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アポカリプス・ランページ⑤〜breakbroke〜

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#アポカリプス・ランページ⑤


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 ソルトレークシティ。
 巨大な大塩湖が北西部に広がることからその名が付けられたこの街は初めは宗教都市として誕生した。
 その後内部抗争やゴールドラッシュの到来などを経て、アメリカ西部高原地域の経済的中心地となったその地下では大規模な「フラスコチャイルド製造施設」が秘密裏に運用されていたことを知る者はあまり残されていない。
「施設では『最強のストームブレイド』を生み出すべく『デミウルゴス式偽神細胞』なる物が培養されていたそうです」
 ルウ・アイゼルネ(滑り込む仲介役・f11945)はそう言って問題の施設を破壊して飛び出してきたという、怪物の情報を提示した。
 自らの超高温の体温に耐えられる様に発達し、生半可な攻撃は軽く弾き返す肉の鎧を持ち、地中を進むだけで大規模な地盤沈下を引き起こし、何らかの刺激で地表に引き摺り出されれば周囲を破壊し尽くすまで怒り狂い、自らの体から発せられた砂塵で殺した者を自分の思うがままに操る。
 4つの目を持ち、頭部を十字に裂いたような口を持つこの怪物は【アカメ】【拠点喰らい】【のたうつ災厄】などと研究者の間から呼ばれていた。
「資料によると元はミミズだったらしいんですが……ここまでくるともはや別物と言って過言ではないでしょう」
 そんか怪物に投与された「デミウルゴス式偽神細胞」は強力な力を投与者に与える反面、その激烈な拒絶反応により動くたびに肉体が自壊していくそうだ。もちろんそれはこの怪物も例外ではない。
「ただ、この個体に関してはそれを含めて作られた可能性も否めない……というのが正直なところです」
 これだけ巨大な物体が壊れた拠点に横たわれば、排除のために多くの人手を要し、無くし切るまで再興することは不可能だ。
 またその肉を求めた別の生物や火事場泥棒を狙ったレイダーが来るだろうし、排除し切れずに腐らせてしまえば凄まじい悪臭と腐汁が辺りを汚染してしまう。
 敵対する拠点を完全に破壊するだけの手段、と考えれば限りなく100点満点に近い生物兵器。……それが今回対峙する敵だ。
 施設から飛び出してきたこの災厄の蹂躙を防ぐには、猟兵達が体を張るしかない。苛烈な攻撃を防ぎ切り、この生物が死ぬまで人的被害の起きぬ場所に繋ぎ止める。それが今回の概要だ。
「放っておいても勝手に死ぬであろう存在ですが、その死出の旅路にソルトレークシティの罪なき人々を巻き込ませないでください。以上、よろしくお願いいたします」


平岡祐樹
 過ぎたる力は滅亡を招く。お疲れ様です、平岡祐樹です。

 このシナリオは戦争シナリオとなります。1章構成の特殊なシナリオですので、参加される場合はご注意ください。

 今案件にはシナリオボーナス「超強力な攻撃を耐え凌ぎ、敵の自壊を誘う」がございます。
 これに基づく対抗策が指定されていると有利になることがありますのでご一考くださいませ。
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第1章 ボス戦 『アカメ』

POW   :    【のたうつ災厄(The Berserk)
【怒りに任せ、体内の血流】を一時的に増強し、全ての能力を6倍にする。ただし、レベル秒後に1分間の昏睡状態に陥る。
SPD   :    拠点喰らい(Base Eater)
【地表付近の地中を潜行し、地中からの強襲】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を破壊し、地盤沈下を引き起こす事で】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    アカメ(Fake Oblivion Storm)
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【砂塵で確実に殺害し、赤い目のオブリビオン】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。

イラスト:猫背

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ユウキ・スズキです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ノラ・ヘルブラウ
【アドリブ歓迎、序盤希望】


過ぎたる力は滅亡を招く、全くその通りだね
巨大な図体に、存分な被害を出した驚異的なアカメ
過去の報告書では列車の大砲で沈んだというがここにきて甦りとはね

ん?ボク?ボクはただのストーリーテラーさ
あえて言うなら運命天秤を操る死神ってボクのことはどうでもいいじゃない?

ユーベルコード『魔将覚醒』を使用して自身を強化
遠距離から魔導書による魔法攻撃多重詠唱と吹き飛ばしで威力を向上させて放つ


真の狙いは、派手に魔法戦を行うことで「ここで戦闘している!」という演出とアカメの現在地の特定
詳細が分かり次第、以後参加される猟兵さんに伝達します

「それでは皆さん良い狩りを…」といって霧のように消える



「過ぎたる力は滅亡を招く、全くその通りだね。巨大な図体に、存分な被害を出した驚異的なアカメ。過去の報告書では列車の大砲で沈んだというがここにきて甦りとはね。それともそれとはまた別の個体だったりするのかな?」
 ソルトレークシティを一望できる山間でノラ・ヘルブラウ(奇蹟探究の彷徨える少女『ノラ・ヘルブラウ』・f32770)は手元の魔術書を一枚一枚丁寧に捲る。
「ん? ボク? ボクはただのストーリーテラーさ。あえて言うなら『運命天秤を操る死神』……ってボクのことはどうでもいいじゃない?」
 自分に向けられた視線に気づいたノラは微笑み返すと腰掛けにしていた岩から立ち上がった。
『還るべき場所を失ったボクが、この姿を明かすわけにはいかないけれど――。……仕方ないよね。『魔将覚醒』』
 魔術書が閉じられると同時にノラの脚が人魚の下半身のように変貌し、その身を優しく包み込むように大量の水が湧き出してくる。
 まるで意志を持っているかのように周囲の物を押し退けず、寄り添い続ける水の中に沈んだノラはそのまま崖を勢いよく下っていった。
 真の姿になったことで鋭敏化した感覚は常人では決して気付けないほど僅かに、線状に浮かび上がっていく道路脇の地面に気づかせる。ノラはそこに目掛けて大量の炎と水を叩きつけた。
 焼き固められた土が大量の水によって押し付けれ、その下にある何かを圧迫させる。
 するとその原因だった物は怒り狂いながら体を起き上がらせ、その巨体を地中から明らかにした。
「Aaaaaaa———」
 サイレンのような雄叫びを上げながら、真っ白で長く太い全身を持ち、体のあちこちから熱気を噴き出す怪物……アカメだ。
「それでは皆さん、良い狩りを……」
 水面に浮かび上がったノラはカーテシーをすると追撃を仕掛けず、そのままその場から霧のように掻き消える。まるで初めからそこに何もいなかったかのように。
 しかし潜行していたアカメが地上に引き摺り出されたのは紛れもない現実だ。
 起き上がるだけでソルトレークシティに大きな影を落とした災厄に向け、捜索のため散開していた猟兵達は一気に集い始めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
アドリブ・連携OK


持久戦かー。
得意ではあるけど、痛いからあんまり好きじゃないんだよねえ。
まあ、そうも言ってられないか。

さて、怒りに任せて暴れるだけなら囮が通用しそうだね。
【巨獣生成】を使って、大量の獣や鳥を作って囮として分散させて、
攻撃があたしだけに集中しないようにしようか。
遠くにいる囮を攻撃してくれればその分あたしは攻撃されなくて済むし。

それでも攻撃はされるだろうけど、攻撃がのたうつだけなら
自分から吹き飛ばされる方向にジャンプしてダメージを軽減するよ。

相手が昏睡状態に陥ったら樹羊蹄から根を突き刺して、
血と生命力を吸収して回復しようか。

まったく、制御できない力なんて持たすんじゃないよ。



「持久戦かー。得意ではあるけど、痛いからあんまり好きじゃないんだよねえ。まあ、そうも言ってられないか」
 何が起きたか定かではないが、怒り狂いながら姿を現したアカメの姿を視認したペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)は背中を守るように生えた綿毛を硬質化した手でおもむろに掴み、ちぎった。
「さて、怒りに任せて暴れるだけなら囮が通用しそうだね」
 そして息が吹きかけられて宙を舞った綿毛はペトよりも遥かに大きな獣や鳥へと姿を変えてアカメ達に襲いかかった。
 しかしそれらよりもアカメの方が巨大だった。
 自分の周りに飛び回る羽虫を鬱陶しく思うように、生半可な攻撃は軽く弾き返せると言えどもアカメはかま首をもたげて振り回し、周囲にいた獣達を容易く薙ぎ払う。
 その遠心力に耐え切れず、外れた肉片が獣達の後に続いていたペトの方へ飛んできた。
「うおっとお!?」
 その場でのたうつだけだと思っていたペトは上下左右どこへ行ってもぶつかってしまうような肉片に対し、一緒の方向———後ろへ飛ぶことで身にかかる衝撃を最大限に緩和させた。
「危ないねぇ……遠くにいたのに、こんなことってあるんだ」
 そんな中、アカメは波のように絶えず押し寄せてくる動物達の猛攻への対処に飽きたのか疲れたのか、不意に止まってそのまま倒れた。
 ただ息絶えたわけでなく、呼吸を整えているかのように大きな十字の口を開け閉めしている。
 ペトは肉片の影から樹羊蹄の根を地面越しにアカメの元へ伸ばすと、その肉に突き刺すことで血と生命力を吸収して回復を図った。
「まったく、制御できない力なんて持たすんじゃないよ」
 潰されかけたことに少しだけ上がった心拍数を抑えるようにペトは胸に手を当てて息を吐いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノエル・フィッシャー
【WIZ】
なるほどなるほど。まともにやり合わず時間稼ぎをしてゲームセットを待てばいいんだね。
さすればボクと遊ぼう。迷路遊びだ。ボクを捕まえたら勝ちだよ。尤も、捕まる気は微塵もないけどね。

UC【王子様と十字架の世界】でアカメの進路上に十字架を降らせ、迷路を生成するよ。強引にぶっ壊すか、あるいは迷路を突破するかを選択すると言い。
地面を掘ってもそこに突き刺さっていた十字架が追い掛けてくるし、数を増やせば交通渋滞。例え能力が6倍になったとしてもボクは迷路の主、2分くらい逃げ回るなら何とかなるだろう。
とにもかくにも、まともにやり合わずに勝てるならそれに越したことはないのさ。

アドリブ・共闘歓迎だよ。



「なるほどなるほど。まともにやり合わず時間稼ぎをしてゲームセットを待てばいいんだね」
 ノエル・フィッシャー(イケメン王子様・f19578)はマントを脱ぐと、攣らないようにするためか腕や脚のストレッチを始めた。
「ちょうどお休みモードみたいだし、邪魔をされる心配はないね」
 そう言って指を鳴らすと夥しい数の十字架が天から降り注ぎ、アカメの周りに突き刺さる。その轟音によって目を覚ましたらしいアカメが身動ぎしたのを見て、ノエルは大声で叫んだ。
「さあ、アカメくんボクと遊ぼう。迷路遊びだ。ボクを捕まえたら勝ちだよ。尤も、捕まる気は微塵もないけどね!」
 ノエルの走り去る姿にアカメは反応してその場に潜ろうとする。しかしその行く手を阻むように十字架は伸び、ぶつかって強引に押し通ろうとしても易々跳ね返された。
 かといって体を目一杯伸ばして乗り越えようとしても十字架は追いかけてくる。
 明らかに苛立ってそうな、耳をつん裂くアカメの雄叫びにノエルは不敵な笑みを浮かべた。
「とにもかくにも、まともにやり合わずに勝てるならそれに越したことはないのさ」
 そんな中、体のあちこちに開いた穴から砂が溢れ出し、アカメが来る前から転がっていた獣の死体にくっつく。そして砂の鎧を纏った死体は赤い目を爛々と輝かせながら起き上がり、アカメの進む方向とは逆へ走り出した。
「おっといけないいけない。うっかり捕まって位置を知らされたら大変だ」
 その様を見ていたノエルは追いつかれないよう、再び道の奥へ進み出した。
 ただ一つ、ノエルにとって予想外の出来事が起きてしまった。
 それはアカメがノエルを見つけるよりも先に迷路の出口にたどり着いてしまい、抜け出してしまったことだ。
「うーん、もう少し手の届きそうな位置で待ってた方が良かったかな」
 外へ意気揚々と飛び出したようにも見えるアカメの後ろ姿を十字架の隙間から眺めつつ、ノエルは不意に明後日の方向へ剣を投げる。
 その刃はアカメにノエルの位置を伝えるべく遠吠えしようとしていた死体の口と喉を貫き、黙らせた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルキ・マーシトロン
(アドリブ連携歓迎)

おやおや、実に興味深い。
なるほど、これは大きなミミズだね。ならばこちらも巨大化して対抗しよう。

なにせ僕は不死身のゾンビだ。持久戦ならば負ける気がしないね。

【行動】
ユーベルコードを使用し、自身に改造手術と巨大化薬の投与を施して巨大化します。その際、腕の数も二倍に増えます。
相手にやられてもその度にユーベルコードで自身を改造して大きくなっていき、相手の巨体を押さえつけて自壊を待ちます。



 十字架の迷路の中でノエルを探し回るアカメを前にルキ・マーシトロン(🧟‍♂️・f24589)は薬の入った試験管を回す。
「おやおや、実に興味深い。なるほど、これは大きなミミズだね。ならばこちらも巨大化して対抗しよう」
 それを一息に飲み干したルキは試験管を足元に捨てると巨大なノコギリを取り出した。
『さて、改造手術を始めるよ』
 しかしその刃が向く先はアカメではなく、自分の体だった。
 肉が千切れ、骨が削られる音が辺りに響き、青い肌の脚が外れて地面に転がる。
 その行為で出来たはずの断面にはすでに元の脚よりも太く立派な脚がすでに形成されていた。しかしルキはそれで満足せず、再び同じところにノコギリを入れる。
 それを何度も何度も色んな部位に繰り返した末に、ルキの体は縦の長さだけはアカメに匹敵するほどになった。ついでになぜか腕は4本に増えた。
 そしてアカメもほぼ同時に迷路を抜け出し、当てもなく突進を仕掛けてきた。
「おっと、もう突破されちゃったのか。なら止めに入らないとね」
 大きくなった歩幅をフル活用し、ルキは一気にアカメとの距離を詰めていく。そして4本の腕で力尽くで止めにかかった。
 突然正面に割り込んできた青くて美味しくなさそうな物体に食欲が湧かなかったアカメはそのまま真っ直ぐ突っ込む。横の長さ分の質量差の前にルキの体は軽々と吹っ飛ばされた。
「その程度で僕を壊せると思ったかい? 甘いよ」
 だがルキはすぐに跳ね起きるとまたアカメに向けて突貫する。懲りない相手を前に面倒くさくなったのか、アカメは今度は十字の口を大きく開き、ルキの胴体を食い破った。
 真っ二つにされ、地面に転がったルキの脚をすり潰しながらアカメは今度こそ悠々と進もうとする。しかし後ろから何かに掴まれたと同時に、それ以上先に進めなくなった。
「ようやっと捕まえられた」
 アカメが振り返った先には胴体が元通り繋がったどころか、さらに巨大化したルキの姿があった。
「なにせ僕は不死身のゾンビだ。持久戦ならば負ける気がしないね」
 ルキが掴んでいた尻尾の肉がごっそり取れる。トカゲならばそのまま逃げるところだろうが、アカメは雄叫びを上げながらルキに襲いかかってきた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラピリス・マナフィールド
【追跡者】
WIZ:アドリブ歓迎します


「よっしゃー!すごい強敵ってやつだなー!やってやりますよ!
一緒に連携しましょう!指令は任せた!ラピも従い行動するよ!」

●戦闘
基本戦術は遅滞戦術
古い銃で射撃、C4を設置しながら後退
大量に溢れる赤い目のオブリビオンを撃退し、本体のアカメは仲間に任せる

小銃所持時は、指示に従い協調性と連携を重視
砂塵で突撃してくるアカメをUC「エアシールド」で妨害し一時的に封じる事で
侵攻速度を落とす事を目的とします

●連携
遅滞戦術で後退中に、支援要請
「ちょぉー!敵多すぎぃー!カラミティちゃん撹乱持ってる?へるぷー!」
「政斗くん援護ぉ!援護ちょーだいっ!ちょいやばめ……!」


化野・花鵺
【追跡者】
「うわぁ、戦場でユウキさん、初めて見たかもぉ。戦場でせぇふく…今日もご飯がおいしいです、じゅるり」
狐、涎を拭った

「でっか!?なんか前会った時よりでっか!?喰われそう感ばりばりするぅ」
狐、ちょっぴりビビった

「とりあえず時間稼ぎすればいいんだよねぇ。ここでイイトコ見せるとユウキさんがもっとせぇふく着てくれるかもしれないしぃ」
狐、先日のジャンバー思い出した

「行けぇ、管狐!」
自分も瓦礫を遮蔽に利用しながら術範囲まで走り敵に不幸の連続プレゼント
突然地面が陥没し動きが封じられる
操ったオブリビオンの攻撃が直撃する
回避したはずの攻撃が直撃する等々

敵の攻撃は野生の勘で避け衝撃波で弾きオーラ防御で受ける


ベルカ・スノードロップ
【追跡者】
※アドリブ連携、【団体行動】、アドリブ◎

「さて、腐れ縁の清算です」

【戦闘知識】で敵の動きを【見切り】《選択UC》を発動
【集団戦術】として、味方を【かばう】事で【カウンター】

アカメが動く事によって生じる礫の類に対して
【結界術】【オーラ防御】で勢いを殺してから【武器受け】で【吹き飛ばし】て
ヘイトを稼ぎ【おびき寄せ】て【継続ダメージ】を与えます

【無酸素詠唱】【多重詠唱】【高速詠唱】による
【全力魔法】を放ち【部位破壊】して【援護射撃】も行います

周辺状況にも視線を向けつつ【瞬間思考力】で
戦況に対応します(【継戦能力】)


カラミティ・ランナー
技能:かばう1
【追跡者】

アドリブ・連携◎

「おっきぃ〜」
アカメを遠くから見上げて思わず声を漏らしてしまう。
【指定UC発動】
「お願い!仲間が攻撃しやすいようにあいつの攻撃を崩してきて!」
アカメの本体に向かってファルコン隊は向かっていき攻撃しつつアカメの攻撃を鈍らせていく
これで少しでも時間稼げれば!
「余裕があるファルコン隊は仲間が危なそうなら守ってあげて!」
私はそう指示して「かばう」で攻撃されそうな仲間をファルコン隊で凌ごうとした
■連携
「お願い!何匹かラピリスちゃんを守ってあげて!」
後退するラピリスに10体ほどファルコン隊が「かばう」
その残りはアカメを攻撃しつつ撹乱させて動きを鈍らそうとする


クリミネル・ルプス
【追跡者】
「……まー、デッカいけどチマチマ削ろか?」
基本方針はアカメの弱点部位に【膨張せし小針】で追加ダメージを与え続ける事。
怪力、グラップルで密着し攻撃しつつ、攻撃に乗せて小針を付けていく。呑み込まれたりしたら一寸法師が如く小針でチクチク(針鼠状態)
【地中喰らい】対策も兼ねての密着なので肉の中にでも潜ってみる。
アカメに至近距離でいるので他のメンバーに「弱点ここやでー」と示す。
出来るだけ、他のメンバーに優位になるように『削る』。


(アレンジ、連携はお任せします)


シエル・カーネリアン
【追跡者】 アドリブ◎

「因縁だかなんだか知りませんですけど、あのデカブツの退治手伝うんですから、ユーキさん仕事終わったらご飯奢って頂戴っすね。レッツ、チェンジアップ、モードY!」

銀とライトイエローのアーマーとフォトンスタッフを装備した支援フォームに変身。当たったらひとたまりがないので支援に周ります。前衛は任せた

UCで戦闘用ビットくんを大量召喚。ユウキさんと連携をとりつつ、赤い目のオブリビオンとやらを倒してきます。【弾幕】【集団戦術】など駆使して、1体でも多く倒せるように立ち回ります

「はいはい、雑魚処理はこっちが引き受けますよー。出ておいで、ビットくん!」


高吉・政斗
(UC起動)
…デカイ…デカイ…よ…
だが今回は仲間がいるので楽々。
(戦闘車型FECT操縦席内)

全猟兵の武装備解析中…支援行動も楽じゃないなw

(angelic cordからの映像モニター視聴中)
おぉ?!ラピリスが危険な状況じゃないか。
狙撃機付三脚(と「使えた使ぇ~、後なんか弾薬作れた~♪」のメモ付きM230と数十ケースのM3用弾薬入りマガジン)でラピリスを援護するか…よし行け!
…解析、兵装のマーキング完了。
んじゃポチッと、よし!全兵装設定完了
皆死ぬんじゃねぇぞ!。


さて…皆の状況を確認把握…射撃支援も行うか
(「20mm機関砲」に設定)。
仲間が近接距離内に入ない所を狙って高速発射、コレに尽きる。


アビー・ホワイトウッド
【追跡者】
あの化け物がまた現れた。今度こそ息の根を止める。見敵必殺。

戦闘開始後は歩行戦車での遠距離砲撃でアカメのウィークポイントを攻撃する。出し惜しみは無し。秘蔵のAPFSDS弾も全部使って奴の排熱孔を撃ち抜いてやる。
突っ立っていてはいい的にされる。仲間の地形操作系UCに便乗する形で常に移動を繰り返して正確な攻撃を続けよう。

さすがのユーベルコード。私も負けられない。少しくらいは奴に痛い目を見せてやる。

アカメの動きが少しでも鈍ってきたらすかさずUC発動。ウィークポイントを可能な数だけロックオンして主砲、ミサイル、擲弾筒、30mmガトリング砲の全武装一斉射撃。オープンファイア。


エメラ・アーヴェスピア
【追跡者】
…さて、アナタの相手は何度目かしらね?
事前の情報は万全、後は撃滅するのみよ

この場に同僚さん達が多いから戦力は十分よね
だから私はこの場を戦い易くしようと思うわ
『迷宮よ我が意のままに』、壁の高さは人程度からまさに城壁レベルまで
その壁の上を通行可能の道とし、一部屋はその場にいる同僚さんが戦いやすい大きさに
例え足場を崩されようと迷宮をもって安定させる
迷宮を組み替えて戦うべき同僚さん達を送り込み、退避させる
時には壁自体から砲撃し、壁を用いて部外者を遮断する
魔導蒸気兵器仕様の決戦迷宮、と言った所かしら?大掛かりだけれどこれ位はやらせてもらうわ
唯一怖いのは終わった後の損害額よ…

※アドリブ・絡み歓迎


ジェイ・ランス
【POW】※【追跡者】アドリブ歓迎
■心情
―――Ubel:Code Löwen_Ein_Akt Dame.

ツェアライセンとの融合、同期完了。目標:アカメ。対象完全沈黙までの間、全力稼働開始
各猟兵との連携、了解。我々の行動は、対象の躯の海へ帰還させる事。一切の妥協許さず、斬滅する。

■行動
"慣性制御術式"、"重力制御術式"を使い、全力機動(瞬間思考力、残像、フェイント、空中戦、ダッシュ、滑空)。UCの射程を1/5にして"ツェアライセン"での近接戦闘特化とし、攻撃回数を5倍としつつ【2回攻撃】で10倍の攻撃回数とします
"事象観測術式"による【情報収集】で、弱点を効果的に攻撃(鎧無視攻撃、鎧砕き)します


地鉛・要
【追跡者】アドリブ可

心情:前は致命的ではないにしろ失敗したからな……雪辱を晴らさせて貰うとしよう

行動:砲撃が終わり次第
範囲最大サイズで大百足を自分を飲み込むような形で召喚そして突撃。アカメの攻撃を味方に行かないように抑制しながら*鎧無視攻撃と*呪詛で崩壊を促しながら暴れる


秋山・軍犬
【追跡者】

さて、過去幾度か交戦し
一度は苦い敗北を喫した相手…だーかーら
お前に普通の守勢じゃ アカンって分かってんぞ!

という訳で、攻撃は最大の防御、超攻撃的守勢
敵の必殺技にこっちの必殺技を敵が終わる(自壊)まで
ぶつけ続けようぜ作戦ッ! いっきまーッす!

現状の自身の、最大の切り札【指定UC】

過去の決戦では、アカメに対して必殺の領域まで
練り上げたオーラの鉄串を一発放つのが限界だったが…

今回はお前が終わるまで連射し続けるッ!

気合いを入れろ!
オーラを練り上げろ!
覇気を燃やせ!
狙いを研ぎ澄ませ!

そして、限界の100や200 突き抜けて見せろッ!

リミットブレイク・フルコースゴールデン・ギガントキッチンッ!!


ユウキ・スズキ
【追跡者】
オーケークソッタレ。
「敵の弱点は開口した口部及び各所の赤く光る吸排気口だ! アカメを狙う奴らはそこを狙えッ!」
 さて、大した因縁も無いんだがね、いい加減狩らせて貰うぞデカブツ
指定UCを発動して、部下を呼んだら仲間の攻撃に対抗して奴が蘇らせる赤い眼の雑魚どもを請け負うとしよう
何度蘇らせようが、奴自身が死ぬまで何度でも殺してやる
他の雑魚狩り連中には部下と同様に指示を出して手早く雑魚を減らして行きたい所だ
また、必要に応じて味方の援護に入る
ま、あのデカブツに叩かれたら一撃で安物ベーコンみたいにぺちゃんこにされちまうだろうし、アカメ本体の攻撃は皆に任せるさ
分相応という物は理解しているよ


マリア・フォルトゥナーテ
【追跡者】

アドリブ歓迎

「前回はやってくれたな、デカブツが。今度こそお前の心の底に刺さった棘を抉ってやる」

動く程に崩れゆく体。下等生物に痛覚があるのか知らんが、生物として不本意に決められた迫り来る死への恐怖は持っていよう。

「ならば、お前が恐怖するのはこいつらだ!」

UCにより、アカメの記憶から想起させた幻覚は、こう成り果てた元凶である「フラスコチャイルド製造施設」の研究者達の姿。アカメにとっては矮小な存在だろうが、朽ちゆく体に変貌せしめた相手には怒りや恐怖がないわけがない。

アカメが幻覚に当たり散らすも、逃げ惑うも構わない。決定打は他の猟兵に任せるとする。

「人類は私の物だ。手を出してくれるな」


緋神・美麗
【追跡者】
相手はアカメかぁ。雪辱戦ね。前回は油断と慢心で軽くあしらわれちゃったけど今度はそうはいかないわよ。ここで絶対に叩き潰すんだからね。

アカメ本体が視界に入ったらUCで砲撃開始
1発2発じゃぜんぜん応えないのは前回の闘いで骨身に染みてるので一発一発全力(技能フル活用)で撃ち続ける
アカメが近づいてきたら急所の口の中や赤い箇所を狙って撃ちながら攻撃に巻き込まれない距離を維持して移動する
途中で動かなくなっても油断せず完全に肉塊になるまで撃ち続ける
「今度こそ完全に決着つけるわよ」



「一応、この前の個体はあれで倒せたんですよね?」
 手紙を振りながらベルカ・スノードロップ(少女を救済せし夜の王【中将】・f10622)はその送り主であるユウキ・スズキ((自称)不審者さん【少尉】・f07020)に問いかける。
「ああ、しっかりな。だが懸念点があった」
「ほう?」
「お前達、倒した時盛大にトンネルを爆発しただろう? あの道が何者かに掘られていた」
「……大体予想はつきました」
「あそこに産卵できそうな場所があった。……そういうことを言いたいのかしらユウキさん」
 2人の会話にエメラ・アーヴェスピア(歩く魔導蒸気兵器庫・f03904)が割って入る。その手にもベルカの物と全く同じ見た目の手紙が握られていた。
「ああ、ご丁寧に産卵管を地底湖につけてくたばってたよ。卵は無かったが、キッチリ作業した後が残っていた」
 作業がどういう意味か、わざわざ説明せずとも2人は察しがついた。
「そこから産まれたアカメが掘ったのではなく、人為的に掘られて、しかも持ち帰った方々は消息不明」
「その卵から産まれた個体にデミウルゴス式偽神細胞を投与して、出来上がったのがアレ……って言いたいのかしら」
「否定できる材料がない」
 ユウキの返答に2人は目を細める。
「だから、わざわざこうして呼んだのね?」
「ああ」
 3人が向けた視線の先には見知った顔が集っていた。そしてそのほとんどがユウキと共にアカメを追った経験がある者達だった。
「因縁だかなんだか知りませんですけど、あのデカブツの退治手伝うんですから、ユーキさん仕事終わったらご飯奢って頂戴っすね〜」
「うわぁ、戦場でユウキさん、初めて見たかもぉ。戦場でせぇふく……今日もご飯がおいしいです、じゅるり」
「おっきぃ〜」
 目標物が近くにいるというのに、シエル・カーネリアン(通りすがりのぐうたらひぃろぉ・f28162)と化野・花鵺(制服フェチの妖狐・f25740)はマイペースに別のことに思考を飛ばす一方で、クリミネル・ルプス(人狼のバーバリアン・f02572)に抱き上げられていた眺めていたカラミティ・ランナー(幻獣達の良き友人・f32920)が初めて見るアカメの姿に感嘆の声を漏らす。
「……まー、デッカいけどチマチマ削ろか?」
「……大丈夫なのか、これは」
 そんな一部の面々から漂う緩い空気にアビー・ホワイトウッド(奪還屋・f24498)は不安そうに呟く。その足元で秋山・軍犬(悪徳フードファイター・f06631)は腰に手を当てて胸を張った。
「いざとなればカバーに入れるっすよ。これだけの人数がいるんすから」
「はいはいはーい! 我らがダッチマンも全力挙げてサポートしますとも!!」
「……ダッチマン、来れるの?」
「無理そうだけど」
 元気良く手を挙げたマリア・フォルトゥナーテ(何かを包んだ聖躯・f18077)に緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)と地鉛・要(夢幻の果てにして底・f02609)が疑惑の視線を送る。しかしマリアの自信はその程度では揺るがない。
「ええ、近海から支援砲撃を加えますよ! クラーケンは短時間なら陸上でも動けるし!」
「……最寄りの海で約1500km。一応近くにグレートソルトレイクもあるが一番深い所で10mだかそこらだ、満足に動けるとは思えんぞ」
「……ほげん。じゃあまた表に出張ってもらいますか……」
 だがアメリカ国民であったユウキからの無慈悲な宣告にマリアのテンションはガタ落ちした。
 そんな中、巨大な物が地面に落ちる音と振動がやってきた。
「ああ、ルキさんが吹っ飛ばされた!?」
「あんなにデカくて重くなったっぽいのに!?」
 慌てて視線を前に向ければ、仰向けに倒されたルキの姿とその喉に食らいつこうと迫るアカメの姿があった。
「オーケークソッタレ。これ以上の話はやりながらやるぞ」
 ユウキは銃にマガジンを叩き込むと、大声で叫んだ。
「敵の弱点は開口した口部及び各所の赤く光る吸排気口だ! アカメを狙う奴らはそこを狙えッ! これよりオペレーション【Pursuer】を開始する!」
「ああ。今度こそ息の根を止める。見敵必殺」
「前回前々回と油断と慢心で軽くあしらわれちゃったけど今度はそうはいかないわよ。ここで絶対に叩き潰すんだからね」
 真っ先に動いたのはアビーと美麗だった。
 恨み辛みを与えてくれた個体とは違うが「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という。特に美麗はマリアに向けていた物とは違う、殺気だった目でアカメに焦点を絞った。
『チャージ、セット、いっせーのっ‼』
 電磁加速して射出された巨大な鉄塊がアカメの体を抉り取る。だが一発二発では全然応えないのは今までの闘いで骨身に染みていた。
 故に今回は立て続けに一発一発全力で撃ち続けた。続けてアビーも一切出し惜しみせず、戦術二足歩行戦車ラングレーから秘蔵のAPFSDS弾まで全部使った遠距離砲撃でアカメのウィークポイントである排熱孔を撃ち抜いていく。
 食事の邪魔をされたアカメは咆哮を発しながら踵を返すとアビーと美麗のいる方へ突進してきた。その中間点へ移動していた集団の中で、花鵺と高吉・政斗(剛鉄の戦車乗り・f26786)は目をひん剥かせた。
「でっか!? なんか前会った時よりでっか!? 喰われそう感ばりばりするぅ!?」
「……デカイ……デカイ……よ……」
 彼らが以前遭遇したのは比較的若い個体だと想定されている。ベルカとエメラ達が一緒になって坑道と共に吹っ飛ばした個体の子供であれば生まれてから1年かそこら、あの個体と大差ないかもっと小さいはずだ。……もしユウキの予想が的中していたなら、十中八九原因は偽神細胞による物だろう。
 ただ政斗は驚きこそすれど、すぐにいつもの調子を取り戻した。
「だが今回は仲間がいるので楽々。全猟兵の武装備解析開始……っと」
「……さて、アナタの相手は何度目かしらね? 事前の情報は万全、後は撃滅するのみよ。……【迷宮よ我が意のままに】!」
 エメラが叫ぶと同時に数々の魔導蒸気兵器による防壁が展開され、アカメを包囲していく。
 その概要は普段と違い、壁の高さは人程度からまさに城壁レベルまで多種多様で、その厚みは通行可能なほど厚く、他の者達との協力体制を考慮した設営であった。
「大掛かりだけれどこれ位はやらせてもらうわ。『この場からは最早、逃げられないわよ。』」
 また閉じ込められた形となったアカメはあちこちから飛んできた砲弾の雨に怒り狂い、その場で暴れて壁を叩き壊す。
「さて、腐れ縁の清算です」
「よっしゃー! すごい強敵ってやつだなー! やってやりますよ! 一緒に連携しましょう! 指令は任せた! ラピも従い行動するよ!」
「あいさー。レッツ、チェンジアップ、モードY!」
 意気揚々と突撃していったラピリス・マナフィールド(旋風脚使いの少女・f33559)の後ろでシエルは銀とライトイエローのアーマーとフォトンスタッフを装備した支援フォームに変身する。ただベルカのようにラピリスの後を追わず、機械の壁に備え付けてあった梯子を登って壁の上へと出た。
 ガジェット開発の能力が高く評価されて、身内に無理やり猟兵として参加させられる形になったぐうたら少女は、あんなバケモノにぶつかられたらひとたまりがないのだ。
 一方で魔導兵器の残骸の裏に隠れながら、花鵺もビビりつつその距離を詰めていた。
「とりあえず時間稼ぎすればいいんだよねぇ。ここでイイトコ見せるとユウキさんがもっとせぇふく着てくれるかもしれないしぃ」
 ただビビってはいたが、割と欲望に忠実だった。よっぽど先日のラフなジャンパー姿がかなりお気に召さなかったようだ。
 潜りはしたが、先程の十字架の迷路と同じく地中まで壁が続いていることを把握したアカメは砂の鎧で武装されたモグラやプレーリードッグの死骸と共に勢いよく地表に飛び出す。
 その射線上にいたベルカは一番先頭に躍り出ると巨大な十字架を地面に叩きつけて息を吐いた。
「さあこっちですよアカメ! 『すべて、しのぎきってみせます』!」
 凄まじい激突音が響き渡る。しかし吹っ飛ばされたのはベルカではなくアカメの方だった。
 脳震盪でも起こしたのか動かなくなったアカメだが、その体が当たったことで崩れた破片が跳ね飛んでくる。それらがラピリス達に当たらないよう、ベルカは最小限の動きで防御していった。
 そこにわざと甘噛み出来るほどの余裕はなかったが、きっちりと仕事を果たすベルカの姿をアビーはしっかり迷宮の壁の上から見届けていた。
「さすがのユーベルコード。私も負けられない。少しくらいは奴に痛い目を見せてやる」
「ちょぉー! 敵多すぎぃー!」
 その一方で、古びた銃で射撃しつつC4を設置しながら後退していたラピリスは悲鳴をあげていた。
 ベルカにアカメのタゲ取りを任せた分、大挙して押し寄せてきたオブリビオンを一気に引き受けたものの、四方八方からやって来る敵に弾薬も爆薬も早々に尽きようとしていたのだ。
「ラピリスちゃん大丈夫ー!?」
 そんなラピリスに壁の上からカラミティが顔を出す。待ち望んでいた援軍にラピリスは即座に声を上げた。
「あ、カラミティちゃん撹乱持ってる? へるぷー!」
「分かった! お願い! 何匹かラピリスちゃんを守ってあげて!」
 カラミティの助けに呼応し、空から鷹の集団が舞い降りる。鷹はその鋭利な爪でプレーリードッグ達を掴み取ると、そのまま遠方へ離脱していった。
「余裕があるファルコン隊は仲間が危なそうなら守ってあげて! あと、アカメの本体に攻撃しつつアカメの攻撃を鈍らせて!」
 だがアカメが差し向けたオブリビオン達は鷹が十数体横槍を入れてきた所でその勢力を落とさない。
 どんどんジリ貧になっていく姿を政斗は【angelic cord】からの映像モニターで気づいた。
「おぉ?! ラピリスとカラミティが危険な状況じゃないか!」
 空から見ている視線にラピリスも気づいたようで、しっかり戦闘機の方を見ながら叫んできた。
「政斗くん援護ぉ! 援護ちょーだいっ!ちょいやばめ……!」
「ちょっと待ってろ! えーっとエット……」
 聞こえてないだろうが返事はした政斗は狙撃機付三脚と「使えた使ぇ~、後なんか弾薬作れた~♪」とのメモ書きが貼り付けられたM230、さらにM3用弾薬入りマガジンを数十ケース、戦闘機に載せていく。
「……解析、兵装のマーキング完了。んじゃポチッと、よし!」
『OS_FECT:出撃座標生成固定完了。【高度航空支援機 angelic cord】の出撃開始』
「全兵装設定完了、皆死ぬんじゃねぇぞ!」
 新たな戦闘機が飛び立ち、空気を切り裂く音を立てながら物資をラピリスの近くに落とす。
『旋風脚は防御にも使えるのよ!風の盾!』
 その物資を先に敵に弄られないよう【防御:奥義旋風脚「エアシールド」】を展開したラピリスは待望の武器を補充を果たし、向き直る。
「よっし、これでもうちょっとは戦える!」
「行けぇ、管狐!」
 続けて合流してきた花鵺が放った管狐がオブリビオン達に襲いかかった。
 その噛みつき自体はそこまで痛くなかったものの、突然地面が陥没して動きが封じられたり、仲間が放った攻撃がなぜか自分に直撃したり、回避したはずのラピリスの攻撃が壁に跳ね返ってきたり、とオブリビオンは突然巻き起こるアクシデントに翻弄させられ始めた。
「ラピリスさん、お待たせしました。防御は気にせず思う存分暴れてきてください」
「ベルカさん! よっしゃー、一転攻勢じゃかかれー!」
「おー!」
 その頃、ベルカに跳ね飛ばされたアカメが叩き込まれた大部屋には要とクリミネル、マリアが待ち構えていた。
「前回はやってくれたな、デカブツが。今度こそお前の心の底に刺さった棘を抉ってやる」
 ベールを脱ぎ捨て、粗暴な本性を露わにしたマリアが眉間に皺を寄せながら吐き捨てる。
「前は致命的ではないにしろ失敗したからな……雪辱を晴らさせて貰うとしよう。『敵を飲め、安らぎを守れ、害意と嫌悪で我が血と毒を満たせ』」
 突然地面から噴き出した赤黒い水が要の体を飲み込む。水は急激に硬質化していくと、細長い足を対になるように全身から生やし、大百足の姿を形成する。そしてアカメとがっぷり四つになってその動きを封じた。
「さぁ『内側から壊そうか?!』」
 身動きが取れなくなったアカメに向け、クリミネルは壁を素早くよじ登って飛びつく。
 そして持ち前の怪力で密着し、どこからともなくやってきた鷹達に紛れつつ殴打に乗せて小針を植え付けていった。
 対象の糖質を利用して膨張し、組織を破壊していく針は小さくても一寸法師のようにアカメを苦しめ続けるだろう。
 その一方で大百足と接触した部位がその身から溢れる呪詛によってどんどん腐り落ち始めた。どうやら勝手に自壊していく細胞に呪詛に対する耐性は無かったようだ。
「動く程に崩れゆく体。下等生物に痛覚があるのか知らんが、生物として不本意に決められた迫り来る死への恐怖は持っていよう。……ならば、お前が恐怖するのはこいつらだ!」
 肉の壁を失い、接触しやすくなったアカメの記憶からマリアが想起させた幻覚はこう成り果てた元凶である研究者達の姿だった。
 今のアカメにとっては矮小な存在だろうが、卵から生まれたばかりの時には巨大な存在だったろう。さらに動物園の職員のように愛情は注がず、ただの実験対象としてしか見ず、朽ちゆく体に変貌せしめた相手に怒りや恐怖を感じていないわけがない。
 時間が経てば経つほど痛みが酷くなり細まっていく自らの体に危機を覚えたのか、久々に見聞きする研究員達の姿に拒否反応を示したのか、肉がこぼれ落ちたことで大百足の拘束が一瞬弱まった瞬間にアカメは高速で地面に潜っていく。
 隙を突かれた逃した大百足が掘られたばかりの穴から後に続こうとした瞬間、真下から突き上がってきたアカメの突進によって体は真っ二つにさせた。
 それが致命傷になったのか、一気に体を崩して水へと戻ってしまった大百足の体内から要が転がり落ちる。
 強大な敵がいなくなったからか、アカメは要には一切興味を示さずにボロボロの体を引きずってまだ未踏の通路へと去っていった。
「くっそ……クリミネル、大丈夫か!」
「おい、私の心配はどこにいった」
「マリアは呪詛まみれの血浴びた程度じゃ死なねぇだろ」
「……いろいろ思うところはあるが、褒め言葉として受け取っておこう」
 一瞬の隙を突かれただけで一気に突破されてしまったことに舌打ちしつつ要はすぐに周辺を見回す。しかし血溜まりの中どころかクリミネルの姿はどこにもなかった。
「さて、大した因縁も無いんだがね、いい加減狩らせて貰うぞデカブツ」
 アカメが向かう先、それはこの迷宮の出口だった。だがその前にはユウキやシエル、軍犬に政斗さらにはジェイ・ランス(電脳の黒獅子・f24255)が待ち構えていた。
「対象の迷宮の突破を確認。成功率再計算……」
 感情の無い無機質な声がジェイの口から漏れる。そこにモチモチとしつつ、因縁ある知人にとんでもない(知人談)水着を送りつける軽薄なムードメーカーの姿はない。
 慢心して大敗した記憶はどれだけその後勝ったとしても拭える物ではない。また相手は同じ種かもしれないが、偽神細胞とかいう謎の存在で強化された個体だ。
 援護が増えようと全力でやらなければ同じ轍を踏みかねないとなれば、全てのリソースを戦闘モードを注ぎ込むのは当然のことだった。
「計算完了……システム構築正常……事象観測術式展開……【Ubel:Code Löwen_Ein_Akt Dame.】」
 ジェイの体が0と1の数字を吐き出しながら消失すると、残された7m級の巨大な剣が変形を始める。
「ツェアライセンとの融合、同期完了。目標:アカメ。対象完全沈黙までの間、全力稼働開始。各猟兵との連携、了解。我々の行動は、対象の躯の海へ帰還させる事。一切の妥協許さず、斬滅する」
 巨大な存在を内から出したにも関わらず、その質量を保った剣を黒獅子の騎士は一息に引き抜き、"慣性制御術式"、"重力制御術式"を利用して一迅の風となった。
「ユウキはん達ー、今オススメの弱点ここらやでー!」
 その時、威勢のいい関西弁が響き渡る。声のした先にはアカメの体から生えた格好になっているクリミネルの姿があった。
 地中喰らい対策も兼ねて密着していたクリミネルはどこかの怪物みたいに全身から消化液を発するというわけではないのだから、うっかり溶かされてしまうことはないだろう、との算段から、地中に潜られる寸前に力任せに目の前の肉塊を引っ張って断裂させるとその隙間に潜り込んでいたのだ。
「指示内容確認。判定:正。損傷度数計測の後、攻撃を開始します」
 クリミネルの指示に順い、ジェイは事象観測術式からより良い場所を導き出し、八つ裂きにしていくアカメの体からまだ腐っていない白い体液が飛び散り、辺りを汚していった。
 しかしその程度で止まるようだったら今までこんなに苦戦はしていない。
「だーかーらーお前に普通の守勢じゃアカンって分かってんぞ!」
 若干怒りながら軍犬はアカメを指差す。
「攻撃は最大の防御、超攻撃的守勢、敵の必殺技にこっちの必殺技を敵が終わるまでぶつけ続けようぜ作戦ッ! いっきまーッす!」
 すると迷宮の出入り口は、巨人が扱うが如き強大さを秘めた調理器具が並べられた厨房とも言べき領域と転じた。
 金色のオーラを纏いながら調理台の上に着地した軍犬は自分が10人並んでも抜けなさそうなほどの長さを誇る鉄串をまるで槍投げの選手のように構えると助走をつけて振り抜く。
 鉄串はアカメの体を貫き通し、壁に繋ぎ止めた。その姿はまるで夏休みの自由研究の昆虫標本のようだった。
 ただ過去の決戦ではここで終わりだった。アカメに対して必殺の領域まで練り上げたオーラの鉄串を一発放つのが限界だった。
 だが今回は違う。
「今回はお前が終わるまで連射し続けるッ! 気合いを入れろ! オーラを練り上げろ! 覇気を燃やせ! 狙いを研ぎ澄ませ! そして、限界の100や200突き抜けて見せろッ! リミットブレイク・フルコースゴールデン・ギガントキッチンッ!!」
 そう叫んで2本目の鉄串を放つ。アカメの体の見た目は昆虫標本からウナギの蒲焼にランクアップした。
 アカメは繋ぎ止められた壁を壊すことで脱出を図ろうと試みる。だがその口に凄まじい勢いで放たれた鉄塊が直撃した。
「今度こそ完全に決着つけるわよ」
 迷宮で仲間達が時間稼ぎをしている間に体内電流を溜め直した美麗が息を吐く。まだ疲れが抜け切ってないにも関わらず、リベンジのために全力を注ぎ込む姿に軍犬は3本目の串を掲げる前に指を立てて応じた。
「もちのロンっす!」
 一方で迷宮から溢れ出る大量のオブリビオン達は身動きの取れなくなったアカメを助けようともせず、ただひたすらに押し寄せてきていた。
 確かにモグラやプレーリードッグ程度ではあの鉄串を掴むことすら出来ないだろう。だが迷宮の中にいるベルカ達に追われているわけでもないのに、少しでも視線を向けないのか、と思うほど彼らは前に進むことだけに集中していた。
「はいはい、雑魚処理はこっちが引き受けますよー。出ておいで、ビットくん! あ、ユウキさん指示はお願いします」
「さて……皆の状況を確認把握……射撃支援も行うか」
 そこへシエルによって呼び出されたビット状の物体が一斉に襲いかかり、それによって足止めを食らったオブリビオン達に向け政斗の乗るFECTの20mm機関砲が火を吹き、辺りを薙ぎ払っていく。生身の仲間がいなければ躊躇する理由などどこにもないのだ。
「何度蘇らせようが、奴自身が死ぬまで何度でも殺してやる」
 アカメと同じように絨毯爆撃を潜って避けようとしたオブリビオンが、確認のために出した頭が的確に撃ち抜かれる。射線の先にはユウキが信頼する6人の精鋭が待ち構えていた。
「一暴れといこうぜ……BlackSpider.s!!」
「Sir,yes,sir!」
 分相応という物は理解している。あのデカブツにちょっとでも叩かれたら一撃で安物のベーコンみたいにぺちゃんこにされてしまうことも。だが何もしないでいいわけではない。
 アカメがここで死のうと、撃ち漏らしたオブリビオンが街で暴れられたら全てとまではいかないが、今までの仲間達の行いは水泡に消えてしまう。だからこそ、弾を撃つ手は止められない。止められるわけがない。
「ようやく追いついたぞ」
 迷宮の壁を全力で走ってきたラングレーは勢いそのままにウィークポイントを可能な数だけロックオンする。
「『一気に押し切る』。オープンファイア!」
 主砲、ミサイル、擲弾筒、30mmガトリング砲。あらゆる武装から一斉に弾が放たれ、ズタボロになったアカメの体を次々に爆ぜさせていく。
 その衝撃で巨体から頭がずれ、落ちた。
 頭部だけになってもなおアカメは口を動かして前に進もうとしたがすぐ近くにあった巨大な魔導兵器の壁が電気を帯びながら浮かび上がると、垂直にアカメの元へ墜落して叩き潰した。
 鉄串で貫かれていた体も細胞の限界を迎えたのか黒ずみながら劣化して崩れ、壁の元に堆く積もっていく。
「生体反応消失、対象完全沈黙確認。任務、終了します。……はー、みんなお疲れい!」
 キャバリア姿のままジェイがいつもの口調で喋りながらその場に尻餅をつく。それによって緊張が解け、意識を失った者達を無事な者達が慌てて受け止めた。
 目視できる限り最後の、砂を纏った赤い目をしたモグラの頭を撃ち抜いたユウキは口に挟んだタバコに火をつける。
「そっち、まだ敵は残ってる?」
「見てわかるだろう。こっちも任務完了だ」
 そこへ美麗をベルカに押し付けたエメラが歩み寄ってくる。ユウキは煙を吐いてから肩をすくめた。
「今回もすまなかったな。わざわざ呼び出して」
「別に構わないわ。ただ唯一怖いのは損害額だけよ……」
「そうだ。今日ので弾がすっからかんになったからな」
 同調するように壁から飛び降りてきたラングレーからアビーが顔を出す。
「今回の件、しっかり借りは返してもらうぞ……というのは冗談だ。連絡してくれて感謝する」
 真顔で告げてから笑みを浮かべたアビーにユウキは軽く手を挙げて応えた。
「これで、最後になるといいがな」
「毎回、最後になってくれないと困るんだけどね」
「あ、ユーキさーん! 約束通りご飯奢ってくださいよー、そうだなー、肉が良いです! 肉、A5の奴!」
「え、いいなー。私も赤身の肉食べたーい!」
「何それラピも連れてってよー!」
「あ、花鵺はせぇふくでさえいてくれれば白米だけで十分です、はひ……」
「こんな戦いの後なのに元気だなお前ら……」
 そんなしんみりとした空気を吹き飛ばす、姦しい女達に3人はくたびれながらも笑みをこぼすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月11日
宿敵 『アカメ』 を撃破!


挿絵イラスト