この上なく効果的なものだった。
「!」
 す、と。
 メイド長の足元で足場が消え去り――落下を開始。
 あっけない幕切れ。この瞬間、猟兵達の勝利が確定した。
 だが彼女の体が完全にステージの底へと消える寸前で、たん、とラムダが地面を蹴る。
 そのままメイド長の体にタックルし……倒れ込むと同時に、自身の体をクッションにした。
 消滅を止めたステージに、ごろん、と転がる二人。水を打ったかのような静けさを破り、続いて、ドーム内に爆発するかのような歓声が上がる。
「大丈夫?」
「ま、魔王様……?」
「違う違う……」
 放心気味に呟くメイド長に苦笑しつつも、ラムダは彼女の外れかけたメガネを、優しく掛け直してあげるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『デビルプレゼンター・ハデスギ』

POW   :    悪魔的スポーツバラエティ…!
戦場全体に、【高難易度の広大なアスレチックステージ】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD   :    悪魔的トークバラエティ…!
200G(万円)相当の【ギャランティー】をx個消費し、ランダムな強さ・外見を持つ【魔界業界人】族の【アイドル・芸人・歌手・大御所俳優】をx体召喚する。
WIZ   :    悪魔的クイズバラエティ…!
【不正解だと厳しい罰ゲームを喰らうクイズ】を放ち、命中した敵を【時間制限による焦りと緊張感によるパニック】に包み継続ダメージを与える。自身が【クイズの解答を熟知】していると威力アップ。

イラスト:墨柴

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は仇死原・アンナです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 死の罠からメイドさん達を救い出し、決勝戦を制した猟兵達。
 そんな彼等の背中から、だしぬけに大声が響いた。
『レディース・エンド・ジェントルメーン!! 皆様、お立合い下さい。これより新たなチャンピオンが誕生するかも知れません!!』
 我に返り、振り返った猟兵達の目前には、マイクを持った一人の男性が居た。
 自己主張の強い赤スーツ。角の生えた青い肌。
 確かに悪魔ではあるが、その特徴は既に聞き及んでいた『デビルプレゼンター・ハデスギ』のものと一致する。
『今、彼等はデスマッチチャンピオンとの挑戦権を手にする事が出来ました!! そのチャンピオンとは――私です!!』
 沸き返る会場の空気。観客席の悪魔達はこれをショーだと思っているに違いないが、実の所それは違う。これはオブリビオンが番組の体裁を保ちつつも、人知れず一般悪魔達を始末する為の最後の罠、だった。
 その目的が達せられなくなった今、ハデスギの野望は潰えたと言って良い。にも拘らず猟兵達に牙を向ける理由はただ一つ。『お前を殺す』の一念に他ならない事は、その血走った目からも容易に察することが出来る。
『運命の女神はどちらに微笑むのか!? レディ―――――――、ファイッ!!!』
 漣の如く反響する悪魔達の歓声の中、デビルキングワールドの運命を掛けた戦いが、今、始まる――。
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。

悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。

 ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


架空・春沙(サポート)
『断罪します』
人狼の女性
ピンク掛かった銀髪と同色の狼耳・狼尻尾、緋色の瞳
スタイルが良い
服装:ぴっちりスーツ
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
罪有る者には「冷徹(私、あなた、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

・性格
通常は明るく人懐っこい女性ですが
罪有る者に対しては冷徹に、処刑人として断罪しようとします

・戦闘
大鎌「断罪の緋鎌」を振るって戦います

ユーベルコードはどれでもいい感じで使います


あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


石森・ユリ(サポート)
「たとえ私がどうなったとしても、必ず勝利を掴みます」
味方のために動き、敵を倒すことを目的に動きます。
敵を倒すためならば、また味方を守るためならば、犠牲は厭いません。
そのため肉を切らせて骨を断つ戦法を好みます。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせで、よろしくおねがいします。



『悪魔的スポーツバラエティ……!』
「!」
「うおお!?」
 遂に姿を現したオブリビオン『デビルプレゼンター・ハデスギ』に向けて一直線に向かっていた架空・春沙(緋の断罪・f03663)と陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)は、急速に地面からせりあがる木の壁に進路を阻まれる。
「これは……アスレチック!?」
 驚く二人に追いついた石森・ユリ(強化人間のスーパーヒーロー・f27532)の言う通り、それはアスレチックステージであった。
 おおまかなルートはあるのだが、視界を塞ぐように吊り橋や肋木など様々な器具が並べられており、その上起伏に富んでいる。
 明らかに高難易度。その広さは会場を埋め尽くすほどに広大だ。
 これではそう簡単にハデスギを発見することは出来ないだろう。だがこのような事で意気阻喪する猟兵達ではない。特に処刑人としてのスイッチが入っている春沙はそうだ。
 そして柳火も同様に自分なりの正義感を持っている。善良な一般悪魔を殺害するなど、許せる筈もない。
「小賢しいですね……まぁ良いでしょう。あの男を断罪する為なら、何処までも追いかけますよ」
「ああ、所詮はアスレチックだ! こんな子供騙し、乗り越えて行けば良いんだよ!」
 目の前の水上吊り橋に向けて春沙と柳火が駆け出したかと思えば、あっと言う間に踏破し、迷路の奥へと消えていく。高難度を謳うだけあって足元は極めて不安定な筈なのだが、それでも二人は凄まじい走破能力を見せる。
(「――さて」)
 残されたユリの周囲を、金色のオーラが静かに取り巻き始める。
 スーパー・ジャスティス――かつてユリが強く追い求めたこの力は、シンプルにして強力。
(「それでは私は皆さんを導きましょう」)
 ふわり、と舞い上がるユリの体。すぐさまその背の大きなマントを翻し、彼女は一旦上空へと消えていくのだった。


 黄金の輝きが空を駆け、そこから凛とした鋭い声が降って来る。
「こっちです!」
『何だと!? もう見つかったのか!!』
 ユリの飛行能力の前には、広大なアスレチックバラエティなど小さな庭に等しい。彼女は上空から俯瞰する事で、ステージを逃げ回るオブリビオンを、絶えず視界に捉え続けていた。
 そしてユリの案内に従い、二つの人影が肋木の最上段から落下してくる。
 春沙と柳火だ。
 逃走を図るべく水上ターザンロープに飛びつくハデスギ。だがちょうど彼が出発した瞬間に、春沙が手元の緋鎌を横薙ぎした。
「懺悔は――死んでからどうぞ」
『うおお!?』
 駆け抜けた鋭い緋閃は遠く離れたロープを断ち、ハデスギの体を背中から着水させた。
「柳火さん、大丈夫ですか?」
「ああ、軽く擦り剝いちまってな」
 ぶわり、と舞い降りるユリ。その傍にしゃがみ込む柳火の膝には赤い擦り傷が滲んでいる。極めて高難度のアスレチックを舞台にした追走撃。決して一筋縄ではいかなかったのだ。
「だが……好都合だ!」
 ひたり、と柳火が患部に名刀『マタタビ丸』を当てるや否や、その鉄の刀身が禍々しい形へと変貌を遂げ始める。
 殺戮捕食形態――殺傷力を増した得物を手に駆け出す柳火に続き、拳を固めたユリが続く。
 溺れるハデスギに向けて殺到する二人に、大鎌を構えた春沙が合流。
 ざん、と上がる派手な水飛沫。三人に深い傷を刻み込まれるオブリビオン。
 この瞬間、彼の自慢のアスレチック迷路は、その有効性を実質的に失ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「これは凄いねー」
 戦場に駆け付けた四王天・焔(妖の薔薇・f04438)を迎えたのは、人だかりだった。
『見たか、これが悪魔的トークバラエティ……!』
 その人だかりの奥の司会席では『デビルプレゼンター・ハデスギ』が揉まれている。彼がこの場に召喚したのは、魔界の業界人であった。
「お、新入りか?」
「あら可愛い。お嬢ちゃん、幾つ?」
「ねーねーお姉ちゃん、あそんでー」
 アイドル、芸人、歌手、大御所俳優。職業も外見も、種族までも様々だが、それは問題ではない。
 厄介なのは、彼等一人一人にオブリビオンが200G(万円)相当のギャランティーを支払っていた事だ。
 焔の目から見ても彼等の実力には大きく差があるのがわかる。その中には金額相応の強者も紛れているに違いない。
 彼等と敵対する事を考えれば、迂闊に一掃する事が出来ないのだ。
「何その槍、かっこいー」
「ワルかっこいー」
「もう、邪魔だなー。あっち行ってよ」
 ブギーモンスター達におしくらまんじゅうされながらも……焔は倒れる事無くその目を閉じる。
 ぎゅむぎゅむされる焔を守るように抱き支えていたのは、いつの間にか側に姿を現した彼女の姉、四王天・燦であった。
(「……ありがとう」)
 着物越しに伝わる暖かさと、狐毛の暖かな感触が、焔の精神を落ち着かせる。
 やがて10秒の集中を終えた時、焔の手には一組の焔の弓矢があった。
 手にした圧倒的な妖力を、二人掛かりで引き絞る。
「御狐・焔の狐火をもって破魔の一矢と成せ」
「絶対外さない――いっくよー!」
 刹那駆け抜けたのは、聖なる灼熱の一矢。
『何っ!?』
 それは人だかりの間から顔を出していたハデスギを追尾し――彼の座っていた司会席へと着弾した。
 ぼんっ、と音を立てて炎上する司会席。浄化の力を備えた炎に巻かれ、オブリビオンが悲鳴を上げる。
「よしっ」
 スーツを焦がされ、転げ回る彼の様子を見届けた焔は、思わずガッツポーズ。
 そして、消費した妖力を回復するように、大きく深呼吸するのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

斯波・嵩矩(サポート)
『俺の演奏と歌で、きみを支援するよ』
『大丈夫、安心して』

神将の陰陽師×仙人、21歳の男
口調は 【肯】終焉の現(俺、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな?)

銀雨時代の大切な想い出を弾き語り、歌い、誰かに覚えていてほしいと願うギタリスト
好きな音楽ジャンルはロック、ヒップホップ、ジャズ、ポップス、ゲーム音楽

戦闘時は演奏や歌唱による他者支援&回復役として戦線維持に努めるよ
状況に応じて習得済み全技能から任意のものを自由に使うね

UCは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動するよ
他猟兵さんに迷惑をかける行為はしない
依頼成功のためでも、公序良俗に反する行動もしない

あとはお任せ
宜しくね



「わ」
 ドームの中央に降り立った斯波・嵩矩(永劫回帰・f36437)は、思わずそんな呟きを漏らす。
「あら、ミュージシャンさん?」
「ギター持ってる!」
「どんなジャンルー?」
 嵩矩と、その手に持つ『Realize Memory model[sky]』に興味を惹かれた悪魔達が、わらわらと周囲に集まって来たのだ。
「え、えっと、ロックとかジャズとか、かな」
「「「すごーい!」」」
「聞かせて聞かせてー」
 陽気な悪魔達。その数は多い。
 優しい嵩矩は追い払うことも出来ず、群がる悪魔達に応対しようとする。
 そんな彼等の隙間では、時折、派手な赤いスーツ姿の悪魔が見え隠れしていた。
『ククク……これぞ、悪魔的トークバラエティ……!』
 彼こそがデビルプレゼンター・ハデスギ。この『デスゲーム』の主催者であり、同時に魔界業界人達をこの場に呼び寄せた張本人である。
(「せめて近づくことが出来れば良いんだけど」)
 嵩矩の周囲に集まったのは、善良な一般悪魔ではなくオブリビオンの召喚獣だ。倒すことに躊躇いがあるわけではない。
 だが嵩矩の目から見ても、悪魔達の実力には大きな差がある。中にはギャランティー相応の実力者も居るだろう。
 彼等の動きを封じつつ、オブリビオンに一撃入れることが出来れば。
「よし」
 ぽろん。嵩矩が弦を鳴らせば、拡がる音が落ちて来た一滴の雨粒を震わす。
「――目覚めろ神鳴。世界を晴らせ」
 たちまち降り注ぎ始めたのは、輝く銀色の雨。かの世界を覆う世界の理であった。
 美しい現象を見上げ、思わず悪魔達が溜息を漏らした。
 瞬間。
「うわ!」
「何々!?」
 雷鳴。
 ステージに降り注ぐのは万色の奔雷。
 無数の光条と稲光を前に悪魔達はたちまち混乱に陥り、逃げようとするハデスギを突き飛ばす。
『うおお!?』
 倒れ込んだところに桃色の稲妻が直撃。その体を赤いスーツごと焼き焦がす。
 混乱の中、それを見届けた嵩矩は、降り注ぐ優しい雨の向こうへと姿を消し――ステージからの退場を果たしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

伊藤・毅(サポート)
『エネミータリホー、ドラゴン01、エンゲージ』
 普段の口調は「真面目(自分、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、戦闘中は「無口(自分、呼び捨て、言い捨て)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、基本的に生身では戦闘を行いません。
空中戦をメインに戦い、航空爆撃や戦術偵察で地上の味方を助けます
依頼の達成を最優先とし、戦闘機パイロットとしての行動規範を根底に行動します
そのほか、キャラクターを壊しすぎない範囲でお願いします



「エネミータリホー、ドラゴン01、エンゲージ」
 デビルキングワールドの『デスゲーム』会場。そのドームの上空に、忽然と現れた機影。
 それこそは、伊藤・毅(Nemo・f06702)の駆る、戦闘爆撃機『JSFライトニング』である。
 カラースモークの尾を引きながら機体がぐんぐんと目的地へと迫れば、それをパフォーマンスの一環と勘違いした観客席の一般悪魔達が沸き返る。
 そんな彼等の喧騒を他所に、毅がコクピットの窓越しに大きくなっていくステージ上に目を凝らせば、そこには人だかりが出来ていた。
「……センサーシステム、起動」
 急ぎレーダーを起動させれば、モニターにはわらわらと歩き回る悪魔達の姿が映り込む。
 毅はその中に、一人の赤いスーツ姿の悪魔の姿を認めた。『デビルプレゼンター・ハデスギ』。周囲の魔界芸能人達は、彼が呼び寄せたのだった。
 本来であれば、ハデスギの姿は人込みに紛れ、狙いを定める事もままならない。だが空中から俯瞰する事を常とする毅からすれば、それは極めて容易だ。
 機体を制御しつつ、毅はトランシーバー越しに指示を出す。
「ドラゴン01より各機、編隊長指示の目標に集中攻撃」
 彼の機体の周囲に、4機の航空爆撃機が現れる。
 編隊戦闘――友軍とフォーメーションを組んだまま高速で接近。毅が操縦桿のボタンを押せば、同時に全ての機体から一斉にスマートボムが発射された。
『!?』
 瞠目するハデスギに向けてミサイルの弾道が集中し――立て続けに爆発が上がる。
「目標、撃破確認。これより帰還します」
 レーダーの反応消失を確認した毅は、淡々と機体を旋回させて帰路に就く。
 五色のスモークを空に残して飛び去る毅と彼の部隊。その背では、真相を知らない悪魔達の喝采がいつまでも響いていた。
 そう。猟兵達の尽力によって、『デビルプレゼンター・ハデスギ』の壮大な野望は、ひとまず葬り去る事が出来たのだった――。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年04月02日


挿絵イラスト