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キャンプ場に現れたクインテット・ウィッチ

#ブルーアルカディア #エメラスフィア帝国

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#ブルーアルカディア
#エメラスフィア帝国


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「こんなところでキャンプですか……嘆かわしい」
 そう呟くのは、『五重奏の魔女』ソレスティ・マキア。かつて、『クインテット・ウィッチ』の異名を持つ、五元素を操る天才魔道士……だった。
「ですが、我がエメラスフィア帝国の再興のためには、彼らの命が必要でしょう。そうすれば、新たな……素晴らしい力が得られる……」
 そううっとりと見えてくる浮島を眺めていると。
「あら、これは……」
 高い魔力を持つ者に反応する機械がキャンプ場を指し示していた。
「そう、高い魔力を持つ者……いえ、もしかしたら、それに準じる何かがあるのかもしれませんね」
 そういって、ソレスティは、側にいた部下のガレオノイド達を呼ぶ。
「いいですか。この機械に反応した者を連れてきなさい。反抗する者は全て殺してかまいません」
「承知しましたっ!!」
 ソレスティ達を乗せた船は、ゆっくりとキャンプ場を営む小さな浮島へと向かっていったのだった。

 それを見上げる少女が一人。
「あら? 新しいお客様かしら?」
 不思議な輝きを持つペンダントをつけたエンジェルの少女が、キャンプ場で働いていた。
 たくさんの人々がキャンプを楽しむために訪れている。それを出迎え、キャンプの手助けをするのが、少女の役目だ。
「じゃあ、お出迎えの準備をしないと!」
 少女はさっそく、ゆっくりとやってくる飛空挺を出迎えるため、船の方へと向かうのだった。

「皆様、お越しいただき、ありがとうございます」
 そういって、出迎えるのは響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「向かって頂きたいのは、このブルーアルカディアの浮島です。リゾート目的で作られた島で、現地では様々なキャンプができるよう整えられています。今は夏と言うことで、家族連れや仲間を連れ立っての団体客が多く楽しんでいるようです……ですが」
 そこにエメラスフィア帝国の再興を狙う魔女達が押し寄せてきているらしい。
「彼らの狙いは、エンジェルのルフィア様……いえ、正確には彼女の首から下げているペンダントとなります。これは、ルフィア様の亡くなったお母様の形見。できるだけ、奪われないよう壊されないようにお願いしたいのです」
 そして、襲ってくるエメラスフィア帝国の者達は、反抗する者は全て殺すように言われているそうだ。
「現地の人々を守りつつ、ルフィア様を守りつつ、襲ってきた者達を撃退して頂きたいのです。特にこの部隊を指揮している『幻獣殺し』のソレスティと呼ばれた魔女は、かなりの強敵です。目くらましなどを使って、視界を奪ってからの攻撃が多いようです。充分に気をつけて下さいませ」
 リズは猟兵達に向き直る。
「守りながらの戦いとなりますが、皆様ならできると信じております。皆様、無事にやり遂げて、良い知らせを持って帰って下さいませ」
 そういって、リズは猟兵達を現地へと送るのであった。


柚葵チハヤ
 どうも、柚葵チハヤです。今回はブルーアルカディアを舞台にしたシナリオとなります。
 全3章のシナリオとなっていますので、どうぞ、よろしくお願いしますね。

 今回のシナリオの目的は、二つ。
 ひとつは、不思議なペンダントを持つルフィアさんを守ること。
 もう一つは、現地に居るキャンパー達を守ることとなります。
 方法はお任せしますが、彼らに関するプレイングについては、ボーナスを差し上げたいと思います。よろしければ、狙ってみて下さい。

 シナリオの流れについては、以下の通りです。
 1章は、先遣隊であるガレオノイド達と戦います。上記の点も踏まえるとボーナスが入りますので、狙ってみて下さい。
 2章では、ボスの魔女であるソレスティとの決戦となります。1章での展開によっては有利に戦えるかも知れません。ですが、強敵ですので、気をつけて下さい。
 3章では、戦い終わった後、そのままキャンプを楽しむことが出来ます。誰かと誘い合って参加すると良いかもしれませんね。

 複数で参加する方は、お相手の名前やID、グループ名もお忘れなく。
 途中参加も大歓迎ですし、3章のみの参加も大歓迎です。
 皆様の参加をお待ちしていますね!!
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第1章 集団戦 『ライン・テリブルズ』

POW   :    単縦陣戦列砲撃
自身の【120門カノン砲】から、戦場の仲間が受けた【損傷】に比例した威力と攻撃範囲の【反撃の一斉砲撃】を放つ。
SPD   :    一斉砲蹂躙戦術
【両弦から砲撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    接舷切込突撃戦
戦闘力が増加する【戦列艦形態】、飛翔力が増加する【高速艦形態】、驚かせ力が増加する【ガレオノイド】のいずれかに変身する。

イラスト:純志

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 空から複数のガレオノイド……いや、ライン・テリブルズが船から上空へと飛んでいく。手元には、あの魔女、ソレスティから預かった機械が位置を知らせている。
「まずはあっち……近づいてくれるのなら助かる」
 物であれば回収を、そうでなければ、捕虜にせよと命令されている。
 また、邪魔をする者は抹殺していいとの許可も得ていた。
「邪魔をするなら、貴様たちを撃つ!!」
 そのガレオノイド達の言葉に、キャンプ地の人々は、怯え、震えだす。
 この場にいるキャンパーは、15名。
 ルフィアの姿はまだないが……近づいていることは分かっている様子。
 この事態をどう解決すべきか……。


※マスターより
 出迎え準備のため、まだルフィアはガレオノイドのいる所にはいません。
 現在はスタッフルームから船の止まっているところへと向かっている途中となります。
 また、ガレオノイド達は、まだルフィアのことや、魔力を秘めたペンダントについては知っていません。
 これを利用すれば、いろいろとスムーズに進めることも可能でしょう。
 もしよろしければ、プレイングで活用ください。
アルトリウス・セレスタイト
速やかに討つか

戦況は『天光』で逐一把握
攻撃には煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せる
要らぬ余波は『無現』にて否定し消去
全行程必要魔力は『超克』で“世界の外”から常時供給

破界で掃討
対象は戦域のオブリビオン及びその全行動
それ以外は「障害」故に無視され影響皆無

高速詠唱を『刻真』『再帰』にて無限に加速・循環
瞬刻で天を覆う数の魔弾を生成、敵勢へ斉射
戦域を魔弾の軌跡で埋め尽くす

射出の瞬間を無限循環し殲滅まで一切止まらず継続
他の猟兵に任せられる分を除く全て自身が討つ心算
害はないが、一応救助対象含む味方に当てない程度に調整しておく

※アドリブ歓迎



「……敵はまだ、気付いていないのか」
 天光を使い、戦況を確認したアルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)は、次々と船から下りてくるライン・テリブルズを一瞥する。
 ルフィアがここに到着するには、時間がある。
 ならばと、アルトリウスが決断したのは。
「速やかに討つか」
 その一言が早いか、震える人々の前に颯爽と姿を現すと。
「むっ……貴様、なにも……」
 ガレオノイドが攻撃する前に、アルトリウスの高速詠唱は終わっていた。
「この先は……」
 手をガレオノイドへと翳して告げる。
「行き止まりだ」
 放たれるのは、創世の権能が顕す蒼光の魔弾。アルトリウスの得意とする攻撃の一つ、破界(ハカイ)だ。
「あああああああっ!!」
 一気に派流れた蒼光の魔弾が、アルトリウスの指定した範囲内で放たれ、一気に数を減らしていく。
「貴様、猟兵だな!! 邪魔立てするなら、容赦しない!!」
 襲ってくるガレオノイド共々、矢継ぎ早に蒼光の魔弾が放たれ、それ以上、近づくことが出来ない。
 しかし、一掃できるのはいいのだが、次々と攻撃してくるので、その場に留められている。
「膠着状態、か……」
 だが、お陰でかなりの数を減らすことが出来た。後は仲間達がその他の人々や戦いに参加してくれるのを気長に待とう。
 そう、アルトリウスは次々とやってくるガレオノイドを、蒼光の魔弾で貫いていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月影・左京(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK!

「はわっ!?……大丈夫。私も手伝うから♪」

一人称:私
口調:女性的でラフ(〜よね、なの?、あら〜等)
口癖:はわっ!?
性格:おっとりのんびり。「わぁ!頼りにな……る、の?(笑)」な印象

基本戦法:【忍び足】で敵の死角に入りメイスによる【気絶攻撃】を【2回攻撃】。【鎧砕き】も狙う。

敵の攻撃は【聞き耳】を立てて【第六感】も使い、【見切り】ます。
※不意打ちを受けた時など、「はわーっ!?」と叫ぶ傾向あり。

指定したUCを何でも使用。
但し負傷した猟兵がいれば戦況次第で攻撃より【祈り】の力と【医術】及び【救助活動】で治療。

後はお任せします。よろしくお願いします。


琥珀川・れに(サポート)
※アドリブ好き過ぎて全てお任せ


「貴族たるもの余裕を忘れてはいけないな」
「やあ、なんて美しい人だ」

ダンピール貴族
いかにも王子様っぽければねつ造歓迎さ
紳士的ジョークやいたずらも好きかな

敵も味方も性別か見た目が女性ならとりあえず一言は口説きたいね
ナンパではなくあくまで紳士的にだよ?

実は男装女子で
隠しはしないが男風源氏名レニーで通している
その方がかっこいいからね

戦闘スタイルは
・剣で紳士らしくスマートに
・自らの血を操作した術技
が多い
クレバーで余裕を持った戦いができれば嬉しいよ
早めに引くのも厭わない

説得系は
キラキライケメンオーラやコミュ力で
相手を照れさせてみせよう



「はわっ!? ……要救助者さんがこんなに。早く助けないと」
 月影・左京(夫婦ゲーマーのはわっ担当・f06388)は、この状況を見て、逃げ惑うキャンパー達を助けることにした。
「みなさーん、こっちですよー!」
 まずは動ける方々を安全な場所へと避難させていく。
「そうはさせんっ!!」
 襲ってくるガレオノイド達には、ほわほわした雰囲気を払拭するような見切りを発動させ、颯爽と彼らの攻撃を避けて。
「はわー、こっちがお留守みたいね?」
 死角からの、一見ワンドのように見えるメイスが炸裂した。
「ぐおっ……」
 敵がうずくまっている間にキャンパー達4人を安全な場所へと避難させることに成功した。
「後はあそこにいる怪我人さん……」
 まだまだ安心はできない。ガレオノイド達の攻撃に驚き、足をひねった女性が倒れているのが見える。左京は彼女の救出へと向かった。
「大丈夫ですか?」
 左京が生まれながらの光で女性の傷を癒しながら、肩も貸そうとしていた所に。
「邪魔だ、どけっ!!」
「はわっ!!」
 ガレオノイドの攻撃は。
「いけないな……相手は怪我をしているっていうのに、君達は攻撃するのかい?」
 左京と女性の間に入って、ガレオノイドの攻撃を防いで見せたのは、琥珀川・れに(男装の麗少女 レニー・f00693)。
「あ、あなたは……?」
 女性が思わず声をかけた。
「僕のことは……そうだね、レニーと呼んでくれればいいよ。ここは僕に任せて安全な場所へ」
「はわ、そうでした! ここは頼みました!」
 左京はれにに、いや、レニーに言われて、女性に肩を貸しながら、安全な場所へと移動していく。
「さて……お相手願おうか」
 レニーは、刀身にルーンをあしらった細身の魔法剣、エペ ド ルーンを敵へと向けると。
「さっさと消え失せろ!!」
 攻撃してくるガレオノイドに余裕の表情を浮かべた。
「貴族たるもの、余裕を忘れてはいけないな」
 ブラッド・ガイストだ。剣先で自分の手を斬り、そこからあふれた血を剣にかけると、エペ ド ルーンの封印が解かれる。
「さあ、行くよ」
「あああああああああっ!!!」
 殺戮捕食態に変化させ、殺傷力を増したエペ ド ルーンが、立ちふさがるガレオノイドを切り裂き、そのまま地に伏せたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

スピネル・クローバルド
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
自分達の目的の為なら手段を選ばない、そんな野蛮な方々に
人々を傷つけたりはさせませんよ。

■行動
まずはキャンパー達やルフィアさんに危険を伝えておき
【救助活動】でキャンパー達や、
ルフィアさんの逃げ道を確保しておきますね。
「大丈夫です、私達は猟兵です、あなた達は私が必ず助けますので」
敵の出現は【聞き耳】で即座に把握するようにし
不意討ちを受けない様に注意します。

敵に対しては、森は静寂を望む(UC)を使用して
木々の蔦や根で敵を捕縛しますね。
【範囲攻撃】で複数の敵を纏めて捕縛しユーベルコードを封じます。

動きを封じた敵からフォレストスナイパーで倒します。



「ええ!? 私が狙われているの?」
 ガレオノイド達がやってきた船に向かおうとしていたルフィアを呼び止めたのは、スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)だ。
「はい。正確にはそのペンダント……らしいのですが、今は船の方へは行かずに、このまま、皆さんと一緒に安全な場所へ向かってください」
 スピネルは道中、逃げ惑うキャンパー達を数人、連れてきていた。
 怯える彼らをルフィアに託して、追ってくるガレオノイド達を見つめる。
「でも……このペンダントを狙っているんですよね……」
 亡くなった母の唯一の形見。それを失くしたくない様子。
「大丈夫です。安心してください。私達は猟兵、あなた達は私が必ず助けますので」
 ルフィアのいる所へは何があっても行かせないと、強い意志を示しながら、スピネルは。
「さあ、敵もこっちに近づいてきているみたいです。気づかれる前に早く!」
「はい!!」
 ルフィアとキャンパー達も安全な場所へと避難していくのを見送った。
「自分達の目的の為なら手段を選ばない……そんな野蛮な方々に、ここにいる人達を傷つけたりはさせませんよ」
「邪魔だ、退け!!」
 襲ってきたガレオノイド達にスピネルは。
「深く広く大いなる森よ、静寂の平穏を望むのならば……!!」
 森は静寂を望む(フォレストサイレント)を発動させ、やってきたガレオノイド達を木々が伸ばした蔦や根でもって、動きを封じ、足止めするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

藍原・蒼夜(サポート)
 人間の學徒兵×力持ち、18歳の女です。
 普段の口調は「おっとり系(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 偉い人には「敬語(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

のんびり、おっとりした性格で、多少天然ボケな面もあります。
武器は主に退魔刀を使用して戦います。
好きな物は、可愛いぬいぐるみ、綺麗な花、静かな場所。
趣味は小説等の読書。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「こんな素敵なところを襲ってくるなんて……オブリビオンにも困ったものね」
 そうおっとりと呟くのは、藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)。
「皆さん、早く逃げてください。こちらは私達が抑えますから」
「ありがとう!!」
「あいつらを頼むよ!」
 蒼夜の声掛けに、キャンパー達の多くは逃げおおせたようだ。
「今のうちに敵を抑え込まないと……」
 普段はのんびりしている蒼夜だが、戦いのときだけは違う。
「ここから先は……いかせないわ!!」
 スクワッド・パレヱドを発動! 闘気を纏った突進でもって、ガレオノイド達を一気に後退させていく。
 蒼夜の攻撃に気づいた仲間達もやってきて。
「お手伝いします!」
「君だけに負担をかける訳にはいかないからね」
「はわわ! 私も……」
 その言葉に蒼夜は嬉しそうに瞳を細めた。
「それじゃあ、もう一度……今度は息をあわせて……」
「「了解!!」」
 仲間達の協力を受けて、その場にいるガレオノイド達を一気に船の中へと押し込むのに成功したのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『『五重奏の魔女』ソレスティ・マキア』

POW   :    サクリファイス・サモニング
自身の【所有する大量の召喚石と天使核】を代償に、1〜12体の【さらに強力な召喚獣】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
SPD   :    D.D『クインテット・クリスタル』
自身が装備する【D.D『クインテット・クリスタル』】から【荘厳な賛美歌と魔法剣】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【強烈な超音波による目眩】の状態異常を与える。
WIZ   :    マジッククリスタル・オーバーロード
【戦場に散りばめた莫大な量の魔水晶】から、戦場全体に「敵味方を識別する【連鎖爆発】」を放ち、ダメージと【盲目】の状態異常を与える。

イラスト:浅野友哉

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アイン・セラフィナイトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「全く、こんな任務もまともにできないとは、呆れました」
 猟兵達の攻撃により、足元に倒れるガレオノイド達を一瞥して、ソレスティは呆れた素振りで、自分の所持するD.D『クインテット・クリスタル』を体の周りに漂わせた。
「こんな猟兵ども、すぐに倒せばよい事でしょう? そんなこともできないなんて、無能はさっさと消えなさい」
 そういって、荘厳な賛美歌と魔法剣を味方のガレオノイド達へと放ち、最後の止めを刺していった。残されたのは、大量の天使核。
「まあ、こんなものでしょうね。あなたたちの天使核は、大事に使ってあげます」
 そういって、猟兵達へと向き直る。
「あなたたちも帝国のために、さっさと消えてください」
 そういって、ソレスティはにこりと笑みを浮かべるのであった。

※マスターより
 これより、ボスとの決戦となります。
 幸いなことにここにはソフィアはいません。ですが、隙あらば、ソレスティは、そちらに向かい、ペンダントを奪おうとします。
 なるべく、船の上で戦闘を長引かせて、倒した方がよいでしょう。
 皆様の熱いプレイング、お待ちしています。
 
アルトリウス・セレスタイト
尻尾を巻いて逃げるのを勧めるぞ
逃げるのが間に合うとは言わんが

戦況は『天光』で逐一把握
攻撃には煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せる
要らぬ余波は『無現』にて否定し消去
全行程必要魔力は『超克』で“世界の外”から常時供給

絢爛を起動
目の前の空気を起点に戦域の空間を支配
因果の原理によりオブリビオンとその攻撃以外へは無害とし、破壊の原理を直に斬撃として解放
空間全てを同時に、隙間なく、終わりなく、「その場に直に現れる斬撃」で斬断する

万象一切に終わりを刻む破壊の原理に例外はない
何をしようと諸共に刻まれ消えるのみ
微塵と消えるまで味わうが良い

※アドリブ歓迎



 そんなソレスティの前に立ちはだかるのは、アルトリウス。
 状況を把握するための顕理輝光『天光』と、目の前の敵を攻撃するための顕理輝光『煌皇』を纏わせながら。
「尻尾を巻いて逃げるのを勧めるぞ。逃げるのが、間に合うとは言わんが……」
 そう告げた。
「そう言っていられるのも、今のうちですよ。私の力を侮らない方がいい」
 ソレスティは、余裕の笑みを見せながら、マジッククリスタル・オーバーロードを発動させた。戦場に散りばめた莫大な量の魔水晶から、戦場全体に連鎖爆発が放たれる。
「まずはあなたの視界を奪わせていただきましょう」
 しかし……。
 『煌皇』が纏う十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せ、要らぬ余波は顕理輝光『無現』にて否定し消去するアルトリウスには、それは届かなかった。
 届いたものといえば、軽微なダメージのみ。
「……やりますね」
 嫌そうに瞳を細めるソレスティに、アルトリウスは。
「煌めけ」
 お返しと言わんばかりに、絢爛(ケンラン)を発動させ、因果の原理によりオブリビオンとその攻撃以外へは無害とし、破壊の原理を直に斬撃として解放。
 すなわち、空間全てを同時に、隙間なく、終わりなく、『その場に直に現れる斬撃』で斬断してみせる。
「あああああっ!!」
 容赦ない斬撃に叫び声を上げるソレスティにアルトリウスは、静かに告げた。
「万象一切に終わりを刻む破壊の原理に例外はない。何をしようと諸共に刻まれ消えるのみ」
 もう一度、手を翳すと光が集まっていく。
「微塵と消えるまで味わうが良い」
 アルトリウスは、再び絢爛で生み出した斬撃を、ソレスティへと放ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

曽我部・律(サポート)
『この力を得たことは後悔していない……』
『私以外の人間が不幸になるところを見過ごすことはできないんでね』
『こういうのには疎いんだが……ふむ、こんな感じか?』
とある事件で妻子を失い、その復讐の為にUDC研究を続けているUDCエージェントです。ですが、UDCを強引に肉体に融合させた副作用として徐々に生来の人格は失われつつあり、妻子の記憶も彼らの写真によって辛うじて繋ぎ止めています。
多重人格者としての別人格『絶』は凶悪なオブリビオンの存在を察知すると、律に代わって表に出てきて戦います。その際、口調は『おい律……うまそうな匂いがするじゃねぇか。代われよ』みたいな凶悪な感じになります。


サーシャ・ペンローズ(サポート)
 バーチャルキャラクターの電脳魔術士×バトルゲーマー、18歳の女です。
 普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、敵には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エッチな描写もNGです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「この力を得たことは後悔していないが……私以外の人間が不幸になるところを見過ごすことはできないんでね」
 アルトリウスが攻撃している最中、新たな猟兵がここにたどり着いた。
 復讐のためにUDCで研究を始めた元科学者である曽我部・律(UDC喰いの多重人格者・f11298)だ。
『おい律……うまそうな匂いがするじゃねぇか。代われよ』
 律の頭の中のもう一人の人格……絶が語り掛ける。
「……仕方ない。喰っていいぞ、絶」
 そういって、律は絶へと体を受け渡す。
「ははははっ!! いい女じゃねぇか、喰い応えありそうだな!」
 暴食の泥牙(ボウショクノデイガ)を発動させ、絶の纏っていたUDCの影がソレスティに嚙みついた。
「ああああっ!!」
「いい女の血は美味いなあ……」
 そう呟く絶の後ろで、明るい声が聞こえてきた。
「こんにちは、皆さん! 今日のライブは、このキャンプ地を狙うソレスティさんという魔女さんを倒したいと思いますっ!」
 そう元気いっぱい挨拶するのは、サーシャ・ペンローズ(バーチャルキャラクターの電脳魔術士・f26054)だ。ついさっき、グッドナイス・ブレイヴァーで、動画撮影ドローンを召喚したばかりだ。
「こ、今度は……なんなの……?」
 予期せぬ展開に翻弄されながらも、ソレスティは態勢を持ち直した。
「それでは行きますよ……ええいっ!!」
 ゲームデバイスで具現化した猫達をソレスティへと放つ。猫達はその引っ掻きでもって、攻撃をしてきた。
「こ、こんな攻撃で私を倒せると……ぐあっ!!」
 ソレスティの死角から放たれたのは、猫の体当たり。徐々にその威力が上がっているのは気のせいではない。これが、サーシャのグッドナイス・ブレイヴァーの力なのだ。
「……こ、これはいったい……」
「皆さーん、応援、ありがとうございますっ!! まだまだ頑張りますので、もっと応援してくださいね!!」
 サーシャはそう、ドローンに声をかけると、再び猫さんを嗾ける。
「くっ!! あれのせいか!!」
 マジッククリスタル・オーバーロードで、絶やサーシャを巻き込みながら、ドローンも壊して見せる。
「ふ、どうする猟兵。私はそんな力では……」
「困りますよー、攻撃しないいい子なのに……」
「な、なにっ!?」
 壊したはずのドローンが再び、宙を舞っている。そう、サーシャはもう一度、グッドナイス・ブレイヴァーを発動し、もう一度ドローンを呼び出したのだ。
「へえ、やるじゃねえか」
「えっと、絶さんでしたか? 一緒に攻撃しませんか」
 絶とサーシャは笑みを浮かべながら、互いに頷くと。
「行くぜ!」
「猫さん、お願いします!!」
 息を合わせた攻撃をソレスティへとぶつけたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

スピネル・クローバルド
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
かつての天才魔道士ですか、ですがいくら天才でも
間違った道に足を踏み込んでしまっていては悪と同じです。
此処で倒させて頂きます。

■行動
ステルス・ハンティング(UC)を使います。
【闇に紛れる】や【迷彩】で背景と同化して敵から見辛い姿になり
敵の死角を突いて、フォレストスナイパーで攻撃します。
攻撃する際は【マヒ攻撃】で動きを止めたり【鎧無視攻撃】で
一気に致命傷を与えます。
攻撃を加え続ける事でペンダントより私の方に注意を向けます。

敵の連鎖爆発には、【オーラ防御】でダメージを軽減しつつ
盲目になっても【第六感】や【聞き耳】で
敵の位置を把握するようにしますね。



「かつて天才魔道士だったと聞きましたが……ですが、いくら天才でも、間違った道に足を踏み込んでしまっていては悪と同じです」
 スピネルもまた、ソレスティ達の行いに異を唱える一人だ。
 キャンパー達を避難させた後、ようやく、ここに合流することができた。
 仲間達の攻撃の中、スピネルもその戦いに参加する。
「此処で倒させて頂きます」
 スピネルが発動させたのは、ステルス・ハンティング。オーラを放ち周囲と同系色の見えづらい姿に変身すると、ふわりと飛び上がり、SSWの超技術を用いて作られた木製の弓、フォレストスナイパーの威力が高まる。
 ソレスティは、攻撃してくる仲間達の対応で精一杯らしく、スピネルには気づいていないようだ。
「さぁ、気付く間もなく、仕留めてあげますよ!」
「ああああっ!? こ、これはどこから……?」
 ソレスティが攻撃を受けた方向を見ると、そこには誰もいない。いや、周囲と同化しているスピネルがいるのだが、攻撃を受けて戸惑うソレスティにはまだ気づかれていないようだ。
「……では、もう一度!」
 スピネルは位置を変え、違う方向から再び、力を籠めた矢を放つのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
ソロ希望
グロ描写NG
SPD

酷い事するのね。
役に立たなければ味方も殺すなんて

守護霊の憑依【ドーピング】と
『猟書六重奏・狩人の章』で戦闘力を高め
相手の攻撃してくる瞬間を未来予知で【見切り】
紫炎に見せかけた雷の【属性攻撃・範囲攻撃】でクリスタルを破壊

壊し損ねた分は【念動力】で【ハッキング】
賛美歌ではなく【呪詛・マヒ攻撃】の【歌唱・楽器演奏】が響き渡り
相手の心身を蝕む。私は【呪詛耐性】で平気

最後の仕上げよ♥

機械の翼で飛翔し
相手が上空に気を取られた瞬間
私の影が竜となり
尻尾で【不意打ち・捕縛】

これが私達の愛の六重奏。
貴女にも愛の温もりを教えてアゲル♥

巧みな話術と【誘惑・催眠術】で魅了し
【生命力吸収】のキス



「酷い事するのね。役に立たなければ味方も殺すなんて」
 ソレスティが部下を無下に扱うことを見て、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は、困った人と言わんばかりに首を傾げる。
「ま、また、新たな猟兵か!?」
 何度も傷つき、D.D『クインテット・クリスタル』を発動させるソレスティに、ドゥルールは余裕の笑みを見せながら。
「連なる愛の鎖の中に数多の恋物語を束ね、不変不朽の美と無限無窮の力を今此処に!!」
 ドーピングを終えた体に、更に強化を施す。それがドゥルールの力、猟書六重奏・狩人の章(ビブリオマニアセクステット・ウィズダムプレデター)だ。
 ソレスティが放ってきた魔法剣を即座に見切り、紫炎に見せかけた激しい雷の攻撃でクリスタルを破壊してみせる。
「最後の仕上げよ♥」
 ドゥルールは機械の翼で、高く飛び上がる。
「な、なに……!?」
 ソレスティの注意が上に行っている隙に、彼女の背後に迫る大きな影が一つ。
「きゃああっ!!」
 それは竜になったドゥルールの影。その巨大な竜の尾がソレスティを捕縛する。
「これが私達の愛の六重奏。貴女にも愛の温もりを教えて……ア・ゲ・ル♥」
 そういって、舞い降りてきたドゥルールは、動けなくなったソレスティの唇を奪っていった。いや、彼女の生命力をも吸収して。
「……んん、んんっ!!」
 何も言わせぬまま、ソレスティはそのまま動かなくなり。
「んふ、美味しかったわ」
 ドゥルールがようやく、その体を離すと、ソレスティの体はそのまま、消え去ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『浮遊島でキャンプを』

POW   :    魔獣や屍人帝国を警戒し、寝ずの番をする

SPD   :    火を起こし、手早く食事を作る

WIZ   :    安全に寝られる場所を確保し、休息する

イラスト:Hachi

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 僅かに生き残っていたガレオノイド達は、ソレスティがやられたのを見て、自らの船でもって、キャンプ場を去っていった。
 静寂と共に訪れたのは、キャンプ場の平穏。
「み、皆さん、ありがとうございました。お陰で、被害なく、このままキャンプを引き続き行えそうです」
 少々、戦った場所が荒れてしまったが、キャンパー達はもちろん、ここの管理と運営を担っているルフィアも無事に守ることができた。
「あの……ささやかではありますが、良ければバーベキューでもしていきませんか? 特別にご用意させていただきますので……ぜひ」
 ルフィアは、そういって、猟兵達に声をかける。
 もちろん、このままキャンプをしていってもかまわないそうだ。
 そのルフィアの申し出に、猟兵達は……。

※マスターより
 皆さん、戦いお疲れさまでした!
 次は楽しいキャンプとなります。皆でわいわいでも、ソロキャンプでも大丈夫です♪
 また、外でこっそり(しなくても大丈夫ですが)警備するという選択も可能です。
 選択肢は気にせず、キャンプを楽しんでいただけたらと思います。
 皆さんの楽しいキャンプなプレイング、お待ちしています!! 
 
 それと、途中参加も可能です。どうぞ、お越しくださいませ。
スフィア・レディアード(サポート)
『皆さん、頑張りましょう!』
 ミレナリィドールの妖剣士×鎧装騎兵、21歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は元気で、楽しい祭りとかが好きな少女。
武器は剣と銃をメインに使う。
霊感が強く、霊を操って戦う事も出来る(ユーベルコード)
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「まさか、こんな浮島でキャンプを楽しめるなんて、素敵場所ね!」
 そう楽しげに語り掛けるのは、スフィア・レディアード(魔封騎士・f15947)。キャンプ場でバーベキューができると聞いて、やってきたのだ。
「お待たせしました、特別バーベキューセットです!」
 ルフィアがさっそく、スフィアの所に、たくさんの野菜やお肉の乗ったトレイを運んできた。一人で食べるには、少々大盛りな気がするが。
「……って、多かったですか?」
「いいえ、これくらいなら大丈夫! それに、余ったら、他に人にもおすそ分けするから」
 ありがとうねと、声をかけて、ルフィアはトレイを受け取った。
 きっとこれは、先ほど助けてくれた猟兵達へのお礼の形だと思うから。
「それじゃあさっそく……焼いちゃいましょう!!」
 網を敷いて、次々とトレイの物を焼いていく。辺りは野菜や肉の焼ける美味しそうな香りが充満していく。
「そろそろいい感じかしら?」
「焼き具合を確かめるには、親指の付け根の弾力を元にするといいですよ。人差し指と親指を付けたときの硬さがレアの硬さになるんです」
「じゃあ、小指に行けば行くほど、ウェルダンに近づくってこと」
「はい、そうなんですよ」
 お手伝いに回っていたルフィアにそう教えられ、美味しい焼き方を伝授してもらうことも出来た。お陰でお肉はスフィアの好みの硬さに焼くことができたようだ。
「ふわ……おいひい……はぐはぐ」
 美味しいバーベキュー料理に舌鼓。
「近くには天然の露天風呂もありますから、よかったら泊まりませんか?」
 そうルフィアが声をかけると。
「いいんですか!? じゃあ、止まります!!」
 スフィアはぺろりとバーベキューを食べ終えた後、このキャンプ場での休暇を楽しむのであった。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

スピネル・クローバルド
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との絡み歓迎

■心情
無事にキャンプ場の平穏を守る事が出来ましたね。
後は、折角ルフィアさんがお誘いして下さっているのですから
私もバーベキューを楽しみましょう。

■行動
念の為、周囲に残っているガレオノイドが居ないか警備しつつ
私もキャンプを楽しみます。
「まずは火を起こしましょう。お腹も空きましたし、バーベキューで沢山お肉とか頂きましょうかね」
「バーベキューの良い香りが漂って来ましたね、凄く美味しそうです」

ルフィアさんともお話してみたいですね。
「どんなに危険な目に遭っても、私達猟兵が助けに来ますからね」
「その形見のペンダント、どうかお大事になさって下さいね」



 念のため、辺りにもう襲ってくるガレオノイド達がいないか、軽く見回ってみたスピネルだったが、そんなガレオノイド達はいないようだ。
「無事にキャンプ場の平穏を守る事が出来ましたし……後は、折角ルフィアさんがお誘いして下さっているのですから、私もバーベキューを楽しみましょう」
 安全を確認した後、スピネルもルフィアの元を訪ねていく。
「あ、先ほどはありがとうございました!! その、サービスしますね!!」
 ルフィアは嬉しそうに、特別なバーベキューセットを用意する。
「そ、そんなに多くなくても大丈夫ですよ?」
 あたふたとスピネルはそう言うが。
「はいどうぞ! こちらのアウトドアグリルを使ってくださいね」
「あ、ありがとうございます」
 沢山盛られた野菜とお肉にびっくり。しかし、これもルフィアの感謝の気持ちの表れかもしれない。スピネルは時間をかけて、少しずつそれらを食べることを決意する。
「まずは火を起こしましょう。お腹も空きましたし、バーベキューで沢山お肉とか頂きましょうか」
 慣れた手つきで火をつけると、網を置いて、次々と美味しそうな野菜やお肉を焼いていく。
「バーベキューの良い香りが漂って来ましたね……凄く美味しそうです」
 さっそく、焼けた美味しい野菜とお肉を皿に取って、一口ぱっくん。
「うん、美味しいですっ!!」
 バーベキューも半分くらい食べたところで、様子を見に来たルフィアがやってきた。
「どうですか? 上手く焼けてます?」
「ええ、とっても美味しくできました。ルフィアさんもご一緒しませんか?」
 スピネルに誘われて、ルフィアは困った様子を見せたものの。
「私、ルフィアさんとお話したいんです!」
 と、スピネルの押しに根負けして、ルフィアもスピネルと一緒に食べることになった。
「ルフィアさんを守れて、本当によかったです。……それに、そのペンダント、大切なものだと聞きました」
 そうスピネルが切り出した。
「はい、幼い頃に病気で亡くなった母の形見なんです。一人になっても、生きていける様にって……母の代わりみたいなものなんです」
 でも、ちょっと不安なんですと告げるルフィア。
「また、今回と同じようなことがあったらって思うと……怖くなって……」
 先ほどの襲撃に、ルフィアはまだ怖い気持ちを持っている様子。
「どんなに危険な目に遭っても、私達猟兵が助けに来ますよ。絶対に」
 スピネルはルフィアの両手を握って、笑顔で答えた。
「スピネルさん……」
「その形見のペンダント、どうかお大事になさって下さいね」
 その温かい言葉に、ほろりと涙が零れる。
「はい……ありがとうございます……」

 そして、キャンプを楽しんだ猟兵達はこの地を後にする。
 キャンプ地の襲撃を救った猟兵達の話は、このキャンプ場で、長く語り継がれるのだが……それはまた、別の話。
 猟兵達はこうして、このキャンプ地の人々を救い、敵の襲撃を無事防いだのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年08月27日


挿絵イラスト