3
殲神封神大戦⑦〜燭陰のドラ息子四霊を捕え父を超えんとす

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑦

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#封神武侠界
🔒
#殲神封神大戦
🔒
#殲神封神大戦⑦


0




●南蛮門にて。
 其処には門があった。
 名を南蛮門、いにしえの仙境『紫霄宫』へと繋がる伝説の門であり、本来ならば不定期に現れる其れは何らかの大いなる力によって固定され、世界を破壊する者達オブリビオンを送り出す存在へと成り果てていた……。
「くっ!離せ……っ!堕ちきってしまった貴様の力になぞなってたまるか!」
『……未だ足掻くか鳳凰よ。
 霊亀や麒麟、それに応龍……貴様等四霊、神農兀突骨様の御力によりて捕らえられた以上、最早逃げる事なぞ不可能だというに無駄な足掻きばかりしおる』
「だから従え、と?あの方の息子でありながら邪に堕ち死して尚人々を傷付け仇なす貴様に!」
 奇妙な絡繰りに拘束された五色絢爛な色彩の霊鳥は己に語り掛ける龍を睨みつけそう言い放つ。
『違うな、従う従わないの段階には既になく貴様等は既に我が物。
 故に傷ついては困るし下手に動かれては見立てが崩れるというもの。
 だから無駄に足掻くな、それだけの事よ』
「貴様ぁ……っ!」
 霊鳥の言葉を龍は嘲笑い、諦めよと宣告する。
『我はあの御方の力をお借りして父を超えるのだ……そう、今度こそ……我が父、燭陰をっ!!
 そして奪おう父が名を!!』
「愚かな……っ!あの方の血を引きながら貴様は何故っ!」
 霊鳥は堕ちてしまった嘗ての友へと怒りの声をあげるが其の声は龍の心へと届く事はなく、ただ虚しく響き渡るのであった。

●グリモアベースにて。
「という訳で皆には南蛮門って所に行って其処に陣取っている龍を倒してきてほしいんだな~」
 集まった猟兵達にシャーマンズゴーストがのんびりした声で説明を開始する。
「敵は燭陰と名乗っている巨大な龍。
 まあ其の正体は其の息子の鼓って存在なんだけどね」
 とはいえ父の名を騙ってると聞くと情けなく感じるかもしれないが其の力は決して侮っていいものではない。
 そもそも燭陰という龍神、体躯は雄大にして目は太陽の様に煌々と輝き目を閉じれば周囲は夜と化す等と言われる存在であり其の名を騙れるだけの実力は持っているのだ。
「因みに鼓本人は黄帝の時代に別の神と共謀し祖江という神さまを殺して黄帝の死者に退治された。
 その後、その死骸からは大干ばつを告げる怪鳥が生まれたという、なんて逸話が有ったりするんだけど……まあ其の辺は今回は余り関係ない話かな?」
 そもそも此の鼓がアース系列の世界の鼓の伝承と同じ経緯を辿っているかも分らないしね等と苦笑しつつシャーマンズゴーストは説明を続けていく。
「其の攻撃手段は大きく三つ。
 一つは目を閉じる事で周囲を闇に閉ざす。
 けど厄介な事に相手側は其の状態でも把握してる状態なんだ」
 なので此れに対抗する場合は視界に頼らない戦い方なり闇に抗えるレベルの光源を用意するなり対策が必要となるだろう。
「二つ目は目を開け放つ事で周囲を光の本流で包み込む事。
 此れも光のせいで周囲が見えにくくなるから最初のと同じ様な対策をとる必要があるね」
 更に言えば相手は光合成による回復までしてくるので回復が追い付かない威力の攻撃をする必要も出てくるだろう。
「そして最後に……彼の脳裏にある父、燭陰を顕現させる力を持つ。
 父親本人じゃなくて父親にコンプレックスを持っていて、ずっと超えようと足掻いて其れでも超えられなかった鼓の頭の中の父親だから其の厄介さは推して知るべし、かな?」
 何せ妖に堕ちたとはいえ龍神の類が父親を超える為に足掻きに足掻いた悠久の時間に比例する力を持つ存在だ。
 厄介としか言いようがないだろう。
「で、此れだけでも厄介なのに敵は神農兀突骨の力を借り南蛮門周辺の瑞獣達を絡繰りで高速、その力を吸い上げて自分の力に変えているんだよ」
 此れによる力のブーストは凄まじく此の侭では勝利するのは難しいかもしれないとの事。
「但し此れに関しては逆に開放すれば弱体化するって事でもあるから皆には戦いに入る前に彼らを解放してほしいかな?」
 拘束されている瑞獣の種類は主に四つ。
「霊亀、麒麟、応龍、そして鳳凰。
 この四種、所謂『四霊』と呼ばれる瑞獣が其の被害者だね」
 何故此の四種の瑞獣を選んで拘束しているのかは判らないが、まあ其の辺は余り気にしないでも問題ないだろうとの事。
「最初は生前の知り合いっぽい鳳凰の所に居る様だから他の三種を解放していった方が良いかもしれないね。
 大変だろうけど頑張ってきてほしいんだなー」
 そういうとシャーマンズゴーストは猟兵達を送り出すのであった。


久渓洞
 初めまして或いはお久しぶりです久渓洞です。
 今回の依頼は戦争依頼、余りにも凄すぎる父親へのコンプレックスから歪んで堕ちた龍神の魔の手から拘束された四霊に属する瑞獣を助け龍神を倒す感じの依頼になります。
 他人の力を借りて父親を超えるとか言ってる辺り龍神に関してはお察しといった感じでしょうか。
 しかも父親と同一視されてる祝融の先祖の神農らしき相手の力を借りてですし。

 プレイングボーナスは絡繰りを解いて瑞獣達を助ける事。
 皆さんのプレイング楽しみにお待ちしております。
63




第1章 ボス戦 『燭陰を名乗りし龍神』

POW   :    目を閉ざせば闇夜と化す
戦場全体に【全く光が差さない完全な闇】を発生させる。敵にはダメージを、味方には【敵に視認されず此方は位置を完全把握する事】による攻撃力と防御力の強化を与える。
SPD   :    目を開ければ光が周囲を覆いつくす
戦場全体に【目を閉じて尚目を焼く凄まじい光の奔流】を発生させる。レベル分後まで、敵は【目を襲う光の奔流】の攻撃を、味方は【光の奔流を浴びた事による光合成】の回復を受け続ける。
WIZ   :    けれど幾ら追い求め努力し様が創作の父にすら届かず
自身のオリキャラ「【父たる燭陰】」を具現化する。設定通りの能力を持つが、強さは自身の【此れまで父を超えんと費やした悠久の時間】に比例する。

イラスト:ゆりちかお

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠水貝・雁之助です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夜刀神・鏡介
目指す頂きがあまりに高く、劣等感を抱くか
ま、俺も偉大な師匠を持つ身としてその気持ちには幾らか共感するけれど
だが、歪んだ方法で目標を越えた所で本当に誇れるのか、という話だ

どうあれ、こうなった以上は倒してしまうしかない
戦いながら瑞獣を解放するのはしんどいので、まずは鳳凰以外の所か
念の為隠れて(気配を抑えて)他の瑞獣の所へ向かい、絡繰を神刀で一閃して破壊しよう

だが、流石に一体解放すれば気付かれるかな?
接敵したなら神気を纏って、限界を越えて身体能力を引き上げよう

周囲が暗闇であっても、敵の強大な気配は感知できる
そして、刀に纏わせた蒼色の神気が刹那であっても闇を切り裂こう
漆の秘剣【蒼鷹閃】にて攻撃だ



●刃を以って闇を断つ。
「目指す頂きがあまりに高く、劣等感を抱くか。
 ま、俺も偉大な師匠を持つ身として其の気持ちには幾らか共感するけれど……」
 戦場に降り立ち夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)はそう嘯く。
 実際、燭陰といえば鏡介の故郷、サクラミラージュの中国に於いても中々に名の知られた龍神だ。
 それ程の父を持っていれば劣等感を抱くなというのが無理な物、その気持ちは鏡介にも判らなくはない。
 尤も……。
「だが、歪んだ方法で目標を超えた所で本当に誇れるのか、という話だ」
 まあ、オブリビオンとなって歪んでしまった相手に言っても詮無い事かもしれないけど。
 そんな風に苦笑いを浮かべながら鏡介は戦場を進んでいく。
「どうあれ、こうなった以上は倒してしまうしかないか。
 戦いながら瑞獣を解放するのはしんどいし……先ずは鳳凰以外の所かな?」
 念の為、気配を抑え敵の視線に映らぬように隠れながら鏡介は他の瑞獣の所へと向かっていく。
「見えた。
 あれは応龍という奴かな?」
 眼前に広がる光景、怪しげな絡繰りに拘束された龍の姿に鏡介はそう呟く。
「それでは……」
 スッ、っと歩み始めた物音を立てず静かに神刀を一閃。
「此れは……そなたが我を「ええ。ただ敵に気付かれるので余り音を立てないでくれるかい?」……うむ、それもそうだな。礼を言うぞ青年」
「いえ、其れよりも気付かれる前に逃げてください」
 解放された応龍は戸惑い鏡介に話しかけるが鏡介は此れを留め早く逃げるようにと一言。
 応龍は鏡介に黙礼すると其の儘その場を去っていった。
「さて、できれば他も開放したかったが……流石に一体開放すれば気付かれるか」
 ならば他の猟兵が解放する隙を作る為に戦うのみ。
 そう言わんばかりに鏡介は普段使いの鉄刀ではなく神刀『無仭』を手に取り構える。
 それと同時に周囲は完全な闇に包まれ……。
『貴様が応龍を解放した者か……っ!』
「ああ。
 そしてお前を斬る者の一人でもある」
 僅かに感じる敵の気配、その方向へ向けて鏡介は言葉を返す。
(想定よりは気配が闇に紛れているが感じ取れない程じゃないな。
 なら……)
「神刀解放。刃は流れるが如く―――」
 気配を感じる方角へ向け鏡介は神刀を抜き放つ。
 『無仭』とは神羅万象の悉くを斬る刃、故に……。
『ぐっ!此れは……っ!!』
 刹那の一瞬であれ淀みなき斬撃は闇を斬り……。
「漆の秘剣、蒼鷹閃―――!」
『闇の中の我が身を切り裂くとは?!馬鹿な……っ!!』
 其処から生じる斬撃波は闇に潜む龍をも断つ―――!。
 その刃に断てぬ者等ないのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黄泉川・宿儺
POWで挑むでござる ※アドリブ連携等歓迎です
己が強くなるために、他人を利用すること
それに対して小生が言うことは何もないでござる
だけど、己のエゴで他者を苦しめること
それだけは絶対やっちゃダメなんでござるよ!

龍神殿が鳳凰殿に構っているうちに他の瑞獣殿達に接近
【UC:絶壊拳撃】
拳撃の<衝撃波>で拘束具を破壊し、瑞獣殿を解放するでござる

その後、そのまま龍神殿を殴りに行くでござる!
──視界を闇に閉ざした程度で、小生が止まると思ったでござるか?
<暗視>で安定した視野を確保しつつ、<闇に紛れ>ながら接敵

懐に忍び込んだ後、小生自慢の<怪力>パンチをお見舞いするでござる



●たとえ己が傷ついても。
「己が強くなるために他人を利用する事。
 それに対しては小生が言うことは何もないでござる」
 戦場に降り立った黄泉川・宿儺(両面宿儺・f29475)は此の戦場における敵、鼓の事を思い言葉を漏らす。
 実際問題、666の怪異を其の身に封じられた彼女にとって其処は余り問題ではない。
 問題は……。
「だけど、己のエゴで他者を苦しめること。
 それだけは絶対やっちゃダメなんでござるよ!」
 だから、絶対に敵を止める。
 そう決心し宿儺は行動を開始する。
「先ずは龍神殿が鳳凰殿に構っている内に他の瑞獣殿達に接近でござるな」
(幸い、近くに飛んだ様でござるしな)
 宿儺の視線の先にあるのは絡繰りに捕らわれた巨大な亀の姿。
「む……人の子か。
 此処は鼓、邪なる龍神の支配下。
 安全な所に……」
 そして、其の巨大な亀は宿儺の姿を見止めると辛そうにしながら其れでも宿儺を気遣う様に声をかける。
「心配ご無用でござるよ霊亀殿。
 小生、其の龍神殿を止めに来たでござる故」
(此れは……かなり、生命力を奪われておられるな。
 それでも尚それがしの身を案じておられる。
 斯様な御仁は絶対に救わねばならぬでござるな)
 その為にも敵が来る前に手早く開放せねばならない。
 ならば自身の負傷等は度外視だと宿儺は行動を開始する。
「直ぐ解放するでござるよ!」
「むっ、此れは……!」
 宿儺は拳を振りかぶり霊亀を拘束する絡繰りへと一閃。
 拳の威力と其の後に巻き起こる衝撃波は霊亀を拘束する絡繰りを容易く破壊する。
 尤も……。
「お主、その傷は大丈夫か!?」
「自分が解放された事よりも小生の傷を心配なさるでござるか……。
 ケガをした甲斐があるというものでござるなあ」
 その代償として彼女の拳は傷ついており、そんな宿儺を霊亀は心配そうに見つめている。
 その気遣い其の物は宿儺としても嬉しくはある。
「とはいえ龍神殿も霊亀殿が解放されたのには気付いたでござろう。
 故に此の侭、小生は龍神殿を殴りに行くでござる!」
 その間に安全な場所に避難してくだされと宿儺は霊亀に言い、宿儺を心配しながら彼女の言葉に渋々従った霊亀に見送られながら宿儺は進む。
「む、此れは……来たでござるな」
 そんな彼女の周囲は突然闇に包まれ周囲は全く判らない状況に。
 声の聞こえ具合で場所を見抜かれるのを嫌ったのだろう。
 敵は黙って此方に雷撃を放ち始めている。
 だが、そんな状況でも宿儺は決して動じない。
「―――視界を闇に閉ざした程度で小生が止まると思ったでござるか?」
 此の程度の闇ならば小生、幼少の折りに過ごした牢獄で慣れておるでござるよ?
 そんな風に嘯きながら彼女は敵の居場所を朧気ながらも確認。
「位置を完全に把握できたからと言って……それがしを止めきれる訳がないでござろう」
 其のまま闇に紛れながら彼女は敵へ向かっていく。
 そして敵の懐へと潜り込み……。
「此れで終わりでござるよ!
 小生自慢の怪力パンチをお見舞いするでござる!!」
『ぐっ!がぁぁぁっ!!』
 弩轟っ!そんな音を立てて己の傷みも負傷も一切無視して放たれた拳は敵を貫くのであった―――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

空桐・清導
POWで挑む
アドリブや連携も大歓迎だ

先に霊亀、麒麟、応龍を助けに行く
「こいつが力を吸い取る絡繰りか。待ってな、今ぶっ壊す!」
烈火ごとき叫びと共に[怪力]での拳のラッシュを叩き込む
「最後は鳳凰だ。そして、あの龍をぶっ飛ばすぞ!」

「そこまでだぜ!」
鳳凰を拘束している絡繰りを視認する
「事情はわからねえけど、
少なくともお前の行動は世界を滅ぼす!
止めさせてもらうぜ!」
暗闇の中でサンライザーから[誘導弾]を発射して
ロックオンしておいた絡繰りを破壊する
「力を貸してくれ、四霊!」
暗黒さえも煌々と照らすほどの光を放ちながら、黄金の鎧を纏う
「神獣必殺!ゴッド・フォース・クラッシャー!」
龍神のオーラを纏った拳を放つ



●太陽は闇を照らし。
「成程、敵も流石に対策はしてあるか。
 だが其れでも俺達猟兵を舐めているけどな」
 空桐・清導(ブレイザイン・f28542)は周辺を見渡しながら、そんな言葉を漏らす。
 彼の見つめる先には広い戦場に点在する十にも及ぶ四霊に属する者達を捕える絡繰りの姿。
 あれら全てを清導一人で開放するのは難しいだろう。
 清導一人ならば、だが。
「俺以外にも猟兵は沢山此処に集まっている。
 そしてあいつらなら捕まった四霊達を助け出せる」
 先程、巨大な亀が解放される所が遠目に見えたが恐らくあれが霊亀だろう。
 更に言えば戦場を離れる応龍と思しき姿も見える。
 そして……。
『むっ……汝は何者じゃ?
 此処は危険じゃぞ……?』
 眼前に捕らわれた黒い毛皮の麒麟。
 鳳凰を除く四霊の残り一種が此処に居る。
「黒い麒麟、恐らく甪端って奴か。
 俺はあんた達を助けに来たんだ。
 こいつが力を吸い取る絡繰りだな。
 待ってな、今ぶっ壊す!」
 その烈火の如き叫びと共に清導は其の類まれなる怪力を活かした拳のラッシュを絡繰りへと叩き込む。 
『おぉ……久方ぶりの自由か
 ありがとうの青年よ……お主に幸運が有らんことを』
「おう!また拘束されちまうと厄介だ。
 此処は俺に任せて安全な所に!」
 後は敵が他の猟兵の相手をしている間に為すべき事を為そうと清導は駆け出していく。
「恐らく一番あの龍が拘っているだろう相手だ。
 今の内に助け出す!
 そして、あの龍をぶっ飛ばすぞ!」
 そして清導は目的の場所へと到達。
 其処には未だ龍の姿はなく鳳凰のみ。
「なら今の内だ!」
「む……君は……」
「助けに来たのさ!
 すぐに破壊するから待ってろよ!」
 そして清導の宣言通り撃ち放たれた弾丸によって絡繰りは即座に破壊され鳳凰は自由の身に。
 だが其の一瞬後に周囲は闇に包まれる。
『ふん、逃すと思ったか鳳凰よ……』
「鼓……!」
 そして闇に響き渡る声と共に見えない何かが清導へと襲い掛かる!
「事情はわからねえけどな……少なくともお前の行動は世界を滅ぼす!
 だから止めさせてもらうぜ!」
 その言葉と共に清導は精神を集中。
 感じとるは背後の鳳凰や助け出した麒麟、それ以外の二種類の霊気。
 恐らくは敵が力を得る為に集めた四霊達の力が其処には有った。
 本来ならば敵の助けになっていただろう其れは今、敵を止める為の力となる!
「力を貸してくれ、四霊!
 そして行くぞブレイザイン!!
 さあ、見せてやるぜ。
 これが俺たちの!超越!!変身!!!」
 そして四つの力は清導へと集い……暗黒さえも煌々と照らすほどの光を放つ黄金の鎧が其処に顕現する!
『むぅ……な、何なのだ此の光は……!』
「これが俺達の想いの力だ!
 神獣必殺!ゴッド・フォース・クラッシャー!」
『ぐ、があぁぁぁぁ!!!』
 そして放たれるは龍神のオーラを纏った拳。
 まるで眼前の敵の父を思わせる圧倒的な力の奔流は敵を撃ち貫くのであった!

大成功 🔵​🔵​🔵​

厳・範
自身も四霊の一つとなるお爺、同胞の危機は放っておけない。
転移直後は半人半獣形態。

偉大なる親を越えることは難しいものであるが…。
まずは救出を、ということだが…拘束されている同胞の元へ。
拘束は手で解けそうならばそうするが、出来なければ焦熱鎗で断ち切る。

敵に会ったのならば、すぐにUCを使用。わしも瑞獣であるから、狙われるとは思うが。
仙術による結界でダメージを抑える。暗闇になったとて、鳴き声は視覚を頼らぬからな。聞こえればよい。
さらにいえば…燃えるために、暗闇では目立つ。その炎は、わしの領分であるから隠せまい。
まあ、隠せたとて…また鳴き声を聞かせるだけだがな?
炎が見える場合は、雷公鞭の雷撃を与えよう。



●仁の獣とて武は用いる。
「偉大なる親を超える事は難しいものであるが……先ずは救出、だな」
 自身も四霊の一つ、麒麟に属する身として同胞の危機は放っておけず半人半獣形態で駆け付けたのは厳・範(老當益壮・f32809)であった。
 鼓の目的其の物には思う事が有ったが優先すべきは拘束された同胞の解放。
 彼は素早く自身の同胞、麒麟が拘束されてる場を見つけると急いで其方へと向かっていく。
「あぁ……いけない。同胞よ……奴に捕まる前に逃げ……」
「安心せよ。
 わしはお主を救いそやつを倒しに来たんだ」
 青い毛並みの麒麟、恐らくは聳孤と言われる種と思われる少女を安心させるように話しかけると範は槍を取り出し、浄化の炎を纏わせた其れで彼女を拘束する絡繰りを断ち切っていく。
「さあ今の内に逃げるんだ。
 敵がやってくる前に」
「……っ!済まぬ同胞よ……無理はしないでくれ!」
 範に対し礼を言うと少女は其の場を去っていき、彼女が見えなくなるタイミングで周囲は闇に包まれる。
『猟…兵…め……逃が……した…か……。
 だが…貴…様……を……とらえ…れば……問題……ない……』
「位置を判らなくする為か?
 随分聞き取り辛い言い方をするな」
 しかも予想通り瑞獣であるわしも狙ってくるか等と思いつつ範は即座に準備を開始する。
「瑞獣たる意味を教えよう。
 ―――――――――――――」
『ぐっ!がぁっ!!』
 その言葉と共に範はその姿を本来の姿、黒麒麟へと変え鳴き声をあげる。
 そして、その鳴き声を聞いた敵は炎に包まれた様で、敵のいると思しき方角に炎らしき物が見て取れた。
「ふむ、想定よりは炎が判りにくいな。
 尤も其の炎はわしの領分、完全には隠せまい。
 それに……」
 範は冷静に敵の状態を推測すると……。
「―――――――――――――――」
(鳴き声は視覚を頼らぬからな。
 聞こえれば良い。
 故に隠せたとて……)
「また鳴き声を聞かせるだけだ」
 間髪を入れずに鳴き声を挙げ敵の体を炎で覆いつくしていく。
『貴…様ぁ……!』
「随分負傷しただろうに声で位置を聞き取り辛い様にと徹底し続ける事は称賛に値する、が」
 勿論、敵もただただ攻撃を受け続けるなんて事はなく時に雷を落とし時に巨大な尻尾を叩きつけて、闇の中から範を攻撃していくが……。
『仙術…による……結…界か……厄介……な!』
「此れでも千歳を超える仙人、守りの術も心得ておるさ」
『たかだか千歳程度の若造如きがああああああああああああああああ!!!』
 範によって翻弄され続けた事に怒りが爆発したのだろう。
 己が位置を隠す為に徹底していた事すら放り出し、怒りのままに其の巨体を武器に範へと突っ込んでいく。
「―――――――――――――――。
 む、止まらんか」
『炎を我が身が包むならば我が身ごと貴様を焼き尽くしてやろう!!』
 それに対し幾度となく炎に包まれながら其れでも敵は止まらない。
 だが、此れに対し範はあくまで冷静。
 懐から鞭を取り出し……。
「ならば此れも与えよう」
『ぐっ、がぁっ!!』
 雷公鞭の電撃を敵の眼前に最大出力で解き放ち其の勢いを殺していく。
「そして此れで仕上げだ。
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――」
『ぐっ、がっ、がああああああああああああああああ!!!』
 其処に追撃をかけるように範は高らかに声を挙げ、敵の体は炎に包まれていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アノルルイ・ブラエニオン
会敵前にUCを使用し、羅刹の女戦士を呼び出しておく
呼称が欲しければ…「ツカサ・ガールズ」とでも呼ぶといい

98人のうち49人に瑞獣の救助を頼む
絡繰りが物理的なものであれば彼女らの【怪力】で壊せないはずはない

そして私は残りを率いて龍と対峙する
そして語りかける
「龍よ、私は筋肉の話をしに来た」と始めて
「汝が向き合うのは父ではなく、己の筋肉だったのだ。なぜなら──筋肉は裏切らない!」と話を終わる

要は瑞獣救助のための時間稼ぎなのだが

戦闘では女戦士達に
筋肉で跳躍または仲間の力を借りて敵の頭上まで飛ばし
組み付いての白兵戦を指示

私は煽る
「超えられなかった父が汝の助けになりうるか? 
否! ただのコンプレックスだ」



●筋肉は全てを解決する。
「その羅刹の女は、静かに語った──つまり、筋肉は最強。いいね?」
 アノルルイ・ブラエニオン(変なエルフの吟遊詩人・f05107)は戦場に降り立つや否や竪琴を鳴り響かせてリングに稲妻が走りそうな筋肉を称賛する歌を周辺に響かせる。
 そして現れる百人の羅刹の女性達。
 長い黒髪に白い肌、一見すると清楚で華奢、小柄な大和撫子であるが……彼女達のモデルとなった猟兵の様に彼女達も又怪力無双、アトラスの如く天空の星空さえも支えん程の剛力の持ち主達なのである。
「それでは君達に救助をお願いする。
 何、君達なら絡繰りなど壊せない筈がないからな」
 そう言って半数の五十人を瑞獣の救助に向かわせると其の儘アノルルイは残りを率いて龍神の気配が感じられる場所へ。
『今度の猟兵は随分と多勢を連れてきたものだな』
 そして自分の元へと訪れたアノルルイに対し敵は警戒しきり。
 まあ、あれだけ猟兵を相手に苦戦してくればそうなると言うものでろう。
 そんな敵に対しアノルルイがなにをするかというと。
「龍よ、私は筋肉の話をしに来た。
 何故なら筋肉とは最強であるからだ」
『貴様は何を言っているのだ』
 筋肉の話をしに来たのである。
 ほら余りの予想外な出だしに敵の目が点になってるじゃないか。
「筋肉を舐めているのか?
 筋肉とは鍛えれば鍛える程に強さを齎すのだぞ?
 そして極めれば大陸すら破壊しうる一撃をも放てる様になるのだ!」
『いや待て。その理屈は可笑しい。そもそも筋肉にも育つ限界があるだろうに』
 それでもマイペースに言葉を進めるアノルルイに対し敵は思わずツッコミを入れる。
 まあ其れでもアノルルイは止まらないんだが。
「何を言う。適切な鍛錬、適切な食事、適切な休息を取れば筋肉には限界がない。
 それを私は大陸をも破壊しうる彼女の存在によって知っているのだ」
『実在するのか、大陸を破壊しうる怪物が……!』
 衝撃の余り、唖然となる敵であるが其れすらもアノルルイは無視して言葉を連ねていく。
「汝が向き合うのは父ではなく、己の筋肉だったのだ。
 なぜなら―――筋肉は裏切らない!」
『貴様がそう思うのならそうなんだろうな。
 貴様の中では』
 そして言葉を締めたアノルルイに対し敵は疲れた様に言葉をかける。
『其れで……時間稼ぎはもう良いのか?』
「おや、気付いていたのかね。
 それにしては止めなかった様だが」
『まあ途中からなので偉そうな事等言えぬがな。
 まあ今更慌てても遅いし深手を負っていたから貴様が話している時間を傷を癒すのに使わせて貰ったさ』
 どうせ後、一戦か二戦位しか我が体も保たぬしな等と嘯きながら敵はアノルルイを睨みつける。
『故に『父上』の力を以って貴様を屠ってやろう。
 使いたくないものを使わせたのだ覚悟するとよいぞ』
 そうして現れたのは巨大な余りにも巨大過ぎる龍の姿。
 顔だけで山一つ分は優にあろう其の存在は本物は如何程の物であろうかと思わせる。
 だが、アノルルイも彼が引き連れる女戦士達も恐れる事はありはしない。
「ならば私は証明しよう。
 筋肉の素晴らしさを」
 アノルルイの宣言と共に女戦士達は行動を開始。
 先ずは半数が半数を持ち上げると其れを『父上』へ向けて投擲する!
『常識という物を知らぬのか!』
「ははは、筋肉は常識をも乗り越えるのさ」
 それに敵は困惑し怒りの声を挙げるが女戦士達は其処で終わらない。
 『父上』にたどり着き組み付く仲間に続かんとその辺の適当な大きさの物を投擲し跳躍。
 其れに乗ると其のまま『父上』にぶつかって行ったのだ。
『だから常識という物を……!』
「そうやって常識に縛られるから父を越えられないのだ。
 越えられなかった父が汝の助けになりうるか? 
 否! ただのコンプレックスだ」
『貴様ぁぁぁ!!』
 常識を問う敵にアノルルイはだから越えられないのだと煽って返す。
 そして怒りのままにアノルルイへと爪を繰り出そうとするが……。
「そもそも私だけを向いていて良いのかな?
 幾ら強かろうが味方の援護なしに勝てる程、彼女は弱くないぞ?」
『な……?!』
 そしてアノルルイの言葉と共に敵が振り返った先には今にも大地に堕ちそうな
『父上』の姿。
『なあっ?!』
「そして、彼が倒されたのに其処にだけ意識を向けていると……」
 アノルルイの言葉と共に敵の体を衝撃が走る。
『ぐっ……!?
 があっ!!』
「こうして彼女達の拳を食らう羽目になるのさ」
 そして敵はフリーになった女戦士達の拳で吹き飛ばされるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
…用途申請、要救助者の確保

剣を大地に突き刺しUC
効果範囲の大地全て鋼の銃座が支配する虐殺兵装圏へ

銃座を操作しスナイパー射撃
瑞獣の戒めを破壊し逃走を幇助

私の故郷にはフォースナイト初め神秘の力操る者が存在します
そして、それへの対抗策もまた

その仙術を維持しているのは貴方自身の力
如何に父上が強かろうと、何時まで姿を保てますか?

四方八方から銃座の射撃浴びせ蹂躙

力を奪う…貴方が四霊に為したことです

届かぬ理想を追って足掻くのを私は笑いません
縁とは尊いが故に、他者の力を借りるのは素晴らしき事です

ですが悪逆を為す事は、許される事ではないのです
この一閃で、その罪を祓いましょう

怪力で剣を振るい



●そして騎士は龍を断つ。
「……用途申請、要救助者の確保。
 用途倫理判定……例外承認。
 申請者処刑機構……解除確認。
 不肖の騎士たる我が責において、貴女が厭うた地獄を此処に……なれど騎士として人を救う為に」
 機械の騎士、トリテレイア・ゼロナイン(「誰かの為」の機械騎士・f04141)は拘束されていた瑞獣を発見すると剣を大地に突き刺し詠唱を開始。
 すると彼の周囲は森林生い茂る自然豊かな場所から鋼の銃座が支配する虐殺兵装の園へと変貌していく。
「囚われている方々を助け出しましょう」
 そして、銃座から放つ銃弾は瑞獣の戒めを破壊。
 更に周辺に点在する他の瑞獣の位置も銃座に内包された其の優れたセンサーを駆使し発見。
 これ等も随時、戒めを破壊していった。
 とはいえ開放すればする程、敵にも気付かれやすくなる訳で……
『猟兵よ……貴様を此れ以上好きにはさせぬ!』
「来ましたか!」
 現れたのは山の如き巨躯を誇る龍神、そして……。
『―――――――――――――――――――――――――――――!!!』
「此れは又……成程、目を閉じれば闇と化し目を開ければ日が昇る等と言われる訳だ」
 其の龍神すら幼子に思える巨大すぎる『存在』が其処にあった。
『貴様等に負けてしまっては彼の御方へ申し訳が立たぬ!
 父上の力を用いる等と言う手迄使わせたのだ……覚悟せよ猟兵!!』
「成程。流石の自信ですね。
 ですが、私の故郷にはフォースナイト初め神秘の力操る者が存在し……それへの対抗策も又存在する」
 トリテレイアのの言葉と共に周囲を『何か』が覆っていく。
『ぐっ……何だ!此の我が力を奪っていく何かは……!』
「その仙術を維持しているのは貴方自身の力。
 如何に父上が強かろうと、何時まで姿を保てますか?」
 それは虐殺兵装圏に備わった力、物理と科学以外の力を否定する龍神にとって天敵と言える力。
 未完成で封印された故にそうなる事はなかったが完成すれば一般兵に装備され多くのフォースナイトの命を奪っていただろう其れは龍神の力を奪っていく。
『ぐっ……貴様ぁぁぁ!!』
「力を奪う……貴方が四霊に為した事です」
 そして其の儘トリテレイアは龍神を四方八方取り囲む銃座から弾丸の雨を浴びせ蹂躙していく。
 傍から見ても痛みに気絶しても可笑しくない、むしろ絶命してないのが不思議な程の有り様で、其れでも龍神は『父上』を維持し、トリテレイアを下さんと闘志を其の瞳に宿し続ける。
 例え其の父上が彼自身の力が尽きた故に最早張りぼて同然の状態であったとしても……。
『未だ……だ……父上の力あれば貴様等等屠れるのだ……!
 そして我は父上を超えて……!』
「届かぬ理想を追って足掻くのを私は笑いません。
 縁とは尊いが故に、他者の力を借りるのは素晴らしき事です」
 その姿をトリテレイアは静かに見据え彼に語り掛け静かに歩みだす。
「ですが悪逆を為す事は……許される事ではないのです。
 この一閃で其の罪を祓いましょう」
 そして剣を抜き放ち……その剛力を以って『父上』ごと龍神を断つ!
『未だだ……私は父上を……父…上……』
 そして騎士の剣によって邪悪なる龍神は倒れるのであった――――。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月13日


挿絵イラスト