メイドと執事と縁ムスビ~シャドウパラダイス粉砕作戦!
●忍び寄る影の組織!
今日も今日とてキマイラフューチャーは猟書家幹部の侵略を受けている!
「ふっふっふ、ついに私も幹部に……え、違う? あ、代理ですか了解です」
悪の組織『シャドウパラダイス』の首領代理に就いたのはもふもふっとした感じの縁結び怪人『ムスビ』さんである。
「それでは皆さん! 張り切ってキマイラたちを連れてきてくださーい!」
シャドウパラダイスのアジトでもある、闇のレジャー施設シャドウパラダイスでムスビは配下である影法師怪人たちに命令する。
「あの、ご主人様」
「はい? 何でしょう?」
影法師怪人化している『フロガステリ家の召使い』がおそるおそるムスビに話しかけると、ワンコがくるっと振り向いた。召使いの表情は真剣そのものである。
「連れてくるにあたって、メイド服着せていいですか?」
「それなら執事服も許可を下さい」
きりっとした表情から繰り出される言葉は、完全に彼ら彼女らの使命感であった。
「好きにやっちゃえー!!」
「「やったーーーっ!!」」
ムスビの許可を得て、召使いたちは一斉に街へ飛び出していくのであった。
●ネコキマイラ慌てる
「大変ですにゃ! キマフューのキマイラたちがピンチですにゃ!」
自身もキマイラなシャムテイル・イルミナス(カシミール・キトゥン・f05642)が猟兵たちに対して、予知の内容を話し出す。
「今回、アタシの予知にひっかかったのは悪の組織『シャドウパラダイス』ですにゃ」
影法師怪人を擁するシャドウパラダイスは、キマイラたちを誘拐してアジトに連れ込み、そこでを怪人(オブリビオン)に改造しようとしているのだ!
今そのために影法師怪人たちが街へ繰り出している、間違えた、街で標的たるキマイラを狙っている。
「影法師怪人たちは、『どこにでもいるようなキマイラ』の姿に擬態しますにゃ」
そうして違和感を消した後に、標的のキマイラに接触。『流行りの施設』と称してアジトのシャドウパラダイスへキマイラを連れ込むのである。キマイラたちは疑問すら抱かず、シャドウパラダイスへ誘拐されてしまうだろう。そんなことが続けばキマフューのキマイラたちが絶滅しかねない。
「そこで皆さんにはシャドウパラダイスに乗り込んで、影法師怪人と幹部代理のムスビを倒してきて欲しいのですにゃ」
●シャドウを打倒せよ
影法師怪人が街へ散ってしまっているため、全員帰ってくるまで誘拐されたキマイラたちはシャドウパラダイス内で遊んでいる。
「シャドウパラダイスの中は、なんと! メイド喫茶と執事喫茶になってますにゃ」
ついでに言うと、キマイラたちが客ではなく、接客側である。
何故かというと、影法師怪人であるフロガステリ家の召使いの絶対なる使命感によって、メイド服か執事服かを着せられているからだ。体験メイド喫茶とか体験執事喫茶とかそういう感じ。
「なので、最後の影法師怪人が帰ってきたタイミングで皆さんが踏み込めばバッチリですにゃ」
そこでまず、影法師怪人化している召使いたちを倒してほしい。影法師怪人化によって真っ黒な影法師を被せたような姿になっているが、能力はそんなに変わってない。使命感も。
そして召使いたちを倒したら、奥からムスビが出てくる。正確に言うと床がせり上がって上から目線で勝負を仕掛けてくる。これを撃破すればシャドウパラダイスの野望は阻止することが出来る。
「ちなみに誘拐されたキマイラたちはその場に残って、皆さんの戦闘を観戦してますにゃ」
猟兵は、キマイラフューチャーの誰もが知るヒーロー、ヒロインである。そんなメジャーな存在の戦闘シーンとか、何があっても配信するに決まっている。
「キマイラたちが大盛り上がりするような戦闘なら、応援もバッチリしてくれますにゃ」
それは猟兵たちの力となるはずだ。
「そんなわけで皆さんよろしくお願いしますにゃ!」
そう言ってシャムテイルは猟兵たちをキマフューへ送り出すのであった。
るちる
こんばんは。まいどお世話になってます、るちるです。
ムスビちゃん可愛いよね! そんなわけでキマフューの猟書家幹部シナリオでーす。ゆるふわっと緊張感のない感じのコメディなシナリオのお届けです。
●全体
2章構成の猟書家依頼です。
上記の通り、コメディとかギャグとかを想定したオープニングになっていますが、リプレイはいただいたプレイングの雰囲気に沿ったものになります。シリアスなプレイングならシリアスなリプレイに、といった感じです。
全編通して、レジャー施設であるシャドウパラダイス内での戦闘になります。すーーっごく広いメイド喫茶と執事喫茶(2つの施設の境目はなく、壁とかの仕切りもありません)の中で戦うとお考え下さい。天井も高いです。
また、以下のプレイングボーナスがあります。
【プレイングボーナス(全章共通)】……キマイラに応援される(ちなみに戦力はゼロです)。
●1章
集団戦『フロガステリ家の召使い』との戦いです。
喫茶なのでテーブルとかイスとかありますが、戦闘の邪魔になるような障害は無いです。彼ら彼女らは本能とも使命ともいえる『相手にメイド服or執事服着せたい!』という衝動で襲い掛かってきます。メイド服か執事服を着た状態で戦闘に入ると、攻撃の手が緩むようです。
●2章
ボス戦『ムスビ』との戦いです。
戦場は変わらずですが、登場の際に床がせり上がって現れるため、初手は上から仕掛けてきます(毎回登り直します)
2人以上で挑むと関係性を考えてしまうため、攻撃の手が鈍りがちです。
また『貧乳』と言われるとキレます。キレてる間はユーベルコード使いません。
●ムスビ
このシナリオの(というか、るちるの採用した)ムスビは、胸の大きさで煽ってくる行動にはプレイングボーナスは付きません。ご注意ください。
何故かというと、彼女は自分の胸の大きさがベストサイズと考えているので、『貧乳コンプレックス』じゃないからです(貧乳はベストの否定と捉えています)
2章の開始時に、状況説明の冒頭追加を行います。また、プレの受付開始についてはタグにてご案内します。
それでは皆さんの参加をお待ちしておりまーす。
第1章 集団戦
『フロガステリ家の召使い』
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POW : 「おかえりなさいませ!ご主人さ、あっ···」
【メイドがすっ転ぶと、怒った執事の頭部が羊】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : 「おかえり、坊ちゃん。」「おかえりなさいませ!」
【可愛く声援を送ってくれる銀髪の少年】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : 「フロガステリ嬢の御心のままに。」
【お盆の上】から【男はメイド服、女は執事服になるミートパイ】を放ち、【どうしてこうなったのかという疑問】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:灰ノ瀬のん
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
天星・雲雀
歌って踊て御奉仕(イタズラ)する和メイドの雲雀ちゃんの登場です!
メイド&執事体験中の皆さんよりも一段階上のコスプレを見せてあげます。
特別に撮影と配信も許可しますよ。
どのみち影法師怪人が戻るまでの間です、目一杯場の熱を盛り上げて、怪人さんの御帰りを御待ちしてあげます!
UCオトモおーけすとら楽団の奏でる上級合奏で特別なメイド空間を演出。
だれも夢の様な店内の虜になっちゃいますねでも、主役メイドさんはこの雲雀ちゃんですよ。
合奏の選曲に、こっそりキマフュのはやりのアニメ主題歌も混ぜちゃいます、気付いた方は大はしゃぎでは?
さあ、舞台は完成ですよ。いつでもおかえりなさいませ!
●
キマフューに忍び寄る悪の組織『シャドウパラダイス』。そのアジトである闇のレジャー施設シャドウパラダイスの中には、影法師怪人たちによって連れてこられていた、というか誘拐されてきたキマイラたちがいっぱいいた。
いずれもメイド服か執事服を来ているのは、影法師怪人である『フロガステリ家の召使い』たちの仕業である。まぁキマイラたちも気にしてないというか、むしろ喜んでいるけれども。
そんな中、声も高らかに登場する者がいた。
「歌って踊て御奉仕(イタズラ)する和メイドの雲雀ちゃんの登場です!」
天星・雲雀(妖狐のシャーマン・f27361)である。
曰く、『メイド&執事体験中の皆さんよりも一段階上のコスプレを見せてあげます』とのこと。あと、特別に撮影と配信も許可されているらしい。どのみち影法師怪人が戻るまでの間の話。
(目一杯場の熱を盛り上げて、怪人さんの御帰りを御待ちしてあげます!)
という意気込みらしいです。
そんなわけで、ユーベルコード【オトモおーけすとら楽団】で狐火の『オトモ』たちを召喚する雲雀。そのまま周辺に配置したオトモたちはそれぞれに楽器を持っていた。楽団の名は伊達ではないらしい。
程なくして演奏が始まる。狙いは雲雀曰く『上級合奏で特別なメイド空間を演出』である。
(だれも夢の様な店内の虜になっちゃいますね)
という展開を目指しつつ。
「でも、主役メイドさんはこの雲雀ちゃんですよ」
とそこだけは宣言しておく雲雀。
合奏の選曲には、こっそりキマフューで流行りのアニメ主題歌とかも混ぜている。気付いたキマイラがいるようだ。かなりテンションがあがっている。
そんな感じで、メイド喫茶&執事喫茶の内は盛り上がっている。
「さあ、舞台は完成ですよ。いつでもおかえりなさいませ!」
と影法師怪人たちの帰還を待つ雲雀。
そんな感じで戦闘前のシャドウパラダイスからでした。
大失敗[評価なし]
シビラ・レーヴェンス
露(f19223)と。
何の説明もなく有無を言わさずに執事服に着替えされられた。
黒づくめに懐中時計。シルクの手袋。髪はオールバックだ。
何?片眼鏡もつけろ?私は近視ではないぞ?雰囲気で必要?
説明を求めたら『メイド喫茶にいくわ!』の一言で片づけられた。
…いや。説明にすらなってないが…。
「ほぅ! これは…」
目的の場所はとても落ち着いた雰囲気がよい喫茶店だった。
二人分の茶とケーキを注文し席について雰囲気を味わ…違うのか?
ふむ。猟書家の仕事か。やっと納得した。(紅茶飲んでる)
この執事の衣装も作戦の内だったというわけ…でもないのか…。
どうせ普段とは違う服を着た私をみたかったとかその辺りだろう。
…やれやれ…。
神坂・露
レーちゃん(f14377)と。
!!花嫁さん姿の次は今度は執事さん姿がみれるわ!
レーちゃんに似合いそうな執事衣装一式を借りて着せる♪
…想像してたよりもずっと…その…領主さんに見えるわ…。
行動の理由を質問されて一言。あたしの希望を言ってみた。
「一緒にメイド喫茶にいきたいわ♪」
そんなことよりも…あたしのメイド姿の感想を聞いてみる。
むぅー。やっぱり反応がドライなのよね。フリーズドライ。
喫茶店ではレーちゃんと一緒に美味しいお茶を堪能するわ♪
え?詳しい説明がまだ…?えっとね。あのねあの…。
内容を思いだしながら説明をしてみるとやっと納得したみたい。
ちょっと怒られちゃったけど領主とお付きメイドみたいで素敵ね♪
●
グリモア猟兵の話を聞いた時、神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)に電流が走った。
(……花嫁さん姿の次は今度は執事さん姿がみれるわ!)
もちろんシビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)のことである。その場に彼女がいなかったのは幸運というべきか不運というべきか。
早速露はシビラに似合いそうな執事衣装一式を借りに走るのであった。
そして。
「…………」
『状況を説明しろ』と言わんばかりに不機嫌な表情かつ執事服のシビラが爆誕した。
何の説明もなく有無を言わさず着替えされられたのだからさもありなん。ちなみに、黒づくめに懐中時計。シルクの手袋。髪はオールバックという出で立ちである。
「…………」
対して犯人(?)の露は口元を押さえて蹲っていた。
「どうした、露?」
「……ううん、何でも」
尊死しそう、とはとても言えない。
(……想像してたよりもずっと……その……領主さんに見えるわ……)
そして閃いた。
「レーちゃん、片眼鏡もつけよ?」
「何? 私は近視ではないぞ?」
「雰囲気! 雰囲気!」
露の勢いに押されてシビラ片眼鏡装着。
「……で。これはなんなんだ?」
ここまで執事服のことしかしゃべってない露に対して、ついにシビラが声をあげる。そう、これは何のための変装なのか、と。
そして露から返ってきた言葉は。
「一緒にメイド喫茶にいきたいわ♪」
「……いや。説明にすらなってないが……」
想いは一方通行だった。
「そんなことよりも……あたしのメイド姿どう? どう?!」
「うん? いや、似合っているが」
「むぅー。反応がドライなのよね。フリーズドライ」
「冷凍がどうした?」
そんな会話をしながら、闇のレジャー施設シャドウパラダイスの中に入り込む露とシビラ。
「ほぅ! これは……」
シビラにしては珍しく声を大きい。目的の場所は思ったよりも、とても落ち着いた雰囲気がよい喫茶店だったからだ。
早速テーブルに着席、二人分の茶とケーキを注文し席について、一緒に堪能するシビラと露。
だが、どうにも周囲の様子が普通とは違う。
「……ふむ?」
ようやく異常というか違和感に気づいたシビラが視線で露に説明を求める。
「え? えっとね。あのねあの……」
ここでようやくグリモア猟兵の話をシビラに伝える露。
「ふむ。猟書家か」
やっと納得した様子のシビラは、でも紅茶を飲んでる。一応、無言の圧で露を責めておく。
(この執事の衣装も作戦の内だったというわけ……でもないのか……)
そう思い込もうとして、なんか違うと思ったらしい。
(どうせ普段とは違う服を着た私をみたかったとかその辺りだろう……やれやれ……)
嘆息をつきながら、周囲に視線を遣るシビラ。
露は露でシビラの圧に縮こまりながら。
(ちょっと怒られちゃったけど領主とお付きメイドみたいで素敵ね♪)
とか思っているのでした。
そんな感じで戦闘前のシャドウパラダイスからでした。
大失敗[評価なし]
◆◆◆◆◆◆◆◆
グリモア猟兵からの話をもう一度まとめよう。
キマイラたちを誘拐して怪人化することで猟書家『キング・ブレイン』の配下、悪の組織『シャドウパラダイス』の戦力増強を狙う今回の作戦。
それを指揮しているのが幹部代理の『ムスビ』で、実行しているのが影法師怪人化している『フロガステリ家の召使い』である。
ゆるふわっとその場の勢いで生きていく感じのキマフューなので、危機感があまり感じられないが、放置しておいたら、全キマイラが怪人にされてしまうので、真面目にキマイラが絶滅する事態になりかねない。
なので、グリモア猟兵の予知があって、猟兵の皆に怪人討伐の依頼が出たのです。
◆◆◆◆◆◆◆◆
●
何故か盛り上がりを見せている闇のレジャー施設シャドウパラダイス(中身はメイド喫茶と執事喫茶を足して2で割らないやつ)であるが、それは逆に言えば着々とキマイラたちが捕まっているということになる。
影法師怪人と呼ばれている『フロガステリ家の召使い』たちはたくさんいるので、人海戦術でキマイラたちを誘拐……いや、誘って連れてきているだけれども。とにかく怪人にするために捕まえているのである!
そこに最後の影法師怪人召使いがキマイラを連れて帰ってくる。それはグリモア猟兵から伝えられていた『突入』のタイミングである。
それを見極めた猟兵たちは、フロガステリ家の召使いたちを倒すべく、シャドウパラダイスに突入したのである!
道摩・千由
うちもキマイラやさかい
召使いさんにお誘いされましたわぁ☆
もちろんシャムテイルはんから聞いて
話はわかってます♪
…せやけど
けったいなお衣装にされましたなぁ?
(超ミニで胸元が開いたメイド服)
ほなさっそく
お客さまにご奉仕しませんと☆
(薙刀を豪快にまわし)
メイドさんにはおさわり厳禁やのに
お客さま方好きなんやろ?
ちょいとお灸すえてさしあげます♪
…ほんまに好きな人らやわぁ☆
(足許を薙いだり
突きを見せて距離を調整)
黄心チュウ琳薙刀術秘伝…ロードクロサイト!
…燃えましたやろ?
(自分を中心にまわりの相手を薙ぎはらう)
(なぎ払い、焼却、2回攻撃)
うちのこと、応援したってなぁ☆
(決めでウインク)
濃厚な絡み歓迎やわぁ☆
●
猟兵たちの突入開始。その様子を目の当たりにした『フロガステリ家の召使い』たちは騒然としながらも猟兵たちを迎え撃つべく、己が得物を構える。といっても銀のトレイにミートパイとかが武器なんだけども。
そしてそんな中、道摩・千由(黄心チュウ琳拳・f24825)も立ち上がる。……今までどこにいたかというと、メイドしていました!
「うちもキマイラやさかい、召使いさんにお誘いされましたわぁ☆」
そう言ってにっこり笑う千由は超ミニで胸元が開いたメイド服姿。この状態で紛れ込んでいたのなら、召使いたちにバレることなどあろうはずもない。
とっても効果的な事前潜入である。
(……せやけど、けったいなお衣装にされましたなぁ?)
とか思っていたのは秘密である。普段の巫女服風キマイラファッション(?)に比べると千由の琴線に触れなかったっぽい。召使い(メイド)が聞いたらがっくりすると思う。
まぁそれはさておき。千由は猟兵として、すちゃっと『炎神の薙刀』を構えるのであった。
●
「ほなさっそく、お客さまにご奉仕しませんと☆」
炎神の魂がこもった薙刀を体の左右で豪快に振り回せば、千由の魂に反応して薙刀が焔を纏う。
「「くっ……」」
その焔の勢いに思わずたじろぐ召使いたち。しかし……!
「がんばってー!」
彼ら彼女らの後ろから可愛く声援を送ってくれている銀髪の少年。そう、召使いたちの『坊ちゃん』である。
「メイドたるもの!」
「執事ですので!」
その声援に押されて、不埒(召使い視点です)なメイドの千由を捉えるべく、突撃してくる召使いたち。
「メイドさんにはおさわり厳禁やのに」
ふぅ、と小さくひと息ついて。流れるように中段の構えになった千由は突進してくる召使いたちに向けて目を細める。
「ちょいとお灸すえてさしあげます♪」
言うが早いか、薙刀の切っ先が空を斬り裂く。
「……っ!?」
鋭い突きに思わず足を止める召使いたち。
「お客さま方、こういうの好きなんやろ?」
その隙を逃さず、足元をひと薙ぎ。柄の部分が召使いたちの足を払って転倒させていく。しかし、数の暴力に頼って倒れた召使いたちを飛び越えてなお、千由に迫る召使いたち(B班)。
「……ほんまに好きな人らやわぁ☆」
それも視界に収めていた千由は薙刀の勢い・流れに逆らわず、されど持ち手と体を入れ替えて。少し身を引きながら間合いを取って、横薙ぎの一閃で召使いたちを弾き飛ばしていく。
派手に動く千由に向けて、召使いたちは彼女を無視できず、徐々に殺到してくる数が増えていく。でもこんな時こそ、必殺技である!
「黄心チュウ琳拳薙刀術秘伝、薔薇の輪舞……『ロードクロサイト』!!」
自身を中心に円を描くように炎神の薙刀を振り回す千由。刃が纏う焔が薔薇色の焔と化して、文字通り四方八方から飛び掛かってくるメイドと執事をその焔で薙ぎ払う。
「……燃えましたやろ?」
最初と同じにっこりと笑う千由。笑みを向ける相手は既に消し炭と化して骸の海へと還っている。
しかしまだまだ召使いたちの数は多い。もう一度薙刀を振るおうとして、千由は自身に向けられているキマイラたちの視線に気づいた。
派手も派手な千由の戦いはしっかり配信されているようだ。超ミニだからガン見されていたとかではない、ないと思うウン。
しかしキマイラたちの視線には動じず、千由は決めポーズでウインク。
「うちのこと、応援したってなぁ☆」
そこで一気に盛り上がるキマイラたち。声援とか黄色い声とか叫び声とかに召使いたちがたじろいで、そこへ千由が激しく斬り込む。
そんな感じで千由の周辺は圧倒的彼女の優勢で事が進んでいくのでした。
大成功
🔵🔵🔵
アイ・リスパー
理緒さんと
「邪悪なオブリビオンに誘拐されたキマイラの皆さんの救出ですね!
行きましょう、理緒さん!
……え、なんでメイド服?」
なるほど。敵のメイド服化攻撃に対抗するため、予めメイド服で突入ということですね。
さすがは理緒さんです。(注:多分、理緒さんの趣味です
メイド服に着替えたらアジトに突入です!
「さあ、理緒さん、敵をやっつけますよ!」(命令
私も理緒さんに合わせて【アインシュタイン・レンズ】で攻撃しますが……
ミートパイを受けて執事服に着替えさせられてしまい!?
「あ、あれっ!?
理緒さん、メイド服じゃダメだったんじゃ!?」
え?
メイド服のアイさんもいいけど、執事服もいいね?
それ、趣味じゃないですかー!
菫宮・理緒
アイさんと
メイドと聞いたら黙ってはいられないよね。
さ、アイさんメイド服着に行くよー♪
わたしはもちろんメイド服。
アイさんにも戦闘前にメイド服を着てもらうよ。
「アイさんにメイド服を着せるのは、わたしだ!」(きらりん)
でもアイさんがご主人さまなのは変わりないよ!
「これは敵の目を欺く策なのです。
さ、アイさま、わたしにオーダーを」
アイさんに命令してもらったら、
【マスターズ・オーダー】が発動。
メイド服の身体強化機能と合わせて、格闘戦を挑みます。
銀髪少年にはちょっと心揺れますが……。
アイさまの前でみっともないところは見せられない!
ってアイさまが執事に!?
し、執事のアイさま……もっと命令してくれないかな……!
●
突入前。
闇のレジャー施設シャドウパラダイスの前で、アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)と菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)は視線を合わせた後、こくんと頷きあう。
そう、これから猟書家の幹部、そのアジトを強襲する。そして。
「邪悪なオブリビオンに誘拐されたキマイラの皆さんの救出ですね!」
アイは任務内容を改めて言葉にする。
まずは『フロガステリ家の召使い』を倒して、キマイラたちの安全を確保せねば。そんな気合のこもった言葉を今日の相方、理緒に告げ。
「行きましょう、理緒さん!」
「さ、アイさんメイド服着に行くよー♪」
「……え、なんでメイド服?」
告げたんだけどなー。
しかし、アイと理緒の気合の入れる方向がちょっと違っていた。理緒さんとしては。
(メイドと聞いたら黙ってはいられないよね)
的な参戦だったのだ!
そしてここで因果が捻じれる(いつものことです)
「なるほど。敵のメイド服化攻撃に対抗するため、予めメイド服で突入ということですね」
理緒の言葉にアイが感心したように頷きを返す。
「さすがは理緒さんです」
「ふっ。アイさんにメイド服を着せるのは、わたしだ!」
きらりん、と光る理緒の目。
たぶん、アイだけが分かっていないかもですが、きっと理緒の趣味だと思います。
●
そんなわけでメイド服に着替えた二人はシャドウパラダイスへ突入する!
一応、主従関係は『アイ>理緒』のようだ。理緒曰く、『これは敵の目を欺く策なのです』とのことである。ここまでアイさん、理緒さんにころっころ転がされてません? 大丈夫?
しかし二人はいたって真面目である。
「さ、わたしに命令(オーダー)を」
理緒の言葉を受けて、アイが頷く。
「さあ、理緒さん、敵をやっつけますよ!」
アイの命令を受けて、理緒の【マスターズ・オーダー】が発動! 理緒のメイド服から陽炎のようなもやが出現する。それはメイド服に編み込まれた増幅回路をオーバーロードさせた証拠。そのフィードバックを受けて、理緒の行動精度が爆発的に加速する。
理緒の進路上には、召使いたちの主たる銀髪の少年。
「うわぁっ?!」
悲鳴をあげて後ずさりする少年の前に、ずさっと割り込む召使いたち。
「ちっ」
「させません!」
「くっ……」
その様子……というか、銀髪少年に一瞬、心が揺れた理緒だが、理緒にも主たるアイが後ろに控えているのだ。
「アイさまの前でみっともないところは見せられない!」
「アイさま?!」
呼ばれた本人がびっくりしているけれども、両陣営、主は気にせず、格闘戦に突入!
「たぁーっ!」
「なんのっ!」
「はぁぁっ!」
「わぁっ?!」
理緒の拳連打を執事が銀のトレイでボクシングのスパーのように受け止め、横から飛び込んできたメイドの蹴りを、超・第六感で察知した理緒は素早くしゃがんで回避。バックステップで距離を取る。
「収束……ターゲットロック、発射です!」
その、空いた空間へ走る一条の光線。アイの【アインシュタイン・レンズ】から発射された光を束ねた高出力の光線が、空間ごと召使いたちを貫き、骸の海へ還していく。
「……うっ」
しかし【アインシュタイン・レンズ】は【チューリングの神託機械】で自身の演算能力を高めないと制御できないほどの大技。一連の反動がアイの体を蝕み、思わず膝をつくアイ。
「アイさま!」
「隙ありぃぃぃ!!」
理緒が振り返るよりも早く、執事がミートパイを投げつける。それはもう、豪速球で。
「きゃぁああっ!」
そしてアイに直撃。
「ああっ、理緒さんから借りたメイド服が……ってなんで執事服に!?」
あっという間に執事服のアイがそこにいたのである。髪型もちょっとスタイリッシュになっています。
「……っ!」
しかしアイは焦る。そう、マズイ。そもそもメイド服で突入したのは敵の攻撃に対抗するため。それが無くなれば敵の攻撃に晒されてしま……。
「あ、あれっ!?」
そこでアイは気付いた。さっき『攻撃を受けた』ことに。
「メイド服じゃダメだったんじゃ!?」
どういうことなのか、と理緒を見るアイ。そこには。
「アイさまが執事に!? し、執事のアイさま……もっと命令してくれないかな……!」
なんか変な方向にスイッチが入った理緒がいた。ちょっとおめめがぐるぐるしているといいますか、息が荒いといいますか。
そしてアイは悟る。
「これ、理緒さんの趣味じゃないですかー!」
ようやく理解したアイのツッコミとともに【アインシュタイン・レンズ】の光線が周辺の召使いたちを薙ぎ払っていくのでありました。
「理緒さん、働いてください!」
「イエス! マイ・マスター!」
念願(?)の執事服アイに命令された理緒は嬉々として召使いたちを張り倒していったという。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
琶咲・真琴
WIZ
騙して無理矢理仲間にするのはいけない事です
成敗してあげますよっ
キマイラさん達に応援してもらう為にも
派手なUCで行きましょうか
彩色演舞を使用
見切り・第六感・カウンター・スナイパーで的確にパイを迎撃
多重高速詠唱で更に怪人に追撃
被弾しても大丈夫
だってボク男ですし
そもそも
最初から
うさメイド服で着てますしね!
執事服もバッチこい!!
色んな服を着られるのは良い事です(そもそも疑問に持たない様子
怪人にはfamieia pupaの援護射撃やグラップルによる支援を貰いながら
輝うさで踊る様に薙ぎ払う等して
パフォーマンス
これで盛り上がるかな?
気を抜かずに
最後まで頑張ろ
お祖父ちゃん、お祖母ちゃん
アドリブ
絡み歓迎
●
悪の組織『シャドウパラダイス』の『キマイラを誘拐して怪人にしちゃおー!』計画は早くも破綻しそうになっていた。何故かっていえばアジトでもある闇のレジャー施設シャドウパラダイスに猟兵たちが乗り込んできたからである。
あっという間に『フロガステリ家の召使い』が追い込まれていく。
しかし彼ら彼女らはまだ諦めない。そうだ、まだメイド服と執事服がやぶれさった(二つの意味で)わけではないのだから!
そこへ、扉がばーん!
逆光の中、シャドウパラダイスの中へ飛び込んできたのは、膝上15cm(正義)のフリフリなうさ耳メイド服の琶咲・真琴(1つの真実に惑う継承者・f08611)であった。
「騙して無理矢理仲間にするのはいけない事です。成敗してあげますよっ」
びしっ、と召使いたちを指さして告げる真琴の姿はめちゃくちゃ決まってた。観客化(!)しているキマイラたちから歓声が上がる。
(キマイラさん達に応援してもらう為にも派手なUCで行きましょうか)
グリモア猟兵の話を思い出して、そう決めた真琴なのでした。
「この世を彩りしものよ、舞い踊れっ! ―――神羅写成・彩色演舞っ!!」
初手・必殺技である。
桜色のメイド服の袖を派手に翻しながら片手を広げる真琴の周辺に現れるのは、魔法の塗料弾。それは陰陽五行思想に基づく属性を持って、様々な色に変化する特性を持つ。
しゅばばばーっと真琴の周辺から射出される塗料弾は、真琴の意志に従って色を変えながら、召使いたちを塗り潰していく。その結果がもたらすのは1枚のアート。
色合いもさながら、豪快なアートの発表にキマイラたちから大歓声。
「いえーい! もっと盛り上がっていこーっ!」
多重高速詠唱で魔法の塗料弾を次々と生み出しながら真琴が声をあげれば、キマイラたちからも声援という名の返答がある。
まぁここまで来ると、攻撃っていうか、塗料弾の雪崩が召使いたちを飲み込んでいく図しか見えないのだが、それはさておき。
「こんなことで!」
「私たちは負けません!」
召使いたちもそのまま押し流されるわけにはいかないらしくて。
メイドたちが塗料弾の雪崩の前に立ち塞がり、全力で押し留める。その出来たわずかな隙。そこを執事たちが駆け抜ける。
「このミートパイをかわせますか!?」
全方位からのミートパイ。真琴が見切ろうとするも回避する場所がない。
そして直撃。ミートパイの効果で真琴の姿が執事服に変わる。
「ふっ、疑問を抱いたその時間こそがぎゃくて、あるぇーーーーっ?!」
ミートパイを投げ終えて着地した執事の、逆転への希望に満ちた顔を真琴の塗料弾が厚塗りにしていく。
「被弾しても大丈夫! だってボク男ですし!!」
「「「なん……だと……」」」
順に執事、メイド、キマイラたちである。
そう、見た目に騙されていたな!?
最初からうさメイド服を来ていて、しかもボクっ娘に見える真琴であるが、生物学的な性別は男である。え? 本当の性別? ふっ何のことやら。
そんなことで『執事服もバッチこい!!』な真琴。
「色んな服を着られるのは良い事です」
と断言している姿に、疑問を抱く様子などない。つまり動きが止まらない。
というわけで、ますます勢いに乗る真琴。
「気を抜かずに最後まで頑張ろ。お祖父ちゃん、お祖母ちゃん」
そう話しかける相手は『familia pupa』。いつも真琴の傍らに在る2体の片翼の人形。少年少女の姿をした二人が真琴と一緒になって召使いたちを攻撃していく。主にパンチと光線で。
雪崩るような二人の連続攻撃に足が止まった召使いたちの元へ飛び込む真琴。その手には『輝うさ』。薙刀に変化したふさふさなたれ耳黒兎のぬいぐるみはその柄に藤色の瞳の名残を残しながら。
「てやーっ」
真琴の思い通りに動いて、召使いたちを薙ぎ払っていく。その姿はまるで踊るようなパフォーマンス。
(これで盛り上がるかな?)
という真琴の疑問は、沸き起こる大歓声に払拭されていく。
そんなわけでこの場をステージとした真琴の演舞に、『フロガステリ家の召使い』たちが一掃されていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『ムスビ』
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POW : かみさまの縁結び(物理)
【指名札】が命中した対象を爆破し、更に互いを【運命の赤い糸】で繋ぐ。
SPD : 燃え上がる恋の炎(物理)
レベル×1個の【恋】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
WIZ : 恋する乙女は無敵(物理)
全身を【リア充モード】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
イラスト:華月拓
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠カスミ・アナスタシア」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
びーっ、びーっ、びーっ!!
闇のレジャー施設シャドウパラダイスの支配人室に警告音が鳴り響く。
「なにごとですかー?!」
ちょっと居眠りしていた『ムスビ』が飛び起きて、慌てて監視モニターとかをチェック。
「あっるぇぇぇぇぇぇ!?」
居眠りする前は大変順調だったメイド喫茶執事喫茶は今や、猟兵たちのパフォーマンスステージと化していた。配置していた召使いたちも全滅である。
「くっ、さすが猟兵ですね。仕方ありません」
そう言ってムスビが立ち上がる。このまま放置するわけにはいかない。
「真打は最後に現れるのです!」
そんなわけで。
シャドウパラダイスの床がぱかーっと割れていく。そこにあったのは奈落(でも落下防止用のネットがある)。そこからせり上がってきたのは棒の上にトレイが乗っているような小さなひとり用のステージ。
「よくも私の計画を滅茶苦茶にしてくれましたね猟兵!」
その上から、びしぃっと猟兵たちを指さすムスビ。もはや戦いは避けられない。
「メイド服でも執事服でもなく、巫女服が最高ということを教えてあげましょう!!」
そこかーいっ!?
※シナリオ補足※
マスターコメントの補足。
縁結びをする関係で関係性に悩むとその時間が隙になります(プレイングボーナス)
一般的な関係ではないとか、人数が多いとかのケースです。
その他はマスターコメント通りです。
追加プレイングボーナス。
巫女服に対抗する(衣装的でも理論的でもオッケー)
あと、ムスビそんなに武闘派じゃないので。
致死性or一撃必殺系(回復しない系含む)のUCは効果激減とします。
過去、何回かムスビを採用していますが、今回のムスビとは何の関係もありません。もちろん記憶とかも引き継いでいませんのでご注意ください。
木元・祭莉(サポート)
「よっし、おいらに任せといてー♪」
グラップラー×サウンドソルジャー、13歳の人狼少年です。
前衛肉弾派で、積極的に行動します。
まだまだ未熟なアホの子ですが、やる気だけは人一倍!
あまり悩まずさっと決断して、臨機応変に切り替えて、いつも楽しそうにテンション高く行動します。
本人マジメでも、結果コミカルになりがちです。
ユーベルコードは、地味に戦闘力底上げに使うことが多いです。
最後は、グラップルの正拳一撃で締めるのが理想形。
多少の怪我は耐性のおかげで気付かず、肉を切らせて骨を断つ、がモットー。
いつも笑顔で、後先考えず。でもちょっとビビリ。
あとはおまかせで。よろしくおねがいします!
●
「メイド服でも執事服でもなく、巫女服が最高ということを教えてあげましょう!!」
ひとり用のステージ上から、びしぃっと指さす『ムスビ』。
そんなムスビを下から見上げるのは木元・祭莉(マイペースぶらざー・f16554)であった。
「んー……」
どっちかというと周辺事情的にはウサミミメイド服に慣れている(妹とかね)祭莉。ムスビの要望に応えるとしたら、二人並べてどっちが好みか考えるとか思いついたが、残念ながら今日はひとりである。結果。
「うん、わかんない♪ とりあえず、ぶっ飛ばすねー♪」
にぱっと笑った祭莉の全身が燃え上がる白炎で覆われる。ユーベルコード【風輪の疾走】。白炎の力でステージを支える棒状のものを駆け上がっていく祭莉。
「話聞いていました!?」
前衛肉弾派な祭莉の様子を見て、ムスビが大慌てでステージから飛び降りるのでした。
「とあっ!!」
空中でのすれ違いざまに懐から取り出した指名札を祭莉に投げつけるムスビ。各種耐性でしのぐタイプの祭莉は、あんまり警戒していなかったようでその指名札の直撃を受け……あ、燃えた。
「指名札ぁぁぁぁぁぁっ!!」
地面に着地したムスビは、役目を果たせず燃え尽きた札の切なさに対して崩れ落ちる。まぁ相手、炎纏ってるし。
そんな地面で項垂れているムスビをステージの上から覗き込んでいる祭莉。
(隙だらけだー)
ムスビの背中が無防備すぎた。それはもう、なんていうか、祭莉と遊びたくて誘っているのか? というくらいに誘っていた。
「よっし、いくぞー♪」
楽しそうにテンション高く、ステージからジャンプして飛び降りた祭莉はそのまま急降下飛び蹴りの態勢。全力である。結果、流星のごとく降る祭莉。
「ぎゃぁぁぁぁーーーっ?!」
べきっと音がするくらい派手な音を立てて、祭莉の爪先がムスビに直撃したのでした。
成功
🔵🔵🔴
琥珀川・れに(サポート)
※アドリブ好き過ぎて全てお任せ
「貴族たるもの余裕を忘れてはいけないな」
「やあ、なんて美しい人だ」
ダンピール貴族
いかにも王子様っぽければねつ造歓迎さ
紳士的ジョークやいたずらも好きかな
敵も味方も性別か見た目が女性ならとりあえず一言は口説きたいね
ナンパではなくあくまで紳士的にだよ?
実は男装女子で
隠しはしないが男風源氏名レニーで通している
その方がかっこいいからね
戦闘スタイルは
・剣で紳士らしくスマートに
・自らの血を操作した術技
が多い
クレバーで余裕を持った戦いができれば嬉しいよ
早めに引くのも厭わない
説得系は
キラキライケメンオーラやコミュ力で
相手を照れさせてみせよう
●
「ぐぅ……ひどい目にあいました……」
どうにかこうにかステージ(ひとり用)の上に戻った『ムスビ』。
「くっ、まだまだ私は倒れません! そして私の野望も!」
びしっと指さしながらフロアを見下ろすが、そこに指さしたはずの人物はおらず。
「あれ?」
きょろきょろと下を覗き込むムスビの背後に、ふわりと降り立つひとりの猟兵。
「ここだ」
それはレニー(琥珀川・れに(男装の麗少女 レニー・f00693))であった。
「くっ……いつの間にっ!」
振り向いてレニーを確認するよりも早く、ムスビが指名札を取り出して投げつける。両者の間に回避するような暇はなく、直撃そして爆発。
結果として、ムスビとレニーを運命の赤い糸で繋ぐ。
赤い糸をぐいっと引っ張って、レニーを逃さない体制のムスビ。
「ふっふっふ、このムスビさんを甘く見ていると痛い目に……」
「そうか。君が僕の運命の人だったんだね?」
「……はい?」
想定外過ぎる言葉に固まるムスビ。しかし、目の前のレニーは優しい微笑を浮かべて手の先から連なる赤い糸をムスビに見せるように佇んでいる。どう見てもよく見なくてもキラキラとしたイケメンオーラが放出されている……!
「そ、そういうのには騙されませんから!」
慌ててもう一度指名札を投げようとしたムスビ。その手をレニーが優しく受け止める。
「紳士たるもの、可愛い女性の前で嘘はつかないよ」
「……?!」
レニーの言葉にそろそろムスビのキャパシティ(?)が限界っぽい。
「ど、どうせ巫女服が可愛いとかそういうオチですよね!?」
「巫女服、ではなく、君が魅力的なんだ」
「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
レニーの言葉を聞いて、ステージの上から空中へダイブするムスビ。完全にオーバーフローした瞬間であった。
しかし衝動的に動き出していたので、こう、次の展開を想定したものではない。つまり。
「あれ? 何で私空中に? ぎゃぁぁぁぁっ!?」
動揺したまま落下していくムスビ。
だが、それをそのまま見過ごす王子様ではない。
「……ッ」
素早くステージから飛び降りて、空中でお姫様キャッチ。そのままふわりと地面に降り立つ。
「君は縁結びをしているという……しかし、君だって縁を結ばれるべきだ。そう思わないかい?」
「もうころしてくださいぃぃぃぃぃっ!!」
レニーの微笑にムスビが顔を覆って撃沈した瞬間であった。
成功
🔵🔵🔴
ペイル・ビビッド(サポート)
『でっかーんとゴーカイにいっちゃうよ!』
『出たとこ勝負でやるしかないじゃん!』
口調 あたし、名前+くん・さん(敵は呼び捨て)、~だね、だよ、だよね、なのかな?
絵を描くことと体を動かすことが好きな
元気一杯でやんちゃな女の子
長さ1mの「おとーさんの平筆」を振り回し攻撃・時には武器受けにも使います
ドワーフの背の小ささと持ち前の運動神経を生かしたすばしっこさで敵を攪乱させここぞの一撃を放つことも
深く考えずに直感で動いてしまうことがあるのは玉に瑕?
スカートからドロワーズが見えても気にならないほど動き回りますが
お色気依頼はNGで
たくさん暴れさせてやってください!
●
「うっ……ううう……」
物理だけじゃないダメージによろよろっとしながらも『ムスビ』がステージの上に戻ろうとして下からよじよじと登っている。
そこへ駆け込んでくる影。それは軽快な足音とともに、その手に持っていた得物をフルスイングした。
「でっかーんとゴーカイにいっちゃうよ!」
彼女特有の口癖とともにステージを支えるポールにクリティカルヒットする『おとーさんの平筆』。普段は作画用の筆なのだが、対オブリビオンに関しては別である。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーっ?!」
こう、電柱を蹴られたセミのように落下してくるムスビ。地面に激突して痛そうな音を立てた。
「ぐぇ……名乗りまでは手出しダメってお約束じゃないですかー?!」
「え? 出たとこ勝負かと思って!」
ムスビの抗議にペイル・ビビッド(淡色弾ける筆先の軌跡・f01836)は平然と答える。そう、芸術家はいつだってフィーリング勝負だ! 深く考えずに直感で動いてしまうのが玉に瑕とも言う。でもそれでいいじゃない。
そんなわけで、地面で相対する二人。フシャーっと威嚇してくるムスビに対して、ペイルは改めて平筆を構える。
「いっくよー!」
「させません! とぅっ!」
もう一度、平筆を構えてだだだだだーっと駆け出したペイルにムスビも対抗ダッシュ。筆を振り上げているペイルに対して、ムスビはスライディング肉薄。片足を軸足として立ち上がりつつ、脚の爪を使った回し蹴りを叩き込もうとする!
しかしペイルはここでジャンプ! 彼女はドワーフゆえに背が小さい。つまりムスビが狙う打点が低いということだ。それを持ち前の運動神経でさくっと回避しつつ、全体重と落下の勢いを乗せた、強烈な平筆の一撃をムスビの頭に叩き込む!
「アーッハッハ! 恋する乙女は無敵なのです!」
全身をリア充モード……って何だ? でもまぁとにかく、あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になったムスビがペイルの一撃を跳ね返す。だがその反動でムスビはその場から動けない。
「え? でもそれって回避できないってことでしょ?」
芸術家のフィーリングは鋭い。ムスビの弱点を瞬時に捉えるペイル。
そう、ムスビは『動けない上に、固定されているわけでもない』。言うなれば、最初に仕掛けたポールの、移動しちゃう版。
だったらやることはひとつである。
ぐっ、と一瞬足に力を込めて。今度は平筆を脇に構えて横薙ぎの一閃の構えのペイル。全身に力を漲らせるようにして力を溜めた後、放つのは最高の一撃。
「でっかーん!!」
「ふっ、そんな攻撃効かな……って浮きましたー?!」
ペイルの『攻撃』によるダメージは全然入っていない。……が、固定されていない物体ならば、その衝撃で『ぶっ飛ばすこと』は十二分に可能である。ペイルにとってはとっても簡単なことだ。そして。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーっ?!」
盛大に闇の施設シャドウパラダイスの壁までぶっ飛ばされたムスビは、なんかの漫画みたいに壁にめり込むのであった。
成功
🔵🔵🔴
アイ・リスパー
理緒さんと
(引き続き執事姿)
「さあ、理緒さん、悪の元凶を倒すとしましょう!」
執事服を着た格好で、びしぃっ、とオブリビオンに指を突きつけましょう。
【演算加速】によって向上させた演算能力が導いた攻略法。それは。
「さあ、私と理緒さんの縁を結んでみることですね!」
そう。
執事と巫女装束の少女二人の縁――いったいどんなドラマがあるのか悩むに違いありません。
そこに生まれた隙を理緒さんに攻撃してもらう作戦です。
「さあ、理緒さん、今ですっ!
……って、なんで理緒さんまで顔を真っ赤にさせて隙だらけになってるんですかーっ!?」
演算加速でオーバーヒートして電脳魔術が使えなくなった私は、おろおろするしかないのでした。
菫宮・理緒
【アイさんと】
うん。間違った巫女服は正さないとね!
あなたの巫女服は甘い、甘いよ!(びしぃっ)
ほんとうの巫女装束は、
袖に切り込みも入ってないし、ミニスカでもない!
偽巫女なあなたに、ほんとの巫女さんを見せてあげるよ!
「ちょっと待っててねー」
なぜか持ってる巫女装束に着替えるよ。
どうだ! これがほんとうの巫女さんだっ!
千早まで羽織った巫女装束で、どどん、と登場。
この清楚さ、佇まい、可憐とはわたしのためにある!
でてきてみたら……ア、アイさんとわたしを結ぶ!?
ぼしゅん、と真っ赤になってフリーズ。
え? あ、ハイ。旦那様……(ぽぽぽぽぽ)
恋の炎で燃やすんだっけ……。
【Nimrud lens】でいいかな。えい。
●お約束
「ごふ……っ」
『ムスビ』さん、そろそろ限界。物理からも精神からも盛大に攻撃を受けたムスビだが、それでもステージ(ひとり用)の上に登ろうと頑張っていた。
とりあえず、それを見守るアイ・リスパー(電脳の天使・f07909)と菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)。
そしてどうにかムスビがステージへとよじ登る。
「……ふっ。メイド服でも執事服でもなく、巫女服が最高ということを教えてあげましょう!!」
びしっと指さした先には、執事服のアイとメイド服の理緒がいたのでした。
やっと、フラグ回収です。
●そして始まるバトル
ムスビの宣戦布告を高い位置から受けて、アイと理緒はお互いに視線を遣って頷きあう。
「さあ、理緒さん、悪の元凶を倒すとしましょう!」
「うん。間違った巫女服は正さないとね!」
背中合わせに構える執事服とメイド服。見た目も人間関係的にもベストマッチなアイ理緒ペアがムスビと向かい合う。
「わたしから、いくね」
「わかりました。その間に私は」
こくん、と頷きを返したアイを見て、理緒がムスビのいるステージまで軽やかに飛び上がる!
目の前に降り立った理緒を見て、ムスビが勝ち誇ったように笑う。
「ふっ、メイド服が巫女服に……」
「あなたの巫女服は甘い、甘いよ!」
「な、なんですと!?」
びしぃっ、と指さす理緒に、がーん、とショックを受けているムスビ。その隙に畳みかける理緒。
「ほんとうの巫女装束は、袖に切り込みも入ってないし、ミニスカでもない!」
「ば、ばかな……これ、最先端巫女服って聞いたんですけど!!」
理緒の言葉に愕然としながら、しかし反撃(反論)するムスビ。
その様子を見て、理緒はゆっくりと首を横に振る。
「偽巫女なあなたに、ほんとの巫女さんを見せてあげるよ!」
再度、びしっ、と指さす理緒。
「ふっ、出来るものなら……」
「ちょっと待っててねー」
「はーい。……って何この設備っ!?」
目の前で突如お着換え(上からカーテンが降りてきました)する理緒。ばっ、とカーテンが開いた後、そこにいたのは巫女装束姿の理緒だった!
「どうだ! これがほんとうの巫女さんだっ!」
どこに持っていたんですか? とか聞いてはいけない。
それはさておき、今の理緒は完璧なカタメカクレ巫女さん。千早まで羽織った巫女さんが、どどーん、と登場したのだ。
「この清楚さ、佇まい、可憐とはわたしのためにある!」
「ぐあーーーーっ?!」
理緒の巫女さんオーラに、焼かれそうになるムスビ。しかし、ムスビとていっぱしの巫女である。
「古式が奥ゆかしいことは認めましょう! しかし時代は変わるのです! そう、露出がいるんです!!」
残っている巫女パワーで何とか対抗するムスビ。
そんなこんなしている間に、アイの準備がバッチリでした。
理緒が飛び上がった後。すなわちムスビの相手を理緒にお任せしたその間に。
(電脳空間にアクセス。演算速度のリミッターを解除。オーバーヒートの警告を無視。ここで……!)
アイは【演算加速】によって、この場における最適解を導こうとする。この技は演算速度の加速による電脳魔術使用不能時間の長さが精度に直結する。ムスビを理緒に任せることでその時間を創出したのだ。
それによって、超・高精度で行われる数え切れないほどのシミュレーション。そして導き出された攻略法。それは……!
「見えました……!」
アイが小さく叫ぶのと、理緒とムスビがバトりながらステージから飛び降りてきたのが同時。
理緒はすぐさま後退してアイと合流。再びお互いが背中を守りあう態勢(ポーズ)に。
「何が見えた……はっ、私の袴の中が!?」
「見てません!!」
「アイさん……?」
「本当です!?」
あらぬ疑いをかけられるアイ。見えたのは攻略法であって、袴の中ではない、本当に絶対に。
この流れはマズイ、と、アイは執事服を整えてから、びしぃっ、と指を突きつける。
「さあ、私と理緒さんの縁を結んでみることですね!」
「「!!!!」」
アイの言葉に、驚愕する理緒とムスビ。
(そう。執事と巫女装束の少女二人の縁――いったいどんなドラマがあるのか悩むに違いありません)
普通、交わりの無い関係であるがゆえにその関係性を見出すには困難を極めるだろう。その悩む時間が隙となるはずだ。
(そこに生まれた隙を理緒さんに攻撃してもらう作戦です)
なんてバッチリな作戦だ。ここまで効果的な作戦は見たことがない。……相方に誤解してゆだっているっていうことを除けば!!
「さあ、理緒さん、今ですっ!」
「……ア、アイさんとわたしを結ぶ!?」
「……って、なんで理緒さんまで顔を真っ赤にさせて隙だらけになってるんですかーっ!?」
ぼしゅん、と音を立てて真っ赤になってフリーズする理緒。そんな理緒が想定外すぎて叫びツッコミしているアイ。
観客のキマイラたちからしてみれば。
「「「ですよねー」」」
って感じである。アイさん、執事服になった瞬間の理緒さんを忘れたんですか?
そんな理緒はアイのツッコミの内容を理解できていない!
「え? あ、ハイ。旦那様……」
ぽぽぽぽぽ、と頬の紅潮をアップさせながら、従順な返事をしている。もうこれは3歩後ろを歩く妻の状態だ……!
「くっ、こんな時は……あれ? えっと、えっとーーっ!?」
この状況を打破すべく、計算しようかなーって思ったアイ。しかし、今は【演算加速】のクールダウン中。正確にはオーバーヒートして電脳魔術が使えなくなっている。
結果、おろおろするしかないアイ。
そんな様子をじーっと見つめていたムスビさん。
――きゅぴーん!!
「そっかー! わかりました皆まで言うな! 後は私にお任せください!」
「「きゃぁぁぁぁぁーっ!?」」
皆まで言わせないというより返事すら許さずに、指名札を投げつけるムスビ。そしてアイと理緒に直撃。爆発!
「くっ……って理緒さんと結ばれてるーっ!?」
「ふぇっ?! はうぅぅぅ……」
アイの言葉に自分の小指を見る理緒。そこからばっちり赤い糸が伸びていた……アイに。つまり、アイと理緒が運命の赤い糸で繋がった瞬間である。
「ふーっ、いい仕事をしました!」
やり遂げた感満載のムスビ。こう見えても、本当にほんのちょっと縁結びの神様の力を受け継いでいるのだという。
つまり、マジで縁結びした。
「え? え? こ、こま……」
困るのか困らないのか。ナチュラルオーバーヒート(赤面)しているせいで巫女服みたいにふわっとしている理緒。
対してアイは執事服のように幾分冷静だ!
「わ、私たちをどんな関係だと……」
「え?」
アイの言葉にムスビは首を傾げて。
「とあるお家にお仕えする執事長と、その家の一切の冠婚葬祭を司る神社の巫女さん。二人は恋仲。しかし執事長はお家のためにメイド長と結婚する代々のしきたりがあり……! 主人たちの前ではお見せできない、許されざる恋をこの隠れ家であるシャドウパラダイスで叶えに来たのでは?」
「妄想力がすごいです!?」
なんかストーリーが出来てた。理緒さんが旦那様とか言うから。
だが落ち着いてほしい。そもそも執事服は理緒の趣味であって職業じゃないから。ついでに言うと、理緒の巫女服も仕事じゃないから。
でもムスビは止まらない!
「ささっ、ここなら誰にも気兼ねせず、愛を育めます! キマイラたちだって『こいつは配信しちゃいけねぇ。俺たちが邪魔するわけには!』と言ってくれています! なのでばっちりしっかりねっとりですね!」
ムスビさん、鼻息が荒い荒い。久しぶりに縁結びできたからとっても嬉しいらしい。
だがこの辺でそろそろ理緒の頭(思考回路)が限界だった。
「えっと、えっと……恋の炎で燃やすんだっけ……」
それは事前に教えてもらったムスビの能力なのだが、もはや理緒の頭の中に理路整然という言葉はない。混沌とした思考の中、『恋の炎で相手を燃やせばいい』という結論に至る!
しかし理緒にそんなユーベルコードはない。
「【Nimrud lens】でいいかな。えい」
「ぎゃぁぁぁぁーーーっ!?」
さっきまですっごく甘々というか熱々というか、そんな恋愛ふわふわ空間だった場所を、理緒が【Nimrud lens】から放った熱線が焼き払っていく。
「な、なんで……ぐふっ」
完全無防備だったムスビさんにも直撃して、一撃ノックアウトである。
「幹部……より、目の前のいちゃいちゃみたかっ……た……がくっ」
そのまま残念そうに骸の海に還っていくムスビさん。
そして。
「え、えっと……」
「あの、その……」
その場に残されたのは、お互いに、思考能力がショート、赤面した状態(運命の赤い糸は残っている)で向かい合うアイと理緒。そしてそれをにまにまと優しく見守るキマイラたち。
この後、シャドウパラダイスで行われた『祭り』については、どこにも『記録』が残っていないという。ただ、そこから出てきた皆はとても満足そうな顔をしていたそうな。
大成功
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