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銀河帝国攻略戦⑨~墜とせ帝国の軍隊蜂

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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「右舷百二十/六十度、敵影三機! ミサイル発射確認、ビームシールド展開します」
「左舷後方からも三機!」
「帝国軍の先鋒が早速出てきやがったな。怯むな、ブラスター掃射準備!」
「右舷の三機、レーダーから消えました! 後方から別働隊!」
「くそっ、なんて展開の速さだ。俺達の練度じゃ間に合わねえか……!」
「何とか持ちこたえましょう。……直に、『彼ら』が来てくれます!」

●戦線を押し上げろ
「すごい……宇宙の隅々から、もうこんなに解放軍が集まって来てるんだ……!」
 グリモアベースに飛び交う戦果報告。アリン・フェアフィールド(Glow Girl・f06291)は目を輝かせ、ベースが映し出す星の海を見上げる。
「これだけの人の想いが一つになったなら……ゼッタイ大丈夫! 次はいよいよ、大要塞『エンペラーズ・マインド』の防衛を突破するよ!」
 彼女は猟兵達へと振り返り、その眼差しを向けた。

 猟兵達の活躍により十分に戦力を集め、ワープドライブを妨害する『エンペラーズ・マインド』の攻略へ動き出した解放軍。狙うはかの要塞のコアマシンルームだ。
 当然守りを固めてくる帝国軍に対し、解放軍艦隊も順次前線に投入されているが、彼らは戦闘に関してはほぼ未経験の素人だ。猟兵達の支援がなければ各個撃破されるか、大きな被害が出ることは免れない。

「迎撃してくるのは『エンペライダーズ』っていう防衛部隊。いろんなオブリビオン達がこぞって宇宙バイクや戦闘機に乗ってて、帝国最速、なんて言われてるみたい。……戦争じゃなくても、勝負してみたいよね?」
 対抗心と好奇心を隠さず燃やす彼女の表情は、この場にいる猟兵達ならば必ず帝国軍部隊に打ち勝ってくれるという信頼の現れ。

 此度猟兵達が戦う相手はエンペライダーズの一、『ミサイルファイター』部隊。
 その名の通り、宇宙船を撃ち落とすことを目的として対艦ミサイルを積んでいる戦闘機の集団で、小型ながらその破壊力は侮りがたく、数の利と速さ、統率された動きでもって大型船に取り付けば、スズメバチがミツバチの巣を蹂躙するがごとく撃墜してしまうだろう。
「この部隊には、隊メンバーをまとめてるリーダーがいるみたい。衝角が一機だけ大きいやつがそうかな…? ちょっと強いけど、そいつさえ撃破できれば、残った機体は統率をなくして逃げていくかも」

 猟兵達は解放軍戦艦に着地した後、甲板部にて襲ってくるミサイルファイター達を迎え撃つもよし、自前の宇宙バイクや鎧装で空中戦を仕掛けるもよし。
「……解放軍の人たちも防衛機構を展開してミサイルファイター達の攻撃に備えてるけど、彼等だけで全部を防ぎ切るのはたぶん、難しい。……撃ち落とされる前に、お願いね!」


呂色
 ◆このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 宇宙で空中戦でスピード勝負なんて、燃えますね!
 宜しくお願いいたします。

 戦争概要にある通り、猟兵の皆さんには「薄型で透明な超高性能宇宙服」があります。
 どのようにエンペライダーズに対抗するか考えつつ、自由にカッコよく戦ってください。

 もしもキャパオーバーな人数にご参加いただけた場合は、これまでに「銀河帝国攻略戦」のシナリオにまだ参加されていない方を優先して採用したいと思っています。(チーム参加を除く)
 皆様のプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『ミサイルファイター』

POW   :    衝角突撃
【機体前方に装備された対艦衝角】が命中した対象を切断する。
SPD   :    ファイターレーザー
【速射式レーザービーム】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    スターシップキラー
【レーダー波】を向けた対象に、【対艦ミサイル『スターシップキラー』】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

暗黒騎士・アングラング
かつて帝国に仕えたという我が先祖の罪をそそぐために参加しよう。
今度はミサイル部隊か。帝国の兵器は実に多彩なことだ。
だが、しかぁし!フォースナイトに飛び道具は通じない。安心しろ諸君。この私がミサイルを防いでやる。

戦艦の舳先に立って、飛来してくるミサイルを握りつぶしてやる。
私の念力でミサイルを受け止め、圧壊させるのだ。まるで悪魔の手が握りつぶしているようだろう?
くくく、守りは私に任せて、君たちはファイター部隊を散らすがいい。


竹城・落葉
 ふむ、どうやら次の段階に進んだようだな。ならば、我も更なる闘いを繰り広げるとしようではないか!
 敵はミサイルファイター部隊という奴らか。なら、我は甲板部にて奴らを迎え撃つ!堂々と仁王立ちし、ジッと敵が来るであろう方角を見据えるぞ。
 我は名物竹城を手に『支柱一閃』で奴らを切り伏せる。奴らが突撃してくるのであれば、【残像】にて避け、【早業】にて両断するぞ。闘いには、冷酷な雰囲気を醸し出し、無表情で挑むとしよう。
 奴らは帝国最速と言うのか。だが、元武将である我の剣捌きは無拍子、すなわち目に見えぬ程の素早さだ(かもしれない)!どちらが真に素早い者か、一つ勝負しようではないか。


トムトム・コンココン
WIZ
ミサイルファイター達の迎撃に集中するっス~!

基本的にはオレは高台に構えて端から攻撃を弾く役っスよー!

相手のユーベルコード発動を端からアイカメラで【撮影】するや、
コンマ秒のうちに自分の電脳領域で無害なエフェクトで上書くような操作―を―

演算
乗算
侵食

――現実を動画で【ハック】して、はい、完成っス☆

あ、ちなみにエフェクトは、昨日オレが3分で書き上げた三毛次郎たんっス!
可愛いっスか?存分に【鼓舞】されると良いっスよ!(偉そうにムフゥ)

(実際緊張感がないというか、不安な人でも思わず肩の力を抜いてしまうような子供の落書きみたいな絵だ。)

>接近戦グループには
っス~~!頼んだっスよ~~~!!


リンネ・ロート
(人格・口調:リンネ)
ここが……戦場?
光が一瞬光ったり、走っていったりして綺麗……
でもその度に、胸が締め付けられたり頭が痛い……苦しい!
あの光は憎しみそのものなのね、やっぱり私が来るべきじゃなかったんだ……
ううん、泣き言なんて言ってる場合じゃない
少しでも早く終わらせるために来たんだから

艦橋上部に陣取ります
できれば戦艦からの弾幕が薄いほうへ向かって伏射姿勢
敵に対して、ミサイル部分かエンジン部を狙撃して誘爆させます
艦を護るために発射されたミサイルも撃ち落とします
集団で固まって行動している敵に対しては進行方向へUCを発動
ただでさえ視認しづらい虚数領域、宇宙空間ではさらに発見されにくいはずです



 ブリッジ内のコントロールルームではエマージェンシーランプが点灯し、各種アラートが鳴り響いていた。
「右舷のミサイル、シールドに着弾! 損耗率17%です」
「左舷、ブラスター全弾回避されました! 本隊と思われる同型機五機も、正面から接近しています……囲まれています!」
「艦長! 一度退避を! あの衝角で、直接船体をやられては」
「この速度でそんなことすりゃ、向こうだって無事じゃ済まねえが……帝国軍の兵士はそういうやつらだったな」
「では、回避行動を取り……」
「……いやまて! あれは……!?」

 ブリッジから見た甲板の上には、サーチライトに照らされるいくつかの人影があった。それは戦艦と宇宙服の重力装置による保護はあっても、敵を正面に見据えた状態であまりにも堂々たる姿。
 舳先で構えるのは暗黒騎士・アングラング(光と闇の剣を自在に操る暗黒宇宙騎士・f08676)。端正な顔つきで、どこか遠くを見るように目を細めて迫り来るミサイルファイター達を睨みつけている。
 豪奢な服を身にまとう彼は、かつて帝国に仕え、そして凋落した宇宙貴族を先祖に持つという。此度の戦いにて、先祖の罪をそそぐべく彼は星の海の戦場を渡り続ける。
「今度はミサイル部隊か。帝国の兵器は実に多彩なことだ……しかぁし! フォースナイトに飛び道具は通じない!」

 迫るミサイルファイター部隊の一機が甲板上の動きを察知したのか、牽制弾のミサイルを放つ。
 だがアングラングが両腰に提げた二振りの内、左の黒の剣を抜き翳すと。念力により周囲が渦巻いて、暗黒物質よりもさらに昏い輪郭が巨大な手のカタチを描いて星星を隠した。
 その手はぐんとミサイルへと伸び鷲づかみ、そのまま包みこんでめきりと圧し潰した。内部で引火したミサイルはその場で爆発し砕け散る。
「まるで悪魔の手が握りつぶしているようだろう?」
 アングラングは不敵に笑みを浮かべる。異変を察知したミサイルファイター部隊が続けざまにミサイルを放ってくるが、それらが戦艦に辿り着く前に、巨大な手をかたどる念力場はまるで吸い寄せられるようにミサイルを捉え掴んで、ことごとく圧壊させていく。
「くくくく、直に奴らが此処へ到達する頃だ。守りは私に任せて、君たちはファイター部隊を散らすがいい」
「承知した」
 アングラングのすぐ後ろ、仁王立ちで敵軍の方角を見据えていた和装の女性が、得物の柄に手をかけた。

 所は変わり。戦艦の左右に展開していたミサイルファイター達も、本隊の到着を待たず次々と戦艦へミサイルやレーザーを撃ち込んできている。
 戦艦からはブラスターで応戦し、また敵の攻撃をいくらかを防いだビームシールドの出力が低下して、崩れた光がチカチカと点滅した。
 艦橋の上に出たリンネ・ロート(多重人格者のサイキッカー・f00364)は、異世界の戦場の光景に目を瞬かせる。星々を塗り消してしまう程の眩く強い光の応酬。それらが視界を通り過ぎるたび、リンネは息苦しさや頭痛を覚え胸元を押さえた。
(あの光は憎しみそのものなのね、やっぱり私が来るべきじゃなかったんだ……)
 私の中の「私」だったなら。もうひとりの自分にすがってしまいそうになる気持ちを必死で振りほどこうとする。
「……おねーさん、大丈夫ッスか?」
 少年の声がかかって、リンネは顔を上げる。声は無線越しだが、同じく艦橋上に陣取っていたトムトム・コンココン(// なぜか動く!・f07813)が傍らに立っていた。
「顔色悪いッスよー! ……そうだ、ちょっとこれ見とくッス!」
 トムトムが電脳領域を展開し、クリアグリーンのコンソールを空中に表示する。

 剥がれかけたシールドに追い打ちをかけるように襲い来る、ミサイルの一機――だが、それは船体に衝突することはなかった。
『な、なんだ、あれは……?』
 戦艦と並走するミサイルファイターに搭乗中の帝国兵士が思わず目をこらす。突撃したはずのミサイルの周囲の空間ごと、わずかにブロックノイズのようなものに覆われた一瞬のあと、それは……猫の絵のような。この緊迫した戦場にはあまりに不釣り合いな謎の物体に置き変わっていたのだ。
「はい、完成ッス☆ 昨日オレが3分で描き上げた三毛次郎たんッス!」
 キュピーンとポーズをキメるトムトム。彼のアイカメラ『Eye-Cat.CH☆』が捉えたミサイルという現実は、今しがた彼の手によってハックされ、編集され、上書きされた。
 それは猟兵だからこそ成し得る、(そうは見えなくとも)恐るべき現実改変能力。子どもの落書きのような気の抜けた絵柄の、元ミサイルの三毛次郎たんは、ぽえーんと船体の横腹にやわらかく着地すると、てってけと奇妙な動きで船体に沿って歩いていってしまった。
 そして、一度演算を完了させられればこちらのもの。後につづくミサイルも全てトムトムのアイカメラが撮影してしまえば、即座に同じ変換プログラムがクリアグリーンのコンソールの上を奔る。量産されていく三毛次郎たん達。
『かわ……いい……?』
『バカ野郎何言ってる!』
 動揺を隠せない帝国兵士達。
 ちなみに解放軍戦艦のモニタールームも何が起きたのか、何かかわいい生き物が船の外壁を歩いているんですが、とザワついていた。
「可愛いッスか?」
「え、ええと……はい、可愛い……ですね」
「存分に癒やされると良いッスよ~」
 緊張感のないトムトムと三毛次郎たん達の様子に、リンネもクスリと笑いを零す。
 満足気にトムトムは甲板の方を見遣る。ミサイルファイター達と直に接敵する間際の、仲間の猟兵の姿がそこにあった。
「っス~~! 頼んだっスよ~~~!!」

(泣き言なんて言ってる場合じゃない……私も、この戦いを少しでも早く終わらせるために来たんだから)
 少しだけ肩の力が抜けた様子で、リンネはトムトムが見張っている方と逆方面へ『烈風』と名付けたマスケット銃を構え伏射姿勢をとる。
 撃ち込まれるミサイルへ狙いを定め、引き金を引く。弾丸は一直線にミサイルヘ飛び、弾頭を叩き戦艦から遠く離れた場所で爆発した。
「でも、キリがない……大元を撃たないと」
 弾を込め直し、ミサイルファイターの機体へと狙いをつける。
 だがそこへ、他の猟兵のものと思しき戦闘機が飛び込んできた。ミサイルファイターの一機へ銃撃を浴びせて退けさせたが、その戦闘機も複数のミサイルファイターに追われている。
「……!」
 助けなければ、リンネは目を見開いた。アクロバット飛行で駆け引きする敵味方の機体、その進路を先読み、味方の戦闘機が巻き込まれない位置へ。見つめる先の空間が歪み――。
 猟兵を追いかけて、リンネの生み出した虚に気づかずそこを通り過ぎたミサイルファイターが、突如次々と爆発を起こした。タキオンに巻き込まれ機体の一部をもがれたのだ。
 猟兵の戦闘機の無事を確認してほっと息をつき、リンネは再び銃を構える。

 ミサイルファイター隊長機のコックピットには、ある時以降、ミサイルの着弾報告が全く聞こえてこなくなっていた。
『イェーガー共が、小賢しい……Alpha:1から5、散開しろ。直接、巣に大穴を開けてやれ……銀河皇帝の名の下に。死を恐れるな』

 戦艦正面に残った一機が、噴射口から青い光を噴いて速度を上げる。このまま直進すれば、甲板の後ろにあるブリッジへと直撃するコース。
「どちらが真に素早い者か、――ひとつ勝負しようではないか」
 竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)は静かに目を開く。彼女もまたこの戦いで、既に幾多の戦場を渡り歩いて来た猟兵の一人だ。宇宙空間での所作も慣れたもの。
 特攻してきたミサイルファイターに乗った兵士は、その瞬間、彼女のきりと冷え切ったような無表情を見ただろうか。この衝撃に薄い防護服で耐えられるはずもない、戦艦もろとも星の海の藻屑となれと、操縦桿を握る手に力を込め――。
「残念だが、散るのは貴様らのみだ」

 衝角の先にも、機体にも何の衝撃もなかった。ただ気づいた時には、コックピットの正面に、縦に一閃の光が差していた。
 落葉が予備動作もなく、残像をみせるほどの早さで抜き放った「名物竹城」は、ミサイルファイターへ打ち据えられていた。強固な装甲、たとえレーザーで焼き切ってもこのような美しい切り口にはならないだろうというほどに、支柱のみならず衝角も、ミサイルの砲塔も、また操縦者までも。機体ごと縦に真っ二つに割れて、ブリッジの両脇を掠め後方へ飛ばされ一瞬の後に爆散した。
 それを一瞥すると、落葉は次なる敵を切り伏せるべく、再び戦艦の進む先を見据える。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

泉・星流
「射砲撃とか得意なんだけどな…」

武器はロングボウ…宇宙バイクとか持ってません
…ひとまず、やれるだけやる

「ここ(甲板部)は疑似重力が働いているお蔭で弓矢は使えそうだ…」(一説には弓を放った勢いで吹っ飛ばされるとか?)

何発か撃った後…

「大体の誤差はつかめたかな…」

千里眼射ちで敵のミサイル(スターシップキラー(イラストでむき出しになっているのがそうだと思うので))を狙って放つ
(問題ないなら、UC[ME]←略称を使用して射った事にしてください)

また【援護射撃】で仲間の援護とかも考えています

戦闘終了後
「そろそろ装備も真剣に考えるべきか…」(ずっとアルダワ魔法学院で災魔の討伐とかしてた)


尾崎・ナオ
宇宙戦闘、初!スペースシップワールド、初めて来た!

【拳銃早打ち】で仕留めるよ!(レベル分の1秒で【黒い拳銃】を発射できる)
「これ、見える~ぅ?」
相手を茶化しながら早打ち!技能【クイックドロウ28】も乗せて、高速の早打ちを仕掛けるよ!
弾薬が足りない?いやいや、大丈夫。拳銃自体が沢山あるから!同じ銃ちゃんと複数装備してるから!

あとは【ナイフいっぱい☆】も使って牽制していこうかなー。
こいつら、意思はあるんだよね?ちゃんと退いてくれると嬉しいんだけど!
ちゃーんと投げる前に【毒使い7】でしっかり毒を塗ってまぁす!
それを念力で【投擲7】!投擲フォームを使うって事で!



 左舷側の甲板部でミサイルを迎撃しているのは泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)。
「射砲撃とか得意なんだけどな……ひとまず、やれるだけやる」
 スペースシップワールドにおいては原始的な武器であると言えるロングボウだが、猟兵が扱えばブラスターにも匹敵する武器となる。反動に飛ばされそうになるのをこらえながら何度か射掛け、
「大体の誤差はつかめたかな……」
 周囲の魔力エネルギーを集中させ、弓矢へと集め引き絞る。赤い瞳が招かれざる客を見つければ、放たれた矢は彗星のごとく光を引いて、戦艦から1kmの先でミサイルを射抜いた。

 なにもない宙でミサイルが爆発するのを見たミサイルファイターの一機が、甲板上に猟兵の姿を見留め急接近する。物理的攻撃が効かないならばと、衝角の先へプラズマの光を迸らせると、甲板へ向けレーザービームの連射を放った。
「と、とっ……!」
 光線の雨の中に晒される星流。小柄な身をさらに屈めて戦艦の垂直小翼に隠れ、弓を引く隙を探す。

 そこへ艦橋から飛び降りてくる、黒髪の女性がいた。
「宇宙戦闘、初! スペースシップワールド、初めて来た!」
 重力装置の具合でほどよい身体の軽さとなっているようで、尾崎・ナオ(人間のシーフ・f14041)は楽しげに、ふわりと甲板へと落ちてくる。同時に、ミサイルファイターの機体にバツン、と黒い穴が開いた。
「これ、見える~ぅ?」
 茶化すような言葉を吐きながらも、ナオは接近した機体にチャンスとばかり、レーザーの速射にも負けていない速さで、空中から拳銃を撃ちまくった。撃ち切っても次、リロード……ではなく全く同じ黒い拳銃を何丁も、取っ替え引っ替えしてはまた撃つ。
 無防備だった機体の上側を、一瞬ですっかり蜂の巣のように穴だらけにされたミサイルファイターは、黒煙をあげながらレーザーを星流からナオへと向けた。
 甲板へ降り立ったナオは垂直小翼の隙間を縫うように走り、レーザーの照準から逃れながら、今度は黒いナイフを取り出し投げる。腕力で投げているように見えるが実のところ彼女の念力が乗っているナイフは、ミサイルファイターのコックピット正面へ向け、物理法則を無視した軌道を描き飛んでいった。
 操縦者が怯んだのか、機体が揺れてレーザーの照準が乱れた。
「こいつらの中のヒト、ちゃんと意思はあるんですねぇ~」
 可笑しそうにしているナオを横目に、レーザーの雨が止んだこのときを逃さずと星流は再び弓を構え。
「一発必中、一撃必殺……!」
 砲塔や衝角の間、奥まったエンジン部に狙いを定め矢を放つ。膨大な魔力の塊をぶつけた衝撃でひとたまりもなく、エンジン部は爆発炎上、機体は制御を失い星の海へ落ちていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

エルス・クロウディス
●SPD
そいでは、手持ちの宇宙バイクの劉迅に<騎乗>して<空中戦>といこうかー。
で、今までちょっとやる機会がなかったけど……
「丁度いい、試してみるか」
もっとも、突っ込むことには変わりないけどな。
ちょっと変わるのは、骸装壊態……鋼糸を広げながら走り回るってこと。
回帰顕現:技による、衝撃波の伴う高速移動だ。
疑似的な<範囲攻撃>で<なぎ払い>ながら、できるだけ多くの敵を巻き込むように。

もちろん、味方を巻き込まないよう、配慮しながらな。
ミサイルのことも考えると、俺は少し遠方で暴れたほうがよさそうか?
到達前に、可能な限り減らしてやろう!

後は爆発から離脱……<逃げ足>間に合う、よな……?


アドリブや連携〇


マヤ・ウェストウッド
「確かに、あの高機動戦闘。帝国じゃあ最速らしいけど、宇宙じゃ二番目だね」
・解放軍軍艦の甲板で仁王立ちし、雀蜂が如き敵艦隊をひと睨み
・エマ! と叫ぶなり宇宙二輪エマニュエルを声紋認証で呼びつけて空中でライドオン
・不敵な態度とは裏腹に[メカニック]知識と[世界知識]で弱点を見出し[スナイパー]が如き一撃を、右目の義眼に仕込んだ重力子加速装置から命中力重視設定で強かに射ち出す
・[騎乗]技能、[野生の勘]をフル活用して弾幕を掻い潜らんとする。流れ弾は[オーラ防御][火炎耐性]できっちりカバー
「オブリビオンでもこれだけは忘れないでおくれよ。アタシが、ナンバーワンだ。覚えておけ」


天通・ジン
いい戦場だ。帝国の蜂を駆除とまいろうじゃないか!
I have a control. 天通・ジン、戦線に加わる

俺は愛機の宇宙戦闘機に乗って、宇宙空間で空中戦を仕掛けるよ
ミサイルファイターは、その構造上、武装が前面に集中している
つまり、後ろはがら空きってコト。積極的に後ろを取ればいい

ロックオンされないよう絶え間なく回避運動を行い、隙を見てマニューバで敵の後背を取る
あとは、機銃で打ち取る作業。敵は多数、銃弾使用は最低限だ

隊長機が出てきたら、ユーベルコードの出番だね
AIに操縦を支援させ、高速環境での戦闘を仕掛ける
さ、覚悟はいいか?

アドリブ歓迎、苦戦描写OK
高価な機体ゆえ、機体破壊はなんとしても避けるよ



 戦艦上にて戦いが始まると同時、空中戦へと出撃する猟兵達の姿もあった。
 甲板で堂々仁王立ちしていた猟兵の一人はマヤ・ウェストウッド(宇宙一のお節介焼き・f03710)。
「――エマ!」
 彼女はそう叫ぶと、甲板の縁へ向けて走り出し跳躍。あわや無重力空間へ投げ出されるかと思いきや、どこからか唸りを上げて飛んできた彼女の魔導式航宙二輪『エマニュエル・マギア』が現れ着地先となった。そのまま乗り込むと一気に魔力エンジンを蒸かし、戦艦を離れ敵軍へと突っ込んでいく。
「I have a control. 天通・ジン、戦線に加わる」
 続いて、白の機体に赤い星が輝く宇宙戦闘機で飛び出したのは若き戦闘機パイロット、天通・ジン(AtoZ・f09859)。
「いい戦場だ。帝国の蜂を駆除とまいろうじゃないか!」
「確かに、あの高機動戦闘。帝国じゃあ最速らしいけど、宇宙じゃ二番目だね」
 マヤの豪快な言葉に笑いを零しつつ、ジンもまた好敵と戦えることに闘志を燃やし、スピードを上げ駆ける。

 そしてもう一人、ミステリアスな出で立ちの青年エルス・クロウディス(昔日の残響・f11252)。傍らで浮遊していた竜が彼の意思に応じて〝展開〟すると、螺旋状に広がった黒い帯が彼ごと包み、人機一体、宇宙を駆ける姿となる。
「今までやる機会がなかったけど……丁度いい、試してみるか」
 手袋から鋼糸を伸ばしながら、先の二人とは別の方向へと飛び立った。
 
『こちらBravo:1、解放軍戦艦から三機の出撃を確認』
『BravoとCharlieは戦艦への攻撃を続けろ。Deltaが当たれ』

 戦艦へミサイルを撃つ左右の班と別に、戦艦の後方で警戒を行っていたらしき機体が猟兵達を追った。
 ジンは巧みな操縦技術で上昇と下降を繰り返し、ミサイルファイターのレーザーを回避しながら好機を探る。
(ミサイルファイターはその構造上、武装が前面に集中している……つまり、後ろはがら空きってコト)
 機体をひねり急旋回、追うミサイルファイターも蛇行し始めて二機の軌跡は交差するが、ここで「帝国最速」が仇になったか。細やかに旋回を行っていたジンの戦闘機が螺旋の内側に潜り込み背後を獲った。
 最低限の銃撃でミサイルファイターのエンジン部を捉え、爆発させる――だが、その背後にはさらに二機のミサイルファイターが急接近していた。
「くっ……!」
 近くには戦艦がある。敵機の残骸を避けながらジェットコースターのように急降下、なんとか戦艦へ流れ弾の及ばない方へと敵機を引き付ける。
 その時、後方で突如爆発が起こった。ジンが振り向くとそこにあったのは奇妙な空間の歪みと、ミサイルファイターが燃え落ちている姿だった。

 マヤもまたミサイルファイターとのチェイスを繰り広げる。時折耳を掠めそうになるレーザーの弾幕を既の所で避けながらも、解放軍義勇隊として帝国軍とは幾度も戦ってきた彼女の隻眼は、高速飛行の中でも機体の急所を見逃すことはない。
 彼女が眼帯を外すと、義眼が現れた。
 弾幕の途切れた一瞬を突き、慣性ドリフトで鮮やかに方向転換してのけると追ってくるミサイルファイターと正面で対峙する。
 キィィィと唸りを上げてエネルギーをチャージした義眼から、衝角の奥にあるエンジン部目掛けて、重力子加速装置から高出力のレーザーが放たれる。
 彼女いわく、戦艦から異性の心まで、落とせないものはないというその目力。圧縮された一撃は恐るべき速度でミサイルファイターのエンジンを貫き、一瞬の内にその機体を塵屑へと変えてしまった。

『Delta:1、どうした、応答しろ! ……あの蝿共はイェーガーか、おのれ……こちらAlpha:1、戦艦より先に――』
 そこで通信は途切れ、機体は爆散する。散開し各方向から戦艦へ取り付いているはずのミサイルファイター本隊機達だが、どうしたことか、各個撃墜されていたのだ。
 それはエルスが拡げた鋼糸が、高速移動によって生み出した網目状の衝撃波。
 か細く目には見えなくとも、エルスの意思、フォースそのものが、エルス自身の命を削りながら織り上げる網はミサイルファイターの機体すら細かく刻む刃となる。
「流石にキツイが……どうやら、大将首は丸裸になったようだぜ」

『我がミサイルファイター部隊を、尽く撃ち落とすとは! ……なれば、全員道連れだ』
 Alpha本隊を率いていた衝角の大きな機体がエルスへと迫る。だがそこへ、再びマヤの義眼からレーザーが放たれて衝角の先を焼いた。
「最初に隊長機をブチのめして解散させるって話だったが、そんな必要はなかったようだねえ。……オブリビオンでもこれだけは忘れないでおくれよ。アタシが、ナンバーワンだ。覚えておけ」
 同時に合流したジンも電脳下にAIを起動させる。これまでミサイルファイター相手に出していた速度はジンの「実力」であり、ここからが猟兵としての本領発揮となる。
「さ、覚悟はいいか?」
 巨大な衝角の先が爆ぜる。速射レーザーを薙ぐように猟兵の三機へ向けばらまいて、隊長機はエンジンを全開に。
「往生際が悪いぜ、大将さん」
 エルスが『劉迅』で駆ける。隊長機とすれ違いざま竜の爪が、翼を削り大きくその機体を揺らす。
「この右眼は捉えてるよ。アンタの死期を、さ」
「これで……終わりだ!」
 サイドのチャージを終えたマヤと、隊長機にピッタリと食らいついたジンが放つクロスファイア。ミサイルの砲塔も巨大な衝角も微塵に砕け――
「おっと、まずい! 離脱、間に合う、よな……?」
 一際大きな爆発が、周囲に嵐を生んだ。

 戦艦のコントロールルームで、大きく歓声があがる。
 隊長機が討たれたときには、ミサイルファイター部隊の全機がすでに撃墜、あるいは制御不能状態となっていた。
 銀河皇帝までの道を阻む敵はまだ多く、しかしこの華々しい一勝は確実に、解放軍の戦線を大きく前進させたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月09日


挿絵イラスト