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お疲れに猫は効く ~ついでに怪人も倒してください

#キマイラフューチャー #戦後 #戦争おつもふ

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#キマイラフューチャー
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#戦後
#戦争おつもふ


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●グリモアベースにて
「お疲れさん。戦争も終結が見えたみたいだねえ」
 椎宮・司(裏長屋の剣小町・f05659)はすれ違った猟兵たちにそう告げて微笑んだ。
「まだ終わったわけじゃあないし、戦後の後処理とかも残ってるかもだが……落ち着いたようなら、ここらでひと息つくのはどうだい?」
 そう言って司は楽しそうに笑う。
「キマイラフューチャーにのんびり出来そうなところがあるんだ。案内するよ」

●もふもふにゃー
 そんなわけで司が先導して訪れたのはキマイラフューチャーの一角、木に囲まれた大きな公園であった。
 猟兵たちが公園の中に入ると、どこからともなく猫たちが現れた。
「にゃーん」
「にゃ~ん」
「なぁぁん」
 とっても人に慣れた感じで、皆の周りに座り込んだり寝転がったり、好き勝手している猫たち。
「お、現れたな」
 司も慣れた様子で公園の中で『コンコンコン』とすると。キャットフードが出てきた。
「「「……!!!」」」
 キャットフードが出てきた途端、すごい勢いで集まってくる猫たち。それでも猫たちの方が多い。なので、司も続けてコンコンコン、コンコンコン。次々と出てくるキャットフード。飛び込んでくる猫たち。
「この公園は知る人ぞ知る、ネコ公園でね。公園内でコンコンコンすると、猫に関係するものしか出てこないんだ」
 足元でキャットフードを食べている猫をもふもふ撫でながら司が言う。
 ここ、ネコ公園は何故か猫に関係するものしか出てこないようで、それを目当てに猫たちが集まってくる場所なのだ。ちなみに私有地。入るにも許可が要ったりするが、その辺りは司がちゃんとしているので安心してほしい。
 そんなわけでキャットフードはもちろん、猫用お菓子やチュール。それに猫が喜びそうな玩具や道具など。お魚も出てくるとの噂もある、びっくりな公園。
「ちなみに、何故かすぐ近くにペットショップもある。そこで買ったものを持ち込んでもいいよ」
 キャットタワーみたいな大きなものはそちらで調達するといいだろう。
「というわけで。いい感じに貸し切りみたいだ。猫と戯れて日頃の疲れを取っておくれよ」
 色んな人と遊んでいるせいか、ネコ公園の猫たちはとても人に慣れている。そしてとっても毛並みがいい。もふもふするには最適だ。
 猫たちの性格は色々のようで、探せばお目当ての品種や性格の猫がきっといるはずだ。
「疲れたら猫に埋もれるのが一番だよ。あと今は効かないけれども、そのうち病気にも効くようになる」
 そんなことを言って猫に埋もれる司に倣って。
 皆も猫を堪能してほしい。

●そして唐突に降りてくる予知
「……あ」
 と。司が唐突に間の抜けた声をあげる。その声に思わず注目してしまう猟兵たち。
「あ、いや、その、なんだ……」
 珍しくしどろもどろになる司。頬をぽりぽりと掻きながら申し訳なさそうに……告げる。
「たった今、予知が降ってきてだな……あと3時間後くらいだと思うんだが……ここ襲われるみたいだ」
 何でも猫の可愛さとかもふもふとかに嫉妬した怪人が現れるらしい。
「す、スマン! こんなことになるなんて……!」
 その場で正座して土下座する司。
「そんなに強くないみたいだから、現れたらさくっと倒しちゃくれないかい?」
 さすがに何でもするから、とは言わなかった司さんでした。


るちる
 まいどです。お世話になってます、るちるです。
 戦争も終わって(まだ終わってない)まったりひと息つく依頼をお届けします。
 とりあえず、猫をもふろう。話はそれからだ。

●全体
 3章構成の通常依頼です。全体的にまったりのんびり、戦闘もありますが軽めに展開する予定です。敵もゆるふわな感じですのでご安心を。
 猫と遊ぶ場所も戦闘の場所も公園の中になります。結構広い上に、猫用に公園内はカスタマイズされています。人用の遊具はありませんのでだだっ広いです。

 2章と3章には以下のプレイングボーナスがあります。
(=============================)
 プレイングボーナス……猫をもふりながら、あるいは守りながら戦う。
(=============================)
 戦闘そのものもゆるふわっとしているので猫抱きながらも全然戦えます。むしろプレイング次第では猫が切り札になる可能性もあります。

●1章
 猫と遊びます。戯れます。もふります。その他、猫が喜ぶことならオッケーです(トリミングとかも)
 公園内のコンコンコンは猫用のものが出ます。猫のために人が使う道具は出ませんのでご注意を。あと持ち込みフリーです。片付けや掃除は3章終わった後に自動的に行うものとしますので心配しなくて大丈夫。
 野良猫と思いきや、家猫も紛れ込んでいるようで、様々な種類の猫がいます。お好みの子を探してくださいな。

●2章
 集団戦です。猫の可愛さを目の敵にしている怪人が現れます。
 全然強くないので、さくっと倒すもよし、猫の可愛さで論破するもよし。とにかく返り討ちにしてください。

●3章
 ボス戦です。今年は干支な怪人が現れます。猫よりも牛でしょ。
 そこそこ強いかもですが、その性格上というか行動パターン上というか。猫をもふりながらでも倒せるでしょう。猟兵さんによってはこのボスの方が好きかもしれませんが、心を鬼にして倒してください。

 こんな感じですが、全体的にのんびりまったりです。1章はほんわか、2章~3章はネタ寄り、ギャグ寄りのコミカルなものになりますきっと。

 それでは皆さんの参加をお待ちしておりまーす。
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第1章 日常 『猫の集会所』

POW   :    猫たちを無心に愛でる

SPD   :    猫たちを一心に慈しむ

WIZ   :    猫たちを熱心に尊ぶ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ケイラ・ローク
アドリブ絡みOK
【トーゴ、f14519】を誘ってみようっと

ええ~猫まみれなの?行くー♥あの子も猫好きだったわね~。あ。(スマホで連絡しようとするが相手は超アナログ時代出身なのに気付いて、直接会って連れてくる事にする)

ほらほらほら!猫よねこ!
キミ猫ちゃん好きでしょ♥
コンコンコンするとゴハンも出てくるのよココ♥
ほらぁ♪この子なんてあたしと似ててカワイイ白猫♪
あっ、キミのオウムのユキエちゃんが猫ちゃんに食べられないように気を付けてあげてねっ
あたしキマフュー住人だけど~ここ来るのは初めてなの
おお~この子凄くゴージャスな毛並みよ!お金持ちの猫かしら?
UCでルンルンと鼻唄
甘える猫はことごとく撫で倒すわっ♥


鹿村・トーゴ
ケイラ【f18523】と
SPD

猫好きよね?とか言われてうんて頷いたらここだった
何でこんなに猫が…
あ。こいつら人懐こいなーヨシヨシ(喉ゴロゴロ)
嫌うのはしたねーが猫を襲うってなァ頂けないねェ
…てかケイラ何だよイヤに機嫌良いじゃん
自分も猫だから巣に居るみたいな感じなん?
ふーん、ご飯?
コンコン→お魚フレーク
手に乗っけて
掌ぺろぺろされてこそばいなー
ん?ユキエは家猫には慣れてるしちゃんと距離とるさ、な?
Σッて!イテ(『ユキエともあそんで』猫へのヤキモチでつむじを足蹴や角を齧られる)
もー拗ねんなよー

この子一番懐いてくれるなぁ
(白に黒ぶちの猫と猫じゃらしや肉球押しで遊ぶ
ユキエも鳴き真似で遊んだり)

アドリブ可



●もふもふと肉球
「猫好きだったわよね?」
「うん」

 そんな会話があって、今ここ、ネコ公園に鹿村・トーゴ(鄙村の外忍・f14519)とケイラ・ローク(トパーズとアメジスト・f18523)は訪れた。

 ケイラとしてもグリモア猟兵から話を聞いて。
「ええ~猫まみれなの? 行くー♥」
 ってな感じで思い立ったわけで、その流れでトーゴのことを思い出した。それで『トーゴ誘ってみようっと』と誘ってみたわけだが。
「何でこんなに猫が……」
 目の前の猫いっぱいの図になんかショック(?)を受けているトーゴ。
「ほらほらほら! 猫よねこ! キミ猫ちゃん好きでしょ♥」
 そんなトーゴの背中を押して、ケイラはネコ公園の中に入っていくのであった。

 で。さっそく猫まみれタイムである。

「あ。こいつら人懐こいなーヨシヨシ」
 近寄ってきた三毛猫の喉をゴロゴロしていると、側にいたサバ虎猫とかも寄ってくる。速攻でトーゴは猫にまみれていた。
「コンコンコンするとゴハンも出てくるのよココ♥」
 猫まみれトーゴをリードするように、コンコンコンをするケイラ。するとキャットフードが出てきた。慣れた様子はさすがキマフュー住民といったところか。
「ふーん、ご飯?」
 とトーゴもケイラを倣ってコンコンコン。するとお魚フレークが出現。それを手のひらに乗せて猫たちに差し出せば。鳴きながら近寄ってくると遠慮なしにフレークを食べ始める猫たち。必然、手のひらもぺろぺろされるわけでして。
「こそばいなー」
 とトーゴご満悦である。

 一方、ケイラはケイラでお気に入りの子を発見。
「ほらぁ♪ この子なんてあたしと似ててカワイイ白猫♪」
 白猫つながりなもふもふを堪能しているケイラを見て。
「……てかケイラ何だよイヤに機嫌良いじゃん」
 振り返ったトーゴは普段より軽快なケイラを見て思わずそんなことを問いかける。
「自分も猫だから巣に居るみたいな感じなん?」
 とか素直に思ったことを聞いてみるわけだが。
「あたしキマフュー住人だけど~ここ来るのは初めてなの」
 まぁ家とか巣とかではないらしい。キマイラ、というかケイラ的にはどこまで猫の習性が残っているのだろう? まぁでもココの雰囲気にはなんか馴染むのかもしれない。
「おお~この子凄くゴージャスな毛並みよ! お金持ちの猫かしら?」
 とこちらもご満悦のケイラであった。

 猫たちを堪能する二人。
 はっ、とケイラが気付く。
「あっ、キミのオウムのユキエちゃんが猫ちゃんに食べられないように気を付けてあげてねっ」
「ん?」
 ケイラが問うているのは、トーゴの旅の連れ、黄芭旦のユキエのことであった。
「ユキエは家猫には慣れてるしちゃんと距離とるさ、な?」
 とトーゴが公園の入り口付近を見れば、きちんと退避しているユキエ。しかし、トーゴの視線が向いたこともあって、ばさっと羽根を広げて飛んでくる。
「ッて! イテ?!」
 トーゴの腕に着地……と見せかけて、つむじを齧るユキエ。
「アソンデ。ユキエトモアソンデ」
「もー拗ねんなよー」
 今度こそ腕に着地したユキエをもふっと撫でるトーゴであった。

 上機嫌のケイラはルンルンと鼻歌を歌い出し。それに寄ってきた猫たちは容赦なく(?)キャッチする。猫たちも機嫌よく甘えてくるので。
「甘える猫はことごとく撫で倒すわっ♥」
 ともふり倒すケイラ。
「この子一番懐いてくれるなぁ」
 トーゴはトーゴで、お気に入りの子発見。白に黒ぶちの猫と猫じゃらしで遊んだり、キャッチ&もふもふして遊ぶ。ユキエも混ざって『なぁーん』とぶち猫と鳴き真似対決してみたり。
 と、猫たちを堪能するトーゴとケイラ。

 そしてトーゴはくるりと周辺を見渡して。
 猫と遊ぶケイラの笑顔やユキエの様子を見て、そして自身も肉球をぷにぷにして。
(嫌うのはしたねーが猫を襲うってなァ頂けないねェ)
 この後に来る怪人の襲来に対して、密かに想いを固めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リリスフィア・スターライト
【WIZ】
強気だけれど猫好きな人格のリリスで参加ね
バディペットである銀猫リンフォースも一緒ね

数時間後にネコ公園が怪人襲われるみたいだし
その前に猫達と仲良くなって守りやすく出来ればかしら
ただ単に猫と遊びたいわけじゃないのよ
キャットフードも多めに用意してお腹を空かせた猫達に食べさせるわ
思わず撫でてしまいたくなるけれど驚かせるのも
可哀そうだしそっと見守るわ…見守るわね
その一方でリンフォースは猫達と仲良くなっているわ
基本的に猫にも懐きやすいけれど
特に白猫さんが好みなようで嬉しそうにすりすりしているわ
時には見比べて少し太ったんじゃないかと
リンフォースをからかってみるわ
銀猫は反発して可愛らしく鳴くわね



●猫の鳴き声に癒される?
「にゃーん」
「なぁ~ん」

 猫が溢れるネコ公園に訪れたのはリリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)。今回の担当(人格の話)は強気だけれども猫好きなリリスである。腕に抱えているのは自身が熱心に世話をしているバディペットの銀色猫リンフォース。マイにゃんこ連れなリリスは、意気揚々とネコ公園へ足を踏み入れたのである。

(数時間後にネコ公園が怪人襲われるみたいだし……)
 戦場になれば、ここの猫たちは大混乱になるだろう。しゅばっと逃げられればいいが、そうならないことも考えられる。ならば、その前に猫たちと仲良くなっておけば。いざという時守りやすく出来るかもしれない。
 そんな思惑を抱きつつ、猫たちに近づくリリス。
「ただ単に猫と遊びたいわけじゃないのよ」
「にゃーん?」
 思わず零れたリリスの呟きに足元の猫が首を傾げながら鳴きました。

 ちなみにキャットフードの準備はバッチリだ。
 そんな匂いというか気配というか。それを察知した猫たちが一斉にたたたたーっと近寄ってくる。
「……ふふっ」
 その様子に思わず笑みをこぼしながら、こちらもきちんと用意しておいたトレイにキャットフード、ON。すっと差し出せばそれを一心不乱にあぐあぐする猫たち。
 その様子はとても愛らしくて、思わず撫でてしまいそうになるけれども。
(驚かせるのも可哀そうだしそっと見守るわ……見守るわね)
 いつまで耐えられるかなーって感じのガン見ですが、一応見守っている態勢らしいです。

 そんな主を邪魔しないようにしているのか、あるいは気が向いたのか。
 リンフォースはリンフォースで猫たちに混ざって仲良く遊んでいた。

 てし。
 てし。

 羽毛のように軽いねこぱんちの応酬。相手については特に好き嫌いは無いようだが、一番気が合っているのは白猫さんのようである。

 てし。
 てし。

「にゃーん」
「にゃーん」
 ねこぱんちの応酬で友情が芽生えたのか、あるいは単に好きになったのか。リンフォースが白猫に近づいていって嬉しそうにすりすりもふもふしている。
「……ふふ」
 その様子を微笑ましく眺めていたリリスは……ふと気づいた。
「少し太ったんじゃない?」
「……!」
 リリスの言葉にがーん、とショックを受けるリンフォース。目の前の白猫に比べて少しぽっちゃりしている模様?
 もちろんそれはリリスの冗談というか、単にからかっただけなのだが。
「にゃーん」
 リリスに対して銀色猫は抗議の鳴き声を可愛らしくあげるのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

菫宮・奏莉
猫さんとコミュニケーションですか!
とってもとりたいのです。仲良くしたいのです!

コンコンコン、で、猫さんの好きなものがでてくるのですか?
こちらもガチャガチャみたいで楽しいですね。

これは……なんて基本な!
かつお節とねこじゃらしなのです。

やっぱり猫さんのおやつといえば、かつお節は定番ですよね。
さ、みなさん、おやつの時間なので……っ!?

かつお節の袋を開けて、猫さんにあげようとしたところ、
思いっきりコケて、全身かつお節まみれになってしまいます。

そこを猫さんに気付かれ、飛びかかられて、
猫さんに塗れになって、全身を舐めたり囓られたりしてしまいます。

わわっ、くすぐったいですよ!そんなに囓ったらダメなのですー!



●猫さんとの密なコミュニケーション!
「猫さんとコミュニケーションですか! とってもとりたいのです。仲良くしたいのです!」
 クッションを敷き詰めた病室から抜け出してきた(合法)、菫宮・奏莉(血まみれ勇者・f32133)は、ぐっ、と拳を握って叫んだ。元気です。包帯を巻いているけれどもけが人ではない。単にひっかき予防なのです。

 そんな奏莉がネコ公園に突入する。全力飛び込みである。
 そんな元気娘奏莉を猫たちは警戒……というより、アレですよ小さい子にもみくちゃにされるんじゃないか疑惑。それを抱いた猫たちはちょっと遠巻きにその場で待機しつつ様子見。
 猫たちの様子を見て立ち止まった奏莉はグリモア猟兵の言葉を思い出す。
「コンコンコン、で、猫さんの好きなものがでてくるのですか?」
 『ガチャガチャみたいで楽しい』と思いながら、足元をコンコンコンとすると。
「これは……なんて基本な!」
 かつお節(大きなパック)とねこじゃらしのセットが出てきました。念のため、自分の周り一周をコンコンコンしてみるが、見事にセットばかりでした。
「やっぱり猫さんのおやつといえば、かつお節は定番ですよね」
 かつお節パックを手に取ると、猫たちもぴくっと反応する。どうやら腹ペコにゃんこらしい。
「さ、みなさん、おやつの時間なので……っ!?」

 ずるっ、べしょ、ぱんっ(複数)。

 ここで奏莉のドジっ子発動だ!
 試しに、といっぱいコンコンコンした結果、足元にあったかつお節パックで足を滑らせて顔から地面にダイブ。体の下敷きになったかつお節パックが全部破裂した!
 結果、宙に舞う大量のかつお節。そして全身かつお節まみれになる奏莉。
「「「ニャーンッ!!!」」」
 今がチャンスだー! という勢いで一斉にダッシュしてくる猫たち。四方八方からだだだだーっと駆けよってきた猫たちは。
「待ってくださいなのですー?!」
 慌てふためく奏莉を無視して、一斉に飛び掛かった! ちなみに人馴れしているのか、爪は出していません。あくまでご飯を食べるために集っている感じです。

 そんなわけでリアル猫まみれになった奏莉。全身の至る所に猫を装備している(憑りつかれている?)。
「あわわわっ」
 何とかしようとするともう一度足を滑らせて、今度は尻餅でかつお節パックを割った。さらに増える猫。
 曰く、奏莉は天性の不幸呼び寄せ体質のドジッ子らしい。しかし、この場に限ってはこれラッキーにゃんこイベントなのでは? と思わないではない。
「わわっ、くすぐったいですよ! そんなに囓ったらダメなのですー!」
 いやそんなことなかった、ちょっと齧られていた。嬉しい悲鳴(?)をあげながら、奏莉は何とか脱出しようとするが。
「にゃーん!」
「なぁーん!」
「にゃー!」
「にゃーーーーっ?!」
 猫さん増える一方。最後は奏莉の悲鳴。
 これは……かつお節を舐めつくすまで終わりそうにない?

大成功 🔵​🔵​🔵​

鳳凰院・ひりょ
アドリブ、交流歓迎

戦争は、上を見たらキリがないし自信を無くすけれど、自分なりには頑張ったと思う
なので自分自身を労う意味でものんびりさせてもらおう
しかし…癒されるなぁ…

自身の力を無意識に使って周りに気味悪がられて辛い目に遭っていた小さい頃を思い出すよ
動物達はその頃もずっと近くにいてくれた
今日も今日とてぼっちでここに来ているわけで…(ため息

…こうして動物達には懐かれるんだけどなぁ…
その一割でも女の子に懐かれてたら、もっと楽しい人生送れていたのかな?なんて思う事もあるが…まぁ、こればかりは仕方ないさ

お、この子は昔俺によく懐いてくれていた黒猫の子によく似てる
ツンデレな所もそっくりだ(苦笑



●猫に集られる聖者(ただし、ぼっ(ry))
 鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)はグリモア猟兵の言葉通り、まったり湯治くらいの勢いでネコ公園に訪れていた。
(戦争は、上を見たらキリがないし自信を無くすけれど、自分なりには頑張ったと思う)
 慌ただしい羅針盤戦争も終わりを見て、自分自身を労う意味でものんびりしたいなーと考えていたひりょの周りは既に猫まみれであった。
「しかし……癒されるなぁ……」
 油断すると猫に埋もれていきそうな勢いであるが、本人的には癒されているので大丈夫だろう、うん大丈夫なはず。

 小さい頃から小動物はたくさん寄ってくる体質らしい。
 そのこと自体は嬉しいことだけれども、それだけが過去に在る話ではない。意図せず思い出してしまうのは自身の力のことであった。
(……無意識に使って周りに気味悪がられて辛い目に遭っていた頃を思い出すよ)
 聖者の身に宿る回復の力。それは超常のありがたい力でもあるが、『有り難い』力でもある。そんな力を持つひりょを人が遠巻きにするのは想像に難くない。
 しかし、そんな時でも動物たちはずっとひりょの側にいてくれたのだ。
 ただ……今日も今日とてぼっちである。
「……はぁ」
 目下、こういうところへ一緒に来てくれる友人を募集中なひりょさんでした。

「……こうして動物達には懐かれるんだけどなぁ……」
 近寄ってきてすりすりしてくる猫たちをもふ撫でしながらひりょが呟く。
(この一割でも女の子に懐かれてたら、もっと楽しい人生送れていたのかな?)
 なんて思うこともあったりなかったりするわけだが。
「……まぁ、こればかりは仕方ないさ」
 寂し気な笑みを浮かべるひりょさん。意外と周りに女性が多い気もするのですが、何でなんでしょうね?(注:筆者の主観です)

 まぁさておき。
 そんなひりょを癒すべく? あるいはひりょを慕って。
 猫さんたちはいっぱい近づいてきてはすりすり、頭の上や膝の上に飛び乗ったり、とやりたい放題である。
 特に何度も近づいてきたり離れたり、すりすり甘噛みねこぱんちを繰り返しているのは、1匹の黒猫であった。
「お、この子、あの子によく似てる……」
 あの子というのは、昔ひりょによく懐いていた黒猫の子のこと。よく近づいてきてはすりすりしてくるものの、撫でようとすると逃げるし、ほかの子と遊んでいると突撃してきた。
「ツンデレな所もそっくりだ」
 ほかの子を撫でているところへ割り込んできた黒猫に思わず微苦笑しながら。
 デレ期の黒猫の頭を優しく撫でるひりょであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シビラ・レーヴェンス
露(f19223)と。
無から有を生み出すコンコンは興味深いが…。
今日はのんびりとする。そろそろ春も近いな。
以下心の声。
故郷はこんなに暖かい日差しは浴びられなかった。
(猫さんが数匹膝に乗って寝転がり両肩にも乗ってくる)
今でも変わらずに白と灰色の世界なのだろうな。
(両肩に乗る猫さん達がぐりぐりと強引に頬すり開始)
偶には故郷に帰ってみるのもいいかもしれないな。
(露さん猫さんに負けじと抱きつき猫と一緒に頬擦り)
かなりの年月帰ってない。流石に掃除が必要だろう。
(手や髪にじゃれてる猫さんに負けじと露さんもじゃれる)
年に2度ほど帰って過ごすもの悪くないかもしれない。
(露さん猫と喧嘩始めた為ため息)
阿呆が…。


神坂・露
レーちゃん(f14377)と。
とってものんびりできそうな公園ね。素敵だわ♪
わーい。レーちゃんと何して過ごそうかしら。
うーん。本人に聞いてみよう。そうしよう!
…って振り返ったらベンチでぽーっとしてるわ。
そして猫さんが群がってレーちゃん弄ばれてるわ。
…。
あたしも…しなくちゃッ!負けてられないわッ!
まずは猫さんと一緒に頬擦り。えいえい、ぐりぐり♪
猫さんのように頭からぐりぐり頬すりするわ♥
あ。手とか髪を…じゃあじゃあ~あたしも~。わーい♪
レーちゃんと猫さんの匂いと手触りで気持ちがいいわ♥
ああ!レーちゃんの頬ぺろぺろ嘗めてる。ずっるーい!
あたしも嘗めたいわ。猫さんそこ譲って…え?ダメ?
(猫パンチの応酬)



●晴れた空の下で
「とってものんびりできそうな公園ね。素敵だわ♪」
 今日も今日とて、めっちゃ乗り気な神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)に連れられて。
「……むぅ」
 シビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)はネコ公園に足を踏み入れた。猫たちがいっぱいいる。興味津々な露は既に突撃していた。
 そんな様子を見ながら、シビラはほう、とため息ひとつ。
(今日はのんびりとする。そろそろ春も近いな)
 近くにあったベンチに座り込むシビラ。
(無から有を生み出すコンコンは興味深いが……)
 それよりも今日は猫日和である。

「わーい」
 ひと通り公園の中を見て回った露はその情報を元に、うんうんと頷く。
「レーちゃんと何して過ごそうかしら」
 露にとってやはり大事なのはそこだ。むしろそこだけだ。
「うーん……本人に聞いてみよう。そうしよう!」
 くるっと振り返って最初の入口へ戻ろうとした露。
「……って既にベンチでぽーっとしてるわ。そして猫さんが群がってレーちゃん弄ばれてるわー?!」
 そこに在ったのはシビラの形をした猫タワーでした。
「あたしも……しなくちゃッ! 負けてられないわッ!」
 猫まみれに突撃する露の姿がそこにあったのです。

 そんなわけでベンチで座ってぼーっとしているシビラの下に集う猫たちと露。ある意味いつも通りともいえる光景です。

 まったりとしながら空を見上げるシビラ。そこには暖かな日差しがあって。
(故郷はこんなに暖かい日差しは浴びられなかった)
 一方。
「にゃーん」(シビラの膝の上を数匹が占拠)
「にゃーん」(両肩も陣取ったぞって鳴き声)
「えいえい、ぐりぐり♪」(猫さんに負けじと頬擦りする露さん)

 しかしシビラは動じない。というか、猫とか露とか認識しているのだろうかコレ?

(今でも変わらずに白と灰色の世界なのだろうな)
 何事もなかったかのように、シビラの思索は変わらず続いて。
「なぁ~ん」(両肩に乗った猫さんがぐりぐりと強引に頬すり開始した図)
「あ、あたしもあたしも! すりすり♥」(猫さんに負けじとシビラの後ろから頭をぐりぐり頬すりする露さん)
 こっそりどころか、全力で露vs猫さんの張り合い勃発。

 しかしシビラは動じない。というか、以下略。

(偶には故郷に帰ってみるのもいいかもしれないな)
 シビラの胸に訪れるのはわずかな郷愁だろうか。
「にゃーん」
「にゃーん! ってあたしのアイデンティティが危険だわッ」
 実際に物理的に訪れているのは、猫さんに負けじとシビラに抱き着き、猫さんと一緒になって頬ずりしている露さんである。

 しかしシビラは(略)

(かなりの年月帰ってない。流石に掃除が必要だろう)
 故郷の我が家はさてどうなっているだろう。それを思うと面倒にも感じるが、それでも故郷とは『そこに在る』ものである。
「にゃーん?(じゃれじゃれ)」
「あ。手とか髪を……じゃあじゃあ~あたしも~。わーい♪」
 今ここに在るのは猫さんと一緒になってシビラにじゃれついている露さんである。
「レーちゃんと猫さんの匂いと手触りで気持ちがいいわ♥」
 そしてとってもご満悦です。

 しかし(ry)

(年に2度ほど帰って過ごすもの悪くないかもしれない)
 そんな時間も必要なのかもな、と思いながら、ほぅっ、とシビラは息を吐きだして。
「なぁ~ん」
「ああ! レーちゃんの頬ぺろぺろ嘗めてる。ずっるーい!」
 両肩のベストポジションからシビラの頬をぺろぺろなめる猫さんたちに嫉妬爆発の露。
「あたしも嘗めたいわ。猫さんそこ譲って」
「ニャーン!(ねこぱんち!)」
「え? ダメ?」
「ニャーン!(ねこぱんち!)」
「譲ってーー!!(わんこぱんち)」
「にゃー!(ねこねこぱんち!)」
 なぜか唐突に始まったねこぱんちの応酬。肩の辺りでそんなバトルを始められたら、さすがのシビラも動かざるを得ない。
「はあ……阿呆が……」
 まったりタイム終了、と言わんばかりに立ち上がるシビラ。そうすると肩とか頭の上とかに乗っていた猫たちが一斉に露に向けて落ちていって。
「にゃーん?!」
「きゃぁぁぁぁ?!」
 大量の猫爆撃に埋もれていく露さんなのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

緋神・美麗
猫公園、素晴らしいわねぇ。最近戦いっぱなしだったしリフレッシュは大切よね。今日はめいっぱい猫ちゃん達を愛でるわよ。

ブラッシング用のブラシ持参。餌や玩具はコンコンコンで現地調達。
ブラッシングしたりもふもふしたり餌をあげたりもふもふしたり一緒に遊んだりもふもふしたり。
来るもの拒まずだが小さい子が特に好き
「今日は一日ずっとこうしていたいわねぇ」



●ブラッシングもふもふ
 たったったっと小走りに駆けてきて。
「猫公園、素晴らしいわねぇ」
 緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)はネコ公園の入り口から中を眺めて、そう告げる。
「最近戦いっぱなしだったしリフレッシュは大切よね」
 とここを訪れた、思い立ったら即行動な行動力溢れる性格は母親譲りらしい。
「今日はめいっぱい猫ちゃん達を愛でるわよ」
 そう言って、ネコ公園に突撃(?)する美麗であった。

 見た目、ボーイッシュでガサツなように見える美麗だが、実はお嬢様スキルが何気に高い。此度もすちゃっと掲げたのはにゃんこ用のブラッシングブラシ。抜かりはないってやつである。
 後は猫たちに近寄ってきてもらうだけなので。

 コンコンコン。

 と近くの木を叩けば、ぽんっ、と出てくるチュールとねこじゃらし。
「うん」
 満足げに頷いた美麗はさっそくねこじゃらしをふりふりっていうか、ぶんぶんっていうか。振ってみると近くにいた猫たちがぴくっと反応する。だが『釣られてやるもんかー』って調子で一生懸命ぷいっとしているにゃんこたち。
「むむ……!」
 これは手強い。しかし、そこで引き下がる美麗ではない。
 再度コンコンコンとすれば、今度はネジ巻き式の玩具のネズミが出現。早速使ってみると、しゅばばばっと猫たちの目の前を走っていくネズミ。
「……!」
 それは猫の本能を全力で刺激したのだろう。思わず猫たちの体が動いた瞬間。
「これでどうっ?」
 猫たちの視界に入るようにして、再度ねこじゃらしアタック(激)。
「にゃーん!」
 思わず動いてしまった体は我慢がきかない。1匹の猫が美麗の思惑通り、ねこじゃらしにダイブ&じゃれつく!
「にゃーん!」
「なぁーん!」
 そうなったら後は雪崩式に増えるわけでして。ねこじゃらし二刀流に飛びついてくる猫たちを、美麗は軽やかに操りながら。公園の中のベンチに誘導。そして着席。ここで必殺のチュールを差し出すのであった。

 お腹いっぱいになった猫たちは満足したのか、遊び疲れたのか。それとも美麗に気を許したのかも。
 そんな雰囲気で猫たちは美麗と一緒にベンチの上でもふっと丸まったり、近くをてってってっと歩いていたりする。
 その1匹を掲げ上げて膝に乗せた美麗はブラシを手にブラッシング開始。どうやらねこじゃらしが激しかったようで、乱れまくっている毛並みを整えてあげる。
「うん、綺麗になったわね」
「にゃーん」
 ブラッシングされて心地よくなったのか、美麗の膝の上で満足げなにゃんこ。そんな無防備な体をさらされては、もちろんもふもふするしかない。

 もふもふもふもふもふもふ。

 その光景を見た他の猫が『今度はわたしー』と膝の上に乗っかってくる。
「来るもの拒まず、じゃんじゃん来なさい」
 と美麗は膝の上にいた子をそっと横にどけてから、次の子を膝の上に乗せてブラッシング。そんな風に丁寧にブラッシングしていると、いつの間にやらベンチの上に猫たちの待機列ができちゃったりしている。
 その列の最後にいたのは茶トラにゃんこであった。まだ生まれて日が浅いのか、ともすれば簡単に両手の中に納まりそうなくらいの小さな子猫。
「~~♪」
 来るもの拒まずだが、小さい子が特に好き。そんな趣味の美麗は膝の上をもふっと陣取った茶トラ子猫を特に丁寧にブラッシングしていく。すると気持ちが良すぎた? そのまま膝の上で寝始めてしまう茶トラ子猫。すやすやと呼吸に合わせて動く茶トラ子猫の温かさ。それが太ももを通じて美麗に伝わってくる。
 もふっと柔らかい、ほっとする温かさ。
「今日は一日ずっとこうしていたいわねぇ」
 美麗の想いがするっと零れる。
 そんな程度にはほんわかもふもふな光景がここにあったのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アーネスト・シートン
こんなところがあるとは。
猫だらけの公園、しかし、野良猫なんでしょうけど、状況的に違うとも言えるような状況ですが。
用意周到なまでに出来たコンコンコン…

やっぱり、猫ちゃんは可愛いですね。
まずは、猫じゃらし玉を用意して猫と遊びましょう。
うん、可愛い。
そして、またたび。
いやー、可愛い。
ゴロンゴロンしちゃって、仕草も可愛い。

何気なく大きい猫がいますね。(ラグドールとか)
もっふもふ。モフモフですね。もふもふ。

ちょっと待て、猫型キマイラさんもしれっと紛れ込まないでいただきたいのですが。大きさが既にネコ科猛獣なんですが。
それでも、もふもふは素晴らしい。



●ここは猫の楽園?
「こんなところがあるとは」
 アーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)はネコ公園の入り口で感激に浸っていた。

 そう、猫だらけの公園である。

(しかし、野良猫なんでしょうけど)
 少し、家猫もいるが、まぁだいたいは野良猫である。
(状況的に違うとも言えるような状況ですが。用意周到なまでに出来たコンコンコン……)
 何やら思うところがあるアーネストであったが、とりあえずそれは置いておいて。
 猫の楽園に突入する、動物が好きなアーネストであった。

 まずは猫じゃらしを用意して、猫の前で振ってみる。全力じゃれの猫。
「やっぱり、猫ちゃんは可愛いですね」
 そして次は玉を転がしてみる。べしっ、べしっと叩いて遊ぶ猫。
「うん、可愛い」
 ここで、必殺のまたたび登場。
 またたびを見るや否や、じゃれつく猫たちだが、その内酔ったかのように、動きがとろーんとしていくにゃんこたち。でもじゃれつくのはやめない。
「いやー、可愛い。ゴロンゴロンしちゃって、仕草も可愛い」
 アーネストにとって、そこにいたのは天使以外の何者でもなかった。

 ひと通り、目の前の猫たちと遊んだアーネストは他の場所も見てみようと立ち上がる。
(何気なく大きい猫がいますね)
 ラグドールとか。もふっとベンチに座って日向ぼっこしているので、これはもふるしかない。
 もふもふ、もふもふ。
「ふふっ。もっふもふ。モフモフですね。もふもふ」
 ちょっとクスリでも決めてるんじゃないかっていうくらいの幸せそうな笑み。だが猫は合法なので何の問題もない。むしろもっと決めた方がいい。
 他にも、と思って立ち上がろうとしたアーネストの前を駆けていく一体の……。
「ちょっと待て、猫型キマイラさんもしれっと紛れ込まないでいただきたいのですが。大きさが既にネコ科猛獣なんですが」
 アーネスト的には同じもふもふを持っていたとしても全然違うらしいです。
「それでも、もふもふは素晴らしい」
 次なるもふもふを探して、ネコ公園を堪能するアーネストでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『つよくてかわいいアニマルズ』

POW   :    丸太クマさん怪人・ウェポン
【丸太兵器 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    鉄球ワンちゃん怪人・ジェノサイド
【鉄球攻撃 】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    ピコハンウサちゃん怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【ピコハン 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●対決! もふもふアニマルズ!
 ネコ公園を思う存分堪能していた猟兵たち。もふもふだったり、もふもふだったり、もふもふだったり、なぁーん。
 そろそろ語彙が崩壊したり、性格が崩れそうな猟兵が出てきてもおかしくないくらい、3時間ほど猫たちを遊んでいた猟兵たちの前に、それはついに現れたのである。

 それは丸太を持ったクマさんと鉄球を持ったワンちゃんとピコハンを持ったウサちゃんの大群、『つよくてかわいいアニマルズ』であった。

「解せぬ」
「我らとて毛皮があってもふもふなのに」
「何故我らより弱い猫だけがもふられるのか」
 開口一番、彼らは言う。そう、動物に生まれたなら強い方がモテるはず。その上、彼らの毛皮とてもふもふっとしているのだ。

 ならば、『つよくてかわいい』を自称する我らアニマルズが真っ先にもふられて当然だとは思わないか?

 それが彼ら(彼女ら)の主張だったのだ!

「なのに何故」
「我らを見ただけで逃げる猫ら」
「貴様らだけがもふられるのだ?」

 アニマルズ理論ではここにいる猫たちは、きっとヒエラルキーの最下層にいる存在だろう。そんな者たちだけがもてはやされるなんて。

 ――ギリィ。

 歯ぎしりの音がした。

「つまり」
「我らが求めるもの」
「もふれ! 我らをもふれ!」
 丸太と鉄球とピコハンを振り回しながら、そんな要求をしつつ近づいてくるアニマルズ!
 このままでは猫たちが危ない! というか、見た目と要求が合ってなくて普通に怖いぞアニマルズ!

 アニマルズを放っておけばここにいる猫たちはもちろん、キマフュー中の猫たちの命が危ない。ここで倒さねば!
 アニマルズを倒すべく、猟兵たちは立ち上がるのであった!

※補足※
プレイングボーナスはマスターコメントの通り。
戦場は公園内。猫たちは猟兵たちの指示に従います(いっぱい遊んでもらったので!)
アニマルズはもふると大人しくなりますが、猫たちがこの世から消失しない限り戦闘を止めることはありません。
菫宮・奏莉
えへへへへへへ……このまま埋もれてしまいたいのです……って、え?

も、もふるのですか? たしかに気持ちの良さそうな毛皮ではありますが……。
と、とりあえず名残惜しいですが、猫さんはちょっと避難していてくださいですね。

えーっと……アニマルズさん、でしたです?
まずは丸太と鉄球、ピコハンもしまってみてはいかがでしょうか。
振り回されていては、もふりたくても、もふれないのです。

武器を下ろしてくれたら【怪力】と【Devil's luck Sharing】付きで、
しっかりもふっちゃうのです。

あっ……加減しようと思ったら、滑って全力になってしまったのです。
もふりという名の鯖折りに悪運がのるって、危険でしたですね。



●それは言うなれば棚から落ちてきた牡丹餅が鉄で出来ていた感じ
 菫宮・奏莉(血まみれ勇者・f32133)はとてもご満悦でした。
「えへへへへへへ……このまま埋もれてしまいたいのです……」
 むしろ猫の中に溶け込んで……いや、溶けてるなコレ?
 そんな感じで猫たちのもふもふを全力堪能していた奏莉。
「……って、え?」
 しかし、至福の時は突如終わりを告げる。『つよくてかわいいアニマルズ』がネコ公園に乗り込んできたのだ!
 しかも、理不尽(?)な要求をしつつ、武器を振り回している!
「も、もふるのですか? たしかに気持ちの良さそうな毛皮ではありますが……」
 違うそうじゃない。いや、違わないんだけど、もうちょっと別ベクトルで動じて奏莉さん。
「と、とりあえず名残惜しいですが……」
 このままで猫さんたちが巻き込まれる。
「猫さんはちょっと避難していてくださいですね」
 よっ、と猫さんから脱出した奏莉は癒しの存在をそっと見送る。後でまたいっぱいもふろう。そんなことを考えつつ、奏莉もまた戦闘態勢(?)に入るのでした。

「「「もふれぇぇぇぇっ!!!」」」
 そんな和やかな時間は、アニマルズの声によって遮断された。
 奏莉が振り向くと、さっきより振り回し速度が上がっている。というかこれ普通の人は近づけないのでは?
「えーっと……アニマルズさん、でしたです?」
「うむ」
「わん」
「ぴょん」
 最後鳴き声じゃねぇ、とツッコむような人はここにはいなかった。
「まずは丸太と鉄球、ピコハンもしまってみてはいかがでしょうか」
「なんだと?」
「おのれ」
「我らを謀る気か」
 奏莉の提案に、和やか(殺気有)な雰囲気が一気に殺伐(殺気有)に変わる。
 そこは触れてはいけない箇所だったのか!?
 しかし奏莉さん殺気に気づいていないのか、首を傾げながらこう言ったのです。

「振り回されていては、もふりたくても、もふれないのです」
「「「……!!!」」」

 奏莉の言葉にものすごいショックを受けた顔をするアニマルズ。そのまま膝から崩れ落ちたりしている。
「バカな……」
「我らのチャームポイントが……」
「我らの望みを遮っていたというのか……」
 それチャームポイントだったんだ、とツッコむような人はここには(以下略)
 そうか、これチャームポイントだから振り回していたのか。
 そう考えるともう存在意義から色々問題があるのだが、それはさておき。

 幸か不幸か。崩れ落ちたことで武器を手放したアニマルズ。それを見て奏莉は『もふられ態勢完了』と考えたようだ。
「これならもふれちゃうのです」
 と意気揚々に近づいていく奏莉。その姿だけを見れば微笑ましい(?)光景なのかもしれないが、忘れてはいないだろうか? 奏莉さんがかなりのドジっ子であるということに!!
 その奏莉の手がピコハンウサちゃん怪人に伸びる。
「もふもふ~~~あっ」
 もふっ、ばきっ。
「ぎゃぁぁぁぁ?!」
 ピコハンウサちゃん怪人、本気の悲鳴である。
 説明しよう! 意気込んでもふろうとしたら勢い余って足を滑らせて毛皮を掴むつもりが骨を掴んだのである! 普段は調整の効く怪力もこういう時は全開になる。
「滑って全力になってしまったのです」
「ならないから!!」
 あまりの展開に思わず叫ぶ怪人たち。しかし、天然のドジっ子を舐めてはいけない。何故かどういうことなのかちゃっかり【Devil's luck Sharing】が発動しているのである!
 何かって言うと、極まった悪運というか、ドジっ子属性を付与することで不幸の連鎖からの災禍による追加攻撃を与え続けるユーベルコードである。
 つまり、コケる。ぶつかる。隣の人の武器が刺さる。
「あっ?!」
 奏莉も第二弾炸裂。ずるっとコケて目の前のピコハンウサちゃん怪人に抱き着く形になる。怪力で。腰にタックルする勢いで。ぎゅーっとしがみつく。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」
 先ほどよりも悲痛な声が響き渡る。
「もふりという名の鯖折りに悪運がのるって、危険でしたですね」
 そんな不運があって……いやぁ奏莉さんならあり得るかぁ。
「「「ぎゃあああああっ!!!」」」
 アニマルズの悲鳴が響き渡っているけれども、ドジっ子全開である意味和やかな(?)光景がネコ公園に繰り広げられるのでした。
 あ、アニマルズは全員倒れました。

大成功 🔵​🔵​🔵​

緋神・美麗
絡み・アドリブ歓迎

別に来なくていいのに本当に余計なのが乱入してきたわねぇ。折角の時間を邪魔してくれるとかそれなりの覚悟は出来てるんでしょうねぇ。さっさと片付けて憩いの一時に戻るわよ。

小さな仔猫を抱きかかえて庇いながら戦闘
「そんな殺気塗れで得物を抱えてるようなのをもふりたいと思うわけないじゃない…」
「いたいけな仔猫を襲おうだなんてそれだけで倒すのに十分な理由よね。容赦しないわよ」
丸太の間合に入る前にUCでまとめて薙ぎ払っていく
「さて、迷惑な雑魚はこれで片付いたかしらねぇ」
雑魚が片付いたらもふもふタイムを再開する



●もふもふに勝る優先事項無し!
 ネコ公園に乗り込んできた招かざる客『つよくてかわいいアニマルズ』。その姿を認めて、緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)はご機嫌斜めであった。
「別に来なくていいのに」
 本当だよ。今日一日もふっていたかったのに、本当に余計なのが乱入してきたよ。

 ゆっくりと立ち上がった美麗はゆら~りと振り返って、アニマルズを視線で射抜く。
「折角の時間を邪魔してくれるとかそれなりの覚悟は出来てるんでしょうねぇ」
「わ、我らをもふ……」
「さっさと片付けて憩いの一時に戻るわよ」
「もふれぇぇぇぇっ」
 美麗の鋭い視線にびびったアニマルズは涙目で突撃してきたのでした。

「「「もふれぇぇぇぇっ」」」
 丸太クマさん怪人を先頭にジェットなんとかを仕掛けてくるアニマルズ!
「……っと」
 その疾風のような突撃(3人分)をさらっとかわす美麗。巻き込まれそうだった小さな仔猫(最後まで美麗の膝から動かなかった)を抱えて一緒に回避である。
「そんな殺気塗れで得物を抱えてるようなのをもふりたいと思うわけないじゃない……」
 至極正論の言葉のナイフがアニマルズの精神にクリティカルヒットだ!!
 がくっとその場に膝をつくアニマルズ!
「ま、まて……」
「その猫とて、時には殺気丸出しで」
「鳥とかを食うのだぞ?」
 アニマルズの言葉に、美麗が腕の中の仔猫を覗き込む。
「にゃーん?」
 美麗の視線に気づいたのか、首を傾げる仔猫。手にはもふもふっとした温かみ。
「いたいけな仔猫を襲おうだなんてそれだけで倒すのに十分な理由よね」
「「「理不尽!!!」」」
 アニマルズからしたら理不尽かもしれないけれども、猫好きからしたら正統すぎるというか、それ以上の理由いる? って感じなので採用されます。
「容赦しないわよ」
 立ち上がって体勢を立て直す前のアニマルズに対して、美麗は手を頭上に掲げる。その掌に集う光。それは一点に収束されて。
「【拡散極光砲(スプレッドハイメガキャノン)】!!」
 美麗の手から全周囲に拡散されつつ放たれる光線。それは一点から幾条にも分かたれつつ、威力が全然減衰していないという、本気で容赦のない攻撃。
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」」」
 アニマルズにそんな熾烈な攻撃をかわす余裕などなく(精神的ダメージがひどい)、美麗の思惑通りまとめて薙ぎ払われて吹っ飛ばされていくアニマルズ。

 光が全て拡散された後。その場に残っていたのは美麗と猫たちだけである。
「さて、迷惑な雑魚はこれで片付いたかしらねぇ」
「にゃーん」
 美麗の声に、戦闘中はと腕の中に納まっていた仔猫がするりと抜け出してくる。

 またなんか湧くかもしれないけれども。
 とりあえず、ともふもふタイムを再開する美麗であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鹿村・トーゴ
ケイラ【f18523】と

あ。なーんかややこしー敵さんが来なすった
抱っこ中の白地に黒ぶち猫を肩に乗せて撫でながら「ちょい落ち着いて乗っかっててくれる?」【動物と話す】
相棒の鸚鵡ユキエと目配せしUC準備万端、ユキエは頭に着地待機(猫と弄り合い)
【忍び足】で接近
よっし、もふっちゃる!と手をわきわき
ユキエも『もふっちゃうよ!』と喋る

…何だよ変態さんじゃねーぞ
お前さんがもふれってゆーたんじゃん
アニマルズの耳したとか背中とかうりうりもふり
犬の肉球ぷにり兔の額掻き撫で熊の肩首の剛毛をわしわし
大人しくなった頃を見て金太郎遊びするかーと
ユキエに合図UC発動
猪で体当たり、わんこ【カウンター】で掴んで投げ

アドリブ可


ケイラ・ローク
トーゴ【f14519】と一緒に参加
アドリブ絡みOK

敵さん?あっ、あいつらね!
でもちょっとカワイイかも~♪もふれ!なんておねだりする子はじめてねっ
いいわよぅ、キミたちも猫ちゃんも撫で倒してあげましょうねっ、かもん♥
あらトーゴ
そうだわ、アニマルズちゃんをもふってる記念撮影なんてどう?
はいはい、要らないのね
んもー甲斐ない子だな~キミ(ぶーと拗ねる)
アニマルズちゃんを猫ちゃんと同様に撫でて猫用のお菓子でもいいならあーんして食べさせてあげるねっ
モフられて大人しくなったアニマルズを甘やかすように抱きかかえそのまま三つの獣、巨大白猫になってぎゅっと圧迫、大きな前足の爪でえぐっちゃう
不意打ちみたいでごめんネ!




 ネコ公園に乗り込んできた『つよくてかわいいアニマルズ』。
 鉄球を振り回しながら徐々に距離を詰めてくる鉄球ワンちゃん怪人たちの気配を感じて振り返ったのは、ネコ公園の中にいた鹿村・トーゴ(鄙村の外忍・f14519)とケイラ・ローク(トパーズとアメジスト・f18523)である。
「あ。なーんかややこしー敵さんが来なすった」
「敵さん? あっ、あいつらね!」
 緊張感無い感じだが、ちゃんと油断なく態勢を整えております。

「でもちょっとカワイイかも~♪ もふれ! なんておねだりする子はじめてねっ」
 ぶんぶん振り回される鉄球は見えていないのか、ケイラは楽しそうに笑って。
「いいわよぅ、キミたちも猫ちゃんも撫で倒してあげましょうねっ、かもん♥」
 鉄球ワンちゃん怪人たちへ、逆にじりじりと間合いを詰めていくケイラ。
 そんなケイラを見送りつつ、トーゴは抱えていた黒ぶち猫へ視線を落として撫でる。
「ちょい落ち着いて乗っかっててくれる?」
 そう言って自分の肩に黒ぶち猫を乗せるトーゴ。もう片方の肩には相棒の鸚鵡『ユキエ』が乗っていて、反対側から心配そうに黒ぶち猫をのぞき込んでいる。
 そんなユキエにトーゴが視線で合図を送ると、ユキエはトーゴの頭の上に移動。肩からちょっかいを出してくる黒ぶち猫と遊ぶユキエに準備万端とトーゴもまた鉄球ワンちゃん怪人に向き直る。

 そんなわけで一足先にケイラがもふっているアニマルズの下へトーゴ到着。
「ぐあああああ……」
「ぐおおおお……」
「ア゛オ゛ーン……」
 声が野太いが、もふられてご満悦の鉄球ワンちゃんたちの声である。ケイラになされるがままにもふられているご様子。
 もふっている間は攻撃も受けないようだ。それを確認したトーゴもまたその戦線(?)に身を投じることにする。
「よっし、もふっちゃる!」
 と手をわきわきすれば、鉄球振り回しを止める鉄球ワンちゃん怪人。
「もふっちゃうよ!」
 とトーゴに追随して喋るのは頭の上のユキエである。
 そんなわけで。

 もふもふもふもふもふもふもふ。

 無表情なまま鉄球を手にしたワンちゃんをもふる2人の猟兵の図。

「あらトーゴ。アニマルズちゃんをもふってる記念撮影なんてどう?」
 隣で怪人をもふり始めたトーゴを見てケイラが声をかける。
「いや、いいや」
「はいはい、要らないのね」
 あっさり断るトーゴに肩をすくめるケイラ。
「んもー甲斐ない子だな~キミ」
 トーゴの様子にぶーと拗ねるケイラ。仕方ないので、目の前の鉄球ワンちゃんを撫でる。さすがに猫用のお菓子はダメっぽかった。
 トーゴもまたもふりに集中。鉄球ワンちゃん怪人の耳したとか背中とかを、うりうりもふり。脱力した鉄球ワンちゃん怪人の肉球をぷにりとするトーゴ。

 もふもふもふもふもふもふもふ。
 もふもふもふもふもふもふもふ。

 もふりが深くなればなるほど、大人しくなっていくアニマルズ。

 そんなアニマルズを甘やかすように抱きかかえるケイラ。
 そして放つのはユーベルコード【三つの獣】。戦闘力が増加する白虎みたいなオッドアイの巨大猫又に変身して、そのままぎゅっと圧迫。周りで大人しくなっていた鉄球ワンちゃん怪人たちも大きな前足の爪でえぐるようにして薙ぎ払う。
「不意打ちみたいでごめんネ!」

 一方、トーゴも次の行動に移っていた。
 もふって大人しくなっていた鉄球ワンちゃん怪人に対して。
「金太郎遊びするかー」
 と声をかけつつ、それはユキエへの合図。ユーベルコード【牙寄せ】発動。ユキエの体を依り代にして、黒い牙を持つ白い猪が召喚される。ユキエに乗って、そのまま鉄球ワンちゃん怪人たちの群れに体当たりをぶちかますトーゴ&ユキエ。そしてユキエの上から鉄球ワンちゃん怪人を掴んで投げ飛ばす。

 そんな感じでトーゴとケイラにさくっと排除されるアニマルズなのでした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アーネスト・シートン
あ、はいはい。
確かに、他の動物も可愛いですし、猫も可愛いですよ。
わたくし、動物は大好きですし、選り好みもあまりしませんよ。
…虫や微生物は除きますが。

で、あなた方、猫に嫉妬してないで、それぞれ磨くべきですよ。
犬や兎はそれぞれ支持層がいるのに。クマは猛獣だから、大人には若干近寄りがたいかもなんですけど。

まぁ、二足歩行のオブリビオンが猫いじめするのは、全力で止めさせていただきますよ。
犬や兎はともかく、クマですら避ける猛獣を呼ばせていただきますよ。
というわけで…狼たちを呼ばせて頂きますよ。
14匹の狼が、あなた達を獲物として襲わせますよ。
というわけで…やっちゃえ。(狼たちが連中を襲う)

アドリブ歓迎




 ネコ公園に乗り込んできた『つよくてかわいいアニマルズ』の『もふれ!』という、あまりにも唐突な要求。
「あ、はいはい」
 しかしアーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)は動揺もなく、すっと立ち上がってアニマルズに向き直った。
「確かに、他の動物も可愛いですし、猫も可愛いですよ。わたくし、動物は大好きですし、選り好みもあまりしませんよ」
 ただし、虫や微生物は除く。
 そんな彼にとって、手元の猫たちもアニマルズもそう大差ないのだろう。ゆえに彼は告げる。
「で、あなた方、猫に嫉妬してないで、それぞれ磨くべきですよ」
「「「!!!」」」
 唐突に突きつけられた提案。それにショックを受けたアニマルズが動きを止める。
「犬や兎はそれぞれ支持層がいるのに。クマは猛獣だから、大人には若干近寄りがたいかもなんですけど」
「「!!!」」
「……」
 アーネストの言葉に何かを見出すワンちゃん怪人とウサちゃん怪人。そして追撃ショックを受けているクマさん怪人。

 周りを蹴落とすより自身がもふられるように磨きをかければいい。それはある意味では限りなく正論である。アーネストの言うことは正しい。だが彼らは怪人、オブリビオン。過去より滲み出した過去そのもの。過去が変わることなど、ありえないのだ。
 ゆえにショックを受けただけで留まり。
「いや……」
「我らは今の状態が最高」
「磨く必要など無し!」
 再び武器を取って立ち上がるアニマルズ。
「まぁ、二足歩行のオブリビオンが猫いじめするのは、全力で止めさせていただきますよ」
 その様子を見てアーネストもまた猫たちを守るために立ち上がる。猫たちがささっとアーネストの後ろへ回って落ち着くと、アーネストが手をかざす。
「犬や兎はともかく、クマですら避ける猛獣を呼ばせていただきますよ」
 と【群狼召喚】発動。14頭の灰色狼の群れを呼び寄せる。
「というわけで……やっちゃえ」
 さらっとしたアーネストの指示に従ってアニマルズに襲い掛かる灰色狼たち。
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」」」

 そんな感じでアーネストの呼び出した狼たちにさくっと倒されていくアニマルズなのでした。

成功 🔵​🔵​🔴​

シビラ・レーヴェンス
露(f19223)と。
…。(面倒そうなのが来たので再び座る。無言で。)
露が相手にするようだから私は黙って見守っていよう。
彼らは猫達に敵意があるようだから対応しておこうか。
【小さい援軍】達に私を中心に四方へ結界を張って貰う。
幸い猫達は私の周囲に居てまた集まってくるから楽だ。
…。(召喚し頼んでいる間にも膝や肩や頭に乗られたり)
「頼むぞ。『私』達」
猫達は小さい私達にも興味津々でじゃれてたりしているな。
ふむ。私達の人数を通常の人数で呼ぶ。今日は遊ぶといい。
「…すまないが、結界を張っている子にはやめておいてくれ」
猫達に言うが聞いてくれ…たな。ふむ。賢いな。君たちは。
(シビラ猫タワー二号の建造完成である)


神坂・露
レーちゃん(f14377)。
きゃー♪降ってきた猫さんがどいてくれないわ♥
もふもふされて気持ちがいいわ。わーい♪可愛い。
身体が動かせないから猫さんの身体に顔も埋めるわ。
「あなたお陽様の匂いがするわ♪ いい匂い」

?つまり遊んでほしいのね!この動物さん達は♪
「わーい。遊ぼ遊ぼ♪ 何がいいかしら?」
って両腕広げながらアニマルさん達に近づくわ。
遊び道具はあるみたいだからそれで遊ぶのかしら?
「もふるの? ならその道具は置かないとできないわ?」
「えぇー! その道具ってアイデンティティってのかしら。
じゃあじゃあ、手を離すと姿がすーって消えていったり?」
わくわくしながら言うけどアニマルさん達に怒られたわ。あれ?




 ネコ公園に乗り込んできた『つよくてかわいいアニマルズ』。
「……」
 それを見たシビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)はそっと無言でベンチに着席した。『面倒そうなのが来た』と言わんばかりである。

 一方、いつも一緒の神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)は。
「きゃー♪ 降ってきた猫さんがどいてくれないわ♥」
 まだ猫にまみれていた。というかベンチで横になっている露の上を猫たちが闊歩していた。
「もふもふされて気持ちがいいわ。わーい♪ 可愛い」
 そんな状態で身体を動かせるわけもなく、猫になされるがまま。猫もすっかり慣れたのか、露の顔の上で丸まって座り込む始末。埋もれる露。
「あなたお陽様の匂いがするわ♪ いい匂い」
 とまぁ猫堪能モードだったのだが。

「「「もふれぇぇぇぇっ!!!」」」

 空気を読まずにアニマルズが突撃してきた。

「? つまり遊んでほしいのね! この動物さん達は♪」
 露さん、新しい遊び相手が来たくらいの勢いで起き上がるの図。それ、一応怪人です、オブリビオンです……。
「わーい。遊ぼ遊ぼ♪ 何がいいかしら?」
 しかし露は気にせずに、両腕広げながらアニマルズに近づいていく。
「……」
 その様子を見てシビラ。『アニマルズは露が相手にするようだから』と、黙って見守る態勢に入る。
 ただ万が一がある。アニマルズの敵意はいまだ猫たちに向けられているのだから。
「……ふむ」
 対応が必要かと考えたシビラは座ったままで詠唱(背中をよじよじ登られている)
 【小さい援軍】を使用して黒ヴェールをかぶった手乗りシビラたちを召喚する。
「頼むぞ。『私』達」
 シビラ(本体)の声に、呼び出されたちびシビラたちはてってってっとベンチを囲むように四方へ移動。猫たちを守る結界を張る。
「……楽だな」
 何故かよくわからないが猫たちはシビラの周囲をテリトリーとして離れそうにないし、他の猫たちも次々と集まってくる。守ろうとしなくても勝手に結界の中に入ってくれるのだ(膝の上と肩の上がもふもふ占拠されました)
「……」
 そんな猫たちがシビラ(本体)の呼び出したちびシビラたちにも興味津々で近寄っていくし、じゃれている。ねこぱんちでぺしっとしたり、あむっと咥えて移動させたり。
「ふむ。今日は遊ぶといい」
 ちびシビラもいっぱいいるので、シビラ(本体)ものんびりその光景を見守っている。シビラの声を受けて、猫たちがそこら中にいるちびシビラへ殺到するが。
「……すまないが、結界を張っている子にはやめておいてくれ」
 結界を張っていて身動きが取れない4人を狙った猫たちにはそう言ってみたり。
 すると、ぴたっと動きを止める猫たち。すんすん、と匂いを嗅くだけで別のちびシビラへ向かっていく。
「ふむ。賢いな。君たちは」
 ふっ、と小さく笑みを浮かべて、頭の上にも猫を乗せたシビラはその光景を見守っているのでした。

 そして露の方はアニマルズと相対していた。
「遊び道具はあるみたいだからそれで遊ぶのかしら?」
 と首を傾げる露。しかしアニマルズは。
「もふれ」
「もふれ」
「もふれ」
 と迫ってくる。どうやら遊ぶよりもふる方が大事らしい。
「もふるの? ならその道具は置かないとできないわ?」
「「「……!!!」
 露の言葉に衝撃を受けるアニマルズ。まさかそんなことを言われるなんて、くらいの勢いの衝撃(インパクト)であった。
「これは……」
「手放せぬ……」
「我らと一身がゆえに……」
 露の要望にアニマルズが崩れ落ちる。そう、コレ(武器)を手放せないともふれないなら、もふることは不可能という事実に!
「えぇー! その道具ってアイデンティティってのかしら。じゃあじゃあ、手を離すと姿がすーって消えていったり?」
「「「やめて!!!」」」
 わくわくしながら言った露さんに、アニマルズが必死に抵抗するのでした。
「あれ?」
 あれ、じゃありません。あと、本気でアニマルズ嫌がってるから。
 そんな感じで露に弄ばれた(?)アニマルズはそっと倒されていくのでした。

「……癒されるな」
 そんな疲れる光景を一切視界に入れず、まったり過ごしていたシビラ(本体)。ばっちり、シビラ猫タワー二号が建造完成していたのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リリスフィア・スターライト
引き続き強気だけど猫好きな人格のリリスで参加ね
気が付けば3時間も経ってしまったのね
幸せ過ぎて危うく猫語で話してしまいそうだったわ

あれがつよくてかわいいアニマルズね
でも怪人は怪人、容赦はしないわよ
エレクトロレギオンを呼び出して猫達に
近づけさせないようにするわ
その間、銀猫のリンフォースと一緒に猫達を避難させるわね
猫達は狭い所が好きだし上手に隠れてもらえたらいいわね
猫達を怖がらせないようレギオン達にはなるべく過激な事はせずに
アニマルズ達を追い払ってもらうわ
猫達の安全が確保できたら私も直接戦うわ
そんな武器を持ってこられたら、もふるどころではないわよね実際…

「ちゃんと逃げるにゃ…じゃなくて、逃げるのよ」




 ネコ公園に乗り込んできた『つよくてかわいいアニマルズ』の喧騒を聞いて。
「気が付けば3時間も経ってしまったのね」
 リリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)こと、強気だけれどもとっても猫好きなリリス(今回の担当人格)はその時が来たことを知ってしまった。
 ならば立ち上がるしかあるまい。立ち上がると膝の上に乗っていた猫が落ちてしまうけれども。後、肩に乗っかっていた猫にも降りてもらわねば。
「幸せ過ぎて危うく猫語で話してしまいそうだったわ」
 それはそれで見たかった気がします……! ほら、銀色猫のリンフォースも……あ、もしかしてキミは既に知っているのか?

 それはさておき。

 アニマルズは武器を振り回しながら徐々に距離を詰めてきている。
「あれがつよくてかわいいアニマルズね」
 とリリスが視認した頃には既に射程内である。よく見ればもふれないことも無さげだが。
(でも怪人は怪人、容赦はしないわよ)
 とリリスが【エレクトロレギオン】を呼び出して、リリス&猫たちとアニマルズの間に展開。双方を分ける壁とする。
 これでアニマルズが猫たちに近づくことは簡単ではなくなった。この隙に猫たちを逃がすのがリリスの作戦。
「ちゃんと逃げるにゃ……じゃなくて、逃げるのよ」
 すみません、録音失敗したのでもう一回……アッハイムリデスネ。
 そんな主の様子に動じることなく、リンフォースが猫たちを先導して避難していく。
(猫達は狭い所が好きだし……)
 『上手に隠れてもらえたらいいわね』と、リンフォースに連れられていく猫たちを微笑ましく見守るリリス。

 そうこうしているうちに、アニマルズとレギオンが激突していた。猫たちを怖がらせないように、レギオンには派手な立ち回りをさせないようにしている関係か。ラグビーのスクラムみたいな感じで激突しあうアニマルズとレギオン。
 ウサちゃん怪人のピコハンがレギオンをぴこっぴこっと消滅させていけば、レギオンタックルがウサちゃん怪人を吹っ飛ばす。頭数も手数も一進一退の攻防。
 そこへ『猫たちの安全が確保できた』と、リリスも魔剣を手に戦線へ。緋色に輝く一閃で以てアニマルズを叩き伏せていく。
 そしてぽつりと呟いた。
「そんな武器を持ってこられたら、もふるどころではないわよね実際……」
「「「……!!!!」」」
 そんな事実知りとうなかった、くらいの勢いでショックを受けたアニマルズが思わず膝から崩れ落ちる。
「……え? えーと……?」
 そんな事態を狙ったわけではないんだが。かといって出来た隙を見逃すわけもなく。
「今よ!」
 リリスが一歩踏み込んで魔剣をさらに一閃。それを合図にレギオンも一斉に突撃。
「「「ぐああああああああああ!!!!」」」
 雪崩のようなレギオンの突撃に吹っ飛ばされるアニマルズ。程なくしてネコ公園からアニマルズが1匹残らず排除(?)され。
「そんなにショックだったのかしら……?」
 思わぬ展開に魔剣を鞘に納めながら、思わず呟いてしまうリリスであった。


「にゃーん」
「にゃーん」
「なぁーん」
 そして猫たちが戻ってくる。ネコ公園を襲う理不尽なもふり要求は潰えた。猫たちの安全は確保されたのである。
 つまり、ネコ公園の平和が戻ってきた瞬間であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』

POW   :    うふふ、お姉さんハグが好きなの!
【豊満な胸】から【温かく柔らかい感触】を放ち、【妄想や誘惑】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    あらあら、うふふ。
【お姉さんの意図せぬ天然行動】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【や空間をお姉さんの天然色に染め上げる】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    ほらぁお姉さんの搾りたて生牛乳よ!(言い間違い)
【牛乳瓶】を向けた対象に、【牛乳瓶から放出した牛乳】でダメージを与える。命中率が高い。
👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はピオニー・アルムガルトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ネコ公園に襲来する次の胸囲?(誤字にあらず)
「にゃーん」
「なぁーん」
「にゃぁ~ん」
「なぁ~ん」
 ネコ公園のそこら中から猫たちの安堵したかのような鳴き声が響き渡る。猫に嫉妬して、猫たちを排除しようとした『つよくてかわいいアニマルズ』は滅んだのだ。平和が訪れたネコ公園……と思いきや。

 新たなる怪人が現れた。

「あらあら~?」
 声がした方を振り向くとそこにはお姉さんがいた。そう、だれもが一度は憧れるかもしれない感じの、近所にいたら嬉しいなーって感じの、可愛い天然お姉さん。
 しかし、見た目に騙されてはいけない! 彼女こそが『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』なのである。

「今年は丑年よ~?」
 知ってます。
「それでね。十二支的には猫は入ってないから~」
 そうですね?
「猫より牛の方がいいと思うの~」
 いや、よくわからないから。
「もふもふもいいけれど、お姉さんのハグも素敵よ~?」
 それは人によるのではないでしょうか!

 ともあれ、よくわからない理由で猟兵を標的にしたお姉さん。
 てってってっと近寄ってくると、猫たちは怖がってダッシュで逃げたり、離れて威嚇したり、猟兵たちにひっついたりしている。
 牛美お姉さん的には猫を害するつもりは無い感じだが、このまま公園に居座られるとそれはそれで猫たちが落ち着かない感じなので、何とか撃退してください。
 なお、最終的に撃退できれば良しとします。

※補足※
プレイングボーナスはマスターコメントの通り。
戦場は引き続き公園内。猫たちは猟兵たちの指示に従います(いっぱい遊んでもらってるし、先ほども守ってもらってるので!)
牛美お姉さんは猫と張り合うつもりはないみたいですが、猫ばっかりかまっていると突撃してきます。『猫が目の前にいても、牛が軽視される理由は無いと思うの~』とのことです。
リリスフィア・スターライト
引き続き強気だけど猫好きな人格のリリスで参加ね

折角、猫達が安心して戻ってきたのにまた怪人が現れたのね…
何だか気の抜ける相手だけれど猫達の為にも
惑わされずに追いはらわないといけないわね
身体の一部を見て負けていないわよねと自分を勇気づけるわ
猫達には申し訳ないけれどもうしばらく
安全な場所まで隠れてもらおうかしら
銀猫のリンフォースにも引き続き協力してもらうわ
怖がって離れない子がいても優しく撫でてから説得するわ
猫達を優先する様子を見せつけるようにして
怪人が焦れて襲ってきた所を迎え撃つわね
トリニティ・エンハンスで魔剣に風の魔力を宿して
怪人を公園の外まで吹き飛ばしてやるわ
猫達を巻き込まないよう注意するわね




 平和が戻ってきたネコ公園。その中で再び猫たちと安らぎのひと時を過ごしていたリリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)ことリリスさん(強気だけど猫好きな人格)はいたく不機嫌でございました。
「折角、猫達が安心して戻ってきたのに……」
 視線の先には『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』がいる。また怪人である。猫たちもなんか警戒っていうか威嚇っていうかフシャーってなんてるし。
「さ~~、お姉さんとハグしましょ~~」
 そんな感じの牛美は何だか気の抜ける相手だけれども。
(猫達の為にも惑わされずに追いはらわないといけないわね)
 猫たちを守るべく、すっと前に出るリリス。そんなリリスに対して、牛美はハグすべく、てってってっと近づいてくる。たゆんたゆんたゆん。
「…………」
 否応が無しに目に入る揺れる牛部分。他意はないところが天然なのだろうが、それはやる方の話であって、見る方の感想は別である。
「……負けていないわよね」
 なんかリリスの心の中に別の炎(?)が灯る! そう、負けてない。その事実が彼女を勇気づけるのであった!

 とまあ、猟兵vs怪人だけじゃないところもバトルになりそうな勢いの中。
「にゃーん」
 銀色猫のリンフォースはさっきみたいに、猫たちに鳴いて呼びかける。
「にゃーん」
 フシャーとなっていた猫たちだが、リンフォースの意図を察したのか、威嚇態勢をやめて。リンフォースの先導で近くの大きな木の上に退避を始める。
「なぁ~~ん……」
「うなぁ~お……」
 それでも3匹。ふるふる震えながらリリスの足元から離れない子がいる。リリスはその子たちを抱きかかえるようにして抱えあげて。ぎゅっと抱きしめる。そしてもふもふなでなで。
「大丈夫よ。後でまた遊びましょう」
 リリスの至近距離からの優しい声に落ち着いたのか、震えが止まった猫たち。
「にゃーん」
 遠くから鳴くリンフォースの元へてててっと素早く走っていく。牛美に背を向けて、手を振って猫たちを見送るリリス。
 その様子を見て。
「お姉さんにも構って!!」
 牛美がスピードアップしながら接近してきていた。ふくれっ面である。というかいたく不機嫌である。
「うふふ、お姉さんハグが好きなの!」
 何が何でもハグするぞって勢いで駆け寄ってくる牛美はすごい勢いだが、完全無防備とも言える。そしてそれはリリスが狙っていた隙であった。
(単純ねぇ……)
 振り向きながら、魔剣を抜くリリス。緋色に輝く刀身に素早く【トリニティ・エンハンス】を施すと、風の魔力が刃に宿る。
「……え?」
「吹っ飛びなさい!!」
 まさかハグを拒否されるとは思っていなかったのか、思わず足を止める牛美。そこを一切の躊躇をせず、リリスは魔剣一閃。風の魔力を叩きつける!
「あ~~~れ~~~?!」
 しっかりした肉付きなのに、まるで木の葉のように公園の外にまで吹っ飛ばされる牛美。
「これで猫達も安心かしら?」
 去った脅威(?)に、ふぅ、とひと息ついたリリス。
「にゃーん」
 リンフォースの鳴き声に振り返ったリリスの視線の先。そこには猫たちが『おいで~』とリリスを招いている楽園が待っていたのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神坂・露
レーちゃん(f14377)と。
不思議なおねーさんがアニマルズさんのボス?
そんなに悪い人には見えないわ。なんだか気が合いそう♥

「ハグもいいけど、レーちゃんの方がもっと素敵だわ♪」
え?レーちゃんって誰って?あのねあのね。レーちゃんってね。
あの黒いドレスの子でね。猫さんみたく可愛くて可愛いの♪
え?あたしも可愛い?えへへ♪ありがとー♥おねーさん優しいわ。
おねーさんとのお話は楽しいけど一つ疑問が出てきたの。
おねーさんもあたし達と同じで猫さんと遊びたいのかしら?
猫さんにはあまりいい印象持たれてないみたいだけど。
あ!猫さんと仲良くする方法を探すためにここにきたのね!
怪人さんでも仲良くする権利はあると思うわ!


シビラ・レーヴェンス
露(f19223)。
もの凄く関わりたくはないな。更に面倒な者が来た。
なにやら露と会話し即座に意気投合しているところが…。
こっちを指さして露と何か言っているが知りたくもない。

とはいえ雰囲気から察するに悪い者でもなさそうだな。
女怪人を傷つけるのは後味の良くないものを残しそうだ。
それに露に恨まれる気がする。凄く根に持たれる気がする。
…やれやれ。氷像にしてどこかの結社にでも帰って貰うか。

露と楽しく会話しているところ悪いが【氷凍蔦】で凍らせる。
能力のパフォーマンスを上昇後に封印と解き限界突破する。
高速詠唱の全力魔法で一息に苦しまずに像になって貰う。
「…すまないな…」
(この後、めちゃくちゃ露に優しくした)




 再びネコ公園に戻ってきた『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』。
 今度は神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)と邂逅していた。
「不思議なおねーさんがアニマルズさんのボス?」
 露が首を傾げながらそう問いかけるが。
「そんな人たち知らないわ~」
 と牛美さんも首を傾げる次第。アレとは全然関係ない勢力らしい。
 それはそれとして、露としては何やら親近感が湧いているようで。
「そんなに悪い人には見えないわ。なんだか気が合いそう♥」
 と牛美と並んでベンチに座って意気投合。
「うふふ、お姉さんハグが好きなの!」
 とハグして拘束してくる牛美に、胸に埋まりながら露が反論する。
「ハグもいいけど、レーちゃんの方がもっと素敵だわ♪」
「レーちゃんって?」
 当然のように返ってくる疑問。
「あのねあのね。レーちゃんってね」
 拘束されながら露が指さす先には、シビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)がいる。
「あの黒いドレスの子でね。猫さんみたく可愛くて可愛いの♪」
「へぇ~」
 遠目にシビラを確認した牛美は露の言葉に納得しながら、しかし牛美は胸の中の露に視線を落とす。
「貴方も可愛いわ~」
「え? えへへ♪ ありがとー♥ おねーさん優しいわ」
 そんな感じで牛美にハグされ続ける露であった。

 そしてシビラは。
(もの凄く関わりたくはないな。更に面倒な者が来た)
 と完全に関わらない態勢を保っていた。遠目で見た感じでは、どうやら露と意気投合しているらしい。
(こっちを指さして露と何か言っているが知りたくもない)
 と悪寒を感じる次第である。

 だが問題はシビラタワー(?)を構成している猫たちが遠目ながらも警戒していることである。
「……ふむ」
 改めてまともに牛美を確認するシビラ。
(雰囲気から察するに悪い者でもなさそうだな)
 こう、アニマルズみたいに害意を振りまくような感じもないし。しかし猫たちが落ち着かないというのなら、追い払うことも考えねば。とはいえ、傷つけるのは後味の良くないものを残しそうな気もする。何より。
(それに露に恨まれる気がする。凄く根に持たれる気がする)
 それはそれでめっちゃ面倒というか、大変というか。
(……やれやれ。氷像にしてどこかの結社にでも帰って貰うか)
 猫たちにここにいるように指示しておいて。
 重い腰をあげてシビラも露たちの元へ歩いていくのであった。

「おねーさんとのお話は楽しいけど一つ疑問が出てきたの」
 いまだハグのまま、露は牛美に問いかける。
「おねーさんもあたし達と同じで猫さんと遊びたいのかしら?」
 その割には猫たちが一斉に警戒していたので、猫さんにはあまりいい印象持たれてないみたいだけども。
「ん~……お姉さんは~」
 のんびり口調で返事を返そうとした牛美。しかしそこへ露の閃きが降りてきた。
「あ! 猫さんと仲良くする方法を探すためにここにきたのね! 怪人さんでも仲良くする権利はあると思うわ!」
 まくしたてるように露が牛美に話しかける。しかし。
「い~え~? お姉さんは猫そんなに好きじゃないもの~」
「えっ」
「お姉さんは牛の良さを伝えるために皆に会いに来たのよ~」
 そう言ってぎゅーっと露をハグする牛美。
「わぷっ、う、埋まる……!」
 ハグの勢いが強すぎたのか、胸元のハートの穴にはまる露。ますます身動きが取れない……そんな時。
「Târâtoare, viță de gheață... Opriți mișcarea a ceea ce atingeți!」
 シビラの声が小さく聞こえて。直後、【氷凍蔦】が放たれる。封印を解いて限界突破、高速詠唱した全力の【氷凍蔦】が一瞬で牛美だけを凍らせる。
 そして解放される露。
「え? え? え?」
「……すまないな……」
 目の前で氷像となった牛美と現状に困惑している露の頭の上にぽふっと手を乗せて撫でるシビラ。
「あれ? レーちゃん? なんで?」
 とは言ったものの。
「まあ、あれだ。気にするな」
 めちゃくちゃ優しいシビラに、『ま、いっか』となる露でした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

鹿村・トーゴ
ケイラ(f18523)と

ベンチに座り鸚鵡に戻ったユキエと白地に黒ぶち猫がじゃれ合う姿にご満悦
(実態はユキエが猫に嫉妬し足でソフトに蹴ったり尻尾を踏んだり。猫は遊んでると思い肉球タッチや舐め舐め)

女の人かと思ったら牛じゃん
いや、牛の女の子か
ユキエが「オッパイ…」と言うので他意無くケイラを見る
えっ睨まれた?!
やらしーと言われても(困惑
オレ実家にも牛いんの百姓だから
人に化けたらあんなかなーって
ちょ、言い訳ちゃうし!
ハグされると柔らかいのにびっくり
な、何入ってるとこんな感触になるん…確認(触る)したいけど止めとこ
スケベ呼ばわりされそーだ
んーでも攻撃…あ。(UC蜂呼び
頼むよー(チクチク追っ払う

アドリブ可


ケイラ・ローク
トーゴ(f14519)と参加♪
アドリブ絡みOKです

あたしをほっぽって鸚鵡と猫にデレデレしちゃうとか
キミ人間の女の子に興味ないのかな?無さそうだけど有るよね?
なんて言ってたら巨にゅ…グラマー牛が来た!
(視線を感じる、トーゴと目が合った!なんかさっきおっぱいとか言ったなこいつ!(濡れ衣)
何!?キミ牛乳娘とあたしの何を比べたのよっやらしーなー!(ぷりぷり怒る)
はいイイワケ要らないしー
んまっ!何おねーさんの胸に埋もれてんのよ!?
牛美さん天然で悪い人じゃ無さそうだけど
!…前言撤回💢搾りたてとか!取り合えずマネキネコUC!
飛んでけ招き猫たち!銭投げで対抗よっ!
(公園の猫ちゃんは遊具や背後に隠れさせる)




 平和が戻ってきたネコ公園にて。
 ケイラ・ローク(トパーズとアメジスト・f18523)はちょっと不機嫌であった。
「あたしをほっぽって鸚鵡と猫にデレデレしちゃうとか」
 視線の先にはベンチに座っている鹿村・トーゴ(鄙村の外忍・f14519)がいたわけだが。そのトーゴは鸚鵡のユキエと白地に黒ぶち猫がじゃれ合う姿にとってもご満悦であった。具体的には、ユキエがトーゴにすり寄る猫に嫉妬して足でソフトに蹴ったり尻尾を踏んだりしているのに対して、猫は遊んでると思い肉球タッチや舐め舐めしている光景に。
「キミ人間の女の子に興味ないのかな? 無さそうだけど有るよね?」
 トーゴを見ているケイラはケイラで何やら複雑な心境のようだが、当のトーゴはほっっっんきでユキエと猫にご執心である。

 そこへ舞い戻ってきたのが『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』である。

(視線を感じる……!)
 とケイラが振り向き、その気配に顔をあげるトーゴ。
「女の人かと思ったら牛じゃん……いや、牛の女の子か」
 視線が合った牛美を見て、ごく自然に状況を説明(?)するトーゴ。その時ケイラの耳に何か聞こえた……気がする?
「おっぱいとか言った……?」
「ん?」
 ケイラの言葉に釣られて、他意無くケイラを見るトーゴ。そしたら今度はケイラと視線が合った。
「何!? キミ牛乳娘とあたしの何を比べたのよっ!」
「えっ?!」
 想定外のケイラの睨みつけにたじろぐトーゴ。濡れ衣もいいところである。というか冤罪である。見てないし(たぶん)
「やらしーなー!」
「やらしーと言われても……」
 ぷりぷり怒っているケイラに困惑するトーゴ。トーゴとしては何が何やら、という感じ……っていうか、トーゴはトーゴでこの環境に動じてなさ過ぎではなかろうか。
「オレ実家にも牛いんの、百姓だから。人に化けたらあんなかなーって」
 そして素直というか、天然というか。もちろん本人としては全く他意は無いわけだが。
「はいイイワケ要らないしー」
「ちょ、言い訳ちゃうし!」
 痴話げんかの様相になる二人。張り詰める緊張感。猫たちもその場から動けない感じだ。
 そんな様子を、原因(?)の牛美は見守って……いなかった、全然。
「うふふ!」
 いつの間にやら距離を詰めた牛美のハグがトーゴを包み込む。
「?!」
 あまりにも唐突で、そして豊満な胸から伝わってくる温かく柔らかい感触にびっくりするトーゴ。
(な、何入ってるとこんな感触になるん……)
 あくまで柔らかさの原因に興味を抱いただけである、たぶんきっと。その証拠に。
(確認したいけど止めとこ。スケベ呼ばわりされそーだ)
 さすがに触るのは思いとどまった。よかったです。しかし乳房の中身(?)に想像を巡らせていた分だけ動きが止まっていた。
 結果、胸に埋もれているトーゴ。
「んまっ! 何おねーさんの胸に埋もれてんのよ!?」
 その様子にまたまたお怒りのケイラ。さっきから立場があっちにいきこっちにいきで忙しい感じのケイラだが、ここにきてようやく敵意をきちんと敵に向けた形である。
(牛美さん天然で悪い人じゃ無さそうだけど)
 この状況を看過するわけにはいかないのだが、怪人と思えないほど普通のお姉さんなので少し躊躇うケイラに。
「そんなに怖い顔しないで~。お姉さんの搾りたて生牛乳、飲ませてあげるわ~」
 天然ゆえに誤解しか生まない言葉遣いな牛美さんが牛乳瓶を取り出そうとする。
「! ……前言撤回💢 搾りたてとか!」
 誤解がクリティカルヒットして、完全にケイラの怒りを買う牛美。
 そしてケイラが即座に【招猫行進曲】発動!
「飛んでけ招き猫たち! 銭投げで対抗よっ!」
 78匹のカラフルで可愛い招き猫が一斉に牛美に飛び掛かる。
「きゃぁぁぁぁ~~~なんでぇぇぇ~~~」
 慌ててトーゴを離して逃げ出す牛美。解放(?)されるトーゴ。
「はー、助かった……あ」
 ほっとひと息つくトーゴ。そしてトーゴも『攻撃しなきゃ』と【虚蜂】で見えない七匹の大型蜂を呼び出し、牛美に向けて放つ。
「頼むよー」
「いやぁ~~んっ」
 カラフル招き猫と透明蜂に追い回されて、牛美は二人の前から撤退したのである!
 あ、痴話げんかの続きはネコ公園の外でお願いします。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アーネスト・シートン
牛…いや、人型ですね。
女子のハグ…やはり、もふもふのほうがいいですね、えぇ。
まぁ、条件っていうか、大きすぎる生き物って、なんか、怖く感じることもありますよね。
攻撃の意志がそちらになくともね。
野牛はかなり短気ですし、角突きで死に至ることもあるからですからね。

今までの話は畜牛にも当てはまりますし。
それはともかくとして。
まぁ、オブリビオンにどうのこうのされるとマズイんで、排除させていただきますね。
あ、猫ちゃんはここを動かないようにね。
何故って言えば、今さっきと同じく狼を呼び出すからですよ。
てなわけで、コンビネーションで、狩りしますかね。
アドリブ歓迎




 なんとかネコ公園に戻ってきた『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』。その姿を目撃したのはアーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)であった。
「牛……いや、人型ですね」
 まるっきり動物を観察しているアレである。いや、動物愛好家だから当然の流れなのか。ともかく確認した牛美は動物じゃなくて怪人だった、残念。
 しかし、牛美としては特に関係ないですって感じで迫ってくる。
「あらあら、うふふ」
 しかもどちらかというと、狙いを定めた感じであった。ててててっと小走りに走ってきて。
「あっ」
 転んだ。
「きゃぁ~~~~」
 そして転がっていく。もちろんアーネストの方向に。
「おっと」
 進路上の猫たちを急いで救出しながらすっとかわすアーネスト。横を通り過ぎた後に、べちょっと地面に突っ込む牛美。戦場の緊張感とは。そんな感じで何とも言えない雰囲気になる公園。
「まぁ、条件っていうか、大きすぎる生き物って、なんか、怖く感じることもありますよね」
 地面に突っ伏している牛美から距離を取りつつ、アーネストが呟く。そう、例え相手に攻撃的意志がなくとも、ハグを狙ってきているとしても、迫ってくる姿が怖いことがある。
(野牛はかなり短気ですし、角突きで死に至ることもあるからですからね)
 一応、牛美も牛だしね。転がってくる牛美とか微妙に怖い。思わず回避しても仕方ない勢いがある。
(女子のハグ……やはり、もふもふのほうがいいですね、えぇ)
 もふもふ万能説が証明された瞬間であった。

「あ~~ん……」
 一方、牛美は回避されて残念そうである。立ち上がって再度アーネストに向き直る。
(それはともかくとして)
 アーネストも全然牛美になびいていないので、もはや天然お姉さんとは、とかそんな感じのネコ公園。
「まぁ、オブリビオンにどうのこうのされるとマズイんで、排除させていただきますね」
 と猫たちを下ろして牛美の前に立つアーネスト。
「あ、猫ちゃんはここを動かないようにね」
「にゃーん?」
 アーネストの言葉に従いながら、その場で首を傾げる猫たち。その様子に微笑みを浮かべながらアーネストは改めて牛美に向き直る。
「何故って言えば、今さっきと同じく狼を呼び出すからですよ」
 間髪を入れずに【群狼召喚】。14匹の灰色狼の群れを自身の周囲に呼び寄せる。
「てなわけで、コンビネーションで、狩りしますかね」
「えっ、いやぁ~~んっ!!」
 アーネストの仲間である灰色狼たちに追い払われるようにして、牛美はネコ公園から再び追い出されるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

緋神・美麗
えーっと、これっていわゆる痴女なのかしら…。構って欲しいなら男性の所に行きなさいよね、全く。一緒に猫達と遊びたいって言うならともかく猫達を怯えさせるだけならさっさと退場してもらうわよ。

猫達を庇うように立ってUCで問答無用でぶっ飛ばす
「生憎、私にそっちの気は無いってーのよ」

闖入者をしっかり撃滅したら猫達とのもふもふタイムを再開するわよ。
帰るまで目一杯撫でたりもふったりブラッシングしたりと満喫するわ。




 吹っ飛ばされたり凍らされたり追いかけ回されたりと結構散々な目にあっている『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』だが、やっぱり懲りずにもう一回ネコ公園に戻ってきた。そう、彼女はまだ牛の良さをハグで伝えることを諦めていなかったのである!

「えーっと、これっていわゆる痴女なのかしら……?」

 そんな牛美に言葉の剛速球ビーンボール(でもストライクゾーンを捉えている)を投げ込んだのは緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)であった。
「ち、ちがいますぅぅ~~」
「えっ」
 どこが。美麗の視線が牛美の上から下まで改めてチェックするが……うん、まぁいきなりこんな人現れてハグ迫ってきたら警察呼ぶかなー? わからないではない。
 しかし牛美の感覚は違った。
「どこからどう見ても、健全なお隣のお姉さんよ~?」
「却下」
 ダウト。少なくとも健全ではない。特にWIZのユーベルコードは致命的に誤解を与えかねない。
「構って欲しいなら男性の所に行きなさいよね、全く」
「ち、ちがいますぅぅ~~。お姉さんは牛の良さを皆に~」
 ばっと両手を広げて『抱き着いておいで~』のポーズを取る牛美。しかし、そんな誘惑は全然美麗には通じていなかったし、何より牛美の勢いっていうか雰囲気に猫たちが一斉にフシャーってなってた。
「……はぁ。一緒に猫達と遊びたいって言うならともかく……」
 嘆息ひとつ、美麗は牛美と猫たちの射線を塞ぐように立つ。それは猫たちを守るように。
「猫達を怯えさせるだけならさっさと退場してもらうわよ」
 猫たちを庇いながら、牛美を排除すべく、美麗の金の瞳が鋭く敵を捉えた。

 天然なせいか、そんな美麗の雰囲気に気づいていない牛美は『抱き着いておいで』ポーズのまま、近づいてきた!
「うふふ、お姉さんハグが好きなの!」
 見ればわかります。そんな優しいツッコミではなく、美麗が牛美に放つのは……!
「生憎、私にそっちの気は無いってーのよ」
 全力の拒絶と一撃必殺の【超巨大電磁砲】である! 美麗が牛美に向けて手をかざす。
「チャージ、セット、いっせーのっ!!」
 流れるような仕草で掌から射出されるのは電磁加速された巨大な鉄塊。
「?!」
 それが両手を広げて突っ込んできた牛美に直撃する! なお、直前でコケかけたのか勝手に体勢が崩れていたので、致命的に直撃であった。
「いったぁぁぁい~~!!」
 それでも壊れないところはしっかり怪人らしい。それでも直撃した衝撃で牛美はきらーんと星のように空へぶっ飛ばされる。見事にネコ公園から排除されたのである。
「……はぁ、疲れた」
 行動としてはユーベルコードを一発叩き込んだだけなのだが、やり取りがとても疲れた。これはもう、猫たちで癒されるしかない。小さな猫を抱きかかえてもふもふっとするしかない。
「にゃーん」
「なぁーん」
 それを知ってか知らずか、猫たちが脅威(?)が去った近くのベンチでもふっと座り込んで美麗を誘う。
「ふふふ、待ってなさい」
 改めてブラッシング用のブラシをすちゃっと取り出して、猫たちがいるベンチに座り込む美麗。
「にゃーん」
 我先にと美麗の膝に乗ってくる猫たちを目一杯撫で回してもふもふして、そして丁寧にブラッシングしていく美麗。
「はぁ……幸せ」
 同じ口から出てきた吐息でも先ほどのそれとは全然違う。
 美麗は帰るまで楽しそうに猫たちと戯れるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

菫宮・奏莉
天然なお姉さん、ですか?
お姉ちゃんならもういますので、間に合ってるのです。
もちろんちゃんと天然ですよ!

お胸は……ちょっと勝ち目がなさそうですけど、
わたしお姉ちゃんのお胸も大好きですので、問題なしなのです。

ですので、わたしは猫さんでいいのですよ。

と、再び猫さんたちに埋まって、溶けようとしちゃうのです。

牛姉さんがこちらに突撃するような気配を見せたら、
猫さんたちには後ろに隠れてもらいますですね。

わたしは【怪力】を全開にして受けとめ、全力ハグをしようと走り出そうとして……。
躓いて【約束された凶悪なる頭突き】を敢行してしまいます。

え、えっとえっと、ごめんなさいなのです!
ハグしようとしたのですよ-!




 猫たちを守ろうとする猟兵たちのありとあらゆる(?)攻撃を食らって、何度もネコ公園から排除されているにもかかわらず、再び舞い戻った『近所の可愛い天然お姉さん『千葉・牛美』』。

 ――まだだ。まだ牛の魅力を伝えきれてない。

 どっちかというと猫一強なので、牛は劣勢どころではないのだが、牛美さん頑張ってます。

 そんな牛美を迎え撃った(猫と遊んでいたところに牛美が来た)のは菫宮・奏莉(血まみれ勇者・f32133)であった。
「お姉さんとも遊びましょ~?」
 そういって両手をばっと開く牛美。その様子に『ん~~~?』と首を傾げる奏莉さんは。楽しそうな顔でこう言った。
「お姉ちゃんならもういますので、間に合ってるのです。もちろんちゃんと天然ですよ!」
 奏莉さん、本人がいないところで全力の右フック(比喩表現)である。これは酷い。あ、でも仲良さげだから大丈夫なのだろうか?
「お胸は……ちょっと勝ち目がなさそうですけど、わたしお姉ちゃんのお胸も大好きですので、問題なしなのです」
 本人がいないところで全力の連続リバーブロー(比喩表現)はやめてさしあげて!! 本人がいたら吐血しそうなダメージである。ぱっとそういう同盟からお声がかかってしまうイラストがぱっと頭に浮かぶが、それは奏莉とは関係ないのでそっと横に置いておいて。
「つまり?」
「わたしは猫さんでいいのですよ」
 牛美のどのポイントも奏莉の琴線に触れることなく、あっさり勝者・猫! 再びもふもふっと猫さんのもふ泉(猫さんたちが牛美にびっくりして奏莉の周りに集まっていました)に埋まって、一緒に溶けよう(もふに飲まれよう)とする奏莉。
 そんな様子を見て、牛美はショックを受ける。
「猫ちゃんに負けるなんて?! いえ、お姉さんはまだ負けてないっ! もう後がないのっ!」
 後って何さ。変な理論で立ち直った牛美が奏莉向けて突撃してくる。この全力のハグで牛側に引き込むしかない、そんな勢いで。
 どどどどっと走ってくる牛美の突進に、猫さんたちが一斉にフシャーっと威嚇態勢。陽だまりのようなもふ泉は消えてしまった。
「むぅ……」
 この状況にはさすがの奏莉さんもご機嫌斜めである。かくなる上は、と猫たちの前に出て猫たちを背で守りつつ、牛美を迎え撃つ態勢の奏莉。
「お姉さんハグが好きなの!」
「そんなにハグが好きならハグしてあげるのです!」
 ハグって戦いだっけ? 的な雰囲気を漂わせながら。自身の怪力を全開、牛美を受け止め&全力ハグしようと奏莉もまたダッシュする!
 そして!

「あっ」

 そう、いつものアレである。コケッと小さな小石に躓く奏莉。

 ご想像ください。両者が防御を考えずに、両手を広げて全力突撃しようとしているシーンを。全力疾走なみの速度で接近する中、片方がコケたわけだが、そんなイレギュラーに対応できる臨機応変力はお互いに無かった。
 結果。
「ごぶぅっ?!」
 お姉さんが出しちゃいけないんじゃないかなーって感じの悲鳴をあげて吹っ飛ぶ牛美。そう、奏莉の頭突きが牛美のお腹に全力で炸裂したのである。
 それもただの頭突きではない。全力疾走からコケたので、さながらロケットのごとく、奏莉が牛美の腹部に突き刺さったのだ。これこそが奏莉本人の意図すらを無視して発動する【約束された凶悪なる頭突き】!
 吹っ飛んだ牛美に対して奏莉はずしゃぁっと顔から地面に突っ込む。慌てて起き上がった奏莉は周りを見て……あわあわした。
「え、えっとえっと、ごめんなさいなのです! ハグしようとしたのですよ-!」
 奏莉が駆け寄ったその場所では牛美が完全ノックダウンしていた。地面にあおむけでぐったりである。はわわわっと大慌てしている奏莉の弁解も届いていまい。

 牛としても猫に負け、お姉さんとしても実姉に負け、さらには天然でも奏莉に負けた牛美にもう勝ち目はなかった。それを察した牛美はそのまますーっと風景に溶けるかのように消えていく。
「あ、あれ?」
 奏莉が気付いた時には、牛美完全消失。ここに猫たちを脅かす牛の胸囲……じゃなかった脅威は排除されたのである。

「えっと……?」
 いまだ困惑している奏莉。これはどうしたものかと考えていたのだが。
「にゃーん」
 猫が飛び掛かってきた。遊べよって感じである。
「わわっ」
 受け止め切れず体勢を崩して尻餅をついた奏莉に。
「にゃーん」
「にゃーん」
「にゃーん」
 四方八方から猫たちが飛び掛かってきた。もちろん攻撃とかではなく、奏莉の上でお休みするためだ。お疲れ様のもふをご提供なのだ。
「は、あう~~もふもふなのです~~」
 今度こそ猫さんのもふ泉に埋もれていく奏莉。ぶくぶくぶくーっと幸せそうに溶けていくのでした。


 こうしてネコ公園に襲い掛かってきた怪人の脅威から猫たちは無事守られた。
 猟兵たちはもふもふとかネコ成分とかをフル充電してから、公園を後にする。

 また疲れた時は、ここでゆっくり猫と遊ぶとしよう。
 誰もがそんなことを思いながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年03月21日


挿絵イラスト