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【サポート優先】強盗だ!手を上げろ!

#ヒーローズアース #戦後

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#ヒーローズアース
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#戦後


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。


 猟兵たちがグリモアベースに到着すると、そこはまるでUDCアースやヒーローズアースにあるような小さな映画館となっていた。困惑する猟兵たちの前に現れたのは、グリモア猟兵であるヒース・アーベル(胡散臭い掃除屋・f35538)だった。
「皆さんは映画、お好きですか? お好きですよね。今回の依頼はオブリビオンを倒す依頼、ではありません」
 どういうことだ? 疑問符が頭上に飛び交う中、ヒースは猟兵たちの意見など聞かずに話し続ける。
「ヒーローズアースのあるイェーガームービー社から、映画出演の依頼です。なんでも、猟兵達の気高き魂を後世に伝えたいだとかなんだとか……ま、そういうわけで、皆さんは映画に出演してきてください」
 いやいやいや、何を言っているんだ。映画の内容も分からないというのに、何をどうすれば良いのだろうか。猟兵たちは、ヒースに向かって抗議の声を上げる。
「はいはい、お静かに。映画の内容でしたら、今から説明しますよ。
 簡単に言えば、立て篭もり事件を題材にした映画だそうです。人質を解放し、犯人を捕まえる……まぁ、ベタな内容ですね。それを、猟兵たちがかっこよく解決するような画が撮りたいんですって。因みに、臨場感を出すために、ユーベルコードを使ってください。ですが、悪役含め皆キャストですから、本当に怪我をさせるようなことはしないでくださいね」
 そんな簡単に言わないで欲しい。猟兵たちはため息を吐いた。
「ま、そういうわけですから、さくっと撮影してきて、さくっと帰ってきてくださいね。それでは、いってらっしゃい」
 猟兵たちの返事も聞かずに、ヒースは皆をヒーローズアースへと送った。


萩野 千鳥
 はじめまして、こんにちは、こんばんは。萩野千鳥です。
 早速ですが簡単に説明致します。

『第一章:冒険』
 人質を救出するシーンを撮ります。

『第二章:ボス戦』
 映画の終盤、犯人である『憤怒の獣・ラパス』を倒しましょう。あくまで悪役なので、怪我をさせないよう気をつけてください。

『断章について』
 特に入れる予定はありませんが、入れる場合は、プレイング受付時間等をタグ上でお知らせ致します。

『他』
 アドリブ、共闘不可の場合は、その旨をお伝えください。(例:ア×、共×、等)
 また、こちらはサポート優先シナリオです。通常プレイングも受け付けますが、絶対に採用するというわけではありませんので悪しからず。
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第1章 冒険 『人質を救出せよ!』

POW   :    真正面から突破し、敵を蹴散らす

SPD   :    屋内に侵入し、敵を速やかに仕留める

WIZ   :    抜け穴を作り、人質たちを安全な場所へ誘導する

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

七星・彩華(サポート)
 羅刹の妖剣士×宿星武侠の女です。
『呪詛で溢れた戦場は私の舞台さ!』
 普段の口調は「我が道を行く姐さん(私、お前、呼び捨て、言い捨て)」「仲間にはフレンドリーな姐さん(私、お前、呼び捨て、言い捨て)」

自身が支配する呪詛も武器として扱う戦闘狂、頭脳派で行動に穴があるようで抜け目が無い。
闘う事を至高と考える一方で守る者や仲間との共闘も戦闘の重要な要因と考えている。
行動は天上天下唯我独尊を貫く。
猟兵の夫と娘がいる。


 ユーベルコードは指定した物を使用、怪我は厭わず行動します。
迷惑をかける行為はしません。
例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません。
 あとはお任せ。よろしくお願いします!


ケヴィン・ウッズ(サポート)
無口な少年です。武器を見るのが好きな為、戦う行為には積極的にいきます。
周りの武器の扱い方や戦闘行為をよく観察し、自分の動きにも取り入れていきます。
反面話して説得、作戦を考える等は面倒くさいことから消極的です。
無意味に傷つけるような行為でなければ、言われれば素直に従います。
あとはお任せします。


赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可

合わせ等も自由にどうぞ


シフィル・エルドラド(サポート)
 ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子です。
 普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
 嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●今までのあらすじ
 この世には裁かれない悪人がいる。そんな悪事に手を染める者を襲うヴィラン集団『クロウ』。だが、そのやり口は義賊とは言い難く、悪人以外の住民も巻き込み大きな被害を出していた。そんな『クロウ』が今回標的にしたのは――
「おら! さっさと騙しとった金を出せ!!」
「だ、騙す? そんな……私たちはそんなこと……!」
 ある銀行の窓口で男が叫ぶ。彼はナイフを持って、窓口の女性を脅している。それを見かねた店内の客が、携帯で警察に連絡を取ろうとした。
「そこ!! 大人しくしてろ!!」
 別の男が、客の持っていた携帯を念動力で弾き飛ばす。その場にいた客は、恐怖で体が動かない。
「俺たちは『クロウ』……この、腐った世の中を正す者だ……!」

●銀行前
「――というわけで、『クロウ』が立て篭っているんです」
「なるほど……それなら、早く人質を解放してやらないと」
 話を聞いた七星・彩華(狂い咲く呪詛の華・f32940)は、どうしようか、と考える。一人で片をつけるには少々荷が重い。せめて、あと二、三人いれば……そう思っていると、背後から「彩華さーん!」と彩華の聞き覚えのある声がした。その声に振り向くと、そこには声の主であるシフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)は勿論、ケヴィン・ウッズ(人間の剣豪・f34923)と赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)も彼女と一緒に来ていた。
「シフィル! それにお前たちも……」
「今回の件も『クロウ』なんだよね? 私たちも協力できればと思って、ね? ケヴィン」
「……俺は戦えればそれで」
「はは、相変わらずだな。でも、丁度良い時に来てくれたよ」
 彩華は笑顔で三人を迎えると、早速説明をし始めた。
「――つまり、彩華さんとケヴィンさんが正面から入って戦っている間に、私と緋色さんが裏から助ければ良いのね!」
「ああ、できるかい?」
「勿論だよ」
「……当然だ」
 四人は互いに頷くと、早速二人組となりその場から離れた。

●人質の解放
「それじゃあ、いくよ?」
「ああ」
 彩華はケヴィンにそう声をかけると、二人は正面から堂々と銀行へと侵入する。
「な、何者だ!?」
「私たちはしがない猟兵さ」
「猟兵!? くそっ……俺たちの邪魔をするな!!」
「アンタたちの事情は知らない。が、人質を取るような奴と話すことはない」
 ケヴィンは真っ先に主犯格らしき男の元へ行くと、彼からナイフを奪い取った。取り返そうと別の男が念動力を使おうとしたが、彩華がその男に思いきり蹴りを入れる。まだ一般人がいる中で、ユーベルコードや武器の類は使いたくなかったからだ。
「くっ……おい! あの二人にかかれ!」
 男が号令をかけると、『クロウ』たちは二人に襲いかかる。
 一方その頃、裏からこっそり侵入したシフィルと緋色は、意識が二人に集まっている隙に人質を誘導し、裏からこっそりと脱出を図る。全員が脱出できたところで、シフィルと緋色は『クロウ』たちの背後を取り各々武器を取り出して首元に突きつけた。
「――それ以上暴れても無駄よ!」
「周りを見なよ。もう君たちは詰んでるよ」
 『クロウ』の男たちはピタッと動きを止めて、周りを見回す。もう既に、人質はいなくなっていた――。

●お疲れ様でした
「カットー!! 皆さん、お疲れ様でした!!」
「お疲れ様ー!」
 監督がカチンコを鳴らして、回していたカメラを止める。四人は『クロウ』所属の男役の人と握手をした。
「流石、猟兵の皆さん……臨場感が違います……!」
「いやいや、役者さんには敵わないさ」
「そんなことないですよ!」
 和気藹々と話しをする。監督の話によると、どうやらこれでオッケーらしい。一先ず、撮り直しなどがなくて良かった。
「それじゃあ、次のシーン行きますんで、準備をお願いします!」
「はい!」
 他の猟兵たちが現場へと入る。四人は他の猟兵と入れ替わるように、楽屋へと戻って行った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『憤怒の獣・ラパス』

POW   :    研ぎ澄ます悪意
【ナイフ 】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【情報】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD   :    逃さぬ眼差し
【限界突破した投擲技能 】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【ナイフ】で攻撃する。
WIZ   :    留まらぬ殺意
【周囲の血液を、ナイフ 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。

イラスト:白狼印けい

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ジャスティス・モーニンググロウです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ヴェルンド・ラスリス(サポート)
 ダンピールのブレイズキャリバー×魔剣士、30歳の男。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」
口数が少なく、普段は積極的に他人とコミュニーケーションは取りません。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、四肢の切断程度の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。


仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います


徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
 サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写していただけるとありがたいです。ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的な特徴として「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
 嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
よく使う武器は「大天狗正宗」「千子村正権現」「鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!



●今までのあらすじ
 捕まえた『クロウ』の男たちから、ボスの居場所を聞き出した猟兵たち。『クロウ』の拠点には様々な罠が張り巡らされていたが、猟兵たちはそれぞれ特徴的なユーベルコードを駆使しながら突破していった。ようやく最奥へと到着すると、そこにはかつてヒーローとして活躍していた『憤怒の獣・ラパス』が立っていたのだった――。

●ヴィランへの転身
「どうして貴女がここに……」
「あら、私のことを知っているのね?」
 驚く仇死原・アンナ(処刑人 魔女 或いは焔の花嫁・f09978)を前に、ラパスが余裕のある笑みを浮かべた。その笑みにアンナと共に行動していたヴェルンド・ラスリス(獄炎の復讐鬼・f35125)と徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)は、各々武器を構える。
「アンナさん、もう彼女は……」
「……ええ、分かっているわ。でも、分からないの」
 家光の言葉にアンナも鉄塊剣を構え、ラピスをじっと見つめた。
 ヒーロー・ラピス――彼女はかつて、ヴィランを積極的に退治していたヒーローだった。悪を憎み、決して許さない彼女は、ある日を境に突然その姿を消した。そんな彼女が、ヴィラン集団『クロウ』の拠点にいる。それはつまり、そういうこと、なのだ。
「悪を憎む貴女が、どうして『クロウ』なんかに……!」
「フッ……猟兵の貴女たちには分からないでしょう、ね!」
 ラピスはナイフを三人に向けて投げる。そのナイフを弾いている隙に、ラピスは別のナイフを持ってヴェルンドに向かって駆ける。
「変われ! 目の前の怨敵を薙ぎ払う形へ!」
 それに気づいたヴェルンドは、持っていた復讐の黒十字架を剣に変え、ラピスの攻撃を防いだ。
「この世にはね……裁けない悪があるの」
「だとしても、それに市民を巻き込んで良い理由にはならない!」
 ヴェルンドは弾き返すと、攻勢に転じラピスに斬りかかる。だが、ラピスもそう簡単にはやられはしない。彼の攻撃を軽々と避け、同時に近くにいたアンナに刃を向ける。アンナもすぐに対応したが、それでも、向こうの方がスピードは上だ。
「任せてください!」
「何っ!?」
 家光がラピスの背後に回ると、大天狗正宗で一閃。見事に攻撃は当たった。とはいえ、傷は浅い。まだ、大したダメージは与えられていない。
「――っ、……油断したわ。でも、もう遅いのよ」
 彼女がパチンッと指を鳴らすと、どこからともなく、縄で捕らえられた一人の少女がラピスの元に運ばれてくる。
「! その子を離して!」
「それはできないわ。この娘は、あの悪党の娘……そんな子を生かしておくわけにはいかないわ!」
「その子に罪はありません。罰せられるべきはその子の親であって、その子じゃありません!」
「っ、だとしても!」
「……復讐を望む気持ちは分かる。だが、それはその娘に向けるべき感情ではない」
「そんなの――っ、知らないわ!」
 ラピスが少女に向けてナイフを投げる。アンナは素早くそれを弾き、ヴェルンドがラピスに攻撃を仕掛ける。その隙に家光は少女の縄を切り、召喚した火産霊丸の馬上に彼女を乗せ脱出を図る。
「待ちなさい!」
 ラピスは追いかけようとするが、アンナが彼女の前に立つ。
「これより処刑を行う……」
 鉄塊剣を手に、アンナはラピスを睨みつけ斬りかかる。ラピスはナイフで対抗しようとするが、アンナの剣気に圧倒され受け流せずに斬られてしまう。
「くっ……」
 このままではまずいと判断したラピスは、隠されていた奥の道へと走る。一旦退くつもりなのだろう。ここで逃すわけにはいかない。二人は、他の猟兵たちと連絡をとり、すぐに彼女を追った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

碧宝珠・愛羅々
猟兵の戦いって、荒唐無稽なのが多いから、映像資料を残すのは有意義な試みね。あたしの方にもカメラ向けてもらえるかしら?

人質はもういないわ!すぐに逃げなかったのが、あなたの誤算ね。

UCで作るのは、肉料理ステーキ・ハム・燻製。そのままでも美味しく食べれそうなものを大量に作るわ。

漂う香りだけでも、立てこもってられないほどよ。

ナイフが飛んできても、分厚いお肉で受け止めるから、タイミングよく、美味しく焼けましたー!って。

肉料理から飛び散る肉汁は、足元に広がって行くわ。悪役俳優の足元を滑らせるほどに。

倒れたら、悪路走破して駆け寄って、ロープで縛る、撮影だから緩めにね。

料理はスタッフと美味しくいただきました。


中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『すぐに終わってしまってはもったいないですわね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
特徴 長髪 のんびり 社交的 惨殺ナイフを愛用 実は胸が大きい
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す。
ドラゴンランスを使うことがあれば、相手を【串刺し】にするか、竜に変えて【ブレス攻撃】
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー

キャバリアなど巨大戦では【魔竜転身】で巨大化

あと、虫が苦手


響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです



●追いかけた先
 他の猟兵たちから連絡を受け、様々な能力を使いながら碧宝珠・愛羅々(流離いの薬味ハンター・f34916)と中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)はラパスの進行方向へとまわり込んだ。
「なっ……いつの間に……!」
「あの銀行での騒動……あの時にすぐに逃げなかったのが、あなたの誤算ね」
 愛羅々はそう言って【ウォー・アイ・満漢全席!】を発動させ、瞬時に様々な料理を作り上げる。その光景に怯まず、ラパスはナイフを構える。
「ふざけてるの?」
「ふざけてなんかないわ!」
 ラパスが愛羅々にナイフを投げるが、それを分厚い肉で防ぐ。肉汁があたりに撒き散らされるが関係ない。全て料理で防ぎ切ると、裕美の代わりに表へと出ているシルヴァーナが、同じようにナイフをラパスにお見舞いする。
「ほら、ナイフはこう使うのですわ!」
「ぐっ……!」
流石に防ぐものが無いため、シルヴァーナの投げたナイフはラパスに直接当たる。だが、攻撃を受けてもなお立ち上がり、シルヴァーナが投げたナイフを持ち猟兵たちに向かって走り出す。しかし、先程周りにばら撒かれた肉汁で、ラパスは足を滑らせる。「くそっ!」と悪態吐くラパス。そんな彼女の元にリズはしゃがみ込み、彼女に手を差し伸べた。
「貴女はヒーローだった……それなのに、どうしてこんな手段を取ったんですの?」
「この世には裁けない悪がある……ただ、それだけよ」
 ラパスはリズの手を払い除けると、リズにナイフを向ける。リズは悲しそうな目をしながら、【白薔薇の嵐】を発動する。無数の花びらがラパスの視界を防ぎ動けなくなっている隙に、愛羅々は彼女をロープで縛った。
「くっ……!」
「捕まえるだけで良いんですの?」
「まだヒーローに戻れるかもしれないから……そうでしょ? リズ」
「ええ。それに……」
 三人は他の猟兵たちと合流すると、ラパスを彼らに引き渡す。
「――裁けない悪を裁く。彼女の力になりたいのですわ」
 リズはそう言うと、「やれやれ」といった風にシルヴァーナはため息を吐き、愛羅々は「うんうん」と頷いた。
「私たち猟兵は、ヒーローもヴィランも……皆の平和のために頑張ってるんだもの!」
 愛羅々の言葉に、皆笑顔で頷いた。

●お疲れ様でした!
「カットー! はい、お疲れ様でしたー!」
「ありがとうございます」
 スタッフの拍手に包まれながら、三人は礼を言った。ラパス役の役者の縄を解きながら、撮り直しかどうかの判断を待つ。しばらく待っていると、どうやら内容的にもオッケーが出たようだ。
「猟兵の皆さん、ご協力ありがとうございました! これで良い映画が完成しますよ!」
「お役に立てて光栄ですわ」
 リズがにっこりと笑う。その隣にいたシルヴァーナが、スタッフに尋ねる。
「そういえば、ラパス役の彼女……わたくしのナイフを受けていましたけど、大丈夫ですの?」
「大丈夫ですよ! ちゃんと対策していましたから」
「あら、そう?」
 事実、彼女はぴんぴんしている。そういえば、愛羅々はどうしているのだろうか。いつの間にかいなくなっていた彼女を探すと、彼女は先程作った料理と追加で作った料理をスタッフに振る舞っていた。
「お疲れ様でした! どんどん食べてくださいね」
「有り難くいただきます!」
 そう言いながら、スタッフ一同、食事を美味しく頂いた。


 後日、ヒーローズアースで、ある映画がが公開された。その映画は本物の猟兵が出演していると、一時期話題となった。CGではない本当のユーベルコードが使われたそれは、臨場感がある。カッコいい。ヒーローとは何か。正義とは……などなど、様々な感想が寄せられてたが、概ね好評だったそうだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年01月14日


挿絵イラスト