羅針盤戦争 ~ やることが多い七大海嘯決戦!
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「よもや、ここまで短期間でこの島を見つけるとは……」
七大海嘯が一、『邪剣』ピサロ将軍は『邪剣島』の中央、自身の宮殿で猟兵たちの襲来を感じ取っていた。
この島に猟兵が辿り着いている時点で、ピサロが調えようとしていた『界渡り』の儀式は頓挫している。しかし……儀式の準備、その全てが無駄になったわけではない。
「おい、『黄金太陽神』、打って出るぞ!」
事が此処に至っては仕方あるまい、と。
儀式のために集めたエネルギー、その全てを背中に在る『黄金太陽神』へ注ぎ込んだピサロは、黄金太陽神に、島全域に届くほどの激しい『めくらましの光』を放出させ続ける!
「お前はそうやって、私を支援し続けろ! その間に私が猟兵共を片付ける!」
元よりこの地はピサロの拠点。地の利はこっちにある。
「この場を凌げば、まだ機会はある」
この戦いももう少しすれば決着を見るだろう。終戦のどさくさに紛れていずこかへ退避できれば、再び界渡りすることも不可能ではあるまい。
「フッ、我が『邪剣』の名の意味、私の『八艘飛び』と合わせて思い知らせてくれよう!」
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「という感じで、七大海嘯のひとり、『邪剣』のピサロはまだ諦めちゃいないってわけサ」
グリモアベースで猟兵たちを前に、椎宮・司(裏長屋の剣小町・f05659)は肩をすくめる。なお、諦めていないのは『自分が生き延びること』であり、戦争の趨勢はもうどうでもいい感じである。
「だからこそ、持てる力の全てを使って、お前さんたちを撃退しようとしてるってことさね」
逆に言うと、そこにこそ付け入る隙がある。
本来、地の利が相手にある以上、こちらが不利なのは避けられない。いや、地の利どころではない。ピサロはめくらましの光に、高速移動ユーベルコード『八艘飛び』、それに島中の地面に無造作に生えている邪剣の合わせ技を使ってくるのだ。
「ついでに、こちらより先んじて攻撃を叩き込んでくると来たもんだ」
普通に戦って勝てる相手ではない。だが、猟兵たちにはグリモアによる予知がある。いかな力とて、知ってしまえば『対策の立てようもある』というものだ。
簡単に状況、というか、戦闘になったらの注意点を確認しよう。
まず、常にピサロの背後にある黄金太陽神から全周囲に激しい太陽の如き光が放たれている。背にしているピサロには影響はないが、他者がピサロを見ようとすれば必然、逆光になる。感じで言えば、光で世界が覆いつくされると思えばいい。
対策なしで立ち向かえば視界が潰され、距離感、間合い、あるいは周辺の様子が把握できなくなる。
そこで効いてくるのが足元の邪剣だ。無造作に生えているので、こちらも対策なしで突っ込むと、光で場所を把握し損ねた邪剣に刺さる可能性がある。こう、山道を歩く時に道に生えている雑草が致死性の何かだった、みたいに思ってもらえれば。あるいはこの島の雑草は邪剣です。気を付けてほしい。
そんな中、ピサロは猟兵の位置を捉えて、八艘飛びを駆使して高速機動戦闘を仕掛けてくる。感じとしては【スカイステッパー】の地上版と言えばいいのだろうか。とにかく、足で踏むことができる一点があればそれを足場にして加速してくる。それが例え、落ちる木の葉1枚であっても邪剣であっても。
さらには自分で邪剣を新たに生やして攻撃してくるパターンもある。
そして邂逅すれば先制攻撃を仕掛けてくる。
「なんだこのチート。とか言われてもあたいも困るからね……」
だが逆に言えば、ピサロの攻勢の起点はめくらましの激しい光にある、とも言える。
「この光への対抗策があれば、まずは勝負まで持ち込めるはずサ」
後は、皆の作戦次第。持ち込む対策が多ければ多いほど、戦況をひっくり返す力となる。
「ま、やることは多いが、お前さんたちならどうにかなる」
だから頼んだよ、と司は猟兵を送り出したのである。
るちる
まいど。お世話になってます、るちるです。
ピサロの見た目が好みだったので!(重要) シナリオ出しまーす。
シリアス気味ですがガチ判定でもないのでお気軽にどうぞー。
●全体
1章構成の戦争シナリオです。
『邪剣』ピサロ将軍との戦闘になります。
戦場は島の草原の中。草の中に混じって邪剣が生えていると思ってください。草の長さもまちまちで、低いものはくるぶし程度、高いものは1mくらいあります。
以下のプレイングボーナスがあります。
(=============================)
プレイングボーナス……敵の先制攻撃+八艘飛び+めくらましの光+地面から生える剣に対処する。
(=============================)
と本当に『やることが……やることがおおい……!』って感じです。全部に対策を打てればベストですが、全部に打てなくても打てた分は加味しますので、お気軽に考えて下さい。ただし、めくらましの光だけは、対策なしだと判定が不利になる可能性があります。
先制攻撃は皆さんの指定UCと同じ属性のものを仕掛けます。対策に上手く利用してください。
邪剣ってわりに剣についての説明があまりありませんが、呪いを纏ったとか血を啜るとか斬ったら無気力になるとかそういう類の剣をたくさん持っている感じです(プレイングやRPに利用してください。邪剣の属性・能力による皆さんの不利はありません)
採用人数は最低限~6人程度になるかと思います。先着順ではありませんのでご了承ください。
それでは皆さんの参加をお待ちしておりまーす。
第1章 ボス戦
『七大海嘯『邪剣』ピサロ将軍』
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POW : 太陽の征服者
全身を【黄金色のまばゆい光】で覆い、自身の【『八艘飛び』による加速度】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : 八艘九連飛び
自身の【背後の黄金太陽神】が輝く間、【「八艘飛び」による超高速斬撃】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : 三千邪剣世界
自身からレベルm半径内の無機物を【ピサロの意のままに宙を舞い、敵を襲う邪剣】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:もりのえるこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
クロス・シュバルツ
アドリブ、連携可
ピサロ将軍……まずは他の世界に逃げられずに良し。後は少しでも戦力を削っていかなければ
光で見えないのなら目を瞑る。感覚を研ぎ澄ませて『殺気』を探知。空気の流れと音で先制攻撃を探知。まず飛んでくる剣は、周囲に張り巡らせた鎖で絡め取り、止めきれない分は黒剣の『範囲攻撃』で叩き落とし『オーラ防御』でダメージを軽減
先制を凌いだらUCを発動。白き闇の『オーラ防御』で更に防御力を強化。地面の剣の効果も『呪詛耐性』で弱める
邪剣にはUCを弱体化させる波動で元の無機物に戻しつつ、コルテスは接近してきたタイミングでの反撃
鎖を敵の足に『串刺し』にするか巻き付けて機動力を削ぎ、一気に黒剣で攻撃
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邪剣島に乗り込んだクロス・シュバルツ(血と昏闇・f04034)に襲い掛かったのは、島中を覆いつくす『邪剣』ピサロ将軍の放つ、激しく眩い光であった。
だが、この光はピサロの背後に在る『黄金太陽神』から放たれている。すなわち、ピサロが界渡りに失敗した証左である。
(ピサロ将軍……まずは他の世界に逃げられずに良し)
光に視界を塗り潰されながらもクロスは黒剣『【葬装】黒羽』を手に取る。
(後は少しでも戦力を削っていかなければ)
近づいてくる気配にクロスは黒剣を構えるのであった。
「フッ、死地によくぞ来た猟兵!」
その声はピサロのもの。そうして同時にピサロの自尊心の顕れと攻撃に対する絶対の自信。三千邪剣世界、クロスの周辺の無機物がピサロの意のままに宙を舞う、邪剣へと変化する。
「……!」
しかしそれはクロスの想定の内。いかな熾烈な攻撃とて事前に知っているなら対処の打ちようもある。
光で見えないのなら目を瞑ればいい。研ぎ澄ませた感覚でピサロの殺気を感知。集中した意識が肌に感じる風を見分け、自身の危機を浮き彫りにする。
(……ここ!)
風の流れを捉えたクロスは『【冥装】罪茨』の伸縮自在の呪われた鎖を振るい、変幻自在の動きを見せる鎖がクロスに襲い掛かろうとしていたピサロの邪剣をあまねく絡め取る。
「なっ?!」
ピサロが声をあげるも、鎖から逃れた邪剣すらクロスが纏っていたオーラに弾き返され、ダメージとならない。
「ちっ! やるではないか猟兵!」
クロスの対応にピサロも即座に方針転換。八艘飛びによる高速機動戦闘を仕掛ける。
「白き闇が、全てを包み、飲み込み……溶かす!」
それを感覚で感じ取ったクロスも咄嗟にユーベルコード【白の銷魂】を発動させる。敵の攻撃を軽減する白く輝く闇を纏った姿に変身したクロスは、同時に敵のユーベルコードを弱体化させる闇の波動を一閃した黒剣から迸らせる!
「く、ぅっ!!」
いかな八艘飛びが高速移動をしていたとしても、『クロスを斬り付ける』タイミングだけは別だ。殺気で探知したピサロがいる方向へカウンターのごとく放たれた鋭い一閃をピサロはかわすことができず。八艘飛びの移動速度ががくんと落ちる。
「……っ!」
小さく息を吐きながら、返す刀でさらに一閃。その一撃で放たれた波動が地面から生えている剣を破壊しながら、元の無機物へと戻していくクロス。
「貴……様ッ!!」
怒りのあまり声をあげるピサロ。それは完全に裏目。
「そこです!」
声がした方向へ罪茨を投擲するクロス。八艘飛びが使えないピサロにその素早い攻撃をかわすことなどできず、鎖がピサロを拘束する。
(捉えた!)
鎖を引く手に伝わってくる確かな手応え。それを頼りに今度はクロスが駆ける。わずかに残っていた邪剣がクロスの体をかすめるが、呪詛耐性を高めたクロスには通じない。
「させるか!!」
「迂闊ですよ!」
邪剣を一閃するピサロ。その攻撃を風の動きで感じ取っていたクロスは一閃をかいくぐり、肉薄。
「しまっ……ぐあぁぁっ!」
クロスの黒剣による一閃が、ピサロを大きく斬り裂いたのである。
大成功
🔵🔵🔵
シン・ドレッドノート
アドリブ連携OK
キャバリア・貴紅に騎乗、ブースターで地上2mほどに浮き上がりながら将軍と相対します。
めくらましの光に備え、制御ユニットS.H.I.K.I(式)にキャバリアのレーダーで敵の位置を捕捉させ、私は敵の攻撃への回避に専念。
「式、レーダー照射。予測進路を算出!」
『了解、モニター出します!』
八艘飛びの初撃に備えてレーダーを注視、足場になりそうな箇所をピックアップしつつ、乱れ撃ちで牽制し攻撃方向を絞り込み、斬撃は閃光の魔盾と4対のソード&ライフルビットで受け流します。
「今です、一斉射撃!」
攻撃を受け流したところでUCによるカウンター。
複製した無数の銃による十字射撃をお見舞いしましょう。
久遠寺・遥翔
アドリブ連携歓迎
イグニシオンに【騎乗】
やることがおおい…!
場にいる味方と協力して不利を補うしかない
事前に【メカニック】で機体のメインカメラを切り
代わりにレーダーの情報をモニタに反映させるよう調整
【結界術】を展開し結界内の状況を把握し情報の精度を高める
島の上でなら【空中戦】も可能だ
生えている剣には触れないように戦える
さらに剣の丘という【地形の利用】
殺気を【第六感】で拾い敵の動きを【見切り】
ワイヤーを剣に引っ掛けてつかみばら撒く形の【範囲攻撃】で
八艘飛びで突っ込んでくる相手を【カウンター】で迎撃しつつ【残像】でかわし
避けきれないものを【オーラ防御】で耐える
初手を防いだらあとはUCで真っ向勝負だ
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猟兵の強烈な一撃、しかしどうにか致命傷を避けた『邪剣』ピサロ将軍は咄嗟に背中の『黄金太陽神』の力と邪剣の力をフル解放して不意を打ち、どうにかその場を退く。
「なるほどな。気配と声でこちらの位置を正確に把握するとは……」
だが二度目は無い。その手はもう食わないと、態勢を立て直したピサロに、突撃してきたのは2機のキャバリアであった!
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少し前。
邪剣島に上陸した久遠寺・遥翔(焔黒転身フレアライザー/『黒鋼』の騎士・f01190)はピサロが放つ光に視界を覆いつくされながら、グリモア猟兵の言葉を思い出していた。
「やることがおおい……!」
ごめんな。当のグリモア猟兵がそこにいたら、速攻謝っている事案である。だがグリモア猟兵は遥翔たちを頼ることでしか予知を活かすことが出来ない。
かくなる上は、この場にいる味方と協力して不利を補うしかない。
「視界はこちらが持ちましょう」
そう言うのは遥翔と同じ鉄甲船でこの島へ乗り込んだシン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)であった。
たまたま乗り合わせただけだが、彼らの共通点はもうひとつある。
それは……キャバリア乗りということだ。
「来い! ノーブル・スカーレット!」
シンが指を鳴らして深紅の機体『貴紅<ノーブル・スカーレット(PCE)>』を呼び出せば。
「こっちもいくぜ! イグニシオン!」
遥翔は相棒のフェンリルをオーバーフレーム形態へと変形させ、アンダーフレームと合体。紅を纏う白き愛機『イグニシオン』に乗り込む。
キャバリアに乗り込んだとて、カメラによる視界は光によって完全に塗り潰されている。
しかし、シンは冷静にコンソールを叩きつつ、傍らの小人(美少女)へ話しかけて。
「式、頼みます」
『了解です』
シンの声にこくんと頷いた『式』こと小人(美少女)型キャバリア制御ユニット『S.H.I.K.I.』はシンの意志のまま、島中にレーダー走査を走らせ、ピサロの位置を捉える。
その走査情報をイグニシオンと共有するノーブル・スカーレット。
「お、来た来た」
とコンソールを操作する遥翔もまたイグニシオンのメインカメラは既にOFFにしている。共有された情報をモニターに反映させて、遥翔は結界術による高精度探知結界を自機の周辺に張り巡らせる。
遠隔の情報をシンが、至近距離の対応を遥翔が担当し、情報を交換することで行動の精度があげる。
「行きましょう!」
「おう!」
シンの声に遥翔が応え、直後、2機がスラスターを噴射する。その力による浮遊&水力移動で邪剣島に生えている邪剣をものともせず、ノーブル・スカーレットとイグニシオンは一直線にピサロのいる場所まで空中を疾走するのであった。
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そしてピサロと邂逅した遥翔とシン。
ピサロもただ黙って立っているわけではない。
「……! 来るぞ!」
結界が捉えるよりも早く、遥翔がピサロの殺気を捉えて叫ぶ。直後、結界の中の空気が『揺れる』。
(こっちか!)
四方に飛び回る殺気をひたすらに捉え続け、さらには結界内の状況を組み合わせて、ピサロの動きを見切った遥翔はイグニシオンからワイヤーを射出! ワイヤーを振り回すようにして周辺に生えている邪剣を引っ掛けて。
「せいっ!」
大量に引っこ抜く遥翔。そのままばら撒く形でピサロに邪剣を叩きつける!
「くっ!」
邪剣大量投擲にピサロも無視できず、しかしその邪剣を足場に空へ飛び上がる。遥翔のカウンターを回避したピサロはそのままイグニシオンに迫るも。
「そいつは甘いぜ!」
その攻撃は残像を使って標的をずらし、回避していく遥翔&イグニシオン。
だが、ピサロもやられっぱなしではない。着地するやいなや、イグニシオンの後方にいたノーブル・スカーレットへ標的を変える。
「式、レーダー照射。予測進路を算出!」
『了解、モニター出します!』
しかしその動きもノーブル・スカーレット、というか式の演算の範囲内。より正確な予測を導くために、新たにレーダーを照射。今度のレーダーはピサロだけでなく、周辺の『物質』をすべて捉えて処理する。
「『こう』ですか!」
足場になりそうな箇所をサーチによってピックアップしつつ、乱れ撃ちでそこを破壊していく。その場所を特定方向だけ残せば……必然、攻撃方向を絞り込める。
「ちっ!」
足場を撃ち抜かれたピサロは咄嗟に『残っている』場所を使って八艘飛び。それがノーブル・スカーレットに誘われていると知らず、しかし加速して一気に肉薄、瞬時に放つは超高速斬撃九連撃。
「思考が追い付いていない、とはこのことですね?」
それを読み切っていたシン。ノーブル・スカーレットに八方向へ伸び閃光を魔盾として展開。初撃を受け止めた後に、後詰めとして展開していた4対のソードビット&ライフルビットでピサロの斬撃を完全に受け流す!
「ちぃぃっ! なかなかやるではないか猟兵共よ!」
弾かれたように後退して、手にした邪剣を構え直すピサロ。
しかし、その位置もタイミングも。つい先ほどまで激突していたシンはもちろん、データを共有している遥翔も完璧に捉えている!
「今です、一斉射撃!」
間髪を入れずに放つのは【乱舞する弾丸の嵐】。ノーブル・スカーレットを通じて発動したことで複製された銃はキャバリアサイズ。
「無数の銃による十字射撃をお見舞いしましょう!」
と十字砲火によってピサロを捉える! 邪剣を交差させてシンの攻撃を受け止めるが。
「くぅぅうあぁぁぁぁぁぁっ!!」
さすがにそのサイズの衝撃を受けては足を止めざるを得ないのか。ピサロの動きがその場で止まり、徐々に押されていく!
(勝機!)
身動きに取れないピサロを確認した遥翔。イグニシオンのスラスターが紅いオーラを放つ。
「行くぜ相棒! 今はただ全霊を以てこの空を翔ける――!」
発動する【太陽を灼く黄昏の剣】。イグニシオンの持つ太刀が焔を纏う。音速すら超えて飛翔、ピサロに肉薄した遥翔&イグニシオンが解き放つ……!
「ラグナレク・キャリバーッ!!」
「きさまっ、ぐあぁぁぁぁっっっ!!!
真っ向勝負の焔の剣の連続斬り。シンの攻撃によって腕を封じられているピサロが使える防御は邪剣のみ。しかしイグニシオンの太刀はその邪剣ごと薙ぎ払って、ピサロを幾度にも斬り付けていく。
「ぐあぁぁぁーーーっ!!!」
遥翔の連続斬りによって防御が解け、シンの十字射撃がピサロにまともに突き刺さる!
シン&ノーブル・スカーレットと遥翔&イグニシオンのコンビネーションが『邪剣』を完全に捉えた瞬間であった。
大成功
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バルタン・ノーヴェ
POW
この期に及んで逃げのことを考えるのは、流石デスネー。
アナタがこの戦、最大の脅威かもしれマセーン!
現地に着くと、邪剣の山をどかすための一手を打ちマス。
きゅぽんとガラス瓶からバルタン艦隊を出して、地上に乗り上げマース!
この場がワタシの戦場デース!
あとはサングラスをかけて、……準備OK!
ピサロの攻撃を待ちマース!
向かってきた所でファルシオンを抜刀。頭上か、あるいは前後左右か。
どこから飛びかかってこようと、受け流してみせマショー!
そして、カウンターデスヨ!
「カモン! バルタンズ!」「バルー!」
船に潜んでいたバルタンズによる、一斉攻撃デース!
全方向から寄ってたかって、皆で袋叩きにしてあげマショー!
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キャバリア2機からの激しい連続攻撃に『邪剣』ピサロ将軍は咄嗟にあらゆる邪剣を周囲に振りまいて。それらをデコイとして索敵をかいくぐり、どうにか安全な場所まで退避する。
「ちっ、思ったよりも手強いな!」
ピサロが他の七大海嘯より優れている点があるとすれば、危険に対する嗅覚だろう。あるいは現状を正しく把握する能力というべきか。
「このままでは私はやられる。ならば適度に交戦しつつしのぐしかあるまい」
命あっての物種。死ななければ次の目もある。
そう考えたピサロは再び逃げの一手を打とうとして。
突如、島の地面の上を突き進んできた『船』に進路を塞がれた!
「なんとっ?!」
島に生えている邪剣もなぎ倒しながら突き進んでくる船は圧巻である。ひき逃げされるわけにはいかない、とピサロが大きく横っ飛び回避して。
「この期に及んで逃げのことを考えるのは、流石デスネー」
そこに降ってきたのはひとりの猟兵の声。それは船の甲板の上に立っていたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)である。
「アナタがこの戦、最大の脅威かもしれマセーン!」
そう言って『ファルシオン風サムライソード』ことファルシオンを抜刀するバルタン。その目にはめくらましの光対策のサングラスがきらーんと光っている。これで眩しい光はシャットアウトだ!
「ちっ、貴様どうやってここまで……!」
言うが早いか、八艘飛びで加速してバルタンに斬りかかるピサロ。しかしその先制攻撃はバルタンの想定内。いかに素早くとも視界さえ生きていれば。
切れ味よりも頑丈さを考慮した無骨な刀でピサロの邪剣を受け止めて、そのまま攻撃をいなすバルタン。
唐突に始まった戦闘であっても、自称『脳筋仕様の戦闘民族(奉公人風味)』は隙の無い動きでピサロに対応したのであった。
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少し前。島に上陸したバルタンは場所が悪かったのか、海岸線にもかかわらず、全力で島に生えていた邪剣で道を塞がれていた。
「アウチ……」
と思わず声が出るほどに。
しかしバルタンも無策で乗り込んできたわけではない。この程度なら『どうとでもなる』。
「ココで邪剣の山をどかすための一手を打ちマース」
きゅぽん、と軽快な音を立ててガラス瓶のコルク栓を引き抜くバルタン。ボトルシップの中に在ったのは『バルタン艦隊』、ミニ・バルタンたちが作り上げた船団。ミニ・バルタンが何かって言うと、15cmくらいの大きさの二頭身バルタン(自立型サポートロボット)である。つまり、ちっさいバルタンがいっぱい乗り込んでいる艦隊とご想像ください。
そのバルタン艦隊が邪剣島に乗り上げる。普通は陸路とか想定してないだろうけども、そのまま勢いとか気合とかで島の上を突き進んできたのである。もちろん邪剣を船体で踏み潰しながら!
そんなわけで、邂逅した時バルタンは船の上にいたということなのですよ。
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ピサロの八艘飛びによる先制攻撃をファルシオンで受け流したバルタンはそのまま身を翻してその場で素早く回転。ピサロが退く前に、ファルシオンによるカウンターの一撃をピサロへ叩きつける。
「くっ!?」
その一撃を邪剣で受け止めながら、体が浮いていたせいかそのまま押し戻されるピサロ。しかし新たな邪剣をもう片方の手に生み出してそれを振りかぶる!
「一人で挑む心意気やよし! しかしその程度の腕では」
「カモン! バルタンズ!」
「「「バルー!」」」
「なっんだとーっ?!」
ピサロのセリフをぶった切って、バルタンが号令をかけると、その声に従って船の中からわらわらわらっと現れるミニ・バルタンたち『バルタンズ』。もちろんただの和みマスコットではなく、一様に武器を構えている。剣や槍といった近接武器はもちろん、ガトリングガンとか殺意の高いものまで。
「全方向から寄ってたかって、皆で袋叩きにしてあげマショー!」
「「「バル~♪」」」
遠近より取り見取りな攻撃手段で以て、ありとあらゆる角度からピサロに攻撃を加えるバルタン&バルタンズ。その攻撃を周辺に生み出した邪剣でどうにかしのぎながら。
「貴様、卑怯だぞ!」
「アナタに言われたくありマセーン!!」
そう叫ぶピサロであったが、速攻逃げようとしていた事実とファルシオンで理論も体も一刀両断するバルタン。
「がっ……き、さま……」
「フィニッシュ!」
「「「バルーーー!!!」」」
バルタンの攻撃で完全に動きが止まったピサロへ、バルタンズの一斉攻撃が炸裂する。
「フゥ、終わりましたカネ?」
バルタンの言葉はフラグでも何でもなく。
猟兵たちはこの場の『邪剣』ピサロ将軍を倒すことに成功したのである。
大成功
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