羅針盤戦争〜罪深き侵略渡来人よ、汝に地獄たる罰を
「ほほう?どうやら異世界への転移逃走計画は潰えたようだな?」
そう一見大物染みた構えで猟兵たちによる本拠地の発見に気が付く女がいる。
名を七大海嘯『邪剣』ピサロ将軍、という。
かつて、インカ帝国を滅ぼした蛮族の王。
コンキスタドールという『侵略』という蛮行を極めた存在の最後の将に相応しき下劣畜生だ。
「まぁ、盟友コルテスを破りカルロス王や他の七大海嘯をも苦しめている者達だ。これは撃退しかあるまいよ」
そう薄く笑った後、保身に濡れた女将軍は邪悪に口元を歪めて嘯く。
「私の本領は侵略! 金にもならぬ事に関わってなどいられるか!賞金首?それを払うカルロスがやられたら終わりではないか!」
そう、コルテスが『下劣』ならこの侵略者は『卑俗』な本性を見せ、背後の最早憎悪にかられて呪神たる姿へと化した太陽神へ語り掛ける。
「おい、私に取り憑く『黄金太陽神』よ、「界渡り」の準備をしろ!」
そう、許されざる言葉を吐いた。
「お前が私を恨むがままにしているのは、もちろん私が油断なく強いからだが、お前が世にも稀な「界渡り持ち」だからだ」
ニコニコと、表面上は爽快としているが故に悍ましさが際立つ笑顔を向けながら女将軍は配下とした『黄金太陽神』に命令を下す。
「さぁ、タイムリミットは来月一日の16:00まで!それまで精々私は行き足掻いて見せようか!」
「残念だが、死んでもらう。惨たらしくな」
そう怒気を振りまきながら妖刀の妖気を解除した剣士のグリモア猟兵、東雲・深耶(時空間切断剣術・空閃人奉流流祖・f23717)は集まった猟兵たちに語り掛ける。
「最後の七大海嘯の将『邪剣』が見つかった……予知で知っているとは思うが、その正体はインカ帝国の征服者ピサロ将軍だ」
その卑劣な策謀でインカ帝国を滅ぼした手腕は現在では南米に縁が無くとも卑劣に捉える者も決して少なくない。
「そして、エンパイアウォーで発見された侵略渡来人コルテスの盟友とのことだ……後は、一見して爽快とした雰囲気を纏っていても、その本性がどのような者か分かるな?」
そう言って先制対策などの本拠地戦における対策を深耶は語る。
「まず、配下にした黄金太陽神による目くらましの光、それを背中に背負ったピサロめが高速移動ユーベルコード『八艘飛び』を駆使して襲い掛かってくる。それに舞台となる邪剣島は各世界のあらゆる剣が群生植物の如く生えている。それらに気を付けて戦闘することが重要になるな」
そう言うと深耶は妖剣に宿る妖気を練り上げながら、そこから黄金の光と同化させていく。やがてその光が収まるとその場に招集された猟兵に光が付与された。
「今のは黄金太陽神に断定的に干渉し、ピサロ将軍に『地獄の如き罰』を強制的に執行できる権能を君たちに宿した。時空干渉ユーベルコードを得意とする私とグリモアがあればこその話だがな」
そういって、再び妖気を練り上げて転移の術式を起動させていく。
「……失った命と誇りは戻らんが、せめてその分だけ地獄を見せてやれ。そうすれば、少しは報われるだろう」
黒代朝希
邪悪なる侵略者よ、地獄の責め苦に喘ぎながら苦悶のまま滅びされ。
絶対悪を滅ぼす者、猟兵がやってくるぞ。
プレイングボーナス
『敵の先制攻撃、八艘飛び。めくらましの光、地面から生える剣に対処する』
に加えて
『ピサロ将軍に『地獄の如き罰』を与える』
ことです。
第1章 ボス戦
『七大海嘯『邪剣』ピサロ将軍』
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POW : 太陽の征服者
全身を【黄金色のまばゆい光】で覆い、自身の【『八艘飛び』による加速度】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : 八艘九連飛び
自身の【背後の黄金太陽神】が輝く間、【「八艘飛び」による超高速斬撃】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : 三千邪剣世界
自身からレベルm半径内の無機物を【ピサロの意のままに宙を舞い、敵を襲う邪剣】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:もりのえるこ
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
空桐・清導
POWで挑む
他の世界には行かせない
アンタの悪事は此処までだ!
八艘飛びの高速移動やUCの強化
それには[気合い]によって追いつき、
強化度合いに比例した[限界突破]と
[オーラ防御]によって対応
生えている剣はレザーで[なぎ払う]
天高く殴り上げ、
オレも太陽を背にするくらいまで[ジャンプ]
せめてと光を放つだろう
―だが
手を貸してくれ太陽神
アンタの光でオレの背中を押してくれ
恨みより、祝福の方が神様らしいだろ?
めくらましの光は今、眩い陽光となる
天に輝く太陽と化身たる黄金神
2つの光を受けてUCはかつてないほどに滾る
自分の強欲故に、アンタは負ける!
さあ、海の底まで墜ちていけ!
天神必殺!サンシャイン・ゴッドフレア!!
「他の世界には行かせない。アンタの悪事は此処までだ!」
そう深紅の機械鎧を身に纏った青年、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)がピサロに向かって叫ぶと同時、女将軍は高速移動ユーベルコード『八艘飛び』を用いて疾走する。
「やっぱりそう来たか!なら、こちらは……」
それに対して空桐が行った対抗策は単純である。
「何……!?私の『八艘飛び』と同じとは行かなくとも、対応できるようになる速度に移行した、だと……」
どんな絡繰りだと一瞬思うが、ピサロは直ぐにあの紅い機械鎧が補助を行っているのだとすぐに辺りを付ける。
「それならばやりようというものはある!」
と、更に『八艘飛び』で加速していき機械鎧のオーバーヒートを狙うピサロ。
そうして時間を稼いで限界稼働させていき、稼働限界が来たところを叩く、
「……な、さらに加速性能が、上がった、だと?」
「見誤っているぜ!俺は機械鎧に頼っているんじゃない!」
空桐が行った『八艘飛び』への対処とは――単純に気合と根性で体を鼓舞し、肉体性能を引き上げているだけだ。
そんな真実に虚を突かれたピサロは、空桐の勝ち上げるようなボディブローを胴体に叩き込まれる。
そこで、ピサロは全身を覆う太陽光を放射してカウンターを狙うが、
「(手を貸してくれ太陽神。アンタの光でオレの背中を押してくれ)」
そう、今度こそ機械鎧の機能を用いて精神感応を行って秘かに黄金太陽神に語り掛ける空桐。
「(恨みより、祝福の方が神様らしいだろ?)」
そんな真っすぐな言葉は、呪の神へと落ちた太陽神の心を確かに震わせ――
「な、ごばぁぁぁッ!!?」
胴回転の勢いをつけた踵落としを顔面に喰らうピサロ。
「ふたつの太陽のユーベルコードを付与させたものだ!熱いだろうぜ!」
そうして音速の勢いで地面へと叩きつけられ、地盤へとめり込んでいきやがて海中へと沈むピサロ。
「自分の強欲故に、アンタは負ける!さあ、海の底まで墜ちていけ!」
そうして顔面に踵を叩きつけた時にピサロに付与させた太陽光がきらめきを放ち――
「天神必殺!サンシャイン・ゴッドフレア!!」
水底にて、邪悪を焼きながら輝いた。
大成功
🔵🔵🔵
宴・段三郎
ぱくりじゃ〜
義経のぱくりじゃ〜
【行動】
刀鍛冶として邪剣とやらに興味があるのじゃ。
あれ、全部わしが妖刀に変えたらどうなるのかのう
超やべぇ妖刀ができるかのぅ
しかしまずは先手の技を対応せねば
やつのぱくり…もとい八艘飛びを止めるに全体攻撃が有効かのう
号『酔月』
号『夜』
の二刀流で【2回攻撃】、【範囲攻撃】を使い、手数の多い敵の剣を全部月光と妖刀で弾き落とすのじゃ
後、事前に奴の部下がいるなら夜を抜いた時に一緒にぶっ殺すのじゃ
で、奴の剣を攻撃しながら回収し、わしの号『化生炉』の専用ゆーべるこぉど鍛治仕事で邪険を原料に「この世で一番やべぇ一振りの妖刀』を鍛刀するのじゃ
戦闘技能全部使用でこの一太刀にかけるのじゃ
稷沈・リプス
自称人間な男。
対処っすけど。
念動力で浮かんで空中戦の要領で地面の剣を避けて。
目をつぶって結界術とからくり人形で攻撃はじきつつ、蝕神権能分け持つ『明け呑む蛇』、背後の太陽呑むっすよ。
黄金太陽神、蛇の中で一時休むといいっすよ。恨みは俺たちで返すっすから。
隼ライドで反撃。あ、隼も怒ってるっすね?
月も味方に戦うっすよ。位置は明け呑む蛇が常に教えてくれるっす。
低空飛行。嘴でつつき、爪にて抉れ。
我は蝕神■■■■。ああ、傲慢で卑劣なるかなピサロ。汝に逃げ場はないと知れ。
太陽冠する限り、我はどこへでも追いかける。
※
隼『世界と神群違えど、その卑劣さ、許すまじ!』
「グ……顔が焼けたぞ……」
そう深海からなんとか這い上がり、先程受けた負傷を『邪剣』の力で癒しながら本拠地へと戻ってきたピサロ。
負傷を追いながらも、未だに戦闘続行が可能であったが、その屈辱は凄まじいものであった。
「ぱくりじゃ〜義経のぱくりじゃ〜」
そのピサロと言う火種にガソリンをぶちまけたのは、ピサロが扱う高速移動ユーベルコード『八艘飛び』を指して揶揄するのは長き銀髪を後ろに纏めた女性的な見た目をした和装の刀鍛冶の少年、宴・段三郎(刀鍛冶・f02241)。
刹那に爆発した屈辱は、ピサロが黄金太陽神の『八艘飛び』を用いて高速で飛び回り段三郎へと九連の超高速斬撃を放つ結果へと変換した。
「まぁ、それはともかくとして……刀鍛冶としては『邪剣』とやらに興味があるのじゃ」
「(あれ、全部わしが妖刀に変えたらどうなるのかのう……超やべぇ妖刀ができるかのぅ……だが、まずは先手の技を対応せねば)」
そう心中にて呟きながらも、先制攻撃として放たれた『八艘飛び』を用いての九つの超高速斬撃を前に段三郎は二つの己が鋳造した妖刀を取り出す。
それは、光が半径100mまで物理的斬撃性を持つ月を発現させる妖刀、、号『酔月』。
それは、鯉口鳴らすと半径10kmの空を夜に変え、星の代わりに妖刀を降らす妖刀、号『夜』。
その二つの妖刀が抜かれた時に現れた光景は夜と月光を以て悪辣なる侵略渡来人を切り刻む聖斬の光景であった。
「――『鍛治仕事』」
その戦場に降り注ぐ月光と妖刀の雨によって超高速斬撃による先制攻撃を中止せざるを得なかったピサロを前に、段三郎は専用ユーベルコードを起動させる。
「この戦場を象徴している邪険を原料に「この世で一番やべぇ一振りの妖刀』を作ったら……どうなるかのう?」
瞬間、段三郎は邪剣島を象徴する巨大な日本刀二振りへ干渉、再構築して等身大の日本刀一振りを彼の手元に顕現させる。
「まぁ何じゃ、生前でもおぶりびおんとしての生でもやり過ぎた。報いは受けてもらわなければな」
瞬間、オブリビオンへと叩き込まれる妖刀による斬閃が放たれた。
「うへぇ、こんな奴もオブリビオン化してコンキスタドールになってんすね……」
そう、稷沈・リプス(明を食らう者・f27495)は目の前の骸の海からしみ出した過去の侵略者に目を向け、
「――『蝕神』としては許しがたいな」
そう、本来の神としての口調を見せた。
「まぁ、ともかく先制攻撃を凌がなくちゃっすねぇ……とりあえず、地面は危ないので」
念動力で空を飛び地面に群生する剣を避けていく『稷沈・リプス(明を食らう者・f27495)』。
「そして……借り物かどうかはいま断言できんが……『八艘飛び』は源義経のユーベルコードであろうよ、ピサロよ」
結界術とからくり人形を用いて連続した放たれる九つの超高速斬撃を受け止める『蝕神■■■■』。
そうして順調に『彼』は先制攻撃を凌ぐと同時に蝕神の権能であり、本能である『明け呑む蛇』を用いて黄金太陽神に干渉していく。
「黄金太陽神、蛇の中で一時休むといいっすよ。恨みは俺たちで返すっすから」
『世界と神群違えど、その卑劣さ、許すまじ!』
「あ、隼も怒ってるっすね?」
『明け呑む蛇』による『蝕』の権能を用い、ピサロが有する黄金太陽神を奪還すると同時に『彼』が起動するユーベルコードは意思を持つ白銀の月女神の隼を顕現させる異能。
その意思持つ白銀の隼が、卑劣な侵略者のへの怒りを滾らせながら『蝕神』と共に突撃する。
「低空飛行。嘴でつつき、爪にて抉れ――そして聞け、侵略者よ」
隼の上から語り掛けるは、『呪われた神』が一人、その名は――
「我は蝕神■■■■。ああ、傲慢で卑劣なるかなピサロ。汝に逃げ場はないと知れ。太陽冠する限り、我はどこへでも追いかける」
そう、どこまでも逃がさずに報いを受けさせると宣言すると同時、月と日の『蝕』を司る権能を用いて星の力に干渉する『蝕神』。
「人々が抱く誇りは冒涜されてはならぬ故、それを蹂躙した者こそは無条件に蹂躙されるべきなのだから」
瞬間、星を蝕む者が、蹂躙者の存在を蝕んで行った。
大成功
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大豪傑・麗刃
例えばピサロの殺気、息づかい、筋肉の音。一方命を持たぬ剣も殺戮を意図した製作者の意思を反映し『殺気』を放っている。視覚に頼らずともそういうのを読み取る事で動きや場所がわかる。
その上で先制攻撃は気合を入れて限界を突破し、「相手が動いた防ぐ」でも「動いた防いでた」でもなく「防いでいた動いてた」ぐらいの超早業で武器受け。
そして地獄の如き罰。つまりあれか
ネタ死
えっと日サロちゃん。色白なのにガングロになりたいのかね。
違った?ごめんピンサロちゃん。
黄金太陽神の輝きとかけ、あけっぴろけな人ととく
そのこころは
みえない
で笑い死にするか、動揺してる間に斬られるかしてもらうと。
いずれにせよ地獄のような屈辱であろう。
ミュゲット・ストロベリー
…ん、根っからの悪人ってわけね。ってことは、心置き無く斬り刻めるわね。
敵の先制攻撃は、【結界術】と【オーラ防御】による防御と、【衝撃波】による相殺で防ぎきるわ。
防ぎきったら反撃よ。
【地形破壊】で地面から生えた剣を破壊しつつ、【空中浮遊】して【空中戦】メインで戦うわ。
光を直接見ないように、目を閉じて【第六感】と【索敵】を頼りにヤツを辿るわ。
同時にUCを発動して能力を底上げしたら、ヤツの速度にもついていけるはずよ。
code six : Minerva・解放。
装備した霊剣ミストルティンによる連続攻撃、地獄の底で苦しみながら沈むといいわ。
ティノ・ミラーリア
見つかって、今更逃げようだなんて…そうはさせない。
蝙蝠眷属の光に阻害されない聴覚で「情報収集」し邪剣の動きを「追跡」。
攻撃を探知して纏影と影狼の「かばう」で「拠点防御」し初撃を凌ぐ。
光が強ければそれだけ、影も濃く強くなるんだよ…。
処刑人の剣もガードに使いつつ接近してきたところを影槍の「串刺し」や、
再生成した眷属や影狼と、影に混ぜた操血の「毒使い」で「範囲攻撃」。
大体の位置が分れば…後は範囲で叩けば少しくらいは当たるよね。
攻撃で位置を捉えたら≪支配の鎖≫を発動して拘束、UCを封印する。
囚われた気分はどうかな?
鎖と拘束具で動きを封じたところで処刑人の剣による執行を行う。
【アドリブ・連携可】
才堂・紅葉
さぁてケジメの時間よ
あんたの財宝は私が供養してあげるから心配しないでね
俗なやり取りとは裏腹に冷徹に詰めよう
目映い光はアルダワゴーグルの対閃光防御で対応
八艘飛びと超速の連撃は、加速度を殺す「重力子弾頭」の早撃ちで結界術で捕縛し、その体勢を崩すことで対応
鈍った速度を見切りジャストガード、グラップルでの回し受けで受け流しましょう
反撃は段取りが全て
真の姿の強化速度でその懐に肉薄し、掌打で「ハイペリアの紋章」をアートで刻み、爆縮攻撃に繋げます
「奈落門」
決まれば、刻んだ紋章を基点に、気合で奈落門の封印を解く
結果として、奴の操る邪剣の全てが、奴自身を串刺しにする刃と変じる事でしょう
「外道には似合いの末路ね」
ヨナルデ・パズトーリ
アレンジ連携歓迎
妾が言うは一つ
疾く滅びよ下郎が!
魔法は原則※高速詠唱で※範囲攻撃
目潰し対策
目を閉じ※野生の勘と※第六感で敵の動きを※見切り対応
先制、八艘飛び・剣対策
※移動は空中戦
※天候操作で※地形破壊級の大嵐
更に※マヒ攻撃の※神罰の雷※属性攻撃※全力魔法と※目潰しの※呪詛入り闇※属性攻撃※全力魔法の※多重詠唱による乱れ撃ちで戦場を闇に包む
其処に加え※結界術と※式神使いの応用で※マヒ攻撃を放ち移動を邪魔する障害物と※存在感と※殺気を持つ※残像をばら撒き攪乱
※自身は※目立たない様※闇に紛れ攻撃は※オーラ防御を纏った※シールドバッシュで防ぐ
※空中戦で肉薄
UCの技を『怪力』『グラップル』で放ち『蹂躙』
七那原・望
真正の下衆が相手ですか。やりやすくていいですね。
島の中なら飛べます。
背中の翼で【空中戦】。剣の届かない高度を保ちましょう。
目くらましの光は元々見えないので関係ないですね。
【高速】【多重詠唱】【全力魔法】で【結界術】を何重にも展開し、敵のユーベルコードによる攻撃を受けてる最中も結界の追加展開を行う事で凌ぎます。
【第六感】と【野生の勘】で敵の行動や隙を【見切り】、9倍に増えた攻撃の最後の一撃の防御成功に合わせて【カウンター】【クイックドロウ】【全力魔法】【零距離射撃】【世界】を放ちます。
お前にわたしを満足させる答えは出せませんよ。
さて、黄金太陽神さん。
今こそこの下衆へ地獄の如き罰を下しましょう。
アリス・セカンドカラー
ふむ。めくらましはそもそも視力以外の知覚(第六感/読心術/結界術/聞き耳(エコーロケーション))があるから目を瞑っていても問題なし。いっそ背中も向けちゃいましょ。
八艘飛びねぇ、私の結界術ならUC相手でも透明壁を出して空中でベチンってやる程度出力は出せるはず。
地面から生える剣?結界術天候操作化術武器改造で疾く風化させてしまえばいいわね。
では、宣告しましょう。
『あなたに『地獄の如き罰』を与えてあげる♡』
ふふ、私の色欲の権能(神罰)を用いた妄想結界術で姦淫地獄を顕現させて“罰”を与えましょう。拒否してもペナルティで姦淫地獄逝きよ♪限界突破突破した快楽で蹂躙してあげる☆
えっちなのうみそおいしいです♡
「(ピサロの殺気、息づかい、筋肉の音。一方命を持たぬ剣も殺戮を意図した製作者の意思を反映し、『殺気』を放っている)」
そうして珍しく剣豪としての力量を用いてピサロの加速ユーベルコードを凌ぐのは大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)。
視覚に頼らずともピサロの殺気などを読み取る事で動きや場所を判別し、その突撃を武器を用いて防いでいく。
「ところで日サロちゃん。色白なのにガングロになりたいのかね」
「ピサロだ!フランシスコ・ピサロ!!」
「違った?ごめんピンサロちゃん」
「貴様……」
「ひたすらにボケ倒していくぞ!そんな私に斃されて屈辱のまま骸の海に還るが良い!」
そう、あるがままの自分――ネタキャラとしてこの戦いに挑む麗刃。それを以ってピサロに罰を与えると。
「……ん、根っからの悪人ってわけね。ってことは、心置き無く斬り刻めるわね」
そう言って先制攻撃の対策として『霊剣ミストルティン』に結界とオーラを張り巡らせていくのはミュゲット・ストロベリー(ふわふわわたあめ・f32048)。
ピサロが放つのは周囲の無機物を『ピサロの意のままに宙を舞い、敵を襲う邪剣』へと変換して敵対者を斬滅する物質変換ユーベルコード。
「衝撃波展開、放射、拡散!」
360度全方から襲い掛かってくる邪剣を退けるべく霊剣に付与した結界とオーラを衝撃波を媒介として放つミュゲット。
その放たれた衝撃波、結界、オーラがなます切りにして串刺ささんと迫る邪剣を弾き飛ばしていく。
そうして邪剣使役のユーベルコードを凌ぎ切ったミュゲットは、『邪剣』たるピサロに『霊剣』を突きつけ、告げる。
「穢れし侵略者ならば苦悶の罰を受けなさい」
「そう、見つかって、今更逃げようだなんて……そうはさせない」
静かに告げるのはティノ・ミラーリア(夜闇を伴い・f01828)。
「『纏影』、『影狼』」
語り掛けるのは自身の影の眷獣。解き放たれた使い魔を介してティノは戦場全体とピサロの動きを把握、その得られた情報を反映して動いていく。
「甘い!」
しかし、ピサロも強力なユーベルコードの持ち主。高速移動ユーベルコード『八艘飛び』を用いてティノに肉薄、その加速能力から放たれる九つの超高速斬撃を彼に放つ。
「光が強ければそれだけ、影も濃く強くなるんだよ……」
九つの衝撃音、それはティノを庇う様に展開された『纏影』と『影狼』の影の肉体。
「……背後の黄金太陽神を逆に利用したか」
既にある程度奪還し返した黄金太陽神。彼から放たれる背後の強烈な光をティノは利用して『纏影』と『影狼』を強化し、超高速斬撃を防ぐことに成功した、という訳だ。
「さぁてケジメの時間よ」
そう冷たい目でピサロを見下ろすのは才堂・紅葉(お嬢・f08859)。
「あんたの財宝は私が供養してあげるから心配しないでね」
俗な言葉とは裏腹に、その紅葉の行動は冷徹そのものであった。
アルダワゴーグルを装着して眩い閃光から目を保護し、リボルバーから加速度を殺す『重力子弾頭』を早打ちしていく。
しかしピサロは高速移動ユーベルコード『八艘飛び』を用いて『重力子弾頭』を回避し、弾いていく。
そのまま邪剣を用いて紅葉を切り捨てんとする――
「それが直撃したら、体勢を崩すわよ――剣で弾いても、直撃よね?」
刹那に、突き出した剣が地面に沈み込むような動きで体勢を崩すピサロ。
手に持っていた剣が『重力子弾頭』の影響をうけて超重量化したのだ。
「妾が言うは一つ。疾く滅びよ下郎が!」
そう、煮えたぎるような憎悪をぶつけてピサロに挑むのはヨナルデ・パズトーリ(テスカトリポカにしてケツァルペトラトル・f16451)。
彼女は『テスカトリポカにしてケツァルペトラトル』と言う猟兵。
ならば、ピサロを怨敵として狙うのは言わずもがなである。
「コルテスの下郎めと同じく、貴様だけは妾のこの手で骸の海に沈めてやろう……!!」
「ああ、成程……別の世界の『黄金太陽神』と同じ神群の神という訳か」
そう呟いたピサロは周囲の物質を邪剣へと変換、使役してヨナルデへと嗾けていく。
「疾く滅びよ、と言ったはずだ。抵抗は許さん!」
目を閉じると同時に空中浮遊を開始したヨナルデ、やがて周囲の天候はは地形破壊級の大嵐へと変わっていき、やがて夜が邪剣島を包んでいく。
「ふん、こんなもの――」
「異国の太陽神を使おうとする気か?自分で行ったことを忘れたか下種、妾はかの者と同じ神群だ」
そう、彼女はアステカの神に由来する猟兵。
故に、エンパイアウォーにてコルテスを撃滅し切った猟兵である。
故に、侵略者の権能よりも強く世界に働きかけられる故に、邪剣島を闇を閉ざすままに出来る。
「真正の下衆が相手ですか。やりやすくていいですね」
邪剣島の空をオラトリオの翼を用いて飛ぶ七那原・望(封印されし果実・f04836)は嫌悪感を隠さずに布で隠した眼をピサロへと向ける。
「目くらましの光は元々見えないので関係ないですし、剣の生えた地は飛んでいるのでこれも関係ないですね」
そう言って望は『八艘飛び』で切りかかってくるピサロの超高速の連撃を、攻撃を一つ受けるたびに結界を張り直していくことで防いでいく。
第六感などの直感的な感覚を用いて連撃を凌いでいく望。
「後6……5……」
敵のユーベルコードは『八艘飛び』を用いて放たれた超高速斬撃を9回に倍する行動多重化の異能だ。
あらかじめグリモア猟兵から早期化されている故に、望は9回凌ぎきることに注力していた。
「九回目……!!『銃奏・セプテット』!!」
七つの異なる銃で構成された超大型合体銃から銃弾をゼロ距離からピサロに叩き込んでいく望。
「最初に言っておきます。お前にわたしを満足させる答えは出せませんよ」
「ち、どいつもこいつも……」
そう舌打ちして一旦『八艘飛び』を用いて後退、島中を駆け巡って猟兵の死角から奇襲しようとするピサロ。
そうして、最後に転移してきた猟兵へと邪剣を振りかぶるが――
「八艘飛びねぇ、私の結界術ならUC相手でも透明壁を出して空中でベチンってやる程度出力は出せるはず」
「ごばぁ……!!馬鹿な!これが単純な技能、だと……!?」
そう単純な技能でユーベルコードの加速を打ち破ったのはアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202)。
彼女の結界術は最早ユーベルコードの域に到達しているが故に、ユーベルコードへの対処がそれ単体で状況や条件が許せば可能になり得るのだ。
「地面から生える剣?結界術を用いて天候操作、化術、武器改造の力で疾く風化させてしまえばいいわね」
そうして砂塵を邪剣島へと拡散、島中の剣を朽ち果てさせていく。
「さぁ、これで全員の先制攻撃は凌いだわね……アリスと遊びましょ?」
「舐めるなよ……先制攻撃が無かろうと貴様ら等打倒せるわ!」
「黙れ!これ以上の呼吸と心拍をするな!」
そう憎しみの激情を叩きつけるヨナルデ。
それに呼応するように他の猟兵もユーベルコードを起動させていく。
それぞれ先制攻撃とは別に常時発動しているピサロの背後に聳える黄金太陽神の光をそれぞれの対処で防ぎながら、猟兵は侵略渡来人ピサロ将軍へ『罰』を叩き込んでいく。
「黄金太陽神の輝きとかけ、あけっぴろけな人ととく。そのこころは――みえない」
「……だからなんだ?」
そう言って霊刃の斬撃を防ぐピサロ。
しかし、妙な事に気が付く。
「私の握力が……弱い?」
霊刃のユーベルコード『ネタキャラとしての矜持(ソレデモワタシハギャグヤネタガヤリタイ)』は、ギャグを触媒として相手の『シリアスな空気や平常心で戦闘に挑む姿勢』を攻撃する。
一見ふざけているようであるが、その真価は『敵対者の調子等の真剣勝負に纏わる精神状態を狂わせる』事にある。
「チッ!結構有効なユーベルコードではないか!」
「そうでなかったら流石に戦争の幹部級には出さないとも」
「こちらにも気を付けなさい――『第陸術式【神域の叡智】(ナンバーシックス・ミネルヴァ)』」
次に起動されるのはミュゲットのユーベルコード。
能力は『脳に施された術式を展開、起動し演算速度を一時的に増強。全ての能力値を6倍にする』と言うものである。
その増強された能力には無論、素早さ等加速につながるものも存在する。
故に、『八艘飛び』を用いて縦横無尽に駆け回るピサロを捕らえることが出来るのだ。
「地獄の底で苦しみながら沈むといいわ」
「冗談……ではない……!!」
そう霊剣ミストルティンを突き刺そうとするミュゲットの一撃を剣で弾き、他の猟兵の攻撃を防ぐ体勢を整える。
「うふふー、アリスと遊びましょ」
そこへ迫るのは超弩級の存在、アリス・セカンドカラー。
「では、宣告するわ――『あなたに『地獄の如き罰』を与えてあげる』」
瞬間、ピサロの脳内に差し込まれる卑猥な淫獄の刑。
「えっちなのうみそおいしいです、拒否しても姦淫地獄逝きよ♪」
「あばばばばっ」
そう色欲の殉教者による妄想のシンクロ。何せアリスがそんな依頼に対して積極的な参加をして『規制済み』な事に長けているのは猟兵の中でも随一の存在の一人だ。
「――舐めるなぁ!!」
だが、彼女の餌食となりかけたのは七大海嘯『邪剣』ピサロ将軍。
アリスの妄想世界を黄金太陽神を用いて脱出。そうして疲労の息を吐きながらも『八艘飛び』にて安全な地帯へと逃れようとする。
「――『世界(レ・ミゼラブル)』」
と、そこへ顕現するのは望のユーベルコード。
「さて、黄金太陽神さん。今こそこの下衆へ地獄の如き罰を下しましょう」
そのユーベルコードは自身の経験と価値観に基づく想像から対象を飲み込む悪意と絶望に満ちた疑似世界を召喚し、満足な答えを得るまでこの世のありとあらゆる悪意、苦痛、陵辱で攻撃する固有結界型ユーベルコード。
「言ったはずですよ。お前にわたしを満足させる答えは出せません、と」
瞬間、ピサロに襲い掛かる悪意、苦痛、凌辱。
インカ帝国の民の憎悪、悲哀、赫怒。
それらを軸にピサロを切り刻んでいき、焼き尽くしていていく。
「―――」
声にならない絶叫。喉を震わせながらピサロは悶えていく。
やがて、結界から排除されたピサロ。無論、恩赦を駆けた訳では決してない。
「『ハイペリア重殺術・奈落門(アビスゲート)』」
掌打で「ハイペリアの紋章」をピサロの腹部に刻みこむ紅葉。
「奈落門」
そうして腹部に刻まれた「ハイぺリアの紋章」を基点として解かれる奈落門の封印。
ハイペリアの紋章に施された、最奥に天文学的質量を封じた奈落への扉が開かれ――
「あがぁ!!」
胎内から突き出る邪剣の束。それは内側からピサロを引き裂きながらも飛び出していくのも止めはしない。
それだけでなく、風化したが未だ残っている剣の残骸も磁石に引き寄せられるが如くピサロへと向かい、突き刺さっていく。
「外道には似合いの末路ね」
そうして、内外から剣で突き刺されたピサロ。しかし未だにその眼には諦めと言うものが存在しない。
「まだまだぁ……私は、他の世界を侵略して……!」
そうして黄金太陽神の権能を引き出して治癒していこうとするピサロ。
「――『支配の鎖(ドミネイト・リストレイント)』」
しかし、そこへ【鎖】【首輪】【手枷】が周囲の陰から顕現し、ピサロへと嵌められる。
「何だこれは、私のユーベルコードが……」
「ユーベルコードを封印させてもらった。囚われた気分はどうかな?」
そうして重厚な片刃の大剣を振り上げたティノが、影から転移してきたように現れる。
「君は、生前でもコンキスタドールになってもやり過ぎた」
「ふ、ふざけるな!」
「それは、インカ帝国の人が君に向けた言葉じゃないかな?」
そうティノに告げられ、生前の記憶がフラッシュバックするピサロ。
その様子を見たティノは目をつぶった後、剣を振り下ろす。
「やめろ、やめろ止めろ止めろ―――!!」
「そう言って、やめたことがあるのかな?」
瞬間、振り下ろされて首を絶たれるピサロ。
しかし、その遺体は骸の海には帰らない。
「彼女は、一番引導を渡すことに相応しいですからね……」
「……ぐはぁ!!、く、首を絶たれるとは……」
そう断たれた部位を撫でながら苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべるピサロ。
「まぁ良い。一度死んだが完全に滅びた訳ではない。ならば逃走準備を整えて――」
と、そこで周りを見渡したピサロ。
――そこは、見覚えのある石造りの祭壇であった。
「逃げられると思うな。貴様には、虚無も滅びも許しはしない」
そこに響くは、威厳に満ちた少女の声。
「骸の海に溶けることすら許さん。ただ、無意味に在れ」
瞬間、嬲り飛ばされ地面へと叩きつけられるピサロ。その身体を取り囲んだのは――
「ば、馬鹿な……何で奴らがここに……?」
――自らが滅ぼしたはずのインカ帝国の者達。
「少しあのオラトリオの猟兵の力を貸してもらってのう……疑似再現じゃが、貴様らに滅ぼされた者たちの霊魂をこの固有結界内に顕現させたのじゃよ」
そう言うと同時、ピサロを切り刻んでいくインカ帝国の住民。ピサロは抗おうとしているが、ユーベルコードを封じられているのか一市民の攻撃に手も足も出ない。
「ああ、痛みは感じるが死も滅びも訪れん。発狂することも出来んし失神することも出来んよ」
そうして何度も何度も八つ裂きにされながらも復元し、また八つ裂きにされるという事を繰り返されるピサロ。
「や、やめろ……」
「止めろ下等生物がぁぁぁぁ!!」
そこに響くは、ピサロにとって聞きなれた盟友の声。
「え、エンパイアウォーで戦死したはず……」
「コルテスめもわざわざ骸の海から呼び出してやった。なんせ妾はエンパイアウォーでは滅ぼすに滅ぼしたからのう」
ヨナルデ自身とその由来、それを召喚の触媒として骸の海から滅んだコルテスをサルベージして無間地獄へと招来したとのことだ。
そして、ただ八つ裂きにされるだけではない。
世界中のありとあらゆる罪人へと化せられる刑をアステカ・マヤの形式で再現し、二人の蛮族に禊の罰を与えていく『テスカトリポカにしてケツァルペトラトル』――
「――ただ、無意味に苦しめ。我らの全てを踏み躙った報いを受けてな」
そうして、二人の侵略渡来人は生前の蛮行の報いを受ける。
骸の海へと変えることすら許されず、永劫終わらない苦痛を。
大成功
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