羅針盤戦争〜邪剣滅殺、立体的に機動する奴ぽいので
「はーい、みんな―。『邪剣』が見つかっていよいよこれで七大海嘯全員が発見されたねー」
そう緑のかった藍色の髪をポニーテールに纏めた活発さと純真さを併せ持った少女、リオン・ゲーベンアイン(純白と透明の二つの無垢を司る弓使い・f23867)は自身のグリモアである無名の神弓の弦を弾いてホログラムを展開する。
「残る七大海嘯の本拠地は『邪剣』、『六の王笏』、『終の王笏』の三つだね。この調子なら完全勝利を目指すことも現実的だよ!」
そして一際大きく弦を引き、指から離すとホログラムに写された映像や画像が剣の意匠が特徴的な海賊旗を率いた海賊船、無論の事コンキスタドールの物へと移り変わる。
「これは『邪剣』の勢力下にあるコンキスタドールの強襲船でね、わたし達猟兵を撃滅するために派遣された訳なんだけど……『邪剣』ピサロ将軍は界渡る力を用いてこの羅針盤戦争の戦場となるグリードオーシャンから逃走を図っているみたい……そして、その企みが成功したらこの戦力となる配下を連れてどこかに逃げるみたいね」
そう、『純白』から『透明』へと移り変わったリオン。
「それを阻止するためにも、この強襲船のコンキスタドールを逆に返り討ちにしてほしい。こちらにも策はある」
そうして、取り出したのは。
――『立体的に機動する奴ぽいの』であった。
「この戦況を聞いて『立体的に機動する奴ぽいの』を開発したアルダワ起源の島の住民たちは協力を要請。ワタシはそれを受諾してこのコンキスタドール強襲船を逆に撃滅し返すために陣を敷いた」
それはつまり、どんな形式の『立体的に機動する奴ぽいの』も余程無茶なのでなければ使い放題どころか、猟兵に合わせて特注品を作り上げることもやぶさかではないとのことだ。
「何にせよ、この戦いは『立体的に機動する奴ぽいの』を活用することで戦況を有利に進められる。腕に自信が有ったり『立体的に機動する奴ぽいの』を活用してみたければ参加してみると良い」
そう言って、『透明』は光弾を弾いてゲートへと変換。
『立体的に機動する奴ぽいの』開発陣の船舶へと空間を繋げるのであった。
黒代朝希
立体的に機動する奴ぽいのシリーズ第三弾です。
邪悪なる剣を滅ぼすは進撃なり。
プレイングボーナス
『海上戦、船上戦を工夫する(海上では飛行や転移が阻害されています)』
『ガジェット(立体的に機動する奴ぽいの)を有効活用する』
の二つです。
第1章 集団戦
『海魔ロスト』
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POW : 憤怒
【怒りで全身が赤色に染まる暴走状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : 報復
全身を【水飛沫】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【攻撃】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
WIZ : 執念
命中した【牙】の【先端】が【分岐、針状】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
イラスト:白狼印けい
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
緋月・透乃
『立体的に機動する奴ぽいの』……あんまりよく知らないやつだね。もっとUDCアースで漫画読んだりアニメ観たりしておけばよかったかなー。
ま、戦闘に使える道具なら直感でなんとかるかなー?
脚に装着して水面に立ったり跳ねたりできるような『立体的に機動する奴ぽいの』はないかな?
それを使って水面を普通の地面のように動くよ。あくまで水面だから水中からの奇襲とかにも気をつけないとね。
そして重透勢を発動して体が赤くない敵にはこちらから近付いて攻撃、赤い敵は立ち止まってシンカーキャロットを振り回して近くに誘導したところに別の武器で攻撃、こんな感じでいくよ!
カイ・ザァド
邪悪なる剣よ!! 我が皇帝の剣の前に屈するがよい!!
何やら面白そうな技術を持つ島民たちであるな。ならば、かのネルソン提督がやったように、我を敵の元まで飛ばして欲しい!!上空で我は指定UCにて全長55mの巨大キャバリアとなりて、奴の元まで切り込む!!
初手はミサイルとクリスタルビットで飽和攻撃を掛けつつ、金属粒子竜巻でその身を封じながら削り取る!!
「カイザァビット!カイザァミサイル!ラストツイスター!」
ブレイドウィング展開!LEOを手に『切り込み』、切断!串刺しにし、真上に突き上げると止めに胸部ビーム砲と超巨大荷電粒子ビーム砲を打ち込む!
「カイザァブレード!」
「カイザァブレストバァーストォォォ!」
カシム・ディーン
是って色々と大丈夫なんでしょうか
でも結構便利ですね
此奴なら空中戦に近い事が出来そうです
ガジェットを借りて使用
【空中戦】
船に突き刺して飛び回りながら
【視力・情報収集・戦闘知識・瞬間思考】
敵陣の動きと位置の把握
更にガジェットを利用してどこに突き刺して飛び何処から突撃して殲滅するのが効率が良いかを考察
必要なルートを見出して突撃開始
【二回攻撃・切断】
小型化したハルペーを利用して接近して首を切断!
【属性攻撃・スナイパー】
更に周囲にいる敵にはUC発動
急所を狙って乱射
火炎属性を付与して更に威力を強化して殲滅を図る
多少相性は悪いのは承知の上ですがそのまま焼き尽くしてやります!
うなじも首も斬れば一緒ですね
七那原・望
まさかの3度目……あと3回くらいありそうですね?
使うのはもちろん前回旦那様に改造を施してもらったワイヤータイプの立体的に機動する奴ぽいのです。
シチュエーション的には初めて使った時のに近いですね。
それなら同じ戦法が有効そうです。
【果実変性・ウィッシーズガーディアン】を発動し、【第六感】と【野生の勘】を駆使して例の装置で複数の船を素早く跳び回りながら【空中戦】。
必要に応じて【咄嗟の一撃】で空中でワイヤーを外しながら推力噴射を活用し、軌道を変えることで回避を。
牙が当たらないように素早く背後へ回り込み、反撃を許さないよう【早業】で首を斬り裂き一撃で仕留めつつ即離脱。
一体一体確実に殲滅しましょう。
「『立体的に機動する奴ぽいの』……あんまりよく知らないやつだね」
露出度の高い服装から自慢の豊満な身体つきを曝け出しながら、転移してきたのはのは緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)。
「もっとUDCアースで漫画読んだりアニメ観たりしておけばよかったかなー」
そう呟きながらも様々なバリエーションの『立体的に機動する奴ぽいの』を物色していく。
「ま、戦闘に使える道具なら直感でなんとかるかなー?と、これは……」
そこで足を止めると透乃。それは『脚に装着して水面に立つ能力』を有した海上戦特化型の『立体的に機動する奴ぽいの』が陳列されている棚であった。
「これにするね」
その『立体的に機動する奴ぽいの』を手にし、肉感的な太ももに装着していく透乃。
装着し終えると、その『立体的に機動する奴ぽいの』の効果で水面を駆けていく。
「あくまで水面だから水中からの奇襲とかにも気をつけないと、ね!」
そう地面、ではなく水面を蹴ると海中から透乃を丸呑みせんと『海魔ロスト』の顎が一歩遅れて水飛沫を上げながら海上へと顕現する。
「よーし、隙ありっ!『重透勢』!」
そうユーベルコードの名を唱えると同時に頭頂部付近の髪の一部がアホ毛に変形。
敏捷性を代償として攻撃力と防御力を底上げした一撃が、奇襲に失敗して隙を見せた『海魔ロスト』にキャバリア用の兵器である『RX推進戦鎚九六式』の重量を乗算して叩き込まれる。
粉砕される海魔の頭部、それを為した本来生身の人間が扱う事を想定していない重量を持つ戦槌を、軽々と振り回して第二第三の海魔ロストを叩き潰していく。
「よーし、次に行こうっと!!」
そうアホ毛を揺らしながら『RX推進戦鎚九六式』を振るっていく透乃。
その様は一騎当千の海賊ですらも息を呑む武功と艶があった。
「邪悪なる剣よ!! 我が皇帝の剣の前に屈するがよい!!」
そう叫ぶはロボットヘッドの猟兵、カイ・ザァド(猟兵皇帝・f30942)。
かの猟兵皇帝にとって南米で起こしたかの『侵略渡来人』の蛮行は到底看過出来ないものであった。
「故に邪悪なる侵略者よ、ただ苦悶の淵に沈むがいい!!」
その言葉と同時にグリモアベースからキャバリアの機体を『発進』するカイ。
ちなみにリオンはノリノリで手伝ったそうな。
「何やら面白そうな技術を持つ島民たちであるな」
そうして現地へと到着したカイは『立体的に機動する奴ぽいの』の技術を見て感心していた。
すると、ふと七大海嘯が一人『舵輪』たるネルソン提督の戦闘スタイルをふと思い浮かべたカイは海賊たちにこう提案した。
「ならば、かのネルソン提督がやったように、我を敵の元まで飛ばして欲しい!!」
――そして、虚空から全長55mの巨大キャバリアが海魔ロストの群れへと強襲していく。
その十二のキャバリアが合体したカイのキャバリア。それは初手としてミサイルとクリスタルビットで飽和攻撃を掛けつつ、金属粒子竜巻でその身を封じながら削り取っていく。
「カイザァビット!カイザァミサイル!ラストツイスター!」
更にブレイドウィングを展開し、海魔たちを切り込んでいくと同時に止めとして胸部ビーム砲と超巨大荷電粒子ビーム砲を打ち込む!
「カイザァブレード!カイザァブレストバァーストォォォ!」
正直、オーバーキルも良い所だが、『侵略渡来人』の手先という事で手打ちである。
「是って色々と大丈夫なんでしょうか」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は訝しんだ。
「でも結構便利ですね」
でも便利なら仕方がない。
そう実感するのはカシムがワイヤーを船体に突き刺して空中移動していくこの機能性についてだ。
「此奴なら空中戦に近い事が出来そうと思っていましたが……中々に汎用性が高いガジェットになりそうですね」
今、カシムがワイヤー式の『立体的に機動する奴ぽいの』を用いて飛び回っているのは敵陣の動きと位置の把握するためだ。
「このガジェットを利用してどこに突き刺して飛び何処から突撃して殲滅するのが効率が良いか、なと」
その言葉と同時に、カシムは強襲を駆けるルートを見定めた。
「『ウィザード・ミサイル』……海魔に対して火炎属性を操るこの技は多少相性は悪いのは承知の上ですがそのまま焼き尽くしてやります!」
そう指を弾いて炎の矢を顕現させると同時に海魔の群れに放射していく。
そこにカシムがルーン魔術を込めたソードブレイカーを用いてうなじごと一際巨大な体躯の海魔の首を切断していった。
「うなじも首も斬れば一緒ですね」
「まさかの3度目……あと3回くらいありそうですね?」
そうなるかは『羅針盤戦争』の戦況次第ですね。
そしてそんな言葉を漏らしたワイヤー式の『立体的に機動する奴ぽいの』を最早熟練の手つきで捜査しているのは目隠しをした少女、七那原・望(封印されし果実・f04836)。
「無論のこと、私が使っているのは前回旦那様に改造を施してもらったワイヤータイプの『立体的に機動する奴ぽいの』です」
誰とも知らない声を出すと同時、双剣『夢奏・スタッカート』を用いた高速機動を実現させるユーベルコード『果実変性・ウィッシーズガーディアン』を起動させ、更に速く、迅くワイヤーを射出して三次元的な機動を用いて海魔を屠っていく望。
時折空中でワイヤーを外しながら推力噴射を活用し、軌道を変えることで回避するなど最早ワイヤー式の『立体的に機動する奴ぽいの』の運用について研究し修練していた海賊たちでも一握りの域に到達している。
「一体一体確実に殲滅しましょう」
そう言いながら、着々と海魔を駆逐していく望。
そこへ透乃の戦槌の猛攻が加わり、カシムの巧みな魔術が焼いていき、カイの機体が全てを薙ぎ払っていき――
やがて、『邪剣』の配下たちは全滅することとなった。
大成功
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