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銀河帝国攻略戦⑫~銀河メドューサ・ガイド

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●プロローグ
 時は未来、所は宇宙!
 人々が全ての全ての居住可能惑星を失ったスペースシップワールドにおいて宇宙船とは人々の暮らす最後の生息域なのである。
 そして今、大宇宙の命運を決める戦い帝国軍との戦いに一つの希望が生まれた。
 それを守り抜くために集え猟兵達。
 銀河の命運は君達の双肩にかかっているのだ。

●メドゥーサを攻略せよ
「さぁ……勝負はこれからです! グイッグイ攻め込みますよー!」
 集まった猟兵達を前にグリモア猟兵である村雨・ベルがカンペを丸めて声をあげる。
「数々の連戦お疲れ様です。おかげさまで我々はまた一歩勝利への歩みを進める事ができました。ですが敵も再侵攻を諦めたわけではありません。」
 そうまで言うと目の前に立体ホログラフを表示し帝国軍の艦艇が動くさまが映し出される。
「『エンペラーズマインド』防衛艦隊とエンペライダーズの残存兵力が集結を行っている事が確認されたのです……しつこいですね。 現在は、敗残兵の寄せ集めではありますが、集結し再編成されれば、その戦力は侮れません」
 敗残兵は一度負け戦を生き延びたという意味では油断できない兵達ということでもある。
「再編成が完了してしまうと、帝国大要塞『エンペラーズマインド』との激戦を繰り広げる、スペースシップの艦隊に対して横撃を行うため、少なくない被害が予測されていますねー」
 画面上の敵艦隊から味方サイドへの矢印が伸び爆発マークに変化する。
「これを防ぐ為には、再編成が行われる前に突入して、残存戦力を叩き潰す必要があるでしょう」
 そして映し出されたのは黒い異形の生命体。
「コードネーム:タイプ・メデューサ。元ブラックタールの改造体で自己改造と増殖を繰り返すだけの単純ではありますが恐ろしい敵です。石化能力も保持している事もこれまでのデータから確認されていますのでお手元の資料でご確認くださいね?」
 強力な触手、下手に生き残らせるとやっかいな自己改造、それなりの射程を持つ石化粘液。わかりやすくもある能力であるがそれだけに激戦が予想される。
「……でっ、再編成というのは種別ごとの艦艇や装備類を集結整理し、効率的に運用するため同じ敵ばかりがうようよと集まるわけでして……皆さんに突入してもらいたい敵の新型強襲揚陸艦内部にこの黒いのが限りなくいると思いますのでそれはもう思い切りやっちゃってください。一匹残らず!根絶やしに!」
 ちょっと興奮しすぎたのでコホンと咳払い。
「敵船内まで送り込むまではお任せを。後はいかに敵の攻撃手段をどうするか考えておくときっと有用ですよ?」
 眼鏡を光らせながらフッフッフといい笑顔。
「皆さんの力を合わせればきっと勝てます、やっつけれます! 無事のご帰還をお待ちしていますね~」
 そう言って村雨・ベルは笑顔で皆を送り出すのだった。


轟天
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。


 簡単に説明です。
 基本的には無双シナリオです。
 基本的に一体一体は弱いので(OPは誇張表現です)。
 自分ならどう活躍したいか、どう動いてみたいかをプレイングに思いの丈をぶつけてみてください。
 自分らしく書いて頂ければキャラクターの味を引き出しやすいかなと思います。
 セリフなんかももちろんどうぞ。
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第1章 集団戦 『タイプ・メデューサ』

POW   :    触手の一撃
単純で重い【液状触手】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    強化増殖
自身が戦闘で瀕死になると【(強化版)タイプ・メデューサ】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
WIZ   :    石化粘液
【液状の触手】から【石化粘液】を放ち、【石化】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

竹城・落葉
 と、新しいオブリビオンが登場したか。ふむ、その外見はクラゲのようだな。……何て、美味しそうなんだ!これは、是非食さねば!
 我は名物竹城を手に『支柱一閃』で切り伏せよう。戦闘中は冷酷な雰囲気を醸し出し、無表情で攻撃する。数が多いという事なので、【早業】と【2回攻撃】で手早く確実に倒していこう。また、攻撃が当たると厄介なので【残像】で避けていくとしよう。
 さて、倒した後は『オブリビオンを食す』で食べていくぞ。味は、マスター殿に一任する。そうしてパワーアップする事で身体能力を上げ、相手の攻撃を更に避け易くするぞ。食事もできて戦闘で有利になる、正に一石二鳥という奴だな!



●宇宙のグルメ

 これは大きな戦いの中では一つの物語かもしれないが、この小さな物語の積み重ねがいつしか戦記となりそして伝説へと変わっていくのである。
 帝国軍新型強襲揚陸艦の艦内へと突入した竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)はさっそく黒いタイプ・メドューサの集団に囲まれていた。
 それは当たり前である、わざわざ敵が密集している場所にノコノコと飛び込んでいくのだから。
 一般人にとっては恐怖の対象でしかないこの生物兵器に対して彼女はフムンと唸って見せる。
(「その外見はクラゲのようだな……なんて……なんて……」)
「何て、美味しそうなんだ!これは是非食さねば!」
 新食材を前におっと思わず声に出ていた……戦闘が終わるまではクール、クールにいかねばならぬ。

 そのようなどうでも良さそうな葛藤を尻目に包囲の幅を狭めてくる黒き異形の化け物たち。
 その太い触手が今か今かと間合いに入るのを溜息混じりに一瞥すると落葉は愛刀(?)『名物竹城』をゆらりと力み無く抜き片目を瞑りつつ一瞥する。
 それは腰のサムライブレード……と見せかけてそれはまさに”バールのようもの”だった。
 わざわざ銘まで打ってある念の入れぶりはさすがのもの、その威力は折り紙つきである。
 その自慢の獲物をだらりと構えることなく異形の化け物に軽やかに歩みを進め
「何の取り得も無い剣客ではありますが……」
 一閃
「どうぞ死に逝くその時までご贔屓にどうも」
 瞬間、正面にいたタイプ・メドゥーサが袈裟切りの角度で真っ二つに分かれてズレ落ちる。
 どう見ても即死であり生存など望めない綺麗な切り口、どれほどの研鑽を積めばこの軟体をこれだけの切り口で殺せるものなのか。
 だが本質はそこではない、この切り口を刃は二度通過しているのだ。
『支柱一閃』
 無形からの袈裟切りからの左切り上げ、二度の攻撃が同じ場所を切り裂いた為に常人の目には一度切りかかったようにしか見えなかったのだ。
 そのあまりの早業に恐れを為したタイプ・メドゥーサ達の触手が一斉に落葉に襲い掛かる。
 大きな金属音が鳴り響き落葉の立っていた場所がグシャリを陥没している。
 落葉は死んでしまったのか?

「フムン……味はまあ生でもけっこう酒のあてにはいいが……あぁこれは不覚」
 残像を残し平気な顔で食事にありつく落葉。
 口にタイプ・メドューサのゲソ(のような物)をモフモフと飲み込みながら流し目で次の獲物を物色する。
「宇宙だと思って刺身醤油を忘れるとは雅には未だ到達できずだな」
 そう言いながら次なる食事を求めて刃を振るう落葉は『アブビリオンを食す』の効能により一段と鋭さを増していく。

「さて……おかわり自由のこの一席、とくと味わわせもらおう」
 落葉が舌なめずりをしながら斬りかかるその姿は捕食者と獲物の関係にしかもはや見えなかったのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マスター・カオス
フハハハ…我が名は、グランドフォースに導かれし、世界征服を企む秘密結社オリュンポスが大幹部、マスター・カオス!!

ほう…例の帝国の改造体か。
元は何者かだったのだろうが、クラゲの形な上に、ギリシャ語読みのメデューサとは…化け物に”変えられた”という意味では、憐れではあるが、帝国の兵である以上、退治以外の選択肢はあるまい!

焼いて干物…いや、供養してやろう!

敵の一撃は、単純なのでよく見切り、回避しつつカウンターとばかりに、「天ヨリ簒奪ス原初ノ焔火」にて、範囲攻撃を行い敵を纏めて焼き払います。




 帝国軍新型強襲揚陸艦の内部に積載されたその生物兵器達は物言わぬ地獄の軍勢である。
 ”人の意思の介さぬ殺人兵器は誰の良心も痛まない素晴らしい作戦である”と鉄仮面をした古(いにしえ)の将は語ったという。
 だがそんな征服では何の意味もないではないかと豪語する者がそこに現れたのだった。

 カーゴスペースに犇(うごめ)く大量のタイプ・メドゥーサ達の群れ群れ群れ。
「フハハハハハハハハ!」
 突如鳴り響く男の高笑い、そして周囲のスポットライトが一斉に黒い異形の頭上に集中し、一斉に黒い異形達の注意が頭上へと向けられる。
 スポットライトに照らされるのは漆黒の貨物搬入用のチェーンブロックの先端フック (吊鉤) にダークアーマーと呼ばれる漆黒の鎧の男が立っていた。
「我が名は、グランドフォースに導かれし、世界征服を企む秘密結社オリュンポスが大幹部」
 カーゴ中に響き渡る大声をここで一呼吸
「マスター・カオス!!」
 白い仮面の目が輝いたような気もする。

「「「「「「「「ウニョウニョウニョウニョウニョウニョ……」」」」」」」」
 黒い異形達はさすがに返事はしてくれなかった。

 ……ですよね?

 フムンと唸り敵戦力を一瞥した漆黒の大幹部は顎を撫でるような仕草で敵の分析を終えた。
(「ほう…例の帝国の改造体であるか。元が何者であろうとクラゲの形にコードネームがギリシャ語読みのメデューサとは…」)
 製作者の安易さが見て取れるぞとも思いはする。
「化け物に”変えられた”という意味では憐憫に値する……が、帝国の兵である以上、退治以外の選択肢はあるまい!」
 あえてこのモノ達に今から行う行為に対し、言の葉に乗せる事で覚悟を決めたのかマントを翻しフォースの力でゆっくりと降下をしていく。
 黒い異形……タイプ・メドューサが輪を作る中央に静かに降り立つと、手招きをしてかかってこいとの挑発も忘れない。
 途端動き出す異形達。
 一斉に襲い掛かる力強い触手の一撃、四方八方から繰り出されるそれらを紙一重で回避しながら懐より双頭の蛇が絡み合った愛用の杖を取り出す。
『マスターロッド』、そう呼ばれるこの杖を取り出したという事はマスター・カオスが守勢から攻勢へと転じる合図でもあった。

「天より落ちし、原初の火よ! フェンネルの火口を以って、敵を焼き尽くせ!」

 力ある言葉が紡がれる。
 このカーゴ内にいるタイプ・メドューサ一匹一匹の足元から炎の柱が吹き上がり黒い異形達は物言わぬ炭へと成り果てていった。
 天ヨリ簒奪ス原初ノ焔火(フレイム・オブ・プロメテウス)、人類に火を齎(もたら)しそして天罰を受けた男へのこれは賛歌。
「焼いて干物…いや、供養してやろう!」
 そうカッコよく決めセリフを言い終わったつもりで、はっと一つの選択肢に気付いた。
(「これが貴様をあの世へと送る葬送の炎である! のほうが良かったか?」)
 ここに生きている者はもはや彼一人、些事を愉しむ余裕がそこにはあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レイ・キャスケット
ボクの知ってるメデューサとちょっと違う
あれじゃ蛇っていうよりクラゲ
触手プレイ?そういうのはいいです、石化もしたくないから

殲滅戦、だね!ここは久しぶりにがっつり前衛張っちゃいますか!
≪付与の羽衣≫に炎魔法を点火、ブランクソードには炎の【全力魔法】の刃を生成
羽衣の炎を巻き込んで更に威力を増した炎【属性攻撃】の剣は身丈を超える程の大剣に
炎で形取られた刀身は重さが存在しないからまるでダガーみたいな取り回しで敵を焼き切っていくよ

炎まみれで戦場を【ダッシュ】で駆けまわってると【火炎耐性】があってもさすがに暑い…
胸元のボタンを開けてはふーってぱたぱた
途中から氷魔法を使った敵行動阻害の支援戦法に切り替えるね




 目の前に蠢く黒い異形達を前にレイ・キャスケット(だいたい全部半人前・f09183)は興味津々じっくりと観察しむむむと唸る。
(「ボクの知ってるメドューサとちょっと違う、あれじゃ蛇ていうよりクラゲだし。触手プレイ好きな人いるみたいだけどそーいうのはいいです。石化もしたくないしね」)
 あまりお気に召さなかったらしい。

 ここに来る前に受けた説明だと一匹残らず殲滅すればいいらしい。
「ここは久しぶりに前衛張っちゃいますか!」
 たまの前衛に心が躍る、愛用のブランクソードに炎の魔力を流せば柄しかないこの武器に炎の刃が現れた。
「集めて集めてその身に纏え!」
 空中に再現され目の前に広がるは轟々と燃え盛る豪炎の渦。
 鼻歌交じりに燃え盛る豪炎を炎剣にて綿飴が如く巻き取れば、剣に二つの炎が合わさりその刀身は軽く身の丈を越える大剣となる。

「さてそれじゃ軽く運動の時間だね♪」
 二つの魔法の合成に成功した生徒のような期限の良さでレイは黒い異形、タイプ・メドューサ達の群れへと気負うことなく駆け出した。
 実体の無い炎の大剣は重さが存在しない。
 短剣程度の重さの物を振り回すのはレイのような体格でも自由自在、次々と炎で切断面から焼かれ崩れていく異形達がもう立ち上がることは無い。
 
 一っ走り終えればっ周囲にいた異形は全て燃え崩れあっていた。
 狭い空間でこれだけ燃え盛れば当然のように熱い、火炎耐性があろうと暑いものは暑いのだ。
 手団扇で風を送るも我慢ならず胸元のボタンを外して篭った熱を逃がそうと試しみる。
 むわっとした湯気と共に衣服の中からこぼれ出す下着で隠れた二つの膨らみは汗でべっとりと艶やかで。
「帰ったらシャワー浴びようそうしよう」
 そう思ってしまうのも無理はない

 そう思ったら炎でこのまま戦うのもちょっとやはりと思ってしまう。
(「ここからは氷の魔法で支援に徹するかな~」)

 レイは胸元はそのままに新たな敵を求めて別戦場へと駆け出すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

刑部・理寿乃
増殖と自己改造、更にそれなりの数がいるのかぁ……あっ、こういう時は爆破が一番ね!(!?

タイプ・メデューサさん達のど真ん中に【ドラゴニアン・チェイン】。爆発で軽く散らして、オーラの鎖を掴んでパワフルに振り回し、集まっている敵を薙ぎ払うわ。
問題は石化粘液ですけど、対策が思いつきませんね。気合と【勇気】でカバー。後は体につかないように祈るだけ。服なら脱げばいいし。

さあ、作戦も立てたし、今日も頑張っていこう!おー!




 この金属で出来た艦内の黒い異形達と共に映るにはあまりにも不似合いな可愛い女性の姿がそこにはあった.。

 牧歌的にも見える衣装に身を包み刑部・理寿乃(ドラゴニアンのサウンドソルジャー・f05426)が可愛い仕草で周囲を見渡し首をかしげてみせる。
(「増殖と自己改造、更にそれなりの数がいるのかぁ……あっ、こういう時は爆破が一番ね!」)
 自己主張の強い大きなバストを揺らしつつピンクのウェーブかかった髪をふぁさっと掻き揚げるとさっそく作戦が決まったようだ。
 可愛い顔して何と乱暴なと思う読者もいらっしゃるだろうが、農家の女性は華麗さ無用の実用主義。
 自然相手に終わりの無い戦いを続ける彼女達に必要なのは豪快にやらないといつまでたても仕事は終わらない。
 細かい事など気にしていてもしょうがないのだ。

「それじゃさっくといきましょう~~~えいっ♪」
 畑に鍬を入れる程度の気楽なテンションでユーベルコード:ドラゴニアン・チェインを異形達のほぼ中央にいる投げ込んだ。
 途端巻き起こる大爆発。
「てぇ~~い♪」
 オーラの鎖が繋がったタイプ・メドューサの破片と共に思い切りそれを振り回す。
 ちょっと力が足りないとか薙ぎ払うより突き刺すほうが得意だとか言ってはいけないそれって野暮なことですよ?
 
 今回敵がやわらかいのが幸いしそれでも\黒い異形を簡単に潰していけ理寿乃もご機嫌だからそれでいいんじゃないでしょうか。
 飛び散る石化粘液が可愛い衣服につくのもあまり気にしていない。
 というか対策別に考えてないしなるようになるって絶対思ってるいい笑顔してる。

 何匹も倒すうちに衣服の一部が石化で固まり動きにくいかなと思ったのか、石化した部分を握り締めるとそれを一気に引き裂いた。
 あっちもこっちも引き裂いて生地は当初の半分に、可愛い下着も丸見えだけど理寿乃はあまり気にしてなさそうにマイペース。
 これも気合と勇気のたまものだ(?)

 あの……それ以上脱げるとKENZENなイメージに傷ついちゃいますよー?
 ちゃんと言いましたからねー?

「さあ、作戦も上手くいったし、今日も頑張っていこう! おー!」
 あ……この娘、人の話全然聞いてない。

 その後の連戦で、帰る頃にはほぼ全裸だったというのは些細な話である。

成功 🔵​🔵​🔴​

タイタス・レイヴン
【SPD】
「石化は厄介だが当たらなければどうという事もない!Let's morphing !」
変身コールと共に完全戦闘形態へと変身。ライドトルーパーに【騎乗】【操縦】し搭載ガトリング砲で弾幕を張り戦場へと突入。
「ラプラスデモンシステム発動ッ!見える、見えるぞ!毎秒毎瞬無数の予測結果を制し、全ての因果をも支配してみせる!」タイプ・メデューサの石化粘液や液状触手を回避し、ツイン・フォース・スピアのサイズモード【なぎ払い】とスピアモード【串刺し】を巧みに使い応戦。
「そろそろ終わりか?これが原初にして終極の炎だ!一欠けらも残さず燃え尽きるがいい!」強化版諸共、合体プロメテウスファイアで燃やし尽くす。




 帝国軍新型強襲揚陸艦の形状は実に効率的に設計されていた。
 艦船を突撃させて船首に取り付けられた衝角(ラム)を敵艦に衝突させる所謂(いわゆる)ラムアタック実行後、突き破った敵船体内部に積載されている多量のタイプ・メドューサを突入させるという近代に入った時点ですでに過去の物となった戦法のはずなのだがシールド技術の進歩した宇宙世界では未だに使用されている戦法の一つなのだ。

 今その巨大な衝角(ラム)の上で転送されてきたばかりのライドトルーパーのエンジンをクラッチを切りながら空ぶかししている一人の男の姿があった……その名はタイタス・レイヴン(復讐の大鴉・f06435)。
 UDC組織の一員として邪神及びその他オブリビオンと戦う戦闘サイボーグである。

「石化は厄介だが当たらなければどうという事もない!Let's morphing !」
 完全戦闘形態へと変身したタイタスは甲板上のあちこちのハッチからせり上がり出現する黒い異形『タイプ・メドゥーサ』を確認すると武装をセレクトしそれを起動させる。
 宇宙空間ではあるが複数のバレルが高速回転し始めたガトリング砲の残弾数とコンディションを確認すると一気にアクセルを開きクラッチを接続する。
 レッドゾーン寸前まで回転を上げた高回転型エンジンのトルクが接続されたフライホイールを通じて各部に伝わりその車体は……音を置き去りにした。(この戦場はエーテルで満ちている宇宙なので聞こえることにしておこう)

 ガトリング砲の特殊な爆裂轍甲弾を高速で突き進むライドトルーパーから進行方向にばら撒き黒い異形達は破裂するように次々と原型も残さず霧散する。
 石化粘液や液状触手の一撃も『ラプラスデモンシステム』による超高速演算予測により全て避けてしまい、すれ違いざまに”ツイン・フォース・スピア”のサイズ(大鎌)モードで横薙ぎに真っ二つにする。

「マテリアルフュージョンッ!プログラムドライブ、フォーム・タイタンッ!!」
 すれ違い直後に急遽かけた前ブレーキに車体が前のめりに浮くのを感じながらタイタスはライドリーパーへと専用のコマンドを音声入力で命令した。
 運転ミスによる事故かと思いきや、それは変形し彼は愛用バイクとの一体化、つまりは合体を完成させツインフォーススピアをその手に握っていた。

 正面の異形にブースターを吹かし突進、スピア(槍)モードに変形させランスアタック(騎乗突撃槍)により串刺しにすると真上に持ち上げてそのまま甲板へと叩き付けた。
 死にぞこないの異形達が次々と強化増殖で強化型のタイプ・メドゥーサを呼び出すのを見るととっておきの奥の手を出すのはいまだと判断をした。

「そろそろ終わりにするか?これが原初にして終極の炎だ!一欠けらも残さず燃え尽きるがいい!」
 オーラを媒介とした20本もの超高温の炎が次々とそれらを残滓も残らずこの世から消し去っていく。
 セルシウス度において「10の12乗」度もの高温に耐えれるものなど、ここにはいないのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

橘・すず
これはまさにオーソドックスな宇宙人
流石スペースシップワールド
こういう別世界があるとは聞いていたけど、実際にこの場にいるなんてちょっと感動
…っといけない、今はそれどころじゃなかった。この世界を見て回るのはこの戦争に勝ってから

さてと、触手を多数持ってる敵がたくさん。それに、こういうのってすぐ再生するから一気にいかないと
此方はUC【エレクトロレギオン】で召喚した50体の飛行型戦闘兵器が相手よ
耐久力はないけれど、そこは次から次へと召喚して数でカバー
再生する暇もなく終わらせてあげる




 それは幾多の戦いの最中のほんの一コマ。
 何て名前だったか忘れたけれど銀河帝国のお船の中へと転送された橘・すず(人間のUDCエージェント・f13931)は壁一面ガラス張りのロビーのような空間でガラスにぴったりく張り付き、生まれて初めて地上からではなく宇宙空間から見る大宇宙を見渡していた。

(「流石スペースシップワールド! こういう別世界があるとは聞いていたけど、実際にこの場にいるなんてちょっと感動しちゃうね」)
 すずがいる地上世界では星々の世界は一部の国のエリート中のエリート達しか行くことの出来ない。
 それも惑星からほんの……ほんの少し薄皮一枚分も離れる事ができないのが現実というのが常識である。
 膨大な国家プロジェクトであれば衛星である月までは、辛うじて人類を送り込むことの出来た時代もあったがそれは”米ソ両陣営の冷戦による各地紛争へ向けられる反戦運動の目を逸らす為の欺瞞だった”とも言われている。
 長々と語ってみたもののようは、このように大宇宙を航行する船で戦争を行うなど地球人であるすずから見れば別世界で興味津々でるとい事だけ覚えていれば何も問題ないといえる。

(「…っといけない、今はそれどころじゃなかった。この世界を見て回るのはこの戦争に勝ってからよ」)
 ガラスから離れると振り返り奥の通路へと歩みを進めるすずは、もっと薄手の服の上から着れる高性能宇宙服もあるというのにちょっぴりレトロなデザインの宇宙服を着せてもらってちょっとご満悦であった。
 なんといいうかコスプレ感まで出ている不思議である。

 いくつかの隔壁を越え遭遇した黒い異形タイプ・メドューサはすずの眼には黒いクラゲにしか見えないうねうねした生き物だった。

(「これはまさにオーソドックスな宇宙人っ奴ぽいね」)
 触手うねうね……こんな奴らは定番ですぐ再生しちゃうだろうから一気にいかないとダメだと判断したすずは今の自分で出来る最大限有効であろうという戦法を選択するのだった。
ユーベルコード『エレクトロレギオン』
 小型の飛行型戦闘兵器が現れるとそれらは全てすずの支配下になる。

「さあ私自慢のこの子達。丈夫じゃないけど数で勝負してあげるよ! 再生する暇なんてあげないから!!」

 黒き異形と絶え間なく召喚され続ける大量の小型戦闘兵器との戦いの鐘が今……宝かと鳴り響くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミケ・ナーハ
「やぁん…♪黒いクラゲさんがいっぱいですぅ…♪」
セクシーなビキニとショートパンツ姿で
キウイを丸かじりしながら、色っぽい声を漏らします♪
猫の耳と尻尾を持つキマイラの私は
マタタビの仲間のキウイを食べて
快感に酔うことができるんです♪

近づいてくる敵の動きを【見切り】【先制攻撃】♪
キウイで酔った私は変幻自在の格闘術『マタタビ酔拳』が使えます♪
舞うような動きで、すらりとした美脚による連続回し蹴りで攻撃♪
敵に『強化増殖』される隙をできるだけ与えないよう
敵を倒すまで攻撃し続けます♪

サンダルに見える私の靴『サイクロンシューズ』は
天空を駆け巡るスカイダンサーの靴と同じく
大気を圧縮することで、蹴りの威力を高めます♪




 宇宙戦争も佳境を迎える中ここでも一つの戦いが行われてた。
 銀河帝国軍所属・新型強襲揚陸艦の内部に大量に積載されていた黒いクラゲこと『生物兵器タイプ・メドューサ』は数々の猟兵達の活躍により確実に数を減らしていっていた。
 そんな危険な艦内の一角でこれら黒い異形に包囲されている一人のビキニ姿の女性の姿があった。

「やぁん…♪黒いクラゲさんがいっぱいですぅ…♪」
 ビキニ姿の女性ことミケ・ナーハ(にゃんにゃんシーフ・f08989)が嫌々をするような仕草をしてから、手に持つ一粒のキウイフルーツに接吻をすると艶やかなその唇を開き唾液が糸を引く上下の前歯でそれにむしゃぶりつく。
「んっ……あむっ……ちゅ……あはっ 美味しっ♪」
 果物を食べているとは思えない舌使い、そして漏れ出す淫欲と恍惚の混ざり合ったその艶やかな声こそが彼女の投稿動画の人気が高い事の理由の一つなのは間違いない。
 目を閉じてその声色と息遣いを感じればまず間違いなく全員が全員これは性交渉真っ最中の音声だと言うに違いないのだ。

 猫形の耳と尻尾を持つキマイラであるミケはマタタビの仲間であるキウイを食べる事で性的興奮を高め全身くまなく感度を高め脳内麻薬まで自然出てしまう事により快楽に酔う事が出来てしまう。
 露出している肌にしっとりと汗が滲み、まるで異性を誘う甘い蜜のような香りでも発しているようにも見えてくるから不思議なものだ。

 ただしそれもこの黒い異形達には通じない。
 ただ近くにいる相手に対し攻撃を仕掛けるだけの知性とも呼べないものしか持っていないのだから。
 そんなミケが酔うような足つきで近づいたとしても普通であれば誰も警戒などしないだろう。
 ただし今回の敵はそんな事おかまいなく触手を打ち付けてきたのだったが……。

「あぁん♪」
 声と動きが一致していない。
 紙一重の攻防、触手を酔って倒れこむそんな何でもない動作から回避するとごくごく普通の流れるような仕草から重い威力の”回し蹴り”が放たれ、すらりとした美脚がピンと伸びて黒いクラゲ状のボディに半分めり込んでいる。
 次の瞬間パンと破裂するような音と共にタイプ・メドューサが内側から風船のように破裂した……どう見ても即死である・。
 ミケが履いているサンダルこと”サイクロンシューズ”は大気を圧縮して解き放つ事が出来通常であれば蹴りの威力を高める事ができるのだが、今回は変則的な使い方でめり込んだ内側から外へ向かい圧縮空気で破裂させた……というわけだ。
 蹴る直前に避けた触手がギリギリビキニ水着の紐に触れていたのかあっさりと千切れてしまい魅惑的な乳房がポロリとこぼれ丸見えになってしまっていた。

「あはっ……そんなに見てはぁ、わたしぃ感じちゃいますぅ♪」

 嫌でも目に入ってしまう可愛い桃色の突起を揺らしながらミケは自己増殖などさせないぞと床に倒れた残骸を思い切り踏みつけるのだった。

 次の敵はまだまだいる。
 彼女の大活躍は今まさに始まったばかりなのだ!

大成功 🔵​🔵​🔵​

尾崎・ナオ
【拳銃早打ち】で仕留めるよ!(レベル分の1秒で【黒い拳銃】を発射できる)
「これ、見える~ぅ?」
相手を茶化しながら早打ち!技能【クイックドロウ48】も乗せて、高速の早打ちを仕掛けるよ!
弾薬が足りない?いやいや、大丈夫。拳銃自体が沢山あるから!同じ銃ちゃんと複数装備してるから!

あとは【ナイフいっぱい☆】も使って牽制していこうかなー。
こいつら、意思はあるんだよね?ちゃんと退いてくれると嬉しいんだけど!
ちゃーんと投げる前に【毒使い12】でしっかり毒を塗ってまぁす!
それを念力で【投擲11】!投擲フォームを使うって事で!




「ゲラゲラゲラゲラゲラ……♪」
 宇宙に浮かぶこの戦闘艦艦内という戦場には似合わない軽薄な笑いが通路に響き渡る。
 毒ナイフが何本も突き刺さり刺さった部分が変色した足元に転がる、物言わぬタイプ・メドューサの黒いヒトデのような死体を何の感慨もなくグチャリとブーツで踏み潰しながら通路を進む猫のような横髪をした長髪の女がいた。
 その名を尾崎・ナオ(人間のシーフ・f14041)という。
 今この通路で行われているのは戦闘ではない。
 そして一方的な狩りですらない。
 ……何故ならそれは一方的な”虐殺”なのだから。

「これ、見える~ぅ?」
 軽薄な声に気を取られてはいけない。右斜めに腰を落とした姿勢からホルスターから抜く時に右手の親指でハンマーをコック(起こす)して一発撃ち、ファニングの際に、左手の親指でコックしてもう1発、さらに薬指でコックしてトドメに3発...、つまり“右手で1発 + 左手ファニングで2発”のトリプルショット。
 ここまでを(現在の実力では)1/20秒で全て行う絶技それがナオの拳銃早打ち(クイックドロウ)なのだ。
 さらに追い討ちで残弾を全て撃ち込み目の前にいた数匹を一瞬で物言わぬミンチへと変えるのだった。
 これで弾切れだと近づく別の黒い異形はさらに続けて起こった(一瞬で数発の)射撃音でミンチになり崩れ落ちる。
「弾丸が足りない?」
 吹き上がる硝煙が鼻をつく。
「いやいや……それがぁ違うんだなぁ♪」
 ギヒヒヒっと嫌味な笑いながら玩具のように黒い拳銃をヒラヒラ見せ付ける。
 さらに近づこうとする別の黒い異形を確認するとポイと黒い拳銃を捨てて見せる。
 再び響くクイックドロウの発砲音。

「拳銃自体が沢山あるから!同じ銃ちゃんと複数装備してるから!」

 腰に何丁もホルスターに入った拳銃をつけている事を強調すると、煙を上げる銃口を見せつけながら今度こそナオは遠慮もなにもなく腹を抱えて大笑いを始めたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミヤコ・グリードマン
あのやたらと多い、クラゲ?を全部やっつければいいんでしょ。簡単じゃない、楽勝、楽勝。
クヌギ姉さまとわたしで、わたしの宇宙バイク【マリンブルー】で突っ込んで行くよ。
【零距離射撃】と【誘導弾】で死角はないし、これだけ集まってれば勝手に当たるってもんよね。
ちょっ!?触手ぅっ!? このっ!変なトコさわんじゃないわよっ!
こうなったら、纏めて蹴散らしてやるんだからっ!
行くわよ、マリンブルーっ!【ゴッドスピード】っ!
( 宇宙バイク【マリンブルー】はパワードスーツに変形し、戦闘力を大幅に上昇させるのである)
ふっふっふー、完全勝利ぃ♪


クヌギ・アルマータ
船長であり溺愛する妹でもあるミヤコと一緒に宇宙バイクにタンデムシートに跨ってフォックスファイアで燻していきますわ。
不意に足に石化粘液を受けてしまうと動けなくなってメデューサに囲まれてしまいますわね…
一匹一匹は大したことのない相手でも一気に来られるとピンチになってしまいますわ!
足だけ石化してしまい複数の触手にまとわりつかれて思わずあられない声を上げてしまいながら、ミヤコと絡み合って大事なトコロを守りつつなんとか抵抗いたしますわ。
何とかミヤコに助けてもらい、先ほどまでのお返しとばかりに協力して一気に焼き上げてしまいましょう。
余韻で姉妹でイチャイチャいたしますわ♪

【アドリブやお色気&絡み歓迎です】



●海賊団OKパイレーツ推参!

 帝国軍艦艇の中で一番の広さを誇る貨物室空間を、タンデムで2人乗りする宇宙バイク『マリンブルー』が縦横無尽に駆け抜ける。
 海賊団OKパイレーツの率いる「New Link号」の船長であるミヤコ・グリードマン(海賊王女・f06677)が褐色の肌のちっぱいを露出度の高い海賊服を身に纏い大きなお尻をシートに押し付け全力運転中だ。
 そのミヤコの後ろにタンデムで乗車するのはクヌギ・アルマータ(百合姫騎士・f00849)、船長であり溺愛する妹でもあるミヤコにしがみつきそのボリューム満点の爆乳を押し潰してしまうぐらいミヤコの背中に押し付けていた。
 衣装の生地が薄いのか桜色の輪や突起が浮き出ている事を気にする様子もないので健康な男性ならガン見すること請け合いなのだが、このクヌギさんったら”妹LOVEのガチ百合処女大好き”2ということで男性は気にかけられる事もないので、男性諸君は大人しく遠くで見ていましょうね!

「あのやたらと多い、クラゲ?を全部やっつければいいんでしょ。簡単じゃない」
「ミヤコ、油断はしちゃダメですわよ」
 笑う妹、釘を刺す姉。
「楽勝、楽勝♪」
 今から飛び込む敵集団に向かって誘導弾を一斉発射しながらミヤコが楽しそうに笑う。
(なお、これだけ高速で走り回っても一切そのちっぱいが揺れる事はなかった)
「ほら……後ろがお留守ですわよ」
 片手を離して上半身だけ振り返りクヌギがすれ違った敵が背後に向かって放ってきた石化粘液を狐火で撃ち落しにっこりと笑う。
(……タンデム中にミヤコに押し付けすぎたのか、乳房を覆う布地が下にずれて面積の大きな桜色が全部見えてしまっている気がするけどきっと気のせいだ)


「くっ ちょっと一発頂きましたわ……」
「クヌギ姉さま!?」
 それから縦横無尽に暴れ黒い異形を撃破しまくる二人だったがあともう少しで全部倒しきれるという所でさすがに被弾してしまった。
 クヌギの乗っている『マリンブルー』の座席のあたりが石化してしまいバランスを崩した二人は残り少ない『タイプ・メドューサ』達の蠢く中へと墜落してバイクから放り出されてしまった。
 幸い墜落した先にいた異形達のクラゲのようなブヨブヨの身体がクッションになり二人の怪我はほぼ軽微なものだった。
 ミヤコの海賊帽が脱げて部屋の片隅へと転がっていく。

 潰した衝撃で飛び散った『タイプ・メドューサ』の体液を体中に浴びてしまい衣服がジュウジュウと音をたててしまって脆くなってしまっている中、二人は立ち上がり
熱線銃(ブラスター)とフォックスファイアで迫り来る異形を一匹また一匹と始末をしていく。
 途中クヌギが乳房が露出している事に気付いてこっそりと戻しているのをミヤコがくすくすと笑って知らないフリをしてあげる。
 そんな二人に微妙に他とは製造目的が違う気がする異形の細くさまざまな形の触手が二人に襲い掛かった。

「んぐっ……脚が……」
 我慢をして妹に気を遣わせないようにしていたのだが、先ほどクヌギの足首に命中していた部分から徐々に石化が進んでいたのだ。
 そしてとうとう触手を避けて倒れた状態でその場で起き上がれなくなってしまう。
「クヌギ姉さまに触れるな!」
 姉を庇うように立ち塞がり熱線銃(ブラスター)で迫り来る触手を射撃で牽制するが他の力まかせの太い触手と違いこれらは細かく何本も襲い掛かってきてそれらはまるで別世界の…………。
 

 結論としてミヤコの抵抗空しく熱線銃(ブラスター)は弾き飛ばされた。

 二人は折り重なるようにその場へと引き倒された服と肌の隙間に入り込んだ触手により胴体を覆う衣服が全て剥ぎ取られ二人の対照的な裸体が丸見えにされてしまう。 ミヤコの色のなだらかな丘の先端を、クヌギのとても面積の多い桜色で隠してあげるように二人は抱き合い迫り来る触手のあらゆり刺激から身を守っていた。

「あはぁぁ…………、そこはそこはダメですわわたくしそこはまだ……っ」
「ちょっ!?触手ぅっ!? このっ!変なトコさわんじゃないわよっ! 」
 身体中を這うようにぬめぬめと擦られる二人がそれぞれに声をあげるが……やはり女騎士といえば防御が弱いのか情けない声をあげる姉と、海賊としてまだまだやんちゃな妹ではあげる声も違うっというものだった。
「こうなったら最後の手段よ、蹴散らしてあげるんだから!」
 転がっている宇宙バイク『マリンブルー』がミヤコからのコマンドに応じて二人を縛る触手に体当たり。
 そのまま変形してミヤコの操るパワードスーツになると一撃で最後の黒い異形を引き千切りバラバラにしてしまった。
「ふっふっふー、完全勝利ぃ♪」
「先ほどまでのお返しですわ!」
 クヌギも残った触手を狐火で焼き尽くすとようやく二人は一息つくことができた。

 二人はほぼ全裸という恥ずかしい姿になってしまったのだが、クヌギが隅に落ちていた海賊帽に気付きそれを拾うと可愛い妹の頭へと被せてあげる。
「ありがとー クヌギ姉さまー♪」
 抱きついてくる帽子だけ着ているだけの褐色肌の妹に姉は幸せを感じてあともう少しこうしていたいと思うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アオイ・ニューフィールド
※アドリブ歓迎
※お好きな解釈でどうぞ

まだ勝つつもりでいると言うなら、丁度いい
後詰めの余裕など存在しないと教えてやらねばなるまいな

出し惜しみするつもりもない、艦内へ転送直後からUC『ただの一撃』を使用して船の内部構造ごとズタズタに破壊して回る
ソリ付きの【象撃ち銃】を引きずり回しながら、触手による打撃は【9mm自動拳銃】によるUC『打ち払う弾丸』で無効化し、捌ききれないものに関しては廃墟となっていく内部構造を利用してバタバタと逃げ隠れる

艦内の掃討が終わった後は、情報の一つも持って帰りたいが、生憎そういう知識は持ち合わせていない
元の場所へと戻る直前、艦橋に一撃を加え穴を空けて、すっきり顔で帰還だ




 銀河帝国との戦いは熾烈を極めていた。
 ここ銀河帝国軍所属・強襲揚陸艦内部でも数々の戦いが繰り広げられていたのだがそれもすでに終焉へと向かっている。
 そのカーゴスペースや艦内通路に積載されていたタイプ・メドューサは大半が猟兵達の活躍によりすでにその大半が鬼籍に入っている上に、トドメとばかりに先ほどから艦内のコンディションを監視する警告灯が次々と赤色に染まり始めていた。
 サブブリッジの制御系が突然ダウン、主砲へのエネルギーバイパスが断裂、シールド発生装置の廃熱装置が破損オーバーロードによりB-21からG-56ブロックは隔壁閉鎖、内部に残っていたタイプ・メドューサ150体のロストを確認。
 それがほんの10分程度の間に次々と起こっている。
 何者かがそこで破壊活動を行っているとそう判断した艦の制御コンピューターは残存している戦力が全て被害が拡大しているエリアへと向かわせるのであった。


「まだ勝つつもりでいると言うなら、丁度いい……後詰めの余裕など存在しないと教えてやらねばなるまいな」
 二脚を立て射撃状態をとる『ソリ付きの象撃ち銃』の銃声が鳴り響き、エレベーターよりこのフロアへと足を踏み入れようとしていた黒い異形がただの壁を黒く染める汚物としてその短い生を終えた。
 もう一体が触手による攻撃を試みたが9mm自動拳銃を抜いた小柄な兵によるバースト射撃により勢いを殺された所を残りの残弾を全て撃ち込まれ頭部が吹き飛びトドメを刺され沈黙した。
 小柄な兵の持つブローバックしたままの自動拳銃のマガジンが床に落ち、次のマガジンが素早く挿入され装填が完了するとホルスターへと静かに直される。

 対人用に特化されていたタイプ・メドューサも艦の破壊を意図するほどの火力が相手に回避の余裕もないこの狭い通路ではもはやただの的としてしか機能することを赦されていなかった。
 しかも今の一射は壁を貫通したそれはこの船の竜骨とも言えるメインフレームに致命的な打撃を与えてしまった。
 これほどの対物破壊能力。UC『ただの一撃』に砕けぬ人工物などこの世には存在しないとも言われている所以である。

 敵の増援が途切れた事を確認すると苦虫を潰したような表情をしながらアオイ・ニューフィールド(象打ちサイボーグ・f00274)は空の弾装を抜き去り廃棄すると新しい20mm弾10発を装弾した巨大な弾倉をとりつけた。
 銃身部の遮熱被筒にある冷却孔からは今も湯気が出続けていてここまでの激戦を彷彿とさせている。
 銃口部をおおうカバーが鎖で揺られているが戦闘が終わるまでは必要がないことだろう。
(「情報の一つも持って帰りたいが、生憎そういう知識は持ち合わせていない……ここは置き土産の一つでも用意するとするか」)
 壁面に生きているコンソールパネルを見つけると艦内通路図を呼び出し外部へのエアハッチまでのルートを頭に素早く叩き込むとアオイは象撃ち銃の二脚を前面に倒しソリを接地させると再び移動を始めるのだった。


 何もない宇宙に面した艦橋は未だダメージを受けず操船を行っていた乗員の一人が窓から見える甲板上に何かを動くものを見つけ特殊ガラスごしにそれを凝視しようと電子双眼鏡を覗き込む。
 そこには甲板にうつ伏せに寝そべり射撃姿勢を取ったアオイの姿があり大口径の象撃ち銃の銃口と……目が合った気がした。

 ピシッ

 艦橋の特殊ガラスに突如開いた大穴。

 次の瞬間、内側から外へガラスが全て砕け散り艦橋内にいた者は全てエアーと共に宇宙へと投げ出されていったのである。

「アーーハハハハハハッ まぬけな帝国の豚共め、ここで死んでおけ!」

 感極まったような高笑いととても邪悪な表情でここ最近貯めまくっていたストレスを発散するとアオイは轟沈するまでにもう時間がない船上から帰還していくのであった。
 その表情はとてもすっきりしたものであったとの証言が後にレポートとして上層部へ提出された。
 
 かくして帝国との戦いの一つが無事に幕を閉じたのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月12日


挿絵イラスト