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燎原(作者 紅星ざーりゃ
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#クロムキャバリア 


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#クロムキャバリア


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 街が燃える。
 歴史も、財産も、想いも、命すらも巻き込む炎は止まらない。
 一人の男の狂気の火は、国家の妄執という風に煽られて勢いを増してゆく。
 リュテス第五共和国海軍総司令部を擁する東部最大の要衝、トゥリオン軍港は業火の中に失陥しつつあった。
 制圧された東部沿岸地域一帯を奪還するべく立案された共和国防海軍の大反攻、ラファール作戦はその目的を果たしつつある。戦線をトゥリオンのみに限定し、敵戦力を可能な限りトゥリオン市街に誘引した後に東海岸全域で発動した逆上陸。
 主力本隊をトゥリオン攻略に傾けていた聖王国軍は、多国籍軍の支援を受けて勢いを増した共和国防海軍を阻むことはできず、ほぼ全ての戦線で壊滅的打撃を受け敗走した。
 東部における共和国軍優勢は、これにより決定的になったと言えるだろう。
 だが、共和国防海軍司令部は聖王国第八騎士団を、眼前の敵を過小評価し、過大評価していたのだ。
 第八騎士団の練度は異常である。彼らは量産機の一機でさえ、一対一で共和国の精鋭クロムキャバリアを圧倒する。東海岸の奪還後、トゥリオン救援のため集結する多国籍軍の到来まで十分に耐えられる筈だった要塞化された市街地とベテランを中心とした精鋭キャバリア隊は、もはや半数以上が灰に帰した。
 第八騎士団の思考は狂っている。戦線が瓦解した今、トゥリオンを攻略したとて戦略的な価値は無に等しい。すぐにでもトゥリオン奪還を掲げて押し寄せる多国籍軍を防ぎ切ることは不可能だ。一時はトゥリオンを支配下におけるだろうが、すぐさま敗走するのは火を見るよりも明らかである。
 マトモな指揮官ならば、これ以上損害が増える前に聖王国支配領域まで後退するべきであるというのはすぐに解るはずだ。
 仮に共和国海軍司令部を抹殺したとしても、もはや対聖王国で挙国一致を敷く共和国はすぐさま落ちた首の次を据え戦争を継続するだろう。
 踏みとどまり、街を焼くことに意味はない。意味は無いはずなのに、第八騎士団は止まらない。自身の命すら顧みず、より多くを破壊し、より多くを殺戮する為に戦う騎士たちの前に、決死で戦う共和国の防衛線は次々と崩壊してゆく。
 彼らは燎原の火の如く破壊を伴い前進するのみ。その炎は止まらない。


「仕事の時間だ」
 出撃準備を整え、集合した猟兵たちを前に、ユーレアは淡々と普段どおりに向かうべき戦場を、為すべき任務を通達する。
「作戦地域はリュテス第五共和国領、トゥリオン軍港。目的は同軍港を破壊している聖王国第八騎士団の撃退だ」
 状況は最悪に近い。第八騎士団の犠牲を顧みない攻勢に、少数で防衛線を展開していた共和国海軍のキャバリア隊はすでに壊滅に近い損害を受けている。それどころか彼らを支援する対キャバリア歩兵を狩り出す為に、第八騎士団は都市区画ごと焼き払う徹底的な殲滅戦を展開しているという。
 本来であれば守備隊と協働して聖王国軍を挟撃するはずであった多国籍軍の救援は間に合わない。
「守備隊は共和国海軍の戦力の数パーセントにも満たない少数部隊だ。司令部も万一に備えて後事を託せる者をすでに選定している。戦略的には見捨てたとしても、今後の対聖王国戦に影響の無い者達ではあるが……」
 切り捨てても問題はない。冷たいがそれも一つの選択肢である。だが、物理的な距離を無視して直接現地に跳べる猟兵ならば彼らを救うことが出来る。
「何より、オブリビオンマシンを……第八騎士団長機を放置すれば、あれの強力な精神干渉で聖王国第八騎士団は文字通り全滅するまで共和国領を焼き尽くすだろう」
 だから今、確実に討てるこの好機であれを討ち果たす。さもなければ、凄惨な戦場はトゥリオンだけで終わらない。
「今ここで第八騎士団を完全に無力化しなければいけない。これはお前たちにしか出来ない任務だ。無事の成功を祈る」





第2章 集団戦 『MCK04SC-パラティヌス・スローター』

POW ●BSフレイムガン&RS-Sグレネードランチャー
【耐熱塗装を施した機体が装備する銃火器】から【対人用の広域火炎放射】か【対装甲榴弾】を放ち、【酸欠と火傷】もしくは【爆風】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD ●RBXSランスライフル&Sマイン&EPジャミング
【連射ビームと共に対人殺傷用鉄片と妨害電波】を降らせる事で、戦場全体が【情報封鎖されたキャバリアによる虐殺現場】と同じ環境に変化する。[情報封鎖されたキャバリアによる虐殺現場]に適応した者の行動成功率が上昇する。
WIZ ●RSレッグガン&RS-Fポイズンソー
自身の【脚部対人機銃を掃射、精密狙撃の精度】を代償に、【複数の対人・対キャバリア用無人ユニット】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【対装甲機械刃と自爆、戦場に散布する毒ガス】で戦う。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。