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ヤンキーVSイーヴィルローズ

#アリスラビリンス #猟書家の侵攻 #猟書家 #エンデリカ #プリンセス #書を狩る兵達

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「サァ、アナタト私トデヒトツニナリマショウ……」
「真っ平ごめんんっつってんだろ!なんでこの世界にはこんなトンチキしかいないんだよ!?」
 そうきつね色の癖のある髪の毛を振り乱しながら魔法翡翠で出来た新緑の薙刀を振るうのは目つきと口が悪いがそれを差し引いても愛らしい見た目の少女、名をアンリという。彼女は逃げながらも猟書家エンデリカと交戦を続けている。
「クソ、ガキ共は眠っちまってるし……目を覚まさせるにはあの頭パッパラパーを倒さねぇといけない奴だろ……でもアタシの腕じゃそこまで勝ち目がねぇぞ……!?」
 そう言って薙刀から風属性を用いて鎌鼬を解き放つ。
「素敵!アナタの風と私ノ薔薇。アナタヲ解剖シテソノ血肉ヲ私ノ体ニ取リ込ンデ……」
「お前の頭ってネジの代わりに好奇心と言う釘でもぶっ指してんのか!?」
 そんな狂気に満ちたエンデリカの妄言を切って捨て、地上の自らが治める風と翡翠の国に心配そうな視線を向けながら飛翔を続けていった。

「アリスラビリンスを侵略する猟書家の一人、エンデリカの活動が確認されたわ!これを撃破して頂戴!」
 そうグリモアベースにて猟兵を招集したのはアリス適合者の令嬢猟兵、シャルロット・シフファート(ツンデレの国のアリス・f23708)。
「今回エンデリカが狙っているのは『風と翡翠の国』という不思議の国のプリンセス、アンリと言う少女よ。アンリはエンデリカのユーベルコードである黒薔薇の影響によって眠らされた『風と翡翠の国』の住民を守るべくエンデリカと戦いを挑んでいるけど、このままじゃ殺されてしまうわ。そこでアンタたち猟兵が駆けつけてアンリを助けてあげなさい。」
 ただ、アンリはプリンセスとして覚醒した影響で風属性の魔法と魔力を込めた翡翠を用いた武器作成などのユーベルコードを有している。そして元がヤンキーとしてある程度の修羅場を潜り抜けたこともある。
「だから、エンデリカと一対一で戦う分には分が悪いけど、共闘する分には十分な強さを持っているわ。アンリと一緒に戦ってエンデリカを撃破して頂戴。また、エンデリカの配下もいるけれどそれは集団戦級のオウガだから、アンリのサポートがあれば問題なく撃破できるわ」
 そう言ってシャルロットは転移術式を起動させる。
 瞬間、猟兵たちが目にし、感じたのは美しい翡翠色と爽やかな風、そしてそれを蝕む黒薔薇だった――


黒代朝希
 プレイングボーナス
 『空飛ぶプリンセスを守り続ける』

 アンリ
 UDCアースから転移してきたヤンキー娘のプリンセス。19歳。
 元の世界では人情派のヤンキーで母子家庭の母とも仲良くしており、高校を卒業した後上京して一人暮らしを始めるつもりだったが、状況の途中でアリスラビリンスに転移する。
 珍しく転移する前の記憶を全て覚えている為最初は元の世界に返ろうとしていたが、オウガに襲われる風と翡翠の国を見かけて加勢し、プリンセスの力に目覚めて撃退。そのままその国のプリンセスとなる。
 魔法水晶の翡翠で出来た薙刀と風の魔術を操るユーベルコードを有している。
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第1章 集団戦 『夢喰いクラゲ』

POW   :    おやすみなさい
いま戦っている対象に有効な【暗闇と、心地よい明かり】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD   :    良い夢を
【頭部から眠りを誘う香り】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    気持ちよく眠って
【両手】から【気持ちいい振動】を放ち、【マッサージ】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メルフローレ・カノン
アンリさんを助け、戦闘を掩護しましょう。
空を飛ぶ彼女に並走できるように
【祝福の光】は用意しました。
彼女の背中や死角を守るように並走です。


私の得物はメインがメイス、サブが剣で、
[力溜め][怪力]の上で、[なぎ払い]で
彼女に近づく敵をなぎ払いましょう。
また、彼女に迫る攻撃を[かばう][武器受け][オーラ防御]で
防ぎます。
精神攻撃は[勇気]と[鼓舞]で乗り越え
張り付くクラゲは力づくで引き剥がし
アンリさんを支えます。

落ち着いたら、自己紹介です。
自分はアンリさんに協力して
敵を倒しに来たことは説明したうえで
改めて協力を仰ぎます。
世間話とかもできれば楽しいしお互い信頼出来るかと……


バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携OK!

お待たせしマシタ、助っ人デース!
エブリワンを守って頑張りマシタネ、アンリ殿!
ワタシも手を貸しマスヨー!

ボスの前に、まずは配下の掃除デスネ!
おもむろにサングラスを装着しマース。
このサングラスの光量調整機能により、暗闇も明かりもシャットアウト!
香りや手が届く前に始末してあげマショー!

アンリ殿にはクラゲたちが散らばらないよう、風のパワーで集めることをお願いしマース!
スムーズにUC《火炎放射器》を起動して、まとめて焼きクラゲに加工デース!
HAHAHA!
延焼しないよう周辺に気を付けて、燃え移りそうなら消去しマース。ご安心くだサーイ!



「お待たせしマシタ、助っ人デース!エブリワンを守って頑張りマシタネ、アンリ殿!」
「お、おう?お前らは……?」
 突如として風と翡翠の国に現れた存在、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)に目を白黒させるアンリ。
「私達は猟兵と言うものです。貴方の国が危機に陥っていると聞いて駆けつけてきました」
 そうアンリの元にメイスを構えながら隣に並ぶのはメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)。
「猟兵……アタシがこの世界にやってきたのは3か月くらい前だが……8月にこの世界が滅ぶかもしれねー大きな闘いがあったことは知っているぜ」
「イエス!その戦いでこの世界のオウガの王、『オウガ・オリジン』を討伐したのがワタシ達デース!」
「……そりゃ心強い。正直、あの黒いアッパラパーはアタシの手におえない。ゆーべるこーど?その強さも二回り以上は上だろうからな」
「ええ、ですので私達にお任せを下さい」
 そうバルタンとメルフローレ、アンリが視線を交わすと、アンリは風のユーベルコードを起動させて上昇。エンデリカを引き付けて彼女の配下を二人が撃滅する時間を囮となって生み出していく。

「ボスの前に、まずは配下の掃除デスネ!」
 そう言ってサングラスをかけるバルタン。彼女が装着したサングラスはただのサングラスではない。
 改造により暗闇でも見える光量調整機能がある優れものなのだ。
「これで光源操作ユーベルコードは対処したのデース!」
「成程、なら私は……」
 そこにメルフローレが顕現させるは神の加護を体現するオーラ。
 敵に向ければ奇跡の御手を、自身に纏えば飛翔能力を始めとした加護が得られる権能だ。
「これならば、暗闇も明かりも関係ありません!」
 そうして『夢喰いクラゲ』のユーベルコードを無効化してそれぞれサムライソードとメイスを振るって躍りかかっていくバルタンとメルフローレ。
「――『六式武装展開、炎の番!』」
「――『神よ、私に祝福の光をお与えください……』」
 そうしてサムライソードとメイスを両社が振るいながら唱えられていくのは彼女らの異能にして異界法則、ユーベルコードの起動詠唱。
 それは、内蔵している火炎放射器からの火焔を放つサイボーグ式内蔵兵器の技術。
 それは、全身を神々しい神の光で覆い、自身の信仰と正義の心に比例した戦闘力増強を行う付与型の奇跡。
「――『火炎放射器(フランメヴェアファー)』!!」
「――『祝福の光(ヒカリノシュクフク)』!!」
 顕現し、『夢喰いクラゲ』を骸の海へと還していく二人のユーベルコード。
「アンリ殿!」「アンリさん!」
「あいよ!」
 それを支えるのはアンリの風魔術のユーベルコード。その風を操る権能で『夢喰いクラゲ』を二人のユーベルコードによって薙ぎ払われるように一か所へと集めて誘導していたのだ。
「ありがとうございます……!」
「まとめて焼きクラゲに加工デース!HAHAHA!」
「……こりゃすげぇな。オウガ共の親玉をぶち殺したってのも納得だ」
 そうして討滅されていく『夢喰いクラゲ』の群れ。
 付与型の奇跡によって膂力を始めとした強化された身体能力を以てメイスで打ち砕いていくメルフローレと内蔵された火炎放射器から放射した火炎で『夢喰いクラゲ』を焼きクラゲへと調理していくバルタン。
 その活躍によって既に半分のエンデリカの配下である『夢喰いクラゲ』は討伐され、骸の海へと還っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ロザリア・ムーンドロップ
あまり見ない色をしたクラゲさんですね!
さすがアリスラビリンスと言ったところでしょうか。

それでは早速アリスさんをお助けです!
空を飛ぶならムーンスタイルがよさそうですね!
というわけで、オーバーレイ・ムーンスタイルです!

空飛ぶアンリさんに並走しつつ、『クレセントブレイカー』でぼこぼこクラゲさん叩きといきましょう!

よく見ると、触手の他に人間みたいな手が生えているじゃないですか!
あれが振動の元ですね! 積極的に武器で叩いて敵の攻撃を封じていきましょう!

【殺気】を放って少しでもびっくりさせれば、攻撃もしやすくなるかもしれませんね!
むぅ、むぅぅぅ、むぅぅぅぅーん!!



「あまり見ない色をしたクラゲさんですね!さすがアリスラビリンスと言ったところでしょうか」
 そう『夢喰いクラゲ』の外見を評するのは藍色のかった黒髪が艶やかな少女、ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)。
「それでは早速プリンセスさんのアンリさんをお助けです!空を飛ぶならムーンスタイルがよさそうですね!というわけで、オーバーレイ・ムーンスタイルです!」
 宣すると同時に魔法少女の如く三日月形に加工された魔法石が取り付けられた杖『クレセントブレイカー』を掲げ、ロザリアはプリンセスのユーベルコードを起動させる。
「――『ムーンロザリア・スタイルチェンジ』!」
「お?お前も猟兵って奴……いや、プリンセスなのか?」
 アンリが目を見開いたのも無理はない。今のロザリアの姿は煌めくツインテールの魔法少女というものだ。それはプリンセスであるアンリにも見覚えのある変身型ユーベルコードなのだから。
「いえ、私はウィザードです!」
 そう『夢喰いクラゲ』を『クレセントブレイカー』でぼこぼこと可愛らしい擬音で叩きながらロザリアはアンリに返答する。
「あ!よく見ると、触手の他に人間みたいな手が生えているじゃないですか!」
「ん?本当だ……待てよ、てことは……」
「あれが振動の元ですよ!積極的に武器で叩いて敵の攻撃を封じていきましょう!」
「成程なぁ。それじゃあ切断はアタシに任せてもらおうか」
「ハイ!陽動は私に任せてください!」
 そうしてプリンセスとウィザードはそれぞれ『風と翡翠の魔術』と『空を彩る流れ星』で飛翔しながら、『夢喰いクラゲ』を叩きのめしていく。
「行きましょう!『クレセントブレイカー』!」
 ウィザードが三日月形の魔法石が取り付けられた魔法杖で『夢喰いクラゲ』を叩きのめし、
「ガキ共の為だ!悪く思うなよ1」
 プリンセスが魔法翡翠で出来た新緑の薙刀で『夢喰いクラゲ』の両腕を断ち切った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
「頑張っている方には、全力で協力しましょう。」「まずは、残りのクラゲ達の排除からですね。」
魔法の箒に跨って【空中戦】の技能を使用します。(いざという時には狙われたアンリさんを【かぼう】行動をとります。)
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にして、『夢喰いクラゲ』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。


バルタン・ノーヴェ
SPD アドリブOK!

ふーむ。大半は倒すことができマシタガ、まだ残党がいマスネー……!
猟書家エンデリカを放置し続けるのもバッドデース、もう一肌脱ぎマショー!

このUCの使用中は集中しているので、少々不安ではありますが。
「六式武装展開、鉛の番!」
ワタシの『内蔵式ガトリングガン』を百個以上に複製させて、クラゲたちに銃口を向けマース!
物理ダメージでありますが、アンリ殿にマジックエンチャントしていただければ、十分通用するはずデース!

HAHAHA! 全弾、一斉発射(フルファイア)!
殲滅するまで撃ち続けマース!
この国の平和は、ワタシたちで守りマショー!



「頑張っている方には、全力で協力しましょう。まずは、残りのクラゲ達の排除からですね」
 そう呟き漆黒の衣装と長髪を風に靡かせて現れたのは、魔術師系統の猟兵である火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)。
「ふーむ。大半は倒すことができマシタガ、まだ残党がいマスネー……!」
 そこに残敵掃討が遅れている事を知り再びこの戦場に転移してきたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が合流する。
「猟書家エンデリカを放置し続けるのもバッドデース」
「そうですね、先月の『羅針盤戦争』の影響で多くの世界が猟書家に侵攻されました。だからこそ一つでも多くの世界で猟書家を撃破しなければなりません」
 猟書家と言う勢力と交戦状態になって最早半年。猟兵間の中で懸念されてきたことの一つとして『戦争状態に陥った月の『フォーミュラ無き世界』の侵攻によるリソースの割り振り』という事案があった。
 世界を滅ぼす災厄、『カタストロフ』を賭けた『戦争』という戦いは、何よりも猟兵間にて最優先事項として処理される。
 故、その間に対猟書家戦のリソースが減って多くの世界で侵攻されるのではと言う仮説であり、それは先月に行われたグリードオーシャンの運命を決める戦争、『羅針盤戦争』が開催された2021年の2月にて実証されてしまった。
「故に、次の戦争が起こるまでの二ヵ月で多くの世界で侵攻を押し返す必要があります」
「その為にもエンデリカは一刻も早く撃破するデース」
 そう顔を見合わせ、二人の猟兵はエンデリカの配下、『夢喰いクラゲ』との戦闘に入る。

「――『六式武装展開、鉛の番!』」
 バルタンが叫ぶと同時、彼女がサイボーグとして己の身体に内蔵しているガトリングガンが展開し彼女の身体から分離。空中に浮くと同時に位相が重なっていき――PCでイラストを描く際に、レイヤーを弄り同じ絵を多重化していくようだと言えば分かりやすいかもしれない。
 そうして複製されたガトリングガンの総数、およそ102個。
 それはバルタンの意識によって操作され、『夢喰いクラゲ』に銃弾瀑布をお見舞いしていく。
「(本来は、このユーベルコードを使用している最中は数十……今は百ちょっとですか。ともかく莫大な数のガトリングガンを同時使役して操作するために集中しているので、そこに隙が出来る為少々不安ではありましたが……)」
 と、逃走していく『夢喰いクラゲ』を逃さず蜂の巣にするべく十数のガトリングガンの銃口を向ける際、アンリともう一人の猟兵である明の方へと視線を向ける。
「残念、それは残像です」
 アンリが付与した反射速度を向上させる魔術により回避速度を上げて『夢喰いクラゲ』の攻撃を避けていくのは漆黒の魔術師、明。
 冴えた第六感と残像を生み出すほどの速度、魔法と物理関係なく攻撃を軽減させるオーラ防御を組み合わせて『夢喰いクラゲ』の攻撃を対処している明。
 様式美すら感じさせるその工程は、かつてUDCアースからこのアリスラビリンスに転移し、本物の実戦をオウガと少なくない数経験してきたアンリにとって舌を巻くものであった。
「……猟兵ってのはすげぇなぁ」
「少しでも次の猟兵の方のためになるよう行動しているだけですよ」
「オー!仕事人っぽいですネー!ではアンリ殿、そろそろ魔術の付与効果が切れそうなので……」
「ああ、ほらよ」
 そこに翡翠色の風が百丁を超えるガトリングガンに纏われていき、銃口から放たれる弾丸にも風は付与されていく。
 この風を纏う事で放たれた銃弾は物理、魔術を問うことなくその攻撃を通らせていく。
「この国の平和は、ワタシたちで守りマショー!」
「……百超えるガトリングガンをぶちかましながら言うと、説得力は減るけどな」
 そう苦笑いしながら、アンリも薙刀で『夢喰いクラゲ』の攻撃を避けると同時、真空波を薙刀の穂先から放って『夢喰いクラゲ』の身体を切り裂いていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ
【空中浮遊】でアンリさんを【かばう】よう立ち回る
基本アンリさんを護衛するから【空中戦】を想定

まぁ、元気一杯な所があるけれど可愛いお嬢さんじゃないか
自分の国の為に戦う心意気も良し
うん、俺も力になるよ!

手持ちのドロップを媒体に固有結界・黄昏の間を発動
風の疑似精霊を召喚する
疑似精霊の力で自分達の周囲へ風の防御壁を形成
敵の与えて来る振動を相殺しマッサージ効果を発現させないよう試みる
さらに疑似精霊の力を行使、鎌鼬を多数生成し【一斉発射】
クラゲの手足(?)を徹底的にぶった切る
手足さえなくなっちゃえばこっちのものだ!
敵を範囲射程に収め【全力魔法】の【レーザー射撃】【範囲攻撃】で消し飛ばす



「まぁ、元気一杯な所があるけれど可愛いお嬢さんじゃないか」
 そうアンリの事を評価するのは鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)。
 彼は壊滅状態となっても抗戦を続けていた『夢喰いクラゲ』に対して攻めあぐねていたアンリの元へ駆けつける。
「ん、アンタも猟兵か?」
「その通り。エンデリカの配下はもうこれで最後みたいだね」
「ああ、となるとアンタらが加勢していつの間にか雲隠れしていたあのトンチキがこいつらをぶちのめせば……またアタシを襲いに来るのかぁ」
「安心して、俺たち猟兵が君を守るよ」
「お、おお……」
 と、ひりょの天然ぶりに目を丸くするアンリ。
 かつてUDCアースの高校に通っていた頃、こんな気質の後輩がいたなぁ。と、懐かしい我が家もとい我が世界を思い返すアンリ。
「あ、そうだ。アンタら元の世界でアタシが行方不明になっていること何とかごまかせない?母さんが心配しているだろうからさぁ……」
「ああ、こちら(グリモア猟兵)で手配しておくよ」
 そんなやり取りを交わしながらもひりょとアンリは『夢喰いクラゲ』の最後の残党を駆逐するべくそれぞれユーベルコードを起動させていく。
「――『固有結界・黄昏の間』」
「そいつは精霊……いや、これは疑似か。アタシも風属性のならそれなり以上に強力な奴を呼び出せるぜ」
 世界を『地・水・火・風の四大元素の疑似精霊』に満ちた固有結界で塗りつぶすひりょの結界展開型ユーベルコードを見て、アンリも風属性の精霊を召喚。
 それぞれ風を司る疑似精霊と精霊に呼びかけ、風属性の魔術を顕現させていく。
「合わせるよ!」
「ハイよ!切り刻め!」
 疑似精霊と精霊が相乗し、発現したのは広範囲を切り刻む鎌鼬。
 それが螺旋を描いて合成していき、竜巻となって『夢喰いクラゲ』を残さず刻み、捻じっていく。
「と、これで倒したな……」
 やがて竜巻が収まった後、アンリは自身に加速能力を向上させる風を自らに纏わせる。
 それは、配下が全滅したことによってエンデリカが再びアンリを狙う状況が生まれたからだ――

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『エンデリカ』

POW   :    咲キ誇リナサイ
自身の【体を茨に侵蝕させること】を代償に、【機械の翅から召喚する黒薔薇蝶々の群れ】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【黒薔薇に体の自由を奪われる呪いの鱗粉】で戦う。
SPD   :    コレガ「自由」ノ形
【機械に侵蝕された姿】に変身し、武器「【機械仕掛けの翅】」の威力増強と、【羽ばたき】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ   :    ドウゾオ静カニ
自身の装備武器を無数の【戦意と生命力を奪う黒薔薇】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠メリー・アールイーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルクル・クルルク
むむ、これ以上猟書家さんの好きにはさせませんよ。
ルクルもお手伝い致します、ね。

アンリちゃんには『幸運』のおまじないと、守護の『結界術』を。
いざとなれば目一杯『ジャンプ』して空飛ぶアンリちゃんを『オーラ防御』付きの『盾受け』で『かばう』のです。

黒薔薇で戦意を奪われたら、ユーベルコードで召喚した楽団員さんの演奏で『鼓舞』し、
勇気を奮い立たせて頑張りますね。
大丈夫です、ルクルはやればできる子なので。
幽霊戦艦の砲塔を敵に向け、とびきりの『呪詛』を込めた『呪殺弾』を放ちます。
しっかり狙って……ずどーん、です!


…ルクルはよわよわうさぎなので、他に猟兵さんがいたら共闘大歓迎です。
アドリブもご自由にどうぞ。


バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎デース!

ようやく出てきマシタネ、エンデリカ!
平和をエンジョイしているアンリ殿に手出しはさせマセーン!

科学と魔術がミックスされている点に共感を覚えマスガ、それはそれとして排除しマース!
「六式武装展開、炎の番!」
植物や虫には、火の手が一番デース!
火炎放射器で鱗粉は消毒デース! それを撒き散らす黒薔薇蝶々も逃しマセーン!

HAHAHA! 次は反撃のターンデース!
アンリ殿! この炎を飛ばしてくだサーイ!
風と炎のコラボレーションで、エンデリカもろとも奴の力の源、すなわち黒薔薇と茨を燃やしてしまいマショー!
※アンリが人型を焼くのに躊躇いがある様子なら、黒薔薇や茨のみ狙ってください。


鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ

先程同様アンリさんを【かばう】ように【空中浮遊】し行動
続けてドロップを媒体に固有結界・黄昏の間を発動
今回は【多重詠唱】で風と火の疑似精霊を同時召喚
自身やアンリさんの周囲に風の疑似精霊の力で風の防御壁の【結界術】を作り出す
花びらに触れないで済むよう対処をしつつ火の疑似精霊の力で【全力魔法】力を籠めた火球を作り出し、黒薔薇ごと敵を焼き切るつもりで叩き付ける
アンリさんの風魔法があれば火球の威力もさらに増すはずだ!
【破魔】の力で消し炭になるといいよ!
再度アンリさんの国に手出しする気がなくなるくらい徹底的にやっておけばいいね


メルフローレ・カノン
アンリさんと協力してオブリビオンを撃破しましょう。

アンリさんが空を飛ぶなら、今回は私は地上から援護です。
アンリさんを狙い撃ちさせないよう敵を攻撃し牽制します。
また、【神の見えざる手】で敵を張り倒し動きを阻害します。
「神よ、その奇跡の御手を、暫しお貸しください……」

私の得物はメインがメイスでサブが剣です。
[怪力][力溜め]の上で[なぎ払い][2回攻撃]で
オブリビオンをひっぱたき蝶を叩き落とします。
敵が機械の姿になるなら[属性攻撃]で雷を纏わせて
感電も狙いましょう。
「全力で行きますよ!!」

敵の呪いは[呪詛耐性]で耐えます。
攻撃のほうは、[武器受け][盾受け][オーラ防御]で防ぎましょう。



「むむ、これ以上猟書家さんの好きにはさせませんよ。ルクルもお手伝い致します、ね」
 そう言ってアリスラビリンスの『風と翡翠の国』に転移してきたのはルクル・クルルク(時計ウサギの死霊術士・f31003)。
 彼女は既に現地に到着していた猟兵と合流すると同時、アンリへと『幸運』のおまじないと、守護の『結界術』を施す。
「猟書家さんに狙われているなら施すに越したことはないのです」
「おお、ありがたいな。なら、囮はアタシが引き付ける!」
 そう言ってアンリは風属性魔術を魔法翡翠で増幅し、超高速で不思議の国の空を飛翔。
 無論の事それに反応したのは今回のアリスラビリンス担当猟書家の一人、『エンデリカ』だ。
「素敵!ソノ翡翠色ノ魔力ヲ私ト一緒トナル事デ……!」
「ノーセンキューだ」
「そうだね。ここで一旦骸の海へと帰ってもらおう」
 そう男性の声が響くと同時、鎌鼬がエンデリカの身体を切り裂く。
 鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)のユーベルコード、固有結界・黄昏の間によって召喚された風属性の疑似精霊を媒介としたものだ。
「平和をエンジョイしているアンリ殿に手出しはさせマセーン!ワタシも推して参りマース!」
 追撃として放たれるはサイボーグとして体に内蔵している火炎放射器の炎。
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)の内蔵兵器展開型ユーベルコード『火炎放射器(フランメヴェアファー)』はエンデリカの魔術と科学が合一した黒薔薇と金の機械仕掛けの翼を焦がしていく。
「科学と魔術がミックスされている点に共感を覚えマスガ、それはそれとして排除しマース!」
「アンリさん。攻撃は俺達に任せてただ捕まらない事に集中して」
「おう、そっちも無茶するなよ!」
 そうして戦況は囮役として飛翔するアンリを追いかけるエンデリカ。それを追いながらユーベルコードなどを用いた攻撃を猟書家に叩き込む猟兵と言う構図に落ち着く。

 そして、エンデリカもただ猟兵の攻撃を受けるだけではない。
「邪魔ヲシナイデ……!」
 エンデリカは自らが有する黒薔薇を媒介とした現象非活性化のユーベルコードと彼女の身体と合一化されている機械仕掛けの翅の機能を開放するユーベルコードを用いて猟兵へと反撃を行う。
「神よ、その奇跡の御手を、暫しお貸しください……『神の見えざる手』」
 しかし、そのエンデリカのユーベルコードによって召喚された機械の翅から召喚する黒薔薇蝶々の群れを不可視の力が薙ぎ払っていく。
 それは地上から援護を担当するメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)の聖蹟型のユーベルコード。
 不可視の神の手や神による拳・蹴り・殴打を祈りを通してこの世界へと現出させる異能はエンデリカの魔導を砕いていく。
「忌々シイ……」
「おっと、俺達にも気を付けてもらわないと」
「飛んで火にいる春の蝶デース!」
 刹那にエンデリカに迫ったのはバルタンの火炎放射器の炎。それはひりょの固有結界型ユーベルコードによって火属性を増幅され、火力が増している。
 それはエンデリカの飛翔能力を構成していた機械仕掛けの翅を一部融解させ、漆黒の猟書家を墜落させていく。

「何テイウ事。私ノ翅ガ……」
「言ったはずです。これ以上猟書家さんの好きにはさせませんよ、と」
 そのエンデリカの墜落地点に真っ先に到着したのはルクル。
「容赦はしないのです――ユーベルコード、演奏開始」
 瞬間、ルクルの異界法則。邪悪にして聖なる方程式がエンデリカを滅ぼすべく唸りを上げる。
「『これは、あなたへの、葬送曲……。最期の時を、わたしと、楽団員さん達で、奏でます……! 全門、狙え……放て!』――『仔ウサギの軍艦交響楽団(ウタッテノロッテクルッテハゼロ)』!!」
 瞬間、呪詛が籠もった、様々な楽器型音響兵器で武装した死霊戦術音楽家の幽霊を410体乗せた巨大三連装砲塔が自慢の幽霊戦艦がアリスラビリンスの空に降臨。
 そこから放たれるのはエンデリカを奏で滅ぼす葬送の旋律。
「なら、私は神への聖歌を……!」
 そこにメルフローレが現れ、ユーベルコードを媒介として神への礼賛を表した聖歌を謳い始める。
 瞬間、聖蹟による様々な奇跡が楽器型音響兵器を介してエンデリカを浄滅するべく顕現していく。
「なら、俺達も!」
「歌って踊ってデース!」
 そこにひりょとバルタンも追いつき、聖歌と音響兵器を介して疑似精霊と内蔵兵器を強化。二人は直接的にエンデリカを攻撃していく。
「ヤ、止メナサイ……」
 その猟兵たちの猛攻に怯み後退しようとするエンデリカ。
「おめーはそう言ったら止める気だったのか?」
 その背後に、アンリの声が響く。
 ふと、腹部に何かの感触を得たエンデリカは視線を下に向ける。
 そこで、彼女は自身の腹部から生えた翡翠色の薙刀の穂先を目にした。
「おめーが猟兵さんたちに気を取られている間に忍び寄らせてもらったぜ」
 そう言い放つと同時にアンリはエンデリカから薙刀を抜き放ち離脱。トドメは猟兵たちに譲るとして最後に四人へ風属性の魔術を付与する。
「助かるよ!これで、止めだ!」
「神よ、罪深き者を……!」
「パニッシュメント、デース!」
「好きにはさせないと言ったのです!」
 瞬間、疑似精霊を召喚する固有結界が、不可視の神の裁きが、内蔵する火炎放射器が、召喚された楽器型音響兵器が――漆黒の猟書家を骸の海へと還していく。

「……世話んなったな。ガキ共も目を覚ましたみたいだし、一件落着と言ったところだな」
 そう言うアンリはグリモアベースに帰還しようとしている猟兵を最後に呼びかける。
「……母さんには保育所で働いていると伝えてくれ。とても充実しているってな」

 ――UDCアースの地方都市、とある女性が娘からの手紙を読んでいる。
 その手紙には、少し変わった保育士の経歴が書かれていた――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年03月22日
宿敵 『エンデリカ』 を撃破!


挿絵イラスト