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ゲート解放! 禁断のフュージョン!?

#UDCアース #ネタ歓迎 #アホギャグ #ノリと勢いだけでOKです #アイドル淫魔 #演歌歌手淫魔 #混ぜるな危険

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●イケない扉が開かれた!?
「UDCアースで、なんか大変なことが起きているらしいね。遠く、星界の果てに封印された邪神に繋がる『門(ゲート)』っていうのが開かれて、異界の邪神が現れようとしているみたい」
 一刻も早く止めなければ、世界は邪神によって侵食されてしまう。そう言って猟兵達を急かす日紫樹・蒼(呪われた受難体質・f22709)だったが、どうにも言葉の歯切れが悪い。
「えっと……門(ゲート)が現れるのは、スタァのいる劇団……あ、こっちだと、アイドル事務所っていうのかな? 小さな事務所が入っている、雑居ビルなんだ」
 その雑居ビルの屋上に、事もあろうか何者かが門(ゲート)を完成させた。その影響で雑居ビルの内部は見るもおぞましい触手空間と化し、中にいる者達を誰彼構わず飲み込もうとしているのだとか。
「うん……正直、僕だってそんなところ、足を踏み入れたくないと思うよ。でも、このまま放っておいたら、もっと被害が広がっちゃうし……」
 ビルの中にはアイドル事務所の他にも様々な施設が入っており、1階は料亭、2階から4階にかけては様々な商業施設、そして5階と6階がアイドル事務所の所有するフロアとなっている。
「触手空間になったビルの中には、お店をやっている人とか、普通に働いている人とか……後は、アイドルの候補生もいるんだ。この人達は、邪神教団とかには関係ない人達だから、助けてあげないと可哀想だよ」
 蒼の見立てでは、恐らくこのアイドル事務所が邪神教団の隠れ蓑との話だったが、真相は実際に確かめるまで分からない。仮にそうだとしても、社長や一部の職員が教団の幹部であるだけで、事務所に通う候補生の大半は、何も知らない少女達なのだから。
「もしかすると、候補生を生贄に捧げるつもりだったとか……って、そんなこと推測していても始まらないよね。今は少しでも早くビルの中にいる人達を助けて、屋上にある門(ゲート)を破壊しないと!」
 門(ゲート)を破壊しようとすれば、当然のことながら邪神教団の抵抗を受けるだろう。加えて、万が一にも門(ゲート)を抜けて異界の邪神が顕現すれば、猟兵の力を以てしても勝てるかどうか分からない。
 そんなことになる前に、なんとしても門(ゲート)を破壊して欲しい。そう言って、蒼は猟兵達を、UDCアースにある雑居ビルの近くへと転送した。


雷紋寺音弥
 こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。

 なにやら大変な事態が発生していますが、基本的にはノリと勢いで進められるシナリオです。
 依頼を成功させるように行動すれば、なんやかんやで上手くいくはずですので、どなたでもお気軽にご参加ください。

●第一章
 触手の大量発生した雑居ビル内を駆け抜けます。
 途中、捕まった人達がいると思われるので、可能な限り救出してあげてください。
 救出した人々のアフターケアは、UDC組織に丸投げして構いません。

●第二章
 門(ゲート)を破壊しようとする猟兵達に対し、邪神教団のメンバーが立ち塞がります。
 彼らはUDCの力を宿し、その身に融合させているようですが……?

●第三章
 門(ゲート)より染み出した不完全な邪神を撃破し、門(ゲート)を破壊しましょう。
 ここで倒さないと、邪神は地球に顕現してしまいます。
 また、邪神は既存のユーベルコードとは別に、ユーベルコードと似た効果の『邪神能力』を保持しています。
 通常のユーベルコードと邪神能力の両方に対処した場合、プレイングボーナスが得られます。
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第1章 冒険 『無数の触手を越えてゆけ』

POW   :    力で触手を引きちぎる

SPD   :    素早く触手を回避する

WIZ   :    触手の癖や弱点を探る

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

火奈本・火花
「偶像崇拝的な側面と熱狂や妄信が存在するという意味では、邪神召喚にアイドル事務所を利用するのも頷けますね」
……なんだか妙に嫌な予感もしますし

■行動(WIZ)
大量の触手に真っ向から向かうのも面倒です
9㎜拳銃による『スナイパー』で根本を撃ち、確実に道を開きながら進みましょう。Dクラス職員には背後を警戒させ、曲がり角などで必要なら斥候、人員の救助も行ってもらいます

助けた人は他のUDC職員に任せても良いのでしょうが、私もその端くれ
可能なら安全地帯でペンライトを使い、『催眠』で記憶消去をしておきましょう
先にどういった手段や目的でUDC召喚を行ったのか『情報収集』が出来れば上出来ですね


アドリブ、絡み歓迎



●いざ、触手の海へ!?
 アイドル事務所の入った雑居ビルで、謎の触手が大発生。
 事件の裏に潜むのは、邪神教団の開いた異界の門(ゲート)。
 素人が聞いても危険か香りしかしない事件の現場へ、最初に急行したのは火奈本・火花(エージェント・f00795)だった。
「偶像崇拝的な側面と熱狂や妄信が存在するという意味では、邪神召喚にアイドル事務所を利用するのも頷けますね」
 いや、妙に納得している場合ではあるまい。なんだか妙に嫌な予感もするし、ここは急いだ方が良さそうだ。
「人員の質はともかくとして、やはり人手は必要だな」
 大量の触手に真っ向から向かうのも面倒だと、火花は自分をサポートさせるためのDクラス職員を召喚した。その上で、自分は9mm弾を発射できる拳銃を片手に、触手の根本を撃ち抜きながら進んで行く。
「……☆%◆〇▼#ッ!?」
 奇妙な鳴き声を発し、触手が千切れ飛んだ。いや、そもそも鳴き声だったのかも定かではない。どうやら、見た目以上にこの触手は、こちらの世界の常識が通用しない存在のようだ。
(「既に再生を開始したか。あまり時間はかけられないな」)
 触手が完全に再生を遂げるよりも先に、火花はDクラス職員と共に雑居ビルの踊り場を駆け抜けた。1階の料亭からして既に触手の巣だが、そこで触手相手に戦っても仕方がない。
 目指すは屋上。邪神教団の幹部が異界の門(ゲート)を開いた場所だ。壁に生えた触手を迎撃しながら階段を上って行くと、やがて辿り着いたのはアイドル事務所。
「いやぁぁぁっ! だ、誰か助けてぇ!」
「ちょっと、どこ触ってるのよ! っていうか、なんなのこれぇ!?」
 扉を開ければ、案の定アイドル候補生達が、触手に巻かれて苦しんでいた。とりあえず、近くにいた候補生を捕縛している触手を倒し、火花は彼女を触手の浸食が未だ及んでいない部屋へと連れて行った。
「大丈夫ですか? ここは安全地帯ですよ」
 それだけ言って、助けた少女の記憶を特殊なペンライトの光で消しておく。後のことは、Dクラス職員達に任せておけば良いとして、こちらは事件の元凶である邪神教団の正体などを探っておかねば。
「せめて、UDC召喚の経緯などが分かる資料が残っていれば良いのですが……」
 恐らくは社長室と思しき場所へ足を踏み入れた火花。すると、そこに明らかに怪しい蔵書が置かれ、おまけになにやら卑猥な形状をした魔術の道具や、あるいは淫魔の召喚に使うと思しき魔導書などが転がっていた。
「……素人が見ても分かりやすいぐらいに単純ですね。おや、あれは……?」
 その中で、何気なく目についたノートを拾って中を見ると、火花の表情がなんとも言えぬものに変化した。
「なるほど、今回の事件は『あの教団』が元凶でしたか。らしいと言えばらしいですが……まったく、しぶといものです」
 証拠のノートを回収し、火花は社長室を抜けて屋上へ向かった。敵の正体に目星がついた以上、後は異界の邪神を顕現させられるよりも先に、門(ゲート)を破壊することが先決だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アウレリア・ウィスタリア
ボクの歌を、ボクの感情を捧げよう
【空想音盤:終末】
フローズヴィトニルと共に触手の空間を駆け抜けよう

狭い?
大丈夫
ボクのフローズヴィトニルなら触手の壁を喰い破れるから

触手に捕まる?
大丈夫
ボクが鞭剣で斬り飛ばすから

ボクたちが二人で進めばこんなもの壁にもならないよ

途中で捕まっている人がいれば
血糸で触手を切り裂いて助け出そう

…ボクに絡まっても何の特もないよ?
気持ち悪い?
もっと酷い場所をボクは知っていたから
そっちと比べれば何の問題もないよ

思い出す気はないけど

服が多少破れたって気にはしない
それよりもさっさと触手を砕いて焼き払って
門を破壊しよう

ボクが気にしなくても
気持ち悪いって思う人はいるだろうし

アドリブ歓迎



●触手に捧げる歌
 見渡す限りの触手の海。何も知らない者が見たら、それだけで発狂して逃げ出したくなること請け合いだ。
 しかし、そんな気色悪い場所に足を踏み入れていながら、アウレリア・ウィスタリア(憂愛ラピス・ラズリ・f00068)は冷静だった。
「……邪魔だよ」
 それだけ言って、目の前の触手を斬り捨てる。この触手の正体が何であれ、アウレリアにとっては駆逐して進むべき障害以外の何物でもない。
 強引に触手を薙ぎ払って進むと、触手の方も危機感を覚えたのか、一斉にアウレリアへと襲い掛かって来た。さすがに、これは全てを捌くことができず捕まってしまうが、それでもアウレリアは冷静な態度を崩すことはなく。
「……ボクに絡まっても何の特もないよ? それに、もっと酷い場所をボクは知っていたから……そっちと比べれば何の問題もないよ」
 正直、思い出したくもないし、思い出す気はないが、それはそれ。多少服が破れたところで気にもせず、アウレリアは焔を操る魔狼を呼ぶ。
「奏でよう、幻想の中の終末を。全てを喰らい尽くす魔狼と共に」
 次の瞬間、彼女の腹部に刻まれた刻印から、蒼き焔を操る災禍の狼が現れた。それはアウレリアを捕まえていた触手に食らいつき、あるいは燃やし、彼女のことを軽々と救出した。
「さて、行こうか。この先に、助けを待っている人がいるかもしれないからね」
 触手にまみれた階段を、アウレリアは魔狼と共に進んで行く。途中、触手に捕まった事務所の職員やらアイドル候補生やらを助けながら、彼女は屋上へ続く階段へと足を踏み出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

小西・卓穂
なんか、ソウルとボディがユナイトしてレボリューションした存在がいるみたいだが…
まぁ、なんだ、深く気にしたら、負けなんだろうな

さて、触手だが…
まずは、力づくで引きちぎってやる!
だが、俺は、そこまで、力が強くないのだ
つまり、どんどんと触手に巻き込まれて…

みたいか?太ったおっさんが触手に絡まれて、身悶えしてる、この状況が…
さぁ、とっぷりと、たっぷりと見さらせ、おっさんの艶姿を!

とまぁ、んな事やってると、文章テロっていわれそうだから、そろそろ、ダーク・ヴェンジャンス使って、振りほどいていこうか!
なんか、肉体的な負傷より、精神的な負傷の方が大きい様な気がするが、気にしたら、負けか

アドリブ、好きにしてくれ



●サラリーマン、触手に挑む
 触手に襲われる一般市民の皆様を助けるべく、颯爽と現れた黒き影。
 ブラックマスクⅡ世こと小西・卓穂(ブラックマスクⅡ世・f18215)は、普段はうだつの上がらないサラリーマンだが。
「正直、色々と突っ込みたいところはあるが、とりあえず進むか……」
 ここはヒーローらしく、卓穂は正面から触手ビルに突撃した。そのまま力に任せて触手を千切りながら進んで行くが……彼は大事なことを忘れていた。
「おわっ! こ、こいつら!?」
 そう、彼はそもそも、そこまで力が強くなかったのである。結果、瞬く間に触手に捕まってしまい、身動き取れない状態に!?
「くそっ! みたいか? 太ったおっさんが触手に絡まれて、身悶えしてる、この状況が……」
 堪らず、触手どもに向かって叫ぶも、彼らには人の言葉など通じないし、人の都合など関係ない。ただ、目の前の獲物に絡みつき、冒涜的な何かをしようと蹂躙してくるだけだ。
「さぁ、とっぷりと、たっぷりと見さらせ、おっさんの艶姿を!」
 殆どヤケクソになり、卓穂はついに自ら触手に巻かれた姿を曝け出そうとする始末
既に触手から分泌される謎の粘液で衣服は溶け、このままでは別の意味で冒涜的な展開待ったなしであったのだが。
「な~んてな。これ以上は、遊んでいるわけにもいかんな」
 全身を漆黒の粘液で覆い、そのぬめりを利用して卓穂は触手の海から脱出した。
 ダーク・ヴェンジャンス。敵から攻撃を受ければ受けるほどに戦闘力が増すという、ダークヒーローの得意技。
 この姿になれば楽勝だ。破れた衣服も、粘液でカバーできているので結果オーライ。摩擦のなさで触手を上手くいなしながら、卓穂は屋上目指して更に深く進んで行った。

成功 🔵​🔵​🔴​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
何とも酷い環境が?
まずは救出と突破ですねぇ。

内部の経路等が変わっている可能性も有りますし、【遍界招】を発動、周囲の状況を探る為の『レーダー』と『祭器用の増幅器』を召喚しますぅ。
そして『FAS』で飛行しつつ『FMS』で周囲にバリアを展開、更に『FGS』で『重力結界』を重ねれば、まず突破はされないでしょう。
後は、周囲に被害者が居ない場合は『FRS』の[砲撃]、救出の必要が有る場合は『FBS』による[切断]を中心に触手を排除しつつ進みますねぇ。

まあ、状況柄色々と『アレな光景』による『視覚ダメージ』は有るでしょうし、視界を塞ぐことも出来ませんから、そこは諦める方向で?(遠い目)


クロエ・アスティン
うぅぅ、しょ、触手でありますか……
いえ、触手ごときを恐れている場合ではありません!
助けを求めている方が待っているでありますよ!

ビルに踏み込んで触手をちぎっては投げ、ちぎっては投げと進んでいくと
触手に襲われている女学生を発見です!じ、自分と同い年くらいでありましょうか……?

これ以上酷い目には合わせるわけにはいきません!咄嗟に触手に組み付いて身代わりになります!
じ、自分のことは構わないので今のうちに逃げてくださいあります!
【無敵城塞】で触手の攻撃なんてへっちゃらでありますが……ひゃぁ、や、やっぱり服の中にまで入り込んで……!?

※アドリブや連携も大歓迎


秋葉・亜依
「邪神の復活はUDC組織の特務エージェントである私が阻止してみせます!」

まずは内部に残された人々を救出しなくては!
触手が大量発生している建物の中に突入し、屋上を目指しながら救助していきましょう。

「触手の動きはお見通しです!」

スマホ型電脳デバイスにインストールされている【サポートAI】を起動し、安全なルートを選んで進んでいこうとしますが……

『亜依、行動パターンの演算が完了しました。
どのルートを進んでも亜依が触手に絡まれて大変なことになります』
「そんなぁっ!?
きゃあああっ!」

サポートAIの言葉通りに触手に絡みつかれてしまい。
服や下着の中に入り込んだ触手が蠢くたびに甘い声が漏れてしまうのでした。



●触手空間のお約束!?
 ビル内に蠢く触手、触手、また触手。
 あまりにおぞましい光景に、クロエ・アスティン(ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295)は思わず尻込みしてしまっていた。
「うぅぅ、しょ、触手でありますか……」
 はっきり言って、触手には碌な思い出がない。というか、こいつらに関わって無事で済んだ日が、果たして今まであったであろうか。
「……いえ、触手ごときを恐れている場合ではありません! 助けを求めている方が待っているでありますよ!」
 それでも、最後は勇気を振り絞って、触手蠢くビルの中に突撃した。なぜなら、そこに助けを求めている者が待っているならば、助けに向かうのが猟兵の務めだから。そして、そんな想いは秋葉・亜依(特務エージェント・f33106)にとっても同じだった。
「邪神の復活は、UDC組織の特務エージェントである私が阻止してみせます!」
 この事件に邪神が絡んでいるのなら、一刻も早く阻止せねば大変なことになる。なにしろ、門(ゲート)出現の余波だけでこの惨状なのだ。万が一、外なる邪神を降臨されでもしてしまったら、何が起こるか分からない。
 目の前で蠢く触手を自慢の怪力で引きちぎりながら、まずはクロエが先行した。その後に続く形で、亜依も進む。ぐずぐずしていると、触手が再生してこちらの進路を塞いでしまう。
「ふぅ……だいぶ進みましたでありますね。……はっ! あ、あれは!?」
 そんな中、アイドル事務所であった場所まで辿り着いたところで、クロエが触手に捕らわれている少女達を発見した。
「ちょっと! いい加減に離しなさ……んふぅぅぅっ!?」
「やだやだ! そんなところ、入って来ないでぇ!!」
 ある者は四肢を拘束された状態で口の中にまで触手を突っ込まで、またある者は全身に絡みついた触手に、体中を蹂躙されている。
「大丈夫でありますか!? 今、助けるであります!」
 これ以上、酷い目に遭わせるわけにはいかないと、クロエは咄嗟に少女に絡みついていた触手を引きちぎった。そのまま逃げろと目配せするが、しかし獲物を横取りされて怒ったのか、触手はクロエに狙いを定め、瞬く間に彼女を捕縛してしまった。
「じ、自分のことは構わないので、今のうちに逃げてくださいあります!」
 無敵モードになることで触手からの攻撃を防ぎつつ、少女を逃がすクロエ。もっとも、反対に自分が完全に動けなくなってしまったため、触手からは好き放題に弄られてしまうわけで。
「……ひゃぁ、や、やっぱり服の中にまで入り込んで……!?」
 案の定、服の中に入り込んだ触手が、胸やら尻やらに絡みついて来た。ダメージはなくとも、不快感はそのまま伝わるため、これでは完全に触手の餌食だ。
「そうはさせませんよ! 触手の動きはお見通しです!」
 このまま放ってはおけないと、今度は亜依がサポートAIを起動させた。これにより、触手の動きを見切った上で、クロエを助け出そうというのだろうが。
『亜依、行動パターンの演算が完了しました。どのルートを進んでも亜依が触手に絡まれて大変なことになります』
「そんなぁっ!? きゃあああっ!」
 なんと、触手を回避できるルートなど存在せず、彼女のまた何もできないまま捕まってしまった。
「ひぃっ! そ、そんなところまで、入ったらだめで……んぷぅぅぅっ!!」
「ひゃぁんっ! そ、そこは胸の先……はぁぁぁぁ💕」
 全身の穴という穴に触手を突っ込まれて悶絶するクロエに、衣服の中に入り込んだ触手に敏感な部分を刺激されて悶える亜依。哀れ、二人の少女は触手の海に埋もれてしまい、やがては完全に飲み込まれてしまった。

●救出成功?
 門(ゲート)の出現した雑居ビルの裏口付近。
 先に突入した二人とは別のルートで、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)もまた触手だらけのビル内に足を踏み入れていた。
「何とも酷い環境が? まずは救出と突破ですねぇ」
 見れば、1階の料亭では、いきなり壁から現れた触手に若い板前達が捕まっていた。イケメンが触手に巻かれる様など、一部の腐ったお姉様か、あるいはオネェやガチホモにしか需要がないはずなのに、触手どもは容赦がない。
「大いなる豊饒の女神、その鴻大なる知と力を持つ『祭器』を此処にお与え下さい」
 とりあえず、『女神の祭器』を召喚し、その力で周囲の状況を把握しながら進んで行く。同時に浮遊兵器によるバリアや重力障壁を重ねることに、自分に対する触手の攻撃を全てカットだ。
「これで、とりあえずは大丈夫そうですね」
 後は、周囲にいる被害者を助けるべく、浮遊砲台の砲撃や、あるいは浮遊兵器のビーム刃にて触手を破壊し救出して行く。場合によっては、商業施設内にいたオッサンや掃除の婆さんを助けることもあったが、それはそれ。半裸にされた彼らの姿を視たことによる視覚的ダメージは……もう、諦める他になさそうだ。
「……あら? あそこにいるのは……」
 そんな中、アイドル事務所だった場所まで辿り着いたところで、るこるは壁に不自然な膨らみを発見した。その部分だけ触手が妙に密生しており、おまけに壁が出っ張っているのだ。
 いや、あれは壁などではない。直感的に何かを悟り、るこるが浮遊兵器を駆使して触手を排除して行くと……中から現れたのは、捕縛されていたクロエと亜依だった。
「うぅ……ひ、酷い目に遭ったであります……」
「た、助かりました……って、きゃぁぁぁっ! な、なんで服が溶けているんですかぁ!?」
 ようやく解放されて安堵する二人だったが、直ぐに悲鳴を上げて両手で身体を隠した。触手の分泌する謎の粘液によって、衣服がボロボロにされていたからだ。
 結局、今回もこんなオチか。まだUDCとの戦いさえ始まっていないというのに、なんだかとても疲れた気がする。
 果たして、こんな状態で、この先に進んで大丈夫なのだろうか。なんとも不穏な空気に包まれたまま、三人は屋上へ向かうための階段を見つけ、一目散に駆け出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『『パパ活邪神教団・工作員』SPバニー』

POW   :    シークレットサービス
技能名「【誘惑】【奉仕】【騎乗】【精神攻撃 】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
SPD   :    要人悩殺
【UDCの淫力を込めた愛撫の一指 】が命中した部位に【狂おしい程の快楽と自分でイケない苦痛】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
WIZ   :    蠱惑の呪視
【UDCの魔力を込めた誘惑の瞳 】が命中した生命体・無機物・自然現象は、レベル秒間、無意識に友好的な行動を行う(抵抗は可能)。

イラスト:えんご

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●異界アイドル大作戦!?
 触手の海を掻き分けて屋上まで辿り着くと、そこに待っていたのは眼鏡をかけた神経質そうな女だった。
「あら? この触手の海を抜けて来れるなんて……あなた達、ただの人間じゃなさそうね」
 眼鏡の位置を軽く直し、女が不敵な笑みを浮かべて尋ねて来た。その後ろには、バニーガール風の少女達がズラりと並び、なにやら巨大なハート型をした門も置かれている。
 恐らく、あの門が噂のゲートというやつなのだろう。そして、女の背後に並んでいるのも、ただの少女達ではなさそうだ。
「あなた達が何者なのかは知らないけど、私の邪魔はさせないわ。歌って踊ってパパ活もできる究極のアイドルグループ……それさえ完成すれば、この日本中のドルヲタ達は、全て我が教団の信者になるのだから!」
 もはや、流れは誰にも止められない。邪魔をするならば容赦はしないと女が告げれば、バニーガール風の少女達が、無言のまま前に躍り出た。
「うふふ……彼女達は、我が社の中でも最高の才能を持った逸材よ。もっとも、今ではバニー服のUDCと一体化して、自分の意思なんてないけれど」
 ああ、なんということだろう! 今回の事件も、あの『パパ活邪神教団』が引き起こしたものだったとは! そして、アイドル事務所の女社長に扮していた教団幹部によって、事務所の才能あるアイドル達は、全て『『パパ活邪神教団・工作員』SPバニー』へと変えられてしまっていたのだ!
 これが普通の状態であれば、バニー服を破壊することで彼女達を助けられたかもしれない。だが、一般の工作員がバニー服を纏ったのとは異なり、今の彼女達はアイドルの肉体を素体とし、バニー服型のUDCを一体化させられた存在だ。
 UDCと魂レベルで融合してしまった今、もはや彼女達を助け出すことは不可能だろう。今は一刻も早く彼女達を撃破して、異界の門(ゲート)を破壊することで、女社長の野望を阻止することが先決だ。
クロエ・アスティン
ま、ま、またパパ活教団の仕業でありますかーーー!
幾度となく酷い目に合わせれてきたパパ活達のせいと分かってまたまた怒り心頭であります!

触手のせいで服がボロボロですがこの怒りの前では些細な問題であります……ありますったらあります!(恥ずかしい)
戦槌と大盾を構えて襲い掛かってくるバニーを殴って殴って殴り倒します。

けど、倒しきれなかったバニーにむき出しになっていた下腹部を撫でられて……
どんどん下腹部の奥が熱くなってきて立っていられなくなります。
疼きを我慢して【破魔の聖光】で残りのバニー達を浄化しますが、
我慢できなくなって自分でなんとかしようとするもなんともならず……


在原・チェルノ
蜜香ちゃん(f20221)と一緒にひどい目にあいながらも触手を突破!
(身体中粘液でぬるぬるでコスチュームもボロボロの酷い姿)

悔しいけど彼女たちはもう手遅れって訳ね
【バトル・インテリジェンス】のサポートを受けながら手裏剣の【範囲攻撃】+【乱れ撃ち】で近寄るバニーたちを蹴散らし蜜香ちゃんと一緒に奥のゲートを目指す

きゃうん!?
(しかし撃ち漏らしたバニーに背後から後ろの穴に指カンチョーの形でUCを受けて)
お尻、おひりぃ…!
(弱点を責められ腰砕けになり、快楽に悶えながら必死にイこうと自分のお尻を責める)
お願い、イカせてぇ…!何でもするからぁ!
(快楽の虜になりバニーに懇願する)

※NGなし・アドリブOKです


美波・蜜香
チェルノさん(f06863)と一緒に触手に酷いこといっぱいされながらやってきたけど、何だかまたまたピンチの予感だよ!だよ!
ピンチな目に合う前に【ブルーメンブリッツ】でバニーさんをやっつけて先に進むよ!
本当なら助けてあげたいんだけど…ごめんね!

でもその躊躇を突かれて敵UCを受けて誘惑されて攻撃の手を止めてしまい、その間に押さえつけられてえっちの限りを尽くされてしまう
完全にメロメロにされたあたしは正義のヒロインとしての使命さえも忘れ果て、自分から恥ずかしい所を開いてもっともっととおねだりしちゃう…

※アドリブOK・NGなし


秋葉・亜依
「うう、酷い目にあいました……」
『まあ、いつものことではないですか、亜依』

ボロボロになった服でなんとか身体を隠し、屋上へと向かいます。
そこで待っていたのは、因縁深いパパ活邪神教団のエージェントと化した元アイドルたち!?

「UDC組織の特務エージェントとして、邪神教団のエージェントは見逃すことはできません!
って、スマホが勝手に起動してっ!?」
『すみません、亜依。私は彼女たちに協力します』

呪視によって裏切ったAIが【ハッキングプログラム】で周囲のコンクリートを変形させて私の手足を拘束して!?

「きゃああっ」

そのまま触手や工作員たちに責められるところをスマホで撮影されて生配信されてしまうのでした。



●イケない☆アイドルレッスン!?
 触手の海を乗り越えて、屋上へ辿り着いたところで待っていた者達。それが、今回の事件の元凶である『パパ活邪神教団』の者だと知って、クロエ・アスティン(ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295)は思わず怒りを爆発させた。
「ま、ま、またパパ活教団の仕業でありますかーーー!」
 今回も含め、こいつらには幾度となく酷い目に遭わされてきた。触手といい、パパ活といい、もはやクロエにとっては因縁の相手である。
「うう、酷い目にあいました……」
 同じく、秋葉・亜依(特務エージェント・f33106)もまた、ボロボロにされた服でなんとか屋上まで辿り着く。
『まあ、いつものことではないですか、亜依』
 AI音声の慰めにも、今回ばかりは突っ込む気もおきない。彼女にとっても、パパ活邪神教団は因縁の相手。こいつらが相手と分かった以上、許すつもりは欠片もない。
「あらあら、酷い格好ね。そんな姿で、私の秘蔵のアイドル達と戦えるのかしら?」
 衣服の大半を溶かされてしまった二人の姿を見て、女社長がニヤリと笑った。だが、それでも二人は臆することなく、武器を構えてSPバニーと化したアイドル達に向かって行った。
「触手のせいで服がボロボロですが、この怒りの前では些細な問題であります!」
「UDC組織の特務エージェントとして、邪神教団のエージェントは見逃すことはできません!」
 本当は物凄く恥ずかしいのだが、それはそれ。ここで恥じらいを見せたが最後、彼女達の餌食になるのは知っている。
「てやぁぁぁぁっ!!」
 まずはクロエが先行し、襲い掛かるSPバニー達を次々に殴り倒して行った。しかし、相手はUDCと完全に融合した存在。多少、強く殴られた程度では即死などせず、何度も立ち上がってくるのだから性質が悪い。
 このままでは、いずれ数の差で押し切られてしまう。せめて、もう少し手があればと思ったところで……階下へ続く扉が大きく開け放たれ、中から二人の猟兵が姿を現した。
「そ、そこまでよ! ここから先は、この美波・蜜香と!」
「お、同じく、流星忍姫チェルノがお相手するわ!」
 駆けつけてくれたのは、美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)と在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)の二人だった。が、二人とも触手のせいで衣服が半壊しており、ある意味ではクロエ達以上に酷い格好になっていた。
「え、えぇと……協力には、感謝するでありますが……」
「あの……な、なんで、そんなにボロボロなんですか?」
 自分の恰好を棚に上げて突っ込むクロエと亜依。もっとも、二人が疑問に思うのも当然である。
 そもそも、触手ビルに突撃したのは、中に閉じ込められていた人達を助けるためだ。先行した猟兵とUDCエージェント達によって要救助者の救助が完了した今、わざわざ触手の海を突っ切って来る必要はなかったのだが。
「悔しいけど、彼女たちはもう手遅れって訳ね。行くわよ、蜜香ちゃん!」
「うん! 本当なら助けてあげたいんだけど……ごめんね!」
 二人とも、その辺には気づいていないようだし、まあいいか。それに、一応は真面目にやってくれているようで、ちゃんとSPバニー達と戦っているし。
「さっさと終わらせるわ! 蜜香ちゃん、援護お願い!」
「わかったわ! 正義の花吹雪、吹き荒れるよ!」
 蜜香の放った花弁がSPバニー達の視界を奪う中、チェルノはゲートを破壊すべく一直線に疾走した。さすがは忍者。このまま行けば、ゲートを破壊して任務完了……と、思われたが、やはりそう簡単に大事なゲートを破壊させてはくれないようで。
(「うぅ……頭では理解しているつもりだったけど……やっぱり、なかなか割り切れないなぁ……」)
 目の前で倒れて行くSPバニー達の姿に、思わず蜜香は攻撃の手を緩めてしまう。その隙を逃さず、残るSPバニー達が、一斉に蜜香へと殺到した。
「えぇっ! ちょ、ちょっと待っ……!」
 蜜香が抵抗しようとするも、SPバニー達の魔眼が発動するのが先だ。一瞬にして魅入られた彼女は、もはや満足に戦うことさえできず。
「あぁっ! 蜜香ちゃ……ひぎぃっ!?」
 慌ててチェルノが助けに戻ろうとするも、今度はその隙を突かれ、後ろから強烈なカンチョー攻撃を食らってしまった。
「あ……あひぃ……お尻、おひりぃ……」
 弱点を突かれ、一瞬して腰が砕けてしまうチェルノ。指先が尻を貫き、尾骶骨を破壊する程の痛みが走るが、それさえも快楽へと変わって行く。
「ふ、二人とも、しっかりするでありま……きゃぅっ!!」
 見兼ねたクロエが助けに向かおうとするも、彼女もまたSPバニー達に下腹部を撫でられたことによって、あっという間に崩れ落ちた。恐るべきは、パパ活邪神教団仕込みの性技である。少しでも食らってしまったが最後、後は彼女達に篭絡されて、玩具にされる未来しか待っていないのだ。
「こうなったら、私達が頑張るしか……って、スマホが勝手に起動してっ!?」
 接近戦は不利と判断してか、周囲の環境をハッキングすることで対抗しようとする亜依だったが、それも空しい抵抗だった。
『すみません、亜依。私は彼女たちに協力します』
「ちょっ……! ど、どういうことで……きゃああっ!」
 なんと、SPバニーの魔眼によって魅了されたAIが、主である亜依を裏切って彼女達に攻撃を開始したのだ。
「うぅ……そ、そんな……」
 裏切ったAIによってユーベルコードを強制発動させられ、床が瞬く間に触手の海と化して行く。それらは亜依を含めた猟兵達の手足を瞬く間に拘束し、あっという間に残る衣服を破り捨ててしまった。
「いやぁっ! お、お願いです! 正気に戻ってくださ……んぷぅぅぅっ!!」
 懇願する亜依だったが、その言葉は魅了されたAIには届かない。哀れ、口の中に触手を突っ込まれ、他にもイケない場所をSPバニー達に弄り倒され、その姿をスマホで生配信されてしまう始末。
「あひぃ……ひぃ……だ、駄目……我慢できない……」
 同じく、拘束されてしまったチェルノの前に、意地の悪い笑みを浮かべて女社長が現れた。彼女の手には、なにやらイケない大人の玩具が握られており、辛うじて自由に動かせる指先で自らの尻を慰めるチェルノに、それをゆっくりと見せつけた。
「うふふ……そんなことしても無駄よ。あなたはもう、自分の手では絶対にイケない身体になったんだから♪」
 女社長から告げられる残酷な現実。SPバニー達のユーベルコードによって、チェルのはいくら自分で自分を慰めたところで、どうにもできない身体にされてしまったのだ。
「お願い、イカせてぇ……! 何でもするからぁ!」
 波のように押し寄せては、しかし絶対に頂点へ到達しない快楽の渦に、ついにチェルノの精神は決壊した。その言葉を聞いた女社長は、SPバニー達に後を任せると、再びゲートを解放すべく禁断の儀式を再開し。
「あひゃぁぁぁぁっ! はぁん💕 あぁ……ダメ……はひぃぃぃっ💕」
 SPバニー達による恐るべき尻攻めによって、チェルノの脳は完全に溶けて行く。
「あぁっ! チェルノさ……んんっ! そ、そこは胸の先……ひゃぁぁぁ💕 もうダメぇ……💕」
 その一方で、蜜香もまた拘束されたまま、SPバニー達による執拗な攻めを受けていた。魔眼によって魅了された彼女は、自分で自分を慰めることこそ可能だったが、それも触手のせいで叶わない。残る意識を集中させ、なんとか抵抗しようとするも、SPバニー達の凄まじいテクニックに触手の凌辱が加わって、彼女の頭からまともな思考が奪われて行く。
「あ……あぁ……お、お願い……もっと……」
 ついに精神が決壊した蜜香の瞳から、だんだんと光が消えて行く。今や、彼女は正義のヒロインとしての使命さえ完全に忘れ、快楽の虜になってしまった。
「はぁん💕 もっと……イケないことしてぇ……。ここに……こっちにも……早くぅ……💕」
 最後は強引に腰を動かし、足を開き、自らおねだりを開始してしまう。こうなっては、もう戦いどころの話ではない。全員纏めて、パパ活邪神教団の手によって、イケないアイドルに改造されてしまい兼ねない。
「んぶっ……ぷはぁっ! も、もうダメ……苦し……んふぅぅぅぅ💕」
「はぁん💕 おひりぃ……気持ちぃ……もっとぉ……💕」
「あぁん💕 そこぉ……そこにくださいぃぃぃっ💕」
 触手とSPバニー達によるダブル攻撃によって、亜依もチェルノも、そして蜜香も、完全に脳みそトコロテン状態だ。だが、そんな苦境においても、クロエだけはなんとか自分の意識を保っていた。
(「こ、このままでは、全員やられてしまうであります。こうなったら……」)
 襲い来る快楽に抗うべく、クロエは自ら舌を噛んで意識を覚醒させた。
 攻撃に使えるのは一瞬。手足を拘束されたこの状況で、使えるわざは、たった一つ。
「これ以上は、やらせないであります! 悪しき者を払う光あれ! ――ホーリーライト!」
「「「……ッ!?」」」
 瞬間、クロエの全身から発せられた聖なる光が、SPバニー達を浄化して消滅させた。同時に、触手も元の床に戻ったことで、4人はようやく解放された……のだが。
「はぁ……はぁ……。うぅ……もうダメ……です……」
「あひっ💕 はぁん……💕 はぁぁ……」
 触手に蹂躙された亜依は限界を迎えて意識を失い、脳みその芯まで溶かされた蜜香は、未だこちらの世界に戻ってくることはできず。
「あぅぅ……おひりがぁ……せ、切ないよぉ……」
 チェルノに至っては、自分をイカせてくれる者がいなくなってしまったので、完全に生殺し状態である。そして、それは彼女と同じ身体にされてしまった、クロエもまた同様であった。
「んんっ! こ、こんな破廉恥なこと……あぁっ! 女神様、お許しくださいでありますぅぅぅぅっ!」
 自分で胸や下腹部を弄り回すも、どう頑張っても絶対にイケない!
 SPバニー達に辛うじて勝利した4人であったが、文字通り色々な意味で『イケない』アイドルにされてしまい、ユーベルコードの効果が切れるまで悶え苦しむのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
ああ、この教団の差し金でしたかぁ。
また酷いことをなさいますねぇ。

『FAS』により飛行しつつ『FMS』のバリアを展開、全方位を覆うことで守りを固めますねぇ。
そして【玄傀】を発動、多数の『使徒人形』を召喚し前衛に立てますぅ。
精神を持たない『人形』であれば[誘惑]や[精神攻撃]は効きませんし、『人形』達とバリアを踏まえれば、此方を狙うのも難しいですぅ。
後は『人形』達の『武具&重力操作』に『FRS』『FSS』の[砲撃]と『FBS』の斬撃、『FGS』の重力弾を重ね、確実に叩きますねぇ。
『精神攻撃』として、胸の件等の『罵声』による攻撃を仕掛けて来た方が居たら、優先的に仕留めますぅ。


火奈本・火花
「この教団は一般人を無理矢理洗脳して活動している場合が多いな……技術面でも世間への浸透面でも、危険度は極めて高いか」

■戦闘
視認された状態で真正面から向かうのも具合が悪いな
私は9㎜拳銃の『威嚇射撃』を、『演技』で「元とはいえ一般人をどうしても攻撃出来ない」風を装って撃とう。接近されてもすぐには抵抗せず、『呪詛耐性』と『狂気耐性』で敵の精神攻撃を耐えるつもりだ

元がアイドルなだけ容姿は整っているだろう
キスされる程度の近くにまで、誘惑に負けた『演技』で『誘惑』し返し……俗に言う誘い受けだな
なるべく多くを引き付けた所で【ヤドリギの一撃】で、なるべく苦しまないように終了措置を取ろう


アドリブ、絡み歓迎



●対決、アイドルバニー!?
 望む、望まざるに関係なく、他人を快楽の虜にして冒涜の世界へと誘うパパ活邪神教団。そのふざけた名前に反し、なかなかどうして危険な相手。
「ああ、この教団の差し金でしたかぁ。また酷いことをなさいますねぇ』
「この教団は一般人を無理矢理洗脳して活動している場合が多いな……。技術面でも世間への浸透面でも、危険度は極めて高いか」
 色物のような組織名と、単なるお色気お姉さんにしか見えないSPバニー達を前にしても、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)と火奈本・火花(エージェント・f00795)は冷静に状況を分析していた。
 これまでのケースから考えて、ここで下手に動揺を見せれば、敵はその隙を突いてくる。一度でも相手の攻撃を許してしまったが最後、待っているのは淫乱ビッチに悪堕ちするという、人の尊厳を放棄した未来だけだ。
「大いなる豊饒の女神の使徒の名に於いて、女神の加護を得し黒き星の人形達よ、私の下へ」
 浮遊兵器を展開しつつ、まずはるこるが大量の『使徒人形』を召喚した。相手が有象無象のUDCとはいえ、油断は禁物。ここで出し惜しみなどすれば、それだけ自分の首を絞めると知っていたから。
「ふむ……視認された状態で真正面から向かうのも具合が悪いな。ならば……!」
 その一方で、火花は手にした拳銃から9mm弾を発射して、敵の接近を阻止しながら死角へ回り込む隙を伺う。もっとも、あくまで攻撃は牽制に留め、彼女は敢えて元一般人を攻撃できない素振りを見せていたが。
「生意気な! あなた達、やってしまいなさい!」
 自分の育てたUDCに自信があるのか、女社長が不敵な笑みを浮かべてSPバニー達に命令した。まずは、るこるの操る人形を篭絡せんと誘惑するSPバニー達だったが……しかし、所詮は感情を持たない人形である。どれだけ優れた性技を以てしても、さすがに無機物をイカせることは不可能だ。
「そっちを攻撃しても無駄ですよぉ」
 敵が人形に気を取られている隙に、るこるは周囲を浮遊砲台で包囲して、一斉に砲撃を開始した。敵のバニー服が破れ、柔肌が露になるが、それでも攻撃の手は休めない。
「……#●&%$◆!?」
 およそ、人間には発することのできない奇声を発しながら、肉塊と化して行くSPバニー達。やはり、彼女達はもう人間ではない。UDCに融合され、冒涜的で危険な存在と化してしまった何かなのだろう。
「おのれ……だったら、あなたは後回しよ!」
 状況が不利と判断したのか、女社長はるこるを無視し、火花を襲うようにSPバニー達に命じた。先程から拳銃による牽制しかしていない火花であれば、るこるよりも倒しやすいと考えたのだろうが。
「くっ……! や、やめろ! こっちに来るな!」
 必死に抵抗する素振りを見せるも、攻撃が急所に当たらないため、SPバニー達は意に介さず距離を詰めて来る。最後は火花の手足を抑え込むと、その顔をゆっくりと近づけて行き、彼女の唇を奪わんと迫ってくる。
「あぁ……そ、そんな……。駄目だ……やめ……」
 ついには誘惑に屈してしまったかと思われた火花。だが、それはあくまで彼女の演技でしかなかった。
 下手に関われば、容易に精神を侵食され、発狂しかねないUDC。それらを日常的に相手取っている火花からすれば、呪詛や精神攻撃の類に耐えるのはお手の物。
「……なんてな。使いたくない技ではあるが、止むを得ない場合もあると言う事だ」
 瞬間、火花の手がヤドリギの根に覆われたかと思うと、SPバニー達の拘束を振り切り、強烈な打撃をお見舞いした。
「……ッ!!」
 衝撃が全身を貫き、一瞬にして崩れ落ちるSPバニー。慌てて距離を取ろうと、残る者達は火花から逃げ出す素振りを見せたが、それよりも火花の拳が炸裂する方が早かった。
「縺?d縺√=縺√▲?」
「遉セ髟キ縲∝勧縺代※縺上□縺輔>縺?<縺?▲?」
 やはり、およそ人語とは思えない何かを発しながら、攻撃を食らったSPバニー達は消滅して行く。情け容赦ない二人の猟兵の猛攻には、さすがのUDCもひとたまりもないようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アウレリア・ウィスタリア
パパ活は知りませんけど、
歌って踊れるのはそこのバニーさんたちだけではありませんよ?

【幻想ノ歌姫】を発動
ショルダーキーボードの玉咲姫花忍を手に歌を、音楽を、パフォーマンスを披露しよう

奏でるのは
いつか出会ったオブリビオンになってしまったアイドルの歌
和解できた彼女の皆を元気にするための歌

今度はボクがみんなに元気を与えよう

歌い踊り、楽器を奏で
バニーアイドルを圧倒しよう
ボクの方が人々を元気に出来ると
彼女たちをパフォーマンスに巻き込もう

ねぇ、幹部さん
アナタの目論見はうまくいくのかな?

自分の意思を伝えられないアイドルが
他者の願いを受け取って
そこに自分の願いも込めて歌うボクに勝てると思う?

アドリブ歓迎



●昇華するリビドー
 歌って踊ってパパ活もできる。そんなイケないアイドル達を量産せんと企んでいたパパ活邪神教団だったが、その野望は脆くも崩れ去りつつあった。
「パパ活は知りませんけど、歌って踊れるのは、そこのバニーさんたちだけではありませんよ?」
 ショルダーキーボードの玉咲姫花忍を手に、アウレリア・ウィスタリア(憂愛ラピス・ラズリ・f00068)歌をと音楽、そして最高のパフォーマンスを披露する。彼女が奏でるのは、いつか出会ったオブリビオンになってしまったアイドルの歌。和解できた彼女が歌った、皆を元気にするための歌だ。
「今度はボクがみんなに元気を与えよう。奏でよう、ボクの歌を。伝えよう、私の想いを」
 自分は戦わず、あくまで他の猟兵に音楽で力を送るだけ。一見して戦いを放棄しているとしか思えない行動だったが、それでもSPバニー達は、気が付けばアウレリアの歌に圧倒されていた。
「なにをしているの、あなた達! ぼんやり突っ立ってないで、さっさとあの女を骨抜きにするのよ!」
 ユーベルコードでもない単なる歌だけで、UDCを倒せるはずがない。そう言って、アウレリアを性の虜にせよと命じる女社長だったが、しかしSPバニー達は何をすれば良いのか分からないようだ。
 歌、踊り、そして演奏。アウレリアのパフォーマンスには、一部の隙も見当たらない。いや、確かに戦闘という点ではむしろ隙だらけなのだが、あまりにパフォーマンスの完成度が高く、エッチな感情が割り込むだけの隙がないのだ。
 これでは、仮にイケないことを仕掛けたところで、アウレリアの心は動かせないだろう。そして、なによりも今の彼女にとっては、歌唱や演奏で自らの精神を高揚させることこそが至高の快楽。故に、自分でイケない状態の快楽漬けにしようとも、その状況を利用して、更なるパフォーマンスの高みに至ろうとするだけだ。
「ねぇ、幹部さん。アナタの目論見はうまくいくのかな? 自分の意思を伝えられないアイドルが、他者の願いを受け取って、そこに自分の願いも込めて歌うボクに勝てると思う?」
 アイドルなど、所詮は虚構の偶像。しかし、だからこそ人の想いを込めることで、偶像は本物の人間となって動き出す。
 ならば、人でないものと化し、ただ命令のままに動く存在が、果たしてアイドル足りえるのか。その答えは既に、出ていると言っても過言ではなく。
「く……お、おのれ、小癪な……!」
 歯噛みする女社長だったが、今のアウレリアを止めるための術はなかった。快楽とは、必ずしも性に関するものではなく、内から生じるリビドーは、時に人の想いを何倍にも増幅して伝える芸術として昇華されるものだから。
 それを忘れ、単純な性技だけに走った時点で、パパ活邪神教団の敗北は必然だった。物理的な戦いにおいては敗北していなくとも、今の彼女達はアウレリア相手に、心の戦いで負けたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

小西・卓穂
パパ活、だと…
それは、俺に対する挑戦と見て、いいわけだな?
俺が、パパって年齢に見えるって事でいいんだな?

こちとらなぁ、バツイチなんだよ、パパっていわれたかったんだよ!
ダークネス・オブリヴィオン、発動だ!
どうせ忘れちまうんだ、本当のパパって奴の悲哀を利かせてやらぁぁぁ!

解るか!妻に、「今日も遅いんですね」って冷たい視線で言われる辛さが!
解るか!娘に、「パパって、お休みがないの?」って聞かれる辛さが!
解るか!それすら、無くなった時の虚しさが!

パパ活なんかやってないで、骸の海で両親に謝ってきやがれ!
ついでに、バニー服に萌える罪深さってのを理解してこい
…メイド服なら、許す!

アドリブ、好きにしてくれ



●中年哀歌
 アイドルでありながら、パパ活によって人々を堕落の道へと誘う集団。そんな者達を前にして、しかし小西・卓穂(ブラックマスクⅡ世・f18215)はSPバニー達の姿に見惚れることもなく、むしろ悲しみの感情を募らせていった。
「パパ活、だと……? それは、俺に対する挑戦と見て、いいわけだな? 俺が、パパって年齢に見えるって事でいいんだな?」
 まあ、確かに卓穂の年齢から考えて、年頃の娘がいても良い頃ではある。あるいは、昇進によって少しばかり豊かになった懐で、本当にパパ活をやっていてもおかしくない年齢ではあるのだが。
「こちとらなぁ、バツイチなんだよ! パパっていわれたかったんだよ!」
 卓穂の抱えていた忌むべき過去の闇。それは、SPバニー達の誘惑などでは、到底に払いきれないほど深いものであった。
「どうせ忘れちまうんだ、本当のパパって奴の悲哀を利かせてやらぁぁぁ! 闇の母の御使いよ、力を貸せ!」
 かつての家族と過ごした幸せな記憶。それを代償に、卓穂は漆黒の剣を持った闇夜の母の眷属を召喚する。彼の中に残る、結婚当初の幸福な思い出。だが、それも今となっては過去のものであり、全ては幻想に過ぎなかった。
「解るか! 妻に、『今日も遅いんですね』って冷たい視線で言われる辛さが!」
 眷属が武器を振るう度に、卓穂は叫ぶ。
 家族のため、身を粉にして働き、必死に昇進しようと頑張って来たのに……いつしか妻からは『過程を蔑ろにし、家事や子育ての一つも手伝えない駄目夫』として見下される毎日のことを。
「解るか! 娘に、『パパって、お休みがないの?』って聞かれる辛さが!」
 自分に攻撃が及ぶ度に、それらを跳ね除けて卓穂は叫ぶ。
 少しでも娘に良いものを買って、良い学校に行かせて、楽しい習い事もたくさん経験させてやろうと、休日返上で残業しまくったというのに……いつしか『家族サービスもできない仕事人間』と見放され、反抗期の到来と共に『臭い』だの『キモい』だのと蔑まれるだけになった毎日のことを。
「解るか! そして……それすら、無くなった時の虚しさが!」
 とうとう、眷属達だけに任せずに、卓穂は自らSPバニーを殴り飛ばした。
 冷え切った夫婦関係。ぎくしゃくした娘との距離。気づけば、居場所など家の中のどこにもない。それでも、まだ家族と呼べる存在がいただけマシだった。
「パパ活なんかやってないで、骸の海で両親に謝ってきやがれ!」
 存在すら否定され、離別を言い渡され、もう誰も自分のことをパパなどと呼んではくれない。何のために働き、何のために生きるのか。それさえも分からなくなってしまった今、卓穂の中に残るのは、自分の人生に対する虚しさのみ。
「ついでに、バニー服に萌える罪深さってのを理解してこい……メイド服なら、許す!」
 最後の最後で、何か微妙なことを叫んでいたような気もするが、それはそれ。
 哀しみを背負ったダークヒーロー。そんな彼には、もはや単に若くて可愛いだけの女の子の誘惑など、虚しさを助長させるだけのものでしかなかった。故に、SPバニー達がどれだけ誘惑し、あるいはエッチな技を仕掛けて来ても、卓穂はまったく興奮もしなければ、快楽を感じることもなかったのである。
「はぁ……はぁ……畜生! 畜生ぉぉぉぉっ!!」
 誰も悪い者はいないはずなのに、ドン底に落ちてしまった自分の人生。それに対する行き場のない哀しみが響き渡り、眷属達の情け容赦ない攻撃が、残るSPバニー達を一掃した。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ラブリンの若スター様』

POW   :    たまってるものを解放しましょ~、エロティックに!
【舞い上がる色とりどりの紙吹雪】が命中した部位に【ピンク色した煩悩型サイキックエナジー】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
SPD   :    踊って歌って、元気に生きましょ、エロティックに!
【歌声に感銘を受け、煩悩が全開放された人】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[歌声に感銘を受け、煩悩が全開放された人]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
WIZ   :    演歌の花道を飾ってまいりましょ、エロティックに!
【アイドル服から、銀ラメ入りの豪華な着物】に変身し、武器「【煩悩マイクから放たれる甘い演歌】」の威力増強と、【背中に背負った幟を変形させた煌びやかな翼】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。

イラスト:クニ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は備傘・剱です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●召喚、伝説の淫魔!?
 歌って踊ってパパ活もできる冒涜的アイドル。そんな触れ込みで作られたSPバニー達だったが、彼女達は駆け付けた猟兵達の手によって、全て駆逐されてしまった。
 これで、秘蔵のアイドルグループもおしまいだ。大人しく降参しろと女社長に迫る猟兵達だったが、しかし彼女は未だ諦めておらず。
「おのれ……よくもやってくれたわね! こうなったら、最後の手段よ! 今、この場に伝説の淫魔アイドルを召喚して、あなた達を骨抜きにしてあげるわ!」
 そう言うが早いか、謎の魔導書を取り出して、得体の知れない呪文を紡ぎ始めた。門(ゲート)は未だ完成していないが、そんなことは関係ないと言わんばかりに叫べば、ハートの形をした門が光輝き、中から女の子の身体が現れた。
「ラブリン、ラブリン~♪ わたしを呼ぶのは誰ですか~♪」
 謎の登場ソングと共に、光の中からにょっきりと生えた二本の足。こういうのって、だいたい頭から出てくるはずなのだが、何故に足から出て来るのか。
「やったわ! 成功よ! 世界の壁、世界の理を越え、今こそ第四の世界より、伝説の淫魔が降臨するのよ!」
 小躍りして喜ぶ女社長。しかし、そんな彼女の言葉など耳に入っていないのか、腰まで姿を現した淫魔は、唐突にスカートをまくり上げてサービスを始めた。
「それじゃ、わたしを呼んでくれた人には特別サービスで~す♪」
 なるほど、先に足から出て来たのは、パンチラサービスをするためか。さすがは伝説の淫魔。今までの敵とは色々な意味で各が違う……と、思わず納得しそうになったところで、今度は門(ゲート)の向こうから、何故か演歌が流れ始め。
「はい、こんにちは! さあ、今日もエロティックに参りましょ!」
 アイドル淫魔の身体とは別に、何故か頭に角を生やした演歌歌手の顔が現れた。これには女社長も驚いて、慌てて頭を門(ゲート)の奥へ押し込もうとするが。
「ちょっと! あなたは呼んでないわよ! 引っ込んでなさい!」
「呼ばれて、飛び出て……今日も演歌の花道を参りま~す♪」
 瞬間、門(ゲート)が一際強く輝いたかと思うと、女社長の身体が弾き飛ばされた。そして……光が収まったところで姿を現していたのは、淫魔アイドルの胴体の上に、演歌歌手の男の頭が乗ったナマモノだった。
「い、いやぁぁぁっ! なによこれ!? こんなの聞いてないわぁぁぁっ!」
 これには、さすがの女社長も精神をゴッソリ削られ、思わず発狂しそうになっていた。まあ、無理もない。不完全な門(ゲート)を使って召喚した結果、余計な存在まで呼び出してしまい、おまけにそいつと淫魔アイドルが、まさかの融合を果たしてしまったのだから!
「ちょっと、早く戻りなさいよ! っていうか、淫魔アイドルの頭はどこへやったのよ!」
 淫魔アイドルのボディを乗っ取った演歌歌手にブチ切れる女社長だったが、融合淫魔は全く動じていないようだった。それどころか、徐に女社長へ近づくと、色とりどりの紙吹雪を発生させて、女社長を包み込み。
「そんなこと言わないで♪ それより、あなたもたまっているものを吐き出しましょ♪ エロティックに!」
「え……? はぶぅ!? あばばばっ!? ひゅでぶぅぅぅぅっ!!」
 なんと、最後は過剰なまでの煩悩エナジーを注ぎ込むことによって、彼女の身体を木っ端微塵に砕いてしまったではないか!
「さあ、次はあなた達の番よ。我慢なんてしないで、自分の気持ちに素直になりましょう♪ エロティックに!!」
 にこやかな笑みを浮かべながら、今度は猟兵達に狙いを定める謎の淫魔。
 冗談じゃない。エロティックとか言いながら、世紀末救世主の必殺技を食らったかの如く、全身を木っ端微塵にされて堪るものか!
 そういうのは、アポカリプスヘルのモヒカン相手にでもやってくれ。
 パパ活邪神教団が呼び出した結果、色々な意味で恐るべき存在と化してしまった淫魔アイドル。ラブリンの若スター様による暴走を、なんとしても食い止めるのだ!
火奈本・火花
「自身を召喚した術者さえ殺すとは……ユニークな外見だが、やはりUDCだな」
アイドル候補生達に、ここの社長。犠牲があまりにも多すぎる

■戦闘
しかしアイドル淫魔の身体というわりに手も足も筋肉質だな。頭部が変わることで、性別的に雄性に変化しているのか?
まぁ、細かい考察は後にしよう

奴の紙吹雪に当たってはいけない事は明確だし、距離をとった9mm拳銃による『呪殺弾』で攻撃しよう
『スナイパー』として脚部を狙う事で『体勢を崩せ』れば上出来だな

体勢を崩すか、いよいよ紙吹雪が避けられなくなったら
ボールペン型爆弾で紙吹雪ごと吹き飛ばし、鋼糸で繋いで『捕縛』しよう
そのまま『怪力』で締め上げてやる


アドリブ、絡み歓迎



●そのアイドル、危険につき
 不完全な門(ゲート)を使って召喚されたことで、謎のフュージョンを発動させてしまった異界の邪神。だが、コミカルな姿に反し、誰彼構わず爆破するなど、その性質は極めて危険極まりないものだ。
「自身を召喚した術者さえ殺すとは……ユニークな外見だが、やはりUDCだな」
 油断すれば次は自分がミンチにされ兼ねないと、火奈本・火花(エージェント・f00795)は気を引き締め直した。
 アイドル候補生達に、事務所の社長。既に、これだけの犠牲が出てしまっている。社長は自業自得な部分もあるのだが、それでもこれ以上の犠牲を出すことだけは許されない。
「あら、随分と固そうな雰囲気の方ですね~。さあ、あなたも、たまってるものを解放しましょ~、エロティックに!」
 火花と視線が合った瞬間、ラブリンの若スター様は紙吹雪を撒き散らして攻撃して来た。あれに当たったが最後、あの社長のように身体を爆破されるか、もしくは敵の思うがままに操られてしまうかのどちらかだ。
 それだけは、絶対に避けねばならない。果敢に9mm弾を発射して紙吹雪を撃撃する火花だったが、ふと敵の足元を見て妙な違和感を覚えた。
(「しかし、アイドル淫魔の身体というわりに手も足も筋肉質だな。頭部が変わることで、性別的に雄性に変化しているのか?」)
 まあ、細かい考察は後にした方が賢明だ。ここでやられては元も子もないし、なによりパンツを脱がせて調べるわけにもいかない。
「悪いが、そちらの余興に合わせるつもりはない」
 敵の眉間を狙い撃ち、火花は懐からボールペンを取り出した。そして、ラブリンの若スター様が怯んだ瞬間、それを彼(?)彼女(?)……とにかく、敵の足元へ放り投げた。
「あら? もしかして、あなたサインが欲し……っ!?」
 なにやら勘違いしたラブリンの若スター様がボールペンを拾い上げた瞬間、それがいきなり大爆発! 紙吹雪も全て吹っ飛んでしまい、丸腰の若スター様が気が付いた時には、全身を鋼糸でぐるぐる巻きにされていた。
「邪神の能力など、使わせるつもりもない。さあ、全てブチ撒けろ!」
「んぐぐぐ……く、苦しぃぃぃっ!!」
 溜まっているものを吐き出すのは、そちらの番だ。鋼糸を怪力で引っ張れば、若スター様は一瞬にしてロースハム状態になり、なにやら気持ち悪い液体を吐きながらブッ倒れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アウレリア・ウィスタリア
帰って良いですか?

煩悩だか何だか知りませんけど
ボクにはそういった願望がなくてですね…

(感情がないわけではないけど振れ幅はとても薄い。そうしなければ狂っていたから)

ぐるりとゲートを囲うように移動しつつ様子をうかがう
血糸を伸ばして刻印を作っていく

エロティック?
ボクにそんな価値があるとは思えない
けど、そんなことを歌いつつ高速移動する変な淫魔?
それを見ると何となくイライラする

あぁ、そうか
そういえばボクには魅魔の血も流れていたのでしたっけ
記憶が曖昧ですが、確かそのはずです

きっとそのせいですね
イライラするのは

さっさと消えてください
【破壊と浄化の聖光】
ボクの最大火力で焼き滅ぼします

アドリブ歓迎



●冒涜淫魔
 最後の最後で現れた邪神は、別の意味で名伏し難い存在だった。その、あまりに常識はずれで斜め上な展開に、アウレリア・ウィスタリア(憂愛ラピス・ラズリ・f00068)は呆れて物も言えなかった。
「……帰って良いですか?」
 正直、こんなゲテモノの相手など、どう考えても腹に据えかねる。しかし、ラブリンの若スター様は、アウレリアの都合などお構いなし。
「あら、もう帰ってしまうの? ライブはこれからなのに……あなたも煩悩を解放して、もっと自由になりなさい」
「いや……煩悩だか何だか知りませんけど、ボクにはそういった願望がなくてですね……」
 どうにも話が嚙み合わず、アウレリアはもう本当に帰りたかった。そんな彼女の姿に、自らのプライドを刺激されたのだろうか。若スター様もまた本気を出し、マイク片手に浮かび上がる。
「それじゃ、嫌でも帰りたくないって思わせますよ~♪ さあ、演歌の花道を飾ってまいりましょ、エロティックに!」
 背負った幟を翼に変えて、若スター様は飛翔しながら甘く冒涜的な演歌を歌い始めた。その歌詞は、普通の人間であれば、聞いているだけで別の意味で発狂しそうな冒涜的エロスに満ち溢れたもの。
「さあ、みなさんご一緒に!」
「いや……ボクにそんな価値があるとは思えないんだけど……」
 銀ラメ入りの豪華な着物姿になってアウレリアを誘ってくる若スター様だったが、当のアウレリアは、ただ困惑しているだけだ。
 エロティック? いったい、こいつは何を言っているのだ。しかし、そんな意味不明な歌を歌いながら、自分の周りをヒュンヒュンと高速移動して回る淫魔を見ていると、なにやら無性に腹が立って来た。
「なんで、こんなにイライラするんだろうね。……あぁ、そうか。そういえば、ボクには魅魔の血も流れていたのでしたっけ」
 記憶は曖昧だが、確かそうだったはず。今となっては血も薄まり、魅魔の力などないに等しいはずなのだが……遺伝子レベルに刻まれた何かが、本能のままに語っている。
 人を魅了する存在として、あんな邪神は存在自体が許せない。それこそ、存在そのものが、淫魔という種族に対する冒涜だ。
「歌い響け破壊の雷鳴、輝き描け浄化の雷光、魔性を打ち貫け聖なる光」
 向こうが歌なら、こちらも歌だ。若スター様の歌声をかき消すようにして詠唱すれば、いつの間にか描かれていた血の刻印に、強烈な破魔の聖光が降り注ぐ。
「あら? スポットにしては、随分と明る……きゃぁぁぁぁっ!!」
「……さっさと消えてください」
 最後まで勘違いしたまま焼かれて行く若スター様に、アウレリアは冷たい瞳を向けて呟いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

美波・蜜香
チェルノさん(f06863)と一緒に召喚された淫魔のおぞましい姿に恐怖を覚えながらも、今まで散々な目にあってきた怒りを込めて攻撃しちゃうよ!
展開したアリスランスの【盾受け】と【オーラ防御】で紙吹雪を防ぎながら【ダッシュ】+【ランスチャージ】で突撃して淫魔を串刺しにして、そのまま【リヒトシュトローム】!
アンコールはいらないからとっとと帰って!


在原・チェルノ
蜜香ちゃん(f20221)と一緒に召喚された名状しがたいナニかの姿に「うわぁ…」とドン引きしながら、それでもこんなのに負けるのは嫌なので頑張って戦う
「こんな…こんな奴呼び出すためにあたしたちあんな恥ずかしい思いしてきたの…?」
(まだ疼くお尻を押さえながら)

怒りを忍ばせ心を無にし、【迷彩】+【暗殺】で敵が蜜香ちゃんとの戦いに気を取られている隙に死角に回り込み、【神羅迅雷】をお見舞いする!
「これが!正義の!怒りよ!」


クロエ・アスティン
さきほどまでの戦闘と行為で服はボロボロ、体力もほとんど使い果たしてしまいましたが……
あ、あんな変態ちっくな邪神になんて負けられないでありますよ!

なんとか立ち上がって戦おうとするけれど、
舞い上がる紙吹雪を全て避けれるはずがなく次々とピンク色をした煩悩を流し込まれます。
自分で慰めるだけじゃ飽き足らず、仲間の猟兵とも慰め合ってしまうかもしれません。

け、けど、今度は生殺しじゃないであります!?
正気に戻った一瞬に真の姿を解放し、全力で【戦乙女の戦槍】を叩き込んでやります!

※アドリブや連携も大歓迎


趙・虎
う、ううん……これも邪神なの、かな?
色んな奴がいるんだね……
ま、まぁ見た目はともかく、女性を木っ端みじんにしたりと邪神には変わりないだろうし、早く倒してしまおうか。

あまり直視したく無い見た目と歌だし、最大火力で片付けようか。

そう思っていたんだけど、不愉快な筈の歌を聞いていると、仙人になるために捨てた筈の煩悩が揺り起こされる。
一度刺激されてしまえば、禁欲の反動で抑えることは難しくなって。
気づけば服を脱ぎ捨て、火照り濡れ始めた身体を皆の前に晒し――

――始める前に正気に戻って、雷を落とす。
あ、危なかった。やっぱり邪神は許せないね(ちょっとキレ気味)

ちょっと身体が変な気もするけど、きっと気のせい、うん



●危険な変身、らぶりんふらっしゅ💕
 儀式の失敗が転じる形で、この世界に降臨した最低最悪の邪神アイドル淫魔。だが、召喚者の社長こそ余裕で木っ端微塵にしたものの、さすがに不完全な状態では、猟兵相手には分が悪かったのだろうか。
「もう、酷いですね~。折角のステージ衣装が台無しです」
 爆風にやられ、煌びやかさを失った自身の姿に、ラブリンの若スター様は嘆いているようだ。だが、直ぐに気を取り直すと、軽く指を弾いてウィンクし……なんと、自ら着ていた衣服をキャストオフ!
「でも、こんなことでは負けませんよ~。それ~、らぶり~ん、ふら~っしゅ💕」
 大事なところだけ手で隠したセクシーポーズのまま、若スター様に新たな衣服が装着されて行く。裾や袖が風にひらひらなびく、優雅で美しいアイドル衣装。そんなおぞましい変身シーンを目の当たりにした美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)と在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)は、もはや完全にドン引きしていた。
「えっと……あれ、何?」
「うわぁ……。こんな……こんな奴呼び出すために、あたしたちあんな恥ずかしい思いしてきたの……?」
 先程の戦いでやられた尻を抑えながら、チェルノが泣きたいのを堪えながら呟いた。
 というか、あの早着替えはいったい何だろう。ユーベルコードとは、どうにも違っているようだが。
「あ! もしかして、あれがあいつの邪神能力!?」
 何かを思い出したのか、蜜香が手を叩いて叫んだ。そういえば、異界の邪神はユーベルコードとは別に『邪神能力』なるものを持っていると聞いていた。まさかとは思うが、あの変身が邪神能力なのだろうか。
「変身完了! 今のわたしは、スカイラブリン若スターよ♪ これでもう、あなた達はわたしの存在感から逃れることはできません💕」
 指を立てて、瞳をキラッとさせるポーズで、若スター様がドヤ顔を決める。
 うえっ! 戻しそうだ! 恐らく『オールワークス』のユーベルコードに該当する能力なのだろうが、衣服由来の技能が戦闘行為に関係ないものなので、ぶっちゃけ戦いには殆ど何の役にも立っていない……というか、それってもう、ただのイカれたコスプレじゃねーか!!
「う、ううん……これも邪神なの、かな? 色んな奴がいるんだね……」
「じょ、冗談じゃないであります! あ、あんな変態ちっくな邪神になんて負けられないでありますよ!」
 あまりに酷過ぎる展開に趙・虎(幽愁暗恨・f32996)が飲まれそうになったところで、クロエ・アスティン(ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295)が突っ込んだ。
 そう、こんなやつに負けるわけにはいかない。しかも、こいつは邪神の中でも淫魔という、背徳と淫乱を司る悪魔だというではないか!
 敗北すれば、きっと、あんなことやこんなことをされてしまうのだろう。それも、イケメン悪魔や綺麗なお姉さんならまだしも、こんな正体不明のナマモノに。
 正直、こんなのに好き放題されるくらいなら、最初に戦った触手の方が、まだマシだ。放っておくと色々と酷い目に遭いそうだったので、猟兵達は早々に、この見るに堪えないナマモノを排除することにした。

●アブない☆変態ライブ!
 360度全方位、どこから見てもヤバ過ぎる邪神。こんなもの、この世に存在してはならないと早々に決着をつけようとする虎だったが、気が付けば邪神の素早い動きに翻弄されていた。
「さあ、あなたも一緒に演歌の花道を飾ってまいりましょ、エロティックに!」
 ドレス風のアイドル衣装から再び煌びやかな着物に着替え、若スター様は虎の周りをヒュンヒュンと回る。その度に、虎の脳内に冒涜的な歌詞が響き、心の奥底に封印した煩悩の塊を刺激する。
(「うぅ……な、なに、この歌? 不愉快なはずなのに……なぜかどんどん聞きたくなる……」)
 一度、煩悩を掘り起こされてしまうと、もうダメだ。仙道を極めるべく禁欲していた反動から、気づけば虎は自らの衣服に手を伸ばすと、火照り濡れ始めた身体を仲間達の前に晒そうとする。
「はぁ……はぁ……。だ、駄目……抑えきれない……」
「ちょっ……!? な、なにをしているでありますか!?」
 のっけから暴走寸前な虎の姿を見て、クロエが思わず叫びながら制止した。だが、その隙を突いて、今度は若スター様が大量の紙吹雪を撒いて来たから堪らない。
「たまってるものを解放しましょ~、エロティックに!」
「……はぶっ!?」
 哀れ、紙吹雪をまともに食らってしまい、クロエもまた脳内を煩悩一色に染め上げられてしまう。先の戦いで身体を刺激されながらも、しかしイケなかった反動も相俟って、瞬く間に自分で自分を慰めるだけとなってしまった。
「はぁ……君も、溜まっていたのかな? 一緒に解放しちゃおうか?」
「うぅ……。と、止めたいのに、もう自分じゃ止められないであります!!」
 互いに見つめ合いながら、それぞれを慰めんとする虎とクロエ。ああ、このままでは二人とも、禁断の世界への一歩を踏み出してしまうぞ!
「た、大変! 早く止めなくちゃ!」
「ええ、これ以上好きにはさせないわ!」
 疼く身体を抑えながら、チェルノと蜜香が同時に飛んだ。そちらにも紙吹雪を飛ばして来る若スター様だったが、今度ばかりはそう簡単にやられない。
「アンコールはいらないから、とっとと帰って!」
「はぐっ!? も、悶絶ぅぅぅっ!!」
 盾を構えて紙吹雪を防ぎながら蜜香が繰り出した突進が、真正面から若スター様にクリーンヒット!
 その衝撃で、煩悩エナジーを注ぎ込む行為が遮断されたのか、虎やクロエも正気に戻った。
「さあ、こっちへ来て。一緒に慰め……はっ!」
「お、お姉様……一緒に気持ちよく……んくぅっ!?」
 間一髪、肌を曝け出す直前に意識が戻り、慌てて着物の襟を直す虎。クロエはクロエで、なにやら顔を赤くしたまま震えていたが、まあ正気に戻ったので良しとしよう。
「……あ、危なかった。やっぱり邪神は許せないね」
(「今度は生殺しじゃないであります!」)
 どうやら、脳内を汚染されただけの虎とは違い、クロエは自分で絶頂まで至ってしまったようだが、それはそれ。秘密にしておけば分からないし、なにより生殺しの拷問からも解放されたので、もう憂いはなにもない。
「ちょっと身体が変な気もするけど、きっと気のせい、うん」
 まずは先程のお返しだとばかりに、虎が怒りに任せて稲妻を放つ。その一撃が若スター様の脳天を直撃したところで、今度はクロエが真の姿を解放し。
「光よ! 女神に仇名す者を貫く槍となれ! ――ヴァルキリーズジャベリン!」
 戦乙女の恰好となって、光の槍を投擲すれば、それは蜜香のランスに重なる形で、若スター様に突き刺さり。
「今だよ、チェルノさん!」
「うん、わかったわ!」
 蜜香が叫んだところで、死角に回り込んでいたチェルノが若スター様の背後を取る。そして、光り輝く蜜香の槍と、超高圧放電を纏ったチェルノの掌底が、前後から若スター様を挟み込んだ。
「貫け、想いの光!」
「灼き滅ぼせ、破邪の一撃!」
 瞬間、今までにない規模で巻き起こる大爆発!
 それは若スター様だけでなく、彼の者を呼び出した門(ゲート)さえぶっ壊し、巨大なハートマークのキノコ雲を上げた。
「これが! 正義の! 怒りよ!」
 爆風を背に、勝ち誇るチェルノ。
 人々を煩悩によって侵食し、果ては爆発させようと企む危険なナマモノは、その行いから猟兵達を怒らせたことで、反対に自らが爆破されてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

小西・卓穂
なんだろう…
魂の奥底でこう、叫んでるんだよ
「ノリと勢いで考えました、全部俺のせいでス」ってな…。

と言うわけで、アイドル淫魔がエロてぃぃぃぃっくって叫びだす前に、決着をつけないと!
おじさん、KENZENなアイドルしか認めません!

さぁ、ナイトメアカードでエロティックを隠してしまおう!そして、接近して、こう叫ぶぞ
エロティックになりたかったら、顔をどうにかしろと
体はエロティックなのに、なぜ、顔をそれにした、と

…俺も、某世紀末救世主に技を食らった人みたいになりそうだけど、近づかなければ、大丈夫…
まぁ、近づきたくないってのもあるんだけどな
おじちゃん、ちゃんと操立てしてるの

アドリブ、絡み、好きにしてくれ



●不健全な子にはお仕置きです!
 大爆発に飲み込まれ、ついには元の世界へ帰還する術さえ失った名伏し難き淫魔。
 だが、それでも彼の者は生きていた。あれだけ酷い目に遭ったのに死なないとか、さすがは腐っても異界の邪神と言ったところか。
「うぅ……ひ、酷い! でも、負けません! らぶり~ん、ふら~っしゅ💕」
 再び邪神能力を発動させ、ラブリンの若スター様は新たな服装に早着替え。その姿は先程までの煌びやかな着物ではなく、今度は学生服を模したアイドル衣装へと変わっていた。
「人呼んで、JKラブリン若スター! さあ、みんなエロティックに参りましょう!(キラッ☆)」
 ああ、これは酷い。先程から邪神能力が発動される度に、どんどんおぞましい方向へと敵が進化して行く。
 オッサン顔で、筋肉質な手足を持つ巨乳淫魔。存在自体が冒涜の極みであるナマモノを前に、さすがの小西・卓穂(ブラックマスクⅡ世・f18215)も、何と声を掛けて良いのか分からない。
「なんだろう……魂の奥底でこう、叫んでるんだよ。『ノリと勢いで考えました、全部俺のせいでス』ってな……」
 もしや、あの淫魔がJK姿になったのは、こちらの家族への想いに反応して!?
 いやいや、それはないと思いたい。というか、あんなゲテモノに、間違っても娘のお友達とか名乗られたくない!
「と言うわけで、アイドル淫魔がエロてぃぃぃぃっくって叫びだす前に、決着をつけないと! おじさん、KENZENなアイドルしか認めません!」
 そう言うが早いか、卓穂は凄まじいスピードで、指の間に挟んだ闇色のカードを投射した。ぶっちゃけ、それだけなのだが、今は視覚的な暴力に耐えることの方が先決だ。
「エロティックになりたかったら、顔をどうにかしろ! 体はエロティックなのに、なぜ、顔をそれにした!」
 誰もが思う率直な疑問。それを真正面から若スター様にぶつける卓穂だったが、しかし若スター様からすれば、これは仕方のないことである。なにしろ、召喚の儀式を失敗させられた挙句、互いに望まぬ融合を果たしてしまった結果が、今の若スター様の姿なのだから。
 もう、色々と考えているのも馬鹿らしかったので、卓穂はカードの上から若スター様の顔面をブン殴った。首から下だけ見ると少しだけ罪悪感を覚えそうだったが、しかしスカートの中から覗く筋肉質な足を見て、そんな気持ちも消滅した。
「おじちゃん、ちゃんと操立てしてるの。っていうか、もう二度とこっちの世界に出てくんな!」
 顔面を撃ち抜かれて転がる若スター様へ、卓穂は冷たく言い放つ。その様は、遠間から見れば女子供でさえ殴り飛ばす凶悪なヴィランに見えたかもしれないが、しかし実際は変態の顔面を殴っているだけに過ぎず、卓穂は何とも虚しい気持ちにさせられるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
また、妙な方が出ましたねぇ。
黒幕さんも浮かばれないでしょう。

あの紙吹雪は危険そうですが、当たらなければ良いですぅ。
『FGS』により周囲の重力を操作し『斥力結界』を形成、触れる前に弾き飛ばせる状態にした上で、更に『FMS』のバリアを内側に展開し二重の防壁を敷きますねぇ。
そして【乳焔海】を発動、広域への[範囲攻撃]を行い『紙吹雪』諸共演歌歌手さんを焼き払うと共に、『FRS』『FSS』による[砲撃]を行いますぅ。
『紙吹雪』は『攻撃手段の爆破』で守りにも使えそうですが、その前に焼き払ってしまえばそれも出来ません。

後は、油断せず確実に叩いて参りますねぇ。
ええ、一切容赦なく確実に。



●油断せず焼き尽くします
 不完全な門(ゲート)から召喚されたことで、まさかの融合を果たしてしまった異界の邪神。本来の存在とは大きく歪んでしまったそのナマモノを眺めつつ、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)はなんとも微妙な気分にさせられていた。
「また、妙な方が出ましたねぇ。黒幕さんも浮かばれないでしょう」
 厄介なのは、あの紙吹雪。あれに当たったが最後、頭を吹っ飛ばされてしまうか、あるいは敵の好き勝手に身体を操られてしまうか。
 まあ、どちらにせよ、当たらなければ良いことだ。まずは各種浮遊兵器で守りを固め、その上で敵を焼き払わんと女神の力を行使する。
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その裁きの理をここに」
 瞬間、周囲に女神の波動が広がり、それはるこるの狙ったあらゆる対象を燃やして行った。それこそ、ラブリンの若スター様だけでなく、若スター様の発した紙吹雪でさえも。
「ちょっ……こ、こんなの聞いてないですよ~! 過剰演出はいけません~!!」
 慌てて火を消そうとする若スター様だったが、この状況ではどうにもできない。燃える衣服を早着替えで取り換えようにも、そもそも炎に耐性を持つ服を着たところで、ダメージがゼロになるわけではないのだ。
「溜まっているものを解放しろと言いましたよねぇ? だから、解放したまでですぅ」
 更に強烈な波動を放ち、るこるはしれっと言ってのけた。
 もはや、衣服の性能だけで炎に耐えるのは不可能だ。紙吹雪も全て焼き尽くされ、万策尽きた若スター様は、そのまま全身を黒焦げになるまで焼かれて行き。
「え、えくすたしぃぃぃぃっ!!」
 最後は意味不明な断末魔の叫び声を上げ、そのまま煙と化して天に昇って行った。
「ふぅ……これで、なんとか終わったでしょうか?」
 周囲を見回するこるだが、他に邪神や眷属の気配はない。門(ゲート)も戦いのドサクサで破壊されたので、これにて任務は終了だ。
 しかし……今回も、色々な意味で強敵だった。特に最後の若スター様は、触手なんかよりも何倍も恐ろしい相手だった(別の意味で)。
 人間の煩悩を利用し、冒涜的な邪神を顕現させんと企むパパ活邪神教団。彼らの活動により再び邪神がこの世界に姿を現すのも、そう遠い日のことではないのかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月05日


挿絵イラスト