大祓百鬼夜行㉑〜今迫りくる危機
●UDC組織
「くそっ、何が起こってるんだ!」
「監視カメラやセンサーには何の反応もありません!」
突如として異変が発生し基地内に慌ただしい空気が流れ始めた、侵入者があったにしては各防犯設備に異常はない。
そしてハッキング等は受けないように最低限以外はオフライン化しており外部からのそういったアタックに晒されているわけではないはずと思われる……のだ。
だがしかし基地内に先ほどから感じる違和感が駆け抜ける、一様に警戒を呼び掛けるもそれは全くの無駄。
なぜならばここにいる職員たちは皆揃って一般人である、そして彼らには妖怪を見る事ができない……認識できないのだから対応のしようもないのだ。
それどころか理解の及ばない出来事にただ怯え叫び震えるしかないのだろか……。
「対UDCガジェット装置が溶けていくっ!?」
「何が起こっているの?」
「変な音だけが聞こえてくるの、まるで何かが這いまわっているような」
「そのエリアは遺憾ながら放棄する、総員退避!」
職員達は怪現象に怯え逃げ出す事しかできない、それでも動けるだけ一般人よりは優れていると言えよう。
「くそっ、製造中の超常光線砲「U.D.C(アンリミテッド・ディヴァイン・キャリアー)」は一旦作業中止、ロックをして作業員は一時退去せよ」
メカニック達は慌てて工具類をその場に置き避難を始める、この戦争の決定打になるであろう装置を未完成のままにして……。
●グリモアベース
「大変です! UDC組織の施設内に妖怪の侵入を許しました!」
ビシッと宣言しグリモア猟兵の村雨ベルは一同を見渡し説明を始める、どうやらここに来て敵の攻勢も激しくなってきたというべきか。
「私達に協力してくれているUDC組織なんですが職員さん達はみんな一般人です。なので妖怪の姿を見る事ができません」
なので今彼らは基地内に怒っている異変を妖怪の仕業であると認識できずにパニックに陥りかけているということだ。
「ですが猟兵の皆さんが基地内で説明をすれば統率を取り戻し協力してもらえるはずです。敵の妖怪は戦闘力そのものは低いようなので集めてしまえば一網打尽にできるはずですよ」
ベルは一刻も早く猟兵達に基地へと行ってもらいたいと準備を始めた。
「とはいえ敵の正体がわからないと対処しにくいですよね」
ベルはそう言いながらもう何度口にしたかわからない言葉を飲み込み説明だけを進めることにした。
それ以外の情報など事件解決にはノイズでしかないのだ。
「この基地に侵入した妖怪は一言でいえばスライムですね、ですから通風孔から隙間まで至る場所を使って移動してきますし何より恐ろしいのは装備を溶かします」
そこで目を逸らすベル、どうやら生身は溶かさないけれど金属や繊維は溶かしてしまうという恐るべき性質を持っているらしい。
「何かちゃんとした名前があるはずですが今はただスライムと呼称しましょう、そのほうがわかりやすいですから!」
ものすごく説明を端折られている気がするけれど事件解決ならこの程度の説明で十分と幾人かの猟兵達は思ったかもしれない。
グリモアの輝きと共にまた新たなる戦場へと飛ぶ猟兵達、はたして彼らは無事に帰り着く事ができるのだろうか……。
轟天
これは1章完結の戦争シナリオです。
UDC組織に骸魂と融合した妖怪達が襲撃をしかけてきました。
基地内はすでに妖怪が入り込んでKENZENな悪戯をしています。
職員たちは妖怪の姿が見えませんが猟兵達のおかげで統率が戻すとこができるでしょう。
一か所に敵を集めて一網打尽にしちゃいましょう。
大祓百鬼夜行に関するシナリオでは完結優先で最小人数を採用予定です。
今日で終戦な気がしないでもないですが、悔いの無いよう頑張りましょう。
●プレイングボーナス
UDCエージェント達に指示を出し、妖怪を誘導する。
第1章 冒険
『UDC組織での戦い』
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POW : 直接戦闘要員に指示を出す
SPD : 施設の管理要員に指示を出す
WIZ : エージェントやメカニックに指示を出す
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
青葉・まどか
◎
ウワー!タイヘンダー。ナントカシナイト!
「この騒動は新たに存在が判明したUDC-Nullの仕業です。猟兵の指示に従って行動してください」
いい加減、他の基地から情報が伝わっているような気もするけれど、お約束は大事。
さあ、ここから組織的な反抗作戦の開始だよ!
びちゃり。
UDC職員さんを集めたところで狙ったようにスライムが降ってくる。
あっという間に衣服は溶けて丸裸の状態になってしまう。
更にスライムにまとわりつかれ、身体を弄ばれてしまう。
「またこんな展開⁈ み、見ないでください!」
スライムを視認出来ない職員「大胆なお誘いだな、いいぜ相手してくれよ」
「ちっがーう!」
※アドリブ・絡み歓迎
●
「ウワー! タイヘンダー、ナントカシナイト!」
グリモアベースで説明を聞き終えた青葉・まどか(玄鳥・f06729)は棒読み全開でそう口にすると今回の敵の事を思い出す。
ようは服だけを溶かしてしまうスライム……なんだろう、目の前のエルフがそんな物を飼っていたような。
そういえば見当たらない……おかしいなぁ、もしかしてこの事件ってUDC-Nullの仕業じゃないのかも???
……それ以上はいけない、この事件はあくまでUDC組織を襲った妖怪の仕業です。
(公式見解)
色々とツッコミいれてやろうと近づくのに合わせてグリモアの輝きがまどかを包み込む、これは間違いない……証拠隠滅する気だぁぁぁぁ~~^。
「この騒動は新たに存在が判明したUDC-Nullの仕業です。猟兵の指示に従って行動してください」
まどかはそう説明しながらもいい加減他の基地から連絡が来ていないだろうかと思わないでもない。
だってこの数日で何か所の施設が被害に……。
「それでは反撃といきましょう!」
会議室に集めた職員達とまどかはエイエイオー!と掛け声をあげて気合入れる。
まさにその頭上の空調からスライムが一気に振ってきて全員がスライムまみれになっていき……。
スライムが見えない職員からすればまどかも含めて全員が服が溶けていき裸体になっていくという興奮全開な光景。
まどかは職員達に比べ白く透き通るような肌をしていて視線はもちろん胸や股間へと注がれていく。
ありえない事にスライムは手足の自由を奪い開脚したまま男達にまどかの一本筋を見せつけていくなんて本当にありえない。
「ま、また……こんな展開!?」
見ないでください……という口にもスライムが潜り込んで声が出ない、それは男達から見ればまるで少女が誘っているかのような錯覚を与えてしまう。
「大胆なお誘いだな……いいぜ相手してやんよ」
「ち、ちっがーう!?」
まどかに伸びる手は複数、そしてがっちりと握りしめた握力はまどかよりも強力で……赤ん坊のように開脚したまま見せつけられるのが情けない。
全員の目がまどかの股間に突き刺さる、完全に見られた……しかも経験ありというのも全てお見通しなほどにはっきりとだ。
「くっ、ひぐっ……こんなのっ、ひどいっ!」
まどかの手刀が冴える、拳が振りかぶられる、高々と上げた足が突き刺さる……数分後には会議室で目を回す職員達。
まどかは無事に毒牙を退治し平和を取り戻したのだ……!
(ん? あれ? ……なんで私、スライムじゃなくて職員を倒してるの!?)
成功
🔵🔵🔴
星川・アイ
アドリブ歓迎◎
あのスライム、絶対ロクでもない名前のような気が……
でも職員のおねーさん達が危ないし、何とかするしかないよね
まずは職員達に事情を説明し、アタシが妖怪を引き付けておく事を伝えるよ
続いてUCでウサギちゃんと合体したら、妖怪達を挑発しながら触れないように跳び回るよ
ほ~ら、カワイイウサギちゃんだよ~。捕まえられるかな~?
でも調子乗ってたせいでうっかりスライムに飛び込んでしまい、服を溶かされ……
念の為、服の下に触手ビキニを着ていて露出だけは免れたと思いきや、触手が暴走してアタシの身体を縛り付け……
スライムと触手の2つに責められたアタシは、その気持ちよさに我慢できず声を上げちゃうのでした
●
「あのスライム、絶対ロクでもない名前の気が……」
出発前の説明を聞いているだけで危機感を募らせる星川・アイ(男の娘アイドル風プロゲーマー・f09817)、そう……アイの直感は正しくあなた達の目の前にいるエルフが所持している中にヤバイ名前を見つけたが黙っておくことにした。
まさかと思うがこの事件……自作自え(それ以上はいけない)。
(でも職員のおねーさん達が危ないし、何とかするしかないよね!)
アイポジティブに真犯人については考えないようにし転送されていく……なんだろうつい今の今まで真犯人はそこにいた気がする。
「はいはーい☆ カワイイウサギちゃんだよー☆」
ピョンピョンと施設内を跳び回りアイは縦横無尽にスライム達を翻弄していた、まあ知能があるかどうかはともかく何故かアイを狙ってフォーメーションを組んでくる辺りどうにもおかしい。
まるでロックオンされているかのよう……なぜだろう?
「てあーっ☆」
大きくジャンプして跳ねた拍子にしまったと思うがもう遅い、着地地点周辺がスライムの海状態でこのままでは確実にドボン確実。
回避する手段は……なかった。
「きゃぁん!?」
尻餅をつくなり溶けていくバニーガールの衣装、だがアイには奥の手があった……さらに内側に着込んでおいた触手ビキニ水着。
これならば溶けないでたえれるはず……と思いきや、急に暴走してアイの手足を縛りつけてしまった。
今度こそ大ピンチ、にゅるり……スライムが菊門を広げアイの中を蹂躙し始めた、痛くはない……痛くはないが大事な何かが失われていく気がする。
激しく挿抜されるも解れた腸内はまさにスライムの餌場、存分にかき混ぜられ粘液を放たれてしまえば鼻水や涎まみれのまま通路に倒れているしかできそうにない。
「あぁ……♥ もっと……もっとアタシを虐めてぇ♥」
尻を突き上げぶらりと勃起が止まらないイチモツもゆらゆらと揺らす。
そこへと今度は触手の硬いのがめり込んで今度こそ壊れたような声で喘ぎ始めてしまった。
「おほぉ♥ しょこ……しょこがいいんだよぉぉぉっ♥」
白目を剥いて快楽に耽るアイ、もはや倒すどころかスライムと触手鎧の玩具と化したアイ。
このまま堕ちる所まで堕ちてしまうのだろうか……?
成功
🔵🔵🔴
秋葉・亜依
◎
「基地に侵入したスライムの妖怪は、特務エージェントである私が……
って、帰ってもいいでしょうかっ!?」
あれ、いつもならここでサポートAIからのツッコミが入るのに今日は無言ですね?
「って、ああっ、これ、ただの市販のスマホじゃないですかっ!?」
『金属も溶かすようですので、グリモア猟兵のところから通話でサポートさせていただきます』
くっ、ならばサポートAIなどに頼らず自力で対処するまでです。
スライムならば炎や氷に弱いはず!
電脳魔術で……
「って、私、電脳デバイスのスマホがないと電脳魔術使えないじゃないですかーっ!?」(ただのスマホを掲げながら
『亜依、このスマホのカメラ機能で一部始終を撮影しておきますね』
●
「基地に侵入したスライムの妖怪は、特務エージェントである私が……って、帰ってもいいでしょうかっ!?」
さすがに何か所目かも忘れるほどに働き過ぎの秋葉・亜依(特務エージェント・f33106)、ボケてみるもののツッコミは何故かこない。
いつもならスマホからこうサポートAIの声が。
プルルルル
別のスマホの着信音がして亜依はさっそく出てみる事にした。
「もしもし、こちら特務エージェント、秋葉・亜依……何か御用ですか?」
『もしもし亜依、私だ……これより君に指令を与える』
スマホの向こうから聞こえるのはサポートAIの声、これはつまりいつ手にしているサポートAIが電話の向こう側にいるということだ。
『金属も溶かすようですので、グリモア猟兵のところから通話でサポートさせていただきます』
「ちょっ、これっ……異世界通信料思い切り高くなかったですかー!?」
亜依の華麗なツッコミが冴える、事実今月の支払額は普段の10倍以上、お給金はそれで全部吹っ飛びましたとさ☆ おしまい。
「いやっ、終わらないでくださいよっ!」
『ここで終わっておくべきだと思いますよ亜依』
サポートAIは冷静に分析を終えている、そう……ここで終われば亜依は無事に帰れるという事実を横で告げられたのだろう。
「サポートAIの助けが無くとも……戦って見せます! 電脳魔術……おーぷん!」
ポチっとスマホをタップするも反応がない、それはそうだ……手にしているのは市販品のスマホなのだから。
じゅるるるるるる
あっという間にスライムに飲み込まれていく亜依、その服が溶かされ喘ぎ発情していく姿は今日も元気に実況生中継。
サポートAIによるナイスフォローによりその一部始終が録画されていましたとさ。
本日の再生回数もマニアック部門で1位、これは祝杯をあげないとね!
大成功
🔵🔵🔵
アナスタシア・ムスハルト
◎ アドリブOK
その新兵器、この戦争以降も対邪神に使えるでしょうし、壊されるよりはずっといいわよねぇ
刀を溶かされたら勿体ないから、置いて行くわぁ
倒すの自体は素手で充分みたいだし
探索する……けど、森や洞窟ならともかく、こういうきんだいてき?な建物はよく分からないわねぇ……
とか思ってたら、排水溝からずるっと出てきて下半身にへばりつかれちゃう
弾力のある液体が、どぅるんと胎内に殺到、最奥まで容易く侵入
気持ち良くなる毒で敏感になった子宮内で、バブルな性質で炭酸飲料みたいにシュワシュワパチパチ弾ける
普通の交尾ではありえない快感に喘ぎ身悶え、もっと求める
●
「刀を溶かされたら困るものぉ」
熟練の剣士たるアナスタシア・ムスハルト(小さな大剣豪・f24499)がそう言って無手で施設内に転送されてきてしばらくの時間が経過した。
スライムが相手では使いにくいのもあるがそもそも溶かされたりしたら大問題だ。
(この新兵器、戦争以降も使い道がありそうよねぇ)
そんな事を考えながら通路を歩いていたせいで反応が遅れてしまう、そう……現代の建物は通風孔や排水溝など隙間が幾多にもその辺にあるということをだ。
「この、きんだいてきな建物はよくわからないわぁ……って、きゃぁ!?」
油断していたわけではないが理解の及ばない敵が何処から出てくるかなどアナスタシアに予想できているわけもない。
にゅるりと飛びだしたスライムは足首から一気に這い上がってきて下半身を包み込んでしまう。
「このっ、このっ」
引き剥がそうとするも弾力性のある粘液状の物体を掴むにも自慢の怪力が役にたっていない……そうこうするうちに一部がスカートの内側へと潜り込みそして下着の隙間から閉じていた秘裂を押し広げ無理やりに潜り込んでいく……。
(な、なにこれぇ……柔らかいくせにぐいぐい入ってきてぇ♥)
信じれないが硬さも何もないスライムに襞が擦られビクリと走る電撃、膣を埋め尽くされ奥へ奥へと体積いっぱいに拡張され異形の性交に経験豊富なアナスタシアでさえその場に座り込む。
じゅるりと菊門にも侵入し奥へと潜り込まれているうちに気付いてしまう……胎内にあるモノが食べられて吸収されてしまっていると。
「な……なにこれ、シュワシュワしてるぅ♥」
まるで炭酸飲料のように弾ける感覚が身体の内から生まれて初めての異形ックスに相応しい快楽をドワーフ娘に教え込んでいく。
男とはまた別のこれは……背徳的な快感と刺激、我慢などできない……座り込んだまま赤子のように我慢一つできずに黄金水まで噴き出してしまうがそれもスライムに吸収されてしまい外へは一滴も零れたりはしなかった。
(あぁぁ……こんなの、こんなの教えられたら私ぃ……♥)
百戦錬磨のアナスタシアが自分から全身をスライムの中へとダイブさせてしまい……囚われ人となってしまうなど誰が予想できただろうか……。
「もっと、もっと私をぉぉ壊してほしいのぉぉ♥」
大成功
🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
相変わらず、大変なことになっておりますねぇ。
どうせ服は破れますから『安価な予備の品(デザイン任意)』を着ておきますぅ(達観)。
まずは事情を説明、協力をお願いしますねぇ。
『スライム』ですと、閉鎖しても隙間から出入りされそうですし、逃がさない為にも『FMS』のバリアで『施設の出入口』を封鎖しましょう。
そして、広めの部屋に残る『F●S』各種を破損しない様『天井』に配置し[結界術]で保護、【秤濤】を使いますねぇ。
『波動』でしたら『隙間』も通れますし、『魅了』してしまえば『囮』である此方に集まるでしょう。
後は寄ってきた相手を、上からの[砲撃]と『結界を纏った素手』で対処しますぅ。
●
「溶かされるのがわかっていて大事な衣装を着てくるわけにはいきませんからぁ」
そう言って市販の服に着替え戦場に赴いた夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が用意したのは予備の衣装として持ち込んだバニー服。
なんでこんな衣装なのかは置いていく、なぜならどうせ溶かされるのだから何を着ていてもある意味同じなのだから。
職員達への説明は終わらせた、目に見えないスライムに襲われると服が溶かされてしまうなど滑稽でしかなかったろうがそれでも真剣に彼らは耳を傾けてくれた。
(スライムが相手では閉鎖しても無理ですよねぇ)
そう考え出入口はバリアで封鎖してみるも施設内というものは通風孔や排水管などいくらでも出口があるものでおそらくは……。
「大いなる豊饒の女神、その御力の欠片による裁きをお与え下さい」
乳白色の波動が部屋に充満していく、だが何故かそれ以上広がろうとしないために違和感を感じて天井を見上げた。
何か違和感……違う、この部屋そのものの表面にすでにスライムが張り付いていたのだ。
津波のように覆いかぶさるスライム、飲み込まれるるこる自慢の浮遊兵器達。
「くっ、魅了されてくださぃぃ」
波動が染みわたるというのにスライムの侵攻は止まらない……あぁやはりか、知能があるようでないスライムは本能に従っているにすぎない。
ならばもう一つの権能でと重力で押さえつけてみるが自分を包み込むスライムの動きが悪くなった程度。
(もう手段は選んでいられませぇん)
指令を発する、ドオンとスライムの残骸が煙と共に飛び散る、浮遊砲台に室内ではあるが容赦なく炸裂弾を連射させてみた。
砲身が焼けるまでが勝負だ、次々と撃ちだされる砲弾に千切れ飛んでいくスライム。
後片付けがきっと大変に違いない……そう思いつつもるこるは服が溶かされ全裸になりながらスライム撃破に立ち向かっていく。
スライムと共に豊満なバストもまたぷるんぷるんと弾け揺れ続けてしまう。
……監視カメラごしにまたまた見られているのだけが心残りだ。
成功
🔵🔵🔴
彩波・流江
◎(アドリブ歓迎/最後まで抵抗)
すらいむ…服が溶かされたりするのは避けたいですね…『破魔』の神力で強化しておきます…いざ、職員の方々を襲っていた粘体をUCで斬り散らして救出です!
「貴方達はこの粘体達が通れる隙間を塞いでください!私は逃げ回りながら敵を惹きつけていきますので!」
斬り払い、地道に浄化を進めて行きますが…くっ胸元に入り込まれて…いやっ、ぐにぐに動かないで、くださ…ひゃぁん!?
次から次へと飛びかかって来る粘体達からも回避し続けて…服の中に対処する暇が…くぅッ
反撃の手も、服の中で胸を捏ね回される快感に初動を潰され続けて…
搾り出される快感が脳を貫いて…それでも、武器を手放すことはしません…
●
「溶かされてしまうのはあまりいい気分ではありませんものね……」
静かに瞑想を解き彩波・流江(不縛神フルエリュト・f25223)は手にした神霊刀と自らの着る衣装に神力を流しこんでいく。
こうでもしなければ今回の敵に触れれば即座に溶かされ無力化されてしまうだろうから、そう何故か出発前にスライムの特性を聞かされていたからだ。
(なぜでしょうか? やけに性質とかに詳しい説明でしたね……まるで普段から身近にいるかもような親近感を感じました)
流江は今回の事件の真犯人に現場へと送り出されていく、そう……わずかな違和感が気付かせたのはこのスライムの出所だ。
「貴方達はこの粘体達が通れる隙間を塞いでください!私は逃げ回りながら敵を惹きつけていきますので!」
増殖させた神霊刀を次々と隙間へと打ち込もうとする、飛んできた粘液状のスライムを弾くもそれは次第に手遅れになっていき押し込まれていく。
(くっ、なのなのですか……この暴力的なまでの増殖速度は、殲滅が追い付きませんっ!!)
にゅるん
小さな破片が胸元に付着しそしてそのまま胸の谷間の中へと潜り込んでいく、まるで鷲掴みに乳房を揉まれているような感覚。
しかもスライムにされているそれは逃げ場の無い永遠の愛撫、次第に手慣れてきて流江の好きな快楽の導き方まで学習しているかのようだ。
自慰をするときに桃色の輪を撫で擦りそして陥没した先端をゆっくりと刺激して取り出して摘まんで……そしてそして。
信じれない手際の良さで露出させられた先端が硬く尖りそのせいで身体には全く力が入らない。
神霊刀で切りつける踏み込みも次第に緩慢になりポトポトと零れているのは発情の証、太ももを伝う蜜がそれを物語っている。
「かはっ♥ そんな……そんなに搾らないで、本当に出ちゃ、出ちゃいますっ♥」
膝をついてしまった、刀も手放してしまい四つん這いにならねば立ってもいられない。
衣装から零れた乳房が重力に負けてゆらゆらと弾けながら揺れている、しかもスライムによって刺激が続けられ限界まで尖ってしまった先端。
(あぁ……神力が胸に、あぁぁ……おっぱいにぃぃぃっ♥)
ぶしゃぁと音がしてスライムの内側が白く染まっていく、体内から神力が急速に失われただの小娘に成り下がっていく流江。
装備が次々に溶かされていく……加護を失ってしまった服も刀もそして大事な身体の守りも。
にゅるりと股間から沈み込み胎内を侵略する異形から与えられる快楽に流江はまるで獣のような声をあげて啼き続ける。
(せ、せめてこれだけはぁ……♥)
残った神力は落ちている神霊刀に注ぎ込みそれだけで必死に守ろうとし続けている……これが最後の心の砦。
これが溶かされてしまったら流江は、流江の神としての矜持は……。
「ひぎぃぃぃぃぃぃっ♥」
最後の最後まで抵抗を続ける流江の姿はモニターごしに職員達の目に留まってしまっている、彼らにはスライムが見えない……それはつまり通路の真ん中で自慰ショーを彼らに見せているようにしか思われないような光景。
🔴REC
知らず知らずのうちに流江はデビューしてしまう、使命に必死で自分では絶対に気付かない世界に拡散されてしまった己の痴態には。
成功
🔵🔵🔴
ラモート・レーパー
「掃除の感覚で行こうか」
溶かすということは中和できる何かがあるはず。ということで???で中和剤と対スライムの凝固剤、そしてUCで生成した病魔ー菌らを混ぜた水で掃除してもらう。
掃除後しばらく放置しておけばスライムは固まりそこで菌が繁殖してカビてくるから、カビを目印に職員の人たちに回収してもらう。
お姉さんは中和剤等の準備で疲れたので掃除の邪魔にならないところで酒でも飲んで時間を潰す
●
「掃除の感覚で行こうか」
事情を説明した職員達が持ち場に戻っていくのを確認しラモート・レーパー(生きた概念・f03606)は眼前に赤く点灯を続ける計器盤を見る。
これによればかなり奥深くのエリアにまで異常が発生しそこまでスライムが侵入してきているのが丸わかりだ。
だがラモートは思う、これを敵だと思うから苦労するのだと……隙間まで入り込む汚れだと思えば別段やることは家事と変わらない。
息を吸いそして静かに噴き出し始めた……それは何なのか、普通の息ではない、それどころか常識の範疇から外れたその正体は。
「『』の役目を持って、生命の均衡と調停を行う」
ラモートの吐き出す厄災が隙間という隙間から施設内へと充満していく、およそ侵入できる隙間全てにスライムが入れるのならば気体のように忍び込むこれも同じように拡散されていく。
「……触れにくいならば、固めてしまえばいい。使い終わったてんぷら油のように」
凝固した所に間引きの厄災による病魔が蔓延していき目に見えない戦いともいえない戦いは万全のペースで進んでいっているようだ。
そうだ、これは戦いではない……ただの掃除だ、そして汚れを落している間に人間様がやることなど決まり切っている。
ちょうどいいスポットに座り込み廊下の隅で取り出したのは自作の干し肉と先程冷蔵庫で見つけた缶ビール。
酒のアテはこれでいいとして風情は……イマイチだがまあ掃除は職員に押し付けて見物しているに限る。
固まり崩れたスライムによる被害をチェックと清掃でしばらくは帰るに帰れないのだからラモートとしては飲まずにはいられないただ待ち続ける時間。
「おっ、これなかなか売ってない銘柄☆」
戦闘の緊迫感も途切れ一人宴会をしているラモートが確認を終え帰っていったのは夜中を過ぎた頃。
廊下には何本もの缶ビールと食べ散らかしたツマミの山だけが残されていたという。
こうして事件は解決し一応の終わりを見せた、後はこれら施設への襲撃が無事に解決してくれることを心の底から思うのみ。
新たな朝がやってきて……世界は崩壊を回避した先の時間へと歩みを続けるのだ。
大成功
🔵🔵🔵