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戦火を招くアイドルライブ

#クロムキャバリア #エイルフィリア王国

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#クロムキャバリア
#エイルフィリア王国


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●囚われた偶像
「みなさ~ん、今日も私の歌を聞いてくれて、ありがとうございま~す!」
 アイドルライブの会場。可愛らしい衣装に身を包んだ青髪の美少女アイドルが、マイクを通して皆に呼びかけた。その声に、会場中の観客が……いや、モニターの向こうの全国民が熱狂する。
「今日は皆さんにお知らせとお願いがありま~す!」
 沸き起こる大歓声。それが静まるのを見計らうと、アイドルは満面の笑みを浮かべて宣言する。
「私はこの国の絶対支配者として、周辺国家への宣戦布告を行おうと思いま~す!」
 アイドルに似つかわしくない、突然の言葉に、今度は歓声ではなく困惑が帰ってくる。だがアイドルは気にせず、客席に、そしてカメラの向こうに微笑みかけた。
「皆さん、私のために死ぬまで戦ってくださ~い!」
 そんな理不尽な『お願い』。だが、微笑みを見て、美しい声を聞いた観衆、そして国民は、徐々に困惑を薄れさせ、そして熱狂が戻ってくる。
 アイドルを応援するように戦争を応援し始める国民達と、それを満足気に見つめるアイドル。
 そのアイドルの背後には、一機のキャバリアが、静かに、不気味に佇んでいた――。

●グリモアベースにて
「やあやあ猟兵諸君。くるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「今回はクロムキャバリア。とある小国家で起こったオブリビオンマシンの事件を解決してもらうよ!」
 事件が起きたのは、エイルフィリア王国。象徴としての王家と政治機構としての議会を別に持つ、立憲君主制を取る都市国家だ。
「そしてこの王国の特徴的なのは、王家のお姫様が国民にとっての『アイドル』である事だよ。比喩表現とかただの偶像とかって意味じゃなく、職業としての『アイドル』だね」
 定期的にライブが開かれて歌ったり踊ったり。握手会やサイン会だって頻繁に行われるし、国営放送では毎日のように特集番組が組まれ、私生活に密着されたりいろんな事に挑戦したりする姿が放送されている。
 現在の王女は、スクルド・エインフェリア姫。長い青髪の清楚な美貌や雰囲気と、それに似合わぬわがままボディを持つ18歳。国民支持率実に99%を誇る、大人気アイドル王女だ。
「ところが、そのスクルド姫が、オブリビオンマシンに乗っ取られて洗脳されちゃったんだよね。そして、軍部の人間を率いて議会を制圧し、絶対君主制への移行と友好的な周辺国への侵攻を宣言しちゃったんだ」
 もちろん、いくら王女の人気が高いと言っても、こんな主張が簡単に受け入れる筈がない――のだが、悪い事にオブリビオンマシンは強力な電子戦用キャバリアで、国土全体に洗脳放送を展開している。王女に好意的な人間ほど洗脳の効果は覿面で、国民の多くが王女を支持し始めているのだ。
「このままじゃ遠からず国家間戦争に発展してしまう。そうなる前に、オブリビオンマシンを撃破して、王女を救出してほしい!」

 まず最初に何をおいても、洗脳放送をなんとかする必要がある。これを放置しておくと、オブリビオンマシンとの戦闘中に妨害される可能性が高い。
「幸い、いくら強力な電子戦オブリビオンマシンと言えど、たった一機で国土全体に洗脳放送を流し続けるのは難しい。だから国のあちこちに、中継用のタワーを設置している。これを全て破壊すれば、洗脳放送を止める事が出来るよ」
 もちろん、タワーは厳重に守られている。主力のキャバリアは議会の防衛に割かれているため不在だが、旧式の量産型キャバリアや戦車、そして武装した歩兵が防衛しているようだ。
「まあ、戦力としてはそれほどでもないから、正面から戦っても負ける事はないと思う。ただ、あくまで彼らは洗脳された人達だから、殺さないようにして欲しい。機体を壊す位なら大丈夫だけど」
 正面からキャバリアで戦いを挑んで、うっかり歩兵を踏み潰してしまった、流れ弾で大量殺戮してしまった、などと言う事になっては洒落にならない。勝利の工夫よりも、被害を出さない工夫の方が重要となる。キャバリアで戦いを挑む以外に、生身で破壊工作を行うなどの選択肢も考えられるだろう。
 タワーを破壊すれば、周囲の人々の洗脳は解除される。

「中継用タワーを全部破壊したら、いよいよ議会へ攻め入って欲しい。親衛隊の量産型サイキックキャバリア『セレナイト』が迎え撃ってくるよ」
 白騎士を思わせるフォルムのセレナイトは、サイキックエナジーを纏う長剣と盾を持つ、正統派のキャバリアだ。オブリビオンマシンではないが、パイロットが精鋭であるため、それと遜色のない力を発揮する。
 なお親衛隊はスクルド姫の熱狂的な支持者であり、オブリビオンマシンの洗脳が強力に作用している。事件解決前に洗脳を解く事は難しいだろう。
「そしてセレナイトを撃破すればいよいよ王女のオブリビオンマシン、『罪夢のクィムラヌート』との戦いになるよ」
 クィムラヌートは、ハッキングによって超強化した無人のセレナイトを操り、自機のクリスタルビットと連携させて戦う。また、あらゆる電子機器をハッキングして、自在に操る事が出来る。
 さらに特徴的なのが、周囲に大量の立体映像を展開する事で、相手キャバリアのセンサー(生身なら視覚や聴覚)に過剰な負担をかける能力だ。対策なしで挑めば、あっと言う間に目と耳を奪われる事となるだろう。

「このまま放置していれば、多くの人が戦火に巻き込まれる事になる。その前になんとしても、オブリビオンマシンを破壊して、王女を救出してほしい!」
 くるるはそう言うと、わざとらしい可愛らしくポーズを取って猟兵達を見渡す。
「それじゃ、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ!」


一二三四五六
 ロボット物と言えばアイドルと言うお約束。

 ごきげんよう。久々クロムキャバリア。一二三四五六です。

 第一章の冒険『日暮れの市街地戦』はメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)さん、第二章の集団戦『セレナイト』はサラ・レアード(アンサーヒューマンのオペレーター・f29986)さん、第三章のボス戦『罪夢のクィムラヌート』はミカエル・コードウェイナー(背神の守護天使・f30565)さんの投稿です。ありがとうございます。

 補足。
 第一章は夕刻、第二章は日没後、第三章は夜となります。舞台は町中で照明には事欠かないので、自分から壊さない限り視界に問題はありません。

 第一章~第三章まで、基本的に可能な限り人的被害を出さないようにしてください。物的被害は大丈夫です。
 パイロットに関しては、キャバリアや戦車を行動不能になるまで破壊する、程度なら死ぬ事はありません。もちろん、コクピットだけを狙うとか、機体を原形留めないように消し飛ばす、とかやると死にます。

 第一章の中継タワーは市街地内の少し開けた場所に建っています。その周囲を量産キャバリアや戦車・歩兵が守っている感じです。
 洗脳電波は『最初から抱いているスクルド王女への好意を増幅する』ものなので、基本的に猟兵には効きません。

 クィムラヌートはPOWユーベルコードで無人のセレナイトを2機操りますが、これは『2機しか連れていない』ではなく『同時に2機しか操れない』と考えてください。破壊すると補充されます。
 また、WIZユーベルコードではクリスタルビットを使用しますが、ユーベルコード無しでもビットは普通に使って来ます。ユーベルコードを使うとより強力な攻撃になる感じです。
 これらのユーベルコードの詳細については、第三章開始後に改めて。
 あと電子戦キャバリアなので、超高レベルのハッキング技能や索敵技能なども持っています。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 冒険 『日暮れの市街地戦』

POW   :    パワープレイ(強硬突撃、強引な突破、性能差を見せつけるなど)

SPD   :    スピードプレイ(高速機動、迂回戦術、側面攻撃など)

WIZ   :    頭脳プレイ(搦手、策を弄しての戦闘、トラップなど)

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シル・ウィンディア
オブリビオンマシンって、ほんとロクなことしないよね
さぁ、ブルー・リーゼ、行くよっ!

機動戦闘で攪乱しつつ撃破を狙うね
【推力移動】で加速して【空中機動】で空を舞っての【空中戦】で敵機を無力化するように動くよ
高度・速度には注意をして…

まずは新兵装のツインキャノンでご挨拶っ!
キャノンのビームの【範囲攻撃】で敵の足元を狙うね
当たればそのまま、逃げてもビームランチャーの【スナイパー】で狙撃!

中距離になったら
ホーミングビーム、ビームランチャー(連射モード)、ツインキャノンの【一斉発射】で攻撃だね

射撃機と思わせて…《指定UC》で奇襲ッ!
その後はビームセイバーで【切断】だね

攻撃はすべてコックピットを避けるよ


露木・鬼燈
生身での潜入からの破壊工作。
忍としてはこのほうがスマートでカッコいい。
とゆーか得意分野だよね。
それでも僕はキャバリアを選ぶ!
だって…その方がよりカッコいいからっ!
アポイタカラで出撃するっぽーい。
歩兵のことも考えた高さと速度で行動。
ふつーのヒトは衝撃波で死ねる、それくらい知っているのです。
後流れ弾も怖いので射撃武器も封印。
まぁ、ダークネスセイバー&ウイングもあるからね。
僕は近接戦闘が得意だからイケルイケル!
とゆーことで霧を纏って突撃するっぽい!
あっ…これだと姿が隠れてカッコよさが消える?
んー、でも最後に霧から飛び出てタワーを破壊する。
これはこれでカッコいい気もする。
さらに忍としてもよし!



『オブリビオンマシンって、ほんとロクなことしないよね……』
 青と白の流線型を持つキャバリアを駆り、上空からタワーに接近するシル。背面のツインキャノンを伸ばすと、眼下の敵キャバリアに狙いを定めた。
『さぁ、ブルー・リーゼ、行くよっ! まずは新兵装でご挨拶っ!』
『うぉっ……敵襲っ、敵襲ーっ!』
 足元を狙って放つ、牽制のビーム。仕留める事より動きを止める事を優先し、次々と砲撃を仕掛ける。
 そして狙いやすくなった相手に向け、ランチャーの狙いを定めると、自身の魔力を注ぎ込んでいく。
『コクピットは避けないとね……そこだっ!』
『うわあぁぁっ!?』
 放たれた閃光は、敵機の頭部を違わず貫く。メインコンピュータを破壊された敵機は動きを止めて地面に倒れ込む。やはり旧式だけあって、動きは鈍く装甲も脆い。
『ええい、対空砲、撃て、撃てーっ!』
『おっと、油断禁物だねっ!』
 対空砲撃も狙いは甘いが、代わりに数が多い。飛来する砲撃の嵐を、空中機動で回避する。
 もちろん高度や速度が一定を超えれば、キャバリアと言えど殲禍炎剣からの餌食。最小限の動きを心がけ、巧みに回避していく。
『ぐぅっ、当たらんっ……ええい、もっとだ、もっと撃……がぁっ!!?』
 必死にブルー・リーゼへの対空砲撃を繰り出すキャバリアだが、そのうち一機が突然に両断される。コクピットだけは丁寧に避けた、巧みな斬撃。
『な、なんだ……霧っ……うぐっ!?』
 戦場の一部に突然生じたのは、深い霧。それが敵キャバリアに接近すると、黒い光が煌めいて機体を断ち切る。その中に潜むのは、鬼燈のサイキックキャバリア・アポイタカラだ。
『生身での潜入破壊工作の方が、忍らしくスマート。それでも僕はキャバリアを選ぶ!』
 だって、その方がよりカッコいいから。そんなロマンを動機として、キャバリアを駆り戦場を飛び回る鬼燈。ナノマシンの霧を散布しながら、漆黒と血のフォースセイバーで敵機を次々と仕留めていく。
『ええい、なんだっ……どこにいるっ!? 何が起こっているっ!?』
『あっ……ひょっとして姿が隠れてカッコよさが消えてる?』
 そんな動機なのに、隠密行動なのでいまいち周囲から見てもらえない。それに気づき、コクピット内で愕然とした表情を浮かべる鬼燈。
 もちろん、そのショックで機体操縦が鈍るような事は無いが。歩兵を巻き込まないように一定高度を保ちながら、敵陣を乱していく。
『どこだ、探せ……はっ!?』
『余所見も禁物っ!』
 そして敵がその霧に気を取られた隙に、中距離まで接近するブルー・リーゼ。ホーミングビームで全周囲のキャバリアを仕留め、ランチャーの連射で戦車も無力化していく。
『くっ、これ以上やらせる訳にはいかんっ!』
『む、避けた……!?』
 だがキャバリアの一機、おそらく古参パイロットの駆る機体が、弾幕を避けて接近してくる。火器の間合いの内側に入られ、キャバリアソードが迫り――。
『なっ……!?』
 その瞬間、リーゼの姿が一瞬で敵の背後に移動する。ビームセイバーが唸り、敵機の四肢を断ち切った。
『射撃機だと思ったっ?』
『くっ、この俺が謀られるとは……はっ!』
 精鋭が落とされ敵陣に動揺が走った瞬間を逃さず、霧からアポイタカラが飛び出した。タワーに接近し、パルスマシンガンを雨霰と撃ち込んでいく。
『よし、これはこれでカッコいい気もする。さらに忍としてもよし!』
『くっ、しまっ――いや、俺は何故こんな所に……?』
 タワーが崩壊を始め、洗脳放送が停止する。次々に正気を取り戻す国民達。
『さ、次にいくっぽーい!』
「うん、早くみんなを助けてあげないと!」
 だが、タワーは一つではない。困惑する彼らをひとまず置いて、次のタワーの破壊に向かう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アーデルトラウト・ローゼンハイム
王族は貴族同様真っ先にノブリスオブリージュを遵守し民を守らなくてはいけない存在…。それが民を煽り戦いに駆り立てるとは王たる者の道から外れた行為ね。
思うに盲信的に王女様に従わされているからこそ防衛を命じられた兵は前線の兵に比べれば士気は低いはずでしょう。
防衛は王女様へに貢献を直に感じづらいものですから。
故に何処かでサボってたりやる気がなさそうな兵士がいるはずです。周囲を窺って相手の防衛の穴を突き一気に中継タワーに近づき「一撃必殺」を打ち込みますわ。
これは動かない敵…つまり構造物
には特に有効な攻撃です。
一発で破壊は無理でしょうから後は破壊工作を行い注意を引き後続の味方に繋げますわ。



「王族は貴族同様、真っ先にノブリスオブリージュを遵守すべき存在……」
 民を守るべき王女が、民を煽り戦いに駆り立てる。それはデビル貴族主義なる思想を標榜するアーデルトラウトにとっては、看過し難い行いだ。
「王たる者の道から外れた行為を正すのもデビル貴族としての役割ね」
 タワーの近くで物陰に隠れ、息を潜めて様子を伺う。洗脳の効果もあるが、元より王女への好感度と忠誠心は強く、警備の士気も高い。
「と言っても、前線の兵に比べれば、ね」
 だが忠誠心が強いからこそ、後方の防衛任務に不満を抱く者も必ずいる。それを付け入る隙と見定めると、潜伏場所から飛び出した。
「ふぁぁぁ……ん、おい、あんた何して……止まれ!」
「失礼。通らせて頂くわ」
 当然いくら隙があろうとも、見つからないのは流石に不可能。だが彼女の目的はあくまで、タワーに近づく事だ。
 眼前に聳えるタワーを見据え、腰を落とし、拳を引き、ゆっくりと息を吸って。
「――せぇいっ!!」
 繰り出すのは、渾身の拳。小柄な身体に見合わぬ怪力が、タワーの壁を、あまりに易々と打ち砕いた。
 そして、それだけではなく。
「……は?」
 警備員が呆然とする前で、壁のヒビは広がり、タワー全体に広がっていく。ただの力強い拳ではない、構造物の弱点を見切っての一撃。天性のゴッドハンドたる彼女の前では、巨大なタワーも弱点の塊に過ぎない。
「――はああああっ!!」
「や、ちょ……なっ、ええええっ!?」
 続けざまに二発、三発と拳を叩き込めば、ヒビはさらに増え広がる。そして、驚愕する警備員……いや、周囲の全ての国民の前で、タワーは粉々に砕け散った。
「さて、次に向かいましょうか」
 正気を取り戻しても呆然とする人々の間を、悠々と立ち去るアーデルトラウト。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シホ・イオア
アイドルのライブと聞いてたけど大変なことになってるね。
安心して楽しむためにも頑張らなくっちゃ。

できるだけ傷つけない方がいいよね
上空から近づいて制圧していこう。
「輝石解放、ゴールド! おいでませ妖精のお宿!」
中継タワーを囲うように壁を出したり
塔とか橋とか作ってまともに動けないよう戦場を変えちゃいましょう。
動きが鈍ったらキャバリアの足や車輪を壊して無力化を狙う
中継タワーは上からピラミッドとか落とせば壊せるんじゃないかな?

アドリブ連携歓迎。


フレミア・レイブラッド
お姫様がアイドルね。元々はこんな事を行う子ではないのでしょう?
王女としての仕事に多忙なアイドル業。国民からも慕われているし、とても良い子みたいね。凄く好感が持てるわ

ん…(好意から一瞬だけ電波の影響でくらっと)これが洗脳ね…早く解除してあげないと

【ブラッド・オブリビオン】で「荒野に飛来する氷鳥達」の「氷雪の鷲獅子」を召喚。
【騎乗】し、自身と鷲獅子に【念動力】の防御膜を纏わせて出撃。
鷲獅子の飛行能力で空中戦。

鷲獅子の【極寒の風】や【凍てつく息吹】でキャバリアや敵戦車を行動不能まで凍結させ、歩兵については戦闘不能まで加減して吹き飛ばしたり、【念動力】や魔力弾【高速詠唱、誘導弾】で加減して攻撃するわ



「アイドルのライブと聞いてたけど、大変なことになってるね……」
 上空からゆっくりと近づき、タワーを見下ろすシホ。タワーの周囲は厳重に警戒され、キャバリアのセンサーがこちらを捉える。
『む、そこの者、止まれ! それ以上接近すると迎撃する!』
「おっと、見つかっちゃった。でも、できるだけ傷つけない方がいいよね」
 呟きながら取り出したのは、黄金の輝石。鉱物としても貴重品だが、彼女にとってそれは魔法の媒体――引き出した魔力を、タワーに向けて解き放つ。
「輝石解放、ゴールド! おいでませ妖精のお宿!」
『なっ……何ぃぃっ!?』
 魔力は実体に変化し、タワーの周囲を取り囲んで防衛戦力と分断する。黄金の魔力の魔法は、様々な建物を生み出す力。
「さあ、どんどんいくよっ。おいでませっ!」
『ぬぉっ……ぉぉぉっっ!?』
 キャバリアの足元から、タワーとは別の塔を生やしてやる。横転した機体の上には、橋を掛けて拘束。周囲の地形をめちゃくちゃに作り変え、戦場を混乱の渦に叩き込むシホ。
『くっ、ええい、誰かあいつを止めろ……ぉぉ、ぉぉぉっ!?』
「あら、そんな乱暴な事はダメよ」
 そんなシホに向けられたキャバリアのライフルが、突然に凍結して動かなくなる。どころか腕が、機体全体が、瞬く間に氷像に変わっていく。
「お姫様は、元々はこんな事を行う子ではないのでしょう? だったら彼女のためにも、あなた達に酷い事はさせないわ」
 その冷気を放ったのは、氷雪を纏う青い鷲獅子。そしてその上に跨るフレミアが、戦場を見下ろして言い放つ。
「王女としての仕事に多忙なアイドル業、それで国民からも慕われているのね……」
 話に聞くだけでも、とても好感の持てる相手だ。そんな姫に思いを馳せると、一瞬頭がくらりと揺れる。
「っ……これが洗脳ね……」
 流石に会った事も無い相手、深刻な影響が出る程ではない。だが、こんな洗脳に姫が囚われている事、そして国民に望まぬ非道を強いている事。どちらもフレミアにとってはあまりに許しがたい。
「早く解除してあげないと……邪魔はさせないわよ!」
『ぬ、ぐぅぅっ!』
 鷲獅子の息吹が、次々とキャバリアや戦車を凍結させる。もちろん歩兵は凍らせる訳にはいかないので、そちらは羽ばたきで吹き飛ばすに留めて。
「くぅ、姫のためにも、タワーには行かせない……」
「もうっ、その姫のために、そのタワーを壊さないといけないのよっ!」
 それでも立ち上がって来る相手には、手加減した魔力弾で意識を断ち切る。防衛戦力を半壊させると、上空に視線を向けて。
「今よ、タワーを破壊出来る?」
「よぉし、任せてっ!」
 建造物でキャバリアの脚を破壊して回っていたシホは、促されて輝石から一際大きな魔力を引き出す。魔力はタワーの上空に集まり、実体を形成して。
「これで、潰れちゃえっ!」
 上空から降り注ぐのは、巨大なピラミッド……もはや、建造物と言うより質量兵器。その重量が、タワーに直撃すると、倒壊していくタワー。そして先程作った壁が、飛び散る破片を受け止める。
「ここはもう大丈夫そうね。さあ、次も解放していかないと」
「安心してライブを楽しむためにも、頑張らなくっちゃね!」
 洗脳放送が止まり、正気を取り戻す民達。それを見届けたフレミアとシホは、すぐに別のタワーへと向かう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

久遠・翔
アドリブ絡み歓迎


選択UCを使い先の様子を確認しながら目立たない・地形の利用・迷彩などで移動し、どうしてもカメラに映る場合はUC万能の指で自分が映らないように改変し移動します
生憎俺はキャバリア持ってないんでこうやって工兵紛いの事しかできないんすけどねと苦笑し進み中継タワーに潜入し歩兵には暗殺からのマヒ攻撃や気絶攻撃などの毒で対応。殺さないようにしながらなので殺ではないですが(笑)

管理室に潜入したら中の人を無効化してUC万能の指で事件が終わるまで使えなくします
その後急いで撤退
逃げる途中倉庫に埃被ったキャバリアを見つけついでに貰います
銘は…鎌鼬?

と、起動してブーストかけた瞬間一瞬で外に
これ早すぎ!?



「……この辺りは、大丈夫そうっすね」
 影の追跡者を先行偵察に出し、安全を確認しながら進む翔。途中、歩哨の接近を察知すると、慌てて物陰に隠れ、息を潜める。
(ここはサクッと暗殺をば――や、殺ではないですが)
「うっ――!?」
 気づかれない位置から素早く苦無を投げ、脇腹に突き刺す。苦無に塗られたのは麻痺毒で、目を見開いて崩れ落ちる歩哨。
「まあ多少の怪我は勘弁してくださいよっと」
 その歩哨を物陰に引きずり込み、監視カメラはユーベルコードの万能鍵で改変する。自分が映らなくなった監視カメラの前を通り、管理室に突入した。
「だ、誰だっ――うっ!?」
「悪いっすね、事件が終わるまで使えなくさせてもらうっすよ」
 詰めていた人員を気絶させると、タワーの機能も鍵で停止する。洗脳放送が止まるのを確認すると、素早く脱出を図る――が。
「……ん?」
 その途中、キャバリア倉庫に通り掛かる。いつから放置されているのか、すっかり埃をかぶったクロムキャバリア。
「銘は……鎌鼬? 使ってないなら、ついでに貰っていきますかね」
 この国を救うためなら、その程度は許されるだろう。コクピットに乗り込むと、操縦桿を握る。その近くにブーストのスイッチを発見すると、オンにして。
『って、これ、早すぎぃっ!?』
 その瞬間、タワーの壁を破壊してすっ飛んでいく鎌鼬。あまりにじゃじゃ馬過ぎる機体を必死に制御し、なんとか高度を下げる。
『あんまり高く飛ぶと、間違いなく『殲禍炎剣』の餌食っすね、これは……』
 それはまあ、倉庫に眠っている筈だ。気を抜くとかっ飛びそうな機体を、必死に制御し続ける翔。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『セレナイト』

POW   :    RXサイ・ブレード
【増幅されたサイキックエナジーを纏う長剣】が命中した対象を切断する。
SPD   :    EPサイ・ブースター
自身に【強制的に増幅されたサイキックエナジー】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    EPサイ・リフレクター
対象のユーベルコードを防御すると、それを【盾の纏うサイキックエナジーにより反射し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。

イラスト:エンドウフジブチ

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「お、俺達は一体……」
「姫様……そうだわ、姫様はどうなったの!?」
 太陽がビルの向こうに沈み、煌々としたライトに照らされる夜の街。困惑する国民達の耳に、キャバリアの機動音が響く。
『スクルド姫万歳! スクルド姫万歳!』
「あ、ありゃあ親衛隊のセレナイトじゃねぇか、どうなってんだ?」
 サイキックエナジーを纏う長剣と盾を手にした、まさに白騎士と言うべき美しきキャバリア。それはスクルド姫の名を叫びながら、熱狂と共に出撃していく。
『我らの命は全て、姫様のために! 姫様のためなら死ねる!』
『姫様しか勝たん! 姫様の邪魔をする者には死あるのみ!』
 王族に対する忠誠心、アイドルに対する熱狂。それらをまとめてオブリビオンマシンの洗脳電波によって捻じ曲げられた親衛隊は、猟兵達をスクルド姫の敵とみなし、襲いかかってくる。
 彼らをなんとかしない限り、議会で待つスクルド姫の元には辿り着けない。だが相手は精鋭だ。量産型と甘く見ると痛い目を見る事になるだろう。
シル・ウィンディア
あなた達が、操られてなくて言うならまだわかるけどね…
でも、ここから先は通行止めだよ?

【推力移動】で移動開始
【空中機動】で低空を動いての【空中戦】

攻撃はコックピットを避けて
武装・腕部・脚部を狙い無力化していくよ

攻撃のメインは
ツインキャノンの【範囲攻撃】でまとめて攻撃
避けたら、【スナイパー】モードのビームランチャーで撃ち抜くよ

中距離になったら、ツインキャノン・ビームランチャー・ホーミングビームの【一斉発射】

敵の攻撃は、動きを【見切り】
【残像】を生み出しての攪乱機動での回避
近接戦になったら、ビームセイバーで【切断】!

さすがに数が多いなら…
【高速詠唱】で《指定UC》
ギア、もう一段上げていくよっ!


久遠・翔
アドリブ絡み歓迎


どわぁぁぁー!?ガチでこれ暴れ馬じゃん!?
操作が難しい…む?
回線が開いて…あっ、そういえばこの機体ってここのだから回線繋がるのか!?
「誰だあの機体動かしたの!?」「敵に乗っ取られたのか!」とか聞こえてくるな~

この機体要するに量産型の試作機として造られ落選した物らしい
誰があんなガラクタ採用するかなど罵詈雑言

『…システムスキャン。搭乗者のUCを確認、実行します』

えっ、なんで勝手にってうわぁ!?
装甲パージした!?ただでさえ薄いのに駆動部が…ぬわぁぁ!?

俺の選択UCを読み取りさらに加速
セレナイトに一気に迫り装備した超硬度ナイフで斬りつけソニックブーム発生させ蹴散らします

俺、操作してない



『さあ、いくよっ!』
『むぅっ!?』
 低空飛行で接近しながら背面のビームキャノンで敵陣を薙ぎ払う、シルのブルー・リーゼ。セレナイト各機は、それを盾を翳して受け止めて来る。
『その程度の攻撃で――ぬおっ!?』
 ならばとそこに、ビームランチャーからの狙撃。盾を持つ腕を撃ち抜き、続けざまに剣を持つ逆腕も。
『くぅ、まだだ。我らの命、姫様の為!』
 一機を瞬く間に無力化したにも関わらず、他の機体は動揺による乱れもなく反撃を放って来た。そのサイキックエナジーの斬撃を巧みな機動で回避しながら、通信越しの言葉に首を振る。
『あなた達が、操られてなくて言うならまだわかるけどね……』
 高い操縦技術。連携の取れた戦術。そしてなにより、厚い忠誠心。それが洗脳で歪められ、誤って使われている……その理不尽に、強い憤りを覚える。
『でも、ここから先は通行止めだよ?』
『むぅぅぅっっ!』
 中距離まで間合いを間合いを詰めると、キャノンとランチャーによる一斉掃射。ホーミングビームも加え、一気に火力で攻め立てる。盾で防がれても構わず、反撃の隙を与えぬ飽和攻撃。
『くっ、ここで止まる訳には――』
『どわぁぁぁー!?』
 そんな状況に突然横合いから、凄まじいスピードで突っ込んでくる、翔の機体。いや、翔の、と言って良いのかどうか。
『ガチでこれ暴れ馬じゃん!?』
『あれは……鎌鼬か? 誰が動かした!?』
 完全にその推力を持て余して戦場を通過し、そして戻ってくる鎌鼬。通信越しに、親衛隊の困惑が伝わってくる。
『あれは試作機として造られ、不採用に終わった筈……それが一体何故!?』
『あー、やっぱりそういう……勝手に動かして怒ってるっすかねー……うぉっ!?』
 今度は戦場に留まるものの、なかなか機体が制御できない。さらにそこにセレナイトの攻撃が飛来し、ますます窮地に陥っていく。
『構わん、破壊しろ! どうせ欠陥機だ!』
『うぅ、これまずいっ?』
 回避行動でバランスが崩れ、ますます暴走を始める鎌鼬。だがそこで突然、システムが機動する――まるで、欠陥機と言う言葉に反応したかのように。
『……システムスキャン。搭乗者のUCを確認、実行します』
『えっ、なんで勝手にって、うわぁっ!?』
 翔のユーベルコードを読み取り、ただでさえ薄い装甲をパージする鎌鼬。もはや駆動部を露出するほどの、極限の軽量化。
『ぬわぁぁぁっ!?』
『うぉぉっ、なんだっ!?』
 そのまま超硬度ナイフで敵機を切り裂き、さらにソニックブームを撒き散らす。周囲の敵を薙ぎ払うと、反撃を受ける前に高速離脱。
『ええい、このような機能は聞いていないぞ!』
『いや、俺も知らない、っていうか操作してない……』
 凄まじい速度で戦場を飛び回る機体に、親衛隊も翔も困惑しきり。そして、その困惑の隙を突くように――。
『貰ったよっ!』
『しまっ……くぅっ!?』
 急接近し、残像を生み出す事で敵陣をさらに撹乱するブルー・リーゼ。すれ違いざまのビームセイバーで、次々と敵機の腕部や脚部を切断する。
『くっ……ええい、陣形を立て直せっ!』
『あっちも速いし、敵も多いし……』
 センサーに移る鎌鼬やセレナイトを見ながら、シルは精霊の力を機体に注ぎ込む。その力を動力に、出力を上げるブルー・リーゼ。
『こっちも、ギア、もう一段上げていくよっ!』
『うぉぉぉっ!?』
 その闇がさらなる速度で、敵陣を飛び回り、闇を纏った斬撃を次々と繰り出す。二機の高速キャバリアによる攻撃は、この周囲の敵機を壊滅状態に追い込んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フレミア・レイブラッド
まったく…本当にお姫様の力になりたいと思うなら、洗脳なんかに負けずに姫様を助け出すくらいしてみなさい!

【ブラッディ・フォール】で「俺も専用機が欲しぃぃぃっ!」の「セラフィム・リッパー」の力を使用(魔力で乗機として構成)。
衛星の感知限界高度ギリギリまで飛行して距離を取りつつ、【エンジェルビット】で敵の動きを牽制しつつ、全周囲攻撃により敵の脚部やスラスターを狙う事で機動力を、腕部をやカメラを狙って攻撃や視界を封じて戦闘不能に持ち込むわ。
強引に接近して来る敵は【フォールンウイング】で撃ち落とすか【断罪の剣】でなるべくパイロットを殺さない様に機体だけを破壊するわ

もうすぐ助けてあげるから、待ってなさい!


シホ・イオア
言動はただの熱狂的なファンっぽい。
けど、優秀な人たちなんだよね?
たまーにいる濃いアイドルファンに見えちゃうけど実力は本物、と。
歪められた心を元に戻してあげよう☆

「輝石解放、エリクシア! 愛よ、勇気よ、希望よ、今こそシホと一つに!」
狙いは敵機の無力化とパイロットの救出。
UCで自己強化を行いガトリングの制圧射撃で牽制しつつ
敵機に接触するタイミングを計る。
自らの輝きを利用し残像を駆使して敵機に一気に接触。
敵に接触したら体の小ささを生かし
敵機の体を盾にしつつ関節部を狙うか
コックピットハッチから侵入してパイロットを無力化する。
基本的に非殺

アドリブ連携歓迎。


露木・鬼燈
まぁ、戦いはスペックだけではないからね。
パイロットの技量でも結果は変わるもの。
油断はしないのです。
とゆーか戦いで油断なんてしないから。しないからっ!
うん、ほんとだよー。
まぁ、それはさておき、キャバリアでの戦闘がんばるぞー。
強襲ではなくふつーに戦闘。
それなら<超過駆動>を使うのがいいかな。
高くは飛べなくても飛べるとゆーことはそれだけで便利。
忍の立体機動に飛行とゆー要素が加わる。
これは絶対に強い!
忍がキャバリアで行う立体機動戦術を見せてあげるっぽい!。
両手両足に展開したダークネスセイバーで切り刻むのです。
そこにフォースハンドと攻防一体のダークネスウイング改。
これで隙はないのですよ。



『姫様のために! 姫様のために! うぉぉぉーーー!』
「言動はただの熱狂的なファンっぽい……けど、優秀な人たちなんだよね?」
 いかにも『濃い』親衛隊の叫びに、首を傾げるシホ。とはいえ実力は本物、セレナイト各機は連携の取れた動きで間合いを詰めて来る。
「よーし、歪められた心を元に戻してあげよう☆ 輝石解放、エリクシア!」
 それを見た彼女は、未知なる宝石剣を掲げ、輝きでその身を覆う。武具の力を取り込んで、姿を変えていく。
「愛よ、勇気よ、希望よ、今こそシホと一つに!」
 その姿はまるで女神のよう。神々しくも勇ましく、トーガをはためかせれば、敵機めがけて飛翔して。
「さあ、いくよっ!」
『むぅっ、効かん!』
 小さな妖精姫の靴から、魔法弾がガトリングのように連射される。セレナイトの盾に防がれてダメージはないが、あくまで牽制、足を止められれば十分。
「まったく……それだけの腕があるのに、洗脳なんかに負けるなんて!」
 その声は上空から。殲禍炎剣の感知限界のギリギリまで飛翔したフレミアは、その身にオブリビオンの記憶を纏う。
 具現化されるのは、天使を思わせるサイキックキャバリア――いや、オブリビオンマシンと言うべきか。
『本当にお姫様の力になりたいなら、自力で姫様を助け出すくらいしてみなさい!』
『ぬぅぅぅっ……上からかっ……!?』
 そのコクピットに身を委ねると、クリスタルビットを展開する。複製されたそれを無数に展開し、地上へと下ろして。
『パイロットを殺さず、戦闘不能に持ち込むわよ。行って!』
『くっ、ビット攻撃かっ!? ……うぉぉぉっ!?』
 敵機を包囲し、全周囲からの同時攻撃。いかに敵の技量が優れていようとも、盾の面積以上の防御は不可能だ。腕部やカメラを貫き、次々と機能を停止させていく。
『くぅ、このままでは……各機、散開! 上空の敵機に対処せよ!』
『逃さないわよっ!』
 防ぐのが不可能と見れば、機動力での回避を図りながら衝撃波を飛ばしてくるセレナイト。フレミア機は光の翼を展開し、プラズマビームでそれを撃ち落とす。
 それも抜けて来たならば斬艦刀で切り払い、それと同時にビット攻撃の手も止めない。
『くっ、機体性能が……だが、我らは親衛隊、負けはせぬっ!』
『まぁ、戦いはスペックだけではないからね』
 その叫びに同意しながらも、上空から急接近するのは鬼燈機、アポイタカラ。異端の技術体系によって作り上げられたこのサイキックキャバリアも、性能ではセレナイトを遥かに上回っている。
『でも油断はしないのです。とゆーか戦いで油断なんてしないから。しないからっ!』
『何故繰り返すっ!?』
 繰り返す度に説得力を失っていくが、油断しないのは嘘ではない。キャバリアをユーベルコードで保護する事で、動力を超過駆動させる。
『忍がキャバリアで行う立体機動戦術を見せてあげるっぽい!』
『うぉぉぉ、これはっ!?』
 低空を凄まじいスピードで飛び回り、セレナイト各機の間を駆け抜けるアポイタカラ。その両手両足に展開した漆黒のセイバーが、次々とセレナイトを斬り刻んで無力化していく。
『くぅっ、速いっ……ええい、あの機体を止めろっ!』
『忍は簡単には捕まらないのですよ』
 迎撃のサイ・ブレードはサイキックエナジーの巨大な腕で受け止め、拮抗した所で黒き翼が敵機を斬り裂く。翼は同時に、他の機体の放つ衝撃波も防ぎ、跳ね返していく。
『攻防一体っ。これで隙はないのです!』
『くぅ、このままではまずい……むっ、何っ!?』
 そして彼らが猟兵の機体に気を取られた所で、セレナイトの脚部関節が爆発を起こす。突然の事に慌てながらセンサーの感度を上げれば、機体の間を飛び回るのはもちろん、シホだ。
「シホの小ささ、キャバリアじゃ狙いにくいでしょ♪」
『っ、ちょこまかとっ……うわぁっ!?』
 キャバリアからすれば、シホのフェアリーの身体は20分の1以下。キャバリアの武装はそんなものを相手にする事など想定していない。
 もちろんシホの方も攻撃を喰らえばひとたまりもあるまいが、巧みに敵機を盾にする事で他の敵機の攻撃を防いでいく。
『ほら、こっちもどんどん行くっぽいっ!』
『くぅ、上から下から……!』
 上空からはビット、足元には妖精、さらには駆け回る忍。いかに精鋭と言えど、機体性能の限界もある。次々と機能を停止し、あるいは武装を失っていくセレナイト各機。
「ええい、なんとかそこの妖精を捕まえて……うわっ!?」
「捕まらないよ♪」
 その攻撃をも凌ぐ相手には、シホがコクピットハッチの隙間から侵入し、直接パイロットに魔力を叩き込む。殺さぬように手加減して、気絶に追い込んだ。
『ひ、姫様ぁっ! 申し訳ありませんっ……!!』
『姫様もあなた達も、もうすぐ助けてあげるから、待ってなさい!』
 機体が動かなくなり、無念の声を響かせる親衛隊には、そう通信を送るフレミア。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『罪夢のクィムラヌート』

POW   :    戦禍の手先
戦闘用の、自身と同じ強さの【白兵戦用キャバリア】と【砲撃戦用キャバリア】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    フラグメント・オーバードーズ
【周囲に投影した立体映像】から【断片化された雑多な情報の奔流】を放ち、【センサーや感覚器に過剰な負担をかけること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    大天使の光輪
【BS-F〈アウレオラ〉クリスタルビット】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。

イラスト:ひのき26

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ミカエル・コードウェイナーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 太陽の残り香も消え、完全に夜の帳が落ちたエイルフィリア王国。
 その中心部にある議会から、一機のオブリビオンマシンが浮かび上がった。
『チケットもなしにライブに押しかけるなんて、いけないお客さんですね』
 オブリビオンマシン、『罪夢のクィムラヌート』。無人操縦のセレナイト2機(うち1機は砲撃戦用カスタム)を随伴し、そのスピーカーからは鈴の音を転がすような美しい声を響かせる。一切の邪気が感じられず、聞いているだけで心地よくなるような美声だ。
『でも、そうですね。せっかく来てくれたお客さんを追い返すなんて、可哀想ですよね』
 しかしその心は、クィムラヌートによって歪められている。国民の平和のために歌うべきアイドルは、今は、国民を戦争に駆り立てるために、そのカリスマを振りかざす。
『だからたっぷりとおもてなしさせて頂きます。楽しんでいってくださいね!』
 その言葉と共に、クィムラヌートは周囲にいくつもの立体映像を展開する。映像は、可愛らしいポーズを取る、青い髪の美少女のもの。
 この映像の少女こそ、スクルド・エイルフィリア姫。国民のアイドル、そしてオブリビオンマシンに囚われた姫君だ。
『♪お願い、私のために死んで――』
 立体映像から、そしてキャバリアから歌声が響くと、キャバリアのセンサーや猟兵達の五感に多大な負荷がかかる。その状態で襲いかかってくる、セレナイトとクリスタルビット。
 この危険なアイドルライブを戦い抜いて姫を救出し、この国に平和を取り戻すのだ!
アーデルトラウト・ローゼンハイム
この期に及んでもまだ他力本願とは王たるものの資質はやはりあなたにはないようですね。
ええ、あなたに言ってます。オブリビオンマシンよ。
これ以上王族たる姫君が貴族的でないところを見ているのは心が痛くなります。
姫君は貴族的に力づくで返していただきますわ。
索敵能力が優れた相手に忍んでは意味がないでしょうから正面から…砲戦キャバリアを呼ばれる前に一気に接近いたしますわ。
二機の僚機を呼ばれたら好都合。
的は動かなくなり、『弾』を二発も用意してくださるご好意にお応えしましょう。
近接キャバリアをびったんびったんで掴んで砲戦キャバリアにぶつけた後砲戦キャバリアに接近して同じく掴んだ後にクィムラヌートにぶつけますわ。


シホ・イオア
演目を変更して観客やスタッフを扇動って大迷惑だよ。
バッドなライブもフィナーレの時間だね。
お姫様を助けてハッピーエンドにしなくちゃ☆

美しい声だね。
でもその程度じゃシホは止まらないよ!
聖痕の痛みと祈りがシホの背中を押してくれるからね。
「輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
ガトリングと炎で制圧射撃をしつつ誘導弾で隙を狙っていきましょう。
存在感+空中戦+ダンスでアピール(挑発)もやってみる。
お付きのマシンはともかくお姫様は絶対助ける方向で。

アドリブ連携歓迎。


露木・鬼燈
センサー系が死ぬっ!
これはヤバいですね。
まぁ、センサーがなくてもやりようはあるけどね。
勘と経験を用いての盲撃ちでもばら撒けば当たる。
更に魔術による感知と誘導で補えばより命中率は高まるはず。
それにセンサーも完全に死んだわけではないしね。
掛かる負荷を和らげてやれば多少は使えるはず。
立体映像からの負荷の一部くらいは消して見せるですよ。
サイレントヴォイスに<滅びの咆哮>を乗せて歌を相殺。
出力が足りなければ魔術での増幅を加えてぽいっと!
センサーが実用レベルまで復帰すれば接射で戦うですよ。
お姫さんに密着して戦えば無人機もそれほど脅威ではない。
同士討ちを誘発する位置取りが勝利の鍵なのですよ。
イケルイケル!



『むむ、センサー系が死ぬっ! これはヤバい!』
 ライブの映像と音声を感知したアポイタカラのモニターが強烈なノイズを発し、スピーカーから異音が響く。眉を寄せつつ、精神を研ぎ澄ます鬼燈。
『♪抗わないで 跪きなさい』
『まぁ、センサーがなくてもやりようはある! はず!』
 無人セレナイトからの砲撃が飛来するが、この状況では五感でそれを捉える事は出来ない。ならばほとんど直感で機体を動かし、それを巧みに回避してみせる。
『こっちには、積み重ねた勘と経験があるですよ!』
『♪絶対逃さないわ あなたのハートを射抜いて見せる』
 こんな状態でも、スクルド姫の歌声だけはしっかりとこちらに伝わってくる。歌声自体は心洗われるように美しい――だが、どこか空々しく、何より歌詞が物騒だ。
『物理的にハートが奪われるのはお断りしたい!』
 当てずっぽうの盲撃ちで敵機を牽制し、クリスタルビットの包囲から逃れていく。とはいえこの状況では攻撃を凌ぐのが精一杯。センサー系を調整し、一刻も早い負荷の軽減を図る。
『♪さあ、膝を屈しなさい 逆らう事は許さない』
「美しい声だね。でもその程度じゃシホは止まらないよ!」
 シホも目と耳に痛みを覚えるが、聖痕が発する痛みと祈りがそれを軽減する。クリスタルビットに真っ向から突貫しつつ、その胸元で握りしめるのは真紅の宝石だ。
「輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
 飛来するビットを、焼き払いながら真っ直ぐに突き進む。炎を纏い、空中を優雅に飛翔するその姿は、まさに舞うような美しさ。
『♪私の歌を聞いて 心まで支配されなさい』
 アイドルとして……いや、アイドルを操るオブリビオンマシンとして、その舞う姿に反応したのか、クィムラヌートはさらに大量のビットを差し向けて来た。
 それを引きつけるようにさらに美しく舞い踊り――彼女がビットを引き付ければ当然、他方向には隙が出来る。
「よし、今ですよ……仕掛けるっぽいっ」
『――――ッ!!』
 その隙をつき、アポイタカラから迸る超振動の咆哮。魔術とキャバリアで二重に増幅されたその音波が、スクルド姫の歌声を相殺する。
『む、センサーが回復したっぽい。今ですよっ!』
『く、ぁ……っ!?』
 歌が止まったその隙に、一気に加速してクィムラヌートに肉薄するアポイタカラ。至近距離からの接射でその装甲を削り取る。
『この距離なら同士討ちを恐れて攻撃出来ないっぽい!』
『離れ、なさい――!』
 ビットでの攻撃が封じられ、無人セレナイトで、アポイタカラの足を止めさせようとするクィムラヌート。その様を、アーデルトラウトは冷たく見下ろす。
「この期に及んでまだ他力本願とは……王たるものの資質はあなたにはないようですね」
『誰に向かって、そのような――』
 苛立ちの声と共に敵意を向けてくるクィムラヌートに対し、真っ直ぐに睨み返す。表情は変わらずとも、その視線は極限まで冷たく。
「ええ、あなたに言ってます。オブリビオンマシンよ。姫君を操って姫気取りですか?」
『っ――!』
 スクルド姫を操って話そうとも、所詮その言葉はオブリビオンマシンの物だ。そんな紛い物によって、姫君が貴族的でない所を強いられるその姿――デビル貴族たる彼女にとっては許しがたく、心が痛み、怒りを覚える。
「姫君は貴族的に、力づくで返していただきますわ」
『ふんっ……! ♪王の前に跪――ぐっ!?』
 強引に歌声を再開し、アーデルトラウトの五感を攻撃しようとするクィムラヌート。だがそこに、シホの脚から魔法のガトリングが叩き込まれる。機体を揺らす衝撃に、再び中断される歌声。
「歌わせないよ。演目を変更して観客やスタッフを扇動って、大迷惑なんだから!」
「さあ……貴族たる振る舞い、お見せしますわ」
 同時に、ダメージで操作が止まった無人セレナイトへと、素早く接近するアーデルトラウト。生身のまま、その装甲に手をかける。
「『弾』を二発も用意してくださったご厚意にお応えしましょう」
『何を言って……なっ!!?』
 その愛らしい姿からは想像もつかない剛力が、がっちりと装甲に指をめり込ませる。そのまま空中で、豪快な振り回し。
「さあ……飛びなさい」
『っ!?』
 遠心力をつけて豪快にぶん投げ、もう一機のセレナイトに思いっきり叩きつける。轟音と共に煙を吹き上げる二機のセレナイト。
『無茶な……!?』
「何がですか? 優雅で、可憐で、豪快。これがデビル貴族です」
 そのセレナイトを再び握り直し、振り回す。今度の狙いは、言うまでもなく――。
「とくとその身に覚えなさい」
「バッドなライブもフィナーレの時間。お姫様を助けてハッピーエンドにしてあげる☆」
 キャバリアを質量兵器としてぶつけられ、大きく体勢を崩すクィムラヌート。さらに、体勢を立て直すより早く、シホの放つルビーの炎が装甲を大きく揺らがす。
『ぐ、ぅっ……まだライブは始まったばかり……うぅ、こんなのライブじゃ……!』
 立体映像にノイズが走り、装甲のあちこちから火花を散らしながら、地上すれすれで立て直すクィムラヌート。だが、スクルド姫への洗脳が揺らぎつつあるのが感じられる。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シル・ウィンディア
うぅ、これはちょっときつい…
リーゼ、もうちょっとだから頑張ってっ!!

不調を振り払っての【推力移動】で加速しての【空中機動】での【空中戦】!
五感が鈍いのなら…
【第六感】を信じて、敵機の動きや行動を感じて
動きを【見切り】【瞬間思考力】で回避と防御の最適な行動を判断っ!

攻撃はコックピットを避けて
ツインキャノンの攻撃で様子見
避けられても、そのポイントにビームランチャーを撃ちこむよっ!

むぅ、やっぱり反応速度が落ちてる…
ちょっと鈍い…
これは、多少の被弾は覚悟で行くかな

【魔力溜め】で機体・武装に魔力注入
【限界突破】での機動を行っての《指定UC》

射撃しつつ接近して、近接はコックピットを避けての【切断】!


久遠・翔
アドリブ絡み歓迎


な、何とか速度にも慣れたらお姫様登場っすか
助け出さないと


スピードで攻撃避けていると通信が
勝手に試作機とはいえ姫の機体使わないで…と文句を言う為俺を見てピタリと止まる
そして何で俺を見て興奮気味に妹にするとか言ってんの!?俺男っす!(誘惑200+特徴:女性に好かれる)

『…システムスキャン。搭乗者のUCを確認、実行…「戦車の一撃」と統合…成功しました。実行します』


空中で変形して飛行形態になり更に加速し相手が見失う
UCの影響で音速を超え雷光が流星の様に輝き再度見つけたが魅了される

『月女神の一矢(アルテミス・アロー)実行します』

姫様に当てるなよ!

『了解(ヤー)』

相手のマシンに風穴開けます


フレミア・レイブラッド
悪いけど、そのお願いは聞いてあげられないわね!

【ブラッディ・フォール】で「鋼騎が纏うは恩讐の黒炎」の「ブレイジング・バジリスク」の力を使用(魔力で乗機として構成)。
視覚に頼らず、【念動力】の結界【結界術】を周囲に広げる事で周囲のモノを感知。

雷撃の魔術【属性攻撃、高速詠唱】を付与した【バジリスク・ランページ】で支援機をまとめて攻撃して動きを止め、【エンジンキラー】で敵本体、支援機含む全機体の行動を停止。
効果内にコクピットの装甲を(多少手荒になっても)破壊してお姫様を救出するわ!
救出したら引き剥がしたコクピットに【ブレイジング・シュート】を叩き込んで破壊するわ!

やっと直接顔が見れたわね、お姫様♪



『むむ、センサー系が死ぬっ! これはヤバい!』
 ライブの映像と音声を感知したアポイタカラのモニターが強烈なノイズを発し、スピーカーから異音が響く。眉を寄せつつ、精神を研ぎ澄ます鬼燈。
『♪抗わないで 跪きなさい』
『まぁ、センサーがなくてもやりようはある! はず!』
 無人セレナイトからの砲撃が飛来するが、この状況では五感でそれを捉える事は出来ない。ならばほとんど直感で機体を動かし、それを巧みに回避してみせる。
『こっちには、積み重ねた勘と経験があるですよ!』
『♪絶対逃さないわ あなたのハートを射抜いて見せる』
 こんな状態でも、スクルド姫の歌声だけはしっかりとこちらに伝わってくる。歌声自体は心洗われるように美しい――だが、どこか空々しく、何より歌詞が物騒だ。
『物理的にハートが奪われるのはお断りしたい!』
 当てずっぽうの盲撃ちで敵機を牽制し、クリスタルビットの包囲から逃れていく。とはいえこの状況では攻撃を凌ぐのが精一杯。センサー系を調整し、一刻も早い負荷の軽減を図る。
『♪さあ、膝を屈しなさい 逆らう事は許さない』
「美しい声だね。でもその程度じゃシホは止まらないよ!」
 シホも目と耳に痛みを覚えるが、聖痕が発する痛みと祈りがそれを軽減する。クリスタルビットに真っ向から突貫しつつ、その胸元で握りしめるのは真紅の宝石だ。
「輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
 飛来するビットを、焼き払いながら真っ直ぐに突き進む。炎を纏い、空中を優雅に飛翔するその姿は、まさに舞うような美しさ。
『♪私の歌を聞いて 心まで支配されなさい』
 アイドルとして……いや、アイドルを操るオブリビオンマシンとして、その舞う姿に反応したのか、クィムラヌートはさらに大量のビットを差し向けて来た。
 それを引きつけるようにさらに美しく舞い踊り――彼女がビットを引き付ければ当然、他方向には隙が出来る。
「よし、今ですよ……仕掛けるっぽいっ」
『――――ッ!!』
 その隙をつき、アポイタカラから迸る超振動の咆哮。魔術とキャバリアで二重に増幅されたその音波が、スクルド姫の歌声を相殺する。
『む、センサーが回復したっぽい。今ですよっ!』
『く、ぁ……っ!?』
 歌が止まったその隙に、一気に加速してクィムラヌートに肉薄するアポイタカラ。至近距離からの接射でその装甲を削り取る。
『この距離なら同士討ちを恐れて攻撃出来ないっぽい!』
『離れ、なさい――!』
 ビットでの攻撃が封じられ、無人セレナイトで、アポイタカラの足を止めさせようとするクィムラヌート。その様を、アーデルトラウトは冷たく見下ろす。
「この期に及んでまだ他力本願とは……王たるものの資質はあなたにはないようですね」
『誰に向かって、そのような――』
 苛立ちの声と共に敵意を向けてくるクィムラヌートに対し、真っ直ぐに睨み返す。表情は変わらずとも、その視線は極限まで冷たく。
「ええ、あなたに言ってます。オブリビオンマシンよ。姫君を操って姫気取りですか?」
『っ――!』
 スクルド姫を操って話そうとも、所詮その言葉はオブリビオンマシンの物だ。そんな紛い物によって、姫君が貴族的でない所を強いられるその姿――デビル貴族たる彼女にとっては許しがたく、心が痛み、怒りを覚える。
「姫君は貴族的に、力づくで返していただきますわ」
『ふんっ……! ♪王の前に跪――ぐっ!?』
 強引に歌声を再開し、アーデルトラウトの五感を攻撃しようとするクィムラヌート。だがそこに、シホの脚から魔法のガトリングが叩き込まれる。機体を揺らす衝撃に、再び中断される歌声。
「歌わせないよ。演目を変更して観客やスタッフを扇動って、大迷惑なんだから!」
「さあ……貴族たる振る舞い、お見せしますわ」
 同時に、ダメージで操作が止まった無人セレナイトへと、素早く接近するアーデルトラウト。生身のまま、その装甲に手をかける。
「『弾』を二発も用意してくださったご厚意にお応えしましょう」
『何を言って……なっ!!?』
 その愛らしい姿からは想像もつかない剛力が、がっちりと装甲に指をめり込ませる。そのまま空中で、豪快な振り回し。
「さあ……飛びなさい」
『っ!?』
 遠心力をつけて豪快にぶん投げ、もう一機のセレナイトに思いっきり叩きつける。轟音と共に煙を吹き上げる二機のセレナイト。
『無茶な……!?』
「何がですか? 優雅で、可憐で、豪快。これがデビル貴族です」
 そのセレナイトを再び握り直し、振り回す。今度の狙いは、言うまでもなく――。
「とくとその身に覚えなさい」
「バッドなライブもフィナーレの時間。お姫様を助けてハッピーエンドにしてあげる☆」
 キャバリアを質量兵器としてぶつけられ、大きく体勢を崩すクィムラヌート。さらに、体勢を立て直すより早く、シホの放つルビーの炎が装甲を大きく揺らがす。
『ぐ、ぅっ……まだライブは始まったばかり……うぅ、こんなのライブじゃ……!』
 立体映像にノイズが走り、装甲のあちこちから火花を散らしながら、地上すれすれで立て直すクィムラヌート。だが、スクルド姫への洗脳が揺らぎつつあるのが感じられる。

「皆さんには、ご迷惑をおかけしました……本当にありがとうございました」
 クィムラヌートが消滅すると、スクルド姫にかかった洗脳も解けた。申し訳なさそうに頭を下げる。
「オブリビオンマシンの仕業よ、仕方ないわ」
「ですが……あなた方にも、国民の皆さんにもご迷惑をおかけしたのは事実です」
 フレミアの言葉にも首を振り、そして決然とした表情を浮かべる姫。ふらつく身体で、猟兵の助力を断って歩き出す。
「皆さんには、私から、説明しないと……」
 さっきまでオブリビオンマシンに操られていたのだ、心身ともに消耗は激しい。それでも、王女として、国民への責務を果たそうとする姫。
 彼女にはこれから、さらなる苦難が待っているだろう。だが、己の責務から逃げる事なく凛と立つその姿を見て、猟兵達はその前途に幸あれと祈るのだった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年04月07日


挿絵イラスト