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カクリヨビーチ花火大会!!

#カクリヨファンタズム #お祭り2021 #夏休み

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「皆―!水着コンテストお疲れ様ー!」
 そう言ってA&Wの自らの領地にて仕立ててもらった藍色の水着を着込んで猟兵達を集めたのはリオン・ゲーベンアイン(四大副王北方担当『神弓侯』・f23867)。
 彼女は水着姿のまま自身のグリモア猟兵の力でグリモアベースに転移し、新たな予知を掴み取った。
 とはいっても猟兵の責務であるオブリビオンの討伐ではない。
 水着コンテストの開催地……もとい開催世界であるカクリヨファンタズムにての花火大会への誘いだ。
「水着コンテストの会場となったビーチに、妖怪親分達四……人?とにかく沢山の妖怪花火を用意してくれたんだって!それを見て花火大会を行う事が決定したよー」
 そう言って自身の武器にしてグリモアである神弓の弦を弾いてホログラフの如く幻術を展開するリオン。彼女が映し出したコンテスト会場のビーチにはバーベキューや大量のトロピカルドリンク、鮮やかなフルーツ。更にフェリーやスキージェット、ヨットにボート等の船。屋内を映していると思えばガンガン聞いた冷房の中で遊ぶ多種多様なゲーム機やボードゲームが鎮座している。
「これらは全部新し親分さんが流行概念体現ユーベルコードで創り出してくれたものだよ。この他にも「こんな風に花火大会を過ごすための道具や場所が欲しい」って言う猟兵がいたら、新し親分に頼んでそういう道具や空間を創り出してくれるよう頼みこんで用意するから、大体の願いは叶うと思っていいよ」
 無論、主演である花火大会の妖怪花火も見物だ。
「わたしも予知で少し見たけど、本当に綺麗だったよ!是非皆にも見てほしいな」
 そう言ってリオンが再び弓の弦を弾くと同時、光弾が虚空から放たれてゲートを創り出していく。
「皆が楽しい花火大会を過ごせるようワタシも準備する。もしワタシ達と触れ合いたいならいつでも言って欲しい。それでは良い花火大会を」


黒代朝希
 カクリヨファンタズムのビーチ(新し親分産)にて、花火大会に参加しながら夏を楽しむシナリオです。
 大体の要求はリオンが新し親分に頼んで叶えてくれるので、是非とも好きに夏の海と花火を楽しんでください。

 尚、リオンと一緒に過ごしたいという方はプレイングでその旨と伝えてください。
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み2021』

POW   :    妖怪花火で空へGO!

SPD   :    妖怪花火の上で空中散歩

WIZ   :    静かに花火を楽しもう

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!

ふむふむ。それではリオン殿をお呼びして、一緒に楽しみマショー!
慰安デース、カモン! バルタンズ!『バルバルバルバル♪』
バルタンズには自由行動ということで、好き勝手に動いてもらいマショー!
食べる、スポーツする、ゲームするなどは、それぞれに任せマース。

さて。せっかくデース。
リオン殿、夜空を彩る花火だけでなく、手持ちの花火も楽しみマショー!
具体的な商品名は濁しつつ親分殿たちに用立ててもらって、地上でも花火デース!
線香花火や地面を走り回るタイプも良いデスネー!

上も観て、下も見て、忙しいデスカナ? HAHAHA!
用意されたドリンクを乾杯などしながら、夏の始まりを満喫しマショー!



「ふむふむ。それではリオン殿をお呼びして、一緒に楽しみマショー!」
「と、いう訳で来ちゃった♪」
 そう言って微笑むリオンの傍らには自身の姿を模した自立型サポートロボット……『ミニ・バルタン』達を引き連れてメイド水着を着込むバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が控えていた。
「慰安デース、バルタンズ!」
「バルバルバルバル♪」
 そう手を上げると同時にカクリヨビーチのあちこちへと赴くミニ・バルタンズ。
「バルタンズには自由行動ということで、好き勝手に動いてもらいマース」
「ここは色々出来そうだしねぇ。食べるにしてもスポーツするにしても、親分たちの総出で楽しめると思うな」
 グリモア猟兵としてある程度以上親分たちの催しの内容を知っているリオンは微笑ましいという眼で各地で楽しもうとするバルタンズを見つめる。
 それは、主であるバルタンも同じ目をしていて。
「さて。せっかくデース。リオン殿、夜空を彩る花火だけでなく、手持ちの花火も楽しみマショー!」
 そうしてバルタンが取り出したのは、新し親分の力で具体的な商品名が暈された状況となった手持ち花火や線香花火を始めとしたパックされた花火。
「わ、凄い火が出るね……」
「リオン殿の出身世界はA&Wでありましたな。こういった花火は珍しいようデスナー」
 手持ち花火の先端に着火した火が化学物質と混合された火薬と反応を起こし、色鮮やかな火を噴出していく。
 こういった科学技術を応用した娯楽というものはリオンが生まれ育った剣と魔法の世界たるA&Wには存在しないか、とても希少なモノである事だろう。
 と、そこへビーチの上空に打ち上げ花火が閃光を迸らせる。
「打ち上げ花火はA&Wにもあったけど、やっぱどの世界のも綺麗だなぁ……この手持ち花火もとても綺麗だけどね」
「上も観て、下も見て、忙しいデスカナ?HAHAHA!」
 そうカラカラと笑うバルタンに笑みを向けるリオン。そこに親分達によって用意されたドリンクをバルタンが持ってきて乾杯していく。
 暑い日に飲む炭酸飲料の爽快さはこれもどの世界であっても不変。
 それを噛みしめられる全ての世界の守護者たる猟兵。その責務と恩恵を噛みしめながら、二人の猟兵は夏の一夜の尊さと儚さを堪能するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との絡み歓迎

■心情
水着コンテスト、楽しかったですわね。
とてもいい思い出になりましたわ。
折角ですので、余韻に浸る感じで花火大会も楽しみましょう。

■行動
私も2021年度の水着コンテストで着た、オフショルダービキニで参加。

リオンとも話してみたいですわね。
「リオンも水着が良く似合っていて素敵ですわよ」
「今日はお誘いして下さって、ありがとうございますわね」

私も、バーベキューを食べたりトロピカルドリンクを飲んだりして
ゆっくりと花火を眺めておきますわ。
「本当に綺麗な光景ですわね、普段からの猟兵としての仕事の疲れを忘れさせてくれそうですわ」
「妖怪花火も、とても不思議ですわね」



「水着コンテスト、楽しかったですわね。とてもいい思い出になりましたわ」
 そう自慢の夕焼け色の長いウェーブヘアを靡かせてリオンの元へとやって来たのは、薔薇園の古城の主たる猟兵ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)。
「リオンもその水着……胸元の蝶を模した装飾がとても似合っていますわね」
「ありがとー。あ、わたし達同じ髪の色に似せた水着を着ているんだね」
 ローズもオレンジ色のオフショルダービキニを着ており、リオンも緑のかった藍色のレオタード水着を着ている。
 そう言った意味では同じ旅団に所属している猟兵同士、似ているという事だろう。
「今日はお誘いして下さって、ありがとうございますわね。バーベキューとトロピカルジュースを用意してくれていたのですね」
「うん、妖怪親分達やわたしの領地に納められた献上品等で調理したんだよ」
 鮮やかな色彩を有するトロピカルジュースが注がれたグラスをローズに手渡し、リオンはカチンとガラスが鳴る音を響かせて乾杯を祝していく。
「わぁ、美味しいですわね。すっきりとしていてとても爽やかなジュースですわ」
「お口に合ったなら何より。お肉も食べて行ってね」
 そうして串焼きにして提供された様々な高品質の肉を堪能していくローズとリオン。そこに上空に打ち上げられた花火が閃光を煌めかせ、夜のビーチを照らしだす。
 その光景は『大祓百鬼夜行』にてただ勝利しただけでなく、猟兵を信じて百鬼夜行に身を投じた全ての妖怪達を救い上げた猟兵が確かに勝ち取った報酬であり――
「本当に綺麗な光景ですわね……普段からの猟兵としての仕事の疲れを忘れさせてくれそうですわ」
 呟くは世界の守護者という責務――骸の海に浮かぶ全ての世界における総合的な首席に坐すと言っていい存在、『猟兵(イェーガー)』であるという事。
 それは重責であると同時、確かにその責任の重さに見合った価値と意味が存在する。
 それは、今ローズの目に焼き付けられている妖怪花火こそがその証であると言えるだろう。
「妖怪花火……見れて本当に良かったですわ」
 オブリビオンによって浸食される36の世界……その世界に存在する尊さと儚さ、そして残酷なまでの美しさを噛みしめながらローズは花火を見上げていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

架空・春沙(サポート)
『断罪します』
人狼の女性
ピンク掛かった銀髪と同色の狼耳・狼尻尾、緋色の瞳
スタイルが良い
服装:ぴっちりスーツ
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
罪有る者には「冷徹(私、あなた、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

・性格
通常は明るく人懐っこい女性ですが
罪有る者に対しては冷徹に、処刑人として断罪しようとします

・戦闘
大鎌「断罪の緋鎌」を振るって戦います

ユーベルコードはどれでもいい感じで使います


あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


六代目・松座衛門(サポート)
ヤドリガミの人形遣い×UDCメカニック。人形を用いて異形(オブリビオン)を狩る人形操術「鬼猟流」の使い手です。
 ヤドリガミの特徴である本体は、腰に付けている十字形の人形操作板です。
 普段は「自分、~君、~さん、だ、だろう、なのか?)」と砕けた口調です。

いつもは、大道芸として人形劇を現地の人たちに披露しています。
機械的な仕掛け(からくり等)に興味があり、各世界の技術を鬼猟流に取り入れようと努力してます。


アウル・トールフォレスト(サポート)
(基本好きにお任せします)
「今日はどんなところに行けるのかな?」

楽観的で感情豊か、夢見る乙女な性格の少女
年相応に無邪気であり、根本が人でない故に残酷

神出鬼没に出現し、気まぐれに歩き回り、楽しげに爪を振るう
猟兵の役割は理解し依頼も一応遵守しようとするが、それはそれとして楽しそう、面白そうで物事を判断し、それを優先して行動する

バイオモンスターの特徴として、肉体は植物の性質を持つ

戦闘では怪力の発揮や身体の巨大化、鋭い爪での引き裂き、捕食等の野性味溢れる攻撃スタイル
理力の扱いも得意で、体表で自生する蔓や苔植物を操り、防御や隠密に罠等サポートも行わせる



 猟兵のカクリヨファンタズムでの夏休み。
 それは『大祓百鬼夜行』を一人の犠牲もなく完全勝利を治めたが故の結果である。
 故に、この夏の夜空に輝く妖怪花火の煌めきを猟兵が楽しめるのは世界をまた一つ完膚なきまでに救ったが故の報酬と言えるだろう。
 そして、猟兵はそれぞれ夏休みを堪能していた。

「ああ、こういう時間は良いですね……」
 例えば架空・春沙(緋の断罪・f03663)はいつものではなく、ぴっちりスーツ2019年の水着であるオレンジ色のビキニを着て屋台で購入した食品を堪能している。
 猟兵として戦闘活動をする際は咎人殺しとして罪深き存在を断罪する苛烈な処刑人の猟兵である春沙だが、この平和なるカクリヨビーチでは素の明るく人懐っこい自分のままで焼きそばを食べていた。
 元は平凡な村娘であったがヴァンパイアに村を襲われた時に親友を失い、自身も人狼病を患い人狼へと化したという過去を持つ彼女だからこそこのような平和な世界にて存在する輝き……そう言ったモノを何よりも奉じるのだろう。
 そして、その輝きを護り抜きたいと咎人組織に身を寄せたのが彼女の猟兵として選ばれた理由である。
 ――『無垢なる者が無条件に甘受する当たり前の幸福を守りたい』という願いこそが。

「どうだろうか?この人形劇は」
 視点は変わって妖怪達が仕切る屋台市場、そこで人形劇を披露しているのは六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)。
 操作板と呼ばれる十字形のパーツを依代とする男性型のヤドリガミにして人形を用いて異形……つまりはオブリビオンを狩る人形操術「鬼猟流」の使い手でもある。
 一度は断絶こそしたが流派再興を望める余地が存在する故、猟兵として異形(オブリビオン)と戦っている松座衛門だが、戦いに身を投じていない日常時では人形を用いた大道芸を披露している。
 そして、今回の依頼では自身の人形繰術に由来する技巧を用いて人形劇を妖怪達に披露していた。
 それは人形を操る松座衛門の技巧もさるものながら話自体も良く練られており、人形劇に対する目が肥えている東方妖怪達や話題性の嗅覚が敏感な新しい妖怪達にとっても感服するものであったという。

「今日は水着を着て花火大会を楽しめるんだね」
 スイカをモチーフとしたビキニを着てスイカを食しているのはアウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)。
 ダークセイヴァーにて禁忌の地帯として知られる『高き森』の主にして伝承に伝えられている『高き森の怪物』そのものである彼女は、楽観的で感情豊か、夢見る乙女な性格の少女……それでいながら年相応に無邪気であり、根本が人でない故に残酷という猟兵としてはやや異端な在り方をする存在だ。
 かつてのA&Wの運命を決める『帝竜戦役』にてガルシェンに執着した彼女は、今は『高き森の怪物』としてではなく『怪物の正体』たる無邪気な少女として花火大会を満喫していた。
 バイオモンスターの特徴として肉体は植物の性質を持つという彼女だが、現在はスイカの性質を身に宿す事でより親和性が増した植物操作ユーベルコードでスイカの甘みを増し、そうして食していく。
「甘いねー……ダークセイヴァーでは食べた事が無かったからなぁ」
 そうスイカを初めて食べた時の事を思い出しながら、花火を見上げるアウル。
 その瞳に映る妖怪花火の輝きは、『高き森の怪物』にとってどのような思いを齎すのか。
 それを知る、あるいは知ることが出来る者は、今アウルの近くにはいなかった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年08月01日


挿絵イラスト