アポカリプス・ランページ⑰〜真実は魂の中に
「猟兵よ、遂にこのワシントンDCへと赴いたか。流石は『六番目の猟兵』、『生命体の埒外』として選出された実力は確かなものだ」
そうキューバ……かつて凶弾に倒れた男が世界を救った地にて生み出された葉巻を吸いながら、かつて『アメリカ合衆国大統領』という国家元首の中でも最上位に属した男は素直に己を弑しうる存在を賞賛する。
「しかし、『第六猟兵』の意味と最重要本質的性質を知っている猟兵となると、恐らく誰一人としていないだろう……サムライエンパイアの主にしてこの前グリモアベースの盟主となった家光公と始まりの猟兵たるプルミエール嬢は無意識的に知ってはいるかもしれんが、それが他の猟兵に語られるのと表層意識の知識として本人が知ることは当分はないだろう」
男の名は『プレジデント』。
オブリビオン・ストームを放つ事によりこの世界の名を黙示録の黄昏(アポカリプスヘル)へと変えた究極の邪神、オブリビオン・フォーミュラ『フィールド・オブ・ナイン』の一柱にして第一席だ。
「さて、先程の混線からここに殴り込んでくる猟兵達は『オーバーロード』の意味について尋ねるが、絶対に教えないことにしよう。猟兵が『超克(オーバーロード)』に至る為にはそれが一番だ。だが……」
勿体ぶらせたヒントくらいはあげないと可哀そうだろう。
そうどんな感情にも受け取れるような微笑を湛え、呟く。
「シャルロット・シフファート嬢、貴公に教えてあげよう。猟兵諸君。君達はそれぞれが別種の存在。君の正体は恐るべき怪物なのかもしれないし、本当は何の素質もない、正真正銘ただの人なのかもしれない。己に……己の真の姿に問うがいい。この言葉を深く噛みしめれば、何か見いだせるかも知れないぞ?」
「……なんて奴。兎も角、全世界の全人類オブリビオン化演説は絶対に阻止しなければならないわ」
その為、迅速な撃滅をとシャルロット・シフファート(異界展開式現実改変猟兵『アリス・オリジン』・f23708)はグリモアベースに集った猟兵達に語り掛けていく。
「二番目のフィールド・オブ・ナイン『プレジデント』の居場所を突き止めたわ。アイツは『プレジデント』の名の通りワシントンD.C.に坐している。ワシントンは、街並みだけが完璧に復興されているわ」
その街の中で、「国立公文書記録管理局(アーカイブス・ワン)」と呼ばれる施設にて『プレジデント』は待ち受けている。
「アイツのユーベルコードは公文書に記載されたあらゆる事象……米軍やテロリスト、戦闘機や戦車から始まり秘密裏に処理された宇宙人などを具現化する「ユーベルコードによる大統領の軍勢(プレジデントアーミー・バイ・ユーベルコード)」を使用して先制攻撃を行ってくるわ」
元大統領のオブリビオン・フォーミュラというだけあってその指揮能力は見事なものだ。
この『大統領の軍勢』に対処し、『プレジデント』を撃滅しなければならない。
「非常に難しいけど、不可能な任務じゃないわ。そして……」
今回『プレジデント』は猟兵が『オーバーロードに始まる『猟兵』とは何なのか』について勿体ぶった様子で何かを示唆するスタンスを取っている。
「これを上手く使えば、示唆の為に隙を生み出すかもしれない」
そうすれば、大統領の軍勢による先制攻撃も対処しやすくなるだろう。
「やることは多いけど、一つずつ全てに対して対応していけば必ず勝利できるわ。大変な戦いになるだろうけど、頑張って頂戴」
黒代朝希
全人類オブリビオン化演説がアポカリプスヘル以外の世界にも影響するとは思わないじゃん……
絶対に仕留めましょう。
プレイングボーナス……大統領の軍勢による先制攻撃に対処する。
に加え、
プレイングボーナス……『猟兵』や『オーバーロード』等の『謎』について『プレジデント』に尋ねる(プレジデントはどんな質問をしようと深い真相について絶対にはぐらかします)。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『プレジデント・ザ・マスディレクション』
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POW : プレジデント・アーミー
レベル×1体の【大統領の軍勢】を召喚する。[大統領の軍勢]は【アメリカ】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : プレジデント・セキュリティ
レベル×1体の、【眼球】に1と刻印された戦闘用【アメリカ合衆国シークレットサービス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ : アーマード・ディヴィジョン
【かつてのアメリカ軍の最新兵器】で武装した【精鋭アメリカ陸軍兵】の幽霊をレベル×5体乗せた【戦車部隊】を召喚する。
イラスト:色
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
カエデ・ニールセン
Black Spider's】
「あら、良い男♪……だが、民主主義を曲解しているようだな? 少尉、軍曹、どう思う?」
相手がシークレットサービスなら、狙撃手は多くない。
少尉(ユウキ)に囮になってもらい、私と軍曹(ナズナ)で狙撃手を仕留める。
2人は信頼出来る私の部下だ。
私が育てた……私の可愛い子供達。
だから私は、彼らを信頼して任務を遂行しましょう。
民主主義の代表たる大統領を名乗る愚か者。
なに、外しはしないわ。
「Stars and Stripes, be eternal, with democratic ideals(星条旗よ永遠なれ、民主主義の理想と共に)……なんてね♪」
ナズナ・スズキ
【Black Spider's】
「良い男か、という意味であれば悪くはありませんが……思想は好みませんね。あれは間違いなく我々の敵です」
大尉(カエデ)とは違う位置で大尉と同様に少尉(ユウキ)を囮にスナイパー達を攻撃。
ただ、私は少尉の周辺も警戒しておきましょうかね。
……なんだかんだ抜けていますから、あれは。
カウンタースナイパー達を片付けた後は、大尉と合流して観測手を務めます。
包囲陣でドローンを産み出し、プレジデントを名乗る愚か者を撹乱。
「敵、3時の方向……距離700。風向き、風速、共に問題なし、良い男の頭を吹き飛ばすには最高の狙撃日和です」
ユウキ・スズキ
【Black Spider's】
「奴の思想と自称には同意しかねますね。少なくとも、私はアレを民主主義の代表者と認める気にはなりません」
2人が狙撃位置に着いた後、付かず離れずの距離で戦闘を開始
少ない狙撃手を除けば、奴らの武器はサブマシンガンや拳銃だけだ
俺達の銃とは射程が違う
問題の狙撃手も、まぁあの2人に任せれば大丈夫だろうさ
俺は2人に意識が行かないように可能な限り派手に暴れさせて貰う
2人が狙撃手を片付ける頃には、貧相な装備のシークレットサービス共なんて片付いているだろうさ
最後はナズナのドローンに気を取られている奴の膝を、ブラッドバレットで撃ち抜き大尉の援護をする
「これが民主主義さ、クソッタレ」
「あら、良い男♪……だが、民主主義を曲解しているようだな? 少尉、軍曹、どう思う?」
「良い男か、という意味であれば悪くはありませんが……思想は好みませんね。あれは間違いなく我々の敵です」
「奴の思想と自称には同意しかねますね。少なくとも、私はアレを民主主義の代表者と認める気にはなりません」
真っ先にプレジデントの元へと駆けつけたのはカエデ・ニールセン((自称)おっぱいの付いたイケメン 【中尉】・f25686)、ナズナ・スズキ((自称)スズキ家の良心【軍曹】・f15991)、ユウキ・スズキ((自称)不審者さん【少尉】・f07020)の三人の軍属系猟兵達であった。
「おやおや、散々な言い分だね。まぁ、猟兵諸君にとって私の『全人類オブリビオン化演説』は許容しがたい物だろうしね。全力でぶつかり合おうじゃないか」
肩を竦めたプレジデントがそう呟くと同時、アメリカ合衆国シークレットサービスがワシントンの周囲に展開召喚されていく。
「相手がシークレットサービスなら、狙撃手は多くない」
そう判断したカエデは、少尉(ユウキ)に命令を下す。
「どのくらい引き付けられる?」
「少ない狙撃手を除けば奴らの武器はサブマシンガンや拳銃だけ。問題ありません」
囮になってもらう事を受諾した少尉(ユウキ)はSkuld用弾丸を装填したシュバルトライテと呼んでいる、大口径自動小銃を無理矢理切り詰めたカスタム品を取り出していく。
「了解した、私と軍曹で狙撃手を仕留める」
「了解(ヤー)。ただ、私は少尉の周辺も警戒しておきましょうかね」
なんだかんだ抜けていますから、あれは。
そう心中で苦笑しながら呟いたナズナは、7.62mm弾を用いる自動小銃を取り出していく。
そこに同じくカエデも銃火器を取り出す。
やがて頷き合ったカエデとナズナの二人はスナイパーを排除しにワシントンの街に繰り出していく。
「まぁあの2人に任せれば大丈夫だろうさ。俺は2人に意識が行かないように可能な限り派手に暴れさせて貰う」
シュバルトライテを取りまわし、近接してくるアメリカ合衆国シークレットサービスへと風穴と鉛玉をプレゼントしていくユウキ。
それと並行してナズナとカエデはスナイパーを一人ずつ排除していく。
「いやはや、まさかここまでシークレットサービスを追い詰めるとはね」
「貧相な装備のシークレットサービス共なんて物の敵じゃない」
肩を竦めながら銃弾を機械腕で受け止めたプレジデントに対し、続けざまに味方や自分の流血を固めたSkuld用弾丸を連射していくユウキ。
そこに、狙撃弾が迫る――プレジデントへと。
「フム、どうやらシークレットサービスの狙撃兵も排除されてしまったようだね」
見上げると、ユウキとプレジデントの周囲をドローンが包囲網を敷いている。
「プレジデントを名乗る愚か者を撹乱。敵、3時の方向……距離700。風向き、風速、共に問題なし。今度こそ良い男の頭を吹き飛ばすには最高の狙撃日和です」
「民主主義の代表たる大統領を名乗る愚か者。なに、今度は外しはしないわ」
それは狙撃の観測手を務めたナズナが展開させたドローン。
そこにカエデが狙撃手としてプレジデントの頭部に標準を再び合わせ、スナイパーライフルの引き金を引く。
「Stars and Stripes, be eternal, with democratic ideals(星条旗よ永遠なれ、民主主義の理想と共に)……なんてね♪」
放たれるプレジデントを狙う致命の魔弾。
それを防ごうとプレジデントは機械腕を翳して防ごうとするが、そこにユウキがユーベルコード『猛き鮮血は祝福の如く【Skuld】(ブラッドバレット)』を本格発動させて二面攻撃を仕掛ける。
「これが民主主義さ、クソッタレ」
その刹那に下された、下さなければならない選択をプレジデントは突き付けられた。
その刹那は、時が止まらない。
故に、咄嗟の判断としてプレジデントはユウキのユーベルコードを防ぐ。
その代償として、かのオブリビオン・フォーミュラの頭部に狙撃弾が着弾するのであった――
大成功
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空桐・清導
POWで挑む
オレVSアメリカ&大統領ってか…
とんでもねえことしてくれるぜ
だが、いいさ
挑ませてもらうぞ、プレジデント!
ソルブレイザーのアクセルを全開にして[蹂躙]
サンライザーの[誘導弾]を[一斉射撃]しながら、軍勢をなぎ払う
攻撃は[オーラで防御]
そのままプレジデントまで一直線
ようやく会えたな、プレジデント
猟兵の本質だの、オーバーロードだの
随分と怪しいことを言っているがよ、
そいつは一体何なんだ?
猟兵ってのは、一体どういう存在なんだ?
まあ、どうあれ、オレはオレだ
オレの名はブレイザイン!
アンタの全人類オブリビオン化演説は止めさせてもらう!
UCを発動して拳を握りしめる
[覚悟]を込め、全力の一撃を叩き込む
マリア・ルート
思わせぶりなこと言っちゃって――はっきり言いなさいよっ!
軍勢は『威圧』で怯ませつつ、『オーラ防御』『激痛耐性』による防御と『野生の勘』『残像』による回避をしてUC発動可能までの『時間稼ぎ』をするわ。(『継戦能力』)
発動可能になったら軍団とミッドレンジの距離に陣取り【指定UC】発動。
武器を『早業』で操り、『蹂躙』していくわ!
あんた何か知ってるんでしょ!?オーバーロードが何なのかも、私達猟兵が世界でどのような立ち位置なのかも!
時間質量論で語れない私達猟兵の存在、それについて知ってるなら――冥土に行く前に吐いていきなさい!
私も、自分がどういう存在なのか疑問に思えてきた。
だけど私はあくまで私なのよっ!
七那原・望
それなら問います。そもそも猟兵って何なのです?
わたし達の真の姿はみんなバラバラです。種族という括りが意味を為してないくらいに。
世界に選ばれて猟兵になったわたし達は、そもそも何者になったですか?
質問の最中予め呼んでおいたねこさんにアマービレを託しておきねこさんの数を増やしてもらいます。
ねこさん達で戦場を包囲し、敵の先制攻撃発動と同時に出現した軍勢に周囲から多重詠唱全力魔法乱れ撃ちでの奇襲攻撃をお願いします。
奇襲攻撃の間に自身に全力魔法の強化を施して限界を超え、素早く敵に接近。第六感と野生の勘で最適なルートを見切り、軍勢を躱しつつ敵の懐に潜り込み、アメリカという概念ごと絶・蘇威禍割で砕きましょう。
「ハハハ、この私も頭部に狙撃を受けるとはね……」
自らの慢心を流石に自嘲せざるを得なかったプレジデント。
しかし、猟兵はその手負いの状態を決して見逃さない。
「いわば、オレVSアメリカ&大統領ってか……とんでもねえことしてくれるぜ」
そこに現れたのは三人の猟兵。
その内の一人空桐・清導(ブレイザイン・f28542)はアメリカ合衆国に由来するユーベルコードを操るプレジデントの力に息をのんでいた。
「思わせぶりなこと言っちゃって――はっきり言いなさいよっ!」
「いきなりですが問います。そもそも猟兵って何なのです?」
そこにマリア・ルート(紅の姫・f15057)と七那原・望(封印されし果実・f04836)はプレジデントへと謎を問いかけていく。
たとえ決して深い詳細が目の前のオブリビオン・フォーミュラの口から明かされることが無いとしても、彼女たちにとってプレジデントが齎した『謎』は問いたださずにはいられないものであったから。
「あんた何か知ってるんでしょ!?オーバーロードが何なのかも、私達猟兵が世界でどのような立ち位置なのかも!」
「わたし達の真の姿はみんなバラバラです。種族という括りが意味を為してないくらいに……」
「その通り、君達は『個人』でありながらそれぞれが唯一独自の『種族』へと至っている存在。それはどういう意味だと思うかね?」
視界を閉ざして放つ超高精度かつ神速の一刀を振り回す望とバラバラに操作できる武器を創造して使役するマリアの猛攻に対し、軍勢を嗾けながら思わせぶりに言葉を紡ぎあげていくプレジデント。
「猟兵の本質だの、オーバーロードだの……随分と怪しいことを言っているがよ、そいつは一体何なんだ?」
その二人に加勢するべく空桐も黄金の流星が如く飛翔し、拳をプレジデントに叩き付けていく。
そうして三名の猟兵は軍勢を薙ぎ払いながら、アメリカ合衆国大統領に起源を有するオブリビオン・フォーミュラを追い詰めていく。
「『個人』で唯一無二独自の『種族』となった結果、世界に選ばれて猟兵になったわたし達は……そもそも何者になったですか?」
「そうだな、端的に言えば『猟兵ってのは、一体どういう存在なんだ?』、という事が聴きたいぜ」
「時間質量論で語れない私達猟兵の存在、その具体的な詳細について知ってるなら――冥土に行く前に吐いていきなさい!」
その猛攻を前に、プレジデントは何を想うか。
「……ああ、もうすぐか」
笑みを浮かべた。
「君達、最後に聞き給え。そこまで知りたいというならば己に……己の真の姿に問うがいい」
機械腕を振るい、ボクシングの術技を振るって一秒でも長く生き永らえようとするプレジデント。
「君達はそれぞれが別種の存在。君の正体は恐るべき怪物なのかもしれないし、本当は何の素質もない、正真正銘ただの人なのかもしれない。つまり、『無限の可能性(ファンタジア)』を有しているという事だ」
それは嘘か真か。この言葉自体プレジデントが虚実を交えて言っている可能性も否定できない。
「『銀の雨が降る時代(シルバーレイン)』が完遂されたのに何故、ドクターオロチは存在している?『界渡る者』とは何なのか?さすれば『終わりを終わらせる者(エンドブレイカー)』が至った『次元移動存在』とでもいうべきなのか?」
その言葉の意味は、誰かが聴けば意味が分かるのか、はたまた妄言と切り捨てられるか――冒涜をするな、と怒りを迸らせるのか。
「『己の闇を恐れよ。されど恐れるな、その力』――これは、君達猟兵にも通用するだろう。最重要本質たる何かを――人の紡ぐ物語の果てに『剣(ブレイド)』を見出してみたまえ」
そうして、口を閉ざす。悪戯を完遂させた、茶目っ気のある悪童の笑みを湛えて。
それに対し、三人の猟兵は何を想ったか。
確かなことは命中した箇所を概念的に粉砕する無数の剣閃が、無敵のバラバラに操作できる武器が、黄金の流星が――
アポカリプスヘルのオブリビオン・フォーミュラ『フィールド・オブ・ナイン』の第一席、『プレジデント』を骸の海へと還したという結果が、後には残ったという事だ。
大成功
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