当たるも当たらぬも八卦っけ~スイカ割り花火おみくじ~(作者 御巫咲絢
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#カクリヨファンタズム  #お祭り2021  #夏休み  #トンチキシナリオ 


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●何でスイカ割りと花火とおみくじを混ぜちゃったんですか????
「なつやすみにゃ―――――ん!!!」

 エインセル・ティアシュピス(生命育む白羽の猫・f29333)はいつも以上に元気な様子である。

「にゃーん!あのねあのね、あたらしおやぶんさんがつくってくれたビーチでね、『すいかわりはなびおみくじ』っていうのやってるんだって!」

 今なんて言った???と猟兵は思わず目をぱちくり。
 スイカ割りはわかる、花火もわかる、おみくじも言わずもがな。
 でもそれ今全部合体させて言わなかったか?気のせいかなー?はじめてのなつやすみだから子猫のテンションが上がってて勢い止まらず言っちゃったのかなー?

 ――そう、思いたかったのだが残念ながら違った。

「あたらしおやぶんさんがかんがえたあたらしいおみくじらしいにゃーん。
 すいかをわると、はなびがぽーん!ってすいかからとんで、はなびでおみくじのけっかをだしてくれるんだって!
 すごくたのしそう~!あたらしおやぶんさんも『ぜひぜひせんでんしたってーなぁ!』っていってたから、みんなですいかわりはなびおみくじやらにゃい?っておさそいにきたのー!」

 何てもの考えてくれてんだあの発狂しそうなミームの塊みたいな親分は!!!

「はなびがとんでもすいかがやけたりとかそーゆーのもなくっておみくじひいたすいかはちゃーんとたべられるからかんきょーにもやさしいんだって!すごいよね!」

 エインセルのおこさまことばを要約すると、割ったところで花火に巻き込まれるということはない作りになっていると見て良いのだろう。
 まあ、まあそれなら……それなら参加できなくもないのだが。ないのだが。

 な ん で 混 ぜ ち ゃ っ た ん で す か ? ? ?

 という感情がどうしても先に出てきてしまう。
 流石カクリヨファンタズム、何でもありである。

「おみくじはきょーとだいきょーがないから、わるーいけっかがでてしょんぼり……みたいなこともないんだって!
 いつもおみくじあんましいいのがでないのーっていぇーがーのひともあんしんしておみくじできるよう!よかったらやってみてねえ!」

 正月要素を混ぜるんじゃねえ!!!!!!!!!!!!!とツッコミ魂溢れる猟兵は、思ったかも、しれない……。
 まあとりあえず、花火も見れてスイカも食べれておみくじは良い結果しかなく、被害もないならば。
 せっかくのカクリヨファンタズムらしい夏休みを堪能するのも良いかもしれない。


御巫咲絢
 ※注意:このシナリオは割とトンチキです。
 うおおお夏休みシナリオ!書かずにはいられないッ!!原稿と並行して頑張ります。
 こんにちはこんばんはあるいはおはようございます、初めましての方は初めまして御巫咲絢です。
 シナリオご閲覧ありがとうございます!初めての方はお手数ですがMSページの方を一度ご一読頂けますと幸いです。

 水着コンテストお疲れ様でした!というワケで夏休みシナリオを一つお届けします。
 「スイカ割り花火おみくじ」という単語が全てです。
 スイカ割ったら花火でおみくじ結果が出ます。何言ってんだお前ってなりますがこれが全てです。
 せっかくだから真夏の運試ししてみませんか?正月仕様なので吉系しか出ませんが!

●おみくじについて
 2通りあります。
 1.大吉が絶対出て欲しい!!という方はそれが出る前提のプレイングを書いて頂きましたらそのようにさせて頂きます。
 凶ないのに凶が出て欲しいという方もこちらでお願いします()。

 2.運試し上等!やってやろうじゃないか!という方は第六猟兵マスタールールの判定基準に基づいて判定させて頂きます。
 その為、皆様には判定する能力値をプレイングの際にご記入ください。
 ご記載がない場合、猟兵の皆様のステータスから"2番目に高い数値"で判定させて頂きます。
 1d100を振り成功率の10分の1以下なら大吉、成功率以下なら中吉、成功率より上なら小吉、96~00なら末吉、となります。

 また、1と2どちらをご希望するにしろ願望、待人、失物、旅行、商売、学問、相場の中からどの結果を特に注目してるかもプレイング内で表現して頂けると助かります。
 猟兵各位によって大事にしているものは違いますからね!

●グリモア猟兵の同行について
 当グリモア猟兵・エインセルはご希望があれば皆様に同行させて頂きます。
 おみくじの内容どれが出てもめっちゃくちゃ褒めちぎります。
 もふりたければ思う存分もふってください()。

●プレイング受付について
 断章投下なし、OP承認後から受付開始致します。お気軽にご投函ください。
 合わせの方は合わせの合言葉かお相手様の名前とIDをご記入くださいませ。

 それでは、皆様の運試しプレイング心よりお待ちしております!
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み2021』

POW妖怪花火で空へGO!
SPD妖怪花火の上で空中散歩
WIZ静かに花火を楽しもう
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


灰神楽・綾
【不死蝶】
スイカ割りと花火とおみくじの合わせ技か~
ここまで来ると仮装してスイカ割ったあとに
プレゼントが贈られるとかどうだろう

スイカを割った瞬間に花火が飛び出るなんて
なかなか「映え」で素敵だよねぇ
熱いバズり対決を繰り広げた戦友の新し親分の頼みとあらば
宣伝しないわけにはいかないね
しっかり動画に撮ってイェスタにアップしないと
というわけで梓、ゴーゴー

うわぁ、梓ってば持ってるぅ
日頃の行いの成果なんじゃないかな?

よーし、俺も割っちゃうぞー
懐かしのハンマーポムグラネイトを取り出す
スイカ割り棒にも映えを忘れないのさ
元気良くそーれっと

※おみくじ:2(SPD)
旅行
どんな結果でも大体「あはは」なリアクション


乱獅子・梓
【不死蝶】
うわぁ、これひとつで一年のイベント大集合だー…
ってなんでやねん(ノリツッコミ

いつの間に戦友だなんて間柄になってたんだとか
バズり対決の戦友って何だよとか
お前イェスタネタ気に入りすぎだろとか
色々とツッコむ前にスイカ割り用の棒を渡されてしまった
お、俺が先に割るのか!?
ま、まぁどうせこういうのは何が出ても
所詮は確率の問題だからな…!
…おらっ!!(力強くスイカを叩き割る
出た結果は……



あれ?? これ凶や大凶は出ない接待仕様のはずでは??
不具合か?? 新し親分に問い合わせればいいのか??
いやいや、少なくともお前よりは品行方正に
日々過ごしている自信あるんだが!

※おみくじ:1
願望


●何故か高確率で不運を引く人っているんだよね
「うわあ、これ一で一年のイベント大集合だー……ってなんでやねん!!」
「スイカ割りと花火とおみくじの合わせ技か~、ここまでくると仮装してスイカ割った後にプレゼントが贈られるとかどうだろう」
「ハロウィンまで混ぜようとするな」

 愉快なノリツッコミから入ったのは乱獅子・梓(白き焔は誰が為に・f25851)、それに対してボケを追加しツッコミを加速させたのは彼の相棒、灰神楽・綾(廃戦場の揚羽・f02235)。
 記念すべきスイカ割り花火おみくじの一回目を飾るは毎度お馴染みの不死蝶コンビだ。

「スイカを割った瞬間に花火が飛び出るなんて、なかなか「映え」で素敵だよねぇ」
「まあ……そうだな。怪我をしない仕様らしいから子供がやっても安全なのは何というか、新し親分らしいというか何というか」

 流石新し親分バズリトレンディ、デュエリストブレイドの開発者なだけあって子供が好きそうな仕組みを考えるのは得意なようだ。
 そういう意味では確かに感心できるものではある――のか??

「熱いバズり対決を繰り広げた戦友の新し親分の頼みとあらば宣伝しないワケにはいかないね。しっかり動画に撮ってイェスタにアップしないと」
「いつの間に戦友だなんて間柄になってたんだ」
「というワケで梓」

 はい、と綾は梓にスイカ割り用の木の棒を手渡す。

「……何だこれ」
「何だって、スイカ割りの棒だよ」
「お、俺が先に割るのか!?」
「ゴーゴー」

 にこにこと綾は拳を軽く突き上げて促してくる。
 バズリ対決の戦友って何だよとかお前イェスタネタ気に入りすぎだろとか色々ツッコミを入れたいところが多かったのだが、それら全てにツッコミを入れる前に棒を渡されてしまった。
 梓はこのツッコミたくなるどうしようもない感情をそっと胸の奥にしまわざるを得なくなってしまったのである。
 こう、色々と言おうとしたタイミングで流れが変わっちゃって言えなくなるって割とあるよね。わかるよ。

「……ま、まあどうせこういうのは何が出ても所詮は確率の問題だからな……!」

 実際おみくじというのは確率であることは間違いなく、しかも神社によって違うとか。
 全部の吉で10割のうち5割以上を占める場所もあるらしい。
 そして今回はどう割っても一番悪くて末吉、なのでまあちょっと運が良いことがあるかもしれないよ!程度で終わるということで。
 ならまあ、実際軽い気分でぱかんと割ってしまっても問題はないだろう。
 まるで言い聞かせるように言っているように聞こえるのはきっと気の所為だろう、うん。
 軽く深呼吸して、梓は棒を振るう――!

「……おらッ!!」

 流石成人男性、しかも体格も良いとなれば結構それなりな威力になるものである。
 スイカは綺麗にぱっか―――んと割れ、ひゅ―――――と花火の上がる音と共に火が遥か天空へと昇っていく。
 自然と梓の視線はスイカから上空へと向き、そしてどん、という花火の定番の効果音と共に出てきたのは。


>凶 願望成就には少しばかり遠回りしないといけないかもしれません<


「……んん????」

 おかしいな、自分の目が霞んでるかな?と思い目を拭ってからもう一度見る。


>>凶 願望成就には少しだけ遠回りしないといけないかもしれません<<


「あれ?????これ凶や大凶は出ない接待仕様のはずでは???」

 何故接待仕様のおみくじで凶が出るようになっているのか。不具合か?新し親分に問い合わせるべきか???
 もしくは製造工場のスタッフががうっかり凶って間違えて入れたのをそのままごまかそうとした結果なのか???いやそれはクレーム沙汰だな????
 あまりにもの予想外の出来事に梓の表情は宇宙猫である。

「うわあ、梓ってば持ってるぅ。日頃の行いの成果なんじゃないかな?」
「いやいや少なくともお前よりは品行方正に日々過ごしている自信あるんだが!」
「まあそれでもそういう時ってあるってことなんじゃない?」
「いやでも接待仕様でこれはおかしいだろ!!!? とりあえず新し親分に問い合わせを入れておこう……」

 もしかしたら自分のように引いてしまう人がいる可能性も否定はできず連絡を試みる梓を横目に、よーし俺も割っちゃうぞーと綾は懐かしのハンマーポムグラネイトを取り出した。
 いや懐かしいといってもまだ二ヶ月ぐらい前ですよ綾さん!というかよくポムグラネイト部分無事ですね!?

「スイカ割り棒にも映えを忘れないのさ」

 確かに映えるがこれで割ったら割ったでスイカとザクロの果汁が混ざったりしないだろうか大丈夫だろうか。
 いや多分逆にそれも狙っているのかもしれない。これが歴戦のバズりイェスタグラマーの映え力というものであろうか。

「そーれっと」

 ぱかーん、ぶしゃーん。
 ハンマーポムグラネイトの果汁とスイカの果汁が混ざって赤い噴水が巻き起こると同時に花火の火の玉が上がる。
 果汁に塗れたけど一切衰える様子なく上がっていくのはきっと特別仕様なのかもしれない――いや、もしかしたら新し親分本人がHPAHで割るからだろうか。まあ細かいことは気にしなくていいだろう。
 ひゅ――――るるるるるると飛んだ火の玉が天空でぱーん、と弾ける。結果は……


>中吉 旅行先で良い風景が見られるでしょう<


「あはは、中吉かー。もし叶ったら写メってイェスタに挙げようかな」
「何で……何で俺だけ凶が出たんだ……っ!!」

 相棒が中吉を出している横で一人凶だった梓はその場にがくりと崩折れた――。
 まあ、うん。何て慰めたらいいのかわかりませんがとりあえず元気を出して欲しい。
 尚、後に綾がイェスタに挙げた写真はそれなりにバズることになったようです。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

アイン・セラフィナイト
【2・WIZ】
……そのスイカ食べられるんだよね?

まあとにかく、目の前のスイカを割るところからだね!(杖をブォンブォン素振り)

さてと、屈伸に腕伸ばし……準備運動はしっかり。


ふん゛っ゛!!(一瞬の低い声)(杖振り下ろし)(衝撃波・貫通攻撃)


どんな結果かな!とりあえず学問の結果は確認したいよね。

確認し終わったら割ったスイカ食べよう!

(アドリブ等歓迎)


●杖というものは強力な鈍器でもありまして
「……そのスイカ食べられるんだよね?」

 アイン・セラフィナイト(全智の蒐集者・f15171)は訝しんだ。
 まあ気持ちはわかる、とてもわかる。
 そもそもスイカの中に花火が入っているという仕組みの時点で大分怪しく思えるものというか、普通なら食べられない。
 いったい新し親分はどのような加工法を用いてこのおみくじを作ったのだろうか……
 尚、スイカはカクリヨファンタズム産の有機栽培らしく農薬も使っていないスイカだそうです。

「まあとにかく、目の前のスイカを割るところからだね!」

 愛用の杖をブォンブォン素振りする。やる気は充分だ。
 尚このアイン愛用の杖であるが、彼の膨大な魔力に耐える為の作りをしている都合で本人の身の丈以上ものサイズであり、重量もそれ相応のものなので普通にこれで殴るだけでめちゃくちゃ痛い。
 つまりこれを思い切り振り下ろすだけでスイカは確実に割れるということだ。
 とはいえ素振りだけでは充分な運動とは言えないので、屈伸に腕伸ばしと準備体操もしっかり行う。
 泳ぐ時もやっておかないと身体が固まって溺れちゃいますからね、何事も準備運動というものは大事です。
 しっかりとストレッチし終えたアインは杖をぎゅ、と握り、構え――

「ふん゛っ゛!!!!!!!!!!!」

 あれこんな声だっけ?と一瞬思ってしまう程の低い声と共に振り下ろした。
 まあ14歳ならそろそろ声変わりくるから低音ボイスがドス利くのも割と当然の帰結だろうね(?)
 思い切り振り下ろされた杖にアインの腕力と重力補正が加わった結果スイカは衝撃波により八等分となった。おそらくたまたまいい感じの位置に当たったことによりやけに配分的に綺麗に八等分の量になったのだろう多分。
 八等分のスイカから飛び出した花火は果汁などものともせずひゅ――――――るるるるると上がっていく。

「(どんな結果かな……とりあえず学問は確認したいよね)」

 流石勤勉なだけあって学業運には敏感であった。
 ひゅ――――るるるるるるると上がった花火がドン、と開き、結果は……


>中吉 意外なことから新しい知見を得るかもしれません<


「意外なことからか……いったい何だろう?」

 猟兵たるものどこで意外な事象に出くわすかわからないので思い当たる節にたくさん行き着くことになりそうだなあ、と思いつつ。
 中吉なので他の運についても概ねそれなりに良い結果になると出ていたし、おみくじが叶うことに期待はできそうだ。

「よし、スイカ食べよう!……でも何でこんなこう、綺麗に割れたんだろう……?」

 多分当たりどころが良かったのではないだろうか。
 ともあれ、綺麗に割れたその花火が飛び出したスイカはもちろん普通に食べられたしめちゃくちゃおいしかった。
 有機栽培はやっぱり一味違うね!
成功 🔵🔵🔴

黒木・摩那
たまや~

花火とスイカが同時に楽しめるという一粒で二度おいしいイベントがあると聞きましたよ。
スイカ食べ放題。
花火は確かに綺麗だけど、スイカは別腹。いくらでも入ります。
おいしく堪能させてもらいます。

そして、おみくじ。
くじは運任せで。
重視するのは金運! なのですが、題目の中にはないので、ここは旅行ですね。
南国の離島でゆったりしたいですが、台風とかが気になるシーズンですから。


●スイカに塩、先にかけるか一口食べてからかけるか
 スイカ割り花火おみくじ、という催しの方ばかりに注目されるが別に普通のスイカ割りがないとも花火も上がらないとは言っていない。
 普通の花火も定期的にどどん、と打ち上げられるのだ。
 新し親分曰く「だってそれだけやと盛り上がらんやん!正月の神社かてちゃんと屋台とかあるやんそういうことや!」だそうです。比較対象が正月の神社な時点で色々とおかしいがまあそういうワケで普通にスイカやかき氷やらを提供している屋台もあるし、花火も上がる。

「た~まや~」

 どどんと上がる花火を見ながら定番の言葉を口にしている黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)。
 花火とスイカが同時に楽しめるという一粒で二度おいしいイベントがあるとグリモア亮平から聞かされたからには行かぬワケには行かぬとうきうき気分でビーチを訪れたのだ。
 確かにこれは綺麗な花火だとしみじみ見入った後、手にしたスイカを一口ぱくり。
 まさに理想のスイカとも言える絶妙な甘みとみずみずしさが口の中一杯に広がり幸せ気分はさらに上昇。

「うーん、流石有機栽培。おいしいですね。花火は綺麗だけどスイカは別腹、いくらでも入ります。これはおいしく堪能しなければ」

 食が止まらないとはまさにこのこと。次々ぱくぱく食べていく。
 もちろん食べた分運動をしなければここで食べたものがある意味で女子の天敵として帰ってくるので、そこは抜かり無く行う為の計画を既に立てているので問題がなかった。

「さて、ではおみくじを引きましょうか」

 食後の運動も兼ねて――というよりは結局このスイカも食べるのでどちらかというと別腹をさらに空かせておくためなのかもしれない――、摩那はスイカ割りの棒を手に取った。
 ぶんぶんと軽く1,2回程素振りをし、いざスイカの前へ。

「重視するのは金運!……なのですが、題目の中にはないのでここは旅行ですかね」

 おみくじって商売運の方がだいたい書いてあるからね、少なくとも報告書を書いている奴の観測範囲では。

「南国の離島でゆったりしたいですが、台風とかが気になるシーズンですし」

 夏はとかく台風がよく起きる。最近はUDCアース日本だと10月とかになっても台風が発生したりしていたがぶっちゃけアレがおかしい。本来はこういった真夏の時期に起きるものである。
 そして島となると台風の影響はでかいワケで、旅行に行くならその辺りから時期をずらしたいものだ。

「では参りましょう――せいやっ!」

 ぱかーん。
 綺麗に割れたスイカから花火がひゅるると上がり――


>中吉 旅行で天気予報に裏切られずに済むでしょう<


「ふむ?当たっていれば台風が回避されているなら問題なく旅行できるということですね」

 信じるものは救われると言う。
 おみくじが当たるのを狙って旅行の計画を立ててみようかと期待しながら、摩那は割ったスイカもおいしくいただくことにしたのであった。
 スイカは別腹、いくらでも入るからね。
成功 🔵🔵🔴

リーゼロッテ・ローデンヴァルト
※エインセルきゅん同伴希望
※モフリスト&おねショタ発揮
※キャラ崩壊可、クール&悪辣さは夏休み
※その他アドリブ連携絡み大歓迎

ほう、スイカ割りに花火でおみくじかあ♪
ならエインセルきゅん、いっしょに行かない?
おねーさんが、たっぷり遊んであげようねっ♡
(だぎゅむぎゅすりすりもっふもっふ)

正直バズりん相変わらずだなって思うけどね
あーもう、ぴゅあぴゅあもふもふだよっ♡
エインセルきゅん可愛がる方が忙しい♪

さ、何が出るかなー?…そいやっ
お、そっかあそっかあ♪(褒められたら歓喜)
よし、一緒に花火歩こ?あ、何か買ってあげるよ♡

◆おみくじ
【商売】【2】【数値お任せ】
職業:闇医者・キャバリア傭兵・フィクサー、及び猟兵


●如何なる者も猫には弱い
「ほう、スイカ割りに花火でおみくじかあ♪」

 リーゼロッテ・ローデンヴァルト(リリー先生って呼んでよ・f30386)は面白そうだと思ったようだ。
 尚、今腕には子猫とかしたエインセルを抱えている。
 何故なら彼女はよくこのグリモア猟兵をもふもふしているからだ。
 もふもふは正直行ってシャブである。医者である彼女すらそう思ってしまう程の魔性を秘めており、ましてやそれが人懐こい子猫とあれば尚更で。

「ならエインセルきゅん、一緒に行かない?おねーさんがたっぷり遊んであげようねっ♡」
「にゃーん、いいの!?やったー!ありがとーりりーせんせー!」

 エインセルがとっても嬉しそうに尻尾を振ってリーゼロッテの肩に乗って頬をすりすりしてくるのでああん可愛い~とリーゼロッテはますますもふもふした。


 してやってきたビーチであるが、相変わらず賑やかで花火が上がるしスイカや屋台を楽しむ観光客で一杯である。
 ちょくちょく「吉」とか「末吉」とか書かれた花火が上がっているのはそれこそ噂のスイカ割り花火おみくじであろう。

「なーる程。ああいう風に出るんだねえ。正直バズりん相変わらずだなって思うけど」
「にゃーん、あたらしおやぶんさんはいつもたのしそうにしてるよねえ。だからきっとみんなにもたのしいきもちになってほしいんじゃないかにゃーん?」
「かもしれないねえ……あーもうぴゅあぴゅあもふもふだよ~~~っ♡」

 純真無垢かつハイパーポジティブな発言にリーゼロッテはすっかり骨抜きである。
 だぎゅむぎゅすりすりもっふもっふ。このグリモア猟兵はもふもふフリーを自称しておりもふもふされると喜ぶ方な為どっちも幸せな気分になれてwin-winである。

「にゃーん、りりーせんせーくすぐったーい♪」
「エインセルきゅん可愛がる方が忙しいねえ♪」

 猫をもふもふしている図は見ている周りも幸せにするものであり、それを見ていた妖怪や他の観光客も見ているだけでほっこりとした気持ちになりにこにこである。
 こうして幸せオーラが広がりとっても幸せな世界が生まれるのである。優しい世界はここにあったのだ。

「さ、きたからには早速おみくじを引こうかね。何が出るかなー?」
「にゃーん、りりーせんせーがんばってー!」
「エインセルきゅんに応援されたら気合いを入れないワケにはいかないねえ♡」

 エインセルがぽんぽん振って応援する中、気合十分に棒を構えるリーゼロッテ。
 おみくじって応援するものだったっけ?とかそういう疑問は野暮ですよ奥さん。

「そいやっ」

 木の棒がスイカに当たってぱかん!と開けばぼっと火がつき玉が天空へと上がっていく。
 ひゅーるるるるるる、どーんと花開いた内容は。


 >大吉 お給料をがっぽがっぽ稼げることでしょう<


「おっ、大吉だ」
「にゃーん、だいきち!りりーせんせーすごーい!まいにちおいしゃさんとかいぇーがーとかがんばってるから、こううんのかみさまがごほーびくれたんだね!」
「お、そっかあそっかあ♪それなら嬉しいねえ」
「りりーせんせーいつもやさしくしてくれるから、かみさまもきっとみてくれてるにゃーん!」
「うーんエインセルきゅんは本当にいい子だねえ♪」

 大吉をまるで自分のことのように喜んでくれる無垢な子猫が可愛いったらありゃしない。
 普段はクールで時折悪辣さも孕んだ言動をするリーゼロッテすら、可愛さともふもふの前ではそれらが一気に吹っ飛びただのショタを可愛がるお姉さんと化す。
 仕方ないね猫は可愛いからね!!猫は正義だからね!!

「よし、一緒に花火歩こ?あ、何か買ってあげるよ♡」
「ほんとー!?わーい!ぼくかきごおりがたべたいにゃーん!」
「よしよし、とっておきのおいしいかき氷を探しにいこうか♪」

 ぽん、と人の姿になったエインセルと手を繋ぎ、美味しいかき氷を探してビーチを渡り歩くリーゼロッテであった。
 見つけたかき氷はめちゃくちゃおいしかったそうです。
大成功 🔵🔵🔵

ミリアリア・アーデルハイム
【街角】
忙しくても遊んでくれる皆さんに感謝しつつ、
猟兵になって初めての夏を楽しみます!

ビーチバレーにビーチフラッグ
砂山トンネル、水中ドッジ
誰が早いか泳力競争
団長のツンツン髪って濡れたらどうなるのか、知ってます?
バーベキューもして、ロシアンおにぎり!(山葵増量ワサビ漬け)

そろそろ花火の時間ですね、
みんなの願いはなんでしょう?

私のは、
来年も再来年も、街角のみんなと一緒に楽しく過ごせますように

ペトニアロトゥシカさんと一緒です!
じゃあ、折角なので2つ並べて「せーの!」で(運試し)

スイカを割れば空に咲く花
きらきら光って夢のよう
スイカってこんなに甘かったでしょうか?
暑い中たくさん遊んだから?
それとも・・・


ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
【街角】 ※4人
スイカ割り花火おみくじ……?
まあ、とりあえずアーデルハイムさんに付き合おうか。
ほどほどに走ったり泳いだりしてみんなと遊ぼう。
ゼロナインさんは必要そうならこっちでサイズ合わせようかね。【如意伸躯】

料理もバーベキューなら手伝えるかな。
アーデルハイムさん食べ物で遊ぶのはほどほどにねー。

さて、スイカ割りは何を占おうか。
大体のことは運に頼らなくても自力で何とかなるし……
まあ、良い縁がこれからも続きますようにでいいか。
ん、一緒に?いいよー、せーの!(運試し)

花火は綺麗でスイカも美味しい。
ちょっと騒がしいけれど、こんな夏休みも悪くないかな。


塩崎・曲人
【街角】
おう、誘ってくれてありがとよミリアリア。ペトとトリテレイアもよろしくな!
と、ミリアリアが精力的に提案する遊びに端から付き合っていく感じで
「ヘイヘイヘイ、体力有り余らせてるのが自分だけだと思うなよ~?(濡れても無駄に硬度を保つ髪をかき上げながら)」

飯も飯で楽しみなので準備を手伝うぜ。何か適当に焼くのは得意だぞオレ

おみくじは…やっぱ商売運が気になる。どら、一つ運試しと行きますかね!オラァ!
(因果律を曲げるレベルの不運で『花火入れ忘れ』のスイカを引き当てる男)
「……とりあえずこのスイカみんなで食おうぜー」(砕いたスイカを皿に乗せつつ)


トリテレイア・ゼロナイン
【街角】※4人 

交流の機会を提案して頂きありがとうございます、ミリアリア様。
遊興に使う道具の持ち込みや設営はお任せください。審判役も公正に務めましょう。……私も混ざった方が?いえ、体格の問題が…。
ペト様、感謝いたします。これなら…。

これからも騎士として戦い抜くことは決めている以上、願望を占うのは無意味という物。ここは今年の今後の戦いの修理費用…商売を。
それっ! 
…凶…凶…!?
(大いに戦いに身を投じる以上、損傷は不可避のお告げ)
……曲人様……。
(自分以上の結果に同情の視線)

(頭部格納銃器を抜き取り疑似飲食機能の「口」を露出し)
…頂きましょうか。

戦いから離れ一時憩う…良き時間でした


●はじめてのなつ
 猟兵に休みは、(多分)あんまりない。
 毎日何かしらの予知が入り、手の空いている猟兵はグリモア猟兵の導きに従ってカタストロフィを引き起こさんとするオブリビオンの討伐に向かう。
 戦争の時期なんかグリモアベースが忙しいとかいうレベルですらないこともままあり、「どんなブラック企業だよ」と思いたくなる時もあるとかないとか言われていたり。

 そんな猟兵たちが思う存分羽根を伸ばすことのできる期間――それが夏休みである。
 グリモア猟兵各々の案内により思う存分好きなだけ夏を堪能できる貴重な期間。

「スイカ割り花火おみくじ……楽しそうですね……!」

 その矢先、この新し親分が開発したこのトンチキ極まりない催しに目を輝かせたミリアリア・アーデルハイム(永劫炉の使徒・f32606)はせっかく羽根を伸ばすのなら皆で伸ばしたい――そう思って知り合いの猟兵に声をかけることに決める。
 その誘いに乗ってくれたのは、よく街角で顔を合わせては語らい合う顔見知りの猟兵たち3人であった。


「おう、誘ってくれてありがとよミリアリア。ペトとトリテレイアもよろしくな!」
「こちらこそよろしくお願い致します、曲人様。ミリアリア様は交流の機会をご提案頂きありがとうございます」
「よろしくね。スイカ割り花火おみくじ……?がよくわかんないけど、ほどほどに走ったり泳いだりしてみんなで遊ぼう。たまにはこういう日がないと」

 一番に気さくな声を上げる塩崎・曲人(正義の在り処・f00257)。
 物腰柔らかく丁寧に一礼するトリテレイア・ゼロナイン(「誰かの為」の機械騎士・f04141)。
 トンチキ極まる内容に首を傾げながらもゆったりと楽しげにしているペトことペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)。
 三人と発案者であるミリアリアが、集合場所であるグリモア猟兵の展開した転移陣で落ち合う。

「こちらこそお誘いに乗ってくださってありがとうございます!今日は思い切り夏を楽しんじゃいましょう!」
「おう!んじゃ早速何して遊ぶよ?」
「そうですね……たくさん思いつきますね!今日中に遊びきれるかわからないぐらいには」
「それは多いね??まあ体力あるから大丈夫だけど」
「いいじゃん!せっかくだから全部やろうぜ?いや俺はやってみせるね」
「でしたら、必要な遊具の持ち込みや設営はお任せください」

 というワケで体力の許す限り全力で遊ぶことになった4人の夏が、今始まる――!


「審判役も公正に務めましょう」

 それはビーチバレーを始めようとした時のこと。
遊具を設営し終えたトリテレイアが、スッと迷いなくレフェリーの位置についたのだ。

「トリテレイアさんも一緒にやりませんか?」
「いえ、お気持ちはありがたいのですが体格の問題が……」

 何せ種族がそれぞれ神とキマイラと人間とウォーマシン。
 ウォーマシンという種族はその種の特性上、どうあがいても体格が人間より一回りも二周りも大きくなってしまうものであり、そのウォーマシンがビーチバレーをしたらどうなるかというと――言わずともわかるだろう。
 それは公正ではないだろうとなってしまうのも仕方がない。
 せめてあと一人同じ体格がいればチーム分けも公平になるのであるが……

「じゃあこっちでサイズ合わせようかね。そうしたらゼロナインさんも参加できるでしょ」

 と、そこでペトニアロトゥシカがユーベルコード【如意伸躯(ヴァリアブル・フィジーク)】で自らの身体を急成長させ始める。
 めきめきと伸びるその身体はあっという間にウォーマシンにも劣らぬ体躯と化した。

「これならチーム分けしても不公平にはならないでしょ?」
「ペト様、感謝致します。これなら……」
「よかった、これでみんなで遊べますね!」

 せっかくの夏休み、遊べるなら全員一緒がやっぱり一番楽しいものです。
 そうして全員で容赦なしの全力ビーチバレーは汗もかくし日に焼けるが、やはり爽快感と楽しさが勝る――ウォーマシンの日焼けってそれオーバーヒートしてない?大丈夫?となるが――。

ビーチバレーを全力で楽しんでも尚猟兵たちの体力はとどまるところを知らず。
 全力でボールを打ち合った後なのにビーチフラッグで全力疾走したり、持てる知識と検索機能全てを導入して完璧な砂山トンネルを作り上げたり。
最も速いのは誰だ!と泳力競争まで始めたり。まさに無尽蔵の体力と言わんばかりの勢いだ!
 
「ヘイヘイヘイ体力有り余らせてるのが自分だけだと思うなよ~?」
「望むところですよー!」

特に今回の主催であるミリアリアと、それに積極的に便乗していく曲人はそれこそ疲れなんてものを知っているのかと言わんばかりのはしゃぎっぷりである。
 濡れても無駄に硬度を保つ髪を掻き上げている様は他の観光客がちょくちょく視線を向けるがそれも全く気に留めずに大はしゃぎ。
 ペトニアロトゥシカとトリテレイアはそんな二人の一歩後ろから微笑ましく見るようなポジションに収まっていた。

「二人共ホントに体力有り余ってるねー」
「そう仰るペト様も、疲れておられるようには見えませんよ」
「まあ体力には自信あるからね。とはいえそろそろお腹が空いたかな……」
「そうですね、そろそろ食事と致しましょう。バーベキュー用の炭、グリル、食材、揃っております」
「ゼロナインさん用意周到だね?」
「いえ、丁度近くに備品貸し出しを行っておられるバズリトレンディ様がいらっしゃって半ば押し付けに近い形で渡してこられたもので……」
「何やってんのあの親分さん????」

 本当に何やってんだ、新し親分。
 まあ押し付けたということは使えということなのでありがたく使うに限るのだが。

「お、飯か?手伝うぜ、何か適当に焼くのは得意だぞオレ」
「あたしもバーベキューなら手伝えるかな」

 グリルから発せられる熱は熱いがそれも醍醐味。真夏のビーチでバーベキューは王道にして至高。焼き音を楽しみながらドリンクを口にするのも乙なもの。
 おいしく焼けるのを待つ間におにぎりなども用意してしまうと尚更良し。
「ロシアンおにぎりです!!」

 そうしてミリアリアが作ったのは何とどれか一個に山葵を大幅に増量したわさび漬けの入ったロシアンおにぎりであった。何でって?そりゃそれもひと夏の思い出になるからです。
 ペトニアロトゥシカに食べ物で遊ぶのはほどほどにね、と窘められたのでこの一回だけに留まったが、とりあえずこの最初で最後のロシアンおにぎりの外れの辛さは想像を絶するものであったと引いた者――誰が引いたかは敢えて伏せさせて頂くとしよう――は後に語ったという。


 とまあ、思う存分遊び倒せば時間というものはあっという間に過ぎるものですっかり花火にはうってつけな夜の時間となってきた。
 透き通った夜の空に星が映り、そんな空にドンドンと打ち上がる花火はまるで彩るかのようで、かくも幻想的な美しさを醸し出している。

 そして、目の前にはおみくじ用のスイカがずらりずらりと並び始めた……

「みんなの願いは何でしょう?」
「何を占おうか。大体のことは運に頼らなくても自力で何とかなるし……」

 んー、と悩むペトニアロトゥシカ。
大体自力で何とかなるというのは実はめちゃくちゃ凄いことなのだが猟兵だからそれもそうかともなる猟兵マジックである。

「まあ、良い縁がこれからも続きますように、でいいか」
「私のは、来年も再来年も街角のみんなと一緒に楽しく過ごせますように……ペトニアロトゥシカさんと一緒ですね!せっかくなので「せーの!」でどうですか?」
「ん、一緒に?いいよー」

 どどん、と二人の前にスイカが並ぶ。
 スイカを割って運試し、果たしてミリアリアとペトニアロトゥシカの運命は――

「「せーの!」」

 棒を同時に振り下ろし、ぱかーんと割れるスイカ、飛び出す花火。
 ひゅるるるどーんと打ち上がったおみくじの結果は――


>>大吉 これからも良縁に恵まれることでしょう<<


「わ!凄いです、二人して大吉ですよペトニアロトゥシカさん!」
「ホントだ。正月のおみくじと同じとはいえこれは中々ないね」
「大吉お揃い、嬉しいですね♪」

 女性陣がきゃっきゃと喜ぶ中、男性陣もスイカを前に何を願うかを考える。

「これからも騎士として戦い抜くことは決めている以上、願望を狙うのは無意味というもの」

 棒を握り、剣のように眼前で構えてトリテレイアはまるで瞑想するかのように思考を走らせていた。

「故にここは今年の今後の戦いの修理費用……商売を」

 ウォーマシンやキャバリアともなると修理費用はシャレにならないものであり、占うべき内容であるのは確かにそうである。そうと決まればいざ尋常にとトリテレイアは棒を構えた――!

「それっ!」

 ぱかーん。スイカから花火が飛び出し、結果を夜空に描く。さてその内容は……


>凶 戦う以上損傷は避けられません、頑張ってください<


「……凶……凶……?!」
「(あれこのおみくじ、凶ないんじゃなかったっけ……)まあ、うん。占いは占いだし。どんまいゼロナインさん」
「うむむ……このようなこともあるものですね……」
「凶がないのに凶引くのすげーなトリテレイア。どら、オレも一つ運試しと行きますかね!」

 曲人も願いを決めたようで棒を手にぶんぶんと素振りを開始する。
 それなりに悩んだがやはり気になるのは商売運。商いというものはやはり将来に直結してくるものである為誰だって気になるのである。

「オラァッ!!!」

 勢いよく振り下ろし、ぱかーん!とスイカが割れた。
 割れたのだが。

「……」
「…………」
「………………曲人様……」

 ミリアリアもペトニアロトゥシカもトリテレイアも曲人に同情の視線を向けた。
 そう、何と!何とこんなこともあるのだろうか、曲人の割ったスイカには花火用の火薬が入っていなかったのだ!!
 いやホントにこんなことある????ってレベルの不運、因果律を捻じ曲げる程の強大なものを持っていなければそうそうなることはないだろう――いや案外猟兵にはいるんだけどねそういう人。曲人もきっとその一人。

「……とりあえずこのスイカみんなで食おうぜー」
「あっそうですね!食べなきゃもったいないですし!」
「……頂きましょうか」

 切り替えが早いと言わんばかりに曲人が皿にスイカを乗せるので、みんなしてこれ以上は何も言うまいとスイカを美味しく頂くことにした。そう、これ以上は最早何も言うまいとしかできるまい。
 しかしそんな中でも食べるスイカは糖分も水分もまさにスイカの黄金比とも呼べるような甘くておいしい至上のスイカであった。

「ん、花火は綺麗でスイカもおいしい。ちょっと騒がしいけれど……」

 周りからは他の観光客たちの賑やかな談笑やどこかで別のイベントをしているのかまるでアイドルコールをしているような歓声やら、花火の音に混じれて聞こえてくる。
騒がしい場所が得意ではないペトニアロトゥシカだが、こういった平和な喧騒が起こるということの意味は誰よりも理解していた。

「……こんな夏休みも悪くないかな」
「そうですね。戦いから離れ一時憩う……良き時間でした」

 猟兵たちの戦いに終わりはない。終わりが訪れるのかもわからない。
 そんな中、こうして一日だけでも戦いのことを忘れて遊び倒せる日があるということの大事さをトリテレイアは噛み締めた。
 誰かにとってのこの瞬間を護る為、これからも戦うが故に、よりこの日の尊さを強く旨に刻む。
 そんな横で曲人は口に頬張っていたスイカを飲み込んでミリアリアに話しかける。

「どうよミリアリア。猟兵になって初めての夏は」
「そうですね……」

 スイカを割れば空に花が咲き、きらきら光る夢のような幻想的な夜空を見上げてから、満面の笑みを浮かべてこう言った。

「とっても楽しかったです!」
「おう、そりゃよかった!」

 ミリアリアが答えれば、曲人もにかっと笑ってそう返す。
 その後また一口食べたスイカはこんなに甘かっただろうか。
暑い中たくさん遊んだからなのか、それとも。
 みんなで一緒に花火を見ながら食べているのも理由の一つに入るのだろうか?

 ただ一つはっきりしているのは、今年の夏は掛け替えのない思い出として記憶のアルバムの一ページを色鮮やかに飾ることだろう、ということだ。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ベルゼ・アール
【2・SPD・エインセル同行希望・アドリブ等歓迎】
スイカ割り花火おみくじ?
結構じゃない、新機軸の試みで。
大人しいもんよきっと。
花火という概念に喧嘩売ってる訳じゃないし。
(狂乱の花火大会を主催する某ウォーマシンを思い浮かべ)
(それを忘れるようにエインセルを全力でもふる水着姿の悪魔のお姉さん)

さて、エインセルもキメてリフレッシュしたわ。
(一通りもふもふしてつやっつやした顔でいい笑顔を浮かべ)
んー、結果は何を見ようかしら……商売かな。
秘書業も、怪盗兼フリーの諜報員としてのお仕事も大事だし。
じゃあ、割りましょうか。ていっ。
(拾った棒で割る)

エインセル、一緒にスイカ食べる?
有機栽培で美味しいって話よ。


●もふもふは胃痛に効く。癌にもいずれ効くようになるとアカシックレコードにも記されている
 さて、この「スイカ割り花火おみくじ」というイベントであるが。
 案外こうして楽しんでくれる人が多いとはいえ、結局は夏のイベントとお正月の行事が悪魔合体したトンチキ極まりない催しであることには変わらないのでツッコミを入れる人入れる状態となっている。
 だが、それよりもトンチキ極まりない事象に遭遇したことがあると、そう感じないものでもあったりしなかったりラジバンダリ。

「結構じゃない、新機軸の試みで。大人しいもんよきっと」

 故に、ベルゼ・アール(怪盗"R"・f32590)からしたらまだ可愛らしい催しという認識であった。
 ただでさえ普段株式会社UAIで傍若無人かつ縦横無尽の天衣無縫に駆け回る社長の秘書として疲労が溜まっている上に、知り合いの某ウォーマシンが何か「さいきょうのはなび」とか言い出して花火という概念そのものに竜神親分と一緒に喧嘩売り始めるとかいうのを目の当たりにしてしまった彼女のストマックエイクは極致の域に達している。
 こんなん夏休み取らなきゃやってられっか畜生!!!!!!!!!と夏季休暇をもぎ取ってやってきたのがいつもメンタルブレイクした時の最大の癒しとしてもふもふさせてくれるこのグリモア猟兵が案内してくれる夏の催しというワケだ。
 それはもう、あの狂乱の花火大会や今までの社長の無茶振りを忘れるかのように全力で子猫の姿になったエインセルをもっふもっふ。もーふもふもふもふもふ。

「ふぅ……ありがとうねエインセル」
「にゃーん、べるぜげんきでたー?よかったにゃーん!」
「ええ、いつもありがとうね」

 心ゆくまでもふもふし終えた後の表情は疲れが全て吹っ飛んだかのようなつやっつやの満足感溢れる笑顔であった……


「さて、エインセルもキメてリフレッシュしたし、何の結果を見ようかしら……」

 もふらせてくれたお礼にと一緒にエインセルをビーチに連れてきながらおみくじの内容に思いを馳せる。

「にゃーん。えっとねえ、おねがいごとのおはなしと、まってるひとのおはなしと、なくしもののおはなしと、おでかけと、おかいものと、おべんきょうと、かぶかしじょー?といろいろあるんだって!」
「ふふ、説明できるようにちゃんとお勉強したのね?偉いわエインセル」
「えへへ~♪」

 ベルゼに頭を撫でてもらってエインセルは嬉しそうな笑顔を浮かべ、そんなエインセルの笑顔にベルゼは癒やされる正のループ。

「そうね……商売かな。秘書業も、怪盗兼フリーの諜報員としてのお仕事も大事だし……」
「にゃーん、べるぜいっぱいおしごとしててえらーい!」
「本当にエインセルはいい子ねえ……よし、じゃあ割りましょうか」

 ちょうどその場にあった手頃な棒を手に、いざベルゼの運試しが始まる――!

「ていっ」

 ぱかーんと開いたスイカから、ひゅるると上がる花火おみくじ。
 結果が出るまでの僅かな間というものはどうしても緊張した雰囲気が若干流れるが、結果は……


>末吉 働いた分に見合ったものは必ず帰ってくるでしょう<


「うーん……まあ、所詮は占いよね……」

 ここで大吉とかが出てきたらテンションがもっと上がったが、残念ながら末吉であった。
 とはいえあくまで吉であることを忘れてはいけない。末吉ということはささやかながらの幸運がやってくる可能性はあるというこどなのだから。

「にゃーん、でもべるぜいーっぱいおしごとしてるから、きっといーっぱいおきゅーりょーもらえるとおもうよう!」
「そうね、確かに何だかんだで社長はちゃんと給料くれてるし……」
「がんばったひとはむくわれなきゃめーだよ、ってりょーがもいってたもん!べるぜまいにちがんばってるからきっとたっくさんいいことあるにゃーん!」
「ありがとう。本当にエインセルはいい子ねえ……」

 末吉でもこれでもかと褒めてくれるエインセルにベルゼの口元はゆるゆるである。
 何て可愛く癒される子猫であろうか。

「一緒にスイカ食べる?ここのスイカ、有機栽培でおいしいって話よ」
「にゃーん!たべるたべるー!いっしょにたべたらもーっとおいしいよう!」

 おみくじの結果は末吉であったが、この夏の休暇はベルゼにとってきっと大吉級の幸せな一日だっただろう。
 子猫が褒めてくれるしもふもふさせてくれるしで、心身共に骨抜きなまでに癒されたのであった。
大成功 🔵🔵🔵

レナーテ・フレンベルク
2.指定なし◎アドリブ歓迎
ええと、スイカ割りというのが良く分からないのだけど
別に切れば――ああ、そういう遊びなのね
なるほど、本来だったら目隠しで……中々不思議な光景ね

気になる結果:旅行

■行動
さぁヒルデ、スイカを割りなさ――え?
ヒルデが割るとそちらの判定になって、私が割った事にならない?
そう……なら、私自らが割るしかなさそうね

これで叩くと花火とおみくじが……
ふふ、何だか少しワクワクしてくるかも
では――――えいっ!(ポコンッ)

…………

ヒルデ、姿を隠したまま私を補助しなさい
いいから、今度こそ割るわよ
せーのっ!
……ふぅ、こんなものね
後、漢字についてはよく分からないし
エインセルさんに聞いてみようかしら


●お嬢様、スイカ割り花火おみくじに挑戦するの巻
「ええと……?」

 レナーテ・フレンベルク(幽玄のフロイライン・f25873)は首を傾げた。
 何せ彼女にとってはスイカ割りという単語そのものが聞き慣れない。
 死霊術士の名家に生まれたお嬢様には確かに縁遠き催しではあるだろう。

「スイカ割りというのがよくわからないのだけど。だって別に切れば――」

 と、そこで彼女の背後に常に控えている護衛兼従者である巨骸・ヒルデがそっとレナーテの耳元で囁いた。
 数多の死霊と骸を繋ぎ合わせた存在であるヒルデはその数に見合っただけの知識も有しており、レナーテの知らないこともそっと教えてくれる優秀な従者である。

「ああ、そういう遊びなのね?なるほど、本来だったら目隠しで……ふむ。中々不思議な光景ね。だけど――」

 とてもおもしろそうだと、レナーテは直感した。
 せっかく様々な世界を見て回っているのだ、自分の知らない催しも参加できるなら積極的にして行きたいもので。
 早速レナーテは件のビーチへと向かった。


 一番気になる運と言えばやはり旅行運。
 様々な世界を見て回るに辺り、天候はやはりいちばん注視すべきものだ。
 猟兵の力である程度どうとでもできるとはいえ、災害等は遭遇しないに越したことはない。

「さぁヒルデ、スイカを割りなさい」

 いつものように指示しようとしたレナーテをお待ち下さいお嬢様、と言いたげにヒルデが引き止める。

「何?――え?ヒルデが割るとそちらの判定になって私が割ったことにならない?」

 こくこくとヒルデは頷いた。
 おみくじに限らず、くじ引きというものは引いたら引いた者の結果として返ってくるもの故、どんな理由があろうと結果を見たいならば本人がやるしかないのである。仕方ないね。

「そう……なら、私自らが割るしかなさそうね。ええと……棒を使うのだったかしら?」

 棒はこちらに、とヒルデがそっと手頃な棒を差し出したので受け取り、レナーテは優雅にスイカの前に立つ。

「これで叩くと、花火とおみくじが……」

 スイカを割って花火とおみくじが出るというのはどのようなことになるのだろう?
 このスイカ自体はそれが出ても美味しく食べられるよう加工が施されているというし、果たしてどのような仕組みで作ったのだろうか?色々気になることがたくさんある。
 世界にはこのような技術もあるとなると、ますます興味が尽きないものだ――いや多分あの新し親分ぐらいだけどこんなもの作るの――。

「ふふ、何だか少しわくわくしてくるかも。では――――えいっ!」

 両手でしっかりと握りしめ、レナーテは棒を勢いよく振り下ろす――――が。

\ぽこん/

 と、可愛らしい音を立てるだけに終わった。

「…………」

 レナーテは呆然とスイカを見つめる。
 悲しいかな、腕力がスイカを割る為の最低ラインに残念ながら届かなかったのである――
 名家のお嬢様だし死霊術士だし、普段は本より重たいものは中々持つこともなかっただろうので仕方ないと言えば仕方ない。
 だがここまできてこれで終わるのもそれはそれで嫌なレナーテはヒルデにこう命令した。

「ヒルデ、姿を隠したまま私を補助しなさい」

 えっ、とヒルデがその骸骨の口をぽかんと開ける。

「いいから、今度こそ割るわよ」

 レナーテはやる気である。まあ実際本人が割れる程の力がないなら手伝ってもらってでも割らないと結果そのものも見れないので……
 若干呆然としながらも承知しましたと言うかのようにヒルデはそっと姿を消し、スイカを割る補助としてレナーテと共に棒を握る。

「せーのっ!」

 その巨大な形骸の力が加われば割ることは何ら造作もなく、ぱかーん!と勢いよくスイカは真っ二つに。
 花火も無事に飛び出し、水分の塊のようなスイカの実の中に入っていたとは思えない勢いでひゅるるーと上がり、おみくじの結果がついに――!!


>中吉 見たことのない景色が見れることでしょう<


「……ふぅ、こんなものね」

 そっと汗を拭い、レナーテは満足げな表情。ヒルデはお見事ですお嬢様、と主を称えるのを忘れない。

「悪い結果は入っていないと聞いたし、良い結果であることは間違いないのだろうけど……ううん、漢字についてはよくわからないのよね」

 漢字とは程遠い地域に根ざす文化の出身にとって漢字というのは非常に難しいものである。
 この後レナーテはグリモア猟兵に聞いてみたらわかるかな、と呼び出し聞いてみたところ、子猫も読めるようになっていた漢字だったので無事結果の内容を理解して満足げな顔を浮かべたそうだ。
 スイカはこの後スムージーになったそうです。めちゃくちゃおいしかったとのこと。

●エピローグ?
 かくして多くの猟兵たちが運試しをしたことにより、スイカ割り花火おみくじは妖怪たちの注目も大きく集まりそれなりにバズることとなったとか。
 バズリトレンディも大喜びの結果になったことは間違いないだろう。
 きっとまた来年の夏もスイカ割り花火おみくじはやっているだろうので、気が向いたらスイカを食べるがてらビーチを訪れてみるといいかもしれない。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年08月03日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴