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始まりの空戦

#ブルーアルカディア #『黄昏の魔犬』

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#ブルーアルカディア
#『黄昏の魔犬』


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 空域には、たくさんの勇士共がいやがる。

 有名なヤツと言えば『白翼』や『魔王』に『魔術師』とか上げたらキリがない。
 もっとも、存在自体が眉唾ものの勇士や、戦果が誇張されたヤツもいやがる。

 あ?俺が思う最強の勇士だぁ?
 へっ、聞くまでもねぇ、『黄昏の魔犬』だな。
 
 ヤツは、どんな戦場であっても目標を果たし、生き延びたまさにバケモンだよ。
 
 アイツに会いたいって?
 さぁ、しらねぇなアイツはどこかの国に属してるわけでもねぇから、どこにいるかなんてまるでわかんねぇよ。

 アァ?なんでソレで最強だって思うのかって?

 決まってるだろ?
 俺とアイツは同じ部隊に居たんだからな!
                           とある男の手記より


「ブルーアルカディアにて、大規模な虐殺が始まりそうだわ」
 手にした奇書エクリプスを閉じ、忌月・カルタ(愛され系ご主人様と過保護な娘達・f30657)は猟兵達を見据える。

「屍人帝国の狙いは『黄昏の魔犬』と呼ばれている勇士よ…ただし今回狙われているのはその勇士と共に戦った仲間ね」
 空間に小さな島の地図を呼び起こす。

「島の中心部に町があり、彼もそこに居るわ」
 地図に矢印が書き込まれる、赤い矢印で示されたソレを指差し。

「この方向から町目がけて飛んでくるわ、飛行能力を持っていなくても、なんとか狙撃出来る距離ではあるから得意な人はそちらで援護するのが最適かもしれないわ」
 そして町から青い矢印がのびてくる。

「護衛対象である彼も、空に上がって敵を倒したり、敵の残骸の回収等をしてくれるけれど、町に被害があまり出ないようにこちらも対応するべきね」

 地図を閉じる
「準備ができたら、呼んで」
読書に戻る彼女を背に、猟兵たちは出発の準備をし始めた。


レギオニル
 初めて、連続シナリオっぽいものをあげてみるレギオニルです。
 記念すべき第一章・・・今回の目的は護衛対象と町の防衛ですが、基本的には町の防衛さえ注意していればいいです。護衛対象も、名無しとはいえ勇士ですので。

 どうぞ、奮ってご参加ください!
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第1章 集団戦 『空賊エルフ』

POW   :    ペネトレイトショット
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【貫通】属性の【魔術装填弾】を、レベル×5mの直線上に放つ。
SPD   :    アサシネイトバレット
【敵の視覚を惑わす魔法の木の葉纏った歩法】で敵の間合いに踏み込み、【呪・影・闇・魔の弾丸】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ   :    ダブルトリガー
【天使核マスケットと天使核リボルバー】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フォルク・リア
空の敵を眺めながら
「『黄昏の魔犬』。聞いた事はないけど。
あれだけの戦力を差し向けるんだ。
あちらにとって無視できないって事だけは確かか。」
敵を確認すると共に護衛対象の所在も確認。
「俺はこの町と君を守りに来た。
詳しい話は。まあ、後でかな。」

敵と距離があるうちに冥雷顕迅唱を発動。
周囲の地形と大気を操作可能な雷で満たし迎撃の体制を整える。
敵が町に近づかない内に敵の集中箇所を
落雷と雷弾で【範囲攻撃】。
攻撃を行いながら。
町防衛の為にも雷と雷弾で弾幕を張って
敵の動きを【見切り】弾幕を敵の銃撃を防ぐ
防壁としても利用し、町と人々を守る。
護衛対象の動きにも注意して、防衛が安定し
余裕ができたら援護。



島に近づいてくる飛空艇の大群

「『黄昏の魔犬』。聞いた事はないけど。
あれだけの戦力を差し向けるんだ。
あちらにとって無視できないって事だけは確かか。」

街中からその様子を見上げていたフォルク・リア(黄泉への導・f05375)は、そうつぶやくと



「誰だ?・・・いや、ここらで見ない風貌だな。噂の猟兵ってやつか」
「俺は、この町と君を守りに来た」
「俺?なんで俺なんか狙ってんだ」
「それはー」
思ったよりも敵の侵攻が早い

「・・・詳しい話は。まあ、後でかな。」

龍翼の翔靴で空を駆け上がり、冥雷顕迅唱を発動する。
落雷と拡散する雷弾が敵を捉え、回避した者たちも新たに生まれた雷で落とされていく。

視界の端で町の港から飛空艇が飛び立った。
一人乗りの小さな飛空艇は、旋回し撃ち落としに向かった空賊を華麗に撃ち落とした。
「へっ、この程度なら3千でも余裕だな」
そんな声が聞こえる操縦技術を眺め

「あの様子なら、援護は必要なさそうですね」
町に雷と雷弾の弾幕を張り侵入を防ぎつつ、フォルクは迎撃を再開した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サリー・オーガスティン
■POW
空から来るか。でも「スピードに憑かれた」ボクがやることは一緒だよ

【Running in the sky】発動させてむかえ撃つよ。
魔術弾は怖いけど、直線上に入らなければ良いんだよね。
自惚れかもしれないけど、ボクの[操縦、騎乗、ダッシュ]能力と姿こそ変わってもジェイクなら、負ける気はしない!

一直線に飛ばぬよう、空賊に対して狙い定めさせぬよう斜めに接近する事を意識し、
[スナイパー、一斉発射、誘導弾、2回攻撃、零距離射撃、援護射撃、だまし討ち、クイックドロウ]で攻撃するよ

[迷彩、激痛耐性]による防御も怠りなく

弱い雷撃が放てるから、これで相手の連携も壊す!

※連携アドリブ、共に歓迎します



始まった戦闘、空賊たちが群れを成して島に襲い掛かろうとする

その光景を見て、しかしどこかうれしそうな笑みを浮かべる男が一人

「思ってた以上に速い・・・だけど、スピードなら負けられないね」

サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)は、相棒とも呼べるジェイクと共に戦闘機へと変身し空へ飛び立つ。

前方からの弾幕を、圧倒的なスピードと繊細な技術で隙間を縫うように回避し続け、隙を見つけ雷撃を放ち撃墜する。

「次!」
反転し、相手の背後を取り雷撃を放つ・・・撃墜。
縦横無尽に空を駆け巡り、次々と撃ち落とす。

「世界はまだまだ広ぇな、あいつみてえな動きのできるやつがいるたぁ・・・俺ももっとやれるようになんねぇとな」
男はそんなサリーの動きに感嘆しつつも、襲い掛かる空賊を危なげなく撃ち落とす。

攻撃が止み、風に乗って詠唱の声が聞こえる・・・どうやら大技で仕留めに来るようだ。

高速で接近しゼロ距離から雷撃を放つ、衝撃で制御できなくなった魔術弾が暴発し、他の敵を巻き込んで爆発が起きる。

少しずつ、だが確実に軍勢は減っている。

大成功 🔵​🔵​🔵​


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※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「相原きさ」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
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麻生・竜星(サポート)
人間のマジックナイト×シャーマン、20歳の男です。

極悪非道の敵には無慈悲で攻撃します。何かに、また何者かによって操られたり強制的に戦わされている場合は、救えるものなら話をしようとします。助けられない場合は『魂の開放(戦闘)』により助けようとします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、近接か遠距離範囲攻撃のどちらが有効か考えて行動します。
ブル-アルカディアでの依頼で空中戦の時は、ワイパ-ンに騎乗して戦います

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

ほかの猟兵との絡み&アドリブはOKです
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「今回の護衛対象は、あそこか……」
 麻生・竜星(銀月の力を受け継いで・f07360)は、白いワイバーン、§Algol§に乗って、この地にやってきた。
「……くっ!! あいつら、俺が一人だってのを見越して、撃ってきたか!?」
 男は空賊のエルフに追撃を受けそうになっていたのを。
「助太刀する!」
 竜星がワイバーンと共に間に割って入り。
「白大蛇の神は、お前達に慈悲を与える価値は無いそうだ……残念だったな」
 白蛇神の制裁(サーペント・サンクション)を発動。
 オーブから白大蛇の配下を放ち、敵を次々と、締め付け、一時的に動きを封じていく。
「怪我はないか」
「お陰様でな」
 男は竜星の言葉にホッとした様子で答えた。
「あんたも……その、噂の猟兵ってやつか?」
「ああ。この町を守りに来た」
 会話をしている間にも攻撃してくるエルフに、眉を潜めながらも、ルーンをあしらった銀月の如く輝く剣、φ月影φでもって、応戦して見せる。
「ここは任せたぜ、猟兵さんよ」
「ああ。任せろ」
 男はこの場を竜星に任せ、持ち場に戻る。
「守らなくてはな……この町も、あの男も」
 その姿を見送ると、またやってきたエルフ達を男の元へ行かせぬよう、白大蛇の配下をまた放ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ハズキ・トーン(サポート)
「仮面って邪魔だよねぇ」
 どこか暢気な話し方をする、仮面をつけた男です。別に仮面が外れようが気にしません。邪魔ならすぐ外します。仮面は帽子感覚。

 攻撃する。という行為が驚くほど苦手な為、野生の勘やら逃げ足やらを駆使して避けつつ、
 『生まれながらの光』で負傷者等の救助を優先とした行動が多め。
 回復の必要がなければ他UCも使用します。

 説得で回避できるならば話し合いを試みます。 
 自身の多少の怪我は厭いません。

 あとはおまかせします。連携歓迎。


六代目・松座衛門(サポート)
ヤドリガミの人形遣い×UDCメカニック。人形を用いて異形(オブリビオン)を狩る人形操術「鬼猟流」の使い手です。
 ヤドリガミの特徴である本体は、腰に付けている十字形の人形操作板です。
 普段は「自分、~君、~さん、だ、だろう、なのか?)」と砕けた口調で、戦闘中は言い捨てを多用します。

UCは全て人形を介した物で、「鬼猟流」に最適化された人形「暁闇」か、その場にある生物を模った物を操り戦います。

非常に多数の敵と戦う際は、自身も武器アイテムを用いて戦います。徒手空拳は苦手です。
極力、同時に多数の敵を相手にしないように地形等を利用し、戦闘を展開する傾向があります。



 物陰からまた一人、猟兵が、人形を伴って現れた。
 六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)だ。
「オブリビオンめ、この『鬼猟流』が相手になってやる!」
 腰に付けていた十字の操作盤を使い、巧みに人形を操って、やってくる空賊達を蹴散らしていく。
「サンキュ、助かるぜ!」
 戦う松座衛門に、男はそう声をかけると。
「『こいつ』はどれくらい強い!? 演目『荒天』!」
 松座衛門が、一気になだれ込んできた空賊達を蹴散らすべく放ったのは、鬼猟流 演目其ノ三「荒天」(キリョウリュウ・エンモクソノサン・コウテン)だ。
 対象への質問と共に、見えない『怪物』と戦う人形の様子から対象が連想した『怪物』を召喚する技だ。満足な答えを得るまで、対象が連想した『怪物』は対象を自分や人形すら巻き込む範囲攻撃で攻撃する。数多くの敵を蹴散らすことができたが……つまり。
「あっ……」
 松座衛門が気づいた時には、男はその攻撃に巻き込まれてしまった。
 と、そのときだった。
「大丈夫大丈夫ー。こっちは何とかするからね」
 そういって、姿を現したのは、仮面をつけたハズキ・トーン(キマイラの聖者・f04256)だ。
「仮面って邪魔だよねぇ」
 つけていた仮面を頭の方へとずらして、倒れている男をそのまま担いで、安全な場所へと運んでいく。
「この辺で良いかな?」
 ゆっくりと横たえ、施すのは生まれながらの光。ハズキが放った聖なる光が男の傷を癒していく。
「……ああ、助かった」
「それは何よりです。でも無理してはダメですよ」
 と、男が起き上がれば、先ほど敵を蹴散らした松座衛門が戻ってきた。
「すまない! まさか、人がいるなんて思ってなかったものだから……」
 ぺこぺこと頭を下げる松座衛門に。
「いやいや、俺ももう少し離れてればよかった話だ。それに、この仮面の兄さんが助けてくれたしな」
 もう大丈夫。心配するなと男が告げると、松座衛門はホッとした様子を見せた。
「おやおや、まだまだ来ますね。そろそろ戦場に戻りましょうか」
 ハズキの言葉に傷の癒えた男と松座衛門が立ち上がる。
「少し離れて戦うから……ハズキさん、その人を頼みます」
「戦うのは苦手ですからね。それくらいは請け負いますよ」
 いってらっしゃいとハズキは、飛び出した松座衛門を見送った。
「では、行きましょうか」
「おう!」

 猟兵達の激しい攻撃に、空賊達は次々と数を減らし……とうとう、残りも後退していったのである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『召喚獣『ヴァジュラ』』

POW   :    電磁結界
【雷の尻尾】から、戦場全体に「敵味方を識別する【レベル回の雷撃と超電磁場】」を放ち、ダメージと【電磁力反発による近接攻撃不可】の状態異常を与える。
SPD   :    サンダー・レールガン
【超電磁場と雷の拡散】によりレベル×100km/hで飛翔し、【超電磁場の強さ】×【雷エネルギー】に比例した激突ダメージを与える。
WIZ   :    雷電の支配者
【戦場を覆う超電磁場と雷の奔流】を放ち、戦場内の【金属の物品、および電気】が動力の物品全てを精密に操作する。武器の命中・威力はレベル%上昇する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アイン・セラフィナイトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「……ははっ、こいつは笑えねえな」
 男は思わず呟いた。
 彼の前に現れたのは、召喚獣『ヴァジュラ』。体に帯びた雷を自在に操る恐ろしい魔獣だった。その面影は……どこかあの『黄昏の魔犬』を思わせた。
「まさか、な……」
 あいつはどこかで生きている。
 そう思っていたが……いや、そんなことはない。
 そんな思いが男の中に渦巻いていく。
 しかし、今は……あの魔獣を倒さなくては。

 ――たとえ、『アレ』が……昔の仲間のなれの果てでも。
雛里・かすみ(サポート)
 バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
 普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「なんだか、訳ありそうね」
 男にそう声をかけるのは、雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)。
 彼の不安げな様子を見れば、かすみでもすぐに分かった。
「いや、気にせず戦ってくれ。どちらにせよ、ここで倒さないと、この町は終わっちまうからな」
 それでも、男は戦う気のようだ。しかし、その手は震えている。
「あなたは下がっていて」
 その手に自らの手を重ね、かすみはいつもの笑みを浮かべた。
「私達はそのためにいるんだから」
「だ、だが……」
 いいからと、男を押しとどめて、かすみはそのまま、ヴァジュラへと向き直ると。
「この地に眠る霊達よ、私に力を貸してね!」
 自然界の霊兵(エレメンタル・ゴースト)を発動させ、炎、氷、雷、風の属性を持つ霊兵を数多く召喚し、そのまま敵へとぶつけていく。
「彼の想いも……そして、この町を救うためにも、負けないわ!」
 かすみ自身も霊兵たちと共に、巨大な薙刀の旋風刃を手にヴァジュラへと立ち向かう。激しい戦いが、今、幕を上げたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

フィリリアンナ・フェアリーガーデン(サポート)
『ボクに不可能なんて字はないのですよっ!』
僕の天才的な頭脳があれば大体のことはちゃちゃっと解決できるのですよ!
便利な魔法の数々をご覧あれです!
戦闘では味方を巻き込まないように注意しつつ強力な魔法で殲滅です!
基本的に詠唱は必要なので気を付けて下さいね。
まぁ足を引っ張るような真似はしないので平気でしょう!
あ、それとA&Wワールド以外はあんまり行ったことないので、ちょっと興味深々になるくらいですかね?
やはり見たことのない景色や知らない知識というのは尊いものですからね。

他の方との絡みとか、連携などはお任せします。よろしくお願いするのですよ!



「んー、おかしいですね。敵は『黄昏の魔犬』を狙って来てるんですから、あれは普通の敵ですよ?」
 そう思案顔でやってくるのは、フィリリアンナ・フェアリーガーデン(超ド級天才魔導妖精・f00685)。小さなフェアリーなフィリリアンナは、そっと、男の肩に飛び乗った。
「え? そ、そうなのか?」
 男の言葉に、フィリリアンナはこくんと頷いた。
「だからあれは、別人……いえ、別魔獣ですね! だから、思いっきり戦って大丈夫ですよ。というわけでそろそろ行くね!」
 ふいっと降り立ち、すっと男との距離を開ける。
「このくらい開ければいいかな」
 味方を巻き込まないよう配慮しつつ。
「約定に基き我が許に参じよ。自然を司りし汝の力を貸し与え給え。我が名はフィリリアンナ!」
 オベロン・コールを発動、人型をした精霊力の塊たる大精霊の霊を召喚し、そのまま、攻撃をしかけていく。
「大精霊さま、頼みましたよー!!」
 大精霊はフィリリアンナの声援を受けて、そのまま一気に攻撃を重ねていったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

姫神・咲夜(サポート)
 桜の精の死霊術士×悪魔召喚士、女性です。
 普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
 片思いの人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

清楚で女流階級風の口調で、お淑やかな性格です。
基本的に平和的な解決を望みますが
戦わざるを得ない時は果敢に戦いに向かう勇敢さを持っています。

 あとはおまかせです。よろしくおねがいします!



 次々と激しい攻撃を重ねていく猟兵達に、男はぼうっとそれを眺めていた。
 先ほどのフィリリアンナの声掛けで、随分、緊張がほぐれている。
「けど、これだけ凄いもん見せつけられるとな……」
 自分も参加して、足手まといにならないか気後れしてしまう。
「大層賑やかな場所ですね」
 穏やかな笑みを浮かべて、やってきたのは桜の精の姫神・咲夜(静桜・f24808)。
「もしかして、嬢ちゃんも猟兵……なのかい?」
 男の言葉に、咲夜は満面の笑みで応える。
「どうやら……まだ敵は健在の様子。私も力を貸しましょうか」
 男が声をかける間もなく、咲夜は敵との距離を一気に詰めると。
「黒き桜よ、周囲を滅ぼしなさい」
 多大な魔力を秘めた白桜の魔杖を黒い桜の枝に変えて、そこから激しい浄化の力を放った。黒桜の裁き(クロウノサバキ)だ。
「相手は魔獣。手加減無用ですね……」
 そう呟くと、もう一度、咲夜は黒い桜の枝を振るい、更なる追撃を加えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニノン・トラゲット(サポート)
『容赦なんてしませんから!』
『アレ、試してみちゃいますね!』
未知とロマンとお祭りごとを愛してやまない、アルダワ魔法学園のいち学生です。
学生かつ魔法使いではありますが、どちらかと言えば猪突猛進でちょっと脳筋っぽいタイプ、「まとめてぶっ飛ばせばなんとかなります!」の心で広範囲への攻撃魔法を好んでぶっ放します。
一人称はひらがな表記の「わたし」、口調は誰に対しても「です、ます、ですよね?」といった感じのあまり堅苦しくない丁寧語です。
基本的にはいつも前向きで、ネガティブなことやセンチメンタルっぽいことはあまり口にしません。
その他の部分はマスターさんにお任せします!



「……それにしても、猟兵ってのは、本当にすごいな」
「ですよね!」
 そう呟く男の隣で、嬉しそうに声を上げたのは、ニノン・トラゲット(ケットシーの精霊術士・f02473)だ。
「おわっ!? あんた、いたのか!?」
「はい、ついさっき来ました! 少々遅れましたが、わたしも戦いに加わろうかと思いまして」
 可愛らしいエレメンタルロッドを手に、にこやかな様子でニノンがそう答えた……次の瞬間。
「どわあああああ!!!」
「きゃわわわ!!」
 ヴァジュラの放った雷電の支配者だ。戦場を覆う超電磁場と雷の奔流を放ち、更に得意の稲妻でもって、攻撃してきたのだ。
 幸いにも男もニノンも、それほど痛い攻撃を食らわずに済んだのだが。
「容赦なんてしませんから!」
「え……猫の嬢ちゃん……」
 男の静止も聞かずにそのまま。
「アレ、試してみちゃいますね!」
 とニノンが放ったのは、ジャッジメント・クルセイド。稲妻には稲妻を……ではなく、ニノンが放ったのは、天からの激しい光。
「ガアアアアアア!!」
 それをまともに浴びて、ヴァジュラは叫び声をあげた。
「……嬢ちゃんを怒らせないようにしよう」
 思わず男はそう呟いたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

厳・範(サポート)
長年の修行で誘惑に強いお爺です。
食べ物に制限はありません。
話し方は古風です。

亡き親友との約束(世界を守る)で、封神武侠界のみで活動していましたが、『仁獣』性質と親友の幻影の後押しで決意し、他世界でも活動し始めました。
「放っておけぬのよ」

動きとしては、主にサポートに回ります。
【使令法:~】では、麻雀牌を利用して、対象生物を呼び出します。
【豹貓】は睡魔を呼ぶ、【胡蜂】は恨みの毒(理由は秘密の設定にて)という感じです。

また、半人半獣もしくは本性の麒麟形態だと、背に人を乗せることがあります。

なお、武侠の血が騒ぐと足技が出ます。

依頼達成のためとはいえ公序良俗に反する行為はしません。
あとはお任せします。



「ここもまた、不思議な場所だのう……」
 次にやってきたのは、厳・範(老當益壮・f32809)だ。
「あんたも猟兵なのか?」
「他に何に見えるというのだ」
 さも当然と言わんばかりの範に、男はすまんと思わず謝った。
「皆、激しく戦っておるようだな」
 他の仲間達が次々と攻撃を重ねているが、未だ決定打には至っていない様子。
 それでも、敵はボロボロになってきているのだから、あと一押しくらいだろうか。
「放っておけぬのよ」
「あ、よろしく頼みます」
 思わず男はぺこぺこしてしまう。
 その様子を範は気にせぬ素振りで、浄化の炎を出せる鎗、焦熱鎗を振るった。
「契約によりて、来い!」
 放ったのは使令法:蝴蝶(フーディェ)。
 小さな蝴蝶を召喚し、仲間達へと攻撃の助言を与えていく。
「さて、ここで高みの見物とでもしようかの」
「……じいさん、余裕だな……」
 その範の様子に男は、思わずそう呟いたのだった。
 猟兵達とヴァジュラとの戦いは大詰めを迎える。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミク・シィナ(サポート)
POW重視の選択。
使用する技能として、捨て身の一撃76、残像76、吸血76、2回攻撃76、怪力76、カウンター41、なぎ払い40、第六感39、鎧砕き34、念動力34、見切り34、衝撃波34の内、いずれか場面に使えそうなものを便宜使用し参加致します。

ボス戦闘となりますので、ユーベルコード「漆黒の瞳(シッコクノヒトミ)」「みくしぃ☆ぱんち(ミクシィパンチ)」を主に使用し、敵を圧倒するような戦い方を致します。
しかしあくまで優雅に、淑やかに。

例外として、WIZ判定でも十分判定成功する場合のみ、ユーベルコード「滅びの光(コードジェネシス)」を使用し、お遊びしてみるのも一興、ですわね♪
楽しく弄びましょう。



「ごきげんよう、皆々様」
 そう、夜の闇よりも深い漆黒に染まったドレスを纏った女性、ミク・シィナ(漆黒の令嬢・f03233)が優雅に現れた。頭には紫色の宝石がはめられたシルバーの髪飾りが彩を添え、その手には、漆黒の宝石をはめこんだ指輪が煌めいている。
「あ、ああ……ごきげん、よう?」
 その様子に男はあっけにとられている様子。
「まあ、宴もたけなわではありませんの。良い時に参りましたわ」
 ミクは嬉しそうに微笑みながら、薄闇色の美しいデザインが施された巨大斧、薄闇の大斧を取り出した、そのとき。
「ガアアアアア!!」
 激しく吠えながら、ヴァジュラがまた雷電の支配者を放ってきたが。
「その程度の雷鳴など、効きませんわ!!」
 ミクのその斧の一振りで打ち消してしまった。
「次は私の番ですわね」
 嬉しそうに微笑みながら、ミクは告げた。
「終焉を……今、あなたに捧げましょう。滅びゆく者たちへ」
 滅びの光(コードジェネシス)。虚空より召喚された、幾重にも連なる無数の漆黒の闇属性を帯びた暗黒ビームが激しくヴァジュラを撃ち貫いたかと思うと。
「グガガアアアア!!」
 ヴァジュラは、ひときわ響く断末魔を上げて、下へ下へと落ちていったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 日常 『港町を満喫しよう』

POW   :    食べ歩きで名物料理に舌鼓を打つ!

SPD   :    商店街で買い物三昧!

WIZ   :    観光スポットで異文化体験!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

叢雲・雨幻(サポート)
【目立たない】事を利用して内部に紛れ溶け込んで、
お酒や煙草を嗜みながら何気なく情報を集めたり、
目当ての物を探したりするよ。
暗い場所なら【闇に紛れる】【忍び足】あたりで、こっそりと現状を把握したりするのも得意だね。
危険や警戒度が上がってきたと感じたらさっさと一時撤退。
物事起こす前に勘付かれちゃいかんからねぇ。


人々と接する時は優しく励ましたり、一緒に酒を飲んだりして楽しんだり。
子供と遊んであげたりもしちゃうよオジサン。
復興や救助をする時には、設定したUCを利用して積極的に手伝う。



 屍人帝国の襲撃は、猟兵達の活躍により、失敗に終わった。
 平和を取り戻した町は、再び、活気を取り戻していくようであった。

「あー、こりゃ出遅れたね、オジサン」
 仕方ないと言わんばかりに、ここでしか飲めないという地酒を見つけて、叢雲・雨幻(色褪せた根無し草・f29537)は、さっそく舌鼓。
「ほう、女にゃ少々キツイが、おいさんの口に合うやつだ」
 良い酒に巡り合えたようだ。瞳を細めて、満足そうに酒を飲んでいる。
「もしかして、猟兵さんかい?」
 そう声をかけたのは、あのとき一緒に戦った男だった。
「そうだが……お前さんは?」
「さっきの戦いで助けてもらったんだ。……けど、あのときの猟兵達がもう帰っちまったみたいでな」
 雨幻の隣に座り、男はジンジャーエールを頼んだ。
「酒、飲めねえのか?」
「いいや。けど、この後に用事があるからな。すまないがバーテン。となりの客人におかわりをやってくれないか。俺の奢りだ」
 男はそういって届いたジンジャーエールを飲み干すと。
「もしあいつらに会ったら伝えてくれ。とても助かったってな」
 そう言い残し、男は去っていく。
「ああ、忘れてなけりゃ伝えておくぜ、色男さんよ」
 奢りの一杯を手に、雨幻は嬉しそうな笑みを浮かべ、そう告げたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

月詠・莉愛(サポート)
『あの……宜しくお願いしますね。』
 オラトリオのシンフォニア×聖者の女の子です。
 普段の口調は「丁寧口調(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
 独り言は「普通かな(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

大人しくて口数が少ないですけど、心優しく
動物や植物などの自然が好きな少女。
争い事は苦手ですけど、依頼の成功の為なら戦う事も厭わないです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「どうやら……この辺も大丈夫そうですね」
 戦いが終わったのを確認し、襲われた町の様子を見に降りてきたのは、月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)。
 ところどころ、戦いで物が散乱し、建物が一部、壊れていた部分もあったが、すぐに直せそうだ。これならば、さほど時間をかけずとも復興……いや、修復は可能だろう。
「後はここに住む皆さんの様子ですが……」
「おねえちゃん、あそぼ!」
「おにごっこしよー!!」
「あら、まあ……」
 莉愛のその優しそうな雰囲気を感じ取ったのか、子供達が寄ってきたのだ。
「じゃあ、少しだけ、ね」
「「わーーい!!」」
 子供達に付き合って鬼ごっこをする莉愛。数時間付き合った後、ようやく子供達から解放された。
「おつかれさん」
 その先には、あの男が立っていた。
「いいえ。あなたは確か……」
「俺のことは良い。可能ならば、あんたに礼をしたいんだ。一緒に戦ってくれた連中はさっさと帰っちまったらしいからな」
 どうしても何かをしたいと言いたげな男に、莉愛は。
「……そうですね。……それでは、あの花屋で花を買っていただけませんか」
 男を連れ立って、近くにあった花屋に入っていく。
「こんなんでいいのか?」
「ええ、充分ですよ。それに……私、こういう花を見るの、好きなんです」
 綺麗なカスミソウの花束を、男に買ってもらい笑みを浮かべる莉愛。
「喜んでもらえたなら、それで充分だ」
 男も照れた様子で嬉しそうに笑みを見せるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。



 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は、宇宙カブJD-1725を走らせながら、街の様子を伺っていた。
「どうやら、ここも、もう大丈夫そうだな」
 活気を取り戻している人々を見つめ、バイクを止めた。
 そこには、美味しそうなスイーツを売っている店があった。
「おっ……美味そうだな! 一つ買っていこうかな?」
 そう、喜んで多喜が入っていった時だった。
「あんた……もしかして、猟兵か?」
「ん? そうだけど。アンタは?」
「さっき、別の猟兵に助けられたもんさ。よかったら、それ、奢ってやろうか?」
「金には困ってないんだけど……くれるっていうなら、もらっとこうかな」
 男の好意に甘えることにした多喜は、美味しいパイにありつけた。
 甘いクリームがたくさん入っている、焼き立てパイだ。
「うんまーっ!!」
「喜んでもらえたようだな」
 にっと笑みを浮かべる男に多喜は、ふと浮かんだ疑問を尋ねる。
「そういや、『黄昏の魔犬』って、どんな奴だったんだ?」
「すげえ奴だったよ。どんな敵でも臆することなく戦って、結局、生きて帰ってきたバケモンだ。けどよ……今回、一緒に戦って思ったんだ」
 男は続ける。
「猟兵ってのも凄いんだな。あんな凄い技をぽんぽんと連続してきてさ。驚いたぜ……もしかしたら、『黄昏の魔犬』って、お前らの仲間だったのかもしれないな」
 本当の所はわからないようだが、男は多喜に感謝を述べて去っていった。
「そうだとしたら……もしかしたら、どこかで会えるのかもな」
 自腹で買った二つ目のパイをかじりながら、多喜は満足げな笑みを浮かべるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月13日


挿絵イラスト