真夜中の廃ビルの屋上に、多数の男女が集っていた。
彼らは、首を斬られた兎や鶏を手に、その血を床に垂らしている。
それは儀式。
邪教団に所属する彼らは、ある目的のために儀式を行っているのだ。
そのうちの一人――邪教団の指導者である男は、口の中で呟く。
「ついに、ついに、この時が来た……学校の休み時間寝ている演技をしながら、今の自分は仮初の自分なんだ、いつか本当の力に目覚めるんだと信じ続けていた日々が……っ」
着々と進行する儀式を見ながら、男は呟き続ける。
「毎晩、自分が使うことになる能力名を、ノートに書き連ねていた日々が報われるっ!」
屋上の床の全てが血で染まったとき。
空から『不可思議な色』が降り注いだ。
色を浴びた指導者の体が、信者たちの体が変質し、全身から『色彩』を放つ。
屋上の床までもが、同じように色彩を放ち、脈打つ。
その床のいたるところから触手が現れた。触手は、うねうねぐねぐねと、のたうつ。
グリモアべースで。
「UDCアースのUDC組織から、緊急にして重要な依頼だよ」
グリモア猟兵、ベッキー・ウッドはいつにもまして真剣な面持ちで、猟兵に語り掛ける。
「ある古文書に、宇宙より降る色彩についての記載が見つかった。
その色彩は『外なる邪神』と呼ばれるUDC達の肉片で、人や生物、環境、世界の全ての物を、自らの肉体に変えていく。
この『色彩』の対処が、UDC組織からの依頼。幸い、私はこの色彩の発生を予知することができた。
ある町の廃ビルで邪教団が儀式を行い、外なる邪神の色彩を呼び寄せてしまうんだ。
邪教団の指導者を含む人々は色彩を放つUDCの怪物へと変化し、建物までもが変質してしまう。
みんな、急ぎビルに向かい、UDCに変化してしまった人々を退治してほしい!」
「まずは廃ビルの中を突き進み、UDCたちを探して」
廃ビル全体が変質した結果、壁も床も、不可思議な色彩を放ちながら絶えず蠢き膨れ上がっている。
さらに壁や床から無数の触手が伸び、猟兵達に絡みつき、あるいは鞭のように体を打ってくる。
この触手に対処をしつつ進む必要があるが、触手は数が多い。廃ビル内での移動は容易ではないだろう。
だが、怪物となったもののうち、教団の指導者は厨二的な言動を好んでいた。――怪物となった今でもその性質はまだ残っている。
だから、触手に攻撃や回避などの対処をする際、雄々しく必殺技の名前を叫んだり、美しいポーズを決めたりすることで、敵を誘き寄せることができる。
「どんなポーズや言葉を発するかはみんなにお任せするね。厨二的に格好よく自信満々に決めて、敵を引き寄せて!」
敵が十分に近づいてくるなり、敵のもとに辿り着くなりすれば、教団員や指導者が変化したUDCたちとの戦いになるだろう。
「外なる邪神は極めて危険な存在……絶対に放置しておくことはできない。必ず、今回の事件を解決してほしい! みんなならきっとできるから!」
支倉みかん
●はじめに
支倉みかんです。ご閲覧ありがとうございます。
当シナリオでは、宇宙から降り注ぐ『色彩』、外なる邪神との戦いを扱います。
●第一章について
討伐するべきUDCと会うため、まず廃ビル内を突き進みます。
廃ビル内も、色彩によって変質しています。
ビル内の壁や床は膨れ上がりうごめき、またいたるところから触手を伸ばし、猟兵達を妨害します。
敵は、厨二的な言動を好みます。
触手に攻撃や回避などの対処をしつつ、厨二的なポーズや台詞や詠唱をすれば、敵を誘き寄せることができます。
敵の元までたどり着くか、敵を猟兵達の元まで誘き寄せた時点で、次章に進めます。
第二章以降は、色彩の影響を受けたUDCとの戦いになります。
皆様の個性と力を存分に発揮し、依頼を成功に導いてください。よろしくお願いします。
第1章 冒険
『ほとばしれ、厨二魂!』
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POW : 厨二的なセリフを声も涸れよとばかりに叫ぶ!
SPD : 雰囲気たっぷりに厨二的な仮装する!
WIZ : 練りに練った厨二的設定を公開しよう!
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
廃ビルに乗り込んだ猟兵達の目に、飛び込んでくるのは、『色彩』。
床や壁全体が名状しがたき色を放ちながら、生物のように脈打ち、膨れ上がる。
そして床や壁のいたるところから、にょきりと、縄めいた触手が生えた。
無数の触手はうごめきつつ、猟兵達へ迫る!
この触手を回避しあるいは攻撃し、進まなくてはいけない。
その際――厨二心をくすぐるようなアピールをすれば、建物の奥にいるUDCに早く巡り合えるだろう。
美しく詠唱したり、大胆に技名を叫んだり、あるいはポーズを決め、意味深な台詞を口にしたり――全力を尽くし、目標を達成せよ、猟兵よ!
グンヒルド・メリーン(サポート)
クリスタリアンの闇医者 × 悪魔召喚士、20歳の女です。
普段の口調は大人(私、~君、~嬢、だ、だね、だろう、だよね?)
時々 女性的(私、~君、~嬢、ね、よ、なの、なの?)です。
人命が最優先。カナズチ。 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
メイリン・コスモロード(サポート)
『一緒に頑張りましょうね。』
人間の竜騎士×黒騎士の女の子です。
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「対人恐怖症(ワタシ、アナタ、デス、マス、デショウ、デスカ?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
人と話すのに慣れていなくて
「えっと……」とか「あの……」とか多様します。
戦闘ではドラゴンランスを使う事が多い。
その他、キャラの台詞はアドリブ等も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「……厨二心をくすぐるような行動か。簡単ではないかもしれないけれど」
鼠色の外套を纏ったクリスタリアン、グンヒルド・メリーンは、自分に近づいてくる触手を見、にやりと笑う。
「だけど、ここを放置しておけば、UDCアースの人々に被害が出るかもしれないからね。ひとつ全力でやってみようか!」
腕を一振り。小瓶に入ったポーションを触手に振りかける。
「さあ――私の『実験』に付き合ってもらうよ」
意味深に宣言するグンヒルドの目の前で、ポーションを浴びた触手の動きが唐突に止まる。ポーションの成分が触手の動きを阻害しているのだ。
それでも触手は次から次に無数に生え、グンヒルドに襲い掛かる。
「薬剤の投与は間に合わないか。それでも――」
触手が自身に触れる瞬間、グンヒルドの姿が消えた。次の瞬間には、仲間――メイリン・コスモロードの隣に姿を現す。
【喜雨】(シュチョウシンリョウ)を用い、テレポートすることで触手を回避して見せたのだ。
「――一体、いつから私がそこにいると錯覚していた?」
不敵な演技を披露しつつ、愛用の拳銃を取り出し構えるグンヒルド。
精巧なる金属鎧『紅牡丹』に身を包んだメイリンは、近くにテレポートしてきたグンヒルドに代わって、前に出る。そんなメイリンを捕らえんと触手が動いた。
「えっと……厨二病っぽい台詞をいわないと……」
緊張することの多い性分だから言葉は簡単には出てこない。メイリンの唇が震えた。それでも、任務を遂行するために、メイリンは必死に言葉を紡ぐ。
「……疼きます、私の右目が……未来が“視”える!」
厨二病的な演技をしつつ、【絶望の福音】を発動する!
予知の力で触手の軌道を見切り、足を左右に動かし触手を避け、あるいは『魔法陣の盾』で弾く。
そしてメイリンは懸命にシリアスな声色を作り、
「えっと、その――穿て、竜槍【シリウス】!」
片足を一歩前へ。ドラゴンランスの穂先で触手数本をまとめて貫いた!
メイリンは仲間とともに走り出す。廊下を曲がり、階段を上った。
新たな触手が襲い掛かってくるが、
「その……我が光に、消え去るがいい!」
メイリンは身体を捻り、ランスの柄で触手の群れを薙ぎ払い、道を切り開く!
行軍のさなか、グンヒルドとメイリンは小声で言葉を交し合う。
「見事な演技だね、コスモロード嬢。これなら、UDCも引き付けられるに違いない」
「あの……ありがとうございます、メリーンさん。引き続き一緒に頑張りましょうね」
移動も演技も今のところ順調。このまま続ければ、ほどなく倒すべきUDCに遭遇できるはず。
グンヒルドとメイリンはそれぞれ拳銃と槍をしっかりと持ちつつ、狂った色彩の中を前進しつづけた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
揺木・くるり
これは、酷い有様ですね…無策に飛び込むのは得策ではないようです。──そういえばこの教団の指導者って、いわゆる厨二病に罹患していたと聞きます。もしかするとその性質を上手く利用できるかも…。
触手が蠢くビルの中へと突入しながら、拷問具「大鎌インサニティ」を展開。同時に【ブラッド・ガイスト】を発動し、高らかに
「狂気のままに生き血を啜れ、我が大鎌(マイ・インサニティ)!」
と叫びましょう。そしてトリガーピースである「三月うさぎの角砂糖」を奥歯で噛み砕いて──フフッ、キミたちはアタシを楽しませてくれるのかしら?無様に悶え足掻く姿をアタシに見せてごらんなさいな。アハッ、アハハハハ!
(アドリブ歓迎)
●
ビルの入口で。揺木・くるりは中の様子を確認。
(……青でも赤でもない、狂気としか言いようのない色で溢れかえっていますね……無策に飛び込むのは得策ではないようですが、事前情報を上手く利用できれば……)
素早く考察を終え、くるりはビル内へ突入。仲間が切り開いた道を進み、猟兵達の先頭に立つ。
壁や天井から数十の――否、数百の触手が、くるりを妨害するべく蠢く。
くるりは、『大鎌インサニティ』を構えた。大きく息を吸い、
「狂気のままに生き血を啜れ、我が大鎌(マイ・インサニティ)」
高らかに詠唱! 上階にいるだろうUDCに聞こえるよう、一切の躊躇いなく声を張り上げる。
くるりが発動したのは【ブラッド・ガイスト】。血液を代償に、鎌の異様に巨大な刃を変形させた。
そして、うさぎ型の小瓶から出した角砂糖を口に。ガリッ、奥歯で砕く。
人格を変化させたくるりは口の端を吊り上げ、
「フフッ、キミたちはアタシを楽しませてくれるのかしら?」
捕食形態となった鎌を一閃させる! 群がっていた触手を、切る!
「もっと……もっとよ。もっと無様に悶えあがく姿を見せてごらんなさいな」
くるりはさらに鎌を操る。一振りごとに触手どもを刻み、潰し、捕食させた。
「アハッ、アハハハハ!」
サディスティックな笑い声をビル内にこだまさせ、触手どもを蹂躙しつづけながら、くるりは通路をひた走る。
しばらく時間が経過して。
壁や床から出ていた触手が唐突に動きを止めた。そしてくるりの耳に声が届く。
「聞こえたぞ、確かに聞こえたぞ、それは深淵に轟く魂の叫び。真実を知る者だけが発することのできるシャウト!」
陶酔と狂気に満ちたその声の主は、恐らく今回の討伐目標――教団の指導者であったUDC。
くるり達猟兵の言動が、UDCを引き付けたのだ。声は続く。
「されど今の我は――力に目覚めし真実のメシアにして王。我が前に立たんと欲すれば、叫びのみでなく力を示せ! 我がしもべを越えてくるがいい!」
そして通路の奥から、鎧姿の者たちが現れる!
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『六零六『デビルズナンバーへいし』』
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POW : 悪魔の長剣(デビルロングソード)
【ロングソードによる攻撃】が命中した対象を切断する。
SPD : 悪魔の連携(デビルコンビネーション)
【一体目の「へいし」の攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【二体目の「へいし」の攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 悪魔の武器(デビルウェポン)
自身の装備武器に【悪魔の力】を搭載し、破壊力を増加する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
変質したビルの中。
「されど今の我は――力に目覚めし真実のメシアにして王。我が前に立たんと欲すれば、叫びのみでなく力を示せ! 我がしもべを越えてくるがいい!」
何処からともなく響く声。そして猟兵達の前に鎧姿の兵士たちが現れた。
その鎧から、さらには片手に持った剣から、色彩があふれていた。
その色彩は、床や壁が放っているのと同質でありながら、遥かに濃い。
兵士たちが放つ色は『浴びる者の精神を狂わせ、さらには自分と同じオブリビオン』にしてしまう能力がある。
猟兵とて、長時間浴び続ければ、影響を受けかねない。
だから【何らかの方法で色彩を防ぐか、または時間を掛けず兵士たちを全滅させる必要がある】だろう。
色彩を放つ兵士たちはガチャリ、ガチャリ、金属音を立てながら、猟兵達に剣の切っ先を向ける!
椚・みどろ(サポート)
エロ系依頼には使わないで欲しいです
怪奇人間の悪魔召喚士×シャーマン、16歳の娘さん
元奴隷なので身体の発育は悪い
口調は
普段は素(あたし、呼び捨て、か、だろ、かよ、~か?)で
依頼中、他人と関わる時は仕事なので頑張って(私、あなた、~さん、ね、よ、なの、なの?)です
焦ったりすると素が出ます
自分を助けてくれた師匠(今は失踪)の存在が大きく、大抵の行動は師匠の言いつけ通りにやっています
(「師匠が言ってたんだけど~」と引用したり、思い出したり)
ユベコは基本アスモデウス召喚を使います
この契約も師匠譲りです
キア・レイス(サポート)
大得意 隠密・潜入・暗殺・遠距離攻撃・籠絡
得意 偵察・探索・支援・制圧・集団戦・時間稼ぎ
不得意 目立つ・コミュニケーション・ボディタッチ・格闘戦
特技(アイテム装備時)ピアノ演奏・歌唱・二輪車操縦
幼い頃から吸血鬼に飼われていた奴隷
吸血鬼の魔力を少量ながら持ち一部UCはそれを元に発動している
現代火器による戦闘と斥候・諜報・盗賊行為が得意な他、色香を使った誘惑が得意技
反面普通の人と関わったことが少なく踏み込んだ会話が苦手、他に不用意に身体を触られると不快感を覚え一瞬身体が動かなくなる
アドリブ歓迎
UCや装備品の説明文は読んで頂くと書きやすいと思います
また一部UC使用時の口調は覚醒時を使用してください
●
椚・みどろは通路の先から迫りくる、敵の兵士たちを緑色の瞳で見ていた。
全身を包む鎧から、床や壁とは比べ物にならないくらい強い『色彩』を放っている。
「見てるだけでおかしくなりそう。すぐに倒さないと。でも数が多い……こんな時師匠なら、どうするんだろ……」
過去を思い出し自問自答。けれどすぐに我に返り、ダイモンデバイスを持ち直して操作。
【悪魔召喚「アスモデウス」】を実行!
「アスモデウス、炎を発して」
みどろの要請に応じ、アスモデウスが、紅蓮の業火を投げつける。
炎に焦がされ、先頭の兵士たちが動きを止めた。
「引き続き攻撃を!」
デバイスを操作し続けながら、声を張り続けるみどろ。アスモデウスが発する更なる炎で、兵士たちの一体が床に崩れ落ちた。
眼帯をつけたダンピール、キア・レイスは敵兵士たちと十分な距離を取りつつアサルトライフルを構えていた。銃口を動かしつつ敵の動きを観察。
「……兵士達はどうやらまともな意思を持たず、ただ命じられたまま人形のように動く……人形、か」
ぽつり言葉を漏らす間も目で敵を追い、敵兵士の一体がみどろへ剣を振り上げた瞬間にその頭部を撃つ! 弾丸は兜を貫通、敵を絶命させる。
敵の数体がこちらに体を向けたのを確認し、キアは動き出す。鍵穴の無い首輪から伸びた鎖を揺らしつつ、音を立てぬ動きで、敵の狙い撃つのに適した位置を目指す。
炎と射撃の遠距離攻撃で、敵群に被害を与え続けるみどろとキア。
「それにしても数が多すぎるわ。敵を殲滅する前に、色彩の影響を受けてしまう。何か手を打たないと……」
「なら私が敵の隙を作ろう……その間に対処を頼む」
思案するみどろに、キアは小声で言い敵へ歩き出した。
「人形のようなあなたがたの相手は、わたくしが相応しいでしょう……さぁ、焦れて……焦がれて……わたくしだけでは慰みきれないこの切ない気持ちを……」
キアは敵へ甘やかな声を発すると、身に刻まれた蠱惑の呪紋の力を溢れさせる。
【わたくしの中で燻る背徳の衝動】!
命令に忠実なだけである筈の兵士ども、その兵士どもが力に誘惑され、鎧の音を立てつつキアへ殺到。
キアは突進してくる兵士たちへライトマシンガンの銃口を向け、弾丸を連射! 金属音が通路に反響。接近しようとする敵の動きを、弾丸の雨が妨げる。
みどろは悟る。キアの行動により己が敵の注意からそれていると。
「キアに応えないとね……師匠ならきっとこの機を逃すなっていうだろうし」
みどろは再び素早いタッチでデバイスを操作。
キアが奮戦している間に、アスモデウスに力を溜めさせ、先程以上の巨大な獄炎を無防備な敵へ浴びせかけた! 炎の熱が敵の鎧を溶かし、完膚なきまでに敵を焼き尽くす。
キアの口から艶やかな吐息。みどろの額には汗。二人は少なからず消耗したが、敵数を確実に減らすことに成功。このままより多くの敵を倒そうと、キアとみどろは藍と緑の瞳で視線を交す。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
スフィア・レディアード(サポート)
『皆さん、頑張りましょう!』
ミレナリィドールの妖剣士×鎧装騎兵、20歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は元気で、楽しい祭りとかが好きな少女。
武器は剣と銃をメインに使う。
霊感が強く、霊を操って戦う事も出来る(ユーベルコード)
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
クリミネル・ルプス(サポート)
関西弁の元気な肉体武闘派人狼。
人狼の身体能力と鍛えた格闘技で戦う。
痛み等の耐性用いての潰し合い上等。
体内に蓄積させた糖原物質を使用した搦め手も使う。
周囲(空間、物質)の匂いからの状況把握推察も可能。
基本は『生き残る事』だが、オブリビオンは許さない姿勢。
特に命や尊厳を踏み躙る系統には本性(真の姿など)が出る。
【ネタ、絡み、合わせなど歓迎です】
【肌の露出やエッチな事には羞恥心はあまり無い。彼氏持ちで一線は超えさせない】
・真の姿時
身体能力の向上と体の変化。
戦闘思考が先立ち、やや、残忍(確実にトドメ刺す)
●
外なる邪神の色に溢れた廃ビルの通路で。
スフィア・レディアードとクリミネル・ルプスは眼前の敵を見ていた。名状しがたき色彩を通路よりも色濃くあふれさせる無数の兵士たち。
「お祭りなら色鮮やかなのがいいけど、でも、この『色』は違うわね……鮮やかなのに気持ち悪い」
「外なる邪神の色彩か。頭がくらくらくる嫌な臭いや……はよ倒さなあかんね」
二人の顔に浮かぶ、危機感と不快感。
スフィアはオーダーメイドブレザーの裾をはためかせつつ、床を蹴った。
自分を追いかけてくる兵士の動きを観察。敵の隙を見つけ、
「そこよっ!」
霊魔葬送弾で射撃。プラズマを敵の体に浴びせかける! が、敵は動きを鈍らせながらも立ち続けていた。
「流石に一撃では倒せない……相当に硬い鎧なのね……なら、倒すまで攻撃し続けるだけよ!」
スフィアは敵の懐に飛び込み、腕を一閃。
威圧感を放つ深紅の刀身を、敵の鎧の継ぎ目に叩きつけた。活動を停止させる!
スフィアは止まらない。近くの敵には剣撃を放ち、遠くの敵は銃撃で牽制。幾度も火花を散らしつつ、敵にダメージを与えていく。
戦闘の最中、スフィアは声を上げた。
「クリミネルさん、そっちにもいったわ! 気を付けて!」
「了解や!」
クリミネルは短く返事をし、上体を後ろへそらした。自分を切らんとする兵士の刃を紙一重でかわす。
「止まって見えるわ!」
不敵な笑みを浮かべ、クリミネルは足を敵の足にひっかける。
攻撃を仕掛けたばかりの敵はバランスを大きく崩し大の字になって転倒。
クリミネルはすかさずバンテージを巻いた拳を振り落とした! 倒れた敵の鎧を大きくへこませる。
不意に、ひくり、と動くクリミネルの鼻。クリミネルは、別の兵士が背後から迫っているのを察したのだ。
己を切ろうと振り上げた敵の片腕を、クリミネルは両手で掴んだ。そのまま強引に投げ、別の敵にぶつける!
「どないした? ウチを倒すには、こんなんじゃ足らんで!」
廊下に声を響かせ挑発する、クリミネル。
奮戦する二人。だが、敵が放つ色彩は、二人の心と体を少しずつ、着実に消耗させていく。
結果二人の動きは鈍り、敵の長剣がスフィアの肩を裂き、別の一体の剣がクリミネルの腹部を斬った。
血を床に零し痛みで顔に脂汗を浮かべながら、叫ぶ。
「まだまだ、これからだよ!」
スフィアは敵群に跳びこむ。畏怖の魔剣を操り放つは、横凪の一撃。【逆境の意志】で強化された力で、兵士の鎧を真っ二つに斬る!
クリミネルも深手を負っていたが、仲間が奮戦している間に呼吸を整える。そしてジャンプ。天井すれすれまで跳び、落下と同時に、
「これがうちの全力や!!!」
【グラウンドスラッシャー】。糖華掌で敵を床ごと粉砕!!
「敵も最初の半分くらいにまで減ったし、このままいけば勝てるわね」
「でも、時間をかけるほど、色のせいでウチらが不利になる。気ぃ引き締めていこ」
スフィアとクリミネルは戦場を走る。敵兵士たちをさらに減らすために。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
アト・タウィル(サポート)
『どうも、アトです。』
『ふふ、それはどうも。』
『私にできることなら、なんなりと。』
ねじくれた魔笛≪Guardian of the Gate≫を携え、ふらっと現れる女性。性質は大人しく、いつも笑顔を浮かべているが、その眼は深く開いた穴のように光を写さない。大体平常心で、驚くということがあまりない。その代わり、空気は読むので、必要に応じて驚いたふりなどはする。
戦闘では、魔笛を用いてUCを使う。音楽系はもちろん演奏で、サモニングガイストもそれに合わせて現れる形。ミレナリオ・リフレクションでは、相手のUCが剣などを使う場合は必要に応じて武器としても使う。
後はお任せします、自由に使ってください
シャーロット・ゴッドチャイルド(サポート)
ダークセイヴァ―の貧しい農村に生まれた聖なる力を宿した女の子です。暗い過去を背負った子ですが、いつも周りに気を使っていて笑顔を絶やしません。
ホーリー・ボルト~光の精霊の力で、光属性の魔法の矢を放ちます。
エレメンタル・ファンタジア~炎の精霊を呼び出し、炎の竜巻を巻き起こす。予想以上の威力のため、制御するのがやっと。
絶望の福音~10秒後の未来を予測する。
生まれながらの光~左の手のひらにある聖痕から他者を癒す。
「私は笑うって決めたの・・・じゃなきゃ、前に進めないもん!」
エロやグロに巻き込まれなければ大体のことは大丈夫です。
●
アト・タウィルは未だ大量に存在する兵士たちの前で、普段通り微笑んでいた。
狂気の色彩を放つ兵士たちが己の眼前で剣を振り上げても、アトは表情を一切動かさず、
「ああ、くるのですね。では私から一曲を」
おっとりと言いながら、奇妙に捩じれたフルート、魔笛≪Guardian of the Gate≫の吹き口を口に宛がおうとする。
が、アトが音を出すよりも敵が剣を振り下ろす方が早かった。剣撃がアトを襲う。
アトは後退し回避するが――バランスを崩し、尻餅をついてしまう。
「悪魔の力で強化された攻撃。当たれば傷では済まないかもしれません。困りました」
アトの声と表情に、困惑や焦りの色はない。ただただ、深淵に続く沼のごとき光を映さぬ眼を、兵士たちに向けていた。
その時。シャーロット・ゴッドチャイルドが現場に辿り着いた。前方の仲間が今にも切られそうなのを赤い瞳で捉えるや、シャーロットは走る。深紅のドレスの裾がはためいた。
シャーロットは叫ぶ。
「アトさん、伏せて!」
仲間が指示に従ったのを確認し、シャーロットは精神を集中。彼女の頭上にホーリースプライトが発露。その精霊にシャーロットは詠唱によって呼びかける。
「光の精さん、仲間のアトさんを助けたいの。力を貸して!」
必死の声に精霊は応じてくれた。400を超える光の矢、【ホーリー・ボルト】が出現。
矢はアトの頭上を越え、甲冑の兵士たちに突き刺さる!
光の矢に鎧を貫かれ、兵士が、ドンッ、音を響かせ倒れた。
アトは立ち上がり状況を確認。
数を減らした兵士たちは、倒れた同類を蹴り飛ばしシャーロットへ殺到。このままではシャーロットが再び詠唱を完成させる前に、敵の攻撃を受けてしまう。そんなシャーロットへ、アトはゆっくり話しかけた。
「先程はどうもありがとうございました。お礼に私から現状に対する助言と演奏を。――進むことです。進めばすべてがうまくいきます。さぁ、進みましょう」
言い終えるや、アトは捩じれたフルートに口づけた。
紡ぎだすのは、明るく陽気でかつ不安定な音色からなる、【狂気の行進曲】!
シャーロットは体中に力が湧いてくるのを感じていた。
「こっちこそありがとう、アトさん。これなら、シャーロット、前に進めるよ!」
己を刺さんと繰り出された兵士たちの剣をシャーロットは、ルーンの刻まれたナイフで払いのけ、防御。
強化された脚力で横にジャンプ。敵との距離を取り再び詠唱。
眩さを増した一筋の光が、兵士の体を貫通、さらにその後ろにいた兵士までをも撃ちぬいた。
シャーロットはなおも力を使い続ける。光の矢を雨の如くに降らせ、敵を次々と停止させる!
二人の奮闘で敵数は激減。このまま敵を殲滅すべく、アトはフルートをより音高く吹き鳴らし、シャーロットは光の矢を放ち続ける。この局面での勝利まであと少し!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像やフェイントで目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
伊坂・和良(サポート)
伊坂和良の主人格には戦闘能力が無いので主人格での戦闘は行わないのでござる。
アイテム【多種多様の面】を付ける事で別人格を呼び起こし戦闘できるのでござる。
使用ユーベルコードは着けている面に対応しているので秘密の設定に(○○面装着時)と書いているのでお手数ですが見て頂けたら嬉しいでござる。
口調は主人格(わし、お前さん、ござる、ござろう、〜でござろう?)
天狗面(わし、お主、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)
ひょっとこ面(おいら、お前さん、だ、だべ、だべさ、だべ?)です。
●
伊坂・和良は、どれだけ消耗しても傷ついても動き続ける敵兵士たちに、ワナワナと体を震わせていた。
「疲れても怪我をしても、休まない。休めない……なんというブラック企業でござろう」
ごくり。唾を飲みこみ戦慄する知良に、敵兵士たちは身体と剣を向けてくる。
和良は慌てて、ひょっとこ面を装着。
「あんれまあ。お前さん、ずいぶん気張ってけど、それじゃあ肩がこるべ?」
口から出るのは先程までと異なる軽い口調。
襲い掛かってくる敵の剣を和良は身体を右に傾け、ひょいっとよける。続く攻撃を大げさに体をひねって回避。
「おっかねぇおっかねぇ」
和良はどこかユーモラスな動きで、敵を翻弄。そうしながら、面の奥の瞳で技を使うための絶好の機会をうかがっていた。
己の本体たる太刀を佩き、水心子・真峰は、和良の傍に立つ。
「水心子真峰、推参。さて、真剣勝負といこうか」
凛とした名乗り。敵の数体が真峰に体を向けた。その兵士たちは統制の取れた動きで真峰を囲んでくる。
「なるほど、動きは整っている。真っ向から戦うならば、苦戦は免れまい。だが――」
宝石めいた青の瞳で敵どもを見据え、真峰は水心子静柄を振る。超硬質の鞘で己を狙う兵士どもの刃を、次々に弾く!
「これは試合ではないからな」
そして真峰は【錬成カミヤドリ】を実行。
96振りの太刀が出現し、空中を乱舞。その数の多さに、動きの複雑さに、兵士たちは混乱。真峰はその敵の背へ複製刀の斬撃を放ち、あるいは脇差の鞘で兜を叩き割る!
真峰は多くの兵を倒したが、なお生き残った者もいた。生き残りの兵士たちは複製刀を剣で弾きながら体勢を立て直そうとしている。
その時。ひょっとこ面をかぶったままの和良が
「時は来たべ!」
底抜けに明るい声を出す。注目を集めるべく両手を大きく叩き、
「さぁ、一緒に踊るべ!」
兵士たちに背中を見せると、お尻を突き出し腰を左右に振って見せ、そして滑稽極まりない【飛び入り歓迎のひょっとこ踊り】を披露!
剣を構えていた兵士一体が、和良につられて腰を動か出した。他の兵士たちも一体、また一体と和良の真似をし踊り出す。
和良は踊りながら、顔を真峰へ向けた。攻撃するなら今だべと。
真峰は和良の合図に頷いた。生き残った兵士たちは、みな踊りに夢中。戦うことを忘れている。
「これが和良の戦い方か……その妙技に私も剣技で応えねば」
真峰は再び複製刀を操った。隙だらけの兵士ども、その鎧の隙間を目掛けて一閃、二閃、三閃……!
太刀の動きは精密にして高速。
隙だらけの兵士たちに何をされたか気づかせぬまま、命を奪いさった。
●
「しかし、これで終わり……とはいかないようだな」
「だべなぁ」
敵を全滅させた真峰と和良は、通路の奥に目を向ける。そこから放たれる強烈な気配に気づいたのだ。
猟兵達は前進する。そして通路の突き当りに扉を発見。
扉を開けると、そこは広い部屋だった。本来なら廃ビルに収まり切らぬほど広い空間――恐らく外なる邪神の力により、空間が歪んでいるのだろう。
その広々とした部屋の中央に痩せこけた男が一人立っていた。男は狂おしい声で喚く。
「ククククッ……“視”ていたぞ。汝らが真実を知ることを。我に相対するに相応しい力を持つことを……疼く、疼くぞ、汝らが魂の熱量に、我が目が我が皮膚が全身が、疼くぞォォ!」
そして男の体が変貌し始める!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第3章 ボス戦
『暴君竜メギドラウディウス・レックス』
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POW : 暴君/血肉を捧げよ
【破壊と殺戮の化身】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : 君臨/王は此処に在りて
全身を【竜鱗と羽毛】で覆い、自身の【闘争本能】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ : 王命/伏して恭順を示せ
【激しい咆哮】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ロア・メギドレクス」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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猟兵達が辿り着いたのは、通常なら廃ビルに収まり切らぬほど、広い部屋。
その空間の中央に、痩せこけた男――邪教団の指導者が立っていた
「ククククッ……“視”ていたぞ。汝らが真実を知ることを。我に相対するに相応しい力を持つことを……疼く、疼くぞ、汝らが魂の熱量に、我が目が我が皮膚が全身が、疼くぞォォ!」
その体が膨れ上がり、変貌を始める。
「見よ、これがかつての我が夢見た姿、真の我の姿、すなわち汝らの絶望! 嘆け、そして祝え、王の降臨を! 我が真名は――『暴君竜メギドラウディウス・レックス』!」
男が変じたのは、二足にて立ち巨大な口に鋭い牙を生やした――竜。
暴君竜は巨躯から名状しがたき色彩を放ちつつ、咆哮。その声に、床が壁が空気が、震えた。
この暴君竜もまた外なる邪神の色彩を放っているが、さきほどの兵士たちと異なり、見たものを狂わせ同質化させる力は【ない】。
それでも【暴君竜は、外なる邪神の力により、すべての攻撃の威力が極めて高い】。強敵だ。
だが、どれだけ敵が強くとも、外なる邪神の影響を受けたUDCを放置しておくことはできない。
猟兵達は動き出す。
厨二病から目覚めぬまま道を踏み外した男、そのなれのはて――暴君竜を終わらせるために。
揺木・くるり
アハッ!楽しくなってきたじゃない、戦いはこうでなくてはね。【オルタナティブ・ダブル】を発動、暴君竜を前後で挟み撃って【咎力封じ】を使って動きを封じるわ。どれほど強力な攻撃でも、実行に移せなければただの妄想に過ぎない──そう、かつて患った厨二病の思い込みと同じくねッ!
暴君竜の挙動に意識を向けながらも、一応周囲も確認しておきましょうか。【十二月の大鴉(ネバーモア・レイヴン)】で他のUDCがいないかを探索、もし存在を確認した場合は居場所を他の子たちとも共有するわ。ただ、あくまで最優先は「暴君竜の討伐」で……ね?
(アドリブ歓迎)
●
揺木・くるりのピンクの瞳の先で。暴君竜の身に鱗が生じ、背より翼が生えた。
「オオ――ッ! 王は君臨せり。畏れよ、王は此処にあり!」
暴君竜は翼を動かす。くるりへ飛んでくる。目視できぬ程の速度で、迫る巨体!
技を使う余裕はないと判断、くるりは咄嗟に大鎌インサニティを構えた。敵の突進を鎌の柄で受け止める!
身体は吹き飛ばされるが、それでも、防御によってダメージの軽減はできた。くるりは両足をそろえ着地し、不敵に笑む。
「アハッ! 畏れる? なんでよ、こんなに楽しくなってきたじゃない! ええ、戦いはこうでなくてはね」
主人格の時には出さない口調で挑発。言葉を紡ぐ間も視線を敵に注ぎ続ける。隙を見逃すまいと神経を集中。
「なら猟兵、王の次なる一撃にて、その愉悦のうちに死すがいい!」
暴君竜が己に攻撃を放とうとした瞬間を狙い、くるりは敵の背後にもう一人の自分を具現化。敵の不意を突き【咎力封じ】! 三種の拘束具で敵を縛る。
「どれほど強力な攻撃でも、実行に移せなければ妄想に過ぎない――そう、かつて患った厨二病の思い込みと同じくねッ!」
動きを止めた暴君竜の腹へ、くるりは大鎌を振った。刃先で、暴君竜の腹を深く深く抉る!
『Nevermore!』と声。くるりは戦闘開始時から大鴉に周辺を探らせていた。その大鴉が戻ってきたのだ。くるりは鎌を構えなおしつつ仲間に告げる。
「ビル内に他に敵はいない。目の前の戦いをたっぷり楽むことができそうよ。アハッ!」
一方。暴君竜は強引に拘束を解いていた。先程くるりが与えた傷から血を零しながら、肌が震える程の殺気を滾らせている。
大成功
🔵🔵🔵
セシリア・サヴェージ(サポート)
「私の力が必要なら喜んで手を貸しましょう」
「人々を傷つけるというのであれば、私が斬る」
「護る為ならば、この命惜しくはありません」
◆性質
『暗黒』と呼ばれる闇の力を操る黒騎士。闇を纏った冷たい風貌から誤解されがちですが、人々を護り抜くという強い信念を持っている隠れ熱血漢。味方には礼儀正しく優しく接しますが、敵には一切手加減せず非情です。無茶な行動や自己犠牲も必要と判断すれば躊躇しません。
◆戦闘
『暗黒剣ダークスレイヤー』と共に力任せに暴れます。ダメージや怪我を恐れず、代償を伴うユーベルコードの使用を躊躇しません。非戦闘員が戦場にいる場合は護衛・救出を優先します。
春夏秋冬・ちよ(サポート)
風景画が趣味のお節介な旅老猫
優しいお婆ちゃん猫で猟兵としての経験は浅いですが、アルダワの学生としてとても長い間戦い続けた歴戦の戦士です
口調はステシをベースに優しいお婆ちゃんをイメージ
動物と会話して道や情報等を得ます
UCは竜を疑似再現、その力を借りる物
何の竜の力かは状況、やりたい事によって指定を
(例:火竜・刃竜・筋肉竜等々 真面目からネタまで可)
戦闘は素早い身のこなしで回避重視、杖か閉じた傘(又はUC)による鋭い攻撃
所謂蝶のように舞い、蜂のように刺す
得意技はUCで騎乗か飛行してのランスチャージ
一人称追加・おばあちゃん
禁止事項
真の姿の解放(覚醒)
UC『凶夢の魔竜騎士』二種の併用
公序良俗に反する行動
●
「ククッ……面白い、面白いぞ、猟兵!」
傷つきながらも笑う暴君竜。その体と声から尋常ならざる殺気。
暗黒の鎧を身に纏うセシリア・サヴェージは殺気に顔色一つ変えず、言葉を返す。
「あなたがどんな感情を持とうと、関係がない。人を傷つけるのであれば、斬る。それだけです」
断固とした宣言。信念を込めた視線。
そしてセシリアは床を蹴った。真正面から敵へ突進。
暴君竜は前肢をふるう。巨躯からは信じれぬ程で爪が動き、セシリアの鎧に叩きつけられた。飛び散る火花。
骨が砕けそうな衝撃と激痛。けれど、鎧は爪が肉に刺さるのを防いではくれた。だからセシリアは止まらない。
「斬る――そう言いました。成し遂げるまで止まりません!」
特大の剣、暗黒剣ダークスレイヤーを振り上げ、敵の脳天に叩きつける! 敵の頭部から血を飛び散らせる。
老猫、春夏秋冬・ちよは、
「お見事よ、セシリアさん。ここからはおばあちゃんも加勢させてもらうわね」
柔らかな声で言い、戦場を駆ける。老いた体に似合わぬ速度で、敵の側面をとる。
暴君竜はセシリアに反撃せんと爪を振り上げていた。
「させないわ」
すかさず、ちよは跳ぶ。空中で、旅行用のステッキを一閃。敵の腕を強かに打ち、攻撃を妨害!
暴君竜は標的をちよに変えた。爪を振り落としてくる。
ちよは身を捻る。紙一重の差で爪を回避。だが、暴君竜は二度、三度、四度、休まずに追撃を放ってくる。
ちよはその度ごとに身をそらし、あるいはステッキで弾いて、攻撃を巧みに回避。
敵の攻撃をかわし続けながら、ちよはオレンジの瞳で機を窺っていた。敵が焦れて大技を使うその時――反撃のきっかけとなるそのタイミングを。
はたして、ダメージを受け攻撃の多くをかわされた暴君竜は、
「貴様らの抵抗は愉快。されどこれまでだ。伏して恭順を示せッ!」
息を大きく吸い、そして吼えた。今まで以上に激しく。余りにも大きな声量が衝撃となる、ちよとセシリアに襲い掛かる。
ちよは敵が力を使うその瞬間に詠唱を開始。
「我に降りかかりし、すべての禍災を砕くその為に、彼方より来たれ竜の鎧」
ちよは魔法で創造した鎧を身に纏う。【凶夢の魔竜騎士『竜鎧』】! 鎧に宿した音竜の力で敵の音の攻撃に耐えきる。
ちよは鎧から生えた翼で飛行。敵の眉間へ、閉じた紅色の和傘の先端を繰り出した!
額に強烈な突きを受け、暴君竜の声が止まった。
「セシリアさん、追い打ちをお願いできるかしら?」
「ええ、全身全霊で畳みかけます」
セシリアは敵の音波攻撃に体をふらつかせていたが、声が止まるやすぐに体勢を立て直し、ちよに頷いた。
「暴君竜を名乗る存在よ――無数の剣に貫かれ、無様な屍を晒すがいい」
空中に現れるのは465振りの剣。闇の力を秘めた剣――【死翔の黒剣】はセシリアの意に応じて飛び、そのすべてが暴君竜の皮膚に突き刺さる!
「ガアアアア!」
悲鳴を上げ、上半身を大きくそらす暴君竜。
敵の生命力を削ぐことに成功したセシリアとちよは、さらに敵を追い詰めるべく、大剣と和傘の先を再び暴君竜へ向ける。
成功
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源・ヨーコ(サポート)
『悪い子はお仕置きっすよー!』
人間のブレイズキャリバー × ビーストマスター
年齢 16歳 女
外見 158.4cm 金の瞳 ピンクの髪 色白の肌
特徴 胸が大きい 八重歯 ギャル ハイテンション! 運動が好き
口調 体育会系(自分、~先輩、~っす、~っすよ、~っすね、~っすか?)
悪いヤツは鉄拳制裁!
あまり難しいことは考えず、敵に向かって猪突猛進するタイプ。全ては拳で解決できると信じていて、とりあえず接近して殴るが基本戦術。
硬そうな相手にはカウンターでの一撃必殺を狙い、素早そうな相手には連撃と使い分けぐらいはする。
単独行動を好み、調査などは苦手。
基本は戦闘オンリーな感じですが、よろしくお願いします。
ナイツ・ディン(サポート)
「ディロ、行くぞ!」
『竜たる我が力を見るがいい!』
ナイツは「」、一人称俺、冷静でありつつ好奇心旺盛
ディロ(竜槍/紅竜)は『』、一人称我、不遜な暴れん坊
ローア(竜槍/蒼竜)も『』、一人称私、丁寧な保護者
小柄な妖精種を生かして飛びながら(空中戦)ヒットアンドアウェイ、回避(見切り、第六感、盾受け、武器受け)してから弱点(鎧無視攻撃)を竜槍で突いたり薙ぎ払ったりカウンターが基本。場合によっては弓の援護射撃も有り。
UCは適宜使っていくぞ。
「暴れ倒してやるぞ、ディロ!」
援護よりも押せ押せ、アタッカー気質。変身系UCを使った場合は激痛耐性、火炎耐性、、氷結耐性でゴリ押すことも多い。
●
暴君竜は全身に傷をつくり、血を垂れ流しながら、なお毅然として立ち続ける。
「王は絶対にして不滅!」
源・ヨーコは敵の声に間髪入れずに反論。
「不滅は間違いっす! 殴って殴って殴りまくれば壊せるっす!」
まっすぐ敵に向けられたヨーコの金の瞳。
言葉と視線にいら立ったか、暴君竜が動いた。目視が困難なほどの速度で、ヨーコに迫る。そして振るわれる前肢。竜の爪がヨーコの肩を抉った。傷口から血。
「これで終わりだ、猟兵!」
トドメとばかり、暴君竜はさらに爪をふるってくる。だが、
「壊し屋のヨーコはこんなもんじゃ終わんないっすよ!」
ヨーコはその爪へ拳を繰り出す。鉄板を仕込んだナックルガードで爪を弾いた!
ヨーコは足を前に踏み出す。ミニスカ道着とピンク髪を揺らしながら、敵の顔の下に潜り込んだ。
ヨーコは腕を下から上へ。暴君竜の顎を殴りつける!
顎を打たれた暴君竜は続く打撃を警戒したか、後ろへ飛び跳ねた。
ナイツ・ディンはフェアリーの羽で飛行。
「竜が、それも、王様が相手っていうなら不足はないな。ディロ、行くぞ!」
『王を僭称するとは片腹痛い。真に竜たる我が力を見るがいい!』
ドラゴンランスに宿るディロと会話しつつ、下がった敵を追うナイツ。
暴君竜はナイツに気づいた。すかさず腕を振る。
ナイツは咄嗟に鉄製のカードを前に出し、己の身をガード。
攻撃を防いだナイツは衝撃にふらつくが、羽を必死に動かし態勢を立て直す。
そして、攻撃を放ったばかりの暴君竜の隙を突き、急降下。敵が顔を下に向けるより早く、ドラゴンランスで敵の足を刺す! 確かな手応え。
「効いてる! この調子でまだまだいくぜ!」
ナイツは敵を翻弄すべく、先程以上に早く羽を動かした。
ヨーコの拳とナイツの槍は着実に暴君竜を傷つけ消耗させた。が、
「抵抗もここまで! 荒ぶる王の前に、血肉を捧げよ――ォォォオオオオッ!!!」
竜の肌が輝きを増す。理性と引き換えに、己の皮膚や爪を硬化したのだ。
ナイツは槍が敵の肌に刺さらなくなったのを確認、
「相当に硬くなってる……なら、ディロ、本気で行くぞ!」
『我に喰われるなよ小童!』
ディロの声を聴きつつ、ナイツはランスの封印を解き【竜化の騎士】を発動!
ランスがナイツを取り込み形を変え――そしてナイツは竜の姿へ。
暴君竜を上回る巨体となったナイツは翼を広げ浮く。暴君竜に体当たりを敢行! 敵を弾き飛ばし、壁にぶつけた!
ヨーコは、
「悪いヤツには血肉も休む暇も与えないっす! 鉄拳制裁、受けてみるっす!」
宣言して疾走。敵前で大きくジャンプ。天井近くまで跳び、詠唱。
「我、神の名において正義を執行す。汝ら罪なし」
【正義執行】! 今まで積み重ねてきた努力と勝利の経験、そして友を想う気持ちで、己を強化。
落下と同時に拳を振り落とす。ヨーコの一撃は敵の眉間に命中! 轟音。敵の皮膚に大きくひびが入った。
ナイツとヨーコの攻撃で、暴君竜は既に瀕死。その体は大きく揺れている。敵を倒すまで後一歩!
成功
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霧崎・蛇駆(サポート)
『あーあーヤダヤダ、めんどくさいったらありゃしねぇ』
『やるからにはやるさ、給料分はな』
『いいじゃんいいじゃん!楽しくなってきた』
口では面倒くさいと言いつつも仕事はこなす猟兵で、戦闘だとやる気を最初から見せる戦闘バカです。
捜索系ではハッキングを駆使して情報を集めたり、演技で騙したり脅したりします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使います。正面きって無数のテンタクルによる物量戦も好きですが、触手による立体的な移動からの相手の死角から攻撃も別格です。弱い相手だといたぶる傾向があります。
メインの武器は『テンタクル』です。
基本的な口調は『オレ』です。
あとはおまかせします。よろしくお願いいたします。
リーズ・リヴィエール(サポート)
時計ウサギの力持ち×ゴッドハンド、18歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、敵には「女性的(私、あなた、呼び捨て、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エッチな描写もNGです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
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特徴的な銀の兎耳を持つリーズ・リヴィエールは紫の瞳で暴君竜を見つめていた。
「皆さんの攻撃で既に死にかけている筈です……なのに、まだ戦い続けるつもりで――私たちを殺すつもりでいる……」
ごくりとつばを飲み込むリーズ。
その隣、緑色のコートを着た霧崎・蛇駆はフードの奥でにたりと笑う。
「手負いの獣ほど恐ろしいってやつか? いいじゃんいいじゃん! 楽しくなってきた!」
普段は出さぬ、はしゃいだ声。
「王を夢見、王に憧れ、そして、ついに手に入れたこの力、汝らごときに負ける者か、ガアアアアッ」
暴君竜は死に物狂いで吠え、爪を放ってくる。
リーズの胸へ放たれた高速の一撃。だが、その一撃はリーズの体には刺さらなかった。胸に入れていたウサギの時計が、爪を防いでくれたのだ。
「師匠のもとで修業を積み、オブリビオン達と戦うことで武術を磨き上げてきました。厨二病の果てに道を外れた、あなたには負けません」
声から感じられる猟兵兼奪還者としてのプライド。
そして、リーズは二足歩行する暴君竜の足を蹴りつける! 練り上げた覇気を纏わせた一撃で、敵の体を大きく傾かせた。
「どうしたどうした? 王様の力ってやつをみせてくれねぇのか?」
蛇駆は敵を揶揄しながら、全身を覆うテンタクルスを操る。
一本の触手の先を槍のように尖らせ、敵へ伸ばす。
「このようなもの、王には通じぬ!」
暴君竜はふらついてはいたが、近づく触手に噛みつき、引きちぎった。
蛇駆は笑みを濃くする。
「おいおい、触手が一本きりって誰が言った?」
蛇駆は、複数の触手を気づかれぬよう床に這わせ、敵に近づけていた。蛇駆は、その触手たちで暴君竜を襲う。
不意を突かれた暴君竜は対処できない。触手たちは仲間の猟兵がつけた傷口めがけ殺到。触手が暴君竜の傷を抉り立てた!
暴君竜は苦痛の声を上げ、そして背中から翼を生やす。猟兵達からいったん距離をとろうと飛びあがる。
その様子を蛇駆は眼球に装着したレッドコンパウンドアイ越しに見ていた。
「おいおい、飛んで逃げるのか? まあ、そう遠慮すんなよ!」
行使するは【テンタクル・アサルト】。暴君竜の翼を92のテンタクルで鞭の如く打つ!
暴君竜は落下し、床に墜落。
すでに致死量寸前まで出血しながらも、なお立ち上がる暴君竜。
その前に、リーズが立った。
「あなたのその力への執念や執着が、別の、正しい形で発揮されていたらと思うと残念でなりません。ですが――あなたが歩んできた歪んだ道は、もう終わりです」
静かに告げ、リーズは片手を握り締めた。
そして腕をふるう。渾身にして【一撃必殺】の拳を敵の胴へ叩き込む!
リーズの力は、暴君竜に終わりを与えた。
息絶えた暴君竜の体は溶けるようにして消えた。
そして廃ビル内を覆っていた異常な色彩が薄れ――正常な空間に戻る。
「一般の人々に被害が出る前に解決できて何よりでした。行きましょう」
「ああ、なかなか面白い戦いだった」
敵が確実に消えたのを確認し、構えをとくリーズ。満足げに頷く蛇駆。
猟兵達は、厨二病から覚めぬことなくUDCに墜ちた男を討伐し、外なる邪神の影響の拡散を阻止することができた。戦果を手に、猟兵達は廃ビルを後にする。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴