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#UDCアース #グロテスク #胸糞 #欲望教

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#UDCアース
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●吐き気がするほどに愛おしく、いとしく思えた君がいた
 世界の片隅で君は泥水を啜っていた、そそがれた体液はおそらく蛆虫のものだろう。今日のカクテルはまだマシな代物(もの)だろうか、汁気(にが)みが食道(みち)を通っていく。それじゃあ今度は首を晒してくれないか、ギュウギュウと絞められた、死ねない、いっそ殺してくれと懇願する――そんなツマラナイ事を謂うなよ、アハハハハ。
 破り棄てられたお気に入りのノート、刻まれた奈落のような罵詈雑言(つみ)とおどる。どうして、もう言葉をこぼす事も出来ないオマエ、いっそ私が彼方側であったなら――ふと見上げれば綺麗な娘(ひと)。「もう大丈夫だからね」
 跪いた儘の誰かが贄を求めていた、まだ痛みが足りない。

●グリモアベース
「ん-。こりゃ厄介なやつですね。隣人ちゃんじゃあ如何にも説明し難いって類です。いや、やってる事は明解なんですけどね。これだから人間ってのは糞なんですよ」
 グリモア猟兵はナイフを机に刺しながら溜息を吐いた、まるで世界の中心が『ここ』だとでも謳うように。
「そんじゃあテメェ等にはUDCアースの学校に行ってもらいます。どうやら女子高ってやつですね。おっ! 察しが好い、これは『いじめ』の案件ですよ」
 クソみてぇな話になりそうですねぇ。ぶつぶつと悪態(たん)を拭いながら目隠し改めて説明(と)き続ける。
「邪神復活の鍵になるのは『いじめられてる娘っ子』だと思われます、今なら阻止できると思われますよ。まあ不完全な招来は免れそうにありませんが――よーするに普段通りって感じです。とっとと片付けてくださいね」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 糞のような小世界、いたみの優劣。

 第一章。
 舞台は女子高。
 いじめられている生徒がいます。
 探り当て、どうにか邪神召喚を止めさせましょう。

 第二章。
 詳細不明。

 第三章。
 不完全に復活したUDC怪物との戦闘です。
205




第1章 冒険 『絶望学園』

POW   :    私ですか?生徒デスヨ生徒

SPD   :    隠密行動…隠れて探り廻る

WIZ   :    何らかの身分(警官等)を名乗って調査(事実でも偽装でも…)

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 道端に落ちていた面白くもない蚯蚓、干乾びた生命(いのち)は弄ぶ事に使われた。溝に落ちていた真っ白な手帳、インクもなしにビチャビチャなのは誰の所為か。シミついた血液(えきたい)が色薄くなって幾日、幾週、幾ヵ月、鳴き声は最早聞こえない。猟兵(きみ)は女子高(こどく)に押し込まれる輪郭(かたち)で探索(さが)し始めるのだろう――身近な絶望はティーンエイジャーに塗れていた。
 糞を投げ付けられた結果を視てはいけない。
満月・双葉
アドリブ歓迎

これだから人間ってのは嫌いだ
弱いものを虐めてまとまり、いなければ弱いものを作り出してでも…
オブリビオンから救ったところで自滅するだけのくせに…猟兵の存在意味ってあるんですかね?

警察官になり切って学校に
カエルのマスコットに現場を探り当てさせて、最中に突入出来れば最高なんですが
そういう話をしている奴等を見つけては
虐めは犯罪でしてね
これはこの刑法に触れている
という『穏便』な方法から、【読心術】を用いて相手の弱い所をつき追い詰めていく
被害者を突き止めてしまえれば、あとは何処にいるか、それだけですね



 柘榴に手招きされた邪悪が酸味(くさみ)を孕みつつも回転(かこ)ってくる。見事な宙返りをキメた蛙(もの)の足跡は額(どこ)につくのだろう。世の中はまるで反転(くり)続けた歴史(いぶつ)だ。反芻しても反芻しても『味が無くならない』と女(ひと)は嗤う――これだから人間ってのは嫌いだ。あっちに体の弱いものがいれば叩いて遊び、こっちに心の弱いものがいれば罵って遊ぶ。挙句の果てには『わっか』の内から局外者(アウトサイダー)を炙り出すのだ。過去(オブリビオン)から救ったところで骸の海から再び掬う。自滅するだけのクセして鳴声だけは一丁前だ――猟兵の存在意味ってあるんですかね? 少なくとも大根の方が美味しいし有難みが視える。最早定める事の出来ない痣(あと)が茫々(ひろ)がって異た。たとえ個性とやらが重視されていても出る杭は打たれる。
 マスコットの四肢(あし)がひくついたかと思えば寄って囲っての大団円(くそだんご)、クスクス笑いに筆舌出来ない言の葉がこぼれている。乳白色(オマエ)が戸を叩けば『鴉は啼く事を止める』だろう――虐めは犯罪でしてね。何よ、アンタ。まったくが最高のタイミングだ。
 ひどく穏便(おだやか)な声色で頭(リーダー)らしき学生(もの)を糺していく。悪態(きたないもの)を吐き散らしていたのだ、言い逃れる事は不可能だろう。この鋏にはちょっとした赤(いろ)が付いている、とても黒々とした腸の代わり。
 被害者の名前をほどくのに時間は要らなかった。あとは『切り棄てられた』筈の誰かさんを『見つける』だけ。けろけろ、けろけろ、蛙の方がやはり素直だ。
 ゲロのような醜悪(あれら)を無碍(み)て猟兵(オマエ)は往く。

成功 🔵​🔵​🔴​

美国・翠華
【アドリブ・細かい部分のおまかせOK】
…嬲られる側の気持ちはわかるけど…
阻止しないといけない

いじめを阻止するためには自分も生徒のふりをして彼女を守ることだろう。
もちろんそれでいじめられていた生徒が対象から外されたとしても
今度は私自身が標的にされるのは間違いない。
きっと、反応しない人間よりも新鮮な反応を示す人間のほうがそういう人は好むんだろう。

私もどんなにいじめられてもずっと耐え抜こう。
UDCと初めてあったときのあのことよりもずっとマシだから
負の感情を得ることは難しくなるはずだろう。



 襤褸雑巾の気持ちになった事はあるかい、そんな嘲笑(あざけ)りを受けたのは幾度だったか。伽藍洞(うろ)と化した『つもり』だったと嬲られた側は嘆息(なげ)くのみ。嗚呼、よくもまあ『こんなにも』飽きない方法(こと)だ。ゲラゲラとクスクスの狭間に這入り込んだ滅裂な感情――阻止しないといけない。漆黒(めだま)には何が映っている。
 誰かも知れない蛙(マスコット)に導かれて数分、ようやく辿り着いたのはお手洗いだろうか。先生も普段は通らないほどの隅の隅、その窓にちかい個室。何かがたまりに押し込まれる音、がたがたと騒がしい抵抗(じごく)の釡――開けるならば今しかない。開けなければ猟兵ではない。何やってるのよ――新鮮な魚が俎板の上にやってきた。
 フラッシュ・バック――がたいのいい男に蹴られた想像(おもいで)。狡猾そうな男に舐られた想像(おもいで)。肥えている男に※※※※想像(おもいで)――刹那に闇黒(と)んだ意識はようやく浮上したのか。便器の水(なか)の苦味が息(いき)わたる……。
 大丈夫、こんな程度『くるしみ』にも成りはしない。汚物だと罵られ、消臭剤(においけし)を飲まされたって痒くもない。UDCとの遭遇(おもいで)を反芻(かじ)ればただの玩具遊び。神を降ろすには儀式が要だ、これで『マイナス』を集める事は難しくなる――ジャック・ナイフが転がされた肉を愛撫(な)でて魅せた。
 こんなにも可愛くて鬱陶しい娘、さっさと折って終うに限る。
 ……アンタ、今日からアタシらの※※ね。
 なんとも典型的(ベタ)な、少し唇がひずんだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

白嶺・踊子
【アドリブ歓迎】
いじめの原因といえばスクールカースト。
加害者と被害者。女同士で立場の強弱を決めるものは?
容姿、スポーツが得意か、コミュ力、等。

「寵姫の瞳」の魅了で適当に身分をごまかしてこの女子高に生徒として潜入して。
私の寵姫としての美貌と猟兵としての運動神経で、カースト最上位の美少女として君臨してあげる。

そして彼女がいじめられている現場に割って入って宣言するの。
「彼女、私の友達なんだけど。ちょっかい出さないでもらえるかしら?」
並の容姿の子達では学園の女王様の取巻きグループの子に手は出せない。
女子高の大原則。

ごめんね、強引で。
我ながら自信過剰で嫌らしくて本当に最低ね。



 原因を炙り出し宣言(たた)く事は赤子の手をひねるに等しい、沸騰し始めた小世界(まどわく)が楽園に成って果てる前に。凝視(み)るべきだ。
 三角形(ピラミッド)の頂点で脳味噌をぶら提げているのは何者だろうか、名前や輪郭を確かめずとも糞(どろ)パックの頭(こうべ)で在る事に変わりはない。決して代わりを探そうとしないお山の大将は自らの揮い方を理解している――それは猟兵(オマエ)自身にも当て嵌まる事だ――つまりは容姿、運動神経。人との関わり方、etc。上も下も真ん中も網羅してこその美人(つや)やかさか。故に自然現象(ひと)は地獄へと紛れ込む。
 寵愛(あい)を受け、存分に花(みつ)を振る舞って魅せればあっという間に『最上位』だ。ごきげんよう、嗚呼、ごきげんよう。君臨したオマエの名は白嶺(それ)に相応しい。先生先生、最近何か変わった事はありませんでした。たとえばお花摘みの彼方(おく)あたりが騒々しいとか――目を逸らしたのが『合図』だ、なんともわかりやすい。
 乾かす事も赦されずに小動物(ひがいしゃ)は震えていた。肉食動物(ハイエナ)の群れに割って入ったオマエ「私の友達なんだけど」――大原則(ルール)の最初(はじまり)に記された絶対性、目の前の女(オマエ)には逆らえない。女王様に命令されたら靴でも泥でも啜らねば成らないのだ――ひどく強引に雑草(かのじょら)を貫ける。
 我ながら自信過剰で厭らしくて本当に最低ね。ぼそりと漏らした言の葉に小動物(あなた)は首を振った。足掻いても藻掻いても脱げない汚物に別れの挨拶だ。
 あなたは道端の石ころでも犬の糞でもないでしょう。腸におさめていたものが一斉に解放された――まだ絶望には早い、藁ならば此処に『ある』のだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

数宮・多喜
陰湿ないじめだねぇ……
UDC-HUMANになっててもおかしくない状況じゃねぇか。
何とかしてやらねぇと。

流石にアタシは、生徒を名乗るにゃ歳が行きすぎだろ。
卒業したOGの大学生を装って生徒に『情報収集』し、目星を付けたいじめの実行犯共の前に堂々と顔を出すか。
ま、いじめってのはそれだけで解決するようなもんじゃねぇ。
「大人」が介入するのは火に油って事もある。
(なんで余所者の力を借りてるんだ、あの卑怯者)
そう言う反感も出るだろうさ。
だから、「多数側に居る事でしか安心できない卑怯者どもかい?」と事実を告げる。
この【道説く陽光】が、被害者の子の特定と加害者のその子への懺悔の切っ掛けになればいいんだけどね……



 人間が怪物の種なのか怪物が人間の元なのか、鶏にも卵にも判断出来ない状況(いま)が反芻(く)われていく。殺されずにただ生かされるような悪夢(じごく)が泥濘(どろ)を孕むと謂うのか――在り来たりな展開だからこそ『陰湿ないじめ』と口に成せる――何とかしてやらねぇと。強烈なまでの熱量(いた)みが横腹をつついて魅せた。
 女子高(パンデモニウム)に紛れ込んだのは猟兵ではなく一人の先輩(OG)、仲のいい後輩(だれ)かの面倒でも見ようと廊下(みち)を歩むのか。先輩! 今日のお昼いっしょに食べませんか? 声を掛けられたら怪しまれないよう話題(たね)を蒔きつつ情報収集、そうそう、先輩にだから教えるんだからね――どうやら厠(おはなばたけ)が騒々しいらしい、なんとも汚らしい。犯人(ほし)の前へと身を晒すならば現か。
 局外者(アウトサイダー)に頼ってしまうのは諸刃としか言いようがない、重ねて被害者(ほんにん)は猟兵(オマエ)の事を知らないのだ。卑怯者、醜悪(ブス)にはお似合いの格好悪さだね――銃口は何処に向けられている?
 多数派に居る事でしか安心できない卑怯者どもかい――疑問符(ハテナ・マーク)を殺した先で糾弾(ことば)が巡る、陽光(ひかり)が照らしたのは悪事か人間性(ヒューマン)か。その被害者(こ)への懺悔の切っ掛けになればいいんだけどね……鳴らされた咽喉、唾はおそろしく苦かった。
 ――火に注いだのは油ではない、大人は慎重に動き、あとは信ずる他に在らず。もしも怪物(ばけもの)として扱って終ったら直す術も失われる。
右側には常に変異(たね)が込められていたのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロニーニャ・メテオライト
☆アドリブ・改変歓迎。

「これはまた……争いの種ね。小さくても大きくても根本は同じ。虐めは学校の中の戦争みたいなもの。」

さて、【物見の星座盤】で虐めが行われている場所に目星を付けるわ。体育館裏なんて定番かしら。

UDCアースの学校ではこの格好は目立つでしょうけど、目立つことを逆に利用する。

虐め現場に遭遇したら、UCを使って明らかに理の外の雰囲気を演出。いじめっ子たちに語りかけるわよ。

「あなた達がどうなろうと知ってことじゃないけれど、その子をこれ以上虐めるつもりなら私や私の仲間たちがだまっておかないわよ?まだ生きていたいでしょう?」

さて、これで引き下がってくれるかしら。



 嘔気(あまずっぱ)さを称えていた瞳(め)は星屑の如く回転(くる)って魅せた、大小を思惟している暇(すべ)もなく世は悉くに於いて三角形(ピラミッド)でしかない。伽藍洞を埋めるのに必要なのは強弱の付け方なのだろうか、鴉につつかれた芋虫は喰われずに放置されてしまう――争いの種ね――いじめと呼ばれた戦禍がいたみを求めて茫々(ひろ)がり蠕動の儘、増幅(ふ)えて往くのか。残されたお手紙の内容、体育館裏の悪魔。
 物語を読む、聞く、触れるだけ、なんて楽そうな傍観者ども。頭(こうべ)を掲げているいじわる娘の背後(うしろ)でザワザワと散らかしている――星座盤(きみ)は何を映そうと謂うのか。きらきら瞬いた流星(オマエ)、局外者(アウトサイダー)の乱入。
 願い事を唱えたとして悪い子には臓物と石しか降ってこない、オカシナ世界で舞っていた一匹の天使(オラトリオ)、果たしてオマエは人間か怪物か――あなた達がどうなろうと知ったことじゃないけれど、その子をこれ以上虐めるつもりなら――嗚呼、生存本能(こころ)騒がしい星辰(シナプス)の旋回、うたう筵に如何様な執着が在るのか。これで引き下がってくれるかしら。リスト・カットを隠すように。
 沈黙――冷めてしまった場(せかい)から罵声と共に汚物(ぞくぶつ)が退ける。真面じゃないねと誰かさんがこぼしていたが、それはオマエに届かないだろう。
 柔らかさを取り戻した宙々(そらぞら)の間であなたと握手。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『聖人の裏の顔』

POW   :    尾行や張り込み等で尻尾を掴む

SPD   :    盗聴や潜入等で証拠を握る

WIZ   :    聞き込みや記録調査等で正体を暴く

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 それは酷く優しく、素晴らしい人だった。
 右肩上がりだったいじめは奇怪なまでに勢いを落とし、そのような『行為』があった事すらも忘れ去られていく。何者が鎮静化(しず)めたのかと疑問を持つ事も赦されやしない。ありがとうございます、先生。全く悦ばしいエンディングじゃないか。
 さあ、生徒達、皆で手を繋いで笑顔をつくりましょう。
 笑顔で日々を過ごせたらきっと神様も微笑んでくれます。
 わあ、嬉しい。今日のお弁当は皆さん同じですよ。
 いじめっ子もいじめられっ子も今では素敵なお友達だ。
 ――お勉強も楽しくなってくる。

 ――嫌な予感がする。
 そういえばさっきの被害者(こ)、やけに厚着じゃないか?
 いや、こんなにも寒いのだ、当たり前だろう。
ロニーニャ・メテオライト
☆アドリブ・改変歓迎。

あらあら、これは愉快なお遊戯会ね。強者も弱者も夢の跡かしら。

だけど綺麗に消えてみせるのは唯表面の傷跡だけ。心の虚は1度冷えたら温まらない。
寒いのね、寒くて寒くて壊れてしまいそう。

ならば私も分厚いコートでも羽織って遊戯に加わろうかしら。表面に笑みを貼り付けて、冷たい指先で仲良しごっこよ。

「先生、先生はとても素敵な人ですね。私は聖者じゃないから分かりませんが、どうして先生はそんなに楽しそうなんですか?」

星たちはキリトリ線の如く空間を泳いで居なくなった。摘み取られるのはもう沢山だ。



 いつかの想いに攫われた女の子は上っ面の僥倖(おくすり)に脳を沈めるのか。それでも鳴り止まない警鐘(かね)を何度も何度も聞かないよう、自らの意識を融かして往く。これが神様の与えた果実だと描写(い)うならば、嗚呼、誰が鎮めたと宣言(キス)するのだ。莫迦々々しい――あらあら、これは愉快なお遊戯会ね――強者も弱者も傍観者も、夢の跡には何が滓(のこ)る。ヌメリ気を忘れていた無貌(つら)と継ぎ接ぎの教科書が悉くの証拠(しるし)か。心の虚は一度冷えたら温まらない。ふと、笑ってみせた被害者(ほし)。寒いのね、寒くて寒くて壊れてしまいそう。ちょっと黙ってくれないか、馴染みそうだと大嘘(あなた)が傾ぐ――そう。分厚いコートを羽織ったらお友達万歳。
 混沌(カオス)との違いを伝授(おし)えて、と、シールに塗れた皮(みな)がうたう。指先で触れた頬肉と泥濘、仲良しごっこのお隣で蒼褪めている下腹部(くろぐろ)――先生、先生はとても素敵な人ですね――聖なるかな、光を齎した四文字は何処に闇を投げた。わからない。どうして――先生はそんなに楽しそうなんですか?
 鋏は要らない、キリトリ線の彼方(あっち)側で星々が明滅(う)せて往く。流れて流れて流されて、摘み取られるのはもう沢山だ。無意識に振り向けば容赦のない秩序(ヴォイド)、絶叫・悲鳴・無音……こんなにも宇宙を感じた事はない。
 導いた五芒星は暗く々く人間賛歌(ものがたり)におそれを視た。
 ――鼻つまみものめ、人間の心の味わい方を……。

成功 🔵​🔵​🔴​

満月・双葉
お任せ
アドリブ歓迎

カエルに捜索させつつ闇に潜んで探ってみましょう
おやおやこれは素晴らしい理想郷…なーんちゃって…あほらし

集団でいる時だけそうなのか、ここでいる時まで不自然に仲良しこよしなのか
人間、そんなこと有り得ませんからね……働き蜂の法則ってんじゃありませんけど、溢れるものは必ず出てくる
あらを探し、弱みをみつけ、なけりゃ捏造してでも悪(てき)を……正義を振りかざして叩き満足する.......素晴らしいヒーロー
そんなヒーロー達が居なくなるなんて……これは儀式の最中か終わったあとか
違和感を感じればそいつらの後をつけさせて深くさぐって見ましょう


こーんな蠱毒の中から産まれてくる奴はどんな色をしているのやら



 重ねて々ねて束ねずに放置する、そんな悪ふざけに虹瞳(め)を向けるべきか。闇から影へと往く輪郭(すがた)は正義の味方ではなく、ただの安全装置(セーフティ)でしかない。不可視を可視と見做す粉、舞う事もなく『はねる』が儘に学校(せかい)を観察(し)るのか。おやおやこれは素晴らしい理想郷(ユートピア)――全校生徒が集いあってお互いを褒め称えている、素敵よ※※さん、ありがとう※※くん――なーんちゃって。口から出る物質と※から出る物質、如何様な違いがあるのかと神様に問うてみたくなる。あほらし。超自然を見倣っての不自然な仲良しこよし、天然(ナチュラル)に散らかった嘘吐き。
 群がった蜂や蟻の中には当然『あふれて』しまう連中は在(い)る、怠惰と傲慢を貪る雄(それ)には大切な役割が課せられるのだろう。科せられたのは常に免罪(ひとり)で炙りだせと俗物(ブッダ)が冒涜(うた)った――弱みをみつけろ、無ければ捏造(つく)って刺すと好い。悪は何処だ悪は其処だ悪(てき)はオマエだ。嗚々、正義のヒーローetc、暴力揮って杭を打ち大満足哉――これは儀式の最中か終わったあとか。
 ヒーロー・ショーに巻き込まれた一般人も斃された悪役(ヴィラン)も混濁(ま)ぜてしまえばわかりやしない、戦争ごっことでも洒落込んでいたのか『先生』さん。ぐるりと観察(まわ)したら石の裏側にダンゴムシ、木の棒で外へと掻き出して示せよ。
 こーんな蟲毒の中から産まれてくる奴はどんな色をしているのやら――臓腑(わた)を囮と成した蛙の如く生徒その他はオマエを『みたい』と思わなかった。目と鼻の先を通り過ぎたって誰も反応してくれない――これはひどい盲目性ではないか?
 君が決して受け入れられないモノ。鼻の利くオオカミに追跡(つ)けられた人類(にくにく)しさ、さらりと融解(と)けた残虐が時の導(まま)に満ツる。
 深く々く魔を殺された状態(いま)に、罅割れそうな透明(どすう)。
 最終的に衝突(あ)たるのはきっと同類(サディスト)か。人にしか出来ない表情(かお)で猟兵(オマエ)は思ふ――この手を汚さなければ気が済まない。
 視界の隅にしずくのような赤、🔴、血……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

白嶺・踊子
荒れていた学校が急にこんな風になるなんて…喜ぶべきことだけどさすがに異常だわ。
これが、彼女が望み、代償を払って得た楽園なの?
その代償を受け取ったあの先生に学校全体が魅了されてる?

先生の素性について情報収集する為、築いた交友関係を生かして生徒達に話を聞いて回るわ。
女子の噂話に戸は建てられない。

事務員さん、経歴書を閲覧したいのですが…(寵姫の瞳使用)

給食じゃないのに同じお弁当?
彼女がみんなにも「喰らわせてやりたかった」モノ…かもね?

それにやけに厚着の彼女…
寒気がするなら保健室まで付き添うわよ?
あら、服の糸がほつれているわよ。繕ってあげるから脱いで?

縋られても千切れる藁でしかなくても、友達だもの。



 雀が踊れば鴉も喜ぶ、悦ばれる事だけに懸命で在れば一切合切が大団円(デウス・エクス・マキナ)だ。七つ首に跨る大いなるバビロンは三十幾つかの脳味噌を愛でていたに違いない。さすがに異常だと鮮明(りかい)したのか猟兵(オマエ)、楽園に意識を向けて往く――これが彼女の望みだと謂うのか。代償を享受(う)けたお偉いさんが術を施して魅せる――これでは御伽噺に出てくる鏡面と真逆ではないか、嘘吐きの鼻が伸びるなんて有り得ない。ようやく得難い真実に近づきお姫様は毒林檎を砕く。汁気が脳天をぬらして。
 大洪水を止める事は『人間』には不可能なのだとバベルの群れが嘲笑った、女子と称される濁流に根も葉もない噂が濯がれていく。もう雪ぐ事も赦されない罪と罰だ、築かれた友好関係(テリトリー)には鼠のはいる隙間もない。事務員さん、経歴書を閲覧したいのですが――藍(あい)、冷ややかに思えて彼等は抗えない。否、抗う術を知らない。
 とても美味そうなお弁当だった、給食でもないクセに皆が皆『おんなじ』代物。赤いウインナ赤いトマト赤いからあげに赤い米粒。彼女がみんなにも「喰らわせてやりたかった」モノ――疑問符は尽きない、ミートボールに刺さった、釘のような何か。
 食べ易さを優先したからか誰も白いシャツを着ていない、分厚い々々い衣の裏には如何様な地獄が描かれているのか。大丈夫? 寒気がするなら保健室まで付き添うわよ? 心配しなくてもいいのに。あら……「服の糸がほつれているわよ」
 咽喉が鳴った。首を裂かれて、どくどくと垂れるネクタイの如く、感情がふれた。繕ってあげるから脱いで? お友達、お友達、絆と刻まれた背骨の在り処。
 縋られても千切れる藁でしかなくても、友達だもの――嫌だ、来ないで。誰がアンタなんかと。※※の事はほっといて――言葉と行動が滅裂だ。
 力が抜けている、立っていられない、オマエの足にからまる。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
【アドリブ改変歓迎】
あーらら。
火に油どころか泥をぶち撒けちまったか?
消したにしても雑すぎらぁ。
燻る火種はいくらでも残るだろ、こんな状況じゃ。
こうまできれいに取り繕いすぎちゃ、暴いて下さいと言わんばかりだ。

こないだ刺した「罪悪感」って棘。
こんな短期間で抜けて癒える訳がない。
それとなく闇に紛れて一般生徒で表情が少しでも暗い子を呼び、
後ろめたさの傷口を抉りながら「アンタの味方になる」と言いくるめて。
センセからの「教育(めいれい)」を聞き出そうとするよ。

収まりが付かなくなるぞ、こりゃあ。
アイツら張り合って大人(センセ)の力を借りたんだ、
いや黒幕が先生か?
どちらにしてもここから先は「戦争」だ、覚悟しな。



 蟾蜍(あぶら)塗れの火厄(かやく)に撒き散らしたのは泥濘でしかなかった、雷に中てられる事もなく『ひと』の群れは平穏(ホテプ)に堕ちていく。あーらら。海老で鯛を釣ろうと試みたら體を崩したと記すべきか、消したにしても雑すぎらぁ。強烈なまでの閃光(フラッシュ・バック)が神の紛いを模している。燻る火種はいくらでも残るだろ、こんな状況じゃ――埒外に超越的な『臭い物に蓋をする』は効果的ではない、寧ろ、暴いてくれ発いてくれと墓地が騒ぐ演技(よう)だ。刺してくださいと言わんばかりだ。つぅ、と触れた感情と呼ばれる深淵(アビス)。まるで『こないだ』みたいに振る舞っているのか。
 短期間(すうにち)程度で罪悪感(おもり)が抜け、癒えるとは想像(おも)えない。混在(ま)ぜられた暗渠(やみ)の内で人間観察(つりぼり)だ。暗い、暗い、あかるい真似した屑束のアンタ――ぼそぼそと囁いた『あまい毒』の舌苔。
 絶対に、誰にも言いやしないさ。あたしはアンタの味方になる――嘔吐(は)くように引き摺り出した台詞(かいわ)はお約束通りの展開、ぜんぶ、ぜぇんぶ、隠し通してしまおう。広げに々げた大風呂敷を何者が収めると謂うのか、最下に鎖されたナイフは何処へ。
 張り合って大人(センセ)の力を借りたのか、もしくは『センセ』が黒幕の可能性。底無し沼に自ら突っ込んでいく女子生徒(こども)の列、捕虜は薙ぎ斃されるものだろう? どちらにしてもここから先は「戦争」だ、覚悟しな。
 弱い者いじめの楽しさに気付けないのか、可哀想に。妙な幻聴(おと)がオマエの頭蓋を掻き毟る、沸、々、お仕置き程度で済ましてはいけない。
 ――やらねば、やるしかない、やるのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

イスラ・ピノス(サポート)
 セイレーンの冒険商人×ゴーストキャプテン、16歳の女です。
 普段の口調は(僕、あなた、~さん、だね、~だよ、~の?)、
商売とか交渉でのお仕事向きは(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)

 ユーベルコードは使えそうなものはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 損得勘定や意識は強いので『全体の被害を減らすこと>より大きな結果を出すこと』の優先度で出来る限り頑張ります!
 基本現地の人や敵性でない動植物・建造物は大事にします
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 ターコイズブルーは漆を嘗めた、気持ちの悪さが水泡と化ける。
 深淵(しおあじ)を潜ませた肉体(ソーダ)に煌びやかな数枚(うつつ)を偲ばせる、ふわりと融解(ほど)けるような妄想(おも)いは何者が孕んだ『平穏』だと謂うのか。ぐるりと小渦巻(レヴィアタン)が招来し、暗黒(カオス)と称される校内(はらわた)に茫々(なじ)んでいく――生まれた時から絶望だと女の子は自嘲(わら)った、そんな塵(とお)りだ――あなたは何を代償(はら)ったのですか? 答えずに先生(それ)は黙った。
 手を繋いで、足を絡ませて、脳を統一する事で絆(くさり)を構築(つく)れたと醜悪(ひと)は説く。決して正されなかった災禍(いためつけ)に糺し方をつけるなら強制(せんのう)しかない――そんな過去(こと)は赦されない――金貨(コイン)一枚、ひっくり返った裏と表。物足りない、オマエが暴きたいならば幾等でも教えてやる。
 抑圧されていた欲望は刹那の内に解放(は)き出され、聖人(すうもじ)は安寧を否定(やぶ)り棄てた。綺麗が過ぎれば魚は泳がない、そうは思わないか、猟兵(オマエ)。
 営業スマイルを鏖にして虚空(くう)から人類(ばけもの)が孕(お)ちてきた。厚着(かいがら)は毀れ、神は意図を汲むのだろう。バケツの中に蝗(つみ)がギッシリ。
 ――生きた儘もげよ、ティーン・エージャー。
 あかるい星を陰らせる恍惚を知らないらしいな。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『UDC融合人間『竹薙烈華』』

POW   :    名状しがたき苛虐の刃
【UDCの融合したナイフ 】が命中した敵から剥ぎ取った部位を喰らう事で、敵の弱点に対応した形状の【武器へとUDCが敵を嬲るため】に変身する。
SPD   :    名状しがたき苛虐の宴
【棘だらけのUDCの触手 】【磔台に変形したUDC】【対象を侵食するUDC】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    名状しがたき苛虐の強制侵食
【相手の体内に浸透する粘液状のUDC 】が命中した対象の【体の内側】から棘を生やし、対象がこれまで話した【痛みを訴える言葉と悲鳴】に応じた追加ダメージを与える。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は美国・翠華です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 竹薙烈華の生前に興味を持つ猟兵(もの)はいないだろう、嬲られたか否かは今現在(うつつ)に関係無いのだ。重要なのは『そんな彼女』が怪物(UDC)と融合し、今、復活(さ)めた事に在る――虐められていた少女は既に死んでいた? 在り来たりな悲劇? ヒロインが聞いたら激怒するに違いない。
 ぐるりと世界(こうない)を見渡せば『どうしようもない』ほどに嘲笑う人々、弱いものだ、弱いものを叩かないと気分がよくならない。全部々々纏めたら『竹薙烈華』に吸収(な)るのだろう。見たい、視たい、聖人(きみ)の磔姿。
 若々しい女性がたまらなく好みなのだ、ふるえた目を凝視(なが)めつつ臓物を引き摺り出してみたい。そんなカワイイ衝動が罪だなんて莫迦げている。ぐじゅぐじゅと掻き乱す粘液(とげ)の音と絶叫、聞きたい、聴きたい、おもしろい。

 人が招いた化け物、化け物の皮をかぶった人。
 何方にしても『痣』を直さなければ「もう大丈夫」は嘘の儘だ。
 ――ツイン・テールが弱者(えもの)に微笑む。
満月・双葉
お任せ

避けられるものなら【野生の勘】で見切りをしますし、発動と同時に確定で食らうタイプならダメージは【激痛耐性】で無視します
痛みで止まるものは戦場にて真っ先に死ぬ
手をもがれても足を失っても動け
首をはねられれば口にて食らいつけ
残念でした…戦神の弟子でして
一番最初に教わったことは『殺し方』と、そして『耐える』こと
それはそうと美しくない、美しくないなぁ
血には花を添えましょう
臓物をぶちまければ更に良いのですが、それは君のだとなお美しいってとこなんだけど
お互い人の形をしただけの化け物…何処まで行っても所詮は『殺す者』
赤い靴は忘れず履いたかい?
仲良く戦い(おどり)ましょ?



 アンラ・マンユの領域(グリッチ)に魅入られて毒虫(オマエ)等は互いを認識した。戯言じみたナイフが往き禍い硝子の裏へと這って啜る。野生(かん)頼りの儘に『かすれた』悲劇(それ)は誰が為の讃歌(うた)だろう。綿毛に突き刺さった薔薇の色、まるで血反吐を栄養価(エネルギー)と見做すような僥倖――痛みで止まるものは戦場にて真っ先に死ぬ――四肢をもがれようとも首を刎ねられようとも心臓を抉られようとも、動き、喰らい、自らを意識すれば『それが勝利』だ。嗚呼、残念でした。女子高校生(あのこ)の目と鼻の先には戦の神の弟子(てんし)――喇叭を掲げるのがお似合いだと痣が笑った。
 一番最初に伝授(りかい)させられたのは『殺し方』と『耐え方』だった、毒雨に中てられても槍霰に貫かれても同じ事、それは『それ』として侮辱の仕方が美しくない。人類への否定の仕方が美しくない。「血には花を添えましょう」――仮面舞踏会(マスカレード)に招待されたお姫様は靴を違えたのか。透明は赤に冒され、悉くを正しいと告ぐ。
 仲良く戦(おど)りましょ――ショウ・タイムに捧げられた臓物(わた)は果たしてオマエの中身か怪物の中身か、なお美しいと頷いたならば、嗚々、後者の悲鳴に頭を傾ける。もしくは悦びに溢れた笛の音だろうか。お互い人の形をしただけの化け物――何処までも何処までも平穏を望んだって『殺す者』。
 私は面白くないけどね――たれた脂汗をそのままにオブリビオンは嘆いた。虹災(こうさい)は世に残らず、只管に無限量(むくろ)を撫でる。茫々(ひろ)がり続けた深淵(いじわる)にピリオドを叩き付けろ。

成功 🔵​🔵​🔴​

白嶺・踊子
そんな…もう手遅れだったなんて。残念だわ。
貴女がなぜこの楽園を築いたのか。
最後に束の間だけでも平穏な学園生活を味わいたかったから?
皆に楽園から地獄への転落を味わわせて復讐したかったから?
今となっては分からないけれど…もう、終わりにしましょ。

友達だなんて嘯いて近づいて、結局助けてあげられなかった。
「名状しがたき苛虐の強制侵食」これは私の罪の痛み。
甘んじて受けるから…

なるべく苦しませたくない…
ユーベルコード「氷雪地獄」を使い、烈華を氷漬けにして動きを封じるわ。
冬山で寒さで眠ってそのまま凍死するように、極寒の眠りに誘って体力を奪っていく。
そのまま、安らかに眠って…

ごめんなさい。さようなら、烈華さん。



 これが運命なのだと神が説いた、誰か奴を殺してくれ。

 二等辺三角形(スクール・カースト)は円盤状(アカシア)の実を齧り、自らの『身』と違える事を『よし』としていた。蓄えられた嗜虐と被虐の混沌(ケイオス)の最中、学内(すべて)は過去(オブリビオン)なのだと痣嗤って魅せた。そうとも最初から最後まで、便器の内側には汚水(よごれ)まみれ。もう手遅れだったなんて、残念だわ――このような楽園を築いた所以などと『問わないで』ほしいと舌なめずり。蛞蝓に塩味を求めているかの如く『矛盾』する平穏生活――束の間に落とされた阿鼻地獄(ほむら)への螺旋(うず)くまり。今となっては一切合切(なにもかも)息絶えている、裂けば々くほどに悦ばしい鉄の表面(あじ)だ。もう、終わりにしましょ――嘯いたオマエへの罰、複雑怪奇な人間模様の私刑。
 雪を滅ぼすかのような水溶(ばけもの)がジグジグと内側を傷めつけてくる、嗚呼、これを拒絶する事だけは『ひと』として在り得ない。甘く、とろける悲鳴の真似事と真意――苦しませたくないと『謂う』今こそが独りよがりの暴力だろうか。
 ごめんなさい――氷雪地獄(コキュートス)の戯言に耳を傾ける過去(おに)は見当たらなかった、彼女の脳天から爪先までを『吹雪』で覆えば極端な睡魔(リリス)――そのまま、安らかに。肉体と精神の狭間でUDCが機能不全に陥っている、もっと弄ばせろもっと嬲らせろもっと――さようなら、烈華さん。瞼にのせた冷気(おもり)が永久を称える。
 ――復讐劇と告ぐにはお粗末な歯車だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロニーニャ・メテオライト
☆改変・アドリブ歓迎。SPD

__棘も、磔台も、ある意味私は慣れている。
だって私だって死にたがりだもの。この死ねない身体になってから、ずっと。

だから、痛みの辛さも、哀しさもよく知っている。笑って痛みを隠すことも、その裏に隠れた傷の深さも。

貴方は私が送ってあげる。こんな薄汚れた場所(きょうしつ)ごと。

UC発動。最大火力。
「流星たちよ、人間の醜さを一瞬だけでもいい、消し去って。」

さあ、烈華さん?貴方も一緒に踊りましょう?
だけれど気をつけて。深淵は楽しいところだけれど、足を取られたら終わり。
そうなる前に、海へお還り。



 苦悶を表現した聖人は果たして礫を如何したのか、何度も何度も読解(は)けたとして『目の前』には痣だらけの君しかない。内臓を引き摺り出された絶望(おもい)混みは過去、未来、同類(かがみ)写しと思惟する他に知れず――棘も磔台もある意味『私は』慣れている。何日後に復活したのかと女の子に訊かれたら、嗚呼、答える意味もなく心をさらす。「この死ねない身体になってから、ずっと」――ふざけないで。混合物(キメラ)はオマエを嫌悪し、憎悪し、面白くないと唾を吐いた。本物の死にたがりに用は無いのだ。なきじゃくる『ふつう』の逝きザマ。
 痛みの辛さも傷みの哀しさもよく知っている。笑って隠すことも嗤って飛ばすことも、その裏に隠れた傷の深さも――黙りなさい。黙って。黙れよ、埒外(あんた)なんか――貴方は私が送ってあげる。貴女は私が看取ってあげる。この不老不死(クソババア)おぼえとけよ……深淵(ヴォイド)が大口(のど)へとふたつを招く、まるで円舞曲(ワルツ)。
 薄汚れた場所(きょうしつ)の隅から隅まで流星(かれら)が流れれば消去(ぶつり)、辺獄(リンボ)程度では済まされない頭上の悪夢。貴方も一緒に踊りましょう。楽しい愉しい、とてもたのしい星の花の故郷(せかい)――強烈な眩暈にあてられオシマイの共。そうなる前に、海へお還り。まったく忠告が遅くないか猟兵(オマエ)。足の裏側で黄色い星辰(シナプス)がうたう。
 人工廃棄物(ガス)に染められた存在は祈りの言葉を忘れている、朝と夜に投擲(ささ)ぐ塵芥(ほこり)のきらめき――刹那だけ失せた醜さの痣けり。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミロ・バンドール(サポート)
大人向けな依頼は不採用にしてください

口調はステシの基本通り
強がって一匹狼を気取った態度ですが、連携にはきちんと応え
最善の結果のために努力します
いわゆるツンデレ

基本的な戦闘スタイルは敵の力を削ぎ、次の味方の行動へ繋げるサポート役で
次いで重視する行動が敵の押さえです
技能の各種耐性(これは先制攻撃ボスにも適用)や
武具改造を活かし、戦場の状況に合わせたスタイルを模索します

保護対象には耐性技能を利用して盾になり
UCは誰かが望まない犠牲になるときは差し控える傾向

*備考
・精神攻撃にはとても弱い(ヘタレると寝言時の口調)
・ギャグ展開に巻き込まれやすい、弄られOK

※キャラぶれ気にしないので、お気軽に弄って下さい



 狂気と称するにはあまりにも『ただし』かった。お互い目を『あわせない』事にしていれば世界は平穏、万々歳と呼べるだろう。されど、嗚呼、猟兵(オマエ)は絶対的に、正義的に彼女(オブリビオン)を還さなければならない――それこそ『救け出された』昔々の子供のように――棘まみれの触手(むち)が這って魅せた。本当は女の子を虐めたかったけれど、アンタみたいな男(ひと)でも好いわよ。げらげら、げらげら、げらげらげら。
 眼帯の裏側で母親と同じ色がグリンと回転(まわ)った。これはダメだ。この存在(おんな)に捕縛されたら磔刑程度では済まされない。きゅうと悲鳴(な)いた臓物(わた)を引き締めてラムプを掲げる――此方が囚えてしまえば問題ない、最早埒外(ユーベルコード)を揮う所以(こと)にもならなかった。
 灯りとしても糸としてもまあまあヌクモリらしく視えた、お手元に晒した真実(おくすり)を血管(じか)に注入(そそ)いで往く。もう何も考えなくていい。もう人を害してはいけない。あなたが何を罪(や)ったのか、全部々々吐いてもらうよ。
 言辞(ワード)にすら出来ない、想像を絶する加害(いじめ)が留まる事をしらない。こんな怪物(ひと)には予備の鎖(それ)だけで十分だろう。しめつけた全身(にく)の赤みに熱(じごく)がついた。

成功 🔵​🔵​🔴​

美国・翠華
私と似ているのね…
【アドリブOK】
自分はいじめから解き放たれたような感覚は覚えたものの
それはおかしいと思っていた。きっと何かあると

…きっと私は彼女の眼鏡にかなうんだろう。
私はなるべく彼女の攻撃は避けたいと思った
だけど私の中のUDCは彼女に嬲られることを望む。

一体どれくらいの時間が立ったのかわからないほど私の体が嬲られ痛めつけられて
ようやく私の中のUDCが暴れだす。
一気に攻撃を仕掛けて彼女を倒すことになるだろう。
取り憑かれたものに動かされるまま、なされるがまま。
私と彼女にどんな違いがあるんだろう…



 地獄と呼ばれた胎の中でお互いの『め』を認識した、黒と赤の斑(まだら)に挟まれて似た者同士だと神様(ダイス)が嗤うのか。もう既に猟兵(オマエ)は肉便器(いじめ)から解放されている――おかしい――この程度で世界が、校内(せかい)が、私(オマエ)を取り巻く筵(にわ)が治まるとは思えない。きっと『何かがある』と脳漿と警鐘の区別がつかない。「きっと私は彼女の眼鏡にかなうんだろう」――理解しているならば遊戯(はなし)が早い、融合(ナイフ)が飛び交う中で融合(オマエ)は微動だにも【出来なかった】。私の中のUDCは彼女(オブリビオン)に嬲られることを望む。
 伽藍洞(たいない)を貫けるような融合(ナイフ)のいたみが、未曾有(むせいげん)に脳(おつむ)へと突き刺さる。皮と肉と骨の境目までなくなるほどにつぅ・つぅと刃(は)が撫いでいく。まだ足りない物足りない、泣いてよ叫んでよふれてよ狂ってよ――どこかの不老不死(クソババア)とは真逆の反応、とても愉しいとても悦ばしいとても嬉しい――折角だから活け造りでも如何だ、あばかれた部位の奥の奥まで、瓜のなんとも易い現(こと)か。黒(ひかり)は途絶え赤(やみ)がブレる。
 永久と謂うのも生温い糖蜜(あま)さが垂れ、時も解せぬ儘『いたぶり』は絶頂へ。最早息も赦されない、泥濘(どろ)に呑まれるかの如くの刹那(わず)か。ようやく私(オマエ)の内側(バケモノ)が嗤(あば)れだす。ついでに切り裂きジャックのご挨拶だ――あとの沙汰(ザマ)は融合体(いしき)に委ねると好い、どちらが人でなしか。
 竹薙烈華(おんなのこ)を刺殺(さ)し倒した美国翠華(おんなのこ)、こぼれた臓腑(ちょうちょう)の鱗粉(ち)が混ざる。お互いの『め』は認識されない、取り憑かれた『もの』はなされるが儘に――どんな違いがあるんだろう。【ワカッテンジャネェカ】。

 墜落(お)ちた。

 代償(ぜん)が一に帰する、地面(した)にはグチャドロの物質。あれが羨ましいと覚えた時点で屍(オマエ)は冒涜(おか)されている。
 ――同一存在(きみ)の痣に満たされたい。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月20日
宿敵 『UDC融合人間『竹薙烈華』』 を撃破!


挿絵イラスト