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【猟書家】防災扉を作りたい!

#アルダワ魔法学園 #猟書家の侵攻 #猟書家 #書の悪魔ダンタリオン #迷宮大図書館 #プレイング〆切ました。 #ありがとうございました。

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●迷宮大図書館と書の悪魔
 アルダワ魔王戦争後、迷宮大図書館は数多くの学生や教師たちの手によって調査が進んでいた。
 貴重な資料も多数発見され、今後の研究や文明発展に繋がりそうだと大賑わいだった。
 その片隅で、どこのグループよりも熱心に本を漁っている集団がいた。
「なるほど〜。この魔鉱石があれば、厳重な防災扉が作れるんじゃないっすかね」
「しかし、産出量は現在限られており、調達するには難しいかもしれません」
 彼らは、「防災対策班」を名乗る学園非公式の集まりである。
 防災対策班の目的はーー。
「災魔が一定数を超えると自動で扉が閉まって、その迷宮を永久的に閉鎖する防災扉を作りたいっす!」
「また、いつ戦争時のようなことが起きないとも限りませんからね〜」
 と、メガネやゴーグル姿の少年少女は熱く語る。
 そんな彼らの前に、「それ」は唐突に姿を現した。
「あら、こんにちは〜、学生と教員の皆さん。精が出ますね〜」
 巨大な本から女性の上半身が生えたオブリビオン、幹部猟書家「書の悪魔ダンタリオン」である。

『ぎぃやぁぁあああああぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!』

 図書館内は、一気にパニック状態になった。
「あ〜、はいはい」
 ダンタリオンは片耳を塞ぎながら適当な本を選ぶと、「災魔の卵」を押し込む。
 本のタイトルは「鎧大全」……。
 古の物から近代の物まで様々な鎧が記されているという、マニア向けの歴史書だ。
 災魔の卵によって具現化した鎧たちは、ガチャガチャと金属音を響かせながら、次から次へと本から飛び出して来る。
 手には剣、槍、弓……と、これまた様々な武器を持っている。
「ぎぃやぁあああ〜〜、って……あれ! 我々が欲しがっていた魔鉱石の鎧たちでは!!」

『ほ、ほほほほ、欲しい〜〜〜〜!!!!』

●グリモアベースにて
「皆様、お疲れ様です」
 ナノ・ナノン(ケットシーの聖者・f18907)は猟兵たちに深々とお辞儀すると、早速本題に入る。
「アルダワの迷宮大図書館を調査していた教員と学生たちから、救援要請が来ております」
 なんでも調査中に、お馴染みになりつつある、猟書家「書の悪魔ダンタリオン」が姿を現したのだという。
「ダンタリオンは、災魔の卵を適当な書物に入れた結果、数多くの鎧兵が出現したそうです」
 そのどれもが古の鎧や武器ばかりで、珍しい鉱物が原材料になっていたり、宝石の装飾が施されているという。
「教員も、一部の学生や研究員もこぞって『手に入らないだろうか』と仰っておりまして……」
 特に「防災扉」を作りたがっている学生たちが、熱心なのだという。
 ナノンは、いつもの様にグリモアを宿した杖を取り出すと、魔法陣を描き始める。
「もしかしたらですが、倒せば稀に入手する事もできるかもしれません」
 今回は幹部討伐から一瞬で、レアアイテムの収集依頼となってしまったようだ。
「その為にも、なるべく多くの鎧兵を退治する必要がありますので、よろしくお願いします」
 因みに、手に入らなくてもそれはそれで仕方がない、という事らしい……。
「それでは、行ってらっしゃいませ」
 魔法陣の準備が整い、猟兵たちは迷宮大図書館へと転送されるのだった。


柚子胡椒
 皆様、お疲れ様です。
 いつもお世話になっております、柚子胡椒です。
 こちらは猟書家シナリオのため2章構成となります。

 第1章、集団戦『兵士の呪鎧』です。
 陣形を組んだ歩兵、騎馬隊、弓部隊などがおり、戦場さながらの光景が広がっています。
 彼らは、それほど強くありません。
 なので、範囲魔法などで吹っ飛ばすもよし、一騎ずつ倒しまくるもよし、です。

 第2章、ボス戦『書の悪魔ダンタリオン』です。

 プレイングボーナス……(全章共通)学生達と協力する(学園や迷宮の地理には詳しいです)。
 学生たちは、ダンジョン内にあるトラップを用いて援護してくれます。
 主に、落とし穴、火矢、落石、突風、竜巻発生装置で援護してくれます。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『兵士の呪鎧』

POW   :    突撃陣形
【密集陣形を組ん】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    防御陣形
【後衛】から【遠距離攻撃】を放ち、【前衛が盾で押し込むこと】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    機動陣形
【鋒矢陣形を組むこと】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【衝撃力の高い突撃】で攻撃する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●開戦
 迷宮は、姿を現した災魔の鎧兵たちに合わせてダンジョンを構築し始める。
 目の前で、まるでタクティクスRPGの世界のようなフィールドが広がっていく。

 起伏のある緑の丘、川、橋、平原……。

 当然、前衛は大きな盾を持つ歩兵部隊が固め、後方に騎馬隊、広がる丘の上に弓隊が控えている。
 幸い、魔道士の類は居らず、当然ボスキャラ配置位置にはダンタリオンの姿があった。
 彼女は「まだ、私の出番ではないわね」と、優雅に観戦している。
 猟兵たちは各自、有利な地形を選ぶと戦いに挑むのであった。
厳・範(サポート)
長年の修行で誘惑に強いお爺です。
食べ物に制限はありません。
話し方は古風です。

亡き親友との約束(世界を守る)で、封神武侠界のみで活動していましたが、『仁獣』性質と親友の幻影の後押しで決意し、他世界でも活動し始めました。
「放っておけぬのよ」

動きとしては、主にサポートに回ります。
【使令法:~】では、麻雀牌を利用して、対象生物を呼び出します。
【豹貓】は睡魔を呼ぶ、【胡蜂】は恨みの毒(理由は秘密の設定にて)という感じです。

また、半人半獣もしくは本性の麒麟形態だと、背に人を乗せることがあります。

なお、武侠の血が騒ぐと足技が出ます。

依頼達成のためとはいえ公序良俗に反する行為はしません。
あとはお任せします。


ヴィヴィ・ジーヴ(サポート)
キマイラの力持ち×精霊術士、15歳の女。
名前はヴィヴィ、一人称は自分の名前でビビ。表記はどちらでも。

服の下はフクロウ。
腕はハーピー(鳥の羽)、器用な作業は少しだけ苦手。
「あまりお手手は見ないでね、女の子の秘密よ。」

《力持ち》
素早いの、苦手。お目目くらくらする。一撃ドーン、が得意よ。

《精霊術士》
困った時は精霊さんに聞く!

《好き》
美味しいもの、食べる事、大好き!
あとね、ビビ、空中浮遊でふよふよするの好きよ。

◆集団戦
沢山いるなら、ビビ、得意かも。
ひゅ~ってお空飛んで行ってね、急降下で、ドーンっ!
怪力の技能を足に溜めて、着地のついでに足場も割っちゃおう。
鹿の足で蹴り飛ばしたり、ぼんぼん投げたりするよ。


ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携〇

同伴者がいる場合は同伴者をサポートするよう行動。
戦い方は遠近両用、接近戦では【破魔】を付与した破魔刀で、遠距離では精霊の護符の【乱れ撃ち】で対応。
同伴者が苦手な方を受け持つ動きを取ります。
単独で戦う場合は相手の苦手とする方での戦い方を主軸に。
護衛対象がいる場合は自分の身を挺して【かばう】。
何より周りの誰かが傷付く事を嫌う為、仲間達に危害を加えるような行動は取りません。
誰かを傷付けるくらいならば自分が傷付く方を選ぶ性格です。
携帯した飴を媒体にUCを発動。
【多重詠唱】で複数疑似精霊を召喚し攻防で使用します。
地や風は守りの壁として火や水は弾として攻撃に使うことが多いです。



●左舷の部隊にて……。
「これはまた、壮大な光景が広がっておるな」
 鋭い眼光を持つ厳・範(老當益壮・f32809)は、目の前に展開される戦の光景に感心する。
「すごーい。ここが迷宮だなんて!」
 服の下はフクロウ、腕はハーピーのヴィヴィ・ジーヴ(いつも誰かのお手伝い・f22502)は、興奮した様子で両羽をパタパタとはためかせた。
「なるべく多くの兵を倒せ、ということであったな」
「沢山いるなら、ビビ、得意かも。ひゅ~ってお空飛んで行ってね、急降下でドーンっ!」
 つまり、急降下して地面に蹴りを喰らわせ、地面を割るという。
「それは心強い。では参ろうか」
 厳は【雷公鞭】を携え、前衛に向かって駆け出し、ヴィヴィは上空へと飛び立った。
 2人の動きに合わせ、後方から学生たちが火矢で援護射撃を開始する。
 厳はまず、大きな盾を崩さんと鎧兵たちに近づいていく。
「盾が邪魔して、奥に攻め込むにも難しいであろうからな」
 雷を纏う雷公鞭を素早く振るう。
 周囲に「バチン、バチン」と空気を震わす音が響き、いく筋もの雷光が鎧兵を駆け巡っていく。

『機動陣形を展開!』

 指揮官の鎧が叫ぶと、左右に配置されていた兵が後退し、『鋒矢陣形』をとる。
「なるほど、矢印の形をした陣形であるな。正面突破で敵陣を崩しやすいが弱点があるな」
 それは、側面と頭上からの攻撃に弱いということだ。
「指揮官は、中央にいるのが鉄則だ。そこを突けば問題あるまい」
 宝貝「雷公天絶陣」を展開すると、雷公鞭から降り注ぐ雷を放った。
 厳を中心に蒼く輝く落雷が鎧兵を撃ち、周囲へと放電していく。
 魔鉱石の鎧を纏う鎧兵も、一部は雷への耐性を持ち合わせていなかったのだろう。
 感電した鎧兵たちの動きが鈍り、陣形が崩れていく。
 そこに、ヴィヴィが「エレメンタル・ファンタジア」を展開する。
「そーれ、みんな飲み込んじゃえ!」
 大津波を発生させ、丘に向けて放つ。
 波は白い泡を発生させながら、次々と指揮官と鎧兵たちを飲み込むと、丘の方へと押し流していく。
 しばらくして波が引き、地面が姿を現すと、キラキラと輝く塊がそこかしこに転がっていた。
 ヴィヴィがその1つを摘み上げる。
「キラキラ、きれー♪」
 それは小さいながらも、鎧兵たちが消滅する際に落としていった魔鉱石や魔石だった。
「回収は学生たちに任せ、我々は先に進むとしよう」
「うん!」
 左舷を崩すことに成功した厳とヴィヴィは勢いに乗って、中央に展開する歩兵部隊を攻めるべく進行するのだった。

●右舷の部隊にて……。
「さぁ、楽しませて下さいますわよね」
 ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)は、片手で髪を掻き上げながら言う。
「これはまた、……圧巻だな」
 整然と並ぶ鎧兵たちの姿に、鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)が感嘆の声をあげた。
 そこに広がるのは、正に映画のワンシーンのような壮大な光景だった。
「中には、煌びやかで素敵な鎧もありますのね」
 美しい装飾が施された盾を構える鎧兵たちに、ローズは目を輝かせた。
 ローズの大好きな花、薔薇の紋様が施されている物もある。
「さて、あれらが全て貴重な魔鉱石や魔石でできているんだよな」
 ならば、なるべく多くの鎧兵たちを倒し、貴重なアイテムを回収せねばならないだろう。
「まずは、右舷に展開する前衛を崩す必要があるだろうな」
「では、学生の皆さん、よろしくお願いしますわね!」
 ローズの言葉に、後方に控えていた学生たちが「はーい」と手を挙げた。
 学生が撹乱のため竜巻発生装置を作動させ、殺傷力の少ない小さな竜巻を敵に放ってみせた。

『機動陣形を展開!』

 指揮官の鎧が叫ぶと、左右に配置されていた兵が後退し『鋒矢陣形』をとると、学生たちに向けて突撃してきたのである。
 ローズは矢の先端を担う鎧兵たちの部隊の前に立つと、【それは儚き不壊の薔薇(インヴァルネラブル・ローズ)】を発動させた。

『薔薇よ、私を守ってくださいませ』

 ローズは1本のオレンジ色のバラを放った。
 薔薇は鎧兵たちを模すと正面から激突する。
 目の前で戦が始まり、激しい戦いが繰り広げられる。
 その間に鳳凰院が【固有結界・黄昏の間】を発動する。

『場よ変われ!』

 鳳凰院は、周囲にあった無機質を四大元素の擬似精霊に変える。
「さぁ、お前たち。存分に暴れ回ってくれ!」
 鳳凰院の言葉に擬似精霊たちは応えようと、鎧兵たちの間を飛び回りながら、火と風は炎の竜巻を引き起こし、土と水が鎧兵たちを押しとどめる。
 その絶妙な連携に、「やりますわね!」とローズが言葉をかける。
「私も薔薇の騎士として、負けていられませんわね」
 そう言ってローズは、ルーンソード【夕の憩い】を振るった。
 それを見た火の擬似精霊が、ローズの剣に火属性を宿す。
「ありがたいですわ」
 ローズは宿った火の力を一気に解放し、一帯を焼き払って行く。
「よし。水の擬似精霊と風の擬似精霊、津波を作って洗い流せ!」
 鳳凰院の合図で擬似精霊たちは魔法を融合すると、小規模な津波を生み出した。
 津波は燃え盛る炎と共に鎧兵たちを飲み込んでいき、2人の目の前に残ったのは、小さな鎧の欠片だけだった。
 それを摘み上げる2人。
「へぇ、これが魔石か。微量に魔力を帯びてるようだ」
「こちらが魔鉱石ですわね。こちらも、魔力を感じますわ」
 災魔の卵から生まれた物ではあるが、悪しき気配はない。
「回収は学生たちに任せて、俺たちは討伐に勤しむとしよう」
「そうですわね」
 鳳凰院とローズは学生たちに後のことを任せると、中央に展開していた歩兵部隊を挟み打ちにするべく、進行するのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

バルタン・ノーヴェ(サポート)
「バトルの時間デース!」
雇われメイド、バルタン! 参上デース!
アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調で(ワタシ、アナタ、デス、マス、デスネ、デショーカ? デース!)
得意な技能:【一斉発射・焼却・武器受け・残像・カウンター・受け流し】デスネ!

遠距離ならば、銃火器類の一斉発射や各種UCによる攻撃が有効デスネー!
近距離戦闘なら、ファルシオンで白兵戦を挑みマース!
敵の数が多いor護衛対象がいるならば、バルタンズをお勧めしマース! 数の有利は得られるデショー!

状況に応じて行動して、他の猟兵のサポートに回っても大丈夫デス!
迎撃、防衛、襲撃、撤退戦、どのような戦場でも参戦してOKデース!

頑張りマース!


シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!


人柄

普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します


心情

仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています


基本行動

味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します

一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします

またUC【贖罪】により楽には死ねません

ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います


戦闘

味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用


戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます


仲佐・衣吹(サポート)
オルタナティブ・ダブル発動!

それじゃ行ってみよー!
分身は僕ことベスト
ルーンソードやカルテを使って精霊属性の連携技で戦うのが好きだよ
僕が先に水属性で戦場をずぶ濡れにしていくから
続けて氷属性でガッチリ固めて動けなくしちゃうってのはどうかな?
愉快な敵だともっと楽しいよね
遊んでるように見える?
僕が一番本気が出せるのは、楽しくて夢中な時だよ!

足ひっぱんなよ!
本体はオレことサーベル
まぁ悪かねぇな
それでも逃げるやっかいなヤツは、ハサミ撃ちで即ぶった斬ってやろうぜ
んくらい根性あるヤツがいなきゃ、オレも楽しめねぇからな

使う精霊属性は敵に合わせて変更可
使うアイテム技能も好きに選んで下さい


西院鬼・織久(サポート)
※過度なギャグ、性的な要素のあるシナリオはNG

【行動】
オブリビオン狩が最優先
口調等ステータス参照

五感と第六感+野生の勘で状況を把握し敵行動を予測
罠や逃走する敵の追跡などは戦闘知識の応用で対処する

「闇器」を場面に応じて使い分ける
武器は怨念の炎(呪詛+生命力吸収)を纏い継続ダメージ付与

先制攻撃を仕掛け狭い場所でも縦横無尽に動き回り死角から攻撃
殺気を抑え暗殺を行う事もできるが、大抵は特攻紛いの攻撃特化

集団にはUCやなぎ払いを範囲攻撃に広げるか、単体を夜砥やUCで拘束して振り回して周囲をなぎ払うなどで攻撃

敵の攻撃は残像などのフェイントや武器受けで受け流しカウンターを行う等全ての行動を攻撃に繋げる


赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
 人間のパラディン×シーフの女の子です。
 普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ベッジ・トラッシュ(サポート)
◆戦闘時
戦うのは怖い!
なのでボス戦ではだいたい逃げ回っている。
(味方の手助けになる行動や、囮になるなどの功績を得ることはあるがだいたい無意識)
「こ、ここ…怖いのではないゾ!ベッジさんは様子をうかがってイタのだ!!」

手の届かない相手にはパチンコで苦し紛れに絵の具弾を飛ばすこともある。

◆冒険時
基本的に好奇心が強く、巻き込まれ体質。

敵味方関係なく、言われたことには素直に従う。
怪しいような気がしても多少なら気にしない。
後先考えずに近づいて痛い目を見るタイプ。

◆他
口癖「ぎゃぴー?!」
お気に入りの帽子は絶対にとらない。
食べ物は目を離した隙に消えている系。
(口は存在しない)
性能に問題はないが濡れるのは嫌い。



●只今、待機中ーー。
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)、西院鬼・織久(西院鬼一門・f10350)は武器を構え、それぞれの場所で草むらに身を潜めていた。
 ベッジ・トラッシュ(深淵を覗く瞳・f18666)は1人ビビりながらも、バルタンの側にチョコンと座っていた。
 草むらの隙間から外を覗き込むと、純白に金の装飾が施された鎧を纏う、騎馬隊の列が目に止まった。
「凄い光景が広がってマース。まるで、中世のゲームの世界のようデース!」
 バルタンは静かに感動した。
「あれらが貴重な魔鉱石や魔石で出来ているというなら、確かに欲しいだろうな」
 西院鬼も、稀に見る光景に感動する。
 ベッジは終始一点を見つめ、静かにしている。
 3人が待っているのは、仲間による弓部隊への奇襲だった。

 時は少し遡るーー。

「前衛の歩兵部隊を攻め込むと同時に、一部の猟兵は弓部隊への奇襲を行いましょう」
 そう提案したのは、仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)だった。
「それはいい考えデース」
「確かにそうだな。騎馬隊と戦うにしても、その過程で弓部隊の射程範囲内に誘い込まれる可能性が高い」
 バルタンと西院鬼も同意する。
「それには、相手に悟られずに近づく必要がありますが?」
 シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)が「人選はどうしますか?」と、尋ねる。
「隠密行動系のスキルを持つメンバーで奇襲を行うのが妥当なのでは?」
 赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)は腕を組み、「うーん」と考え込む。
「そうなると……」
 自然、仲佐、シホ、赤嶺の3人となった。
「なら、私たちは奇襲が始まったタイミングで、騎馬隊を速攻で叩きマース!」
 こうして、バルタンと西院鬼、そしてベッジは騎馬隊を引きつけることになった。

●弓部隊への奇襲
「さて、ここまで近づけば良いでしょう」
 仲佐、シホ、赤嶺は息を殺し、気配をなるべく断ち、騎馬隊の脇をすり抜け、丘の上に陣取っていた弓部隊の側面へと移動した。
「ここからは撹乱と共に、なるべく大勢を巻き込んだ攻撃が必要となりますね」
 シホは聖銃二丁を構える。
「さぁ、行きましょうか!」
 赤嶺もオーバー・ハートブレイクを構えた。
「それじゃ行ってみよー!」
 仲佐の合図で2人が飛び出すと、仲佐がルーンソードを天に掲げた。
 弓隊の頭上に魔法陣をいくつも描くと、大量の水を降らせて視界を奪う。
 しかし、弓兵も黙ってやらているわけではなかった。
 弓を天に向けて放つと、無差別に矢を降らせ始めたのだ。
「それじゃ、お次はこれで!」
 仲佐は続いて氷属性の精霊魔法を発動させ、一帯を氷付けにしてみせた。
 すると、どこからともなく『突撃陣形!』と声が響き、弓兵は一度攻撃を止めて『密集陣形』を組み、突撃態勢をとった。
「接近戦に持ち込もうということですか」
「それなら、こちらの方が有利であることを教えてあげるよ!」
 シホと赤嶺が敵の思惑に気付き、共にユーベルコードを発動した。

『お義父様、力をお貸しください』

 すると聖剣が、シホの言葉に呼応する。
『シホ、ここは僕に任せてくれ。それと……』

『どんな時も諦めるな、ですね』

【剣星 吸血鬼殺しの元騎士団長にして養父(ケンセイ・ジークフリート・フォン・エーデルワイス)】を発動すると、シホは瞬間移動しつつ、手にした聖剣で神速の斬撃を繰り出し、次々と弓兵を倒していく。
 赤嶺も【ヒロイック・ハート】を発動すると、ハート型の盾を構え大きく飛翔した。

『皆を護る為の力を、今ここに!』

 全身を優しいオーラで包まれた赤嶺は、飛び交う弓を盾で防ぎながら陣の真ん中に急降下すると、オーバー・ハートブレイクを地面に思いっきり叩き込んだ。
 突如、物凄い衝撃波が発生し、陣形ごと敵が吹っ飛ぶ。
 2人の活躍により、徐々に敵の統率が崩れ始めた時だった。

『防御陣形』

 再び何処からか声がすると残った弓兵が再び集合し、今度は二段構えの陣形を展開した。
 前衛の弓兵が防御を固め、後方の弓兵が威嚇射撃を行いながら、徐々に騎馬隊の方へと進んでいく。
「合流目的だろうけど、そうはいかないですよ!」
 仲佐は【オルタナティブ・ダブル】を発動し、もうひとりの自分を呼び出すと、ルーンカルテを四方に投げた。
 ルーンカルテは敵陣を囲い込むと、一斉に雷を放った。
 絶え間なく放たれる雷に焼かれていく鎧兵は、やがて小さな魔鉱石や魔石に姿を変えていく。
「これが、学生たちが欲しがっていた代物ですか」
「小さな形になってしまったけど、集めればそれなりになりそうだね」
 仲佐と赤嶺が、コロコロと落ちているそれらを見て頷いた。
 一方でシホは、戦いが終わると静かに祈りを捧げたのだった。

●騎馬隊と戦闘開始
「バトルの時間デース!」
 バルタンは、待ってましたとばかりに内蔵式グレネードランチャーを構えると、目の前の騎馬隊に向けて続けて6発放った。
「ヒュルルルル〜……、ドォーーーーーーーーン!」と、あちこちで爆発音が響く。
「HAHAHA!」と楽しそうに笑うバルタンは続いて、ガチャリと銃火器を内蔵式ガトリングガンに交換した。
 命中率は下がるが……。
「これだけ敵がひしめいていれば、関係ないデース! このまま押していきマース!」
 と、戦場を引っ掻き回すことに専念する。
 ベッジもまた敵を陣形を引っ掻き回すべく(?)、戦場を逃げ回っては絵の具をぶちまけていた。
「ぎゃぴーー?!」
 サクサクと槍を刺してくる騎馬隊の攻撃をすり抜け、馬の足の間を這い回り、『機動陣形
』を展開する敵に対抗すべく、【ユーベルジャック】を発動する。
「ミニ・バルタンの出番デース!」
「デス!」
 バルタンは自立型サポートロボットで、15cmくらいの大きさの二頭身バルタンたちを放つと、ベッジがユーベルコードの効果を与える。
 ミニ・バルタンたちは『機動陣形』を模倣して鋒矢陣形を組むと、ベッジと共に敵の足元を「ズドドドドドド〜〜!」と土埃を上げながら突撃していった。
 一方、少し離れた所で待機していた西院鬼は合戦の合図に、殺意と狂気に爛々と光る赤い瞳を輝かせた。

『我等が本性、ここに解放する』

 闇焔を構え、【怨鬼解放(エンキカイホウ)】を発動すると、槍を構え『突撃陣形』を展開する騎馬隊に突っ込んでいく。
「オブリビオン狩りは得意なんでな」
 騎馬隊の槍の柄を折り、馬の足を狙って刃を振るう。
 切られた馬は嘶きながら、バランスを崩して倒れていく。
「貰った!」
 西院鬼は落馬した兵の首に闇焔の鎖を巻き付けると、そのままブンブンと大きく振り回し、周囲の兵士たちを薙ぎ倒していく。
「そろそろ終焉デース」
 バルタンはバラバラになった騎馬隊に向け、【必死結氷弾(フリージング・デスペラード)】を放った。

『六式武装展開、氷の番!』

 バルタンの放った必死結氷弾(フリージング・デスペラード)が命中した騎馬兵は、中から凍りついていく。
 凍りついた騎馬兵は、周り回って来たベッジとミニ・バルタンたちの突撃によって、次々と砕かれていったのだった。


●回収
 戦場には、大小様々な魔鉱石や魔石が落ちていた。
 それを、掃除機のような魔道具を背負った学生たちが効率よく回収していく。
 猟兵たちは魔鉱石と魔石の回収を学生たちに任せ、書の悪魔ダンタリオンが待ち構える丘の上を目指すのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『書の悪魔ダンタリオン』

POW   :    あなたの技をお返しいたします。
【魔導書】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、魔導書から何度でも発動できる。
SPD   :    尻尾乱舞
【尻尾】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ   :    レインボー・ロード
【七色の竜巻】を放ち、レベルm半径内の指定した対象全てを「対象の棲家」に転移する。転移を拒否するとダメージ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はラウラ・クラリモンドです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ダンタリオン
「うーん、なかなか見応えのある戦いだったわね」
 丘の上で鎧兵と猟兵たちの大戦に魅入っていたダンタリオンは、パチパチと拍手する。
「じゃあ、ワタシも頑張っちゃおうかな!」
 やる気満々のダンタリオンは、現れた猟兵たちにニッコリ微笑んでみせたのだった。
雀・劉(サポート)
雀劉は瑞獣の雀鬼×陰陽師の19歳の男の子です

 ユーベルコードは基本一気通貫を使いますが、劉は技能「幸運」を得意とし一か八かの賭けを信じてどんな場面でも積極的に行動します。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
アドリブ・連携は○
あとはお任せします!
よろしくお願いします!


スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
 妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


十字路・冬月(サポート)
 「どんなダンスが好き?あたしは何でもどんとこいさ!」
 隙あらば踊ろうとします。一人でも勝手に踊っていますが、できれば他の人とも踊りたい。

 心の声は保護者的存在(多分男性)の、いわゆるイマジナリーフレンドです。
 難しいことを考えることは苦手ですが、心の中で会話することで解決策を見出すことがあります。

 物欲はありませんが食欲はあります。料理はできません。
 子供も大好き。

 でも戦闘は苦手。負傷者の救出とか、皆との連絡役とかやりたい。
 それでも心のオカンに励まされつつ、誰かを守るために逃げはしません。
 
 他はお任せします。アドリブ歓迎!



●災魔の卵を求めてーー。
「災魔の卵は何処でしょうか?」
「俺の幸運を信じてくれるなら、多分こっちだな!」
「まさか迷宮内で、こんな自然豊かで広大な場所を冒険するとは思わなかったよ」
 スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)、雀・劉(仙界の陰陽雀獣・f33492)、十字路・冬月(ダンス大好き!・f24135)の3人は今、鎧兵の元を断つべく、迷宮内を歩き回っていた。
「あ、あれじゃないかな?」
 運には自信があると言う雀が、木の枝に引っかかるように置かれた1冊の本を見つけ、指差した。
 すると、突如ダンタリオンが姿を現す。
「おっとっと〜。危ない危ない」
 ダンタリオンがそう言って本に向かって手招きすると、本は鳥のようにパタパタと羽ばたきながらダンタリオンの元へと飛んでいく。
「どうやら、当たりのようだな!」
 3人はそれぞれ武器を構えた。
「御機嫌よう、猟兵さん」
 甘い笑みを浮かべたダンタリオンが、災魔の卵が憑依した本をバサバサと振った。
 するとまたしても本から、ガチャガチャと音を立てながら鎧兵が溢れ出して来たのである。
「毎回毎回邪魔されるのは、私もあまり好きじゃないのよねぇ〜」
 そう言って右手を頬に添え、「困った子たちね〜」とため息を吐く姿に……。
「(いやいやいや、それはこっちの台詞だろ!)」
 と、十字路の心の声が聞こえないことを良い事に突っ込んだ。
「まずは、先手必勝だよ!」
 雀はこちらに向かってくる鎧兵を排除するため、護符を投げつけ動きを封じる。
「どんなダンスが好き? あたしは何でもどんとこいさ!」
 十字路が【レガリアスシューズ】でそれらを一気に抜くと、ダンタリオンに華麗な足技をお見舞いする。
「うーん、ダンスは流石にお断りよ」
 ダンタリオンが両腕で蹴りを受け止め跳ね飛ばすと、悪魔の尻尾を鞭のように振り回す。
「バシン、バシン」という弾かれる音が徐々に大きくなるにつれ、尻尾が巨大化していく。
「あ、でも。これもダンスに入るのかしら? 尻尾乱舞!!」
 そう言ってダンタリオンは巨大化させた尻尾で、周囲を薙ぎ払って見せた。

『はいきた〜!』

 雀は【吃(索子)(チーソーズ)】を発動し、麻雀牌の『イーソウ』、『リャンソウ』、『サンソウ』をダンタリオンに向けて放つ。
 命中した相手の攻撃力を低下させるか、全て当たってユーベルコードを封じることが出来るか。今の雀の力では、運任せの攻撃ではあったが……。
「無駄よ、無駄!」
 ダンタリオンは、それら全てを尻尾で跳ね返すと、更にもう1回転してみせる。
「まぁ、こういう事もあるよ♪」
 今回は運がなかったと雀は素直に受け止め、次の攻撃手段を講じた。
 その間、スピネルが『聖樹の大弓』で魔力を込めた矢を放ち、鎧兵とダンタリオンの尻尾を正確に撃ち抜いていく。

『さて、ここですね』

 ダンタリオンの周囲が手薄になった所を見計らい、【反逆の狙撃手(アヴェンジ・スナイプ)】を発動して、渾身の一撃を放った。
 七色に光り輝く魔法の矢は、見事ダンタリオンの肩を撃ち抜く。
「押されてる……わね?」
 ダンタリオンは胸の間から1冊の魔導書を取り出すと、「あなたの技をお返しいたします」と告げる。
「(なにやら、その身に受けたダメージを返そうとしているようだぞ)」
「ど、どうすれば?」
 十字路が心の声と相談する。
「(こっちも『アレ』で対応すれば良いんじゃないか?)」
「あ、【デュエリスト・ロウ】!!」
 十字路は咄嗟に手袋を嵌めた手で、ダンタリオンを攻撃した。
「魔力を使ったら、バチが当たるんだよ! わかったかな?」
 即席のルールを早口で言うと、十字路はすぐさまダンタリオンから距離を取る。
「え?」
 ダンタリオンは、「今の何??」と首を傾げながら、魔導書に魔力を込めた。
 すると……。
「きゃわわわわわわわ〜〜〜〜!!!!」
 突如、雷に打たれるダンタリオン。
「隙あり、だね♪」
 雀は運鳥扇でもって、「スパコーン」と軽快な音を響かせながらダンタリオンの持っていた魔導書を打ち上げた。
 魔導書はホームラン級に空高く飛ぶと、キラリと小さく輝いて消えてゆく。
「えぇ! ちょっと、待って!!」
 ダンタリオンは大事な魔導書を飛ばされ、慌てふためきながら魔導書を追いかけ飛んでいった。
「ん? これは……??」
 ダンタリオンが去った後、1冊の本が落ちていることに気が付いた雀はそれを拾い上げる。
「これって、災魔の卵が憑依した鎧大全……ですね」
「ラッキー♪」
 こうして3人は取り敢えず、災魔の卵を回収することに成功したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

マホルニア・ストブルフ(サポート)
◇ベース口調は【私、お前、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?】。協力者には丁寧に接するよ。ごく稀に【慇懃無礼】の口調で相槌を打ったりするわ。こんなふうにな。

◇行動方針:問題の解決
多少の負傷は気にしない。人間のための制限持ちのUDCネットワーク。

◇戦闘・技能
知覚端子を張り巡らせて情報収集しながらサポートするか。
電子媒体はハッキング、戦闘はグラップル、切断、射撃系がメインだな。使える技能は使っていくよ。

武器はレヴィアスクかアサルトライフル。移動や捕縛、他の武器と組み合わせでグレイプニルも使うな。張り巡らせて多少の高度までは登れるよ。
ユーベルコードの詠唱描写は省略で構わんよ。後はよろしく頼む。


シキア・ジェンダート(サポート)
口調 (俺、キミ、だ、だね、だろう、だよね?)
敵には(俺、お前、だね、だよ、~かい?)

踊りと歌が大好きな快楽主義者。平和がどう、とかいうよりも自分が楽しいかそうでないか。異世界交流は楽しい。そしてそんな楽しさを邪魔するオブリビオンは気に入らない。
「俺が楽しければそれでいいんだよ、だから邪魔」
「あーあー美しくないなぁ。せめてキレイに死んでくれない?」

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ナギ・ヌドゥー(サポート)
普段はなるべく穏やかで優し気な感じで話してます。
……そう意識しておかないと自分を抑えきれなくなりそうなので。
それでも戦闘が激しくなると凶悪な自分が出てしまいますね。
オブリビオン相手なら最初から素で対峙し、手段を選ばず殺しにいきますよ。

探索行動の時は第六感などの知覚に頼る事が多いです。

日常的な行動は、寛ぐ事に慣れてないから浮いた存在になるかもしれません……

武器は遠距離ではサイコパーム、近距離では歪な怨刃、
痛みや恐怖を与える時はソウルトーチャーを使います。

己は所詮、血に飢えた殺人鬼……
それでも最後の理性を保つ為に良き猟兵を演じなければ、とも思っています。
どうぞ自由に使ってください。




「よくまぁ、何度も飽きもせず現れるものだ」
 マホルニア・ストブルフ(構造色の青・f29723)はアサルトライフルを担ぎ、ダンタリオンの前に立ちはだかった。
 同時に、知覚端子を張り巡らせて情報収集を開始した。

 ダンタリオン周囲に少数の鎧兵の気配ありーー。
 ダンタリオンの能力値……、未知数ーー。
 地形データ収集完了ーー。

「本当だよ。しかも、勉学に励み、楽しい学園生活を送る人たちの邪魔をするなんて、気に入らない」
 踊りと歌が大好きな快楽主義者、シキア・ジェンダート(翠銀の魔踊・f31492)が、朗らかな表情で辛辣な物言いをする。
「オブリビオン相手なら、最初から手段を選ばず殺しにいくだけですよ」
 ナギ・ヌドゥー(殺戮遊戯・f21507)に至っては、鼻から飛ばしていく気満々だ。
「よし、では始めるか」
 マホルニアは岩の上からアサルトライフルを構えると、ダンタリオンと周囲にいた鎧兵に向け銃弾を放ち、シキアとナギが接近戦を仕掛けた。

『CODE:DEPLOY EXOSKELETON//REINFORC:LDF_I.』

 マホルニアが【暗野の技工者(ニダヴェリール・デックアールヴ)】を発動し、命中率を上げると、鎧兵の額を次々と撃ち抜いてみせた。
 シキアは【這翠のオンブラ】で自身の影に魔力を流すと、影から何本もの槍を突き出し、鎧兵を串刺しにしていく。
「あぁ、もう。猟兵たちって、なんでこんなにワチャワチャ湧いてくるのかしら〜!」
 ダンタリオンはそれを尻尾で弾きながら焦った様子で右手に魔導書を構え、「あなたの技をお返しいたします」と告げる。
「させるか!」
 マホルニアがダンタリオンの頭部を狙う。
「ダーーーーンッ!」と銃声が響く。
 しかし、ダンタリオンは魔導書で銃弾を受け止めると不敵に微笑んだ。
「うふふ、『あなたの技をお返しいたします』。そうね〜、私は攻撃回数を上げさせてもらうわね、尻尾乱舞!!」
 ダンタリオンはそう言うと尻尾を巨大化させ、敵味方区別することなく周囲を何度も薙ぎ払った。
 周囲にあった岩や鎧兵を巻き込むだけでなく、尻尾で弾き飛ばした。
 猟兵たち目掛けて飛んでくるそれらを薙ぎ払いながら、ナギが殺気を体中から放つ。

『冥き器より出づる己は影か真か……』

 【殺鬼影身(キラーインスティンクト)】により、ナギの体から溢れ出た殺気が実体化すると、一匹の猛獣の姿となる。
 猛獣は力強い走りで丘をかけ、岩を飛び越えると、ダンタリオンに太くて鋭い爪を振り下ろした。
「きゃぁあああーー!!」
 バリバリと紙が切り裂かれる音と、ダンタリオンの悲鳴が響く。
「もう怒った! こうなったら強制送還よ!! レインボー・ロード!!!」
 体から血の代わりに紙屑を散らせながら、ダンタリオンが【七色の竜巻】を放った。
「あーあー美しくないなぁ。せめてキレイに死んでくれない?」
 ありとあらゆる物を吸い上げ、運び去ろうとする竜巻の強風に煽られながら、シキアは【繋喚式「緋怒の昂焔」(スズネ・イーラ)】を発動する。

『其は焔、其は正義と憤怒の果て……スズネ、燃やして』

 シキアの周囲に紅蓮に輝く炎の紋様が浮かび上がる。やがて紋様から悪魔【緋怒の昂焔】が姿を現す。
「あの本を跡形もなく燃やし尽くせっ!!」
 悪魔はシキアの命令に頷くと、頭上に大きな火球を生み出した。そして、両手を振り下ろし、竜巻の上へと降らせたのである。
 火球は轟音を響かせながら竜巻を呑み込むと、ダンタリオンへへと静かに落ちていく。
「ーーーーーーーー!?」
 流石のダンタリオンも、防ぎきれなかったのだろう。
 そのまま、光り輝く火球に呑み込まれていったのだった。


●新たなる問題
「ん〜〜、また負けちゃったかぁ」
 焦げた臭いを漂わせ、炭化したダンタリオンは、上半身をくねらせながら残念そうに言う。
「でも、次の満月までには、また遊びに来るわね」
 そう言ってダンタリオンは猟兵たちに手を振ると、ボロボロと崩れて消えてゆく。
「(また、来るのか……)」
 猟兵たちは溜息を吐くと、迷宮に散らばった魔鉱石や魔石の類を学生たちと共に回収していく。
「ありがとうございました。これで頑丈な防災扉が作れると思います」
 学生たちは、興奮で鼻息を荒くしながら笑顔でお礼を述べる。
 しかし、ふと疑問が浮かぶ。
 古の知恵、技術で加工されたこれらの魔鉱石や魔石は、現在でも加工できるのだろうか、とーー。
「あーー、それは……」
 学生たちは、この言葉で冷静さを取り戻す。
「この図書館で、その辺りも見つけていければ……」
 彼らの探究は、まだまだ続くようだ。
 やがて、グリモアベースへの帰還準備が整う。
「それじゃあ、また」
 学生たちに見送られ、猟兵たちはグリモアベースへと帰還したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月28日


挿絵イラスト