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羅針盤戦争〜我ら、終を終わらせる猟兵なり

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #カルロス・グリード #オブリビオン・フォーミュラ #終の王笏島 #プレイング受付締め切り

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「……遂に、この時が来たか」
 そう、起源にして頂点たる『王笏』――『終の王笏』、カルロス・グリードは終の王笏島にて玉座に坐しながら大海原を見渡す。
 このグリードオーシャンのオブリビオン『多世界侵略船団コンキスタドール』の頂点に立つ『終の王笏』はこの本拠地である終の王笏島の空間座標から、転移術式を接続可能とされたことをすでに悟っている。
「……我の王笏島で最早発見されていないのは『六の王笏』のみ。そして配下の七大海嘯の内発見されていないのは『邪剣』のみか……我の妻だけでも、逃してやりたいのだが……それを見逃してはくれぬか」
 そう、傍らのメガリスを使ってホログラムを展開する『終の王笏』。
 空中に表示されたのは彼の妻である『桜花』メロディア。
 彼女曰く、『飽くまでも利害関係』であり『カルロスを想っての事では無い』とのことだ。それが真か虚かはこの際置いておこう。
 問題は、彼を含めた『王笏』全てが来月の一日の16時までに撃滅されていないとこのグリードオーシャンに猟兵たちは転移してこれなくなるとのことだ。
 ならば――
「……我は、この起源にして終焉たる『終』の我を使い捨てる覚悟を決めた。『六の王笏』である我が発見されないか発見されても間に合うなら、賭けてみるしかない」
 そして、できるならば……
「……我が配下『桜花』にして我の妻よ。もしも我が潰えて『多世界侵略船団コンキスタドール』が滅んだとしても……せめて汝だけは生き延びていてほしい」

「……貴い思いなのだけど、許されないのよね」
 そう複雑な表情を華憐な幼顔に浮かべるのはシャルロット・シフファート(ツンデレの国のアリス・f23708)。
「……『終の王笏』の本拠地が発見されたわ。アンタたちにはここに坐す『終の王笏』の撃滅を依頼するわ」
 『多世界侵略船団コンキスタドール』の文字通りの王である『王笏』、その『終』たる存在ならばコンキスタドールにおいてその存在が失われたならば、尋常ならざる損失が彼らを逃したとしても与えられるだろう。
「つまり、これは一回一回……私以外のグリモア猟兵が予知した分だけ『多世界侵略船団コンキスタドール』に大きな痛手を与えることが出来るのよ」
 そう語るアリス適合者の少女は直前に垣間見たアリスラビリンスを司る『六の王笏』の予知について思うところがあるのか少し考え込むが、やがて頭を振って集まって猟兵たちに語り掛ける。
「アイツ、『終の王笏』の能力は単純よ。『強大な権能を宿したメガリスの力を振るう』、それがアイツの『メガリス統制型ユーベルコード』よ。無論のことそれが絶対先制攻撃権によって先制攻撃で放たれるから、アイテムなり技能なり行動なりユーベルコードなりで対処してきなさい」
 そう言ってシャルロットはブリーフィングを締めくくると、タブレットをタッチして転移の術式を起動させる。

 瞬間、猟兵たちの目の前に広がっていたのは豪華絢爛極まる王宮と、『王笏』の正体たる『終』、カルロス・グリードその者であった――


黒代朝希
 ……最早、言葉は不要。
 決着の時は来た。
 『終』を終わらせましょう。

 多世界侵略船団コンキスタドール 総代船長
 七大海嘯『王笏』カルロス・グリード

 プレイングボーナス
 『敵の先制攻撃ユーベルコードに対処する』
99




第1章 ボス戦 『七大海嘯『終の王笏』カルロス・グリード』

POW   :    メガリス『鉄鎖ドローミ』
命中した【対象1体のユーベルコードを封じる鉄鎖】の【全長】が【対象を束縛するのに充分な長さ】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
SPD   :    メガリス『オーシャンオーブ』
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【王宮にある大量のメガリス】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ   :    メガリス『さまよえる舵輪』
【様々なメガリス】で武装した【コンキスタドール】の幽霊をレベル×5体乗せた【空飛ぶ幽霊船】を召喚する。

イラスト:hoi

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

黒城・魅夜
この翼を使って「空中戦」を行いましょう
「範囲攻撃」の「衝撃波」を放って幽霊船を迎撃しつつ
さらに高速と高機動を両立させ攻撃を回避していきます
いかに数が多くても幽霊たちは「殺意」の塊
ゆえにその殺意の方向を「第六感」で「見切れ」ばいいのです
多少の被弾は「オーラ防御」と「覚悟」で耐え
攻撃をかいくぐり「早業」で王笏のもとへ

王笏よ、あなた自身のその感情の正体を教えてあげましょう
張り巡らせたこの鏡に、あなたさえ気づかぬ心の奥を映し出すことでね
……そう、それこそが愛なのです
そして哀れな王笏よ
愛は未来を作るもの
ゆえに過去から染み出したあなたは自ら身を滅ぼす定めだったのです
あなたの愛が真実であったからこそ、ね……


ミュゲット・ストロベリー
……ん、七大海嘯。緊張するといえば嘘になるわね。でも、ミュゲはいつも通りやるだけ。さあ、ミュゲが終わらせてあげる。

相手の先制攻撃を【オーラ防御】と【結界術】の重ねがけで防御しつつ、【衝撃波】を放って相手の攻撃威力を少しでも相殺するわ。これを防げばあとはミュゲのターンよ。

ミュゲの出せる全ての力をもって、お前に終焉をプレゼントしてあげる。
相手の攻撃はその都度【オーラ防御】で極力ダメージを抑えつつ、【属性攻撃】で電撃を纏った【衝撃波】でなるべく遠距離から攻撃していくわ。
トドメは接近してからのUC使用よ。
Code : mistilteinn、解放。散れ。


フェルト・ユメノアール
チートアイテムを使い放題なんてさすが王様だね
でも、負ける訳にはいかない!アイツを倒してこの戦いを終わらせる!

正面から殴り合ったんじゃ勝ち目はないね
なら、隙をついて必殺の一撃を叩き込むよ!
召喚された幽霊たちを『トリックスター投擲』で迎撃、遠距離攻撃をもってる奴がいれば優先して狙っていく
倒すことは考えない、敵を引き付け攻撃から逃げ回りながら『ワンダースモーク』を使用
煙で姿を眩ましながら時間を稼いで反撃だ!

カルロスの死角から【SPウィングウィッチ】で攻撃!
ワンダースモークを使用した時、一緒にウィングウィッチを召喚していたのさ!
そして不意打ちで体勢が崩れた所で一気に接近、トリックスターで一閃するよ!



「……来たか、猟兵」
 そう、転移してきた猟兵たちの姿を見て玉座から立ち上がる『終の王笏』。
「ここで我は斃れるわけは行かない。妻が、いるのだ」
 そう、世界のオブリビオンの頂点に立つオブリビオン・フォーミュラとしてではなく、多世界侵略船団コンキスタドールを統べる王たる『王笏』としてではなく、
 ただ、妻の安否を心配する、一人の夫として立ち上がったのは『終の王笏』――否、カルロス・グリード。
 その姿を見た猟兵たちは悟る。
 能力の優劣を関係なく、今までのどの『王笏』よりも、目の前のカルロスは何より強い、と。

「故に、私たちに負ける。それは確定しています」
 そう憐れむようにカルロスへ語り掛けるのは黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)。
「否、我は勝つ」
 そう言うと同時に、先制攻撃として様々なメガリスで武装したコンキスタドールの幽霊がカルロスの元へと駆けつける。
「ならば、空中戦を挑みましょう。この翼を用いて」
 そう呟くと同時、ダンピールとして有する黒き翼を広げて飛翔する魅夜。
 射撃や魔法を放つメガリスを有したコンキスタドールが飛翔した彼女に向って攻撃するが、その攻撃はまるで当たらない。
「『四』の我のようだな……」
「そこまで大したものではありません」
 そう韜晦しながらも少女はからくりを告げる。
「いかに数が多くても幽霊たちは「殺意」の塊……ならばその殺意の発露を見切ればよいだけです」
 そうしてカルロスの元へと接近することに成功する魅夜。そして、彼に囁く。
「王笏よ、あなた自身のその感情の正体を教えてあげましょう」
 同時に起動するは彼女のユーベルコード『鏡の森に追憶の哀しき葉は舞い落ちる(グレイ・グラス・エターナル・プラント)』。
 その権能は『心の深奥を映し出し心身共に斬り裂く鏡』で構築された迷宮を展開する事。
「……そう、それこそが愛なのです。そして哀れな王笏よ、この世の摂理を教えてあげましょう」
 優しく、無慈悲に告げる魅夜。
「愛は未来を作るもの」
 ――未来を否定するオブリビオンである彼には、その存在意義こそが滅びを内包する、と。
「ゆえに過去から染み出したあなたは自ら身を滅ぼす定めだったのです」
 追撃をやめて迷宮から退避したカルロス。
「あなたの愛が真実であったからこそ、ね……」
 そんな彼をこそ追撃せず、魅夜はただ憐れむ視線を向けていた……

「……ん、七大海嘯。緊張するといえば嘘になるわね」
 増してや、その頂点に立つオブリビオン・フォーミュラだ。緊張しないわけがないだろう。
「でも、ミュゲはいつも通りやるだけ。さあ、ミュゲが終わらせてあげる」
 そう、鏡の迷宮から退避してきたカルロスを出迎えたのはミュゲット・ストロベリー(ふわふわわたあめ・f32048)。
 心乱されたもののフォーミュラとしての共通権能である絶対先制攻撃権を発動。
 王宮にある大量のメガリスを消費し、鞘から居合の要領で抜き放った剣を振るうカルロス。
 目指すはミュゲットの頸。それを断たんと刀身が抜き放たれ――
「ッ……!結構衝撃が来た……」
「……首に、結界などを用いて防御を張り巡らせていた、と言ったところか」
 そう油断なくカットラスを構えるカルロス。
「次はない。その防御、先制攻撃を代償にして覚えたぞ」
「そう、次はないよ」
 そうして、今度はミュゼットがユーベルコードを起動させる。
「なぜなら……ミュゲの出せる全ての力をもって、お前に終焉をプレゼントしてあげるから」
 瞬間、ミュゼットの主要武装である実体を持たない霊剣『霊剣ミストルティン』からルーン魔術の封印が解除されていく。
 そして、全封印が解除されたのちに放たれるのは、
「――『第参術式【霊王の神装】(ナンバースリー・ミストルティン)』」
「封印解除型ユーベルコードか……!!」
 そう一度振るわれた霊剣を今度はカルロスが躱す。
 しかし、封印解除型ユーベルコードは爆発的な出力を誇る。その中で厄介なものとして瞬間的な出力上昇に虚を突かれて対応が遅れることがある、というものが存在する。
 そして、先程の鏡の迷宮の影響によって未だカルロスの心は一意専心から揺らいでいた。
「Code : mistilteinn、解放。散れ」
 肩口を大きく抉る霊剣の刃。そこから鮮血がまき散らされていく。
「迂闊!だが……」
 せめて一太刀入れんとカットラスを振るうカルロス。それによってミュゼットの右腕に浅い一閃が奔る。
 その隙をついて、カルロスは離脱に成功した。

 そうして宮殿の広間で治癒魔術型メガリスを用いて傷を癒していくカルロス。
「まさか、我がこのメガリスを使うとはな……略奪ついでに献上されたのだが」
 そう言うもその治癒魔術は見る見るうちに傷を癒していき、表面上は傷の跡も形もなく肌を元通りにしていた。
「そんなチートアイテムを使い放題なんてさすが王様だね」
 そして、そんな出鱈目を目にしたフェルト・ユメノアール(夢と笑顔の道化師・f04735)は一切の揶揄無き感心の言葉をカルロスに投げる。
「貴様は見た事がある。高額の賞金首であった故こちら側の報告書でもその行動は把握していた」
 そう言って再びコンキスタドールの幽霊を召喚していくカルロス。
 フェルトも能力である魔法のトレーディングカードを取り出して臨戦態勢に入る。
「生憎と、死ぬ訳にはいかない。もう一度、妻に会いたいのだ」
「生憎と負ける訳にはいかない!キミを倒してこの戦いを終わらせる!」
 そうして、まず最初にカルロスの先制攻撃が放たれる。
 召喚されたコンキスタドールの幽霊がフェルトへと迫る中、正面からでは勝ち目がないと判断したフェルトは投合用のダガー『トリックスター』を取り出して投げつけていく。
 そこに煙幕を張ってカルロスと配下のコンキスタドールの幽霊から視界を奪っていく。
「各個撃破か!全員、散開して機動戦に移れ!動かなければ討たれるぞ!」
 即座に指示を出すカルロス。しかしその間にも多少の人員が『トリックスター』によって骸の海へと還っていく。
「……しかし、時間を稼がれたな」
「……どうだと思う?」
 そう煙幕と配下の怒声によって攪乱された戦場にフェルトの声が響く。
「少なくとも、我の先制攻撃を凌いで貴様のユーベルコードを起動させること。それが目的だったのだろう?」
「はずれかな、何故なら――」
 瞬間、背に寒気が走ったカルロスは地面を蹴って現在立っていた場所から離れる。
「――煙幕を発生させた時に、既にユーベルコードを発動させたのだから!」
 そうして先程までカルロスが立っていた場所から転移してきたように現れるフェルト。
「我の影を媒介として移動したか」
「正解!」
 そうして、大量の『トリックスター』を投げつけて攻撃するフェルト。
 カルロスの傷は、増えていった――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ジェイミィ・ブラッディバック
システム、戦闘モード起動
総力をぶつけます
行きましょう、WHITE KNIGHT
「あぁ、終わらせるぞジェイミィ」

WHITE KNIGHTの未来予測演算によって敵の行動内容を全て予測演算、代償となる予定のメガリスを把握して武装の一斉射撃により破壊を試みます
代償となるメガリスが予め破壊されてしまえば代償を払えませんね

スクルドシステムとWHITE KNIGHTを完全同調
未来はすでに私……否、私と白騎士が支配したも同義
敵の攻撃は全て見切り、こちらの攻撃は全て当てる
CRESCENT MOONLIGHT、出力限界突破
この一太刀で貴方の未来を切断し……私達の未来へと切り込む

カルロス・グリード、貴方に未来はない


メンカル・プルモーサ
…なるほど…いつも思うのだけど…
…身内を思う気持ちがあるならその1/100ぐらい侵略される側の事考えても良かったんじゃないかなって…まあ、詮無き話か…

…呼び出されるはメガリスで武装しているとは言え幽霊船に乗った幽霊…となればこちらの対応は単純にいくか…
…重奏強化術式【エコー】により多重強化した復元浄化術式【ハラエド】を発動…幽霊と幽霊船を祓うとするよ…
…祓ってしまえばメガリスも関係無い…浄化に強いメガリスを持っていたと思しき残存幽霊を術式装填銃【アヌエヌエ】による術式弾で撃破…
…残ったカルロスの周囲に【空より降りたる静謐の魔剣】による氷の魔剣を展開して一斉射するよ…


アルトリウス・セレスタイト
お出ましか
早々で悪いが退場しろ

戦況は『天光』で逐一把握
攻撃には煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せる
無限を超えて尚先は無限に続くと知れ
全行程必要魔力は『超克』で“世界の外”から常時供給

絢爛を起動
起点は目の前の空気
因果と破壊の原理にて戦域の空間を支配
破壊の原理を無限量の斬撃に変換
因果の原理にて目標をオブリビオンと召喚物、及びそれらの行動のみに限定
打倒まで戦域全てを隙間なく斬り続ける

全て残らず斬り続ければ良い
万象一切に終わりを告げる破壊の原理に例外はない
滲み出る過去は幾度でも送り返すまで
規模と物量で圧殺する

※アドリブ歓迎


星川・アイ
アドリブ歓迎
……いよいよこのコスプレ会場も閉幕が近いってワケね
よし、気合い入れていくか

というわけでジェナスに搭乗
まずスカイアイで王宮内の構造を探り、コストとなるメガリスの所在を把握(偵察・情報収集)
続いてUCで大量のロボット兵を召喚、王宮内のメガリスを破壊していくよ(破壊工作・集団戦術)
払うコストがなければ、そのUCは多用できないはず
その間アタシは敵を足止めしてメガリス破壊阻止を妨害しつつ、攻撃を見切りやオーラで凌ぐよ(時間稼ぎ・継戦能力)

メガリスを破壊し尽くしたらいよいよ反撃
残存するロボット兵の武器を一斉発射させつつ、エネルギーを限界以上に充填したスレイプニルBモードの斬撃を喰らわせる!


尾守・夜野
(…これも一つの愛の形…か
…ここがサクミラだったら或いは次の世があったかも知れんが…儘ならねぇな)

UCはブラフとして扱い、本命は黒纏による攻撃とする
そう覚悟を決めて挑もうか
UCを封じた瞬間こそ多少の隙が生じる筈
それをあえて狙う

相手の先制攻撃にUCは絶対に間に合わない
だから間に合わなかった演技を
「なっ?!」
攻撃を受ける際、致命傷を負ってるように見せかける
実際はかするだけに黒纏で押し止めるが
その間にUCを一瞬使用黒纏は引っ込める

不発に見せかける為見た目上は傷口広げただけに見えると思う

実際は耐性出来てるし回復してるが
隙が出来たら喋りで時間稼いでる間に糸状に細く伸ばして後ろを取った黒纏で攻撃


セシル・バーナード
ぼくらは来たよ。ついにここまで。
『終の王笏』カルロス・グリード。覚悟してもらう。

『さまよえる舵輪』か。『鬼火』か『舵輪』に持たせた方がよかったんじゃないの?
とはいえ、厄介だな。霊体の類は苦手なんだ。
仕方ない、ここで即席のファンを増やそうか。
「歌唱」と「演奏」で「誘惑」的な「催眠術」を仕込んだ歌曲を歌い上げて、幽霊達に自分以外は敵だと錯覚させてみよう。歌はサウンドウェポンとシンフォニックデバイスの掛け合わせで、遠くまで届くように。

幽霊船団が混乱しているうちに、『終の王笏』に蒼炎瘴火を叩き込む。幽霊船団に号令なんて出させない。
独りぼっちの王様は、誰にも助けてもらえないまま終わるのがお似合いだよ。


シノギ・リンダリンダリンダ
終の王笏。やっと出会えましたね
言いたいこともやりたい事も多いですが…やる事は一つです
私の海で好き勝手した罰です
死ね

空飛ぶ幽霊船…私に死霊をけしかけますか
目に見える攻撃は回避しつつ、Midās Lichで迎撃
ある程度余裕が生まれたら、【一大海嘯】を解放
いいですか王笏。死霊とはこう使うのです

最大人数の桜花の残滓を召喚
さらにそこから、桜花の力で分身体を召喚
幽霊船への対応や王笏への攻撃を行います
相手の攻撃には、桜花に盾になってもらいましょうか

ただの利害関係なのでしょう?
あぁ、我が愛する妻。王笏を、殺してくださいな?
一体の桜花を撫でながら、挑発して動きを単調にしてから殺す
自分も呪詛の弾丸で攻撃しつつ


ナイ・デス
オブリビオンでなければ……
世界に害をなさない、UDC-Pのような『破壊の意志』を持たない存在であれば……
想いの力で、なれませんか?

UDC-Pは、見ただけでわかる。言葉は不要

残念、です

【推力移動ダッシュ】
放たれる鉄鎖は、避けられないでしょう。力量差は大きい
それでも【第六感】で【見切り】腕で【かばい】受ける
【覚悟、激痛耐性、継戦能力】束縛しようと伸びるよりはやく、腕を黒剣で【切断】して、前へ
それでもユーベルコードを封じる効果が、もし残っていても
『勇者理論』強化が得られなくても、関係ない

心意気一つで、凌駕する!

【生命力吸収】する光の【零距離レーザー射撃】叩き込む!



「システム、戦闘モード起動。総力をぶつけます」
 そう凛と宣言してジェイミィ・ブラッディバック(脱サラの傭兵/開発コード[Michael]・f29697)は接敵したカルロスへと向かい合う。
「行きましょう、WHITE KNIGHT」
『あぁ、終わらせるぞジェイミィ』
 四の『王笏』が装備していた『白騎士の鎧』の超AIを解析して作成した事象予測AI、『EXTEND AI UNIT "WHITE KNIGHT"』に語り掛けながら。
『未来予測演算開始、代償となる予定のメガリスを把握』
 そう告げた直後にジェイミィは王宮内にあるメガリスを武装の一斉射撃によって破壊していく。
「クッ、敵と味方とはいえ怖れ知らずだな……!」
「流石に勿体ないとは言えませんが……とはいえ、貴方を倒しこの島を制圧すれば遺されたメガリスをそう取りできるでしょうしね」
 そう嘘きながらもジェイミィは予測演算を絶え間なく継続させ、その演算結果を受け取って行動を最適化していく。
「……『四の王笏』の我が使っていた時は、別の我ながら頼もしく思えたが……敵に回すとこれほどまで恐ろしいとはな……!」
「未来はすでに私……否、私と白騎士が支配したも同義」
 そう呟いて武装を叩き込んでいくジェイミィと『WHITE KNIGHT』。
 やがてある程度の手傷を負わせるのを見たジェイミィは手元にプラズマソードFS-2の改良品である『CRESCENT MOONLIGHT』を顕現させ、カルロスへと切りかかっていく。
「この一太刀で貴方の未来を切断し……私達の未来へと切り込む」
 カルロスのカットラスとジェイミィの『CRESCENT MOONLIGHT』の切っ先が、交差し――
「――見事」
「……そちらもな」
 カットラスがジェイミィの装甲に一閃の傷を残し、『CRESCENT MOONLIGHT』がカルロスの脇腹を焼き焦がしていった。

「……なるほど……この手のオブリビオンを見るたびいつも思うのだけど……」
 そう気怠そうに呟くのは灰色の髪に眼鏡が特徴的なガジェット研究者の猟兵、メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)。
「……身内を思う気持ちがあるならその1/100ぐらい侵略される側の事考えても良かったんじゃないかな」
「……仕方あるまい、我らは『そういうもの』なのだから」
 過去から滲み出たが故に、未来を侵食する。それがオブリビオンとして蘇った存在の絶対の宿痾。
「……まあ、詮無き話か……行くよ……」
「こちらもな」
 そうしてカルロスの号令の下、コンキスタドールの幽霊がメンカルに差し向けられる。
「……呼び出されるはメガリスで武装しているとは言え幽霊船に乗った幽霊……となればこちらの対応は単純にいくか……」
 そうしてメンカルは術式を多重発動する事で強化を重複させる術式、『重奏強化術式【エコー】』を起動させる。
 重奏する術式は汚染や穢れ、毒、呪詛、汚れ、侵食等を浄化して、対象を正常な状態へ戻す術式、『浄化復元術式【ハラエド】』。
「幽霊故に浄化させる気か!」
「……祓ってしまえばメガリスも関係無い……」
 そう言いながら対浄化性能や単純に出力が強大なメガリスを有していた残存幽霊を術式装填銃【アヌエヌエ】による術式弾で払っていくメンカル。
「……そして、先制攻撃を凌げばこちらの手番……」
 そうして掴み取った時間を用いてメンカルは詠唱を唱えていく。
「――『停滞せしの雫よ、集え、降れ。汝は氷雨、汝は凍刃。魔女が望むは数多の牙なる蒼の剣』」
 顕現するは、命中箇所から凍結する氷属性の軌道と発射タイミングを操作できる剣。
 そして使役できるその数だが――合計して、500本。
「――『空より降りたる静謐の魔剣(ステイシス・レイン)』」
 名を唱え、氷剣がカルロスを凍滅せんと迫り来る。

「とまぁ、そんな攻撃を受けて負傷を癒している時になんだが」
 と、たいして悪びれもせず男は告げる。
「悪いが退場しろ。この世界から」
 そうして先制攻撃を飲み込まんと放たれる『原理』たる異能。
 その使役者、アルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)は無感情な目でカルロスを見る。
 戦況を状況把握に特化した全知の『原理』である『天光』を用いて把握し、先制攻撃に対処していく。
「『煌皇』は無限を具現化する。故にその攻撃が向かう先は永遠の無限。俺自身に届くことはない」
「ユーベルコードでないにも関わらず、相も変わらず理不尽な性能だ……!」
 そう毒づくカルロス、幾ら配下を召喚しようとその配下の攻撃が届かないのでは意味がない。
「では、こちらの番だ――『絢爛』」
 起動するは『原理』を更に異なる権能と化した力。すなわちアルトリウスのユーベルコード。
「……!!我が宮殿が!?」
 それは半径99mの無機物を基点として周囲の空間を完全に支配し、その空間を原理を用いて任意に変換する力。
 その力を用いてアルトリウスは破壊の原理を用いて無限量の斬撃を放つ。
「万象一切に終わりを告げる破壊の原理に例外はない」
 滲み出る過去は幾度でも送り返すまで、と言わんばかりに規模と物量で圧殺し斬滅せんとするそのアルトリウスのユーベルコード。
「ただ、滅び去れ」
 そう告げたアルトリウスの言葉を実現させるべく、無限量の斬撃はカルロスを切り刻んでいく――

「……我ながら、良く生き延びたものだ」
 そうして、宮殿内の空間にのみ効果範囲を適用させて干渉力を強めたメガリスによって何とか退避したカルロス。
 しかし、グリモア猟兵による転移はその状況に随時適応して猟兵を送り込んでいく。
「……いよいよこのコスプレ会場も閉幕が近いってワケね」
 そう転移して感慨深く呟くのは星川・アイ(男の娘アイドル風プロゲーマー・f09817)。
 グリードオーシャンの戦争『羅針盤戦争』にて幾度となく繰り広げられてきた『王笏』の分身体との闘い。
 その中で分身体ごとによって能力となる装いを変えていた『王笏』の力を刺してコスプレ会場と呼び、『羅針盤戦争』の趨勢が決しようとしている今をそう比喩したアイ。
「コスプレかどうかは知らんが……我とその配下『多世界侵略船団コンキスタドール』がこの上ない逆境にあるのは確かだな」
 そう言いながらも先制攻撃のユーベルコードを起動させていくカルロス。
 その迫り来るメガリスを消費して強化された一撃が放たれんとする前に、アイは。
「よし、気合い入れていくか――『ジェナス』!!」
 その叫びと共に、キャバリアを顕現させて騎乗する。
「既にスカイアイで迷宮内のメガリスの位置は把握しているよ」
「それがどうし―――!?」
 と、なぜか起動しなかった自身のユーベルコード。
 愕然とするカルロスにアイは告げる。
「払うコストがなければ、そのUCは多用できないはず」
「――貴様は囮か!」
 そう、既に転移した直後にアイはユーベルコードを起動し、配下のロボットたちにメガリスを破壊させていた。
「そして――隙ありィ!」
 そうしてキャバリアの近接兵器『XS-11Bスレイプニル(モードB)』を起動させてカルロスへと切りかかっていく。

 その攻撃でボロボロになりながらもカルロスはまだ存在していた。
 そんな彼を見て、目を伏せる者もいた。
「(……これも一つの愛の形……か……ここがサクミラだったら或いは次の世があったかも知れんが……儘ならねぇな)」
 そう尾守・夜野(墓守・f05352)はあえてカルロスのユーベルコードを対策を以て躍り出る。
 放たれるユーベルコードを封印する鎖型のメガリス。それを前に夜野は――
「なっ?!」
「(よし、計算通り!)」
 驚愕の声は演技によるもの。
 あえて鎖のユーベルコードを受けて、代わりにアイテムで攻撃をする戦術こそが夜野のユーベルコードに対する対策だった。
「……何だ?やけにあっさりと捕縛されたように見えたが……」
 ユーベルコードを封じる鎖に繋がれた夜野を見て違和感を感じるカルロス。
「(流石に違和感があったか……そりゃ、ユーベルコードは囮だからな。本命は……)」
 その、何とも順調にユーベルコードを封じることが出来た故にカルロスは動揺を僅かとは言え隠すことが出来なかった。
 そして、それこそが夜野の目的だった。
「グォッ!?」
 叫ぶと同時、接触者の生命力と血を啜り強度を上げて着用者の意思により形状を変える機能が付いた服『黒纏』をカルロスに放つ。
 形を糸状に細く伸ばして今度は逆にカルロスを縛り上げようとする夜野。
 万全の時ならまだしも、複数の猟兵に袋叩きにされて手負いの彼にとっては封殺されないようにカットラスを振り回して対処するしかない。
「貰ったぞ……」
 そこに鳴り響く銃声。
 カルロスの『黒纏』に対処する隙をついてアンティークな見た目の単発銃を用いて弾丸を叩き込んだ夜野。
 銃をしまうと同時に、カルロスが体勢を整える前に転移で退避していく。

「ぼくらは来たよ。ついにここまで」
 猟兵の追撃は止まらない。現れたのは妖狐の少年セシル・バーナード(セイレーン・f01207)。
「『終の王笏』カルロス・グリード……覚悟してもらう」
「……我は、また会うのだ。あの者と」
 そう呟くと同時にカルロスはコンキスタドールの幽霊を召喚していく。
「『さまよえる舵輪』か。『鬼火』か『舵輪』に持たせた方がよかったんじゃないの?」
「……『舵輪』については、今となってはそうした方が良かったやも知れんな……」
 そう自嘲の念が籠った苦笑を浮かべ、コンキスタドールの幽霊を嗾けていくカルロス。
「(とはいえ、厄介だな。霊体の類は苦手なんだ)」
 そう挑発するような笑みを浮かべている一方で、内心セシルはひやひやとしていた。
 彼は妖術を得意とする一方でその力は歌唱魔術や純粋な破壊現象を起こすことに特化している。
 なので意外と霊的存在に対してはあまり特攻となる決め手は少ないのだ
「仕方ない、ここで即席のファンを増やそうか」
 しかし、決め手が『少ない』だけで対処のしようがないわけではない。
「……歌?」
 そう、セシルは歌を歌い始めた。
 そしてカルロスは知る由もないが、目の前の妖狐の能力はシンフォニア × サウンドソルジャーという音響操作特化型の猟兵だ。
 故に、その歌声はオブリビオンをも揺さぶるものだ。
「な!?貴様らなんの……そうか、あの歌か!!」
「今更気が付いても遅いよ――『蒼炎瘴火』」
 放たれるのは妖狐の共通する狐火のユーベルコード。
 蒼き狐火に宿る性質とは呪詛の籠もった、渦巻く呪い。
 必然的に、ユーベルコードの域に達した呪いがカルロスの身を蹂躙していく。
「独りぼっちの王様は、誰にも助けてもらえないまま終わるのがお似合いだよ」
 そう、幼さゆえの残酷な言葉を告げるセシル。
 その蒼き呪詛の炎の痕を見ると、そこには誰もいなかった――

「あれでよく生きているものです」
「伊達に……この世界のフォーミュラをやっているわけではない……」
 そうメガリスを消費して撤退に成功したカルロス。しかしその傷だらけの姿を見てシノギ・リンダリンダリンダ(強欲の溟海・f03214)は呆れの溜息をもらす。
「けどまぁ、慈悲も慈愛もないのですが……終の王笏。やっと出会えましたね」
 そう言って、冷酷かつ強欲に改めて自己紹介を始めていくシノギ。
「言いたいこともやりたい事も多いですが……やる事は一つです」
 そう、凄まじく爽やかな笑顔で言った。
「私の海で好き勝手した罰です。死ね」
 瞬間、身の危険を感じたカルロスは幽霊船を召喚。シノギに配下を嗾けていく。
「空飛ぶ幽霊船…私に死霊をけしかけますか」
 そう、愉快そうに笑うシノギは目に見える攻撃を回避しつつ、大魔王に黄金化された右腕パーツである『Midās Lich』を用いてコンキスタドールの幽霊を屠っていく。
「いいですか王笏。死霊とはこう使うのです」
 そうして、シノギはユーベルコードを使う。
「――『一大海嘯(グリードプール)』、召喚するは――」
 邪悪に、口元を歪めながらその猟兵は呟く。
「――『桜花』」
「――」
 それは、『桜花』の群れ。否、その残滓である。
「……貴様」
「ああ、本人かどうか確かめます?」
 そう挑発しながら嘯くシノギ。そういう間にもシノギによって召喚された『桜花』はカルロスを削り殺さんと迫っていく。
「ただの利害関係なのでしょう?」
「そう見るか否かは――」
 と、そんな言葉が漏れたことに愕然とするカルロス。
 そう言う間にもシノギによって召喚された『桜花』の群れは増え続けている。
「……そうか、我は」
 そう呟いたカルロスの言葉は、『桜花』の軍勢の中に溶け――

「オブリビオンでなければ……世界に害をなさない、UDC-Pのような『破壊の意志』を持たない存在であれば……想いの力で、なれませんか?」
 そう語り掛けるのはナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)。
「……生憎と、彼女もそれに従ってくれるかはわからないものでな」
 そう、寂しく笑うカルロスを前に、ナイは悲しそうに呟く。
「残念、です」

 刹那に、両者は互いの命を絶つべく駆け寄っていく。
 放たれるは捕縛した相手のユーベルコードを封じる鎖。
 迫り来るそれを見てナイは確信する。
「(放たれる鉄鎖は、避けられないでしょう。力量差は大きい)」
 ならばどうするか?
「――ならば、受け、です」
 そうして手を振り払って鎖を手に絡ませるナイ。
「機動性をとったか!だが、それでユーベルコードを封じたぞ!」
 そうして鎖を引き絞ってナイを自分の手元まで手繰り寄せて止めを刺さんとするカルロス。
「なら、切り落とします、です!」
 ――手足を覆う鎧型に変形している防具型の黒き剣を用いて、絡まった鎖をナイは切り落とす。
 だが、
「――」
「残念だったな。鎖がその腕に絡みついている以上ユーベルコードは発動できんよ」
 そう宣言するカルロス。ナイに巻き付かれている鎖は、複雑に絡まって簡単には外せそうにはない。
「『勇者理論』強化が得られない……」
 そう、『勇者理論』というユーベルコードを発動できないと自覚したナイは、

「関係ない――心意気一つで、凌駕する!」
 瞬間、全身から光を放ちながら全速力でカルロスへと突っ込んだ。
「なッ!?」
 何だ、その出力は。というカルロスの言葉は、聖者の光を全身から放射したまま突っ込んだナイと激突したことで形にならなかった。
 ――『勇者理論(ユウシャリロン)』。
 簡潔に言えば、勇気と気合と根性で自己を強化するという感情エネルギー媒介型ユーベルコードである。
 そして、本来ユーベルコードを用いて強化の媒介に使用するはずだった勇気と気合と根性を、そのまま聖者の光の出力に用いて突撃したのだ。
 その出力、正に聖光の如く――カルロスを焼き尽くしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リオン・ソレイユ
妻を想うか。
だが、ここでお前達を見逃せば未曽有の災禍となろう。
故に、押し通らせてもらうぞ。

不動城壁を展開し守りを固め、
ソニアに【禁術】死棘槍とジェノサイドレイブンを展開させ、
迫りくる奴の鎖に対し弾幕を張り蹂躙する
防御を突破してくるならオーラ防御を展開し弾く
それすらも突破してくるなら野生の勘と戦闘知識で見切り、
衝撃波を伴った咄嗟の一撃による武器受けと盾受けで凌ぐ

初撃を凌いだら黄昏の守護者を発動し、火力優先で強化
魔剣の力で奴のユーベルコードを封じつつ
未来を見通し、己の終焉を破壊しながら攻勢に転じ、
ダッシュで一気に距離を詰め、呪詛を乗せた魔剣の斬撃を放つ
併せてソニアの全力魔法による追撃を行う


シャルロッテ・ヴェイロン
ここまで来たなら、もう細かいことは言いません。
ただ一言言うなら――「死んで下さい」。

幽霊船の召喚を待ってから、【PROGRISE:INSTALL(攻撃力重点)】で敵の戦力の【情報収集】を行いましょう。
そのうえで【指定UC(【破魔】+敵に合わせた【属性攻撃】)】を最大威力(【限界突破・リミッター解除】)で【一斉発射】しておきましょう(【誘導弾・2回攻撃・レーザー射撃】)。
その後は勿論カルロス本体にも同様の攻撃を仕掛けましょう。とどめの一撃は【覚悟】を決めて接近し、【零距離射撃】といきましょうか。

※アドリブ・連携歓迎


緋翠・華乃音
君が悪なる存在だとも、猟兵が善なる存在だとも言うつもりはない。
君を殺したいわけでもない、恨んでいるわけでもない。

……ただ敵として戦場で出逢っただけのこと。


先制攻撃こそ絶対の優位性だとは思わない方が良い。
猟兵には先制攻撃の情報というそれ以上の優位性があるのだから。

情報があるのなら戦術も組み立てられる。
先制攻撃に対する最善手は回避だ。

――視ること。聞くこと。感じること。
体幹を、骨格を、筋肉を、動きの癖を、呼吸のリズムを。
殺意を、害意を、敵意を、攻撃の隙を。
さながら方程式を解くように一挙手一投足を見切る。

そもそも先制は必中と等号で結ばれない。
攻撃の一瞬は無防備になるものだ。回避して――その隙を突く。



「……そうか、我は、死ぬのか」
 そう呟くカルロス。
 既に先程の猟兵たちの猛攻によってその身体には傷が刻まれ、その身は既に限界だ。
「……最後に、あの者の顔を見たかったがな」
「妻を想うか」 
 そこに投げかけられたのはリオン・ソレイユ(放浪の老騎士・f01568)の言葉。
 その夫として当たり前の、妻を想う感情。
 それに開眼したカルロスをしかし、
「だが、ここでお前達を見逃せば未曽有の災禍となろう」
 ――見逃すことは出来ないと告げる。
「そうであろうな……どの道今ここにいる我は滅びる……」
 ならば、とカルロスはリオンを見据える。
「ここで貴様らを一人でも、骸の海へと共にするのも悪くない。そうすれば我が姫が助かる確率も僅かながら上がるだろう」
「なら、こちらもこういいましょう」
 そうリオンの隣に並ぶのはシャルロッテ・ヴェイロン(お嬢様ゲーマーAliceCV・f22917)。
「『死んで下さい』――ここまで来たなら、これ以上はもう細かいことは言いません」
「最早、それ以外の言葉は無価値で無意味だろうな……」
 そう死刑宣告を聞いたカルロスは薄く笑う。
 と、そこにグリモアの転移術式によって新たなるにして最後の猟兵が転移してくる。
「俺も言わせてもらおう……君が悪なる存在だとも、猟兵が善なる存在だとも言うつもりはない」
 最後にこの戦場に赴いた猟兵、緋翠・華乃音(終奏の蝶・f03169)はカルロスに己の信念を告げていく。
「君を殺したいわけでもない、恨んでいるわけでもない……ただ敵として戦場で出逢っただけのこと」
「……ならば、仕方あるまいな」
 そう、カルロスが肩を竦めると同時に、先制攻撃が放たれる。
 顕現するはユーベルコードを封じる鎖とコンキスタドールの幽霊の軍勢。
 三人の猟兵は向かってくる強大なるメガリスのユーベルコードに対処するべく、行動に移していく

「押し通らせてもらうぞ」
 そう言ってリオンは任意のサイズで召喚できるオーラの城壁、不動城壁を顕現させていく。
 初撃こそ弾くものの直ぐに軌道修正をして絡みついて動きごとユーベルコードを封じんとする鎖。
「ソニア」
 そこに魔剣に宿る森の魔女ソニアの魂へと呼びかけるリオン。
 そうして【禁術】たる毒宿せし巨大な棘の槍たる死棘槍と邪悪な910体の鴉、ジェノサイドレイブンを召喚。
 その棘の槍と邪悪な鴉の群れによる弾幕を張り、相殺していく。
「――そこだ!」
 そして、僅かに弾幕へと押し勝った鎖を魔剣にて切り落としていく。
 その御業は終焉破壊者としての戦闘経験の産物によるものだ。
「――『ATTACK COMMAND』!」
「先制攻撃こそ絶対の優位性だとは思わない方が良い――猟兵には先制攻撃の情報というそれ以上の優位性があるのだから」
 そして、他の2人もまたカルロスのユーベルコードを凌ぐことに成功していた。
 シャルロッテは自身のユーベルコードを起動させ、破魔属性の実体化した攻撃用プログラムを用いて召喚したコンキスタドールの幽霊を浄霊していき。
 華乃音は先制攻撃の情報から組み立てた最適化された回避用の体捌きを以て鎖を交わしていく。
「……凌がれたか」
 そう、僅かに悔しそうな表情を浮かべるカルロス。
 そうして、カルロスに止めを刺すべく三人の猟兵はユーベルコードを起動させる。

「――『我等、最果てへと至りし者なり。我等、諸人の安寧を守護せんと誓いし者なり。故に我等、その生涯全てを以て何れ至る黎明への礎とならん!』」
 起動していくリオンのユーベルコードの詠唱。
「『攻撃プログラム展開。敵に直接コマンド入力といきますよ!』」
「『君は俺に勝てない』」
 そこにシャルロッテと華乃音の詠唱も唱えられてく。
 それは、終焉破壊者としての力とカルロスの鎖のメガリスと同じくユーベルコードを封印する魔剣の力に開眼し、限界を突破して全技能を向上させる異能。
 それは、任意設定可能な属性を組み込んだ実体化可能な攻撃用プログラムを顕現させる異能。
 それは、最適な武術・暗殺術・銃術等の組み合わせで相手に連撃を叩き込んでいく異能。
 ――その名は、
「『黄昏の守護者(トワイライトガーディアン)』!!」
「『ATTACK COMMAND』!!」
「『逢魔ヶ刻(フィンブルヴェトル)』!!」
 瞬間、三人の猟兵による連携を以て放たれた三つのユーベルコードが、三つのカルロスが扱うメガリスを破壊していく。

「これは……否、まだだ!!」
 しかし、カルロスは諦めなかった。
 砕かれた三つのメガリスの残骸とその力の残滓。
 それをオーバーフロー覚悟でその身に取り込んで自己強化していくカルロス。
 そうして文字通り沸騰する全身を抑え込みながら三人の猟兵へカットラスで切り込んでいく。
「終わりを終わらせることはさせはしない。という事でしょうか」
「ならば、それをも俺達は超えていくまでだ」
「――カルロスよ、その瞳に写るエンディングは、悪いが破壊させてもらう」
 そうして迎撃に写るリオン、シャルロッテ、華乃音。

 ――沸騰していないカットラスの刀身を裏拳で弾き、
 ――シャルロッテがその隙をついてゼロ距離から攻撃用プログラムを叩き込み、
 ――リオンが、終焉を破壊する力で、体内に宿るメガリスごと定められたエンディングを、破壊した。

「……すま、ない。姫よ……」
 そうして倒れこむカルロス。赦しを請う姿は、悲しくはあったが決して惨めなものではなく――
「誓い、は、いつか必ず、果たす」
 そう言って、事切れると同時に骸の海へと還っていくグリードオーシャンのフォーミュラ。
 その顔は、誓いを胸に秘めて眠りに着く男の顔であった――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月21日


挿絵イラスト