美に輝く猟書家の支配作戦(作者 川内主将
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#キマイラフューチャー  #猟書家の侵攻  #猟書家  #ミズ・ルチレイテッド  #バーチャルキャラクター 


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 悪とはいつも、諦めの悪いものである。一度救われた世界に訪れるそれは、明らかにその執念深さを体現しているのだった。
「ふふふ…私の演技の、実を結ぶ時です」
 ミズ・ルチレイテッド。プリンセス・エメラルドの命を受け、宇宙船団ルチレイテッドの首領としてこの世界の征服への第一歩を進めんとする女性暗殺者。
 その瞳が映すのは、今巷で人気を集めているSNS投稿者。
「あ、あなた、誰よっ!?」
 この機械と娯楽の街のど真ん中、黒に彩られた大きな船にスマホのカメラを向ける暇さえなく、ただ問いを投げかけることしか出来ない長い黒髪のヴァーチャル・キャラクター。名前をルルと言い、彼女が撮るキマイラフューチャーの風景の写真はいつも煌びやかなイメージで人気だった。そして先ほどまでは、ランウェイの写真を撮ろうとしていたところ。
「私は美によってこの星を支配する者。美しい写真を撮るお前には、私の船団の一員となる価値がある」
 その様子をじっくりと眺めながらそう宣う彼女が指を鳴らせば、どこからともなく、眩い光。救いとなるにはあまりにも強すぎるその光は、一瞬にして疑似生命体の視界を白く埋め尽くす。
「やっ、眩しいっ…!?」
 光の主はきらきらさん。同じくSNSを趣味とする過去の骸が手と手を合わせて齎した星の光は、言葉を発さずに猟書家の手助けをしているのだ。
「ほら、彼もきっとお前の美の進化を喜ぶだろうさ。きらきらした写真を共に撮り、世界を埋め尽くさんばかりの輝きで彩れるとな!」
 頭部そのものが宇宙に輝くような星の風貌をしているスーツ姿のきらきらさんは、星を齎す右の方の手でサムズアップの形を作る。それが誘いに見えたルルが反抗の意思を見せるまでに時間はかからない。
「いやよ、一員になんてなりたくない!」
 しかし、現実とはかくも残酷なもので。漿船から放たれた一条の光が、きらきらさんに降り注いでその星の輝きをよりよいものとするのである。
「なるさ。お前もこの星を彩ることを喜ぶはずだから!」
 自信を以て告げるミス・ルチレイテッドの表情は、支配欲によって美しく歪むのだ。かくして美を求める猟書家とスーツそのものが宇宙の星のように輝きだした宇宙怪人による支配の時間が、幕を開けようとしていた。

 これが、一人の男の見た未来。
「…そういえば、月が酷い有様になっていたんだったか」
 今多くの世界の月を骸の月という闇が覆う中、グリモア猟兵である糸井・真海が目を覚ます。立てかけていた椅子に座って未来を視て、解決の方法を猟兵たちに伝える、それが真海の使命。今日も今日とて、多くの猟兵たちが真海の目の前に駆けつけてくるのだ。
「しかしミス・ルチレイテッドとやらも面倒なことをしてくれる。ただ黙って過去の海に沈めばいいものを、態々怪人を改造してまで世界の征服の為に動こうというのだから。俺たちが止めない道理などない」
 険しい表情で真海が言うには、件の猟書家は改造した宇宙怪人をお供に、現在キマイラ・フューチャーで人気を博しているヴァーチャル・キャラクターを狙っているらしい。今回被害に遭うとされる生命体の名前はルル。このまま放置すれば勿論ルルは誘拐されてしまう。
「ろくな計画にならないだろう。宇宙怪人の本質が星のような輝きそのものとあっては、ちらちらと眩しい写真でキマイラたちを洗脳することすらまかり通るかもな?」
 今回敵となる怪人はきらきらさんで、3種類の流れ星を戦闘スタイルの軸にしていると真海は話す。猟書家が施した改造のおかげでスーツが宇宙の星々のような輝きを纏っている眩しさが、逆に昼の空っぽく思えて思い出す度に顔を顰めるのだ。
 そして肝心の猟書家の武器は…ルチル。ルチル弾と水晶振動子による戦法は、なめてかかると痛い目を見る代物である。特にルチル弾は透明化することさえあるらしく、その際の10秒の集中をいかに止められるかがカギとなるかもしれない。
「星と金紅石…今回は明るさが最大の敵だな。だが今話したことさえ分かっていれば、止めるには難しくない。グリモアの力の準備も出来ている…件のルルが攫われる現場に駆け付けて、その応援を受けながら戦うといい」
 猟兵たちはキマイラ・フューチャーの人々にとってのヒーローである。応援が猟兵たちの助けとなることを、真海は信じている。だから真海はその信頼を向けるように、銀色に輝く右手をまっすぐ伸ばすのだ。
 しかし、骸の月とは厄介なもの。
「そうそう、ゆっくりしている暇はないぞ。もう満月が近いみたいだからな」
 次の満月が、すぐそこまで来ていた。


川内主将
 どうも、川内主将です。今回は猟書家であるミス・ルチレイテッドと、彼女が改造を施した宇宙怪人の2人を倒してヴァーチャル・キャラクターを助けることが目的となります。
 ボス戦が2連続で続く2章構成となりますが、猟兵の皆さんの眩しいプレイングで以てこれらを乗り越えましょう。
 今回は次回の満月が『6/25(金)』と近めであるため、そこまでに間に合ったらいいな、の精神で執筆を行っていく所存です。

 全章通してプレイングボーナスがあります。今回狙われているヴァーチャル・キャラクターのルルに応援してもらうことで、プレイングボーナスを受けることが出来ます。SNS投稿者である彼女にどのように応援してもらうかは自由です。
 それでは皆様、よろしくお願いいたします。
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第1章 ボス戦 『きらきらさん』

POW ●ギンギラ流れ星さん
【ギンギラ輝く流れ星】が命中した対象を燃やす。放たれた【ギラギラの】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD ●ぴかぴか流れ星さん
単純で重い【ぴかぴか流れ星】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
WIZ ●きらきら流れ星さん
レベル×5体の、小型の戦闘用【きらきら流れ星】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はテト・ポーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


モルツクルス・ゼーレヴェックス
「ちょおぉーーーっと待つっす!」
ここで名乗っておきましょう
「自分はモルツクルス・ゼーレヴェックス! ルルさんをお助けにやってきた、しがない猟兵っす!」
ハーッハッッハ! と盛大に笑って翔ぶ
ルルさんが、今にも誘拐されそうな彼女安心できるように
「しばしお待ちを! こちらの紳士を畳んですぐにそちらの女性にもお引取り願うので」
多重詠唱と高速詠唱を駆使して【単純難解針】を弾幕展開
「きらきらさん……貴方は確かに強力な怪人っすけど相性悪かったっすねえ」
属性がはっきりしている、しかも応用が効かないと
「魔術師的にいいカモっす!」
【星】は【重力】を持つものという属性を利用
この【針】は狙わなくても流星に落ちていく


 今こそ響け、素敵な魔術師の声。
「ちょおぉーーーっと待つっす!」
 間に合ったその声に、行動を起こそうとしていた猟書家が驚きを返す。
「お前、何者!?」
「自分はモルツクルス・ゼーレヴェックス! ルルさんをお助けにやってきた、しがない猟兵っす!」
「猟兵…ヒーローだわ…!」
 当の写真投稿者は開いた口が塞がらず。しかし驚く暇があるものかは。かつて奇跡と持て囃されし男の登場に顔を顰めた宇宙船団首領が星の宇宙怪人をけしかける。
「邪魔するならば、まずはお前をこの美で以て!」
 モルツクルスの前に勢いよく立ち塞がるスーツの星の、両手をパンッと合わせる仕草が見える。その手の間にきらきらの流れ星が生まれようとしているのだ。
 これを見た天使、大地を蹴り、自在に宙を舞う。
「出来るものならね! ハーッハッッハ!」
 笑え、高らかに。幾つも在りし世界の一つの片隅で、ルルに少しでも安堵を与える為に。
「しばしお待ちを! こちらの紳士を畳んですぐにそちらの女性にもお引取り願うので!」
 驚きに満ちていたルルの表情は、僅かながらその笑いに心を癒されたように思える。
「そのように空を飛んだところで、星に撃ち落とされてはかなうまい!」
 ミズ・ルチレイテッドの言葉を追うように、空にはきらきらさんが送り出した数多の流れ星。しかし、星が如何様にして存在するかをこの魔術師は知っている。
「きらきらさん……貴方は確かに強力な怪人っすけど相性悪かったっすねえ。属性ははっきりしているけれど、応用が効かないようっすね」
 さあ、全てを統べるは万能・原初の力。単純にして難解な、380の自在の針。全てを複数回、手早く浮かべ、過去の流星群に到達させていけ。
 輝きと引力・斥力の衝突。美しき煌めきの景色から離脱してきた星の幾つかは魔術師の身に激突するが――。
「何、星があまり効いていない!?」
 魔術師はただ、さらっとしたヤバさを証明するのだ。その証拠にほら、きらきらさんの星の頭やらスーツやらに、余った針が、ぐさぐさっと。たまらず痛みに小躍りするスーツのオブリビオン。
「星は重力を持つもの。この眺め、魔術師的にいいカモっす!」
 猟書家の舌打ちの音をよそに、今日も聖者の証明が続く。
成功 🔵🔵🔴

エル・クーゴー
●SPD



・プラズマジェットで飛んで来る(空中機動+推力移動)
・いいかんじに飛行機雲なんか描いて、ルルの撮影欲を煽ってみたりして


躯体番号L-95
当機はキマイラフューチャーに於ける怪人迎撃に高い適性を発揮します

>飛翔体の接近を観測
これより迎撃射に移行します

バレル展開
質量弾装填
ジェネレーター出力正常
照準、ヨシ
――ファイア

・ルルを護る位置に着地、足から地表へアンカーを打ち込み姿勢を固定
・【L95式レールガン】発動、でかくてかっこいい長銃身砲を仰角を付けて支持(対空戦闘)

・レールガン発射! ぴかぴか流れ星さんを宙で迎撃、地上に着弾させない!(対空戦闘+砲撃)
・きらきらさんにもブッぱなす!(2回攻撃)


 次に皆がふと上を見てみた時に飛び来るは、エル・クーゴー。
「躯体番号L-95。当機はキマイラフューチャーに於ける怪人迎撃に高い適性を発揮します」
 プラズマジェットの稼働で以て高い推力で空を舞い。全世界に文字通り対応する電脳世界展開機能を搭載した超高度コンピュータ内臓ゴーグルに隔てられたその瞳は、間違いなく目標を捉えている。
「今度は空からの使者だとでも…! きらきらさんよ、やってしまえっ!」
 負けずにびしっとポーズを決める星のスーツの怪人が両手を閉じて生み出すは、先ほどとは違う、一撃を込める輝きの流星。これを空へと放ち、空にその軌跡を描かせる様をしかし、認識してからのミレナリィドールの動作は実に正確無比であろう。
「飛翔体の接近を観測――これより迎撃射を開始」
 紡ぐシステムメッセージ。エルへと向かってくる強い光の流星に対し、ジェットの出力を上げて空にてまた躍れ。ダンスではなく、何かを描く為に。
「あれ、は…飛行機雲!」
 その正体こそ、飛行機を思わせる曲線状の美しい雲。天気が変わる兆しか――否、これはよりよくなる状況の兆し。あまりの完成された美しさに思わずルルが自然とスマホのカメラを向け――パシャリと響くシャッターの音。
「これは、なんと…こんな美の描き方があったなどと…」
 たまらず感嘆の声を漏らすルチルの首領をよそに、そのまま地上へ、か弱い生命体の守護の為に降り立て。
 地から空へ、空から地へ。2つの移動は対比の上に。
「飛翔体に過大なエネルギー反応有り。地上への着弾防止のため、あなたの護衛のため、レールガン射出形態に移行します」
 足より射出したアンカーは姿勢の安定の助けとせよ。
「バレル展開。質量弾二重装填…ジェネレーター出力正常」
 L95式電磁投射砲。各種射撃兵装を適宜展開する専用携行型固定砲台だからこそ実現可能な、かっこいいの体現。全てのフェイズは正常に進み。
「照準、ヨシ――ファイア」
 2度響かせろ、電磁の光の炸裂。空にて流れ星が弾け、美しく演出される光景はまるでプラネタリウムのよう。そしてもう一つは、きらきらさんへの直撃による、また違った星の弾け方。たまらず吹っ飛ばされたスーツの怪人さん、空にてサムズアップ。
「こんな景色、初めて見たわ…!」
「認めざるを得まいが、まだやれるぞ、私の支配は」
 写真が増える。変わらず動け、神秘の騎兵よ。
大成功 🔵🔵🔵

白斑・物九郎
●POW



ワイルドハント、白斑物九郎

感涙に咽べ
砂嵐の王が直々にシバいてやりに来ましたでよ


・フォースオーラ『モザイク状の空間』を身に纏い、被命中率の減衰を図る(迷彩)
・ギンギラ流れ星の射線やギラギラの炎の延焼範囲を【野生の勘】で見越し、その間隙を縫って【ダッシュ】、きらきらさんへ最接近

・近接戦闘の射程に捉え次第【ドリームイーターⅢ】発動、きらきらさんの肉体ではなく「心」へ魔鍵を命中させる(精神攻撃)

・「心」を操作し「星らしく空へ浮かべ/お空へカッ飛べ」と命令
・高高度まで飛んでったら、そこで起爆するよう重ねてユーベルコードコードを操作(2回攻撃)

・空で爆ぜよ流れ星。ルルに写真の撮りどきをくれてやる


 次に響くは猫のキマイラの挙げる声。
「感涙に咽べ。砂嵐の王が直々にシバいてやりに来ましたでよ」
 見回しても王の凱旋など見えやしない。目視できるとすれば、それはモザイク状の空間というフォースオーラを通した姿。
「その姿…空間や色彩を利用したのか。だがきらきらさんの敵ではないっ!」
 先の猟兵に一杯食わされたリベンジとばかりに星のスーツの怪人がまたパントマイムのように両手で流れ星を作り、放つは王へ。しかし、輪郭さえ狂わせるモザイクの意思を纏ったこのキマイラはその脚で策を編む。
 猫らしく研ぎ澄まされた野生の勘はギンギラ光るその先を、ギラギラ燃える場所を見抜き、まるで散歩のように、しかして駆け抜けるは獲物を捉える獰猛な獣のように。燃え盛る炎の音など無意味なノイズと化し。
「…! すごいヒーローの猫ちゃんだわ…!」
 ルルが目を奪われるのを横目に、あっという間に躍り出るはスーツを着た星の眼前で…眼など何処にあるかは今は置いておくとして。対して星の怪人はすぐに炎を消し、両手をパンと閉じようとしていたところ。
「ワイルドハント、舐めんじゃねえっすよ。てめぇの権を奪う」
 これこそはワイルドハント、白斑・物九郎という男。
「小癪なぁ…! 星の宇宙怪人よ! 今すぐそのワイルドハントとやらの息の根を、」
 さあ、権を奪って喧嘩をしよう。モザイクを手探り、取り出して振るうは心を抉る真の魔鍵。
「遅えってんですよ」
 ドリームイーターⅢ。身構えたきらきらさんの心に、真っ直ぐに突き刺せ。まるで鍵をかけるかのように、流し込んだモザイクでその精神を弄り回せ。心に突き刺さった鍵を外すのは、攻撃を喰らいダメージを蓄積してきたスーツの星には難しい話である。
 そして願うは、混沌の起爆。
「てめぇにはこれがお似合いでさァ。星らしく、空へ浮かべ」
 つまるところ空へ。見事に身体が勝手に空に引き寄せられカッ飛んでいくきらきら星の、なんと輝かしきことか。ルチルの首領さえもが眩しさに息を呑み。ついで猟兵が贈る、SNS投稿者の生命体へのサイン。
「ほら、お前さん。写真の撮りどきをくれてやる。空で爆ぜよ流れ星」
 今一度強く咲き誇れ、光の華よ。星を通り越しそうな輝きに充てられ、嬉しそうなルルの表情とスマホのシャッター音は鳴り止むことを知らず。
「こんな綺麗で大きい星、また見てみたいわ! 写真撮らなくちゃ…」
「美しきものが、また増えていく…。おのれ猟兵!」
 砂嵐の王の、喧嘩が続く。
大成功 🔵🔵🔵

神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

純粋に眩しい!
そんなに星が好きなら自分で喰らってください!

(UC『制約:略奪者』を使用。WIZのUCを奪って大量の流れ星をきらきらさん本人と攻撃にぶつけて攻撃して)

ふう、幾らか光を遮ると落ち着きますね。
・・・この状態だとぶつかった星同士がきらきらしてたりで綺麗な光景に見えなくもないのですけどね。

(ルルさんと一緒にグリーンカーテンの要領で作った光除けの中に入ってその中から戦闘の様子を見つつ、ルルさんが撮影できる環境を作ってみようと)


 眩しさに目を細ませるのは菓子好きのダンピール。
「純粋に眩しい! どうしてこんなに眩しいんですか!」
 まだ迷子の身でありながら時に血を欲する身である神咲・七十がミズ・ルチレイテッドとその配下たるきらきらさんの前に姿を現し、やはりルルを護るような位置に立つ。
「それはこの美しい宇宙怪人がこのように煌めいているからさ!」
 猟兵たちの描く美しきものに直面していながら冷静さを失っていないルチルの首領がそう述べ、きらきらさんに合図を送ればすぐさま動くスーツの怪人。両手を叩き、広げてみればあれよあれよという間にまた生み出される幾つもの星。
 降り注いでくるは程々の強さを有した眩しき星々。同じく写真を撮っていたルルも思わず目を瞑る程。
「っきゃ、眩しい…っ!」
 しかしそこはダンピール。
「魅力もここまでくると目に毒ですね…!」
 金髪のポニーテールを靡かせ、さあ目覚めよ略奪者。クッキーを一口口に運び、身体より出ずるは蔓。捕食と略奪の2つを担うその蔓は星を掻い潜ってどこまでも伸び。
「その蔓は! まずいっ、避けろ!」
 首領の声が届いたか否か。きらきらさんもカッコ良い身のこなしにて蔓を避けようと試み、紅いコートの狂食者もその蔓で以て流れ星を退け、或いは取り込んでしまおうと試みて。
 やがて蔓が到達するは、きらきらさんの胴体。しゅっと縛り付き、宇宙の星の力を吸い上げろ。
「流れ星を見ましょう、ルルさん。今度は眩しいばかりのところじゃなく、光を除けた所で」
 ややあって吸い終えた流れ星の力。蔓の制御を担う力ときらきら降り注ぐ流れ星のユーベルコードで既に強化は整った。
 後はグリーンカーテンの要領を以て作られた光除けの中へ、2人で星を見るために。
「眩しいからこそ際立つ美もあるというのに! やってしまえ、星の怪人よ!」
 当のきらきらさんはなんとか次なる星を生み出す為に蔓を抜けようとするも梨の礫。
「そんなに星が好きなら自分で食らってください!」
 逆に生まれ出るは略奪の流れ星。505の星々において、光除けで遮られた向こう側を照らし尽くせ。星同士がぶつかり合うが、大凡狂食の星が眩しさによってその場を支配するまでに時間はかからない。
「星が多すぎて、もうよく分かんないくらい綺麗だわ…!」
「ふう…確かに。幾らか光を遮ってみると落ち着きますね。この状態だとぶつかった星同士がきらきらしてたりで、綺麗に見えなくはないのですが」
 向こう側にて星に埋め尽くされたきらきらさんが、眩しさに充てられながら手を振っているのが見えるだろうか。そのまま過去の海に彼が還るまでには時間はかからない。
 さて、次に何を食べるか。甘いケーキか、それともマドレーヌか。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『ミズ・ルチレイテッド』

POW ●インクルージョン・ウェポン
【掌から生成したルチルの弾丸】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD ●クロックパルス・イベイジョン
【水晶振動子を利用し、完璧なタイミングで】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ ●クリスタライズド・バレット
【10秒間の集中】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【透明化させたルチル弾】で攻撃する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠椎宮・司です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 スマホのカメラのシャッター音は鳴り止むことを知らない。ここまで活躍を魅せてきた猟兵たちのおかげで、写真をたくさん撮ることが出来ているから。星が埋め尽くす景色を満足に撮り終えたルルはここに来て、更なる写真を、景色を撮ることさえ望んでいるように思える。
「次はどんなものを撮れるかしら…!」
 要するに懲りてない、そうとも言う。
「おのれ…私の作った怪人を、ここまで圧倒するとは」
 簡単に終わるわけではない。ランウェイにて決着を着けるか、それとも…と考えてみた時に、首領が取る手段は一つ。
「こうなれば、私が直接手を下します。演技の賜物を少しでも見せてあげなくては」
 首領が指を鳴らせば、そこは最早別の場所。黒く美しき、きらきらした世界が広がるが、その広さは船のよう。窮屈ではあるが、決戦には悪くない。
「彼は本当に美しかった。私もまた輝きましょう。眩しさだけでない、私の美を見るがいい」
 あの星の怪人も、先の美しい景色も、どれもが『美』であった。
 今、ルチルの猟書家は美しき悪になろうとしている。猟兵たちもまた、光となれ。
「頑張って…猟兵さん!」
 カメラの準備など、当に出来ている。
神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

う~ん、美しさですか・・・
確かに貴方は綺麗ではありますね(何度も対峙している間に、ポンコツなイメージがあるのは内緒にしましょう)

(UC『万花変生』を使用。透明であろうと飛ばしてくるルチル弾を感じ取り食べてる事で防ぐ食物植物とルチレイテッドを捕える大量の蔓を出して)

まぁ、私もあなたのようなところがありますけどね
美しい物には誰しも引かれてるものですしね。

(大量の蔓で捕えて、弱らせる毒と隷属させる毒をルチレイテッド浴びせながら)

えぇ、ですので貴女の美というものを貴女と一緒に奪い取ろうと思うのですがよろしいですよね?(隷属の力を強めてルチレイテッドに合わせ演技っぽく、口説くように)


 首を傾げるは先の迷子の狂食者。
「う~ん、美しさですか…確かに貴方は綺麗ではありますね」
 はてさて七十がそう言ってやはり口にクッキーを運ぶところ。
「そこで何故黙る…と聞くのも野暮でしょう。私の美を以てあなたに膝をつかせましょう」
 つまりは言い淀むなと、集中の中に神経を集わせる首領。10秒もあれば透明なルチル弾の準備が出来てしまう。
 それでも慌てはしないのが菓子好きのダンピール。
(だってあなた、ポンコツのイメージがあるんですから)
 繰り返す対峙の経験が、心の中にイメージを作っていたのだ。美から遠くなるような、それでも何か、シンパシーを感じるような感覚を抱きながら、やがて10秒、時が来る。
「行くぞ、猟兵よ! 美とは目に見えないものにも宿るものです!」
 高らかに叫ぶ首領が放つは、透明なルチルの弾。この黒の空間に合わせ溶け込んでしまいそうなくらい、1発、2発、3発と向かっていくのである。
「気を付けてヒーローさん! 何か起こるか分からないけど!」
 だが、狂食の魔王はそれを余すところ無く感じ取っている。
「分かっていますよ。今日はそういう日ですから」
 さあ出でよ、万花変生の蔓よ。幾多もの未知の植物の蔓を伸ばし、その弾丸の一つ二つさえも食め――
 いや、弾丸の1つが流石にその右腕に届き、次に食もうとしていたクッキーが一欠片手を離れるも。
「…な、透明な弾丸を感じ取られていたのか…!」
 一瞬生じた焦りは、上回られたという敗北の証に直結する。それが分かっていてこの七十という魔王は蔓を伸ばすに至ったのだ。
「まぁ、私もあなたのようなところがありますけどね。美しい物には誰しも引かれてるものですしね」
 さあ、芸術を作れ。大量の蔓が首領に届けば、後は隷属と侵食の毒を流し込むのみ。
「っぐ、うあああ…!? 私の美が、奪われようとしているのか…!!」
「そうです。貴女の美というものを貴女と一緒に奪い取ろうとしていますから」
 カメラのシャッター音が、また響くか。マドレーヌさえも一つ口に運んで。
「そのくらい、よろしいですよね?」
 紅い瞳が輝く時、首領の心は殊更強まるその隷属の恐怖と演技の美しさに震えていたというのだ。
成功 🔵🔵🔴

夜鳥・藍
映え、でしたか。
あまり得意ではありませんが、猟書家の侵攻をくい止めるためにもやらなければ。

神器鳴神を投擲し攻撃を。回避されても念動力で操作し確実に命中させます。掠る程度でも構いません。それでも当たったことには変わりません、十分竜王を召喚出来ます。派手に雷撃を落としてもらいましょう。
相手の攻撃は占い師としての直感、つまり第六感で回避します。

カードや星の導きは私にとって身近なもの。
できれば美しさだけでなく、星のその命の輝きを美しいと感じて貰いたいわ。
演技と言った仮想の物ではなくね。


 黒く狭き世界の中、さらに黒が差し込むか。
「っ!? これはまさか、剣か!?」
 猟書家たる首領が身を躱して避けるは、鳴神なる黒の神器。一度避けたその天叢雲剣が念動力で舞い、また首領の腹目掛け戻ってくるなど予想出来るものかは。
「ぐあっ!」
「映えでしたか。あまり得意ではありませんが、猟書家の侵攻をくい止めるためにもやらなければ」
 声の主は夜鳥・藍。神器を携えしサクラミラージュ出身の宙の瞳。
「邪魔はさせないと何度も言っている! あなたもその一人ならば、この私が美を以って!」
 掌に金鉱石の弾丸を宿し、そう宣う首領が放つは宙の瞳の仙人目掛けて。
 しかし、クリスタリアンたる特徴を宿した白銀の髪とその瞳はただ、揺れるのみ。
「美とは、ただ美しさだけを表すものではありません」
「…なに?」
 攻撃回数の重視に徹することを選択したその弾丸は数を伴って藍に飛ぶが、一発が掠るのみでその殆どを合間を縫うように掻い潜れたのは占い師としての勘がそうさせたから。第六感はまさに未来を占うが如く。
 そして、準備など当に出来ているのだ。
「さあ、枷を外し自由になって。竜王招来!」
 いつかの縁に導かれるが如く、いざ出でよ嵐の竜王。猛きその姿は映え飾るにはまさに相応しい。
「わあ、すっごい! こんなに大きな竜の王様が…!?」
 ルルが驚きから立ち戻る暇も無く、天より走る派手な雷。落ちる轟音。その勢いたるやルルが一枚写真を辛うじて撮り後は雷の迫力に一度身を伏せてしまう程で。
 当のミズ・ルチレイテッドに至っては…直撃。衝撃の走った後に大きく息を吐き切るルチルの首領は、それでも未だ屈しない様を見せるのだ。
「…ただ美しさだけではない、ならば何がそうさせるというのです」
問いに答えは返さず。代わりに、独り言で届けよ。
「カードや星の導きは私にとって身近なもの。できれば美しさだけでなく、星のその命の輝きを美しいと感じて貰いたいわ…演技と言った仮想の物ではなくね」
 これは月を抱く逆しまの女教皇の言の葉。その言の葉が、猟書家の敷いた仮想の演技さえも、砕いていく。
「…そうか…星の、命の輝きとは、そんなにも美しいものなのですね」
 さて、竜王がまたその雷の力を振おうとしていたのだったか。
成功 🔵🔵🔴

火土金水・明
「ルルさんが気に入るかは分かりませんが、八色に彩られた魔法の矢で攻撃をしましょうか。」「あ、もちろん、猟書家の作戦の邪魔はさせてもらいます。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【先制攻撃】の【高速詠唱】で【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【新・ウィザード・ミサイル】を【範囲攻撃】にして、『ミズ・ルチレイテッド』と透明化させたルチル弾を纏めて攻撃します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【第六感】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。


ルク・フッシー(サポート)
こ、こんにちは。ぼ、ボクは、ルクといいます

戦いは怖いですけど…誰かの大切な物を守るために…
大丈夫です。ボク、戦います…!

できるだけ敵と中〜遠距離を保ち、相手の能力を考え、最適だと思うユーベルコードを使い戦います
塗料に属性や誘導弾などの性質を宿す事もあります

攻撃はよけるよりオーラ防御や武器で受けて軽減したり、激痛耐性で耐えたりする方が得意です

たとえ依頼達成のためでも、他の猟兵や一般人などに迷惑をかけるような事や公序良俗に反する事はしません

よ、よろしくお願いします…!(絵筆をきゅっと抱きしめる)


ネージュ・ローラン(サポート)
『舞でお相手しましょう』『皆さんはわたしが守ります!』

ヴェールを使って空中を舞いながら戦うエルフです。
戦闘では主に前に出て相手を引きつけながら戦います。
攻撃は空中からの足技や、氷の武器を作って行います。
精霊魔法も可能で、「氷の大狼」「炎の妖狐」「風の神鳥」と契約しており、氷属性を中心に使用します。
仲間も一般人も傷つけず守りたいと考え、そのことを最優先に動きます。

潜入や調査はあまり得意ではありませんが、事件解決の為であれば出来る限りの事をしようとします。
機動力を活かせる役割があれば率先して引き受けましょう。


桜井・乃愛(サポート)
 桜の精のパーラーメイド×咎人殺しの女の子です。
 普段の口調は「元気(私、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく天真爛漫で、少し天然ボケな感じの少女。
一番好きな花は桜で、その他の植物も好き。
強敵にも怖気づく事は少なく、果敢に挑む。
人と話す事も好きなので、アドリブ歓迎。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


 いよいよ支配の時間が終わりの時を迎えようとしている頃。夜闇のウィザードたるに相応しく黒のローブとマントに身を包んだ火土金水・明が傷付いた猟書家の前に姿を現した。
「どうも。ルルさんが気に入るかは分かりませんが、八色に彩られた魔法の矢で攻撃をしましょうか」
 紡ぐ言葉ですぐさま魔法を呼び起こせ。並べるは護りさえ潜り抜け続ける八属性の魔法の矢。560本全ての準備はあっという間に終わり、猟書家の動こうとする一帯にその全てが降り注ぎ始めた頃合い。しかしただで終わらないのがこのルチルの首領。
「そう何度も屈すると思わないことだ! この私の美は、今より輝くものです…!!」
 炎水土氷雷光闇毒が雨霰。夢のような景色に当然の如くルルがカメラのシャッター音を響かせる中、10秒という時間を、矢を受けながら猟書家はしぶとくルチルの弾を透明化させ構成していたのである。
「これで終わりです。食らいなさい!!」
 回避出来るか、間に合うか。紙一重の瞬間にオーラを張り身構える明。
 そんな折、目の前に煌めくヴェール。
「そうはさせません。ここからはわたしも、舞でお相手しましょう!」
 あっという間にルチルの弾を弾いてしまうエルフの名はネージュ・ローラン。仲間の戦う場面に駆けつけ護るように動く、氷雪の綺羅星。
 そして、最早仲間は独りではない。
「戦いは怖いですけど…頑張ります…! ボクも大丈夫です…!」
 入った増援に驚くミズ・ルチレイテッドの頬に服に直撃する塗料一つ二つ。その主ルク・フッシーが今またここに、安全な距離を保ちながら仲間を支えるのだ。
「やっつけちゃうんでしょ! 私も一気にいくよ!」
 桜の精である桜井・乃愛もまた、多少の怪我さえ厭わぬ心地で果敢に前へ。
「…ありがとうございます。ええ、もちろん、猟書家の作戦の邪魔をさせてもらいます」
 改めて被り直せ、ウィザードハット。ここより始まるのは美しき支配の終わり。ヒーローがたくさんで夢みたいだわ、と全力ではしゃぐルルの声。対比するように首領の顔には、羨ましさがあるか。
「…私は、間違っていたのでしょうか」
 何故、その絆はそんなにも美しいのか。そう問う代わりに、首領が手繰るは水晶振動子。
 それらを見て動き出すはネージュと乃愛。進んで前に躍り出て素敵な舞を踊るネージュ。ひらり、ひらり。振動子により調整されたタイミングは伊達で無く最初こそ身を翻していた首領だが、ふわり浮いたエルフが描く脚技でタイミングなど瓦解し、綺麗な蹴りを真正面から喰らう。
 そして時間の隙間を縫うように、構えられるブルーミング・ファイア。桜のように乱れ咲け、思う存分。華麗に軽快に鳴り響く銃声、のけぞるルチレイテッドの身体。
「だが、まだ、終われないのです、私は!!」
 振り絞るように振われる首領の拳。避けきれずに食らい衝撃走る乃愛だが、堪えるように投じた手枷、猿轡、拘束ロープが順番に首領を縛り…ついには水晶振動子など封じてしまったので。
「ううん、終わりだよ。いつか終わりって、来るものでしょ? ね!」
「はい。集え氷精、其の力を凍てつく刃と成せ!」
 再度前に出るネージュが織りなすのは氷装創出。契約せし氷の大狼の精霊の魔力が真っ直ぐな剣を形作る。さあ振るえ、仲間を護るため。
「この支配を終わらせて、新たな軌跡を紡ぐのです!」
 間違いなく何かが砕ける音。首領の生命力にも最早限界が来る。過去の海に還る時が来ている。
「っぐ…かくなる上は、」
 塞がれていないルチル弾のユーベルコード。10秒は既に満ちており、透明なそれがまた、魔法を唱え直す明に向けて発射され、到達しようかというところまで来た。
 が、その姿も掻き消え…その隣の場所に立つはウィザード。
「残念、それは残像です。直感ですが、ね」
 魔法使いの勘冴え渡る隙に、ドラゴニアンが最適な手を選ぼうとしている。
 そうして連射塗装に考えがたどり着けば、後は撃つだけ。たとえ今また首領の放った透明なルチルの弾がその身に達そうとも。
「く、うぅ…! 絶対に、負けたくないですっ…怖くても、立ち上がります…!」
 強くあれ、支える為に。握り締めた絵筆の、組み込まれた魔術触媒が生成した塗料が510の弾丸となり、絵となり属性となり首領を塗り潰し。
「今です…!」
「少しでもダメージを与えて次の方に…と思いましたが、これで終わらせますか」
 魔法使いよ、再度創り出せ新たなるウィザードミサイルを。
「全ての属性を収束して、今、放つ!」
 絵のように華やかで、数多の色が咲くような魔法のオンパレード。世にも煌びやかな光が、窮屈な黒の船内を明るく変えてしまって。
「ああ…美しい…これが、あなたたちの、美なのですね…」
 そう呟きを溢し、過去に還るはルチルの女。今やここに、支配作戦は終わりを告げる。
 
 後で戻ってみて、ルルのスマホには、世にも美しい瞬間の数々が収められており、ルル自身もご満悦な様子でいたのだとか。
「気に入っていただけたようで、良かったです」
 夜闇の魔法使いと猟兵たちは、今日も世界を救う。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

最終結果:成功

完成日2021年08月31日
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