すきゅりんさんだーとるねーど・つゔぁい!!
●それは嵐の訪れ?
その日。グリードオーシャンにあるツイス島は嵐の壁に囲まれてしまった!
「フッ……アハハ! アーッハッハッハッ♪」
そして空から響き渡る少女の高笑い。それはメガリス『電光の羽衣』を纏ったコンキスタドール『すきゅりん』であった!
「戦争を生き抜いた私は、なんと十傑から四天王に出世! そして幹部に大抜擢! すきゅりんシスターズ初の快挙です!」
経歴紹介ありがとうございます。ちなみに、すきゅりんシスターズって実在するの? ホントに?
だが四天王にまで成り上がったこのすきゅりんの実力は確かなものだ。
「そう、私はすきゅりん四天王として、この島を支配し、ここにすきゅりんの前線基地を作ります!」
そう言いながらすきゅりんが電光の羽衣をたなびかせれば、島を包み込んでいる嵐の壁の激しさが増す。それは鉄甲船の突撃はおろか、猟兵のテレポートさえ遮り、弾き返す超自然的現象。
「アハハ♪ 私のすきゅりんさんだーとるねーどに隙はありません!」
そうなのだ。
すきゅりんさんだーとるねーどを解除するにはすきゅりんを倒すしかない。しかしすきゅりんはすきゅりんさんだーとるねーどの向こう側にいる。つまり、すきゅりんさんだー……すきゅりんがゲシュタルト崩壊しそうなんだけど!
ともかく、この嵐の壁を突破しないとすきゅりんに辿り着けない!
「そのような術(すべ)などこの世には存在しません! つまり、私の完全勝利・確定!」
ぐっ、とガッツポーズをするすきゅりん。
「アーッハッハッハ♪ 後はこの島をゆっくりと私の魅力で落としてあげましょう!」
そんな感じで油断しまくってるすきゅりんなのでした。
●嵐の壁を突破せよ!(サメで)
「というわけで油断しまくってるすきゅりんを倒してきてー」
アルファ・オメガ(もふもふペット・f03963)がグリモアベースに集まってくれた猟兵たちにさらっと依頼する。
しかし、すきゅりんを倒すにはすきゅりんさんだーとるねーどに突入する必要がある。現実問題としてテレポートも鉄甲船の突撃も使えないとしたら、どうするのか。
その問いに対してアルファはこくりと頷く。
「大丈夫だよ、すきゅりんは致命的なミスをしているんだ……『鮫魔術士』の存在を失念してる、っていうね!!」
そう、グリードオーシャンを守る『最古の魔法使いたち』。彼らの操るグリードオーシャンの根源的な力……すなわち『改造サメ軍団』ならば、空を飛び、嵐の壁をサーフィンして突き抜けることなど、超イージーモードである。
「嵐の壁に気づいた現地の鮫魔術士の一団『サメナーズ』が鉄甲船で付近まで来ているんだ。協力してすきゅりんさんだーとるねーどを突破して」
●それにしてもやっぱりネーミングセンス……
『サメナーズ』のサメを借りればとるねーどの中にさっくり突入できる。嵐の中は吹き飛んだ岩や家屋が飛び交っているが、サメに乗っていれば大丈夫だろう。
だが猟兵の行手を遮るのは嵐のみではない。壁の中には敵がいる。
「『ライトニングタイガー』が生息しているんだ。まずこれを倒して」
ライトニングタイガーは嵐の中で輝いて、壁の中に侵入してきた敵を雷属性の攻撃で仕掛けてくる。相手も飛翔能力があるため、戦闘は激しい空中鮫バトルになる。
そしてライトニングタイガーを倒し切るとなんと。
「すきゅりんがとるねーどの中へ飛び込んでくるよ」
どうやら猟兵の存在を察知して倒しにくるようだ。
「羅針盤戦争の時みたいにデコピン一発とはいかないから注意してね」
引き続き空中戦(空中鮫バトル)になる。ここで勝利すれば、すきゅりんさんだーとるねーどごとすきゅりんを倒すことができる。
「そうすればツイス島は解放できる。だからよろしくね」
そう言ってアルファは猟兵たちをグリードオーシャンへと送り込むのであった。
●鉄甲船の上で
グリードオーシャンの海に浮かぶ鉄甲船に辿り着いた猟兵たち。アルファの話通り、どうにか手段を確保してすきゅりんさんだーとるねーどに乗り込む必要があるようだ。
ただ、どのような手段を取るかは猟兵たちに委ねられている。各自準備を終えたものから、嵐の壁へ臨む。
ツイス島解放作戦、開始である。
るちる
まいどです。お世話になってます、るちるです。
すきゅりんだー! さんだーとるねーど、再び! そんな感じでゆるふわコメディなシナリオのお届けです。
●全体
2章構成の猟書家(偽)依頼です。
上記の通り、コメディとかギャグとかを想定したオープニングになっていますが、リプレイはいただいたプレイングの雰囲気に沿ったものになります。シリアスなプレイングならシリアスなリプレイに、といった感じです。
全編通して、空中戦になります。空を飛ぶ手段をご用意ください。一番簡単なのは、サメナーズのサメに乗ることです。
また、以下のプレイングボーナスがあります。
【プレイングボーナス(全章共通)】……サメに乗って飛ぶ。
●1章
集団戦『ライトニングタイガー』との戦いです。
嵐の中で戦います。嵐の中は風で吹き飛ばされた家とか大きな岩とかがあります。攻撃時に邪魔になることはありませんが、利用することは可能です。
●2章
ボス戦『すきゅりん』との戦いです。
羅針盤戦争と異なり、バッチリボス戦なのでワンパンやデコピン一発では倒せません、ご注意ください。
嵐の中で戦うので周辺・地形利用については1章と同様です。
●嵐
まず嵐の中に乗り込む必要がありますが、技能のみでの対応は対策不十分とさせていただきます。
乗り込むにあたって一番簡単なのは鮫魔術(自他問わず)、次がキャバリア(飛行能力有り)、最後がユーベルコード。
嵐の中に対する対策がある場合、プレイングボーナスが乗ります。
2章の開始時に、状況説明の冒頭追加を行います。また、プレの受付開始についてはタグにてご案内します。
それでは皆さんの参加をお待ちしておりまーす。
第1章 集団戦
『ライトニングタイガー』
|
POW : 雷の槍
【雷光を纏った大角】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : 天使の抱擁
【帯電した羽根の竜巻】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 雷の絆
全身を【痛覚情報を共有する電磁波】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【負傷】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
イラスト:イプシロン
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ロベルタ・ヴェルディアナ
墨ねー(f19200)と。
鮫に乗るのは初めてだ!よろしくお願いするねぃ♪
サーフボードの要領で協力してくれる鮫の上に乗るよ。
いざ。すきゅりんの元へ!え?その前に虎と戦う?
嵐の中の虎は帯電能力があるト…虎?猫科の動ブ…虎?
猛獣な形を想像してたけど僕には何度見ても海老に見える。
まあいいや♪虎が相手だ!露ねーと鮫さんと協力連携じぇ!
鮫さんになるべく上へ昇って貰うようにお願いするよ。
その間に僕は封印を解いてパフォーマンスを上昇させておく。
そして限界突破してから多重詠唱を開始。
丁度虎の真上くらいのタイミングで相手に向かってダイブするよ。
で。属性攻撃と鎧無視攻撃と重量攻撃で踵蹴りしてみよーと思う。
うぇーい♪
浅間・墨
ロベルタさん(f22361)と。
サメナーズさん達に協力して戴いて嵐の中へ突入します。
海の虎とはどんなものでしょう。海水製の猛獣でしょうか。
想像していたのとは違いますが確かに『トラ』ですね。
塩を混ぜたお湯でさっと茹でると美味しい方のトラでした。
…元々は甲殻類だったのではないかと勝手に思ってます。
違う可能性が大きいですが。
海水と帯電能力の相性は抜群だと考え私はロベルタさんの補佐を。
攻撃と回復の両方可能な技で対応したいと思います。
広範囲なのでリミッターを解除して限界突破を加えUC発動です。
障害物やトラの動きは見切り野生の勘や第六感で回避します。
清めた水に効果はあるかわかりませんが精一杯舞います。
●
すきゅりんの作り出した嵐の壁がツイス島を取り囲んでいる。その様子を鉄甲船の甲板から見つめる猟兵二人。浅間・墨(人見知りと引っ込み思案ダンピール・f19200)とロベルタ・ヴェルディアナ(ちまっ娘アリス・f22361)である。そして彼女らの傍らには、鮫魔術士の一団『サメナーズ』。
「鮫に乗るのは初めてだ!よろしくお願いするねぃ♪」
「任せたまえ。今日のサメは活きが良い」
話しかけてきたロベルタに彼らが差し出すのは呼び出した改造サメ2匹。全てを斬り裂く気迫を纏っていて、これなら嵐とて突き抜けるはず。
「い……ま……しょ……」
蚊の鳴くような聞き取りにくい小さな声は墨のもの。しかしロベルタには明瞭と聞こえずとも付き合いの長さで把握。サーフボードの要領でサメに飛び乗るロベルタ。
「いざ。すきゅりんの元へ!」
しかしロベルタの言葉に即座に首をぶんぶんと振る墨。
「え? その前に虎と戦う?」
「……(こくんと頷く)」
そんなやりとりを行った後、二人はサメに乗って嵐の壁に向かう。
(海の虎とはどんなものでしょう。海水製の猛獣でしょうか)
密かにそんな想いを抱く墨であった。
●
嵐の壁に到達したサメたちが荒れ狂う風を乗り越えていく。その中にいるのはすきゅりん……の前に『ライトニングタイガー』。
(嵐の中の虎は帯電能力があるト……虎?)
そしてライトニングタイガーを見て、ロベルタは二度見した。
「……」
墨も何か困惑していた。
「猛獣な形を想像してたけど、僕には何度見ても海老に見える」
「想像……て……違……確か……『トラ』……です……」
「虎なの!?」
墨の言葉を拾い上げたロベルタが今度は墨の方へ振り返る。こくん、と頷きを返す墨。ともあれ、敵はエビである。
「まあいいや♪ 墨ねーと鮫さんと協力連携じぇ!」
気を取り直して距離を詰めていくロベルタ。その背を見守りながら。
(塩を混ぜたお湯でさっと茹でると美味しい方のトラでした)
墨の気分がちょっとだけ逸れた。
そんなこんなで戦闘開始である。
●
くんっ、と足元に力を伝えれば。ロベルタの意図を組んだサメが風を捕まえて上昇していく。
「そのまま! 頼むじぇ!」
ロベルタの声を受けて、さらに速度を上げるサメ。それはロベルタの前で集団を作っていたライトニングタイガーたちの上をかすめていく。
通り過ぎたロベルタの背を追いかけてライトニングタイガーたちもまた飛翔を開始。
派手に突っ込んだロベルタの補佐をすべく、墨は逆にその場から動かず。サメを足場に舞の足を踏む。
「吉々利々千歳栄、白衆等……」
紡ぐ言葉を拍子として、とんとん、と足が運べば。
(海水と帯電能力の相性は抜群……)
ゆえにこのユーベルコード【神座『榊』】は、その相性を全力で壊すはずだ。視界内の全てを範囲とすべく、リミッター解除。限界突破の状態で舞い続ける墨。
さすれば周囲に満ちるのは『穢れを払う清めた水』。ライトニングタイガーたちの存在そのものに影響を与える効果は無くとも、ユーベルコードである以上、それは正しくライトニングタイガーたちにダメージを与えていく。それを無視できなくなったライトニングタイガーたちが反転。墨に向けて突っ込んでくる。
「……っ!」
その攻撃を墨は見切り、かわしていく。しかし次々と襲い来るライトニングタイガーたちを捌くには、狭い足場で舞いを続けながらでは厳しい。見切れども頬を、腕を、足をかすめていくエビの甲殻が赤い筋をつけていく。
だからこそ。
墨は舞いを続ける。続ける限り、周囲に満ちる水流は途切れることは無く、勢いを増して、迫りくるライトニングタイガーたちを押し流していく。
(精一杯舞います)
こうすることが自身の攻防一体の対応であり、ロベルタの補佐になるのだから。
サメを反転させれば、前方から迫ってくる水流。
「おぉ♪」
それが墨の起こしたものとわかっているロベルタに焦りはなく。既に封印は解いて全力態勢。反転からの降下先にはライトニングタイガーの大群。
――狙いは、ここ。
「Uccidi i nemici in orbita con l'aiuto del ruggito!」
多重詠唱開始。このユーベルコードは詠唱時間に応じて威力を増すがゆえに、その時間を多重で補う。後はサメの速度も乗せて、真上からのインパクトを叩きつけるのみ。
直後、サメの背からライトニングタイガー向けて飛び降りるロベルタ。くるりと体を回転させて踵落としの態勢。
ただの踵落としではない。雷属性に鎧すら無視できる【雷神の大槌】を乗せた渾身の、踵落とし。
「うぇーい♪
ロベルタの軽快な声とは裏腹に豪快な踵落としの衝撃が縦に走る。それはライトニングタイガーの大群の大半を飲み込んで砕いていく。しかし衝撃を逃れた十数匹のライトニングタイガーがロベルタに突進していく。
「お。おぉ?」
空中にあったロベルタではしっかりした回避行動がとれず、その身をかすめるように斬られてしまうが、直後サメが足元に滑り込む。
「さんきゅ~♪」
そのサメを足場にロベルタが跳躍。残っていたライトニングタイガーたちを蹴りで完全に砕いていくのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
桐嶋・水之江
すきゅりんってあのすきゅりん?
デコピンで倒されたんじゃなかったの?
意外としぶといのね
今回も相変わらず電光竜巻なのね
手下は…タイガー?どう見てもシュリンプじゃない
虎みたいな名前なのに見た目が海老だなんて紛らわしいわね
ブラックタイガー的なアレ?まあ、そんなことより嵐の中をどうするかね
イカルガで出るにしろ風速が強すぎるとしんどいわね
でも逆に考えましょう、風に流されちゃってもいいやと
抵抗するんじゃなくて追い風を受けて味方に付けるのよ
風の吹くまま気の向くままに加速してすれ違い様に水之江流機巧抜刀術でバッサリ
一瞬で間合いに入って離脱しちゃえばタイガーのライトニングも届かないわよね
●
ツイス島を取り囲んでいる、すきゅりんのメガリス『電光の羽衣』が生み出した嵐の壁。
「今回も相変わらず電光竜巻なのね」
桐嶋・水之江(機巧の魔女・f15226)博士は鉄甲船の甲板からそれを眺めながら、なんとも言えない、ともすればちょっと困ったような表情を浮かべていた。
「すきゅりんってあのすきゅりん? デコピンで倒されたんじゃなかったの?」
グリモアベースで話を聞いた時に思わず呟いた言葉である。そう、でこぴんで倒されまくっていたすきゅりんである。しかし、実際に嵐の壁を見て実感した――すきゅりんだなーって。
「意外としぶといのね」
一応、別個体だと思われます。しかし存在そのものが消えていなかったということに関しては桐嶋博士の言うとおりである。
「手下は……タイガー? どう見てもシュリンプじゃない」
『ラジエル』のホログラムコンソールに映し出されたデータで『ライトニングタイガー』の詳細を確認。どう見てもエビです、ありがとうございます。
「虎みたいな名前なのに見た目が海老だなんて紛らわしいわね」
たぶん、ブラックタイガー的なアレ? なんだと思います。まぁエビでもトラでも倒さないといけないし。
「まあ、そんなことより嵐の中をどうするかね」
コンソールを、指先でとんっと叩いて、桐嶋博士は観測されたデータを表示させる。すごい速度で流れていくデータを見つつ、桐嶋博士は『ふむ』と吐息をこぼすのであった。
(イカルガで出るにしろ風速が強すぎるとしんどいわね)
空中戦に優れた高機動キャバリア『イカルガ』。その出力と比較しても、嵐の激しさは結構なものであった。このままでは突入しても機体の自由を確保できないかもしれない。
「でも逆に考えましょう……風に流されちゃってもいいや、と」
……はい?
「抵抗するんじゃなくて追い風を受けて味方に付けるのよ!」
さっきまでのデータ観測は何だったのか、とか言ってはいけませんのです。
そんなわけで桐嶋博士のイカルガが鉄甲船から射出される。一直線に嵐の壁に向かって飛び、そして激突。
「……っと」
瞬間、イカルガが風に捕らえられ、機体の自由が奪われる。
しかし、それも想定通りと、機体の出力をアジャスト。機体を慣性に任せて、風の吹くまま気の向くままに移動していく。というか、風に乗って徐々に加速していくようだ。
そのイカルガを視認したのか、イカルガ目掛けてライトニングタイガーたちが押し寄せてくる。
「あら、早速ね」
射程距離に入った途端、ライトニングタイガーが帯電した羽根の竜巻を四方八方から放ってくる。
「……捉えた」
桐嶋博士とイカルガはただ嵐の中に漂っていたわけではない。風に乗りながらデータを集め、風の流れを読む。そして見つけた風の道。そこに乗れば、一気に加速して竜巻をすり抜けるイカルガ。
そしてすれ違い様に。
「一瞬で間合いに入って離脱しちゃえばタイガーのライトニングも届かないわよね」
【水之江流機巧抜刀術・壱ノ型】でバッサリ。イカルガの通り抜けた後にはライトニングタイガーのみじん切りがぷかーっと浮いている。それはビームソードを使った神速の連続斬りによるものだ。
と書けばかっこいいが、見た目はビームソードですぱーんすぱーんとエビを叩っ斬っていくイカルガである。
(誰でも達人と同じ動きが出来る斬撃モーション、楽ねー)
そんなことを思いながらエビを倒していく桐嶋博士。
そんな感じで調子よくライトニングタイガーを料理(?)していく桐嶋博士でした。
大成功
🔵🔵🔵
チル・スケイル
【アドリブが多いほど嬉しい】
では、サメナーズのみなさん。よろしくお願いします
サメの背か…足場としては十分です
むしろ避けと反撃に集中できます
…雷を操るタイガーと聞いていたのですが。
エビでは?
…スシにしたい…
両手両足に『拳杖パフィロ』を装備
攻撃を寸前で華麗に避け、氷の弾丸によるカウンターを狙う戦法をとります
嵐の中で弾が曲がると思うでしょう?ご安心ください、飛び交う雨が弾丸により凍りつき、針の雨と化し甲殻の隙間に突き刺さります
むっ!岩!
咄嗟に作った氷の腕で岩を掴み、そのまま飛ばして羽根の竜巻を相殺します
体勢を崩した所に氷の弾丸を連射!
だんだん嵐にも慣れてきました
今なら狙い撃ち、直接氷漬けにできます
●
ツイス島を取り囲む嵐の壁。その手前で海に浮かんでいる鉄甲船の甲板でチル・スケイル(氷鱗・f27327)は鮫魔術士の一団『サメナーズ』と協力体制を結んでいた。
「では、サメナーズのみなさん。よろしくお願いします」
ここまでの話し合いは十分。彼らが呼び出した改造サメに作戦もばっちり仕込んである。
とんっ、と飛び乗ったサメの背中は意外にも安定していて。
(サメの背か……足場としては十分です)
このまま空を飛んでも全然大丈夫そうである。
(これで避けと反撃に集中できます)
新たな相棒を得て、チルは嵐の壁に突入していくのであった。
そして、まずは倒せと言われていた敵と邂逅する。
「……雷を操るタイガーと聞いていたのですが」
そう、確か名前は『ライトニングタイガー』であったはずだ。しかし目の前にいる生き物、その姿は……!
「エビでは?」
エビだった。何度見しても、何回も目を瞬いても、目の前にいるのはエビだった。しかも落ち着いて見てほしい。その鮮やかな赤い体。これもう茹で上がった後なのでは?
「……スシにしたい……」
チルの本能に何かが直撃した瞬間であった。
●
何とか食欲を後回しにしたチル。そして意識を戦闘へ向け、戦闘態勢に入れば、視線がすっと鋭く、ライトニングタイガーを見据える。
(いきます)
素早く両手両足に、拳銃型の魔法の杖『拳杖『パフィロ』』を装着し、とんっ、と足でサメに合図を送るチル。その合図を受けて、サメが加速する。
チルの敵意を察してか、ライトニングタイガーたちが背にある羽根を震わせ。鋭く振り抜いた翼から飛ぶのは嵐の中で帯電した羽根。それが竜巻――天使の抱擁となってチルに襲い掛かる。
(想定通り、ですね)
そう思いながら、チル&サメは竜巻を華麗にすり抜けて。ライトニングタイガーを射程に捉えて銃口から氷の弾丸を放つ。1発では終わらず、2発3発と両手の銃口から氷の弾丸を弾幕のごとく。
「……」
その様子を無言で見つめるチル。『嵐の中で弾が曲がる』可能性。それによってライトニングタイガーから弾丸が逸れる可能性を考慮した対策がコレだ。
すなわち、氷の針の雨。弾幕と化した氷の弾丸によって飛び交う雨が凍りつき、針の雨と化したのだ。
鋭い氷の針がライトニングタイガーの群れに降れば、甲殻の隙間に突き刺さって貫く。刺さったまま折れない氷はライトニングタイガーの動きそのものを阻害して、嵐の中での行動力を奪っていく。
しかしライトニングタイガーの数は多い。ひとつの群れを落としたところでまだまだおかわりがいっぱいいるのだ。
突っ込んでくるライトニングタイガーをサメの上でステップを踏んでかわせば、次のライトニングタイガーに対してはカウンター気味に蹴りを放つ。間合いに入っていなくとも、足に装着されたパフィロから氷の弾丸が放たれ、接近してくるライトニングタイガーを撃ち貫く。
まるで舞うかのごとく、サメの上で回避行動をとりながら、攻撃を回避して、直後に銃口から必殺の氷の弾丸を叩きつけ。チルの的確なカウンターがライトニングタイガーを次々と撃ち落としていく。
そうやって何度目かの攻防を終えた後。チルは自分の体を確認する。どうやら徐々に嵐という環境にも慣れてきたようだ。
(今なら狙い撃ち……)
つまりこちらから仕掛けて直接氷漬けにすることも可能。
(行きましょう)
たんたん、と足元のサメに合図すれば、サメがチルの意のままに嵐の中を進軍する。
そして、近距離からの氷の弾丸で着々とライトニングタイガーを氷漬けにしていくチルであった。
大成功
🔵🔵🔵
フィア・シュヴァルツ
弟子のルクスと
「くくく、すきゅりんか。
戦争では一捻りしてやったし、今回も楽勝だな!」
ん、どうやって飛んでいくのか、だと?
愚問だな、我が弟子、ルクスよ。
「それはもちろん、飛んでいくに決まっているではないか!
この【死霊船団】でなあ!」
幽霊船の後方から我の魔力を放出し、船を飛行させて突撃するぞ。
これならばエビとの空中戦も問題あるまい!
「さあ、アンデッド軍団よ、エビどもを狩り尽くすのだ!
今晩の夕食はエビづくしだぞ!」
ん?
嵐や雷への対抗策?
「フハハハ!
我の魔術で喚び出した幽霊船が嵐ごときで沈むわけがなかろう!
……って、ただでさえぼろぼろな船体が、嵐と雷でさらにぼろぼろにー!?」(しかし強引に突破する
ルクス・アルブス
フィア師匠と
「師匠、サメも借りないでどうやっていくんですか?」
師匠は船団を喚び出すみたいですけど、わたしは素直に、
「『サメナーズ』さん、猟兵です。サメ貸してください!」
と、事情を話してサメを借りましょう(強奪)。
イルカなら可愛さアップだったのに、と思ったのは内緒。
嵐まではサメで師匠と併走していたのですが……。
「え?師匠?」
激しい嵐に破壊されていく師匠の船に呆然。
「対策、まったくないじゃないですか!?」
これは『戦争の時』とかも、同じことしたんだろうなー、と察し。
師匠なら無事ではあるだろうから、
ここはわたしの成長を見てもらいましょう!
【Tanz des Hagel】でエビの活き作りを大量作成です!
●
すきゅりんのメガリス『電光の羽衣』によって作り出された、ツイス島を取り囲む嵐の壁。それは全周囲どこを見ても隙間などなく。
しかしそれを見てもなお、不敵に笑う猟兵がいた。
「くくく、すきゅりんか。戦争では一捻りしてやったし、今回も楽勝だな!」
その記録は本当かどうか確認ができないが、フィア・シュヴァルツ(漆黒の魔女・f31665)さんがふぃあふぃあすればすきゅりんなどものの数では……胸囲の格差社会は大丈夫でしょうか?
そんなフィアを心配そうに見つめているのは弟子のルクス・アルブス(魔女に憧れる魔法少女・f32689)であった。
「師匠、サメも借りないでどうやっていくんですか?」
いや、むしろ保護者かこれ? 噂では餌付けもバッチリらしい。
「ん、どうやっていくのか、だと? 愚問だな、我が弟子、ルクスよ」
鷹揚に振り返って、フィアは弟子を見る。その弟子からの視線は、わくわくというか憧れというか、とにかくポジティブな感じに満ちている。その期待に応える(?)べく、フィアが口を開く。
「それはもちろん、飛んでいくに決まっているではないか! この【死霊船団】でなあ!」
ばばーん、とフィアが呼び出したのは【死霊船団】。フィアの魔力を糧に現出するアンデッド軍団が乗る幽霊船団である。弱点はフィアの魔力を使うという点だろうか。何故なら魔力を使うと彼女はお腹が空く。すごく空いちゃうのだ!!
「そしてこうだ!」
と幽霊船の後方から魔力を放出することで、幽霊船を飛行させるフィア。お腹が空くことを除けば完璧だが、その空腹もエビを食べるという対策がある。そしてこれならばエビとの空中戦も問題ない!
「さあ、アンデッド軍団よ、エビどもを狩り尽くすのだ! 今晩の夕食はエビづくしだぞ! フハハハハ!」
高笑いしながら嵐の壁の方へ向かうフィアさんである。
一方、そんなフィアを感嘆の表情で見送ったルクスは、今度は自分の番とサメに飛び乗る。
「わたしは素直に、事情を話して借りましたので」
そう、彼女の手元には鮫魔術士団『サメナーズ』の改造サメがいたのだ。若干ビビっている気がしないでもないが、まぁ強引に奪われた(意味深?)となれば仕方ないのかもしれない。しれない?
そしてルクスがぽつり。
「イルカなら可愛さアップだったのに……」
「……!?」
奪っておいてそれ言う?! って顔のサメさんでした。
●
そんな感じで空を並走するフィア(幽霊船)とルクス(サメ)の二人。嵐の壁に近づくにつれて、時折電光が走ってくる。
「わわっ、対策打たないと危ないかもですね」
電光をひょいっと避けるサメ乗りルクスがそう呟くと。
「ん? 嵐や雷への対抗策?」
フィアが首を傾げる。
「え? 師匠?」
嫌な予感がするルクス。しかし呼び止めようとした時には既に加速しているのがフィアである。ルクスの目に映る、無防備で嵐に突っ込む幽霊船(一般的なイメージ)。
「ちょっ?! 師匠危ないですよ!?」
「フハハハ! 我の魔術で喚び出した幽霊船が嵐ごときで沈むわけがなかろう!」
フィアの高笑いが響き、直後、幽霊船が嵐の壁に激突する!!
どかーん。
「……って、ただでさえぼろぼろな船体が、嵐と雷でさらにぼろぼろにー!?」
「対策、まったくないじゃないですかーー!?」
嵐に飲み込まれて悲鳴をあげるフィアに、激しい嵐に破壊されていく師匠の船に絶叫するルクス。
そして幽霊船は強引に嵐の壁へと突き進んでいく。嵐の中に消えていった、否、きっと突破したのだろう、師匠の船を見届けたルクス。
(『戦争の時』とかも、同じことしたんだろうなー)
とか察することのできる、出来た弟子でした。
とりあえず目の前の衝撃映像(?)が終わったので、ルクスは深呼吸ひとつ。そして改めて嵐の壁を見据える。
(師匠なら無事ではあるだろうから、ここはわたしの成長を見てもらいましょう!)
足元をたんたんと叩けばサメが加速して、そして嵐の壁を難なく突破する。
嵐の中で視界に捉えたのは、航行不能になっている幽霊船とその甲板にいるフィア。そして船の周りに大量に集っている『ライトニングタイガー』である。
「くっ……魔力が……!」(訳:お腹が空いて力が出ないよ!)
どうにかライトニングタイガーを追い払っているフィアであるが、完全に取り囲まれている。
そんな様子を捉えたルクスは即座に行動開始。
「師匠、今行きます!」
と変身バンクを飛ばして魔法少女へ変身! その姿はまごう事なき魔女の弟子である。
「これでエビの活き作りを大量作成です!」
と口ずさむは旋律。それに乗せた歌うような詠唱で以て、形作るは氷の礫。これこそが彼女の魔法【Tanz des Hagel】である!
「氷よ、穿てっ!」
その言の葉すらも旋律に乗せて。氷の礫が縦横無尽に駆け巡り、ライトニングタイガーたちに直撃、凍結させていく。
ただ、ひとつ難点をあげるとするならば。
『歌もへたっぴなので、魔法は発動しますが、周りの人には精神ダメージがいくかもです』(誰かの談)
「ぐあああああ!?」
ちょこっとだけ師匠を巻き込んじゃったけど、問題なくライトニングタイガーたちを倒すことが出来たルクスでした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『すきゅりん』
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POW : ほーみんぐ・ぼまー
攻撃が命中した対象に【電撃の継続ダメージ・追跡効果の癒えない傷】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【投擲魚雷(誘導弾・弾幕・制圧射撃・爆撃)】による追加攻撃を与え続ける。
SPD : ばいぱー・ぱるすほー
レベル分の1秒で【巨大な雷蛇型の電撃(スナイパー&誘導弾)】を発射できる。
WIZ : 電撃戦闘機隊召喚
召喚したレベル×1体の【小型高速戦闘機隊(機銃装備)】に【ミサイル&投下弾の無限供給・水中行動機能】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
イラスト:おきな
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠泉・火華流」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
それは自画自賛の極みであった。
「フッ……やはり、私はパーフェクト……」
メガリス『電光の羽衣』で嵐の壁を作り出し、ツイス島を取り囲んだ張本人『すきゅりん』は『私は完璧ですけど、やっぱり穴とかあると怖いし……』と巡回していたのだが、特にそんなものはなかった。それゆえの先ほどの言葉である。
「でもお腹が空きました。そろそろエビの群生地ですし、ご飯食べてから……」
ライトニングタイガー、ごはんだったんかい。
しかし、古来より腹が減っては戦は出来ぬ、と言われている。ごはんは大事なのだ。
そんなわけで嵐の中を悠々と移動しながらごはんを探していたのだが、行けども行けどもエビが見つからない。
「これはもしかして……私のエビが全滅してます!?」
その事実が示すことはただ一つ。
「まさか、猟兵が?! どうやって!?」
これはマズイ。猟兵といえば、かの戦争で数々のネームドすきゅりんを倒してきた相手なのだ。このまままともに戦っては……否。
「いえ、猟兵とてこの嵐の中ではろくに戦えない上に、エビとの戦いで消耗しているはず!」
ならばここは打って出る。
武器を持つ手足(蛸足)に力を入れて、すきゅりんは猟兵たちを探し出して、叫んだ。
「サメぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
なんでも生理的に天敵らしいですサメ。
猟兵の乗り物を見て、すきゅりんは絶叫したのであった。
※シナリオ補足※
プレイングボーナスは1章に引き続き、『サメに乗って戦うこと』
サメが生理的に怖いらしく、ちょっとビビってへなちょこになります。。攻撃はしてきます。
サメに乗っていない場合はこちらのプレイングボーナスを狙ってください。
『すきゅりんを調子に乗らせる』
エリートというか、昇格してきた事実があるせいか、おだてるとか誉めるとかに弱いです。調子に乗ってくると攻撃が雑になります。
なお、このシナリオのすきゅりんは戦争の時のすきゅりんよりは強いのでワンパンやデコピン一発では倒せません。一撃必殺になりそうな攻撃は1回だけ根性とかガッツとかそういうので耐える可能性があります。HP1で復活するのでその場合はデコピン・ワンパンが有効です。参考にしてください。
ロベルタ・ヴェルディアナ
墨ねー(f19200)。
あ。今度は嵐の中から声がするねぃ♪合言葉かも?
僕も負けないで鮫~♪ってお腹から声を出してみるよ。
でも開いてくれないから鮫達にお願いしてみるじぇ♪
「うぇ~い♪ 竜の巣(勝手に命名)にとーちゃく~!」
今度は鮫達じゃなくて墨ねーの力で運んで貰おうと思うよ。
パフォーマンスで身体能力を上げてから封印を解いておく。
オーラ防御で身体を強化してから多重詠唱しながらダッシュ。
「…アレを使うわ、お姉様ッ!」
説明ないから墨ねーは戸惑うかもしれないけど…大丈夫!
思いきり空にあがってる間も多重詠唱は続けるじぇ。
「い な ず ま…キィック!」
目標はすきゅりんの頭の上。身体を捻って回転も加えてみる。
浅間・墨
ロベルタさん(f22361)。
嵐の中の声はとても切実で絶望に満ちた感じがしました。
このままそっとしたい気持ちで…少し躊躇してしまいます。
しかしロベルタさんに続いて嵐の中に入りこみます。
これがすきゅりんさん。初めて拝見しましたが蛸なんですね。
前回は嵐の外だったのでお顔をみるのは初めてで。
急にロベルタさんに『お姉様』といわれ戸惑いました。
しかしこちらに駆けてくる様子でなんとなく察しています。
こちらもリミッターを解除し限界突破して多重詠唱開始です。
早業と見切りでロベルタさんの動きを予測し呼吸を合わせます。
「は…は…!」
『国綱』の峰でロベルタさんを打ち上げます。
攻撃は継戦能力で速度を維持しつつ回避を。
●
引き続き、改造サメに乗ったまま、嵐の中を回遊するロベルタ・ヴェルディアナ(ちまっ娘アリス・f22361)と浅間・墨(人見知りと引っ込み思案ダンピール・f19200)。
その時聞こえてきたのはおそらく『すきゅりん』の絶叫であった。
「あ。嵐の中から声がするねぃ♪」
『合言葉かも?』と思ったロベルタが『僕も負けない』とお腹から声を出してみる。
「鮫~~~♪」
特に反応は何も無い。ただの絶叫だったようだ。
(嵐の中の声はとても切実で絶望に満ちた感じがしました)
同じくその声を聞いた墨の感想である。あまりにも切なかったので、このままそっとしたい気持ちに駆られてしまい、思わず躊躇ってしまった墨だったが。
「私の! エビ返して!!」
すきゅりんはそんなことお構いなしに仕掛けてくる。自身の周辺に召喚した小型高速戦闘機隊(機銃装備済)が墨とロベルタ向けて突撃してくる。
「わぁぁぁっ!?」
「……っ!」
四方八方から襲い掛かってくるミサイル(あらゆる環境で戦闘可能)が発射され、二人を爆撃するも、どうにかオーラ防御で爆発をしのぐロベルタと墨。
(これがすきゅりんさん。初めて拝見しましたが……蛸なんですね)
と墨が思う程度にはまだ余裕があるが、戦闘機の攻撃はかなり激しい。このまま多勢に無勢を貫かれるとさすがに追い込まれそうだ。『お顔をみるのは初めてで』なんて言ってる場合ではない。
「……アレを使うわ、お姉様ッ!」
「……!?」
唐突にあげられた声はロベルタのもの。墨が戸惑いながらもそっちを見ると彼女もこっちを見ていた。そしてこちらに向けてダッシュしてくる。その様子になんとなく察した墨は『その準備』に入った。
(封印を解いて~、後は多重詠唱だねぃ)
ダッシュしながらロベルタは次の行動の準備を整える。パフォーマンスで身体能力を上げてから封印解除。そして多重詠唱で【雷神の大槌】を。
(説明ないから墨ねーは戸惑うかもしれないけど……大丈夫!)
そんな無茶振りをされている墨も状況に合わせて動いていた。
すばやくリミッター解除。限界突破しつつ、こちらも多重詠唱で【地擦り一閃『伏雷』】に備える。
すっと細めた目で見切るのはロベルタの動き。予測し、呼吸を合わせて……放つ!
雷のごとくロベルタの方へ駆け抜けながら下から抉るような一閃。それは大刀『粟田口国綱』の峰で放たれ、ロベルタが差し出した足の裏を捉えて。
「は……は……!」
振り抜いた一撃がロベルタを高く打ち上げる。
(ナイス、墨ねぇ♪)
と思考は巡らせながらも、依然多重詠唱を続けているロベルタ。詠唱の分だけ威力が高まるユーベルコードならば。上昇の頂点は力を溜め切った地点でもある。
「い な ず ま……キィック!」
急降下しながらすきゅりん目掛けて超光速の蹴りを放つロベルタ。加速しつつ身体を捻って回転も加えて。強烈な一撃がすきゅりんに直撃する。
「ぎゃぁぁぁぁ!?」
ロベルタの爪先がすきゅりんの体を捉えて吹っ飛ばすのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
チル・スケイル
サメは嫌ですか。そうですか。
(知ったことではないのでそのまま戦う)
氷竜様、よろしくお願いします
魔法で召喚した氷竜様の霊に、極低温のブレスを吐いていただく
その対象は群れなす戦闘機
数が多いだけなら、まとめて氷に包む
たとえそのまま飛べるとしても脅威ではない
ミサイルを使っても落とせずに自爆するだけでしょう
戦闘機の相手は氷竜様にまかせ、私はすきゅりんと直接対決
嵐の中だろうと狙撃してみせる…このカシュパフィロで
狙い目は…脳天や心臓以外なら、手足に持った武器群でしょうか
●
鮫魔術士『サメナーズ』の改造サメに乗ったまま、チル・スケイル(氷鱗・f27327)が嵐の中を行く。おそらくこのまま行けば『すきゅりん』と邂逅できる……と思ったら、目の前をすっごい勢いで通り過ぎていった。想定するにぶっ飛ばされたようである。
「くっ、このままじゃ……ってサメェェェェ!!」
そしてチルの乗るサメを見て絶叫した。
その様子を見て、チルは『ふむ』と腕を組む。
「サメは嫌ですか。そうですか」
「うっ……」
チルの言葉に思わず下がるすきゅりん。しかし、チルは知ったことではないとそのままサメに乗ってすきゅりんに迫る。
「こ、来ないでーっ!!」
片手で『来るな』ポーズをすると同時に、すきゅりんの周辺に召喚される電撃戦闘機隊。それが嵐をものとせず、縦横無尽に飛び交ってチルに迫る。もちろん迫るだけではなく、ミサイルによる一斉爆撃を開始!
だがチルは冷静に、次の手を打つ。
「氷竜様、よろしくお願いします」
彼女の声に応じて傍らに顕れるのは偉大なる氷竜――【氷術・召竜】。そして彼女の求めのまま、その強大な力を振るう。放つのは極低温のブレス、対象はもちろん群れなす戦闘機と発射されたミサイル群。
真正面から氷雪と戦闘機隊がぶつかり、そして戦闘機隊とミサイルがまとめて氷に包まれて落ちていく。
「えぇぇぇぇ?!」
結構自信があったらしい戦闘機隊がまとめて凍り付いて嵐の中に墜落していく様に、またまた叫ぶすきゅりん。
その視線が戦闘機を追って数瞬、チルと氷竜から逸れる。
それは明確すぎる、隙だ。
(嵐の中だろうと狙撃してみせる)
チルの手にあるのは『狙撃杖『カシュパフィロ』』。構えはもちろんスナイパーライフル。
すきゅりんの視線が元に戻るよりも早く。チルが引き金を引く。先端より放たれるのは氷の魔法弾。それは嵐の中の風すらも計算に乗せて、寸分狂わず、すきゅりんの蛸足に直撃する。
「くぅっ?!」
まともに受けたその箇所から凍結が進み、先端に持っていたミサイルごと足が数本凍り付く。すきゅりんの使える武器が明確に減った瞬間であった。
大成功
🔵🔵🔵
桐嶋・水之江
あ、すきゅりん
さあイカ(ルガ)対タコの頂上決戦よ
このすきゅりんは確かにデコピン一発でKOしてた時とは違うわね
おまけにエビと先に戦わせて消耗を狙うなんてなかなか策士じゃない
その上で無数の戦闘機隊を召喚して追い回させる作戦なんてよく思い付いたわね
流石レディ・オーシャンにスカウトされるだけはあるわね
まいったわね、これじゃ手も足も出ないわ
恐るべしすきゅりん…このぐらいでいいかしら?
なんかドヤってるところ悪いけれど、戦ってる時は相手から目を離しちゃダメよ
はいユーベルコードキャンセラー
一瞬だけ使って戦闘機隊をデリートしましょう
でもってビームスマートガンでぴちゅーん
卑怯?勝手に油断した方が悪いのよ
●
猟兵たちの攻撃で徐々に『すきゅりん』が追い込まれていく。最初から劣勢だったじゃん、とか言わないであげてお願い。
「お腹が空いてはなんたらかんたら!」
そんな感じで蛸足数本を凍らせた状態ですきゅりんは態勢を立て直すべく、一時撤退(出来ればそのまま撤退)しようとしていた!
「あ、すきゅりん」
「みつかりましたー!?」
桐嶋・水之江(機巧の魔女・f15226)博士&彼女が搭乗する機体『イカルガ』がばっちり見つけていた。悲しみに嘆くすきゅりん。
「さあイカ(ルガ)対タコの頂上決戦よ」
「仕方ありません! 受けて立ちましょう!」
そんなわけで唐突に頂上決戦が始まってしまったのである!
●
「いってください、お願いします!」
すきゅりんが電撃戦闘機隊を召喚する。彼女の周囲に無数の小型高速戦闘機隊(機銃装備済)が現れ、そのまま桐嶋博士&イカルガ目掛けて特攻してくる。ついでにミサイル発射で逃げ場も塞ぎながら。嵐の中という悪環境においてなお、その能力は十全に発揮されていた。
「ちっ……!」
小さく舌打ちして、イカルガに回避行動をとらせる水之江。一瞬前までイカルガがいた場所が爆発、それが連鎖して続く。まるでイカルガの動きに爆発が連なって追いかけていくかのように。
「もうっ!」
イカルガを急制動させて爆発を受け止める水之江。直後、ミサイルの爆発がイカルガを包み込む。
「アーッハッハッハ! 私はこれまでのすきゅりんとは違うんですよ!」
その様子に高笑いをするすきゅりん。戦闘機たちをイカルガの全周囲に配置させて、水之江の次の行動を油断なく待つ。
「確かにデコピン一発でKOしてた時とは違うわね」
いまだ晴れ切っていない爆発の中から水之江の声が聞こえた。どうやらすきゅりんの攻撃に驚いているようだ。
「フフフ、よくわかっているじゃないですか」
その言葉を受けつつすきゅりんが追撃しようとする。だがその前に水之江の言葉が響く。
「おまけにエビと先に戦わせて消耗を狙うなんてなかなか策士じゃない」
「!?」
思わぬ賞賛にすきゅりんの手が止まった。ちょっと顔がにやけている。
「そ、そんなこと……」
「その上で無数の戦闘機隊を召喚して追い回させる作戦なんてよく思い付いたわね」
「そ、そうですか? そう思います?」
「流石レディ・オーシャンにスカウトされるだけはあるわね」
「やだなー。照れちゃうじゃないですかー!」
「まいったわね、これじゃ手も足も出ないわ」
「やっぱり? やっぱり!? 実際、私が優勢ですもんね。えへへー♪」
「恐るべしすきゅりん……このぐらいでいいかしら? はいユーベルコードキャンセラー」
「なんですぎゃぁぁぁぁぁーーーっ!?」
凄まじいまでの、持ち上げからの突き落とし。天国と地獄とはまさにこのことか。
すきゅりんの性格を狙った桐嶋博士の見事なまでの誉め言葉。クリティカルヒットしまくった結果、すきゅりんの戦意はあっちの方向を向いたのだ! その一瞬に、水之江の【ユーベルコードキャンセラー】が炸裂である。ちなみに見るからにヤバそうな波動が放出されるので、すきゅりんがめちゃくちゃビビったというのは秘密だ。
そんなわけであらゆるユーベルコードの力を無力化する波動が戦闘機隊を文字通りデリートする。
「なんかドヤってるところ悪いけれど、戦ってる時は相手から目を離しちゃダメよ」
桐嶋博士、全くもっての正論です。ついでに言うなら、さっきミサイルの直撃を受けていたけれども、イカルガ完全に無傷。舌打ちも演技でした。
「ずるいですー!?」
「勝手に油断した方が悪いのよ」
すきゅりんが慌てて再攻撃の態勢を整える前に、イカルガのビームスマートガンがぴちゅーん! どかーん!!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーっ?!」
「直撃ね」
あっさり吹っ飛ばされる様子は以前とそんなに変わらないすきゅりんでした。
大成功
🔵🔵🔵
フィア・シュヴァルツ
弟子のルクスと
「フハハハ、嵐の中を耐えた我の死霊船団、さすがだな!」(ボロボロのフラフラで飛行しながら
ちょっとまだフィアの歌声で耳が痛いし、魔力消費で腹が減ったが、ここからが本番よ!
エビはたっぷりと手に入れたので、次はタコだな!
ルクスよ、今晩のエビフライとたこ焼き、楽しみにしているぞ!
「我が部下たるアンデッドたちよ!
我が強大なる死霊魔術師であることを思い知らせてやれ!」
敵が放ってくる電撃や魚雷は幽霊船団の船体を盾にして防ぎタコ娘に接近!
アンデッド部隊で近接戦闘を挑み、そのタコ足を斬り裂いていってくれるわ!
「ふむ?
サメもいるのか。
……サメの刺し身は美味いという話も聞いたことがあるな」(きゅぴーん
ルクス・アルブス
フィア師匠と
師匠、師匠ってば、こっち見てくださいよぅ。
耳を押さえて胸をはる師匠を追いかけていたら、絶叫が?
一足遅かったですね。
エビは冷凍させていただきました!
あとはタコ(すきゅりん)をがあれば、
エビフライとたこ焼きの完成です!
サメに乗ったまま近づいていったら、
すきゅりんさんから動揺が?
『光の勇者』に恐れをなしましたね!
でもメニューはもう決定済みです!
アンデッドさんが切り取ったタコを
【Tanz des Hagel】で冷凍に。鮮度大事。
師匠?
シャーちゃんは恩鮫ですよ!?
船を壊してただけの師匠とは貢献度が違います!
サメなら師匠が釣ってきてください。
釣れなかったら、今日はごはん抜きですからね!
●
無事、嵐の壁の中で合流できたフィア・シュヴァルツ(漆黒の魔女・f31665)とルクス・アルブス(『魔女』に憧れる自称『光の勇者』・f32689)の師弟コンビは若干きまずい雰囲気であった。何故かというと、ルクスの歌がうっかり師匠たるフィアを巻き込んでしまったからである!
「師匠、師匠ってば、こっち見てくださいよぅ」
「フハハハ、嵐の中を耐えた我の死霊船団、さすがだな!」
耳を押さえて胸をはるフィア(onボロボロのフラフラで飛行し続ける幽霊船)。それを追いかけるルクス(on改造サメ)。その距離は色々あってなかなか縮まらない! このままで師匠が機嫌を損ね切って帰ってしまう!
そんな焦燥感にルクスが駆られた瞬間、どこからか悲鳴が響き渡る。それを聞いたルクスが止まったのでフィアも止まった。仲良しか。
「誰でしょう?」
「む?」
フィアの視線が一点を向く。その方向から現れたのは『すきゅりん』であった。蛸足の一部を凍らされ、全身を程よく焼かれ。若干美味しそうな匂いがしている。
ふらふら~と流れてきたすきゅりんが、フィアとルクスに気づいた。
「ひっ?! こ、ここにもサメェェェェェ!!?」
再び絶叫するすきゅりん。
その様子をどう理解したかはさておき。
「一足遅かったですね。エビは冷凍させていただきました!」
ルクスがクラリネットでびしっと指す。
「エビはたっぷりと手に入れたので、次はタコだな!」
『まだルクスの歌声でちょっと耳が痛いし、魔力消費で腹が減ったし』とか思っていたフィアだが、それは内緒である。
「そう、ここからが本番よ!」
フィアも杖でびしっとすきゅりんを指す。
「あとはタコをがあれば、エビフライとたこ焼きの完成です!」
「ルクスよ、今晩のエビフライとたこ焼き、楽しみにしているぞ!」
「私を食べないでくださーーーいっ!!! 私もお腹空いているんですぅぅぅ!!!」
ここに空腹大決戦(?)が始まったのである!
●
サメに乗ったまま突撃する光の勇者ルクス。
「ひっ!?」
その様子にすきゅりんが怯む。
「おや?」
それを確認したルクスは調子を上げてスピードアップ。
「くっ、るなぁぁぁぁ!!」
心理的な恐怖は拭えず、叩き落そうとして巨大な雷蛇型の電撃を放つすきゅりん。それを華麗なサメ捌きでするっとかわしながらさらに肉薄するルクス。
「『光の勇者』に恐れをなしましたね!」
いや、違うから。サメが怖いだけだから。
「でもメニューはもう決定済みです!」
そっちもメニューに不満があるわけじゃないから。サメが怖(以下略)
ルクスの接近を嫌って、すきゅりんは次々と電撃ぱるすほーを放つ。
「おっとと」
そこまで連射されるとさすがに避優先しないと危ない。少し足踏みしているルクスの側を颯爽と突撃したのは師匠であった(ただし船体はぼろぼろである)
「我が部下たるアンデッドたちよ! 我が強大なる死霊魔術師であることを思い知らせてやれ!」
『我、実は死霊魔術師なのよな!』とフィアは別の機会で語ったという。それ忘れちゃダメなのでは? しかしそんなことは影響せず、術のキレは絶好調だ。
迫りくるぱるすほーを船体を軋ませながら回避。多少かすめようとも船体が弾いて……ないな? 崩壊を続けながらしかし前進は止まらない。そして次に大量に降ってきたすきゅりんのほーみんぐ・ぼまー(追跡効果付きのミサイルとかだよ)は。
「フハハハハ!」
幽霊船団の船ひとつを前面に横に展開、盾にして防御……って爆発してますけどー?!
しかしその爆風すらも利用して、その間に別の船がすきゅりんに突撃する。接近(アンデッド部隊が!)してしまえばこちらのものだ!
「そのタコ足を斬り裂いていってくれるわ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁっ!?」
フィアの宣言通り、アンデッド部隊がすきゅりんの蛸足を斬り裂いて持ち帰る。持ち帰る(大事なことなので2回言いました)
「ナイスです、師匠!」
そこでルクスが追い付く。そしてユーベルコード【Tanz des Hagel】発動!
「きゃぁぁぁぁっ!! ってあれ?」
悲鳴をあげるすきゅりんだが、ルクスの周りに浮いていた氷の礫は全然すきゅりんの方へ来ない。じゃあどこに行ったかというと。
「鮮度大事」
フィアのアンデッドが切り取った蛸足を冷凍保存していました。
「だから食べないでくださいーーーーっ!!!」
自分の足が冷凍保存されている状況に耐えきれず、涙目で突っ込んでくるすきゅりん。
「我が弟子よ。食材の方から飛び込んできたぞ! 確保だ!」
「はい、師匠!」
フィアの雑な命令で発動するルクスの【師匠の専属料理人】。するとルクスの手に大型の刺身包丁が現れる。
「食材、確保ーーーっ!!」
さすが勇者。目にも止まらぬ剣速で残っていた蛸足を叩っ斬る。そして再び冷凍保存。
「もういやーーーっ!! おうちかえりますーーっ!!」
そして完全に自分を食べる気=捕食者なフィア&ルクスに、ついにすきゅりんが戦闘放棄した(自主的に骸の海へ還りました)のでした。
●
こうしてツイス島を取り囲む嵐の壁、その元凶である『すきゅりん』はこの海域から消滅した。同時にメガリスの効果も消えて、ツイス島は以前と同じ姿を取り戻したのである。
そう、『すきゅりん』の前線基地計画は猟兵たちの活躍で海の藻屑となったのだ。
そして今晩のご飯を確保したルクスとフィア。きっと帰ったら再びルクスの【師匠の専属料理人】が猛威を振るうのであろう。今日はエビフライとたこ焼きである。
その時、フィアはふと思い出した。
――そういえば、サメってフカヒレでは?
「ふむ? サメもいる……な」
じーっとルクスの乗る改造サメを見つめるフィア。サメの方も不思議そうにフィアを見上げる。
「……サメの刺し身は美味いという話も聞いたことがあるな」
「……!?」
フィアの『きゅぴーん!』という眼光に、さすがのサメもびくっとした。まさか食われるの? こんなに頑張ったのに? という感じがひしひしと伝わってくる。
「師匠?」
ルクスの声に、今度はフィアがびくっとする番であった。
「シャーちゃんは恩鮫ですよ!? 船を壊してただけの師匠とは貢献度が違います!」
「評価が酷い?!」
ルクスの物言いに思わずフィアがツッコむという異常事態が発生する。ちゃんと蛸足(食材)確保頑張ったのに。というかその前に借り物を食べるな。
「サメなら師匠が釣ってきてください。釣れなかったら、今日はごはん抜きですからね!」
「あれ? 我、今日はエビフライとたこ焼きと聞いて……ヒッ」
ご飯を作る人が一番偉い。ルクスの眼光にフィアが直立する。
今日も平和(?)な師弟コンビでした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2021年05月03日
宿敵
『すきゅりん』
を撃破!
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