もきゅもきゅもきゅぴ、つるっつる
――香川県高松市。
香川県といえば、うどん県として有名であるが。
この地で、オブリビオン退治に励んでいる『天輪宗』の皆さんは困っていた。
新たなオブリビオンが街に現れたからだ。
いや、彼らの悩みは、オブリビオンの出現は勿論なのだけれど。
白は白でも、つるつるしこしこな美味しいうどんではなく。
「く、『霊石結界』にオブリビオンを閉じ込めたまではいいが……」
「何故か大量の毛玉まで閉じ込めてしまった
……!?」
「我々の手では、これ以上は無理だっ」
『もきゅー! もきゅもきゅっ』
『もきゅぴ、もきゅっもきゅ!』
『もきゅきゅー!』
『もきゅ?』
『ぽぽぽぽぽぽぽぽ』
『もっきゅもきゅもきゅ!』
白くてもっふもふな野良の毛玉たちまで、結界に閉じ込めてしまったのである。
しかも分かりやすく、もふもふ毛玉たちが危険に晒されている……!?
このままでは、美味しいうどんにもありつけない。
ということで。
「うぐ、一体どうすれば……」
「そうだ、猟兵に協力を仰いでみよう!」
出番です、猟兵の皆さん……!
●野良モーラットと讃岐うどん
「もきゅもきゅ、きゅぴぴ……おっと失礼。もふもふ可愛いと美味なものは正義だな」
きり、とやたら真剣な表情で謎のモラ語を口にしつつ、筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)は集まってくれた皆を見回して。礼を言った後、視えた予知を語り始める。
「シルバーレインの世界の四国には『天輪宗』と呼ばれる対ゴースト組織が存在し、今も四国のオブリビオン退治に励んでいるという。四国には代々の天輪宗が建造してきた『霊石』がそこかしこにあり、弱いオブリビオンならば、それらを併用する事で彼らにも倒せるようだが。しかし今回、彼らの手に負えないオブリビオン『八尺様』が出現したという。急ぎ四国に向かい、彼らに協力して欲しい」
天輪宗はこの霊石を利用し、オブリビオンが出現した高松市の一部を「霊石結界」に変え、そこに閉じ込める事はできたというが。結界内の八尺様に対処不能になってしまい、困っているのだという。
「既に人払いは完了しており、結界内に閉じ込めたオブリビオンへの対処を行なえば事はおさまる……のだが」
しかし今回、天輪宗の皆さんが頭を抱えてしまう問題が発生したのだ。
「この霊石結界の中に、野良モーラットまで閉じ込めてしまったらしい」
なので、モーラット捕獲をまずは成したいところであるものの。
対処にあたっている天輪宗の者たちの実力では、捕獲の最中にオブリビオンに襲われてしまえば、ひとたまりもないというので。
「霊石結界に踏み込み、まずは危険に晒されている野良モーラットたちをつかまえて。そして、結界内に閉じ込めた『八尺様』を退治して欲しい」
そう一通り、事件の概要を説明した後。
それから清史郎がすちゃっと取り出したのは、ガイドブック。
「オブリビオンを退治し終えた後も、ひと仕事お願いしたい。霊石結界を成すべく大規模な人払いを行ったので、速やかに人々の記憶を薄れさせ、普段どおりの日常を取り戻してあげる必要がある。それは天輪宗の皆が主に動いてくれるようだが、日常生活を俺たち猟兵が楽しむ事で、より速やかに事態は進む。香川県は面積自体は小さいが、900店以上のうどん屋があるというので。そんな地域の日常に馴染み深いうどんを皆で楽しめば、天輪宗の皆の助けになるだろう」
うどんと一言に言っても、実に奥が深い。
最もスタンダードなかけうどんを始め、具と一緒に豪快にかき混ぜて食べるぶっかけうどん、シンプルだからこそ食感がより楽しめる生じょうゆうどん。つるつるとした喉越しを楽しめるざるうどん、アツアツふんわり釜あげうどんや釜玉うどん、だしと合わせたカレーをかけた食欲そそるカレーうどん、だしと肉の旨味が人気な肉うどん、ゆでたての麺をつけだしで食す湯だめうどん、県産の茶を練りこんだ茶うどんなど、種類も様々で。野菜の旨みが満載のしっぽくうどんや、中にはどじょうなども入っているものもあるような味噌煮込みの打ち込みうどんなどの、この地ならではな郷土料理もいただける。
「うどんは勿論だが、おでんや天ぷらや寿司など、メニューも豊富のようだな」
うどん県のうどん屋には、おでんが置かれている店が沢山あるという。うどんのだしで煮込まれた、玉子、こんにゃく、大根、牛スジなどは絶品で。からし味噌をつけていただくのが讃岐流なのだとか。
また定番の、海老天、ちくわ天、かきあげ、半熟たまごなどの天ぷらや。各種具材のおにぎり、かやくごはん、いなり寿司、ばら寿司などのご飯ものもうどんと一緒にいただけるし。店によっては、成人以上であれば酒も共に楽しめるところもあるという。
うどんの手打ち体験ができるところもあるので、挑戦してみてもいいだろう。
「それに加え、流石はうどん県。うどんの揚げ菓子やせんべい、うどんグミやうどんキャラメルなどのうどんな土産や、うどんアイスなどもあるのだという」
……まさにうどん尽くしだな、と。
何気に健啖家な清史郎は興味津々、そう頷いてから。
「野良モーラット捕獲とオブリビオン退治を確りと成して。そして、うどんな時間を存分に楽しんできてくれ」
掌に満開桜を咲かせ、皆を送り届ける。もきゅもきゅつるつる、いざ四国の地へと。
志稲愛海
志稲愛海です。
もきゅもきゅ、よろしくお願いします!
※ご連絡※ 第1章受付は、11/28(日)朝8:31より開始します。
OP公開後、第1章の追加冒頭を掲載いたします。
今回の内容は以下です。
第1章:野良モーラットをつかまえて!(冒険)
第2章:八尺様(ボス戦)
第3章:今日は観光日和(日常)
第1章は、結界内の野良モーラットをつかまえて保護してください。
追加冒頭を受付開始までに掲載しますが。
気を引く道具やお菓子を使ったりなど、ひと工夫するもよし。
純粋に、追いかけっこを楽しんでいただいてもよし。
オブリビオンが仕掛けた落とし穴などの罠にはまりつつでも。
お好きなように、もふもふと保護してあげてください!
野良モーラットは様々な性格の子がいます。
傷付けないよう、優しくつかまえてあげてください。
第2章は、八尺様との戦闘です。
第3章は、日常を取り戻す為、うどんを美味しく食べてきて下さい。
色々な種類がある美味しいうどんを、お好みで堪能するのは勿論。
うどん打ち体験やうどん的なお土産購入などもできます。
この章に限り、当方のグリモア猟兵もお声掛けあればご一緒させていただきます。
公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、未成年の飲酒喫煙は厳禁です。
締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。
●お願い
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称推奨)と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。
グループ参加の人数制限はありません、お一人様~何人ででもどうぞ!
ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。
可能な限り皆様書かせて頂きたく思っています。
お気軽にご参加ください!
第1章 冒険
『野良モーラットをつかまえて!』
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POW : 走り回ってつかまえる
SPD : 罠をしかけてつかまえる
WIZ : お菓子でおびきよせる
|
現場は、高松市の市街地の一部。
天輪宗の手によって人払いが完了したこの地に張られているのは『霊石結界』。
そして、その中に今いるのは。
『もきゅー!』
『もっきゅもきゅっ』
『もきゅきゅぴ!』
『もきゅー?』
『もきゅ!』
『ぽぽぽぽぽぽ』
何処から来たのか大量の野良モーラットたちと、元凶のオブリビオンの八尺様。
だが幸い、遊ぶ様に跳び回っている野良モーラットたちと、結界の最奥にいる八尺様がいる位置は、まだ今は距離が離れているようだ。
結界が張られ閉じ込められたことを察知した八尺様は、今はまだ、結界内に罠を張り巡らせつつ、最奥でじっと様子を窺っているという。
罠と言っても、落とし穴だとかバナナの皮だとか、跳びまわるモーラット達にとっては効果が薄いものが多いので、モーラットへの実害も今のところ出ていない。
けれども、いつうっかり野良モーラットたちがその罠にもきゅっとかかってしまうか分からないし、八尺様との戦闘に巻き込むわけにはいかないので。
まずは、結界の中にいる野良モーラットたちをつかまえて保護する必要がある。
野良モーラットは、元気な子もいれば、人見知りな子、食いしん坊な子等々……性格は様々だが。まんまるもっふりした良き手触りのキュートなふわもこ毛玉であることは共通している。
玩具やお菓子で誘うのも良し、純粋に追いかけっこも良し、声を掛けるも良し、一緒に遊んであげるのも良し。
つかまえて保護してもふもふと撫でてあげれば、大抵の子は懐いてくれるだろう。
現場は高松市の市街地の一部であるが、人払いされており一般人の姿はない。
八尺様も様子を窺うように結界の最奥でじいっとしているようで、戦闘にはまだ暫くはならないだろうし、その身は大きいので何か動きをみせればすぐにわかるし。
八尺様の近くには幸い野良モーラットはいないというので。
オブリビオン動き出す前に焦らず、モーラットの保護をもふっと完了させたい。
野良モーラットは、大通りをもきゅっと堂々と飛び回っている子もいれば、そっと物陰に隠れている子もいるかもしれないし、建物の中にもいるかもしれないし、もふ溜まりになってスヤスヤお昼寝しているかもしれないので。いそうだと思う場所を、それぞれ手分けして探索してみて欲しい。
八尺様の仕掛けた落とし穴やバナナの皮などの古典的な罠に気を付けつつ、それを華麗に回避したり、たまには嵌ってもまぁ猟兵ならば大丈夫だろうので。
野良モーラットたちを探してつかまえて、優しく保護して。
もふもふ戯れたり、もきゅもきゅお菓子を一緒に食べたり、きゅぴっと遊んだりなどして安心させつつ、安全を確保してあげて欲しい。
ということで、毛玉だらけな『霊石結界』の中へ――もきゅっと、いざ征かん!
オヴィリア・リンフォース
モーラット…何故か懐かしい気持ちになるのです
まずはどこにいるのかを探すのです
建物の中に入った所で白い塊を見つけ
つい猫の習性で飛びついてしまうのです
そのせいでびっくりしたモーラット達と
追いかけっこになってしまうのです
モーラット達はすばしっこくって捕まえられないのです
そんな中でモーラットの1体がバナナの皮で転んでしまうのです
急いで駆け寄ってモーラットを助けるのです
それをきっかけに仲良くなれるようご主人に貰った
甘いクッキーを一緒に食べるのです
仲良くなったらもふもふ感を堪能するのです
もきゅと鳴く様子もすごく可愛いのです
さすがの感触に心も癒されるのです
その後は保護して安全な場所に一緒に向かうのです
霊石結界が張られた高松市の市街地には、人払いが完了していて人っ子一人いない。
人はいないけれど……でも、猫はいます??
いえ、猫は猫でも、頭脳明晰で人間と変わらぬ猟兵の猫さん。
(「モーラット……何故か懐かしい気持ちになるのです」)
オヴィリア・リンフォース(銀色の魔女猫・f25140)はそうきょろりと、金の瞳を巡らせて。
……まずはどこにいるのかを探すのです。
今回の保護対象・野良モーラット達を探すべく、とことことそう結界内を進んで。
建物の中へと入った瞬間……白くてふわふわした塊を発見!
そして、ついつい。
『もきゅー!?』
ぴょんっと、猫の習性で、動く毛玉に飛びついてしまうオヴィリア。
そんな急に飛びかかられたモーラット達はビックリして、もきゅーっと逃走!
気が付けば、追いかけっこという形になってしまって。
オヴィリアもすかさず、タタッと駆けるけれど。
(「モーラット達はすばしっこくって捕まえられないのです」)
ぴょこぴょこ跳ねながら逃げるモーラットは、なかなか捕まえるのが難しい。
けれどそう思った、次の瞬間――つるりっ。
『もきゅ!? きゅぴぴーっ』
オブリビオンが仕掛けたと思われるバナナの皮を踏んで、モーラットの1体がこてりと転んでしまう。
そんな転んでしまったモーラットの元へと急いで駆け寄って、助けてあげれば。
じたばた起き上がれなくなっていたモーラットも、助けてくれた恩人に、もきゅっと礼を言って。
それをきっかけに仲良くなれるようにと、オヴィリアが分けてあげるのは、ご主人に貰った甘いクッキー。
そして一緒に、はむはむ、もきゅもきゅ。
並んでおやつを食べれば、すっかり仲良しになったから。
モーラットのもふもふ感を堪能してみるオヴィリア。
もふもふされれば、モーラットも気持ち良さそうに、もきゅっと鳴いて。
(「もきゅと鳴く様子もすごく可愛いのです。さすがの感触に心も癒されるのです」)
存分にもふもふ戯れて遊んだ後、きっちりと猟兵のお仕事も忘れずに。
オヴィリアは保護したモーラットを連れて、安全な場所へと一緒に向かうのだった。
大成功
🔵🔵🔵
夜久・灯火
【黒猫】
WIZで行動。
あれが話に聞いた野良モーラットかー。
…あちこちで鳴き声が聞こえるし、思ったよりも大量にいるみたいだね。
…そして有栖ちゃんも虜になってるねぇ。正気に戻ってー。
さて、戦いの前にまずは保護してあげないとね。
こんな事もあろうかとお菓子にクッキーを用意したよ。
ミルククッキーにチョコにココア、種類も豊富だよ。
【野生の勘】で罠に気をつけつつ、有栖ちゃんと一緒にモーラットが隠れてそうな場所を探そうか。
建物の影とかに隠れてる子もいるかな?クッキーがほしい子はこっちにおいでー。
美味しく食べてくれたなら用意したかいもあるってもんだね。
いっぱい用意してあるから、残りは安全な場所で食べようね。
結城・有栖
【黒猫】
…モーラットさんがいっぱい…もふもふ天国です…。
…っと、失礼しました。
戦いが始まる前に保護してあげないとですね。
灯火さんはクッキーを用意したんですね。準備万端ですね。
私は灯火さんと一緒に探しつつ、微弱な風にクッキーの香りを乗せて飛ばしましょう。
甘い香りにつられてモーラットさんが出てくるかもしれません。
モーラットさん、甘いお菓子はこっちですよ。
後、モーラットさんを触れるなら優しく抱いてもふもふしたいですね。
…もふもふ…とってももふもふです…。癒やされますね。
此処は危ないですから、安全な場所に避難しましょうね。
高松市の市街地に、天輪宗の手によって張られた霊石結界。
現れたオブリビオンを中へと閉じ込めることには成功したのであるが。
そんな結界の中を、ぴょこぴょこと跳び回っているのは。
――もきゅっ。
――もきゅぴ!
「あれが話に聞いた野良モーラットかー」
そう……夜久・灯火(キマイラの電脳魔術士・f04331)の言うように、野良モーラットたちである。
灯火はぐるり、周囲へと赤の瞳を巡らせてみて。
「……あちこちで鳴き声が聞こえるし、思ったよりも大量にいるみたいだね」
もきゅー、もきゅっ、きゅぴ! と、そこかしこから聞こえる鳴き声から状況をそう把握する。
つまりそれは、こういうことなのです。
「……モーラットさんがいっぱい……もふもふ天国です……」
真っ白まんまるふわっふわな可愛い毛玉が、この結界の中にいっぱいいるのです!
灯火は、隣でぽつり呟きを落とした結城・有栖(狼の旅人・f34711)へと、ふと視線を移して。
「……そして有栖ちゃんも虜になってるねぇ。正気に戻ってー」
すっかり夢中でモーラット達に見入ってしまっている様子に声を掛ければ。
……っと、失礼しました、と。
お耳をピコンと我に返った有栖は、これから自分達がやるべき事を口にする。
「戦いが始まる前に保護してあげないとですね」
オブリビオンを倒す前に、まずは結界内に入り込んだ野良モーラット達の安全を、もふもふ確保することである。
ということで!
「さて、戦いの前にまずは保護してあげないとね」
有栖の言葉にこくりと頷きながらも、灯火が取り出したのは。
「こんな事もあろうかとお菓子にクッキーを用意したよ。ミルククッキーにチョコにココア、種類も豊富だよ」
色々種類も豊富な、美味しそうなクッキーのおやつ!
「灯火さんはクッキーを用意したんですね。準備万端ですね」
有栖は、そんな準備もばっちりな灯火に感心したように言ってから。
一緒に並んでモーラット達を探しつつも、ふわりと周囲に漂わせてみる。
「建物の影とかに隠れてる子もいるかな?」
「甘い香りにつられてモーラットさんが出てくるかもしれません」
オオカミさんと同調し吹かせた微弱な風に、クッキーの香りを乗せて飛ばして。
そして早速クッキーの気配を察知し、もきゅ、と顔を覗かせたモーラット達へと。
「モーラットさん、甘いお菓子はこっちですよ」
「クッキーがほしい子はこっちにおいでー」
ふたりで一緒に、優しく声をかけてみれば。
『もきゅっ!』
『もきゅぴーっ』
『きゅぴっ』
嬉々と飛び出してくる野良モーラット達。
そして、野生の勘を駆使してオブリビオンが仕掛けた罠には注意しながらも、ぽすんっと。
ふたりは、やってきた毛玉たちを抱っこして確保してから。
クッキーを差し出してみれば、きゅぴーっと。
嬉し気な声を上げ、もっきゅもきゅと美味しそうに食べ始めるモーラット達。
そんな優しく抱っこしている子を、有栖はもふもふしながらも。
「……もふもふ……とってももふもふです……。癒やされますね」
そのふわもこ手触りに、うっとり。
灯火も、もきゅもきゅとおやつに夢中なモーラット達の様子に、もふもふな狼尻尾をゆらり揺らして。
「美味しく食べてくれたなら用意したかいもあるってもんだね」
そう瞳を細めた後、もふもふとモーラット達へと優しく声を掛ける。
「いっぱい用意してあるから、残りは安全な場所で食べようね」
「此処は危ないですから、安全な場所に避難しましょうね」
そんなふたりの言葉に、もきゅっ! と。
おやつを貰った野良モーラット達は上機嫌に、とってもいいお返事を。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
斉藤・輝澄
※アドリブ、連携ok
あの頃も教室でたまに保護依頼があったけれど、こうして実際に参加するとは思わなかったよ。
ま、最近まで第一線から退いていた訳だし、リハビリには丁度良いかな?
とりあえず、八尺様の罠もあるようだから掛からないよう注意して……。
どこにでも居そうだし、色々歩き回って探そうか。
人懐っこい子なら良いんだけど、怖がりだと逃げられそうだから、『紅蓮の舞』を発動して存在感を消しておこうかな。もしモーラットに触れても何も奪わないように注意して、と。私は無害だよ、とね。
モーラットを見付けたら静かに近づいてそのまま抱き上げよう。怖がらせないよう優しく語りかけつつもふもふしてから結界の外に御案内、とね。
どうして一緒に入ってしまったのかは、分からないけれど。
『もきゅもきゅ!』
赴いた霊石結界の中、もきゅっと無邪気に跳び回っているのは、おなじみの野良モーラット達。
今回まずやるべき事は、敵を倒すその前に、モーラット達を保護して安全を確保してあげること。
「あの頃も教室でたまに保護依頼があったけれど、こうして実際に参加するとは思わなかったよ」
それは斉藤・輝澄(追憶の火焔・f35341)にとっては、懐かしさすら感じるものであるのだけれど。
でも以前は教室に映るテレビから運命予報を聞いていたし、自分も猟兵ではなく能力者であった。
けれど、そんな以前とは、色々と違いはあるものの。
(「ま、最近まで第一線から退いていた訳だし、リハビリには丁度良いかな?」)
やるべきことをやる、それにかわりはないから。
「とりあえず、八尺様の罠もあるようだから掛からないよう注意して……」
白い毛玉たちがもきゅっと遊ぶ中、まずは結界内をぐるりと見回してみて。
グリモアの予知通り、オブリビオンであり元凶である八尺様の姿が近くには見当たらないことを確認した後。
「どこにでも居そうだし、色々歩き回って探そうか」
あちこちから、もきゅーきゅぴーと鳴く声が聞こえるから、きっと近くにいるに違いない。
そう、人の姿のない市街地を進んでみるけれど。
ふと輝澄が発動しておくのは、『紅蓮の舞』。
(「人懐っこい子なら良いんだけど、怖がりだと逃げられそうだから」)
青白い炎のオーラを纏い、存在感を消しておけば、怖がりな子が驚いて逃げ回ってしまうこともないだろうから。
もしモーラットに触れても何も奪わないようにだけ、注意しながらも。
輝澄は見つけた1体のモーラットへと、そっと静かに近づいて。
そのまま優しく、もふっと抱き上げてみる。
『……もきゅっ』
そんな輝澄に気付いて、ひと鳴きするモーラットだけれど。
怖がらせないよう優しく語りかけつつ、もふもふ撫でてあげる――私は無害だよ、と。
そしてその声に安心したように、もきゅ、とお返事してから。
大人しく抱っこされているふわふわな子を、輝澄はもふもふしてから安全な場所へと連れて行く。
結界の外に御案内、とね……って。
大成功
🔵🔵🔵
瞳ヶ丘・だたら
WIZで挑む。連携アドリブ歓迎だ。
モーラット、聞きしに勝るもきゅもきゅだな。
だがここはじき戦場、もきゅもきゅがいていい場所ではない。
数には数、UCで召喚した愛玩用蒸機獣たちを結界内に散開させるぞ。あちこちで〈撮影〉を行い、罠やモーラットの〈情報収集〉だ。
それが終わったら気を引く〈パフォーマンス〉をさせ、彼らをこちらに誘導してもらう。
もきゅもきゅやってきたモーラットを、傷付けないよう柔らかい素材に〈武器改造〉しておいた戦車のアームで次々に捕まえよう。
捕まえた個体は戦車内に詰め込むが……狭いな、もきゅもきゅしすぎだろう。
いまオブリビオンに出くわすと面倒だ、一度引き渡しに行くとするか。
もきゅもきゅである毛玉の子たちだと、そう聞いてはいたのだけれど。
「モーラット、聞きしに勝るもきゅもきゅだな」
実際に霊石結界内をもきゅっと跳び回るその姿をみれば、思った以上にもきゅもきゅだと。
瞳ヶ丘・だたら(ギークでフリークな単眼少女・f28543)は、野良モーラット達を見遣りながら呟いた後。
周囲をひと通り見回し、そして続ける。
「だがここはじき戦場、もきゅもきゅがいていい場所ではない」
普通ならば、人や車の姿も多い市街地のど真ん中。
けれど今は、自分達猟兵ともきゅもきゅなモーラットしかいないし。
結界の最奥には、オブリビオンが潜んでいるというから。
早急に、もきゅもきゅを保護するべく展開する。
――鋼鉄ほど忠実でかわいいものも他にあるまい。
もきゅもきゅも可愛いけれど、数には数。だたらは蒸気機械式の小動物・愛玩用蒸機獣たちを喚んで。
結界内に散開させ、あちこちで撮影を行い、オブリビオンが張っているという罠やモーラット達の位置などの情報収集を。
そして情報が集まれば、もきゅっと気ままに遊ぶモーラット達の気を引くように。
『もきゅっ?』
『もきゅー』
くるりくるりと、パフォーマンスする蒸機獣たち。
そんな動きにモーラットが興味を示せば、此方にさり気なく誘導してもらって。
『もきゅっ!?』
もきゅもきゅやってきたモーラットを、だたらはすかさず次々と保護する。
傷付けないよう柔らかい素材に武器改造しておいた戦車のアームで、うにょん、がしっと優しく。
そして、捕まえたモーラット達の安全を確保するべく戦車内に、もきゅっと詰め込むけれど。
「……狭いな、もきゅもきゅしすぎだろう」
何だかすごく、もきゅっと詰まっています。
けれどぎゅうぎゅうに慣れているのか、むしろおしくらまんじゅう状態を楽しんでいるかのように、楽しそうにもきゅもきゅ鳴いている野良モーラットたち。
でも、ちょっとこれ以上はさすがに定員オーバーだから。
「いまオブリビオンに出くわすと面倒だ、一度引き渡しに行くとするか」
大量のもきゅもきゅをひとまず、結界の外へと連れて行くことに。
大成功
🔵🔵🔵
三上・くぬぎ
もきゅー、モラ仲間がいっぱいいるですね
すごいですー。もふもふでもこもこですー
くぬぎ、みんなのためにお菓子いっぱいもってきたですよ
クッキーとか、ドーナツとか
お菓子をつかって、安全なところにゆうどうするです!
ドーナツおいしいですー♪(もきゅもきゅ)
……お菓子のゆうわくに負けたわけじゃないですよ
これは、モラ仲間のくぬぎがそっせんしてお菓子を食べることで、安全性をアピールするさくせんなのですー!
みんなー、こっちでいっしょにお菓子食べるですよー!
今日も大のお気に入りの虫カゴをご機嫌に揺らして、もきゅっと元気良く。
これはお仕事ではあるのだけれど、赴いた今回の探検の舞台にうきうきわくわく。
「もきゅー、モラ仲間がいっぱいいるですね」
霊石結界が張られた市街地に降り立った三上・くぬぎ(アウトドア派・f35607)は、そう無邪気に跳び回る野良モーラットたちの様子を眺めてから。
「すごいですー。もふもふでもこもこですー」
自由にもきゅっと跳び回っている野良モーラット達のもふもふ毛玉具合に、そう瞳をぱちくり。
それから、満を持して。
「くぬぎ、みんなのためにお菓子いっぱいもってきたですよ」
すちゃっと取り出したのは、沢山の甘くて美味しいお菓子たち。
そんな、持参したクッキーやドーナツなどのおやつを使って。
野良の子たちを安全な場所まで誘導する……これが、くぬぎの立てた作戦であるのだけれど。
「ドーナツおいしいですー♪」
くぬぎ自身が、一番にもきゅもきゅとドーナツを頬張っています!?
いいえ、これも保護のための作戦のひとつなのです。
「……お菓子のゆうわくに負けたわけじゃないですよ」
決して、ドーナツが美味しそうだったからつい……とか。
そんなことは、ありませんよ??
「これは、モラ仲間のくぬぎがそっせんしてお菓子を食べることで、安全性をアピールするさくせんなのですー!」
なんという、計算し尽された作戦……!
いや、決してドーナツを食べたかったわけでは……むしろ美味しそうに食べた方がほら、より効果的ですし。
ということで、幸せいっぱいの笑顔で、もきゅもきゅとドーナツを口に運びながら。
「みんなー、こっちでいっしょにお菓子食べるですよー!」
そう声を掛ければ、食いしん坊さんたちが、もきゅぴっと沢山集まってきて。
保護という名の、もきゅもきゅみんなでおやつの時間。
大成功
🔵🔵🔵
梁樹・叶
見覚えのある子が沢山…もふもふ毛玉を助けないと。
WIZ
たしかお菓子でも、釣れるんだっけ?
おいでおいで…おいしいお菓子あげますよ。
もきゅもきゅぷぃ?
※なんとか会話をしようと思い出すようにモラ語っぽい喋り方で
…なんだか恥ずかしい絵面に見えないかな…取り敢えず、見かけた子から確保。優しく包んで抱えて保護するけど、意思疎通できているのか不安だな。
【誘惑】【幸運】で探しながら進もう。
トト・モーゼ
【叶(f35321)】と一緒に参加します。
もきゅもきゅ、きゅあ!
「御呼ばれしたので、手伝いに行くんだ!」
WIZ
手作りお菓子を持って、仲間と思わせて引き連れて行きます。
いくつか、叶に渡して釣ってもらう。
ペロペロキャンディ、クッキー、ワタアメ、マフィン、グミ…等々
どれも美味しい出来上がりです。
そして、救出したモラっこ達と一緒に僕も叶に抱えられているのは何故だろう?まあいっか。
言いくるめ、早業、料理、聞き耳、第六感、使えるのは全て使用。
本来ならば、人や車が絶えず行き来しているはずの市街地のど真ん中なのだけれど。
張り巡らされた霊石結界の中に、今在るのは。
『もっきゅー』
『もきゅぴっ!』
もきゅもきゅ跳び回っている、真っ白でまんまるなふわもこたち。
そんな結界内を、梁樹・叶(覚醒者・f35321)はくるりと見回して。
「見覚えのある子が沢山……もふもふ毛玉を助けないと」
呼び戻される前によく見ていた毛玉――モーラット達を見遣りつつ、こくりとひとつ頷いて。
……もきゅもきゅ、きゅあ!
元気にぴょこんと飛び跳ねるのは、野良モーラット……?
いいえ、モーラットマスターこと奇跡のモーラットだという、トト・モーゼ(モーラットマスター・f35702)。
そんなトトは勿論、保護される側ではなくて。
「御呼ばれしたので、手伝いに行くんだ!」
野良モーラット保護のお手伝いに来ました!
そして、しゃきんっと手に持ったのは、手作りお菓子。
ペロペロキャンディにクッキー、ワタアメやマフィン、グミ……等々。
えっへんもふもふと胸を張れるくらい、どれも美味しい出来上がりです!
そんな美味しいお菓子で野良モーラットを誘い出し、仲間と思わせて引き連れて行くのがトトの作戦。
それからトトは自分だけでなく、手作りお菓子をいくつか叶にも渡して。
「たしかお菓子でも、釣れるんだっけ?」
こてりと首を傾けつつも受け取った叶も、野良モーラット達へと甘いお誘いを。
「おいでおいで……おいしいお菓子あげますよ」
そんな甘い声と香りにつられてか、もきゅっと野良モーラットが興味を示して近づいてくれば。
叶は思い出すように、こう口にしてみる。
「もきゅもきゅぷぃ?」
なんとか会話を試みようと、もきゅもきゅ、モラ語っぽい喋り方で。
そして。
『もきゅ、きゅぴ!』
「もきゅもきゅ、もきゅぷぃ」
何だか話が通じたっぽい手ごたえを感じながらも、ふと呟くのだった。
「……なんだか恥ずかしい絵面に見えないかな……」
けれど、これもれっきとしたお仕事。
取り敢えず、絵面はちょっぴり気になるものの、見かけた子からもふっと確保していって。
むぎゅっと優しく包んで保護しつつ、腕の中の毛玉たちを見遣りながらも思う。
……意思疎通できているのか不安だな、なんて。
そしてお菓子で引き続き誘い出し、幸運も味方につけて探しながら、叶は結界内を進むけれど。
トトはふと、もきゅっ? と首を傾げるのだった。
……救出したモラっこ達と一緒に僕も叶に抱えられているのは何故だろう? って。
でもすぐに――まあいっか、なんて。
もふっと共に抱えられた野良モーラット達と、お菓子を仲良くもきゅもきゅ頬張りながらも。
トトはもきゅっと言いくるめ、料理したお菓子を素早く渡し、聞き耳を立て第六感を研ぎ澄ませて。
野良のモラっこ達を、叶に抱えられたまま、彼と一緒にもきゅきゅっと保護していくのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ルクル・クルルク
東くん(f25402)と一緒に。
もきゅもきゅ、きゅぴぴ……おっと。あまりの可愛さに召されるところでした。
一生懸命頑張りますので、よろしくお願いしますね。
東くんと協力して、お菓子で誘き寄せる大作戦です!
ルクルはチョコとシュークリームを持ってきましたので、
こっちのお菓子はあまーいですよー、なんて歌いながら誘き寄せましょうか。
……あ、あれれ?な、なんだかいっぱい集まってきちゃっ、ぴゃあぁあっ!?(もふもふに埋もれる)
ひぃぃ、あやうくもふ死するところでした……東くんは命の恩人です。
気を取り直して、東くんとお菓子を食べながら頑張りますね。
はい、そうですね。誰かと一緒に食べるお菓子はすげー美味しいのです。
西條・東
ルクル(f31003)と行くぜ
よろしくな!
今のモーラットはぎゅうぎゅう詰めで苦しいかもしれないから一緒に助けようぜ!
やるのはモーラットをお菓子で集める作戦
饅頭とかクッキーとか甘いお菓子とお茶を用意してモーラットと食べながら外に出すぜ!
『いっぱいあるから食べてもいいよな?ルクルも食べながら捕まえよう…ルクルー!!』(助けに行く)
罠にはしっかり気を付けないとな…
『へへ、でもやっぱり一緒に食べるとすげー旨いな!』
あ、目的は忘れてないぜ~…もっふもふ…はっ、寝ちゃう前に出すぜ!
天輪宗の手によって張られた霊石結界の中へといざ、足を踏み入れれば。
目の前をぴょこんっと遊ぶ様に跳び回っているのは、まんまる真っ白い毛玉たち。
そんな沢山の野良モーラットを前にした、ルクル・クルルク(時計ウサギの死霊術士・f31003)は。
「もきゅもきゅ、きゅぴぴ……おっと。あまりの可愛さに召されるところでした」
モーラット達のもふもふ可愛さに召され、もきゅもきゅうっかり出オチするところでした、危ない危ない。
それから気を取り直し、ルクルは気合十分。
隣を征く、連れの西條・東(生まれながらの災厄・f25402)へと改めてぺこり。
「一生懸命頑張りますので、よろしくお願いしますね」
「よろしくな! 今のモーラットはぎゅうぎゅう詰めで苦しいかもしれないから一緒に助けようぜ!」
ぐっと一緒に気合を入れて、東もこくりと頷く。
よく色々と時折もきゅっと詰まったりもするモーラット達を、まずは安全に保護してあげる為に。
そのためには、楽しそうにもきゅっと遊んでいる毛玉たちを誘き寄せないといけないが。
それも勿論、すでにふたりは考え済。
(「やるのはモーラットをお菓子で集める作戦」)
(「東くんと協力して、お菓子で誘き寄せる大作戦です!」)
そう……お菓子で野良モーラット達を釣って、もきゅっと保護しちゃおう大作戦!
饅頭とかクッキーとか、甘くて美味しそうなお菓子とお茶はばっちり用意してきたから。
モーラットとお茶会さながらにおやつを食べながら、安全な結界の外へと出す策を巡らせる東。
ルクルも、持ってきたチョコレートとシュークリームを手にして。
「こっちのお菓子はあまーいですよー」
そう歌いながら、ぴょこりと跳ぶ毛玉たちの興味を惹いてみれば――。
「……あ、あれれ? な、なんだかいっぱい集まってきちゃっ、ぴゃあぁあっ!?」
「いっぱいあるから食べてもいいよな? ルクルも食べながら捕まえよう……ルクルー!!」
もきゅっとおやつ目掛けて、もっふりぽすんっ。
ルクルがもふもふのモラ溜まりに埋もれてしまいました……!?
そんなお耳しか見えていないルクルを、東はもふもふと助けに行って。
「罠にはしっかり気を付けないとな……」
そう彼女に手を貸しつつも、改めてきりり。
でもそれきっとたぶん、オブリビオンの罠ではない気が……なんて、細かい野暮なことはともかく。
「ひぃぃ、あやうくもふ死するところでした……東くんは命の恩人です」
もふもふに埋もれ、今度はもふ死で召させるところだったルクルは胸を撫で下ろしながらも。
彼へと礼を言って、そしてルクルはこう続ける。
「気を取り直して、東くんとお菓子を食べながら頑張りますね」
なんて言ったって、お菓子は正義!
美味しいお菓子に、茶の用意も勿論。さらにもふもふたちも共に楽しめば、きっと無敵に違いないから。
もきゅっと集まってきたモーラット達と一緒に、美味しいお菓子タイムの始まり。
もきゅもきゅ嬉しそうにお菓子を頬張っている野良モーラットを見遣って。
「へへ、でもやっぱり一緒に食べるとすげー旨いな!」
言った東に、ルクルは大きくこくこく頷いて返す。
「はい、そうですね。誰かと一緒に食べるお菓子はすげー美味しいのです」
でもこれは、猟兵としての仕事。
東はもふもふと野良モーラット達へと手を伸ばして、優しくもふもふしながらも。
「あ、目的は忘れてないぜ~……もっふもふ……」
此処を訪れた目的は、もふもふちゃんと覚えています!
ということで……もっふもふ、すやぁ。
お菓子でおなかいっぱいになれば、もふ溜まりにぽすりと埋もれてお昼寝を――。
「……はっ、寝ちゃう前に出すぜ!」
しちゃうその前に、安全な結界の外へと野良モーラット達をちゃんと出して保護します!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リュヌ・ミミティック
・心情
ん、おー!これは、魅力的、なもっふもふ!
・行動
レシャねぇ(f04602)といっしょ!
「ん、おー! 猫憑き季月、ダフィット、もふもふ、する、よー!」
この、魅惑の尻尾に誘われてくれないかな?【誘惑】も使ってもっふもふにしちゃうよ!
もしも人数が必要ならば狐乃声援でみんなを呼ぶ、ねー!
レシャねぇはお菓子かな、お菓子……(こちらまでつられてしまいそうになりつつ)
「ん、おー。 一緒に、たべ、よー?」
みんなで食べれば美味しいよ、楽しみ、だ、ねー!
・最初にん、ん。がつき、変な所で区切って喋るのが癖
オレーシャ・アルヴィア
リュンちゃん(f02038)と一緒
心情
なんて可愛らしいんでしょう。もふもふしてみたいわ。
ミライヨチ攻撃は使わずに済ませたいところ。
急に閉じ込められたら怖いわよね。お菓子を仲良く食べていたら、楽しげな空気と甘い匂いに誘われてでてきてくれないかしら。
行動
もふもふする気満々のリュンちゃんがかわいいと和む。
「一緒にお菓子を楽しんじゃいましょ」
ふわとろのメレンゲ菓子や一口サイズのフルーツケーキ、クッキーなどなど
モーラットがたべやすいような一口サイズのお菓子と、自分たちが食べる甘い香り漂うお菓子も準備。
初めての野良モーラットとの遭遇に胸を躍らせ、
ぎゅっと抱いたりもふもふ戯れて楽しみながら安全確保を。
……もきゅー、きゅっぴ!
霊石結界の中へと赴いた刹那、目の前をぴょこんっと跳び回るのは、沢山の毛玉たち。
そんな無邪気に遊ぶ野良モーラット達の姿を見つめながら、オレーシャ・アルヴィア(オラトリオの聖者・f04602)はそわり。
(「なんて可愛らしいんでしょう。もふもふしてみたいわ」)
できれば、ミライヨチ攻撃は使わずに済ませたいところだけれど。
幸い、事の元凶であるオブリビオンは近くにはおらず、戦闘になりそうな気配はまだないし。
天輪宗の手で成されたこの霊石結界が野良モーラット達を閉じ込めてしまったのは、うっかり偶然であるようだから。
……急に閉じ込められたら怖いわよね、と。
オレーシャはモーラット達に柔く優しい視線を向けながらも、そっと首を微か傾ける。
「お菓子を仲良く食べていたら、楽しげな空気と甘い匂いに誘われてでてきてくれないかしら」
まずは寄ってきてくれないことには、保護もできないから。
そんなオレーシャの隣で、やはりわくわくそわそわ。
「ん、おー! 猫憑き季月、ダフィット、もふもふ、する、よー!」
抱っこした包帯とジグザク縫い目の猫の縫い包みと、白く気高きドラゴン と一緒に、野良モーラット達をもふもふするべく。
「ん。この、魅惑の、尻尾に、誘われて、くれない、かな? もっふもふに、しちゃう、よー!」
リュヌ・ミミティック(狐薊の鳴き声・f02038)はふわふわな狐尻尾をふりふり、誘惑してみれば。
もきゅー! と尻尾にじゃれるように寄って来るモーラット達。
でもそんな誘惑は、多い方がきっと効果的だから。
――ん、おー、いっぱい、遊ぼ、ねー!
狐乃声援で、子狐の縫い包みのみんなも喚んで。
尻尾をゆうらり、一緒にボール遊びをしたりもしながら、きゃっきゃ誘い出します!
オレーシャは、もふもふする気満々のリュンちゃんがかわいいと、その様子を見てはほわり和みながらも。
持参したものを取り出して広げんとする。
その瞬間、リュヌのお耳がぴこぴこ。だってそれが何か、予想がついたから。
レシャねぇはお菓子かな、お菓子……、って。
そしてリュヌの期待通り、オレーシャが並べたのは、大好きな沢山のお菓子たち。
ふわとろのメレンゲ菓子や一口サイズのフルーツケーキ、クッキーなどなど……モーラットがたべやすいような一口サイズのお菓子と。
それに勿論、自分たちが食べる甘い香り漂うお菓子も忘れずに。
「一緒にお菓子を楽しんじゃいましょ」
「ん、おー。一緒に、たべ、よー?」
そんなふたりのお誘いに、野良モーラットたちも、きゅぴ! と嬉しそうに鳴いて。
「ん、みんなで食べれば美味しいよ、楽しみ、だ、ねー!」
寄ってきた子たちに声を掛けつつ、リュヌは猫憑き季月やダフィットと一緒に、優しくもふもふもふ。
そして、オレーシャも初めての野良モーラットとの遭遇に胸を躍らせながらも。
もきゅもきゅお菓子を頬張る子を、そっと抱きしめて。
リュヌ達と一緒に、もふもふ戯れ楽しみつつも、しっかりモーラット達の安全確保を。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
トラウディア・ミズナエル
他の方との連携OK
もっきゅ!トラウもお手伝いするなの!
同じモーラットなら警戒心の強い子もきっと来てくれるなの♪
◆お菓子を一緒に食べよう作戦
目を引くカラフルで可愛いチョコをいっぱい用意して…
「もきゅー♪」
(美味しそうにチョコを食べて鳴き声をあげ、野良モーラットの気を引く)
チョコをあげて、すりすりして、仲良くなれたら
ここは今危ないから、安全なとこにいこうって案内するなの
◆野良モーラットと間違われてしまったら
「ト、トラウは野良モーラットさんじゃないなのー!」
他の捕獲に巻き込まれた場合は「出して欲しいなの…」と涙目で主張する
でも撫でたりお菓子をくれたりするならすぐ笑顔で懐く
モーラットだもの
ある意味、今回の任務にこれ以上の適役はいないだろう。
ふんわりぱたぱた、霊石結界内を跳ぶのは、保護するべき野良モーラット……ではなく。
「もっきゅ! トラウもお手伝いするなの!」
結界内に閉じ込められてしまった野良の子達を保護するべくやってきた、トラウディア・ミズナエル(チョコと四つ葉とモーラット・f35308)である。
そんなふわふわ桃色モーラットなトラウディアは、モーラットであり、そして猟兵でもあるから。
「同じモーラットなら警戒心の強い子もきっと来てくれるなの♪」
野良モーラットもきっと、同じモラ仲間だと、警戒せずに寄って来てくれるだろう。
ということで。
まずトラウディアが決行する作戦はずばり、お菓子を一緒に食べよう作戦!
いっぱい用意してきたのは、目を引くカラフルで可愛いチョコレート。
それから、もきゅもきゅ美味しそうにそれを食べてから。
「もきゅー♪」
幸せいっぱいと言わんばかりの声で、ひと鳴き。
そして、野良モーラットの気を引いて。
寄ってきた子にもチョコレートをお裾分けしてあげて、もふもふすりすり。
一緒にもきゅもきゅチョコを食べれば、すっかり仲良しに。
それからトラウディアはそんな野良の子に、こう案内する。
……ここは今危ないから、安全なとこにいこう、って。
同じモーラットで、しかも美味しいチョコレートをくれたトラウディアの言うことを、野良の子は素直に聞き入れて。
一緒に結界の外へと移動しようと……した、瞬間。
もふりっと猟兵に抱きしめられ、保護されてしまうトラウディア。
「ト、トラウは野良モーラットさんじゃないなのー!」
そう訴えて、分かってもらえた……その矢先に。
「!?」
優しくふわりとかけられたのは、捕獲網。
今度はそんな網にもきゅっと捕まってしまったトラウディアは、涙目で主張する。
「出して欲しいなの……」
自分は保護される野良の子ではなく、野良モーラットを保護しにきた方ですから……!
とはいえ、見た目は普通にモーラットであるし。
謝罪されお菓子を渡されれば、もきゅっとすぐ懐いてしまう。キラキラと瞳を輝かせた笑顔で。
でも、それはある意味本能のようなもので、仕方がない。
だってトラウディアも、モーラットなのだもの。
大成功
🔵🔵🔵
ユッピ・ユピテール
【モーラットレスキュー】
よし!安心するのだ!私がきた!
モーラットはモーラットに任せたまえ!
よし、邪魔な罠🪤は取り除きつつ、罠にハマってるモーラットは救出していこう!
何故なら私はモーラットヒーローなのだから!
いっぱい助けたら、モラだまりになって、安心させてあげたり、モーラットパワーをたくさん集めて、ふわふわ&パチパチを十分にたくわえて、次の戦いに備えておこう!
みんなのふわふわが、私の力になる!みんなは安心しているといい!
(おしくらまんじゅうみたいにもちゃもちゃしてるだけに見えるけど、これも立派なモーラットパワーを集まる作戦……らしい)
額のVは、溢れる愛情を正義の心に変換したヒーローの証。
そして今、正義の使者である彼・ユッピ・ユピテール(モーラットヒーロー・f35358)は満を持して、霊石結界の中へと踏み込む。
『もきゅっ』
『もっきゅもきゅ!』
「よし! 安心するのだ! 私がきた!」
――モーラットはモーラットに任せたまえ!
どうしてかオブリビオンと一緒に結界内に閉じ込められた同士たちを救うために!
だがまずは、ぴょこぴょこ跳び回る野良モーラット達の安全を確保することが先決。
『もきゅっ!?』
そうユッピが行動に移さんとした矢先……バナナの皮を豪快に踏んで、つるりっ。
滑った1体のモーラットがさらに、落とし穴に、すぽっ。
丁度良い大きさの穴に嵌って、動けなくなってしまった模様。
それを見つけ、すかさず駆けよって、落とし穴から出してあげて。
落とし穴を埋め埋め、バナナの皮を回収しつつも、モーラットたちを救出していきます!
……何故なら私はモーラットヒーローなのだから!
そうびしっと、モーラットレスキューに勤しむユッピ。
そして、いっぱいもきゅもきゅ助ければ――。
『もきゅうっ』
『きゅぴっ!』
『もきゅー』
もふもふと出来上がるのは、モラだまり!
けれど、もきゅもきゅ集まれば、野良モーラット達も安心したようにもきゅっと嬉しそう。
そんなモラだまりの中、ぎゅぎゅっともふもふし合いながらも、ユッピは沢山集めるのだ。
次の戦いに備えるべく、ふわふわ&パチパチを十分にたくわえた、モーラットパワーを……!
だって、ユッピはモーラットヒーローなのだから!
……おしくらまんじゅうみたいにもちゃもちゃしてるだけ?
いいえ、一見そんな和む光景に見えるけれど。
これも立派なモーラットパワーを集める作戦! ……らしいです。
そしていっぱい助けて保護した同士たちをさらに安心させるべく。
ユッピはこう皆へと力強く、もきゅっと言い放つ。
「みんなのふわふわが、私の力になる!」
安全な結界の外へと、モラだまりをもきゅもきゅ導きながらも。
――みんなは安心しているといい! って。
大成功
🔵🔵🔵
陽向・理玖
【月風】
完っ全に遊び場と勘違いしてやがるな
好き放題のモーラット達を眺め
って突くんじゃねぇ
こら逃げんな
逃げるモラをダッシュで追い掛け
ってどこ消えた?
逃げ足早ぇな
…つかこんなあからさまな罠誰が引っ掛か…
てか自ら嵌ったのか?
落とし穴にいるモーラットと見つめ合い
ほら来い
チョコ食うか?
チョコ差出し手を伸ばし
瑠碧そっちはどう?
って毛玉で見えねぇ…
さすが瑠碧
今は貸してやるんだからな
甘えるモラに
俺も捕まえたぜ
もっふもふし
この毛玉ほんともふもふだよな
痛っ
ぱちぱちすんなよ
もうチョコやんねーぞ
と言うも半分こ
瑠碧も食う?
差出されてぱくつき
旨っ
ってお前ももう食ったのか
折角の毛並みがチョコだらけじゃん
拭って
違ぇし!
真っ赤
泉宮・瑠碧
【月風】
跳ね回るのは可愛いのですが…
危ない目に遭わない様に保護しないと、ですね
目の合ったモラに笑んで和んでいたら
理玖…あ、行ってしまいました
遅れて理玖を追い
その途中
寝起きなのか
影から出て来た眠そうな子と出会い、こんにちは
お昼寝ポイントを教えて貰い
モラ溜まりを発見
皆も保護ですね
もふもふと撫で
抱えていたら腕の中ですやすやな子達
甘えん坊さんも居そうです
理玖と合流する頃には既にモラ3名程と一緒
私も、クッキーがありますよ
皆、食べますか?
抱えている子達を一度降ろしてクッキーを配り
美味しいですか、と撫でていきます
理玖こそ、クッキーどうぞ
あーん、と一枚差し出して
世話焼きの理玖の様子に
理玖、お父さんみたいです…
高松市の市街地に張られているのは、天輪宗の霊石結界。
現れたオブリビオンをその内部に閉じ込めるまでは成せたのだというが。
『もっきゅー!』
『きゅぴっ』
何故か、大量の野良モーラットまで一緒に閉じ込めてしまったというのだ。
今のところまだ動き出す気配はないというが、凶悪なオブリビオンが潜む結界内……なのだけれど。
「完っ全に遊び場と勘違いしてやがるな」
陽向・理玖(夏疾風・f22773)は、緊張感どころか、きゃっきゃと周囲を好き放題跳び回っている毛玉たちの群れを眺めて。
彼の隣で同じくもふもふなモーラット達を見つめ、こくりと頷く泉宮・瑠碧(月白・f04280)であるけれど。
「跳ね回るのは可愛いのですが……危ない目に遭わない様に保護しないと、ですね」
『もきゅー』
ぱちりと目が合った子と、屈んで目線を合わせてお見合いを。
そしてほわり、笑んで和んでいたら。
『もきゅっ』
「って突くんじゃねぇ。こら逃げんな」
1体のモーラットが、遊んでーと言わんばかりに理玖に突進!
同時に、きゅぴっと跳ねて逃げ始めたから。
悪戯っ子の毛玉を追って、理玖もダッシュ!
そんな、モーラットと追いかけっこ状態になっている彼の姿を見て。
「理玖……あ、行ってしまいました」
目が合った人懐っこい子をもふっと優しく抱っこして、そっと保護してから。
瑠碧も淡い青の髪を揺らしながら、彼の後をパタパタと追いかけ始める。
けれどその途中、ふと出会ったのは……影から出て来た眠そうな子。
もきゅぅ、と鳴いたその声やとろんとした目を見れば、どうやら寝起きっぽい。
そんなねむねむな子に、こんにちは、と屈んでご挨拶すれば、もきゅっと返ってきて。
「お昼寝するのに、いいポイントとか……知っていますか?」
そう訊ねてみれば、こっち、と言わんばかりにぴょこりと跳ねて何処かへと向かうモーラット。
その後についていけば……発見したのは、もふもふなモラ溜まり。
「皆も保護ですね」
そっと手を伸ばせば、瑠碧の方へともきゅもきゅ寄ってくるモーラット達。
そんな子達を1体ずつもふもふと撫でてあげた後、もふっと優しく抱っこしてあげて。
甘えるようにもきゅーっと、腕の中ですやすやな子達。
案内してくれた子も最初に目が合った子も、そんな瑠碧にすっかり懐いていて。
理玖の元へと再び歩き出したその後ろから、いい子にぴょこりとついてくる。
その頃、悪戯っ子とおいかけっこしていた理玖は。
「ってどこ消えた? 逃げ足早ぇな」
そうきょろりと視線を巡らせつつも、オブリビオンが掘った落とし穴をひょいと避ければ。
「……つかこんなあからさまな罠誰が引っ掛か……」
『もきゅっ! ……もきゅぅ』
「てか自ら嵌ったのか?」
ぽすんっと落とし穴の中に嵌ったモーラットを発見。
しかも嵌ってみたまではよかったが……ジャストサイズすぎて、出られないらしい。
そして、もきゅうと訴えるように自分を見ている毛玉と、暫し見つめ合ってから。
すぽんと、穴から抜いてあげた後。
「ほら来い。チョコ食うか?」
手を伸ばし差し出してみたのは、チョコレート。
瞬間、もきゅっと嬉々と理玖へと飛びついてくる元気で現金な悪戯っ子。
そうこうしていれば、追いついてきた瑠碧に気が付いて。
「瑠碧そっちはどう? って毛玉で見えねぇ……」
声を掛けつつも視線向ければ、抱っこしているもふもふな子達に埋もれて、瑠碧が見えません。
「皆、とてもいい子にしてくれています」
そう両手いっぱいに抱っこしている子達の間から顔を見せる彼女に、さすが瑠碧、と感心しつつも。
「今は貸してやるんだからな」
もきゅーとすりすり彼女に甘えている毛玉に、そう言っておく理玖。
それから、チョコをもきゅもきゅ食べている子をもっふもふしながら。
「俺も捕まえたぜ。この毛玉ほんともふもふだよな……痛っ」
さらにふるもっふすれれば――ぱちぱちっ。
「ぱちぱちすんなよ、もうチョコやんねーぞ」
『もきゅっ』
ちょっぴりぱちぱち悪戯してみたモーラットはそんな声に、慌てていい子に。
そしてそう言いつつも、理玖は取り出したチョコを、モーラットと仲良く半分こ。
「私も、クッキーがありますよ。皆、食べますか?」
瑠碧も抱えている子達を一度降ろして、おやつにそわそわしている子達にクッキーを配ってから。
……美味しいですか、と順番に撫で撫で。
いや、おやつタイムはモーラット達だけではなくて。
「瑠碧も食う?」
「理玖こそ、クッキーどうぞ」
あーん、と。瑠碧は理玖にも、クッキーを一枚差し出して。
ぱくっとそれを口にすれば……旨っ、と。
理玖はもぐもぐ、クッキーの美味しさに声を漏らすけれど。
「ってお前ももう食ったのか」
『もきゅ!』
「折角の毛並みがチョコだらけじゃん」
モーラットのもふもふな毛についているチョコを、拭き拭きして拭ってあげる。
そんなやりとりを、微笑ましく見つめて。
「理玖、お父さんみたいです……」
何だかんだ世話を焼いて面倒を見ている彼の姿に、ほわほわと瑠碧が口にすれば。
理玖は、瞳をぱちくりと瞬かせた後。
――違ぇし!
おねだりするモーラットと、もう一度仲良くチョコを半分こしつつ。
首を振りながらも、真っ赤に。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
鎹・たから
【たかみゃ】
モーラット
なんてかわいいのでしょう
たから達が危険を取り除かなくては
ということで罠を張りました
(籠につっかえ棒して放置、紐を引っ張ると籠が落ちる古典的なアレ
たまごのボウロを置いておけば
甘いお菓子につられて此処まで来るはずです
さ、未夜も点々と置いて道を作ってください
物陰に隠れてモーラットを待機
…来ませんね
お菓子の量が足りなかったのでしょうか…あ
捕まえられたら優しくだっこ
ふあふあを堪能します
もきゅもきゅ喋るのですね
驚かせてごめんなさい
ですがやはり効果てきめんでした(きり
未夜の尻尾にもぐってすやすやのモーラット
…両方が羨ましいですね
えい(モラを抱っこしたまま尻尾に顔をつっこむ
快適です…すや
三岐・未夜
【たかみゃ】
野良モーラット……いやでもコレ喋るよね?
人と同じくらいの知恵あるんだよね……?
まためちゃくちゃ古典的な罠を
捕まると良いねぇ、たから
とりあえず、たからが楽しいならいっか、と笑顔でお手伝い
ヘンゼルとグレーテルみたいだよね、この点々と置いてく感じ
来ないねー、なんて言いつつ残ったたまごのボウロをもぐもぐ
うわ、マジであれで捕まるんだ……
良かったね、たから
ふと気付けば、何やらしっぽが重たい
何か、毛玉が埋もれてる……
黒い毛並みに埋もれる白い毛玉、めちゃくちゃ目立つな……
ていうかガチ寝してるねぇ、これ……
う、わ!ちょ、たからまで!
もー……良いけどさぁ……
動けないし、このまんまお昼寝しちゃうかぁ……
普段ならば沢山の人の姿があるはずの市街地は今、人っ子ひとりいない。
それはこの場所に、霊石結界が張り巡らされているから。
いえ、人は、いないのだけれど。
『もっきゅもきゅー!』
『きゅぴぴっ』
何故か沢山結界内を跳び回っているのは、野良モーラットたち。
「モーラット、なんてかわいいのでしょう」
鎹・たから(雪氣硝・f01148)は無邪気に遊ぶまんまる毛玉なその姿を円らな瞳でキラキラ見つめながらも。
ぐっと、同時に気合を入れる。
「たから達が危険を取り除かなくては」
この結界は、被害が及ぶオブリビオンの出現により張られたものであり、最奥にはそんな元凶の存在が潜んでいるというのだ。
今のところはまだ戦闘にはなっていないが、このままモーラットをきゅぴっと遊ばせていれば、このキュートな毛玉たちに危険が及ぶかもしれないから。
「ということで罠を張りました」
モーラット達を保護するために、きりりと。
罠を仕掛けてみた、たからであるけれど。
「野良モーラット……いやでもコレ喋るよね? 人と同じくらいの知恵あるんだよね……?」
無邪気に跳び回るその姿を見つつも、三岐・未夜(迷い仔・f00134)はそう口にしてから。
たからが張った罠へと視線を移し、呟きを落とす。
……まためちゃくちゃ古典的な罠を、と。
そんな罠とは、アレです。
籠につっかえ棒をして暫く放置、対象が中に入ったタイミングで紐を引っ張るとパタリと籠が落ちる、あの古典的なヤツです。
そしてたからは、さらに入念に。
「たまごのボウロを置いておけば、甘いお菓子につられて此処まで来るはずです」
ちょこりと、籠の下にたまごのボウロを置いて。
「さ、未夜も点々と置いて道を作ってください」
そう未夜にも、モーラットを誘い出すおやつを手渡す。
そして、言われた通りに。
「ヘンゼルとグレーテルみたいだよね、この点々と置いてく感じ」
罠の中に続くたまごのボウロの道を、ちょんちょんと作っていきながらも。
「捕まると良いねぇ、たから」
未夜はそう彼女へと言いつつも、笑顔でお手伝いを。
人と同様に言葉を喋ったり知恵があるらしいモーラットがこの罠に嵌るかは、さておき。
……とりあえず、たからが楽しいならいっか。
そうにこにこ、思うから。
そして準備が整えば、ささっと、物陰に隠れてモーラットを待機。
暫く息を潜め、じいっと罠の周囲を見つめるたからだけれど。
「……来ませんね」
真剣な表情で様子を窺いつつ、そうこてりと首を傾ける彼女の隣で。
「来ないねー」
未夜は、残ったたまごのボウロをもぐもぐ。
そんなたまごのボウロは美味しいから。
「お菓子の量が足りなかったのでしょうか……あ」
もきゅもきゅ、とおやつの道をやってきたモーラットの姿が!?
そして。
「今です、えいっ」
『もきゅうっ!?』
――ぱたん。
「うわ、マジであれで捕まるんだ……」
紐を引っ張って落ちた籠が、見事にモーラットの捕獲に成功しました!
そして、頭に籠をかぶってもきゅもきゅ鳴いている子を、たからは優しく抱っこしてあげて。
……もふっ、もふもふもふ。
そのふあふあを堪能しつつも、腕の中にいるまんまる毛玉へと向けている瞳を細める。
『もきゅ、もきゅもきゅ』
「もきゅもきゅ喋るのですね」
そして、驚かせてごめんなさい、と撫でてあげながらも。
「ですがやはり効果てきめんでした」
きり、とちょっぴりえっへん得意顔。
そんな嬉しそうで楽しそうな姿に、ほわり。
「良かったね、たから」
そう笑んで言った未夜であったが……ふと、気付くのだった。
何やら、ずしりとしっぽが重たいことに。
そしてふと視線を向けてみると。
『もきゅぅ……』
『きゅぴ~』
「何か、毛玉が埋もれてる……」
黒いはずのもふもふしっぽに、白い毛玉たちがもきゅっと埋まっています!?
「黒い毛並みに埋もれる白い毛玉、めちゃくちゃ目立つな……」
そんな、もふもふ増し増しになっている己のしっぽを改めて見遣れば。
『すぴぃ……』
「ていうかガチ寝してるねぇ、これ……」
自分のしっぽをお布団にして、すややかに寝ているモーラットたち。
そんな未夜の尻尾にもぐってすやすやしているその姿を、じいと見つめて。
「……両方が羨ましいですね」
そう言った、刹那。
「う、わ! ちょ、たからまで!」
えい、とたからはモーラットを抱っこしたまま。
彼のもふもふしっぽへと顔をつっこんで、ぽすりっ。
「快適です……すや」
「もー……良いけどさぁ……」
すやぁ、とモーラットたちと一緒にもっきゅり。
埋もれているたからを、未夜は見つめながらも。
周囲に今のところ危険はなさそうだし、後で安全な結界の外に連れて行けば大丈夫そうだから。
未夜もひとつ、ふわりとあくびをしつつも。
そうっとしっぽを小さく揺らしながら、埋もれているみんなを起こさないように、とりあえず暫くじっとしておくことに。
――動けないし、このまんまお昼寝しちゃうかぁ……、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
瀬河・辰巳
たくさんのモーラットと遊べる……じゃなくて、保護しないといけないと聞いて。
やっぱり保護するなら怖がらせない方がいいよね。モーラットも妖獣なら、オカリナでノッてくれるかな?
フロッケの勘を頼りに路地裏など隠れる所が多い場所へ。さあ、隠れた子達も楽しい音楽で皆おいでませ。お昼寝してたのに起こしちゃった子にはお詫びにおやつを、怖がっている子には優しく声掛けを。もちろん、撫でてほしい子も大歓迎だよ。
一応、足元の罠はフロッケに教えてもらおうかな。
野良モーラットは初めて会ったけど、これはモラ語もしっかり分かるようになりたいね。いつかうちの森にも遊びに来てほしいし。
天輪宗によって市街地に張り巡らされた、霊石結界。
その中に足を踏み入れ、ぐるりと見回してみながらも。
瀬河・辰巳(宵闇に還る者・f05619)は聞いた予知の内容を思い返す。
(「たくさんのモーラットと遊べる……じゃなくて、保護しないといけないと聞いて」)
何故かオブリビオンと一緒に結界内に閉じ込められてしまったというモーラットたちと、もきゅっと遊べる……いえ、まずはそんなモーラットを保護しなければならないことを。
それから、そこかしこから聞こえる、もきゅーという鳴き声を耳にしながら。
「やっぱり保護するなら怖がらせない方がいいよね」
……モーラットも妖獣なら、オカリナでノッてくれるかな?
そう辰巳が取り出し、手にするのは、マレーバクを模したお手製オカリナ。
そして頼もしい相棒のフロッケの勘を頼りに、モーラットを探すべく歩き出す。
主に、路地裏など隠れる所が多い場所へと意識を向けて。
『もきゅー』
『もきゅぴ~』
モーラット達の声と勘を頼りに進んでいたフロッケが、ふと立ち止まれば。
辰巳を見上げて、尻尾をふりふり。
どうやら、モーラットたちがこの物陰にいるらしいから。
「さあ、隠れた子達も楽しい音楽で皆おいでませ」
オカリナの音色を優しく響かせれば、もきゅ、もきゅぴっと。
奏でられる旋律に誘われるように、ひょこりと顔を見せる野良モーラットたち。
「お昼寝してたのに起こしちゃったかな、ごめんね。おやつ食べる? 大丈夫だよ、おいで」
そして辰巳は、ちょっぴり眠そうにしている子に詫びつつもおやつをあげつつも。
ちょっぴり人見知りしている子には優しく声を掛け、甘えるようにすりすりしてくる子をなでなで。
それにモーラットとまっしろもふもふお揃いなフロッケが、落とし穴やバナナの皮に気付いては、てしてしと教えてくれるから。
自分達もモーラットも引っかからないよう気をつけながら、寄って来た子たちをもふもふ保護して。
『もきゅー!』
『もっきゅもきゅ~』
「野良モーラットは初めて会ったけど、これはモラ語もしっかり分かるようになりたいね」
もきゅもきゅお喋りするモーラットを撫でてあげつつ、優しい声色で辰巳は続ける。
……いつかうちの森にも遊びに来てほしいし、って。
大成功
🔵🔵🔵
津嶋・かなで
野良モーラットって何処にでもいるんだな…
みやこ、お前モーラットすきだろ(わくわくするちいさなスケルトン
…まぁ僕も嫌いじゃないけど
銀誓館生徒なら恒例行事みたいなもんで
ようは昼休みの校内掃除と同じ
いつも通り丁寧にやればきっと見つかる
二人で物陰や小道に隠れてるモラを探す
驚かせないように常にゆっくり移動
声掛けは常にやわらかくあることを意識
大丈夫
僕もこいつも、お前を傷つけたりしないよ
腹減ってないか
おいで、これは貰ったんだ(マカロンを砕いて
捕まえたらマカロンを分け合いつつ確保
美味いか?ん、そか
えーと、あと何匹捕まえればいいんだっけ…
八尺様の罠にはよくよく注意
バナナの皮で転ぶとかダサすぎるもんな(フラグ
人っ子ひとりいないはずの霊石結界内を、もきゅっと跳び回っているのは。
「野良モーラットって何処にでもいるんだな……」
まっしろまんまるもふもふな、野良モーラット達。
どういうわけか、オブリビオンと一緒に結界に閉じ込められたのだという。
そんなモーラットたちを、まずは保護する。それが、これからやるべきことなのだけれど。
無邪気に遊ぶモーラットたちから、津嶋・かなで(幻実アンファンス・f35292)はちらりと視線を移す。
「みやこ、お前モーラットすきだろ」
わくわくそわり、きょろりと毛玉たちを見ているちいさなスケルトンへと。
そして、うきうきしているみやこの様子を見つつも、ぽそり。
「……まぁ僕も嫌いじゃないけど」
とはいえこの状況は、かなでにとっては珍しいものではない。
銀誓館学園の生徒ならば、おなじみの恒例行事みたいなものなのだ。
……ようは昼休みの校内掃除と同じ、と。
「いつも通り丁寧にやればきっと見つかる」
箒と雑巾でソフトボールの練習とかやらなければ、滞りなく終わる掃除のような日常的なものである。
そうこくりとひとつ、頷いてから。
かなでは、わくそわ逸る様にくいくい袖を引くみやこと一緒に、いざモーラットを探して歩いてみる。
物陰や小道に隠れていないかを注視しつつ、驚かせないように常にゆっくり移動して。
『もきゅぅ』
ひょこっと自分達を窺うようにちょっぴり物陰から顔をみせた子を見つけ、かなでは優しく声をかけてみる。
「大丈夫。僕もこいつも、お前を傷つけたりしないよ」
それから、そっと取り出し砕いて差し出したのは。
「腹減ってないか。おいで、これは貰ったんだ」
立ち寄った喫茶店で大量に貰っていた、かわいい虹色のマカロン。
それを見れば、もきゅっ、とひと鳴きして。ぴょんっと近寄ってくるモーラット。
そんなモーラットをそうっとつかまえて、3人でマカロンを分け合いつつも保護して。
『もきゅぴっ』
「美味いか? ん、そか」
もきゅもきゅ並んでマカロンを仲良く食べている、みやことモーラットの様子に瞳を細めてから。
「えーと、あと何匹捕まえればいいんだっけ……」
近くから聞こえてくる鳴き声に、かなではそう小さく首を傾ける。
それから、みやこがなでなでもふもふしてあげているモーラットを抱えてから。
おやつタイムを終え、再び探索開始!
そういえばこの結界内には、オブリビオンの罠が仕掛けられているというから。
「バナナの皮で転ぶとかダサすぎるもんな」
よくよく注意しつつも、かなでがそう一歩踏み出した……瞬間。
『もきゅー!!』
「!」
いきなり元気良く飛び出してきた野良モーラットへと、一瞬意識を向ければ。
「……っ!?」
刹那、足の裏に感じるのは、柔らかくてぬるっとした感触。
そして早速、立てたフラグをきっちり回収する、かなでであった。
大成功
🔵🔵🔵
フリル・インレアン
ふわあ、ここが結界の中なんですね。
思っていたよりも普通ですね。
ふええ、結界の中が別世界とは限らないってそれはそうなんですけどわざわざつつかなくてもいいじゃないですか。
それよりも、モーラットさん達を捕まえないとですよ。
そうです、お菓子の魔法がいいかもしれませんね。
お菓子に興味をもった子達はよってきますし、興味を持たなかった子達は動きが遅くなりますから、捕まえやすくなると思います。
天輪宗が高松市の市街地に張り巡らせたのは、霊石結界。
そして現れたオブリビオンをその中に閉じ込めることには成功したものの。
色々とそれ以上対処できなくなり、猟兵へと助力を求めてきたというのだけれど。
足を踏み入れた結界内を、そうっとぐるり見回して。
「ふわあ、ここが結界の中なんですね。思っていたよりも普通ですね」
フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)は、そう意外そうに紡ぐ。
オブリビオンを閉じ込めている結界、と聞けば、何だかすごいもののような気がするけれど。
実際、人も車も全くないということを覗けば、どこからどう見ても、普通の市街地の街並みである。
そんなフリルの言葉に、アヒルさんは嘴でつんつんっ。
そしてアヒルさんの主張を聞いたフリルは、大きなつばの帽子を押さえながら。
「ふええ、結界の中が別世界とは限らないってそれはそうなんですけどわざわざつつかなくてもいいじゃないですか」
そう言いつつも、改めて周囲へと視線を巡らせる。
この霊石結界の中で、まずやること。それは――。
『もっきゅう!』
「それよりも、モーラットさん達を捕まえないとですよ」
そう……何故かオブリビオンと一緒に閉じ込められてしまった、モーラット達の保護。
跳び回るその姿は無邪気で楽しそうであるけれど。
このままではモーラットが罠にはまったり、戦闘に巻き込まれてしまうかもしれないから。
フリルはアヒルさんの声に、こくりと頷く。
「そうです、お菓子の魔法がいいかもしれませんね」
そして展開するのは、もきゅっと遊ぶモーラットが寄ってくる魔法。
――あ、あの、お菓子を作ってきたんです。よかったら、おひとつどうぞ。
そう趣味で作ったお菓子を差し出せば、もきゅもきゅっと数体のモーラットが寄って来て。
「お菓子に興味をもった子達はよってきますし、興味を持たなかった子達は動きが遅くなりますから」
だから後は、お菓子の魔法でつかまえやすくなっている子たちを。
そうっと優しく、もきゅっとつかまえれば任務完了です!
大成功
🔵🔵🔵
篝・倫太郎
もっふもふの白い毛玉……
あ、はい
お前の相棒も白いな
しょこらの様子にふへ、と緩々笑う
だって、僕の白の方が可愛い!みたいな顔してんだもん
さて、モーラットはマシュマロと饅頭とどっちが好きかな?
どっちも用意してみたけ……
うんうん
お前の相棒じゃないから
今日は居ないから
ちょっと落ち着いて?しょこさん
お菓子を手にしたままそんな話をしてたら
毛玉の方から寄ってくる
ん-?どっち喰う?
なんて毛玉にお菓子を差し出して
残った方をしょこと半分こ
まだあるから
たぁんとお食べ
ついでにお友達ンとこ連れてってよ
皆で喰おうぜ?
知ってるか?皆で喰うと美味いんだ
第六感を使って罠に注意しながら案内して貰う
っし!お菓子好きの毛玉ず、保護完了
訪れたのは四国の地――天輪宗の霊石結界が張られた、高松市の市街地。
そんな、人の姿もない結界内を征きながら。
『もっきゅー!』
「もっふもふの白い毛玉……」
そうぴょこぴょこ遊ぶモーラットを見遣って、呟きを落とす篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)。
そしてそんな倫太郎の声に、お耳をぴこりっ。
何か言いたげにぴょんぴょんと跳ぶのは、連れてきたしょこら。
倫太郎はしょこらの言いたいことを即察し、向けた琥珀の瞳を細めて。
「あ、はい。お前の相棒も白いな」
必死に訴えアピールするその様子にふへ、と緩々笑う。
(「だって、僕の白の方が可愛い! みたいな顔してんだもん」)
いつも一緒の、のんびりやさんな相棒の方が可愛い! と。
相棒と同じ白くてもふっとしたモーラット達への対抗心を抱きつつ、てしてししてくるから。
けれど、まずやるべきは、そんなモーラットと仲良くなること。
「さて、モーラットはマシュマロと饅頭とどっちが好きかな?」
お菓子が好きだと聞いたから、事前に用意してみた倫太郎だけれど。
またまた、しょこらのお耳がぴこんっ。
「どっちも用意してみたけ……うんうん、お前の相棒じゃないから。今日は居ないから」
ましゅまろ、と聞けば、再びぴょこりと跳ねて。
きょろり、真っ白可愛い相棒を探すしょこらだけれど。
「ちょっと落ち着いて? しょこさん」
そんな相棒愛溢れるしょこらを抱っこして、よしよし撫でて落ち着かせる倫太郎。
もう少し落ち着いては欲しいのだけれど……でも、その気持ちは分かる気がするから。
そしていざ、保護するべきモーラットを探す……までもなく。
『もっきゅー!』
お菓子を手にしたままそんな話をしていたら、もきゅっと鳴く毛玉の方から寄ってきて。
「ん-? どっち喰う?」
そうふたつ差し出してみれば、どっちも食べたそうだから。
モーラットとしょこらと、みんなでどっちも、仲良く分け合いっこ。
「まだあるから、たぁんとお食べ」
もっきゅもきゅと美味しそうにお菓子を頬張るモーラットにそう笑んでから。
「ついでにお友達ンとこ連れてってよ。皆で喰おうぜ?」
……知ってるか? 皆で喰うと美味いんだ。
そう言えば、モーラットの尻尾としょこらのお耳がぴこぴこっ。
やっぱり相棒が一番なのは変わらないだろうけれど、すっかり毛玉の子とも仲良くなったしょこらに笑いながらも。
『もっきゅぅ!』
第六感を使ってひょいっと落とし穴やバナナの皮の罠を跨ぎながらも、モーラットの後をついていけば。
『もきゅ~』
『きゅぴ!』
そこには、お菓子にわくそわしている、もふ溜まりが。
倫太郎としょこらは、そんなもふもふたちと、再びおやつタイムを楽しんで。
「っし! お菓子好きの毛玉ず、保護完了」
もふっと、もきゅもきゅお菓子を頬張る食いしん坊モーラットたちをしっかり保護しました!
大成功
🔵🔵🔵
重松・八雲
【えんそく】
――ではないと分かっておるとも!
(げんきよし!おやつよし!たぬこさまよし!な様子で意気揚々と)
今日は無論、この世界(の人々やもふもふ)の為に参じた次第!
それにしてもゴミを散らかすとは行儀の悪い敵だのう!
(バナナの皮を回収しつつ、ふと)
もしや敵こそ遠足中では?バナナをおやつにするとは中々やるのう!
(不意にたぬこさまがおめめきらーんとさせて駆け出し)
これはお友達の予感!
(おしくらけだまんじゅう状態で戯れるモラとたぬこさまを見つければ、自らも目を輝かせ)
おお――!
もふ楽浄土は此処にも在ったかー!
よしよし、おやつも仲良くわけっこしよう!
最高だのう!(おやつに集まったけだまんじゅうに埋もれ)
呉羽・伊織
【えんそく】
じゃないヨ?ワカッテルネ??
(どうみても遠足装備&テンションにまがお)
おい笑顔と気合の中に心の声がタダ漏れだったぞ!
ハイハイ、児爺はちゃんとゴミ拾いしてエライネ~…ってドコに感心してんだ!
バナナはおやつカウントで良いの…
じゃなくて!自由行動はダメだたぬこさまー!
こりゃ寧ろ迷子の予感だ!
(と、急いで追った先で急停止し)
――いやお友達だったネ、良かったネ
(迷子る前に秒でお遊戯会始めてた姿に安堵しつつ――あまりの光景――更に笑顔な児爺&ふるもっふ団体に、頭抱えたら良いのか自分も埋もれるべきか物凄い葛藤した顔で)
コレはシゴト――ウン、このもふもふは浮気に入らないよネ、多分!(誘惑に負けた)
――げんきよし!
――おやつよし!
――たぬこさまよし!
ということで、行き先は四国、今日は霊石結界の中でわくわく楽しい毛玉遠足です!
「じゃないヨ? ワカッテルネ??」
いかにもそんな遠足装備とテンションの71歳児に、早速まがおで言って聞かせる呉羽・伊織(翳・f03578)。
そして、うきうき意気揚々とやって来た重松・八雲(児爺・f14006)は、こくこくと大きく頷いて。
「ではないと分かっておるとも!」
キラキラ無邪気な笑顔で言い放つ。
「今日は無論、この世界の為に参じた次第!」
そう……この世界の人々やもふもふの為に!
そんな、瞳も笑顔も一等輝いている爺様に、すかさずツッコむ伊織。
「おい笑顔と気合の中に心の声がタダ漏れだったぞ!」
けれど、最初から色々と忙しい伊織を余所に。
こてりと首を傾けながら、八雲は見つけたそれを屈んで拾い上げる。
「それにしてもゴミを散らかすとは行儀の悪い敵だのう!」
それは、オブリビオンが結界内に仕掛けた、かかった者を無慈悲にもつるりと転ばせる罠……!
うん、罠……だと、思うのだけれど。
仕掛けられたバナナの皮をひょいと回収しつつも、八雲はふと気づくのだった。
「もしや敵こそ遠足中では?」
そして感心するように、うむ、と頷いて続ける。
「バナナをおやつにするとは中々やるのう!」
「ハイハイ、児爺はちゃんとゴミ拾いしてエライネ~……ってドコに感心してんだ!」
むしろ爺様の手にあるバナナの皮を見遣りつつ、こう思わずにはいられない伊織。
「バナナはおやつカウントで良いの……」
遠足といえば、バナナはきっとおやつです……!?
そんな、オブリビオン遠足疑惑とバナナはおやつなのか論争が浮上する中で。
「!?」
遠い目をしていた伊織は、思わず瞳を瞬かせる。
不意に、つぶらなおめめをきらーん。
タッタカと、急にたぬこさまがもふもふ尻尾を揺らしながら、駆け出していってしまったからだ。
大変! これはきっとあれです……!
「これはお友達の予感!」
「じゃなくて! 自由行動はダメだたぬこさまー!」
……こりゃ寧ろ迷子の予感だ!
そう急いで、たぬこさまを追った伊織であったが。
『もきゅっ』
『もっきゅもきゅー』
「――いやお友達だったネ、良かったネ」
急停止した伊織の瞳に飛び込んできたのは、おしくらけだまんじゅう状態できゃっきゃ戯れるモーラットとたぬこさまの姿。ええ、お友達でした。
そんな、迷子になる前に秒でもふもふお遊戯会を始めていた姿に安堵しつつも。
やはり脳内がやたら忙しくなる伊織。眼前の――あまりの光景に。
いや、キャッキャはしゃいでいるのは、何も可愛いもふもふ毛玉たちだけではない。
「おお――! もふ楽浄土は此処にも在ったかー!」
毛玉たちに負けないくらい、さらにきらっきらに目を輝かせる八雲の笑顔。
そんな児爺とふるもっふ団体を前に、物凄い葛藤した顔をする伊織。
頭抱えたら良いのか、自分も埋もれるべきか――。
けれど、抗えるわけはありません。
『もっきゅぅ』
こいよ、みたいに鳴いたキュートなモーラットにじいっと見つめられれば。
「コレはシゴト――ウン、このもふもふは浮気に入らないよネ、多分!」
誘惑に負けてちょっとだけ、もふもふと浮気を!?
いえ、多分この子たちみんなオスっぽいから、セーフかもしれません……?
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
朧・ユェー
【月光】
おやおや、ふわふわもこもこさんがいっぱいですね。
本当に可愛らしい
近づきたいのに怖くて近づけないのでしょうか?
おや?それは良くルーシーちゃんの向日葵の様な髪に使ってブラシ?
おっと、前に進めませんね?
ルーシーちゃんは大丈夫ですか?
よいしょと抱き上げて避難させる
ブラッシングお上手ですね
モーラットさんも喜んでますよ
と褒めつつ、黒雛はじぃーとそれを眺めていた
お誘いの言葉にぴぃと鳴き
彼女の手の中へ
優しいブラッシングにぴぃぴぃとうっとり嬉しそう
お揃いの黒リボンにドヤァとしている
えぇ、可愛らしい二人。本当に姉弟の様ですね
おや?僕にも?ありがとうねぇ
しゃがんで優しい彼女のブラッシングに微笑みながら
手首のリボンに
僕もお揃い、家族ですね
ルーシーちゃんが頑張ったのとお礼にご褒美に焼いたお菓子をどうぞ
黒雛もね
おや?モーラットさんもお菓子食べれるかな?
どうぞ一緒に食べましょうか?
沢山のお菓子ど飲み物を用意して
ルーシー・ブルーベル
【月光】
ゆぇぱぱ、みて見て
いっぱいのモーラットさん達!
みなさん、なんてかわいいの
ちょっとお高めブラシをじゃじゃん!と掲げて
ふふーそう、パパによく梳かしてもらう時に使うブラシ!
使い心地はルーシーのお墨付きよ
オシャレしたいモーラットさんはこのブラシに止ーまれ
わわ、たくさん来ちゃった!
モフモフに埋もれてパパや黒ヒナさんが見えないわ!
これはこれで、ちょっと楽しいけど
ひょいと救出してもらって
えへへー、ありがとうパパ!
さて、ひとりずつブラッシング
いつもパパにしてもらってるもの。お手本がいいのよ
さらふわツヤツヤになったらリボンも結わいであげましょう
うん!とってもオシャレさん
黒ヒナさんもする?
小さな真ん丸を丁寧にブラッシング
最後に黒リボンをお体に結わいで
ふふー、どうどう?パパ
ルーシーとおそろい!
パパにもしてあげる!しゃがんで?
銀糸の髪をそうっと梳かす
短めの髪の代わり、手首に細い黒リボンを結わいで
これでパパもおそろい!ええ、家族だもの
お菓子たべるー!
パパのお菓子にはモーラットさんもまっしぐらね
ぐるりと見回す景色は、市街地のど真ん中のもの。
けれど、人っ子ひとり、車の1台すらも通っていない。
それもそのはず、今この霊石結界の中にいるのは、現れたオブリビオンと駆けつけた猟兵と。
『もっきゅー!』
『もきゅぴっ』
『きゅぴきゅぴっ』
何故か一緒に閉じ込められてしまった、沢山のモーラット達。
幸い、脅威となる倒すべきオブリビオンは結界の最奥でまだじっと様子を窺っているというので。
まずは迷い込んだもふもふモーラット達をつかまえて、安全な場所へと保護する必要があるのだ。
それにしても。
『もっきゅー♪』
無邪気にぴょこぴょこ、結界内を跳び回るモーラットたち。
「ゆぇぱぱ、みて見て。いっぱいのモーラットさん達!」
ルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)は、もきゅもきゅ跳び回る子たちと視線で追いかけっこしながらも。
向けた青の瞳をキラキラ――みなさん、なんてかわいいの、って。
「おやおや、ふわふわもこもこさんがいっぱいですね。本当に可愛らしい」
モーラットと、モーラット達を見つめるルーシーへと、朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)は向けた瞳を微笑まし気に細めながらも。
改めて、まっしろまんまるな可愛い毛玉たちを見遣る。
目の前で鬼ごっこするように飛び跳ねているのは、ヤンチャな性格の子だろう。
ふと目をやれば、そうっと物陰から自分達をじいと見つめる子達の気配。
「近づきたいのに怖くて近づけないのでしょうか?」
そんな子達が寄ってきてくれるには、どうすればいいのか。
そうこてりと首を傾けるユェーの隣で。
ルーシーがごそごそと取り出して、じゃじゃん! と掲げるのは。
「おや? それは良くルーシーちゃんの向日葵の様な髪に使ってブラシ?」
「ふふーそう、パパによく梳かしてもらう時に使うブラシ!」
使い心地はルーシーのお墨付きよ、と。
えっへん自慢の一品、ちょっとお高めブラシ!
そしてルーシーは、もきゅ、と物陰からそうっと顔を半分だしているモーラット達を見つめながらも言い放つ。
「オシャレしたいモーラットさんはこのブラシに止ーまれ」
『! もきゅっ』
『もっきゅー』
『きゅぴ!』
瞬間――ぴょこん、もふもふっ、ぽすんっ。
「わわ、たくさん来ちゃった! 埋もれてパパや黒ヒナさんが見えないわ!」
ルーシーが、押し寄せたもふもふたちに埋もれてしまいました!?
けれど、まっしろまんまるなモーラットは、もふもふ気持ち良くて。
埋もれながらも、ルーシーは思わず笑ってしまう。
……これはこれで、ちょっと楽しいけど、なんて。
そんな様子を見て、ユェーはもふもふをそっと優しくかき分けてから。
「おっと、前に進めませんね? ルーシーちゃんは大丈夫ですか?」
よいしょとルーシーを抱き上げて、もふもふから救出!
「えへへー、ありがとうパパ!」
そうお礼を言ってから、早速ルーシーはブラシを手にして。
「さて、ひとりずつブラッシング」
もきゅっとお利口に順番待ちをしているモーラット達を、順にもふもふ梳いてあげる。
『もっきゅぅ~』
「ブラッシングお上手ですね。モーラットさんも喜んでますよ」
とろんと気持ち良さそうにしているモーラットを見て、ユェーがそう褒めれば。
ルーシーは当然といわんばかりに、こくり。
だって、どうやってあげれば気持ち良いか、よく知っているから。
「いつもパパにしてもらってるもの。お手本がいいのよ」
そして、さらふわツヤツヤになったら、仕上げにきゅっとリボンで結わいであげれば。
「うん! とってもオシャレさん」
『もっきゅ♪』
モーラットもご満悦、おシャレさんの出来上がり!
そんなもふさらにされているモーラットたちを、じぃーと眺めているのは黒雛。
その視線に気付いて、ルーシーはお誘いの声を。
「黒ヒナさんもする?」
そう聞けば、ぴぃとひと鳴きして。
ぴょこんとユェーの肩の上から、ルーシーの手の中へぽふんっ。
そして、小さな真ん丸を丁寧にブラッシングしてあげれば、ぴぃぴぃとうっとり嬉しそうで。
「最後に黒リボンをお体に結わいで……はい、出来上がり!」
ぴぃ、と鳴いた黒雛は、お揃いの黒リボンにドヤァ。
「ふふー、どうどう? パパ。ルーシーとおそろい!」
「えぇ、可愛らしい二人。本当に姉弟の様ですね」
仲良く顔を見あわせ、笑み合うふたりに、ユェーはそう微笑んで返すけれど。
「パパにもしてあげる! しゃがんで?」
「おや? 僕にも? ありがとうねぇ」
そう言われ、ストンとしゃがんでみれば。
ルーシーは小さな掌で掬いあげる。彼の、美しい銀糸の髪をそうっと。
そしていつも自分にしてくれるように、優しく丁寧にブラシで梳かしてから。
短めの髪の代わり――くるりと手首に結わいであげたのは、細い黒リボン。
「これでパパもおそろい!」
ユェーはそんな手首のリボンを、金の瞳で見つめてから。
彼女へと視線を移し、優しくそのいろを細めて紡ぐ。
「僕もお揃い、家族ですね」
「ええ、家族だもの」
そして、ユェーが差し出すのは。
「ルーシーちゃんが頑張ったのとお礼にご褒美に焼いたお菓子をどうぞ」
とっても美味しそうな、沢山の甘いお菓子たち。
「お菓子たべるー!」
「黒雛もね」
お菓子をキラキラと見つめるルーシーと黒雛へとそう笑うユェーだけれど。
『もきゅぅ~』
『きゅぴぃ』
甘えるようなおねだりの声に気付いて。
「おや? モーラットさんもお菓子食べれるかな? どうぞ一緒に食べましょうか?」
沢山のお菓子と飲み物を用意しつつも、そう声を掛ければ。
「ふふ、今度は僕が埋もれるところでした」
「パパのお菓子にはモーラットさんもまっしぐらね」
嬉々と飛びついてきた毛玉たちをもふんと受け止め、ユェーはモーラット達にも美味しいお裾分けを。
そしてみんなで仲良くもきゅもきゅ、おやつタイム。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『八尺様』
|
POW : 八尺様の長腕
【黒い腕】が命中した部位に【霊的エネルギー】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
SPD : ぽぽぽぽぽぽぽぽ
【異様に素早い動き】で敵の間合いに踏み込み、【ぽぽぽぽという笑い声】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ : 八尺様に魅入られる
自身と対象1体を、最大でレベルmまで伸びる【見えざる呪いの糸】で繋ぐ。繋がれた両者は、同時に死なない限り死なない。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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霊石結界の中に何故か入り込んでしまった野良モーラット達であるが。
『もっきゅう~……』
『もきゅきゅび! きゅびー』
『もっきゅもきゅ!』
うとうとお昼寝していたり、お菓子を満足げに食べていたり、遊んで貰ってすっかり懐いていたりと。
猟兵たちの手によって、無事に全て保護されて。
オブリビオンの脅威にさらされることのない、安全な結界の外へと避難を完了したのである。
けれど……猟兵たちがやるべきことは、まだ終わっていない。
……その時だった。
『ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ』
ふいに聞こえたのは謎の声。
そして視線を向けてみれば……そこにはその名の通り、身の丈八尺もある大女の姿が。
空気を読んだわけでは、多分きっとないだろうが。
これまで、罠を張り巡らせてじっとしていた八尺様が、動きをみせはじめたのだ。
八尺様は危険なオブリビオン、勿論このままにしておくわけにはいかない。
古典的な罠が仕掛けられている結界の中、そんな銀の雨降る世界の平和を脅かす存在を討つべく。
猟兵たちはいざ得物を手に、立ち向かう。
斉藤・輝澄
※アドリブ、連携ok
自分から出てきたら罠を作った意味がないような……。
自分は罠に掛からないとかそういう体質?
まぁ、保護対象は確保してるから良いけど。
さて、接近戦主体になるから近づく必要がある訳だけど、相手の方が長腕の分リーチがある。
私は小回り重視でリーチを捨ててるし、一撃離脱を心掛けた方が良さそうだね。
ならば、相手の間合いの外から一気に突っ込んで叩き潰すのみ。
戦闘時は予め攻撃態勢を取って機を窺い、相手の隙を見て全力で紅蓮撃を叩き込もう。
攻撃後は速やかに後退して相手の間合い外に出るよ。
もし攻撃を受けた場合、自分の意志をしっかり持ってエネルギーを撥ね除ける。相手に意識を奪われないようにしないとね。
霊石結界内にいるモーラット達は、みんな結界の外へと避難したようであるが。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
ふいに響くのは、不気味な笑い声。
敵の様式美に従うかのように、これまでじいっと結界の最奥で様子を窺っていた八尺様が動き出したのだ。
そんなやたら大きな身の丈の敵を見遣り、斉藤・輝澄(追憶の火焔・f35341)はふと首を傾ける。
「自分から出てきたら罠を作った意味がないような……」
……自分は罠に掛からないとかそういう体質? と。
きっと、自分で罠の位置を把握していたり、自分達猟兵を誘導したり……そういう策があるのかもしれないし。
もしかして、特にあまり深く考えていないのかもしれないが。
「まぁ、保護対象は確保してるから良いけど」
相手は、倒すべきオブリビオン。
結界内に一緒に閉じ込められていたモーラットの保護が完了した今、あとは元凶の八尺様に骸の海へとお還り願うだけ。
そんな相手を、輝澄は確りと見据えて。
(「さて、接近戦主体になるから近づく必要がある訳だけど、相手の方が長腕の分リーチがある」)
そして自分は逆に、リーチを捨てた小回り重視の立ち回り。
だから、輝澄が狙うのは。
(「一撃離脱を心掛けた方が良さそうだね」)
……ならば、相手の間合いの外から一気に突っ込んで叩き潰すのみ。
素早く潜り込んで攻撃を叩き込み、すぐに距離を取る戦法。
そう判断した刹那、ゆうらりと長い腕が動きをみせて。
『ぽぽぽぽぽぽ』
奇妙な声を発しながらも、霊的エネルギーを流し込まんと腕を伸ばしてくる八尺様。
けれど予め攻撃態勢を取って機を窺っていた輝澄は、すかさず大振りの腕を掻い潜って。
――全力で行くよ。この一撃を受け止められるかな……?
『ぽぽぽ……、っ!』
青白い炎のオーラを纏った小振りの赤手・紅蓮朱雀を揮う。
強烈な『紅蓮撃・輝澄式』を、全力で叩き込むべく。
そして衝撃と共に魔炎を与え、微か揺らぐ敵の間合いの外へと速やかに後退して。
一撃離脱を心がけつつも、攻撃を受けた際も自分の意志をしっかり持って、霊的エネルギーを撥ね除けられるよう身構えておく。
……相手に意識を奪われないようにしないとね、って。
大成功
🔵🔵🔵
瞳ヶ丘・だたら
罠の配置はモーラットを探す中でおおよそ把握したが、万が一ということもある。機動戦は避けたい。
戦車自体はその場に留めつつ、接近を阻む〈砲撃〉を行っていくぞ。
とはいえそれだけで倒せるほど甘い相手でもあるまいが。
いずれ接近を許したなら、UCを発動して戦車を巨人形態へと移行させよう。
八尺様の身の丈をもゆうに越すサイズ感。戦車自体に施してある〈破魔〉の力と〈呪詛耐性〉も含め、これなら削りを入れた相手に殴り負けることもあるまい。装甲を破られない限り、中に格納されたあたし自身も奴の即死ユーベルコードから守られるという寸法だ。
あとはどれだけ燃料が持つかだが……そこは愛機を信じるしかないな。
霊石結界に閉じ込められたモーラットたちを、もきゅもきゅ保護しながらも。
瞳ヶ丘・だたら(ギークでフリークな単眼少女・f28543)は、すでに抜かりなくチェックしていた。
(「罠の配置はモーラットを探す中でおおよそ把握したが、万が一ということもある。機動戦は避けたい」)
仕掛けられた罠は、大体把握したものの。
結界の最奥にいた八尺様が動き出した今、うっかり落とし穴やバナナの皮で足を取られれば、その攻撃を受けてしまうかもしれない。
なので、重くて硬くて速くて強い、先程までもきゅもきゅでぎゅうぎゅうだった謹製の四脚戦車はその場に留めつつも。
『ぽぽぽぽぽぽ』
八尺様の接近を阻むべく、砲撃をお見舞いせんと狙い定めて撃ち出していく。
けれども、相手は市街地の人払いをしてまで結界を張らないといけないオブリビオン。
(「とはいえそれだけで倒せるほど甘い相手でもあるまいが」)
そして再び、ぽぽぽぽぽと笑う声が聞こえれば。
――ようしいい子だ、過負荷は掛かるが我慢しろ。
異様に素早い動きで間合いに入り込まんと踏み込んできた敵を迎え撃つ。
蹈鞴印の蒸機骸合体を展開し、戦車を蒸気式巨人「だいだらぼっち」と合体巨人形態へと移行させて。
それから、こくりとひとつ頷いて、だたらは確信する。
(「これなら削りを入れた相手に殴り負けることもあるまい」)
八尺様の身の丈をもゆうに越すそのサイズ感。
それに、戦車自体に施してある破魔の力と呪詛耐性も有効なはずだから。
いや、それだけではない。
(「装甲を破られない限り、中に格納されたあたし自身も奴の即死ユーベルコードから守られるという寸法だ」)
あとは、どれだけ燃料が持つかであるのだけれど。
だたらは八尺様の巨体を見据えながらも、こくりとひとつ大きく頷く。
……そこは愛機を信じるしかないな、って。
大成功
🔵🔵🔵
三上・くぬぎ
モラ仲間はみんな避難できたですね、よかったですー
八尺様、手がとっても大きいですー
お菓子いっぱいもてるですね!
くぬぎは両手つかってもドーナツ1個しかもてないから、ちょっとうらやましいです
でも、あの手でさわられたら爆発するってきいたです。たいへんですー!
がんばって逃げるですよ!
八尺様はとっても大きくて、くぬぎはちっちゃいから、指のすきまとかもくぐりぬけて逃げるです
くぬぎ、いつもお外で跳びまわってるから、逃げ足にはちょっと自信あるですよ
八尺様のこうげきをかわしたら、くぬぎも【フェニックスキャノン】でこうげきです!
メラメラですー!
先程までは、もきゅっと元気に沢山跳び回っていたのだけれど。
お花型の虫カゴと虫取りアミを揺らしながらも、きょろりと視線を念を入れて巡らせてみてから。
「モラ仲間はみんな避難できたですね、よかったですー」
三上・くぬぎ(アウトドア派・f35607)がそうほっとしたように口にした、その時だった。
『ぽぽぽぽぽぽ』
結界の奥からぬうっと姿を現したのは、妙な笑い方をする大女。
その背丈は名前の通り八尺、2メートルを優に超えている。
特にモーラットのくぬぎにとっては、うんと跳ねたり首を伸ばさないと、その顔まで見られないほど大きい。
それからふと、くぬぎがじいっと見つめるのは。
「八尺様、手がとっても大きいですー」
八尺様の、とても大きな手!
だって、ちょっぴりいいなーって思ってしまうから。
「お菓子いっぱいもてるですね! くぬぎは両手つかってもドーナツ1個しかもてないから、ちょっとうらやましいです」
ドーナツも一気に沢山持てそうで。
けれど、ドーナツならばいいのだけれど。
「でも、あの手でさわられたら爆発するってきいたです。たいへんですー!」
――がんばって逃げるですよ!
『ぽぽぽぽぽぽ』
そう伸ばされた腕を、ぴょこりと跳ねて一生懸命躱しつつも。
「くぬぎ、いつもお外で跳びまわってるから、逃げ足にはちょっと自信あるですよ」
……八尺様はとっても大きくて、くぬぎはちっちゃいから、指のすきまとかもくぐりぬけて逃げるです。
そうぐっと気合を入れて頷き言ったように、指と指の間をするりっ。
そして上手に逃げられれば、今度はくぬぎの番!
『ぽぽぽ
……!?』
刹那、元気いっぱい放つのは、不死鳥のオーラ!
モーラットゆえに、体表の露出もデフォルトで威力も増し増しアップ。
さらに、魔炎が八尺様の大きな身体を包み込めば、くぬぎはちょっぴりえっへん。
――メラメラですー! って。
大成功
🔵🔵🔵
結城・有栖
【黒猫】
モーラットさんたちに癒やされてやる気も十分です。
八尺様に恨みはありませんが、平和のために倒させていただきます。
では、ホラーには怪物をぶつけましょう。灯火さん、先に仕掛けさせてもらいますね。
まずUCを発動して周囲に幻影の森を発生させます。
更に幻影に【催眠術】を組み合わせて敵を惑わし、私や灯火さんの位置を分からなくさせましょう。
そのまま敵に影の狼をけしかけて爪や牙を使って攻撃させます。さあ、狩りの時間ですよ。
影の狼は最大480体まで増えるので絶え間なく物量で攻めましょう。
後は敵の隙を【野生の勘】で察知し、咎断ちの大鉈を伸ばして【念動力】で操って切り裂きます。
貴方の咎、此処で切り裂きます。
夜久・灯火
【黒猫】
あれが八尺様かー。遠目で見ても大きいなぁ。
…ホラーゲームに出てきそうな見た目だけど、地道に落とし穴とかバナナの皮を仕掛けてじっとしてたんだろうか。
そう考えると何だかシュールだなぁ。
さて、気を取り直してお仕事の方も頑張るよ。
モーラットたちのお陰で有栖ちゃんもやる気満々だね。
有栖ちゃんの幻影の森が展開されたらボクはUCで妖精の姿をした吹雪の精霊を召喚するよ。精霊さん達、出番ですよー。
近づいたら危なそうだし、精霊さん達には凍える吹雪で八尺様を攻撃してもらおう。
ついでに凍結の状態異常と【時間稼ぎ】で八尺様の動きも阻害するよ。
これで素早くは動けないでしょ?サポートはお任せをってね。
天輪宗の施した霊石結界内に存在するのは、モーラット達を全て保護し終えた猟兵と。
『ぽぽぽぽぽぽ』
不気味な声で笑う、大女。
勿論、普通の少し大柄な女性ではない。
「あれが八尺様かー。遠目で見ても大きいなぁ」
探すまでもなく、その大きさ故に、とてもよく目立つ八尺様である。
そして夜久・灯火(キマイラの電脳魔術士・f04331)は大きな敵のその姿を見遣りながらも、こうも思うのだった。
「……ホラーゲームに出てきそうな見た目だけど、地道に落とし穴とかバナナの皮を仕掛けてじっとしてたんだろうか」
見目はいかにもおどろおどろしい八尺様だが。
一生懸命穴を掘っていたり、そうっとバナナの皮を置いたりしていたり……なんて。
(「そう考えると何だかシュールだなぁ」)
もふもふな狼尻尾をゆうらり、想像してみれば、なかなか滑稽かもしれない絵面である。
それから、共に並ぶ結城・有栖(狼の旅人・f34711)へと目を向ければ。
「八尺様に恨みはありませんが、平和のために倒させていただきます」
……モーラットさんたちに癒やされてやる気も十分です。
そう、ぐっと気合十分な姿が。
「モーラットたちのお陰で有栖ちゃんもやる気満々だね」
灯火はそんな有栖にこくりとひとつ頷きながらも。
改めて、再び八尺様へと視線を移す。
「さて、気を取り直してお仕事の方も頑張るよ」
人にとって脅威となるオブリビオンを、骸の海へと還すために。
『ぽぽぽぽぽぽぽぽ』
「では、ホラーには怪物をぶつけましょう。灯火さん、先に仕掛けさせてもらいますね」
奇妙な笑い声とともに、ゆらりと素早く移動せんと動きをみせる八尺様の周囲へと。
――悪夢をお見せしましょう。
有栖が生み出し具現化させるのは、幻影の森。
催眠術を組み合わせて敵を惑わし、自分達の位置をわからなくする。
いくら八尺様が異様に素早い動きで間合いに踏み込もうとしても、居場所が分からなければそれも叶わない。
さらに、有栖の怪物の森が展開されれば、灯火はすかさず戦場へと喚び出す。
――精霊さん達、出番ですよー。
空間に投影したディスプレイ画面から、妖精の姿をした凍える吹雪を操る電子の精霊たちを。
(「近づいたら危なそうだし、精霊さん達には凍える吹雪で八尺様を攻撃してもらおう」)
そう無闇に前へと出ないよう心掛けながらも、攻撃は精霊さんたちにお任せ。
そして凍てつくほどの冷気が吹雪く中で。
「これで素早くは動けないでしょ? サポートはお任せをってね」
ついでに抜かりなく、その大きな身体を凍結状態にして時間稼ぎを試み、八尺様の動きの阻害も狙う灯火。
そんな尺八様に刹那牙を剥くのは、有栖がけしかけた数多の影の狼。
「さあ、狩りの時間ですよ」
鋭利な爪や牙で、敵の巨体を引き裂かんと猛り飛び掛かる。
最大480体まで増えるという影の狼を絶え間なく繰り出し、物量で攻めながらも。
灯火の精霊さんの吹雪で動きが鈍くなった八尺さんの隙を野生の勘で察知すれば。
『ぽぽぽぽぽぽ……、っ!』
有栖が念動力で操り伸ばすのは、咎断ちの大鉈。
そして閃く刃の衝撃が、凍てついた敵の身へと容赦なく振り下ろされる。
――貴方の咎、此処で切り裂きます、と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
トト・モーゼ
【叶(f35321)】と一緒に参加します。
もきゅ?きゅあ?!
保護対象の野良モーラットと間違えられながらも、意気込みは十分。
SPD
先行を取るために【不意打ち】【早業】で素早く突撃
振り落とされないように掴んで、危ない危ないと一息付きながら
囮として誘導ができれば、仲間の叶が動きやすい
きゅっきゅと鳴き、互いの狼王とも連携をしていこう
深追いはせずに出来る行動【第六感】でなんとか生き抜くよ
大丈夫だよ、気をいつけてー
梁樹・叶
【トト(f35702)一緒に行動】他連携、アドリブ等歓迎
大きい大人が、可愛い子を拉致監禁した上に正解平和を乱すのは如何なものかと思う。
おとなしく召されてくださいね!
SPD
間合いを取りながらデリンジャーで攻撃、
【早業】【フェィント】【不意打ち】で敵の死角からの【2回攻撃】
踏み込まれたら即座に距離を取ることを優先する
命中だけは避ける為にいざとなれば【オーラ防御】
トトのことも心配だけど、無茶だけはしないでよ。
一応、声をかけつつ無事を確認しようかな…
あれだけ沢山結界内に閉じ込められていたモーラット達も、無事に全て保護された……はずなのだけれど。
「もきゅ? きゅあ!?」
まだ、保護していない子がいます……!?
いえ、彼はただのモーラットではなく、自称モーラットマスター。
そして、れっきとした猟兵である!
勿論、その意気込みは十分。時々、保護対象の野良モーラットと間違えられながらも。
そして結界内にゆらり蠢くのは、今回の依頼の元凶であるオブリビオン。
その姿は八尺もあり、思わず見上げてしまうほどに大きい。
けれど臆することもなく、梁樹・叶(覚醒者・f35321)は八尺様へと言い放つ。
「大きい大人が、可愛い子を拉致監禁した上に正解平和を乱すのは如何なものかと思う」
……おとなしく召されてくださいね! って。
『ぽぽぽぽぽぽぽぽ』
刹那、八尺様の笑い声が戦場に響くけれど。
異様に素早い動きを敵が見せる前に、先手を取るべく。
――お供にゴー!
――共に行こう。
戦場にふたりが同時に喚んだのは、黒金と白銀の狼王。
そして不意打ちを狙った早業で、トトは素早く突撃!
黒金の狼王に振り落とされないよう確りと掴みながらも、危ない危ないと一息。
それから、自分へと意識が向いている様子の八尺様を、引き続き誘導する。
……囮として誘導ができれば、仲間の叶が動きやすい、って。
その間に、叶は手にした小型の詠唱銃・デリンジャーの銃口を、的の大きな八尺様へと向けて。
間合いを取りながら引き金を引けば、素早いフェイントを絡めた不意打ちの連射が敵を撃ち貫く。
けれど、ゆらりと微か揺らぎながらも。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
笑い声を上げ、叶へと迫らんとする八尺様だけれど。
優先して心掛けるのは、踏み込まれたら即座に距離を取ること。
命中だけは避ける為にいざとなれば、守りの気も用いながら。
そして――きゅっきゅ、と。
トトが鳴けば、互いの狼王と連携し合い、息もぴったりな動きをみせて八尺様を翻弄し攻撃して。
けれど決して深追いはせずに、トトは第六感を研ぎ澄まし、出来る行動でなんとか生き抜くべく黒金の狼王ともきゅっと戦場を駆ければ。
一応、無事を確認しようかな……と。
叶は白銀の狼王の上から、こうトトへと声を掛ける。
「無茶だけはしないでよ」
トトのことも、やはり心配だから。
けれど、引き続き黒金の狼王に、もきゅっとしがみつきつつも。
「大丈夫だよ、気をつけてー」
そう叶に返すトト。だってモーラットはモーラットでも、奇跡のモーラットだから!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
西條・東
ルクル(f31003)と行くぜ
こ、怖くないぜ…新しい友達もいるからなっ!
SPD
俺は攻撃担当!
まずはルクルの紅茶を飲むぜ!
『砂糖って入れてもマナー違反とか無いよな?』(恐る恐る)
俺もUC発動してハ尺様の幸運を奪って攻撃の命中率を下げるぜ
うっかり罠にはまったら雷で出来たナイフを沢山作って八尺様に投げる!【念動力/属性攻撃/貫通攻撃】
『攻撃は数だぜ!』
『ルクルも罠にかかったら駄目だからな?』
敵の攻撃は陰陽で【オーラ防御】
壊してきたら【ダッシュ】で逃げ回るぜ!
『遅くなってる…ありがとうルクル!』
ルクル・クルルク
東くん(f25402)と一緒に。
だ、大丈夫ですよ東くん。
ルクルがいますから怖くないです、よ!(若干耳と尻尾が震えている)
まずは慌てず落ち着いて。
東くんと一緒に紅茶を飲んで、作戦を考えましょうか。
お砂糖もミルクも、好きなだけ入れて大丈夫ですよ。紅茶は楽しく美味しく飲むのがマナーですから。
【紅茶の時間】は魔法の時間。
せかせかさんも、のんびりさんに。
相手の素早い動きも、これで少しはゆっくりになる筈です。
罠に気をつけて、子ウサギ自慢の【逃げ足】でぴょんぴょん逃げ回りながら。
【睡眠速度】がマシマシになる【呪詛】を込めた【呪殺弾】で援護しますね。
あ、当たったら眠たくなっちゃいますから、東くんも気をつけて!
もきゅもきゅなモーラットを全て保護した霊石結界に響くのは。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
何だか、すごく不気味な笑い声……?
そして結界の最奥から姿をみせたのは、見上げるほど大きな女のオブリビオン。
その見目は、いかにも怪談話に出てきそうな雰囲気満点。
「だ、大丈夫ですよ東くん。ルクルがいますから怖くないです、よ!」
「こ、怖くないぜ……新しい友達もいるからなっ!」
若干、ルクル・クルルク(時計ウサギの死霊術士・f31003)のお耳と尻尾がぷるぷる震えている気がするけれど。
でも西條・東(生まれながらの災厄・f25402)とふたり一緒だから、怖くなんてありません!
そうお互いに言い聞かせながらも、まずは慌てず落ち着いて。
「一緒に紅茶を飲んで、作戦を考えましょうか」
ほっとするような、楽しい紅茶の時間を。
東も楽しく美味しくいただくべく、淹れて貰った紅茶を受け取るけれど。
ちょっぴりそわりとしながら、恐る恐る訊ねてみる。
「砂糖って入れてもマナー違反とか無いよな?」
このままだと、東にとってはちょっとだけ大人な味だから。
そんな彼の言葉に、ルクルはこくりと頷く。
「お砂糖もミルクも、好きなだけ入れて大丈夫ですよ。紅茶は楽しく美味しく飲むのがマナーですから」
細かい作法よりも、楽しく美味しくいただくことが一番のマナー。
そしてふたりで、ほっこりほこほこティータイム。
ルクルの提供するそんな紅茶の時間は、魔法がかけられた時間。
聞いた予知によれば、八尺様は異様に素早い動きをするせかせかさんのようだから。
「せかせかさんも、のんびりさんに。相手の素早い動きも、これで少しはゆっくりになる筈です」
紅茶を楽しめないくらいのせかせかさんを、魔法でのんびりさんに。
そして美味しい紅茶を御馳走様すれば、東が解放するのは自身に流れる混沌オーラ。
のんびりさんになった八尺様を、次は発動させた双魚の崩壊でアンラッキーに。
それからいざ、足を踏み出せば。
「……!?」
瞬間、八尺様が掘ったらしい落とし穴にうっかりはまってしまう東だけれど。
「攻撃は数だぜ!」
罠にかかった東に、何だか嬉し気に近づいてきた八尺様に見舞われたのは、念動力で操作された貫くように轟く雷ナイフの嵐。
さらに、幸運を奪われ不幸になっている八尺様が。
『ぽぽぽぽぽ
……!?』
ずぼっと、自分の作った落とし穴に落ちちゃいました。何という不幸。
「ルクルも罠にかかったら駄目だからな?」
「大丈夫です、ルクルはウサギですから!」
そう子ウサギ自慢の逃げ足で、ぴょんぴょん。
罠を避けて跳び回りながら、ルクルが八尺様へとお見舞いするのは、お昼寝したくなるような弾丸。
のんびりさんになっている八尺様に、さらに睡眠速度がマシマシになる呪詛を込めた呪殺弾を撃ち出して援護すれば。
きっと、当の八尺様は、異様に素早く動いているつもりなのだろうが。
『ぽぽぽぽぽぽ』
「遅くなってる……ありがとうルクル!」
東は流れる混沌オーラの陰陽で守りを施しつつ、ゆるーく繰り出された八尺様の攻撃をダッシュで躱して。
「あ、当たったら眠たくなっちゃいますから、東くんも気をつけて!」
八尺様と一緒にねむねむさんにならないよう、ふたりで元気に戦場をぴょこりと跳び回ります!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
陽向・理玖
【月風】
でけぇ
八尺って何センチだ?
しょぼい罠張りやがって
んなのにやられるかよ
あっ
さすが瑠碧
変身し衝撃波飛ばしつつダッシュで間合い詰めグラップル
拳で殴る
UC起動
ヒット&アウェイで
間合いに注意し
出来るだけ腕の攻撃範囲外へ
動き見切りつつ付かず離れず
糸の斜線も妨害
フェイント用い正面から飛び込むと見せ掛け
ジャンプし上空から飛び蹴りや
加速し瞬時に背後から廻し蹴り
あれだけ長い腕してると
蹴りでも多少マシか?
ってとこだけど
仮に当たっても
腕なり足の一本なり残ってりゃ攻撃は出来るし
瑠碧が治してくれるだろうけど
…悲しませちまうもんな
それにあんな殺し文句貰ったら
絶対やられる訳にはいかねぇわ
矢に合わせ踏込み
蹴りの乱れ撃ち
泉宮・瑠碧
【月風】
八尺というのは
長さの単位、ですか
身の丈は
自身の意志では無いと思いますが…
罠を張ったのは、退屈だったとか?
バナナの皮は付近のゴミ箱へぽいっ
私は弓を手に浄化を籠めた消去水矢
呪いの糸は見えないなら感じ取るまで
身に宿る浄化を空気に溶け込ませて周囲を満たし
小さな違和を第六感で感じ取り
浄化を籠めて射貫きます
八尺様から糸が伸びる箇所へも
消去水矢を雨の様に降らせます
糸は勿論、被弾は見切りでも避け
オーラで逸らしもします
私の命の刻は理玖と共にと決めてますので
貴女と心中する訳にはいきません
理玖を襲う黒い腕へも狙いを逸らす様に射ます
ゴーストになった経緯も蘇った事も
貴女の意志では無いのでしょう…
どうか、安らかに
先程まで結界内をぴょこり跳び回っていたのは、だっこできるくらいの大きさの可愛い毛玉たちだったけれど。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
奇妙な笑い声と共にぬぅっと現れたのは、遠くからでも目立つほどの大女。
今回の元凶のオブリビオン・八尺様はその名の通り、身の丈が八尺ほどもあるというが。
「でけぇ。八尺って何センチだ?」
「八尺というのは、長さの単位、ですか。身の丈は、自身の意志では無いと思いますが……」
並んで一緒に大きな敵を見上げるのは、陽向・理玖(夏疾風・f22773)と泉宮・瑠碧(月白・f04280)。
ちなみに八尺は、240センチくらいみたいです。
彼女自身大きいことにどう思っているかは定かではないけれど。
『ぽぽぽぽぽぽ』
「しょぼい罠張りやがって。んなのにやられるかよ」
自分の掘った落とし穴をひょいっと難なく避けた理玖には、ちょっぴりしょんぼり……?
瑠碧も、これみよがしに置かれていた足元のバナナの皮を見つけて。
「罠を張ったのは、退屈だったとか?」
そう首をこてりと傾けながらも、拾ったそれを付近のごみ箱へぽいっ。
「あっ、さすが瑠碧」
ええ、ごみはきちんとごみ箱へ!
そんな落ちているバナナの皮をお片付けする瑠碧に感心したように声を上げてから。
衝撃波を飛ばしつつ、一気に地を蹴ってダッシュで間合い詰めながらも。
――フォームチェンジ! ライジングドラグーン!!
覚悟の心を力に、七色に輝く眩い龍のオーラを纏って変身。
握り締めた拳を、的の大きな敵へと容赦なくぶち込む。
同時に、力や魔力を阻害する一点を狙いすまし瑠碧から射放たれるのは、魔法の水の弓矢。
八尺様も見えざる呪いの糸を成し、繋がんとしてくるけれども。
間合いに注意し、ヒット&アウェイを心掛けながらも。殴れば一旦出来るだけ敵の長い腕の攻撃範囲外へと離れつつ、理玖は糸の斜線の妨害も試みて。
「呪いの糸は見えないなら感じ取るまで」
瑠碧が空気に溶け込ませ周囲に満たすのは、身に宿る浄化の力。
そして張り巡らされた小さな違和を第六感で感じ取り、ぐっと弓を番えれば。
浄化を籠めて射貫き降らせるは、魔法の水矢の雨。
そんな消去水矢が降り注ぐ中、敵の正面から飛び込まんとするのは理玖。
『ぽぽぽぽぽぽぽぽ』
そしてそれに対抗するべく、八尺様も長い腕を伸ばしてくるけれど。
(「あれだけ長い腕してると、蹴りでも多少マシか? ってとこだけど」)
それは、正面から攻めると見せかけたフェイント。
瞬間大きくジャンプし、上空から飛び蹴りをお見舞いして。
加速した勢いを乗せ、瞬時にまわり込んだ背後から廻し蹴りを繰り出す。
そんなふたりの息の合った攻撃に、大きな身体を微か揺らす八尺様であるけれど。
再び長腕を伸ばし、糸を飛ばさんとしてくる。
理玖は相手が放ってくる攻撃にも怯むことなどなく、果敢に攻めの姿勢で立ち回りながらも。
(「仮に当たっても、腕なり足の一本なり残ってりゃ攻撃は出来るし、瑠碧が治してくれるだろうけど」)
瑠碧へとふと視線を向け、思う……悲しませちまうもんな、って。
そして、そう思ったと同時に耳に届いたのは。
「私の命の刻は理玖と共にと決めてますので、貴女と心中する訳にはいきません」
八尺様の糸も黒い腕も、浄化の力宿す矢で射抜きながら。
そう紡いだ、瑠碧の声。
理玖はその言葉に一瞬瞳を見開いた後、すぐに柔く細めて。
『ぽぽぽぽぽ……!』
降り注ぐ水の矢に合わせ踏込み、八尺様へと蹴りの乱れ撃ちを。
――あんな殺し文句貰ったら、絶対やられる訳にはいかねぇわ、って。
そんな彼を守り支援しながらも、瑠碧は蹴りの連打で揺らぐ八尺様を見て思う。
(「ゴーストになった経緯も蘇った事も、貴女の意志では無いのでしょう……」)
……どうか、安らかに、と。
還るべき場所へと送ってあげることが、きっと彼女のためにもなるだろうから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リュヌ・ミミティック
・心情
ん、おーー??お、おおき、ねー?
首が、痛く、なっちゃ、うよー
・行動
レシャねぇ(f04602)といっしょ!
基本的に他の猟兵の援護する、よー!
他の猟兵が攻撃している背後や脇から、突撃、だー!
「ん。猫憑き季月、ダフィット、いく、よー!」
レシャねぇは出来るだけ猫憑き季月や僕自身や【敵を盾】にして【かばう】よ
だって、レシャねぇを守るのは僕の誇りだもの
ダフィットで攻撃する際は【串刺し】にするように、【傷口を抉る】ようにを意識して、少しでも命中させるように、敵を倒せるように
・補足
ん、ん。が最初につき、変なところで区切って喋るのが癖
オレーシャ・アルヴィア
リュンちゃん(f02038)と一緒。
心情
とても大きな方ですね。世界にはまだ知らないものが沢山あるものです。
攻撃の回避に「Stigma et evangelii(ミライヨチ)」と思ったけれど、
他の猟兵さん達に攻撃を任せて微力ながら回復手に回りましょう。
行動
ほかの猟兵さんに攻撃を任せて基本的には少しでも戦闘に専念できる方が増えるよう努めます。
【医術】で優先的に回復の必要な方を見極めながら、回復支援に回ります。
私のかわいい盾ががんばってくれているのだもの。存分に働きましょう。
守ってもらってばかりではいられないわ。
リュンちゃんの攻撃を助けるためであれば、武器で反撃します。
もきゅもきゅでもふもふな、沢山のモーラットの保護を無事終えれば。
『ぽぽぽぽぽぽ』
ゆうらりと現れたのは、事の元凶であるオブリビオン・八尺様。
そんな、出現した眼前の敵を見上げて。
「ん、おーー?? お、おおき、ねー?」
……首が、痛く、なっちゃ、うよー。
リュヌ・ミミティック(狐薊の鳴き声・f02038)はそう思わず瞳をぱちくり。
八尺様という名の通り、身の丈がやたら大きなその姿に。
そんなリュヌの声に、こくりと頷いて。
「とても大きな方ですね。世界にはまだ知らないものが沢山あるものです」
未知への好奇のいろを湛える瞳で八尺様を見つめるのは、オレーシャ・アルヴィア(オラトリオの聖者・f04602)。
とはいえ、眼前の彼女はオブリビオン。倒すべき危険な存在だから。
(「攻撃の回避に「Stigma et evangelii(ミライヨチ)」と思ったけれど」)
先行して仕掛けている猟兵の仲間の姿を見て、オレーシャが選んだ己の役目は、戦う皆を癒すこと。
他の仲間に攻撃は任せ、聖なる光をもって回復手に回る。
そしてリュヌも同じように、基本的に他の猟兵の援護するべく立ち回ることを心掛けて。
「ん。猫憑き季月、ダフィット、いく、よー!」
……ん、突撃、だー!
『ぽぽぽぽ……、っ!』
仲間が攻撃している背後や脇から猫憑き季月を差し向けて、ダフィットで串刺しに!
ダフィットノ誇リを展開させれば、傷口を抉るように意識して。
少しでも命中させるように狙いを定めるリュヌ。平和を脅かす敵を倒せるように。
だけど、心掛けるのはそれだけではない。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
八尺様の長腕が伸びれば、猫憑き季月や自身の身を盾にしてオレーシャを庇うべく地を蹴る。
……だって、レシャねぇを守るのは僕の誇りだもの、って。
そしてそんな彼の頼もしい姿を見つめながら。
(「私のかわいい盾ががんばってくれているのだもの。存分に働きましょう」)
……守ってもらってばかりではいられないわ。
オレーシャは生まれながらの光で癒しながらも、その手に武器を取って。
彼へと伸びる黒き腕を払えば、生じた隙をついた気高き白の鋭撃が八尺様の巨体を穿つ。
手にした武器は敵を倒すためだけでなく、かわいい盾を守るためにもあるのだから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
三岐・未夜
【たかみゃ】
モーラットたちの避難は完了したし、あとは此奴を倒したらうどん三昧だよー、たから
今回、敵の攻撃がちょっとヤバそうなんだよなぁ……
たから、僕が囮になるから
ダメだよ、今回はちょっと危ないもん
それに、勝手にあれと命繋げられても困るでしょ
僕が必ず隙を作るから、たからは必ず当てて即座に退避して
【誘惑、おびき寄せる、催眠術】で敵を引き寄せるよ
たからが目に入らないくらい僕に夢中にさせられれば良いけど
UC+【見切り、第六感】で敵の攻撃を可能な限り避けながら、【全力攻撃、生命力吸収、目潰し】で更に敵の隙を誘発する
見えなくなった上に生命力の消費でふらつかせられれば御の字ってとこで
ッ、たから、今!!
鎹・たから
【たかみゃ】
おうどん三昧、素敵な響きです
モーラットと一緒でしょうか
それは難しい?そうですか…
む、囮ならたからの方が向いて
…むぅ、未夜だって危険でしょう?
…わかりました
彼の言葉通り
たからはたからの役目を果たします
未夜が気を惹く間、なるべく気配を殺し距離を取り【忍び足
…我慢、我慢です
未夜は絶対に魅入られたりしない
魅入られるのは、彼女です
確実な隙が生まれる時
笑い声が響くより速く八尺様を視界に捉え
氷柱の群れで地面に縫い留めます【暗殺、念動力、貫通攻撃
縫い留めたと同時にダッシュ
飛び掛かり、セイバーで糸ごと八尺様の体をたたっ斬ります【2回攻撃、切断
ぽぽぽぽと不思議な笑い声
ちょっぴり怖いので黙ってください!
もきゅもきゅぴょんぴょん、野良モーラット達が遊んでいた霊石結界内も。
今は人っこひとりおらず、すっかり静かになっている。
いや……モーラットや一般人はいないのだけれど。
『ぽぽぽぽぽぽ』
刹那響くのは、奇怪な笑い声。
そして結界の奥から姿をみせたのは、見上げるほどの大女――八尺様。
「モーラットたちの避難は完了したし、あとは此奴を倒したらうどん三昧だよー、たから」
眼前に現れたオブリビオンを、さり気なくも確りと見遣りながらも。
三岐・未夜(迷い仔・f00134)はそう、鎹・たから(雪氣硝・f01148)へと声を掛けて。
「おうどん三昧、素敵な響きです」
……モーラットと一緒でしょうか、と。
先程のふあふわもきゅもきゅを思い出しながら、そわりと呟くたからだけれど。
「どうなんだろ、一緒にうどん三昧できるのかな?」
「それは難しい? そうですか……」
一緒には難しそうな気がして、ちょっぴりしょんぼりするものの。
一般人の目はあれど、世界結界の効力もあるし、猟兵なモーラットさんもいるし。
もしかしたら、一緒にうどん三昧もできるかもしれません……?
そんなことを話しながらも、未夜の心に宿るのは、一抹の不安。
(「今回、敵の攻撃がちょっとヤバそうなんだよなぁ……」)
それから、たからへと未夜はこう告げる。
「たから、僕が囮になるから」
そんな彼の言葉に、たからは咄嗟に返すけれど。
「む、囮ならたからの方が向いて」
「ダメだよ、今回はちょっと危ないもん」
すぐに、ふるりと大きく首を横に振られてしまって。
「……むぅ、未夜だって危険でしょう?」
「それに、勝手にあれと命繋げられても困るでしょ」
未夜にやはり即座にそう言われ、予知で聞いた敵の攻撃手段を思い返してみるたから。
敵と一緒に心中なんて、当然するつもりはないし。
「僕が必ず隙を作るから、たからは必ず当てて即座に退避して」
未夜のことは勿論、信頼しているから。
「……わかりました」
たからは彼の言葉に、こくりと頷く。
そして、敵の気を引くように、誘惑や催眠術を駆使し八尺様をおびきよせるべく駆ける未夜を見つめながら。
……たからはたからの役目を果たします。
そう心に決め、なるべく気配を殺し忍び足で距離を取って、機を待つ。
(「……我慢、我慢です」)
たからは敵前へと己がかわりに飛び出したい気持ちを抑えながらも、彼を見守る。
囮という危険な役割を担ってくれる彼が心配ではあるものの……でも、それ以上に信じているから。
――未夜は絶対に魅入られたりしない。
(「魅入られるのは、彼女です」)
だから自分も、自分がやるべきことを確りと成すべく、今は我慢の時。
(「たからが目に入らないくらい僕に夢中にさせられれば良いけど」)
そう眼前の敵の気を惹くべく立ち回る未夜に。
護りの六感の活性化を齎すのは、灼然たる神格持つ退魔の懐刀。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
刹那、笑い声と同時に、異様に素早い動きで間合いに踏み込んでくる八尺様。
全ては避けられなくとも、退魔刀の加護を得ながら、可能な限り躱すべく戦場を駆けて。
生命吸収の効力を宿した全力攻撃を見舞い、目潰しを狙うべく。更に敵の隙を誘発するように動く未夜。
視覚を一時的に奪い見えなくなった上に、生命力の消費でふらつかせられれば御の字。
だって自分の役目は敵を打ち倒すことではなく、彼女へと繋げることだから。
そして刹那、機は訪れる。
『ぽぽぽ……!』
「ッ、たから、今!!」
ぐらりと一瞬大きく八尺様の上体が揺れ、確実な隙が相手に生まれたのを、決して見逃さずに。
笑い声が響くより速く、たからは八尺様を視界に捉える。
瞬きせずに円らなその色硝子の彩で見つめて。
――狙い撃ちます。
オブリビオンの巨体を、棘雪――氷柱の群れで地面へと縫い留めれば。
たからはすかさず地を蹴って飛び掛かる。
『ぽぽぽぽ……、っ!』
「ちょっぴり怖いので黙ってください!」
握る透明無垢な硝子のつるぎを揮い咲かせて。
伸ばされた糸ごと、八尺様の体をたたっ斬る。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
朧・ユェー
【月光】
モーラットさん達は皆さん避難したみたいですね
少しでも怪我させるのは可哀想ですからね
さて大きな方ですねぇ
偶然なのでしょうがモーラットさん達が避難するまで待ってたのでしょうか?それまで動かなかったですし
そういえば子供を連れ去る妖怪でした、ね…
傍らの小さな娘が震えだす
大丈夫、パパが君を攫わせないよ
と抱き締めて撫でる
やはり危険な方なので
ルーシーちゃん気をつけてください
黒雛もですよ?
彼女の頭の上に乗っかってる黒雛はぴーと堂々としていた
僕たちのリボン触っちゃダメ!ルーシーちゃんは僕達のだ!
大喰
彼女に恐怖を与える人は食べてしまいましょう
そうですね、黒いリボンで結ばれた家族
家族は負けないですものね
ルーシー・ブルーベル
【月光】
モーラットさん達、無事にヒナン出来てよかった
わあ、大きな女の人
八尺さま……というの?不思議なおなまえね?
ええと、子供をどこかに連れ去ってしまう……妖怪さん?
……こども?
べ、べつに!
ルーシーは怖くなんか無いんだから
ゆぇパパも黒ヒナさんも安心していいんだから
ええ、パパ
黒い腕が頭に、リボンに伸ばされる
ひぇ。同じ黒い色でもリボンとは違って怖――く、ないってば!
黒ヒナさん……!
パパとふわふわまん丸な子の堂々とした声に勇気をもらって
【シロクロのお友だち】
頼もしいシロクロぱんださんのお通りよ!
あの腕をびしっと切ってしまって
あなたにリボンも、パパも黒ヒナさんもあげられないの
ごめんね
うん、まけないわ!
念の為、もう一度くるりと結界内を見回して。
「モーラットさん達、無事にヒナン出来てよかった」
もきゅっと遊んでいた野良モーラットたちの姿がないことに、ルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)はホッとして。
「モーラットさん達は皆さん避難したみたいですね。少しでも怪我させるのは可哀想ですからね」
朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)も、そうルーシーへと微笑んで返す。
けれど、モーラットはいなくなったけれど。
『ぽぽぽぽぽぽ』
かわりに現れたのは、今回の事の元凶。
「さて大きな方ですねぇ」
ユェーは眼前にゆらりと姿をみせた八尺様を見上げつつも。
「偶然なのでしょうがモーラットさん達が避難するまで待ってたのでしょうか? それまで動かなかったですし」
そうふと首を傾げた後、ぽつりと付け加える。
――そういえば子供を連れ去る妖怪でした、ね……、なんて。
「わあ、大きな女の人。八尺さま……というの? 不思議なおなまえね?」
八尺ほどの身の丈であるからそう呼ばれているらしいが。
ルーシーも首をうんと伸ばして、八尺様を見上げていたのだけれど。
「ええと、子供をどこかに連れ去ってしまう……妖怪さん?」
……こども?
聞こえたユェーの言葉に、そう一瞬青の瞳をぱちり。
確かに、目の前の尺八様は、怖い怪談話に出てきそうな見目をしているし。
何より、自分がこどもに当てはまる事に気づいたルーシーは、思わずふるり。
そんなちょっぴり怖がっている様子で震える彼女へと。
「大丈夫、パパが君を攫わせないよ」
ユェーは優しくそう紡ぎ、ぎゅっと抱きしめて撫でてあげる。
そしてなでなでしてくれる、いつもの大きな掌の感触と温もりに安心しつつも。
「べ、べつに! ルーシーは怖くなんか無いんだから。ゆぇパパも黒ヒナさんも安心していいんだから」
怖い気持ちをそうっと隠す様に、ちょっぴり強がってみせるルーシー。
そんな娘の姿を微笑まし気に見つめながらも。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
「やはり危険な方なので、ルーシーちゃん気をつけてください」
不気味な笑い声を怖がる彼女へと届かせないように、ユェーが告げれば。
ルーシーもこくりと頷いて返す。
……ええ、パパ、って。
けれど刹那、思わず再びちょっとだけ震えてしまう。
ぬうっと、黒くて長い腕が頭に……リボンに伸ばされたから。
「ひぇ。同じ黒い色でもリボンとは違って怖――く、ないってば!」
いえ、怖くなんてありませんよ……? ほんのすこーしだけしか。
それからユェーは、ちょこんと彼女の頭の上に乗っかっている黒雛にも声を掛けるけれど。
「黒雛もですよ?」
当の黒雛は、ぴーと堂々としている。
――僕たちのリボン触っちゃダメ! ルーシーちゃんは僕達のだ!
そうぴぃぴぃとぷんすか鳴きながら。
「黒ヒナさん……!」
ルーシーは、優しく撫でて声を掛けてくれるパパとそんなふわふわまん丸な子の堂々とした声に、勇気を貰って。
『ぽぽぽぽぽぽ』
――おねがい、切って。
「頼もしいシロクロぱんださんのお通りよ! あの腕をびしっと切ってしまって」
パンダさんのぬいぐるみが持つ笹葉から、邪も加護も無効化し切り裂く斬撃を繰り出して。
八尺様が伸ばす大きくて長い腕を切り落とさんと閃けば。
「彼女に恐怖を与える人は食べてしまいましょう」
――嗚呼、お腹を空かせてるね。まだまだ喰べれるよ。お喰べ。
食べ応えがありそうな大女を包囲し喰らわんとするのは、ユェーが喚んだ暴食グール。
そんな大喰の無数の口や手が敵へと襲い掛かる中で。
ルーシーは八尺様へとこう告げる。
「あなたにリボンも、パパも黒ヒナさんもあげられないの。ごめんね」
そして娘の言葉に、ユェーも頷いて。
「そうですね、黒いリボンで結ばれた家族」
――家族は負けないですものね。
腕に結んでくれたリボンを映した金色の瞳を柔く細めて紡げば。
ルーシーもお揃いのリボンをひらり躍らせながら、こくりと大きく頷いて返す。
……うん、まけないわ! って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
オヴィリア・リンフォース
いつまでもモーラット達と
じゃれている場合ではないのです。
気を取り直すのです。
八尺様…不気味な相手なのです。
間合いに入ると危ないから距離を取って
ウィザード・ミサイルで攻撃するのです。
攻撃されにくい距離を保ちながら、
ちくちくと八尺様にダメージを与えていくのです。
向こうが怒って反撃してきたら猫の身軽さを利用して逃げ回るのです。
念の為に罠が残っていないかも警戒しておくのです。
八尺様がモーラット達の所にいかないようにも気を付けるのです。
追い詰められてもモーラット達の姿を思い浮かべて気を強く持つのです。
うどんも美味しく食べたいのです。
「猫でもやる時はやるのです!」
「もふもふに手は出させないのです」
もふもふもふと、仲良くモーラットたちと遊んだ後。
(「いつまでもモーラット達とじゃれている場合ではないのです」)
何せオヴィリアは猟兵、此処に来たのも猟兵の仕事のためだから。
……気を取り直すのです。
そう野良モーラットたちを安全な結界の外へと無事避難させれば。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
かわりに眼前に現れたのは、奇妙な笑い声を上げる大きな女のオブリビオン。
猫であるオヴィリアにとっては、首を伸ばしてもお顔が見えないほど大きいし。
(「八尺様……不気味な相手なのです」)
何より目の前の敵の姿はおどろおどろしく、いかにも、で。とても不気味である。
だからその大きくて黒い腕から放たれる糸につかまらないように。
間合いに入ると危ないと判断し、ぴょんっと距離を取れば。
『ぽぽぽ……!』
刹那お見舞いするのは、ウィザード・ミサイルの魔法の矢。
「猫でもやる時はやるのです!」
攻撃されにくい距離を保ちながらも、ちくちくと八尺様にダメージを与えていく。
そしてぬぅっと反撃するように腕を伸ばす八尺様から、猫の身軽さを利用して戦場をぴょこりと逃げ回って。
警戒していた落とし穴も置かれたバナナの皮も、軽快に跳んで避けつつも。
「もふもふに手は出させないのです」
オヴィリアはそっと心の支えにし、気を強く持つ。もふもふなモーラットの姿を思い浮かべて。
それに、この後にもお楽しみが待っているから。
……うどんも美味しく食べたいのです、と。
うどんのためにも確りと頑張る、オヴィリアであった。
大成功
🔵🔵🔵
篝・倫太郎
デカいな……
そう思うけど言わない
いや、多分気にしてないと思うし
そういう感覚あるか判んないんだけどサ
女の子に背が大きいとか、割と禁忌の領域じゃん?
ダメなやつじゃん?
なんて思いながら戦闘開始
拘束術使用
射程内なのを確認して鎖での先制攻撃と同時に拘束
ぐるぐるっとね、腕ごと巻いちまおう!
拘束したら斬撃波乗せた華焔刀でなぎ払いの吹き飛ばし
拘束が解けても腕が届かない距離を出来るだけ維持
また、拘束が解けた場合は再度拘束術で攻撃と拘束
以降は部位破壊も乗せて
肩の辺りを狙って腕の可動を阻害する形で攻撃
敵の攻撃は見切りと残像で回避
回避不能時はオーラ防御で防いで
華焔刀でジャストガードからの咄嗟の一撃
大人しく、還りなよ
沢山いた野良モーラットの保護を、もきゅっと無事に完了させれば。
『ぽぽぽぽぽぽ』
次に現れたのはその名の通り、身の丈が八尺もあるという大女のオブリビオン。
篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)はそんな八尺様を見上げながら、やはり。
――デカいな……。
そうは思うけれど、でも口には出して言わない。
(「いや、多分気にしてないと思うし。そういう感覚あるか判んないんだけどサ」)
相手はオブリビオンだということは、分かってはいるのだけれども。
(「女の子に背が大きいとか、割と禁忌の領域じゃん? ダメなやつじゃん?」)
倒すべきオブリビオンではあるけれど、万が一の乙女心に配慮する倫太郎。
けれどやはり、危険な存在には違いないから。
――縛めをくれてやる。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
射程内であることを確認した瞬間、災いを縛る見えない鎖を放ち、先制攻撃と同時に。
「ぐるぐるっとね、腕ごと巻いちまおう!」
黒くて大きな腕を、ぐるぐると拘束すれば。
大きな身体に見舞うは、斬撃波乗せた華焔刀の薙ぎ払うような閃き。
吹き飛ばしも乗せて大きく刃を揮った後は、長腕が届かぬ距離を出来るだけ維持することを心がけつつも。
狙うは、肩の辺り。部位破壊も乗せ、腕の可動を阻害する形で攻撃をしかけていきながら。
『ぽぽぽぽぽぽ……!』
ぐんと伸びた腕を見切りと残像で回避した、刹那。
――大人しく、還りなよ。
容赦なく繰り出し敵へと見舞うのは、握る華焔刀から放たれた強烈な咄嗟の一撃。
大成功
🔵🔵🔵
瀬河・辰巳
もっきゅもきゅ空間で襲わなかったのはえらいけど、だからって見逃す理由にはならないよ。……むしろ追いもきゅもきゅタイムのために、さっさと倒されてもらわないと、ね。
さて、フロッケはモーラット達と結界外で遊んでいてもらうとして。敵が素早く攻めて来るなら、動きを封じるまで。初手からUCを発動して動きを封じ、影の森に隠れながら八尺様に接近。オトモダチで妨害しつつ背後から鎌での一撃を狙おう。
バナナとかなら焼けて無効化しそうだけど……一応ラーベくんに上空から罠の位置を教えてもらって、落とし穴とかにも気をつけるかな。
それは偶然なのか、はたまた空気を読んだのかは分からないけれど。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
野良モーラット達の保護が終わったタイミングで現れたのは、事の元凶である八尺様。
そんな八尺もの身の丈の、大きな相手を見遣りながらも。
「もっきゅもきゅ空間で襲わなかったのはえらいけど、だからって見逃す理由にはならないよ」
瀬河・辰巳(宵闇に還る者・f05619)は、そうふるりと首を横に微か振った後。
先程までのもきゅもきゅもふもふ空間を思い返しながらも、こう続ける。
「……むしろ追いもきゅもきゅタイムのために、さっさと倒されてもらわないと、ね」
まだまだ、もきゅもきゅ遊び足りないから。
不気味な笑い声を上げる八尺様を本来在るべき骸の海へとお還り願うべく、猟兵のお仕事。
モーラットとお揃いの真っ白もふもふな相棒のフロッケは、モーラット達と安全な結界の外で遊んでいてもらうとして。
『ぽぽぽぽぽぽぽぽぽ』
再び奇怪な笑い声を響かせる八尺様の動きを見極める。
予知で敵の攻撃方法などは、事前に聞いているから。
「敵が素早く攻めて来るなら、動きを封じるまで」
――呪いと祝いは紙一重。森の悪意も祝福となる。
辰巳が発動させた『宵闇に揺蕩う口減らしの森』が、結界内を影の森へと変じさせた刹那。
炎を纏った荊で串刺しにされ、堪らず足を止める八尺様。
さらに、成した影の森に隠れながら八尺様に接近しつつも、敵の長い腕が伸びるのを妨害するのは動物の形をした歪な影。
そんなオトモダチが戦場を遊ぶ中、耳にふいに聞こえるのは、上空を飛ぶラーベくんの鳴き声。
そしてラーベくんが教えてくれた落とし穴をひょいっと飛び越え、バナナの皮を炎の茨で焼きながら。
『ぽぽぽぽ
……!?』
再びもきゅもきゅタイムの堪能するために。
すかさず背後へと回った辰巳が八尺様へと容赦なくお見舞いするのは、狙い澄まし閃かせた鎌の一撃。
大成功
🔵🔵🔵
フリル・インレアン
ふわぁ、あの人が八尺様ですか?
すごく・・・すね。
すごく帽子が似合ってますね。
ふえ?アヒルさん、何で滑り落ちているんですか?
ほら、見てください。
八尺様のコーディネイトが素敵です。
白のワンピースに合わせた白の帽子がお嬢様って感じで素敵です。
それに「ぽぽぽぽ」って照れちゃって可愛いですね。
お世辞の魔法ですけどお世辞じゃないですよ。
ふえ?アヒルさん、どうしたんですか?
八尺様のユーベルコードは危険だから逃げないといけないって
そういうことは早く言ってください。
いたっ、逃げようとしたら髪を掴まれてしまいました。
たしか、八尺様に掴まれると爆破されてしまうんですよね。
ふええ、爆破されなかったけど髪で遊ばれてます
お菓子をもきゅもきゅあげて、野良モーラットを保護し終えれば。
ゆらりと結界の奥から現れたのは、帽子をかぶった大女のオブリビオン。
「ふわぁ、あの人が八尺様ですか?」
フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)は眼前に出現した敵――八尺様を見上げてから。
「すごく帽子が似合ってますね」
自分と同じ様に帽子をかぶったその姿に、ちょっぴり親近感……?
けれど、すぐにこてりと首を傾けて。
「ふえ? アヒルさん、何で滑り落ちているんですか?」
アヒルさんの行動を不思議に思いつつも。
改めて、八尺様の姿を上から下まで眺めてみれば。
「ほら、見てください。八尺様のコーディネイトが素敵です。白のワンピースに合わせた白の帽子がお嬢様って感じで素敵です」
『ぽぽぽぽぽぽぽぽ』
「それに「ぽぽぽぽ」って照れちゃって可愛いですね」
八尺様をべた褒めするフリル。
いえ、これは『あなたの心を掴んで持ち上げるお世辞の魔法』なのですが、でもお世辞ではありません!
けれどもやはり、アヒルさんの様子がおかしいから。
「ふえ? アヒルさん、どうしたんですか?」
そうもう一度訪ねてみれば……返って来た答えに、フリルは瞳を思わずぱちくり。
「八尺様のユーベルコードは危険だから逃げないといけないって、そういうことは早く言ってください」
そして早速、逃げようとした瞬間。
伸びた長い腕が、フリルへと迫ります……!
そしてがしっと髪を掴まれてしまって、思わずいたっと声を上げてしまうけれど。
……たしか、八尺様に掴まれると爆破されてしまうんですよね。
そう聞いた予知を思い出し、おどおどしてしまっていたら。
「ふええ、爆破されなかったけど髪で遊ばれてます」
やはり八尺様は、お洒落さんだった模様……??
大成功
🔵🔵🔵
津嶋・かなで
うわ、でか
…身長と腕のことだからな、みやこ
自分に英霊を降ろす【降霊
大丈夫、すぐに済ませればいい
あとでうどんも食べられるし
生命力なんてどうとでもなる
今までだって、そうしてきたから
これからもそうすればいい
振るわれる黒い腕に対して
威嚇ついでの斬撃波を放ち、腕を鈎フックで捕縛
変なもん、僕にもきょうだいにも流し込まれたくないし
それでも暴れて攻撃されないよう
しっかり様子を見て躱すよう意識
てかそういうお触り、今時捕まるって知らないのか?
まぁ平成でやったって捕まったんだけどさ
ダメージは一気に稼ぐに限る
先輩達も山ほど居るしな
みやこに長剣を投げ貸して、僕は七支刀で同時に腕を斬る
その馬鹿でかい腕、もう要らねぇだろ
先程までぴょこぴょこ跳び回っていたのは、もふもふまんまるな毛玉たちだったけれど。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
「うわ、でか」
ゆらり姿をみせた八尺様を見上げ、思わずそう声を上げる津嶋・かなで(幻実アンファンス・f35292)。
そして傍らの骨の子へと目を遣って続ける。
「……身長と腕のことだからな、みやこ」
それからかなでは、己へと英霊を降ろすけれど。
「大丈夫、すぐに済ませればいい」
くい、とみやこに袖を引かれ、そう言ってから。
まだ何か言いたげに自分を見つめる兄弟に言って聞かせるように紡ぐ。
「あとでうどんも食べられるし、生命力なんてどうとでもなる」
……今までだって、そうしてきたから。これからもそうすればいい、と。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
そして不気味な笑い声が戦場に響いた刹那、黒く長い八尺様の腕が振るわれれば。
「変なもん、僕にもきょうだいにも流し込まれたくないし」
放つのは、威嚇ついでの衝撃波。さらに、その腕を金の鈎フックでつかまえる。
けれど大きな腕を強引に振り回し暴れる敵の動きを確りと見極めて。
躱すよう意識して立ち回りながらも、かなでは教えてあげる。
「てかそういうお触り、今時捕まるって知らないのか? まぁ平成でやったって捕まったんだけどさ」
令和でも平成でも、合意無きお触りは捕まる時代です!
そんな八尺様を捕まえたまま、すかさず攻めに転じるかなで。
(「ダメージは一気に稼ぐに限る。先輩達も山ほど居るしな」)
『ぽぽぽぽぽ
……、!!』
――その馬鹿でかい腕、もう要らねぇだろ、って。
刹那、同時に戦場に閃いたのは、ふたつの強烈な斬撃。
みやこに投げ貸した長剣の硝子の刃と、かなでが握る七支刀が狙い澄まし斬りつけたのは、捕まえた八尺様の大きな腕。
大成功
🔵🔵🔵
呉羽・伊織
【えんそく】
(ちょっとだけ名残惜しそーに避難組を見送り――いや、もふもふなのになんかちょっぴり同属の気配がしたのは気のせいだよネ??
あのコ達も実は切ない男の集いだったとかそんなコトは――じゃなくて!)
ああ、ポイ捨てどころか人拐いなんて噂もあるぜ
丁度年末も近いしな、敵も罠も纏めて大掃除と行こう
こっからは遠足じゃなくてクリーン作戦タイムだぞ、児爺!
しっかしぴよこの鳴き声ならまだしも、妙な声をあげてくれるな――ちょっと黙ってくれる?
UC使い先制
足や腕、序でに喉へ風切放ち部位破壊
動き鈍らせる呪詛込め牽制
…って爺サン何事だー!いや丁度良いケドも!(危うく落とし穴に巻き込まれかけ)
双方なんつー無法地帯!
重松・八雲
【えんそく】
(たぬこさまは一旦モラと一緒に仲良く避難頂き)
おお、此奴か!おやつのゴミをポイ捨てして回る不届き者は!(やはりせっせとバナナの皮を拾い)
うむ、では街と平和の為に、くりーん作戦じゃなー!
黒腕は縛霊手で叩き落とし、お返しにUC
あっ(盛大に敵近くの落とし穴が崩れ、図らずもずぼっと敵の体勢崩し)
お主、落とし穴まで掘っておったのか!
全く実に困ったもんじゃな、自業自得じゃぞ!
ほれ、そこでしっかり反省するが良いー!(更にUCで拳骨)
無邪気な良い子達(モラ)とは喜んで遊ぶが、良からぬ事をしでかす悪い子に付き合う義理はないでな!
もっきゅもきゅと、仲良く安全な結界の外へと避難するたぬこさまと毛玉たちを、ちょっぴりだけ名残惜し気に見送りながらも。
呉羽・伊織(翳・f03578)の心に生じているのは、親近感……?
(「――いや、もふもふなのになんかちょっぴり同属の気配がしたのは気のせいだよネ??」)
もふもふした見目のキュートなモーラットたちであったけれど、何だか色々な意味で真っ白っぽかった毛玉の群れ。
……あのコ達も実は切ない男の集いだったとかそんなコトは――。
そういつもの自分達とそっと重ね合わせては、切ない気持ちを抱く伊織であったが。
(「――じゃなくて!」)
『ぽぽぽぽぽぽ』
奇怪な笑い声が響き、はたと現実に戻れば。
眼前には、身の丈八尺ものある大きなオブリビオンと。
「おお、此奴か! おやつのゴミをポイ捨てして回る不届き者は!」
隣でバナナの皮を引き続きひょいひょいっと拾い、やはり元気にクリーン活動に勤しむ重松・八雲(児爺・f14006)の姿が。
一応、ようやく女子が現れたものの、八尺様は残念ながらオブリビオン。
しかも、放っておけば人々の脅威となる危険な存在。
「ああ、ポイ捨てどころか人拐いなんて噂もあるぜ」
伊織はバナナの皮をせっせと拾う八雲に、こくりと頷いてから。
……丁度年末も近いしな、敵も罠も纏めて大掃除と行こう。
足元の落とし穴をささっと早業で埋めつつも続ける。
「こっからは遠足じゃなくてクリーン作戦タイムだぞ、児爺!」
「うむ、では街と平和の為に、くりーん作戦じゃなー!」
おやつの食べカスのポイ捨てや勝手に道に穴を掘ってはいけません!
ということで、これからはいざ、お掃除の時間です。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
「しっかしぴよこの鳴き声ならまだしも、妙な声をあげてくれるな――ちょっと黙ってくれる?」
ぴぃぴぃキュートなぴよこの鳴き声なら癒されるけれど、八尺様の笑い声は不気味以外のなにものでもない。
伊織は笑う八尺様よりも早く、捉えどころなき陣風をその身に伴いながら。
先行している猟兵に幾度も衝撃や斬撃を見舞われている大きな腕や、機動力を削ぐ為の足、そして奇怪な笑い声を発する喉もついでに狙って。
風を鳴らし空翔ける風切をもって、的確に素早く敵の脈所を突けば。
「――覚悟せよ!」
ポイ捨てしたり人々に危害を加える輩には、グーパンで教育的指導!
伊織の先制に揺らぎながらも繰り出してきた八尺様の黒い長腕を縛霊手で叩き落としつつ、八雲がお見舞いするのは強烈なお返し――なのだけれど。
「あっ」
『ぽぽぽ
……!?』
――ずぼっ。
その衝撃で盛大に崩れたのは、八尺様の近くの落とし穴。
図らずも敵の体勢崩すことに成功……!?
「お主、落とし穴まで掘っておったのか! 全く実に困ったもんじゃな、自業自得じゃぞ!」
「……って爺サン何事だー! いや丁度良いケドも!」
危うく巻き込まれ、仲良く八尺様と一緒に落とし穴に嵌るところだった伊織であったが。
何とか間一髪、ひょいっと身の軽さを駆使し罠を躱せば。
「ほれ、そこでしっかり反省するが良いー!」
……無邪気な良い子達とは喜んで遊ぶが、良からぬ事をしでかす悪い子に付き合う義理はないでな!
もふもふとは喜んでキャッキャじゃれ合いますが、悪い子はお断り!
そうもう一度、在るべき場所へとお還り願うべく、豪快に拳骨をお見舞いする八雲。
そんな色々忙しい状況を見遣り、伊織はやはり思わずツッコまずにはいられないのであった。
――双方なんつー無法地帯! って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ユッピ・ユピテール
●アドリブ連携OKです
これが八尺さまか!戦ったような戦ってないような、まぁ戦えばわかる!
(UC発動)
ユノ、指示はお願いする!
むむ、どうやら、攻撃は受けるのは危ないな?
マントの受け流しで華麗に回避して避けてみせる!
ユノ『攻撃は危険だけど、反撃のチャンスでもあるよ、ゆっぴ、攻撃を振れば何でも射程内だから思いっきりやって!』
よし、対空攻撃でマントを翻せばちょうど頭を捉えられるな!もらったぞ!
ユノにも、援護の雑霊弾の援護射撃をお願いして、一緒に息の合ったコンビネーションで倒してしまおう!
もきゅもきゅと遊んでいたモーラット達を、迅速にレスキューして。
無事に全員安全な結界内へと避難させたユッピ・ユピテール(モーラットヒーロー・f35358)であるが。
まだ、ヒーローである彼の仕事は終わってはいない。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
「これが八尺さまか!」
刹那、ユッピの前に現れたのは、オブリビオンである八尺様。
そんな見上げるほど大きな倒すべき敵を前にしても、決して怯むことなどなく。
……戦ったような戦ってないような、まぁ戦えばわかる!
そう颯爽とヒーローマントをばさりと翻しながら、もきゅっとユッピは召喚する。
「ユノ、指示はお願いする!」
刹那、戦場に現れるその姿は、在りし日の常緑の君。
指示を仰ぐべく、ゴーストコンダクター・ユノを喚び出してから。
『ぽぽぽぽぽぽぽ』
「むむ、どうやら、攻撃は受けるのは危ないな?」
『攻撃は危険だけど、反撃のチャンスでもあるよ、ゆっぴ、攻撃を振れば何でも射程内だから思いっきりやって!』
異様に素早い動きで間合いに踏み込んでくるという敵の動きだって、お見通し。
ユノの指示に頷き、ぴょこんっとユッピは大きく地を蹴って。
「よし、対空攻撃でマントを翻せばちょうど頭を捉えられるな!」
……マントの受け流しで華麗に回避して避けてみせる!
そう上空でひらり、大きな八尺様の腕を躱せば。
今度は、こちらの番!
ユノにお願いした援護射撃の雑霊弾が撃ち出され、これまでのダメージが蓄積している敵の身体が大きく揺らいだ瞬間。
――もらったぞ!
ユッピが翻したマントから放たれた幾本もの刃が、大きなその身体を貫いて。
『ぽぽぽぽ……!』
八尺様を見事討ち倒し、骸の海へと還したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 日常
『今日は観光日和』
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POW : ご当地グルメを満喫する
SPD : 街中や自然の中を散策する
WIZ : 神社仏閣を巡ってみる
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無事にオブリビオンを骸の海へと還し、日常が戻って来た市街地。
しかし、完全に日常を取り戻せたわけではない。
「何で商談の時間、こんなに過ぎてるんだろう……先方もまだみたいだからよかったけど」
「ランチに行こうって早めに待ち合わせたはずなのに、気付いたらもうお昼……?」
人除けの霊石結界を暫く張っていたため、市街地の人々が違和感を覚えてしまっているようだ。
世界結界の効力で記憶は薄れ、特に今のところ大きな問題にはなってはいないが。
一般人の違和感を取り除くためにも、できるだけ早く日常を取り戻すこと。
これが、猟兵達がやるべき今回の任務の仕上げである。
そしてここは香川県高松市、うどん県とも呼ばれている地。
ということで――さぁ、目一杯うどんを食べて人々の日常を取り戻そう!
高松市の市街地だけでも数えきれないほどのうどん屋があり、うどんと言っても実に様々な種類や食べ方がある。
おさえておきたい定番のものから、ちょっと個性的な驚きのうどん、地元ならではのものなど。
お好みで、様々なうどんが楽しめるだろう。
最もスタンダードなかけうどんは、シンプルだからこそ麺とだしのバランスが絶妙な一杯が多い。
つゆだしをかけて具と一緒に豪快にかき混ぜて食べるぶっかけうどんも定番だ。
生じょうゆうどんは、讃岐うどんの強いコシとモチモチ食感がダイレクトに伝わる一杯をより楽しめる。
つるつるとした喉越しを、濃い目のだしにつけて楽しめるざるうどん。
水でしめないためアツアツふんわりモチっとした食感の釜あげうどんや釜玉うどん。
だしと合わせたとろみのあるカレーが麺とからんで食欲そそるカレーうどん。
だしと甘い肉の旨味が人気な肉うどん。ゆでたての麺をつけだしで食す、食感がいい湯だめうどん。県産の茶を練りこんだ茶うどんなども密かに人気だという。
そしてこの地ならではな、うどんの郷土料理も食べてみたいところ。
冬の定番であるという野菜の旨みが満載のしっぽくうどんや、どじょうなどが入っているものもあるような味噌煮込みの打ち込みうどんも味わえる。
そしてうどんは勿論であるが、おでんや天ぷらや寿司など、サイドメニューも豊富だ。
まずは、おでん。この地のうどん屋には、おでんも一緒に味わえる店が沢山あるという。うどんのだしでじっくりコトコト煮込まれた、玉子、こんにゃく、大根、牛スジなどは絶品。からし味噌をつけていただくのが讃岐流なのだとか。
またうどんに添えるものとして定番である、海老天、ちくわ天、かきあげ、半熟たまごなどの天ぷらをはじめ。各種具材のおにぎり、かやくごはん、いなり寿司、ばら寿司などのご飯ものも、うどんと一緒にいただけるという。
そして店によっては、成人以上であれば酒も共に楽しめるところもあるようだ。
それに、うどんの手打ち体験ができるところも各所にあるので、挑戦してみてもいいだろう。
うどんアイスやうどんドーナツなどのうどんスイーツもあるのだという。
そしてお土産も、うどんにちなんだものはどうだろうか。
家庭でもいただけるうどんセットは勿論だが。うどんの揚げ菓子やせんべい、うどんグミやうどんキャラメルなどの変わり種も喜ばれるかもしれない。
保護したモーラットも1匹2匹程度であるならば、一緒に楽しむことができるという。
今回赴いてくれた皆の中にもモーラットである猟兵はいるし、野良の子にも皆がついていれば問題はないだろう。
任務を終えて腹ペコな中、好みのものをがっつりといただくも良し。
同行者は勿論のこと、野良モーラットの子や案内役をはじめとしたグリモア猟兵などに声を掛けて違う味をシェアし合ったりも良いし。
買い物や体験やスイーツなど、少し変わったうどんの楽しみ方を堪能するのもまた良いだろう。
好きな様に目一杯、うどんを存分に楽しむこと。
それが何より早く日常を取り戻すことになるのだから。
さぁいざ、うどんな時間を満喫しよう!
三上・くぬぎ
もきゅー、うどんですー♪
くぬぎ、うどん屋さんでうどん食べるの、はじめてですー
うどんだけでも、メニューいっぱいあるですね。迷っちゃうです
かけうどんが定番なんです? じゃあ、それおねがいしますです
天ぷらもすきなのえらべるですね
あまいのがいいです! おイモとかぼちゃ!
そうだ、お店にフォークあったらかしてもらうです
くぬぎ、お箸うまくつかえないですよ
手をあわせて、いただきますです
もきゅ! おいしいです! つるつるモチモチですー♪
天ぷらもサクサクですー
ひとりでのんびり食べてるですけど、案内してくれた清史郎さんを見かけたらあいさつするです
こんにちはですー! うどんとってもおいしいですね!
無事にオブリビオンの脅威も去り、日常が戻って来た高松市の市街地。
けれど霊石結界で人払いをしていた影響で、人々が少し違和感を覚えているから。
そんな人たちの平和な日常を完全に取り戻すこと、これが猟兵達のお仕事の仕上げである。
そして、その方法とは。
「もきゅー、うどんですー♪」
そう、うどんです!
愛用の虫カゴをるんるんもきゅもきゅと揺らす三上・くぬぎ(アウトドア派・f35607)の次の探検は、うどん巡り。
この地では、うどんこそが日常を象徴する食べ物であると聞いたから。
自分達がうどんを目一杯もきゅっと楽しめば、きっと人々の違和感も早く拭えることになるだろう。
それに、何よりも。
「くぬぎ、うどん屋さんでうどん食べるの、はじめてですー」
初めてのお店のうどんに、くぬぎもわくわく。
早速、一軒のうどんやさんに入ってみれば。
「うどんだけでも、メニューいっぱいあるですね。迷っちゃうです」
うどん、と一言にいっても、その種類はとても豊富。
きょろり、どれにしようかと目移りしていれば。
「かけうどんがシンプルで定番かな」
「かけうどんが定番なんです? じゃあ、それおねがいしますです」
「シンプルなかけうどんと一緒に、天ぷらもどうだい? 好きなものを取ってくれれば」
「天ぷらもすきなのえらべるですね。あまいのがいいです! おイモとかぼちゃ!」
店の人に勧められたかけうどんと、おイモとかぼちゃの天ぷらに決まり!
そしてこれも忘れずに。
「そうだ、お店にフォークあったらかしていただけませんか? くぬぎ、お箸うまくつかえないですよ」
それから美味しそうなうどんがフォークとともに運ばれてくれば、おててをもきゅっと合わせて。
――いただきますです。
いざ、もきゅもきゅ、いただきます!
「もきゅ! おいしいです! つるつるモチモチですー♪ 天ぷらもサクサクですー」
さすがはうどん県、目がキラキラしちゃうくらいの絶品です!
それからふと隣を見れば、見知った顔だったから。
「こんにちはですー! うどんとってもおいしいですね!」
そうぴょこりと、彼……案内役を担った清史郎にご挨拶すれば。
「ああ、コシがあり出汁も絶妙で、食感も味もとても良いな。天ぷらも美味しそうだな」
「天ぷら、すきなのえらべるですよ。おイモとかぼちゃ、ほくほくさくさくであまいです!」
「甘いものは俺も好きだ。俺も頼んでみようか」
暫し一緒に、楽しく美味しいお喋りを。
大成功
🔵🔵🔵
瞳ヶ丘・だたら
POWで出かけよう。ソロ希望だ。
帰る前に空腹を満たすくらいの寄り道はしていくか。
それにしても、うどん大国と聞いてはいたが。こうも店舗が多いと目移りしてしまうな。いや、焦るんじゃない、あたしは腹が減っているだけなんだ。
ひとまず手近な店に入って注文を取る。
む、このしっぽくとはなんだろうか、頼んでみよう。しっぽくと釜玉をひとつずつ頼む。
うどんとうどんでうどんがダブってしまった。
やれやれ、仕方ない。美味しそうなのは確かだし両方頂くとしよう。……うん。うまいうどんだ。いかにもうどんってうどんだ。さすがは本場。
これなら二皿もぺろりといけてしまうな。
……持ち帰り、そういうのもあるのか。
もきゅっとひと仕事、オブリビオン退治でふた仕事、無事にこなせば。
日常が戻ってきつつあるのは、沢山の人で賑やかになった市街地。
そんな街の中を歩きながらも。
(「帰る前に空腹を満たすくらいの寄り道はしていくか」)
仕事を終えた後、小腹もすいたことだし。折角なので、帰還までの時間で何か食べようと。
瞳ヶ丘・だたら(ギークでフリークな単眼少女・f28543)は、周囲をきょろり。
ここはうどん県と名高い香川県、見回してみれば勿論目に付くのは。
「それにしても、うどん大国と聞いてはいたが。こうも店舗が多いと目移りしてしまうな」
そう……迷ってしまうほど、沢山のうどんやさんが。
けれど、そのうどん屋の多さに翻弄されまいと、小さく首をふるり。
(「いや、焦るんじゃない、あたしは腹が減っているだけなんだ」)
気を取り直してもう一度見回してみれば、すぐ傍に、客の入りもよさそうな店が。
ひとまず手近なその店に入って、早速注文しようとメニューを開いてみれば。
「む、このしっぽくとはなんだろうか、頼んでみよう」
気になったのは、香川県の郷土料理であるという、しっぽくうどん。
大根や人参などの季節の野菜を煮干しの出汁と一緒に煮込んで、茹でたうどんの上から具材ごと汁をかけた、秋から冬にかけての季節限定めにゅー。
それと、もうひとつ。
「しっぽくと釜玉をひとつずつ頼む」
あつあつのうどんにとろりと卵をからめていただく、釜玉うどんも一緒に。
そして頼み終えてから、だたらはハッとする。
(「うどんとうどんでうどんがダブってしまった」)
けれど、焦ってはいけない。お腹がすいているのだから、ダブルうどんでも何も不自然はないはず。しかもここはうどん県、大丈夫、何も問題はない。
ということで。
(「やれやれ、仕方ない。美味しそうなのは確かだし両方頂くとしよう」)
お待ち! と景気よく目の前に置かれた、しっぽくうどんと釜玉うどん、どちらも美味しいいただきます!
そしてまずは一口ずつ、どちらも味わってみれば。
「……うん。うまいうどんだ。いかにもうどんってうどんだ。さすがは本場」
つるつるでもちもちま、まさにうどんオブうどん。
「これなら二皿もぺろりといけてしまうな」
むしろふたつ頼んでしまったことも、違った味わいや食感を楽しめてよかったかもしれない。
だたらはそうつるつるとうどんを美味しく堪能しながらも。
ふと見つけた或るうどんに、じいっと注目してしまう。
それは。
「……持ち帰り、そういうのもあるのか」
お土産にも最適! 魅惑のお持ち帰り用うどんです。
大成功
🔵🔵🔵
トト・モーゼ
【叶(f35321)】と一緒に参加します。
POW
きゅあきゅい、きゅぷ…(うもれ中)
保護したモーラットに群がられながら、案内をお願いしようかな。
叶がうどんを欲してるし、手打ち体験もあるらしい。
せっかくなら丹精込めたうどんを僕が振る舞いたいなとか…
料理人としても、目新しい物を食べて研究する意欲に目は爛々恐々として目一杯楽しもう。
梁樹・叶
【トト(f35702)一緒に行動】他連携、アドリブ等歓迎
POW
勿論、戦闘後はお腹いっぱい美味しいうどんを…え?
サイドメニューも豊富?なら、いなり寿司がいいな。
後、合うメニューを各種いくつか欲しいんだけど…
変わった名物はお土産にできるか、どれぐらいまで持っていくか相談しよう。
――もっふもふ、もきゅもきゅー。
平和が戻って来た市街地にできているのは、野良モーラット達のもふ溜まり……?
いえ、野良モーラットだけであれば、飛び回ったりちょっぴり悪戯したりしてしまうかもしれないけれど。
このもふもきゅ達がいい子にしているように、ちゃんと猟兵がついています!
「きゅあきゅい、きゅぷ……」
もっふりもふもきゅ、モラ溜まりに埋もれながら。
トト・モーゼ(モーラットマスター・f35702)は保護したモーラット達の中、暫くもきゅもきゅと埋もれていたが。
「勿論、戦闘後はお腹いっぱい美味しいうどんを……え? サイドメニューも豊富? なら、いなり寿司がいいな」
無事に依頼を完遂し、うどんやいなり寿司を欲している梁樹・叶(覚醒者・f35321)の声を聞いて、きゅぴっとやる気に。
美味しいうどんをただ食べるのもいいけれど、トトは自称モーラットマスターな奇跡のモーラットでもあり、超級料理人でもあるのだから。
(「せっかくなら丹精込めたうどんを僕が振る舞いたいなとか……」)
早速ふたりが向かうは、手打ち体験ができるという店に!
トトがうどんを打っている間、叶はメニューをぱらり。
うどんはトトにお任せして、それにプラス、目をつけていたいなり寿司と。
「後、合うメニューを各種いくつか欲しいんだけど……」
きょろりと豊富なサイドメニューに目移りしていれば。
「定番で人気なおは、とり天かな。あとは、うどんのだしを使ったおでんもとても美味しいよ!」
そう店員がおすすめしてくれたものをお願いすることに。
一方トトは、手打ちうどんに挑戦中。
讃岐うどんを作る材料は小麦粉と水と塩のみであり、作り方もとてもシンプル。
小麦粉に塩水を加えてから、根気よくもっきゅもきゅと混ぜて。クリーム色になって団子のようにまとまってきたらラップで覆って少し寝かせて落ち着かせれば。
「もきゅもきゅ~!」
ぴょこぴょこ、野良モーラットにも手伝って貰いつつも足踏み作業!
できた生地を麺棒でもきゅっと伸ばして切れば、うどん麺の完成。
それをいい具合にきゅぴっと茹でて、美味しいだしをかければ……トトのお手製讃岐うどんの完成です!
そんな丹精込めたトトのうどんを、叶は早速いただきます。
つるつると口にすれば、しこしこのもちもちのもきゅもきゅ。
「……うん、すごくおいしい」
うどんは勿論のこと、一緒に頼んだいなり寿司もふっくら。
とり天もさっくさくで、おでんも味がしみしみ。
そしておいしいという感想にきゅぴっと嬉し気に鳴いて、トトもえっへん得意顔。
それに料理人として、作ることは勿論なのだけれど。
目一杯楽しみたいとそのおめめを爛々恐々とさせるのは、目新しい物を食べて研究する意欲。
もきゅもきゅつるつる、ふたり一緒に美味しく味わいつつも。
やはり、これも外せません。
「変わった名物はお土産にできるのか、どれぐらいまで持っていくか……」
話に聞いた、うどんの揚げ菓子やせんべい、グミやキャラメルなどの、この地ならではなうどんなお土産。
つるつるはむはむ、うどんやサイドメニューを堪能しながらも。
何をどのくらい買って帰るか……真剣に、作戦会議です。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
結城・有栖
【黒猫】
讃岐うどんですか。…香川といえばうどんと言われるくらいに有名らしいですね。
うどんは好きなのでとても楽しみです。
「ねぇねぇ、有栖。私も食べたいナー。」
では、オオカミさんも一緒に食べに行きましょう。
私達は何を頼みましょうか。
「天ぷらも有名ダシ、天ぷらも食べたいヨネ。」
では、シンプルなかけうどんに天ぷらの盛り合わせを頼みましょうか。
オオカミさんも同じメニューを頼んで、うどんと天ぷらを頂きましょう。
「海老天にかき揚げ、卵の天ぷらなんて変わり種もあるんダネー」
天ぷらはどれも衣がサクサクで美味しいですね。かけうどんも出汁がきいてて美味しいです。
折角ですし、灯火さんも良ければ天ぷら食べてみませんか?
夜久・灯火
【黒猫】
さて、お仕事も終わったし、うどん食べに行こうか。
讃岐うどんは初めて食べるけど、どんな味なのかな?
有栖ちゃんはオオカミさんも呼んだんだねー。じゃあ、三人で行こっか。
うどんのお店に入ったらメニューを拝見するよ。
色々と種類があって目移りしちゃうね。じゃあ、ボクは肉うどんをいただこうかな。
うん、甘辛く味付けしたお肉と汁のだしがうどんに良く合って美味しいねー。
有栖ちゃん達はうどんと天ぷらを頼んだんだね。
え、分けてくれるの?じゃあ、卵の天ぷらをもらおうかな。
外はカリカリで中は黄身がとろりとしてて美味しいねー。分けてくれてありがとね♪
霊石結界も解除され、人々の姿で賑やかな日常の風景が戻ってきた市街地だけれど。
世界結界の影響で記憶は薄れていっているとはいえ、暫く人払いをしていた影響で、一般人に微かな違和感が残ってしまっているから。
早く完全な日常を取り戻すべく、帰還までの時間、夜久・灯火(キマイラの電脳魔術士・f04331)は結城・有栖(狼の旅人・f34711)と共に足を向ける。
「さて、お仕事も終わったし、うどん食べに行こうか」
無事に野良モーラットも保護し、オブリビオンの脅威も祓って、おなかがすいたことであるし。
「讃岐うどんは初めて食べるけど、どんな味なのかな?」
「讃岐うどんですか。……香川といえばうどんと言われるくらいに有名らしいですね」
そう、うどんです。というわけでいざ、讃岐うどんを食べに!
けれど、美味しそうなうどんに心躍らせるのはふたりだけではありません。
「うどんは好きなのでとても楽しみです」
有栖が赤の瞳を細め言った、その時だった。
「ねぇねぇ、有栖。私も食べたいナー」
そんなおねだりをするのは、オオカミさん。
そしてみんなで食べるうどんもきっと美味しいだろうから。
「では、オオカミさんも一緒に食べに行きましょう」
「有栖ちゃんはオオカミさんも呼んだんだねー。じゃあ、三人で行こっか」
3人でうどん屋の暖簾をくぐって、早速メニューをぱらり。
「色々と種類があって目移りしちゃうね」
流石、うどんといえばこの地にあり、というほどの種類の豊富さ。
それから一通りメニューを眺めた後、灯火が決めたのは。
「じゃあ、ボクは肉うどんをいただこうかな」
「私達は何を頼みましょうか」
そんな声に、同じ様にどれにしようかと思案していた有栖は、オオカミさんにそう訊いてみて。
「天ぷらも有名ダシ、天ぷらも食べたいヨネ」
「では、シンプルなかけうどんに天ぷらの盛り合わせを頼みましょうか」
頼んだのは、かけうどんと天ぷらの盛り合わせをふたり分。
「海老天にかき揚げ、卵の天ぷらなんて変わり種もあるんダネー」
運ばれてきたうどんと天ぷらは、いただく前からみるからに美味しそうであったけれど。
いただきますと手を合わせてから、はむり。
天ぷらとうどんを交互に食べてみれば……さっくさくで、もっちもち。
「天ぷらはどれも衣がサクサクで美味しいですね。かけうどんも出汁がきいてて美味しいです」
「うん、甘辛く味付けしたお肉と汁のだしがうどんに良く合って美味しいねー」
そして灯火も肉うどんをつるりと口に運べば、こくりと大きく頷いてしまうほどの絶妙な美味しさ。
そんな絶品な肉うどんを存分に味わいながらも。
「有栖ちゃん達はうどんと天ぷらを頼んだんだね」
やはり美味しそうに食べているふたりへと視線を向け、灯火が言えば。
「折角ですし、灯火さんも良ければ天ぷら食べてみませんか?」
「え、分けてくれるの?じゃあ、卵の天ぷらをもらおうかな」
有栖は卵の天ぷらを、彼女にもお裾分け。
それから、はむっと早速いただいてみれば。
「外はカリカリで中は黄身がとろりとしてて美味しいねー」
……分けてくれてありがとね♪
そう灯火は、有栖に笑みとお礼の言葉を返して。
美味しいうどんやお裾分けを皆でいただくこのひとときに。
もちもちつるつる、おなかも心もいっぱい満たされるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
篝・倫太郎
【華禱】
色々あるなぁ……
(観光案内マップを眺め)
夜彦はうどん、何食べる?
しょこらと戯れてる毛玉に興味津々な夜彦にそう声を掛ければ
マップに載ってるスイーツの写真をぺしぺししながら
もきゅもきゅ鳴く毛玉をよしよし
はいはい、後でお菓子も食べような
ん?俺?俺はね、茶うどん
珍しいから喰ってみたい
後は天ぷら!
かきあげと半熟たまご……
キノコの天ぷらもあったら食べるヨ?
しっぽくは温まるよな
野菜もたっぷり摂れ……あ、うん
食べる!じゃあ、茶うどんもお裾分け
店の外でしょこら達と戯れてる毛玉を見守りつつ完食!
よし!お土産にうどんのセット、買ってこ?
あ、うどんの揚げ菓子とドーナツも買おう
約束したし、お土産にもいいだろ?
月舘・夜彦
【華禱】
私はしっぽくうどんを頂こうと思います
それにしても……モーラット、ですか
不思議な生き物も居たものですね……
おや、その写真のお菓子が気になるのですか?
折角ですからうどんを頂いた後に食べに行きましょう
モーラットという生き物がどのようなものか観察を兼ねてお付き合いします
そういえば倫太郎は何のうどんにするつもりですか?
茶うどんも美味しそうでしたね
私も天ぷらは頂こうかと、海老天やかき揚げがいいです
それと、私の方のうどんは倫太郎にも少しお裾分けしますからね
お店の外に居るモーラットはましゅまろ達に任せます
揚げ菓子とドーナツは彼等が待っていてくれたご褒美ですね
他にも気になる所が在れば見てみましょうか
先程と同じ場所であるはずなのに、霊石結界が解かれた市街地はその印象をガラリと変えていて。
何事もなかったかのように、人の姿も多く賑やかさを取り戻している。
けれど、人々に僅か残っている違和感を早く取り除くために、もう一仕事。
「色々あるなぁ……」
そう篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)が呟きを落としつつも眺めているのは、観光案内マップ。
さすがはうどん県とまで呼ばれている香川県、マップには迷ってしまうほど沢山のうどん屋さんが。
そして何を食べにどの店へと赴くかで悩む倫太郎の隣で、専ら月舘・夜彦(宵待ノ簪・f01521)が気になっているのは。
『もきゅっ!』
「それにしても……モーラット、ですか」
不思議な生き物も居たものですね……と。
じいっと思わず見つめてしまう、真っ白まんまるな毛玉の子。
そんな、しょこらとぴょこぴょこ戯れているモーラットに興味津々な夜彦に。
「夜彦はうどん、何食べる?」
そう声を掛ければ、翡翠の視線がもふもふから倫太郎へと移って。
「私はしっぽくうどんを頂こうと思います」
やはりうどんはうどんでも、折角だから郷土料理をいただきたいところ。
夜彦が選んだのは、そんな秋から冬にかけての限定らしい一品。
そして、夜彦はしっぽくうどんを選んだけれど。
『もきゅっ、もきゅぴ~』
――ぺしぺしっ。
モーラットがもきゅっと選んだのは……マップに載ってるスイーツ!
マップに載っているうどんスイーツをてしっとしつつも、もきゅもきゅ鳴く毛玉を倫太郎はよしよしして。
「はいはい、後でお菓子も食べような」
「おや、その写真のお菓子が気になるのですか?」
折角ですからうどんを頂いた後に食べに行きましょう、と。
夜彦が言えば、嬉し気にもっきゅもきゅ!
(「モーラットという生き物がどのようなものか観察を兼ねてお付き合いします」)
はしゃぐモーラットに、再び大きな興味を抱く夜彦。
それからモーラットも気になるけれど、ふと倫太郎へともう一度目を向ければ。
「そういえば倫太郎は何のうどんにするつもりですか?」
「ん? 俺? 俺はね、茶うどん。珍しいから喰ってみたい」
「茶うどんも美味しそうでしたね」
返って来た答えに、こくりと頷くけれど。
うどんも楽しみだけれど、それだけではありません。
「後は天ぷら! かきあげと半熟たまご……キノコの天ぷらもあったら食べるヨ?」
「私も天ぷらは頂こうかと、海老天やかき揚げがいいです」
揚げたてさっくさくの天ぷらも、うどんのお供に頼む気満々です!
それから、じいとマイペースにしてはいるけれど。
たまに思い出したようにてしっとモーラットと交流をはかるましゅまろに、夜彦は一旦モーラットのことは任せて。
ふたりでいざ、目星をつけたうどん店の中へ。
「私は先程言った通り、しっぽくうどんを頂こうと思います」
「かきあげに半熟たまご、夜彦の海老天に……あ、キノコの天ぷらもあった! しっぽくは温まるよな」
「それと、私の方のうどんは倫太郎にも少しお裾分けしますからね」
「野菜もたっぷり摂れ……あ、うん。食べる!」
……じゃあ、茶うどんもお裾分け、って。
夜彦の言葉に頷きつつ、倫太郎は注文を済ませながら。
窓の外をふと見てみれば、ちゃんと仲良く一緒に遊んでいるしょこら達の姿が。
そんな様子を見守りながらも、お互いのうどんをふたりで分けしあいこして。天ぷらも思った通り、さっくさくの絶品。
仲良くもふっと形成されている外のモフ溜まりを見守りながら、つるつるもちもち、綺麗に完食!
そして、御馳走様……をした、その後も。
「よし! お土産にうどんのセット、買ってこ? あ、うどんの揚げ菓子とドーナツも買おう」
……約束したし、お土産にもいいだろ?
そう続ける倫太郎に、夜彦もこくり。
「揚げ菓子とドーナツは彼等が待っていてくれたご褒美ですね」
それだけでなく、珍しいうどんスイーツは他にも沢山あると聞いたから。
夜彦は倫太郎と一緒に、観光マップと睨めっこ。
……他にも気になる所が在れば見てみましょうか、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
三岐・未夜
【たかみゃ】
たから良かったねぇ、念願のモーラットとお出掛け出来て
モーラット(恐らくは人間と変わらない知能がある生き物)の中身が幼い子供とかであることを某人狼のために願いつつ
うどん美味しかったなぁ、身体も良い感じにあったまったし
うどんってチュロスになるんだ……?
あ、たから、色んな味あるし半分こしない?
んー、悩むな……たから、チョコレートとアップルキャラメルどっち好き?
んじゃ、そっちで
ううん、僕どっちも好きだし迷ってたから、たからが喜んでくれるならそっちが良い
わ、おいしい……
これホントにうどん?
もちもちだー
って、たからめちゃくちゃがぶっと行かれてない?
もー、ほら、たからはこっちもうちょっと食べなよ
鎹・たから
【たかみゃ】
おうどん、つるつるでした(モラ一匹抱っこし満足げ
はい、とてもふわふわでかわいいです
連れ帰れないのが残念です…
デザートはおうどんのスイーツ?
とても気になりますね
あなたもですか?(もきゅるモラ
初めて見るおうどんチュロス
はい、半分こしましょう
未夜が選ばなくていいのですか?
ではチョコレートで
たからはメイプルシュガーにします
きっと素敵な味変になりますよ
初めて食べたそれは
かりかりのもちもちで
とってもあまあまです(かり…もち…と堪能
この子も食べたい様子
どうぞ、少しちぎってあげま…あ(がぶーっと
美味しいですか?
それなら何よりです
未夜のチュロスをもう少し分けてもらい
チョコも甘くてほわほわ嬉しいです
ひと仕事を終えた後はやっぱり、おなかもすいてしまったけれど。
でもここは、何といっても香川県。
「おうどん、つるつるでした」
鎹・たから(雪氣硝・f01148)は、つるつるでしこしこな讃岐うどんを存分に堪能して。
『もっきゅ~』
すりすり甘えるように鳴いたモーラットを一匹、もきゅっと抱っこしてあげる。
そんな満足気なたからへと。
「たから良かったねぇ、念願のモーラットとお出掛け出来て」
三岐・未夜(迷い仔・f00134)はそう声を掛けるのだけれど。
「はい、とてもふわふわでかわいいです」
連れ帰れないのが残念です……と。
もふもふぎゅう、とモーラットを抱きしめるたからの様子を見つつも、某人狼のために願うのだった。
『もっきゅぅっ♪』
(「恐らくは人間と変わらない知能がある、よね……」)
そんなモーラットの中身が、幼い子供とかであることを。
けれど、たからがとても嬉しそうだし、仕草的には子供の様に無邪気には見えるから。
「うどん美味しかったなぁ、身体も良い感じにあったまったし」
そっと願いながらも、敢えて触れないでおく未夜。
そしてうどんを美味しくいただいた後は、やはりデザート! ですが。
「デザートはおうどんのスイーツ? とても気になりますね」
「うどんってチュロスになるんだ……?」
ここは香川、うどん県と呼ばれるだけあって……デザートもうどん。
きっとここでしか食べられないそれに、興味をそそられるふたり。
いや、ふたりだけでなく。
『もきゅ!』
「あなたもですか?」
たからに抱っこされているモーラットも、気になるみたいです!
ということで、初めて見るうどんチュロスを買ってみることにしたのだけれど。
その味は、目移りするくらい豊富だから。
「あ、たから、色んな味あるし半分こしない?」
「はい、半分こしましょう」
2種類の味を楽しめるよう、仲良く半分この約束を。
未夜はゆらり尻尾を悩まし気に揺らしながらも、沢山ある味へと視線を巡らせてから。
「んー、悩むな……たから、チョコレートとアップルキャラメルどっち好き?」
二択まで絞ったのだけれど、決定は彼女にお任せ。
たからは、そんな未夜の言葉に、こてりと首を傾けるけれど。
「未夜が選ばなくていいのですか? ではチョコレートで」
んじゃ、そっちで、と。
たからが選んだチョコレート味を注文しつつも、未夜は紡ぐ。
「ううん、僕どっちも好きだし迷ってたから」
――たからが喜んでくれるならそっちが良い、って。
そして未夜がチョコレート味にするのならば。
「たからはメイプルシュガーにします。きっと素敵な味変になりますよ」
チョコレートとはまた異なる甘さの、メイプルシュガーに。
それから注文した後、それぞれ受け取って。
はむりとひとくち、初めてのそれを食べてみれば。
――かり……もち……。
「かりかりのもちもちで、とってもあまあまです」
「わ、おいしい……これホントにうどん? もちもちだー」
外側はカリッカリ、中はコシが強くてもっちもちな、美味しい不思議食感。
そして、かり、もち……とチュロスを食べていれば、もきゅっと聞こえる鳴き声。
たからは、ちょうだい! と言っているかのようなモーラットの視線に気づいて。
「食べたいのですか? どうぞ、少しちぎってあげま……あ」
――がぶーっ。
「って、たからめちゃくちゃがぶっと行かれてない?」
思わずたからと一緒に、未夜もモーラットの大胆さに瞳を瞬かせるけれど。
『もっきゅ~っ』
「美味しいですか? それなら何よりです」
この子がとても幸せそうだから、たからもそれが何より嬉しい。
そんな彼女の姿へと、未夜は視線を向けつつも。
「もー、ほら、たからはこっちもうちょっと食べなよ」
たからが選んでくれたチョコレートのチュロスを、さらにお裾分け。
そしてはむりと改めて口に運べば、ほわり。
もきゅもきゅ食べるモーラットをぎゅうと優しく抱っこしたまま、こくりと頷くのだった。
……チョコも甘くてほわほわ嬉しいです、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
オヴィリア・リンフォース
色々あったけれどようやくうどんが食べられるのです
沢山のうどんメニューに無限の可能性を感じさせられるのです
猫でも食べられる冷かけうどんをもらうのです
他の人達に迷惑をかけないようお持ち帰りするのです
食べても大丈夫そうな場所を見つけたら美味しく食べるのです
でもいつの間にかうどんが減っている事に気付くと
野良モーラットに食べられてしまっていたのです
しばらくの間、にらみ合いが続くけれど埒が明かないので
一緒に食べる事にするのです
美味しそうに食べているモーラットを見て心が打たれるのです
きっと白いもの同士相性がいいのです
結局かなりの量をモーラットに食べられてしまったから、
その代わりに飛びついて満たされるのです
モーラットの保護に、オブリビオン退治にと奮闘して。
(「色々あったけれどようやくうどんが食べられるのです」)
事件を無事に解決すれば、最後の仕上げ。
人々の日常を完全に違和感なく取り戻すために、うどんを存分に堪能します!
ということで、一軒のうどん屋に入ったオヴィリア・リンフォース(銀色の魔女猫・f25140)は。
じいっとメニューを眺めながらも、思う。
(「沢山のうどんメニューに無限の可能性を感じさせられるのです」)
何せここは香川県、うどんといえば香川、香川といえばうどんというほどのうどんの聖地。
うどんといっても目移りするほど沢山の種類に、オヴィリアはうどんの奥深さを感じつつも。
注文するのは、猫でも食べられる冷かけうどん。
そしていくら賢くても、どこからどうみても自分は猫であるから。
「はい、持ち帰りの冷かけうどん、お待ち!」
他の人達に迷惑をかけないようにと配慮して、お持ち帰りに。
それから、ちょうど良いベンチを見つけたから。
とてとて移動して、うどんを美味しくいただきます! ……なのだけれど。
つるつる、しこしこ……もきゅもきゅ??
何だかいつの間にかうどんが減っていることに気付いたオヴィリアがふと視線を巡らせてみれば。
『もきゅっ』
自分の目を盗んで、もきゅっとうどんをはむはむ食べている悪戯っ子を発見!
そんな野良モーラットと暫くの間、にらみ合いが続くけれど。
いつまで睨めっこしていても埒があかないので、一緒に食べることにしました!
『もっきゅもきゅ~』
分けてあげたうどんをご機嫌に、幸せそうにもぐもぐするモーラット。
そんな美味しそうに食べているモーラットを見て、心が打たれるオヴィリア。
……きっと白いもの同士相性がいいのです。
そう親近感を抱きつつも、オヴィリアはモーラットへとぴょこんっと飛びつく。
結局かなりの量をモーラットに食べられてしまったから……もふもふもきゅぴ、その代わりに。
大成功
🔵🔵🔵
斉藤・輝澄
まぁ、そら(広範囲に人払いの結界を張ったら)そう(世界結界による違和感が発生)なるよね……。
今回はその辺りの細かい後始末は人任せに出来るから良いけど。
昔はほぼ全部自分達でやったからなぁ……。
さて、要は観光してこいってことなんだろうけど、ご当地グルメ……とはちょっと違うけど、昼食序でにうどんを食べて行くとしようかな。地元の神社を回る前の腹ごしらえと行きましょう。
といっても、そんなチャレンジャーでもないから、普通に天麩羅うどんでも頂くとしようかね。シンプルなタイプならそんな外れもないでしょ。
あ、帰りにどこかでうどんセットでも買って帰るかな。
旅行のお土産には丁度良いし、一緒に食べたい人も居るからね。
ここは、真昼間の市街地。
人の姿が多く賑わっている今の風景は、ごく自然な日常のものである……はずなのだけれど。
「まぁ、そら、そうなるよね……」
納得するように頷きながらも呟きを落とすのは、斉藤・輝澄(追憶の火焔・f35341)。
そら、広範囲に人払いの結界を張ったら。
そう、世界結界による違和感が発生してしまうことになるよね、と。
世界結界で人々の記憶から、今回の件に関することは忘れ去れるだろうけれど。
さすがに大掛かりに人払いをすれば、違和感を覚える人もそれなりに出てくるも不思議ではない。
けれど、輝澄は改めて思い返すのだ。
(「今回はその辺りの細かい後始末は人任せに出来るから良いけど」)
昔はほぼ全部自分達でやったからなぁ……、なんて。
とにかく、細かな後処理は、地元の天輪宗の人達に任せて。
この仕事の最後の仕上げをすすべく、輝澄は賑やかな市街地を歩き始める。
自分達が日常を目一杯楽しめば、その分、人々が抱く違和感を早く払拭できるから。
ということで。
(「さて、要は観光してこいってことなんだろうけど、ご当地グルメ……とはちょっと違うけど、昼食序でにうどんを食べて行くとしようかな」)
ひと仕事もふた仕事も終えた、ちょうどお昼時な今、ちょっぴりおなかもすいてきたところであるし。
……地元の神社を回る前の腹ごしらえと行きましょう、と。
腹が減っては観光もできぬ、だろうから。
人の入りが良いように見える、一軒のうどん屋に入ってみることに。
そしてメニューを見てみれば、さすがはうどん県と名高い香川。
うどんと一言にいっても、沢山色々な種類がありすぎて、迷ってしまいそう……だけれど。
(「といっても、そんなチャレンジャーでもないから、普通に天麩羅うどんでも頂くとしようかね。シンプルなタイプならそんな外れもないでしょ」)
注文は冒険せず、定番の天ぷらうどんに。きっとこれなら、間違いはないだろうから。
そして今、この店で食べるうどんも勿論、楽しみなのだけれど。
程なくして運ばれてきた天ぷらうどんを、手を合わせていただきますした後。
(「あ、帰りにどこかでうどんセットでも買って帰るかな」)
早速つるつるとうどんを食べながらも、輝澄がふと考えるのは、お土産のこと。
だって、やはり訪れた土地ならではな美味しいものは、旅行のお土産には丁度良いし。
それに、ひとりで食べるのも美味しいのだけれど。
輝澄は美味しいうどんとさくさくの天ぷらを堪能しつつも、瞳を細めて思う。
……一緒に食べたい人も居るからね、って。
大成功
🔵🔵🔵
西條・東
ルクル(f31003)と行くぜ
POW
ご褒美のうどんだ!…へへ、お菓子は別腹っていうからな!
香川っていったらうどんだよな~何食おうかな?
『ううううん…煮込みうどん?いや、やっぱり釜玉?きつねうどんもすてがたい…これは迷うな!ルクルは何にする?』
『しかも天ぷらとか寿司も…うどんアイス!?』
とりあえず釜玉うどんを食べるぜ!
卵をプチッと潰して一気に混ぜてから醤油を落としてから食べる…うめぇ!
『アイスいいな!俺も気になってたんだ!…なぁ、デザートはモーラットも呼んでもいいか?うどんに夢中で呼ぶの忘れてた…。』
OKをもらったらルクルとモーラット達とお菓子をえらぶぜ!
アドリブ歓迎
ルクル・クルルク
東くん(f25402)と。
はふぅ、お疲れ様でした。
東くん、ヒーローみたいでとっても格好良かったですよ。
ルクル、ちょこっとでもお役に立てたなら嬉しいです……あぅ、 (お腹がぐーぐー)
えへへ、あれだけお菓子を食べたのに、もうお腹が空いちゃいました。
それでは、勝利のご褒美うどんをちゅるんしに行きましょう!
ふぉぉぉ、色々なうどんがたくさんです。
東くんの卵のうどんも美味しそうですが、ルクルはきつねうどんで。
お出汁がじゅわぁと染みたおあげがたまりませんね。
……ところで、東くん。
ルクル、うどんアイスが猛烈に気になるのですが。
食後のデザートにどうでしょうか?
勿論、さっきのモーラットさん達もお呼びしましょうね。
人の姿も賑やかさも戻って来た市街地を歩きながら、お耳をぴこり。
「はふぅ、お疲れ様でした。東くん、ヒーローみたいでとっても格好良かったですよ」
「モーラット、もっふもふだったな……ルクルの紅茶もすげー旨かったぜ!」
ルクル・クルルク(時計ウサギの死霊術士・f31003)の言葉に、西條・東(生まれながらの災厄・f25402)もそう労い返しながらも。
野良モーラット達を保護し、オブリビオンの脅威を無事に取り除いた後は。
「ルクル、ちょこっとでもお役に立てたなら嬉しいです……あぅ」
――ぐーぐー。
ふいに鳴るのは、腹ペコさんのおなかの虫。
「えへへ、あれだけお菓子を食べたのに、もうお腹が空いちゃいました」
ふたりで協力し合って頑張ったから、おなかも空いちゃいます。
ということで!
「ご褒美のうどんだ!」
……へへ、お菓子は別腹っていうからな! って。
同じく腹ペコさんな東が言うように、お菓子も紅茶も美味しく頂いたけれど、それはそれ。
お菓子は……いえ、むしろうどんは別腹だから。
「それでは、勝利のご褒美うどんをちゅるんしに行きましょう!」
お待ちかねのうどんタイムです!
そしてふたりでうきうき、早速うどん屋さんへと足を運べば。
「香川っていったらうどんだよな~何食おうかな?」
「ふぉぉぉ、色々なうどんがたくさんです」
うどんと一言にいっても、その種類は予想以上に豊富で。
あれもこれも美味しそうで、ふたりは頭を悩まつつも、暫しメニューと睨めっこ。
そして、色々と目移りしながらも。
「ううううん……煮込みうどん? いや、やっぱり釜玉? きつねうどんもすてがたい……これは迷うな! ルクルは何にする?」
「東くんも気になってる卵のうどんも美味しそうですが、ルクルはきつねうどんで」
「ルクルはきつねうどんか……しかも天ぷらとか寿司も……うどんアイス!?」
「うどん、アイス
……!?」
「俺はとりあえず釜玉うどんを食べるぜ!」
気になるものも沢山あるけれど、まずはうどん。
ルクルはきつねうどん、東は釜玉うどんを注文して。運ばれてくれば、いただきます!
東は、釜玉うどんに乗った卵をプチッと潰して一気に混ぜ混ぜ。
そして醤油を落としてから……ちゅるん、と食べてみれば。
「……うめぇ!」
とても美味しいです!
ルクルもふーふーしながら、大きなおあげをはふはふ、はむり。
「お出汁がじゅわぁと染みたおあげがたまりませんね」
そんな絶品の出汁が注がれたうどんも勿論、美味しくちゅるるん。
そしてふたりでふたりでもちもちつるつる、ご褒美のうどんを堪能していたけれど。
「……ところで、東くん」
ふと、ルクルは東へと視線をちらりと向けて。
お耳をそわりとさせながら、こんな提案を。
「ルクル、うどんアイスが猛烈に気になるのですが。食後のデザートにどうでしょうか?」
「アイスいいな! 俺も気になってたんだ!」
そして東はすぐに、ルクルの言葉に頷きながらも。
思い出したように、こう付け加える。
「……なぁ、デザートはモーラットも呼んでもいいか? うどんに夢中で呼ぶの忘れてた……」
おなかがぺこぺこでちょっぴり忘れていたけれど……まだお楽しみのデザートはこれからだから。
「勿論、さっきのモーラットさん達もお呼びしましょうね」
お菓子大好きなモーラット達も勿論呼んで、みんなで一緒に。
「うどんアイスは食べるとして……モーラット達は何がいいのかな?」
『もっきゅー!』
「うどんドーナツが気になるんですか? それも頼みましょう」
気になるうどんスイーツを嬉々と選んで、美味しくもきゅもきゅ、いただきます!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
陽向・理玖
【月風】
瑠碧結局初めてだっけ?
お?
お前も行くか?
うどん美味いぞ
助けたモラ引き連れ
本場の初めてだからめっちゃ楽しみだ
讃岐自体来るの初めてだけど
瑠碧何にする?
うわぁすげぇ種類あって悩む
ひとまず定番で釜あげからいこ
瑠碧釜玉?卵美味いもんな
交換しようぜ
そっちはかけか
通だな
お前は?
…肉…だと
って何でどや顔?
来た来た美味そう
ずずっと啜り
熱っ旨っ
つるつるしこしこ
麺がもちっとしっかりしてて美味い
瑠碧交換してくれ
んっ釜玉最高
お前も旨そうに食うなぁ…
口の周りの汁拭いてやり
肉一口くれよ
前に釜あげ置き
瑠碧まだ食ってる?
追加していい?
稲荷と海老天食いたい
お前も食う?
はーマジ美味かった
土産も覗いてこうぜ
帰ってまた食いたい
泉宮・瑠碧
【月風】
私、うどんは多分初ですね
あ、君は最初に目が合った子…
一緒に食べに行きますか?
理玖は…落とし穴の子ですね
二名のモラも一緒に
うどん、種類が沢山…
では、私も釜玉うどんがいいです
君は…かけうどん?
一口ずつ交換こしましょうね
お店の方に御礼を言って受け取り
わ、美味しそう
麺や卵と一緒に混ぜ混ぜ
一本食べてみて…美味しい
麺がもちもちで、卵と絡んでまろやかです
まず理玖と交換こ
卵が無しでも美味しい、さっぱりめですね
隣の子とも交換こ
あーん、で一口あげて
私も一口いただきます
ん、スープも美味しいです
自分の釜玉に戻り…
え、理玖もう食べ終わったんです?
更におかわり…?
美味しかった…
はい、お家用にもお土産で欲しいですね
オブリビオンの脅威も去って、賑やかさが戻って来た高松市の市街地。
まだ少し違和感を抱く一般人もいるようだが、そんな日常が戻りつつある街を並んで歩きながらも。
「瑠碧結局初めてだっけ?」
そう陽向・理玖(夏疾風・f22773)に訊かれた泉宮・瑠碧(月白・f04280)は、こくりと頷く。
「私、うどんは多分初ですね」
人々の記憶も薄れつつあるけれど、より早く日常を取り戻す為に……うどんを堪能すること。
それが、猟兵としてのお仕事の仕上げであるというけれど。
瑠碧はそう彼に答えた後、深い青の瞳をぱちくりと瞬かせる。
――ぴょこ、ぴょこんっ。
『もきゅー』
ふいに瞳に飛び込んできた、もふもふまんまるな毛玉の子の姿に。
まだ野良モーラットが市街地に残っていたのだろうかと一瞬思ったものの……よくよく見ると。
「あ、君は最初に目が合った子……一緒に食べに行きますか?」
『もきゅっ』
嬉し気にお返事したその子は、瑠碧と最初に目が合ったモーラット。
そして、理玖の目の前にも、1匹のもふもふ毛玉が。
『もきゅ!』
「お? お前も行くか? うどん美味いぞ」
「理玖は……落とし穴の子ですね」
ということで、助けた野良モーラット達も引き連れて……うどんを食べに行きます!
「本場の初めてだからめっちゃ楽しみだ。讃岐自体来るの初めてだけど」
うどん自体は、理玖にとっては珍しいものではないけれど。それが本場のだといえば話は別。
仕事とはいえ、初めて訪れた土地も真新しい風景につい楽しい気持ちになってしまう。
隣にいる瑠碧と一緒だから、尚のこと。
そして一軒のうどん屋に入店すれば。
「瑠碧何にする? うわぁすげぇ種類あって悩む」
「うどん、種類が沢山……」
うどんと言っても侮り難し、迷ってしまうほど種類がいっぱい。
王道から変わり種まで、どれも美味しそうで目移りしてしまうけれど。
「ひとまず定番で釜あげからいこ」
「では、私も釜玉うどんがいいです」
「瑠碧釜玉? 卵美味いもんな。交換しようぜ」
やはりここは、定番のものをいただきます!
そして、もきゅっと可愛いおててで、それぞれ選んだうどんを指すモーラット達。
『もきゅぴー』
「君は……かけうどん?」
「そっちはかけか。通だな。お前は?」
『きゅぴー』
「……肉……だと」
『もっきゅぅっ!』
「って何でどや顔?」
モーラット達が選んだのは、うどんの素材を存分に楽しめるシンプルなかけうどんと、どやるほど甘辛い肉がうどんにマッチした肉うどん。
それから注文を済ませた後、それぞれのうどんが運ばれてきて。
「わ、美味しそう」
「来た来た美味そう」
『もっきゅー!』
お店の方に御礼を言って受け取る瑠碧は、理玖とモーラット達と一緒に早速――いただきます!
コシのある麺を、とろーり卵と一緒に混ぜ混ぜして。まずは一本、ちゅるんと食べてみれば。
「……美味しい。麺がもちもちで、卵と絡んでまろやかです」
「熱っ旨っ。麺がもちっとしっかりしてて美味い」
豪快にずずっと啜りつつ、理玖もつるつるしこしこ、はふはふ。
それから、まずは。
「瑠碧交換してくれ」
「はい、交換こしましょう」
ふたりで仲良く、釜あげと釜玉を交換こ。
「んっ釜玉最高」
「卵が無しでも美味しい、さっぱりめですね」
卵があるかないかだけでも、また全然違った美味しい味わい。
そして、今度は。
『もっきゅー♪』
「お前も旨そうに食うなぁ……肉一口くれよ」
口の周りの汁を拭き拭きしてやった後、前に自分の釜あげを置いて。
理玖とモーラットも交換こ。
『もきゅー』
そして瑠碧も、かけうどん食べる? といわんばかりに見つめてくる子に微笑んで。
あーん、と一口ずつ交換こ。
「ん、スープも美味しいです」
「肉も甘辛くて旨ぇ」
モーラットたちも交換こできて、もきゅもきゅつるつる満足気。
それから、ずるっと釜あげうどんをひと啜りした後。
「瑠碧まだ食ってる? 追加していい?」
そう訊いてきた理玖に、自分の釜玉うどんに戻ってきた瑠碧は思わず瞳を瞬かせる。
「え、理玖もう食べ終わったんです? 更におかわり……?」
「稲荷と海老天食いたい。お前も食う?」
『もきゅ!』
なんていったって理玖は食べ盛り、モーラットと一緒にまだまだ全然いけます!
そして存分おなかいっぱい、楽しくうどんを満喫すれば。
「美味しかった……」
「はーマジ美味かった。土産も覗いてこうぜ。帰ってまた食いたい」
「はい、お家用にもお土産で欲しいですね」
みんな揃って御馳走様した後は、お土産選びも忘れずに。
今度は家で、一緒に食べる用に。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
瀬河・辰巳
追いもきゅもきゅタイムの前に腹ごしらえを。せっかくだから、色んなうどんを食べたいね。
ラーベくんは何処かへ遊びに行っちゃったから、フロッケと合流してペット同伴可のうどん屋巡り。ペット用のうどんとかあったら頼みたいよね。
自分はお店のオススメうどんを食べるかな。
……あれ、何かフロッケが大きくなったと思ったら、野良モーラットが2匹も背中にくっついてたのか。すっかり仲良しみたいだし、皆で一緒に食べるかい?
猫舌なうえ、癖であまり口を大きく開けないで食べるから、少し時間はかかるけど。7件くらい行ったら、うどんスイーツを食べつつ、自然豊かな場所にあるモラ溜まりへ道案内をお願いしよう。
もふもふもきゅっと野良モーラットの保護も滞りなく完了し、元凶のオブリビオンも退治して脅威も去れば。
霊石結界も解除され、市街地に日常が戻ってくる。
けれど、微か残る人々の違和感を消し去る為に、帰還する前にもうひと仕事という名のお楽しみの時間。
それは、追いもきゅもきゅ……も、なのだけど。
「せっかくだから、色んなうどんを食べたいね」
追いもきゅもきゅタイムの前に腹ごしらえをと、市街地を歩く瀬河・辰巳(宵闇に還る者・f05619)。
そんな彼の傍には、モーラットとお揃いの真っ白な色をした、サモエドのフロッケ。
フロッケとは合流したけれど、ばさりとラーベくんは何処かへ遊びに行ってしまったから。
「ペット用のうどんとかあったら頼みたいよね」
フロッケと一緒に、ペット同伴可のうどん屋巡りへ、いざ!
そしてうどん屋へと入店すれば。
「いらっしゃい! 4名様ですね!」
そんな店員の声に、ふと視線を巡らせてみれば。
何だか、フロッケが大きくなっている気が……?
いいえ、それは真っ白なもふもふでも、謎に大きくなったフロッケではなくて。
『もきゅっ』
『もっきゅー』
「……あれ、何かフロッケが大きくなったと思ったら、野良モーラットが2匹も背中にくっついてたのか」
ぴたりといつの間にか引っ付いていたモーラット達でした!
そして甘えるようにくっついているモーラット達と、満更でもなさそうに尻尾をふるりと楽し気に振るフロッケを見て。
「すっかり仲良しみたいだし、皆で一緒に食べるかい?」
『もっきゅ!』
『きゅぴっ』
すぐに返ってくるのは、良いお返事。フロッケも嬉しそう。
それからまず一軒目、店のオススメだという釜玉うどんを頼んでみてから。
猫舌なうえ、癖であまり口を大きく開けないで食べるために、少し時間はかかったけれど。
ふーふーしつつも、つるつるはふはふ、美味しく完食!
けれど、これはまだ前菜のようなもの。
何気に実は大食いである辰巳はそれから、7軒ほどうどん屋を巡った後。
デザートにカリカリもちもち、買ったうどんチュロスやうどんドーナツなどのうどんスイーツも満喫つつ。
『もきゅー!』
野良モーラットの子達に案内してもらうのは、そう――自然豊かな場所にある、もっふもふのモラ溜まり!
大成功
🔵🔵🔵
津嶋・かなで
うどん、何食べよっかな
王道もいいし、カレーうどんも絶対美味しい
けど香川のスタンダードが気になるし
生醤油うどんにしよ
みやこも同じにするか?じゃあ生醤油二つ
天ぷらの乗ったうどんにかかるだし醤油
手を合わせて、ひと口噛んだだけで感じるコシともちもち
さくさくの天ぷらと一緒に食べれば
うん、最高(ずるり
みやこ、美味しいか(ずるずる啜る骨の子
そっか
カボチャの天ぷら食べる?
茄子と交換でいいよ
僕はもうなんとも思わないけど
スケルトンが物を食べるって
猟兵の先輩達から見たら不思議な光景なんだろうな
頭に乗った野良モラが欲しがってるし
少しだけ分けてやる
…いい食べっぷりだな、お前
また変な結界なんかに閉じ込められたりするなよ
無事に脅威は払ったものの、あともう一仕事。
それに何気に、おなかも空いてきたから。
「うどん、何食べよっかな」
人々の日常を完全に取り戻すため、そして美味しいうどんを楽しむために。
入店したうどん屋の席で、ちょこんと座ったみやこと一緒にメニューと睨めっこするのは、津嶋・かなで(幻実アンファンス・f35292)。
うどんといってもここは本場、種類も驚くほど豊富で、しかもどれも美味しそう。
「王道もいいし、カレーうどんも絶対美味しい」
かなではそう色々と目移りしていたけれど……折角、うどん県と名高いこの地で食べるのだから。
「けど香川のスタンダードが気になるし、生醤油うどんにしよ」
郷に入っては郷に従え、地元の定番である生醤油うどんにすることに。
そして自分の声を聞いてそわりとするみやこの様子を見つつ、かなでは注文を。
「みやこも同じにするか? じゃあ生醤油二つ」
それから程なくして運ばれてきたのは。
見るからにさっくさくな天ぷらが乗った、コシのあるうどん。そしてそれにかかるだし醤油。
お揃いの生醤油うどんがふたつ、並べられれば。
一緒に手を合わせて――いただきます!
つるりとひとくち噛んだだけでもわかる、しっかりしたコシともちもちなうどん麺。
さらにはむりと一緒に天ぷらを食べてみれば。
「うん、最高」
やはりさっくさくの歯ごたえ。
そんな絶妙なもちもちさくさくのうどんを、ずるりと啜って味わいながらも。
「みやこ、美味しいか」
かなではそう声を掛けてみるけれど……答えは、一目瞭然。
一生懸命ずるずるとうどんを啜る、骨の子の姿を見れば。
それから、こんな交渉を。
「カボチャの天ぷら食べる? 茄子と交換でいいよ」
そして交換こした後、嬉しそうにさくさく天ぷらを食べるみやこを見ながらも。
(「僕はもうなんとも思わないけど、スケルトンが物を食べるって、猟兵の先輩達から見たら不思議な光景なんだろうな」)
かなでがふと、そんなことを考えていれば。
『もきゅーっ』
聞こえてきたのは、頭に乗った野良モーラットのおねだりの声。
そんなうどんを欲しがってる子に、少しだけうどんを分けてあげて。
「……いい食べっぷりだな、お前」
かなではもふもふ、食いしん坊な毛玉を撫でてあげつつも。
もきゅもきゅつるつる、嬉しそうに食べているモーラットを見つめる瞳を細め、続けるのだった。
……また変な結界なんかに閉じ込められたりするなよ、って。
大成功
🔵🔵🔵
フリル・インレアン
ふわぁ、おうどんがおいしそうですね。
ふえ?アヒルさんどうかしたんですか?
八尺様に結ばれた髪を戻さないのかですか?
せっかく綺麗に三つ編みにしてくれたんですから、いいじゃないですか。
それに髪を結んであった方が食事もしやすいですしね。
って、アヒルさんどうして遠ざかるんですか?
ふえ?髪を結ばれたことで縁を結ばれたんじゃないかって・・・
そんなことないですよ。
結ばれていたとしても、それはきっといい縁ですよ。
周囲に張られていた霊石結界も解除され、人々の日常が戻って来た市街地。
そしてぐるりと周囲を見回せば、沢山のうどん屋が。
ここは香川県、人々の生活に根付いているほどのうどんの本場であるから。
「ふわぁ、おうどんがおいしそうですね」
大きな帽子を押さえつつ言ったフリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)のおなかも、気付けばぺこぺこ。
なにせモーラットの保護やオブリビオンの脅威を払ったりして動いたのだから。
けれど、平和な日常が戻って来たはず……なのだけれど。
フリルはアヒルさんの様子を見て、思わずきょとり。
「ふえ? アヒルさんどうかしたんですか?」
なんだかちょっぴり何かに対して警戒しているような感じだから。
しかもそんなアヒルさんの視線が向いているのは、何故か自分……?
そう疑問に思っていたフリルだけれど。その理由はすぐに本人の口から明かされる。
「八尺様に結ばれた髪を戻さないのかですか?」
アヒルさんが見ているのは、フリルの結われた髪であったのだ。
先程、八尺様に編み編みしてもらったもの。
「せっかく綺麗に三つ編みにしてくれたんですから、いいじゃないですか。それに髪を結んであった方が食事もしやすいですしね」
八尺様はオブリビオンではあったけれど、とてもお洒落さん。
そんな彼女が結んでくれた髪をほどくのはもったいないし、うどんをつるつるこれから食べる事を考ればむしろ好都合であるのだけれど。
「って、アヒルさんどうして遠ざかるんですか?」
じりじりと自分から何故か距離を取るアヒルさんに、もう一度首を傾げるフリルであったが。
「ふえ? 髪を結ばれたことで縁を結ばれたんじゃないかって……」
アヒルさんの主張を聞いて、そんなことないですよ、と宥める。
だって彼女も自分と同じように帽子をかぶっていたし、髪も綺麗に可愛く結ってくれたのだから。
……結ばれていたとしても、それはきっといい縁ですよ、って。
大成功
🔵🔵🔵
朧・ユェー
【月光】
うどん、ルーシーちゃんは初めて なのですね
えぇ、何度か頂いた事があります
黒雛はぴぃと首を傾げて、お揃いでぴぃと嬉しそうに鳴いて
そうですね、うどんにも色んな種類がありますから
現地の方から教わるのが良いでしょう
ルーシーちゃんはシンプルにですね
では僕は肉うどんにしましょうか
ルーシーちゃんも美味しそうですよ
揚げ玉、天かすとも呼びますね
天ぷらをした後の衣です
こうやって啜るのですよと食べて
ん、美味しいです
ルーシーちゃんお上手ですよ
ふふっ、美味しいですか?
良かったですね
実は手打ちが出来る場所があって僕が作ったうどんがあるのですがどうですか?
黒雛は嬉しそうにもぐもぐしてぴぃぴぃと鳴いている
嬉しそうですね、モーラットさんもご一緒にいかがですか?
可愛い娘の姿にほっこりとしつつ手を繋いで
はい、出発。
ルーシー・ブルーベル
【月光】
おうどん!ルーシーは初めてよ
真っ白で、長くて、不思議な食べ物ね
ゆぇパパと黒ヒナさんはご存じ?食べたことある?
パパ、召し上がった事あるのね!
黒ヒナさんは初めてがお揃いみたい?
周りの方におススメのお店を聞いてみましょう
おいしいのは現地の人が詳しいって聞いたことある
入った一軒で
かけうどん?をお願いするわ
最初はシンプルがいいのかなって思って
パパは何にする?
にくうどん。わあ、聞いてるだけでおいしそう…
おネギと淡い黄色の、あげだま?を入れるわ
天ぷらはしってる。
あの外側の衣の部分なの?面白いわ
いただきます!
…う?うまく口に入れられない
周りの人たちみたいにツルツルーって出来ないわ?どうやるの??
パパすごい!ルーシーもツルツルやりたい
どうにかつるり、もぐもぐ
おいしい…!このオダシ、いいお味
黒ヒナさんも食べる?
小さく切ってあげる
さすがに啜ったりできないでしょうし
パパの手作りおうどんだなんて、もちろん行く!
ね、モーラットさんも行きましょう?
頭に黒ヒナさんを乗せ
パパとモーラットさんと手をつないで、出発!
香川と言えばうどん、と言われているほど、この地のソウルフードであるから。
うどんを美味しく楽しく食べることこそ、人々の日常を違和感のないものへと戻す手助けとなるということだけれど。
「おうどん! ルーシーは初めてよ」
……真っ白で、長くて、不思議な食べ物ね、と。そう知識としては知っている。
でもルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)にとって、うどんを食べるのはこれが初めて。
そんな彼女の言葉に、朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)は柔く金の瞳を細めて。
「うどん、ルーシーちゃんは初めて なのですね」
「ゆぇパパと黒ヒナさんはご存じ? 食べたことある?」
ルーシーがそう訊ねてみれば、返って来た言葉や反応はふたり真逆のもの。
「えぇ、何度か頂いた事があります」
そう、こくりと頷いて返すのはユェー。
一方の黒雛は、ぴぃ? と、首を傾げてこてり。
けれど、そんな黒雛も。
「パパ、召し上がった事あるのね! 黒ヒナさんは初めてがお揃いみたい?」
お揃いと聞けば、ぴぃっと嬉しそうにひと鳴き。
そしていざ、うどんを食べようと思うのだけれど……くるりと見回しただけでも、沢山のうどん屋が。
でもそんな時は、やはり。
「周りの方におススメのお店を聞いてみましょう。おいしいのは現地の人が詳しいって聞いたことある」
「そうですね、うどんにも色んな種類がありますから、現地の方から教わるのが良いでしょう」
現地の人に訊いてみるのが一番!
それから教えて貰った店に入れば、おすすめだけあって、沢山の人がうどんを楽しんでいる。
メニューを開けば、これまたうどんの種類も沢山。
どれもこれも、とても美味しそうなのだけれど。
「かけうどん? をお願いするわ。最初はシンプルがいいのかなって思って。パパは何にする?」
「ルーシーちゃんはシンプルにですね。では僕は肉うどんにしましょうか」
うどん本来のコシや味をより楽しめるシンプルで定番なかけうどんと、甘辛い肉とうどんが絶妙な人気の肉うどんを。
「にくうどん。わあ、聞いてるだけでおいしそう……」
「ルーシーちゃんのも美味しそうですよ」
それぞれのうどんが茹で上がる間の待ち時間も、わくわくそわり。
そして茹でたて出来立てのうどんが目の前に並べられれば、いただきますのその前に。
ルーシーは、周囲の人たちに倣って手を伸ばして。
「おネギと淡い黄色の、あげだま? を入れるわ」
ネギは知っているけれど、あげだまが何かは分からないまま、でも美味しそうだから。
ネギをぱらり、あげだまもぱらぱらと、かけうどんに入れてみる。
でもそこは、さすが物知りなパパ。
「揚げ玉、天かすとも呼びますね。天ぷらをした後の衣です」
「天ぷらはしってる。あの外側の衣の部分なの? 面白いわ」
あげだまの思いがけない正体に、ルーシーは一瞬瞬かせた瞳を細めた後。
「いただきます!」
わくわくと、うどんを食べて……みようと、したのだけれど。
「……う? うまく口に入れられない」
うどんが何故か、ちゅるんと逃げちゃいます……?
「周りの人たちみたいにツルツルーって出来ないわ? どうやるの??」
他の人達のうどんは、口の中にするするーっと入っていくように見える不思議。
そう首を傾けるルーシーに、ユェーは優しくコツを教えてあげて。
「こうやって啜るのですよ」
つるつるとスマートに口に運べば、もちもちうどんと絡むだしの味と甘辛い肉の味わいが広がって。
……ん、美味しいです、と漏れる微笑みと声。
そんな上手な見本に、感心したように瞳をキラキラ、ルーシーもぐっと気合いを入れて。
「パパすごい! ルーシーもツルツルやりたい」
一生懸命、パパみたいにつるつると頑張ってみれば……どうにかつるり、もぐもぐ。
食べてみたうどんの麺は、とてももちもちしていて。
「おいしい……! このオダシ、いいお味」
シンプルだからこそ、出汁の味が美味しさの決め手。
「ルーシーちゃんお上手ですよ。ふふっ、美味しいですか? 良かったですね」
頑張ってつるつるうどんを食べるその姿を、ユェーも微笑ましく見守って。
ぴぃ、と鳴く黒雛も、うどんに興味津々。
「黒ヒナさんも食べる?」
でも、さすがにちゅるんと啜ったりは出来なさそうだから。
ルーシーは黒雛のために、長いうどんを小さく切ってあげて。
つんつんと切って貰ったうどんを、もぐもぐ黒雛が食べてみれば……ぴぃぴぃと満足気な声。
そんなふたり仲良くお揃いで、初めてのうどんを美味しそうにほこほこ食べている様子に、ユェーは笑ってから。
ふと、持ち掛けてみるのは、こんな提案。
「実は手打ちが出来る場所があって。僕が作ったうどんが食べられるのですがどうですか?」
「パパの手作りおうどんだなんて、もちろん行く!」
ルーシーは彼の素敵なお誘いに、すぐに大賛成。
黒雛ももぐもぐもちもち、夢中でうどん食べながらも、やっぱり嬉しそうにぴぃぴぃ。
そして、ぴょこんっと輪の中に加わったのは。
『もきゅーっ』
皆と同じ黒いリボンをつけた、ふわふわ毛並みのまんまるモーラット。
ユェーは嬉々として食べている黒雛に笑んだ後、先程のモーラットへと視線を移して。
「嬉しそうですね、モーラットさんもご一緒にいかがですか?」
「ね、モーラットさんも行きましょう?」
うどんを食べ終わったルーシーも、そう声を掛ければ。
『もきゅっ、きゅぴ!』
はしゃいだように即返ってきたのは、とても良いお返事。
そしてみんなで御馳走様をして、店を出た後。
ルーシーはちょこんと黒雛を頭の上に乗せてから、パパとモーラットと手をつないで――出発!
絶対に美味しいに決まっている、パパお手製のうどんを作りに。
ユェーもそんな可愛い娘の姿にほっこりとしつつ、しっかりと優しく手を繋いで。
平和を取り戻した街の中を、皆と仲良く並んで歩き出す。
家族の証である手首の黒いリボンをお揃いで揺らしながら――はい、出発、って。
大成功
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