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【サポート優先】ケモノの森

#シルバーレイン

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#シルバーレイン


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●シルバーレイン
 山梨県某所の山に、ケモノの森と呼ばれる場所がある。
 その場所はケモノ達にとっての聖域であり、無断で足を踏み入れた者は、必ず命を落とすと言われている場所だった。
 だが、実際には地縛霊オブリビオンの棲み処となっており、近づく者を皆殺しにしているというのが真相だった。
 そのため、誰かがケモノの森に足を踏み入れたのと同時に、地縛霊オブリオンが自動的に出現し、速やかに相手の命を奪っているため、逃げる事さえ出来ず、生きて帰った者はいないようである。
 その場所に新たな犠牲者が発生するという予知がなされたため、猟兵達は呪いの場所に足を踏み入れる事となった。

●ガジルからの依頼
「何だか、知っている世界のような気がするんだな」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が沢山のハテナマークを頭上に浮かべ、今回の依頼を説明した。
 どうやら、ケモノの森と呼ばれる場所で、地縛霊オブリビオンの存在が確認されたらしい。
 地縛霊オブリビオンは、ケモノの森に固執しており、侵入者達をひとり残らず命を奪っているようである。
 その上、地縛霊オブリビオンに引き寄せられ、雑霊の群れも集まっているらしい。
 雑霊の群れはカタコトではあるものの、言葉を話す事が出来るようだが、人間に対して激しい憎悪を抱いているため、説得する事は不可能のようだ。
 そう言った事を踏まえた上で、地縛霊オブリビオンを倒す事が今回の目的だった。


ゆうきつかさ
 この依頼は、サポート参加者を優先しています。
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第1章 集団戦 『ランペイジボア』

POW   :    インセインラッシュ
【周囲の仲間と共に一斉に行う】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【自身とは別方向から触手で敵を捕らえる仲間】の協力があれば威力が倍増する。
SPD   :    ラックレス
【突撃】と共に繰り出す【牙】【棘】【触手】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
WIZ   :    フールハーディ
【死を恐れずに突撃を繰り返す同種族】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[死を恐れずに突撃を繰り返す同種族]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。

イラスト:楽斎

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定
*アドリブ歓迎
サポート希望

『フェアリーランド』の壺の中から風/火/光/闇の精霊,聖霊,月霊,戦乙女,天使,英霊,死神を呼んで“七色金平糖”を配って『クリスタライズ』で姿を隠し『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃を仕掛けて、敵の攻撃を『月世界の英霊』で空間飛翔して避けて敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化させます♪

機会を見て『精聖月天飛翔』でWIZを強化して『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻をして、『グレムリン・ブラウニー・ルーナ』で落とし穴や蔓草罠などで足元を妨害します☆
同時に闇精霊に暗闇を作って、風精霊に周りの臭いを飛ばして貰います♪


ティファーナ・テイル
SPDで判定
*アドリブ歓迎
サポート希望
祝聖嬢(f02580)と共闘希望

『スカイステッパー』で縦横無尽に飛び回り『ゴッド・クリエイション』で貧乏疫病神を創造して「また損な役割…」と言って巻き込まれて災難を与えて、『神代世界の天空神』で敵の攻撃を空間飛翔して避けて『天空神ノ威光・黄昏』で敵のCを封印/弱体化させます!
『ガディスプリンセス・レディース』で従属神群を召喚して『ジェットストリーム・ラヴハート』でSPDを強化して『セクシィーアップ・ガディスストライク』『ガディス・ブースト・マキシマ』『ガディスプリンセス・セイクリッド』で♥ビーム/♥弾で攻撃をして、祝聖嬢とアイコンタクトで息を合わせます!




 猟兵達がケモノの森に足を踏み入れた途端、襲いかかってきたのは、冰獄封鎖『オクルス・シニストラ』に引き寄せられ、この場所にやってきたランペイジボアの群れだった。
「それじゃ、行くよ♪」
 すぐさま、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が【フェアリーランド】の壺の中から風/火/光/闇の精霊、聖霊、月霊、戦乙女、天使、英霊、死神を呼び、七色こんぺいとうを配って、【クリスタライズ】で透明になった。
 一方、ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)が【スカイステッパー】で空中を飛び回り、【ゴッド・クリエイション】を発動させ、貧乏疫病神を創造した。
「また損な役割……」
 その途端、貧乏神が深い溜息をもらして、ランペイジボアを不幸のどん底に突き落とした。
 それに合わせて、ティファーナ(祝聖嬢)が【エレメンタル・ピクシィーズ】で精霊/聖霊/月霊属性の魔法の矢を放ち、ランペイジボアの群れを攻撃した。
「ブヒィィィィィィィィィィィィィィ!」
 それでも、ランペイジボアの群れが怯む事なく襲い掛かってきたため、【神罰の聖矢(シンバツ・ノ・セイヤ)】で指先を向け、天からの光でランペイジボアを丸焼きにした。
 その間に、ティファーナ(テイル)が【神代世界の天空神(エデンズ・ラビュリストン)】で天空宮殿の神代の神々と共に空間飛翔し、【天空神ノ威光・黄昏(テンクウシンノイコウ・タソガレ)】で威光、後光、天空神護光を放って、ランペイジボアのユーベルコードを封じ込めた。
 しかし、ユーベルコードを封じる事が出来たのは、ごく一部。
 残りのランペイジボアは勢いよく地面を蹴りつけ、再び襲い掛かってきた。
「これ以上、好きにはさせないよっ!」
 即座に、ティファーナ(祝聖嬢)が【月世界の英霊(ラビュリストン・ルーラー)】で、光り輝く英霊と共にテレポートし、【月霊覚醒(ゲツレイカクセイ)】で満月、半月、三日月、新月を放ち、ランペイジボアのユーベルコードを封じ込めた。
 それと同時に、ティファーナ(テイル)が【ガディスプリンセス・レディース】でレディース(従属神群)を召喚し、【ジェットストリーム・ラヴハート】で飛翔力を増加させた。
「ブヒィィィィィィィィィィィィィィィ!」
 次の瞬間、ランペイジボアの群れが土煙を上げ、ティファーナ達に襲いかかってきた。
 それを迎え撃つようにして、ティファーナ(祝聖嬢)が【聖精月天飛翔(セイント・エレメンタル)】で、精霊/聖霊/月霊/英霊/天使に変身すると、高速で飛翔しながら【叡智富める精霊(ハイ・エレメンタルズ)】を発動させ、光/火/風/水/土/闇/聖/月の霊で攻撃しつつ、【神聖天罰刺突(ハイ・セイント)】で神聖なる槍、鉾、矢、杭を突き刺し、神々しい光輝きによって、無数の神聖なる神罰を与えた。
 続いて、ティファーナ(テイル)が【セクシィアップ・ガディスプリンセス】で変身すると、【ガディス・ブースト・マキシマム】で高速飛翔しながら、神々しい勇姿と闘志から神様ビーム砲/従属神群ビーム弾を放って、ランペイジボアの群れを蹴散らしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルイズ・ペレンナ(サポート)
『お代は結構ですわよ。けれど懐には注意なさいませね?』
ブラックタールのシーフ × スターライダー
特徴 金目の物が好き 錠前マニア グルメ 快楽主義者 実は恋をしていた
口調 貴婦人(わたくし、あなた、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
敵には 高慢(わたくし、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

・金目の物をお宝と認識し獲得するのが行動理念
 直接の機会でなくても獲得出来るかも知れないと思えば動きます

・愛情や人助けのような金銭にならない価値は興味ないですが
 それを大事にする人を貶めもしません。趣味の相違

・利害が一致すれば他人との共闘やサポートはむしろ積極的です


天城・千歳(サポート)
本体で行動出来る場所なら本体で、本体の入れない場所の場合は戦闘用リモート義体で行動し本体は義体からの情報を元に【情報収取】【戦闘知識】【世界知識】【瞬間思考力】を使い状況分析及び支援行動を行う。
戦闘状態になったら【誘導弾】の【一斉発射】による【範囲攻撃】で【先制攻撃】を行い、その後は【スナイパー】【砲撃】【レーザー射撃】で攻撃する。
敵の攻撃は状況に応じて【盾受け】で防御するか【見切り】【ダッシュ】【推力移動】を使った回避で対応。
味方とのコミュニケーションはリモート義体が【コミュ力】【礼儀作法】場合により【言いくるめ】を使って対応する。
協力体制を構築した味方に対しては、通信による情報支援を行う。


蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




「ブヒィィィィィィィ!」
 ランペイジボアの群れは、猟兵達の存在を確認すると、土煙を上げながら、一斉に襲い掛かってきた。
「これは色々な意味で、売り物になりそうですね」
 それを目の当たりにしたルイズ・ペレンナ(怪盗淑女・f06141)が、含みのある笑みを浮かべた。
 ケモノの森と呼ばれる前は、マツタケやタケノコが豊富に採れた場所のため、地縛霊オブレビオンさえ排除してしまえば、取り放題であった。
「まあ、ただ向かってくるのであれば、何も怖いモノはありません。ただ迎え撃つだけです」
 すぐさま、天城・千歳(自立型コアユニット・f06941)が【エレクトロレギオン】を発動させ、540体の小型戦闘用機械兵器を召喚した。
 召喚された小型戦闘用機械兵器は壁の如く立ち塞がり、ランペイジボアの突進を難なく防いだ。
「とりあえず、一匹残らず、肉の塊にしちゃえば、問題ないよね?」
 それに合わせて、蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)がヤル気満々な様子で、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を構え、ランペイジボアの群れに斬りかかった。
「フ、フザケタ真似ヲ……」
「ココハ、我ラノ聖域。早々ニ立チ去レ!」
「我ラノ要求ヲ拒否スルノデアレバ、命ヲ捨テル覚悟デ戦エ!」
「ブヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!」
 ランペイジボアの群れが猟兵達に警告しながら、一斉に唸り声を上げて突進を仕掛けてきた。
「それじゃ、行くよっ!」
 それを迎え撃つようにして、暦が【デッドマンズ・スパーク】を発動させ、自らの片腕を代償に膨大な電流を籠め、ランペイジボアの群れに殴り掛かった。
「ブヒッ!」
 その攻撃を喰らったライペイジボアの群れが次々と悲鳴を上げ、ブスブスと真っ黒な煙を上げて動かなくなった。
「オマエタチ……ユルサナイ……」
「絶対ニ殺ス! 必ズ殺ス! ブチノメス!」
「我ラヲ、ココマデ追イ詰メタ報イヲ受ケヨ!」
 その事に危機感を覚えたランペイジボアの群れが、恨みの言葉を吐きながら、猟兵達に突っ込んでいった。
「あらあら、随分と芸がないのですね。それでは、わたくしを傷つけるどころか、当たる事さえ出来ませんわよ」
 すぐさま、ルイズが【典雅なる淑女の騎乗術(ゴッドグレイスライド)】を発動させ、宇宙バイク『JET-WIDOW』に騎乗し、舞い踊るようにして、ランペイジボアの突撃を華麗に回避した。
「ブヒィィィィィィィィィィィ!」
 それと同時に、ランペイジボアの群れが咆哮を響かせ、死を恐れずに突撃を繰り返す同種族を召喚した。
「いくら数が増えたところで、無意味ですよ」
 それを迎え撃つようにして、千歳が誘導弾を一斉発射し、範囲攻撃でランペイジボアの群れを蹴散らしていった。
 そこに追い打ちをかけるようにして、ランペイジボアの群れに狙いを定め、レーザーを発射した。
 そして、猟兵達はランペイジボアの群れを蹴散らし、森の奥に進んでいくのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 冒険 『凶暴化した獣達』

POW   :    パワーで抑え込み、大人しくさせる

SPD   :    餌や麻酔弾で大人しくさせる

WIZ   :    語りかけを試み、大人しくさせる

イラスト:シロタマゴ

👑7
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定
*アドリブ歓迎
サポート希望
f24123テイルと協力

「大人しくしてくれれば怖い痛い思いはしないからね♪」と言いながら『フェアリーランド』の壺の中から風/水/土/生命/精神の精霊,聖霊,月霊,天使,英霊を呼んで“七色こんぺいとう”を配って『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒して落ち着かせます☆
それでも落ち着かない場合は「仕方ないね…」と呟き『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃を仕掛けて『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治します♪
敵の突進や攻撃は『月世界の英霊』で空間飛翔して避けて『月霊覚醒』で敵のUCを封印/弱体化させます☆

「落ち着いた?」と撫でる


ティファーナ・テイル
SPDで判定
*アドリブ歓迎
サポート希望
f02580祝聖嬢と共闘する

「ご飯やお菓子が欲しいから暴れてるね!」と自分と同じと思って行動します!
『エデンズ・アップル』で動物や生き物の好きな食べ物を創造して隙に食べさせます♪
力比べやじゃれ合いを求められたら指を鳴らして笑顔で「ボクが相手になるよ!」と応じます!
『ガディスプリンセス・レディース』で従属神群お召喚してレフェリーとかをさせて『スカイステッパー』で縦横無尽に動き回り『月世界の英霊』で空間飛翔をして避けて行きます☆

『ゴッド・クリエイション』で“獣の王”を創造して支配力で落ち着かせます!
「何か問題や不満があるならボクたちに遠慮無く言っちゃいなよ」




「ウォォォォォォォォォォォォォォン!」
 狂暴化したケモノ達が土煙を上げながら、猟兵達に襲いかかってきた。
 ケモノ達は全身瘴気に包まれて真っ黒になっており、目だけが赤くギラギラと輝いていた。
「ひょっとして、ご飯や、お菓子が欲しいから暴れてるのかな?」
 すぐさま、ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)が【エデンズ・アップル(エデンズ・アップル)】を発動させ、ケモノ達が好きそうな食べ物を創造した。
「グル……ガガガ……」
 その事に気づいたケモノ達が、次々と食べモノに飛びつき、一心不乱に食べ始めた。
「大人しくしてくれれば、怖い痛い思いはしないからね♪」
 その間に、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が【フェアリーランド】を発動させ、壺の中から風/火/光/闇の精霊、聖霊、月霊、戦乙女、天使、英霊、死神を呼んだ。
 そして、七色こんぺいとうを配った後、【シンフォニック・メディカルヒール】で治癒・治療の歌唄を響かせ、ケモノ達の気持ちを落ち着かせた。
 どうやら、ケモノ達は森に漂う瘴気を吸い込んで凶暴化しているらしく、自分の意思に反して暴れているようだった。
 そのため、一時的には落ち着いていたが、すぐに唸り声を響かせ、ティファーナ達に襲いかかってきた。
「だったら、ボクが相手になるよ」
 即座に、ティファーナ(テイル)が指を鳴らして笑顔を浮かべ、【ガディスプリンセス・レディース(ガディスプリンセス・レディース)】を発動させた。
 それと同時に【レディース(従属神群)】が召喚され、ケモノ達と一定の距離を取って、レフェリーのような役割を負った。
「これは……仕方ないね」
 その流れに乗るようにして、ティファーナ(祝聖嬢)が半ば諦めた様子で、【エレメンタル・ピクシィーズ】を発動させ、精霊/聖霊/月霊属性の魔法の矢を放って、ケモノ達を仕留めていった。
 だが、ケモノ達が自分の意思に反して行動している事を思い出し、ほんの少しだけ攻撃する事を躊躇った。
 一方、ティファーナ(テイル)が【スカイステッパー】を発動させ、縦横無尽に空を掛けながら、【神代世界の天空神(エデンズ・ラビュリストン)】で天空宮殿の神代の神々と共にテレポートする事で、ケモノ達の攻撃を回避した。
「グル、グルルルルルッ!」
 その事に苛立ちを覚えたケモノ達が、ティファーナ(テイル)ばかりを狙い始めた。
「何か問題や不満があるならボクたちに遠慮無く言っちゃいなよ」
 次の瞬間、ティファーナ(テイル)が【ゴッド・クリエイション】で、『ケモノの王』を創造した。
「……!」
 その途端、ケモノ達がビクっと身体を震わせ、怯えた様子で地面に伏した。
「……落ち着いた?」
 ティファーナ(祝聖嬢)がホッとした様子で、ケモノ達の頭を撫でた。
 だが、森の中に漂う瘴気のせいで、いつ暴れ出してもおかしくないような状況である事に変わりはなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!


コーデリア・リンネル(サポート)
 アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


高倉・優安(サポート)
36歳→運命の糸症候群により8歳程度の見た目年齢に

基本的に腐ったオタク
可愛い顔して常に何かしらのカップリングを考えています
男女差別もなく動物や無機物でもOKです

また言い回しがとても古いです
バブリーな感じです
直撃世代ではないので風味なだけです
例:OK牧場。バブリー。しもしもー?ぶっとびー。おったまげー。ゲロゲーロ。等

戦闘は自らの黒歴史を犠牲にするしかないですが
依頼のために出し惜しみなく仕方なく恥ずかしがったり
公開による後悔の念に苛まれながら戦います

指定したユベコ以外でも公開設定中のものならどれでも使います

ランドセルは主武装でこれがないと上手く戦えません

他アドリブ歓迎
汚れ役引き立て役も歓迎


マティアス・エルンスト(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK

「……俺が前に出る。お前は俺を盾にしろ。」

一人称:俺
口調:寡黙で無機質。表情も一見無愛想で感情が読み取りづらいが仲間想い。
性格:知らない物事へ対する好奇心と知識欲が旺盛。自身を精密な電子機器と思っている様子。

戦法:高いPOWを活かし、エネルギー充填したアームドフォートによる威圧感たっぷりの威嚇射撃や一斉発射等、「攻撃は最大の防御」を体現した戦法を好む。
仮に間合いに踏み込まれても剣や槍で受け流し、鎧砕きも狙いながらのカウンター攻撃。

指定したUCを何でも使用。
戦況等に照らし「適切・最善」と判断すれば他の存在からの指示や命令にも即応する。

他はお任せ。


高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
 スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
 普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ミルディア・ディスティン(サポート)
「サポート?請われれば頑張るのにゃ!」
 UDCでメカニックして生計を立ててるのにゃ。
 『俺が傭兵で出撃して少し足しにしてるがな?』
 ※自己催眠でお人好しで好戦的な男性人格に切り替わりますがデータは変わりません。

 ユーベルコードはシナリオで必要としたものをどれでも使用します。
 痛いことに対する忌避感はかなり低く、また痛みに性的興奮を覚えるタイプなので、命に関わらなければ積極的に行動します。
 公序良俗は理解しており、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。むしろ積極的に助ける方です。
 記載の無い箇所はお任せします。よろしくおねがいします。


アニカ・エドフェルト(サポート)
『よろしく、おねがいします。』
 オラトリオのサウンドソルジャー×聖者、6歳の女です。
 普段の口調は「読点やや多め(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、あわてた時は「読点少なめ(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


シャーリィ・リトルウィッチ(サポート)
「ウィッチスライム」を名乗る、スライム型の愉快な仲間です
子供のように無邪気な性格で、ゲーム等の楽しそうな遊びが大好きです
また「世界一強いスライム」を目指しており、自らの力を誇示するためオブリビオンとも積極的に戦おうとします

口調等はステシを参考にしてください

自分の力に絶対的な自信を持っており、常に敵を侮りがちです。オブリビオン相手でもそれは変わりません
最初は相手を値踏みするように、戦います。そしてピンチになるとようやく本気を出し、UCなどを駆使して戦う、といった感じです
使用するUCは指定のものを自由に使ってください

あとはマスターさんにお任せします!
特にNGはないので自由にやっちゃってください


子犬丸・陽菜(サポート)
 ダンピールの咎人殺し×聖者、14歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、リーダーには「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 宝珠による臓物を掻き回しを多用し、知られざる枷を使います。怪我は厭わず積極的に行動、臓器の負傷でユーベルコードの威力が上がるので負傷は状況によりわざと受けたりもします。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
 潜在的なマゾヒストなのでユーベルコードの苦痛になにか感じる場面もあるかも?
 負傷重症描写歓迎、内臓が出るくらいやっていただいてください!
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
 人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
 普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


東海林・馨(サポート)
冒険では元職がフードファイターのため、フィールドワークを大切にします。珍しい植物、珍しい食材が居たら研究対象とします。もちろん味も!
種族が人狼のため音や匂いを探ることで冒険に役立てるようとします。
基本、見た目では判断しません。それまでの行動とたまに感じる第六感とを天秤をかけます。(これを降りてくると呼んでます)
斥候や探索の依頼があれば真っ先に名乗り出ます。
その他はお任せです。


シャイニー・デュール(サポート)
『拙者は剣士でござります故!』
ウォーマシンの剣豪×クロムキャバリアです

真面目な性格ですが勘違いや空回りも多く、かつ自分がズレているという自覚もありません
正々堂々とした戦い方を好みますが、それに拘泥して戦況を悪化させたりはしません

ユーベルコードは所持する物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
公序良俗に反する行為は(そういう依頼でない限り)しません

サムライというものに憧れていますが、正しい知識はありません
銃を使うことを嫌っているわけではなく、必要に応じて刀と内蔵兵器を使い分けます
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ベイメリア・ミハイロフ(サポート)
メイン参加者さまのお邪魔にならぬようにしつつ
状況を見て行動を行おうと思います

日常では、まったりのんびり楽しみたいと思います
探索が必要であれば、情報収集・聞き耳を活用し
さりげなく目立ちすぎない程度に行動を

戦闘での行動は、絶望の福音又は第六感・見切りにて相手の攻撃を予見し回避又はオーラ防御・武器受けからのカウンターを狙いつつ
広範囲に敵がいます場合にはRed typhoonを
1体に対してはジャッジメント・クルセイドにて攻撃をいたします
チャンスがあれば早業・高速詠唱からの2回攻撃を
回復が必要なら、この身を削ることになろうとも、生まれながらの光を使用いたします

呼び方ファーストネーム+さま
一人称:わたくし


レイカ・ヴァンスタイン(サポート)
フェアリーの聖者×プリンセス、9歳の女です。

戦闘は苦手で援護や救助、支援など中心です。
武器は人間大の人形(銃火器持)ですので、運搬作業も可能です。
普段は悪戯(許せる範囲)で遊ぶ※戦闘とは別です。

普段の口調は「マイペース(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」
苦しい時は「愛想笑い(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」です
幼いので殆どひらがなで喋ってます。

・ユーベルコードは必要に応じて、多少の怪我は厭わず積極的に行動(支援中心)します。
・他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。公序良俗に反する行動はしません。悪戯も笑って許される範囲までです。
・あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ロラン・ヒュッテンブレナー(サポート)
※絡みアドリブOK
※感情が尻尾や耳によく表れる
※人見知りだが【優しい】性格で育ちのいいお坊ちゃま
※「ぼく」「~なの」「~さん」

狼の嗅覚と聴覚(【追跡】【聞き耳】)や敏捷性(【ダッシュ】【地形の利用】)を駆使した肉体的な探索方法と
電脳空間を通してのデータ引き出し(【世界知識】【ハッキング】)による【情報収集】
たまに姉に似たAI(UC)に協力してもらうこともある

さらに魔術師としての【学習力】、狼変身しての【動物と話す】
貴族スキルの【礼儀作法】と探索スキルを活かす


陽環・柳火(サポート)
 東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
 普段の口調は「チンピラ(俺、てめぇ、ぜ、だぜ、じゃん、じゃねぇの? )」

悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
冒険等では割と力業を好みますが、護符衣装を分解して作った護符などを操作したりなどの小技も使えます。

 ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。お触りなしのお色気までが許容範囲。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


エドゥアルト・ルーデル(サポート)
『ヒャッハー!頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!』

口調:拙者、名字+氏、~でござる、~ですぞ
属性:混沌・悪

弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す正義なんてどこ吹く風なゴーイング・マイ・ヒャッハー系

シリアスな空気だと破壊するか自分が爆発する
可愛い女の子を見れば興奮する変態
エンジョイ&エキサイティングをモットーに好きなように生きて好きなように死ぬギャグキャラ
オタクらしく戦闘中でも状況に有ったセリフやパロ技を適当にぶっ込みながら戦う様はイカレポンチすぎて敵味方問わず困惑と驚愕させることに定評がある
公言しないが空軍のパイロット


推葉・リア(サポート)
色んなゲームで推しキャラを育成して愛でるのが好きな妖狐

基本的に人がいいので命や心を大事に行動し相手の心に寄り添おうとする、例えそれが敵であっても(倒すときはしっかりと倒す)
あと結構関係のないことも考えたりもしたりもするがやるときはやる

各ゲームの推しキャラ達の召喚&コンゴウインコの星色と鴉の夜色と共に協力して行動する
召喚する推しキャラの人選等はその場の状況やするべき行動に特化したキャラ、また演技等のする際の性別や外見等選んで喚ぶ

因みに活躍する推しキャラに感動したりして喜んだり悶えたりするが他人がいる前では表に出さない…推しキャラやペット達しかいない場面では出す、推し最高

共闘OK
過剰なエログロNG


政木・朱鞠(サポート)
とりあえず、感覚共有した『忍法・繰り飯綱』を放ち【追跡】や【情報収集】で周囲を探って敵の分布や地形の情報を把握しておきたいね。
邪魔をする敵が湧くのなら、武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与えたいね。

アドリブも連携もOK


バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』

年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?

下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も

アドリブ、連携歓迎


徳川・家光(サポート)
 冒険においては、基本的に「羅刹大伽藍」による力仕事か、名馬「火産霊丸」を召喚し、騎乗技能を駆使した早駆けを利用したスピード勝負を得意としています。
 また、冒険では「鎚曇斬剣」をよく使います。頑丈で折れにくいので、鉈や斧、岩盤に打ち込むくさびの代わりに重宝しています。
 他には「念動力」技能で離れた場所の物体を動かして驚かせたり、ロープを浮遊させて対岸にくくりつけたりできます。

 嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!




「……凄い……瘴気の……量ですね……」
 コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)は仲間達と共に、ケモノの森と呼ばれる場所に足を踏み入れた。
 その途端、むせ返るほど濃厚な瘴気が、猟兵達の身体に纏わりついてきた。
 それだけで、激しい眩暈に襲われ、身体がフラついたものの、途中で立ち止まっている暇などなかった。
 それに例え、この場で休んだとしても、瘴気に身体を蝕まれ、余計に状況が悪化してしまう可能性が高かった。
 それでも、一般人と比べて、瘴気に対する抵抗力があるためか、我慢できないレベルではなかった。
「グルルルルルッ!」
 そこに追い打ちをかけようにして、茂みの中から次々とケモノが飛び出してきた。
「……何だか厄介な事になったね」
 ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)が複雑な気持ちになりながら、ケモノ達に視線を送った。
 ケモノ達は興奮状態に陥っており、今にも飛び掛かってきそうな勢いで、猟兵達のまわりを囲んでいった。
 元々、ケモノ達は森に棲む狼や、猪、熊等であったが、辺りに漂う瘴気を吸い込み、見た目が変貌してしまい、凶暴化してしまったようである。
「これが森の意思……なのかも知れないわね」
 子犬丸・陽菜(倒錯の聖女・f24580)がゾクゾクと寒気を感じながら、内に秘めた感情に戸惑いと興奮を覚えつつ、ケモノ達に視線を送った。
 ケモノ達の身体には、瘴気が纏わりついており、元の動物には無かった角や触手等が生え、異様なニオイを放っていた。
「私の薬で何とかなるようであれば、助けてあげたいところだけど、これは流石に無理ね。身も心も別のモノに『変異』しているようだから……」
 バジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)が、冷静にケモノ達の様子を窺った。
 おそらく、瘴気を浴びた時間が短ければ、救う事が出来たかも知れない。
 だが、長期間瘴気を浴び、精神と肉体が蝕まれているせいで、救う事が出来る可能性は、限りなくゼロに近かった。
 その代わり、ケモノ達は毒に対して耐性が増している可能性が高く、痛みに対して鈍感になっている可能性が高かった。
「ある意味、ケモノ達も、この森の影響を受けた犠牲者ではござりますが、このまま放っておいても苦しむだけ。中途半端な情けは、ケモノ達にとって、苦痛でしかないのであれば、拙者も覚悟を決めるだけでござります……!」
 シャイニー・デュール(シャイニングサムライ・f00386)がケモノ達をジロリと睨みつけ、非搭載兵器:無銘刀に手を掛けた。
「グルルルルルッ!」
 その視線に気づいたケモノ達が唸り声を響かせ、地面を何度も蹴りつけたが、シャイニーの心に迷いが生じる事はなかった。
「でも、このままだと、大変な事に……」
 レイカ・ヴァンスタイン(銀光精・f00419)が色々な意味で危機感を覚え、全身に鳥肌を立たせた。
 だからと言って何もしなれば、ケモノ達に襲われ、確実に八つ裂き。
 例え、逃げたとしても、逃げ道を塞がれて、八つ裂きにされる未来しか浮かばなかった。
 ならば、嫌でも戦うしかなかった。
 それに運よく逃げる事が出来たとしても、森から脱出できない限り、ケモノ達に再び襲われてしまう可能性が高かった。
「……とは言え、僕等を逃がすつもりはないようですね」
 徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)が仲間達と背中合わせになりながら、ケモノ達に視線を送った。
 ある意味、熱烈歓迎状態ではあるものの、戦わなければやられてしまう。
 その事を本能的に理解してしまったためか、ケモノ達を牽制するようにして、鎚曇斬剣を抜いた。
「グルルルルルッ!」
 それと同時に、ケモノ達が全身に毛を逆立て、家光の隙を窺うようにして間合いを取った。
「……これは読書を勧める状況ではありませんね。そもそも、ケモノ達が本を読むのか微妙ですし……」
 高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)がケモノ達をマジマジと見つめ、気まずい様子で汗を流した。
 ケモノ達は刃物の如く鋭い殺気を放っており、隙あらば喉元に食らいついてきそうな勢いであった。
 そのため、首元に無数の刃物を当てられているような錯覚に襲われ、胃袋を掻き回されているような感覚に襲われた。
「さすがにコイツらは食べられそうにないな」
 東海林・馨(探索する者・f33122)が複雑な気持ちになりつつ、警戒した様子で間合いを取った。
 ケモノ達の中には、瘴気の影響で原型を留めていない程、姿が変わっているモノもおり、食べても美味しくなさそうな感じであった。
 そもそも、食べても大丈夫なのか怪しい感じがするため、無理をしてまで食べる必要性を感じる事が出来なかった。
 その上、ケモノ達の身体から漂うのは、腐ったニオイ。
 それが瘴気によるものである事が分かっているため、余計に食べたいとは思わなかった。
「とりあえず、向かってくる奴は、倒す。それでいいだろ? どうせ救う事が出来ねぇんだ。このまま生かしておいても苦しむだけだ。そんな事は、奴等だって望んではいないだろ?」
 陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)が気持ちを切り替え、ケモノ達と戦う準備を整えた。
 ケモノ達は、みんな殺気立っていたが、苦しみ、悲鳴を上げているようにも見えた。
 しかし、このまま生かしておいたとしても、ケモノ達を苦しめ、痛みを長引かせるだけだった。
「も、もしや、この状況は……禁断のカプが生まれる予感っ! このままケモノ同士でも、擬人化してもアリな流れ。もういっそ、両方って言うのもアリかも!? そうなると、倫理の壁的に問題があるかも知れないけど、きっと越える事が出来るはず。……と言うか、妄想するだけなら、自由なんだから、問題ないよね?」
 その途端、高倉・優安(何でもくっつけたがる土蜘蛛のコミックマスター・f35406)がハッとした表情を浮かべ、脳内で腐の海が荒れ狂い、様々なカップリングが完成した。
 それは、ただのオタクであれば、遭難してしまう程の荒波であったが、優安は腐ったオタク。
 そのため、まるで陸を歩くような感覚で、荒波を乗りこなしているようだった。
 その反動で口から妄想が垂れ流しになっているものの、優安にとっては些細な問題であった。
「それは確かに無視できないわね。そう言われてみれば、あのケモノなんてゲームのキャラに似ている気が!」
 その流れに乗るようにして、推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)が、表情には出さず妄想回路をフル稼働させた。
 その事が影響しているのか、ケモノ達がすべてゲームのキャラクターに見えてきた。
 その中には、リアの推しキャラに似ているケモノもいたため、倒す事が勿体なく思えてきた。
 それが単なる錯覚なのか、その場のノリなのか、瘴気が影響しているせいなのか分からないが、何故か胸がドキドキした。
「グルルルルルルルルルル!」
 その視線に気づいたケモノ達が、『なんだ、コラァッ! 見せモンじゃねえぞ!』と言わんばかりに殺気立った。
「何をそんなに苛立っているのですか? 随分とわたくし達を恨み……、憎んでいるように思えるのでございますが……」
 ベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)がケモノ達を見つめて、不思議そうに首を傾げた。
 ケモノ達から向けられた憎悪は激しく、命の危険を感じてしまう程だった。
 それだけケモノ達から恨まれる心当たりもないため、不自然に感じたようである。
「グルルルルッ!」
 だが、ケモノ達から向けられたのは、激しい敵意のみだった。
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
 カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)が自らの神の言葉を代弁し、ケモノ達に視線を送った。
 ケモノ達は理性のタガが外れており、今にも爆発しそうな勢いで、殺気が膨らんでいるようだった。
 しかも、辺りに漂う瘴気がケモノ達の身体に染み込んでいるせいで、例え一時的に元に戻る事があっても、再び自我を失う可能性が高かった。
 そのため、救う事よりも、倒す事を優先しなければならない状況下にあった。
「ブギギギギギギィ……」
 次の瞬間、ケモノ達が今にも飛び掛かってきそうな勢いで、激しく唸り声を響かせた。
「……俺が前に出る。お前達は俺を盾にしろ」
 すぐさま、マティアス・エルンスト(人間見習い・f04055)が前に飛び出し、仲間達を守るようにして壁になった。
「ウォォォォォォォォォォォォォォォン!」
 それと同時に、ケモノ達が咆哮を響かせ、マティアスに体当たりを仕掛けてきた。
 しかし、マティアスはまったく怯んでおらず、口から大量の血を吐きながら、それでもケモノ達を睨みつけていた。
 その気迫に圧倒されたケモノ達が、本能的に後退したものの、瘴気に身体が蝕まれているためか、自分の意思に反して、戦いを強いられ、逃げる事が出来なくなっていた。
「サポートに来た以上、どんなに恐ろしい相手であっても、頑張るにゃ!」
 その間に、ミルディア・ディスティン(UDCの不可思議メカニック・f04581)が、自分自身に気合を入れた。
「グルルルルッ!」
 その途端、ケモノ達がミルディアをジロリと睨みつけ、唸り声を響かせ、牙を剥いた。
「……ひっ!」
 その視線に気づいたミルディアがビクっと震わせ、反射的に後退してしまったものの、『これも生活のため』だと自分自身に言い聞かせ、ゴクンと唾を飲み込んだ。
「ギギギギギギィ!」
 そんな空気を察したケモノ達が、地面を蹴って、距離を縮めてきた。
「さぁ、貴方達の本気を見せてください。私は逃げも隠れもしません。貴方達は生きとし生けるモノすべてを恨み、破壊したいのでしょう? だったら、何の問題も無いはず。私達がすべて受け止め、消し去ります」
 その行く手を阻むようにして、レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)が、ケモノ達の前に陣取った。
「グルルルルル……ガァァァァァァァァァ!」
 その挑発に乗るようにして、ケモノ達が唸り声を響かせながら、猟兵達のまわりを囲んだ。
 ケモノ達は両目を血走らせながら、口から大量の瘴気を吐き出し、今にも飛び掛かってきそうな勢いで身を屈めた。
「ヒャッハァァァァァァァァア! 覚悟は出来ているでござるか? 例え、出来ていなかったとしても、頭をねじ切ってオモチャにしてやるでござる……!」
 エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)が高笑いを響かせながら、ハイテンションでケモノ達に攻撃を仕掛けていった。
 その途端、エドゥアルトの身体が、世紀末チックなオーラに包まれたが、ケモノ達にとっては些細な事だった。
 むしろ、ケモノ達にとっては、好都合!
 エドゥアルトの勢いとノリに合わせて、ヒャッハーと言わんばかりに襲いかかってきた。
「それじゃあ、遊ぼう。絶対に負けないからね」
 シャーリィ・リトルウィッチ(ウィッチスライム・f20008)がケモノ達を挑発しながら、飛び跳ねるようにして距離を縮めていった。
「ウォォォォォォォォォォォォォォン!」
 その挑発に乗るようにして、ケモノ達が咆哮を響かせ、次々とシャーリィ達に飛び掛かっていった。
「こっち、こっち!」
 次の瞬間、シャーリィが無邪気な笑みを浮かべ、ケモノ達の攻撃を難なく避けていった。
「ウォォォォォォォォォォォォン!」
 その間に、他の場所からもケモノ達が、ワラワラと集まってきた。
「……さすがに、数が多いね」
 政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)がケモノ達の攻撃を避けながら、拷問具『荊野鎖』で反撃を仕掛け、傷口を抉るようにして締め上げた。
「グルルルルルルルル……!」
 その事に苛立ちを覚えたケモノ達が両目を血走らせ、剥きだした牙からヨダレを垂らし、再び猟兵達に飛び掛かってきた。
それと同時に、朱鞠がケモノ達の注意を引きつつ、飛び跳ねながら、攻撃を避けていった。
 その後を追うようにして、ケモノ達がまわりを囲み、一気に距離を縮めてきた。
「これで……しばらく……時間を……稼ぎましょう……」
 コーデリアが【ガラスのラビリンス】を発動させ、ケモノの森の一部に透明なガラスで出来た迷路を作り出した。
「ブヒィィィィィィィィィィィィィィィィ!」
 その迷路に閉じ込められたケモノ達が、唸り声を響かせながら、何度も体当たりを仕掛けて外に脱出をしようとした。
 だが、迷路の壁はケモノ達が想像している以上に硬く、何度体当たりをしても、傷ひとつつけられなかった。
 それでも、ケモノ達はまったく諦めておらず、頭から大量の血が噴き出しても、体当たりする事を止めようとしなかった。
「グルルルルルゥ!」
 次々と、ケモノ達が唸り声を響かせながら、陽菜に飛び掛かり、肩や腕に牙を突き立てた。
「ちょっとの間だけ、大人しくしていてくれるかな……なるべく痛くしないから……」
 すぐさま、朱鞠がケモノ達に語り掛けながら、足で踏んでいる影から金属鎖状の触手を放出し、攻撃的行動を無力化した。
 しかし、それは一時的なモノ。
 自らの命を尽きる危険があるため、114秒間だけだった。
「みんな! 戦闘以外でも頼りにしてるわ!」
 その間に、リアが【推しキャラ達の支援行動(オシキャラタチノシエンコウドウ)】を発動させ、武装解除した私服姿の推しキャラを召喚した。
 召喚された推しキャラは、リアに爽やかな笑みを浮かべ、勇気と根性と気合を入れてくれた。
 そのおかげで、リアは何も怖いモノがなくなり、一瞬にして迷いが消し飛んだ。
「ブギギギギギギィ!」
 その自信を叩き潰す勢いで、ケモノ達が興奮気味に地面を蹴った。
「これ以上、ちかづくようであれば、ゆるしませんの」
 レイカが、ありったけの勇気を振り絞り、【煌星野分(キラボシノワキ)】で和装人形「蒼」を無数の雪柳の花びらに変え、ケモノ達を蹴散らしていった。
 だが、ケモノ達は両目をギラギラさせており、全身血塗れになりながら、猟兵達に襲いかかってきた。
 そのたび傷つき、大量の血を流しているものの、まったく気にしていないようだった。
「本当に、酷い事をしますね。あたしの、苦痛の一端……感じてみますか? ん、ぐ、んぐぅっ!!」
 そんな中、陽菜が全身血塗れになりながら、【知られざる枷(シラレザルカセ)】で、ケモノ達に視線を送り、内臓を掻き回される苦痛を依代の宝珠から放ち、はらわたの異様な感覚を共有する事で一時的に動きを封じ込めた。
「さすがに放っておく訳には行かないわね。すぐに治療をするわ」
 即座に、バジルが【白蛇の鎖(サーペントチェイン)】で、白蛇の形の光の鎖を当て、陽菜の傷を高速で治療した。
「僕の神様……。ここに治療と浄めを」
 それに合わせて、カツミが【水の権能、四『快療』(カイリョウ)】を発動させ、神に祈る言葉で呪詛すらも、はね除ける浄められた水の渦を発生させ、仲間達の負傷を回復し、辺りに漂う瘴気に対抗するだけの抵抗力を与えた。
 そのおかげで、猟兵達は瘴気の影響を、ほとんど受ける事なく、ケモノ達と戦う事が出来るようになった。
「必ずハッピーエンドを、お見せしますよ!」
 その流れに乗るようにして、茉莉が【童話の披露会(ドウワノヒロウカイ)】を発動させ、絵本を広げる事で悪魔の爪を出現させ、次々とケモノを切り刻んだ。
 だが、ケモノ達はまったく怯んでおらず、地面を蹴りつけて、茉莉に飛び掛かっていった。
「……って、さっきから、ずっと気になっていたんだけど、拙者の横にいるのって、誰? ねぇ、誰なの? いや、本当に知らないんだけど……! 間違いなく、初めましての人だよね? いや、『……えっ?』と顔をされても困るから! 拙者は会った記憶もなければ、顔も覚えていなかったし……! だから、そんなに迫らないでくれ! どう考えたって、ホラーだから! いや、本当にっ!  怖い、怖い! シャレ抜きで怖い! ねぇ、誰? いや、そこで笑う必要はないから! 余計に怖い! 笑顔が怖くて、こっちが笑えなくなっているから!」
 そんな中、エドゥアルトの【誰だお前!!(ダレコイツ)】が発動し、知らない人が召喚された。
 だが、エドゥアルト自身も知らない人であったため、不安と恐怖で腰が抜けそうになった。
 それでも、知らない人はまったく気にしておらず、エドゥアルトについて、あれこれ語り始めた。
「えっ? なんで? どうして、そんな事を知っているの? だって、それって……。ああ、考えるだけでも怖い。ほら、背中がゾワッとしたし! もういいから! 帰って! お願いだから、いますぐに!」
 その事に危機感を覚えたエドゥアルトが、涙目になって知らない人に帰ってもらった。
 その事にショックを受けたのか、知らない人がブツブツと愚痴をこぼしていたが、エドゥアルトに逆らう事が出来ないのか、森の中に消えていった。
「ブヒィィィィィィィィィィィィ!」
 次の瞬間、凶暴化したケモノ達が一斉に地面を蹴りつけ、土煙を上げながら猟兵達に体当たりを仕掛けてきた。
「そう、簡単に、当たりませんよっ!」
 その事に気づいたアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)が、素早い身のこなしでケモノ達の特攻を避けていった。
 しかし、ケモノ達はまったく気にしておらず、何かにぶつかるまで突っ込んでいった。
「……随分と芸がありませんね。さっきから同じ手ばかり使って……。それとも、その方法が一番効果的だと思っているのですか? だったら、ちょっと……甘いですね」
 アニカが【翻弄天使(プレイングエンジェル)】を発動させ、特攻を仕掛けてきたケモノにカウンターアタックを繰り出し、頭蓋骨を破壊した。
 しかし、ケモノ達はまったく怯んでおらず、仲間達の死体を乗り越えて、再び猟兵達に襲いかかってきた。
「にゃぁぁぁ! 助けてご主人さまー!」
 その巻き添えを食らってミルディアが瀕死の重傷を負い、涙目になりながら【ご主人さまの加護(ゴシュジンサマノカゴ)】で護衛の騎士を召喚した。
 ミルディアによって呼び出された護衛の騎士は、ケモノ達の行く手を阻むようにして陣取り、力任せにハンマーを振り下ろした。
「……ギャッ!」
 その拍子に、ケモノの身体がブチっと潰れ、肉の塊になって動かなくなった。
「おねえちゃん、力を借りるよ」
 一方、ロランし【魔神憑依:月夜のアーベントロート(ローザママトノヤクソク)】を発動させ、成人体の人狼吸血鬼】に変身し、高速で飛翔しながら、能力弱体化を引き起こす月光を放ち続けた。
 その影響でケモノ達の力が弱まったものの、自我を失いつつあるためか、迷いが生じる事はなかった。
 そのため、勝ち目がないと分かっていても、ケモノ達が躊躇う事無く牙を剥き出し、猟兵達に突っ込んできた。
「それじゃ、エネルギーチャージと行こうじゃねえか」
 その間に、柳火が【屍塊転燃(シカイテンショウ)】で屍肉を喰らい、全身に魔力を漲らせ、戦闘力を増加させた。
「グルルルルルッ!」
 その気迫に圧倒されて、ケモノ達が後退したものの、瘴気の影響で逃げ出す事が出来ないのか、身体を震わせながら、柳火を睨みつけていた。
「ちっちゃなスライムが大好きな変態さんになっちゃえ」
 その視線に気づいたシャーリィが【マジカル・スライム・チャーム】を発動させ、魔力を籠めたスライムボディから、魅力魔法による一撃を放ち、ケモノの肉体を傷つけず、好意だけを激増させた。
「キューン♪」
 その途端、ケモノ達の瞳にハートマークを浮かべ、シャーリィに身体を擦り付ける勢いで迫ってきた。
「ああ、駄目っ! 妄想が爆発しそうな勢いで、今にも弾けそう。でも、ここなら何でも自由にできるわ、ひゃっほ――っ!」
 そんな中、優安が【謎の深夜のハイテンション創作モードっ!(ナゼワタシハアノトキアンナコトヲ・・・)】を発動させ、自らの睡眠時間、羞恥心、冷静な判断力を捨て、深夜の謎のハイテンション創作モードに変身した。
 その事でケモノ達に対する恐怖が完全に消し飛び、思う存分妄想に海に漂う事が出来る状態になった。
「ギギギギギィ!」
 その邪魔をするようにして、ケモノ達が次々と飛び掛かってきた。
「ここは拙者におまかせあれ」
 即座に、シャイニーが非搭載兵器:無銘刀で【剣刃一閃】を仕掛け、ケモノ達を肉の塊に変えていった。
 それでも、ケモノ達はまったく怯まず、シャイニーを囲むようにして、四方八方から飛び掛かってきた。
 しかし、シャイニーは流れるようにして刀を振るい、問答無用でケモノ達を斬り捨てた。
 その姿は、まるで鬼のようでもあったが、シャイニーに迷いはなかった。
「……対象の選定、完了。コマンドを実行する」
 その間に、マティアスが【Code : Build robot(コード・ビルドロボット)】を発動させ、無機物と合体する事でロボットに変形した。
「グルルルルルッ!」
 その事に危機感を覚えたケモノ達が、全身の毛を逆立て、マティアスを威嚇し始めた。
 しかし、マティアスには全く迷いはなく、ケモノ達を殴り飛ばしながら、森の奥に進んでいった。
「俺達は、この先に進む必要があるんだ。だから、邪魔をするなら、斬り捨てるっ!」
 その後を追うようにして、馨が【宿星天剣戟】を発動させ、高速で飛翔しながら、宿星剣でケモノ達を斬り捨てていった。
 だが、ケモノ達はまったく気にしておらず、口の端から瘴気を吐き出しながら、再び飛び掛かってきた。
「残念ですが、わたくしには見えるのです。この先に起こる事が……。これから、どんな事が起こるのか……」
 ベイメリアが【絶望の福音】を発動させ、まるで10秒先の未来を見てきたかのように、ケモノ達の攻撃を避けていった。
「グルルルルッ!」
 その現実を受け入れる事が出来ないのか、ケモノ達が何度もベイメリアに飛び掛かった。
 そのたび、ベイメリアが素早い身のこなしで、ケモノ達の攻撃を避けていった。
「火産霊丸よ、焔の底より出ませい!」
 続いて、家光が【火産霊丸(ホムスビマル)】を発動させ、燃える白馬「火産霊丸」を召喚した。
 それと同時に、まわりにいたケモノ達が一斉に飛び掛かってきたが、火産霊丸は躊躇う事なく蹴散らし、家光を背中に乗せた。
「もう私の攻撃からは逃れられませんよ」
 それに合わせて、レインが武器『サイレントナイトメア』から光線を放ち、ケモノの群れを攻撃した。
「……!」
 その攻撃から逃れるようにして、ケモノ達が距離を取ったものの、光線は血のニオイを覚えており、何処までも追いかけ、身体を貫いていった。
 その間に、猟兵達はすべての元凶である地縛霊オブリビオンを叩くため、森の奥に進むのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『冰獄封鎖『オクルス・シニストラ』』

POW   :    あなたに対する嫉妬心
自身と対象1体を、最大でレベルmまで伸びる【細やかな霜柱でできた縄】で繋ぐ。繋がれた両者は、同時に死なない限り死なない。
SPD   :    あなたに対する焦燥
【氷の息吹き】を放ち、命中した敵を【消えずに行動制限を課す魔氷】に包み継続ダメージを与える。自身が【霜柱のごとき体毛を維持】していると威力アップ。
WIZ   :    あなたに対する独占欲
レベルm半径内を【霜柱】で覆い、[霜柱]に触れた敵から【動こうとする意欲、反抗する意思】を吸収する。

イラスト:ひゃく

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は馬県・義透です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定
*アドリブ歓迎
テイル・f24123と協力

『フェアリーランド』の壺の中から火/風/光/生命/精神の精霊,聖霊,月霊,戦乙女,天使,英霊,死神を呼んで“七色金平糖”を配ってテイルと『クリスタライズ』で姿を隠して『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃を仕掛け、『月世界の英霊』で敵の攻撃を空間飛翔して避けて『月霊覚醒』で敵のUCを封印/弱体化させます♪
『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆
機会を見て『精聖月天飛翔』でWIZを強化し『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻を仕掛けます!

「さぁ♪頑張るぞ!」


ティファーナ・テイル
SPDで判定
*アドリブ歓迎
ティファーナf02580と共闘

『ゴッド・クリエイション』で貧乏疫病神を創造して不幸と災厄を敵に与えて『スカイステッパー』で縦横無尽に動き回り『神代世界の天空神』で敵の避けれ無い攻撃を空間飛翔して避けて『天空神ノ威光・黄昏』で敵のUCを封印/弱体化させます!
『ジェットストリーム・ラヴハート』でSPDを強化し『ガディスプリンセス・レディース』で従属神群を召喚して『セクシィアップ・ガディスプリンセス』『ガディス・ブースト・マキシマ』『ガディスプリンセス・セイクリッド』で敵に♥ビーム/♥弾の攻撃を仕掛けます!
『ヴァイストン・ヴァビロン』で金銀財宝を消費して成功度を上げます♪




「我ガ聖域ヲ穢スノハ、誰ダァ!」
 森の奥から姿を現したのは、地縛霊オブリビオンこと冰獄封鎖『オクルス・シニストラ』であった。
 オクルス・シニストラは苛立っており、猟兵達に食らいつく勢いで、牙を剥き出した。
「……キミがすべての元凶ね」
 すぐさま、ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)が【ゴッド・クリエイション】で貧乏疫病神を創造し、不幸と災厄をオクルス・シニストラに与えた。
「イヤ、違ウ。スベテノ元凶ハ、貴様達ダ」
 その途端、オクルス・シニストラが警戒した様子で唸り声を響かせながら、ティファーナ達をジロリと睨んだ。
「この様子じゃ、話し合っても、無駄のようだね」
 その視線に気づいた祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が【フェアリーランド】で小さな壺を触れ、火/風/光/生命/精神の精霊、聖霊、月霊、戦乙女、天使、英霊、死神を呼び、七色こんぺいとうを配っていった。
「一体、何ヲシテイル。我ヲ馬鹿ニシテイルノカ!」
 その事に苛立ちを覚えたオクルス・シニストラが周囲を霜柱で覆って、動こうとする意欲と、反抗する意思を吸収した。
「随分と面白い事をするんだね。でも、何の問題もないよ」
 それに合わせて、ティファーナ(祝聖嬢)が【クリスタライズ】でティファーナ(テイル)を抱き締め、姿を消した状態で、【エレメンタル・ピクシィーズ】を発動させ、精霊/聖霊/月霊属性の魔法の矢を放った。
【氷の息吹き】を放ち、命中した敵を【消えずに行動制限を課す魔氷】に包み継続ダメージを与える。自身が【霜柱のごとき体毛を維持】していると威力アップ。
「マダダ! コレデモ喰ラエ!」
 オクルス・シニストラが殺気立った様子で、氷の息吹を放って、ティファーナ達に氷の息吹を吐き出した。
 即座に、ティファーナ(テイル)が【スカイステッパー】で空中を蹴って、【神代世界の天空神(エデンズ・ラビュリストン)】を発動させ、天空宮殿の神代の神々と共に、オクルス・シニストラの背後にテレポートし、【天空神ノ威光・黄昏(テンクウシンノイコウ・タソガレ)】で威光、後光、天空神護光を放ち、ユーベルコードを封じ込めた。
 その間に、ティファーナ(祝聖嬢)が【祝聖嬢なる光輝精(ティファーナ)】で自らの怪我を癒しつつ、【シンフォニック・メディカルヒール】で状態異常を癒した。
「ば、馬鹿なっ!」
 その事に動揺したオクルス・シニストラが、激しく目を泳がせた。
「……まだまだっ!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、ティファーナ(テイル)が【ジェットストリーム・ラヴハート】で飛翔力を増加させ、【ガディスプリンセス・レディース】でレディース(従属神群)を召喚すると、【セクシィアップ・ガディスプリンセス】で変身し、【ガディス・ブースト・マキシマム(ガディス・ブースト・マキシマム)】で神々しい勇姿と闘志から神様ビーム砲/従属神群ビーム弾を放って、オクルス・シニストラにダメージを与えていった。
「グヌヌヌ、覚エテイロ」
 続けざまに攻撃を喰らった事で、オクルス・シニストラが危機感を覚え、捨て台詞を吐いて、その場を後にした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

コーデリア・リンネル(サポート)
 アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


土御門・泰花(サポート)
※アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱変更・その他歓迎

「あらあら……。大変な事態です。お手伝い致します」

一人称:私
口調:基本的に敬語。柔和な印象を与える口ぶり。
表情:基本的に柔和な笑みを湛え、義憤もその下に隠す。
性格:普段はおっとりだが「陰陽師の家系の当主」という自覚があり、凛々しくみせる時も。

先ずは白揚羽で【結界術】と【オーラ防御】を展開。
敵の攻撃は【第六感】【聞き耳】で察知し【早業】【軽業】【地形の利用】で回避。
通用しなければ薙刀で【武器受け】し【呪詛】を纏わせ【カウンター】。

UCは戦況と効果に合わせて発動。
可能な限り【早業】で敵のUC発動前に。

UCは状況に合わせてどれでも使用。
後はお任せ。


四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ブロンクス・ベルトロガー(サポート)
『鋼の魂を胸に、我等は未知なる明日を目指さんッ!』
 ウォーマシンの竜騎士×ガジェッティア、22歳の男です。
 普段の口調は「男性的(自分、~君、~嬢、だ、だな、だろう、なのか?)」、独り言は「機械的(自分、~君、~嬢、デス、マス、デスネ、デショウカ?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



湯櫂・萌子(サポート)
『私は湯櫂萌子っていいます。愉快とは呼ばないでね』
 人間の聖者×ウィザード、20歳の女性です。
 普段の口調は「ゆっくり静かに(私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、考え事中は「少し俯むき(僕、君、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


虹川・朝霞(サポート)
二つの故郷(UDCアースとカクリヨファンタズム)をふらふらしていた竜神。救援要請あるところに行くように。
自分が電脳魔術士であることをよく忘れます。

基本は慈悲を持って接するため、口調は丁寧です。
怒りを持ったときのみ、『阿賢賀水神』に戻ります(口調『遥かなる水神』)
なお、装備品の鉄下駄はUDC圧縮体のため、超絶重いです。鉄って言い張ってるだけです。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はいたしません。
あとはおまかせします。よろしくおねがいします!


ラハミーム・シャビィット(サポート)
 シャーマンズゴーストのUDCメカニック×戦場傭兵、25歳の男です。
口調は、掴みどころの無い変わり者(ボク、キミ、デス、マス、デショウ、デスカ?)

人と少しずれた感性を持っていて、面白そうならどんな事にも首を突っ込む、明るく優しい変わり者です。
戦闘時にはクランケヴァッフェや銃火器の扱いは勿論、近接格闘術のクラヴ・マガなどでド派手に暴れ回ります。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
 人間のパラディン×シーフの女の子です。
 普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


シャーロット・ゴッドチャイルド(サポート)
ダークセイヴァ―の貧しい農村に生まれた聖なる力を宿した女の子です。暗い過去を背負った子ですが、いつも周りに気を使っていて笑顔を絶やしません。

ホーリー・ボルト~光の精霊の力で、光属性の魔法の矢を放ちます。
エレメンタル・ファンタジア~炎の精霊を呼び出し、炎の竜巻を巻き起こす。予想以上の威力のため、制御するのがやっと。
絶望の福音~10秒後の未来を予測する。
生まれながらの光~左の手のひらにある聖痕から他者を癒す。

「私は笑うって決めたの・・・じゃなきゃ、前に進めないもん!」

エロやグロに巻き込まれなければ大体のことは大丈夫です。


ミルディア・ディスティン(サポート)
「サポート?請われれば頑張るのにゃ!」
 UDCでメカニックして生計を立ててるのにゃ。
 『俺が傭兵で出撃して少し足しにしてるがな?』
 ※自己催眠でお人好しで好戦的な男性人格に切り替わりますがデータは変わりません。

 ユーベルコードはシナリオで必要としたものをどれでも使用します。
 痛いことに対する忌避感はかなり低く、また痛みに性的興奮を覚えるタイプなので、命に関わらなければ積極的に行動します。
 公序良俗は理解しており、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。むしろ積極的に助ける方です。
 記載の無い箇所はお任せします。よろしくおねがいします。


ソフィア・エーデルシュタイン(サポート)
わたくしは愛され望まれたからこそ生まれてきましたのよ
だからこそ、わたくしはこの世の全てが愛しいのですわ

狂気的な博愛精神の持ち主
命あるものは救われるべき
蘇った過去はあるべき場所に還るべき
果たすためならば手を下すことに躊躇う必要などないと胸を張る

主に【煌矢】を使用し、牽制や攻撃を行います
勿論、他のユーベルコードも必要があれば使いますわ
わたくしの愛するきょうだいである水晶髑髏は、盾にも刃にもなってくれますのよ

怪我など恐れる必要はありませんわ
わたくしが役に立てるのであればこの身が砕かれようとも構いませぬ
他の方の迷惑や公序良俗に反する事は致しません
それは、わたくしを愛してくれる人達への裏切りですもの


檪・朱希(サポート)
アドリブ絡み、連携、負傷◎
「私に出来ることがあるなら……協力するよ」

耳の良さを活かしつつ、情報収集を行うサポートが強み。
戦闘は、守護霊【雪】や【燿】との連携か、霊刀や銃で対応する。
雪は『僕、呼び捨て、お前(激昂時は貴様)、だ、だな、〜か?』
燿は『俺、あんた(不機嫌時はてめぇ)、朱希、呼び捨て、だ、だな、〜か、〜かよ?』
守護霊達は、朱希の安全を優先し、蝶に関わるUCの制御を行っています。

適宜UCを使用し、必要なら他の猟兵、守護霊達と協力する。
公序良俗に反することはしません。
どのような依頼、行動も歓迎ですが、エッチ系はNG。

その他はお任せ。ご自由に動かして下さい。


マティアス・エルンスト(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK

「……俺が前に出る。お前は俺を盾にしろ。」

一人称:俺
口調:寡黙で無機質。表情も一見無愛想で感情が読み取りづらいが仲間想い。
性格:知らない物事へ対する好奇心と知識欲が旺盛。自身を精密な電子機器と思っている様子。

戦法:高いPOWを活かし、エネルギー充填したアームドフォートによる威圧感たっぷりの威嚇射撃や一斉発射等、「攻撃は最大の防御」を体現した戦法を好む。
仮に間合いに踏み込まれても剣や槍で受け流し、鎧砕きも狙いながらのカウンター攻撃。

指定したUCを何でも使用。
戦況等に照らし「適切・最善」と判断すれば他の存在からの指示や命令にも即応する。

他はお任せ。


厳・範(サポート)
長年の修行で誘惑に強いお爺です。
食べ物に制限はありません。
話し方は古風です。

亡き親友との約束(世界を守る)で、封神武侠界のみで活動していましたが、『仁獣』性質と親友の幻影の後押しで決意し、他世界でも活動し始めました。
「放っておけぬのよ」

動きとしては、主にサポートに回ります。
【使令法:~】では、麻雀牌を利用して、対象生物を呼び出します。
【豹貓】は睡魔を呼ぶ、【胡蜂】は恨みの毒(理由は秘密の設定にて)という感じです。

また、半人半獣もしくは本性の麒麟形態だと、背に人を乗せることがあります。

なお、武侠の血が騒ぐと足技が出ます。

依頼達成のためとはいえ公序良俗に反する行為はしません。
あとはお任せします。


桜井・乃愛(サポート)
 桜の精のパーラーメイド×咎人殺しの女の子です。
 普段の口調は「元気(私、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく天真爛漫で、少し天然ボケな感じの少女。
一番好きな花は桜で、その他の植物も好き。
強敵にも怖気づく事は少なく、果敢に挑む。
人と話す事も好きなので、アドリブ歓迎。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


七星・桜華(サポート)
『天魔流免許皆伝、更なる高みへと!』
『一か八かの勝負?必要無いね!私達の勝ちだ!』
『後は派手に騒ぐんだ!誰も倒れないようにね!』
隠れ里に伝わる『天魔流』のただ一人の免許皆伝。
歴代最年少の免許皆伝。
残像を攻防の両方に使い腰に挿している6振りの刀と扇子を使い戦闘する。
闘う姿は艶やかな舞踏が如く空中戦もできる。
第六感も鋭く見切るまでも早い。
先手後手問わず。
殺気や覇気を残像に残し質量がある残像や分身と勘違いさせる。
常に最善を最短で気づき勝ってきた。
防御無視の内部破壊を息をするかの様に行う。
柔剛の技を扱い両立させる。
消耗の回復に生命力を吸収する。
優れた第六感で賭け事も強い。
家事も万能。
両親も猟兵である。


天日・叶恵(サポート)
私なりの、お狐さまの矜持としてささやかなお願いがあればついでで積極的に叶えたいです
例えば、探しものを見つけたり、忘れ物をこっそり届けたり、道をこっそり綺麗にしたり、といったものです
それ以外では、オブリビオン退治に必要であればできるだけ違法ではない範囲でお手伝いしたいと思いまーす

戦闘については、昔は銀誓館学園で能力者として戦っていたので心得はありますー
補助や妨害といった動きが得意ですねぇ
あとは、白燐蟲へ力を与えて体当たりしてもらったり…術扇で妖力を込めたマヒ効果の衝撃波を出したり、でしょうか?

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行為はしません。


スフィア・レディアード(サポート)
『皆さん、頑張りましょう!』
 ミレナリィドールの妖剣士×鎧装騎兵、21歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は元気で、楽しい祭りとかが好きな少女。
武器は剣と銃をメインに使う。
霊感が強く、霊を操って戦う事も出来る(ユーベルコード)
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


大空・彼方(サポート)
《アドリブ、連携、苦戦描写、UC詠唱変更、その他何でも歓迎です》
「はじめまして。今回バックアップに回る舞姫です。未熟者ではありますがなんなりとご用命ください。」
UDC組織に所属する新人猟兵。戦闘経験は豊富。
一人称:私
口調:敬語で機械的
性格はクールでマイペース。そしてドがつく程の面倒くさがり。一見、常識人で冷静沈着に見えるが、どこか天然なところがある。獲物は日本刀。
前衛であれば未来視を用いて舞うように敵の攻撃を引き付けながら隙を伺う。
後衛では異界召喚により援護と回復役をこなす。
UCは指定した物をどれでも使用可能。基本的に情報を収集し、慎重に行動。命令や指示には忠実に従い他の猟兵をサポートします。


ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
相手が強いのなら、削れる機会は逃さず、相手に隙は見せず、
長期戦を覚悟して着実に狙うのがいいわね。
勿論、隙があれば見逃したくないけど。
見切ったり足には自信があるけど、過信せずに落ち着いて戦況を見極めるわ。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.囮役としてボスの注意を引き付け、味方の攻撃を当てやすくする。
2.ボスの移動手段→攻撃手段の優先順で奪っていく。
3.仕留められそうな場合は積極的に仕留めに行く。
 (他に仕留めたい人がいればその手助け)

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎


轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、19歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ミク・シィナ(サポート)
POW重視の選択。
使用する技能として、捨て身の一撃76、残像76、吸血76、2回攻撃76、怪力76、カウンター41、なぎ払い40、第六感39、鎧砕き34、念動力34、見切り34、衝撃波34の内、いずれか場面に使えそうなものを便宜使用し参加致します。

ボス戦闘となりますので、ユーベルコード「漆黒の瞳(シッコクノヒトミ)」「みくしぃ☆ぱんち(ミクシィパンチ)」を主に使用し、敵を圧倒するような戦い方を致します。
しかしあくまで優雅に、淑やかに。

例外として、WIZ判定でも十分判定成功する場合のみ、ユーベルコード「滅びの光(コードジェネシス)」を使用し、お遊びしてみるのも一興、ですわね♪
楽しく弄びましょう。




「マサカ……コンナ事ニナルトハ……」
 冰獄封鎖『オクルス・シニストラ』が逃げ込んだのは、森の奥であった。
 そこは瘴気に満ちており、ジッとしているだけで、猟兵達との戦いで負った傷が、みるみるうちに癒えていった。
「あらあら、これはまた大変な事になっていますね。さすがに、このまま見て見ぬフリという訳にも行きませんから、倒さねばなりませんが……。これほどの瘴気が漂う中で、地縛霊オブリビオンを倒すのは、骨が折れそうですね」
 そんな中、土御門・泰花(風待月に芽吹いた菫は夜長月に咲く・f10833)が、仲間達と共にオクルス・シニストラの前に現れた。
「確かに、長期戦を覚悟しておく必要がありそうね。これだけ濃厚な瘴気が漂っている以上、なかなか倒す事が出来ないと思うから……」
 ラムダ・ツァオ(影・f00001)が落ち着いた様子で、オクルス・シニストラの強さを分析した。
 オクルス・シニストラは辺りに漂う瘴気から力を得ているらしく、先程の戦いで負った傷がほとんど癒えていた。
 ある意味、オクルス・シニストラは、ケモノの森そのもの。
 そのため、苦戦を強いられる事は、必至であった。
「我ハ森デアリ、森ハ我……。故ニ、我ヲ倒ス事ナド不可能。我ガ森ヲ穢シ、穢レタ森ガ我ニ力ヲ与エテイルノダカラ……」
 オクルス・シニストラが勝ち誇った様子で、不気味な笑い声を響かせた。
「さすがに、この状況は放っておけぬな。お前が存在している限り、森は汚染され、野生動物達が異形と化していくのだから……。その事が分かっていながら、お前の事を放っておく理由など、何ひとつないだろ?」
 その事に危機感を覚えた厳・範(老當益壮・f32809)が、オクルス・シニストラに冷たい視線を送った。
「フシュルシュルル……、確カニナ。……ナラバ、オ前達トテ、同ジ事。我ガ領域ニ無断デ足ヲ踏ミ入レタノハ、オ前タチナノダカラ……。我ガ好キ勝手ニシタトシテモ、文句ガ言エル立場デハナイダロウ? マア、我ノ言葉ガ理解デキナカッタトシテモ、戦イノ中デ理解デキルト思ウガ……。ソノ時ハ、存分ニ後悔スルトイイ」
 その視線に気づいたオクルス・シニストラが、さらに冷たい視線を範に送った。
「随分と面白そうな事をしてマスネ。ボクも混ぜてクダサイ。絶対に期待を裏切りまセンカラ……」
 その流れに乗るようにして、ラハミーム・シャビィット(黄金に光り輝く慈悲の彗星・f30964)が、オクルス・シニストラの前に陣取った。
「ホホウ、随分ト調子ニ乗ッテイルヨウダガ、スデニ死ヌ覚悟ガ出来テイルト言ウ事カ?」
 オクルス・シニストラが両目をギラつかせ、刃物の如く鋭い視線を送った。
「イエ、その逆デス……!」
 しかし、ラハミームはまったく怯んでおらず、カース・オベリスクハンマー(方尖柱型の大鎚)を、オクルス・シニストラめがけて振り下ろした。
「グガッ! ヨクモ……!」
 その攻撃をモロに喰らったオクルス・シニストラが血反吐を吐き、恨めしそうにラハミームを睨みつけた。
「こんにちはー。何だか、ここは空気が淀んでいるね。もっと、お掃除しないとダメだよ」
 そんな空気をブチ壊す勢いで、四王天・焔(妖の薔薇・f04438)がオクルス・シニストラにダメ出しをした。
「……オ前達ハ、何モ分カッテイナイ。コレガイインダ。コノ淀ンダ空気ガ……。嘘ダト思ウンダッタラ、肺ガ満タサレルマデ、吸イ込ンデミルトイイ。アット言ウ間ニ、嫌ナ事ヲ忘レテ、幸セナ気分デ満タサレルゾ」
 オクルス・シニストラが小馬鹿にした様子で、辺りに漂う瘴気を肺一杯に吸い込んだ。
 その事で身も心も癒えたのか、オクルス・シニストラは幸せそうだった。
「……何やら困っているようだな」
 ブロンクス・ベルトロガー(機械仕掛けの異界竜・f05241)が力強い足取りで、オクルス・シニストラの前に現れた。
「エエイ、次カラ次ニ……忌々シイ! 何故、邪魔ヲスル。貴様等ニハ関係ノナイ事ダロウ。ココデ何ガ起コッテモ……。例エ、誰カガ死ンダトシテモ……!」
 オクルス・シニストラは苛立ちを隠せない様子で、激しく唸り声を響かせた。
 その間も、オクルス・シニストラの身体には瘴気が纏わりつき、肌に張りつくようにして傷口を塞いでいた。
「それでは、すべての元凶を倒して、お茶会でもしましょうか」
 そんな空気を察したミク・シィナ(漆黒の令嬢・f03233)が、仲間達に対して声を掛けた。
「だったら、私は世界のため……みんなの平和のため……戦うよ!」
 赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)が自分自身に気合を入れ、オクルス・シニストラの前に陣取った。
「クククッ……、世界ノタメ……平和ノタメカ……。ナラバ、コチラハ……コノ場所ヲ守ルタメ、全力デ戦ウダケダ」
 オクルス・シニストラが愛を威嚇するようにして、グルルと唸り声を響かせ、全身の毛を逆立てた。
「ならば、わたくしは愛のために戦いますわ」
 ソフィア・エーデルシュタイン(煌珠・f14358)が溢れんばかりの愛を振り撒き、オクルス・シニストラに視線を送った。
「……何故、我ヲ見ル!」
 その視線に恐怖を覚えたオクルス・シニストラが、ビクッと身体を震わせた。
 そこに追い打ちをかけるようにして、ソフィアが愛ある眼差しを向けたため、オクルス・シニストラは恐怖で動けなくなっていた。
 ……だが、ソフィアの愛が消えてなくなる事はない。
 それどころか、オクルス・シニストラに纏わりつき、愛で満たそうとしていた。
「この状況なら、私にも出来る事がありそうだね。出来る限り、協力するよ」
 その間に、檪・朱希(旋律の歌い手・f23468)が守護霊達と(青の蝶、対の鎖【雪】、橙の蝶、対の鎖【燿】)と連携を取りつつ、オクルス・シニストラに攻撃を仕掛けていった。
「ウグッ……! 危ウク油断スルトコロデアッタ。ダガ、コノ瘴気ノ中デ、イツマデ戦エルノカ、見物ダナ」
 オクルス・シニストラが朱希達の攻撃を避けながら、小馬鹿にした様子で視線を送った。
『だったら、速攻で倒すだけだ!』
『そうすれば、何の問題もないだろ?』
 だが、守護霊達はまったく怯む事なく、オクルス・シニストラに対して、キッパリと答えを返した。
「それじゃ、始めようか。もう死ぬ覚悟は出来ているんだろ?」
 七星・桜華(深紅の天魔流免許皆伝・f00653)が腰に挿している刀に手を掛け、オクルス・シニストラに対して問いかけた。
 ただし、答えは求めていない。
 例え、どんな答えであったとしても、斬る事に変わりはないのだから……。
「クカカカカッ! 面白イ事ヲ言ウジャナイカ。ココニ来タ時点デ、オ前達ガ死ヌ事ハ決マッテイル。残念ナガラ、ソレダケハ避ケラレナイ。オ前達ガ泣キ叫ンダトシテモ、拒ム事ナド出来ナイノダカラ……」
 オクルス・シニストラが不気味な笑い声を響かせ、地面を蹴るようにして飛び掛かってきた。
「……ッ!」
 その攻撃をモロに喰らったコーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)が宙を舞い、大木に激突して瀕死の重傷を負った。
「ククククククッ! マズハ、ヒトリ」
 オクルス・シニストラが勝ち誇った様子で、高笑いを響かせた。
「今から俺が前に出る。お前達は俺を盾にしながら、敵と戦えばいい」
 マティアス・エルンスト(人間見習い・f04055)が仲間達に声を掛け、コーデリアを守るようにして、オクルス・シニストラの行く手を阻んだ。
 それに合わせて、仲間達がマティアスの背後に回り、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「何ノ問題モナイ……ダト!? 随分ト余裕ダナ。シカシ、ソレガ命取リニナル事ヲ分カッテイナイ。マア、ソレデモ我ハ構ワナイガ……。我ガ胃袋ノ中デ、愚カナ選択ヲシタ自分ヲ責メルガイイ」
 オクルス・シニストラが舌舐めずりをしながら、少しずつ距離を縮めてきた。
「私も、御手伝いさせてください。可能な限り、バックアップしますので……。未熟者ではありますが、なんなりとご用命ください」
 そんな中、大空・彼方(眠れる神の巫女・f33087)が退魔刀を握り締め、オクルス・シニストラをジロリと睨みつけた。
 その間も、オクルス・シニストラは品定めをするようにして、舐めるように視線を送っており、いつ飛び掛かってきても、おかしくないような状況であった。
「……とは言え、このまま戦うのは、かなり不利ね」
 すぐさま、ラムダが【纏衣無縫(テンイムホウ)】を発動させ、瘴気を浄化する衣装を纏った。
 その影響で周囲の瘴気が浄化され、ほんの少しだけオクルス・シニストラの力が弱まった。
「それじゃ、全力で行くわよ。この様子じゃ、情けを掛ける必要もないしね」
 轟木・黒夢(モノクローム・f18038)がナックルウェポンをガチンと鳴らし、自分自身に気合を入れた。
「ククククッ、ナラバ遠慮セズニ……、来イ! ミンナ纏メテ返リ討チニシテヤル!」
 オクルス・シニストラが猟兵達を挑発しながら、不気味な笑みを浮かべ、氷の息吹を吐きかけた。
「何だか急に寒くなってきたね。ずっと、こんな場所にいたら、風邪を引きそう」
 湯櫂・萌子(人間っていいな・f08613)がブルリッと身体を震わせ、その場から飛び退いた。
 その上、濃厚な瘴気が辺りに漂っているため、例え風邪を引かなかったとしても、体調を崩しそうな感じであった。
「ソンナ事ヲ言ッテイラレルノモ、今ノウチダ」
 オクルス・シニストラが腹いっぱいに瘴気を吸い込み、再び氷の息吹を吐き出す準備を整えた。
「どうやら、俺達を凍死させるつもりでいるようですね」
 そんな空気を察した虹川・朝霞(梅のくゆり・f30992)が、警戒した様子で間合いを取った。
「クククククッ、ソノ通リダ。……勘ガ良イナ」
 オクルス・シニストラが不気味な笑い声を響かせ、再び氷の息吹を吐き出した。
 それは先程と比べて威力が増しており、まわりの木々が凍りついていた。
「確かに、ちょっと暖房が欲しいよね。いっそ、この辺りの木を燃やして……。もちろん、冗談だけどね」
 桜井・乃愛(桜花剣舞・f23024)が軽く冗談を言いながら、苦笑いを浮かべた。
 一瞬、それもアリだと思ったものの、オクルス・シニストラが冷たい視線を送っている事に気づき、吐き出そうとしていた言葉を、途中でゴクンと飲み込んだ。
「ナラバ、ヤッテミロ!」
 オクルス・シニストラが唸り声を響かせながら、氷の息吹を吐き出した。
「……ほ、本当に、冗談だからね」
 即座に、乃愛が氷の息吹を避け、【咎力封じ】で手枷、猿轡、拘束ロープを放った。
 そのうちのいくつかがオクルス・シニストラに命中し、一時的ではあるものの攻撃力が減少した。
 だが、辺りに漂っている瘴気が、オクルス・シニストラに、さらなる力を与え、その効果を相殺しているようだった。
「……こんな事で負けないよっ!」
 すぐさま、愛が【優しき闘気(ピュア・オーラ)】で呪詛への耐性を持つ聖なるオーラを纏い、高速で移動しながら、魔力を込めたオーバー・ハートブレイク(バスタードソード)を振り下ろし、光の矢を無数に飛ばした。
「グヌヌ、小生意気ナ奴メ!」
 その矢を全身に喰らいながら、オクルス・シニストラが地面を蹴った。
 その拍子に、傷口から大量の血が噴き出し、地面を真っ赤に染めていった。
 その傷を癒すようにして、オクルス・シニストラの身体に瘴気が纏わりつき、みるみるうちに傷を塞いでいった。
「その防御を、ぶっ壊す!!」
 続いて、桜華が【破砕撃・壊(ハサイゲキ・カイ)】を発動させ、6振りの刀を状況に合わせて使い、オクルス・シニストラの身体を舞うようにして斬りつけた。
「コノ程度ノ攻撃デ、我ノ防御ヲ壊ス事ナド……グガッ!」
 その気持ちに反して、オクルス・シニストラが悲鳴を上げ、大量の血肉が飛び散った。
「鉄も雲も、俺の思うままに」
 その間に、朝霞が【鉄雲(テツウン)】を発動させ、鉄下駄と紫雲刀の効果・威力・射程を3倍に増幅させた。
「ホゥ、コレハ面白イ。ナラバ、ドレホド強クナッタノカ、試シテヤロウ……!」
 オクルス・シニストラが妖しく瞳を輝かせ、大きく息を吸い込み、氷の息吹を吐きかけた。
「この言葉……後悔しても知れませんよ? 吐き出した後に飲み込んでも、既に手遅れなのですから……」
 次の瞬間、朝霞が鉄下駄で地面を蹴って飛ぶようにして間合いを詰め、オクルス・シニストラを狙うようにして、紫雲刀を振り下ろした。
「ミ、見エナカッタ!」
 その一撃を喰らったオクルス・シニストラが、信じられない様子で目を丸くさせた。
「今のうちに──祓い、浄めます!」
 それと同時に、泰花が早業で【浄ノ一閃(キヨメノイッセン)】を発動させ、清浄な気を纏った薙刀を振り下ろし、周囲一帯を浄化した。
 その影響で、先程よりも瘴気の濃度が薄まり、オクルス・シニストラの傷が塞がりづらくなった。
「……それまで時間を稼ぎますね」
 萌子が【猟封識縛(リョウフウシキバク)】を発動させ、鉢巻、リストバンド、足かせをオクルス・シニストラに放った。
「ソウ簡単ニ当テラレルト思ッタラ、大間違イダ!」
 その事に気づいたオクルス・シニストラが自分の周囲を霜柱で覆い、萌子の攻撃を防ぎつつ、猟兵達の動こうとする意欲や、反抗する意思を吸収した。
 だが、鉢巻を避ける事が出来なかったため、一時的に攻撃力が減少した。
「それでも、私は負けない! こんなところで、立ち止まっていたら、前に進む事なんて出来ないもの……!」
 シャーロット・ゴッドチャイルド(絶望の福音・f23202)が、霜柱と一定の距離を取りながら、なるべく影響を受けないようにした。
 それに合わせて、泰花が白揚羽の式神を使って、結界術とオーラ防御を展開し、オクルス・シニストラの攻撃を防いだ。
 しかし、オクルス・シニストラの周囲に霜柱があるため、近づく事が難しくなった。
「しばらく姿を消しておきましょうか」
 その間に、ソフィアが【クリスタライズ】を発動させ、シャーロットを抱き締め、透明になる事で、オクルス・シニストラの前から姿を消した。
「何処ダ、何処ニ消エタ……!」
 その事に動揺したオクルス・シニストラが、キョロキョロと辺りを見回した。
「……よそ見をしている暇なんてないよ!」
 その隙をつくようにして、シャーロットが【サンクチュアリ】を発動させ、光の杭を放って、光の結界を構築し、オクルス・シニストラの動きを封じ込めた。
「グオ……グワアアアアッ! グググッ!」
 オクルス・シニストラが両目を血走らせながら、無理やり身体を動かそうとした。
 その気持ちに反して、身体のあちこちから、大量の血が噴き出した。
 それでも、身体を動かす事が出来ず、無駄に時間だけが過ぎていった。
「……だいぶ余裕がなくなってきたようだな?」
 マティアスが【サイキックブラスト】を仕掛け、両掌から高圧電流を放ち、オクルス・シニストラを感電させ、一時的に動きを封じ込めた。
「それジャ、彼に協力してもらオウカ。キミは彼にとって、敵ダカラネ」
 それに合わせて、ラハミームが【正義の使徒(アポストロ・イーグル)】を発動させ、爆撃機よりも大きな鷲型UDCの霊を召喚した。
 召喚された鷲型UDCの霊は、高高度から高出力熱線を放ちながら、羽に隠した爆弾を次々と落下させた。
「ヌオッ! マサカ、コレ程トハ……」
 その事に危機感を覚えたオクルス・シニストラが、フラつきながら、爆弾を避けようとした。
 だが、完全には避ける事が出来ず、キラキラと輝く体毛が真っ赤に染まって飛び散った。
「おいで、狐さん達! みんなで突撃だよー! ちょっと、似たような姿をしているけど、悪い子だから、お仕置きしちゃってねー」
 その間に、焔が【九尾白狐隊突撃(ナインテイルフォックス・レギオン)】を発動させ、白色の狐を114体召喚した。
 次の瞬間、白色の狐が尻尾を九尾になるまで生やし、土煙を上げながらオクルス・シニストラに突撃していった。
「せっかくですから、お遊びしてみるのも一興、ですわね♪ ……楽しく弄びましょう」
 そこに追い打ちをかけるようにして、ミクが含みのある笑みを浮かべ、【滅びの光(コードジェネシス)】で無数の暗黒ビームを虚空から召喚し、雨の如く降らせていった。
「ウグ……グググ……」
 すぐさま、オクルス・シニストラが地面を蹴って、暗黒ビームを避けようとしたものの、その気持ちに関して、ザクザクと身体に突き刺さった。
「……後悔するのは、お前の方だな」
 その流れに乗るようにして、範が軽く皮肉を言いながら、【使令法:藏獒(ザンアオ)】で110体のチベタン・マスティフを召喚した。
 召喚されたチベタン・マスティフ達は、オクルス・シニストラの敵意と殺気を感じ取り、一斉に飛び掛かり、鋭い牙を突き立て、乱暴に肉を引き千切った。
「ナラバ最後ノ手段ダ! コレデ我ガ滅ビル事ハナイ」
 オクルス・シニストラが全身血塗れになりながら、荒々しく息を吐き捨て、細やかな霜柱で出来た縄を放った。
「……どうやら、私達を道連れにする気のようですね」
 即座に、コーデリアが【戦場の亡霊】を召喚し、自分の身代わりにした。
 次の瞬間、細やかな霜柱で出来た縄が、戦場の亡霊に繋がれた。
「予定ガ狂ッテシマッタガ、仕方ナイ。ダガ、コノ縄デ繋ガレテイル限リ、我ガ死ヌ事ハナイ。我ガ死ヌ時ハ、ソノ亡霊モ一緒ダ」
 オクルス・シニストラが戦場の亡霊を見つめ、不気味な笑い声を響かせた。
「そんな事を言っても、怖くないにゃ!」
 ミルディア・ディスティン(UDCの不可思議メカニック・f04581)が、オクルス・シニストラに襲いかかり、ポコスカと殴った。
「クククククッ、無駄ダ、無駄。我ヲ倒シタトコロデ、意味ガナイト言ッタダロ! 我ヲ倒シタトコロデ、無駄、無駄、無駄ダッ!」
 オクルス・シニストラが勝ち誇った様子で、不気味な笑い声を響かせた。
 実際に、オクルス・シニストラが瀕死の重傷を負っても、息絶える事はなかった。
「皆さん、頑張りましょう。私達が力を合わせて戦えば、必ず倒す事が出来ます」
 スフィア・レディアード(魔封騎士・f15947)が仲間達に声を掛けながら、畏怖の魔剣を握り締め、オクルス・シニストラに振り下ろした。
「何度モ同ジ事ヲ言ワセルナ! イクラ足掻イタトコロデ、時間ノ無駄。ソレニ、コノ場所デハ、圧倒的ニ我ノ方ガ有利ッ! 勝利ガ約束サレテイルノダカラ……諦メロ!」
 オクルス・シニストラが不気味な笑い声を響かせながら、辺りに漂う瘴気を鎧の如く身に纏い、ミルディアに何度も体当たりを仕掛けてきた。
「にゃぁぁぁ! 助けて、ご主人さまー!」
 その攻撃をモロに喰らったミルディアが、瀕死の重傷を負って【ご主人さまの加護(ゴシュジンサマノカゴ)】を発動させ、護衛の騎士を召喚した。
 護衛の騎士は何度も剣を振り下ろし、オクルス・シニストラを斬りつけた。
「……何度モ同ジ事ヲ言ワセルナッ! 我ヲイクラ傷ツケタトコロデ、時間ノ無駄ッ! 例エ、ドンナニ傷ツイタトシテモ、マッタク意味ガナイノダカラ……」
 オクルス・シニストラが自信に満ちた表情を浮かべ、わざと護衛の騎士の攻撃を喰らった。
「だったら、私を捕らえられるかな?」
 スフィアが【霊体変化(レイタイヘンゲ)】を発動させ、自らの肉体を霊体に変異させ、オクルス・シニストラのまわりを飛び回った。
「ええいっ! 鬱陶しい奴め」
 オクルス・シニストラがギチギチと歯を鳴らし、何度もスフィアに飛び掛かった。
 しかし、霊体となったスフィアを傷つける事が出来ず、何度も虚しく空を切っていた。
「どうやら、オクルス・シニストラと、戦場の亡霊を同時に倒す必要がありそうですね」
 その事に気づいた天日・叶恵(小さな神社のお狐様・f35376)が、警戒した様子で間合いを取った。
「イマサラ気ヅイタトコロデ手遅レダ。サア、ドウスル? コノ亡霊ゴト我ヲ倒スノカ……?」
 オクルス・シニストラが、必要以上に強がった。
 縄で繋がっているのが、猟兵ならまだしも、戦場の亡霊では、人質としての価値はない。
 その事をオクルス・シニストラも、理解してしまったのか、心に迷いがあるようだった。
「随分と寒くなってしまったから、少し暖かくしましょうか」
 そんな中、黒夢が【ブレイズフレイム】を発動させ、自らの身体を切り裂き、地獄の炎を噴出させた。
 それが紅蓮の炎となって辺りに広がり、森の木々を燃やしていった。
 そこから黒い煙と瘴気が舞い上がり、オクルス・シニストラの身体を包み込んだ。
 だが、あまり心地よいモノではないのか、オクルス・シニストラが苛立ちを隠せない様子で眉を潜ませた。
「ならば、この力を使う時が来たようだな」
 ブロンクスが覚悟を決めた様子で、【ベルセルクトリガー】を発動させ、最終武装モードに変化すると、超攻撃力と超耐久力を得た。
 その代償として理性を失ってしまったものの、オクルス・シニストラが激しく動き回っていたため、狙いが別の相手に向く事はなかった。
「英雄霊よ、力をお貸しください――リベレイション!」
 続いて、叶恵が【リベレイション―妖狐覚醒―(ヨウコカクセイ)】を発動させ、名も無き英雄霊の力を借り、『真ジョブ』に覚醒して尾が九本の妖狐に変身し、戦闘能力が爆発的に増大させた。
「マダ、ソンナ力ヲ隠シ持ッテイタノカ。小生意気ナ事ヲ!」
 その事に苛立ちを覚えたオクルス・シニストラが、全身の毛を逆立てた。
「いくら強がったところで、無意味ですよ。……とは言え、捕食するのは、遠慮しておきましょうか。一緒に死ぬまで効果が消えないユーベルコードなんて、コピーする価値がありませんからね」
 彼方が仲間達と連携を取りながら、タイミングを合わせるようにして、オクルス・シニストラを夜守(神刀)で斬りつけた。
 それと同時に、仲間達が血の戦士に攻撃を仕掛け、オクルス・シニストラと同時にトドメをさした。
「グオ……グヌヌ……グガァァァ……!」
 そのため、オクルス・シニストラは復活する事が出来ず、断末魔を響かせながら崩れ落ちるようにして息絶えた。
「瘴気が……消えていく……」
 そんな中、朱希がハッとした表情を浮かべ、ゆっくりと辺りを見回した。
 オクルス・シニストラが倒された事で、辺りに漂っていた瘴気が消え失せ、澄んだ空気が風に乗って、猟兵達の身体を包み込んだ。
 そうしているうちに、小鳥達の囀りが聞こえ、木々の隙間から太陽の光が差し込んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年12月29日


挿絵イラスト