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銀河帝国攻略戦⑧~帝国艦を破壊せよ

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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 猟兵達の活躍により、戦線は進み『解放軍』は無事に終結、カイザー・レイもまた破壊された為、銀河帝国は帝国大要塞『エンペラーズマインド』を最終防衛ラインとする、強固な防衛ラインを用意して『解放軍』を迎え撃とうという行動に出ていた。
「いやはや、おかげさまでいい感じに押し込んでますね。このままの勢いで状況を進めていきましょう」
 戦況を確認しながら、ウインド・ノーワルド(自称ドクター・f09121)は次なる状況の説明を開始する。
「次の目的は銀河帝国の大要塞『エンペラーズマインド』の突破。解放軍の戦力は防衛戦力を凌駕してますが、残念ながら解放軍の大本は民間人。こういう大規模な艦隊船の経験はねーんですよね」
 だからこそ、『エンペラーズマインド』防衛艦隊との開戦直後は、混乱の為に充分な戦闘を行えず、かなり大きな被害を出してしまう事が予測されている。
「混乱さえしなければ戦線を押し上げられますが、下手に被害を受ければ戦線から離脱しちまうスペースシップもいるでしょう」
 難しい問題だ。つい先日まで民間人だったものに死ぬまで戦えなど言えるはずもない。
「だからこそ、こちらの仕事としては『解放軍』のスペースシップを狙う帝国艦隊の前衛部隊をぶちのめして援護する事。要は士気を高めるために敵の出足を挫いちまおうっつー話ですね」
 帝国艦隊としても、前線が崩されてしまえば一気に崩れていく。だからこそ、敵の前衛艦を落とすべし、というのが目的となった。「で、今回こっちが対応する戦闘区画はこちらです」
 表示された宙域には大型艦を中心に、周囲に護衛艦がいくつも見える統率の取れた艦隊が見える。この艦隊を正面から叩き潰すのは少々骨が折れそうだ。
「あ、やっぱり思いますよね。ですが、この艦隊は中心の大型艦にいる指揮官によって統率されています。だから頭を潰しちまえば後は解放軍の戦力で圧倒が可能ってことです」
 作戦概要としては敵の大型艦に転移。そのまま内部を制圧して船を落とすことが最も簡単な方法であるとウインドは予知していた。「ですが。ここでも一つ障害がありまして、内部から船を落とすにしても中枢区画の前には人造生命体『マンティコア』も存在が見えてます。これを突破しちまえば後は何とでもなります」
 人造生命体『マンティコア』。極秘裏に開発された生物型のウォーマシンであり、銀河帝国の兵器でもある強敵だ。
 だが、戦線突破の為にここで足踏みをする必要もない。
「皆さんなら何とでもなるでしょう。今度はこっちが銀河帝国の船を落とす番です。さぁ、行きますよぉー!」
 ウインドが説明を終えると意気揚々と転移の準備を整える。
 転移した先は宇宙線の内部。さぁ、この戦いも乗り越えるとしよう。


トビカゼ
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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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 戦争シナリオの2つ目です。今度はこっちが船を落としに行ってしまいましょう。
 皆さまのご参加お待ちしております。
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第1章 ボス戦 『人造生命体『マンティコア』』

POW   :    不可視の牙
【真空刃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    獣の雄叫び
【凄まじい大音量の咆哮 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    猛毒の棘
【蠍の尾 】を向けた対象に、【蠍の尾から放たれる針と猛毒】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフルーネ・フローライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

イモータル・ボンバー
※読み易さ重視の為に普通の言葉で書いてますが、キャラは基本的に胡散臭いカタカナ言葉で喋ります。

【POW】
ヒャッハァ! 今度はこっちからガンッガンッに攻めていけるってわけだな?
いいねぇ。敵の艦なら気兼ねなくどんどん爆破できるってもんだ。
守っている兵器ごと、派手に吹っ飛ばしてやろうじゃねぇか。

マンティコアは真空波を飛ばしてくるみたいだが、食らっても倒れなきゃ問題ねぇ!
傷を負おうと突っ込んで、【捨て身の一撃】での【発破】を叩き込んでやるぜ!

「ヘイ! イカシタ攻撃ダナ! オ礼ニコイツヲ食ラッテ逝キナ! ボンッッッッバァァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

(アドリブ、絡みも歓迎です)


黒木・摩那
【WIZ】

帝国艦隊をぶちのめす、というのはいい響きね。
殴りこみに行くという発想も気に入りました。
ぜひ参加させてもらいます。

敵は人造生命体で、ウォーマシンということで
頑丈なことは疑う余地はないですね。

ここは範囲攻撃なUC「風舞雷花」を使います(属性攻撃)。
相手はマシンですから、高電圧でプレシャーをかけ続けます。
傷が増えれば、その分電気も伝わって、誤動作も増えそうですし。

早く頭を潰して、次に行きましょう。


竜石堂・はつら
うおー、戦争です!
宇宙船のピカピカした感じは楽しいですがそれどころではありませんね
はつらさん頑張って鬨の声を上げつつ突撃したいと思いますっ
マンティコアさんを倒して船をボカンとしましょう!

マンティコアさんを見つけたら
ニコニコぺたぺたと無造作にすら見えるように近付いていきます
そう見えつつもこれが自然体で良い感じですので、どんな動作も即座に起こせるのです、えっへん!
それで不可視の牙が来たら残像でかわしつつ、壁を蹴って三角飛びをします
そしてはつらさんブレイドを抜いて大上段で剣刃一閃を叩き込みましょう

あ、雄叫びをあげるの忘れてしまっていましたっ
まあとにかく、宇宙船の制圧も近いですねっ、頑張りましょう!



 猟兵達が乗り込んだ宇宙戦艦。その一角、コアマシンの存在する区画の壁が突如として爆風によって吹き飛ばされた。
「ヒャッハァ! 今度コッチカラガンッガンッニ攻メテイケルッテワケダナ?」
 吹き飛んだ壁の反対側から飛び込んできたイモータル・ボンバー(爆発スルゾ!・f13831)の視界に、コアマシンの護衛を行う『マンティコア』の姿が目に入った。
 麗しい見た目だが、人造生命体であるそれは無機質な顔を猟兵達に向けて戦闘の構えを取る。
「帝国艦隊に殴り込み、良いわねこの発想。実際おあつらえ向きに吹き飛ばしてくれてるし」
 イモータルの壊した壁からゆっくりと現れた黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)は満足そうに笑う。直接船と戦う時と違う趣があるという物だ。
 相手も人造生命体で、ウォーマシンであるならば頑丈なことは疑う余地もない。
「油断なしだけど、壊し甲斐はあるわね」
「イエス! 派手二吹ッツ飛バシテヤロウゼェ!」
 二人が戦闘の構えを取ると、それよりも後方から駆け抜けた
「うおー、戦争です! はつらさん頑張っちゃいます!」
 少し遅れはしたが、竜石堂・はつら(どこかのはつらさん・f01374)が少々気の抜けた可愛らしい突撃号令を出してマンティコアへニコニコしながら近づいていく・
「ヘイ! 危ネェゼ!」
「いや……」
 流石に見かねたイモータルが助けに入ろうとするが、摩那がそれを静止した。一見何も構えていないようには見えるが、あれこそが彼女にとっての自然体。つまりあの状態からどんな動作にもつなげるのが彼女の型なのだ。
 接近してきたはつらの見て、マンティコアはただ倒すべき敵と思ったか、即座にその爪を振り抜く。鋭い斬撃が真空の刃と化し、周囲一帯を薙ぎ払う。
「よっ……っと!」
 だが、はつらはその斬撃に合わせて勢いよく天井に向けて飛び上がる。マンティコアの視界がはつらを追おうとするが、彼女にだけ意識を向けられる場ではない。
「励起。昇圧、帯電を確認。敵味方識別良し……散開!」
 摩那の構えた武器が、七色の花弁に転じたかと思えば、それは無数の花弁となって空間を舞い踊る。無論、ただの花弁ではなく、高電圧を帯びた花弁はマンティコアの周囲に吹雪いたかと思えば高圧電流の嵐となり、凄まじい雷撃がマンティコアを襲う。
「帯電展開。継続照射……!」
 強烈な一撃を浴びせた後、花弁は踊るように展開を変えるとマンティコアの動きを制限するように放電を続けていく。
 その行動を厄介と認識したのか、再び周囲を薙ぎ払うようにマンティコアが爪を振るえば真空の刃が再び周囲に広がりだす。
「……っ!」
 風舞雷花を展開したままで、回避できる攻撃ではない。だが、その攻撃は摩那には届かない。
「ヘイ! イカシタ攻撃ダナ!」
 攻撃を一切意に介さず、突撃したイモータルが盾となり摩那への一撃を防いでいた。故にマンティコアにかけられる高圧電流によるプレッシャーは解除されず、思うままに動けてはいない。
「そこですよー!」
 はつらの叫びと共に、天井の壁を蹴り抜いたはつらが構えた刀を大上段から勢いよく振り下ろす。
 速度と勢いの乗った単純な一撃がマンティコアに叩き込まれ、その体に大きく裂傷を刻む。
「っとう! って、イモータルさん!?」
「ソコニイタラ、吹ッ飛ブゼ!」
 はつらの一撃に続くように、イモータルが片手に爆弾を構えて突進してきた。流石にこれに巻き込まれたくはない、はつらが慌てて距離を取ると同時にイモータルは爆弾をマンティコアの胴に叩きつける。
「オ礼ニコイツヲ食ラッテ逝キナ! ボンッッッッバァァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
 凄まじい爆裂がマンティコアごと周囲の区画の壁ごとまとめて吹き飛ばす。
「マダマダッテカ」
「そのようです、潰して次に行きたいところですが」
 大きなダメージは負ったようだが、まだまだトドメに放っていない。
「あ、雄たけび忘れてました」
 思い出したかのようなはつらをさておき、一気に流れを掴んだ猟兵達が動き出す。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

深緋・椿
帝国とやらは命を冒涜する兵器を創っておったのか…
だが、眼前におるなら倒すより他はないの。

戦闘
戦闘開始時ユーベルコードを
使用し【防御力】を高める
【なぎ払い】【2回攻撃】を駆使してことに当たろう



 爆発によって疲弊し、ゆっくりと起きあがったマンティコアを見やり深緋・椿(深窓の紅椿・f05123)静かに思う。
 帝国によって作り出された命を冒涜する兵器。だがしかして、目の前に居るならば倒すよりほかはない。
「吹けよ花々、我等が守護となれ」
 椿の身体から流れる風の魔力が周囲に咲き誇った花を散らせると同時に自分達を守るように展開される。
「これなら……っ!」
 マンティコアの振るう不可視の刃が、その風の守りによって軽減はされていくが、完全に殺しきれはしていない。不意に襲った刃が椿の守りを突破して肌を裂く。
「っ……これはやっかいじゃの」
 周囲を薙ぐように展開される不可視の刃は近づこうにしても無傷で、とは言えない。無機質に効率的に、迎撃することに特化した動きは椿を阻むが、このまま何もしないというわけにはいかない。
 自身の展開した守りを頼りに正面から薙刀を構えて切り込み、連続でマンティコアを薙ぎ払う。
「せいっ!」
 流れる様な連撃がマンティコアを傷つけ、払う。だが相手はまだまだ健在、再び放つ不可視の刃が椿を襲う。
 薙刀で刃を受けながら、いったん距離を取る。確かにダメージは与えられているが相手はまだまだ健在だ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

新納・景久
ウルフシャ(f00046)さんと行動
敵と対峙しながら、距離を図る

途中、ウルフシャさんの肉が切れたら
「ないな(何だ)、腹減っとな?」
豚肉を取り出しながら
「肉じゃー!」
「生じゃー!!」
「飯じゃー!!!」
「さぁ食え、存分に、ありったけ食ェ!!」
その場で生肉パーティー開催
戦闘そっちのけで自分も豚肉をかじりながら、ウルフシャの周りをひょろ~っとした動きで踊りながら回る
「おっと、忘れちょっだ。ウルフシャさぁ、もう良かが?」
「なぁば、行っど!!」
鬼吼丸を蜻蛉の構えに、一気に距離を詰めていく
【蜻蛉一之太刀】で頭部を狙う

真空刃はどちらにしても目に見えるものではないので、倒れるより先に倒そう精神


ウルフシャ・オーゲツ
新納・景久(f02698)さんと一緒に殴り込みじゃな!
【心情】
やはり自らも現地に赴かねば申し訳が立たぬな!

【戦法】
持ち込んだ肉をはむはむしながら【フードファイト・ワイルドモード】を発動!
【天野川】と【流星】を振り回して相手の真空波を逆に吹き飛ばしてくれるわ!

 ぬ、気合を入れすぎて肉が切れてしもうた!
「なに、生肉ならある? おお、たまにはそれもよいな!」
 
「のじゃー!」
「のじゃー!?」
「のじゃー!!?」

 ……はっ!? ウチはのじゃロリではないぞ?
 なんじゃろう、うまく肉に釣られた気がするが、そうやすやすとそんな肉に……
「おっと!? 今は敵をぶっ飛ばさんとな!」

「のじゃー!! ……はっ!?」



「殴り込みじゃー!」
 持ち込んだ肉を口にくわえながら、さながら登校する女子高生のようにウルフシャ・オーゲツ(しょしんしゃ・f00046)がマンティコアへ突進する。
 無論ただの食べ物として加えているのではない。肉を食らう彼女の身体はその量に応じて凄まじい力を引き出している。
「のじゃあああっ!!」
 突進するウルフシャを迎撃せんと振り放たれた不可視の真空の刃を両手に持った一対の木剣。ではなく、木刀サイズの箸を振り回して吹き飛ばす。
「見事だね。このまま続けていこう」
 距離を測りながら攻め込むタイミングを見計らう新納・景久(未来の親指武蔵・f02698)がウルフシャの迎撃に合わせて一太刀マンティコアに浴びせかかる。
 反撃に放たれた真空の刃も再びウルフシャが迎撃をする。流れは完全に彼女達にあるものと思われた。
「この程度はうちにかかれば……はっ!」
 だがウルフシャが追加の肉を咥えようと懐に手を突っ込むが、もう残っていない。
 あ、これやばいあなーと思いながら景久の顔を見ると、目の前には大きく切り分けられた豚肉を片手にぶら下げた景久の姿。
「ないな、腹減っとな?」
「おお……生肉? たまにはそれもよいな!」
 意外なところからの助け舟。あれがあればウルフシャはまだまだ戦える。
 そんな姿を見て景久はニヤリと笑みを浮かべた。
「肉じゃー!」
「のじゃー!」
 ひらひらと肉をちらつかせると、ウルフシャまっしぐらというべき様子で景久の元へと駆け寄ってくる。
「生じゃー!!」
「のじゃー!?」
 実のところ調理はしてない、本当に食べてしまうのか? いや、食べなければそもそも戦えないし、そもそも食べても何の問題もない。
「飯じゃー!!!」
「のじゃー!!?」
 がぶり。生臭い香りはするが、肉は肉。
「さぁ食え、存分に、ありったけ食ェ!!」
 気が付けば景久も楽しくなってきてしまったのか、マンティコアなどそっちのけで自分も特に意味はないのに生肉を加えながら、次々と懐から取り出した生肉の山をウルフシャの前に置くと、口いっぱいに肉をほうばる彼女の横で何故かひょろ~っとした動きで踊りだした。
「なぁ、ところでマンティコアは」
「おっと、忘れちょっだ。ウルフシャさぁ、もう良かが?」
「うむ!」
 幸いほかにも参戦した猟兵達が抑え込んでくれていたこともあり、無事に?生肉パーティーは閉幕した。
「なぁば、行っど!!」
 景久が駆け抜ける。再び肉を得て真空の刃を弾き飛ばしたウルフシャはふと、自分がうまく肉に釣られたような気がしてならなかった。
 周りの猟兵からひそひそとののじゃロリキャラだ……とぼそぼそ言われている気もする。
「……はっ!? ウチはのじゃロリでは……いや、今は敵をぶっ飛ばさんとな!」
「然らば、その首寄こせ! チェストォッ!」
 上段に構えた刀で頭を狙った一撃はマンティコアの腕によって阻まれるが、その腕に強烈な一撃が襲い掛かると同時に後方からウルフシャの振り抜いた端の一撃がマンティコアを吹き飛ばし、壁に叩きつける。
 腕を傷つけられ、満足な動きが出来なさそうになり始めたマンティコアを相手に、二人は再び肉を補充しながら戦い続ける。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ラウンツ・ハーリッシュ
生体兵器…か。こいつ自体に罪は無いんだろうが―敵は敵だ。
邪神解放後相手の懐に飛び込み、【先制攻撃】でヨルムンガンドの【零距離射撃】を叩き込む。そのまま流れで魔狼剣の斬撃を浴びせ内蔵式ワイヤーでマンティコアを拘束。D/Fenrirでワイヤーごと焼き尽くす。
すべての攻撃は【激痛耐性】のみで耐え、【カウンター】で【傷口をえぐる】、そしてそこにD/Fenrirを叩き込む。
生命力吸収もオーラ防御も必要ない、こいつの攻撃は全て受けてやる。こいつが存在したというせめてもの証としてな。同じ生体兵器として、それだけの【覚悟】は俺にもあるさ。


大神・零児
敵意や相手の攻撃しようとする意識は、相手の持つ武器や飛ばしてくる物、言葉などにも載る

無双の意識の範囲内の敵意は即座に感知し、それらの「向き」を捉えた瞬間には、瞬時に俺の体は最適な行動をしている

これによる「先制攻撃」で「フェイン」を織り交ぜながら「2回攻撃」で「衝撃波」を叩き込む

また、「第六感」も併用し敵の攻撃を瞬時に予測し「見切り」と「残像」で回避

猛毒の棘を回避できない場合は「第六感」も併用し敵の攻撃を瞬時に予測し「見切り」と「武器受け」により防ぐ

全体攻撃や範囲攻撃を回避できない場合には「第六感」を併用し敵の攻撃を瞬時に予測し「見切り」と「オーラ防御」で防ぐ


【アドリブ改変&味方の連携可】



 猟兵達の攻め手を範囲攻撃で対応するマンティコアを見て、大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)はどう攻め込むか考えた。
「不可視の刃……だが敵意や相手の攻撃しようとする意識は、相手の持つ武器や飛ばしてくる物にも乗る」
 そっと零児は自身の視界を閉じ、斬撃の見るという思考を捨て去る。
 目の前で突如目を閉じた零児を見たマンティコアはそれを好機と感じたか、即座に不可視の刃を放つ。
「……第六感の、その先へ!」
 目で見るわけではなく、自分に対して向けられた殺気。自身の周囲に存在するものの意識に触れる感覚により、敵意の可視化を行った零児は斬撃を潜り抜けて刀を連続で切りつける。
 その際に、いくつかフェイントを織り交ぜることで隙を作りだし、衝撃波を斬撃によって放って攻撃を加えていく。
 厄介そうに、その攻撃を腕を盾に防ぐマンティコアは突如として雄たけびを上げた。
「……っ! これは厳しいな」
 無双の意識によって勿論敵意は全て可視化している。だが、凄まじい大音量の咆哮はこの空間全てを圧し、迫る。
 すなわち、回避そのものが許される攻撃ではない。オーラを展開して衝撃を殺しながら零児は一度引く。
 攻撃を終えた直後のマンティコア、零児が一旦距離を取ったことを確認し、次の行動に移ろうとしたとき胴体に何かが付きつけられた。
「気づくのが遅い」
 自身に封じられた邪神の力、それを解放したラウンツ・ハーリッシュ(黄昏の獣試作02式【TYPE-D/Fenrir】・f10078)が不意の隙を突き、先手を取って潜り込んだと同時に、ヨルムンガンドのトリガーを引く。
 凄まじいビームの奔流がマンティコアを撃ち抜く。対するマンティコアはビームに撃ち抜かれながらも雄叫びを上げ続けた、無差別なその攻撃がラウンツの身体へ負担を駆けていくが、彼は銃を押し付ける手を一切緩めない。
「……お前の攻撃は全て受けてやる」
 ビームの照射が終わると同時にラウンツは魔狼剣の斬撃を叩き込むと同時に、ワイヤーをその体に括りつけた。
 そのまま成すがままにされているマンティコアではなく、その爪をラウンツの身体に突き立てる。鮮血が舞うが、それでもラウンツは手を放さない。
「お前が存在した証としてな……!」
 ワイヤーごと、紅蓮の業火が燃え上がる。
 その何もかもを焼き尽くさんとする炎がマンティコアを焼き尽くす。その間もマンティコアは何度も何度も爪をラウンツへと突き立てる。
 それでも彼は手放さない、同じ生体兵器として生まれた身として、それだけの強い覚悟が彼にはあった。
「それ以上は危険だ!」
 だが、そんな無茶を続けて身が持つわけではない。耐性があったとしても流した血によって意識が揺らいだラウンツを背中から零児が受け止める。
 後ろへ下がっていく二人に、マンティコアは追撃することはなかった。
「……どうして」
 この戦いにおいて、唯一マンティコアが疑問という感情を浮かべ、問いかけた瞬間だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ミロ・バンドール
フン、異形か……ある意味お仲間というわけだ
せいぜい仲良くしようぜ、黄泉路の手前までは連れてってやるよ

俺単独になりそうなら
毒使い、傷口をえぐる使用で肌の弱そうなところを集中的に狙う

仲間が多くいるようなら
武器改造を活かして魂のジビットや簡易断頭台を変形させたところへ
咎力封じによる敵の能力ダウンを積極的に狙う

戦い方として回復や回避はあまり好かん
肉を斬らせて骨を断つ

俺が動きを封じている間に誰でも構わん、行け!


村崎・ゆかり
『また』マンティコアか。量産されているのね。
生命を何だと思っているのかしら。
あなたはもう討滅するしかないわね。安心して。あなたを生み出した忌むべき連中も、すぐにあなたの行った場所へ送ってあげる。

「先制攻撃」で先手を取って、不覡載霊の舞で、自分の舞にマンティコアを巻き込み、「なぎ払い」と「衝撃波」を叩き付ける。

敵の動きが鈍ってきたら、「高速詠唱」で不動明王火界咒を「全力魔法」「属性攻撃」(炎)「破魔」「二回攻撃」でぶち込む。

マンティコアを突破してマシンコアに到達出来たら、不動明王火界咒を「全力魔法」で撃ち込むわ。ついでに「呪詛」も加えてね。
さあ、この艦の崩壊に巻き込まれる前に引き上げましょう。



「異形……そしてある意味お仲間か」
 先の戦いを見て、ミロ・バンドール(ダンピールの咎人殺し・f10015)はゆっくりと戦闘の構えを取る。
「『また』マンティコアか。量産されているのね」
「兵器だからな」
 前の戦いでマンティコアと戦っていた村崎・ゆかり(紫蘭・f01658)は、ここでもマンティコアが存在していることを見て、小さな怒りを覚えた。
 生命をなんだと思っているのか。このようになってしまえばもう討滅するしかないというのに。
「……安心して、あなたを生み出した忌むべき連中も、すぐにあなたの行った場所へ送ってあげる」
 その言葉を告げると同時に、ゆかりは一足でマンティコアの懐まで飛び込む。同時にゆかりの身体が突如として輝き、神霊体に転ずると同時に薙刀を振るうと衝撃が飛び交い、マンティコアの胴を大きく削る。
 当初のマンティコアであれば、即座に反撃に移ってきただろうが、蓄積したダメージは大きく、ゆかりの攻撃に大きくたたらを踏む。
「このまま……!」
「いや、こいつは任せろ」
 武器改造を施したミロの魂のジビット。放たれた鎖がマンティコアを抑え込み、その動きを封じる。
「目的はこいつの撃破じゃない」
 ミロが視線でゆかりに訴える。ここで全力を出し切らず、それはこの先で使え、と。
「わかった、後は頼むわ!」
 意図を汲んだゆかりはマンティコアの横を抜け、そのままコアマシンの存在する区画へ突入していく。
「黄泉路の手前までは連れてってやるよ……!」
 鎖に続くように、手枷や猿轡、そしてロープがマンティコアを拘束し、その動きをどんどんと拘束していく。
 反撃するようにマンティコアが猿轡を食いちぎり、雄たけびを上げる。猛りくる爪がミロを襲うが彼もまたその攻撃を回避しない。
「……誰でも構わん、やれ!」
 回避行動をとればこの拘束の意味もなくなる。それに、回復や回避をするという事自体を彼は好いていない。肉を切らせて骨を断つ、それが彼の戦い方。
 ミロの叫びに応じるように、後方から他の猟兵達の攻撃が一斉に殺到する。
 凄まじい炸裂音と攻撃で、マンティコアはその形を保てずに力尽きたのか、ゆっくりと消えていく。
「ノウマク サラバタタギャテイビャク――これで終わりよ!」
 それとほとんど同じ時間に、ゆかりの詠唱が後方の中枢から聞こえると同時に、凄まじい炎が炸裂した。
 コアマシンは全力を出したゆかりの一撃であっさりと破壊され、船の動力が次々と死んでいく。
「さあ、この艦の崩壊に巻き込まれる前に引き上げましょう」
 戻ってきたゆかりの言葉に猟兵達は頷き、急ぎ宇宙船から脱出を始める。
 防衛艦隊の中心となる船が沈めば、残る艦隊を解放軍が蹴散らすのに、そう時間はかからない。
 戦況はまた一手優位に進む。戦争の終わりにまた一歩、近づいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月09日


挿絵イラスト