アポカリプス・ランページ⑤〜ソルトレーク解放戦・攻
「皆様、ソルトレークシティへの道が開けました。これより予知によって得られた『ソルトレークシティ解放戦』のブリーフィングを始めます」
そう告げて嫋やかに琥珀の長髪を揺らしてフレスベルク・メリアグレース(メリアグレース第十六代教皇にして神子代理・f32263)はグリモアベースに集った猟兵達に説明を告げていく。
「宗教都市としても有名という話のようですが……その施設の地下では大規模な「フラスコチャイルド製造施設」が秘密裏に運用されていたようです」
また、この都市を猟兵の支配下に置く事でアポカリプスヘルのオブリビオン・フォーミュラ『フィールド・オブ・ナイン』の一柱『デミウルゴス』が弱体化させる事が出来る等の謎も存在する。
だが、そう言った事情を抜きにしてもレイダー達の支配から街の住民を解放するのが猟兵の責務。ソルトレークシティに進撃してレイダー達を掃討し、町の住民に自由を取り戻させるのだ。
「ソルトレークシティシティの「フラスコチャイルド製造施設」には『バイオリレーションセンター』と『プロトタイプ・デミウルゴス』という施設と技術が存在します。この二つを完全にわたくし達が抑える事でソルトレークシティは解放することが出来ます」
そして、今回制圧するのは――
「『バイオリレーションセンター』。敵はここで研究されていた技術のひとつを利用し、部隊全体で生命力を共有しています。各自撃破を狙おうとすれば即座にダメージが敵群に分配されてしまうので、なるべく多くの敵を巻き込む高威力の攻撃を叩き込むのが良いでしょう」
また、かの施設にはレイダー側が扱う技術とは異なる研究技術も存在する。
猟兵はその中で倫理的で人道的な技術を用いて戦う事で強化され、多くのレイダー達を掃討することが出来るだろう。
「また、鹵獲した技術をそのまま持って帰っても大丈夫ですよ。レイダーに使用されるよりは良いでしょうし」
ともあれ、ソルトレークシティを解放するために有効な為使っていくのが吉だろう。
「それでは皆様、ご健闘を祈っています」
黒代朝希
ソルトレークシティですね。
個人的には早期解決が狙えるうちに『セントメアリー・ベース』に赴き、「時間質量論」を確保してみたいなとも思っています。
プレイングボーナス……なるべく多くの敵に大ダメージを与える。
に加え、
プレイングボーナス……遺された人道的な技術を用いて戦う。
が存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 集団戦
『フレイムアーミー』
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POW : ファイアスターター
【火炎放射器の炎】が命中した対象を燃やす。放たれた【ゲル状の燃料を燃やすことで生じる】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : トリプルファイア
【火炎放射器】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ : ヘルファイア
【火炎放射器の炎】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を炎で包み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
イラスト:松宗ヨウ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
マリア・ルート
人道的技術、ね…人道的…ん、これは…水素ボンベに酸素ボンベかしら?
とりあえず数本持っていっておきましょう…
●会敵
間合いはミッドレンジを維持するわ。ショートレンジで火炎放射器食らったらやばいしね。
相手は火炎放射を使ってくる…なら、水素ボンベや酸素ボンベを投げつければ!大爆発が起きるからまとめて攻撃できるはず!できなくても相手の注意を逸らすことはできるでしょうからそこを【指定UC】で『範囲攻撃』、一気に攻めるわ!
どこを見てるの、あんたらの相手は私よ!
もし肉薄してくる奴がいたらツインブレイドによる『なぎ払い』で吹っ飛ばしを狙うわ。ダメージは少なくても吹き飛ばせればいい、本命はあくまでUCよ!
フォルク・リア
「先ずは此処の住民の為、この都市を解放する。
そしてデミウルゴスを弱体化させる。
一石二鳥と行きたいところだ。」
「生命力の共有。美談ともとれる戦術だけど。
純粋に戦いの為、なんだろう。
どちらにしても打ち破るのみだが。」
ダメージ軽減を覚悟でデモニックロッドの
闇の魔弾で敵を攻撃。
【残像】で攪乱し戦場を走り
自分を的にしながら敵をひと所に集める。
敵が十分集まったら真羅天掌を発動。
毒属性の沼を発生させる。
敵を纏めて沼に沈め、移動不能にしたところで
沼をそのままに自分は龍翼の翔靴で空を翔けて離脱。
沼を脱出しようとするものを闇の魔弾で狙い撃つ。
「そこで炎を放っても動けなければ結果蒸し焼き。
大人しく沈んでいく事だ。」
黒曜・鵺
・汚物は消毒ですかな? いや、あなた方はただの放火魔ですな。
放火は極刑と相場が決まっているのですよ……覚悟しなさい。
・さて、タールの戦士…あなたの出番ですよ。UCで我が分身に等しい仲間を召喚し、彼も私も液状化して地を這って敵陣へ突撃します。炎は脅威ですが詰まるところエネルギー体。「念動力」で力の流れを操作すれば放たれる炎の軌道をそらしたり、炎の周辺の空気を止めて消火もできるのです。
無論、操作しきれなかったものは避けますが。
・こちらの射程内に入れば「暗殺」の技能を使ってアイブラスターやフォースセイバー、泥魔の手で奇襲をし、きっちりと仕留めていきます。
裁判所はありませんか? いえ、必要ないですね。
七那原・望
倫理的で人道的な技術、ですか……どういうのがあるのでしょうね?
……エネルギーを増幅させる技術とかあったり、しませんか?
水属性の結界術を展開して火炎放射に対処を。
エネルギー増幅技術をフル活用してユニゾンのエネルギーを限界を超えて増幅させましょう。
まだ、まだです。もっとエネルギーを高めないと。
暴発だけはしないように第六感と野生の勘をフル活用してギリギリの線を見極めましょう。
ストップ!今です!爆発する前にこのエネルギー、使い切ります!
リミッターを解除し、限界を遥かに超えた攻撃力特化の全力魔法Lux desireを解放。
圧倒的出力により敵全体を巻き込む光の奔流(というより爆発)の範囲攻撃で蹂躪します。
「人道的技術、ね……人道的……ん、これは……水素ボンベに酸素ボンベかしら?」
呟きながら『バイオリレーションセンター』へと一番に到着したのはマリア・ルート(紅の姫・f15057)。
レイダー戦を想定してこの施設にあるとされている『技術』に思いを馳せていた所、気体を詰め込んだボンベが管理されている部屋を見つけ所であった。
「ふむ、とりあえず数本持っていっておきましょう……」
酸素と水素を始めとした気体ボンベを取り出していくマリア。それは今回相手どるレイダーが火炎使いであることを意識してのものであった。
「と、見つけた……」
やがて『フレイムアーミー』と会敵したマリアは間合いを大きく取っていく。
「ショートレンジで火炎放射器食らったらやばいしね……そして」
引き金を引いて放射口から火炎を放出していく『フレイムアーミー』に向かってボンベを投げつけていくマリア。
そして、ボンベに入っている気体は酸素や水素等である。
「ドカン、と大きく弾け飛びなさい!」
ボンベ内の機体に引火し、爆炎に巻き込まれていくレイダー達。
何とか爆発から逃れた他の『フレイムアーミー』は気を取り直してマリアを探す。
「どこを見てるの、あんたらの相手は私よ!」
が、その生き残りに叩き込まれるのは『血見猛猟・百器野行(ワイルドハント・ウェポンズカーニバル)』による自在に飛来して来る武器の群れ。
540の想像から創造された武器はレイダーが火炎放射器を構える余地すら与えず、広範囲に渡って刺し貫いていくのであった。
「先ずは此処の住民の為、このソルトレークシティを解放する。そしてフィールド・オブ・ナイン『デミウルゴス』を弱体化させる……一石二鳥と行きたいところだ」
フォルク・リア(黄泉への導・f05375)は今回の作戦の意義を噛みしめながら『デモニックロッド』を振るい、闇の魔弾で敵を攻撃していく。
その攻撃は単体攻撃で威力も小さく、すぐに他の個体へとダメージが分散されてしまう。
「成程、これは厄介だ」
しかし問題はない。先程の攻撃はダメージ分散の性能を確かめるが故の攻撃。
本命の攻撃はこれからである。
「しかし生命力の共有……美談ともとれる戦術だけど、この世界の世界情勢的に純粋に戦いの為、なんだろう。まぁ、どちらにしても打ち破るのみだが」
レイダーが施されている技術を前にそんなことを想いながらフォルクは『真羅天掌』を起動させていく。
「現れろ、毒属性の沼。レイダー達を飲み込め」
瞬間、『フレイムアーミー』達の足元がぬかるむと同時に煙を立てて焼け爛れていく。
言葉通り『フレイムアーミー』達が立っている施設の床は、毒の沼となっている。
身をよじるたびに激痛が走り、動かなければ沼に沈んでいくという悪循環がそこに在る。
ちなみに、フォルクは予め龍翼の翔靴で空を翔けて離脱している。そして浮遊しながら『フレイムアーミー』へと告げる。
「そこで炎を放っても動けなければ結果蒸し焼き。大人しく沈んでいく事だ」
死刑宣告を。
「汚物は消毒ですかな?いや、あなた方はただの放火魔ですな。放火は極刑と相場が決まっているのですよ……覚悟しなさい」
ブラックタールとしての肉体を直方体を組み合わせたような人型へと錬成させていた黒曜・鵺(影渡り・f10896)は、ブラックタールの狂戦士を召喚していく。
「さて、タールの戦士……あなたの出番ですよ。私も一緒に戦いますがね」
ブラックタールの狂戦士が『フレイムアーミー』へと突撃していくのと同時、液状化して地を這って敵陣へ同じく突撃していく鵺。
その猛攻に対して焼き尽くしてやらんと火炎放射器のトリガーを引く『フレイムアーミー』達。
だが、鵺はその様子を見ても意に介さず逆に突撃速度を高めていく。
「炎は脅威ですが詰まるところエネルギー体。念動力で力の流れを操作すれば放たれる炎の軌道をそらしたり、炎の周辺の空気を止めて消火もできるのです」
鵺の言葉通り、念動力染みた力が放出される炎に干渉。結果レイダー達はブラックタールの戦士と鵺を焼く事が出来ずに接近を許してしまう。
「無論、操作しきれなかったものは避けたのですが――ここまで接近すれば、まぁ問題はないでしょう」
義眼として目に埋め込むタイプの熱線銃、暗殺や奇襲向けのフォースセイバー、1m程の黒い手の形をした簡易ゴーレムが顕現すると同時、それらが一斉に『フレイムアーミー』達を攻撃していく。
「同時に攻撃すれば、ダメージ分散も意味を成さないでしょう」
裁判所はありませんか? いえ、必要ないですね。
そう言いながらフォースセイバーを振るい、鵺は迅速にレイダー達を始末していく。
「倫理的で人道的な技術、ですか……どういうのがあるのでしょうね?……エネルギーを増幅させる技術とかあったり、しませんか?」
最後に『バイオリレーションセンター』へと到着したのは七那原・望(封印されし果実・f04836)。
水属性の結界術を予め展開して火炎放射器への対抗策を取っていた望はそ『エネルギー増幅技術』を会敵する前に探し出していく。
「あ、これですね」
やがて研究所の奥で見つけ出したガントレット染みた装置。
それを装着すると同時、望を見つけ出した『フレイムアーミー』達が室内へとなだれ込んでいく。
「――『Lux desire』」
火炎放射器が劫火を放出する前に、望はユーベルコードを起動させる。
『真核・ユニゾン』なる名の願望に応じて数多の奇跡を引き起こす勝利の果実から迸る膨大な光の奔流は、『フレイムアーミー』を飲み込んでいく
だけでなく。
「まだ、まだです。もっとエネルギーを高めないと……」
望は先程鹵獲したエネルギー増幅装置を使い、暴発させないようにユニゾンのエネルギーを高めていく。
「ストップ!今です!爆発する前にこのエネルギー、使い切ります!」
やがて限界を見切った彼女はリミッターを解除し、限界を遥かに超えた光の奔流――というより爆発を引き起こし、敵全体を巻き込んでいく。
やがて、光が全て放出しきった後――『フレイムアーミー』の姿はどこにもいなかった。
大成功
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