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占い少女を狙うボム娘

#シルバーレイン #【Q】 #ナンバード化オブリビオン #眞由璃の子守歌

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#シルバーレイン
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#【Q】
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#ナンバード化オブリビオン
#眞由璃の子守歌


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「では、占いますね」
 学生でもある美羽羅は、よく、放課後の時間を使って、少しお小遣いを稼いでいた。
「まあ、こんなカードが出て来るなんて……大丈夫、そのままあなたの決めた道を歩んでいけば問題ありませんよ。カードもあなたの未来を後押ししてくれていますし、大丈夫ですよ」
 美羽羅はそういって、笑顔を見せる。目の前のお客さんでもある生徒は。
「ありがとう!! お陰で勇気が出たわ!!」
 嬉しそうな笑みを浮かべて、すぐに教室を出て行ってしまった。
「よかったです。また人を笑顔にできました」
 美羽羅はこうして、タロットカードを使って、たくさんの生徒達を導いていた。
 得たお小遣いは、貧しい自分の家の家計の足しにしている。
 それがなによりも嬉しいことであった。

 ――そんなささやかな幸せも、あっという間に崩れ去っていく。

「ねえねえ、美羽羅ちゃんってキミのこと? 君、占いするんだってね?」
 彼女は制服ではなく、可愛らしいドレスを身に纏っていた。それだけでなく、猫耳にしっぽもつけているらしい。
「はい、1回につき、1000円いただきます」
「はーい、これどうぞ。でも、それだけじゃないんだ♪」
 可愛らしい少女は、美羽羅の前に、どんと何かを置いた。
「これ……は……!?」
 カチコチと音を響かせるのは。
「あなたにプレゼント。……出来立ての爆弾。どんな風に爆発するかな? かな?」
 その少女……いや、ボム娘こと、シリアルエクスペリメンツは、彼女に恐ろしい爆弾を手渡したのだった。

「というわけで、皆様にはシルバーレインの世界へと向かっていただきたいのです」
 そう告げるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「学校で占いをしている美羽羅様の前に、胸元に数字の刻印を刻まれた、『ナンバード化オブリビオン』が現れました。この刻印はオブリビオンに膨大な力をもたらしますが、時間経過で数字が減り、0になると死んでしまいます。そのため、そのナンバード化したオブリビオン……シリアルエクスペリメンツは、焦っています」
「もしかして……美羽羅って子は……」
「ええ、能力者として目覚めたばかりの少女です。その力を狙ってきているようですね」
 その少女を食べれば生き永らえるので、オブリビオンは狙ってきているらしい。
「皆様には、オブリビオンが訪れる前に、美羽羅様のいる教室へ向かい、占いをしていただいてください。その間に皆様は美羽羅様の護衛をお願いしますわ」
 またリズの話によると、オブリビオンは、ナンバードの力を使って、妖狐のオブリビオンも呼び出すらしい。それを蹴散らしてから、シリアルエクスペリメンツを倒すことになるという。
「実はこの情報を最初に知らせてくれたのは、あの土蜘蛛の女王、国見・眞由璃様なのです。彼女も今回の依頼に協力してくれるそうです」
 主に雑魚戦を担ってくれる予定だが、猟兵の指示に従って助力を申し出てくれたようだ。何かあれば、彼女に助力を願うことも可能なようだ。
「とにかく、能力者に目覚めた美羽羅様を守り、オブリビオンを倒してきてくださいませ」
 そういって、リズは猟兵達へと丁寧に頭を下げたのだった。


柚葵チハヤ
 どうも、こんにちは。柚葵チハヤです。
 今回はシリーズの2本目。前回出会った国見・眞由璃(と、その子供である蜘蛛童)が協力してくれます。
 また、このシナリオでは、彼らとの友好を深めることも可能です。
 ですが、今回のシナリオの目的である、美羽羅を守り、ナンバードオブリビオンを倒すこともお忘れなく。
 今回のシナリオでは、美羽羅と眞由璃に対するプレイングには、ボーナスが加わります。
 もしよければ、狙ってみてください。

 1章では、現地に前乗りして、現場の美羽羅に占いをしてもらえます。好きなように占いをしてもらってくださいね。
 2章では、雑魚戦。シリアルエクスペリメンツが呼び出した大量のオブリビオンを退治することになります。
 3章では、いよいよボスのシリアルエクスペリメンツとの決戦となります。

 それと、バトルでの注意点です。一応、眞由璃も気を付けていますが、眞由璃が死ねば、維持している町が制御しきれない蜘蛛童によって、蹂躙されてしまいます。また、子供である蜘蛛童達が死んでしまうと眞由璃が暴走するかもしれません。こちらも注意してご参加ください。

 また複数で参加する場合は、お相手の方の名前やID、グループ名もお忘れなく。
 皆さんの熱いプレイング、お待ちしていますね!!
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第1章 日常 『流行りの占い』

POW   :    自分が望む結果を強引に引き寄せる

SPD   :    科学的に占いの真偽を考察する

WIZ   :    占いは占いとして純粋に楽しむ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 先にこの教室にやってきたのは、国見・眞由璃だ。まだ、数人占い目当ての学生たちがたむろしている。
「流石にあの子達をここに連れては来れないから……」
 眞由璃は、屋上に置いてきた蜘蛛童のことが気になっている様子。
 いや、それだけじゃないようだ。
「それに、占いも楽しそうね……」
 少女に占いをしてもらう分のお金は持ってきている。
「子供達との相性とか、未来の事……聞いてみようかしらね」
 ふふっと、楽しそうにしている。
 どうやら、件のオブリビオンは、占い少女が一人になるのを待っているようだ。今なら占いをしてもらうことはもちろん、眞由璃とも話ができるかもしれない。
 どうするかは……やってきた猟兵次第。


※マスターより
 というわけで、占いコーナーです! 選択肢は無視していただいて問題ありません。ですが、占ってもらったり、眞由璃とお話したりすることが可能となっています。まだオブリビオンは来ていません。
 今のうちに敵を向かい討つ方法を講じるのもいいでしょう。
 皆さんの好きなように、プレイング、お待ちしていますね!
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん

眞由璃殿とは初めましてなんですがー。今はお互いの顔を覚える程度でー。

まあ、せっかくですしー。占ってもらいますかー。よろしくお願いしますねー。
あ、不思議がられたら『教師』とでもー。
…ええ、仲の良い友がいましてー。その友たちとの未来をねー。

まあ、不思議なカードの出方しそうな気はしますがー。
『そばにいる』『いつでも一緒』『(悪霊としての)生と(オブリビオンへの)恨み、続く限り』とかねー。
あと、『海の生き物(陰海月)』『幻獣(霹靂)』とかね?

いいえ、それでよいのですよねー。ふふ、その占いは、決して間違ってないのですからー。



 最初にこの教室にやってきたのは、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)だった。
「えっ!? 男の人!?」
 学生のみを主にしていた美羽羅は、思わずかけていた眼鏡を落としそうになっていた。
「ああ、しがない臨時教師ですよ。あっと、このことを咎めるために来たのではないんです」
 私も占いをしてもらいにきたのですよーとのほほんと笑みを浮かべた。
 そのやり取りを少し離れたところで見ていた眞由璃と、義透は視線を交わしたが、ぺこりと挨拶をするのみに留まった。どうやら、義透が猟兵だと気づいたようで、眞由璃もぺこりと頭を下げてくれた。それを義透は瞳を細めて喜んでいると。
「そ、それじゃあ、先に占いますね。えっと、先生だからって、無料でやるつもりはありませんので……」
「ええ、ええ。いいですよ。お願いします」
 千円札を渡して、義透は美羽羅の前の席に座った。
「それで……何を占えばいいんですか?」
 美羽羅の問いに穏やかな様子で、義透は答えた。
「……ええ、仲の良い友がいましてー。その友たちとの未来をねー」
「では、占いますね」
 机の上に数枚のタロットが展開されていく。
「え? 側にいる? いつでも一緒? ……それに、生と恨み、続く限り……最後に幻獣!?」
 そう呟きながら困惑する美羽羅に思わず、笑みがこぼれてしまう。
 どうやら、美羽羅の腕は的確なようだ。予想通りの結果が出てくれた様子。
「いいえ、それでよいのですよねー。ふふ、その占いは、決して間違ってないのですからー」
「間違ってない……んですか?」
「ええ、良い結果をありがとうございます」
 義透は、そう笑顔で席を立ち、後ろにいる次の者へと席を促したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・フェアリィハート
アドリブや絡み等歓迎です

美羽羅さんが
狙われてるなんて…

…それに…
眞由璃さん…

美羽羅さんと眞由璃さんに
ご挨拶
先ず
眞由璃さんとお話を

『美羽羅さん、眞由璃さん、こんにちわ――眞由璃さん…貴女にお詫びをしたかったです…以前、別の場で貴女との交渉で…貴女と決裂して…戦う事になってしまって…私は、出来れば…眞由璃さん・蜘蛛童さん達とも共存していきたい考えです…でも、あの時は、猟兵として戦うしかなくて……でも、こうして…眞由璃さんが、私達猟兵に、ご協力して下さって…有難うございます…そして、ごめんなさい…』

その後
美羽羅さんに
占って貰います

『眞由璃さん、折角ですから、占って貰いませんか…?』

結果はお任せします



「美羽羅さんが狙われてるなんて……それに……眞由璃さん……」
 どうやら、教室内にいる二人の事で思い詰めている様子のアリス・フェアリィハート(不思議の国の天司姫アリス・f01939)も、扉を開けて、教室へと入ってきた。
 ぺこりと占い師の美羽羅へと挨拶をすますと、そのまま、眞由璃のところへやってきた。
「眞由璃さん、こんにちわ――眞由璃さん……貴女にお詫びをしたかったです……」
「私に、お詫び?」
 アリスの言葉に眞由璃は僅かに首を傾けた。
「以前、別の場で貴女との交渉で……貴女と決裂して……戦う事になってしまって……私は、出来れば……眞由璃さん・蜘蛛童さん達とも共存していきたい考えです……でも、あの時は、猟兵として戦うしかなくて……でも、こうして……眞由璃さんが、私達猟兵に、ご協力して下さって……有難うございます……そして、ごめんなさい……」
 そう言って頭を下げると。
「あなたが謝る必要はないわ。それは私ではないもの」
 眞由璃の言葉に驚くのは、アリスだった。
「銀誓館学園の方々から聞いているわ。他にも協力している『私』がいて、倒された存在もいると……でもそれだけですね」
 そのことについては、特に気にしていないらしい。
「私は今、こうして、皆さんの協力をしながら共存している。私は得られた生を精一杯生きようとしています。あの子達のためにも」
 そういって、天井を……その屋上にいる蜘蛛童を見つめた。
「ほら、あなたの番よ」
 眞由璃に促されて、アリスはそのまま、占いの席に着く。だが。
「眞由璃さん、折角ですから、占って貰いませんか……?」
「私の番はまだだけど……」
 そう言い淀む眞由璃に美羽羅は言う。
「いいですよ、先にあなた、そして次にあなたのことを占いますね」
 美羽羅に促されて、アリスの隣に新しい席が設けられる。
 最初に占うのは、アリス。
「深く気に病むことはないと出ていますね。過去、とても傷つき深く悩んでおられたと出ています。ですが……それもすぐに解決すると出ています。あなたの進む道をそのまま進んでくださいって出ています」
 そして、次に眞由璃だ。
「そうですね……とても困難な、不安定な位置に出ています。周りの環境に影響されるようですが……あなたが良いことを続ければ、願いは叶うって出ていますね」
「まあ……そうですか。嬉しいわ」
 そう告げ、笑みを浮かべる眞由璃に、アリスも釣られて笑みを浮かべたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

穂村・耶子
占いか……
僕の生き別れの家族の場所とか、もしかして分かるかも!

とりあえず、占いは占いで楽しむよ
バラバラになった家族も、全部で40人以上だから、誰かの居場所がどの辺なのか、なんとな~く分かれば儲け物くらいで
「待ち人、来れど遅し……って感じかな?

占いが終わったら、今度はお返しに僕が君を占ってあげるね
こう見えても実家は神社だったから、八卦占いのやり方は知っているよ
「う~ん……これはちょっと、よくない暗示かも。知らない人から物をもらうと、トラブルの元になるから注意してね。

それとなく促し、その後は物陰から状況を見はります



「占いか……僕の生き別れの家族の場所とか、もしかして分かるかも!」
 次に美羽羅に占ってもらうのは、穂村・耶子(甘党残念剣士・f35497)だ。
「生き別れの家族……が、頑張って占いますね!!」
「あ、そんなに気負わなくてもいいよ。バラバラになった家族も、全部で40人以上だから、誰かの居場所がどの辺なのか、なんとな~く分かれば儲け物くらいで」
 それでも、美羽羅は気合を入れて、念じながら、占いを始めた。
 しかし、結果は美羽羅の気持ちとは違う結果になった様子。少し落胆するかのような表情を見せたが、すぐに笑顔を見せた。
「えっと……やっぱり、すぐに見つけられるところにはいないようです。でも、根気よく探せば、見つかるという暗示が出ています。それと……意外と近い場所にいるとも出ていますので、その、思い当たる場所があれば、そちらに出かけてみるのも良いかと思います。その……見つかることを祈っています」
 必死になってそう励ましてくれる美羽羅に耶子はなんだか、少しくすぐったい気持ちになった。それに、結果もそう悪いものではないように感じられる。
「占いありがとう。なんだか、とっても勇気をもらったよ。そうだ! ……今度はお返しに僕が君を占ってあげるね。こう見えても実家は神社だったから、八卦占いのやり方は知っているよ」
「えっ! ええっ!?」
 驚きながらも、美羽羅は嬉しそうに耶子の占いをうけることに決めたようだ。
 滅多にない機会に美羽羅の目はキラキラ輝いている。きっと美羽羅も占い好きなのだろう。
「う~ん……これはちょっと、よくない暗示かも。知らない人から物をもらうと、トラブルの元になるから注意してね」
「はい、わかりました!」
 耶子に言われたことを何度も暗唱しながら、覚え込む姿に思わず笑みがこぼれる。
「今回はありがとうね」
 そういって、耶子は教室の後ろの方へと移動し、敵が来るのに備える。
「絶対にそうはさせないんだから……」

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴乃宮・影華
とりあえず指定UC起動
蟲達に周辺地形の情報を集めてもらい
敵と戦うのに良さげな場所の選定をしときましょう
報告待ちの間は
せっかくだから占いしてもらいます
銀誓館学園制服を着て来たので、噂を聞きつけてきた他校の生徒で行けるでしょう……ね?(←若干の圧)

内容は……

最近バイト先で、今はシングルマザーやってる先輩(国見・眞由璃)と会ったんですが
今後時々シフトが同じになる(共闘)事があるかも、って
「気まずいんです。私と仲間(銀誓館)は以前、あの方にヒドイ事をしたから」
彼女は仕返しよりも子育てに集中したい、と言ってくださったんですが
「私達、うまくやっていけるでしょうか――それを占って下さい」



 現地に到着した鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)は、校舎の外でとりあえず。
「彼の力を以て世界に請う――来て、私の仲間達!」
 黒燐弾・特務群(イマジンカンパニー・イレギュラーズ)を発動させ、不可視の無音飛翔を行う黒燐蟲達を召喚した。蟲達に周辺地形の情報を集めてもらい、敵と戦うのに良さげな場所の選定をしてもらうためだ。
 報告が届くまでは、占いをしてもらおう……そう思った影華は、予め銀誓館学園制服を着て、教室の中へと入っていく。
「いらっしゃいませ。何を占いましょう?」
 影華の噂を聞きつけてきた他校の生徒で行けるでしょう……という圧に、ちょっとびくびくしながらも、美羽羅は影華に問いかける。
 待ってましたと言わんばかりに、影華は。
「最近バイト先で、今はシングルマザーやってる先輩と会ったんですが、今後時々シフトが同じになる事があるかも、って」
 それはいろいろとオブラートに包んで……眞由璃との関係を相談するものだ。
「ちょっと気まずいんです。私と仲間は以前、あの方にヒドイ事をしたから……」
「そうなんですか?」
 そうは見えない気がしますがと告げる美羽羅に影華は続ける。
「彼女は仕返しよりも子育てに集中したい、と言ってくださったんですが、私達、うまくやっていけるでしょうか――それを占って下さい」
 まさか自分の事を占っているとは思っていない眞由璃は、全く気付いていないらしく、教室の窓から外を眺めていた。
「わかりました……占いましょう」
 さっそく、占いが始まった。すると。
「そうですね、あまり気にしなくて大丈夫って出ていますね。彼女も過去の事を全く気にしていなくて……今の事に集中……あ、確か子育てって言ってましたよね。たぶんそれに集中しているようです。ただ、なんども蒸し返すようなことを言うと、気分を害する場合もあるので、気を付けるようにと出ていますね」
「そうなんですか……」
「はい、普段通りに友好的にいれば、問題ないって出ていますよ。よかったですね」
 どうやら、過去の事を相手に言いすぎるとよくないようだ。それを胸に秘めて、影華は、占いの礼を述べた後、そっと席を立ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『大陸妖狐・尖兵』

POW   :    アヤカシの群れ
戦場全体に【舞い上げた小石や粉塵に『小妖怪の幻影』】を発生させる。レベル分後まで、敵は【実体を持つかのような幻影たち】の攻撃を、味方は【幻影が与えたダメージ分】の回復を受け続ける。
SPD   :    約束の完成絵図〔パラノイア・ペーパー〕
自身が装備する【ページ無限の魔導書】から【切り離されたページの紙片】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【虚脱】と【アンチヒール】の状態異常を与える。
WIZ   :    トラウマ想起〔ナイトメア・ランページ〕
【紅い瞳による凝視】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【トラウマや黒歴史を再現する悪夢や幻影】で攻撃する。

イラスト:さいばし

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 と、影華の元に黒燐蟲達の情報が届いた。
 この教室内で戦っても、広さ的には問題ないが、辺りを壊してしまうかもしれないし、守るべき美羽羅が戦いに巻き込まれるかもしれない。
 幸いなことにここは1階であり、グラウンドにも面している。すぐさま窓を開けて、そちらに敵を追い込めば、より戦いやすくなるだろう。それに、占いで時間も遅くなったお陰か、グラウンドにいる者もいない。戦うのであれば、ここがベストかもしれない。
 そう影華が判断した時だった。
「ちょっとーっ!! いつまで経っても一人になんないじゃないかっ!!」
 そこにご立腹なシリアルエクスペリメンツがやってきた。
「君達、邪魔! 邪魔なんだよー!!」
 そして、何人もの大陸妖狐・尖兵を呼び出すと。
「全員、殺しちゃって!! あ、美羽羅はボクがもらうから、その子以外ね!」
 守るべき対象は、美羽羅のみ。それ以外は護衛で残った猟兵と。
「困りましたね。その子を倒されると困るんですよ」
 赤手を颯爽と装備した眞由璃の姿だった。

※マスターより
 いよいよ、バトル開始です。幸いなことにこの場にいるのは猟兵と眞由璃様、それと護衛対象である美羽羅のみとなります。
 敵はさほど強くはないので、蜘蛛童さんでも戦える相手となっています。眞由璃はこの戦いで、少しでも子供達に戦いを教えてあげようと思っているようで、深入りすることはありませんが、合流した蜘蛛童さん達は、お母さんにいい所を見せるためにやる気いっぱいです。その辺を考えて、フォローしていただけると幸いです。
 また、冒頭で話した通り、教室よりは、窓を開け放って、グラウンドに向かうのが良いかと思います。
 上記にかかわるプレイングに関しては、ボーナスが入りますので、もしよければ、対応をお願いします。
 それでは、よき共闘を……!!
アリス・フェアリィハート
アドリブ連携等歓迎です

【WIZ】

『美羽羅さんは、お護りします…!』

敵達を
グラウンドに誘き寄せ
そこで戦闘

味方や
眞由璃さん・蜘蛛童さん達と
連携
自身の翼で【空中戦】も
行い
敵に囲まれない様
立ち回り

『クイーンオブハートキー』を
持ち
【破魔】の【属性攻撃】や
【全力魔法】に

【ハートのA(アリス)】も
展開
魔法の【誘導弾】の
【一斉発射】等や
UCで
武器を
鈴蘭等の花に変え
舞わせ
敵の視線を遮りつつ
攻撃

眞由璃さん・蜘蛛童さん達に
致命的な攻撃が及びそうな時は
【結界術】で防護し
援護

『大丈夫ですか?…私達と一緒に、眞由璃「お母さん」にいい所を見せましょう…☆』

敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【結界術】【オーラ防御】で
防御


馬県・義透
ここはあなたに代わりますねー。

第二『静かなる者』霊力使いの武士
一人称:私 冷静沈着
武器:白雪林

陰海月、窓をお願いしますね。
ああ、眞由璃殿。少し霧が出ますが、ご心配なく。
さて、追いたてるには…矢を次々と射っていきましょう。

外に出たのならば、すかさずに【四更・水】を。味方は…もちろん、『我ら』や陰海月、猟兵仲間、眞由璃殿と蜘蛛童ですよ。
こうすることで、少しでも危険を減らせればね。その凝視も、無駄に終わりますし。
あとは、ただただ、矢を射っていきましょう。狙いどおりはさせませんよ。


陰海月、影から出てきて窓を次々開けている。
霧のことは『こうするんだよ!(触手ぺちぺち!)』なお手本見せる気満々なぷきゅ。



「ほら、早く行くんだよ!!」
 予定を狂わされて、シリアルエクスペリメンツは、かなり苛ついている様子。
 妖狐達はシリアルエクスペリメンツ……いや、ボム娘に言われて、一気に攻撃を仕掛けてきた。
「美羽羅さんは、お護りします……!」
 アリスはすぐさま、美羽羅の側にいて、敵を迎え撃つ。
 アリスの側で眞由璃も赤手で敵を薙ぎ払う。
「ここで戦うのもかまいませんが……外に出たいですね」
 このままでは、猟兵側にやや不利な状況だろう。狭い教室で戦えないこともないが、教室は壊れてしまうし、美羽羅を守るのも難しい。
「ここはあなたに代わりますねー」
 その間に義透は、疾き者から霊力使いの武士の静かなる者へと人格を変えて。
「ここは私に任せてくれませんか。陰海月、窓をお願いしますね」
 義透は影から飛び出してきた大きなミズクラゲ(空も飛べるよ!)の陰海月が、次々と開け放っていく。
「一体何を……?」
 困惑するアリスと眞由璃に義透は、いつもの笑みを浮かべ。
「こうするんですよ」
 白い雪のような長弓で、矢を次々と射って敵を外へと追い立てる。敵が向かうのはグラウンド。
「それでしたら……!!」
 アリスも敵を引き付け、窓から出ることにより、敵を外へと……グラウンドへと誘導していった。
「では、私も……!!」
 眞由璃も目の前にいる妖狐を赤手でつかむと、そのまま窓の外へと追い出していった。それと同時に屋上から何匹もの蜘蛛童が飛び出してきて、妖狐達へと攻撃を重ねていく。お陰でさっそく敵の1体を倒してみせていた。
「良い子ね、よくやったわ」
 眞由璃に褒められ、蜘蛛童も嬉しそうだ。
 あらかた、敵は外へと追い出された。もちろん、守る為に美羽羅もグラウンドにいる。教室よりは守りやすくなったが……。
「ああ、眞由璃殿、アリス殿。少し霧が出ますが、ご心配なく」
 その言葉と共に。
「水に連なる現象は、我が領分」
 義透は戦場全体に濃霧を発生させた。しかもただの濃霧ではない。
「な、なんなんだよ、これー!!」
「ど、どうします!?」
 慌てふためくオブリビオン達。そう、敵には濃霧が立ち込め、更に。
「敵が増えてますよー!!」
「手あたり次第、攻撃だよー!!」
 眞由璃や蜘蛛童、美羽羅を含む猟兵の味方には、動きを即座に模倣する濃霧人形の配備され、攻撃でも防御でも強化されているのだ。
 その側では、窓開けで活躍した陰海月がバトル初体験の蜘蛛童らに霧の中での戦い方をレクチャーしている。
「いやあ、微笑ましいですね」
「ふふ、あの子達、あの海月ちゃんを気に入ったみたいよ」
 そうやって、義透と眞由璃が会話するくらいの余裕も生まれた。それだけではない。
「――もの言う花たちの噂話は……あらゆる世界に広まっていくのです……」
 空翔ぶジュエルのハート達、【ハートのA(アリス)】を展開させながら、アリスはフラワリーズ・フェイトストームを、時空等をも歪ませる衝嵐を伴った鈴蘭の花びらが、霧の中の敵を叩いていく。
「大丈夫ですか? ……私達と一緒に、眞由璃「お母さん」にいい所を見せましょう……☆」
 そう、側にいた蜘蛛童にアリスが声をかけると。
「キキッ!!」
 元気よく前足を振って、頷く素振りを見せたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​


※マスターより
 アリスさん、義透さんの活躍により、敵は全員、グラウンドに出ています。
 また、義透さんの霧の影響で、より戦いやすくなっています。
 ですが、依然としてダメージを受けると、倒れてしまう危険性は失われてはいません。眞由璃と蜘蛛童、美羽羅達の動向を気にかけながら、戦ってください。
 場合によっては、避難させるのもよいかもしれなせん。
 状況を見極めながら、戦いをお願いします。
鈴乃宮・影華
窓から外へ……いっそ壁壊そうかな、いや後始末が面倒に
「……っと、考え事してる間に戦場が移行してますね」
ふむ、外にいるならこのUC使いますか

呼び出した幽霊には予知で聞いた大陸妖狐・尖兵の能力を伝え
自由に戦ってくれるよう依頼
「ちなみに蜘蛛童の皆は初陣ですので、先輩としてフォローお願いしますね」
『ソリウム・ベルクス』には
美羽羅さんを乗せ簡単に状況説明しましょう
「今がさっき言ったバイト中――怪物に狙われていると予知された一般人の護衛です」

眞由璃さんにも同乗の誘いをかけましょう
「授業参観、いかがです?」
最悪の事態になったら美羽羅さん共々避難させますが……大丈夫でしょう、銀誓館with猟兵なら


穂村・耶子
大陸妖狐……最後は仲良くなれたはずの人達だけど、オブリビオンとして復活したのは、敵対していた時の記憶なのかな?

まあ、九尾様が相手なわけじゃないし、僕も妖狐の端くれ
君達の手の内は、知り尽くしているよ

グラウンドの真ん中で、敢えて無防備を晒すね
相手が攻撃してきたら、UCでその効果を全部相手に返しちゃおう
「ほら、やっぱりそういう汚い手を使うんだ。でも残念、全部君達にお返しするよ

敵が自分のUCの状態異常を反射されて自滅し始めたら、そこに蜘蛛童子達を向かわせるね
虚脱している上に回復もできないんじゃ、いい獲物だよね
「これぞ作詞が柵に嵌る……あれ、ちょっと違ったっけ?(肝心なところで素のアホな部分が……



(「窓から外へ……いっそ壁壊そうかな、いや後始末が面倒に……」)
 そう、影華が考え事をしている間に、戦況は変わっていたようだ。
「……っと、考え事してる間に戦場が移行してますね」
 急いで、影華もグラウンドへと飛び出した。

「大陸妖狐……最後は仲良くなれたはずの人達だけど、オブリビオンとして復活したのは、敵対していた時の記憶なのかな?」
 一方、耶子は影華よりも早く外に、グラウンドにいた。
「まあ、九尾様が相手なわけじゃないし、僕も妖狐の端くれ。君達の手の内は、知り尽くしているよ」
 グラウンドの中央、そこでワザと無防備な姿を見せる。
「隙を見せましたね!!」
「命取りになりますよ!!」
 そこに数人の大陸妖狐・尖兵が飛び込んで攻撃を仕掛けてきたのだ。
「ほら、やっぱりそういう汚い手を使うんだ。でも残念、全部君達にお返しするよ……秘剣、呪影逆写し!」
 耶子は落ち着いた様子で、自動的に刀身に相手の姿を写し出す秘剣が発動し、その効果をそっくりそのまま、オブリビオン達にお返ししていった。
「ああああっ!!」
「きゃああああ!!!」
 耶子の攻撃を受けて、動けなくなっている敵に向かって、更に耶子は、側にいた蜘蛛童に声をかけた。
「さあ、今のうちだよ!!」
「キキッ!!」
 その声と共に、蜘蛛童達も攻撃を重ねて、次々と敵を倒していく。
「これぞ作詞が柵に嵌る……あれ、ちょっと違ったっけ?」
 残念ながら、その間違いを指摘する者は、耶子の側にはいなかった。

 カラカラカラーと、空陸水上を駆ける魔法の馬車『ソリウム・ベルクス』が戦場をかけてゆく。これは、影華がユーべルコードで呼び出したものだ。
 それだけではない。そのソリウム・ベルクスの中には、数えきれないほどの幽霊たちが飛び出していく。
「ちなみに蜘蛛童の皆は初陣ですので、先輩としてフォローお願いしますね」
 そんな指示を出す影華に幽霊達は頷いて、戦う蜘蛛童と共に戦っていた。
 その間に、近くにいた美羽羅と眞由璃を馬車へと案内し、自動で動くソリウム・ベルクスに乗りながら、話しかけていた。
「今がさっき言ったバイト中――怪物に狙われていると予知された一般人の護衛です」
「えっ……もしかして、皆さんは私を助けに?」
「まあ、そうなるわね」
 と、馬車の近くを通りかかった眞由璃が頷いてみせた。もちろん、影華も。
「ええ、その通りです。ご無事で何よりでした……ところで眞由璃さん、授業参観、いかがです?」
「いいのかしら? じゃあ、お言葉に甘えて」
 敵を蹴散らしてから、眞由璃も馬車に乗り込んできた。
「最悪の事態になったら美羽羅さん共々避難させますが……大丈夫でしょう、銀誓館with猟兵なら」
 影華の言う通り、この戦いは、猟兵の方が優勢であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シン・コーエン
シン眞

今回は眞由璃さん達と共闘するのか。
情報を教えてくれた訳だし、前回の選択が良い形で続いているのは嬉しいな。
という訳で眞由璃さんに会ったら、「情報提供と依頼への協力ありがとう。君達に犠牲が出ないよう気をつけるよ。」と言葉を掛ける。

先行した猟兵達が敵をグラウンドに引きずり出してくれたのはありがたいな。
一気にケリをつけに行こう。

眞由璃さんや美羽羅さん、蜘蛛童たちには「範囲攻撃するので巻き込まれぬ様、後方にいて下さい。」と話し、結界術・高速詠唱で彼女達を敵攻撃から護る防御結界形成。

灼星剣を両手で握り炎の属性攻撃を纏わせ、斬撃波を伴うUC(灼星乱舞)の2回攻撃。
大陸妖狐達のみを纏めて斬ってのける。


神元・眞白
【WIZ/割と自由に】シン眞
ゆっくりしていたらいつの間にか占いの時間が終わっていました。
考えすぎるのも良くありませんね。反省。
国見さん達の手伝いに入るのもいいかもしれません。
丁度数が多いお相手。数には数。同じように合わせてみましょう。

シンさんが大きく動いてくれるのでこちらは散った相手の各個撃破。
皆、いっぱいいるけどお願いね。蜘蛛さん1人1人に付いてもらうぐらいで。
多分、考えてることは普段の皆と一緒だから協力してあげて。

私は……そうですね、国見さんとお話しておきましょう。
前は時間が取れなかったのでこの機会に。これからのこと、蜘蛛達のこと。



「ゆっくりしていたらいつの間にか占いの時間が終わっていました。考えすぎるのも良くありませんね」
 そう、神元・眞白(真白のキャンパス・f00949)は、残念そうに呟きながら、戦いに加わった。
「まあまあ。それよりも、今回は眞由璃さん達と共闘するのか。情報を教えてくれた訳だし、前回の選択が良い形で続いているのは嬉しいな」
 そう、喜びの声を上げるのは、シン・コーエン(灼閃・f13886)だ。
 二人もまた、この戦いを聞きつけてきた猟兵達だ。と、眞由璃の乗る馬車を見つけて、シンはそちらに向かう。
「情報提供と依頼への協力ありがとう。君達に犠牲が出ないよう気をつけるよ」
「私はただ、義務を果たしただけ。けれど、その言葉、肝に銘じておきましょう」
 まだ硬いようだが、笑みを浮かべているところを見ると、喜んでいるととってもいいのだろう。シンは嬉しそうにほほ笑んで。
「先行した猟兵達が敵をグラウンドに引きずり出してくれたのはありがたいな。一気にケリをつけに行こう」
「ええ、わかりました」
 そう言って駆けてゆくシンの言葉に、眞白も頷き、後を追う。
「範囲攻撃するので巻き込まれぬ様、後方にいて下さい!!」
 猟兵や蜘蛛童達にそう呼び掛けると。
「我が剣よ、我が生命の力を得て更なる進化を遂げ、この地に集いし敵を一掃せよ!」
 灼星乱舞(シャクセイランブ)だ。灼星剣を両手で握り、炎の属性攻撃を纏わせ、斬撃波でもって、シンの周りにいたオブリビオン達を一気に倒していく。
 もちろん、眞白も。
「皆、いっぱいいるけどお願いね。蜘蛛さん1人1人に付いてもらうぐらいで。多分、考えてることは、普段の皆と一緒だから協力してあげて」
 百器大波乱(センジュツキ・トニカクタクサン)を発動させ、シンが撃ち漏らした敵をカラクリ人形の軍勢を放って攻撃を重ねていく。
 できれば、眞由璃といろいろと話をしたかったのだが、そんな時間はまだなさそうだ。なぜなら……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『シリアルエクスペリメンツ』

POW   :    さてここをこうしてこうすればどうなるかなっと
戦場全体に、【連続的試行】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD   :    これでいつでもどこでも実験が出来るよー
全長=年齢mの【移動実験室】に変身し、レベル×100km/hの飛翔、年齢×1人の運搬、【連続的試行】による攻撃を可能にする。
WIZ   :    へぇ、おもしろそう。いいよその能力あげる
召喚したレベル×1体の【実験体】に【希望する能力】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。

イラスト:華月拓

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠鏡裡・愛璃澄です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ちょっと、ちょっとーっ!! 皆やられちゃうってどういうことーー!?」
 霧が晴れたころ、ボム娘が呼び出した妖狐達は、全て全滅。
 残っているのは、ボム娘こと、シリアルエクスペリメンツのみ。
「うんもう!! 役立たずなんだから!! ほらほら、そこを退いて! その子はボクが貰うんだ!! 返せ!!」
 そう喚きたてるボム娘に猟兵達もまた、戦いを終わらせるために動き始めたのだった。


※マスターより
 現時点、影華さんの馬車に眞由璃と美羽羅が載っているので、その点においては、気にせず戦えると思います。蜘蛛童も戦ってくれますが、ちょっと危険なので、後退させた方がいいかもしれません。その場合は、眞由璃に言えば、命じてくれるので、必要であればご利用ください。
 それと、シンさんと眞白さんに関しては、無事に依頼が成功すれば、お礼に美羽羅が占ってくれます。必要でしたら、そちらもプレイングにてお送りください。
 それでは、悔いのない戦いを……!!
馬県・義透
眞由璃殿へ、蜘蛛童の後退要請。
後退する時間稼ぎと攻撃は…『彼』にお任せを。

※交代※
第四『不動なる者』
質実剛健古風なまとめ&盾役武士
一人称:わし
武器:黒曜山(刀形態)

そうさな、なかなかに厄介な性質持ちであるから…その攻撃を無効化していこうか。
地面に向かって【四更・山】である。どんなに戦闘能力を上げようと、無駄。
もちろん、敵とはボム娘(と召喚された存在)であるからな?

わしを避けようとしても、広範囲にした四天霊障による超重量(範囲攻撃+重力属性+重量攻撃)にて押し潰していく。
『我ら』四悪霊はな、攻撃する相手を間違えぬのよ。


陰海月、蜘蛛童の後退援護している。大丈夫、おじーちゃんたちは強いから。ぷきゅ


アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

【WIZ】

遂にボム娘さんが…
蜘蛛童さんには
危険かも…

蜘蛛童さんの後退を
眞由璃さんにお願いし

『蜘蛛童さん達の事、誉めてあげて下さい…とっても頑張ってました☆』

味方と連携
翼で飛翔
【空中戦】も行い
敵に囲まれぬ様
立回り

UCで
翼の騎士達を召喚

クイーンオブハートキーを使い
【ハートのA(アリス)】も
展開
【破魔】の【属性攻撃】魔法に
【誘導弾】の【一斉発射】や
【全力魔法】で
騎士と共に
実験体に対処し
ボム娘さんを攻撃

敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【結界術】【オーラ防御】で
防御

ふと
眞由璃さんと蜘蛛童さんが
御一緒なのを見
少し羨ましく…?

(私のお母様も…故郷の世界から…見守ってて下さってるかな…)



「遂にボム娘さんが……蜘蛛童さんには、ちょっと危険かも……」
 そう呟くアリスに義透も頷く。
「眞由璃殿! 蜘蛛童の後退をお願いします! 後退する時間稼ぎと攻撃は……『彼』にお任せを」
 そういって、また雰囲気の変わった義透はすぐさまボム娘の前に飛び出し。
「そうさな、なかなかに厄介な性質持ちであるから……その攻撃を無効化していこうか」
 ちなみに、義透の今の人格は、第四の人格、『不動なる者』だ。先ほど手にしていた白い弓は消え、代わりに手に取っているのは、漆黒の剣を刀に変えた黒曜山だ。
「我が修練の果て、七識の奥義!!」
「きゃあああ、なんなんだよ、これぇーー!!」
 四更・山(シコウ・ザン)だ。義透の『黒曜山』の斬撃波がボム娘に命中して、吹き飛ばされている様子。避けられた衝撃波は、壁や地面に当たり……当たった場所は、敵の攻撃を無効化する黒曜石で覆われる。
 その間にアリスは、敵の攻撃が当たらぬよう、後退する蜘蛛童をフォローしていた。
「おかえり、愛しい子……」
 眞由璃が戻ってきた蜘蛛童達を眞由璃の乗る馬車へと出迎える。
「蜘蛛童さん達の事、誉めてあげて下さい……とっても頑張ってました☆」
 最後の蜘蛛童を見届けて、アリスはそう、眞由璃に告げた。
「まあ……あなたにそう言われるのなら、本当に頑張ったのね……皆、よくがんばったわ」
 そういって、1体1体、優しい目で撫でていった。
 その微笑ましい様子をアリスは、ほんの少しだけ羨ましく感じた。
(「私のお母様も……故郷の世界から、見守ってて下さってるかな……」)
 と、義透の激しい剣戟の音を聞いて、アリスは戦いの場だということを思い出す。
「行きますね!」
「アリスも気を付けて」
 眞由璃の言葉に笑みを浮かべて、アリスは飛び上がった。
 と、同時に、アリスの側に現れたのは、100人以上の。
「我ら【白の星刻騎士団】、姫を御護りすべく馳せ参じました!」
「共に……敵の攻撃を……!!」
 光輝く超兵装に身を包み翼持つ騎士達と、それとは別に呼び出していたハートのA(アリス)をも展開し、アリスは愛用のクイーンオブハートキーを手に、一気にボム娘へと攻撃を開始したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鈴乃宮・影華
さて残るはボム娘……って、『ソリウム・ベルクス』に美羽羅さん乗せてるのバレたみたいですね
いきなり迷路の中に迷い込まされちゃいましたよ
「ごめんなさい美羽羅さん、外が危険になったからもう暫く車内にいてね」

それと眞由璃さん、ちょっとお願いが
「以前の山では自重した武器を使おうと思うのですが、巻き込みかねないので蜘蛛童の皆には一旦後退するよう伝えて欲しいんです」
実際に『R.I.P』と『ウルカヌスⅡ』を搭載した『轟蘭華』を
『ソリウム・ベルクス』の車体に装着してみせれば納得して下さるでしょう
この重火器ぶっ放しで迷路を破壊できれば話が早いんですが
無理なら指定UCで飛びます
そしてボム娘轢きます



「うんもうー、痛いったらありゃしないよーっ!!」
 ボム娘は、ふと、影華の操る馬車に目を止めた。
「もしかして……」
 にやりと笑みを浮かべて。
「さて、ここをこうして、こうすれば……どうなるかなっと♪」
 そういって、ボム娘は馬車を自身の生み出した迷宮へと閉じ込めた。

「……って、『ソリウム・ベルクス』に美羽羅さん乗せてるの、バレたみたいですね。いきなり迷路の中に迷い込まされちゃいましたよ」
 そう告げるのは馬車の主、影華だ。
「どどど、どうしましょう!!」
「大丈夫よ。私もいるし、それに……」
 慌てふためく美羽羅を眞由璃も落ち着かせようとしているうえに。
「ごめんなさい、美羽羅さん。外が危険になったから、もう暫く車内にいてね」
「は、はいっ!!」
 落ち着きを取り戻しつつある美羽羅は、馬車の内部にしっかり掴まって、外を眺目始めたようだ。
「それと眞由璃さん、ちょっとお願いが……」
「あら、何かしら?」
「以前の山では自重した武器を使おうと思うのですが……」
 と、ふとそこで思い出した。そういえば、既に蜘蛛童達はこの中にいる。お陰でかなり窮屈なことになっていたが。その様子にくすりと影華は笑みを浮かべ。
「そうですね。眞由璃さんもしっかり掴まっていてください」
 そう告げたそのときだ。馬車に何か、巨大な物が装着された。超大型光線砲『R.I.P』と、強化詠唱機関砲『ウルカヌスⅡ』をを搭載した黒燐大具足(拡張型)『轟蘭華』だ。今は馬車にしっかり装着するために、変形しているようだ。
「……なるほど。わかったわ」
 その様子を見て、眞由璃も納得したようだ。改めて、蜘蛛童達に外から出ないよう指示を出す。
「壁よ、吹き飛べ!!」
 巨大なレーザー砲と、ガトリングガンが火を噴いた。
 そして、更に。
「彼の力を以て世界を翔ける――枷よ外れよ、私よ飛べェッ!」
 黒燐奏甲・虚空超疾走(イマジンドレス・アンチェインエア)を発動させ、馬車を浮かせて、一気に迷宮の出口へ。
「ちょ、ちょっとま……」
「止まりませんよ!」
 そのままの勢いで、馬車でもって、ボム娘を轢き飛ばしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

穂村・耶子
接近戦を仕掛けたいですが、敵のUCとは本人の性格的に相性最悪

うげ……迷路とか、頭を使うものは苦手なんだよね
考えていても抜け出せそうにないし、ここは強引に脱出しよう
UCで空間の断裂を発生させて、迷路の壁をバラバラにして進むよ
僕の剣は空間そのものを斬るから、どれだけ堅い壁でも関係ないしね
「壁が豆腐みたいだね。考えるより、斬った方が早いよ

迷路を脱出したら、後はボム娘をUCで攻撃するよ
網目状に発生させた空間の断裂でバラバラにしちゃうぞ!
逃げるも防ぐもできない空間の断裂……君ならどうやって避けるかな?
「自分が生きるために能力者を殺そうなんて、そうは餅やが降ろさな……あれ? これもなんか違ったっけ?



 ちなみに……迷宮に閉じ込められたのは、影華の馬車だけではなかった。
「うげ……迷路とか、頭を使うものは苦手なんだよね……」
 耶子もまた、ボム娘の生み出した迷宮に閉じ込められていた。
「あああっ!! もう、考えていても抜け出せそうにないし、ここは強引に脱出しよう!!」
 迷子になりまくっていた耶子は、愛用のサムライブレイドを手にすると。
「この攻撃からは逃げられないよ! 秘剣、絶刃格子斬!」
 網目状に張り巡らせた空間の断裂を放ち、次々と壁を斬り裂いで、そのまま先へと進んでいく。
(「僕の剣は空間そのものを斬るから、どれだけ堅い壁でも関係ないしね!」)
 だからだろうか。
「壁が豆腐みたいだね。考えるより、斬った方が早いよ!」
 ガンガン壁を壊して、先へと向かって行けたので、迷うよりも早く迷宮を飛び出すことができた。
 と、そこにボム娘が地面に叩きつけられてきた。
「わわわ、何があった!?」
 ちなみに、ボム娘がぶっ飛んだのは、先ほどの影華の馬車攻撃によって、やられたのだ。しかし、ここは攻撃するのに絶好のチャンスだ。
「逃げるも防ぐもできない空間の断裂……君ならどうやって避けるかな?」
「だ、だから……ちょっとま……」
 問答無用と、再び耶子は秘剣・絶刃格子斬を放った。
「自分が生きるために能力者を殺そうなんて、そうは餅やが降ろさな……あれ? これもなんか違ったっけ?」
 きょとんとしていると、気が付けば……また迷宮に閉じ込められていた。
「ええええ!! また最初からぁ!?」
 しかし、耶子の放った一撃は。
「く……な、なんだよ……これ……」
 片腕を失ったボム娘が、怒りながら、他の猟兵達を睨みつけていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シン・コーエン
シン眞

人を勝手に自分の私物扱いした上に返せとは片腹痛い。

眞由璃さんには蜘蛛童を下がらせるように話す。
数で押してくるなら、こちらも数で押そうか。
眞白さんの行動が効果を発揮するのを待ってから、UC:渦旋光輪で600個近い光輪を生み出し、念動力・範囲攻撃でボム娘と実験体を纏めて捕縛。
瞬間思考力・スナイパー・一斉発射にてマルチロックオンして、実験体には一人二つの光輪を、ボム娘には残った光輪全てを放つ。

ボム娘は灼星剣に炎の属性攻撃籠めての2回攻撃・鎧無視攻撃で斬る。

全て解決した後で眞白さんと一緒に美羽羅さんに占ってもらう。
落ち着いて穏やかな未来よりは、面白そうな未来が待っている方が個人的には嬉しいな。


神元・眞白
【WIZ/割と自由に】シン眞
お話は一段落ついた後に、でしょうか。
それならやる事を必要なだけ。必要な終わりを必要なところに。
シンさん、もう少しだけ頑張ってみましょう。

先程と同じように数がお相手ですか。
数には数ですが今回は少し手法を変えてみましょう。
少しだけ待っていてくださいね。タイミングをちゃんと計らないと。
幻で止められるのは5秒、いえ6秒。それぐらいで十分です?

占いは……そうですね。
私はお任せしましょう。何かを指定してお願いするより出るもので。
よくよく考えたら占いを受けるなんて初めてかもしれません。
少し、楽しみです。どんな結果が出てくれるのか。



「人を勝手に自分の私物扱いした上に、返せとは片腹痛い」
 そう憤慨するのは、シン。どうやら、相手の発言が気に入らないようだ。
「お話は一段落ついた後に、でしょうか。それならやる事を必要なだけ。必要な終わりを必要なところに。シンさん、もう少しだけ頑張ってみましょう」
 そんなシンをなだめるように声をかけるのは眞白。
 眞由璃と話したいことは、たくさんあるが、今はまだ生きている敵を倒さねば、先へと進めないだろう。
 シンが思い出したように後方を見た。眞由璃と美羽羅達は、今は後退して安全だ。ならばやることは一つ。
「へぇ、おもしろそう。いいよその能力あげる」
 先に動いたのは、ボム娘の方。次々と実験体の希望の能力を与え、猟兵達へと嗾けていた。
「数で押してくるなら、こちらも数で押そうか」
「そうですね……数には数ですが、今回は少し手法を変えてみましょう。少しだけ待っていてくださいね。タイミングをちゃんと計らないと」
「……眞白さん?」
 そう言って、眞白は集中し始める。
「幻で止められるのは5秒、いえ6秒。それぐらいで十分です?」
「ああ、それだけあれば充分だよ」
 そのシンの言葉を受けて、眞白が発動させたのは。
「では、おいでませ」
 鏡鳴符「ふしぎなおいかけっこ」(ミラーリング・ワールド)だ。銀色の符から相手の攻撃を吸収・反射する障壁を放ち、反射による奇襲により対象の動きを一時的に封じる力である。その力にまんまと引っかかった敵達は、シンの念動力でまとめて捕縛した後。
「まとめて切断して見せよう!」
 シンの渦旋光輪(カセンコウリン)で、600個近い、風と光の力を帯びた、高速回転する鋭い光輪をボム娘と生み出した実験体とをまとめて、切り裂いていく。
「ギャアアアア!!」
「いや、こんなの……うそぉーー!!」
 そして、それぞれ断末魔を上げながら、切り刻まれて、消滅していったのだった。


 今、猟兵達は最後の占いを受けていた。
「あなたは、これからの未来の事……ですよね?」
「ああ」
 シンはそう頷き、結果を待つ。
「そうですね……あなたの選んだ道にもよりますが、なかなかスリリングな人生が待っているみたいです。楽しさを選ぶのであれば、望んだ結果も得られるだろうと出ていますね」
「楽しさを選ぶ……難しいけど、けど面白そうだな」
 シンは、占いの結果を見て、楽しげに笑みを浮かべた。
「次は私ですね。……よくよく考えたら占いを受けるなんて初めてかもしれません。
少し、楽しみです。どんな結果が出てくれるのか」
「良い結果が出ると良いな」
 そうシンに声を掛けられ、眞白も楽しそうなわくわくしている様子が見て取れる。
「うーん……そうですね。いつも誰かを立てるようなそんな位置関係を保っているようですね。カードは、その関係を崩してみるのも良いと出ているみたいです。もしかしたら……何か自分の強い意志を持って、やってみなさいってことなのかも……こういうのは初めてでなんて言ったらいいのか。たぶん、いろんなことにも挑戦してみると良いのかもしれませんね」
 少し難しいカードが出たようだが、悪いものではなさそうだ。
「挑戦……ですか」
 少し頭を傾げるものの。
「ありがとうございました。とても楽しかったです」
 眞白には、まだやらなければならないことが残っていた。
 そう、眞由璃と話すことだ。
「あら、もう帰ろうかと思っていたのだけれど……用があるのなら付き合うわ」
 どうやら、少し時間をくれるようだ。眞白はホッとした様子で、話始める。
「あなたに聞きたかったんです。これから、どうされるんですか? それと、蜘蛛童のことも……」
「そうね……この子達が独り立ちできるまでは、ここにいるつもりよ」
 そう、いとし子である蜘蛛童の頭を撫でながら、眞由璃は続ける。
「でも、今回の戦いで私達は、まだまだ守られる存在なんだって、わかったわ……。もう少し戦い方を学ばないと……それまでは、皆さんが用意してくれた町で過ごすつもりよ。もちろん、以前の約束はしっかり守るわ。今回のように、ね」
 そういって、ふっと柔らかい笑みを浮かべた。
「また会えるのを、楽しみにしているわ。猟兵の皆さん」

 こうして、ボム娘襲来を察知し、事件を未然に防いだ猟兵達は、美羽羅を無事に家に送り届けて、帰路へと付いたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年04月20日


挿絵イラスト