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殲神封神大戦⑦〜溢れ出る僵尸をぶっ飛ばす作戦

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑦ #プレ〆です

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「皆、南蛮門までの道が開いたよ!!」
 グリモアベースで秦・美芳(萌葱色の降魔拳伝承者・f32771)が猟兵たちに笑顔で報告する。
 封神武侠界の『殲神封神大戦』は順調に進んでいる。その成果がいにしえの仙界『紫霄宮(しあいきゅう)』に至る門までの道を開いたのだ。
 この南蛮門は、本来であるなら不定期に現れる幽玄の門。そこに『在る』のかどうかすらわからない門であるのだが。
「よくわからならいけど、今は何かに固定されていてずっとそこに『ある』よ!」
 戦争のせいか、あるいは仙界側からのアプローチなのか。とにかくこの幽玄の門は消えることなく門を開き、人界にオブリビオンを送り続けているのだ。
「あとね、人界の自然の精気を吸い取ってるみたい」
 それらは仙界にいる『自然と農耕を司る三皇』に送られているのだろう。いずれにしても南蛮門が門を開いていることは人界にとって被害が必至。
 しかし逆を言えば、だ。
「この門を占領しちゃえば相手に被害を与えられるよ!」
 というわけで、門を占領しちゃおう依頼が発動です。


「南蛮門からは今、大量のおぶりびおんが溢れ出てきているよ」
 そのオブリビオンたちが通常とはちょっと違うのだ。
「『僵尸化おぶりびおん』って言って、とっても強いね!!」
 もう少し丁寧に説明をすると、この『僵尸化オブリビオン』は『二度殺害する』ことによって生み出された、恐るべき筋力と仙術耐性を発揮する特殊個体の集まりだ。
「1対1でも普通に戦うと苦戦は必至。でも弱点があるよ」
 それは胸元に貼られている『封魂符』だ。強力ではあるが、その力の源は僵尸化したことにある。そのため、魂を封じてある封魂符が剥がれてしまうと、その途端に元の死体に戻ってしまうのだ。つまり、一撃で倒せる。
 もちろん、全部消滅とかさせてもよいのだが。門は後から通る必要があるから壊してはいけない。
「大量に出てくる僵尸化おぶりびおんを全部倒すにはこの符を狙って剥がしていくのが一番効率的ね」
 どうにかして胸元の封魂符を剥がしていって、僵尸化オブリビオンを無効化していってほしい。


「僵尸化されているおぶりびおんは『双炎の拳士』よ」
 両の手に紅蓮の炎を纏った武人の一派。それが一派まるごと僵尸化されている。
 ただ、武術の心得があるため、胸元に伸びてくる手を殊更警戒する動きをするだろう。
「拳をかいくぐって剥がすか、遠くから仕留めるか。少し策を練るととっても楽に進むかも」
 剥がすこと、と言っているが、破損させることでもいい。燃やしたり、斬ったり、あるいは穴を開けたり。その辺りは得意な手で行ってほしい。
「門の前は広い平原になっているよ。門を壊さないように気を付けてね」
 改めて注意です。なお、それ以外の、例えば大地とか近くの森とかはある程度破壊されても目を瞑ってくれる。大地が無くなるほどの対消滅とかは避けていただきたい。
「おぶりびおんは大量と言っても、倒し続ければ最後には敵の方が尽きるよ」
 だからそこまでなんとか倒し続けて欲しい。
「よろしくね」
 そう言って、美芳は猟兵たちを封神武侠界へ送り出すのであった。


るちる
 まいどです。いつもありがとうございます、るちるです。
 『殲神封神大戦』戦争シナリオふたつめでーす。

●全体
 1章構成の戦闘シナリオです。
 純戦になります。南蛮門から大量に溢れ出てきている『双炎の拳士』を倒してください。戦闘の際に気を付けるべきは南蛮門そのものだけ。周囲には敵だけで、1対多の戦いとなります。存分に暴れても大丈夫ですよー。

 当シナリオには以下のプレイングボーナスがあります。活用してください。
(=============================)
 プレイングボーナス……敵の封魂符を剥がす。
(=============================)
 剥がすとなっていますが、破損でもオッケーです。剥がす、斬る、焼く、穴を開ける等、封魂符が元の形を保っていなければ『封魂符が効力を失った』とします。得意なアプローチで攻めてください。

●1章
 集団戦『双炎の拳士』
 戦闘場所は門の前、開けた平原。障害物なし。転送は門の周辺に落とされる感じになります。すぐ戦闘になるので、万全の準備をしてから転送されてください。
 拳士たちはユーベルコード以外に、拳や蹴りといった徒手空拳を使います。飛び道具はユーベルコードのみです。


 オープニング承認後、プレ受付開始。冒頭説明とか断章とかはありません。採用人数は最低限+0~2名。プラスアルファは気分で変わります。比較的速攻執筆になると思います。ある程度はタグでご案内します。

 それでは皆さんの参加をお待ちしていまーす!
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第1章 集団戦 『双炎の拳士』

POW   :    双炎拳
【炎を纏った拳】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    脱力返し
完全な脱力状態でユーベルコードを受けると、それを無効化して【手のひら】から排出する。失敗すると被害は2倍。
WIZ   :    炎拳乱撃
【炎を纏った拳の連打】から、戦場全体に「敵味方を識別する【炎の流星群】」を放ち、ダメージと【消えない炎】の状態異常を与える。

イラスト:お餅。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

オメガ・カストゥール
今回は、人型で行こうか。
『それと、ドレイク、貴様は我を背に乗せて敵に近づきながら走ってくれ』

今回は【騎乗】戦でいく。
そのまま高速で敵に移動して、札を剥がすのが目的。
接近して札を剥がしたらそのまま一旦、離脱。
そして、幾つか剥がすかしたら、UC使用。
大量の剣を敵目掛けて飛ばして吹き飛ばす。
「こんだけの剣、避けられるとでも?」

アドリブ歓迎




 南蛮門、いにしえの仙界『紫霄宮(しあいきゅう)』に至る門。
 その門から『僵尸化オブリビオン』と化した『双炎の拳士』が人界へと現れる。その様を空から見たならば、まさしく『溢れ出ている』という表現が正しいだろう。

 その双炎の拳士に対して、オメガ・カストゥール(火焔竜にして、竜神王・f34605)は真正面から相対する。此度は人型。
「ドレイク、貴様は我を背に乗せて敵に近づきながら走ってくれ」
 随行させているドラゴン『ドレイク』にそう呼びかけて、オメガはその背に飛び乗る。ドレイクはマイナードラゴンの一種。四足歩行で翼は無いが、地を駆けるには最適だ。
 ドレイクに騎乗した状態で突撃するオメガ。高速で接近してくるオメガたちに双炎の拳士の反応が遅れ、ドレイクはその巨体がゆえに双炎の拳士の集団を先頭から弾き飛ばしていく。
「……!」
 どうやら竜の巨体がすり抜けるには敵の数が多すぎるらしい。だが、弾き飛ばされ、空中に浮いた双炎の拳士は完全なる無防備。すれ違いざま、封魂符を引きちぎるように剥がしていくオメガ。
 そのままオメガは一度集団を突き抜けて反転。視界の中で双炎の拳士たちの様子を確認しつつ、オメガが『ガイ・ソード』を掲げる。長さ3mの剣が陽光を受けて煌めく。
「さて……貴様らは、この剣が1本だと思うであろうが、それは、間違いだ!!」
 【ガイ・ソード・アンリミテッド】によって、105本ものガイ・ソードがオメガの周辺に浮く。手にした大本のガイ・ソードを振り下ろせば、残りのガイ・ソードが双炎の拳士に向かって飛翔する。
「こんだけの剣、避けられるとでも?」
 そう告げたオメガの言う通り、おおよその双炎の拳士たちは回避しきれず、胸を封魂符ごと貫かれて、ただの死体に戻っていく。
 しかし、一部の双炎の拳士が脱力返しでユーベルコードの無効化を試みる。成功した個体と失敗した個体は半分半分。残った個体がオメガ目掛けて突撃。まずはドレイクからと拳とケリを叩きつけてくる。
「む……」
 この程度の攻撃ではドレイクは落ちないが、ダメージが無いわけではない。
 ひと声、不快そうな唸りをあげてドレイクが暴れる。それに合わせて双炎の拳士の封魂符を剥がしていくオメガであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

山吹・慧
あの門も気になる所ではありますが、
今は目の前の敵ですね。
しかし、二度も殺害されるとは難儀な話ですね……。
せめて三度目の死で安らかに眠ってほしいものです。

イグニッションしてから転送してもらいます。
敵には闘気を纏った【功夫】による接近戦を挑み、
戦いながら【学習力】で敵の動きを覚えていきます。
そして、【オーラ防御】を展開して敵の攻撃を
【集中力】で【受け流し】【体勢を崩す】事で隙を作り
【カウンター】の【光明流転】を放ちます。
更にそのまま【グラップル】で動きを封じて
封魂符を剥がしましょう。

アドリブ等歓迎です。




 南蛮門、いにしえの仙界『紫霄宮(しあいきゅう)』に至る門。
 その門から『僵尸化オブリビオン』と化した『双炎の拳士』が溢れ出てくる様を視認しつつ、山吹・慧(人間の宿星武侠・f35371)は前を見据え。
(あの門も気になる所ではありますが……)
 しかし、人界を蹂躙せんと押し寄せてくる双炎の拳士たちを見過ごすわけにはいかない。
「今は目の前の敵ですね」
 と呟いて慧は『眼下を見る』。その身は空の中。イグニッションしてから転送してもらった先は敵の真上である。
 そのまま手から発勁手袋に気を流し込み。
「発ッ!!」
 真下に向けて衝撃波を放つ慧。双炎の拳士たちを吹き飛ばす。その攻撃が致命傷に届かないことは十二分には分かっているが。
 結果的に双炎の拳士たちが飛び退いて開けた大地へ慧が着地する。
「いきます……!」
 全身に闘気を巡らせて構えを取った慧に対して、双炎の拳士たちもまた炎を纏う拳で以て臨戦態勢を整えるのであった。


「疾ッ!」
 小さく息を吐きながら足の裏で大地を捉えて。
 功夫による慧の掌底が双炎の拳士に叩き込まれる。強烈なその一撃をまともに受けながらも退かない双炎の拳士は下から慧の腕を跳ね上げつつ、さらに懐に踏み込んでくる。
「……っ!」
 炎を纏った拳の一撃に対して、慧は集中。炎の流れ、気の流れを読み、その流れの先を自身の正中線からずらすように、オーラを纏わせた腕を割り込ませ、肘から先を回転させて、炎の拳を外側へと弾き飛ばす!
 強烈なガードに勢いごと流されて体勢を崩す双炎の拳士。その隙と懐へ慧が流れるように踏み込む。

 ――後の先。

 相手にしかけさせてなお、こちらが先手を取る術。その『先手』に全力を込めて、慧が掌底を叩き込む!
『……?!』
 慧の【光明流転】――強烈すぎるカウンターの一撃に体がくの字に折れる双炎の拳士。そこで慧は止まらず、逆の拳で下から双炎の拳士の体を跳ね上げる。そして無防備になった胸元から封魂符を剥がし取れば。
 突然力を失って地に崩れ落ちる死体。
(しかし、二度も殺害されるとは難儀な話ですね……)
 その様子を確認しながら慧は次の相手に向かって構えを取る。ちらりと視界の端に映った、物言わぬ死体を目礼を送りつつ。
(せめて三度目の死で安らかに眠ってほしいものです)
 迫りくる炎の拳に対して、新たに攻撃を仕掛けていく。

 何度か対応すれば双炎の拳士の動きも見切れるようになる。慧の動きが最適化されていき、炎の拳をかわす動きから、炎の拳による攻撃の出鼻を潰すような動きに変わっていく。そこまで研ぎ澄まされていけば、後の先はほぼ先制攻撃のような感じになる。
「このまま、押し通ります!」
 【光明流転】の一撃とほぼ同時に封魂符を剥がし取る慧。
 もはや慧の動きについていける双炎の拳士はおらず、慧の視界内にいた双炎の拳士たちはその悉くが封魂符を剥がされ、無力化されていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

菫宮・理緒
『封魂符』を狙っていけばおっけーってことだね。そういうのは得意だよ♪

わたしは【セレステ】に乗って『僵尸化おぶりびおん』の正面に立ったら、
【E.C.O.M.S】を起動してユニットを召喚。同時に【M.P.M.S】も取り出して、【誘導弾】の全力射撃モードで行くよ!

どちらの攻撃ももちろん『封魂符』狙い。
『僵尸化おぶりびおん』から符を剥がして、どんどん倒していくよ。

『希』ちゃん、命中補正はよろしくね。

どうにも最近すっきりする依頼も少なかったからね。
ここでちょーっとストレス発散も兼ねて、思いっきりいかせてもらっちゃおうかな!
(すでにちょっと目がイッてる)

本気のトリガーハッピーみせちゃるでー!(何があった)




 南蛮門、いにしえの仙界『紫霄宮(しあいきゅう)』に至る門。
 その門から溢れ出てくる『僵尸化オブリビオン』と化した『双炎の拳士』たちを見ている菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)のおめめはちょっとぐるぐるしていた。ナンデ?

「『封魂符』を狙っていけばおっけーってことだね。そういうのは得意だよ♪」

 よし、言っていることは普通だ、今のところ一応。
 そんな理緒は『RI-21A リオ・セレステ type-W.E.A-』ことセレステに乗り込んで操縦席から双炎の拳士たちを狙っている。機体位置は双炎の拳士たちの集団の真正面。ホバー走行モードで地面から少し浮きながら。
「【E.C.O.M.S】起動。作戦行動、開始」
 その数およそ600の小型戦闘用&正八角形のユニット『Octagonal Pyramid』を召喚して迎撃態勢。同時に多目的ミサイルランチャー『M.P.M.S』発射準備完了。装填はマイクロミサイル。
(どちらの攻撃ももちろん封魂符狙い)
 『M.P.M.S』のトリガーを引きつつ、『Octagonal Pyramid』の突撃命令をゴー! 迫りくる双炎の拳士たちに対して、理緒の全力射撃モードが迎え撃つ!
「符を剥がして、どんどん倒していく、よー!」
 まずは小手調べと放った全力その1。
「希ちゃん、命中補正はよろしくね」
『うん!』
 『M.A.R.E』こと通称『希(まれ)』ちゃん。人格プログラムを組み込んだ、理緒専用のサポートAIが理緒の求めの応じて、ユニットの射撃角度とミサイルの軌道を調整する。
 直撃。
「お、おー」
 どうやら見事封魂符だけを狙い撃てたようだ。まぁミサイルなので派手に爆発も起こってますが、とりあえず倒せているので良し! 起き上がってこないからね!
「どうにも最近すっきりする依頼も少なかったから、ねー」
 『M.P.M.S』へ新たにミサイルを装填しつつ、理緒の手元がかちゃかちゃっとなんか激しく動いている。これはいったい……?
「ここでちょーっとストレス発散も兼ねて、思いっきりいかせてもらっちゃおうかな!」
 よーし、理緒さんのおめめがぐるぐるパワーアップだー!?
 すでにちょっと目がイッちゃってて友人知人以外には見せられませんよ理緒さん!!
「本気のトリガーハッピーみせちゃるでー!」
 何があったの本当に。
 ぐるぐるおめめの理緒さんが荒ぶりまして。何度も続く全力射撃がセレステの周辺に押し寄せた双炎の拳士たちを一掃していくのでした。
 爆発しているのである意味火葬?

大成功 🔵​🔵​🔵​

上野・修介
※アドリブ連携歓迎
オブリビオンという存在自体がそもそも過去の亡霊、元より死人みたいなモノだ。
猟兵として幾度も殺してきた。

「やることは変わらない、か」

――為すべきを定め、心を水鏡に

「過去より戻ってきてなお二度殺されるか」

今更同情や憐れみを感じるのは偽善だ。
それでもせめて、三度目は出来るだけ穏やかに還す。

調息、脱力、相手を観据える。

拳は握らず、相手の攻撃を受け入れる様に構えは取らず。
視線と体幹の動き、呼吸を読み、UCを用いて攻撃に対して合気を取り一時的に動きを止め、符を剥がす。
出来るだけ丁寧に、極力傷付けないように、そして祈るように。
偽善でも構うものか。

「もう戻ってくるな。安らかに眠れ」




 南蛮門、いにしえの仙界『紫霄宮(しあいきゅう)』に至る門。
 その門から人界を蹂躙せんと溢れ出てくる『僵尸化オブリビオン』と化した『双炎の拳士』たち。

「やることは変わらない、か」

 双炎の拳士たちを視認して、呟くその声は冷静の中にもわずかな感情が混じっていて。だが、上野・修介(吾が拳に名は要らず・f13887)の意志の力は変わらない。
(オブリビオンという存在自体がそもそも過去の亡霊、元より死人みたいなモノだ)
 ゆえに猟兵として幾度も殺してきた。だから、『やることは変わらない』。

 ――為すべきを定め、心を水鏡に

 呼気、吸気、それを意識的に繰り返す。息を調えること、すなわち戦いに備えること。息とともに力を全身に巡らせつつ、体から余計な力を抜き、改めて開いた双眸は双炎の拳士たちを観据える。
「過去より戻ってきてなお二度殺されるか」
 それはただの感想で、ただの事実だ。先に述べたようにこの拳は幾度もオブリビオンを屠ってきた。いまさら同情や憐れみを感じるのは偽善だ。
 だが。
「……それでもせめて」

 ――三度目は出来るだけ穏やかに還す。

「……」
 迫りくる双炎の拳士たちに対して、修介は拳を握らず、そして相手を受け入れるように構えも取らない。その瞳だけが双炎の拳士たちを『観』ている。
 双炎の拳士の炎を纏った拳が迫る。
「――ッ」
 小さく呼気。ただ見ていたわけではない。『観』切った双炎の拳士の視線、体幹の動き、そして呼吸。それに合わせる――合気。
(――ここだ)
 片足をわずかに引いて、体を斜にする。炎の拳を紙一重でかわし、間髪を入れず、その肘を修介の掌が掴む。流れるようなカウンター、同時に双炎の拳士の体が浮く。浮いたその体を修介の体が抑え込み、双炎の拳士の動きを封じる。

 出来るだけ丁寧に、極力傷付けないように、そして祈るように。

 修介の【柔】が双炎の拳士を地面に組み伏せる。双炎の拳士の動きが完全に止まったその一瞬に、修介が封魂符を剥がし取る。
(偽善でも構うものか)
 修介の意志も動きも揺れることはない。しかし、わずかに揺れた感情が双炎の拳士の偽りの生に穏やかな終止符を打つ。
「もう戻ってくるな。安らかに眠れ」
 修介の声に双炎の拳士が応えることはなく。いや、それでいいのだ。応えられないということは再び還ったということなのだから。
 元の死体に戻った双炎の拳士の体をその場に置いたまま、修介は立ち上がる。
 いまだ視界の中には僵尸化オブリビオンと化した双炎の拳士たちがいる。
「……」
 軽く右肩を回して。修介は再び双炎の拳士たちに相対するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

白銀・ゆのか
生憎、あんまり器用な方ではないから…
うちに出来るのは、真っ向から組み付いて…力付くで、服ごとひっぺがす!

『八卦、よぅい…!』
ユベコで纏った炎の両手…向こうとバトルスタイルはほぼ一緒…!
鬼の…羅刹の『怪力』を漲らせて…!

『のこったぁ~っ!』
相撲、柔道、空手ぜんぶない交ぜにして…掴んで引き倒し、足払って、服ごと札を引きちぎって、次!
囲まれるなら手近な相手引っ掴んで武器がわりのジャイアントスイング!

僵尸化されてても武人であるならば…武で討つ方が報われるでしょうし…!


ってこらぁ!どさまぎで変な組つき方、するんじゃ、ない、のっ!めっ!
(寝技等に持ち込もうとする奴限定で、炎纒いの拳骨も!




 南蛮門、いにしえの仙界『紫霄宮(しあいきゅう)』に至る門。
 その門から溢れ出てくる『僵尸化オブリビオン』と化した『双炎の拳士』たち。しかし、その数は徐々に減ってきている。あと少し押し込めば。
 そんな状況下において、白銀・ゆのか(恋華荘の若女将・f01487)は封神武侠界の地に降り立つ。
 猟兵という存在に釣られるように、双炎の拳士たちはゆのかへと方向を転換する。これもまた猟兵とオブリビオンという存在の関係性。しかし、ゆのかもまたそれに臆することなく双炎の拳士と相対する。
「生憎、あんまり器用な方ではないから……」
 そう言って身構えるゆのか。その手には慣れ親しんだ……アレ? なんで薙刀ないの??
「うちに出来るのは、真っ向から組み付いて……力付くで、服ごとひっぺがす!」
 意外と豪快な若女将であった。

 相対する距離を見据える。
「八卦、よぅい……!」
 ゆのかの声に応じて炎の竜巻が拳を包み込む。ユーベルコード【灰燼拳・炎風】発動、奇しくもゆのかと双炎の拳士のバトルスタイルは。
(ほぼ一緒……! なら、後は……!)
 ぐっ、と一度拳を握り込んで。その手に、腕に漲らせるのは鬼の、羅刹としての怪力。
 お互い至近距離での戦いとなるならば、後はその距離での戦いを制する『何か』があれば……!
「のこったぁ~っ!」
 拳と拳が交わる距離。その刹那、ゆのかが仕掛ける!
 相撲、柔道、空手ぜんぶない交ぜにした鋭い一撃は相手を殴り飛ばす拳のように見せかけて、双炎の拳士の胸元を強引に掴み、そのまま地面に引き倒そうとする!
『……!』
 咄嗟に耐えようとする双炎の拳士……の足元をゆのかが払えば、耐えられるはずもなく、強烈な力のまま地面に叩きつけられる双炎の拳士。そのまま、襟元ごと封魂符を引きちぎるゆのか。双炎の拳士の体が突如として力を失い、ただの死体へと還る。
「次!」
 瞬く間の攻防を制して、ゆのかが次の双炎の拳士へ手を伸ばす。手近な相手から引っ掴んで引き倒して、封魂符を引き剥がす。
 しかし、数が圧倒的に多い。ゆのかの戦い方は1対多をひっくり返すものではなく、1対1を素早く処理していくものだ。徐々に囲まれるゆのか……だが、ゆのかの口端には笑み。
「ええーーいっ!」
 囲まれるならば好都合と手近な相手をむんずと引っ掴む。そしてそのまま引き倒……さず、武器がわりにぶん回すゆのか。いわゆるジャイアントスイングである!
(僵尸化されてても武人であるならば……武で討つ方が報われるでしょうし……!)
 ジャイアントスイングが武なのか、という問いはとりあえず横に置いておく。
 ゆのかの攻撃によって、つまり戦いの結果によって、次々と封魂符が破損していき、その場に崩れ落ちる双炎の拳士たち。
「このまま……ってこらぁ!」
 ゆのかが掴んでいた双炎の拳士を地面に叩き付ける。
「どさまぎで変な組つき方、するんじゃ、ない、のっ! めっ!」
 再び【灰燼拳・炎風】、炎の竜巻を纏った拳を叩きつけて封魂符ごと焼くゆのか。
 いやー、それは振り回しすぎて相手も必死にしがみついていただけでは? と思わなくはない。


 ゆのかをはじめ、猟兵たちの猛攻で南蛮門から溢れ出てくる双炎の拳士たちは駆逐されていく。いかに僵尸化オブリビオンとはいえ、その数は有限。封魂符さえ剥がしていけば、その脅威は一気に減少していく。
 臆することなく攻め入る猟兵たち。
 そして双炎の拳士たちを全てただの死体へと還した後……猟兵たちは南蛮門を制することに成功したのである!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月14日


挿絵イラスト