殲神封神大戦⑲〜天魔覆滅の宝貝、黄巾を滅する
「皆!徐々に張角は削れていっているよ!このまま2月一日の十六時までに間に合わせよう!」
そう言って緑のかった藍色のポニーテールを揺らしてリオン・ゲーベンアイン(四大副王北方担当『神弓侯』・f23867)はグリモアベースに集った猟兵達にブリーフィングの開始を告げる。
「今回の戦場については知っている猟兵がもう多いかもだけど、張角はオブリビオン・フォーミュラでありながら絶対先制攻撃権を有していないよ。これによって初手ユーベルコードによる戦術を用いての戦闘も可能となるね」
だが、代わりに大量の黄巾オブリビオン――数十万にも見える大軍勢を攻略しなければならない。
「そこでわたしが着目したのが桃月桃源郷で作った『破魔の宝貝』!これをグリモアによって術式を組合せ……できたのが、対オブリビオン・フォーミュラ用破魔の宝貝――『天魔覆滅の宝貝』だよ!」
それはオブリビオン・フォーミュラという大災厄にして最強の『天魔』を屠る為に作り出された究極の宝貝。
それを猟兵達は予め作成し、大軍勢に対抗する戦力として運用する事が可能なのだ。
「後は漠然と対オブリビオン・フォーミュラ用の宝貝として作成するんじゃなく、他の世界のオブリビオン・フォーミュラをイメージし、それに対抗するべく創り出された宝貝を創造してみる物言い戦術かも知れないね」
例えばフィールド・オブ・ナイン第七席『スーパー戦車』用の『天魔覆滅の宝貝』を作り出したなら、かのスーパー戦車砲に対抗できる砲撃型宝貝が出来上がるかもしれない。
そうやって多様な『天魔覆滅の宝貝』を作り出してみるのも一興だろう。
「とにかく、張角を斃せばこの『殲神封神大戦』はわたし達の勝ちとなるよ。勝利して無事に帰ってきてね」
黒代朝希
いよいよ最終決戦ですね。
時間もないので完結数を満たしたらすぐに完結させます。
プレイングボーナス……黄巾オブリビオンの大軍勢を蹴散らし、張角と戦う(先制攻撃はありません)。
に加えて、
プレイングボーナス……対オブリビオン・フォーミュラ用破魔の宝貝たる『天魔覆滅の宝貝』を作り出し、最終決戦に運用する。
が、存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『大賢良師『張角』』
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POW : 戦術宝貝「黄巾力士」
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【巨人兵士型宝貝「黄巾力士」】と合体した時に最大の効果を発揮する。
SPD : 黄巾三巨頭
戦闘用の、自身と同じ強さの【妖術を操る地公将軍『張宝』】と【武芸に長けた人公将軍『張梁』】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ : 黄巾之檄
【「蒼天已死 黄天當立」の檄文】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
イラスト:藍
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
カシム・ディーン
「ご主人サマ!恐ろしい大軍団が来るよ!あれの出番だよ☆」
ぐぎぎぎぎ!
「今回の宝貝はあれでいこう☆」
宝貝
極戦車君
スーパー戦車を小型化したような宝貝
最大の特徴は量産が可能という鬼畜仕様
【戦闘知識・情報収集・視力】
敵軍の陣形と張角の位置を把握
竜眼号搭乗
UC発動
同時に無数に極戦車君大展開
今極地獄が発生する…!
500師団幼女+竜眼号
【空中戦・集団戦術・念動力・弾幕・属性攻撃・スナイパー】
竜眼号を中心に空を覆う陣形展開
念動障壁で主を護衛
音響弾の弾幕で軍団を蹂躙し轟音で檄文妨害
残り
極戦車君達にと一部搭乗して突撃☆
【二回攻撃・切断・砲撃・盗み攻撃・盗み】
戦車で蹴散らしつつ
敵軍と張角の身包み剥いで切り刻み尽くす
『ご主人サマ!恐ろしい大軍団が来るよ!あれの出番だよ☆』
「ぐぎぎぎぎ!」
『今回の宝貝はあれでいこう☆』
相棒にして自身の騎乗する神機である『界導神機『メルクリウス』』こと『メルシー』……銀髪の美少女の言葉に主たるカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は歯ぎしりをきしませる。
今回、メルシーが提案した宝貝はある意味であの『幼女地獄』をも超える惨状を繰り広げる事になると容易に予想が付いたからだ。
「……『極戦車君』」
ボソリとカシムが『天魔覆滅の宝貝』の名を紡いだと同時、顕現するはスーパー戦車を小型化したような宝貝……
「問題はコレ……『量産が可能』とかいう鬼畜仕様なんですよね」
キュラキュラとキャタピラを回す『極戦車君』は何と、一体、二体、四体、八体……と、ネズミ算式に己を『増殖』……もとい『量産化』していく。
「で、どうせ『アレ』使う気なんだろ?」
『話が早くて助かるね☆』
――そんでもって、『幼女地獄』に『極地獄』の相乗というオーバーキルなんて言うものではない地獄絵図、もとい地獄変が始まる。
まず、量産化した極戦車君に同じく増殖したメルシーが乗り込む。
その運用数……500師団幼女単位に相当する。
「で、僕は上空から指揮させていただきますよ……」
ぐったりとしながら竜眼号に備えられた自身専用の席に座るカシム。
やがて数分して体を起こした後、自身の旗艦を中心に空を覆う陣形を極戦車君に乗りこんだ幼女軍団に指示を出していく。
「音響弾の弾幕による轟音で檄文妨害……妨害しなくても結果は見えているようなもんですが、一応しておくに越した事は無いですからね」
敵軍と張角の身包み剥いで切り刻み尽くす勢いの極戦車と幼女軍団を見据えながら、カシムはそう呟いたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
荒珠・檬果
んー、実は私、対集団が苦手でして。
こういう機会がないとそもそも交戦しないんですよね。
さて、想像するはスーパー戦車。まあつまり、砲撃型なんですが…速射に優れたやつになりました。何発も撃てば、やがては勝てるやつです?
でーはー、それを発動しながら。赤兎馬に乗りまして…砲弾で切り開いた道を駆け抜ける!
そして、張角。砲弾の着弾で音が書き消される今、その檄文は聞こえない。
ゆえに、私はそのまま…UC発動。瞬く間に側にいき、七色竜珠からビーム発射しますよ!
星川・アイ
いよいよ最後……時間もないし、速攻で片付けていくよ!
【ジェナス】に搭乗して出撃
まず大軍用に準備した宝貝を進路上に発射、進路を拓くよ
一発限りだけど着弾時に大爆発を起こす超大型弩「最期之流星」!
孫呉由来の大技、受けてみろ!
(先制攻撃・範囲攻撃・こじ開け)
続いて張角の所まで推力移動しながら、迫る敵軍をサラマンダの弾幕で迎撃
張宝と張梁を召喚してきたら、UCで転送したM.I.D.A.S.で張角ごと一掃するよ
大元の張角が傷つけば消えるって話だし、二人を護衛に戻すなりするだろうから、それを狙うよ
無理に特攻しても大量の光子魚雷が待ち受けるだけだし、これでチェックメイトだよ!
(召喚術・一斉発射・戦闘知識)
烏丸・都留
POWアドリブ共闘OK
「軍勢を対処した方が良さそうね……」
UCで自身や装備群を無敵化。
UCで動けなくても多数のCICユニットを経由し自身は、周囲をアイテールの護衛隊で護られ擬態した朧蟲内で指示。
UCで超強化済み対オブリビオン用戦略呪操機:朧蟲(多面多臂像状の人形を持つアラクネ型、全長14m、全幅10m、全高10m)により敵性群の力を居るだけで吸収弱体化、分体(凡ゆる生物を擬態:100万機以上)は敵に取憑いて力の吸収捕食。
拡大した聖魔破理扇による攻撃と敵性の理を喰む事で攻性支援。
無数のデコイで欺瞞陽動。
ステルスアサルトユニットΓやアンチアストラルマインで範囲攻撃。
メンテナンスユニットは後方支援。
伊高・鷹介
・同行者:ドロレス(f12180) ※ディーの愛称で呼びます。
・世界史で習った黄巾の乱も、こうなっちゃあただの操り人形の群れ、か。まあいい、ご自慢の軍勢とやらを文字通りひっくり返してやろうか。
・先制攻撃はなし、なら、初手から【超パワー】全開。向かってくる連中の真下を思いっきり崩して崩落に巻き込んでやるよ! 俺の「念動力」でどんな大穴がこの大地に空くか楽しみだぜ。ああ、俺やディーに向かう遠距離攻撃は念動力で逸らすから問題ないな。
・崩落させたらそのまま重圧をかけて押さえ込みつつ、ディーの物量攻撃に合わせて一気に上から「面」で圧し潰す! 軍勢も張角も関係ねぇ……そのまままとめて埋葬してやるぜ!
ドロレス・コスタクルタ
・同行者:伊高・鷹介(f23926) ※シェロの愛称で呼びます。
必ず守ってくれると信じて崩落発動まではシェロの背中に隠れている。
ナノマテリアルボティを操作して、両腿と両上腕部の外側にずらりと並ぶミサイル発射孔を形成。
「シェロ。いつでも!」
ミサイルを一旦上空へ飛ばして敵の油断を誘う。シェロが生み出した崩落に敵が嵌まるタイミングに合わせて反転させ垂直降下射撃。
張角に対しては指先からミサイル弾幕形成。シェロの念動力と合わせて横方向と縦方向のユーベルコード十字砲火を形成。複雑な術を使う時間を与えないよう物量で圧倒する。
「オブリビオンの妄念ここに極まれりですね。でも、思い通りにはさせません!」
「んー、実は私、対集団が苦手でして。こういう機会がないとそもそも交戦しないんですよね」
そう呟いて荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)はスーパー戦車をイメージした『天魔覆滅の宝貝』を召喚。
顕現するは無骨で巨大な砲台――から放たれる砲弾。
「まあつまり、砲撃型なんですが……速射に優れたやつになりました。何発も撃てばやがては勝てるやつです?」
瞬間、速射して戦場となる太平道全体に降り注ぐスーパー戦車砲による爆撃。
それを見渡しながらシャーマンゴーストの猟兵は赤兎馬に跨り、スーパー戦車砲型の『天魔覆滅の宝貝』の砲弾が降り注ぐ戦場を駆けて行く。
「砲弾で切り開いた道を駆け抜ける!」
張角が猟兵の接近に気が付き、ユーベルコードを発動させて迎撃しようと試みるが……絶対先制攻撃権をオブリビオン・フォーミュラであるにも関わらず有していないことが仇となった。
「張角。砲弾の着弾で音が書き消される今、その檄文は聞こえない」
故にそのままユーベルコードを発動する檬果。
「七色竜珠からビーム発射しますよ!――『先駈けよ、我が誇りにかけて(スバヤサマケジ)』」
莫大なエネルギーを内包する光線は、縮地法を用いて縦横無尽かつ死角から現れて降り注がれていく――
「いよいよ最後……時間もないし、速攻で片付けていくよ!」
好きなロボットゲームの機体を模したキャバリアである『ジェナス』に乗りこんだ星川・アイ(男の娘アイドル風プロゲーマー・f09817)は迅速に太平道に集った黄巾オブリビオンの軍勢を蹴散らしていく。
「まず大軍用に準備した宝貝を進路上に発射し、進路を拓くよ」
それは着弾時に大爆発を起こす超大型弩――「最期之流星」。
装弾数は一発限りだが、その威力は折り紙付きだ。
「孫呉由来の大技、受けてみろ!」
そう叫ぶと同時に『最期之流星』から矢が放たれ、瞬時に着弾した矢が黄巾オブリビオンを大量に巻き込んで爆発する。
「この開けた活路を前に、何もしないわけがない!」
目指すは太平道を率いる『大賢良師』にして封神武侠界のオブリビオン・フォーミュラである張角の元と、その命。
迫る敵軍をサラマンダの弾幕で迎撃し、張角のユーベルコードで呼び出された地公将軍と人公将軍を転送したキャバリア用大型多連装ランチャーで張角諸共吹き飛ばすアイ。
「大元の張角が傷つけば消えるって話だし、二人を護衛に戻すなりするだろうから、それを狙わせてもらったよ」
更に大量の光子魚雷が追撃として誘爆に張角を巻き込んでいくのだ。
これは大打撃を与えたとアイは確信していた。
「軍勢を対処した方が良さそうね……」
絶対先制攻撃権による先制攻撃が来ない事を活かし、烏丸・都留(ヤドリガミの傭兵メディック・f12904)はユーベルコード『理克』を発動。
任意対象――張角が属する存在である『オブリビオン・フォーミュラ』より存在を上位位階化していく。
このユーベルコードは使用者の装備も同様に存在を上位位階化する事が強味でもある。
「――対オブリビオン用戦略呪操機:朧蟲、召喚」
多面多臂像状の人形を持つアラクネ型、全長14m、全幅10m、全高10mの魔導技術で構築された兵器を強化して召喚する烏丸。
更に敵性群の力を居るだけで吸収弱体化――凡ゆる生物を擬態した100万機以上の分体に太平道に集いし黄巾オブリビオンの軍勢を憑依させ、吸収捕食していく。
「聖魔破理扇、拡大」
それによる敵性の理を喰む事での攻性支援が黄巾オブリビオンと張角を襲っていく。
やがて太平道に集った10万以上の黄巾オブリビオンの軍勢は、徐々に数を減らしていく――
「世界史で習った黄巾の乱も、こうなっちゃあただの操り人形の群れ、か。まあいい、ご自慢の軍勢とやらを文字通りひっくり返してやろうか。なぁ?ディー」
「シェロ。いつでも!」
ナノマテリアルボティを操作して、両腿と両上腕部の外側にずらりと並ぶミサイル発射孔を形成し、ミサイルを一旦上空へ飛ばして敵の油断を誘うのはドロレス・コスタクルタ(ルビーレッド・f12180)。
その言葉に応じて伊高・鷹介(ディザスターコール・f23926)は『空間を捻じ曲げるほどの念動力』を発動するユーベルコードで太平道の真下を思いきり崩し、黄巾オブリビオンを崩落に巻き込んでいく。
そこへドロレスが上空に飛ばしたミサイルが反転して垂直降下。
そこに『体内で生成されるマイクロミサイル』がドロレスのユーベルコード『Missile Disturbance』により射出。
そのまま伊高が重圧をかけて押さえ込んでいた黄巾オブリビオンの軍勢に叩き込んでいく。
「さて、それじゃあこの『殲神封神大戦』の幕を下ろすとしようか。なぁ、ディー?」
「言われずとも、ですわ。シェロ」
交わした言葉は多弁よりも雄弁。
二人は互いのユーベルコードを重ね合わせ、体内で生成されるマイクロミサイルに空間を捻じ曲げる程の念動力の力場が付与されていく。
それを、張角も含めて黄巾オブリビオンの軍勢へと撃ち込んでいく――!!
「さぁ、トドメですわ!」
「軍勢も張角も関係ねぇ……そのまままとめて埋葬してやるぜ!」
爆音が鳴り響き、太平道の大部分が崩落し、爆散していく――
「ディー、丁度前に張角は別の場所で撃破されたらしい。まぁ期限前にオブリビオン・フォーミュラを斃せたなら俺達猟兵の勝ちだ」
「そうですわねシェロ。それにしても世界を骸の海で満たし、それを『異門同胞』で独裁支配しようとは、オブリビオンの妄念ここに極まれりですね」
「だが、ぶっ殺した」
「勝ったのは、わたくし達猟兵の方ですわね」
そう言って『ディー』と『シェロ』はグリモアベースへと帰還するのであった。
大成功
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