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アポカリプス・ランページ④〜マッスルアポカリプス!

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●グリモアベースにて
「やあやあ猟兵諸君。くるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「今回もアポカリプス・ランページ。カリフォルニア州デス・バレーに有る、ヴォーテックス一族の機械要塞を攻略してもらうよ!」
 この機械要塞は、コンピュータ研究所を兼ねており、強力な『禁断のコンピュータウイルス』が保存されている。フィールド・オブ・ナインの第7席、スーパー戦車のスーパーミサイルすら狂わせる強力な物だ。
 もし手中に収める事が出来れば、スーパー戦車との戦いで優位に立つ事ができるかもしれない。

「ただ、この研究所を守るレイダーも当然、このコンピュータウイルスを利用してくるんだ。今回使われるのは『侵蝕プログラム弾』。撃ち抜いた相手のあらゆる武器を無効化する強力な弾丸だよ」
 手持ちの打撃武器や刃物、銃器や砲塔、魔法の武器や魔力の発動具に至るまで、『武器』と呼べる物は全て無効化されてしまう。
 形状・構造・用途、その他一切を問わず、ただ武器であるなら使用出来なくなるのだ。
「で、今回キミ達が戦う相手は……えーと、マッスルマリア。『聖母』と呼ばれる筋肉ムキムキな美女のオブリビオンだよ」
 説明しながら、微妙な顔をするくるる。聖母とマッスルがいまいち繋がらないが、まあオブリビオンにはままある事だ。
「マッスルマリアは、『筋肉こそ全て』を教義とする、カルト教団の教祖だよ。見た目の通り、筋肉を使った肉弾戦を得意としてる。あと、マッチョな信者を男女問わず引き連れているよ。……で、『侵蝕プログラム弾』は武器を全て無力化するけど、『鍛えられた身体』は武器のうちに入らないんだ」
 それをいい事にマッスルマリアは、戦場の全域に、自爆も厭わず侵蝕プログラム弾をばら撒く。安全地帯が存在しないため、防ぐ事は非常に難しい。
 これによって戦場全員の武器を無力化し、強制的に肉弾戦を挑んでくるのだ。
「まあ、絶対に防げないって訳じゃないし、武器を媒体にしない魔法とかユーベルコードは使えるからね。必ず肉弾戦に応じなきゃいけないって訳じゃないけど。その辺りは個々の戦術に合わせていろいろ試してほしい」
 なお、マッスルマリアはその肉体美によって相手を洗脳し、自身の教団に入信させるという能力を持つ。
 もし敗れてその能力に囚われてしまったら、猟兵であろうと筋肉至上主義者となってしまうだろう。

「別に筋肉が悪いとは言わないけど、まあ、自分の尊厳を守るためにも、頑張ってほしい!」
 くるるはそう言うと、わざとらしい可愛らしくポーズを取って猟兵達を見渡す。
「それじゃ、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ!」

●筋肉を侵攻せよ
「この世界は一度滅びました。そして再び滅びようとしています」
 聖書を片手に、良く通る大きな声で呼びかける、真紅の聖女。
「滅びた世界で必要なのは力です。では力とは何か。銃? そんなもの弾丸がなければただの玩具です。剣? へし折れてしまえばそれまでです。……そう、己の肉体。この筋肉こそが、この滅びゆく世界に、真に必要とされているのです!」
 そう言って聖女は、グッ、とダブルバイセップスのポーズを取る。すると、周囲の信者達から筋肉を称える歓声が上がった。
「ここに有るウイルスは、その真理を広めるための物。ゆくゆくは世界から武器を奪い、筋肉こそが真実だと知らしめるのです!」
 そして、転移して来た猟兵に視線を向け、サイドチェストでこちらを威圧する聖女、マッスルマリア。分厚い肉体の威圧感が、離れていても伝わってくる。
「それを邪魔しようと言うのなら! わたくしの肉体の錆にしてくれましょう!」


一二三四五六
 筋肉はどこにでもいる。

 ごきげんよう。果たしてこの人は真面目に世界を滅ぼす気があるのだろうか。一二三四五六です。

 マッチョとの肉弾戦です。
 戦場全体に絶えずプログラム弾が自動でバラ撒かれており、これに撃たれると武器を使えなくなります。
 武器を使わず戦うか、プログラム弾をなんとかして防ぐかしないと勝負になりません。
 どちらの手段を取るかはご自由にどうぞ。

 SPDユーベルコードに書かれている『信者達』は一般人ですので、殺さないでください。
 ただし全員例外なくマッチョで、強靱な筋肉を持っているので、ぶん殴って黙らせる程度なら問題ありません。
 マッスルマリアを倒せば、自動的に全員降伏します。

 それでは皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『『聖母』マッスルマリア』

POW   :    入信への誘い
【肉体美を見せつけるポージングと入信の誘い】を披露した指定の全対象に【入信したいという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
SPD   :    筋肉の聖戦
【自身を信仰する信者達】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[自身を信仰する信者達]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
WIZ   :    聖なる筋肉開放
対象の攻撃を軽減する【極限まで筋肉が強化された肉体】に変身しつつ、【鍛え抜かれた肉体】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:すねいる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルミナ・セシールです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

桜井・亜莉沙
入信への誘いは【呪詛耐性】で耐えつつ魔法を利用して反撃

なるほど、いい筋肉だ。
仕上がってるよ!……だっけ、こういう時は。

……でも、この世にはもうひとつ、武器に頼らずとも戦える力があるのさ。
筋肉に頼らずとも、筋肉をねじ伏せる圧倒的な力が。
これからその力の一端をお見せしようじゃないか。

『流星落とし』で信者を巻き込まないような位置に隕石を一発落としてみせるよ。

これがその力。『魔法』ってヤツさ。
さて、次は本気のを落とすから……頑張って?
(信者には逃げるよう促しつつ、【全力魔法】で2発目をマッスルマリアの頭上に)


ベイメリア・ミハイロフ
…あの
わたくしかぶっている…気がするのでございますけれど
いえ、あの、その

念の為オーラ防御・激痛耐性を用いつつ
マッスルマリア、プログラム弾の攻撃は
第六感・野生の勘にて見切り、ダッシュを活用しながら回避を試みます
こちらからの攻撃は、なんとなく浄化の力も付与し
空間から光の矢を発生させ放ちます
範囲攻撃・全力魔法、高速詠唱からの2回攻撃にて
マッスルマリアを狙いつつプログラム弾も巻き込むように

あの、その紅い衣装には、何か理由が?
わたくしは家の家紋が赤薔薇でございましたゆえ
このような恰好を致しているのでございますけれど
…いえ、言葉は不要
拳で語り合うべきなのでございましょうね
わたくし拳は使用致しませんけれども



「……あの。わたくしかぶっている……気がするのでございますけれど」
 マッスルマリアと対峙し、なんとも言えない表情で問いかけるベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)。
「……? あなたの筋肉はわたくしとは似ても似つかないですが」
「いえ、あの、その。そこではなく。あの、その紅い衣装には何か、理由が?」
 不思議そうに首を傾げる相手に、ますますなんとも言えない表情をしながら深紅のシスター服を見せる。
「わたくしは家の家紋が赤薔薇でございましたゆえ、ですけれど」
「わたくしは、そう……赤と白が筋肉の色だからですわ!」
 問いかけに対し、自信満々に答え、サイドトライセップスでシスター服(と筋肉)を見せつけてくるマリア。もう何も分からない。
「なるほど、いい筋肉だ。仕上がってるよ! ……だっけ、こういう時は」
 すっかり頭を抱えてしまったベイメリア代わってそんな声を飛ばすのは、桜井・亜莉沙(自称大魔術師・f26162)。マリアのペースにも動じず、飄々と呼びかける。
「なるほど、この世界じゃ武器に頼らない力は重要だろうね」
「ええ、その通りですわ。あなたも筋肉に目覚めるのです!」
 肯定されたと喜び、さらにググッとポージングを決めるマリア。その筋肉の魅力で入信を迫ってくる……が、亜莉沙がそれに動じる事はない。
「……でも、この世にはもうひとつ、武器に頼らずとも戦える力があるのさ」
 それは彼女が、筋肉とは違う物を信じているからだ。チョーカーの宝石が輝き、その手を前へと翳す。
「それも、筋肉をねじふせる圧倒的な力だ。その一端をお見せしようじゃないか」
「筋肉に勝る力はありませんわ! それを教えて差し上げ――っ!?」
 言い返して来るマリアの、自信満々の言葉を遮るように響く轟音。振り返った彼女、そして周囲の筋肉信者が見たのは、彼女が落とした隕石だ。
「これがその力。『魔法』ってヤツさ」
 それこそが、亜莉沙が信じる力。ゆえに彼女が、筋肉に心揺らがせる事はない。今の一発は、信者を巻き込まない為にわざと外したが――。
「さて、次は本気のを落とすから……頑張って?」
「むぅ、その程度っ……あ、こら、逃げてはなりませんわっ!」
 二度目の流星には、信者達が蜘蛛の子を散らすように逃げていく。そんな中、マリアだけは逃げず、天に両手を掲げ。
「筋肉は、魔法にも負けませんわ……ぬぅぅんっ!」
「……おぉ? 無理するなぁ」
 その落ちてくる質量を受け止め、後ろにぶん投げるマリアの姿に、若干の感嘆と、それ以上の呆れの表情を浮かべる亜莉沙。
 まあ、頭から血が噴き出したり腕が変な方向に曲がっているので、ダメージは十分に与えたようだが。
「ああ、もう……言葉は不要、拳で語り合うべきなのでございましょうね」
 そんなマリアの脳筋ぶりに深い溜息を漏らしながら、一応立ち直ったベイメリアが間合いを詰める。呟きを耳聡く聞きつけたマリアは、満面の笑みを――血塗れの顔に――浮かべて構えを取った。
「ええ、拳で語り合いましょう!」
「……いえ、まあ、わたくし拳は使用致しませんけれども」
 が、その拳の間合いには踏み込まず、空間から光の矢を生み出すベイメリア。それに浄化の力も付与し……いや、相手はまがりなりにも聖職者なので多分効かないのだが、なんとなく付与したくなったので付与して、雨のごとく降り注がせた。
 浄化はともかく光の矢自体はちゃんとダメージを与え、苦悶の声を上げるマリア。
「ぬぅぅぅぅっ!? 拳での勝負ではありませんの!?」
「まあ、格闘の心得はないので……」
 と言うよりは近づきたくなかったと言うのが、ベイメリアの偽らざる本心である。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

柊・はとり
なんだこいつ
まあ世紀末にはよくいる変態だが
正直…羨ましいな、あの筋肉
俺にもあの肩幅と腕と脚があれば…
あれば…何なんだ?

危うく感銘を受けかけたが
これを利用する
俺も入信したいんですけど
どうしたらマッチョになれますか?
マリアと信者達からの情報収集で
時間稼ぎをしている間に
俺の探偵体質は【招かれざる客】を呼ぶだろう

来訪者の正体は恐らく
この教団と長年敵対関係にある
アンチ筋肉教団の奴らだ
怪しい儀式始めたぞ…
筋肉を一時的に無力化する呪いをかけているのか
(闇属性攻撃/カウンター)
なんか勝手に抗争始めたし
俺巻き込まれんようにしとこ

両者が疲れ果てた所で
天候操作による落雷を起こし纏めて成敗
悪い、これも探偵の宿命なんだ


露木・鬼燈
よくないなー。
うん、あれは良くないのです。
あーゆーごつい筋肉は速度を殺す。
スピード&テクニックタイプの忍には合わないのです。
まぁ、そーゆーことなんで。
筋肉信仰はノーセンキューなのです。
筋肉に惑わされなければどーとでもなる。
熟達の忍に武器はいらない。
この肉体こそが凶器なのだから。
刃と化した四肢と忍の業があれば十分。
<颯駆之術>で信者を無視してマッスルマリアを強襲。
やっぱり首狩り戦法が一番だよね!
機動力を駆使し筋肉とゆー装甲が薄い部分を狙う。
一撃が軽く浅くても数があれば総合ダメージは稼げる。
出血すればそれだけ消耗に繋がる。
更に傷口から呪詛と毒を流し込んでやるですよ。
忍ならこれくらいとーぜんですよ?



「よくないなー。うん、あれは良くないのです」
 マッスルマリアの筋肉を見て、眉を寄せ首を横に振る露木・鬼燈(竜喰・f01316)
「あーゆーごつい筋肉は速度を殺す。忍には合わないのです」
「それは鍛え方が足りないだけ。筋肉の自重はさらなる筋肉で支えるのですわ!」
 それを聞きつけたマリアは、グッとポージングしながら筋肉を見せつける。次々とポーズを変えるその動きは、確かに機敏ではあるが。
「さあ、あなたも共に、万能の筋肉を得ましょう!」
「や、筋肉信仰はノーセンキューなのです!」
 とはいえ、それに惑わされるつもりはない。生体装甲から圧縮空気を噴き出し、信者達の合間を縫って一気に間合いを詰める。
「む、確かに速い……ですが、ふんっ!」
「おおっとっ!」
 それを迎え撃つ逞しい拳も、言うだけの事はある速さ……だが、鬼燈の方も、速さで負けるつもりはない。飛び越えて回避し、腕を遡るように駆け上がると、首筋を足刀で切り裂いた。
「僕にはこの刃と化した四肢と、忍の業があるっぽい!」
「なかなかやりますわねっ。しかし筋肉は鎧にもなるのですわ!」
 筋肉で斬撃を受け止めるマリアに対し、鬼燈は手数を繰り出し、攻略を図る。一撃の傷は浅くとも、じわじわと出血させて、体力を奪い。
「まだまだですわっ、ぬぅぅんっ!!」
「……なんだこいつ」
 マリアはその出血を止めるべく、筋肉をパンプアップさせて傷口を塞ぐ。堂々とモストマスキュラーを決めるその姿に、怪訝そうに眉を寄せるのは、柊・はとり(死に損ないのニケ・f25213)。
「まあ、世紀末によくいる変態か。……いや、変態だが、しかしあの筋肉は……」
 そのあまりに非常識な姿を前にして、思わず自分の身体と見比べてしまう。長身だが線の細い美形である彼にとって、筋肉は少し羨ましい。
「俺にもあの肩幅と腕と脚があれば……あれば……何なんだ?」
「筋肉があれば何でも出来るのですわ!」
 思わず感銘を受けかけた彼を、マリアはさらなるポージングで勧誘してくる。慌てて正気を保とうと――したが、思い直し、敢えて状況に乗る事にした。
「……俺も入信したいんですけど、どうしたらマッチョになれますか?」
「良い心がけですわ! 筋肉の秘訣は、一に運動、二に栄養、三に睡眠!」
 なんか思ったよりまともなマリアの教えに、ふむふむと頷いてメモを取るはとり。だが彼は『名探偵』だ。その向かう所には、必ず事件が起こる。
「筋肉、許すまーじ!」
「うぉぉ、なんだぁ!?」
 どこからともなく現れた怪しげな集団が、筋肉信者を囲み、怪しげな儀式を展開する。その力によって失われていく信者の筋肉。
「我ら、アンチ筋肉教団は! 全ての筋肉を破壊する!」
「……近寄らんとこ」
 そのまま、抗争を始める2つの宗教団体。はとりの探偵体質が呼び込んだ事態だが、彼自身にもよく分からない。と言うか巻き込まれたくない。
「アンチ筋肉思想など、わたくしには通用しませんわ!」
 そんな謎事態にも、マリアはやはり筋肉で解決を図る。ダブルバイセップスでグッと胸を張り……その口から勢いよく鮮血を噴き出した。
「こ、これはっ!?」
「呪詛と毒を流し込んでおいたのです。忍ならこれくらいとーぜんですよ?」
 先程、鬼燈が斬撃と共に仕込んだそれが、アンチ筋肉教団の儀式によって、一気に活性化したらしい。ドバドバと血を吐き、苦悶するマリア。
「くっ、卑怯なっ。しかし筋肉は毒にも儀式にも負けな……ああっ!?」
「あー……これも毒殺事件、か? 一応、これも探偵の宿命なんだ、悪いな」
 最後は、やれやれと頭を抱えたはとりが、どっちの教団もまとめて雷で吹き飛ばした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

草野・千秋
【🐰&👓】

マッスルな聖母さんですか
抱きしめられたら骨が折れそうですね文字通り
ですが僕たち猟兵が来たからには
思い通りにさせませんよ
入信の誘い?お断りです!

勝負です
断罪戦士ダムナーティオー推参!

敵攻撃は自分に攻撃が被弾するようなら
盾受けと激痛耐性で耐える
これしきの傷……ッ!
ゆえとさんのカバーがありがたい
持つべきものは戦友です

刀や剣の攻撃が通じないのやっかいですね
僕は勇気と怪力の力で殴りつけつつUC【MagMell】でも攻撃


水無月・ゆえと
グループタグ【🐰&👓】

-心情
マッチョな聖女さん…
程よい筋肉ならカッコイイんだけど
さすが、オブリビオン。やり過ぎだねぇ。
相棒(刀)は使えないみたいだし素手でやり合うよ

-行動
マフラーをたなめかせ堂々とマッチョ達と対峙しよう
プログラム弾はなるべき避けるけど対策として刀は使わず格闘戦を挑むつもり
普段は刀で放ってる「壱ノ型・蒼月影」だけど手刀を刀に見立てれば再現できるはず
千秋さんをカバーするように聖母に群がる信者達を素早く気絶させていこう
「さぁて、自慢の筋肉だけでオレが捕まえられるかな!」

※アドリブ歓迎



「マッチョな聖女さん……程よい筋肉ならカッコイイんだけど」
 マフラーをはためかせ、マッスルマリアと正面から対峙する水無月・ゆえと(月兎の騎士・f29534)。
「さすが、オブリビオン。やり過ぎだねぇ」
「筋肉に、付け過ぎなどありませんわ! 見なさい、この筋肉を!」
 彼の感想に対し、マリアは堂々とその筋肉量を誇示する。ポージングに、感銘の声を上げる信者達。
「どうですか。あなた方も我が教団に入信なさい!」
「お断りです。僕たち猟兵が来たからには、思い通りにさせませんよ!」
 その誘いを、草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は真っ向から突っぱねた。ゆえとを守るように立ちはだかり、完全戦闘形態へ変身する。
「勝負です。断罪戦士ダムナーティオー推参!」
「この聖母マッスルマリアに、断罪される事などありませんわ!」
 スーパーヒーローの名乗りに対し、マリアも堂々と名乗りを返す。そしてその強靱な拳を、真っ直ぐに振り下ろして来た。
「なんと、重い……! 抱きしめられたら骨が折れそうですね、文字通り!」
 その一撃を盾で受け止めるが、あまりの威力に腕がミシリと軋む。しかもマリアは矢継ぎ早に、さらなる拳を叩き込んで来た。
「さあ、いかがっ! 筋肉無罪ですわ!」
「ぐっ、これしきの痛み……ッ!」
 受け止め続ける程に、腕がさらに悲鳴を上げる。唇を噛み締め、その痛みに耐えて踏ん張るダムナーティオー。
 そんな彼を、信者達が取り囲もうとして――。
「おっと。千秋さんの邪魔はさせないよ」
 その信者の間を、素早く駆け抜けるゆえと。すれ違いざまの手刀で、信者達を次々と気絶させていく。
「お前も我々と共に、マリア様と筋肉を信じるのだ!」
「それは御免だね。だいたい、自慢の筋肉だけで、オレが捕まえられるのかな!」
 信者達もただではやられないと、こちらを捕まえるべく手を伸ばしてくる。だがその逞しい腕を、巧みに掻い潜り……掴まれたと思ったその身体が、三つに分かれた。
「なっ……んがっ!?」
「相棒が使えなくても、素手で十分だよ!」
 その三つの幻で相手を取り囲み、三方からの手刀で急所を打ち据えて意識を断ち切る。
 壱ノ型・蒼月影――普段は刀で繰り出す技だが、真に習熟した技ならば、徒手で応用する事も容易。
「こっちの方は任せておいて、千秋さん!」
「流石ゆえとさん、ありがたい。持つべきものは戦友です!」
 そうしてゆえとが信者達をひきつけ、無力化している間に、ダムナーティオーはマリアに専念する。絶え間なく振り下ろされる拳をその盾で防ぎ続け、他所には向かわせない。
「信者がいなくとも、わたくしの筋肉には勝てませんわ!」
「確かに、刀や剣の攻撃が通じないのは、厄介ですが……しかしっ!」
 そして、幾十と受け切る事で見切った拳を、紙一重で回避して懐に潜り込む。頭の横を通過する重い打撃にも、視線を揺らす事はなく。
「ダムナーティオーパンチッ!」
「がっ!?」
 繰り出した渾身のカウンターが、相手の腹筋へと突き刺さる。流石のマリアも呻きを漏らして後退し――。
「ダムナーティオーキィィックッ!!」
「ぐふぅぅぅっっ!?」
 そこに繰り出す、追い打ちの一撃。跳躍からの飛び蹴りが、マリアの巨体をも撃ち抜いて、吹き飛ばしていく。
「ま、マリア様……!?」
「くぅ、我らの筋肉は不屈ですわ……!」
 強烈な二発の打撃によろめきながら、立ち上がるマリア。だが、ゆえとに数を減らされた上に、教祖が吹き飛ばされる様を見た信者達には、動揺が広がっていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

オリヴィア・ローゼンタール
見た目はシスターですが、性質は教祖ですね……

白い中華服の姿に変身
肉弾戦とあらばこちらとしても望むところ
単純な筋肉の太さだけが勝敗を分けるものではないと教えてあげましょう

拳打や蹴撃を【見切り】、【受け流し】て【カウンター】を叩き込む
相手の力を利用した投げ技や、関節技を極める(グラップル)
単純な膂力ではなく、多彩な技や知識が人間を地上の覇者としたのです!

ポージングを【狂気耐性】と【気合い】と【根性】で耐え、白き稲妻(属性攻撃・覇気)を纏った【天霆轟雷脚】
筋肉は電気信号で動く
強烈な雷撃で強制的にポージングを解かせる

入信を促したポーズを正面から打ち砕けば(パフォーマンス)、信者の洗脳も解けるでしょう


迅雷・電子
【心情】へぇ…なかなか相撲の取り甲斐がありそうなシスターさんじゃないか!楽しい取り組みをしようじゃないか!

【作戦】基本攻撃は【見切り】で回避しつつ信者どもは【気絶攻撃】で眠らせたり【怪力】で【吹き飛ばし】て周囲に【恐怖心】を与えて戦意喪失させたりして退けるよ(殺しはしない)!そしたら相手はマッスルマリアだ!
入信したいって気持ちは【覚悟】を持って否定して攻撃は張り手での【受け流し】で回避した後そこに雷電張り手を叩き込み怯んだ所を相撲投げだ!「筋肉は確かに大事だ…でもそれだけじゃ相撲はできないんだよ!」(絡み・アドリブOK)



「見た目はシスターですが、性質は教祖ですね……」
「ええ、わたくしはマッスルマリア! 崩壊世界に筋肉を届ける教祖ですわ!」
 高らかに名乗り上げるマリアを見上げる、オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)。彼女もシスターだが、シスター服から中華服姿に変身する。
 衣服から力を得るのが、彼女の技術。この姿は、格闘戦に対応したものだ。
「単純な筋肉の太さだけが勝敗を分けるものではないと、教えてあげましょう」
「筋肉こそが絶対ですわ……ふんっ!」
 無論、真っ向から迫るこの豪腕を喰らえば、今のオリヴィアであろうとひとたまりもない。だが彼女は冷静に、その拳を見切って受け流す。のみならず、空振ったマリアの力を利用し、太い腕を抱え込んで。
「せぇいっ!!」
「きゃっ……あああっ!?」
 豪快な一本背負いで、マリアの巨体が宙を舞う。柔よく剛を制す、背を打って悶絶するマリアの腕を、離さずに拉いでいって。
「単純な膂力ではなく、多彩な技や知識が人間を地上の覇者としたのです!」
「ぐぅっ……わ、わたくしの筋肉は負けていませんわ……ああっ!」
 尋常ならざる力に抵抗されるが、振り払われる前に肘関節をキツく引き伸ばす。短時間でしっかりとダメージを残せば、マリアは顔を大きく歪めつつ……その痛みを誤魔化すように、グッとパンプアップ。
「ふんっ! まだっ。まだですわ!」
「へぇ……なかなか相撲の取り甲斐がありそうなシスターさんじゃないか!」
 そんな相手の筋肉と根性を讃えるのは、迅雷・電子(女雷電・f23120)だ。周囲の信者を怪力でぶん投げながら、マリアの前に歩み出る。
「さあ、あたしと一番取ってもらうよ!」
「なかなかの力があるようですわね。ですが筋肉が足りませんわ!」
 電子の背後に転がる筋肉信者達を見やると、受けて立つとばかりに構えるマリア。確かに彼女の言う通り、身体の分厚さは大分違う。
 食べても太れないのが悩みの電子としては、なんとも羨ましい身体ではあるが。
「だからって負けないよ。楽しい取り組みをしようじゃないか!」
「ふんっ、わたくしの筋肉の力、思い知りなさいっ!」
 その豪腕から繰り出される張り手にも怯まず、その腕の内側に張り手を叩きつける。軌道をずらして受け流すと懐に潜り込んで、さらに渾身の張り手を大胸筋めがけて一発。
「そぉら、どすこぉい!」
「きゃっ!?」
 その掌に籠もった雷電が、マリアの筋肉を強張らせる。その硬直した隙を逃さず、分厚い胴体に腕を回し、シスター服を鷲掴む。
「貰ったよっ……どっせぇぇぇいっ!」
「なっ……そん、なっ、きゃああっ!?」
 そして、豪快な下手投げ……マリアの巨体が宙を舞い、地響きと共に倒れ込んだ。
 もちろん体重比で言えば二倍では効かないその身体は、電子の怪力でも容易に投げられるものではない。幾度となく繰り返した鍛錬の末の、磨き上げた技あってこそだ。
「筋肉は確かに大事だ……でもそれだけじゃ相撲はできないんだよ!」
「いいえ……筋肉こそが全てですわ!」
 ふらつきながらも立ち上がり、再びポージングを決めるマリア。その筋肉の健在を見せつけ、自分の、信者達の動揺を抑えようとする。
「あなた達もこの筋肉に従い……」
「もう分かっている筈です。筋肉だけでは勝てないとっ!」
 だがそこへ再び、間合いを詰めるオリヴィア。白き稲妻をその脚に纏い、大胆にチャイナを翻すと、雷霆の如き飛び踵落としを喰らわせる。
「きゃ、あああああっ!」
「マリア様のポージングが! やはり筋肉だけでは勝てないのか!」
 痺れからポージングが崩れ、尻もちをつくマリア。信者達の動揺は拡大し、洗脳が解ける者も現れる。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
POW

銃、チェーンソー、ドリル……
忌々しい人間の武器を否定してくれる貴女は
この教祖ドゥルールが救済するわ♪

守護霊は私の友。恋人。家族。
武器じゃないから憑依【ドーピング】も可能。
マッスルマリアを救うという【気合い】で入信を断り
強化した【怪力】で取っ組み合い『欲望解放』
同時に【念動力】で相手の服も破り
全身からの放電【属性攻撃・電撃耐性・マヒ攻撃】で脱力させ
11100km/hの速度で背後を取り【捕縛】の抱擁で相手の怪力を封じる

獣欲、剛を制す。
それが快楽教団の教義よ。
男勝りな肉体を雌の悦びに染めてアゲル♪

胸の先端を指先で【慰め】つつ
【化術】で肉棒を生やし【串刺し・乱れ撃ち・生命力吸収】よ♥



「銃、チェーンソー、ドリル……皆、忌々しい人間の生み出した武器!」
 人間嫌いを露わに、憎しみを吐き捨てるドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)。憎む武器のチョイスはともかくとして。
「それを否定してくれる貴女は、この教祖ドゥルールが救済するわ♪」
「そのような肉体では、わたくしを救済する事は出来ませんわ!」
 こちらを見下ろし、堂々とポージングを決めるマッスルマリア。だがルルはその逞しい巨体に対しても怯むことなく、服を脱ぎ捨て正面から飛びつく。
「むっ、この力は……!?」
「私の守護霊は、友であり、恋人であり、家族。武器じゃないから無力化されないわ♪」
 宿した彼女達の力と尽きせぬ自身の愛欲で、マリアの怪力にも真っ向から張り合う。そして拮抗した所で、その全身から電撃を迸らせた。
「きゃあっ!? ……んっ、何をっ……!?」
「流石のアナタの筋肉も、痺れたら力が入らないでしょう♪」
 その隙に背後に回り、広背筋に裸身を押し付けながら、大胸筋に支えられた大きな胸に手を這わせる。先端を弄る巧みな手付きで、マリアの顔を真っ赤に染め上げて。
「ぬぅぅっ、んっ、やめ、なさいっ、んん~!」
「獣欲、剛を制す。それが快楽教団の教義よ」
 力任せに振りほどこうとして来るマリアだが、ルルはぴったりと抱きついて離れない。そのまま欲望の限りを尽くし、逞しくも美しい肉体を愛していこうとする。
「はぅっ、くぅっ……い、いい加減に、んんっ……あんっ、やめぇっ……!」
「あぁんっ、素敵よっ……男勝りな肉体を雌の悦びに染めてアゲル♪」
 その獣欲を受けたマリアは、力強い肉体でぎゅうぎゅうに締め付ける事で応えて来る。快楽と悦びの声を上げ、その反応を味わい尽くすルル。

大成功 🔵​🔵​🔵​

幸・桃琴
桃じゃちょっと分が悪そうだから、
ここは《蒼炎航路》!

さぁ真の姿でお相手するよ
ビキニに黒帯を締めて、サイズは小さくなっても
こちらにも筋肉がついているよ!

そういうわけで肉弾戦だ!
武器はこの鍛えた体。それで十分だよね!

マリアさんのポージングにも心を平静に保って……
そちらの筋肉が勝っているというなら
打倒してみせてよねっ!
相手の打撃を腹筋で受け止め、
ちょっと苦しい悲鳴は漏れるけど、堪えるっ
筋量では負けるかもしれないけど、質なら勝つよ!

空手の打撃でカウンターを入れて、
【功夫】でのラッシュで押していこうっ
胸の中央を射抜くように正拳を入れ、
前傾したところに、背後に回って足先蹴りを急所に

倒したならば押忍!と礼を


アニカ・エドフェルト
武器が、使えない、ですか…
関係ない、ですね。使おうとしても、うまく使えません、し。

とはいえ、私の一撃は、そんなに、重くない、ですから…
ちまちまと、足周りを、集中的に、蹴っていきます。
踏ん張れなく、なってしまえば、ただの大きな的、です。…たぶん。

(そんな中、徐々に反撃を喰らい形成が逆転、捕まってこっちが逆に痛めつけられる)
う…うぁ……え、に、入信…? いえ…お断りで…あぐっ!?
(さらに強く痛めつけられるも首を振って)
どんなに、負けそうでも…絶対に、染められるわけには…いきません…っ!
(ほぼ限界で倒れ込みながらのカウンター気味の投げが決まるが、そのまま倒れ伏す。倒せるかどうかは残り人数次第)



「武器が、使えない、ですか……関係ない、ですね」
 元より、武器の扱いは不得手。小さな身体で一つで、果敢にマッスルマリアに挑むアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。
 見た目通りに打撃は軽いが、ローキックを重ねてダメージを蓄積させようとする。
「踏ん張れなく、なってしまえば、ただの大きな的、です」 
「ふんっ、その程度では、わたくしの脚は折れませんわ!」
 だが、マリアの脚の強靭さは、アニカの想像以上。いくら蹴っても崩れる気配は見えない。ばかりか反撃の蹴りが、アニカの愛らしいお腹にめり込んだ。
「っ……か、はっ!」
「貧弱な筋肉ですわねっ!」
 唾液を吐きながら、浮き上がる身体。それを捕まれ、肩の上に担ぎ上げられてしまう。怪力による背骨折りで、曲がらない方向に曲がる身体。
「さあ、わたくしに屈し、入信なさい!」
「う……うぁ……お断りで……あぐっ……!?」
 断ろうとすれば、さらに増していく威力。骨が軋み、全身が悲鳴を上げる。意地を張るのも限界、このままでは折られかねず――。
「どんなに、負けそうでも……絶対に、染められるわけには……いきません……っ!」
「なっ……きゃああっ!?」
 だが、それでも不屈の意思を見せると、マリアが力を入れ直す隙を付いて、背骨折りから脱する。全体重をかけて相手の頭を抱え、引きずり倒すように脳天から地面に叩きつけた。
「っ……はぁ、はぁ……どう、ですか……っ!」
 なんとか反撃が決まったが、アニカの身体ももう動かない。背骨の痛みに涙を滲ませながら、祈るように倒れたマリアを見つめる。立ち上がられてしまったら、もう……。
「よくも、やりましたわね……!」
「あ、ぁ……」
 そんな祈りも虚しく、マリアは頭を抑えながら立ち上がる。アニカを見下ろし、その巨体で迫ってきて――。
「待ったっ! 次は私が相手だよっ!」
「むっ……!」
 そこへ割って入り、マリアの前に立ちはだかる幸・桃琴(桃龍・f26358)。
 真の姿――ポニーテールの空手少女『紅の流星』として、白ビキニに黒帯の鍛えられた体躯を晒す。
「『桃』じゃ分が悪いからね。この鍛えた体で……勝負だっ!」
「ふん、その程度の筋肉では、わたくしには勝てませんわっ!」
 もちろん、いくら鍛えたとはいえ少女の鍛錬、マリアの筋肉量は当然それを上回る。見下すように言い放つマリアに、だが不敵な笑みを浮かべて返し。
「だったら、打倒してみせてよね!」
「でしたら、望み通りにっ!」
 そんな挑発に乗ったマリアの剛拳が、腹筋に突き刺さる。笑みが一瞬で曇り、目を見開く程の威力。
 多少の鍛錬など意味を為さない。唾液を吐き出し、身体を折り曲げる。
「お、ごっ……」
「ふん、口ほどにも……っ!?」
 だが、倒れない。苦しさに汗を滲ませながら、彼女は踏みとどまる。その覇気で僅かにマリアを怯ませれば、大きく一歩を踏み込んで。
「筋量では負けてもっ! 質なら勝つよ!」
「っ、くぅぅぅぅぅっ!?」
 巨体へと繰り出す拳、そして脚。一発一発は筋肉で防がれても、手数で攻め立てる空手のラッシュ。
「せぇいっ!」
「っ!!」
 大胸筋の中央を射抜く正拳でマリアの呼吸を止めた所で、背後に素早く回り込む。マリアも追って振り向こうとするが、アニカに受けた脚のダメージもあって動きが鈍い。
 何より、次に繰り出す一撃は、『紅の流星』の名にふさわしく――。
「そこだぁっ!」
「がっ!?」
 まさに流星を思わせる足先蹴りが、マリアの延髄を撃ち抜く。その巨体が、音を立てて地面に倒れ込んだ。
「く、ぅ……」
「押忍!!」
 苦痛に顔を歪め、こちらを見上げて睨むマリア。それを見下ろし、空手家らしく礼をする。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒影・兵庫
う、美しい・・・
(「相手の筋肉に見惚れている場合じゃないでしょ!」と頭の中の教導虫に怒られる)
ハッ!す、すみません!せんせー!
(「後でお説教ね。で、どう戦う?」)
相手が筋肉ならこちらは精神で勝負です!
(UC【蜂蜜色の奔流体】で肉体をオーラの塊に変化させる)
(「敵の周りに信者たちが集まってきたわ!」)
信者といえど一般人を巻き込むわけにはいきません!
『オーラ防御』で敵と俺を囲むようにオーラの壁を作り信者の皆さんの接近を防ぎます!
(「まるでリングみたいね」)
強いやつを決めるのにピッタリでしょ?
っと待たせたな!俺の精神かアンタの肉体か
どちらが強いか殴り合いで決めようじゃねぇか!


シャーロット・キャロル
む、見事なマッスルっぷりですね。これは私も負けてられません!

●アルティメットマッスルモードを発動して負けず劣らずのマッスルっぷりを披露です!

まずはポーズを披露です。相手のポーズ時は褒める、これ大事。
その後はお互い組み合って力比べで真っ向勝負です!

正直彼女の教えは個人的には頷きたくなるもので……
敵味方に別れた状況でなければきっと分かり会えたかもしれません……

ですがウイルスを撒くと言うなら止めなければなりません、なぜなら私はヒーローですから!

【怪力】フルパワーで相手を押し返すと渾身のマイティパンチをお見舞いです!

(アドリブ大歓迎です)



「む、見事なマッスルっぷりですね。これは私も負けてられません!」
 マッスルマリアと対峙し、その筋肉に感嘆の声を漏らすシャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)。ダブルバイセップスを決め、その肉体をパンプアップする。
「ふぅううう――どうです、この筋肉ッ!」
「むぅっ!? やりますわねっ、まさに闘いの女神のよう……」
 シャーロットの姿に、さしものマリアも驚きと感嘆の声を漏らす。そのアルティメットマッスルは、聖母の筋肉にも引けを取らない。
「ですが、わたくしも……ふんっ!!」
「なんという……まさに、包容力に満ちた慈愛の筋肉!」
 筋肉は筋肉と通じ合う。シャーロットもまた、感嘆を抑えきれない。どちらからともなく真っ向から組み合い、その怪力を比べ合う。
「う、美しい……」
『筋肉に見惚れている場合じゃないでしょ!』
 そんな2人の姿に、思わず見惚れる信者達。――の中に混じって黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)もまた、呆然と目を奪われており。
 脳の中の教導虫から叱責を受け、慌てて首をぶんぶんと振る。 
「ハッ! す、すみません! せんせー!」
『後でお説教ね。で、どう戦う?』
 嘆息混じりの声を聞きながら、気合を入れ直す兵庫。それもただの気合ではない――奮い立つ精神は、彼の身体を蜂蜜色のオーラに変えていく。
「はい! 相手が筋肉なら、こちらは精神で勝負です!」
『ええ、やってみなさい。信者たちを巻き込まないようにね!』
 ちょうどシャーロットの力比べは、ほぼ五分で離れた所だ。遅れて我に帰る信者を遠ざけるために、オーラで周囲に壁を作り上げる。
『まるでリングみたいね』
「強いやつを決めるのにピッタリでしょ? さあ、次は俺の番だ!」
 そのリングに立つと、その蜂蜜色の身体でマリアに殴り掛かった。マリアの方も、疲労を感じさせぬ動きで、それを迎え撃って来る。
「俺の精神かアンタの肉体か、どちらが強いか殴り合いで決めようじゃねぇか!」
「ふんっ、わたくしが負ける筈がありませんわ!」
 言葉の通り、兵庫の身体は精神力に合わせて強くなる。強靱なゴムのように剛拳を受け止め、相手の身体を殴りつけていく。
 だがマリアもまた、その筋肉でオーラの拳を受け止める。その頑強さに舌を巻く兵庫。
「まるで、鋼鉄を殴ってるみたいだ……!」
「あなたも、まあまあの筋肉ですわね……!」
 殴り合いが一段落つくと、間合いを離して仕切り直す。素手で殴り合ったせいか、お互いを認め合うように笑みを浮かべる2人。
「やはり、健全な精神は筋肉に宿る! あなたも信徒となってもっと鍛えなさい!」
『……黒影? 聞いちゃだめよ?』
 そして、教導虫から突っ込みを受けてハッと我に帰った。
「す、すみません、せんせー!」
「まあ……確かに、個人的には頷きたくなりますよね」
 あたふたする兵庫を見ながら、深く頷くシャーロット。彼女も筋肉を尊ぶ者、マリアの教義には誰よりも共感している。
「ええ、あなたなら誰よりもわたくしの教えを理解出来る筈……!」
「そうですね、敵味方に別れた状況でなければきっと分かり合えたかもしれません……」
 だが、と悲しげに首を振り、改めてマリアと組み合うシャーロット。その力はやはり拮抗し――。
「む、ぅっ……!?」
「あなたがウイルスを撒くと言うなら止めなければなりません……!」
 いや、シャーロットがマリアを押し始める。筋肉は互角、だが――。
「なぜなら私はヒーローですから!」
「っ、ぐぅぅぅっっ!?」
 そこに上乗せされる使命感が、マリアの力を押し切った。よろめく相手に渾身のマイティパンチを炸裂させ、壁まで吹き飛ばす。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

南六条・ヴィクトリア三世
ほほう
自ら教えを率先して実践する姿、同じく組織のトップに立つものとして敬意を表しますわ
(社長魂扇子を広げマイクを握る)

しかし悲しいですわね! 貴女はただ力のみを求めてその肉体を得た!
ですが強さとは力、即ちパワーのみに非ず!
アーツも鍛えてこそ真の強さは手に入るのですわ!
(UC効果で一部の信者を味方に変える)

(どこからともなく現れたプロレスリングに上がり)
さぁ、パワーとアーツの勝負ですわ!

プロレス技(グラップル)主体で戦いますわ
殴ってきたらその腕をスウェーで躱して腕を取り、腕極め式卍固め
反撃でロープを利用してウエスタンラリアット
フィニッシュホールドのジャーマンスープレックスでマットに沈めますわよ!


ミルフィ・クロノラヴィット
アドリブ連携
他の方との絡み歓迎

【SPD】

世には
色んな宗教が
あるものですわね…☆

同じ戦場に居る
仲間の方から
「敵を倒せ」でも
何でも良いので
指示を頂いておき
それを命令として承諾
UC発動し
『全技能Lv100』で
肉弾戦に

【功夫】【怪力】等
武器を使わない技能で
徒手空拳や
気で【衝撃波】を放ち攻撃
信者は殴って黙らせ

敵の隙を伺い
【早業】で接近
【怪力】【グラップル】で
捕まえ
『恥ずかしい体勢』に固めて
『肉体ダメージ』と
『精神ダメージ』を与える
組み関節技
いわゆる『恥ずかし固め』を
かけますわ☆

『聖職者の貴女は、こんな体勢にされた事ないでしょう…如何…!?』

敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【オーラ防御】で
防御・回避



「自ら教えを率先して実践する姿。同じくトップに立つものとして敬意を表しますわ」
 『社長魂』と書かれたセンスをバサッと広げて、マッスルマリアにマイクアピールする南六条・ヴィクトリア三世(株式会社UAI最高経営責任者(現職)・f30664)。
「しかし悲しいですわね! 貴女はただ力のみを求めてその肉体を得た!」
「それの何がいけませんの。力こそ全てですわ!」
 マリアもダブルバイセップスで大声を張り上げ、そのマイクに答えて来る。強靱な筋肉を見せつけられるが、不敵な笑みを崩さない。
「いいえ、真の強さとは力、即ちパワーのみに非ず! アーツも鍛えてこそですわ!」
 その宣言と共に、どこからともなく現れるプロレスリング。当然マリアもリングに上がり、ぶつかりあう――前に。
「待ってください、社長。まずはこのわたくしがっ!」
「あら……?」
 そう言って名乗りを上げるのは、ミルフィ・クロノラヴィット(メイドオブホワイトラビット・f20031)。邪魔する信者達を殴り蹴散らして、リングに乱入する。
「ふむ……他者に仕事を与えるのも社長の役目。良いですわ、行きなさい!」
「かしこまりました!」
 メイドである彼女は、命令を受諾する事で真の力を発揮する。社長命令を受けた事で悪魔の翼を生やすと、マリアに豊満な肉体を見せつけるミルフィ。
「にしても……世には色んな宗教があるものですわね……☆」
「そのような柔らかい身体では、わたくしには勝てませんわよ!」
 当然マリアも、筋肉を見せつけて対抗して来る。ヴィクトリアがゴングを鳴らすと、真正面から組み合う2人。筋肉の差は圧倒的だが、メイドの力で張り合っていく。
「む、意外に……ですがわたくしには及びませんわ!」
「んん……そう、でしょうか……はぁっ!」
 そしてギリギリまで引きつけた所で、その力を受け流し、つんのめらせる。自身の身体の上に乗せるようにしながら、脚を開かせて――。
「恥ずかし固めですわ♪」
「なっ……や、やめなさいっ!?」
 がっちりと技が極まり、大股開きを強いていく。みるみる顔が真っ赤に染まる、マリアの身体。
「聖職者の貴女は、こんな体勢にされた事ないでしょう……如何……!?」
「く、くぅ、やめなさい……っ!」
 シスター服の裾が捲れ、白布を露わにする程、マリアの顔はさらに赤く。同時に股関節を軋ませ、ダメージを蓄積させる。
「堪能頂けまして?」
「ま、まだ、こんなものではありませんわ!」
 最終的には力で振りほどかれたが、与えたダメージは小さくない――もちろん、特に大きいのは、精神的ダメージの方だ。
「では、あとはお任せ致します」
「ええ、ご苦労」
 役目を果たしたミルフィが下がると、改めて前に出るヴィクトリア。マリアは動揺を抑え、その豪腕で殴りかかって来るが――。
「何、をっ……えっ!? ああああっ!? この、離しなさいッ!」
 それをスウェーで回避し、腕極め式卍固め。複雑な複合関節技で、マリアの全身を軋ませる。振りほどかれるが、すぐにロープに走って反動をつけて。
「アーツのみならず……パワーも兼ね備えてこそッ!」
「っ!?」
 今度は豪快な、ウェスタンラリアート。勢いの乗った強烈な一撃が、自分より遥かに逞しい巨体をリングにねじ伏せる。
「な、何故……わたくしが倒され……」
「何故? 何故ならば……」
 力でねじ伏せられ、呆然と立ち上がるマリア。その背後に回り、腰をしっかりとクラッチして。
「私は! 株式会社UAI社長だからですわッ!!」
「あっ……きゃああっ!?」
 最後はズドン、と言う爆音のような衝撃と共に、ジャーマンスープレックスでリングに叩きつけた。
「1、2……3!」
 ビクとも動かないマリアに対し、カウントを数えるミルフィ。そして、スリーカウントで決着すると同時に、マリアの身体は骸の海へと送還された。

「お、俺達は一体何を……」
 教祖であるマリアが倒された事で、洗脳が解けて我に帰る信者達。
 まあ、洗脳されている間も筋トレぐらいしかしていなかったので、このままベースに返しても特に支障はないだろう。
「社長! 社長!」
「HOW DO YOU LIKE ME NOOOOOOOOOW!!」
 なんか筋肉信者の代わりに社長信者が生まれた気がするが、それはまあ、それとして。この拠点を制した事で、フィールド・オブ・ナイン、スーパー戦車との戦いを優位に運ぶ事が出来るだろう。
 だが、戦いの開始から1週間、そろそろ最初の『区切り』が見えて来た。果たして何を優先し、どこを攻めるのか。猟兵達の決断が試されている。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月08日


挿絵イラスト