掴み取れ、原初の『立体的に機動する奴ぽいの』を
「『羅針盤戦争』お疲れ様!今回は『アルダワ魔王戦争』や『帝竜戦役』と同じく『完全勝利』を迎えた戦争ね!だけれど、戦後処理は行わないと残党によって世界が荒らされてしまうわ!」
そう言って縦巻きの金の御髪を左右に結んだ髪型の少女、シャルロット・シフファート(ツンデレの国のアリス・f23708)がグリモアベースにて猟兵たちを招集したのは、他でもない『羅針盤戦争』が行われたグリードオーシャンに纏わる依頼だ。
「最終決戦……とは行かなかったけど、一番重要な『王笏』の本拠地、『終の王笏島』にはオブリビオン・フォーミュラのカルロス・グリードが大量にメガリスを保管していたわ。それが最終決戦時にて幾つかは消費されたけれど、それでも莫大な量のメガリスが未だに『終の王笏島』には遺されているはずよ」
つまり、それは『他世界侵略船団コンキスタドール』の残党にとっては再起を図る最後の望みと言えるだろう。
全ての七大海嘯を撃破して完全なる平和を掴み取ったグリードオーシャンの為にも、その願いを叶えさせるわけにはいかない。
「ええ、その意気よ。それでその肝心なメガリスなのだけれど……」
と、ホログラムの映像を変えてシャルロットはある機械を虚空に投影する。
ええ、『立体的に機動する奴ぽいの』ですとも、ええ。
「これはあの『立体的に機動する奴ぽいの』を作り出した島にて雛形として創り出された『空間補足型』の『立体的に機動する奴ぽいの』よ。空間そのものにアンカーを突き刺すことで自由自在な空中機動を行うメガリス。分かりやすく言えば『スカイステッパー』の力を宿したメガリスね」
つまり、これを用いればオブリビオンは空を自在に欠けることが出来るという訳だ。
「オブリビオンの出力で使われれば脅威的でしょう?それをボスのコンキスタドール『シーサーペント』……どうも知性が高い個体のようね。それを用いて自由自在に空を飛ぶわ」
その空中浮遊する『シーサーペント』に対応して猟兵は戦闘を挑むこととなるであろう。
「無論、こちらも策はあるわ。『終の王笏島』に残されているのはその『空間補足型』の『立体的に機動する奴ぽいの』だけじゃないわ。様々なメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』が残されているはず。それを装着し上手く活用して頂戴」
開発したアルダワ起源の島からは『羅針盤戦争』に完全勝利した猟兵たちにならどんなメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』を譲渡しても構わないとのことだ。
ある程度どんな『立体的に機動する奴ぽいの』が欲しいかを想定して挑むのも悪くはないだろう。
「それじゃあ行ってらっしゃい。良い『立体的に機動する奴ぽいの』と巡り合えると良いわね」
黒代朝希
まさかの四度目です。
メガリス級なのである程度なら強い『立体的に機動する奴ぽいの』を提案しても大丈夫です。
第一章では『終の王笏島』にあるメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』を見つけ出し、自分にとって最適な機動を行えるか試してもらいます。余程強すぎなければどのような『立体的に機動する奴ぽいの』でも描写します。
第二章では自分が得たメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』を装着し、立体物のある地形にて集団戦を行います。自由自在にメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』を使って見せましょう。
第三章では『空間補足型』のメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』を取り込み空中浮遊する『シーサーペント』との決戦となります。
撃破した後は『シーサーペント』から自動的に『空間補足型』が排出されるので自由にボスを撃破してください。
『プレイングボーナス――メガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』を活用する』
第1章 冒険
『ワクドキ!トレジャーハント!』
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POW : 島中の地面を掘り返して宝を探す
SPD : 怪しい洞窟や洞穴を探して宝を見つけ出す
WIZ : 地図其の物をさらに詳しく調べて宝の在処を探る
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🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラモート・レーパー
「そろそろ対とは違う空中移動の手段が欲しいところだったのよね」
お姉さんの姿で挑む。
適当に目的のメガリスを見つけたら、それをイメージのベースに???でアイテムを生成する。
生成するのは空間に刺すことで固定できる大きな杭と金属音を発さず自在に伸び操れる蛇のような黒い鎖。満足がいくものが生成出来たら練習がてらそれで遊ぶことにしましょうか。
藍原・蒼夜
POW判定の行動
アドリブ台詞&行動歓迎
立体的に機動する奴ぽいの、かぁ。
どんなものが見つかるのかしら?
今後の戦いを有利に進める為に、頑張って探して見つけましょう。
島中の地面を掘って【宝探し】でお宝を探すわね。
【トンネル掘り】で壁も掘ってみようかしら。
疲れても【気合い】で頑張って掘っていくわね。
『立体的に機動する奴ぽいの』は、ハンググライダー型の物が
出て来そうな気がするわね。
相手が飛行してくるなら、こちらも飛行して対抗できると良いのだけど。
「さて、どんなものが見つかるのかしら?ワクワクするわね」
「宝探しも疲れるわね……おっ、何か見付かったかしら?」
「そろそろ対とは違う空中移動の手段が欲しいところだったのよね」
そう女性の姿と口調でグリードオーシャンに転移してきたのはラモート・レーパー(生きた概念・f03606)。
『彼女』は『終の王笏島』の宝物庫内に残されてなお莫大なメガリス。そこにある様々なメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』を見渡し、見繕っていく。
「……フム、これなんかどうかしら?」
と、『彼女』が手に取ったのは杭と鎖で構築された漆黒の『立体的に機動する奴ぽいの』。
それを手に取ると『彼女』は『概念』としての権能、姿に応じて形を変える【???】なるアイテムを用いて複製――否、変容を行って機能を再現していく。
「成程……空間そのものに杭を刺すことで固定し、繋がれた鎖は金属音を発さず自在に伸ばして巻き取って空中を駆ける事が出来るのね」
そう感心したように『彼女』は呟くと再現された『空間補足型』ならぬ『空間固定型』の『立体的に機動する奴ぽいの』を持ち出していった。
「『立体的に機動する奴ぽい』の、かぁ。どんなものが見つかるのかしら?」
そう言いながら次に『終の王笏島』の宝物庫に転移してきたのは藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)。
彼女はサクラミラージュ出身の学徒兵であり、主に異能系統【力持ち】としての極まった膂力を持ち味とした猟兵だ。
「今後の戦いを有利に進める為に、頑張って探して見つけましょう」
故に、影朧を救済するための力として自身と相性の良い『立体的に機動する奴ぽいの』を得られる今回の任務は渡りに船だったという訳だ。
「さて、と……『立体的に機動する奴ぽいの』は、ハンググライダー型の物が出て来そうな気がするわね」
そう言いながら蒼夜は宝物庫の地面を掘り進める。地面に埋めて隠された宝物庫もあると考えての行動であり、今回対峙する敵の性質も考えての事だ。
「相手が飛行してくるなら、こちらも飛行して対抗できると良いのだけど」
やがて、地面から飛行機の翼のようなものが見え、蒼夜はそれを彫り進めていった。
「あら、同業者さん?何と言うかハンググライダーのような……」
そうして掘り起こしたハンググライダー型の『立体的に機動する奴ぽいの』を装着……というか搭乗して空を駆けていく蒼夜の姿を視界にとらえたラモート。
「あら、そちらは杭と鎖で移動するのね?」
「ええそう、とても便利よ」
そう言いながら二人の淑女は隣り合って空を飛翔し、立体的に機動しながら島の奥へと進んでいく。
空間そのものに杭を刺し、黒き鎖を巻き取って進みながら。
ハンググライダーの浮力を風属性で再現し、推進力と操作を鎖を巻き取ることで進みながら。
二つのメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』を手に入れた猟兵二人は、『終の王笏島』の空を駆けていく。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
麻海・リィフ
アドリブ、即興連携歓迎
立体的…ねぇ
何だか小箱が無闇に反応するから来たけど…
カチ!コチ!カチ!コチ!
ん?なぁに…これ?
鎧の後ろ腰から横腰にかけて装着する機械装置…なんで規格がピッタリなのよ?
小箱の「指示」に従い機構を接続
試運転…青い光の紐が左右から出て空間に固定
強度や飛距離を確認
上手く使えば空中の急旋回とか、物の引き寄せにも応用できそうね…
試しに雲霞を飛ばしてひっかけてみる
あ!このまま振り回せそう!
それは後回しにするとして…も
各部の出力も上がってるような…
工夫次第で伸びしろ多そうね、この装置♪
先ずは敵相手に、やってみましょう☆
「メガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』……ねぇ。何だか小箱が無闇に反応するから来たけど……」
そう自らが猟兵となる切欠となった絡繰小箱を手にして『終の王笏島』の宝物庫に転移してきたのは麻海・リィフ(晴嵐騎士・f23910)。
カチ!コチ!カチ!コチ!、とリィフが手にしている絡繰小箱は今その瞬間にもその絡繰仕掛けを変容していく。
「ん?なぁに……これ?鎧の後ろ腰から横腰にかけて装着する機械装置……なんで規格がピッタリなのよ?」
と、小箱が示したのは一つのメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』。先程も地の文で示した通り猟兵となる切欠となった絡繰小箱の指示に従ったリィフはその『立体的に機動する奴ぽいの』を装着、ではなく機構を接続する。
「あら、左右の装置から青い光……ワイヤーの代わりかしら、これ」
そうして青い光は虚空で静止し、そのまま動かなくなる。
最初はうんともすんとも言わなくなったことに訝しんだリィフだったが、ある事に気が付く。
「これ、空間に固定しているのかしら……?」
そう直感的に把握したリィフは両手に握ったグリップに指をかけ、ワイヤー代わりの青い光を動かしてみる。
「やっぱり……!この装置、上手く使えば空中の急旋回とか物の引き寄せにも応用できそうね……」
そうして次に自律機動し浮遊する丸盾の【機動浮遊攻防盾「雲霞」】を空中に浮遊させ、それに蒼い光を引っ掛けて振り回して見せるリィフ。
「そう言えば、心なしか各部の出力も上がってるような……」
ふとリィフが腰部に装着した『立体的に機動する奴ぽいの』を見ると、淡く蒼い燐光を放っているではないか。
どうやら、このメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』が本格稼働を始めているようだ。
「成程ね。工夫次第で伸びしろ多そうね、この装置♪先ずは敵相手に、やってみましょう☆」
そう言って試運転を終えたリィフは『立体的に機動する奴ぽいの』から青い光を放ち、空間に光を固定させた後にワイヤーを巻き戻すかのように光を伸縮させた運動を活かして空を駆けていった。
大成功
🔵🔵🔵
唐草・魅華音
任務、空間補足型メガリス持ちのシーサーペントの討伐。任務了解だよ。
今回もこの<R・K・Y・P>で……え?メガリスタイプ?
……わたしは自由に改造できるこれが一番いいのですが。という訳で、何か戦いに有用なメガリスを選別して、一番使えそうなものを選んで持っていくという事にしましょうか。
宝物庫の未確認メガリスを分析、試用して用途を確認しつつ分析を進めていきます。
……おや?これは……銃型で、向けた方向に引き金を引くと射程距離までの空間1か所に人が立てるくらいの大きさの多面体が作れる機能、ですか。
牽制位の用途に使えますか……ん?多面体の作成?……これ、<R・K・Y・P>の足場に使えませんかね?
「任務、空間補足型メガリス持ちのシーサーペントの討伐。任務了解だよ」
そう呟いて『立体的に機動する奴ぽいの』もとい<R・K・Y・P>を腰部に装着してこの任務に出撃するのは鴇色のポニーテールがチャームポイントの少女、唐草・魅華音(戦場の咲き響く華・f03360)。
彼女は『羅針盤戦争』にて獲得した『立体的に機動する奴ぽいの』もとい<R・K・Y・P>を持参し、この『終の王笏島』のメガリス整理任務へと赴いていた。
「今回もこの<R・K・Y・P>で……え?メガリスタイプ?」
と、そこで魅華音は今回の任務内容の講にメガリスタイプの『立体的に機動する奴ぽいの』を持ち出せることに転移後にて気が付く。
「……わたしは自由に改造できるこれが一番いいのですが」
しかし、こういうものはあるに越したことはないのだ。何事もないよりある方が便利なのは36の世界を共通する真理。
「という訳で、何か戦いに有用なメガリスを選別して、一番使えそうなものを選んで持っていくという事にしましょうか」
そう呟きながら魅華音は宝物庫を散策しながらメガリスタイプの『立体的に機動する奴ぽいの』を分析、試用して用途を確認していく。
「ん……?これは、銃型の?」
ある程度の数のメガリスタイプの『立体的に機動する奴ぽいの』を解析していった魅華音は、宝物庫の片隅に銃の型をした『立体的に機動する奴ぽいの』を目にする。
「……成程。向けた方向に引き金を引くと射程距離までの空間1か所に人が立てるくらいの大きさの多面体が作れる機能、ですか。牽制位の用途に使えますかね……ん?多面体の作成?……これ、<R・K・Y・P>の足場に使えませんかね?」
ふと思いついた魅華音は、自身のワイヤー型と銃型の二つの<R・K・Y・P>を使い分けて立体起動を行う。
「……悪くないですね。更に三次元的な動きを自由に行えるようになりました。これを譲渡させてもらいましょう」
そう言って魅華音はこの場で二つの<R・K・Y・P>をカスタマイズし、やがて完成した合同型の<R・K・Y・P>を用いて戦場へと赴いていった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『呪われた船首像』
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POW : まとわりつく触腕
【下半身の触腕】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 掻き毟る爪
【水かきのついた指先の爪】による素早い一撃を放つ。また、【自らの肉を削ぎ落す】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : 呪われた舟唄
【恨みのこもった悲し気な歌声】を聞いて共感した対象全てを治療する。
イラスト:Kirsche
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラモート・レーパー
「これの使い勝手意外と良いし、この程度ならユーベルコードはいらないかなー」
お姉さんの姿で挑む
まずは怪力で戦場の立体物を破壊して巨塊を作る。巨塊に鎖を突き刺して巨大なフレイルとして振り回す。
巨塊を振り回しつつ時に振り回されながら戦場を動き回って杭を設置する。
状況に応じて移動が必要な場合、杭か移動先の壁や地面に鎖を繋ぎ、鎖を回収や円運動で移動する
アドリブ可
藍原・蒼夜
POWの行動
アドリブ歓迎
■心情
ハンググライダー型の道具を手に入れたから
今回はその効果を存分に発揮させて頂くわよ。
■行動
ハンググライダーで飛翔しながら戦うわね。
上手に【操縦】しながら、飛行の軌道をコントロールするわね。
「わぁ、空を飛んでいる……!凄く爽快な気分だわ」
呪われた船首像は、バースト・エレメントで纏めて倒していくわね。
【属性攻撃】で炎と氷の属性を強化しつつ【範囲攻撃】で
纏めて闘気で攻撃していくわね。
まとわりつく触腕に対しては
【盾受け】や【武器受け】で防御したり【見切り】で回避するように
注意しておくわね。
「これの使い勝手意外と良いし、この程度ならユーベルコードはいらないかもなー」
「わぁ、空を飛んでいる……!凄く爽快な気分だわ」
そうメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』を装着して『終の王笏島』の空を駆ける二人の女性の姿。
名をラモート・レーパー(生きた概念・f03606)と藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)と言う。
「とはいえ、ユーベルコードを使うに越したことはないか――『呪眼邪視(バロール)』」
そうしてラモートが顕現させたのは邪眼系ユーベルコード。それは千里眼と透視能力を得た視線を媒介として呪いと精神汚染を相手に与える権能を有する。
そのような権能を持つユーベルコードが発動した以上、集団戦級オブリビオン『呪われた船首像』の群れは一気に恐慌状態と衰弱状態に陥っていく。
「そこに、この『立体的に機動する奴ぽいの』を持ち出して……と!」
瞬間、ラモートの怪力によって粉砕された『終の王笏島』の壁面。それを巨塊として再構築して『立体的に機動する奴ぽいの』の杭を突き刺す。
そうして出来上がったのは巨塊を鉄球としたフレイル。それをメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』の出力を以て振り上げて精神汚染と呪いに蝕まれきらなかった『呪われた船首像』を薙ぎ払っていく。
それだけではない。巨塊に突き刺さなかった杭を空間に固定。そこからフレイルの操縦者、つまりフレイルの動きの中心点であるラモートも縦横無尽に動き回ることでフレイルの動きを更に複雑怪奇なものとしていく。
結果、粉砕の軌道は多くの『呪われた船首像』を捉えて骸の海へと還していった。
「さて、こちらはこんなものだけど……」
と、ラモートが一通り『呪われた船首像』を掃討して一息をつく。
見上げた視線の先には、もう一人の猟兵である蒼夜の姿があった。
「折角メガリス級の飛行道具を手に入れたんだもの。有効活用しなきゃね」
そう呟きながらハンググライダー型の『立体的に機動する奴ぽいの』を巧みに操縦し、『呪われた船首像』の触腕型ユーベルコードを回避していく蒼夜。
「全てを焼き尽くし、凍て付かせる私の闘気に、耐えられるかしら?――『バースト・エレメント』!」
そうして顕現する蒼夜の属性複合型闘気放出ユーベルコード。
それは蒼夜から半径91mに炎と氷の複合属性の蒼白い闘気を放出し、範囲内の敵を焼き尽くして凍てつかせる権能。
複合し両立する氷炎が合成された闘気は射程距離の限界まで即座に拡散、そうして範囲内に存在していた『呪われた船首像』を炎と氷で分子結合ごと粉砕していく。
「これ、上手く使えば……」
ふと、何かに気が付いたように蒼夜が呟くと同時、ハンググライダー型『立体的に機動する奴ぽいの』の翼部に氷炎の闘気が付与されていく。
「熱と闘気を操作することで飛翔能力を更に巧みにできれば……!」
翼に付与された熱と闘気。その二つの要因がハンググライダーに飛行能力を与える気流に干渉し、浮力を向上させていく。
更にその浮力を増した翼から放たれる灼熱と氷結を両立させる闘気が集団戦級オブリビオンを撃滅していく。
「やはり、この程度じゃまだ相手にならないわね」
「ええ、だけど油断せずに奥へと進んでいきましょう?」
そう二人の猟兵は呟き、それぞれのメガリス級の『立体的に機動する奴ぽいの』を手にした時と同じく『終の王笏島』の奥へと進んでいった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
唐草・魅華音
シーサーペントへの対処準備は完了。……まずは、取り巻きを減らして戦いやすい環境を作るよ。
多彩に動き回って翻弄し、それによってできた隙を突いて数を減らしていくよ。
ドローンを飛ばして戦場の地形を【情報収集】して把握、その地形から最適な戦術を割り出す。
そしてその戦術に基づいて
・【ダッシュ】して刀で切り込み
・<R・K・Y・P>で飛び上がって空から銃弾の【弾幕】を降らせる
・落下地点で待ち構えてくる敵に対して、メガリスタイプで空間の足場を作りそこに着地、タイミングを外して翻弄
などして、敵を引っ掻き回して力を十全に発揮させないようにします。
アドリブ連携OK
麻海・リィフ
アドリブ、即興連携歓迎
しゅいぃぃん…カチ、コチ(小箱から音が)
うん何かコード出来たし、思いっきり行ってみよー!
UCに残像空中浮遊ダッシュジャンプスライディング滑空を併用
立体物にかけて軌道を急変し制動をかけ思う様動き回る
剣を回し念動衝撃波串刺しチャージで範囲ごと薙ぎ払う
空かさず装置で空中へ離脱、更に急速に方向転換!
敵の攻撃は見切り残像フェイントなどで回避
装置のワイヤーを敵に付けて一気に接敵
カウンター念動衝撃波シールドバッシュで範囲ごと薙ぎ払い吹き飛ばす
あははは☆目まぐるしく景色が回る!
空がまた広がる…風が吹く!
我が翼も更に唸る!!
敵に獰猛に笑みを投げかけ
不運だったな…今日の嵐は更に激しいぞ!!
「シーサーペントへの対処準備は完了……まずは、取り巻きを減らして戦いやすい環境を作るよ」
そんな少しのあどけなさが残された声が響いたと同時、三体の『呪われた船首像』が両断される。
その奇襲をかけたのは鴇色の長い髪を靡かせた中学生くらいの少女、唐草・魅華音(戦場の咲き響く華・f03360)。
彼女は先のグリードオーシャンの運命を賭けた戦争、『羅針盤戦争』にて手に入れた愛用装備たる『R・K・Y・P(立体的に機動する奴ぽいの)』を腰部に装着。射出したワイヤーを巻き取る反動を利用することで正しく装置の名に相応しい三次元的な高速機動を実現させ、そこに愛刀『野戦刀・唐獅子牡丹』を振るう事で十数体の『呪われた船首像』を僅か五秒の内にて葬り去っていった。
「これより魅せるは、殺伐した戦場に咲き響く華の唄。演奏するは新たに華が手にした大洋の宝物」
そこに、今回の任務にて新たに手に入れた銃の形状をしたメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』――
銃口指定式立体物形成型を用い、足場とワイヤーを突き刺す多面体を空間に作り出して浮遊させていく。
「この銃のメガリスタイプも悪くないね。ワイヤー式と上手く使い分けることによって三次元的機動の操縦性を更に極めていくことが出来る」
そうワイヤー二つを巻き取った後の滑空状態。そこでメガリスタイプを手に取り斜め下へと銃口を向け、引き金を引いた魅華音。
刹那、前方20メートル、下方30メートルの座標に顕現する多面体。その現出を確認した魅華音はすぐさま銃をホルスターに仕舞うとワイヤー式の『R・K・Y・P(立体的に機動する奴ぽいの)』のトリガーを引く。
射出されたアンカーを多面体へと突き刺し、巻き取ることで発生した運動エネルギー。それによって作り出される三次元的軌道に逆らわず、莫大な負荷に魅華音は耐えながらその軌道上に存在していた『呪われた船首像』数十体を『野戦刀・唐獅子牡丹』を用いて切り裂いていった。
――しゅいぃぃん…カチ、コチ
そんな音が、麻海・リィフ(晴嵐騎士・f23910)が持つ真鍮色の絡繰小箱から響いてくる。
それは、今現在リィフの新たなユーベルコード『変則立体高速機動・秋津洲(ヘンソクリッタイコウソクキドウ・アキツシマ)』が錬成された証。新たなる自らが有する異界法則の創造を間近に見てリィフは呟く。
「うん何か新たらしくユーベルコードが出来たし、思いっきり行ってみよー!」
そうして腰部に『立体的に機動する奴ぽいの』を装着したリィフはアンカーを『呪われた船首像』へと射出し、突き刺す。
巻き取られるワイヤーによって得られる運動エネルギー。それを用いて加速するリィフは僅か2秒の間に緑の宝玉が柄に施された機械魔剣『回転剣ストヲムルゥラァ』を鞘から抜きはらい、オブリビオンをすれ違いざまに両断する。
「あははは!!目まぐるしく景色が回る!!空がまた広がる……風が吹く!!我が翼も更に唸る!!」
そのワイヤーを巻き取り空中を移動することで得られる三次元的な機動、その際に得られる顔に感じられる風を切る爽快感は武人にとってはたまらないものであろう。
そしてリィフは爽快感に身を任せるだけではなく、剣を回して衝撃波と鎌鼬を放っていく。
「ワイヤーを切らないように注意しなければならないが……ともかく」
未知の空中戦に頬を緩ませながら、リィフは数の底が見えてきた『呪われた船首像』へと獰猛な笑みを向け、告げた。
「不運だったな…今日の嵐は更に激しいぞ!!」
瞬間、『回転剣ストヲムルゥラァ』から放たれた衝撃波が『呪われた船首像』の群れを薙ぎ払って行った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『シーサーペント』
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POW : 海神の咆哮
自身の【霊力】を代償に、【邪悪の咆哮】を籠めた一撃を放つ。自分にとって霊力を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD : 大渦大回転
【体を高速回転させ、強力な水竜巻】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : 深海の王者
【海竜の血】を降らせる事で、戦場全体が【グリードオーシャンの深海】と同じ環境に変化する。[グリードオーシャンの深海]に適応した者の行動成功率が上昇する。
イラスト:ハギワラ キョウヘイ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラモート・レーパー
「イメージが出来た。再解釈『誘い攫う者』」
引き続きお姉さんの姿から
『立体的に機動する奴ぽいの』→装備【世に穿ち留める杭】【全てを縛り繋ぐ鎖】
姿も二本角と蛇をイメージした衣装に少し変わる
使うのは杭と鎖と枷玉の三つのみ
敵の陰から出した鎖のうち一本以外に枷玉を取り付けたのち巻き取らせ敵に枷玉をぶつけることで枷や重りに変化させ動きを封じていく。
その後最後の一本の鎖を掴んで振り回し敵を地面に叩きつけ、直後に杭で空間ごと留めて磔状態にする。
動きを完全に封じた後、杭で急所を滅多刺し
「イメージが出来た。再解釈『誘い攫う者』」
そうして妖艶な女性の姿となったラモート・レーパー(生きた概念・f03606)は黒き鎖と杭で構成された『立体的に機動する奴ぽいの』を分割し、自身の装備とした。
名はそれぞれ【世に穿ち留める杭】と【全てを縛り繋ぐ鎖】と言う。
その漆黒の杭と鎖という『立体的に機動する奴ぽいの』を有するラモート。
概念たるラモートは装備に準じた雰囲気に姿へと変わっていく。
それは二本角と蛇をイメージした衣装に姿。既存の他の世界であればダークセイヴァーの雰囲気に近いだろうか。
「使うのは杭と鎖と枷玉の三つのみ……」
そうして漆黒の杭と鎖を組み合わせて構成された『立体的に機動する奴ぽいの』を腰部に装着。そしてラモートの周囲に顕現するは、着弾すると枷や重りに変化する大小異なる黒い球体、『枷玉』。
即座に放つは敵の陰から出した【全てを縛り繋ぐ鎖】。鎖の先には【枷玉】が付与され、接触した場合『シーサーペント』は枷や重りに変化した『枷玉』によって動きを徐々に封じられていくだろう。
「そして、今現在に至る……と」
そうして【世に穿ち留める杭】を手にしたラモート。その視線の先には枷玉が変化した枷や重りによって機動力を削がれ、そこに【世に穿ち留める杭】を何本も刺された『シーサーペント』の姿。
空間ごと留めて磔状態となった海の竜の姿、そこに『生きた概念』たるラモートは、何を思うのか。
或いは、何も思わないのか。
その真偽は分からない。だが、ただ一つ言えることは――
「それじゃあ、お休み」
――ラモートが手にした【世に穿ち留める杭】によって、『シーサーペント』はなすすべもなく急所を滅多刺しにされている、という事。
それだけは、今起こっている確かな『事実』であった。
大成功
🔵🔵🔵
藍原・蒼夜
POW判定
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
シーサーペントか、海を司る者とだけあって強力そうね。
でも、私達は空を飛ぶ事が出来る、そう簡単には負けないわよ。
■行動
ライトニング・コアを使用して戦うわね。
空中浮遊している敵も、銃の弾丸なら届くわよね。
ハンググライダー型の道具で飛翔しつつ、
『月光の猟銃』で敵を【スナイパー】で狙い、
弾丸を命中させる事で追撃の雷撃を掌から放つわね
(属性攻撃で雷属性を強化)
敵の海神の咆哮に対しては、【オーラ防御】で咆哮を軽減しつつ
【呪詛耐性】で邪悪な力を相殺しておくわね。
「立体的に機動する奴ぽいの、かぁ。なかなか便利だったわね。また使いたいなぁ」
唐草・魅華音
海の王者が空を知り、空を泳ぐ事を覚えた。それは驚異的ではありますが……さて、あなたは大地は理解できていますかね?
目標、空を泳ぐシーサーペントの討伐。任務開始するよ。
相手のUCを<マメット>の豆の木の密林で覆って絡め取りを狙い、動きを制限して大きく隙が出来た所に強烈な一撃を撃ちこむのを狙います。
まずは空を飛び回ってマメットに種をばらまかせつつ、わたしは【弾幕】を張って牽制、隙あらば急接近して刀で斬り込むヒット&アウェイで翻弄します。
相手が焦れてUCを発動したら、マメットにばらまいた種を急成長させてもらって豆の木の密林を形成、絡み付いて動きが鈍った所で強力な一撃を与えます
アドリブ連携OK
「シーサーペントか、海を司る者とだけあって強力そうね」
そう『立体的に機動する奴ぽいの』のワイヤーを射出し、そのワイヤーが巻き取る際に生まれる力を力もちとしての埒外の膂力を上手く活用して制御しながら藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)は『空間補足型』のメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』を用いた『シーサーペント』と同じく空を舞っていた。
「でも、この通り私達は空を飛ぶ事が出来る……そう簡単には負けないわよ」
そう言った蒼夜は武器『月光の猟銃』の引き金を引き、銃口から弾丸を放つ。
やがて着弾する弾丸。精密な狙撃を可能とした蒼い月の意匠が凝らされた猟銃、その狙撃弾を媒介として蒼夜のユーベルコードは起動していく。
「――『ライトニング・コア』」
瞬間、蒼夜の掌から迸る高威力高命中の雷撃。着弾媒介型高命中度攻撃発動ユーベルコードの内、魔弾と雷属性を複合させたこのユーベルコードを用いて、蒼夜はシーサーペントを焼き焦がしていく。
「この隙に『月光の猟銃』で『シーサーペント』を撃ち抜いて……また、掌からの雷撃を二倍の出力で放つ!」
そうして次々と狙撃を成功させて追撃の際発動する雷の威力を増幅させていく蒼夜。
無論のこと、『シーサーペント』もただではやられない。
「……ッ!『海神の咆哮』ね。こちらも対処済みよ」
そう言うと同時に蒼夜を包み込むのは【呪詛耐性】の属性を純粋化させた【オーラ防御】。
それは【邪悪の咆哮】に込められた影響を相殺し、『海神の咆哮』そのものの威力を減衰させていく。
「海の王者が空を知り、空を泳ぐ事を覚えた。それは驚異的ではありますが……さて、あなたは大地は理解できていますかね?」
そう冷たい目で空を泳ぐ『シーサーペント』を唐草・魅華音(戦場の咲き響く華・f03360)は見上げながら見下す視線を向ける。
「目標、空を泳ぐシーサーペントの討伐。任務開始するよ」
そう言ってワイヤー型と銃型の『立体的に機動する奴ぽいの』を用い、足場となる多面体を空中に顕現させて空を飛んでいく魅華音。
「『我は戦場の全てを武器とし操り振るう…流法(モード)、参差錯落』――『参差錯落の流法(シンシサクラクノモード)』」
顕現するは封神武侠界がグリモアベースと繋がって得た封神武侠界のユーベルコードを起源とした連携攻撃多重化ユーベルコード。
「<マメット>、密林展開」
そこに共生型の自律活動式植物の豆の木、<マメット>に語り掛ける魅華音。
即座に広がる豆の木の密林。それは『シーサーペント』の視界を阻害するだけでなく、豆の木の蔓を操ることで『シーサーペント』の身体へと巻き付いていく。
それがうっとおしかったのか『シーサーペント』は体を高速回転させ、その動きを利用して強力な水竜巻を発生させる。
「意外と早くユーベルコードを発動したね。まぁ予定からは外れないけどさ」
そう言って魅華音はワイヤー型の『R・K・Y・P(立体的に機動する奴ぽいの)』のグリップを握り、豆の木へと隠れて『シーサーペント』の背後へと近づいていく。
「加勢するわね」
そこへ蒼夜が合流し、前後から挟み撃ちにするように空中を起動する猟兵二人が『シーサーペント』へと挟撃を迫る。
それを返り討ちにするべく『シーサーペント』は水竜巻を解き放つ――
「<マメット>」
「『ライトニング・コア』」
そこへ、感電させて体を麻痺させることに特化した雷撃が放たれる。それを受けて崩れ落ちる『シーサーペント』の元へ豆の蔓が海竜の身体を縛り上げていく。
「さて、これより魅せるは、殺伐した戦場に咲き響く華の唄」
「ふふっ、なら私の出番でもあるかしら?」
そうして生まれた隙を、二人の女猟兵は見逃さない。
交差する『蒼霊刀』と『沙綾型水蓮』と言う二振りの方なの二閃。
「立体的に機動する奴ぽいの、かぁ。なかなか便利だったわね。また使いたいなぁ」
「状況に合えばかなり便利ですね」
そう語り合いながら、『立体的に機動する奴ぽいの』のワイヤーを用いて『シーサーペント』の元から退避し、グリモア猟兵の転移によって離脱する二人の猟兵であった。
大成功
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天供路・刹那(サポート)
「なぜなら私はマグロだから!」
普段の口調は「女性的(私、君、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。
マグロの被り物をしたイカれたヒロイン
アホの子でおバカの子
ネタしかできないネタキャラです。ネタシナリオならどんとこい。
ただしシリアス・ダークは勘弁な!
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ハルピュイア・フォスター(サポート)
絶望を与えるのがわたしの仕事…。
無表情で口調は事実を淡々と告げます
【暗殺】が得意です
また【迷彩】【目立たない】【闇に紛れる】【地形の利用】など使用して隠密にまた撹乱しながらサポート行動
回避は【残像】で、怪我は厭わず積極的に行動
武器;首にマフラーの様に巻いてある武器『零刀(未完)』は基本は両手ナイフだが鞭や大鎌など状況に合わせて形を変貌させ使用
他猟兵に迷惑をかける行為はしないが、デザート系は別問題…奪います
後はおまかせでよろしくおねがいします
高宮・朝燈(サポート)
『オブリ解析…バール先生、あいつを止めるよ!』
妖狐のガジェッティア×電脳魔術士、9歳のませたガキです。
普段の口調は「ちょっとだけメスガキ(私、あなた、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、機嫌が悪いと「朝燈スーパードライ(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは、レギオン>お料理の時間>その他と言った感じです。レギオンで出てくるガジェットはお任せします。補助的な役割を好みますが、多少の怪我は厭いません。オブリは小馬鹿にしますが、味方には人懐っこくなります。なお、エンパイアの上越辺りに母方の実家の神社があります。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
藍原・蒼夜(サポート)
人間の學徒兵×力持ち、18歳の女です。
普段の口調は「おっとり系(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
偉い人には「敬語(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
のんびり、おっとりした性格で、多少天然ボケな面もあります。
武器は主に退魔刀を使用して戦います。
好きな物は、可愛いぬいぐるみ、綺麗な花、静かな場所。
趣味は小説等の読書。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
傷つき血と肉片を撒き散らしながらも、『空間補足型』のメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』を用いて空を浮遊する『シーサーペント』。
当然ながら、その隙を猟兵は決して見逃さない。
「『シーサーペント』……貴方の命はここまでだよ!」
と、赤い髪に銀色に輝く瞳、豊かな胸が露出度の高い水着を纏った少女、天供路・刹那(マグロガール・f17804)が『シーサーペント』に向かって討伐宣言を告げる。
「なぜなら私はマグロだから!」
なんか、マグロの被り物を被りながら。
お察しの通り、ハジケたリストなお方です。
「それでは、行くよー!――『剣鮪禍(ソードマグロディザスター)』!!」
瞬間、鮫魔術の応用としてマグロを召喚し、そのマグロに翼の如き意匠の剣を生やして使役するユーベルコードを用いて刹那は『シーサーペント』を切り刻んでいく。
「どんなオブリビオンも敵じゃない……」
そう言って刹那はマグロによって切り刻まれていく『シーサーペント』を見やりながら、絶対の真理を口にする。
「なぜなら私はマグロだから!」
「絶望を与えるのがわたしの仕事……」
そう、無表情に少女は赤と青のオッドアイで『シーサーペント』を見据える。
ハルピュイア・フォスター(天獄の凶鳥・f01741)、亜麻色の長髪が特徴的なダンピールの少女は、様々な武器へと形状を変化させるストール【零刀(未完)】から現出した大鎌を手にして宙を浮く『シーサーペント』へと切りかかっていく。
生命力が限界まで低下した結果、『立体的に機動する奴ぽいの』を装着しなくても問題ないほど空中待機時間と飛行高度が低下した『シーサーペント』に飛び掛かり、大鎌で切り裂いていくのは容易い仕事であった。
「これが終わったら……デザートを食べる……グリモア猟兵にアース系世界に転移させてもらう……」
そう無表情にこの依頼が終わった後の楽しみについて思いを馳せるハルピュイア。そうしていく間にも『シーサーペント』は【零刀(未完)】が変貌した暗器によって傷を刻一刻と増やしていった――
「オブリ解析……もうここで倒せる!バール先生、あいつを止めるよ!」
そう金色の狐耳をピコピコと動かしながら高宮・朝燈(蒸気塗れの子狐・f03207)はガジェット『バール先生』に乗り込みながら、瀕死の状態の『シーサーペント』へと向かう。
「『レギオンガジェット』!!」
起動したユーベルコードはガジェッティアと電脳魔術師としての力を複合させたレギオン系統ユーベルコード。
多数のガジェットを呼び出して使役して戦わせるというユーベルコードであり、相手の性質に合わせてガジェットの性能や形状は変わってくる。
「今回は……取りつくタイプの自立行動型の爆弾!」
そう朝燈が叫んだ直後、爆音が鳴り響いた。
「モフモフしていないのか……寧ろいかにも爬虫類然としている……なら、遠慮は無用か」
爆風に晒されて鱗が半分以上剥がれ落ち、血肉がむき出しとなった『シーサーペント』の姿を見て筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は既にユーベルコードの起動準備に入っていった。
「――『光よ我が願いを叶えたまえ。聖なる力、邪なる者を封じる力をここに』」
それは、ある一定の個所から点滅する光を放つことで相手を催眠状態に陥らせる催眠系統のユーベルコード。
ある一定の個所ってどこだって?眼鏡。
「――『ヒプノシスリストラクション』」
眼鏡から放たれる点滅する光。それを視野に入れ、認識してしまった『シーサーペント』は催眠状態に陥っていく。
「これでほぼ、丸腰どころか首がむき出しになっているようなものか。後は……そうか、ならここは一旦帰還するとしよう」
そうグリモア猟兵からの通信を受けたトオルは戦闘特化型ではない自身の代わりに『彼女』に止めを譲る事に決め、いつでも支援できるようバックアップ体制を整えることに決めた。
そして、『彼女』は現れる。
眠りに着いている『シーサーペント』の元へと『立体的に機動する奴ぽいの』を用いて到着。
そうしてすぐさま蒼い月の意匠が凝らされた退魔刀、【蒼霊刀】を鞘から抜き放つ。
退魔刀を掲げ、一瞬瞠目した後に『彼女』は【蒼霊刀】を振りかぶり、『シーサーペント』の頸を断つ。
「ふう、これで『シーサーペント』は討伐完了ね。」
そう藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)が呟いた後に彼女は【蒼霊刀】を仕舞い、『立体的に機動する奴ぽいの』を起動させて今度こそ『終の王笏島』の宝物庫から離脱し、グリモアベースへと転移していく。
コンキスタドールの残党が一人『シーサーペント』が奪った『空間補足型』のメガリス級『立体的に機動する奴ぽいの』は無事猟兵間の手に渡り、アルダワ起源の『立体的に機動する奴ぽいの』技術開発島へと変換された。
こうして、また一つ他世界侵略船団コンキスタドールの残党によるメガリスの悪用は猟兵の活躍によって防がれた。
成功
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