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源泉掛け流しカエルたっぷり~南国果実を添えて~

#UDCアース

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#UDCアース


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●温泉に潜む黒服
 ある地方都市から車で1時間ほどの山中。
 経済活動が活発的だった時期に温泉街として賑わっていた町があった。
 しかし人の関心の移ろいは早いもの。
 ブームが過ぎると湯治客は年々減り続け、町は見る間にゴーストタウンと化した。
 ……それからしばらくの年月が過ぎた頃。
 どういう風の吹き回しだろう。とある巨大企業が温泉街の土地を丸々買収、更には主導となり町のリゾート化が進められる事となった。
 数年にも及ぶ大工事の果てに完成したのが――。

「この巨大温泉リゾートな温泉郷というワケだな、兄弟!」
 浴衣姿の2人組、その目を輝かせながら身振り手振りでこの温泉地のあらましを語っていた青年が振り返る。
「へー」
 ずっと話だけを聞いていたもう一人の青年は、「心底どうでもいいし話が長い。あ、今日の晩飯はなにかな。あれだ、川魚がいいな」という意味を含めた会心の相づちを打った。
「どうしたどうした! その夕飯は川魚がいいなという顔は!」
「なにその洞察力」
「心配無用。夕方までにはホテルに戻るさ」
「それを聞いて安心したが、これは結局どこに向かっているんだ?」
 浴衣にスニーカーを履き、彼らが歩くのはどう考えてもリゾート化の影響を受けていない未開にも近い山中だった。
「噂によると、この山から温泉郷を見下ろすと大変によい景色なのだそうだ。特に夜」
「ふむ」
「この温泉郷のウリは何だったかな、兄弟」
「……混浴、温泉?」
「そう! 現代には珍しい混浴の露天風呂がある!」
 川魚系青年はこの文言に釣られた節があった。
「色んなところで特集されて若い女性も多く訪れているそうだ」
「確かにホテルや町中はそんな感じだった……」
「しかるに! 我々が温泉で若きおなごとイイ感じの雰囲気になる可能性は、ないか?」
「……おいおい、お前……」
 温泉で仲良くなった女の子。眼下に広がる夜の温泉郷の光。ロマンチック。
 ははぁ、これは告白したらその日の内にオーケー貰え……るわけないだろう。
「天才か」
「はっはっは! 称えよ!」
 頭の中天然温泉かな。
「つまりグッドなポゼッションの特定と下見に山に入ったというわけだな!」
「これは帰るに帰れなくなってきたな」
 焼き魚系青年がやる気を出しふと視線を上げると、不思議なものが目に入った。
 少し登った先に数人の人影。
 それはいい。しかしろくに整備されていない山中にも関わらず全員黒いスーツを着ている。自分たちも浴衣姿なのだからそれもまあいい。
 奇妙なのはその頭が皆、『カエル』だったのだ。
「……何かの撮影か?」
「あるいは同士かもな! おおい、そこのほげぇ!」
 青年の片割れが声を掛けるや、彼は一瞬の内に地面に倒れていた。
「…………え?」
「すまないが、運が悪かったと思ってくれ」
 それが誰の声かも分からぬ内に、もう一人も背後からの衝撃によって意識を失った。

「こんなところに人が紛れ込むとは」
「どうする?」
「仕方がない。少し早いかもしれないがクライアントがいる洞窟に運んでいくとするか」
「今回のクライアントは何と言ったか。人類を……」
「あれだろう、『全人類をシャーマンズゴースト化する』……だろ?」

●混浴温泉もあるよ
「おはようございます! 私は文坂・いち子。グリモア猟兵っス!」
 グリモアベースの一角で元気に頭を下げる少女、文坂・いち子(人間のサイキッカー・f13991)はぱきっと挨拶をすると、早速ですがと話を切り出した。
「場所はUDCアースの日本にある、そこそこ人気の温泉リゾートらへんっスね。そこで何かアヤシイ動きをしているUDCがいるみたいっス」
 温泉リゾートに隣接した山に複数のカエル顔……これは比喩ではなく本当にアマガエルの頭部をした黒服がうろついているという。
 身長は一般的な人間の成人男性ほど。懐、あるいはいかにもなアタッシュケースなどから状況に応じてその都度形を変える謎の武器を用いて戦う自称エージェントだ。
 このUDCの集団は今のところ一般人に危害を加えるといった事はしていないが、邪神教団の活動に手を貸しているとみて間違いない。
「うまく扱える武器が出ると厄介かもしれないっスね。ああ、あとたまに変なコトを口走るとなぜか強くなるみたいっスけど、なんなんスかね?」
 総じて驚異度は高くないが、不意の一撃には注意したい。
「あ、リゾート施設はUDCとか邪神とか関係なくて、山の中に人が集まると知ってあとからやってきた流しの教団みたいっスよ?」
 ギターを担いで客のリクエストを弾いてまわるわけではあるまい。
「詳しく予知はできなかったっスけど、ひっそりと悪さをするには丁度いい環境だったという感じっス。というわけで、事件が起きる前にカエルもカエルたちの親玉もサクっと倒してきてくださいっス!」
 その親玉については現状はっきりとはわかっていないが、どうにかして居場所を突きとめるのはそう難しいことではないだろう。
「せっかくっスし、お仕事が片付いたら温泉で疲れを流してきてはいかがっスか? 普通の露天風呂とかはもちろん、わりと本格的なスライダーがある温水プールとかもあるみたいっスよー?」
 どこからともなくパンフレットを取り出し、ぺらぺらめくるいち子。
「おお! 料理もすんごいっスよ!? ほらこれ!」
 掲載されている写真には豪勢な海の幸山の幸和洋中多国籍なんでもありなこの世の楽園かの如きビュッフェレストランの様子が。
「ここまで豪華だと邪神教団よりもコッチの方がアヤシイっスけど、そこんところは大丈夫なので安心して楽しんできてほしいっス!」
 そうこう言っている間に周囲の景色は深い山と湯煙が立ち上る景色へと変わっていく。
「ではでは、気をつけていってらっしゃいませっス!」


黒柴好人
 はじめまして、もしくはこんにちは!
 温泉という響きだけで癒やされます。
 黒柴です。

 第1章で黒服アマガエルの集団を蹴散らし、
 第2章で邪心教団のボスをなぎ倒し、
 第3章でそのままの勢いで温泉に飛び込みましょう。

 戦闘が主ですが、様々な楽しみ方ができるシナリオかと思います。
 よろしければ温泉気分でゆったりとご参加ください。

 それでは、よい湯を!
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第1章 集団戦 『エージェント・アマガエル』

POW   :    はねかえる
【強靭な肉体 】による素早い一撃を放つ。また、【あらかじめ跳ね回る】等で身軽になれば、更に加速する。
SPD   :    いろいろつかえる
いま戦っている対象に有効な【エージェントひみつ道具 】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    死亡フロッグ
自身の【死亡フラグをつい立ててしまう言動 】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

河南・光
邪神と聞いて。
……なるほど、温泉街ね。
オーケー、狩りに行きましょ。

……で、蛙ってあれ?
や、話には聞いてたけど、頭部はともかく、成人男性と同じくらいの身体でぴょんぴょん跳ね回るの超シュールじゃない?
まぁ、まんま巨大蛙とかよりは生理的にはまだマシか。
粘液でぐちょぐちょにされるとかマジ勘弁だし。

……でも何か不安だから距離を取って戦いましょ。
特にアタッシュケースは何が出てくるか分からないから、一つでも多く遠距離から破壊するように。
懐は、まぁ倒そうとする時に普通に狙うものね。

※アドリブ、連携可


壥・灰色
カエルだ……
二足歩行してるのすごい違和感だね、これ

壊鍵、起動
ふざけた見た目だけど油断はしない
脚と腕に「衝撃」を装填
脚に込めた衝撃を踏み込みと同時に足下で炸裂させることで爆発的に加速しての踏み込み
叩き込む拳から衝撃を発露することで、打撃のインパクトと相乗させて敵の身体を粉砕する
その格闘には型も流派もなく、もっとも短い距離で効率的に敵を破壊するためにはどうしたらいいかを突き詰めた結果に生まれた動き
一体打破すればすぐさま次に襲いかかる
何せ終わったらうまい食事が待ってるらしいからね
早いところ片付けて、バイキングで食べ放題だ

敵を薙ぎ倒しながらも意識は既に食事に向く
ローストビーフとか食べたい


波狼・拓哉
……本当にカエルの顔した奴がいるー!本当に色々いるなUDCアース…!
さてまあ、戦いになるのならいつも通りお願いしますねミミックさん…と。何か言うと強くなると……言えないくらいの衝撃あれば押止めれれるかな。じゃ、化け咆えなミミック、狂気を教えてあげな。何か相手は狂気に耐性ありそうな見た目してるけど。後は対象を狙うんじゃ無くて周りを狙う感じで。素早そうだし広域に分散させる感じでいこうか。あ、周りの味方だけには気を付けてね。
俺は…あの秘密道具使われると面倒そうだな。衝撃波込めた弾で射撃して衝撃で弾き飛ばしたりとサポートに回ろう。
(アドリブ絡み歓迎です)



「……蛙ってあれ?」
 枯れ草の茂みから顔を半分出した河南・光(神殺し・f12216)が、目だけを動かしながらそれを追う。
「カエルだ……」
 山の斜面に沿ってうつ伏せになり、表情を変えないままぽそりと呟く壥・灰色(ゴーストノート・f00067)
「本当にカエルの顔した奴がいるー!」
 そして葉が落ちた樹木の影から半身を出す波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)は目を見開きながら小さく叫んだ。
 三者三様、三段活用の如くそれぞれ『そのモノ』に対する率直な想いを口にした。
 貿易会社に務めるできるサラリーマンか映画の中のSPのようにぴしりと整えられたスーツを着こなし、それでいて頭部はカエル。見紛う事なきカエル。
「UDCって本当に色々いるな……」
「確かに。それにこうして直接目にしても違和感が拭い去れないというか、何とも不思議な感覚だね」
 トリックアートでも見ているような奇っ怪なカエル男に感心するやらもやもやするやらの拓哉と灰色。
「親玉もいるという話だけど、もしかして巨大な蛙……とか言わないでしょうね」
 光の言葉に一瞬顔をしかめる拓哉だが、
「それはそれで興味深いかな。会話もできたりとか?」
「……自分で言っておいて何だけど、それはマジ勘弁」
 光は巨大カエルの伸びる舌で絡め取られ、粘液まみれになった自分を想像してしまいげんなりと首を振った。
「……さて、そろそろ本題に戻りましょうか」
「そうだね。まだカエルたちはこちらに気付いていないし、最後に軽く作戦会議をしようか」 伏せたまま身長に周囲を窺う灰色は、一層声を潜めながら2人に思った事を話す。
「あんなふざけた見た目だけど、ああいう手合いは絶対に油断してはいけないのは、もはやお約束かな」
「同意見ね。私は距離を取って戦おうかしら」
 中・遠距離の狙撃から制圧まで可能な所謂バトルライフルと呼ばれる自動小銃や拳銃、散弾銃などの、14歳の少女が持つにしてはなかなか過激な火器を満載する光の戦い方としてはとてつもなく正しい。
 しかし相手は複数。それに謎の武器やカエルらしい機動力も併せ持つ厄介な敵だ。
「それなら、おれが前に出てやつらを引きつけようか」
 灰色は光とは反対に近距離での戦いを得意とする。
 動きを封じる事に長けているとも言えるだろう。
「俺はミミックさんでカエルたちの動きをある程度の範囲で封じ込める感じで援護を」
 拓哉と彼がシャーマンとして召喚する人食い宝箱のような箱形の生命体――名前はずばりミミック――のコンビネーションも加われば敵の行動範囲や動作を大きく制限させられるかもしれない。
 ミミックも無数の牙が生えた蓋をガチガチ鳴らしてやる気を見せているようだ。
 僅かな間に作戦が固まり、3人はそれぞれ視線を交わして頷き合った。

「異常はないか」
「ない。全て世はなんとやら、だな」
「そのようだ。間もなく作戦が開始される」
 無駄に無駄のない動き、とは矛盾しているが、とにかく洗練された動作で何かの警戒にあたる複数の黒服カエル。
 本人たちの言葉を借りればエージェント・アマガエルか。
「む?」
 ふと、1体のカエルが何かに気が付いたように動きを止めた。
「どうした、51号」
「今何か光の反射のようなものが……」
 眉間、とは正しい表現ではないかもしれない。
 目と目の間、鼻の上のデルタゾーンを穿たれ、51号と呼ばれたカエルは大きく吹き飛んだ。
 数瞬の間を置いてぱぁん、と乾いた音が山に響く。
「狙撃! カバーしろ!」
「意外と反応が早いじゃない」
 こちらの攻撃が露呈した以上、同じ場所に長居は無用。
 バトルライフルのセレクターを切り替え、数発ずつ断続的に射撃しながら茂みから飛び出す光。
「いたぞー!」
「応援を呼べ!」
「残念だけど、そうはいかない」
 灰色に刻まれた魔導銀の魔術回路、その名を『壊鍵』。
「なっ!?」
 彼は幾つかの役割を持つそれらを切り替え、生身でも爆発的な身体能力を発揮する事ができる。
 対象の破砕に特化した『衝撃』の力を脚から炸裂させ、反動で加速。
 一歩の踏み込みで一瞬の肉薄。そして腕にも装填した衝撃をもって一撃で粉砕。
 殴り飛ばされたカエルにとって灰色は瞬間移動でもしてきたかのように見えたのか、驚きの表情のまま樹に打ち付けられ、そのまま動かなくなった。
「くっ、野郎……!」
 電撃を放つ特殊警棒のようなものを振りかざし、灰色の背後から迫るもう一体のカエル。 最小限の動きでその腕を払い、振り返りざまに胴体、そして頭に打撃を加える。
 打撃と同時に衝撃を打ち込まれたカエルは無残にも粉砕された。
「隙がないのか、あいつは!」
 灰色のそれは格闘術とは呼べない型のない『効率の良い喧嘩』とも表現できる。
 だが流麗にして剛強の様は見ている者を圧倒するには十分だった。
 破壊の権化となる灰色が思う事、それは。
(「バイキング、まだかな。ローストビーフがあるといいな」)
 リゾート施設での食べ放題に脳内が支配されていた。
「近づかなければ良いのだろう!」
 少し離れたカエルがごてごてしたバズーカ砲のような射撃武器で灰色を狙う。
 引き金を引けば奴は木端微塵に……。
「化け咆えなミミック。狂気を教えてあげな……!」
 それは目論見だけで終わった。
 拓哉のミミックが龍に変貌し、その咆哮がバズーカカエルを貫いたのだ。
 峻烈の咆哮は爆発を引き起こし、バズーカ共々地面に叩きつけられるカエル。
「もう一人とミミックさんがいることもお見知り置きを! うん、いつも通りで何よりですよミミックさん」
 元の形状に戻ったミミックは威嚇をするように大口を開けている。
「あの秘密道具はどう考えても使われると面倒そうだし、どんどん潰していかないと」
「まったくね。本当に形や大きさは関係なく出てくるみたいだし……協力して灰色を援護しましょ」
「了解!」
 同様にカエルの謎の道具の存在を危惧していた光は拳銃を、そして拓哉は随分とカラフルな拳銃、いやモデルガンを手に。
 砲火と破壊音はしばらく鳴り止む事はなかった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヴィクトリア・アイニッヒ
UDCアース世界は都市部の発達とそれに付随する娯楽文化の発展が目覚ましい世界だと思っていましたが……成る程。こんな自然豊かな地も、まだ残っているのですね。(A&W世界出身者の素直な感想です。感想には個人差があります)
ともあれ、邪神関係者の暗躍は食い止めねばなりませんね。力押しで、一気に行ってしまいましょう。

戦闘初手、『神威の光剣』を使用。
相手が不穏な動きや言動をする前に、その動きを封じてしまいましょう。
…主も、邪神関係者を討つ戦いならば喜んで力をお貸し下さるはず。無数の光剣で、面ごと制圧したい所ですね。

・連携、アドリブ歓迎
・基本的に丁寧口調、常識人です
・使用技能:破魔8、祈り7、呪詛耐性5、等


ヴィクトル・サリヴァン
温泉郷ねえ。実にいい響き。
見晴らしのいいとこに行って一汗かいて、温泉で汗を流してから素敵な夕餉。
うん、パーフェクト。
よく分からない邪神教団はさっさとめっ!して楽しみたいな(ガイドブックとか捲りつつ)

道中気絶させられた一般人がいたらUDC組織の人に保護依頼。
山道担いでいくのは少々しんどいし。
アマガエル見てもそんなに動じないかな。キマイラ的に。
戦闘は真面目に。跳ね回っている個体がいるなら其方優先でUC発動、投擲系技能活かし銛でぶち抜こう。
身体は強靭、でも追撃の水鯱までは耐えられるかな?
死亡フラグ立てる相手には冷静にツッコミ。
フラグはちゃんと回収してこそ、しない前提の言動はだめ。

※アドリブ絡みお任せ


都槻・綾
※絡みアドリブ大歓迎

豪華すぎて滅茶苦茶怪しい
『大丈夫』の根拠が胡散臭いですね
何ですかこの牛肉の魅惑の焼き加減…
赤の葡萄酒がきっとキリリと嵌ることでしょう…
此方の魚には白でしょうか

(パンフを凝視)

…は、
先ずは蛙退治

(パンフを畳む、そっと口元を抑えた)

蛙は害虫を食んでくれる、人類にとって大切なオトモダチの筈
対峙するに忍びないですが
世の為人の為晩餐の為混浴の為混浴!
…侮らず気を抜かずに参りましょう

不意打ち、死角に備えて研ぎ澄ます第六感
フェイント、見切りで(主に蛙のボケを封じ)回避
オーラで自他共に防御

流星の如き符で二回攻撃、確実に捕縛し皆の援護
山桜舞う花筐で範囲敵一掃

散り逝く餞に
一足早い春の幻想を贈呈


緋薙・冬香
温泉ね
賑やかしいのも嫌いじゃないけど
またには何事も起こらずのんびりまったりしたいものね
純粋に料理と温泉を楽しむってやつ

それじゃお仕事といきましょうか
アマガエルそのものは可愛くて好きなのに
なんて残念な感じの敵なのか…
本当、残念ね!

血統覚醒からのスカイステッパーで空中戦というか空からの急降下飛び蹴りで攻撃
カエルって跳ねることは出来ても空は飛べないでしょう?
着地したらフェアトラークの赤い刃を展開
「切り刻んであげる」
これで私の勝ちね?(フラグ立てなら負けない

とはいえ、狙撃や不意打ちには注意しないとね
油断だけはしないように
お仕事、お仕事!



 猟兵たちは複数の別動隊を編成し、それぞれ異なる場所からUDCの殲滅を目指していた。
「UDCアース世界は、こんな自然豊かな地も残っているのですね」
 アックス&ウィザーズから来たヴィクトリア・アイニッヒ(陽光の信徒・f00408)は、どこか馴染みを覚える山の景色にほうと息をついた。
 生活基盤や娯楽文化が発達し、多くの人が行き交う街ばかりと思っていたUDCアースだが、良い意味で裏切られたと笑みをこぼす。
「意外とこの国は都市部といえる都市部は少ないかもね」
 ほら、と日本全国の観光名所や景勝地が載ったガイドブックをヴィクトリアに見せるヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)。
「成る程。都市部と自然をうまく分断、あるいは融和させている世界なのですね」
 様々な世界を渡り歩き、その世界特有の景色を望めるというのは猟兵の特権に違いない。
 ヴィクトルから受け取ったガイドブックをぱらぱらと捲るその手があるページで止まる。
 ブックマークされていたそこは、今まさに彼女たちがいるこの温泉郷の特集ページだった。
「いいわね、温泉。賑やかしいのも嫌いじゃないけど、たまにはこういうところでまったりのんびりしたいものね」
 ひょいと顔を出してガイドブックをのぞき込む緋薙・冬香(針入り水晶・f05538)。
 すっかり葉も落ちた木々の間から見えるリゾート施設は今はまだおあずけ。
「見晴らしのいいとこに行って一汗かいて、温泉で汗を流してから素敵な夕餉ってところだね」
「そんな風に聞くと、なぜかしら。これからのお仕事も楽しくなってきたわね」
 でしょう? と笑うヴィクトル。
「しかし怪しいですね……」
「怪しい、とは」
 顎に手をやり、深刻そうに呟く都槻・綾(夜宵の森・f01786)にヴィクトリアが訊ねる。
 何か重要な事に気付いたのだろうか。
「豪華すぎて滅茶苦茶怪しいと思いませんか!?」
「豪華すぎて!」
 ガイドブックに指を突き立てる綾。
「大体『大丈夫』の根拠が胡散臭いですし、このように大手の雑誌に掲載されたりこのように装丁がしっかりなされたパンフレットなども、まるで人を誘き寄せる罠のようではありませんか!」
 言われてみれば、まあ、それもあるかも……。
「見てください、何ですかこの牛肉の魅惑の焼き加減……」
 当施設のビュッフェでは目の前で地元和牛を焼いて提供しますの文言。そして、これはダイニングテーブルですか? と問いたくなる大きさの鉄板に、シェフが分厚いステーキを押し付けている写真が掲載されている。
 表面には食欲をそそる焼き色が。そして中心まで完全に火を通さないミディアムレアにより、赤身からは肉汁がじゅわり。
「まるで『赤の葡萄酒がキリリと嵌る』と言って欲しいかのようではありませんか……」
「この世界は食文化も発達しているようで……まさか、これも罠であると」
「その可能性は完全に否定できませんね。ん、此方の魚には白でしょうか」
 いつの間にか本をがっちり手に持ち、料理のページを凝視する綾。
「――は。考えるのは後にしましょう。先ずは蛙退治」
「そ、そうだね」
 綾から本を返却されたヴィクトルは、彼が咄嗟に隠した口元から「じゅるり」と音がしたのを聞き逃さなかった。
「それじゃあらためて、お仕事といきましょうか」
 どうやら他の場所でも始まったようだし、と冬香は山中に目を向けた。

「どこかで破裂音のようなものが聞こえた気がするが……」
「そうか? どこかで花火でもやっているのだろう。気にしすぎだ、22号」
「いやいや、気にしようよ」
「ん?」
 声のした方向にくるりと振り向くカエル頭。
 そこには大きなシャチっぽい顔が!
「うわっ!? ……ああ驚いた。我々の増援か? 丁度いい。今パイを食おうと思っていたところでな」
「そんなわけないでしょ。キミたちはいつもそんな言い回ししてる……のっ!?」
 きちんとツッコみながら銛を思い切り投げつけるヴィクトル。
「追いかけて、噛り付いて――喰い千切れ!」
 銛がカエルに突き刺さるや、ヴィクトルよりも大きな水のシャチが全てを飲み込んだ。
 仲間が一人やられた事に焦りだす他カエル。
「き、貴様敵だな!?」
「だからそう言ってるんだけどな。フラグはちゃんと回収してこそ、しない前提の言動はだめ」
「くっ……だが貴様、いいマトだぜ。袋叩きにしろ!」
 周囲からヴィクトルを
「主の威光よ、悪意を祓い給え!」
 カエルの手はヴィクトルに及ぶ事はなかった。
 輝く光の剣。まさしく光剣がその四肢を的確に貫いていたからだ。
「ぐぅっ、なんだこれは……!」
「それ以上の不審な言動は許しませんよ。勿論、邪神教団の暗躍もこれまでです」
 言いながらヴィクトリアが腕を伸ばす。
「主も、邪神関係者を討つ戦いならば喜んで力をお貸下さるはず。『神威の光剣』よ!」
 すると空中に無数の光剣が顕現する。
「なかなかワイルドなお方のようですね。しかし世の為人の為晩餐の為混浴の為混浴! 私も侮らず気を抜かずに参りましょう」
 武装を四季の彩り、春夏秋冬の花びらに変換した綾は――今、混浴って2回言った?
「いつか見た――未だ見ぬ花景の柩に眠れ、『花筐』」
 ヴィクトリアが束縛したカエル目掛けて幾千幾万もの花びらで包み込む。
 夢のような花嵐が過ぎると、そこにはもう動くものはいなかった。
「ありがとうございます。良い連携でした」
「なに、ただ相手のボケを潰しただけです」
 健闘を称えあう二人の背後、その樹上。
 機動力を生かし、うまく猟兵の隙を突いて潜んでいる。今がその時だ。仲間を討ったこいつらを屠る。勝った!
「と、思ったでしょう?」
「!?」
「アマガエルそのものは可愛くて好きなのに、なんて残念な感じの敵なのか……」
 カエルが潜む、その更に頭上。空中に声の主はいた。
「本当――残念ね!」
「くっ!」
 負けじとカエルも跳躍し、一撃を交わす。だが、こと空中戦においてはスカイダンサーには及ぶはずもない。
「カエルって跳ねることは出来ても空は飛べないでしょう?」
 空中を自在に蹴り動く事のできる冬香は、自然落下するカエルに急降下しながらのキックを放つ。
 弾丸のような勢いで地面との距離をゼロにしたカエルが次に見たものは。
「切り刻んであげる」
 フォースセイバー・フェアトラークの赤だった。
 ――やがて冬香はこの言葉はまさにこの時のものだとばかりに顔を上げ、高らかに宣言した。
「私の、勝ちね?」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シーラ・フリュー
ぶっちゃけてしまいますと…たまには温泉と美味しい料理で、ゆっくりお休みしたくて来ました…。
というわけで…ぱぱっと解決してしまいたいですね…!
しかし、カエル顔とはまた怪しいですね…何はともあれ、油断せずに頑張りますね…。

【POW】判定
リボルバーで【早業】と【クイックドロウ】、【2回攻撃】を駆使して攻撃します。
囲まれないように、位置取りを気を付けながら戦っていきますね…。

後は…跳ね回られると厄介ですね…。なるべく、跳ね回っている敵を優先で攻撃していきたいです…。
私が攻撃されそうになったら【零距離射撃】の【猟犬の咆哮】で応戦です。
どちらが素早いか、勝負と行きましょう…!


黛・夢乃丞
へー、温泉りぞーと、しかも混浴たぁ…
気持ちアガるじゃねぇか。
上手い飯に綺麗なねーちゃん…よっし、俺がカエルをけちょんけちょんにしてやらぁ!

■対カエル
はー、なんだその格好。
それがこの世界の”おしゃれ”ってやつなのか?
俺の方が似合いそうじゃね?カエルはカエルらしく裸さらしてろよっ!
(出会い頭にUC【フォックスファイア】を放ち、目につくカエルに
 狐火で攻撃を)

(敵の攻撃には)
は?何言ってんだテメェ?
(なぎなたで【なぎ払い】【2回攻撃】を)
ちっきしょ、なんか強くなってね?
俺の混浴温泉を邪魔すんじゃねーっつーの!
大人しく焼かれろ!
(狐火となぎなたでコンビネーション攻撃を)

※アドリブ、絡み大歓迎です!


カナ・リーアス
【心情】温泉には入りたいけどまずその前に倒す敵は…か、カエルー!?面白い奴らなんだよー!爬虫類は好きだけど仕方ないから倒すんだよー!…え?両生類?なにそれ
【作戦】仲間と連携!敵の攻撃には【見切り】で対応するんだよー!新しく作ったユーベルコードの出番なんだよー!【二回攻撃】を駆使したアースジャイアントの攻撃なんだよー!いけー!きょじーん!へへーん!私の巨人には誰にも勝てないんだよーだ!ぺんぺーん!(お尻ペンペン)



「はー、なんだその格好」
「おう、なんだいきなり」
「それがこの世界の”おしゃれ”ってやつなのか?」
 !?
「おしゃれ……そんな意図はないが」
「なあその黒い服、俺の方が似合いそうじゃね?」
「調子に乗るな。これは大事な仕事着だぞ!」
「どっちが調子に乗ってんだよ。カエルはカエルらしく裸さらしてろよっ!」
 狐火ぼうぼう。
「あっつ! あつ、熱いってんだろオラァ!」
 カエルひみつ道具パンチどーん。
「って! いい拳持ってるじゃねぇか……なぁ!」
 ご覧の光景は地方都市の駅前の様子ではございません。
 黛・夢乃丞(妖狐の戦巫女・f12250)が気合い入れてブッ込んでいるのには理由がある。
「熱い殴り合いなんだよー!」
「ヤンキー同士の喧嘩にしか見えませんが……いえ、何でも……」
 少し離れたところにいるカナ・リーアス(鬼の元気っ娘・f04987)とシーラ・フリュー(天然ポーカーフェイス・f00863)。そして今まさにカエルにクロスカウンターを見舞った夢乃丞は同じルートで山を進んでいた。
 美女二人、両手に花状態の夢乃丞のテンションは徐々に高まり、「こんな綺麗なねーちゃんたちと混浴に入れるのならカエルなんて瞬きする間にけちょんけちょんにしてやらぁ!」てな感じで早合点。
 結果、こうなりました。
「ぶっちゃけてしまいますと……私も温泉や美味しい料理でゆっくりお休みしたいので、ぱぱっと事件は解決できればそれに越したことはないのですが……」
「温泉楽しみなんだよー! 爬虫類は好きだけど、カエル男みたいに面白い夢乃丞を手助けしてさくさく片付けるんだよー!」
「……カエルは両生類ですよ?」
「なにそれ」
 カナの頭上に大きなはてなマークが浮かび上がっている様が見えたシーラは、これ以上の説明は長くなりそうだと判断し、頭を切り替えた。
 丁度他のカエルも集まりだしたようだし、頃合いだろう。
「他にも侵入者が! 構わん、排除しろ!」
(「素早い動きに対応するには……」)
 シーラは背中の狙撃銃は下ろさずサイドアームの大型リボルバーを抜くと同時に短く息を吐き出し、6発立て続けに発砲した。
 どかんと腹の奥底に響く発砲音は、それに見合う威力の弾を撃ち出す。
 跳躍しているもの、地面を走るもの、それぞれ的確に命中させ、無力化していく。
「太鼓みたいな音なんだよー! よーし! ワタシもがんばるんだよー!」
 シーラの再装填の隙を埋めるように前に出るカナ。
「巨人出てこーい!!」
 元気よく両腕を振り上げると、呼応したようにずもももも、と大地の巨人が現れた。
「いけー! きょじーん!」
 カナと同様の斧を持つ巨人は巨木に隠れたカエルもろとも破砕し、まさに大暴れ。
「おわっ、なんだぁありゃぁ……」
 夢乃丞とカエルも殴り合いを止めて思わず見入ってしまっている。
 しかしそれも僅か数秒。
「ちっきしょ、なんだかお前ら強くなってね?」
「ククク……知っているか? よく喋る『モブ』は死にやすい、と」
「は? 何言ってんだテメェ?」
「え?」
「俺の混浴温泉を邪魔すんじゃねーっつーの! 大人しく焼かれろ!」
 怒りを燃やすとは言うが、夢乃丞が扱うなぎなたの動きに追従する狐火は、それを体現するかのように1つの大きな炎となって、カエルは火柱に包まれる。
 とどめのなぎなたの一閃は、業火をも切り伏せる剛毅さだった。

「へへーん! 私の巨人には誰にも勝てないんだよーだ! ぺんぺーん!」
 一帯のカエルをぺしゃんこにしたカナは、巨人とともにお尻を叩いている。
「俺たちがいれば敵はいねぇ。つまり混浴温泉はすぐそこってことだ! このまま親玉探してのしてやらぁ!」
「親玉もぺしゃんこだよー! ところで混浴温泉って?」
「それぞれの長所を上手く生かせた戦いになっていたのが不思議ですが……ともあれ。二人とも、あまり急ぐと転びますよ……!」
 排莢と装填を済ませたシーラは、「実は夢乃丞とカナは知略派なのでは?」などと考えながらハイテンションコンビを追いかけるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

チガヤ・シフレット
宗像十兵衛(f01419)と参加だ

温泉リゾート……これを逃す手はないな。
……ちょっと手足機械だが大丈夫だろうか?
断られたりはしないな?
よーし十兵衛、リゾートで楽しむ前に、まずはどっちがカエル頭をぶちのめすか勝負だ!

両手足の義手義足から内臓兵器の銃火器を起動。
一気に火力上げていくぞ。
中距離から銃弾の雨あられ! 【一斉発射】でカエル頭を蜂の巣にしてやろう!
小型ミサイルなんかも撃ち込んで【衝撃波】で吹っ飛ばすか。
相手が跳ね回ってくるなら、こちらも脚部の出力上げて追い回してやるさ。
十兵衛に負けてられないからな、攻める手は休めず。一気にガンガン行こう。
「ナイスパーっス! ファイア!!」


宗像・十兵衛
チガヤ(f04538)と組んでるぜ!

おっし乗った!勝った方が湯上りの牛乳奢りな!
オレは手加減しねーぜー!?

風呂の前に一仕事だな!
カエル……うぅ、あんまり好きじゃねぇんだよな。あのペタッとした感じがキモくねぇ?
悪いが触らないで済ましちまうぜ!こういうときサイコキネシスは便利だぜ!
「ブッ飛べ!!」
「うぇ、念力の感触が微妙に柔らかキモい……!!」
「ヘイ、チガヤ、パース!!(カエルの逃げ足を捕まえてチガヤの集中砲火をサポート)」



 宗像・十兵衛(人狼のフォースナイト・f01419)とチガヤ・シフレット(バッドメタル・f04538)は息も切らさず山中を駆けていた。
「さーて、風呂の前に一仕事だな!」
「風呂か……。ふと思ったが、温泉、断られたりしないだろうか」
 自分の腕をちらりと見ながらやや不安そうな表情を浮かべるチガヤ。
 彼女は両腕と両脚を機械化しており、そこのところ一般客や施設スタッフに咎められないか不安がよぎったのだ。
「大丈夫だ、チガヤ! ちょっと日焼けしてるだけって言い張ればなんとかなる!」
「なるのか!」
「バッチリだぜ!」
「よし、なら安心だ!」
 憂いも断ち、義手に内蔵された火器を起動するチガヤ。
「よーし十兵衛、リゾートで楽しむ前に、まずはどっちがカエル頭をぶちのめすか勝負だ!」
 その言葉にニヤリと楽しそうな笑みを浮かべる十兵衛もフォースセイバーを抜き放った。
「おっし乗った! 勝った方が湯上りの牛乳奢りな!」
「望むところ!」
 二人は視界に捉えた黒服のカエルに躍り掛かった。
「先に貰うぞ。蜂の巣にしてやろう!」
 義手、更には跳躍し義足からも銃弾を機関銃の如く発射し、カエルのボロ雑巾を作り上げる。
「怯むな! 応戦しろ!」
「素早いのなら……」
 着地と同時に小型ミサイルを射出。着弾による爆発は衝撃波を生み、地形もろともカエルを削り取っていく。
「な、なんて無茶苦茶な……ぐああああ!!」
「周りごと吹き飛ばせばいい話だな」
「チガヤ、最初から飛ばしてるな! ならオレも手加減しねーぜー!?」
 とはいえ、十兵衛には弱点があった。
(「カエル……うぅ、あんまり好きじゃねぇんだよなぁ……」)
 ペタッとした感じが気持ち悪いのだとか。
 こうして実際に見ると、思ったよりカエルカエルしており、少しぞわっとする。出来る限りお近づきにはなりたくない。
 そんなお悩みをお持ちのあなた。
「こうすれば触らずに済むぜ!」
 フォースセイバーを片手に、空いた手をカエルに向けると――そのまま握り込む。
 するとどうだ、一体の黒服の身動きが取れなくなったではないか。
「こ、これは……!」
「うぇ、念力の感触が微妙に柔らかキモい……!! こんなんずっと掴んでられるか! ブッ飛べ!!」
 触りたくないものを遠隔で触ることのできるサイコキネシスの有効活用だ。
 掴んでは投げ、掴んでは投げ。ぽいぽいと、実際には結構な勢いでカエルを投げ飛ばしていく十兵衛。
 投げた先は、
「ヘイ、チガヤ、パース!!」
「ナイスパーっス!」
 チガヤとお近付きになれる特等席だ。
「ファイア!!」
 全兵装最大火力。
 あらゆる射撃が、打撃が、爆発閃光。全てが繋がってひとつの音のようにも聞こえる程の大花火を打ち上げた。
「あーっ!? ついチガヤをアシストしちまったぜ! 今のでオレの手柄だいぶもってかれたなー……」
「牛乳はもらった……とは、まだ言えないようだな」
 一体どこにそんなにいたのか、倒してもまた現れるエージェント・アマガエルたち。
「こっからが本番か。弾切れになってねーだろーな、チガヤ!」
「そっちこそカエルには慣れたか、十兵衛?」
 不適に笑う。それが再開の合図だ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。

「カエル頭のオブリビオン?
じゃあ、河童と一緒で、熱には弱いかもぉ?」

【火炎放射器付きエレキギター】でヘビーメタルを演奏【楽器演奏14】しながら、
ギターのネック先端から噴き出す火炎でカエル頭を攻撃。【範囲攻撃1】&UCブレイズフレイムで攻撃。
激しくヘッドバンキングしながら戦う。

ときおりシャウトを入れながら歌う【歌唱11】
熱く、情熱的に【誘惑14】

「この温泉はお前たちには渡さない!
この温泉は、我ら全サ連が占拠する!」
【全世界サイボーグ連盟の戦旗】を振るいながら絶叫。【鼓舞16】


クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡み歓迎

「水棲生物なら、炎ですかね」
方針:敵の頭部・胴体を狙って、UCで狙撃
技能:(UC)2回攻撃・視力・スナイパー・援護射撃

(UC)
「取り敢えず、胴体に当てて水分を奪いましょう」

(UC2回目)
「1回で終わりとは言ってませんよ。次は頭部です」

(To:修羅雪姫)
「温泉を占拠はするんですか!(ツッコミ)」

(To:紫苑)
「コタツが遂に動き出したか(私が製作者)」

(To:エレクトゥス)
「カエル頭相手でも、やることには変わりないようですね」

(To:智華(居れば))
「場はあったまってますよ。熱に炎、温泉にコタツ」

「取り敢えず、温泉に入りたいですね」


エレクトゥス・レヴィン
【全世界サイボーグ連盟】から参加。

「仲間内ってのも中々新鮮でいいな、相手がカエル頭ってのはなんとも締まらないが。」

【POW重点】

敵の攻撃に対して「見切り1」「捨て身の一撃6」「クイックドロウ2」を使った骨を切らせてなんとやらの戦法を取る。

味方を狙う敵や味方の攻撃で怯んだ相手には装備「G型特殊弾薬」と「炸裂者」を併用した炎の「属性攻撃4」のUCを叩き込む。

「右に倣えだ、まとめて干物になっちまいな!」

アドリブ、絡み歓迎。


藤原・紫苑
アドリブ歓迎
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。
「皆さん温泉地の平穏を取り戻しましょう」
初の旅団員との共闘に内心わくわくを押さえている。

「カエル頭?変なUDCだがこれも猟兵の仕事。覚悟しろ!」
旅団員のみなさんが攻撃を繰り出す中後方でセットアップ。
全サ連式自走式熱線砲搭載型コタツをセットアップし操縦する。
「このコタツは特別性です!全サ連の技術の結晶の力を思い知れ!」
「皆さんサポートします!」
前線目掛けてコタツを突貫させ熱線でカエルを攻撃して旅団員のサポートします。


紅葉・智華
全世界サイボーグ連盟で参加
※アドリブ・連携歓迎

温泉、温泉かぁ……この素材不明の両腕と片脚は温泉に浸かってもセーフなのか、これ如何に。

それはさておき、UDCとなれば駆除一択でありますね。
蛙頭は意外と器用な様子。なら、それを上回る器用さで立ち回れば良い。
右手の04MVで【UC:支配者の弾丸】、左手のSirius[K's](鎧無視攻撃9)で【UC:連鎖する支配者の弾丸】で手数(2回攻撃3,援護射撃3)で勝負。
相手が何か仕掛けてきたら、【UC:矛反転する見えぬ壁】で防御反撃(盾受け2,追跡3,属性攻撃1(高圧電流))。

「【UC:紅眼の射手(SPD)】なんて仰々しい二つ名は伊達ではないでありますよ!」



「カエル頭のオブリビオン? じゃあ、河童と一緒で、熱には弱いかもぉ?」
「水棲生物なら、熱……炎ですか。確かに一理ありますね」
 舐るような視線で敵性体をじっくり観察する河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)の意見にクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)が首肯する。
「随分と短絡的なヤツらだ。我々の頭部を見て熱に弱いなどとは思わない事……っつあー!?」
 おしゃべりなカエルは蒼炎に包まれた。
「CODE:CERBERUS――取り敢えず、胴体に当てて水分を奪いましょう」
「こ、こいつ! まだ話の途ちゅ」
 口から火が出そうな程に怒るカエル。
 いや、これは本当に火が出ているではないか。
「1回で終わりとは言ってませんよ」
 アームドフォート『ゲオルギウス』をぴったり口の中に照準していたクネウス。
 問答無用でカエルの丸焼きを仕上げてみせた。
「どうやら有効のようですね。よく燃える程度には」
「ちょっとくらいは聞いてやれよ。ま、どっちみちカエルの戯れ言は聞く耳持たないがな」
 足下の切り株を踏み抜きながらエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)は脚部の火器を展開する。
「盛り上がってきたわねぇ」
「皆さん、この勢いで温泉地の平穏を取り戻しましょう!」
 この度の戦いが『全世界サイボーグ連盟』の仲間たちとの初めての共闘になる藤原・紫苑(鋼の符術師・f10097)は、高揚感を隠しきれずにいるようだ。
「もちろんよ、紫苑さん。そういうわけでぇ」
 修羅雪姫はすぅ、と息を吸い込むと……。
「この温泉はお前たちには渡さない! この温泉は、我ら全サ連が占拠する!」
 絶叫と共にエレキギターをかき鳴らし、爆音を轟かせた。
「温泉を占拠はするんですか!」
「温泉の争奪戦でありますね。カエルには遅れを取らないでありますよ……!」
 自分の改造された手足は温泉の成分で腐食とか動作不良とか、はたまた爆発したりしないかどうか少し心配だった紅葉・智華(紅眼の射手/妹捜索中・f07893)も、修羅雪姫のシャウトでそんな不安は吹き飛ぶのだった。
「こうして仲間内ってのも中々新鮮でいいな、相手がカエル頭ってのはなんとも締まらないが」
「カエル頭相手でも、やることには変わりないようですね」
「だな」
 修羅雪姫のヘビーメタルが広がる中クネウスの蒼炎の間を縫うようにエレクトゥスは突進。後ろの仲間たちには手を出させまいとカエルの群れを蹴り散らしていく。
「こ、こいつ一切怯まないぞ! 一度引け!」
「もう遅い。右に倣えだ、まとめて干物になっちまいな!」
 火が出せないのなら火器で炙れば良い。
 アッパー気味にカエルの腹に突き刺した脚から無数の弾丸を浴びせ、フィニッシュ。
「セットアップ完了。皆さんサポートします!」
「アレが遂に動き出したか」
 紫苑の宣言にクネウスは眼鏡を光らせた。
「アレとは、アレでありますか!?」
「その通りです。私が創り出した『コタツ』が……!」
 コタツ、だと……?
 稼働状態へと移行したコタツのような兵器は紫苑の操縦により遠隔動作が可能。
 自走し、搭載した熱線砲により敵を暖め、もとい焼却する恐るべきテクノロジーである。
「自分の名は紫苑。全サ連随一のコタツの使い手にして、コタツを操りし者。この力、見るがいい! ゆけ、『パワードKOTATSU』MARKⅤ!!」
「何だあの物体は……!? 迎撃しろ!」
 ひみつな道具と思われる銃器類でコタツを攻撃するカエルたち。
「このコタツは特別性です! 全サ連の技術の結晶の力を思い知れ!」
「結局何だったんだああああ!!」
 それを識る事叶わず、カエルは爆炎に包まれた。
「くそ、またやられた! ええい、さっきから聞こえるこの『音』が邪魔でならない!」
 目をつけられた修羅雪姫は脇目も振らずヘッドバンキングし、ギターを振るい続けている。
「隙だらけだ。飛びかかれ!」
「おお!」
 ただ味方を鼓舞するだけの賑やかしか。ならば一撃のもとに沈めてくれよう。
 そんなカエルの思惑は、当然ながら的外れだった。
「興奮したオーディエンスも、もう少しマナーを守って欲しいものねぇ」
 ギターのネック、その先端を向けるや紅蓮の炎が噴き出した。
「また炎だとおおお!!」
「身を焦がすほどノッてくれるなんて、なかなかロックねぇ」
 戦闘も状況を見るに大詰めといったところ。
 クネウスは智華に合図する。
「場はあったまってますよ。熱に炎、温泉にコタツ」
「物理的にほかほかでありますね」
 カエルたちは総崩れ状態。ならば仕掛けるのは今しかない。
「UDCとなれば駆除一択。一匹も残さないであります!」
 片手で突撃銃様のウェポン『04MV』を、もう片手でレーザーライフル『Sirius[K's]』を軽々と構え、疾駆する智華。
 それぞれ違う目標を的確に狙い撃ち、
「『紅眼の射手』なんて仰々しい二つ名は伊達ではないでありますよ!」
 直線上、眼球のみを動かし視界に入る全ての黒服に対して斉射。
 幾筋もの曳光が、レーザーが智華から発せられる。
 光は2度として同じところを通らず、無駄弾ひとつなく場を制圧した。
 これは単に私の技量、と彼女は言う。その魔法にも似た射撃技術と相対すれば平等に沈黙が訪れるだろう。
「――温泉を前に、この山はすでに全サ連の手中に落ちた!」
「「「おおー!!」」」
 歴戦の勇士たちの声に、地面に深々と突き刺された全世界サイボーグ連盟の戦旗が力強くはためいた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

スフィーエ・シエルフィート
フィン(f00295)くんとだね
温泉は楽しみだけど、何だねあのカエル君はなんていうか、面白いね。敵じゃなかったら色々お話したかったよ
でも倒さなければならないようだから、フィンさんフィエさんの連携でも見せて差し上げよう

後衛から援護射撃だ 氷の精霊銃でクイックドロウと早業で連射して牽制しよう
鞭の射程に入れば顔面を思い切りひっぱたいてみるかな
足なんかも引っ掛けられたら上等さ
そして敵が氷漬けになったらジャッジメント・クルセイドで粉砕してみせよう
冬眠は冬眠でも永眠だね

ただ敵が敢て不利になる行動をするなら
「乱発して寧ろ逆に生きカエルとなるのだろう? 騙されんよ」
とでも言って論戦で時間稼ぎでもしようか


フィン・クランケット
スフィーエさん(f08782)と!
【SPD】
おんせ~ん!お料理~!
楽しみですねぇ、スフィーエさんっ!とにっこにこ
よ~し、パパっと終わらせて、チャチャッと満喫です
はいなっ、フィエさんフィンさんの連携見せつけましょう!

前衛いっきます!と駆け出し、【ダッシュ】で切り込みます
薙刀で氷の【属性攻撃】を乗せた【薙ぎ払い】攻撃を行います
エージェント秘密道具…は、商売人的にちょっと気になっちゃいますが!

カエルさんは冬眠の時期ですよ、と言いながらユーベルコードを発動
常冬の森を空間展開し、カエルさんたちを氷漬けにします
トドメはスフィーエさん!
スフィーエさんカッコイー!!

まだまだ春は、未来の話
お休みなさい、安らかに



「さて、あの愉快なカエル君たちにフィンさんフィエさんの連携でも見せて差し上げよう」「はいなっ! パパっと終わらせて、チャチャッと温泉とお料理を満喫です!」
 上品な笑みをたたえるスフィーエ・シエルフィート(愛と混沌のストーリーテラー・f08782)と、にこにこ上機嫌なフィン・クランケット(蜜柑エルフ・f00295)もまた戦場の戸を叩いて開く。
 またも現れた新手にうろたえながらも、カエルたちは二人組の猟兵に向かっていく。
「早速おでましですね。前衛いっきます、スフィーエさん!」
「後衛は任されたよ、フィンくん」
 薙刀を手に元気に飛び出すフィンはスフィーエの二丁精霊銃、その青い方による援護射撃を受けながら相手との距離をぐんぐん詰めていく。
 その途中でちらりとカエルが持つアタッシュケースに目をやる。
(「毎回形の変わるふしぎな道具、かぁ。うぅ、商人的にちょっと気になります……が!」)
 実用性はともかく、面白アイテムに商人心がうずうず暴れそうになるフィン。
 しかしっここはグッと我慢だ。
「カエルさんは冬眠の時期ですよ!」
 フィンが薙刀を振り上げると彼女を中心に地面が、草木が、空気までもが白く凍り付いていく。
 常冬の世界に舞うのは氷の花。
 触れればそれだけでその身は凍り付き、永遠の冬に閉ざされるのだ。
「ぐっ……! ク、ククク……」
「え? あのー、カエルさん?」
 半ば凍結したカエルが突然笑いだし、フィンは訝しげに声を掛ける。
「カエルは凍結されても生きる力を失わないのだと、知らないのか……?」
「なんですってー!?」
 実際そんな研究結果があるとかどうとか。
「じゃあつまり、私の攻撃を受けても?」
「じきに復活するだろう……。つまり痛手は無きに等しいッ!!」
「そうして不利な言動を乱発して寧ろ逆に生きカエルとなるのだろう?」
 スフィーエの言葉にぎくりと目を逸らすエージェント。
「力を貯め、機を窺っているのだね。騙されんよ」
「何を……。こうして俺は体の表面が凍り付いてもう動けん。解凍されるまではな……」
「それ、いつでも抜け出せるんじゃないか?」
 試すように問うスフィーエ。
「出来れば敵同士で会いたくなかったよ、カエル君」
「っおおおおおお!」
 カエルが懐に凍りついた手を突っ込むと同時にスフィーエは指をそれに向ける。
 瞬間、天より照射された光の柱が半冷凍カエルを飲み込んだ。
「冬眠ではなく永眠になってしまったね」
「スフィーエさんカッコイー!!」
 一連のスフィーエの動きに瞳を輝かせるフィン。
「お褒めいただきありがとう、フィン君」
「この調子でばっちりお仕事を片付けましょう!」
 少しでも安らかな終わりであるよう祈り、フィンとスフィーエは山の奥へと進んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
【恋華荘】の仲間と
こういうリゾートは羨ましいですねぇ
私達の龍神温泉郷も、これくらいやればもっと流行るんでしょうか…?
いえまぁ、それで邪教団なんか来られても困りますし、舞奈さんの言う通りですかねぇ…

温泉楽しむためにもまずはエージェント倒しましょうか
桂花さん、カエルは爬虫類じゃなくて両生類ですからね…?

仲間の子たちが攻撃しやすいように援護です
【異界の抱擁】の触手を呼び出し、カエルを拘束
「私のは、そちらの邪神とは関係ないと思いますけどねー?」
そののち、【天使のような悪魔の歌声】で拘束した敵を纏めて吹き飛ばします

…っと、桂花さん危ない、と受け止めつつ
他の皆さんも大丈夫ですか?


瀬戸・舞奈
【恋華荘】の皆と参加だね。

一般人だった時にオブリビオンから助けてくれた恩人の一人のいちごさんのことは同性だと勘違いしてるよ。

うーん、龍神温泉郷は言っちゃ何だけどリゾートというか古き良き温泉郷だし。こういう開発しちゃったら逆効果じゃないかな?

カ、カエル人間!?うわ、キモッ!
地球にこんなのがいたなんてどん引きだよ!
飛び跳ねてるのはフック付きワイヤーで引っかけ……る、前にいちごさんが触手で拘束したね。
うへぇ、美少女から出た触手でカエル男拘束とか絵面酷いね。
まぁ、今のうちにやっちゃいますか!【トリニティ・エンハンス】で攻撃力強化するよ!
ルーンソードに炎か氷辺りの属性宿して斬りかかるよ!


不知火・桂花
【恋華荘】に帯同
アドリブ歓迎

山へ分け入る以上、移動や戦闘はパンツ姿ね
愛用のチャイナ服はリュックの中で待機

ってカエル!?うぇー、アタシ爬虫類ダメなのよ
(両生類の間違い、ツッコミに赤面して怒る)
ドラゴニアンやキマイラは大丈夫だけど…
いえ、温泉のために頑張るわっ!

…でも、ガチでカエルヘッドの群れね
等身大のカエルが跳ね回るとか悪夢だし
柳葉刀型フォースセイバーを両手に分割して
《紅華鬼刃》の『2回攻撃』で迅速に仕留めましょ
跳ねてるのは着地を『スライディング』で狙って…

ってちょっと!アタシの方に倒れ込まないで!?
ぎゃー!?いやー!?いちごたすけてぇー!?
(錯乱して涙目、いちごに巨乳を強く押し付けしがみ付く)


白銀・ゆのか
【恋華荘】の皆と参加。

リゾートかぁ…流行に乗ることや開発自体は悪くないけれど…
うちの場合、歴史も込みでの雰囲気重視だからこそ、って言うのもあるから…
取り入れるにしても一部に、くらいじゃないかしら?


ともあれ…あの両生類ぽいナニかが変なことする前に…何とかしちゃいましょ。


飛び回られるのは煩わしいけれど…
いちごのお陰で軌道は読めてる…のよ!(拘束されてたり、拘束を避けるための動きに合わせて…灰塵拳で…吹き飛ばす!

妙な道具使おうと、なんかフラグ立ててようと…
それ、温泉のあるところではアウトだからー!?
体を癒す温泉を、火曜のサスペンスみたいにしないで、ほしいわ!(温泉関係者故の…切実な気持ちもあったり!



「うわ、キモッ! 地球にこんなのがいたなんてどん引きだよ!」
「うぇー、アタシ爬虫類ダメなのよ! ちょっ、こっち来ないで!」
 いきなりこの暴言である。
 瀬戸・舞奈(チョコスキー・f03384)と不知火・桂花(逆弦紅娘・f05277)の率直な言葉には、UDCだとかオブリビオンだとか呼ばれる異形の存在だとしてもちょっと傷つく。
「こんなの……」
 しょんぼりかえる。
「ああっ、ごめん! って、別に敵同士だし謝る必要もないよね」
「そうそう。こんな爬虫類、とっととその顔を見なくてもいいようにしてやるわ!」
「あのぉ、桂花さん?」
 おずおずと手を挙げる彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)。
「どうしたの、いちご。まさかいちごもこの爬虫類がかわいそうだと……」
「いえそうではなく。カエルは爬虫類じゃなくて両生類ですからね……?」
「…………えっ」
 そう。いくら身体が緑色でも、舌がみょーんと伸びても、カエルは水から生まれ地に生きるモノ。すなわち両生類なのである。
「どどど、どっちでもいいじゃない! キモいことには変わりないんだし!!」
「ええー……」
 顔を真っ赤にしてまさかの逆ギレをする桂花だった。
「お前知ってた?」
「初耳」
 エージェント・アマガエルはかしこくなった。
「なんだか調子狂うわ……」
 色んな意味で頭痛がしてきた白銀・ゆのか(恋華荘の若女将・f01487)だった。
「ともあれ……あの両生類ぽいナニかが変なことする前に……何とかしちゃいましょ」
「そうですね。では、これで……!」
 いちごはその口で恐るべき呪文を唱えると、名状しがたい触手が大量に現れ――カエルへと襲いかかった。
「なっ、これは……うひょあ!?」
「なんだこのアレな感じの触手は!!」
「私のは、そちらの邪神とは関係ないと思いますけどねー?」
 アレでアレなので詳細については語らない方が賢明だろう。
「関係あったら困るというか何というか……ね」
「うへぇ、美少女から出た触手でカエル男拘束とか絵面酷いね」
 舞奈の言う事はもっともだが、ある一点において大きな勘違いをしている事に彼女は気付いていないのだった。
「まぁ、今のうちにやっちゃいますか!」
「そうね。見た目がどうであれ、いちごのお陰で今は攻撃当て放題……ね!」
 精霊を宿した魔法剣から炎の力を借り受けた舞奈と共に体術を仕掛けるゆのか。
 炎の斬撃と果断の拳。
 あらゆる攻めに地面に膝を付くカエルたち。
「思ったより大したことないじゃないの」
 桂花の挑発に、しかしカエルは笑った。
「我々を侮らない事だな、侵入者よ」
「どういう意味?」
 何やら自信がありそうな様子に、ゆのかは警戒しながら訊く。
「我々は高湿度の環境を好む。適度な温度もだ」
「カエルだし、それはそうなんじゃないかしら」
「であれば温泉とは好都合! 無限の活力を得られるに等しいのだ!!」
「「「……」」」
 得られないパターンだな。その場にいた全員がそう思った。
「温泉でフラグ立てはアウトだからー!?」
 思った上でゆのかは切実な問題に声を荒げた。
「体を癒す温泉を、火曜のサスペンスみたいにしないで、ほしいわ!」
 ただでさえ山奥の温泉なんて犠牲者が出やすいのに、これ以上余計なフラグを立てないでもらいたいものだ。
「温泉が近くにある限り無敵! さあ、掛かってこい!」
「はちゅ……両生類のくせに、調子に乗らないで!」
 柳葉刀を象ったフォースセイバーを構え、跳躍したカエルの着地を狙うためにスライディングで滑り込む、までは良かった。
 足下を狙うという事は、即ち相手はバランスを失して倒れ込むわけで。
「へ?」
 カエルヘッドが桂花の顔面に急接近するわけで。
「ってちょっと! アタシの方に倒れ込まないで!?」
「桂花さん!」
「ぎゃー!? いやー!? いちごたすけてぇー!?」
「危ないっ!」
 パニックになり大暴れする桂花の腕を掴み、引き寄せるいちご。
 必然、いちごと桂花のカラダの距離はゼロになって――。

「ちょ、ちょっと焦っちゃったけど、どうというコトはなかったわねっ!」
「あ、あはは……とにかく皆さん無事でよかったです」
 その後なんやかんやでカエルを殲滅し、一行は更なる探索を行うために山道を進んでいた。
「私達の龍神温泉郷も、これくらいやればもっと流行るんでしょうか……?」
 大入り状態が続いていそうなリゾート施設を見てしまうと、どうしても意識してしまういちご。
「うーん、龍神温泉郷は言っちゃ何だけどリゾートというか古き良き温泉郷だし。こういう開発しちゃったら逆効果じゃないかな?」
「そうね。流行に乗ることや開発自体は悪くないけれど……うちの場合、歴史も込みでの雰囲気重視だからこそ、って言うのもあるから……」
 舞奈とゆのかの忌憚のない意見にいちごは更に深く考える。
「なるほど、舞奈さんとゆのかさんの言うとおりですかねぇ……」
 経営を考えると難しい問題だろう。
「ねぇちょっと、こっちに何かあるみたいなんだけどー」
 と、桂花の声に我に返るいちご。
 どうやら考え事をしていたいちごたちよりも先行して歩いていたようだ。
 早足で追いついてみると……。
「これは……?」
 そこには、怪しげな洞窟がぽっかりと口を開けていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『大神霊』

POW   :    大神霊分裂増殖撃
自身の身体部位ひとつを【シャーマンズゴースト】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    大神霊巨鳥進化撃
【大神霊としての尊厳】に覚醒して【頭部と鬣はそのままに、燃え盛る巨鳥】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    大神霊超常災害撃
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は火奈本・火花です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 不審な洞窟を発見した猟兵たち。
 この中に邪神教団の施設があるのだろうか。
 数人の猟兵が探索すべく、意を決して妖気をも感じられる闇の中へと足を踏み入れた。
「何故……」
 瞬間、何かに遭遇した。
「何故こんなにも人間を愛しているというのに」
 それは。
「誰もこの姿を受け入れぬのだ……!」
 猟兵ならば誰もが知る『シャーマンズゴースト』によく似た大神霊だった。
 そして洞窟はワンフロアだった。

 人間を愛するがゆえに志向の姿、シャーマンズゴーストへと全人類を『進化』させようと目論む邪悪、というかお節介というか、とにかく迷惑極まりない『大神霊尊敬教会』に所属するオブリビオン。
 その真の目的とは。
 そしてそれを退け、猟兵たちは温泉リゾートを楽しむ事ができるのか。
境・花世
豪華食事付き温泉ツアーと聞いて
必死でここまで追い付いてきた
わたしの渾身の一撃を、

――食らえ!

緘黙の銃口を向けて
びびびと景気良くとりさんを撃つ
特に恨みはないけど
早くビュッフェにいきたいから!

え? とりじゃないの? 嘴あるのに?
……人間がすきなの? そっか
哀しげな声に思わず話に聞き入り
まっすぐなひとみを大神霊に向ける

ごめん、でもやっぱり、
とりにしか見えないからやめとくね

再び銃でびびびとしながら
ついでに取り出した燔祭を投擲して
一気に血を啜らせ咲かせよう

鳥と花、吹き抜けてゆく風
月は足りずとも花鳥風月――なんて
うんうん、温泉感盛り上がってきた!
爽やかな笑顔でとどめを刺しにいく

※アドリブ・絡み大歓迎


緋薙・冬香
愛するがゆえの憎悪ね
嫌いじゃないけど、受け入れるわけにはいかないの
だって、私の愛する人は妖狐で、もふもふしっぽだもの
シャーマンズゴーストはもふもふ成分少ないでしょう?
そんな事に拘ってくだらない? えぇそうね
きっと、貴方の野望と同じくらいに、ね!

空中から仕掛けるわ
血統覚醒からのスカイステッパー
洞窟の広さが充分じゃなければ壁も使って軽快に空を踊るわよ!

大神霊も巨鳥になるならそのまま空中戦ね
スピードを乗せた蹴りで真っ向から勝負!
「くだらない拘りだって大切なの! だからこそ貴方は真っ向から叩き落とす!」
早業、残像、2回攻撃…私の技能をフル活用して、キツイ一撃お見舞いするわよ!
「私の愛は…負けない!」


ヴィクトリア・アイニッヒ
……何と言いますか。想像していた『邪神』とは、違う……
あ、いえいえ。それで何か気が抜けたとかそういう意味ではありませんから。

しかし見れば見るほど、シャーマンズゴーストにそっくりな。
そんな存在がこの様な事をしでかす等、真面目に活動されているシャーマンズゴーストの方々にとってもいい迷惑でしょう。
しっかり懲らしめねばなりませんね。

戦闘は光剣を用いてサポート役に徹する。
味方の中に火力に優れる方は大勢いるでしょうから。ここは適材適所で行きたい所ですね。

・使用技能:破魔8、祈り7、見切り7、呪詛耐性5、オーラ防御4、等
・アドリブ、連携歓迎です


ヴィクトル・サリヴァン
隣にいる位なら受け入れられても自分もその姿に、はちょっとね。
自分の姿が変わって意識まで変わらずにいられるかって不安もあるし、けどそれも理解しないんだろうな。
一方的な愛は暴力というか不意討ち…侵略行為?
善意でも人の害になるなら止めさせて貰うよ。

可能なら洞窟はいる前に照明準備。
変形した頭部を銛で迎撃、UC発動での水鯱追撃で押し切る。
事前に誰かに使ってるなら、どこが変形してくるのか確認してそこの動きに注意しておけば反応しやすいかな。
嘴の殺傷力どんなものなんだろなとか思いつつ猛禽的な鋭さもあるかもだし。
あと洞窟内だし天井とか広さで動き制限されないか注意しとく。

※連携アドリブ等お任せ
温泉もこっそり楽しみ


都槻・綾
※絡みアドリブ歓迎

「人間への愛」から
「だから神霊姿になろ☆」までの流れが
いまいち分らないのですけれど
一つだけ確かな事があります

シャーマンズゴーストは
か わ い い
わかる

右手が握手したがって疼くのを!
必死に止める左手の葛藤が!
あるとかないとか
穏やかな微笑みに抑え込む

誠に遺憾乍ら
貴方は既に過去の残り香
嗜好を強制し押し付ける事も愛とは呼べず

北風が吹けば人は服を着込んで頑なになり
太陽が照らせば心を開き裸になって混浴

つまりそう言うことです
貴方の愛は北風

第六感を働かせ見切り回避
一礼の後
七縛符で捕縛
燃え盛る巨鳥は
水纏う鳥葬で消火

人々がやがて混…心開く日を
太陽の如き大らかな眼差しで
骸海から見守っていて下さいね



 エージェント・アマガエル軍団を全て撃退した猟兵たちは、一度集合してから洞窟に突入する事にした。
 幸い洞窟は人が数十人入ってもまだ十分に余裕がありそうな程広く、戦闘になっても支障はないだろうと照明器具で周囲を確認したヴィクトルは判断した。
 慎重に進む事僅か。
 遭遇したのが……。
「とり?」
 洞窟付近で合流した境・花世(*葬・f11024)が思う、このUDCを表現する言葉がそれだった。
「我は鳥ではない」
「とりじゃないの? 嘴あるのに?」
「……興味があるのか、我に」
 目の前でしゃがみ込んだ花世はじっと鳥のようなものを見つめる。
「食らえ!」
「ああああああ!!」
 シーンを飛ばしてしまったかな、と思うくらい唐突に記憶消去銃をびびびと発射する花世。
「ちょ――少し話を聞いてくれ、人間よ!」
「どうしたの?」
 鳥、もといシャーマンズゴースト型のUDC。
 大神霊と自称するそれは訥々と自分の目的を語り出した。
「愛するがゆえの憎悪、というわけ?」
 冬香の言葉に大神霊はそれは違うと首を振る。
「憎悪などするものか。我は人間をただただ愛しているのだ!」
「……何と言いますか。想像していた『邪神』とは、違う……どうしました?」
 ヴィクトリアは隅でふるふると震えている綾に気が付いた。
「『人間への愛』から『だから神霊姿になろ☆』までの流れがいまいちわからないのですけれど……ですけれど。一つだけ確かな事があります」
「それは一体……」
 綾は目を見開いた。
「シャーマンズゴーストは、か・わ・い・い」
「はぁ」
「いえ大丈夫。勿論あれは別ですとも」
 そう言いながらも、綾は右手を抑えつける。
 握手したい! いやいや敵に握手はないだろう。でもちょっとくらいなら……?
 そんな葛藤を綾は微笑の内に秘めた。
「そっか。お話、ありがとう」
 真っ直ぐと瞳を向け、大神霊の話を聞いていた花世は。
「ごめん、でもやっぱり、とりにしか見えないからやめとくね」
「ああああああ!!」
 花世は記憶消去銃をびびびと発射した。
「しっかり話を聞いていた割には容赦ないね!? いや、いいんだけど」
「早くビュッフェにいきたいから!」
 無邪気な返答に目を丸くするヴィクトルだが、とはいえ戦端は開かれた。
「嫌いじゃないけど、受け入れるわけにはいかないから容赦なくいくわよ!」
「何故受け入れぬ!」
 レガリアスシューズの踵を鳴らす冬香に大神霊は杖を向ける。
「何故? だって私の愛する人は妖狐で、もふもふしっぽだもの」
「しっぽ……?」
「シャーマンズゴーストはもふもふ成分少ないでしょう?」
 愛する者のしっぽを思い出しながら冬香はくすりと笑った。
「そんな些末な拘りで進化を拒むというのか……!」
「そう。えぇそうね」
 大神霊の視界から冬香が消えた。
 次に彼女の姿を捉えた時には、空気を裂く勢いの蹴りがセットになって付いてきた。
「ぐう……! なんという速さか!」
「確かにくだらないかもしれない。貴方の野望と同じくらいに、ね!」
 洞窟の壁を利用し、縦横無尽に高速攻撃を繰り出す冬香。
「私の愛は……負けない!」
 愛を糧に、冬香は加速していく。
「愛を語るのならば、理解できないか? 我の愛を!」
「一方的な愛は暴力というか不意討ち……侵略行為? だからね」
 ヴィクトルは困ったように息を吐く。
「そもそも愛しているからってみんな自分と同じ姿にするって、ねぇ」
「この様な事をしでかすなど、真面目に活動されているシャーマンズゴーストの方々にとってもいい迷惑でしょう」
 ヴィクトリアが首肯する。
「それが善意だと思っているにしても、人の害になるなら止めさせて貰うよ」
「はい。しっかり懲らしめねばなりませんね」
 洞窟を太陽のように明るく照らす光剣を射出し、大神霊を縫い付ける。
「ぬう! この程度で動きを止めたと思わぬ事だ!」
 片腕をうぞうぞと変形させ、シャーマンズゴーストの頭部を形成する。
「大神霊分裂増殖撃!!」
 猛禽の一撃をも彷彿とさせるそれを、ヴィクトルは三又銛越しに受け止める。
「なんの。このくらいならパワー負けしない……よ!」
 噛みつきは侮れないが、凌ぎきったヴィクトルは水のシャチを喚び出し、反撃する。
 猟兵のユーベルコードを何度も耐え、細い腕を変貌させ強力な攻撃を繰り出してくるあたり、容易い相手ではないのだろう。
(「慎重に動きを見極めていかないといけないかな」)
 攻撃と共に情報収集・共有が重要であるとヴィクトルは思案を巡らせる。
「サポートはお任せください。その間に攻撃の特性を調べるか……あるいは強大な火力で押し切ってしまうのもありですね」
 冊子の良いヴィクトリアは再び光剣を中空に待機させながら提案する。
「私は後者でいきましょうか」
 護符を揃え、前に出る綾。
「北風が吹けば人は服を着込んで頑なになり、太陽が照らせば心を開き裸になって混浴」
「……?」
「つまりそう言うことです」
 どういうことなのか。
「大神霊。貴方の愛は北風」
「これは……身体が……!」
 七星七縛符。それは自らの命を代償に相手の動きを封じる綾の秘技。
「嗜好を強制し押し付ける事も愛とは呼べず。誠に遺憾ながら太陽の如き大らかな眼差しで骸海から見守っていて下さいね」
 少し哀しそうに、綾は最大の一撃を見舞う。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

スフィーエ・シエルフィート
フィン(f00295)くんと今回も、フィンさんフィエさんの連携だ

私も人は好きさ
人の物語が好きさ
でも生憎と私は今の姿が気に入ってるのでね
…あと脚の間のあれは乙女としてちょっと

英雄譚に憧れた少女『殺陣』を発動!減った寿命は後で温泉で補おう
敵の攻撃の間をスタイリッシュに見切って潜り抜け、二丁拳銃を撃ちつつ接近

射程に入ったら鞭で引き寄せ、風のルーンサーベルの連続攻撃で時間稼ぎだ
フィンくんの準備が整ったら、メイスで気絶攻撃を脳天に叩き込み、敵を踏みつけながらジャンプで離脱
その間も上空から二丁拳銃を撃ち続けて足止めさ

情報は聞き逃さず、こちらからも予備動作などで分かったことがあったら互いに共有していこう


フィン・クランケット
スフィーエさん(f08782)とまたまたフィエさんフィンさんコンビで活躍しちゃいます!

【WIZ】
脚の間?(見る)
スフィーエさん!なんてところに気付いてしまってるんですか!(悲鳴)
ともあれ、私も人は大好きですが、スフィーエさんに同感ですっ
好きなことと、考えの押し付けは別問題ですし、良くないですよぉ?

今回は前後衛チェーンジっ
妖精さんに頼んで氷柱で牽制と援護射撃
スフィーエさんが接敵するまでは、牽制を
接近した後は、スタイリッシュ回避の隙間を縫うように飛ばしながら、稼いでもらった時間でおっきな氷柱作ってドカーン!

自然災害は厄介なので、予備動作がないか注意して、もし分かったらスフィーエさんに情報共有します



「私も人は好きさ。人の物語が好きさ」
 傷を負ったシャーマンズゴースト型のUDC、大神霊を前にスフィーエは苦笑する。
「でも生憎と私は今の姿が気に入っているのでね」
「そうですそうです! 好きなことと、考えの押し付けは別問題ですし、良くないですよぉ?」
 スフィーエとペアを組むフィンも考えは同じようで、子供を叱るように腰に手を置きながら諭してみる。
「押し付けとは心外な。これは我が使命であり、人が進化するのは天命であろう」
「天命とは大きくでましたねぇ」
「全くだ。脚の間のあれをあれしている人が語る内容ではないと、私は思うけどね」
「あしのあいだ?」
 スフィーエが言うあれとは。
 フィンは大神霊の頭から徐々に視線を落としていき……。
「…………ひょえわああああ!? スフィーエさん! なんてところに気付いてしまってるんですか!」
「?」
 当の大神霊は何を言われているのかさっぱりわからないようで首を傾げている。
「乙女の前なんだ。さっさと仕舞ってはどうだい」
「さっきから一体何を騒いで……。あ」
 ようやく意味がわかった大神霊は目に見えて焦りだした。
「ち、ちがう! これは手だ! ローブでわかりにくいけど手だ! よく見ろ!!」
「よく見ろ!? な、なんて事を言うんですかぁ!?」
 大丈夫。
 手だよ。
 手でクリスタルシャーマンズゴーストヘッドを持っているだけだから。
「私はどちらでも構わないさ。なにせ、ここからはスタイリッシュに決めるからね」
 普段からスタイリッシュなスフィーエだが、ここにユーベルコードの力が加わると更にスタイリッシュになるのだ。その上機動力まで上がる。
 頭を思い切り振り、戦いに意識を向けるフィン。
「妖精さん、スフィーエさんの援護、お願いしますっ!」
 フィンの祈りに応じて何本もの氷柱が勢いよく地面から飛び出してきた。
「威勢はいいが、避けるのは容易いな。ではこちらも――」
 ひょいひょいと身軽に氷柱を避ける大神霊。
 返礼とばかりに腕をもたげた……その腕は鞭に絡め取られた。
「プレゼントは然るべき所を通してからにしてくれないかな」
 鞭の主、スフィーエは氷の間を走り、跳び、地面と水平になりながら走り、縦方向に回転しながら跳び、悟られないように大神霊に接敵していたのだ。
 掴んだ腕を引き寄せながら風の力を借りたルーン・サーベルで一閃。返す刀で一閃。隙を見つけて二丁拳銃にスイッチして銃撃しながら回り込み、勢い余って一周して、今度はメイスを取り出して殴打。
「フィンくん、後は任せたよ」
「お任せあれっ、スフィーエさん!」
 スフィーエが怒濤の連続攻撃にふらついていた大神霊の頭を踏みつけながら離脱した瞬間、一段と巨大な氷柱が大神霊を貫いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

不知火・桂花
【恋華荘】に帯同
アドリブ歓迎

ええ、着いたらチャイナに着替えるわよ!
…あ、温泉で汗流した後にね?

これが噂の親玉?…って、マンゴーじゃない
で、何故こっちもマンゴーにならなきゃいけないの?
マンゴーの脚で美脚って大変そうだし遠慮するわ
後、そんな顔だらけじゃ、もうマンゴーですらなくない?
※「シャーマンズゴースト」を意図せずヘンに略す
※指摘で照れる他、いちごや敵に対しては逆ギレ

神霊だけあって超常現象まで…でも制御が大変そうね
ここは《紅華鬼刃》の高速機動で撹乱しつつ接近して
光刃の『2回攻撃』でマンゴーを刻んで集中を乱しましょ
…といっても本命はいちご達の技だけどね?
ほら皆、さっさとブチかましちゃいなさいよ!


彩波・いちご
【恋華荘】で引き続き
さて、温泉リゾートまであと1歩ですね
うちの龍神温泉郷の参考にもしたいですし、そのためにも頑張りましょう
え、いや、重機とかは…どうでしょうねぇ…?

シャーマンズゴースト…?
…って、マンゴー?
桂花さん、そんな果物みたいな言い方は何ですか

なにはともかくあれを倒さないといけませんよね

私は変わらず仲間の援護です
【異界の抱擁】の触手による拘束の後
【幻想よりきたる魔法の演者】を起動、雷の鳥を召喚
「それでは私の魔法のステージ、行きますよ!」
雷鳥のブレス(雷の魔法)をマンゴー邪神にぶつけ
そうして雷を放ちながら、私自身は【天使のような悪魔の歌声】を放ちますね
さぁ、皆さん、やっちゃってください!


瀬戸・舞奈
【恋華荘】で引き続き参加だよ。

温泉リゾートを参考にって、龍神温泉郷に日本の土建屋や重機ってやってこれるの?

カエルのボスは……鳥?
あぁ、あれシャーマンズゴーストだ!
でも、なんでシャーマンズゴーストがカエルのボスやってるの?
マンゴー?あぁ!シャー「マン」ズ「ゴー」ストだからだね!へぇ、そっかー。

とにかく、よくわかんないけどそりゃ舞奈だってその姿になりたいとは思わないよ!
全人類をシャーマンズゴーストにするぐらいなら、キミが人の姿になりなよ!

皆とタイミング合わせて【トリニティ・エンハンス】の炎の魔力をルーンソードに宿して斬りかかるよ、焼き鳥になっちゃえー!
顔増やすって、ある意味急所増やしてるもんだよ!


白銀・ゆのか
【恋華荘】で引き続き参加。

シャーマンズゴースト自身は可愛いと思うのだけど…
あれよね、マスコット的な可愛さではあって、
なってみたいのとは別というか…ゆるきゃらになりたい訳じゃないし…?

・戦闘
灰燼拳を纏って、皆を『庇う』ように前衛に。
「手の届く範囲なら…受け止められるから!」
『武器受け』も活かして、直接シャーマンズゴースト…
言いにくいから桂花さんの略称かりて…
マンゴーの身体(とか開いた口)を掴んで…引き倒してみるわ。

「やっちゃっていいなら…遠慮なく!」
いちごたちの攻撃で動き鈍ってたら、
そのまま掴み持ち上げてからの…地面へ叩き付け!
「一方通行の愛じゃ…受け入れられないもの…ね!」



「これが噂の親玉?」
「カエルのボスは……鳥?」
 温泉経営の現地視察も視野に入れ始めた恋華荘の一行は、思わぬカタチのUDCを目の当たりにし、きょとんとしてしまっていた。
「あぁ、あれシャーマンズゴーストだ!」
 舞奈の頭の中で電球が光った。
 あれは猟兵になってからちらほらと見かけるようになったシャーマンズゴーストに他ならなかった。
 見た目こそそうだが、外見を模倣しているだけの可能性もある。
「おお、もしかして同士か! ささ、遠慮なく共にこの姿を謳歌しようぞ!」
「ええ!? いやぁ、ただ知ってるだけだし、その……」
 繁華街のスカウトかという位ぐいぐいくる大神霊にちょっと引き気味の舞奈。
「はあ? 何故こっちもマンゴーにならなきゃいけないの? マンゴーの脚で美脚って大変そうだし遠慮するわ」
 舞奈と大神霊の間に入って指を突き付ける桂花。
「脚に注目するとは。ヒトの少女よ……さては上級者か?」
「このマンゴー人の話聞いてるの!?」
 シャーマンズゴーストの話となると随分視野狭窄に陥るようだ。
「あの、桂花さん?」
 おずおずと声を掛けるいちご。
「なにいちご。このマンゴー、きっちりと話を付けてやらなきゃいけない気がするからちょっと待ってなさいよね!」
「マンゴーって……そんな果物みたいな言い方は何ですか」
「えっ」
 一瞬の間。
「え、待って。マンゴーっていうのアタシだけ……?」
「あぁ! シャー『マン』ズ『ゴー』ストだからだね! へぇ、そっかー」
「なるほど、ほどよく省略されていいですね、マンゴー」
「なにこのアタシがヘンみたいな流れは!?」
「良いと思うぞ、我」
「黙ってなさい元凶!!」
「こういうのをデジャブって言うのね……」
 どこかで見た展開に遠い目をするゆのかだった。
「とにかく……。シャーマンズゴースト……言いにくいし桂花さんの略称を借りるわ」
 マンゴー派は結構いるわよ、との声が聞こえるが、さておき。
「マンゴー自身は可愛いと思うのだけど……あれよね、マスコット的な可愛さではあって、なってみたいのとは別というか……ゆるきゃらになりたい訳じゃないし……」
 私たちはマンゴーになりたいわけじゃない、ときっぱり言い放つゆのか。
「残念だ。素質があったのだが、な」
「なんでそこでアタシを見るの?」
「こうなっては力尽くでもこの姿になってもらおうか!」
「分かり切ってはいたけど……戦うしか道はないもの……ね」
 返事代わりにシャーマンズゴーストの頭部と化した腕で一行に襲いかかる大神霊。
「手の届く範囲なら……受け止められるから!」
 自分が仲間たちを護るのだと飛び出すゆのか。
 灰燼拳を用い、噛みつかれないように衝撃を殺しながら受け流す。
「ナイスだよ、ゆのかさん! それにしても顔増やすって、ある意味急所増やしてるもんだけど、なんでわざわざそんな攻撃を……?」
「増えた方が美しかろう!」
 自己アピールだった。
「そこまでしてマンゴーを広めたいとは、ある意味関心しますが」
 カエルとの戦いでも活躍した『例の触手』で大神霊をがんじがらめにするいちご。
「そうしてしまえば『宣伝』もできませんよね」
「おおお……我が身体が何とも扇情的な事に……!」
「さぁ、皆さん、やっちゃってください!」
 戯れ言は無視して好機に湧く少女たち。
「やっちゃっていいなら……遠慮なく!」
 ゆのかは恐るべき力で大神霊を持ち上げ、
「一方通行の愛じゃ……受け入れられないもの……ね!」
 堅く尖った岩の上に宣言通り遠慮なく叩きつける。
 起き上がれないところを桂花は逃さず、赤い軌跡を残しながら目にも留まらぬ速度で斬り刻んでいく。
「ほら、舞奈もさっさとブチかましちゃいなさいよ!」
「了解だよ! あ、そういえば」
 思い出したようにくるりといちごの方に振り向く舞奈。
「温泉リゾートを参考にって、龍神温泉郷に日本の土建屋や重機ってやってこれるの?」「え、いや、重機とかは……どうでしょうねぇ……?」
 色々課題は多そうだ。
「とりあえず考えるのはマンゴーを倒してからにしなきゃだね!」
「はい。それでは私の魔法のステージ、行きますよ!」
「焼き鳥になっちゃえー!」
 いちごの具現化した雷の鳥、そして炎の魔力を漲らせた舞奈。
 放射される雷のブレスと大上段からのルーンソードの一撃が大神霊をこんがり仕上げていく――!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

河南・光
いや、何故って言われてもどー見てもシャーマンズゴーストだし。
シャーマンズゴーストは可愛いと思うけど、
じゃあ全人類犬になれ!って言われて、はいわかりましたー!とはならないよねっていう。
っていうかそもそもそんな一方的な愛はいらない。

とりあえず巨大蛙じゃなかった事に安堵しつつ
噛みつかれないように距離を取って戦いましょ
でもあれだけでかい図体なら、他の猟兵に気を取られてる状態なら
近距離からショットガンも有りよね。
ま、上手い事連携取って行くわ。

※アドリブ、連携OK


シーラ・フリュー
シャーマンズゴーストさんは可愛いですけれど…なりたいかと聞かれたら、そういう訳でもなく。
ですので、その重い愛には答えられません。ごめんなさい…。
犠牲者を出さない為にも…そして温泉リゾートの為にも、ここで大人しくなって頂きましょう…!

【SPD】判定
今回は後方で【目立たない】ように【スナイパー】で【援護射撃】しますね。
皆さんが攻撃しやすいようにサポートするつもりです。

まずは…足を狙ってバランスを崩すのを狙ってみます。
頭部が変形したら、そちらを優先して撃ちますね。
巨鳥は…どこを狙えばいいんでしょう…。翼…?頭部…?
いろいろ撃ってみて、効果がありそうな所を探ってみましょうか…?


壥・灰色
壊鍵、『撃殺式』
起動

メリケンサックに青白い魔術式が浮く
右手に「衝撃」を装填

ひととひとは、同じになれないように出来ている
同じことをし、同じ姿を模したときに一体感が得られるのは、「もともと相手と自分は違う存在だ」と識っているからだ
だからこそ重なった部分を愛でるように、ひとは出来ている

悲しいね、片思いが叶わないのはさ
でも、いくら片思いが実らないからって、無理矢理自分と同じにしようっていうのはいただけない
そんなのは愛じゃない、恋未満の押しつけに過ぎないよ

だから砕く
来世は、届くように愛を謳え

脚に籠めた衝撃を使用、閃光の如くステップ・イン
只一瞬の隙を突き、ただ一発の拳を叩き込み、激発
大神霊の討滅を狙う


カナ・リーアス
【心情】みんなその姿に変えられるなんて正直嫌なんたよー!そんな事になるまえにお前を倒すんだよー!
【作戦】仲間と連携。【威圧】、【衝撃波】、【だまし討ち】を利用して隙を作って【二回攻撃】を駆使したヒップドロップを敵に浴びせてやるんだよー!「お尻でドーンなんだよー!」敵の攻撃は【見切り】で対応するんだよー!
【アドリブ・絡みOK】


黛・夢乃丞
…なんだぁ、ありゃあ?
蛙の次はでっけぇおたまじゃくしか?
むしろ退化してねぇか?(口が悪い)

べっつにおまえが人間を愛そうがしったこっちゃねぇよ、
ただ俺は綺麗な姉崎ちゃんと混浴してぇだけだっつぅの、
さぁ、勝負といこうじゃねーか(なぎなた構え)
ハデに暴れてやらぁ!

■戦闘
自分からも果敢になぎなたで【なぎ払い】しつつ、
相手の攻撃には【武器受け】からの【カウンター】を

仲間が狙われたら【かばう】
また敵の災害撃にはUC【サイコキネシス】で洞窟にある岩や、あれば祭壇などを動かし敵の攻撃からの防御に使う
「ったくよぉ、こんな狭いところで変な技使うんじゃねーよてめぇ!」
怒れる悪妖狐

※アドリブ、絡み大歓迎!



「なんだぁ? 蛙の次はでっけぇおたまじゃくしか?」
 イキナリの夢乃丞の無礼にさすがの大神霊も憤慨する。
「失礼な! 我のどこがおたまじゃくしか!」
「何か黒いし、顔とか、なぁ?」
「言われてみるとどんどんおたまじゃくしに見えてきたんだよー!」
「だろ?」
 ムキー、と地団駄を踏む大神霊にシーラが話しかける。
「シャーマンズゴーストさんは可愛いですけれど……なりたいかと聞かれたら、そういう訳でもなく……」
「みんなその姿に変えられるなんて正直嫌なんたよー!」
「……そういう訳です」
 シーラが若干濁しながら言いたかった事をズバッと直球でブン投げるカナ。
「何故、何故そんなにも拒否するのだ! 可愛いと思うのだろう!?」
「何故って言われても……『じゃあ全人類犬になれ!』って言われて『はいわかりましたー!』とはならないわよね?」
 子供のように駄々をこねる大神霊に呆れながらもそれがどういう意味であり、否定する理由を丁寧に説明する光。
「ひととひとは、同じになれないように出来ている。同じことをし、同じ姿を模したときに一体感が得られるのは、『もともと相手と自分は違う存在だ』と識っているからだ」
 そうして重なった部分をひとは愛でるものだと灰色は語る。
 全人類を同一の集合体にするなど、それは最早ヒトとは呼べないだろうし、ただ唯一の個となった世界は果たして愛が存在し得るのだろうか。
「結局よ、べっつにおまえが人間を愛そうがしったこっちゃねぇんだよ」
 怒りを滲ませた眼を向ける夢乃丞。
「ただ俺は綺麗な姉ちゃんと混浴してぇだけだっつぅの」
「なんと……今この時よりも煩悩を優先するというのか!?」
「あぁ。おまえが勝負に勝ったらちょっとは話を聞いてやるよ、退化野郎」
「ならば……遠慮はいらんな!」
「来いよ! ハデに暴れてやらぁ!」
 見た目の割に素早い動きで夢乃丞に接近し、手に持ったこれまたシャーマンズゴースト型の杖を叩きつけてくる大神霊。
「遅ぇ!」
 同様に踏み込んでいた夢乃丞は大神霊と激突。
 衝突のエネルギーを逃がす回転の力を利用しながらなぎなたを払う。
 なぎなたの刃は大神霊の腹を捉える。
 が、手応えはいまいち浅く感じる。
「一方的な愛はいらないけど『これ』ならいくらでも差し上げるわ」
 両者がバチバチと殴り合う隙に、光はするりと大神霊の背後に回り込んでいた。
 突き付けるのはUDC用にカスタムされた散弾銃。
「む!?」
 爆発のような銃声が二度三度轟き、その度に空になったショットシェルがからころと可愛らしい音を立てて転がる。
 並の生物ならば霧状に吹き飛んでいても何ら不思議ではないが……。
 それは形を保ったまま痛みに悶えていた。
「ぐぅ……!」
「巨大蛙がボスじゃなかった事は安心したけれど、しぶとさは蛙以上ね」
「面妖な!」
 振り向きざまに腕を伸ばす大神霊だが、ヒットアンドウェイを意識していた光は既に数メートル後方へと離脱していた。
 大神霊は猟兵たちからの攻撃をくるくると忙しなく受け止めている。
 ロボット掃除機がその場で回転しているようなものと思うと愉快だ。
 反応速度は速いが、それは攻撃が平面方向にのみ限定されているから。
 ここは洞窟だし、空からの奇襲はない。
「お尻でドーンなんだよー!」
「何いいいいぃいぃ!!」
 と思うじゃん。
 大神霊は突如降ってきた何者かの下敷きになった。
「ナイス尻、カナ!」
「ありがとーなんだよー!」
 そう、カナだ。
 ごつごつとした天井があっても臆する事無く跳び上がり、天井を蹴り、目標……すなわち大神霊目掛けてお尻からの落下攻撃を繰り出したのだ。
 ヒップドロップと侮るなかれ。大神霊はちょっとしたクレーターの中心に沈んでいた。
「ぐぐ……少しは本気で相手をせねばならないか……」
「最初からそうすればいいんだよー」
「これは美学よ! ヒトよ、見習って我と神霊になるのだ」
「いやなんだよー」
 カナの至極真っ当なツッコミを払いのけると、大神霊は自らの体を炎で包み始めた。
「何か仕掛けるつもりね」
 光は射撃で牽制するが炎の勢いは強くなるばかり。
 やがて大神霊は燃え盛る巨鳥へとその姿を変貌させた。
 熱風を巻き起こしながら羽ばたき、ゆっくりと浮上する。
「あまり見せたくはなかったのだがな……。これぞ『大神霊巨鳥進化撃』! くらえぃ!!」
「顔はそのままなのかよ! ったくよぉ、こんな狭いところで変な技使うんじゃねーよてめぇ!」
 仲間たちに襲いかかる巨鳥の前に立ちはだかり、洞窟内の岩をサイコキネシスで引っぺがして盾としてぶつける夢乃丞。
「その程度、多少痛いかなくらいのものよ! ……ぬ?」
 飛来した岩を砕いた大神霊を迎えていたのは。
「ここで大人しくなって頂きます……」
「あ」
 小銃を構えた――伏せた状態でバイポッドを立て、サムホールストックの終端にしっかりと頬を載せつつスコープを覗くシーラだった。
 一回の射撃ごとに手動で排莢する必要がある機構ながら、手慣れた動作により一瞬のうちに両の翼、そして頭部を打ち抜いた。
 特に頭部が効いたのか、大神霊はよろりと姿勢を崩す。
「今です……!」
 シーラの合図に灰色が飛び出す。
「悲しいね、片思いが叶わないのはさ」
 脚に装填した『衝撃』を反動に跳躍。
「でも、いくら片思いが実らないからって、無理矢理自分と同じにしようっていうのはいただけない」
 そんなものは恋未満の押しつけだ。右手のメリケンサックが青白い軌跡を生む。
 大神霊の貌まで跳んだ灰色は拳を振るう。
 インパクト。
 破壊の音を聞きながら着地し、灰色は息を吐いた。
「来世は、届くように愛を謳え」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

チガヤ・シフレット
引き続き宗像十兵衛(f01419)と参加だ!

マンゴーマンゴー!
マンゴー、なかなかに可愛くて見た目は好きではあるがな!
すまないが、ぶっ飛ばさせてもらおう。
「私がマンゴーに? 面白いかもしれないが、可愛くなりすぎてしまうからな! お断りだっ。それよりも十兵衛の方が似合うんじゃないか?」

ガジェットを起動して、ガンガン攻めていこう。
敵の足止めなどを狙っての、援護射撃で十兵衛が攻撃しやすいように!
そして、こちらもフェイントなど混ぜながら、強烈に一撃を叩き込んでいくぞ。
妙な進化はお断り!
リゾートで思いっきり楽しむために、ここで吹っ飛んでくれ!


宗像・十兵衛
チガヤ(f04538)と組んでるぜ!

ボスはあのマンゴー野郎か!
よーし、ぶっ飛ばす!!
「シャーマンズゴーストに進化だってよ。チガヤ、なってみたいか?」
「オレはねーわ!マスコットみたいな姿になるのはクールじゃねーな!!」

クイックドロウを零距離射撃でガンガン撃ち込んでくぜ!
大神霊巨鳥状態になったらさすがに距離をとっての立ち回りにスイッチだぜ。
見た目がマンゴーでも油断はしねー。パワー勝負には乗らねーぜ!



 一連の話を聞いていた十兵衛が横に立つ相棒に問う。
「シャーマンズゴーストに進化だってよ。チガヤ、なってみたいか?」
「私がマンゴーに? 面白いかもしれないが、可愛くなりすぎてしまうからな! お断りだっ!!」
 全世界が嫉妬してしまうな、と肩をすくめるチガヤ。
「私よりも十兵衛の方が似合うんじゃないか?」
「オレはねーわ! マスコットみたいな姿になるのはクールじゃねーな!!」
「お互いに今がベストってわけだな!」
 盛大に笑うチガヤと十兵衛。
 一通り笑い、落ち着いたところで……墜落し炎の鳥から元のシャーマンズゴースト態に戻りつつある大神霊に向き直った。
「あのままだったらお近付きにはなりたくなかったが、今がチャンスってやつだな。いくぜ、チガヤ!」
「援護は任せろ。存分に暴れてこい、十兵衛!」
 言うや、卓越した脚力で大神霊に迫撃する。
「自分から焼き鳥になったところ悪いけどよ、炭になるまで燃やしてやるぜ!」
 熱線銃で中までじっくりローストすべく、トリガーを刻む。
 ダメージが蓄積しているためか、やや動きが緩慢な大神霊だが。
「そうは、させん!」
 しかし振るう打撃は一撃で意識を持って行かれかねない威力がある事を忘れてはならない。
「おっと、パワー勝負には乗らねーぜ!」
 ひらりと避ける十兵衛の更なる離脱を助けるために、チガヤはガジェットを多重起動。
 たまにチガヤにもよく分からないガジェットが喚び出される事があるが、いや、今回も例外ではないようだ。
「敵を狙って何かを押し込む。大体はそれでなんとかなる!」
「なるのか!」
「なった!」
 ガジェットをも言いくるめようという気概が功を奏したか、不思議なガジェットから放たれた強力な一撃が大神霊を襲った。
 全く動きが読めない攻撃に大神霊もうまく動けないようだ。
「チガヤのそのユーベルコード自体がフェイントみたいなものだよな」
「ま、結果良ければなんとやらだな!」
 勢い付いたチガヤと十兵衛はアンストッパブル。
「妙な進化はお断り! リゾートで思いっきり楽しむために、ここで吹っ飛んでくれ!」
「よーし、覚悟しろよマンゴー野郎!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。

「出たわねぇ、『大神霊』。いやさ邪神!
楽しい温泉ライフのために、ガーンと倒させていただくわよぉ」

ギターの代わりに、愛用の巨銃【20mm口径リボルバー・フリークスハンター】を、
【クイックドロウ4】で閃光の速さで構えてガーンと撃つ。銃(ガン)だけに。

敵が「噛みつき攻撃」を仕掛けてきたら、
【特殊弾】(銀弾頭)で、【吹き飛ばし16】。
近づけさせない。

「巨鳥進化」で飛ぼうとしたら、【ロケットワイヤーアンカー】を絡ませ、
味方の射線の真っただ中に、【怪力24】で引きずり落とす。
「今よ皆、トドメファイナル!」
味方と一緒に【2回攻撃12】&UCで集中砲火。
南無ー。


藤原・紫苑
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。「押し付けでマンゴー人間になど誰がなるか!それは愛ではなくエゴだ!」無理強いされる愛など排除する 。温泉地の平穏を守る為に仲間達と対峙。仲間が交戦している間に後方でパワード炬燵の武装をレーザー兵器に換装。【鎧無視攻撃、二回攻撃、フェイント】で操作している炬燵を三次元的に操りレーザー光線を照射して仲間を支援。連携攻撃では搭載ミサイル全砲門一斉射撃でとどめ。「パワードKОTATSUアームチェンジ…換装完了!行きます!」「MARKⅤの全武装解除ー自分達はお前の愛を否定する!くらえっ!」


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「自ら選び取れぬ進化に価値なし、ヒトが勝ち取った技術という名の進化を見せてやりましょう」

【POW】

方針:全武装一斉発射。前進しながらリロード、再度一斉発射。
技能:
(UC)一斉発射、スナイパー、メカニック、武器改造、防具改造
(UC2撃目)2回攻撃、早業、クイックドロウ

(UC)
「絶対防衛兵器KOTATSU起動、初号機スタンバイ」
「全武装接続確認、仕掛ける!」

(UC2撃目)
「リロード完了、微速前進。砲門開放、フルバースト」

(To:紫苑さん)
「余裕があるようなら、コタツ合体でもしますか。3台あればコタツは想いに応えてくれるはずです」


紅葉・智華
全世界サイボーグ連盟で参加
※アドリブ・連携歓迎

「望まぬ進化なんて、あっちゃいけない。それは私が一番わかってる。だから――屠るよ、大神霊」(感情の昂りによる口調崩れ)

紫苑(f10097)の換装までの【時間稼ぎ1】として【UC:紅眼の射手】と呼ばれた実力を見せつける。右手の04MVで【UC:支配者の弾丸】、左手のSirius[K's](鎧無視攻撃9)で【UC:連鎖する支配者の弾丸】の手数(2回攻撃4)で敵を抑え込む。(援護射撃3,戦闘知識4)
敵の攻撃や友軍の準備完了を【UC:虚構の神脳】で予測・把握(見切り3,第六感4)し、最後は【UC:カバリングアームズ】でも集中砲火する。
「迷わず、逝け」


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟と参加

「せっかく残った生身の部分まで変化させられるのはゴメンだ、失せろ鳥頭!」

【POW重点】

「クイックドロウ7」と「スナイパー7」を併用したアームドフォートによる連続砲撃で攻撃。
装備「F型衝撃波弾頭弾」を装填して「衝撃波2」による「吹き飛ばし1」の「属性攻撃7」を叩き込み、自由な行動を許さず仕留めにかかる。

常に味方のそばに居るよう心掛け、味方への攻撃は「見切り1」と「かばう2」で受け持ち、多少のダメージは「捨て身の一撃8」のために無視する。

「そのくだらん愛ごと……欠片も残さず、砕け散れ!」

絡み、アドリブ歓迎。



 多くの猟兵たちの活躍により、大神霊は明らかに弱りつつあった。
「押し付けでマンゴー人間になど誰がなるか! それは愛ではなくエゴだ!」
「せっかく残った生身の部分まで変化させられるのはゴメンだ、失せろ鳥頭!」
 大神霊の説く愛に、しかし全サ連の紫苑とエレクトゥスは声を荒げて拒絶する。
「望まぬ進化なんて、あっちゃいけない」
 表情こそあまり変えないが、奥歯を噛みしめて絞り出すように言葉を紡ぐ智華。
「だから――屠るよ、大神霊」
「私たちの答えはわかったかしらぁ、『大神霊』?」
 エージェント・アマガエルの掃討にも使用した二丁の火器を構える智華に並び、通常携行火器には使用しない20mm口径弾を装填する怪物めいた回転式拳銃を片手でずるりと引き出す修羅雪姫。
「いやさ邪神! 楽しい温泉ライフのために、ガーンと倒させていただくわよぉ」
「邪神? おお、この姿を邪なものと断じるとは……」
 いくつもの銃口の先に立つシャーマンズゴーストの姿をした自称大神霊は怯える様子など一切なく、憐れむような眼で猟兵たちを眺めていた。
「いや仕方がない。その姿では理解もできまいか」
 これ以上の荒事は避けたいのだが、と言いながら大神霊は杖を高く掲げると、猟兵たちの前につむじ風が舞い起こった。
 それは徐々に大きく、風力をも増し――やがて炎を纏った。
「荒っぽい事する気満々じゃないか!」
 縦横無尽に、言い換えれば無軌道で制御不能な動きを見せ襲い来る炎のつむじ風、いや小さな竜巻と呼べるくらい大きくなったそれをかわし、数度地面を転がる紫苑。
 今までの戦いから熱線砲では効果が薄いと判断。
「コタツの換装を行います!」
「わかった。それまでの時間を稼ぐよ」
「的確な判断です。手は出させませんから安心して換装作業に専念してください」
 智華とクネウスが紫苑の前に立ち塞がる。
「絶対防衛兵器KOTATSU起動、初号機スタンバイ」
 クネウスも、やはりどう見ても冬の定番暖房器具であるコタツを展開する。
 それはどういうシークエンスを経てそうなっているのか大変気になる変形を遂げ、人型ロボットと化した。
「合図は、不要ですね」
 クネウスの言葉に首肯する智華。
「全武装接続確認、仕掛ける!」
 クネウスが駆る拠点絶対防衛兵器KOTATSU――以下コタツ初号機と呼称――は前進しながら真正面より砲撃。
 いきなりの惜しみない全武装斉射で弾幕を張る。
「愚直さは嫌いではないが……それが全力なら降伏し、我が教団に下ると良い」
 ボロボロになっていようと命中弾の殆どを杖で防ぐだけの力は残しているらしい大神霊。ブラフのような強気を口にするが。
「正しく彼我の戦力差を測れないような組織には入りたくありませんね」
 その言葉の意味するところ、紅眼の射手(クリムゾン・シューター)・智華の正確無比な射撃の嵐が大神霊の防御を貫き、穿っていく。
「自ら選び取れぬ進化に価値なし。ヒトが勝ち取った技術という名の進化をこれからもっと見せてやりましょう」
「……っは! 先の兵器は囮、というわけか……」
「そんなことも分からねぇとはな。やっぱ鳥頭か!」
 気付いたところで自由は与えない。
 エレクトゥスは得物に『F型衝撃波弾頭弾』と呼ばれる特殊な弾薬を装填する。
 自身が扱うあらゆる火器に対応したそれは着弾すると衝撃波を放つ。
 面制圧に長けており、複数を展開すればまるで空間を牢獄のようにして相手の動きを大幅に阻害する事も可能だ。
「パワードKОTATSUアームチェンジ……換装完了! 行きます!」
 待ちわびた紫苑の声だ。
 智華たちは瞬間的に攻撃をやめると一斉に待避した。
「MARKⅤの全武装解除――自分達はお前の愛を否定する! くらえっ!」
「また訳のわからない兵器が……ぬう、この動きは!?」
 より強力な武装をマウントしたMARKⅤは、機動力からして先程のコタツとは別物と化していた。
 平面から三次元的な予測の付きにくい空間機動をとりながら大神霊に迫り、レーザーで焼却する。
「ぐああ……熱、光線か。ならば……我が最後の力を以て……裁きを下さん!」
 再び自ら炎を纏いはじめる大神霊。
 これまでにない、洞窟の岩肌が赤く輝く程の熱量に猟兵たちは緊張する。
「反省するのだ。そして今ならばまだ間に合う。我と――」
「おっとぉ、そうはさせないわよぉ!」
 巨躯がふわりと持ち上がるや否や、修羅雪姫は火薬の力で射出するアンカーを大神霊へと打ち込み、前進を絡め取る。
「何かと思えばこんなもの、すぐに焼き切って……」
「はあっ!」
「は? はああああ!?」
 クレーン車もかくやという程の当たるべからざる怪力で巨鳥を引き摺り落とした。
 落下の衝撃に土埃が舞う中、クネウスは素早く紫苑に承認を求める。
「紫苑さん、今こそコタツ合体を。3台あればコタツは想いに応えてくれるはずです」
「コタツ合体!」
 コタツ初号機はMARKⅤを含めた他コタツと合体する事により、最大最強の力を引き出す事ができるのだ!
「MARKⅤ、全システム権限を委譲します!」
「了解。絶対防衛兵器KOTATSU――暖房備品ファイナルフュージョン!」
 視界がクリアになると同時に大神霊の束縛も解け、身体に自由が戻る。
 だが行く先はただひとつ。
「今よ皆、トドメファイナル!」
「待――」
 修羅雪姫の号令に、一同は全ての火力を一点に集中させる。
 爆発、爆風、爆散、爆裂。
 ありとあらゆる猟兵の渾身の一撃が我先にと最早飛ぶ事のない鳥に殺到する。
「そのくだらん愛ごと……欠片も残さず、砕け散れ!」
 エレクトゥスの弾倉全てを撃ち切る狙撃に眉間を貫かれた大神霊は大きく吹き飛び、洞窟の奥に激突。
「ぐ……が……! 我は……ただ、ただ、な――」
 衝撃によるものか。大神霊の頭上が崩れ、大量の岩石が襲った。
 やがて一回り小さくなった洞窟。
 それが大神霊の墓標になった。
「迷わず、逝け」
 智華は少し軽くなった武装を下ろし、瞳を閉じた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『混浴温泉リゾートでのひとときを』

POW   :    水着を着てプールのように楽しめる温泉レジャー!スライダーとかありますよ!

SPD   :    水着なんて邪道!普通にのんびり露天の温泉でゆっくりしよう!混浴もあるよ!

WIZ   :    リゾートは温泉だけじゃない!海の幸に山の幸、美味しい料理も待っているぞ!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 多くの、そして強大な敵を打ち倒した猟兵たち。
 一切の被害を出さず、最良の形で仕事を終えたのだ。
 これから少しの間、存分に羽を伸ばしてもバチはあたらないだろう!

 贅を尽くした夢のような温泉リゾート施設。
 疲れを知らないきみは温水(温泉)プールで楽しく遊ぶもよし。
 癒やしとその他を求めて混浴露天風呂に身体を沈めてもよし。
 いや食こそ全てだと言わんばかりに胃袋を満足させるもよし。
 とにかく時間が許す限り存分に楽しもう。

 なお、温泉には男女別の浴室や露天もあるので念のため。
 そして他世界や人間以外の種族であっても一般客やスタッフにはきみ正体が露呈し、騒ぎになるような事はない。あれこれ都合の良い力が働くからね。
 
 ではあらためて、ようこそ温泉郷へ!
境・花世
綾(f01786)と

待望のビュッフェ!
お財布お財布……あれ?
もしや山で落とし、

床にくずおれる肩を叩く優しい掌に
神がいる!ヤドリガミさまさまだ!
真剣に拝みながらついてゆく

シャンデリアの煌き似合う美しい眸と、
ハラミステーキを掲げて乾杯しようと

? 赤ワインにする?

言われるまま素直に硝子の杯鳴らし
口に含めば濃厚な肉の脂と赤のコク
背景にぶわっと花びらを背負って
この歓びをきみに伝えたい

海老も平目も最高…さいこう……ウッ
早業で完璧に盛り付けた皿を堪能しつつ
眦に光るのは感動のなみだ
だって美味しくて、それに、

――綾が一緒なのが、うれしいから

ふわり笑う頬が染まるのは
ワインのせいか、それとも
答えはまだ知らないけれど


都槻・綾
f11024/かよさん

ふふ…混浴に行くと思ったでしょう?
ところが目的は豪華晩餐です
(天へ向けた独り言)

ではいざと思った所で
床に頽れて萎みかけた花と遭遇
涙目を見れば全てを把握
彼女の肩へ慈悲なる手を添え

ご馳走しますよ
美姫と美味と美酒の贅沢を堪能できるのですから
此方こそ恐悦至極

空腹を擽る鉄板焼きの香ばしさは
赤葡萄酒で乾杯

蕩ける牛脂をきゅっと渋みで締める赤
全身の細胞がざわりと歓喜するこのひと時

平目や海老には白の発泡酒を合わせましょうか

海鮮の塩気と酒精の甘やかな泡が堪らない

感激で涙を浮かべる彼女の
雫を掬うように眦へと指を伸ばす
染まる頬はまるで春色

私も嬉しいですよ
美味しい物を分かち合えるのって
素敵ですねぇ


壥・灰色
戦闘終了後、ばん、と音を響かせて消える

誰かが空を仰いだなら、見えたかも知れない
地に空に「衝撃」を炸裂させ、その反作用で跳んで
真っ先にリゾートに駆け戻らんとするおれの姿が

一応こっそり宿の外、目立たぬ所に降り立ってから、そこからは力は使わず走って、真っ先に向かうのはバイキングだ
ローストビーフ、ピザ、パスタ、寿司、新鮮な野菜のサラダ!
ああめくるめくグルメの祭典
無表情にほんの僅かな笑みを浮かべて、神ウェイターか? みたいな枚数の皿に山脈か? みたいな量の料理を盛って席に運ぶ

人の分か? 
ノー、おれの分だ

吸引力の変わらないただ一人の灰色
使った魔力分、食わなきゃ帳尻が合わないからね
……ああ、うまい、おかわり


チガヤ・シフレット
宗像・十兵衛(f01419)と参加だ

カエルもマンゴーも撃破!
さぁ、いよいよ遊ぶぞー!!
ということで、温泉も入っていい気分。あとは、美味いご馳走にありつくだけだな!

普段食はあまり意識しないが、ここぞとばかりにいただくとしよう!
肉、肉、肉……と、そんな感じであればいいのだが……!!(といいつつなんでもがっついて美味そうに食う)

「ん、十兵衛の食べてるそれ、うまそうだな? ちょっと、一口。一口だけくれないか?」
人の食べてるものとか美味しそうに見えるよなぁ。
「って、熱々っ!? んんん~~~!?」(涙目

デザートか!
ほぅ、十兵衛。なかなかに食べるじゃないか。
デブるなよ~デブるなよ~
お腹周りや胸周りに視線を


宗像・十兵衛
チガヤ(f04538)と組んでるぜ!

なんでもあるビュッフェにおいてあるたこ焼きってなんでつい食べちゃうんだろうな……。
明らかに腹が膨れるのに。豪華なメシを前にしてなぜ……。
なんつーか、ソースの匂いってヤバいよな。チガヤも欲しいのか?アッツアツだぜ?
なに、肉?あっちにサイコロステーキあったぜ!山盛り貰ってこようぜ!!(限りなく男子小学生のテンションで)

シメはデザートだよなー!
ケーキもいいけどアイスもいいよなぁー!!
は?デブになる?
な、なんねーし!!なんねーし!!
……なってねーよな?



●夢の楽園ビュッフェバイキング
 彼は空を駆けた。
 戦いを終えてなお衝撃を放ち空を舞い、地を駆ける灰色。
 彼が向かうは次の戦場か、それとも。
「……ここか」
 ビュッフェレストランでした。
 流れるように料金を払い、席を確保し、皿を取る。
 ローストビーフ、ピザ、パスタ、寿司、サラダ――。
 皿は一枚で十分か?
 そんなまさか。彼はその程度で満足しない。
 二枚、三枚、四枚。
 灰色はそれぞれに絶妙なバランスで肉を魚を、野菜を甘露を。
 次々と積み上げていく。
 見よ、灰色の顔を!
 ちょっとわかりにくいけどほんのり笑っている!
 楽しんでいるのだ。彼は、この状況を!
 人は聞いた。もしかして本職は神ウェイターですか、と。
「いいや、ただの客だ」
 人は聞いた。もしかしてこれからお友達とディナーパーティーですか、と。
「いいや、おれの分だ」
 あれは明らかに人が食せる量を凌駕してはいまいか。
 周囲の人々の不安は、灰色が着席した瞬間に驚きに変わった。
 食べている。すべてを。平らげていく。
 吸引。そう、吸引だ。吸引力の変わらない灰色だ。
 やがて全ての皿が。全てに満載されていた料理が消えていた。
 すごいものを見た。周囲の人々は彼の食欲にどこか勇気を得ていた。
 席を立つ勇者。まるで凱旋のようだ。
 彼は満足そうに呟いた。
「……ああ、うまかった。おかわり」

 温泉を存分に堪能し、身体もほっこほこになったところでチガヤと十兵衛が訪れたのは。「温泉のあとは美味いご馳走に限る!」
「ほどよく空腹感が出てきたところだ。本気出すぜー!」
 みんなだいすき夢の光景を顕現させたが如きビュッフェレストランだ。
 気合い十分にエントリーした二人は、何やら店内がざわついている事に気付いた。
「何かあったのか?」
「すんごい大食いが現れたらしいぜ」
 負けてはいられないと謎の対抗心に火が付いたチガヤと十兵衛は、早速料理の調達に向かった。
「ううむ。普段食はあまり意識しないが、皿の上が肉肉肉になってしまったな」
 チガヤは肉を中心に、目に付いた美味しそうなものをひょいひょいと取り、彼女の皿にはなかなかのカロリーマウンテンが形成されていた。
 山の威圧をモノともせず、チガヤはかなりのハイスピードで美味しそうに切り崩していく。
 一方の十兵衛は。
「ん、十兵衛の食べてるそれ、うまそうだな?」
「ああ、これ?」
 丸い一口サイズの食べ物をひょいぱくひょいぱく食べている。
 たこ焼きだ!
「他に豪華なメシがたくさん置いてあるのに、明らかに腹が膨れるのに、ビュッフェにおいてあるたこ焼きってなんでつい食べちゃうんだろうな……」
 恐らく罠である。
 ソースの匂いで空腹の狩人を誘い、胃を膨張させて「あれ、思ったより食えなかったな」状態を創り出す魔の丸いヤツ。それこそたこ焼きである。
 でも美味しいからね。仕方がないね。
「ちょっと、一口。一口だけくれないか?」
「チガヤも欲しいのか? アッツアツだぜ?」
 ニヤリと口角を上げながらチガヤにたこ焼きを差し出す十兵衛。
 それを一口でぱくり。
「あっ、だからアッツアツだって!」
「ふへ? ふぁ……んんん~~~!?」
 一見湯気も出ていないたこ焼き。きっと冷めているだろうとヤツらの隠蔽能力を侮ると口の中を業火で灼かれるのだ。
「おいおい、大丈夫かチガヤー」
 差し出された水を一息で飲み干すチガヤ。
「ぷはっ! 口から火炎放射という新機能に目覚めるところだった……」
 涙目のチガヤに仕方がないなぁ、と笑う十兵衛は悪魔的な考えが頭をよぎった。
「そうだ。さっきあっちにサイコロステーキあったぜ!」
「なに、サイコロステーキ!」
「ああ! 口直しに山盛り貰ってこようぜ!!」
「口直しの意味はさておき賛成だ。行くぞ、十兵衛!」
 再び戦士は立ち上がった。
 何かもうノリが男子小学生のそれだが、この際一向に構わない!
「お、デザートコーナーだ。シメはケーキか……いや、アイスもいいよなぁー!」
「ほぅ、デザートか!」
「随分迷わせてくれるぜ……あ、小さいパフェみたいなのもある!」
「十兵衛、デブるなよ~デブるなよ~」
「は? な、なんねーし!! なんねーし!!」
 と言いつつ、こっそり脇腹のあたりをつまむ十兵衛だった。

 戦いを終え、綾は勝利の美酒ならぬ混浴へと足を向け――。
「と思ったでしょう?」
 え?
「ふふ……ところが目的は豪華晩餐です」
 な、なんだと……!?
 なんて独りごちながらビュッフェレストランに到着した綾。
 低い垣根のようなもので仕切られているだけなので、中の賑々しい様子や豪勢な食事、食欲をそそる香りがダイレクトに伝わってくる。
「これは期待できますね。さて、料金は前払いで受付をしてから席に着く……おや?」
 綾はふと、入り口から外れた隅っこの方で両膝と両手を床に付き、とてつもなく沈んでいる女性の姿が目に入った。
(「あの人は……」)
 先の戦いで見かけた花世だ。
 ビュッフェ目当てに猛ダッシュで駆けつけびびびと戦い、戦闘が終了したら猛ダッシュで去って行った花世だ。
 そんな彼女はビュッフェにも入らずくずおれている。
 全てを察した綾はゆっくりと近付くと、花世の肩に優しく手を置き、
「ひぇ!?」
「ご馳走しますよ」
 魔法の言葉を囁いた。
「!!」
 絶望に蒼白く沈んだ顔はみるみる赤みを差し、やがて満面の笑みが咲いた。
「神がいる……!」
「ええ確かに、何を隠そう私はヤドリガミです」
「ヤドリガミさまさまだ!」
 平伏し、両手を合わせて拝み倒す花世。
「いつまでも地面に膝を付いたものではありませんよ、美しい方」
 差し出された手を取り、花世は立ち上がった。
 映画の様な光景に周囲からは拍手が起こった事は言うまでもない。
 ――さて。
 無事に入場し、各々料理を確保して窓際の席に座ったところで。
「では……美姫と美味と美酒に、乾杯」
 綾はワイングラスを手に、
「乾杯」
 花世はハラミステーキを掲げ。
 掲げ……。
「? 赤ワインにする?」
「まずはそうしましょうか」
 赤ワインが揺れるグラスを重ねる綾と花世。
 小さな硝子の鈴の音。口を少し湿らせて二人は地元産の高級和牛にありつく。
 口の中に入れ、噛みしめた途端に広がる脂という名の魔法。
 そこへ赤い雫を流し込めば――もはやその肉は神域に達した聖なる存在と化する。
「~!!」
 よほど美味だったのだろう。瞳を輝かせ、まるで背中から花畑でも飛び出しているかのような表情で綾を見つめる花世。
 同じ感動を分かち合うように綾は静かに頷いた。
「平目や海老には白の発泡酒を合わせましょうか」
 綾の通りに海鮮を味わってみると、これがまた奇跡のような融合を果たすのだ。
 美味しくて楽しくて。
 そして何よりも――。
「――あれ?」
 いつの間にか花世のまなじりからは涙がこぼれていた。
 こぼれた光を掬うように、花世の頬に手を添える綾。
「私も嬉しいですよ。美味しい物を分かち合えるのって素敵ですねぇ」
「素敵、だね」
 春は、手の届くところにあった。
 きっと。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「偶にはゆっくりお風呂に浸かりますか」

【SPD】:UCなし

露天の温泉でのんびりゆっくりしながら、潜水します(←アイコンが潜水用装備)。

「温泉の効能をフルに活用するために、『全身で浴びましょうか』」

呼吸器系も改造済みなので、潜水時間には自信があります。

「ふう。スッキリしました」

湯船から這い出る潜水用マスクを付けたエンジニア。
誰も入っていたことを認識していなかったが、『一般客やスタッフには正体が露呈し、騒ぎになるような事はない』はず。


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟から参加。

「温泉か……たまには戦いのことを忘れて湯治に励むのもいいかもな。」

【POW重点?】

ここはひとつ、素直に温泉を堪能することにしよう。
男湯で顔見知りや仲間が思い思いに楽しんでいるのを尻目に、ゆっくりと空を見上げてホッと一息ってな。

……ま、この機械の手足がある限りそうそう戦いを忘れるなんてできやしないがさ。
さて、残った左腕だけでもキッチリ温めて帰るとしますかね。

「ゆっくりじっくり楽しむのが、今日の誓約ってな」

あっヤバい、うっかり略式履行が……。

絡み、アドリブ歓迎



●どきどき男湯冒険譚
「温泉か……たまには戦いのことを忘れて湯治に励むのもいいかもな」
「そうですね、ゆっくりお風呂に浸かるとしますか」
 エレクトゥスとクネウスは、一度内湯で汗を流した後露天へと足を向けていた。
 広々とした露天スペースは、岩で形作られた大きな湯船やつぼ湯と呼ばれる一人用の壺型の風呂があったり、それよりもなによりも景色が美しく、否応にも心が躍る。
 幸い彼らが入った時間帯は貸し切り状態だった。
「これは重畳。存分に一息つけそうだな」
 早速湯に入るエレクトゥス。
 ゆったりと肩まで浸かり、空を見上げる。
 こうしていると一切合切を忘れてしまいそうになる。
「……ま、この手足がある限りそうそう戦いを忘れるなんてできやしないが、さ」
 機械化した右腕を湯から出し、太陽にかざすエレクトゥス。
 生身の四肢は左腕だけになってしまったが、いや、今はあれこれ考えるのはやめよう。
「ゆっくりじっくり楽しむのが、今日の『誓約』ってな」
 あらためて湯に身を任せ、息を吐く。
「そういえばクネウスはどこに……」
「呼びましたか?」
 独り言ちるや否や、エレクトゥスの目の前の湯が盛り上がった。
「な……!?」
 湯が完全に落ち、現れたのは顔面をごてごてとした……あきらかに潜水作業用ゴーグルとマスクを装着したクネウスだった。
「おまっ、そんなもの付けて一体何してるんだ!?」
「温泉の効能をフルに活用するために、『全身で浴び』ていたのですが」
「ずっと潜っていたのか……」
「呼吸器系も改造済みなので、潜水時間には自信がありますよ」
 そういう問題ではないのだが。
 エレクトゥスは制約を思い出し、ツッコミを放棄した。
「ふう。スッキリしました」
 マスクを解除したクネウスは、エレクトゥスにも潜水、もとい潜湯を勧めるがエレクトゥスは丁重にお断りした。
「念のために誰にも見られないように注意しろよ?」
「警戒は怠っていません。それに騒ぎになるような事はないはずです」
「そうかい」
「では私はもう一度『全身浴』をしてきます」
 再びマスクを装着したクネウスを見送ったエレクトゥスは、今の出来事を忘れるように制約の履行を目指すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黛・夢乃丞
【SPD】
混 浴 温 泉 だ !
(興奮&うっきうっきのわっくわっく)

水着?は?
それがは水浴びの時に着るものだろ?
風呂入るのに布が必要あるかってんだ。(堂々と混浴入浴)
綺麗な姉ちゃんいねぇかなっ、くっ、ふふ、ふっふっふ!(ご機嫌)

ついでに風呂で酒でも飲めねぇか?
温かい湯で身体を癒し、
綺麗な姉ちゃんで目の保養をし
美味しい酒で身体の芯を満たす…これぞ俺の追い求める極楽ってやつだぜ、なぁ!

(実際に女性がいたら)
「風呂では裸の付き合いってのが幸せだよなぁ!」
などと同意を求めたり。いなかったら
「…確か、あっちに女風呂が…!」
覗かないが聞き耳を立てる

※アドリブ、絡み、ネタ(お婆ちゃんしかいない等)大歓迎っ!


瀬戸・舞奈
【恋華荘】の皆と参加だよ。

あれ?なんで女湯じゃなくて混浴なの?今のタイミングだと一緒に戦った他の男性猟兵が入ってるけど、いちごさん女湯じゃなくていいの?
うーん、混浴側の露天かぁ。まぁ皆が言うなら仕方ないかな。

混浴だから流石にタオルは巻いておくよ。
っていうか、いちごさん達。元気で賑やかなのはいいけど、お風呂場で騒ぐのはどうかと思うよ?
(ゆのかさんが頑張って隠してくれるのでいちごさんの性別には気づかず、同性だと思ったまま)

あー、ほら。言わんこっちゃない。結構派手に倒れたように見えたけど、大丈夫?
しゃがみ込んでのぞき込むと、女の子の一番大事なところ丸見えになるね。まぁ同性の友人だから気にしないけど。


彩波・いちご
【恋華荘】で混浴に
舞奈さん私の事女だと思い込んだままなので…ごめんなさい
隠す必要特にないのに、何となく言えずに…
ともあれ、ゆのかさんのフォローで皆で一緒に行けるわけですが
私はタオルで体隠しつつ、舞奈さんの方はなるべく見ずに…
…って、桂花さん、あぶなっ?!
桂花さんに蹴られ、タオル外れそうになったところで、フォローに来たゆのかさんに押し倒される格好に
そこを大丈夫としゃがみこんで覗き込んだ舞奈さんの股間が目の前…ってあわわわわ、これはまずいのでは
ゆのかさんの温もり感じたり舞奈さんの股や桂花さんの脚を見たりで硬直して、しばらくお待ちください…

なんとか落ち着いて皆で入浴
温泉は本当にいい感じで安らぎます…


不知火・桂花
【恋華荘】と混浴

ええ混浴よ?
あっさり事実バラすのも面白くないし
多数決で露天の眺めに賛同したの♪

あ、脱衣所で左目の眼帯は外すわ
金色の魔眼用だけど肉抜き多めだし
封印っていうよりファッション?

タオル巻いて入る無粋もなし(要請次第で巻く)
自慢のスタイル…特に美脚は磨きたいしね

どうよいちご、このスラッと伸びた白い脚…♪
あ、ごめん当たっちゃった
ん?指先のコレ…いちごのタオル!?

ってゆのかさんが飛びついて舞奈さんの視線からガードしてるし…
なぁにいちご、今日は特にアツアツで役得じゃない♪(くすくす)
そんなの長く見てるとアタシも抱きつきたくなるわよ?
(湯面から高く突き出す妖艶なポーズで片脚を魅せていちごを煽る)


白銀・ゆのか
【恋華荘】の皆と参加。

流石にいちごちゃんをそのまま女湯に入れるわけにもいかないし…
「ろ、露天の方が見たくて…混浴がわの!
…一人じゃその、恥ずかしいから…」と、何も知らない舞奈さん丸め込もうと…
(赤信号皆で渡れば…理論)


時々さりげなく遮蔽になることで、ばれさせないように頑張るけど…
桂花さんの足に…いちごちゃんのタオル!?
「き、きゃあっ!?」(よろめく振りで体ごと使っていちごちゃんの男の子部分隠そうと!

「だ、大丈夫ですから、舞花さんも湯船に…ね?桂花さんも煽らないでぇ…!」
でないと隠してる下の違和感がっ…(真っ赤にもぞもじ…

うぅぅ、感触思い出して景色どころじゃないわよぅ…(もじ…


シーラ・フリュー
【SPD】露天風呂でゆっくりします(混浴OK・異性が居ても気にしない、羞恥心はあまり無いタイプ)

お仕事の後の露天風呂、癒されます…。疲れも取れて、羽も伸ばせる…最高ですね…。
…実は露天風呂は初めてだったんですけれど…景色を見ながら入る広いお風呂は、思った以上に良い物ですね…。
のぼせたりしない程度に、長時間ゆっくり入りたいです…。

お風呂に入りながらお酒を飲むとか、できるならやりたいですね。…ええと…以前本で読んで…その、一度やってみたかったんです…。
あぁ…あまり酔っぱらう気はないです。少しだけなら大丈夫です、節度は守りますので…。
周りによさげな方が居たら、一緒に飲むのもいいかもしれません…?


ヴィクトル・サリヴァン
無事退治も済んだ事だし温泉の時間だね。
…温泉初めてだけどまあ、周り見てればこの国での常識外れにはならないよねきっと。
タオルの使い方とか。

【SPD】
混浴でも男湯でも人が多い方にごー。
まず体を洗って汚れを落としてから。
湯を汚す訳にもいかないし石鹸付けてゆっくりごしごし。
そろりと湯に足をつけ、そっと全身を浸からせる。
肩まで浸かれば気の抜けた声が出ちゃいそう。
そして周りを見ればいい景色、これが風流…と納得したり。
出たくなくなりそう…いやいや、のぼせちゃうから名残惜しいけど程々にして離脱。
湯上りの着替えは…着易くていいね、この浴衣?
ここに海山の幸があるとか至れり尽くせりああ楽しみ。

※アドリブ絡み等お任せ



●こんよくおんせんのなぞ
 少し重い戸を開けると、眼前に広がる白。
 風が吹くとふわりと白は薄まり、やがて岩を並べた湯船と雄大な渓谷が視界いっぱいに広がった。
「わぁ……!」
 感嘆の声をあげたバスタオル姿の舞奈は、肌寒いのも忘れてしばしその光景に目を奪われていた。
「なんで女湯じゃなくて混浴なの? って思ったけど、これは納得だよ」
「そそ、そう! この混浴がわの景色がすごいって聞いて……。一人じゃその、恥ずかしいから……」
「見事な『眺め』でしょ? ね、いちご♪」
 舞奈の言葉に心臓が飛び出しそうになりながらも笑顔で応えるゆのかと、バスタオルや眼帯をも外してフルオープンアタック状態の桂花。
 そして。
「はは……」
 少し困ったような笑みを浮かべる、鎖骨のあたりから太ももまでがっちりとバスタオルでガードしたいちご。
 彼女たちはどうしても混浴温泉に入る必要があったのだ。何故なら。
(「だっていちごちゃんは」)
(「男の娘♪」)
(「ですからね……」)
 そう、いちごは一見美少女に見えるし、何なら温泉に向かう途中何度か観光客にナンパされかけるし、いややっぱりどう見ても女の子なのだが……男子なのだ。
 そしてこのメンバーの中でその事実を知らないのは舞奈のみ。
「今からでも謝って、私が男であることをきちんと話した方がいいのでは……」
「あっさりバラすのも面白くないでしょ。ハラくくりなさい、いちご」
「ここまで来たらもう女として通すしか……。サポートはするから」
 ごにょごにょと緊急作戦会議を行う3人だが。
「みんなどうしたの? かけ湯して早く温泉に入ろうよ」
 ここでまごついては舞奈に不信感を与えてしまう。
 もう自分は女だと思い込むしかない!
「そ、そうですね。そうしましょうか」
「……? いちごさん、前見ないと危ないよ?」
 とはいえ、舞奈のいる方はなるべく見ないようにする紳士ないちごだった。
 先に行ってるよ、と歩き出した舞奈に安堵しながら視線を上げると、何かが書いてある木の立て札が目に入った。
 どうやらこの温泉の効能が達筆な筆遣いで書かれているようだ。
「効能は、えーっと……肩こり、とか筋肉痛はもちろん、美肌効果もあるみたい……」
「美肌! いい響きね。このスラッと伸びた白い脚がますます磨かれてしまうわね♪」
 どうよいちご、といたずらっぽい視線を送りながら脚を高く掲げる桂花。
 しかし、確かにスラリと伸びたそのおみ足は長く、勢いあまって爪先がいちごの体に接触してしまった。
「あ、ごめん当たっちゃった」
「わ。桂花さん、あぶないですよっ!」
「そうね、気をつける……ん?」
 ふと、桂花は足先に何かが纏わりつくような感触を覚えた。
 なんだろうと思った時にはゆのかの慌てた声が桂花の耳朶を叩いていた。
「桂花さん、それ……!」
「え? ……あっ!」
 それが何かに気付き、脚を上げたままの体勢で固まる桂花。
 なんとそれはバスタオル。しかもいちごの体に巻いてあったものだ。
 何故って、いちごの肌面積がはらりはらりと広がっていくのだから間違いない。
「っていうか、いちごさん達。元気で賑やかなのはいいけど、お風呂場で騒ぐのはどうかと思うよ?」
 しまった! 騒ぎに気付いた舞奈が振り返ってしまう!
 このままではいちごのいちごがあらわに……!
「き、きゃあっ!?」
「ゆのかさん!?」
 あーっとゆのか選手、木桶と共に持っていた固形石鹸を足元に転がしそれに滑ってしまった体でいちごに向かって飛び込んだー!
 自分を隠してくれようとした行動だと理解するも、不安定な足場にいちごもまたバランスを失って二人仲良くくんずほぐれつのころころダイブを炸裂させた。
「い、いたた……」
「あー、ほら。言わんこっちゃない」
 仰向けになったいちごの上に、ゆのかがうつ伏せでぴったりと密着するような形で倒れている。
 両腕でいちごの胸を覆い、そしてお腹のあたりには……。
「ゆ、ゆのかさんだいじょう」
 顔を上げて「あんまり動かないで」と訴えているようなゆのかの視線に、いちごは慌てて目を閉じて硬直した。
 今の自分は岩……。今の自分は岩……。
「結構派手に倒れたように見えたけど、大丈夫?」
「あ、はい。ケガはない、みた……い」
 耳元から聞こえた舞奈の声に、思わずいちごは目を開いてそちらに首を向ける。
 迂闊だった。
 耳元で声がしたのだから絶対に目を開けてはいけなかったのだ。
 しゃがみ込んだ舞奈の脚の間には何も護るものはなくて……。
(「…………あわわわわわこれはまずいかなりまずいのでは」)
 いちごの頭はオーバーヒート寸前。
「だ、大丈夫ですから、舞花さんは先に湯船に……ね?」
「でもいちごさん、全然動かないんだけど」
「た、たまにはこういうスキンシップを……と……」
 ゆのかの苦しい言い訳が続く。
「なぁにいちご、今日は特にアツアツで役得じゃない♪ そんなのずっと見てたらアタシも抱きつきたくなるわよ?」
「桂花さんも煽らないでぇ……!」
「もー、満足したらおとなしくお湯につかろうね」
「「は、はい……」」
 ゆのかのナイスガッツと桂花の絶妙な話をズラすアクション、そして無闇に濃い湯気のおかげでいちごが男である事は奇跡的にバレず、一行はなんとか……一部は心労が溜まったものの、温泉を楽しんだようだった。

「混・浴・温・泉・だ!」
 横開きの戸をスパァンッ! と開け放つ夢乃丞。
 大股で歩きながらきょろきょろと辺りを見渡す。
「綺麗な姉ちゃんいねぇかなっ、くっ、ふふ、ふっふっふ!」
 こんなに育ちの良さそうな顔立ちなのに、どうしてこんなに残念コトに……。
「んん!?」
 何故かとてつもなく湯気が濃くて視界が悪いが、前方数メートル先、湯があると思われる場所に人影が。
 しかも湯気の奥に白い肌がちらりと見える。間違いないか。間違いないだろう。
 あの白さは男ではあるまい。
 だが焦りは禁物。しっかりとかけ湯をして、さも偶然を装って、
「くっふっふ! いやぁ、姉ちゃんひとり? 俺もなんだけど一緒に――」
 セオリーを無視して人影の隣にエントリーする夢乃丞。
 男らしくてカッコイイ……。
 のはいいとして、夢乃丞の動きがぴたりと止まった。
「えーっと。ごめんね、『姉ちゃん』じゃないんだ」
「く、く……」
 白い肌の正体。それは。
「クジラぁ!?」
「どっちかというとシャチかなあ」
 ほっこり暖まるシャチっぽいキマイラのヴィクトルだった。
「うん、実は女の子じゃなかったってオチはあるかなって思ってたんだぜ? 婆ちゃんしかいませんでしたー、とか。でもいや、うん。これはなぁ予想外ってかなぁ」
「さっきまで賑やかな女の子たちならいたみたいだよ」
「があああああああ!!」
 ダブルでショックを受ける夢乃丞。
 UDCとの戦闘よりも疲弊し、ようやく冷静になったようだ。
「よく見たらさっきの『おたまじゃくし野郎』と戦った時にいた」
「ヴィクトルだよ」
 あらためてお互い挨拶を交わし、肩を寄せ合って湯につかる夢乃丞とヴィクトル。
「こちとら必死に戦ったってのに、混浴に姉ちゃんひとり入ってないなんてひでぇ話だよなぁ」
「温泉は初めてだし、この国の文化も完全に把握していないけど、やっぱり恥ずかしいんじゃないかな」
「温かい湯で身体を癒し、綺麗な姉ちゃんで目の保養をし、美味しい酒で身体の芯を満たす……そういうもんだろ、なぁ!?」
「気持ちはわかるよ。でもほら、気の抜けた声を出しながら肩まで浸かって、ゆったりと景色を眺める……これが風流ってことなんじゃないかな」
 なんて話をしていると、女性用脱衣所の戸が開く音が聞こえた。
「おいまさか!」
 いやいや、そんなうまい話があるものか。
 今し方ガッカリしたばかりではないか。もう騙されな、
「……おや、先客がいましたか……」
 本物の美女、シーラだった。
 シーラが混浴風呂に入ってきたのだ。
「綺麗な姉ちゃんだああああああああ!!」
「その声は夢乃丞さんですか」
「しかも知り合いだったぁ!! って、さっき会ったシーラか!」
 まぁまぁ遠慮無く、と隣の湯面をちゃぷちゃぷ叩く夢乃丞。
「風呂では裸の付き合いってのが幸せだよなぁ!」
「……裸の付き合いの良し悪しは、よくわかりませんが……」
 そう前置きしながらシーラは湯に身体を沈める。
「実は露天風呂は初めてだったんですけれど……景色を見ながら入る広いお風呂は、思った以上に良い物ですね……」
 全く臆する事のないシーラにヴィクトルは「こんな子もいるんだなあ」と関心するやら困惑するやら。
「それで、ですね」
 シーラは少し恥ずかしそうに、いやこれ以上の何が恥ずかしいのか。
 とにかくちょっとだけ言葉に詰まりながらやりたい事があるのだと言った。
「お風呂に入りながらお酒を飲むとか、できるならやりたいですね。……ええと……以前本で読んで……その……」
「こんな綺麗な姉ちゃんと気が合うだなんて! 俺もちょうど酒が飲みてぇと思ってたところなんだよ!」
「それはよかったです。しかし……どこから持ってきたら……」
 思案するシーラにヴィクトルが胸を叩いた。
「それなら心当たりがあるから持ってくるよ。実はバーのマスターをやってるから、美味しいお酒の飲み方も教えるよ」
「最高じゃねぇか!」
「思ってもみない幸運ですね……。ではお願いしても?」
「任せて」
 不思議な縁に巡り会った三人は、のぼせないように気をつけながら温泉とお酒を心ゆくまで楽しんだのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

河南・光
ふぅ、ようやく温泉ね。

あ、混浴だけだと思ってたら、男女別もあるのね。
んじゃ私は女湯の露天風呂でゆっくりしようかしら。
やっぱ水着着て温泉入るのは若干抵抗があるしね。

……大丈夫だとは思うけど、一応手の届く距離に桶も確保しておこうかな。
覗き撃退用に。
何事も無ければそのままゆっくり温まるだけだけど
世の中意外と『混浴など邪道!覗きこそ男のロマンだ!』みたいな人もいるみたいだしね。
いやはや、私には理解できないわー。

アドリブ・絡みOK


河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。
他旅団の猟兵とも交流希望。

SPD
水着なんて邪道! 普通に露天の温泉でゆっくりしよう!

『大神霊』も退治したし、安心して温泉に入られるわぁ。
さっそく露天に……。え、混浴?
それはちょっと、遠慮しておくわぁ。
だって、花も恥じらう17歳乙女だもの。
(来月高校卒業予定の修羅雪姫。一足早い卒業旅行気分である)

露天湯に体を沈める。
タプンと胸が湯面に浮かぶ。
「あぁ、肩が軽くなって、いい気持ちィ♪」

全サ連女子部や、他の絡み希望の女性猟兵とキャッキャ・ウフフを楽しむ。
主に胸のサイズの話とか……。
セクハラで訴えられないレベルで、
ボディタッチしたりされたりして存分に楽しむ。


紅葉・智華
全世界サイボーグ連盟で参加
※アドリブ・絡み歓迎

【方針:SPD】

「さて、此処の湯の効能ってこの身体は大丈夫なのかな……(【UC:虚構の神脳(SPD)】で成分分析)……うぇ、大丈夫なの……いいんだけどさ……本当にこの身体何でてきてるの……? はっ……で、であります」
大分油断して口調は素になってる。
とりあえず、普段は真水なら錆びない事は判明してたから真水シャワー(温い)だったけど、ゆっくり湯に浸かろうかな。

「ふぅ……いい湯だな……今度、華織(実妹)と再会できたら……いつか、きっと……。……また来ようかな……」
等と口にしながらぼーっとしたり。……あ。混浴はNGでありますよ?


藤原・紫苑
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。
SPD混浴はスルーして女湯へ。アドリブ・絡み歓迎。

戦いのあとの温泉、しかも仲間達と!テンションが静かに上がります。
「自分はまだ成長期だから…」団長や智華お姉ちゃんの姿に自分の胸元などを見て凹みつつ、体を洗ったあと二人の髪や背中など流そうか提案。
その後湯に浸かります。

「いい湯ですね!自分、仲間と一緒に来たのは初めてです!」
二人に嬉しげに近づいて子供っぽい自分との違いに目をキラキラさせつつ一緒に温まります。リラックスしてるし女子しかいないので二人には甘えます。団長の女子トークには真面目に、スキンシップには赤面しつつこっちも触り返します!


フィン・クランケット
スフィーエさん(f08782)と!
ふぇー、頑張りましたぁ
温泉でゆっくりお疲れ様会しましょう♪

戦いの汗を洗い流しましょう、あ、お背中お流ししますよぅ♪
わっしゃわっしゃ、よーく泡立ててしっかり丁寧に
スフィーエさんは細くていいですねぇ、うらやましいですー
いえいえ、私なんてそんなそんな…なんて雑談しつつ
自分ツッコミに、あははと笑い声

お互いに流し終えたらゆっくり湯船に浸かりましょう
はふぅ、しみるぅ〜
んーっ、すーっごく気持ちいいですねぇ…溶けちゃいそう〜(ぷくく)
お酒までなんて、んふふ、これぞ贅沢…って、あらまっ!
そんなお気遣いありがとうございます〜、とっても嬉しいです!
はいな、それじゃあ、かんぱーい♪


スフィーエ・シエルフィート
・SPD
今回もフィン(f00295)くんとだよ
フィンさんフィエさんの、ゆったりのんびり温泉シーンさ

減った寿命を温泉で補わないと
これぞ正に命の洗濯、ちょっと違うか

女同士の裸の付き合いってのも悪くないね
羽の色も温泉カラーに染まってしまいそうだ(※気分で羽の色が変わる設定です)
おや背中を流してくれるのかい? 嬉しいね、後で私もやろう
フィンくんこそ綺麗な肌だ。これは良い湯煙美人エルフ…って、オヤジか私は

湯舟に入ったらちょいと温めた清酒でも一杯やろう
あんまり良くないかもしれないが、ちょっとした遅れた誕生日プレゼントさ
君の瞳に乾杯、ってね …ちょっとクサいかな?
でも偶には良いだろうさ


ヴィクトリア・アイニッヒ
のんびり露天温泉を楽しむ。女湯で身体を癒す。
混浴? …それは、ちょっと。男性の方に肌を晒すのは、恥ずかしいので。

白い肌を湯に沈め、リラックス。
こうして様々な趣向を凝らした湯、というのはなかなか素晴らしいですね。
この世界の、娯楽文化の真髄を垣間見た気分です…はぁ、温かい…
色々怪しい、という声も聞こえないでもないですけど、今はこの時間を楽しみませんと。

…そう言えば、食事もなかなかに豪華らしいですね。
調理技術など、出来るだけ舌で感じて目で盗み、覚えていければと思います。
同居している子達が、この世界の出身と聞いていますから、ね。

・アドリブ、連携、お任せします
・湯を楽しむ美人なお姉さんは好きですか?



●その頃の女湯
「ふぇー、頑張りましたぁ~♪ スフィーエさんお疲れ様です!」
「お疲れ様、フィンさん。減った寿命の分、しっかり補わないと」
 からからと浴場の戸を開け、こんこんと湧く湯ともくもく漂う湯気に目を細めるフィンとスフィーエ。
 大人数が一度に温泉に殺到しても問題ないように湯舟は広く、そして洗い場も数えるのが面倒になるくらい設置してあった。
 そのうちの二つ、隣り合わせの洗い場に腰を下ろす二人。
「いやぁ、広いお風呂ですねぇ。あ、お背中お流ししますよぅ♪」
「おや、それは嬉しいね。ではお願いしようか」
「はーい。それじゃこちらに背中を向けてくださいねー」
 備え付けのなんだか良い香りのするボディソープをわっしゃわっしゃと泡立てるフィン。
 きめ細やかな泡を作り出すと、それを暖かいタオルと共にスフィーエの背中へ。
「スフィーエさんは細くていいですねぇ、うらやましいですー」
「そうかい?」
 優しく背中をこすりながら率直な感想が口から出る。
 すると、急に振り向いたスフィーエがフィンの手を取り、まじまじと見つめた。
「フィンくんこそ綺麗な肌だ」
「いえいえ、私なんてそんなそんな……」
「これは良い湯煙美人エルフ……オヤジか、私は」
「後半、目つきがアブラっぽかったですよぉ?」
「はは、今度は私がフィンくんの背中を流そう」
「ええっ、まだスフィーエさんの背中の泡流してないですよぉ!?」
 くるくる楽しそうにまわる二人は、仲良く背中を流し合うのだった。

「さて、此処の湯の効能ってこの身体は大丈夫なのかな……」
 やっぱりどうしても気になる智華は、温泉の成分分析を行う事にした。
 弾き出された結果は、智華の機械化した身体には何の影響もない。むしろいい感じになりそうなもの……とのこと。
「うぇ、大丈夫なの……いいんだけどさ……本当にこの身体何でてきてるの……?」
 どう見ても金属なのだが、そうではないのだろうか。
 本物の手足のように自由に動く義手義足の謎テクノロジーに疑惑の目を向ける智華。
「智華お姉ちゃん、何か気になることでも?」
「はっ……で、であります」
 紫苑の声に素の口調を正す智華。
「さあさあ、そんな難しい顔しないでゆっくりしましょぉ♪」
 脱衣所から出てきた修羅雪姫のプロポーションに今度は紫苑が表情をこわばらせた。
 普段の戦闘用ラバースーツからしても破壊力は抜群だが、こうして裸体となるとなんだろう。こう、輝く恒星とその辺の惑星の衛星ほどの差を見せつけられては宇宙の深淵を覗いてしまったような気分になって……。
「自分はまだ成長期だから……」
 瞳のハイライトを失しないながらそう呟く他ない紫苑だった。
「気にしなくても大丈夫よ、紫苑さん。すぐに大きくなるから……ねぇ?」
「自分、あと3年くらいで団長のように成長できるとは思えないのですが……」
「それを言ったらこの三人の中で一番年上の私の立場がないであります……」
 持つ者と持たざる者。
 圧倒的格差はそうそう埋まるまい。
「それならぁ、こうすれば……♪」
 修羅雪姫は機敏な脚捌きで紫苑の背後に回り込むと、両手を優しく紫苑の胸にあてがい、ふにふにとマッサージしだした。
「だ、団長!?」
「毎日こうしていれば血行がよくなって、すぐに大きくなるんじゃなぁい?」
「逆にカロリーを消費して小さくなるという説もあるでありますね」
「な……!?」
 なんという事だ。では一体どうすれば――いや待てよ。
 今の智華の話に脳内に電流が奔る紫苑。
「団長、背中流しましょうか?」
「そうねぇ、紫苑さんからの折角の申し出だし、お願いしようかしらぁ」
 掛かった!
 背中を流すと見せかけて修羅雪姫の胸を刺激し続ければ、小さくなり続けやがて自分よりも小さくなるのではないか。
 様々な考えが渦巻く背中流しは一体どこへ向かうのだろうか。

「はふぅ、しみるぅ〜。気持ちよくて溶けちゃいそう〜」
 露天風呂に身体を沈めたフィンは、そのままずるずると口のあたりまでお湯に埋まり、ぷくくと小さな泡を浮かべた。
「まったくだね。私の羽の色も温泉カラーに染まってしまいそうだ」
 オラトリオの象徴たる羽の色がすーっと変化していくスフィーエ。
「そうそうフィンくん、溶けている場合ではないよ」
「ふぇ?」
 こういったものを用意したよ、とスフィーエが取り出したのはガラスのとっくり。
 ほんのり暖めた清酒が入っているようだ。
「お酒までなんて、んふふ、これぞ贅沢ですねぇ」
「ちょっとした遅れた誕生日プレゼントさ。君の瞳に乾杯、ってね」
「あらまっ! そんなお気遣いありがとうございます〜、とっても嬉しいです!」
 お互い杯をかつんと合わせ、きゅっといただく。
「ん~、最高のひとときですねぇ」
「楽しそうですね」
 同じようにお湯に浸かっていたヴィクトリアが微笑みながら声をかける。
「お騒がせして申し訳ないね」
「いえいえ。温泉にお酒……この世界の、娯楽文化の真髄を垣間見た気分です……」
 実際にこうやって温泉に入るまではとある影響により「実はやっぱり怪しい施設なのでは?」とほんの少し考えていたが、それはすぐに瓦解、融解した。
「露天のお湯だけでなく、様々な趣向を凝らした湯、というのはなかなか素晴らしいですね」
「ジャグジーとか薬湯ね。電気風呂なんかもあったかしら」
 脚から静かに湯に入り、会話に加わる光。
「楽しんでもらえているなら、どことなく嬉しいわね」
「光さんはこの世界の方でしたか」
 ヴィクトリアの身体と心を休めながらも興味が尽きない様子に、光も少し饒舌になる。
 温泉豆知識のようなものを披露すると、フィンやスフィーエも混ざってそれぞれの世界のお風呂事情なんかにも話が広がっていった。
「面白そうな話をしているわねぇ」
 お邪魔してもいいかしら、と後から露天風呂にやって来た修羅雪姫たちも輪に入る。
「大集合でありますね。そういえば今更ながら、河原崎さんは混浴には行かなかったのでありますね?」
「混浴? それは遠慮するわぁ。だって、花も恥じらう17歳乙女だもの。あぁ、肩が軽くなって、いい気持ちィ♪」
「17歳……にしては、こう、すごいわね」
 光は湯に浮かぶ修羅雪姫の二つの球体に釘付けになっていた。
「うふふ。光さん、だっけ? 少しお話しましょう? 主に胸の――」
「え、遠慮しておくわ」
 異様なプレッシャーを感じ、光は目を逸らした。
「それにしてもいい湯ですね! 自分、仲間と一緒に来たのは初めてです!」
「仲の良い人同士で、あるいはこうしてついさっきまで他人だった人たちと一緒に……。温泉は人と人を結びつける不思議な力があるのですね」
 ヴィクトリアの言葉に、
「……華織と再会できたら……いつか、きっと……。……また来ようかな……」
 智華は妹の事を思い出して目を閉じた。
「そういえば光さん、先程から桶を気にしているようですが……」
「これ? これは念のための覗き撃退用として、ね」
「覗き撃退用とは穏やかではないね」
「あまり警戒はしたくないのだけれどね。世の中意外と『混浴など邪道! 覗きこそ男のロマンだ!』みたいな人もいるみたいだし」
「撃退アイテム、需要ありそうですねぇ」
 フィンは商人心に火が付いた!
 ヴィクトリアは思い出したように手を叩いた。
「この施設はお風呂だけでなく、食事もなかなかに豪華らしいですね」
「そうねぇ。皆まだなら、これから一緒にどうかしらぁ?」
 全員口々に同意の言葉を発した。
「楽しみですね。調理技術など、出来るだけ舌で感じて目で盗み、覚えていければと思います」
「調理技術、ですか?」
 首を傾げる紫苑に、首肯するヴィクトリア。
「同居している子達が、この世界の出身と聞いていますから、ね」
 少しでも味を近付ける事ができれば。
 そんな優しさに心までほっこりと暖まる一行だった。
「それじゃ、さっそく皆さんでディナーに行きましょ~♪」
 賑やかな女子会はまだまだ続きそうだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月19日


挿絵イラスト