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【サポート優先】脇見に御用心

#カクリヨファンタズム #【Q】 #戦後

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#カクリヨファンタズム
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#【Q】
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#戦後


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 UDCアースのとあるUDC組織のエージェントが、己が所属している組織の倉庫から、"呪物"がひとつ無くなっている事に気が付いた。
 何処かの人物が、狂気に憑りつかれて造り出した代物をUDC組織が押収し、呪いの真偽を確かめる為に保管していた筈。
 それは何度探しても見付からず、現在に至るまで失せ物として処理されている。

 さて、カクリヨファンタズムには、現代地球で失われた「過去の遺物」が流れ着く。
 その呪物『蠱毒で勝ち残った毒蜘蛛の標本』も流れ着いていた。

「呪いは真実……なのかはさておき、その呪物が流れ着いた場所に、奇妙なからくり迷路が現れるようでございます」

 少し首を傾げながら、メトゥ・ヴィルガ(優しい彷徨い砂・f33096)が猟兵達へと説明を始める。
 巨大な廃工場の様な見た目の建物、その中は危険なトラップが沢山稼働しているらしい。
 中でも目立つ物は爆発物。
 迷路の至る所に、『爆発する少女の首』が転がっているそうだ。
 それに気を取られていると、他のトラップに引っかかり……という流れだろう。

「足場は、朽ちかけた鉄パイプ、錆びて軋む歯車の上といった場所を通る事になりそうですが、皆様ならば問題無いでしょう」

 最終目的は『蠱毒で勝ち残った毒蜘蛛の標本』の回収。
 また、呪物の影響を受けて凶暴化した妖怪が、骸魂無しでオブリビオン化しているそうだ。

「呪物は、そのオブリビオンが持ち歩いている様子。オブリビオンを倒せば、妖怪も呪物も無事に分離出来るので、加減の必要はございません」

 メトゥが猟兵達に向けて、お気を付けて、と一礼した。


神森みくに
 こんにちは、神森みくにです。
 初サポート優先シナリオ、気ままにゆっくり執筆します。
 カクリヨファンタズムにて、からくり迷路の攻略と、オブリビオンの討伐が目的になります。

 このシナリオは、【サポート優先】シナリオです。
 ・サポート参加者を優先的に採用します。
 ・通常参加者も勿論採用します。
 ・執筆は不定期に行われます。

●1章「からくり迷路」
 不安定な足場を越え、罠に警戒しながら進んで行きます。

●2章「ボス戦」
 爆発物注意です。
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第1章 冒険 『からくり迷路を突破せよ!』

POW   :    罠の作動を無視し気合と根性でゴリ押し突破する

SPD   :    罠が作動する前に不安定な足場を速度で突破する

WIZ   :    罠の癖を見切り安全なタイミングを狙い攻略する

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エステル・リンティネン(サポート)
別の世界から迷い込んだ、ミステリアスな雰囲気のする女性です。
猟兵として様々な世界を旅をして、元居た世界に帰還する為の方法を占い師をしながら探しています。
普段は異世界出身である事を隠していて、「記録喪失で小さい頃の記録は無くしている」と説明して誤魔化しています。
性格としては大人しく落ち着いていて、丁寧口調で話しかけます。
表向きの仕事として占い師をしているので、それにあった行動をして貰えると嬉しいです。
戦闘では魔法を使って戦いますが、状況によって剣でも戦うことが出来、状況に合わせて剣と魔法を切り替える戦法を取っています。



 呪物が流れ着いた先に、突如出現したという謎のからくり迷路。
 エステル・リンティネン(旅する占い師・f08918)の手に持つ、失せ物探しの占術用水晶玉には、廃工場のからくり迷路内の何処かが映っている。
 朽ちかけた大きな台に纏められて乗っている、何本もの錆びた鉄パイプ。

「何かの材料だった物でしょうか?倉庫に手掛かり、という事なのですね」

 水晶玉に映った場所を探すべく、エステルは歪に割れた鉄板の床を歩き出した。
 間取りも歪に変化した廃工場を進む中、ふと物陰から何か丸い物が少し見える。
 その丸い物はエステルが近付くと、ごろんと物陰へと引っ込んだ。

「これは……」

 エステルが杖を振り、誘導弾を道の先へ向けて放つ。
 それを追う様に、物陰から今度ははっきりと見えた丸い何か……少女の首が転がって行く。
 誘導弾に追い付いた首は、赤い閃光を放ちながら爆発。
 近くに在った物を吹き飛ばした。

 爆音に耳を塞いでいたエステルが見渡す黒煙の先には、散らばった鉄パイプ。
 そこから走り去る、首の無い後ろ姿が見えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

エドゥアルト・ルーデル(サポート)
『ヒャッハー!頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!』

口調:拙者、名字+氏、~でござる、~ですぞ
属性:混沌・悪

弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す正義なんてどこ吹く風なゴーイング・マイ・ヒャッハー系

シリアスな空気だと破壊するか自分が爆発する
可愛い女の子を見れば興奮する変態
エンジョイ&エキサイティングをモットーに好きなように生きて好きなように死ぬギャグキャラ
オタクらしく戦闘中でも状況に有ったセリフやパロ技を適当にぶっ込みながら戦う様はイカレポンチすぎて敵味方問わず困惑と驚愕させることに定評がある
公言しないが空軍のパイロット



「『爆発する少女の首』とは……美少女か否か、必見ですぞ!!」

 呪物が流れ着いた先で出現したからくり迷路、そこに浮かれたエドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)がスキップしながら廃工場へと踏み込む。
 広く歪な迷路の中で、エドゥアルトの眼前には大きな鉄製の階段がある。

「折角だから、拙者はこの道を選ぶでござるよぉ」

 錆びて崩れかけた階段を軽快に昇っていく途中、ガシャンッ!という音が頭上から聞こえた。
 しかし、エドゥアルトの視線は頭上では無く、階段を昇った先、美少女の頭を見つめている。

「これはクラスで5本指に入る窓際の席で休み時間も本を読んでいるタイプの美少女、の首。爆破トラップとしての運用には最適の美少女でござるなァ」

 階段の中腹で【めっちゃ数寄やねん(メッチャスキヤネン)】を発動させ、早口で1人頷き、落下して来た鉄柱に階段を崩され、美少女の首ごと落ちて行った。
 落ちた先は1階を通り越したのか、随分と暗い。
 だがエドゥアルトの第六感が告げる方角、落ちた時のままの体勢で頭だけをそちらへ向ける。
 階段上で出逢った美少女の首と同じ物を抱えた、首無しの少女騎士。

 奇跡的な体勢のままで満面の笑みを向けられた首無し少女騎士は、怯えた表情の首をエドゥアルトに投げ付け、爆破の煙の向こうへ逃げ去った。

成功 🔵​🔵​🔴​

禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
 人間の人形遣い×ビーストマスター、13歳の女の子です。
 普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 錆びた鉄骨の橋を、愛らしい黒色のエプロンドレスを纏った少女が駆けて行く。
 禍沼・黒絵(災禍の輩・f19241)の前には、呪物を鎧の中に格納して走る『首の無い鎧』。
 黒絵のはめた手袋『ブラックウェイブ』から形成されるシールドで、橋に転々と転がる『爆発する少女の首』からの爆撃を受け流しつつ、ひたすら追いかける。

「ねぇ待ってアナタ、クロエと遊んで欲しいの」

 立ち止まる気配のないオブリビオンが、黒絵に向けて少女の首を投げた。
 無感情な目と、黒絵の目が合い、薄暗いからくり迷路が一瞬赤く照らされ、衝撃が奔る。
 それにより、大穴が開いた鉄骨の橋が傾き始めた。

「逃げるなんて許さないわ」

 その向こう側、別の足場に飛び移って黒絵から離れて行く『首の無い鎧』を睨み付け、アリスランス『エクリプス』を投げ付ける。
 積まれたガラクタが槍の着弾で崩れ、逃走を遮られたオブリビオンは、再び鉄骨の橋の先にある区画へと走り出す。
 崩落する鉄骨の橋から跳び降りた黒絵は、オブリビオンが去った先をじっと見上げた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロータス・プンダリーカ(サポート)
素早さが売りの格闘猫
口調は「ですにゃ、ますにゃ、ですかにゃ?」と丁寧語に「にゃ」が付く

年齢の割に子供っぽい、と言うか猫っぽい
時々猫の本能には抗えない
お魚大好きで特に好物は鮭
食べ物にはつられる

誰にでもすぐ打ち解ける友好的な性格
耳と尻尾は感情に応じて良く動く

好奇心に溢れ、どんなものでも素直に興味を持つ
魔法も科学も凄いですにゃ
勇敢に困難に立ち向かうも、ちょっとおっちょこちょいな一面も
罠や迷宮は大体気合いで切り抜けるが、頭は良いので知恵も回る

迷惑行為NG
公序良俗は遵守



 所々破れた金網の壁など何のその。
 ロータス・プンダリーカ(猫の銃形使い・f10883)は爪を引っ掛けながら、カシャカシャとからくり迷路の最奥を目指す。
 暗がりに丸くなった瞳孔の先、壊れたコンベアベルトの道を歩く『首の無い鎧』を発見した。

 尻尾を揺らし、狙いを定めて飛び掛かったロータスに、不意を突かれたオブリビオンは手に持っていた『爆発する少女の首』を取り落とす。

「させませんにゃ」

 首が爆発するタイミングを見切り、直前で首を弾き飛ばされたオブリビオン。
 その様子に、新しく生成した首で遥か頭上を爆破させ、吊り下がっていた鉄骨の足場をロータスに向けて落とした。
 だが、頭上よりもロータスが気になったのは、オブリビオンが走り去る時に転がして行った首。

「んにゃー!」

 首とは言え、転がって行く丸い物体に心惹かれて飛び掛かる猫。
 鉄骨から逃れ、爆発する前の首を殴り飛ばし、満足気に辺りを見渡す。
 暗闇の中、僅かな光を頼りに輝く猫目で、積もった埃に残るオブリビオンの足跡の横に肉球の跡を付けながら、迷路の最奥へと進んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『デュラハン小玉鼠』

POW   :    大爆破
技能名「【爆撃 】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
SPD   :    多爆破
自身が装備する【爆弾と化した自身の頭部 】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    誘爆破
攻撃が命中した対象に【爆弾と化した自身の頭部 】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【他の頭部達が集まってきて誘爆】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はピオネルスカヤ・リャザノフです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(サポート)
『テケリャア!!!』
バイオモンスターのラヴクラフト神拳伝承者 × 四天王
年齢 102歳 女
外見 243cm 黒い瞳 赤茶の髪 白い肌
特徴 特徴的な声 声が大きい 実は美形 虐殺を生き延びた 奴隷だった
口調 テケリャア(私、呼び捨て、言い捨て)
お腹が減ると ケテルャア(私、呼び捨て、言い捨て)
常に飢餓感に苦しんでいます
てけりゃあ叫んで捕食したり怪力任せに潰すのが得意です
不定形の化け物として描写してください
連携歓迎です


イネス・オルティス(サポート)
『この鎧は一族伝統のもの、恥ずかしくなんて……』

アックス&ウィザーズ辺境のどこかにある隠れ里に住む一族の女戦士
〔一族伝統の鎧〕のビキニアーマーを愛用し主に〔巨獣槍〕という槍を使う
”ダッシュ”で近づき”なぎ払い”、”串刺し”等をよく行う

ボン・キュ・ボンのナイススタイルで、ビキニアーマーを普段使いしている
恥ずかしさ耐性のあるイネスは、周りの視線を気にしません
そのビキニアーマー姿の存在感で、無意識に誘惑してしまう事がありますが
イネスにそのつもりはありません

アドリブ・絡み・可 ””内技能
描写はセクシーレベルまで
キャバリアには乗らず生身で戦います(他の人のキャバリアを足場にする等はあり)


木元・祭莉(サポート)
「よっし、おいらに任せといてー♪」

グラップラー×サウンドソルジャー、14歳の人狼少年です。
前衛肉弾派で、積極的に行動します。
まだまだ未熟なアホの子ですが、やる気だけは人一倍!

あまり悩まずさっと決断して、臨機応変に切り替えて、いつも楽しそうにテンション高く行動します。
本人マジメでも、結果コミカルになりがちです。

ユーベルコードは、地味に戦闘力底上げに使うことが多いです。
最後は、グラップルの正拳一撃で締めるのが理想形。

多少の怪我は耐性のおかげで気付かず、肉を切らせて骨を断つ、がモットー。
いつも笑顔で、後先考えず。でもちょっとビビリ。

あとはおまかせで。よろしくおねがいします!



●廃工場のからくり迷路、その最奥にて。

 風化した何かの部品や資材が押し込まれた巨大な棚、異常な変形を遂げた大型機械、それらが雑に詰め込まれた大倉庫。
 鉄板と瓦礫で、窓や他通路が塞がれた状態の大倉庫への出入り口は1ヶ所のみ。
 追い込んだのか、追い込まれたのか、首の無い少女騎士『デュラハン小玉鼠』がようやく猟兵達に向き直る。

「やぁっと止まったよ!」
「ケテルャア!!」

 この部屋から逃げ出さない為、木元・祭莉(まつりん♪@sanhurawaaaaaa・f16554)が大型機械を運び、よいしょ!と唯一の道を封鎖。
 散々走り回され、常の飢餓感に加えて怒りを露わにするテケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(ロード・ケテル・f16871)が、早速【バイオミック・オーバーロード】で周囲の棚や物を薙ぎ倒しながら巨大化した。
 全身(首以外)を鎧で固めたオブリビオンとはほぼ真逆、薄暗い屋内でも素晴らしいスタイルが判るビキニアーマーのイネス・オルティス(隠れ里の女戦士・f06902)。

「これで逃げ道は無くなったようね」

 『デュラハン小玉鼠』に向かってダッシュでイネスが詰め寄り、串刺しに掛かる。
 鞭剣でイネスの槍を持つ腕にカウンターを入れながら、並び立つ棚の向こう側へ走り出し、猟兵達の視界から逃れるオブリビオン。

「テケリャアァァ!!!」

 そんな障害物など関係無いと、テケリリケテルリリは全てを払い除けながらオブリビオンを探し、破壊していく。
 めちゃくちゃに吹き飛んでいく物、その隙間を野生の勘で縫う様に駆ける祭莉。
 駆ける祭莉の横や、テケリリケテルリリの近くで、飛ばされた物に紛れた『爆発する頭部』が爆発し、2人に爆風が襲い掛かる。
 だが、そんな事お構い無しの祭莉が、『デュラハン小玉鼠』の背中を捉えた。

「見つけたよ☆コワイものくらえー!」

 祭莉が『デュラハン小玉鼠』の背に貼り付けた妖怪『コケコッコー』メダル、たまことメカタマコの殺意と攻撃【恐怖による征服(パクス・タマコ)】がオブリビオンを執拗に追う。
 けたたましい鳴き声のたまこ達に追われ、テケリリケテルリリに障害物を吹き飛ばされ、隠れ蓑を失くした『デュラハン小玉鼠』の正面にイネスが躍り出た。

「くらいなさいっ! 薄衣甲冑破壊光線!」

 一族伝統の鎧から放たれたビキニアーマー属性の破壊光線【薄衣甲冑破壊光線(ビキニーレイ)】、イネスへと集結しかけていた大量の『爆発する頭部』とオブリビオンが呆然と、眩しいイネスの肉体美とビキニアーマーに放心する。
 それを横から、テケリリケテルリリが大量の首を丸呑みし、追い付いたたまこ達が猛攻を掛けまくった。

「テケリャア!」
「おいらの正拳も負けないよ♪」

 あらゆる攻撃で、要約するならば(何だあの恰好は)と放心していたオブリビオンが我に返ると、眼前には笑顔で拳を突き出す祭莉と、首を呑みながら突進してくるテケリリケテルリリ。
 『デュラハン小玉鼠』が慌てて鞭剣を構えるも、2人に吹き飛ばされ、瓦礫の山に突っ込んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

クフィル・アンベイル(サポート)
「目標を確認しました、攻撃開始します」

アンサーヒューマンのクロムキャバリア×電脳魔術士の女の子です。
口調は「丁寧語(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
キャバリアはスナイパーライフルとレーダーを装備した戦闘偵察タイプ。

まず【偵察】で相手の出方を見て【推力移動】や【ハッキング】【電撃耐性】【水中機動】で安全を確保、
【限界突破】した【瞬間思考力】で狙いを定めて【スナイパー】で攻撃します。
接近された場合は【マヒ攻撃】で対処。再び距離を取ろうとします。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用します。
アドリブ・連携歓迎


パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。
敵UCは古竜の骨のマン・ゴーシュで受け流す。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝は勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してもふる。

アドリブはご自由に。


緋月・透乃(サポート)
『今日も元気に食べて楽しく戦おうね!』
 人間で22歳の女性です。
いつも元気で、強敵との戦闘、食べる、スリルを味わうことを好みます。

基本的に自分の楽しみのために行動し、敵味方問わず他人の心情等には配慮しません。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用します。
戦闘では真っ正面からの突撃を好み、負傷は気合いで耐えれば良いと考えています。
戦闘以外のことも大体気合いと力でなんとかしようとします。
脳筋です。

武器は主に『重戦斧【緋月】』を使用しますが、他の武器の方が有効そうならそちらを使用することもあります。

クロムキャバリアでも生身で戦います。

不明な点はおまかせします。よろしくお願いします。


響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです


紬雁・紅葉(サポート)
『業邪…御鎮めします』
基本戦闘場面に参加

破魔、属性攻撃、衝撃波、薙ぎ払い等とUCを適宜組み合わせて攻撃

見切り、残像、オーラ防御、武器受け等とUCで防御や回避

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

範囲攻撃と2回攻撃での雑魚払いが得意だが
ボスとの戦闘も遜色なく行えるし行う


羅刹紋を顕わに戦笑み
傷負っても笑みを崩さず
何処までも羅刹の血と"剣神"の導きに従い
災魔業邪を打ち倒す

敵の最期に
去り罷りませい!
の言葉を

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 そこかしこにガラグタが散らかる大きな部屋の中空、キャバリアに搭乗したクフィル・アンベイル(アンサーヒューマンのクロムキャバリア・f32318)が、オブリビオンの行動情報をUC【機動歩兵偵察術(レコニサンス・キャバリアー)】で偵察及び分析していく。
 地上で走る仲間達、罠を準備する仲間達、それぞれに向けてクフィルは情報の共有を開始した。

「戦術偵察開始、分析完了した情報から次第順次送信します」

 地上では、オブリビオン『デュラハン小玉鼠』を緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)と紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)が、敵を見失わない様に追い駆けている。
 逃げ続ける敵に対し、元気たっぷりな透乃は不満げに、紅葉は周囲の警戒もしつつ、両者共に攻撃の機会がなかなか見えない状況がもどかしそうな様子。

「待てー!逃げてばっかじゃ楽しくないよー!」
「足元にも御注意を、例の頭部が何処に転がっているか分かりません」

 電灯は無く、窓からの月明かりも碌に入らない、暗く埃積る広大な密室。
 その中を走り続ける、愛用の『重戦斧【緋月】』を軽々と担いだ透乃、『九曜』を携え羅刹紋を顕わに戦笑みを崩さない紅葉。
 彼女達の様に攻撃的な猟兵を始末する為に、オブリビオンは既に自身の頭部をからくり迷宮中、そしてこの部屋中にバラ撒いていた。
 誘導する様に走る『デュラハン小玉鼠』の経路、それをクフィルが予測して偵察していく。

「透乃さん、紅葉さん。23秒後、左方向の爆発物が最も集中する地点に到達します」
「あれ?でも、わたし達がいる場所に向かって来てない?」
「つまり、それは……私達でオブリビオンの爆撃を防ぐしかありませんわね」

 パルピ・ルプル・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)と響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)の待機している地点には、パルピが『雨紡ぎの風糸』で張り巡らせた罠がある。

 瓦礫を越えて来るオブリビオン、その後ろから透乃と紅葉。
 皆が向かって来る先にはパピルとリズ、その上空に停滞するクフィル。

 罠を張るには都合の良い地形、それは敵も同じだったらしい。
 複製された大量の頭部がその地点へと集結するように転がり、そこへ1つの頭部を抱えたオブリビオンを中心に猛烈な【大爆発】が放たれた。

「掛けまくも畏き布都主の遍く剣とす御力お越し畏み畏み申し賜う…!」

 紅葉が【巫覡載霊の舞・八威刃(フゲキサイレイノマイ・ヤイバ)】で"剣神"布都主の神霊体へと変身し、爆撃を軽減する中、透乃は構わず爆発の中へと突撃して行く。
 一方、急いで構えたパルピの『古竜の骨のマン・ゴーシュ』と、リズが展開した『オラトリオヴェール』で、オーラ防御と受け流しを何とか成功させ、罠の崩壊を防ぎ切った。

「クフィル様、お願いします!」

 リズの合図でクフィルが、瞬間思考力で予測した地点を限界突破のスナイプし、オブリビオンを罠の起点へと吹き飛ばす。
 飛ばされた先、網状に張った糸が一斉にオブリビオンへ絡み付いた。
 部屋に作っておいた頭部をすべて爆発させ、鞭剣を持つ腕も満足に動かせない。
 その動きが止まったオブリビオンへと、大爆発のダメージをそのままに透乃が重戦斧と共に突撃、地面を陥没させた。

「よぉし、ひょいっと!」

 透乃がUCによる強化で『デュラハン小玉鼠』の片脚を掴み、更に地面へ叩き付ける。
 相当なダメージを受けたオブリビオンが尚も、眼前の透乃を退けようと鞭剣を無理やり動かそうとした。

「あっ」

 ガンッと、上がりかかったその腕を、パルピのUC【偶然の不運なる遭遇(ナニガクルカハソノトキシダイ)】から突如現れた空のお菓子缶が撃ち落とした。
 腕ごと鞭剣が缶と共に飛んで行った瞬間、透乃とパルピもオブリビオンから離れる。

「業邪よ、去り罷りませい!」

 そこへ紅葉が、全装備武器からの衝撃波を『デュラハン小玉鼠』へと叩き込んだ。
 抵抗の姿勢を崩されたオブリビオンが、爆発する自身の頭部を生成する時間は無い。


 動かなくなった頭の無い鎧は、骸の海へとゆっくり還って往く。
 それを見送り、陥没した地面に残る呪物『蠱毒で勝ち残った毒蜘蛛の標本』をそっと紅葉が手に取った。

 爆風で損傷したキャバリアを確認するクフィル、呪物の無事を確認して元の姿に戻った紅葉、重戦斧と両脚を投げ出して休息する透乃、凹んだお菓子缶に座るパルピ。

「お疲れ様でした、私が癒して差し上げましょう」

 【サクラサク花の舞い(サクラノイヤシヲアナタヘ)】で、リズが仲間達を微睡みに誘い、負傷を回復させていく。
 爆風をまともに受けた透乃、UCで軽減していた紅葉がゆっくりと休む中、うとうとするパルピと、軽度の損傷で済んだと安堵しながら降りて来たクフィルが、リズの作り出す桜の花吹雪を眺める。
 起床次第、帰還しようと言いながらクフィル達へと歩き出したリズが何故か転び、派手な音に結局全員が即跳び起きる事となった。

 以上が、UDCアースで呪物の帰還を待っていた職員の報告書にある全容であった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年07月24日


挿絵イラスト