#クロムキャバリア
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●クロムキャバリア
「大熊猫量参号が量産された暁には、我が軍の勝利は約束されたようなモノですよ!」
ノリと勢いで、生産を開始したプラントがあった。
試作機として作り出された大熊猫量参号は、敵国から『白い悪魔』と呼ばれて恐れられるほど、戦場で功績を上げていたらしい。
その事がキッカケとなって、生産が開始されたのだが、大熊猫量参号には、ひとつ問題点があった。
……それはコストの問題。
一機作るたびに、赤字が出る程、高コスト。
そのため、大量生産をする事自体、ありえなかった。
それでも、吐き出した言葉を飲み込む事が出来なかったため、頭部に機能を集中させ、安価でありながら、高性能なモノを完成された。
その時点で試作機とは、まったくの別物。
『身体なんて飾りですよ!』と言わんばかりに、アレなシロモノであった。
故に、胴体はトタン。
一言で言えば、あってないようなモノ。
だが、頭部さえ破壊されなければ、何とかなるレベルであった。
そして、そのプラントが丸ごと、オブリビオンと化してしまったようである。
「飛べ、大熊猫量参号なんだよ!」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、ノリノリな様子で今回の依頼を説明した。
今回の目的は、オブリビオン化して暴走しているプラントを、破壊する事であった。
オブリビオン化したプラント自体に、何の戦闘力もないのだが、ひたすら無数の自律型オブリビオンマシンを生産し続けているため、このまま放っておくと自律稼働可能なオブリビオンマシンの群れが出来上がってしまうようである。
しかも、プラントが破壊されない限り、無尽蔵にオブリビオンマシンが生産されてしまうため、何としても破壊して欲しいという事だった。
ゆうきつかさ
どうも、ゆうきつかさです。
今回の目的は、オブリビオン化したプラントを破壊する事です。
基本的にノリと勢いで何とかなるので、キャラクターらしい行動であれば、シリアスでも、ネタでも構いません。
第1章は、パイロットが居ないまま放棄されているオブリビオンマシンを発見し、どうするか考えます。
その中に紛れているキャバリアを自機にしても構いませんし、手当たり次第に破壊しても構いません。
ただし、プレイングの内容によっては、オブリビオンマシンが反撃を仕掛けてくるかも知れません。
第2章は、重量級の量産型キャバリア『ドランギム』との集団戦です。
ドランギムは、オブリビオン化したプラントの周囲に展開しており、近づく者に対して容赦のない攻撃を仕掛けてきます。
第3章は、運命闘士『大熊猫量参号』との集団戦です。
ただし、頭以外は飾りです。
そのぶん、ハイペースで大量生産が可能になっているため、早めにプラントを破壊しておく必要があります。
注:キャバリアをジョブやアイテムで持っていないキャラクターでも、キャバリアを借りて乗ることができます。またユーベルコードはキャバリアの武器から放つこともできます。
第1章 冒険
『主無き悪機』
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POW : 動き出す前に破壊する!
SPD : 罠ではないか周囲を警戒する。
WIZ : 機体を詳しく調べる。
👑7
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との連携歓迎
■心情
放棄されているオブリビオンマシンですか、ちょっと危なそうなので
警戒しつつ、近づいて調べますわね。
【ハッキング】でマシンの内部を調べ【情報収集】で
プラントに関する情報を抜き出す様にしますわね。
「何か有益な情報があれば良いですけどね」
オブリビオンマシンがいつ暴れ出しても対処できるように
【第六感】を常に張り巡らせておきますわね。
オブリビオンマシンが暴れ出したら
私も夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(UC)を使用して
破壊しておきますわね。
サリー・オーガスティン
■SPD
放置されているマシンを、乗っ取っちゃってもいいんだね?
そうでなくても、乗り物がモノを言う世界があるのなら
ボクはバイク乗りだけど、それだけじゃいけないな。
というわけで、キャバリアを強奪する!
まずは、【Drone Action】でキャバリアを探すとしよう
見つけ次第[情報収集]でマニュアル等、とにかく動かし方を学ばないと。
(ボクの場合、動かせる自信はあるけど、動かせるだけじゃ駄目だしなぁ)
あとは[操縦、騎乗]で動かして[武器改造、情報収集、メカニック]でボクのアームドフォートなどの武器を扱えるようにイジっておきたいし、可能ならスピード特化形にしておきたいし
※連携・アドリブ共に歓迎
●クロムキャバリア
その場所はキャバリアの墓場と言っても大袈裟ではない程、不気味な雰囲気が漂っていた。
そのためか、空気が重く、ネットリと纏わりついてくるような錯覚を覚えた。
そこに放置されていたキャバリアは、どれも壊れてサビついており、コア部分が剥き出しになっているモノもあった。
その中にはオブリビオン化したマシンがあり、今にも動き出しそうな勢いで、ボンヤリと光を放っていた。
「放棄されているオブリビオンマシンですか。ちょっと危ない感じがしますね」
ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)が、警戒心をあらわにしながら、ゴクリと唾を飲み込んだ。
彼女が本能的に感じたのは、絶対的な危険。
まるで針山を歩いているような感覚に襲われ、一切気を抜く事が出来なくなった。
「とりあえず、放置されているマシンを、乗っ取っちゃってもいいんだね?」
すぐさま、サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)が、【Drone Action(ドローンアクション)】を発動させ、本体に1と刻印された戦闘用小型カメラ付きドローンを94体召喚し、自分好みのキャバリアを探し始めた。
「何か有益な情報があれば良いですけどね」
一方、ローズは有益な情報を得るため、近くにあったオブリビオンマシンをハッキングし始めた。
どうやら、オブリビオンマシンは、オブリビオン化したプラントから命令を受けており、侵入者達を排除するように指示が出ているようである。
いまのところ、オブリビオンマシンに動きはないものの、一斉に襲い掛かってきても、おかしくないような状況であった。
「こ、これは……!」
そんな中、サリーがドローンの小型カメラを通じて、一体のキャバリアを発見した。
そのキャバリアはオブリビオンマシンの中に紛れており、他のキャバリアとは比べ物にならないほど、自分好みのデザイン。
ここにある事自体、信じられない程、格好良くて、センスのある機体であった。
一体、どのような経緯を経て、ここに棄てられたのか分からないが、その者のセンスを疑ってしまうレベルであった。
(何とか動かす事が出来そうな気もするけど……)
サリーがキャバリアのコックピットを覗き込み、表紙にVマークのついたマニュアルを見つけた。
そのマニュアルは、とても読みやすく、ページをめくっているだけで、頭の中に操作方法が流れ込んでくる感じで、理解する事が出来た。
「……来ますっ!」
次の瞬間、ローズが第六感でオブリビオンマシンの異変に気付き、先手必勝とばかりに【夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(ローズ・ワルツ)】を発動させ、プリンセス・ローズ(銃)をオレンジ色の無数の薔薇の花弁に変え、オブリビオンマシンを攻撃した。
それと同時に、まわりにあったオブリビオンマシンが爆発し、真っ黒な煙を上げて完全に機能を停止させた。
だが、機能を停止させる事が出来たのは、ごく一部。
それ以外の機体が唸り声にも似た機械音を響かせ、一斉に襲い掛かってきた。
「それじゃ、行くよ!」
その間に、サリーがキャバリアを起動させ、アームドフォートをぶっ放し、目の前に立ち塞がっていたオブリビオンマシンを破壊すると、風を切るようにして、他のオブリビオンマシンに攻撃を仕掛けていった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
大豪傑・麗刃(サポート)
まじめなこと『だけ』はやりたくないのだ!
いかなるシリアスな場面でも最低一か所はネタを挟みたい。ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロネタ、メタネタ等何でもよい。ただまあ一応状況をちゃんと前進させる意図はあるので、状況が悪化するような行為は……本当に悪化するならやらない。一見悪化するけどネタとして許されるならむしろやりたい。場合によってはギャグを『変態的衝動』に繋げて身体能力を強化し無理やり状況の改善を狙う事も。
あまりに超どシリアスな雰囲気のためギャグなんか絶対に許さないとMSが判断するのなら、シリアスオンリーも一応できなくはないが、その時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)。
中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『さてと、お仕事頑張りませんとね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
特徴 長髪 のんびり 社交的 惨殺ナイフを愛用 実は胸が大きい
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。柔らかな物腰や【優雅なるご令嬢】で対人系は得意な方。【情報収集】も得意です。
探索系であれば、ドラゴンランスを竜形態に変えて偵察に出したりなども可能。
裕美のハッキング能力等が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します
あと、虫が苦手
サエ・キルフィバオム(サポート)
アドリブ歓迎
基本的には情報収集が得意かな
相手が何かの組織だったら、その組織の一員になり切って潜入して、内側から根こそぎ情報を頂いちゃうよ
そうじゃなければ、無害で魅力的な少女を演じて、上手く油断させて情報を引き出したいね
戦いになったら、直接力比べの類は苦手だから、口先で丸め込んだりして相手を妨害したり、糸を利用した罠を張ったり、誘惑してだまし討ちしちゃうかな
上手く相手の技を逆に利用して、手痛いしっぺ返しが出来ると最高♪
敢えて相手の術中に陥ったふりをして、大逆転とかも良く狙うよ
ミュー・ティフィア(サポート)
困ってそうですね。少しお手伝いしましょうか?
口調 (私、あなた、呼び捨て、です、ます、でしょう、でしょうか?)
基本的に誰に対しても友好的です。
時々うん、と相槌をしたり、敬語はやや崩れちゃったりします。
好きなものは紅茶です。
余裕があったら飲みたいです。
なるべくなら助けられる人は助けます。
復興のお手伝いとかは積極的に頑張っちゃいます!
現地の人達との交流やケアもしていきたいです。
もちろんオブリビオンや悪人には容赦なしです!
相手次第では手加減するかもしれないですけど。
ユーベルコードやアイテムは何でも使います。
いかなる場合でも公序良俗に反する事には関わりません。
不明点や細かい部分はお任せします。
カシム・ディーン(サポート)
【情報収集・視力・戦闘知識】
基本周辺情報を収集して現状の状況把握
ダイウルゴスで周囲を探索して情報統括を行
周囲警戒も行い必要時には
【属性攻撃・迷彩】で光を全身とダイウルゴス達に付与して隠れて隠密行動
必要時には【盗み攻撃・二回攻撃】で武器などを奪い無力化する
一般人は基本不殺徹底
殺ると色々面倒ですからね
子犬丸・陽菜(サポート)
ダンピールの咎人殺し×聖者、14歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、リーダーには「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
宝珠による臓物を掻き回しを多用し、知られざる枷を使います。怪我は厭わず積極的に行動、臓器の負傷でユーベルコードの威力が上がるので負傷は状況によりわざと受けたりもします。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
潜在的なマゾヒストなのでユーベルコードの苦痛になにか感じる場面もあるかも?
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
シン・クレスケンス(サポート)
「大抵のことはこなせますので、何でもお申し付けください」
◆人物像
・落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
・窮地でも動じず冷静に戦況を判断し切り抜ける。
◆猟兵になる以前の経歴から調査、情報操作、諜報が得意。
◆戦闘
【破魔】の魔力を込めた銀の銃弾等の詠唱銃による攻撃や、魔術による攻撃を得意としている。
◆UDC『ツキ』
シンに取り憑いているUDC。闇色の狼の姿をしている。
こちらも追跡が得意(魔力を嗅ぎ分けている)で、戦闘は牙や爪で攻撃。
◆口調
・シン
僕/相手はさん付け(使役は呼び捨て)
~です、~ます、~ですか?等丁寧で穏やかな話し方。
・ツキ
俺/お前、呼び捨て。
~だぜ、~だろ、~じゃないか?等男性的な話し方。
春夏秋冬・ちよ(サポート)
風景画が趣味のお節介な旅老猫
優しいお婆ちゃん猫で猟兵としての経験は浅いですが、アルダワの学生としてとても長い間戦い続けた歴戦の戦士です
口調はステシをベースに優しいお婆ちゃんをイメージ
動物と会話して道や情報等を得ます
UCは竜を疑似再現、その力を借りる物
何の竜の力かは状況、やりたい事によって指定を
(例:火竜・刃竜・筋肉竜等々 真面目からネタまで可)
戦闘は素早い身のこなしで回避重視、杖か閉じた傘(又はUC)による鋭い攻撃
所謂蝶のように舞い、蜂のように刺す
得意技はUCで騎乗か飛行してのランスチャージ
一人称追加・おばあちゃん
禁止事項
真の姿の解放(覚醒)
UC『凶夢の魔竜騎士』二種の併用
公序良俗に反する行動
リリウス・テイケー
アドリブや他の猟兵との連携OK
プラントそのものがオブリビオン化……そういうこともあるのか。
つまりはまぁ、ここはもう敵地と思って行動しなくては。
『地形の利用』『忍び足』『目立たない』といった技能を利用しつつ、
【バウンドボディ】の触手でプラントや機体の情報を収集していこう。
ちょうど自分のキャバリアが欲しいところではあるが、オブリビオンマシンに乗るのも少々憚られるなぁ。
どうせ改修することだし、設計図とかが確保できれば最高なのだが。
オブリビオンマシンが動いて襲ってきた場合は攪乱と逃走を優先かな。
これでも長らくスライムをしているのだ、
『フェイント』も織り交ぜつつ跳ね回って翻弄してあげよう。
四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ハズキ・トーン(サポート)
「仮面って邪魔だよねぇ」
仮面を付けているものの、しょっちゅう外します。仮面は帽子感覚。
丁寧な口調の割にはノリはよく、色々な事に興味を持ちます。
ただ、攻撃する。という行為が驚くほど苦手な為、出来る限り回避すべく、別の事に意識を向けさせたりとのらりくらり躱しがち。
戦闘時は野生の勘やら逃げ足やらを駆使して避けつつ、『生まれながらの光』で負傷者等の救助を優先とした行動が多め。
回復する必要がなければ他UCも使用します。
あとはおまかせします。
睦沢・文音(サポート)
『聴こえますか?私の歌が!』
年齢 14歳 女
外見 147.1cm 黒い瞳 黒髪 色白の肌
特徴 いつも笑顔 柔和な表情 胸が大きい お尻が大きい ネットが好き
口調 清楚(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません
他の猟兵のサポートに回り、事件の解決にあたります
日常パートならば飲食や歌をうたうことをメインに行動します
他の参加者様との連携リプレイ歓迎です
最大の目的は、事件を解決に導くことです
その為なら、ある程度の怪我や些細な失敗はやむを得ないものとします
ニノマエ・アラタ(サポート)
ふだんは無口(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)
だが、状況に応じて会話する。
相対する存在への礼儀は忘れない。
敵を前に怯えたり、ひるんだりはしない。
ユーベルコードは有効と判断すればどれでも使用、
怪我は厭わず積極的に行動する。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない。
あとはおまかせ。絡みやアドリブは常に歓迎する。
●冒険章に参加した場合
必要とされる行動を積極的に試してみます。
場に応じてとっさに、思いつく何かで勝負。
体力勝負なら黙々と働きます。
心情系でも、そういえば…と何かを思い出すかもしれません。
お手伝いや協力行動はすすんでします。
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UDCアース出身
技能の世界知識でほかの世界のこともわかるかも
あとボクが持ってる技能で
使えるのは…
情報収集、コミュ力、時間稼ぎ、救助活動、学習力、暗視、聞き耳あたりかな?
それに勇気と覚悟と気合い!
このあたりの技能を使って調べられることは調べたいし
もし力仕事とかで必要ならトリニティエンハンスやストロンゲストモードなどのパワーアップ系UCも使うよ
今日はここの世界か…どの世界も、ボクたちがちょっとずつ良くしていければいいね
アドリブ絡み歓迎
アルタ・ユーザック(サポート)
ダンピールの16歳女性です。
ユーベルコードを使える場面では『吸血鬼には触れられない(アルタニハコウカガナイヨウダ)』を使用し、自身へのダメージをなくしたうえで依頼遂行のために行動します。
一人称は「わたし」(ひらがな)です。口調は「~だわ」や「~だな」の様なものではなく、「○○…。」の様に…で終わり語尾に何もつけない口数少な目のクールタイプの話し方です。
服装・体型・容姿・持ち物などは、ステータスシートの参照お願いします。
上記内容以外は全てアドリブなどOKです。
よろしくお願いします。
●クロムキャバリア
(プラントそのものが、オブリビオン化……そういう事もあるのか。つまりは、まぁ、ここはもう敵地と思って行動しなくては……)
そんな中、リリウス・テイケー(自称悪くないスライム・f03261)は、地形を利用するようにして、物陰に隠れながら、忍び足で目立たないようにしつつ、オブリビオン化したプラントを目指して歩いていた。
まわりには墓標の如くオブリビオンマシン達が並んでいるものの、今のところ動きはない。
だが、その目は真っ赤に輝いており、いつ動いてもおかしくないような状況であった。
(せっかくだから、キャバリアが欲しいところだが……)
そんな中、リリウスが【バウンドボディ】で、自らの肉体をバウンドモードに変化させ、触手を伸ばしてオブリビオンマシンを調べ始めた。
オブリビオンマシンは、オブリビオン化したプラントの支配下にあるためか、コックピット内は無数のコードで埋め尽くされ、乗り込む事が出来ないようになっていた。
幸い、まわりにはオブリビオン化したプラントの影響を、まったく受けていないキャバリアもあった。
(とりあえず、これなら乗れそうか。ただ随分と型式が古いようだな。まあ、改修する事だし、これでいいか)
リリウスが納得した様子で、目の前のキャバリアに乗り込もうとした。
「ハイジョ、ハイジョ、ハイジョ……」
次の瞬間、オブリビオンマシン達が一斉に動き出し、リリウスを狙って次々とビームを放ってきた。
(予想はしていた事だけど……)
すぐさま、リリウスが勢いをつけて飛び跳ね、自分を狙って飛んできたビームを、ギリギリのところで避けた。
そのため、リリウスはオブリビオンマシン達の注意を引きながら、ピョンピョンと跳ね回るのであった。
●クロムキャバリア
……その数分前。
「こ、こいつ、動くのだ!」
大豪傑・麗刃(23歳児・f01156)が乗り込んだのは、何処かで見た事のあるようなデザインのキャバリアだった。
だが、あまりにもヤバ過ぎるせいで、全面モザイク。
元のデザインが分からない程、テケテケとしており、違う意味で危険な雰囲気が漂っていた。
そのため、色々な意味で近寄り難い雰囲気が漂っているものの、麗刃に迷いはなかった。
むしろ、これでないとダメ!
そう思っているのか、全身がモザイクに包まれても、麗刃に躊躇いはなかった。
「どうやら、ここにあるキャバリアは、どれもオブリビオン化したプラントの影響を受けていないようだね。だから、乗っても大丈夫。途中で制御を失う事もないようだし……」
そんな中、サエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)が、近くにあったキャバリアを調べ始めた。
どうやら、オブリビオンシマシンになっていないキャバリアは、何らかの不都合があるものの、動かす事が出来るようである。
逆にオブリビオンマシンのコックピット内は、触手のような機械のパイプがウネウネとしており、迂闊に乗り込むと取り込まれてしまいそうな感じであった。
「確かに、動かすだけなら、それほど難しくなさそうですね」
シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)がキャバリアに乗り込み、慎重に操縦し始めた。
キャバリアによって、操縦方法が異なっているようだが、シンの機体は数分ほどで手足の如く動かす事が出来た。
その代わり、エネルギーが尽きかけているため、オブリビオン化したプラントを破壊するまで持てばいいといった感じであった。
「だったら、おばあちゃんでも動かす事が出来るのかしら?」
春夏秋冬・ちよ(旅する老猫・f19400)が興味津々な様子で、近くにあったキャバリアに乗り込んだ。
コックピットの中には、訳が分からない文字がたくさん書かれていたものの、動かすために必要な部分には、絵文字のようなマークがあったため、何となく動かし方を理解する事が出来た。
どうやら、このキャバリアはお年寄り向きに作られたものらしく、簡単かつ動かしやすくなっているようである。
その分、事故が多かったのか、フロント部分がヘコんでいたが、戦闘に支障が出る程のモノではなかった。
「それじゃ、私はこの機体にしますね。なんだか外装が可愛くて、動かしやすそうですし……」
睦沢・文音(フォーチュンシュネルギア・f16631)がノリノリな様子で、近くにあったキャバリアに乗り込んだ。
そのキャバリアはオシャレな女性が乗っていたのではないかと思う程、コックピット内が煌びやかにデコられており、入口にはスリッパが置かれていた。
おそらく、このスリッパに履き替え、操縦しろという事なのだろう。
モニター部分を覆うようにして、ド派手なアクセサリーが、すだれの如くブラ下がっているのが気になったものの、いつオブリビオンマシン達が動き出すのか分からないため、全神経を集中させて、わずかに見える隙間から外の様子を窺う事にした。
「上手く動いてくれるといいんだけど……」
四王天・焔(妖の薔薇・f04438)もキャバリアに乗り込み、大きく息を吸い込んだ。
実は、このタイプのキャバリアに乗るのは、初めて。
コックピットに乗り込んだ瞬間、その事実を知ったものの、いまさら別のキャバリアに乗り換えている暇はなかった。
そのため、限られた時間の中で、キャバリアの操縦方法を覚える必要があった。
幸い、コックピットの中には辞書のように分厚いマニュアルが置かれており、必要な部分には幾つも付箋が貼られていた。
そのマニュアルを参考にして、何とかキャバリアを起動したものの、あちこちにスイッチがあるため、頭の中がハテナマークでいっぱいになっていた。
「思ったよりも、動くモノばかり棄てられていたようですね」
中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の副人格であるシルヴァーナも落ち着いた様子で、キャバリアを操作し始めた。
裕美(シルヴァーナ)が選んだ機体は、状況に応じて変化するタイプのモノらしく、錆びて使い物にならなくなったパーツを自動排出すると、辺りに落ちていた部品を使って、破損している部分を修理し始めた。
一体、どのような仕組みになっているのか分からなかったものの、捨てられていたのが信じられない程、高性能の機体であった。
「あたしに合うキャバリアがあればいいんだけど……うくっ!」
そんな中、子犬丸・陽菜(倒錯の聖女・f24580)が腹部に激しい痛みを覚え、薄っすらと目を開けて、漆黒のキャバリアに視線を送った。
それは、まるで陽菜の内臓にある依代の宝珠と、リンクしているようだった。
そのため、依代の宝珠が今にも腸を掻き回しそうな勢いで共鳴しており、立っている事さえ出来ないほど、両脚が震えていた。
おそらく、依代の宝珠が、選んだ機体。
もしくは、キャバリアの呼びかけに、依代の宝珠が応えているのかも知れない。
「ハカイ……ハカイ……」
そこに追い打ちをかけるようにして、オブリビオンマシン達が一斉に真っ赤な目を輝かせ、猟兵達に攻撃を仕掛けてきた。
どうやら別の場所でも戦闘が始まっているらしく、あちこちから爆発音が聞こえていた。
「何やら困っているようですね。少しお手伝いしましょうか?」
ミュー・ティフィア(絆の歌姫・f07712)が、心配した様子で猟兵達に駆け寄った。
ここに来たばかりなので、何が起こっているのか、よく分かっていないものの、仲間達が困っているのであれば、助けるのが正しい選択。
こうしている間も、何体ものオブリビオンマシンが迫っているため、詳しい事情を聞くのは後回しと言った感じであった。
「さすがに、この状況で帰る訳には行かないか……」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が、何やら察した様子で口を開いた。
何となく面倒事に巻き込まれてしまったような気もするが、いまさら帰る訳にもいかなかった。
「もちろん、戦うよね☆」
そんな空気を察した界導神機『メルクリウス』が、銀髪の美女に変身した状態で、期待の眼差しをカシムに送った。
「いや、その……」
この時点で、カシムに拒否権はない。
いまさら、笑顔を浮かべて『それじゃ、帰ろうか』と言う訳にもいかないため、オブリビオンマシン達と戦う事を決意した。
「……何も慌てる事はない」
それとは対照的に、ニノマエ・アラタ(三白眼・f17341)が落ち着いた様子で、オブリビオンマシン達に視線を送った。
ざっと見ただけでも、数百体ほどいるようだが、元はどれも棄てられていたモノ。
そのため、あちこちガタが来ており、破壊するだけであれば、それほど難しくないように思えた。
ただし、オブリビオン化したプラントによって、改造が施されているため、油断は禁物。
その分、機体に負荷が掛かっているのか、真っ黒な煙を上げながら爆走しているオブリビオンマシンもあった。
「いまから私が時間を稼ぐので、それまでにキャバリアの操縦になれてください」
すぐさま、ハズキ・トーン(キマイラの聖者・f04256)が、【藪知らず(ヤブシラズ)】を発動させ、生い茂る木で出来た迷路を作り出した。
その影響でオブリビオンマシン達が前に進めず、苛立ちを隠せない様子で、ミサイルを発射した。
そのミサイルの爆発を受けても、生い茂る木を一掃する事は出来ず、木の焦げたニオイが辺りに漂った。
「流石に困っている人達を放っておく訳には行かないからね。ボク等は後でいいから、いまのうちにキャバリアに乗っておいて」
それに合わせて、百地・モユル(ももも・f03218)が【無敵城塞】を発動させ、全身を超防御モードに変え、オブリビオンマシン達の攻撃を受け止めた。
「ハカイ……ハカイ……ハカイィィ……」
しかし、オブリビオンマシン達は、モユルが無敵状態である事を知らないため、執拗にレーザーやミサイルを撃ってきた。
その攻撃を受けても、モユルが傷ひとつつかなかったため、危険な存在であると認識したらしく、最優先で攻撃しているようだった。
「邪魔……しないで……」
その巻き添えを食らったアルタ・ユーザック(クール系隠密魔刀士・f26092)が棄てられたキャバリアを調べながら、【吸血鬼には触れられない(アルタニハコウカガナイヨウダ)】で、下腹部に浮き上がった吸血紋を激しく活性化させ、肉体に作用する事でオブリビオン達の攻撃を遮断した。
その間に、アルタがキャバリアに乗り込み、限られた時間の中で、操縦方法を頭の中に詰め込んだ。
「今度はこちらの番ですよ」
それをカバーするようにして、ハズキがキャバリアに乗り込み、オブリビオンマシンに攻撃を仕掛けていった。
「ハカイ……ハイジョ……ハカイ……」
どうやら、オブリビオンマシン達に自分の意思はなく、オブリビオン化したプラントから出される指示に従っているようだった。
そのため、どんなに傷ついても躊躇いがなく、目的を果たすためであれば、手段を選んでいなかった。
しかも、他のオブリビオンマシンが破壊されても、勢いが衰える事が無く、物量だけで戦況を変えようとしているようだった。
「……援護します!」
そんな空気を察した文音が、【シンフォニック・キュア】を発動させ、清らかな歌声を響かせた。
その歌声と共に、まわりで戦う仲間達の傷が癒えていき、全身を駆け巡るようにして活力が漲った。
「さて……始めるか」
その間に、ニノマエが【ダーク・ヴェンジャンス】で全身を漆黒の粘液で覆い、オブリビオンマシン達から受けた負傷に比例するようにして、戦闘力を増強させ、生命力吸収能力を得た。
それはオブリビオンマシンにとって、脅威そのもの。
加えて、ニノマエが乗り込んだのは、スピードタイプ。
そのため、オブリビンオンマシン達が身を守る前に、次々とエネルギーを吸収して機能を停止させていった。
「万物の根源よ……帝竜眼よ……時空を操りし書架の王たる竜の力を今こそ示せ」
次の瞬間、カシムが【外典帝竜眼「ブックドミネーター」(トキヲスベシショカノオウ)】を発動させ、竜の姿を模したオブリビオンマシンを召喚した。
カシムによって召喚されたオブリビオンマシンは、オブリビオン化したプラントの支配下に無く、猟兵達を味方として認識しており、躊躇う事なくオブリビオンマシン達を破壊していった。
「我が前に立ち塞がりし、すべての困難を貫くその為に、彼方より来たれ竜の槍」
それに合わせて、ちよが【凶夢の魔竜騎士『竜槍』(アクムノリュウソウ)】を発動させ、想像から創造した、竜の力を宿した魔法の槍で、オブリビオンマシンを攻撃した。
それはオブリビオンマシンの装甲を貫くほどの破壊力を秘めており、串刺しにされたまま爆発四散し、ガラクタの山になった。
「この一撃は……必ず当てます……!」
そんな中、ミューがキャバリアと一体化するような勢いで全神経を集中させ、【不屈の射手(ヒット・ザ・ピリオド)】を発動させ、膨大な魔力を込めて一撃必殺の矢を放った。
その矢が風を切りながら、容赦なくオブリビオンマシンの身体を貫いた。
「ハ、ハ、ハイ……ジョ、ジョ、ジョ」
それと同時に、オブリビオンマシンが小刻みに身体を震わせ、断末魔にも似た機械音を響かせ、大爆発を起こしてガラクタの山と化した。
「大きくなってー、いっけー!」
続いて、焔がキャバリアを巧みに操りながら、【華竜の進撃(ドラゴン・ランページ)】でドラゴン形態になった竜槍【フローレ】】を巨大化させ、オブリビオンマシンを攻撃した。
「まだまだ行きますよ!」
その流れに乗るようにして、ミューがキャバリアを操り、オブリビオンマシンに攻撃を仕掛けていった。
「そろそろ動いても良さそうかな。それじゃ、ボクはこれに載るね」
その間に、モユルが無敵城塞を解除し、近くにあったキャバリアに乗り込んだ。
そのキャバリアは、大半のパーツが外されていたものの、素早く動き回れる事が出来たため、オブリビオンマシン達の注意を引くのに、最適の機体であった。
その分、防御面に不安が残るものの、状況によっては再び無敵城塞を使えばいいため、大した問題とは言えなかった。
(なるべく、無駄遣いをしないように、効率よくやる必要がありそうですね)
一方、シンは【魔を撃ち抜く銃弾(シルバーブレッド)】を発動させ、詠唱銃に魔力を込めて超高威力の銃弾を解き放った。
その銃弾がオブリビオンマシンのコア部分を貫き、他のオブリビオンマシンを巻き込むようにして爆発した。
「ハカイ……ハイジョ……ハカイ……」
その事に危機感を覚えたオブリビオンマシン達が、シンを狙うようにして、次々とビームを放ってきた。
そのビームが棄てられていたキャバリアなどに当たり、大爆発を起こして真っ黒な煙を上げた。
「いついかなる時も、慌てず、優雅に、ですわ」
そのビームを避けるようにして、裕美(シルヴァーナ)がキャバリアに乗ったまま優雅に舞い踊り、オブリビオンマシン達に迫って、華麗にナイフで斬りつけた。
「ハカイ……ハイジョ……ハカイ……ハイジョ……」
それでも、オブリビオンマシン達が、攻撃を止める事はない。
オブリビオンマシン達には、恐怖と言う感情が存在していないため、ただ命令に従って、目の前の敵に攻撃を仕掛けるだけだった。
「あたしの呼びかけに応えて、キャバリア!」
陽菜が漆黒のキャバリアに語り掛け、【血統覚醒】を発動させた。
それと同時に、キャバリアの両目が真紅に輝き、機械化したヴァンパイアのような姿になり、戦闘能力が爆発的に増大した。
「面白い仕組みに……なっているようね……」
アルタもキャバリアに乗り込んだまま、武器以外のモノを捨て、【覚醒・吸血女王(レイナ・ヴァンピーロ)】を発動させた。
それに応えるようにして、キャバリアの姿が変化していき、全身にパワーが漲った。
「ハイジョ……ハイジョ……」
その事を危険視したオブリビオンマシン達が、何かに取り憑かれた様子でミサイルの雨を降らせた。
「怖いのは……太陽の光だけ……」
だが、その攻撃はアルタに当たらず、ミサイルの雨の中を突き進み、オブリビオンマシン達を破壊していった。
「食らいつけ、メルクっ!」
次の瞬間、サエがキャバリアに乗った状態で、【グラール・フォーシス】を発動させ、液体金属装甲の一部をオブリビオンマシンに当て、力任せに剥ぎ取った。
それを食らう事によって、サエが乗っているキャバリアが液体金属に包まれ、オブリビオンマシンに対抗できる外装と武装に変化した。
「あたしの、苦痛の一端……感じてみますか? ん、ぐ、んぐぅっ!!」
それに合わせて、陽菜が【知られざる枷(シラレザルカセ)】を発動させ、オブリビオンマシン達に視線を送る事で、依代の宝珠に内臓を掻き回される苦痛と感覚を与え、一時的に動きを封じ込めた。
「わたしは怒ったのだ――!!!!!」
その隙をつくようにして、麗刃が【スーパー変態人(スーパーレイクン)】を発動させ、気合を入れて髪を逆立てると、キャバリアを金色のモザイクで光らせ、オブリビオンマシンに攻撃を仕掛けていった。
「ハカイ……ハカイ……ハカイィィ……」
それを迎え撃つようにして、オブリビオンマシン達が次々と攻撃を仕掛けてきたものの、すべて金色のモザイクに飲み込まれ、何が起こっているのか理解する余裕もなく、モザイクの一部と化していった。
そこで何が起こっているのか分からないか、とにかくヤバイ事(権利問題的に)が起こっているようだった。
「ブロロロロロロロ……」
次の瞬間、土煙を上げて猟兵達の前に現れたのは、ドランギムの集団であった。
成功
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第2章 集団戦
『ドランギム』
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POW : バレット・ストリーム・アタック
【ジャイアントバズーカ】と【マシンガン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : アックス・ストリーム・チャージ
【ヒートアックスで斬りかかるホバー機動の】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【同型機】の協力があれば威力が倍増する。
WIZ : ホバー・ストリーム・アタック
【敵を惑わす複数機での連携機動による幻惑】が命中した対象に対し、高威力高命中の【複数機の連携による連続攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
イラスト:純志
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ニノマエ・アラタ
状況把握。
闇雲に敵撃破をめざすと消耗戦になる。
プラント接近への足掛かりをつくりたいところだな。
……この機体と気が合うかどうかは、わからん。
ゆえに動かし、動きながら掴んでいくしかないだろう。
いきなりでも全力かつ高機動で動くぜ。
銃火器と刀剣の類が手近にあれば、拾って応戦だ。
使えるものは何でも。敵が持ってたモンでも使ってみる。
呑気に隠れてちゃ弾丸の雨嵐にやられちまうだけだからな!
遮蔽物の間を移動しながら、確実に敵を仕留めていきたい。
まどろっこしいことはしないで、頭部狙い一択!
照準が合わない弾丸は恐れるに足らん。
同士討ちでもするがいいぜ!
操縦のコツを掴んだら、ガンガン前線に突っ込んで道を開くぜ。
カシム・ディーン
機神搭乗
「メルシー知ってるよ!あれはリックド…」
おめーは何を言ってやがるんですか!?
「踏み台にして3分で12機やっつけようよー☆」
やめろっ!
取り合えず彼奴らには誰も乗ってないし…ありゃ厄ネタ機体ですよね
…なら…消し飛ばすか
UC発動
詠唱開始
【戦闘知識・情報収集・視力】
敵の陣形と動きのパターンと癖を見据え
特にこれから使う技に限りなく多く巻き込むためにも立ち位置を把握
【属性攻撃・念動力・弾幕・スナイパー】
カドゥケゥスより念動光弾・爆裂火炎弾を乱射し弾幕を展開して迎撃や牽制
【二回攻撃・切断・空中戦】
接近してきた機体で即座に切り踏みつけて連携潰し
詠唱が完成すれば
成長する雷撃…その力…見せてもらうぞ
●クロムキャバリア
「ブロロロロロ……」
颯爽と風を切りながら、猟兵達の前に現れたのは、ドランギム達であった。
その数……数百ッ!
機体には識別番号代わりに、『オルガ』、『マシュー』、『タケサブロー』等の名前が書かれおり、3体1組になって行動しているようだった。
しかも、高性能AIが搭載されたらしく、機械で合成された音声を使って、他の機体と連絡を取り合っているようである。
(この状況で闇雲に敵撃破を消耗戦になる。出来る事ならプラント接近への足掛かりをつくりたいところだが……)
それを目の当たりにしたニノマエ・アラタ(三白眼・f17341)が、キャバリアに乗ったまま、あれこれと考えを巡らせた。
だが、ドランギム達が壁の如く立ち塞がっている状況で、強行突破は不可能。
最悪の場合は、逃げ道を塞がれて、袋叩きにされてしまうため、限られた時間の中で、最善の方法を考える必要があった。
「メルシー知ってるよ! あれはリックド……」
そんな中、界導神機『メルクリウス』が、銀髪の美女に変身した状態で、禁断の言葉を口にしようとした。
「……ちょっ! おめーは何を言ってやがるんですか!?」
その事に危機感を覚えたカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が、慌てた様子でメルクリウスの口を塞いだ。
間一髪で最悪の事態を免れたものの、メルクリウスの身体がモザイクに包まれ、音声も加工されて甲高くなっていた。
おそらく、これは呪い……もしくは大人の事情的なアレなのだろう。
その巻き添えを食らったカシムも、中途半端にモザイクが掛かっており、どう反応していいのか分からないような状態になっていた。
(何やら面倒な事になっているようだが、この機体が何時まで持つかも分からん。ならば、やる事は……ひとつ!)
ニノマエがキャバリアに乗ったまま、キリリとした表情を浮かべ、全力かつ高機動でドランギムに突っ込んでいった。
「とりあえず、あれを踏み台にして3分で12機やっつけようよー☆」
それに合わせて、メルクリウスも助走をつけて、勢いよく飛び上がった。
「……って、こら! やめろ!」
その途端、カシムが最悪の場面を脳裏に浮かべ、メルクリウスにツッコミを入れた。
これは間違いなく、あの流れ。
そして、吐き出されるのは、お決まりの台詞。
それが容易に想像ではてしまったため、何とか踏み留まらせようとした。
だが、メルクリウスはまったく躊躇う事なく、『タケサブロー』機を踏みつけ、その流れに乗るようにして『テラ』、『アース』、『ガイア』機等を踏みつけていった。
「ちょっ! 最後!」
そのため、カシムは泣きたくなった。
メルクリウスに踏まれたドランギム達も、『俺を踏み台にしやがったなァ!』と叫びながら、次々と攻撃を仕掛けてきた。
『オルガ、マシュー! バレット・ストリーム・アタックを仕掛けるぞ!』
その事に腹を立てた『タケサブロー』機が他の機体に声をかけ、一列に並ぶようにして加速しつつ、マシンガンを乱射し、ジャイアントバズーカをぶっ放した。
(……随分と甘く見られたものだな)
ニノマエが躊躇う事なく、銃弾の雨の中を突き進み、ビームソードを構えた『タケサブロー』機に【一撃必殺(イチゲキヒッサツ)】の弾丸を撃ち込んだ。
『ば、馬鹿なっ!』
次の瞬間、『タケサブロー』機のボディに風穴が開き、無数の電流が走ったのと同時に爆散した。
「成長する雷撃……その力……見せてもらうぞ」
続いて、カシムが【外典帝竜眼「碎輝」(ムゲンニセイチョウシツヅケルモノ)】の詠唱を終え、雷属性のドラゴンブレスを吐きかけた。
『あ、あのパイロット、ただモンじゃねえ!』
そのブレスをモロに食らった『テラ』機が、悲鳴にも似た機械音を響かせて爆発した。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
大豪傑・麗刃
サポートに拾われたのも何かの縁。ここは一肌脱ぐことにする……のはいいのだが。敵さんのいろいろがいろいろと、大丈夫なの?モザイクとかいらない?第1章のわたしみたく。まーいいや。
第1章でせっかくなんかモザイクたっぷりなキャバリアに乗ったわけだし、それに継続して乗る事にはするとして。右手にソード左手にシールド肩にガトリング背中にバズーカとフル装備。がんばって操縦しよう。マシンガンは盾受け、バズーカはダッシュで回避。野生の勘で「見える」とかやるとなんかそれっぽくね?で相手にダッシュで近づき意味もなくジャンプで敵の頭上に乗って後方の敵を斬ると。やっぱりやるでしょこれは。怖いのはネタかぶりだけよ!!
サリー・オーガスティン
■SPD
突進に対しては、ここはスピードで対抗するよ
【操縦、騎乗、地形の利用】で、特大のロボを超える機動力を持たせて、
[Running in the sky]を発動だ!
元々スピードに憑かれてるボクには、これはうってつけの対抗策だね
[武器改造]でスピード特化形にしておきたいけど、その時間はあるかなぁ
(あればやっておきたいけれど、間に合わなければ仕方無い)
ロボを戦闘機に変形って、昔何処かで読んだSFものであったような気がするけど、気にしない!
弱い雷撃が放てるのなら、敵ロボの電子機器を破壊する事を出来るかもしれないね
【スナイパー、一斉発射、誘導弾、2回攻撃】で一気に叩く!
※連携・アドリブ共に歓迎
リリウス・テイケー
アドリブや他の猟兵との連携OK
おや、このあたりのオブリビオンマシンはさっきまでより好みなデザインをしているね。
とはいえ今度のも乗り込む余地はないのだろうし、
引き続き『地形の利用』『目立たない』『忍び足』『フェイント』を駆使して回避と攪乱を行おう。
「ちょっと肩をかしてもらうよ」
糸を利用してドランギムを盾代わりにしたり、腕の角度を少し変えて他のドランギムに攻撃が行くようにしたり。
スライム形態のまま跳ね回って体当たりも常套手段。
他の猟兵も近くにいるようなら、ドランギムの隙を作る動きを意識しよう。
テラ・ウィンディア
ヘカテイア搭乗
…いやさ…別におれは来るつもりはなかったんだよ
たださぁ…
お前の名前は気に入らん!
『テラ』機にびしっ
どうせならもっと活躍しろよ!(理不尽)
【戦闘知識】
敵陣を見据え殲滅にたる此方の陣形を考察
UC発動
【重量攻撃・貫通攻撃・属性攻撃・弾幕・砲撃・遊撃】
全機ガンドライド&ドリルビット展開
60機
砲撃兵装展開
魔力を込めて威力強化した重力波砲発射
同時に高熱弾の弾幕と共にドリルビットの突撃による大蹂躙!
特に『テラ』機は粉砕(不条理
【二回攻撃・空中機動・早業・串刺し】
残りと本体はそのまま敵陣に突撃
一体ずつ囲んで剣による斬撃から槍による串刺しで破壊の限りを尽くす
特に『テラ』機は念入りに(鬼畜
ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
量産型のキャバリアですか、これほど数で攻められては厄介ですわね。
ですが、私にもキャバリア(ローゼンガルテン)がありますわ、
これで返り討ちにしてあげましょう。
■行動
ローゼンガルテンを【メカニック】を活用し操縦しつつ
夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(UC)を使用して【範囲攻撃】しますわ。
【マヒ攻撃】で敵の動きを止めつつ、【ジャミング】で敵の動きを阻害します。
敵の幻惑攻撃には、こちらも【狂気耐性】で耐えつつ
【威嚇射撃】を放ちながら敵の連携を断つ様にしますわね。
「キャバリア同士でも、私の機体の方が性能は上の様ですわね」
●
「……これも何かの縁。ここは一肌脱ぐことにする……のはいいのだが。敵さんのいろいろがいろいろと、大丈夫なの? モザイクとかいらない?」
大豪傑・麗刃(23歳児・f01156)がドランギム達を見つめ、心配そうにツッコミを入れた。
何がどうマズイのか、具体的に説明する事は出来ないものの、何か見えない力が働いてもおかしくないほどアレだった。
『いくぞ、ラン、ラル! 蒼い三連星の恐ろしさを、そいつらの身体に刻み込んでやるぞ!』
蒼い三連星の指揮官機『バ』が、『ラン・ラル』兄弟機に指示を出した。
この時点で色々とヤバイためか、孔雀の羽が開くような感じで、死亡フラグが幾つも立っていた。
「せっかくモザイクたっぷりなキャバリアに乗ったわけだし、頑張って操縦しないとな」
麗刃がシールドを構えながら、ビームソードを握り締め、ドランギムに攻撃を仕掛けていった。
『いまだ! バレット・ストリーム・アタックを仕掛けるぞ!』
『バ』機が瞳をキランと輝かせ、『ラン・ラル』兄弟機に合図を送った。
その指示に従って『ラン・ラル』兄弟機がマシンガンを乱射し、銃弾の雨を降らせた。
「み、見える!」
次の瞬間、麗刃が野生の勘を働かせ、銃弾の雨を光の速さで回避すると、『バ』機の頭部を蹴りつけ、無限増殖しそうな勢いで、何度も岩壁にブチ当てた。
『ぐ、ぐおおおっ! この俺が! こんなところで……!』
そのため、『バ』機は成す術もなく爆散し、真っ黒な煙を上げてガラクタの山と化した。
●
(……おや、このあたりのオブリビオンマシンは、より好みなデザインをしているね。……とは言え、乗り込むほどの余裕もないし……)
そんな中、リリウス・テイケー(自称悪くないスライム・f03261)は引き続き地形を利用しつつ、目立たないように忍び足で移動をしながら、ドランギム達の背後に回り込んだ。
ドランギム達は前しか見ていないため、後方は隙だらけ。
おそらく、ドランギム達は背後に回り込まれる事を、まったく想定していなかったのだろう。
それだけ自信に満ち溢れているのかも知れないが、今回に限ってはそれが裏目に出てしまったようである。
「ちょっと肩をかしてもらうよ」
次の瞬間、リリウスが【GebundenerFaden(ゲヴォンドゥナーファードゥ)】で流体ボディから操り糸を放ち、近くにいたドランギムを盾代わりにしながら、腕の角度を少し変え、他のドランギム達を狙うようにして、ジャイアントバズーカをぶっ放した。
『き、貴様! 仲間を狙うとは……!』
『ご、誤解だ、誤解! それにやったのは、俺じゃなくてコイ……って、あれ? いない!』
(それじゃ、いまのうちに……)
そのドサクサに紛れて、リリウスが別のトランギムに操り糸を放ち、同じように動かして、別のドランギムと同士討ちをさせた。
『一体、何が起こっているんだ! こ、これは俺の意思じゃない!』
『そんな事を言って逃げる気か? 撃ったのは、お前だろうが!』
『ち、違う、それは誤解だ! それを今から証明……』
そう言ってドランギムが誤解を取ろうとした瞬間、リリウスが再び操り糸を放ち、マシンガンを乱射させた。
そのため、誤解を解くどころでは無くなってしまい、ドランギム同士で撃ち合いが始まった。
●
「ここはスピードで対抗だね」
一方、サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)は【Running in the sky(ランニング・イン・ザ・スカイ)】でジェイク(宇宙バイク)共々戦闘機に変身し、目にも止まらぬ速さでドランギム達を翻弄した。
『な、なんだ、あれは……! マク……ガウォ……ええい、何でもいい! とにかく撃って撃って撃ちまくれええ』
その事に危機感を覚えたドランギム達が、サリーを狙ってマシンガンを乱射した。
だが、その攻撃はサリーには当たらなかった。
逆に、サリー達から放たれた電撃を食らい、ドランギム達がビリビリと痺れて、月次と火花を上げた。
『ば、馬鹿な! 我らが恐怖する事など……あり得ない!』
それはドランギム達にとって、受け入れ難い現実。
それでも、受け入れなければいけない事実でもあった。
『俺は認めん! 認めんぞおおおおおおおお』
次の瞬間、『カラミティ』機が、ドランギム達を引き連れ、バレット・ストリーム・アタックを繰り出した。
それに合わせて、ドランギム達が一斉にマシンガンが乱射し、サリーの機体に風穴を開けようとした。
だが、先程の電撃で電子機器が壊れてしまったのか、いくらサリーを狙っても全くと言っていいほど当たらなかった。
『か、神にでも守られているというのか。あり得ん! そんな事……絶対にあり得ない』
それが奇跡であるかのように錯覚しながら、『カラミティ』機がジャイアントバズーカをぶっ放した。
しかし、『カラミティ』機の電子機器もイカれていたため、サリーには当たらなかった。
「……残念だったね」
その隙をつくようにして、サリーが誘導弾を一斉に発射し、『カラミティ』機を破壊するのであった。
●
『ぐぬぬ……、まさかこんな事になるなんて……」
連戦連勝、負け知らずの『テラ』機にとって、それは屈辱以外のナニモノでもなかった。
無敵を誇ったドランギム部隊も、ほぼ全滅。
今まで苦戦を強いられるような事がなかったため、どう対応していいのか分からず、他の機体も混乱しているようだった。
「いやさ……おれもここに来るつもりはなかったんだよ。たださぁ……お前の名前が気に入らん! どうせなら、もっと活躍しろよ!」
そんな中、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)が、『テラ』機に対して理不尽なツッコミを入れた。
『ええい、訳が分からない事ばかり言いやがって! 構わん、やれ!』
その事に苛立ちを覚えた『テラ』機が、まわりにいたドランギム達に声をかけ、即座に【アックス・ストリーム・チャージ】を仕掛けると、ホバー機動をフル活用して突進し、勢いよくヒートアックスを振り上げた。
「ウィザードモード……起動! 我招くは嵐の夜! 冥府へ導く魔女達の群れよ!今こそ狩りの時間だ! 存分にその力を示せっ!!!」
それを迎え撃つようにして、テラが【魔女達の騎行『ガンドライド』(アラシノヨル)】を発動させ、自らが装備する三界神機『ヘカテイア』と武装を110個複製し、重力貫通属性を複製し、念力で捜査してドランギム達を攻撃した。
『うぐっ! 散れ、散れ、散れえええええええええええ!」
その事に危機感を覚えた『テラ』機が、ドランギム達に指示を出した。
「逃がすか!」
そこに追い打ちをかけるようにして、テラ達が高熱弾の弾幕と共に、ドリルビットの突撃で、ドランギム達が成す術もなく爆散した。
『まだだ、まだ終わらん! 例え、天がそれを望んだとしても、この俺が認めん……!』
そのため、『テラ』機がズタボロになりながら、捨て身の覚悟でテラに突っ込んでいった。
……もう後がない。
ここで逃げて倒されるか、戦って倒されるのか、どちらかひとつ。
ならば戦って散る方が、潔いと『テラ』機が判断したようである。
「だったら、ここで爆散してしまえ!」
次の瞬間、テラが空を舞うようにして距離を縮め、早業で『テラ』機を串刺しにすると、念入りにザクザクと身体を貫いた。
『み、認めん! こんな事、絶対に認め……ぐわああああああああ!』
それと同時に、『テラ機』が断末魔にも似た機械音を響かせ、爆発四散した。
●
「だいぶ数が減っているようですが、ここで油断は禁物。私のキャバリアで返り討ちにしてあげましょう」
一方、ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)はドランギム達の逃げ道を塞ぐようにして、キャバリアに乗ったまま回り込んだ。
『な、なんだと!?』
その途端、ドランギム達が激しく動揺した様子で、機械音を震わせた。
どうやら、ドランギム達の大半は指揮官機を失っており、ドサクサに紛れて逃げ出そうとしていたようである。
その事を察知したローズに逃げ道を塞がれてしまったため、ひどく焦っているようだ。
『か、数だけなら、俺達の方が上だ! 何も怯むな! ブチ殺せええええええええええ!』
そんな気持ちを誤魔化すようにして、『ダァー』機がまわりにいたドランギム達を嗾けた。
その指示に従って、ドランギム達が複数機での連携機動による幻惑で、ローズを翻弄しながら、マシンガンを乱射した。
それに合わせて、別のドランギム達がジャイアントバズーカをぶっ放し、ローズが反撃する機会を奪った。
「……クッ! これは、なかなかやりますね」
その途端、ローズがグッと唇を噛み締め、威嚇射撃でドランギム達を牽制した。
『クククッ……! 一体、何処を狙っている! 俺達は、ここだ!』
だが、その攻撃は『ダァー』機には当たらず、背後にいたドランギム達に当たって、次々と爆発音を響かせた。
しかし、『ダァー』機は敢えて気づかないフリをする事で、自分自身を騙す勢いで被害がまったく出ていないと思い込んだ。
「……でしたら、遠慮はいりませんわね」
次の瞬間、ローズが【夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(ローズ・ワルツ)】を発動させ、夕空の祝い(RX無敵斬艦刀)を無数のオレンジ色の薔薇の花びらに変え、範囲マヒ攻撃で『ダァー』機もろともドランギム達を破壊した。
『キュピピィィィィィィィィィィィィィン!』
そんな中、オブリビオン化したプラントから飛び出したのは、完成したばかりの運命闘士『大熊猫量参号』達であった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 集団戦
『運命闘士『大熊猫量参号』』
|
POW : 熊猫システム
【周囲の状況をシミュレーションし敵対】対象の攻撃を予想し、回避する。
SPD : ネオアシッド・ハリケーン
自身が装備する【頭部】から【強力な酸】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【装甲劣化】の状態異常を与える。
WIZ : 予算が足りなかったマシンガン
【銃口】を向けた対象に、【安っぽいマシンガン】でダメージを与える。命中率が高い。
イラスト:コンドル中村
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
サリー・オーガスティン
■POW
完成できていれば、ボクの即席操縦技術や、調整まだまだのこのキャバリアでは、ひとたまりもなかったはず
頭部だけでもなんとか戦闘力がある機体、というのなら油断は全く出来ないね(マニュアル再度読み直し)
なるほど、このキャバリアには兵器が内蔵されている、と
それならば【操縦、騎乗、ダッシュ】で攻撃受けぬよう回避して、[ヴァリアブル・ウェポン]で攻撃回数重視で攪乱して、仲間の攻撃を助けるとしよう
ボクの目的は「大熊猫量参号」の足止め、目眩まし
火力はその分重視していないので、これで倒せるとも思えない
【スナイパー、一斉発射、誘導弾、2回攻撃、零距離射撃、なぎ払い、援護射撃】で攻撃だ
※連携アドリブは共に歓迎
●
運命闘士『大熊猫量参号』……それは人類の希望。
たった1機で戦況を一変するほどの力があった。
だが、予算の都合上、頭部以外はハリボテだった。
そのため、本来の性能を発揮する事が出来ず、色々な意味で問題があった。
それでも、大熊猫量参号に搭載されている高性能AIの考えは違っていた。
自分こそ、世界最強。
向かうところ敵なし。
故に、何も怖いモノはない。
それが原動力となって、無謀にも等しい特攻を仕掛けつつ、安っぽいマシンガンを乱射し、猟兵達に攻撃を仕掛けてきた。
『ボクにもやれる! やれるんだ!』
『やってやる、やってやるぞおおおおおおおお!』
『大船に乗ったつもりで任せておけ!』
しかも、機体に搭載されたAIに個体差があり、猟兵達の方が不安になるほど雑なモノもあった。
おそらく、オブリビオン化したプラントが、『物量に勝るモノなし!』と判断し、質より量を選んだのだろう。
それが最悪の選択である事に気づかぬまま、大熊猫量参号を大量生産しているようだった。
(……あれが大熊猫量参号か。万が一、あれが完成していたら、ボクの即席操縦技術や、調整まだまだの、このキャバリアでは、ひとたまりもなかったはず。それでも、状況的にはまったく油断が出来ないけどね)
そんな中、サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)がキャバリアに乗ったまま、マニュアルを読み返した。
状況的には、絶体絶命の大ピンチであるはずなのだが、マシンガンの威力があまりにもショボいため、攻撃を防ぐ必要すらないようである。
(なるほど、このキャバリアには兵器が内蔵されている、と……)
その事を理解したサリーがキャバリアを操り、一気に距離を縮めると、【ヴァリアブル・ウェポン】を発動させ、内蔵兵器で大熊猫量参号達に攻撃を仕掛けていった。
『み、見える!』
その途端、大熊猫量参号達が熊猫システムを起動させ、素早い身のこなしでサリーの攻撃を避けていった。
だが、その気持ちに反して、ボディのあちこちが悲鳴を上げ、シャレにならない程の負荷が掛かって爆散した。
「うわ……」
それを目の当たりにしたサリーが、ドン引きした様子で汗を流した。
おそらく、色々なところをコスト削減したせいで、必要なモノまで排除してしまったのだろう。
それが原因で熊猫システムの負荷に耐え切れず、自爆してしまったようである。
(とにかく、大熊猫量参号達の数を減らさないと……)
そんな気持ちを胸に秘め、サリーが誘導弾を零距離射撃で一斉発射すると、近くにいた大熊猫量参号達の自爆を誘いつつ、一掃するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
シィエー・スミス(サポート)
ブギーモンスターの魔女×ビーストマスター、68歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、嘘をつく時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
鹿(エルク)の魔女。全身を白い布で隠しており、ブギー・ブギーフェイス時以外は極端に脱ぎたがらない。とある神の信者もしくは化身、そのもの。真実は不明
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
燐・梟羽(サポート)
長い一つ結びの白髪で、常にメンフクロウの仮面を付けた25歳の男僵尸です。
普段の口調は「仮面の上(私、~君、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、独り言は「仮面の下(俺、お前、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」です。
ユーベルコードは指定したものを使用します。
非戦闘時は基本的に周囲を警戒しつつ周りに合わせて行動、不測の事態等があれば仲間に知らせます。
自分が僵尸、即ち死体であると自覚しているため、多少の怪我は厭わない反面、生者が傷つくことを嫌います。
危険がない日常では楽しむべきものは満喫し、生きる喜びを堪能しようとします。
他、細部は自由に使ってください!
紫洲川・珠璃(サポート)
キャラの雰囲気は落ち着いたお姉さんの感じです
口数はどちらかというと少なく物静か
戦闘は果敢に攻め入り、
速度を生かした撹乱を主として手数重視の攻撃で戦います。
足は止めず常に動き回り、奇策より正攻法を好みます。
武器は主に一振りの刀(虚鐵)を両手持ちで使い、まれに脇差として所持している二本目を抜きます。
弓は事前に必要性がわかっていれば持ち込みますが、持っていないことも多く歯噛みすることも
ユーベルコードは基本は以下の順で制御しやすいので利用しますが
状況に応じて適切なものを利用します。
【使いやすい】⇔【使いづらい】
炎狐=妖剣解放<黒狐召喚<神狐召喚
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(とりあえず、近くにあったキャバリアに乗ったのは、いいのだけど……)
シィエー・スミス(エルクの魔女・f31366)は不気味なデザインのキャバリアに乗り込み、大熊猫量参号達と戦っていた。
それは大熊猫量参号達の間、『黒い悪魔』と呼ばれているらしく、何かに取り憑かれたように頭部から酸を飛ばしてきた。
だが、その機体をシィエーが選んだのは、単なる偶然。
好き好んで乗っている訳では無いのだが、黒い悪魔と呼ばれたせいで、台所に蔓延るG的なアレが思い浮かんだ。
もちろん、デザイン的には、全く違うのだが、そう言われてみれば、そう見えなくもないため、気持ちが複雑なようである。
その間も、『黒い悪魔』は『ジョー……ジジョー……ジジ』と独特な機械音を響かせ、大熊猫量参号達を不快な気持ちにさせていた。
「まあ、敵意を向けられて、やられっぱなしっていうのも、アレね。ここは一気に片付けないと……」
次の瞬間、シィエーが【魔獣(サイクラノーシュ)】を発動させ、骸魂【這い寄る混沌】と合体する事で、一時的にキャバリアをオブリビオン化させた。
それは先程の姿と比べて、禍々しく、そのプレッシャーだけで、大熊猫量参号達が爆散するほどだった。
「……私を敵に回した事を後悔する事ね」
その勢いに乗るようにして、シィエーが大熊猫量参号達に攻撃を仕掛けていった。
●
「これが大熊猫量参号の実力ですか? まるで弾が止まって見えますね」
一方、燐・梟羽(仮面の僵尸・f33366)がキャバリアに乗ったまま、ゲンナリとした様子で、大熊猫量参号達の攻撃を避けた。
そのうちの何発か、ボディに食らってしまったものの、ダメージ的には豆鉄砲レベル。
それ故に、痛いというより、痛々しいという表現の方が正しく思えてしまう程、アレだった。
だが、それも仕方のない事、予算の都合。
『ウ、ウソだ! 理論上は装甲を貫くほどの破壊力があるはずなのに……!』
しかし、大熊猫量参号達は、その事実を決して認めようとしなかった。
それどころか、大熊猫量参号同士で、内輪もめ。
お前の機体が、たまたまアレだったせい。
……俺の機体は、そんなヤワじゃねえ。
この出来損ないが、と好き勝手な事を言って、責任を擦り付け合っているようだった。
「煩いので止まっていただけますか?」
その事に苛立ちを覚えた梟羽が、【尸震脚(シシンキャク)】を仕掛け、踏み込んだ脚から地面に勁を放ち、振動と足場破壊によって、大熊猫量参号の動きを一時的に封じ込めた。
『う、嘘だ! ボクは認めない! ボクこそ最強なんだ!』
それでも、大熊猫量参号は諦めていなかったが、無理に身体を動かしたせいで、あちこちに負荷が掛かってしまい、成す術もなく爆散した。
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(はあはあ……)
そんな中、紫洲川・珠璃(夜を追う者・f00262)はキャバリアに乗って果敢に攻め入り、大熊猫量参号達を破壊していった。
オブリビオン化したプラントは、コストをカットしまくって、大量生産する事を選んだらしく、辺りを埋め尽くすほどの大熊猫量参号達が、珠璃に襲いかかってきた。
だが、あまりにもコストをカットしたせいで、明らかに手抜きのモノや、パチモン感満載の胡散臭いモノまで様々だった。
『ボク等がいる限り、このプラントは落とさせない!』
その間も、大熊猫量参号達を独特な機械音を響かせ、頭部から強力な酸を放ってきた。
『ギャアアアアアアアアアアアアアア!』
しかし、その酸があまりにも強力過ぎるため、自分自身も溶けてしまう程だった。
そのため、あちこちで爆発音が響いており、真っ黒な煙が上がっていた。
『卑怯だぞ、こんな事をして!』
しかも、その責任をすべて珠璃に押しつけ、仇討ちをするため、一斉に突っ込んできた。
「……やるしかないようね」
次の瞬間、珠璃が深呼吸をすると、両手で一振りの刀を持ち、【妖剣解放】で妖刀の怨念を纏い、高速移動をしながら、斬撃による衝撃波を放射した。
『う、嘘だ! こんなところで……こんなところでぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
次の瞬間、大熊猫量参号達が断末魔を響かせ、成す術もなく爆散した。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
大熊猫って、パンダですわよね。パンダとは似つかないですけど
ともあれ人々に危害を加えるなら、倒すしかないですわね。
■行動
こちらも『ローゼンガルテン』に騎乗して戦いますわ。
風嵐薔薇矢雨(UC)を使用して戦いますわね。
風と樹を【属性攻撃】で強化しつつ、【破魔】の力も込めて
薔薇の矢を放ちますわ。
出来るだけ大勢の敵を纏めて攻撃するよう、矢は拡散させて放ちます。
敵の頭部を【スナイパー】で狙って【部位破壊】しておきますわね。
敵の安っぽいマシンガンは、【盾受け】で防御しつつ
【ダッシュ】で走り回りながら避けて行きますわね。
「やはり安物はいけませんわね」
大豪傑・麗刃
せっかく第1章でゲットした機体であるがシナリオが終わるとともに出番も終了だ。せいぜい派手に散らせてあげることにしよう。
ということで
熱くなれよおおおおおお
機体は炎に包まれた。だが戦闘用に作られた機体ならきっとわかってくれるだろう。これも敵を倒すために必要だということを。いや嘘じゃないぞ。飛んできた敵の酸は炎により無効化されるのだ。ほら有効だ。なんか酸をくらうまでもなく炎で装甲劣化しているような気もするのでプラマイゼロって感じもあるが些細な問題なのだ。
ともあれ機体の魂も燃えているだろうからその魂をキャバリアソードに乗せて敵を斬る感じで。んで爆発する前に機体から脱出。最後は夕日に向けて敬礼!涙涙涙。
カシム・ディーン
「ご主人サマ!あれだよ!ガンガ…」
だからお前いい加減にしろっ!
「しかもルストハリ…」
違うから!
【戦闘知識・情報収集・視力】
敵陣を見据えその動きと癖とパターンの把握
一気に決めるぞ
UC発動
【空中戦・念動力】
暴走衛星に捕捉されない高度を保ちながら念動力を纏って複雑な機動で飛び回り
【弾幕・属性攻撃・スナイパー】
遠くにいる敵は
火炎弾や凍結光線に雷撃等の弾丸を切り替えながら乱射
弾幕を展開して殲滅にかかり
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み・薙ぎ払い】
射程内なら一気に迫り鎌剣で切断
マシンガンを強奪し弾倉が空になるまで乱射して殲滅
直ぐに離脱して近くの敵に襲い掛かる
というか本当に軽いなこいつら!
せめて体何とかしろよ
テラ・ウィンディア
あ!おれ知ってるぞ!ガンダ…(ざーっ
でもなんか違う?
まぁいいや
【戦闘知識】
集団の陣形と効率的に殲滅しやすい立ち位置を把握
【属性攻撃】
炎属性を機体と武器に付与
【見切り・第六感・残像・空中機動・オーラ防御・武器受け】
衛星に捕捉されない高さで飛び回りながら残像を残して回避
避けきれないのはオーラ展開しつつ剣で弾きダメージ軽減
【二回攻撃・早業・串刺し】
剣で刻んで槍に切り替え串刺しにして蹂躙
【弾幕・貫通攻撃・遊撃】
ドリルビットとガンドライド展開
火炎弾の弾幕を張りつつドリル攻撃での殲滅
敵の多く集まった場所とプラントも巻き込める立ち位置につけば
UC発動
【重量攻撃・砲撃・リミッター解除】で破壊力更に増強
殲滅する
ルーノ・リゾストムトルンナ
コフレシ「まさか、本当に頭だけとはな…。」
ああ、そうだね…。
機能が頭部だけに集中しているなら、自己修復機能がないかぎりは胴体の動きを止められるかもしれない。
狙撃される前に僕の『サイキックブラスト』でショートさせて動きを封じてから、コフレシの【貫通攻撃】で頭部を破壊しよう!
コフレシ「オレ達がその運命から開放してやる!」「「うぉーーーーっ!!」」
●
「泣いても笑っても、ここで終了だ。
一方、大豪傑・麗刃(23歳児・f01156)は仲間達と共に、オブリビオン化したプラント内に突入した。
プラントの中には大熊猫量参号達がおり、猟兵達の行く手を阻むようにして陣取っていた。
「……外の奴らよりも酷いな」
メガリス戦士コフレシが気まずい様子で、大熊猫量参号に視線を送った。
だいぶ材料が減って来たのか、胴体が見るからにトタン。
むしろ、これで動いているのが不思議に思えてしまう程、トタンであった。
「ああ、そうだね……」
ルーノ・リゾストムトルンナ(軟体系ハーフ少年とメガリスキャバリアたち・f34159)も、それ以外に返す言葉がない様子で、コフレシの言葉に同意した。
「ご、ご主人サマ! あれだよ! ガンガ……」
そんな中、界導神機『メルクリウス』が、禁断の言葉を口にした。
それと同時にメルクリウスの全身がモザイクに包まれ、目には見えない大人の力によって、言葉がピー音に変換された。
「……と言うか、あれってガンダ……」
その流れに乗るようにして、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)も禁断の言葉を口にしようとして、全身がドット絵っぽくなった。
ふたりともまったく悪意はないようだが、今にも置物に変わりそうな勢いで、危険視されているようだった。
「だから、お前等いい加減にしろよっ! ほら、見ろ! 僕までモザイクに包まれちゃったじゃないか!」
その巻き添えを食らったカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が涙目になりつつ、テラ達にツッコミを入れた。
しかも、中途半端にモザイクが掛かっているため、カシムだけ擦りガラスの向こう側で、プライバシーを守られているような状態になっていた。
『一体、何を言っている俺達は、ガ……いや、大熊猫量参号だ!』
その事に腹を立てた大熊猫量参号達が、見るからに残念仕様のマシンガンを乱射した。
「その割には、大熊猫(パンダ)って感じがしませんわね? むしろ、何か別のモノに見えるのですが……。まあ、何であれ、人々に危害を加えるのであれば、倒すだけですわ」
それを迎え撃つようにして、ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)はローゼンガルテン(キャバリア)を操って、【風嵐薔薇矢雨(アメノゴトクフリソソグハトゲヲマトイシバラノヤ)】を発動させ、風と樹と破魔を複合させた属性の薔薇の矢を放った。
それが大熊猫量参号達のボディを貫き、まわりの機体を巻き込むようにして、大爆発を起こした。
続いて、カシムが暴走衛星に捕捉されない高度を保ちながら、念動力を纏って複雑な機動で飛び回り、大熊猫量参号達の注意を引きつつ、BX鎌剣『ハルペー』で大熊猫量参号の首を刎ね、マシンガンを強奪すると、弾倉が空になるまで乱射した。
「……機能が頭部だけに集中しているなら、自己修復機能がないかぎりは胴体の動きを止められるかもしれない」
そんな中、ルーノが【サイキックブラスト】を仕掛け、両掌から高圧電流を放ち、大熊猫量参号を感電させた。
『うわああああああああああああ!』
次の瞬間、大熊猫量参号が断末魔にも似た機械音を響かせ、爆発四散。
どうやら、許容量を超える電流が駆け抜けていったため、機体が悲鳴を上げたらしい。
「……オレが攻撃する必要もなかったな」
コフレシが爆散した大熊猫量参号から視線を逸らし、反対側から突っ込んできた大熊猫量参号の頭部を破壊するようにして、ロペラ・デル・アマネセル(片手剣)を振り下ろした。
それと同時に、大熊猫量参号の頭部が爆散し、胴体が崩れ落ちるようにしてバラバラになった。
「それじゃ、せいぜい派手に散らせてあげることにしよう。……ということで、熱くなれよおおおおおお!」
その間に、麗刃が【燃える男(シューゾーインストール)】を発動させ、自らのキャバリアを炎に包んだ。
その途端、全身を包んでいたモザイクが弾け飛び、燃え盛る炎の機体が姿を現した。
(……分かってくれたか。これが敵を倒すために必要だという事を……)
麗刃が覚悟を決めた様子で、キャバリアと心をひとつにした。
『そんな見掛け倒しに騙されてたまるか』
その事に苛立ちを覚えた大熊猫量参号達が、口の溝から大量の酸を飛ばしてきた。
「えっ? ちょっと待って! あれってルストハリ……」
それを目の当たりにしたメルクリウスが、再び禁断の言葉を吐こうとして、モザイクの海に飲み込まれた。
「あ、そうか。何か違うと思ったら、マジン……」
テラも納得した様子で、再び禁断の言葉を口にしようとして、モザイクの津波に飲み込まれた。
「だから、やめろって! そっちも紛らわしいポーズをするなよ!」
カシムが涙目になりつつ、大熊猫量参号達にツッコミを入れた。
だが、大熊猫量参号達は酸を吐き出した事で、言語回路が破壊されてしまったらしく、『ンガー、ンガー』としか言えなくなった。
『ンガァァァァァァァァァァァァァァァァァ!』
その事に危機感を覚えた大熊猫量参号達が、安っぽいマシンガンを構え、不気味な機械音を響かせながら、何かに取り憑かれた様子で乱射した。
だが、色々とケチったせいか、豆鉄砲レベル。
例え、機体に命中しても、弾き返せるほどアレだった。
「やはり安物はいけませんわね」
ローズが盾受けで防御した後、大熊猫量参号を狙い撃ち、跡形もなく破壊した。
それに合わせて、テラがキャバリアと自らの武器に炎属性を付与すると、オーラ防御を展開しながら、空中を飛び回るようにして残像を残しつつ、第六感と見切りを駆使して、大熊猫量参号達を翻弄とした。
『う、うわあああああああああ!』
それだけで、大熊猫量参号のAIが、限界を超えて、爆発四散。
「ここは一気に決めるぞ! そうしなければ、僕達の方がヤバくなる!」
その流れに乗るようにして、カシムがモザイクに侵食された身体を庇いつつ、メルクリウスに声をかけ、【神速戦闘機構『速足で駆ける者』(ブーツオブヘルメース)】で高速飛翔をすると、さらに速度を上げて大熊猫量参号に超高速機動攻撃を放った。
『ば、馬鹿なっ! 何も……見えなかった』
その一撃を食らった大熊猫量参号が、激しく身体を震わせ、成す術もなく爆散した。
続いて、テラがF-RXドリルビット『エンプーサ&モルモー』と、RS-F『ガンドライド』(小型浮遊自走砲台群)を展開すると、火炎弾の弾幕を張りつつ、ドリルで攻撃しながら、星刃剣『グランディア』で斬りつけ、大熊猫量参号達を蹴散らした。
「と……いうか、本当にこいつら、脆いな! せめて、身体を何とかしろよ!」
カシムが心配した様子で、大熊猫量参号達にツッコミを入れた。
それでも、プラント内にいる大熊猫量参号達は、数多くの失敗から色々な事を学び、バージョンアップしたモノらしく、左肩に書かれたバージョン数が先程よりもアップしていた。
その割には、まったく強く見えないため、目には見えないどこかの場所が、バージョンアップしているのかも知れない。
「皆さん、あれを見てください。プラントのコア……ですわ!」
そんな中、ローズがプラントのコア部分を見つけ、仲間達に声を掛けた。
プラントのコア部分は、機械で出来た巨大な心臓のような形をしており、ドクドクと脈打ち、不気味であった。
「それじゃ、これさえ破壊すれば、大熊猫量参号が大量生産される事も無くなるって訳か。だったら、オレ達がその運命から開放してやる! うおおおおおおおおお!」
次の瞬間、コフレシがルーノと息を合わせ、コア部分に攻撃を仕掛けていった。
コア部分には、何重にもバリアが張られていたが、壊す事が出来ないほど硬くはなかった。
「後は……分かっているな。行けええええええええええええ!」
その間に、麗刃がキャバリアを自動操縦に切り替え、キャバリアソードを握り締めたままコア部分に特攻を仕掛け、飛び降りるようにしてコックピットから脱出した。
「魔術回路リンク開始……ヘカテ……おれと魔力を合わせろ……星さえ押しつぶす星々の海の力……テラ・グラビティブラスト……発射ぁ!!!」
それに合わせて、テラが【戦略殲滅機構『重力の神』(テラ・グラビティブラスト)】を発動させ、三界神機『ヘカテイア』と魔力をリンクさせ、万物を圧壊消滅させる戦略級超重力波砲を発射した。
それと同時に、麗刃のキャバリアが、今にも消し炭になりそうな勢いで、激しく機体を燃え上がり、天にも昇りそうな勢いで火柱が上げた。
その影響でコア部分はバリアを維持する事が出来なくなり、ほんの一瞬だけ無防備状態になった。
そこに追い打ちをかけるようにして、戦略級超重力波が命中し、コア部分が圧壊消滅した。
「……」
そんな中、麗刃は薄っすらと瞳に涙を浮かべ、コア部分と共に消滅したキャバリアに別れを告げるようにして、その場で敬礼するのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
琥珀川・れに(サポート)
※アドリブ好き過ぎて全てお任せ
「貴族たるもの余裕を忘れてはいけないな」
「やあ、なんて美しい人だ」
ダンピール貴族
いかにも王子様っぽければねつ造歓迎さ
紳士的ジョークやいたずらも好きかな
敵も味方も性別か見た目が女性ならとりあえず一言は口説きたいね
ナンパではなくあくまで紳士的にだよ?
実は男装女子で
隠しはしないが男風源氏名レニーで通している
その方がかっこいいからね
戦闘スタイルは
・剣で紳士らしくスマートに
・自らの血を操作した術技
が多い
クレバーで余裕を持った戦いができれば嬉しいよ
早めに引くのも厭わない
説得系は
キラキライケメンオーラやコミュ力で
相手を照れさせてみせよう
マルコ・ガブリエル(サポート)
『初めまして、わたくしはマルコと申します』
『皆様を苦しめるのであれば、わたくしも情けは捨てましょう!』
『まあ、なんて美味しそう……! 宜しければ、一緒にいかがですか?』
笑顔が魅力的で朗らかな女の子です。実は故郷を滅ぼされて天涯孤独の身ですが、そうした悲壮感を仲間に感じさせることはなく、いつも明るく振る舞っています。
誰に対しても優しく、敵にさえ「できれば戦わず、穏便に事件を解決したい」と考えるような優しい性格ですが、無辜の人々を苦しめる悪い奴には心を鬼にして全力で攻撃をお見舞いします。
美味しいもの、特に焼肉をみんなで食べるのが大好きで、無事に事件解決した後はよく他の猟兵をご飯に誘おうとします。
クリミネル・ルプス(サポート)
関西弁の元気な肉体武闘派人狼。
人狼の身体能力と鍛えた格闘技で戦う。
痛み等の耐性用いての潰し合い上等。
体内に蓄積させた糖原物質を使用した搦め手も使う。
周囲(空間、物質)の匂いからの状況把握推察も可能。
基本は『生き残る事』だが、オブリビオンは許さない姿勢。
特に命や尊厳を踏み躙る系統には本性(真の姿など)が出る。
【ネタ、絡み、合わせなど歓迎です】
【肌の露出やエッチな事には羞恥心はあまり無い。彼氏持ちで一線は超えさせない】
・真の姿時
身体能力の向上と体の変化。
戦闘思考が先立ち、やや、残忍(確実にトドメ刺す)
四十物・寧々(サポート)
サポートプレイングです。
ひとつの肉体に複数の人格を有し、人格ごとに別々の特性を修得でき、人格を切り替える事で様々な状況に対応できます。(多重人格者の種族説明より抜粋)
そのため、口調は「現在の状況に対応できる人格」です。
シナリオ進行に必要な内容など、喋らせたいことを喋らせて下さい。
使用するユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理う解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
兎乃・零時(サポート)
アドリブ歓迎
夢は、何れ全世界に置いて最強最高の魔術師になる事
例え夢が奪われかけたとしても、消されかけたとしても
彼は血反吐を吐いて立ち上がり、何が何でも事を為す
兎乃零時とは常に諦めず夢へ向けて突き進む存在である
得意魔術は光、水系統の魔術
それ以外の魔術に関しても鋭意特訓中
敵が多い時は範囲系の魔術を多用する
たとえどれだけの無茶に成ったとしても!
俺様が諦める事は、絶対にないっ!
編堵・希亜(サポート)
「……なに?」
「そうなんだ。」
「私は、私だよ。」
囚人服のようなものを着て、いつも黒猫のぬいぐるみを抱えた女の子。口数は少なく、人見知りで猜疑心は強いものの、猟兵としての仕事をこなすためなら、それなりに人と付き合っていける。
甘い物が大好きで、食べればすぐに機嫌がよくなる。嫌いなモノは、かつて自分のいたアリスラビリンスの世界と、それを連想させるもの。
戦闘では、自分ではあまり戦わず、自身に宿るオウガの『カイ』を戦わせたり、ぬいぐるみをバロックレギオンとして相手を押しつぶしたりする。
『カイ』は上等なドレスを着たラミアで、少し高飛車な話し方。宿主の身は守り、敵には容赦がない。『さぁ、敵はどこかしら!?』
ラムダ・ツァオ(サポート)
A&Wの遊牧民出の自由人。
見た目からダークエルフと揶揄されることもあるが、当人は特に気にしていない。普段は外套と丸サングラスですっぽりと身体を覆っているが、外套の下はかなり身軽。
なお、見た目は怪しいがわりと気さくな性格。
臨機応変に動くが、完全勝利よりは条件達成を目指す。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
●
一方、その頃。
オブリビオン化したプラントの外では、大熊猫量参号達が暴走し、手当たり次第に攻撃を仕掛けていた。
『ボクには帰る場所が……』
『ない……』
『……ない』
『ないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!』
どうやら大熊猫量参号達は、プラントからの指示が途絶えてしまったため、どうしていいのか分からず、混乱しているようだった。
そのため、感情のやり場に困っており、八つ当たりをしているようだった。
「帰る場所……ですか」
四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)が複雑な気持ちになりつつ、大熊猫量参号達に視線を送った。
大熊猫量参号達の中には、製造途中のモノもあり、這う事さえ出来ない機体や、転がる事しか出来ない機体もあった。
その中には頭部から無数の足が生えているようなモノもあり、どれも中途半端と言う言葉がピッタリなほど、何処かしらパーツが不足しているようだった。
「なんだか……可哀想……」
編堵・希亜(蛇に囚われた少女・f19313)が、同情した様子で口を開いた。
それだけ、大熊猫量参号達にとって、オブリビオン化したプラントは、必要なモノだったのだろう。
まるで捨てられた子犬の如く、機械音を響かせているため、胸の奥がズキリと痛んだ。
「出来る事なら、穏便に済ませたいところですが……」
そんな中、マルコ・ガブリエル(焼肉天使・f09505)が、頭の中で色々な考えを巡らせた。
この様子では、帰る場所さえ提供すれば、何とかなりそうな感じである。
『お前達が悪い』
だが、その考えは、一瞬にして、泡と消えた。
大熊猫量参号達は、すべての原因が猟兵達にあると決めつけ、八つ当たり気味にマシンガンを撃ってきた。
そのため、話し合いをする機会が失われ、戦いでしかすべてを終わらせる事が出来なくなった。
「結局、こうなる運命なのね」
ラムダ・ツァオ(影・f00001)が何かを悟った様子で、壊れた建物の後ろに身を隠した。
「つまり、状況的には最悪って事か。でも、貴族たるもの余裕を忘れてはいけないからね。何時いかなる時も落ち着いて行動すれば、必ず道は開けるはずさ」
すぐさま、琥珀川・れに(男装の麗少女 レニー・f00693)が、近くにあったキャバリアに飛び乗った。
他の猟兵達も次々とキャバリアに乗り込み、祈るような表情を浮かべ、操縦桿を握り締めた。
どの機体もガタが来ているため、いつ壊れてもおかしくないような状況ではあるものの、これで戦う事以外選択肢が残っていなかった。
『返せ、俺達が帰る場所を返せ!』
『その命で責任を取れ!』
『謝罪しろ。地に頭をつけて!』
その間も、大熊猫量参号達が呪いの言葉を吐くようにして、猟兵達を激しく非難し、大熊猫量参号達は殺気立った様子で、安っぽいマシンガンを構え、後先考えずに乱射しまくっていた。
「まあ、アンタらの気持ちもわかる。だからと言って、何をしてもいい理由にはならない!」
北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)が覚悟を決めた様子でキャバリアに乗り込み、大熊猫量参号に斬りかかった。
大熊猫量参号のボディはトタンで出来ている事もあり、少し斬られただけで頭部の重さに耐えきれなくなって、崩れ落ちてしまうほど脆かった。
『いや、違うね! ボク達が正義だ! お前達は悪だ! だから何をやっても許される!』
それでも、大熊猫量参号は自分達こそ正義であると思い込んでいるらしく、決して間違いを認めようとしなかった。
この様子では、AI的にもコストをカットしているのだろう。
そのため、自分にとって都合のいい事しか、考えられなくなっているような印象を受けた。
「ここまで言われた以上、やるしかないやろ」
クリミネル・ルプス(人狼のバーバリアン・f02572)がキャバリアに乗ったまま指の関節を鳴らし、大熊猫量参号達の前で陣取った。
この状況で、何を言ったところで、無駄。
ならば拳で語り合うしか、方法はないと判断したようである。
「それに、俺様の前を塞ぐような奴に、かける情けはねえからな。みんな纏めて、ぶっ壊しちまおうぜ!」
兎乃・零時(其は断崖を駆けあがるもの・f00283)もキャバリアに乗り込み、大熊猫量参号達をジロリと睨みつけた。
その気迫だけで、大熊猫量参号達が爆散しそうな勢いで、身体を小刻みに震わせたものの、自分にとって都合の悪い事を考えないようにする事で、何とかオーバーヒートを回避したらしく、意味もなく素数を数えていた。
『ならば、食らえ! ルスト……ぐわああああ!』
そんな中、大熊猫量参号が強力な酸を口から吐こうとして、ド派手に爆散した。
おそらく、ワード的なモノがマズかったのだろう。
既に『いなかった』事として処理されているのか、他の大熊猫量参号達が何事もなかった様子で、口から酸を吐いていた。
「……悪いな。この蒼穹の瞳なら未来を読める!」
その流れに乗るようにして、優希斗が【剣王の瞳(ケンオウノヒトミ)】を発動させ、蒼穹の瞳で数秒先の未来を視る事で、大熊猫量参号達が放った酸を避け、左手に持った蒼月・零式(魔刀)で目の前にいた大熊猫量参号を斬りつけ、右手に持った月下美人(白銀の妖刀)で、側面から飛び掛かってきた大熊猫量参号を斬り捨てた。
『負けてたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
それでも、大熊猫量参号は諦めておらず、何かに取り憑かれた様子で、次々と酸を吐いてきた。
その影響で、優希斗のまわりにあった大熊猫量参号の残骸や、オブリビオンマシン等がドロドロに溶け、独特な金属臭が辺りに漂った。
「……仕方がありませんね」
次の瞬間、寧々が【アンディファインド・クリーチャー・クラック】を発動させ、マウスのボタンをクリックするように人差し指を動かし、大熊猫量参号達を暴走させた。
本来であれば、そのユーベルコードはUDC怪物にしか作用しないモノであったが、大熊猫量参号にも効果があるらしく、暴走させる事に成功した。
『ルスト……』
『……ルスト』
『ハリ……』
『……ケーン!』
そのため、禁断のワードを口にしつつ、成す術もなく爆発四散。
大人の事情が影響したのか、それとも見えざる力が働いたのか分からないが、とにかくゴメンナサイと言わんばかりに、ド派手な爆散だった。
『い、一体、何が起こっているんだ!』
『何か見えない力が働いている気が……』
『そ、そんなはずはない。ボク達こそ正義なのに!』
『とにかく、こいつらを倒さないと……!』
その事に危機感を覚えた大熊猫量参号達が、安っぽいマシンガンを構えて、猟兵達に襲いかかってきた。
「うう……、皆いなくなれ!」
その途端、希亜が薄っすらと涙を浮かべ、【怖いのは嫌(リアライズ・バロック)】を発動させ、継ぎ接ぎの黒猫人形を召喚した。
希亜によって召喚された黒猫人形は、恐怖心を与えた元凶である大熊猫量参号達をブン殴り、反撃する間も与えず、ボコボコにした。
それでも、希亜の恐怖心が消えていなかったため、黒猫人形が大熊猫量参号を叩き潰し、ガラクタの山を築き上げた。
「こ、この戦いが終わったら、みんなで焼肉を食べに行きましょう。だから、泣かないで。ここはわたくし達が何とかしますので……」
そんな空気を察したマルコが、希亜を励ましながら、【天使の希望(コール・オブ・エンジェル)】を発動させ、仲間達に声援を送って、戦闘力を増強させた。
「我が夢は、何れ全世界、最強最高の魔術師の頂へと至る事! 例え、その先に何が待とうとも! その悉くを超え続ける! その覚悟を此処に示す!」
その間に、零時が【其は壁を越え続けるもの(リミテッドオーバー)】を発動させ、『光』を含めた全ての属性の魔術を複数組み合わせ、今出来る最高の一撃を大熊猫量参号達に放った。
そのため、大熊猫量参号達は自らの身を守る事さえ出来ず、跡形もなく消滅した。
『う、嘘だ! こんな事……ある訳が……』
『ひょっとして、ボク等は負けるのか』
『大丈夫! ボク等には、まだ奥の手がある!』
それと同時に、大熊猫量参号達が、熊猫システムを発動させた。
その影響で、ボディのあちこちが悲鳴を上げたものの、大熊猫量参号達に迷いはなかった。
「どうやら、何も分かっていないようだね」
れにが即座に【ブラッド・ガイスト】を発動させ、自らの血を代償にして武器の封印を解いて、殺戮捕食態に変化させる事によって、殺傷力を増した。
『……えっ?』
それを目の当たりにした大熊猫量参号達が、ドン引き。
まさか、そんな展開になるとは夢にも思っていなかったのか、かなり動揺しているようだった。
そのため、ヘビに睨まれたカエルの如く身体を強張らせ、自らの身を守ろうとしたが、そんな事をしたところで事態が好転する事はない。
むしろ、坂道を転がるようにして、悪化していくだけだった。
「みんな覚悟が出来ていたんやろ?」
そこに追い打ちをかけるようにして、クリミネルが真の姿を解放し、【灰燼拳】で超高速かつ大威力の一撃を放ち、大熊猫量参号を空に輝く星に変えた。
こうなると、熊猫システムは、単なる飾り。
相手の攻撃を予測する事が出来ても、それを回避するだけの時間もなければ、余裕もないため、ボディに負荷が掛かるだけのシロモノになった。
「それじゃ、一気に片付けてしまいましょうか」
そう言ってラムダが【剣刃一閃】を仕掛け、大熊猫量参号を一刀両断ッ!
他の大熊猫量参号達も、熊猫システムの性能を発揮する事が出来ぬまま、爆発四散。
後に残ったのは、ガラクタの山だけ。
そして、猟兵達は大熊猫量参号達を一掃した後、その場を後にするのであった。
成功
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