大祓百鬼夜行⑧〜まぼろし橋の電撃戦(再会)
「皆!お月見の戦場が制圧されたよ!これで状況は動くはずだよ!」
そうグリモアベースに集めた猟兵に声をかけるのは深紅の九尾の妖狐の少女、レーヴァ・アークルージュ(超学園級の烈焔魔導士・f29627)。
自身のグリモアである狐火を用いて、グリモアベースの虚空に画像を投影していく。
「今回担当する戦場はまぼろし橋。そこでは「死んだ想い人の幻影」が現れるんだけど、この「死んだ想い人の幻影」と夜が明けるまで語りあえば橋ごとその幻影を浄化することが出来るよ」
そうやって「死んだ想い人の幻影」と語りあい、戦場となる橋を浄化して制圧するのが今回の依頼だ。『大祓百鬼夜行』も折り返しを過ぎて後半戦へと移る。ここで迅速に一日でも早く戦場を開放し、オブリビオン・フォーミュラ『大祓骸魂』を撃破する事でカクリヨファンタズムとUDCアースは守ることが出来るのだ。
「それで今回は本質的には闘いじゃあないんだけど、駄菓子屋迷宮と同じく電撃戦を仕掛けようと思うの。そうすれば明日の戦力更新時には次の戦場を開くことに繋がる筈だよ」
そう告げると同時に炎のゲートを顕現させ、レーヴァはまぼろし橋に赴く猟兵達を後ろ姿を見送っていく。
「頑張ってね。無事にこの『大祓百鬼夜行』を勝利しよう」
そんなレーヴァの言葉が後ろから聞こえたと同時、猟兵達はカクリヨファンタズムのまぼろし橋へと転移していく。
ここでは、「死んだ想い人の幻影」が現れる。
その幻影と語り合ってこの橋を浄化し、戦場を制圧するのだ。
黒代朝希
まぼろし橋電撃戦。開始。
明日の戦力更新までにこのまぼろし橋を制圧しましょう。
プレイングボーナス……あなたの「想い人」を描写し、夜が明けるまで語らう。
今回は電撃戦による迅速な完結を目指すため、プレイング人数とリプレイの文字数は最小限となります。予めご了承ください。
第1章 日常
『想い人と語らう』
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POW : 二度と会えない筈の相手に会う為、覚悟を決めて橋に立つ。
SPD : あの時伝えられなかった想いを言葉にする。
WIZ : 言葉は少なくとも、共に時を過ごすことで心を通わせる。
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
唐草・魅華音
想い人、ですか。
出てくるかどうか分かりませんが、向かうだけは向かってみましょうか。
……死と隣り合わせの傭兵稼業、過去を想わず生きてきたわたしの前に来る人なんて
(ぽむ、と頭に手を置かれる感覚)
(振り向くと、過去に戦場を共にして命を落とした傭兵達が立っている)
「ずいぶん表情が柔らかくなってきた?……前のわたしって、そんなに冷徹で無表情でしたでしょうか」
「やっぱりちゃんとしたら可愛らしい?……あんまり変わってないような気もするのですが」
……みんな、わたしが冷徹な傭兵ではなく、人になってきたと。そう言って喜んでくれました。
……それを嬉しいと感じているわたしは、やはり前と変わってきているのでしょうか?
「想い人、ですか。出てくるかどうか分かりませんが、向かうだけは向かってみましょうか」
レーヴァの言葉を聞き、炎のゲートを潜ったのは唐草・魅華音(戦場の咲き響く華・f03360)。
転移してきたカクリヨファンタズムの建築物『まぼろし橋』。そこを散策しながら魅華音は戦場傭兵である己の過去を振り返りながらある結論を出す。
「……死と隣り合わせの傭兵稼業、過去を想わず生きてきたわたしの前に来る人なんて……」
達観したように、それでいながらどこか寂し気な声でそう呟く魅華音。
そこに、ぽむ、と頭に手を置かれる感覚が。
「え……?貴方達は」
振り返った魅華音が目にしたのは、過去に戦場を共にして命を落とした傭兵達の姿。
「随分と表情が柔らかくなってきたじゃないか。これは来てみた甲斐があったな」
「そうそう、前のお嬢はもっとこう……戦闘マシーンみたいだったからな」
「やっぱりちゃんとしたら可愛らしいじゃないの。本当に良いもの見れたぜ」
「……前のわたしって、そんなに冷徹で無表情でしたでしょうか。あんまり変わってないような気もするのですが」
それに微笑みながら首肯を返す傭兵達。
その無礼講な姿に知らず、口元を緩める魅華音。
「(……みんな、わたしが冷徹な傭兵ではなく、人になってきたと。そう言って喜んでくれました)」
それを嬉しいと感じている自分は、前と変わってきているのだろうか。
そう思いながら、令嬢はこの刹那の再開を噛みしめるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
クリミネル・ルプス(サポート)
関西弁の元気な肉体武闘派人狼。
人狼の身体能力と鍛えた格闘技で戦う。
痛み等の耐性用いての潰し合い上等。
体内に蓄積させた糖原物質を使用した搦め手も使う。
周囲(空間、物質)の匂いからの状況把握推察も可能。
基本は『生き残る事』だが、オブリビオンは許さない姿勢。
特に命や尊厳を踏み躙る系統には本性(真の姿など)が出る。
【ネタ、絡み、合わせなど歓迎です】
【肌の露出やエッチな事には羞恥心はあまり無い。彼氏持ちで一線は超えさせない】
・真の姿時
身体能力の向上と体の変化。
戦闘思考が先立ち、やや、残忍(確実にトドメ刺す)
「……ホンマに、死んだ人の幻影が出たなぁ」
そう言って、踵を返してグリモアベースに帰還しようとする人狼の女性、その名はクリミネル・ルプス(人狼のバーバリアン・f02572)。
彼女は目の前でオブリビオンに両親を殺害された過去を持っている。
故に、彼女がこの戦場『まぼろし橋』にて出会った「死んだ想い人の幻影」の存在とは、語るまでもなく――
「……まぁ、良かったな」
そう言って微笑むクリミネル。その姿からは先程行ってきた「死んだ想い人の幻影」との邂逅が悪いものではなかった事を示している。
「ま、今のウチには彼氏もいるし……過去に囚われているんでなく、世界の守護者ちゅう『猟兵(イェーガー)』らしく、未来に向かって進むとするか」
その言葉と同時に目の前に炎のゲートがクリミネルの目の前に現れ、彼女はそれを潜ってグリモアベースへと帰還していく。
それと同時に『まぼろし橋』に満ちていた骸魂の影響が浄化していく。
こうして猟兵はまた一つ『まぼろし橋』の戦場を制圧したのであった。
成功
🔵🔵🔴