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羅針盤戦争~オペレーション・ワイルドハント

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #カルロス・グリード #オブリビオン・フォーミュラ #七の王笏島

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●骸の嵐の中心にて
 第七の『王笏』島、その中心部にカルロス・グリードはいた。

「この島が発見されるとはな……これも猟兵を甘く見ていた報いか」

 オブリビオンストームが吹き荒れる中、カルロス・グリードは静かに猟兵たちをただ待ち構える。あくまで泰然と。何故、追い込まれてもここまで余裕を見せていられるのか? それはこの島がコンキスタドールの発生拠点であるためだ。

「言わば、飛んで火に入る夏の虫ということだ。そしてこの島の防備は万全である──」

 カルロスの言葉とともに、周囲で様々な機械が蠢動する音が聞こえる。それは、カルロスがありとあらゆる世界から集めてきた機械系オブリビオンの数々だ。UDCアースやヒーローズアースの軍事兵器、スペースシップワールドの機械兵士、アポカリプスヘルの殺人マシン、サクラミラージュのスパヰ甲冑、アルダワ世界の蒸気ゴーレム、そして──セラフィム・リッパー、モノアイ・ゴースト、ブレイジング・バジリスクなどといったオブリビオンマシンの数々。

「さぁ、この意思なき暴走機械たちを超えて我が下にたどり着けるか──?」

●オペレーション・ワイルドハント
「それでは、第七の『王笏』攻略作戦のブリーフィングを開始します」

 集まった猟兵たちを前にして、ジェイミィは説明を始めた。

「第七の『王笏』の本拠地はアポカリプスヘル由来の島です……が、この島はオブリビオン・ストームが吹き荒れており、コンキスタドールの発生源として機能しているようです」

 即ち、これは事実上上陸すると共にコンキスタドールたちが一斉に襲いかかってくる、まさに完全なる敵地に乗り込むことになる。

「加えて、カルロス・グリードは島の中央に陣取り、島の四方をそれぞれ機械系オブリビオンのコンキスタドールに護衛させています。それぞれ種類が異なるオブリビオンが配置されており、通り一遍の攻略は通用しません」

 予知にある通り、そのコンキスタドールはカルロス・グリードやその配下のコンキスタドールが各世界から集めてきた機械系オブリビオンたちだ。カルロスは、この機械系オブリビオンを4系統に分けて、それぞれ東西南北に配備している。

「まず北側ですが、こちらにはUDCアースやヒーローズアースの軍事兵器が配備されています。戦車、戦闘機、爆撃機、自走砲、装甲車。随伴歩兵をスターフィッシュアーミーが務めていますね。彼らの武装も自動小銃やロケットランチャーなど、UDCアースやヒーローズアースにおける各国の軍で制式採用されているものを使用しています」

 それぞれの能力は大したことがないが、何分物量が多いことや、空陸それぞれの戦力が連動して攻撃をしてくるのが厄介である。無策で飛び込めばあっという間に蜂の巣にされることは疑いようがない。配備状況は北側全体に散らばっているが、猟兵のもとに集中されると厄介である。オブリビオンストームの発生頻度は低いことが救いか。

 続いて南側です、とジェイミィは続ける。

「南側には、サクラミラージュのスパヰ甲冑やアルダワ世界の蒸気ゴーレムが配備されています。これらの機体は装甲が分厚いため、戦闘力に比して撃破には時間がかかるでしょう。また馬力もあるため、油断して懐に入られてしまうと手痛い打撃を被る可能性があります」

 主に海岸線にこれらの機体が配備されているため、上陸の際には激戦となるだろう。逆にこれを突破さえしてしまえば、あとは島の中心部まで一直線だ。その代わり、オブリビオンストームが頻発する中を抜けることになるため、それが厄介ではある。

「西側に配備されているのは、スペースシップワールドの機械兵士、そしてアポカリプスヘルの殺人マシンです。統制が取れた動きをしてくること、機動力が高いことから、行軍中に纏わりつかれる可能性があります。加えて中心部までの距離も長いため、長時間に渡って攻撃に晒されるでしょう。オブリビオンストームも散発的に確認されているため、注意が必要です」

 西側ルートを行く場合は、如何に追撃を振り切るかが鍵となる。加えて、散発的なオブリビオンストームへの対処も必要になるかも知れない。

「そして最短ルートとなる東側、こちらにはオブリビオンマシンが配備されています。いずれも無人機ですが、セラフィム・リッパー、モノアイ・ゴースト、ブレイジング・バジリスク、オリバレス……などといった、クロムキャバリア世界における高性能機が多く、非常に危険なルートと言えるでしょう。こちらのルートを進む場合、キャバリアが無ければ苦戦は必至です」

 オブリビオンストームの発生は確認されていないものの、その分複数の高性能機体との戦いとなる。直接戦闘という意味では最も危険なルートだ。しかしその分、最短距離で中心部へとたどり着くことが可能だ。ハイリスク・ハイリターンなルートが東側ルートと言える。

「まずは最寄りの島まで転送し、その後東西南北それぞれへと向かう鉄甲船に搭乗していただきます。上陸後は機械系オブリビオンを倒しつつ、中心部へと向かってください。なお、カルロスは島の中心部に猟兵が到達したことを確認した場合、先制攻撃を行ってきます。これに対処することが重要となるでしょう」

 カルロスとの戦いのためには、出来る限り余力を残した状態で戦闘に臨むことが重要だとジェイミィは語る。ユーベルコードも、カルロスとの戦いまで温存しておくべきだろう。

「なお、高高度からの飛行による中心部へのアプローチは失敗すると思われます。オブリビオンストームの影響で上空の気流が極めて不安定になっているため、あらぬ方向へ流されてしまう可能性が非常に高いためです」

 毎度のことながら、ハードな戦いとなるでしょう、とジェイミィは言い、ブリーフィングを締めた。

「本作戦は現時刻を以てオペレーション・ワイルドハントと呼称。この島の攻略が、戦後の情勢を決定づけると言っても過言ではありません。皆さんの幸運を祈ります」

 ジェイミィがグリモアを起動し、ポータルを開く。その先では七の王笏島へ向かう4隻の鉄甲船が待機している。七の王笏島に対する強襲揚陸作戦はここに幕を開けた。

 羅針盤戦争、特別作戦コード「オペレーション・ワイルドハント」、開始。


バートレット
 どうも、バートレットです。
 今回のシナリオは七の王笏島に対する強襲揚陸作戦となります。難易度は高めとなっておりますのでご注意ください。

 今回のプレイングボーナスは以下のとおりです。

 =============================
 プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードと、周囲に発生するコンキスタドール(集団敵)に対処する。
 =============================

 まず、東西南北の4つのルートで、島の周辺に存在する機械系オブリビオンを撃破しながら中心部を目指し、次いでカルロスとの戦闘になります。
 各ルートで出現するオブリビオンとルートの長さが異なります。詳細はオープニングをご確認ください。

 プレイングを記述する際には、東西南北のどのルートから進軍するかを記載するようにお願いします。記載なき場合は不採用となりますのでご了承ください。
 また、カルロスの先制攻撃は1回のユーベルコードの使用につき1回行われます。中心部への進軍で1回、カルロスとの戦闘で1回ユーベルコードを使用した場合は、2回の先制攻撃が行われることにご注意ください。
 先制攻撃への対処と、オブリビオンへの対処の両方を記述することではじめてプレイングボーナスが有効となります。

 それでは、皆さんのアツいプレイングをお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『七大海嘯『七の王笏』カルロス・グリード』

POW   :    ティフォン・コンデンサシオン
自身の【制御下にあるオブリビオン・ストーム1つ】を代償に、【凝縮されたオブリビオン・ストーム】を籠めた一撃を放つ。自分にとって制御下にあるオブリビオン・ストーム1つを失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    ヴェルダデラ・トルメンタ
【オブリビオン・ストーム】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ   :    プラン・デストルクシオン
【「『王笏』に仇為す者よ、砕け散れ」】という願いを【島内のコンキスタドール達】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。

イラスト:hoi

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

大豪傑・麗刃
わたしは武人なのでやることはひとつ。斬るだけ。
当然それは銃持ち相手でも一緒であり、弾が飛んで来たら両手バスタードソード持って回転させて武器受けしたり、防ぎきれない分はオーラ防御するわけだが、基本はダッシュで逃げ隠れしながら進軍であろう。
戦闘より回避という考え方だと選ぶべきルートは南側だろう。当然オブリビオンストームも全部逃げる。

敵の先制攻撃は防御ではなく回避。ダッシュしながら存在感をもつ残像をばらまき敵の攻撃目標をわたし本人からはずす。
ユーベルコード解禁後は回避ではなく防御の方向で。敵の攻撃はオーラをまとわせた二刀を回転させ、武器受けの要領で『斬る』ことで防御。で返す刀で敵本体を斬る流れでと。


イザベラ・ラブレス
ここが敵の兵站の要って訳ね。
だったらなおさら見逃せない、全力で出撃するわよ!


マイティー・バリーに搭乗

・上陸戦:南
揚陸と同時に170mmの弾幕を展開しつつ進軍よ。
懐に潜り込もうってんなら30mmの零距離射撃をくれてやるわ。重装甲目標にはツァーリ・ラケータの鎧無視攻撃で対処。
敵陣を抜けたら後はダッシュで一気に進むわよ。
ほらほら、バリー・ボーイの痛い頭突きを喰らいたくなきゃ道を開けなさい?

・戦闘
防御より回避が肝になりそうだしキャバリアから降りて挑むわ。
オブリビオンストームを発生させてきたらジョージに頼んで私ごと【物を隠す】で回避、攻撃圏外の物陰で攻撃が止むのを待って指定UCで攻撃するわよ!


ルイス・グリッド
アドリブなど歓迎
南側:蒼雷と共に行く

お前の力の見せどころだな
陸地もお前を邪魔できない、最速で泳ぎ切れ!

SPDで判定
ライドサーペントの蒼雷に【騎乗】して出撃
まずは指定UCを使用して自分達の周囲を海に変え【地形破壊】
沿岸の敵の攻撃の瞬間を【見切り】、【オーラ防御】を展開しながら【動物使い】で蒼雷に合図し【素潜り】【地形の利用】で避けた後【高速泳法】で一気に離脱する
敵の先制攻撃やオブリビオンストームは地中深くを潜って避ける
俺は【息止め】【深海適応】で耐える
敵の傍まで行けば指定UCで海中に引き摺り込み
銀腕を【武器改造】で銛のような形にし、【騎乗突撃】と同時に【串刺し】にする



●強襲、七の王笏島
 大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)、イザベラ・ラブレス(デカい銃を持つ女・f30419)、そしてルイス・グリッド(生者の盾・f26203)の3名が南から上陸する。上陸に際して、麗刃は生身で乗り込み、イザベラは愛機たるキャバリア「マイティー・バリー」に搭乗し、鉄甲船から飛び出す。一方ルイスは鉄甲船からすでに降りており、ライドサーペントの蒼雷に騎乗していた。

「ここが敵の兵站の要って訳ね。だったらなおさら見逃せない、全力で出撃するわよ! 麗刃、随伴よろしく!」
「了解、ただこっちは生身なのだ。マイティー・バリーの陰に隠れながら進ませてもらっても良いか?」
「任せなさい! バリー・ボーイの装甲は伊達じゃないわよ!」

 共に降り立った麗刃とマイティー・バリーはその場で役割分担を決めると、装甲を固めて迎撃体制に入る蒸気ゴーレムやスパヰ甲冑を相手に戦闘を開始する。イザベラが170mm三連装ガトリングキャノンの斉射によって弾幕を形成しながら前面に立ち、ゴーレムと派手な撃ち合いを演じる。その最中、飛んでくる流れ弾を麗刃は刀を振り回して弾いたり、オーラ防御を利用して防いだりと的確に処理しつつ、残像を残す素早い動きで敵弾を回避することで、敵を翻弄していた。

 スパヰ甲冑が接近して懐に入り込むも、それを見逃すイザベラではない。機首の二連装30mm重機関砲が火を吹き、零距離射撃を受けたスパヰ甲冑はたちまち蜂の巣になる。遠くから行進間射撃を試みる重武装の蒸気ゴーレムに対しては、大型ミサイルのツァーリ・ラケータを放つことで撃破を図った。

 一方、ルイスは掟破りの方法で進軍を試みる。接岸した蒼雷がその権能をもって陸地を破壊、周辺を水場に変えてしまったのだ。即席の水路を作りながら内陸へと進み、巻き込まれたゴーレムやスパイ甲冑が水底へと沈んでいく。即席の川を作りながら、その川を遡っていく形だ。

「蒼雷、好きなように泳ぎ回れ! そのまま一気に川上りだ!」

 敵の攻撃を水中に潜ってやり過ごしながら、川の形成に敵を巻き込んで一気に中心部への水路を文字通り切り拓いていく。それを見たイザベラはひゅっと口笛を吹いた。

「なかなか派手に突破してるじゃない! こっちも負けてられないわね、一気に突破するわよ! 麗刃、バリーの手に乗って!」
「OK、大分片付いたしそろそろ行くとするのだ!」

 麗刃がマイティー・バリーの手に飛び乗ると、マイティー・バリーは一気に戦線を突破し中心部へと向かう。

「ふむ、南側の戦線を突破した者たちがいるな?」

 カルロスは南からの気配に対して泰然と構えると、やってきた3人に向かって巨大なオブリビオン・ストームを放つ。

「来るわよ!」
「うむ、三十六計逃げるに如かず! まずは逃げの一手なのだ!」

 カルロスとの会敵に備えてキャバリアを降りていたイザベラは自身が宿す魔獣「ジョージ」の力を借りて身を隠し、オブリビオン・ストームをやり過ごす。麗刃も残像を残しながら回避し、カルロスの狙いを外してみせた。

 2人への攻撃が効かないと判断したカルロスは、放ったオブリビオン・ストームを一旦自分の手元に戻して吸収、収束させた一撃をルイスに放つ。時間を置いて、今度は南側で発生していたオブリビオン・ストームを吸収してもう一撃。ライドサーペントごとやってきたルイスを脅威と判断しての攻撃である。

 しかし、ルイスはこの2回の攻撃を蒼雷に潜航させることでやり過ごす。頭上を通過する2つの凝縮されたオブリビオン・ストームを見て、ルイスは冷や汗が流れるのを感じた。

「ちょこまかと……!」

 再びオブリビオン・ストームを放つカルロス。目標は麗刃だ。しかし、ここで麗刃の剣術が冴え渡る。なんとオブリビオン・ストーム目掛けて刀を振るってみせたのだ。その神速の太刀筋は、オブリビオン・ストームを見事切り裂いてみせた。

「オブリビオン・ストームを……斬った!?」
「こっからはマジで行くのだ」

 刀を構えて前へと進む麗刃。その背後で、イザベラはXM2082対物対空ライフルを取り出すと、ジョージに複製させる。

「一気にブチ込むわよ!」
「了解だ」

 ジョージと軽く会話を交わすと、複数の対物ライフルの一斉射撃がカルロス目掛けて飛んでいく。これに怯んだカルロスは回避を試みるが、その時近くにいた麗刃が刀で切り込みにかかる。これすらもどうにかいなしたカルロスであったが、2人が派手に動いたことで、自身の背後に近寄るライドサーペントに気づけなかった。

「こちらを忘れてもらっては困るな……!」

 その手の銀腕を銛状に変形させつつ、蒼雷にカルロスを水底へと沈めてしまう。慌てて浮上しようとするカルロスだったが……その眼の前には銛を構えたルイスが迫っていた。

「獲った……!」
「ちぃっ……漁師の真似事か……!」

 ざっくりと脇腹に銀の銛が突き刺さったカルロスは、痛みに顔を歪める。こうして、南ルートを選んだ3人は機械オブリビオンやオブリビオン・ストームの妨害を難なく乗り越えて一番槍として飛び込み、カルロスを一気に追い詰めていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

レーヴァ・アークルージュ
西側突破。
アド連携OK

バインドオブウルカヌスで機械兵士や殺人マシンを束縛、そこから呪属性や幻属性の魔力を流し込んでいき島内の機械系オブリビオンの指揮系統に出来る限り呪詛を流し込む。
そして、先制攻撃対策には呪詛を流し込んだ機械系オブリビオンの指揮系統を逆手に取って『呪詛を流し込まれ『王笏』の足を引っ張る自身らの破壊を求める』としてユーベルコードの矛先を機械系オブリビオンに向かせるよ。

そして先制攻撃を凌いだ後はユーベルコードを起動。
幻属性爆弾を起動させて『王笏』に纏わる物のみを爆破、可能性浸食によって生き残った機械系オブリビオンの指揮系統を強奪して襲い掛からせるよ


エル・クーゴー
●西側から
●SPD


躯体番号L-95
これより、敵性の完全沈黙まで――ワイルドハントを開始します


●進軍
・周辺風景を取り込み生成した電子迷彩を己の体表に塗布(撮影+学習力+迷彩)、敵からの被視認性を下げる
・敵性に視覚情報以外の感知ツールがある可能性を鑑み、電脳魔術を用い、赤外線に至るまで欺瞞する(暗号作成)

・隠密裏に進軍
・やむえず交戦状態に入った際は、敵個体を【ハッキング】し同士討ちを誘発させ切り抜ける


●対カルロス
・レールガン解禁

・敵攻撃はカルロスの位置から放射状に展開される
・中心点にはカルロスが居る
・敵先制到来次第、それらを踏まえ【推力移動】で高速後退ざま照準・発砲(砲撃+スナイパー+貫通攻撃)!


ガーネット・グレイローズ
では、私は西側から進軍するぞ。スペースシップワールドのウォーマシンやドロイド、アポへルの暴走機械の掃討を引き受けよう。
《世界知識》で敵の特徴を、《メカニック》で敵の構造上脆い部位や、主武装パーツを見抜き攻撃する。スラッシュストリングを《念動力》で操り、高速震動させて装甲を斬壊する《鎧無視攻撃》だ。最後はBD.13を走らせ、《悪路走破》《運転》《限界突破》で追撃を振り切り離脱する。
カルロスが放つストームは【イデア覚醒】による感覚強化で見切り、回避ルートを《瞬間思考力》《第六感》で導き出してやり過ごす。反撃に、《グラップル》による宇宙カラテの一撃を叩き込むぞ。いくぞカルロス、歯ぁ食いしばれっ!


リーヴァルディ・カーライル
西ルート

…最近、気付いたけど機械の敵って苦手なのよね
殺気とか読めないし洗脳とかできないし…

文化…文明?が違い過ぎるのが悪いんだけど

存在感を極限まで消す呪詛のオーラで防御して、
亡霊のように闇に紛れて敵の死角に切り込み、
怪力任せに大鎌をなぎ払い敵を切断して気配を遮断し突破を試み、
第六感が危険を捉えたら即座に離脱し回避に徹する

…捉えたわ、第七の王笏

機械共より、お前の攻撃の方が馴れている…当然の結果よ

今までの戦闘知識から敵の微かな殺気や闘争心を暗視して、
敵UCを見切り最適な動作の早業で攻撃を受け流しUC発動
魔力を溜めた指向性の超音波を乱れ撃ち、
敵の体内で収束させた超振動で肉体を粉砕する音属性攻撃を行う


ラヴィラヴァ・ラヴォラヴェ
【アドリブ・連係歓迎】POW
ストームって美味しいのかなぁ、食べた事ないんだよね☆

今回は西側から攻めるよ!
事前に「肉体改造」で体重を増加し、地面にへばりつく粘性と弾性を獲得!
ストームを受けても吹き飛ばないように工夫するよ!
「オーラ防御」も使えばさらに吹き飛ばないかも!
先制攻撃を凌いだらUC【膨張せし肉肉しい世界】で世界象に変身・巨大化!
無数の鼻でコンキスタドールを掴んでは投げて敵同士をぶつけて、薙ぎ払って、圧倒的質量攻撃で圧し潰す!
最終的にカルロスごとぶっ潰す!
多少の傷はUCの再度使用で回復!
さらに巨大化すればストームの連打を受けても大丈夫!

勝利の暁には謎肉で宴会だ☆
謎肉って何?



●機械の追跡をかわして
「……最近、気付いたけど機械の敵って苦手なのよね。殺気とか読めないし洗脳とかできないし……」

 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は上陸前にそんなことをぼやいた。実際、意思がなく、予め定められたプログラムに従って行動する以上、殺気を放つこともなければ洗脳が効くわけでもない。

「機械には機械なりの対処法があるからな。そのあたり、今回は得意な者も何名かいる。彼らから学ぶと良いだろう」

 ガーネット・グレイローズ(灰色の薔薇の血族・f01964)がそんなリーヴァルディを安心させるように声をかける。彼女もまた、スペースシップワールドで反帝国武装組織に所属して戦い、現在は宇宙船開発や物流を手掛ける会社を経営している。機械の敵に対する対処法はある程度確立出来ていた。

「そうさせてもらうわ。文化……文明? が違い過ぎるのが悪いんだけど」
「何、難しく考える必要はないさ。何か得るものがあればいい」

 そんなことを話していると、エル・クーゴー(躯体番号L-95・f04770)がやってきた。

「間もなく上陸です。戦闘準備をお願いします」
「了解だ。……では、行くとしようか?」
「そうね、今回はよろしく」

 2人は軽く握手を交わすと、上陸に備えて武器の点検や戦術の最終確認を始めた。

 鉄甲船が接舷して、最初に飛び出したのはラヴィラヴァ・ラヴォラヴェ(ハラペコかわいいコックさん(可食・高栄養・美味)・f31483)だ。

「まずはストーム対策だ!」

 ラヴィラヴァは自らの肉体を変質させて、地面にへばりつく粘性と弾性を獲得を獲得。さらに体重を増やして、オブリビオン・ストームが巻き起こす風に飛ばされないようにする。この状態で島の中央部へと進軍を始めた。

「よし、頼むぞ! カルロス戦ではラヴィラヴァが頼りになる! それまでこちらで機械兵士や暴走機械の処理を行う!」
「じゃ、まずは私にまかせてよ」

 ガーネットの声に応えて、レーヴァ・アークルージュ(超学園級の烈焔魔導士・f29627)はウルカヌスの力を宿した炎の鎖、「バインドオブウルカヌス」を手近にいた隊長機と思しき機械兵士に向けて飛ばす。鎖がたちまち機械兵士に巻き付くと、そのまま動きを封じてしまう。レーヴァは鎖を通して呪詛や幻属性の魔力を流し込み、指揮系統の混乱を図った。

 隊長機が狂わされることで、指揮系統に異常をきたした配下の機械兵士たちが次々と動きを止めていく。その中を、光学迷彩や電子的な欺瞞を施したエルが身を隠すようにして進軍していった。敵からの視認を逃れながら、時にハッキングを行って機械兵士と殺人マシンの同士討ちを誘発させて数を減らしつつ、着実に戦域の突破を図る。

 ガーネットは機械兵士のモデルについて持ち前の知識や観察眼をもとに、ジェネレータやエンジンと言ったバイタルパートの位置を把握。スラッシュストリングを念動力で飛ばし、そうしたバイタルパートを狙って攻撃することで的確に撃破を行っていく。スラッシュストリングは高速振動することで敵の装甲を斬壊する武器だ。これにより、バイタルパートが装甲で守られていたとしても、やすやすと撃破が可能だった。ある程度道ができたところで、愛車の2ドアクーペであるBD.13に乗り込んで、アクセルペダルを一気に踏み込む。たちまち敵は振り切られてしまった。

 リーヴァルディは隠れながら進むことを選ぶ。存在感を極限まで消す呪詛のオーラを身にまとい、死角から大鎌をなぎ払う。怪力任せの一撃は殺人マシンを両断するほどで、加えて闇に紛れながら致命の一撃を放つため、敵がリーヴァルディをまともに認識することは叶わなかった。ある程度数が減ってきたところで、持ち前の第六感を頼りに危険を感知しながら島の中心部に向かっていく。

 西側から来た5人に向けて、カルロスは迎撃のためにオブリビオン・ストームを放つ。エル、ガーネット、リーヴァルディの3人は身を躱して回避。ラヴィラヴァはあえて直撃を受けつつも、重量と吸着力によって耐えてみせる。そしてレーヴァは、指揮系統を狂わせて「呪詛を流し込まれ『王笏』の足を引っ張る自身らの破壊を求める」よう命令を書き換えた機械兵士や殺人マシンをわざと突っ込ませることで矛先を反らした。

「……今の攻撃を全て凌ぐだと?」

 自身に向かってきたオブリビオン達をオブリビオン・ストームで吹き飛ばしながら、カルロスはこの5人の戦略に舌を巻く。

「機械共より、お前の攻撃の方が馴れている……当然の結果よ」

 ふんっ、とリーヴァルディは鼻を鳴らした。ここから先は反撃だ。

 ラヴィラヴァが世界象に変身・巨大化し、無数の鼻でオブリビオン・ストームを逃れた殺人マシンを捕らえては投げつけ、カルロスごと押しつぶしにかかる。殺人マシンが次々と圧潰する中、カルロスは辛うじて質量の暴力から逃れた。そこへ襲いかかるのはリーヴァルディの超音波だ。これを受け止めてしまったカルロスの鎧が一部砕けてしまう。

「……っ、ここは!」

 なんとか押し寄せるオブリビオンの残骸を上手く使って回避するが、突如として目の前の残骸が爆発する。レーヴァの幻属性爆弾だ。

「くっ……!」

 次いで押し寄せるロジックを汚染されたオブリビオンマシンをやり過ごす。カルロスは確実に追い込まれていた。だが、その狙いが掴めない。さらに、エルからのレールガンの狙撃が次々と着弾し、カルロスは弾丸の雨の中をひた走る。そうして見つけた安全地帯には。

「やぁ、カルロス・グリード。早速だが……歯ぁ食いしばれっ!」
「これが狙い……か……っ!」

 拳を構えたガーネットが待ち構えていた。彼女の宇宙カラテが炸裂し、散々追い回されてしまったカルロスはその拳打の奔流に巻き込まれて地に伏せてしまったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

アリス・セカンドカラー
【北】
【花蟻】
ふむ、UCは温存したほうがよさそうね。代わりにUCと区別がつかない程に鍛え上げた結界術で対処、結界内で天候操作し雷霆の一斉発射で誘爆狙いの爆撃。仕留め損ねたのは化術神罰で玩具化ナーフ。
先制攻撃には結界を濃縮し受け止め、エネルギー充填でオブリビオン・ストームのエナジーを結界に補填。抜けてきたダメージは限界突破した肉体改造での継戦能力の耐久性&再生力で耐えるわ。
つゆりん今よ色仕掛け♡と無茶振り
さ、ここからは私達のターン。指定UCと化術神罰でカルロスを男の娘と“定義”して経験と能力を略奪して弱体化させましょ。ふふ、あなたの武器は玩具、技はごっこ遊び、そう“定義”したわ。
さ、遊びましょ♡


栗花落・澪
【北】
【花蟻】

飛行は目立つから控え
【聞き耳】で音を聞き分け武器や敵の位置把握
【オーラ防御】で身を護りつつ
★靴に風魔法を宿す事で跳躍力を強化し
敵に気付かれる前に【高速詠唱】しながら高く跳躍
炎魔法の【属性攻撃、範囲攻撃】で攻撃
どれもこれも火薬いっぱいだよね
だから誘爆を狙うよ

先制攻撃はオーラ防御で身を護りつつ
高速詠唱で氷魔法の【属性攻撃】を周囲に放ち続ける事で
即席の氷の盾を作り続け軽減
まぁ最悪【激痛耐性】で耐えるよ

色じ…えっ
一度カルロスさんを見てから深々お辞儀

生理的に無理ですごめんなさい

【指定UC】発動
可愛い兎さん変化で【誘惑】しつつ
弱ってるカルロスさんに【破魔】を乗せた光の【全力魔法】当てますね


ヴィリー・フランツ
POW[北側]UCはカルロス戦まで温存

手段:歩兵として参戦だ、主にスターフィッシュアーミーを相手にするが、場合によっては対戦車戦闘もやらねぇと。
兎に角、瓦礫や残骸等の遮蔽物を利用し極力被弾面積は減らす、優先して狙うのは重火器持ちでコイツを潰せば味方の安全も確保出来るな。
対戦車戦闘は物陰に潜み死角より接近し、車体によじ登りレーザーガンでハッチのロックを破壊、プラズマグレネードを放り込むぜ。

カルロスの先制攻撃が来たら、何処かの窪みに逃げ込み、濃縮されたストームが通過するまで耐えるしかねぇな。
通過後は次発を放たれる前に突撃し【完全被甲弾】を装填、奴の土手っ腹に強烈な一撃を与え、更に銃剣で追撃してやる


李・蘭玲
北ルート
いやはや、上陸作戦なんて何十年ぶりでしょう
赤兎も初陣ですが、荒っぽくいくので頑張ってくださいな(よしよし

戦闘知識を活かすなら慣れた相手、ですねぇ
1撃目の嵐は地形を利用…瓦礫や木々を遮へい物にしてやり過ごし
進軍は赤兎(大型バイク)で随伴歩兵を轢いて蹂躙、車両は機動力でかく乱しつつ突破しますよ

中央部で2撃目を受ける際はUCで相殺、は厳しいでしょうから
赤兎は適当な所で乗り捨てまして
UCで地面にくぼみを作り、嵐を頭上にやり過ごせたらいいですねぇ

あとは機槍や対物ライフルで削りつつ
適当なタイミングで飛びこみUCで一発ぶん殴ってやりましょうか

うーん、若い頃ならときめいたでしょうが……服の話ですよ?



●北部戦線異常アリ
 北側から上陸する鉄甲船に乗り込んだのは、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202)、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)、ヴィリー・フランツ(スペースノイドの傭兵・f27848)、そして李・蘭玲(老巧なる狂拳・f07136)の4名であった。

「いやはや、上陸作戦なんて何十年ぶりでしょう」
「経験者がいるのは心強いもんだな、色々と頼らせて貰うぜ」

 蘭玲とヴィリーは船上で顔合わせをしていると、そこへアリスと澪もやってくる。

「こちらは4人なのね」
「今回はよろしくお願いします」

 挨拶もそこそこに、取るべき戦術についての打ち合わせが始まる。主に話し合うのは役割分担で、索敵を澪、随伴歩兵との戦いをヴィリーが引き受けることになった。アリスは敵兵器への範囲攻撃を行い、戦闘バイク「赤兎」を持つ蘭玲は遊撃を担当する。

 鉄甲船が島にたどり着くと同時に、赤兎を駆る蘭玲が飛び出す。

「荒っぽくいくので頑張ってくださいな」

 愛馬たるバイクに語りかけると、蘭玲はその言葉を体現するかのように一気に敵の只中へと突っ込んでいく。途中、オブリビオンストームが襲いかかるも、周囲の瓦礫や木々の中に隠れることでやり過ごした。嵐が過ぎれば即座に飛び出し、戦車の近くで控える随伴歩兵のスターフィッシュアーミーを次々と轢殺しながら、戦車隊の注意を引きつけた。元々UDCアースで活動していた蘭玲にとって、北側に配備された戦闘兵器はどれも見覚えがある。持ち前の知識を活かして、死角に回り込みながら敵を次々と撹乱していった。

 混乱に陥る敵を前にして、ヴィリーも戦闘に突入する。

「随伴歩兵を中心と取り決めはしたが……必要に応じて対戦車攻撃もやっておかねぇとな」

 地形や残骸を活かして極力被弾面積を減らしながら、分隊支援火器や携行ロケットランチャーなどの重火器を保有する随伴歩兵を中心にプルバップ小銃の弾丸を食らわせていく。蘭玲が敵の目を引きつけてくれているため、楽な仕事ではあった。時折死角から飛び出して戦車によじ登ると、レーザーガンでハッチのロックを解除してプラズマグレネードを放り込み、無力化することも忘れない。

 2人の活躍で戦線がかき乱される中で、アリスと澪は巧みなコンビネーションを披露しながら面制圧を試みる。

「いたいた……2時方向、戦車3、装甲車5。随伴歩兵もいっぱいいるね。9時方向にもいるけどそっちはヴィリーさんが対応してる」
「了解、範囲攻撃で一気に仕留めましょうか」

 索敵を澪が請け負い、アリスはそれに従って戦場に結界を張る。この結界は疑似ユーベルコードと言えるほどに強化されているため、攻防両面でアリスが重宝していた。結界内の天候を操作し、雷霆で戦車や装甲車をまとめて無力化することを試みる。澪もこれを援護し、靴に付与した風の魔力によって跳躍、炎魔術を上からアリスの雷霆と共に降らせることで誘爆を狙った。

 果たして、結界という閉鎖空間の中で大爆発が起き、装甲車は全滅、戦車も1台が大破した。しかし爆風が届かなかったのか、1台の戦車はまだ行動可能だ。

「撃ち漏らしはナーフ……っと」

 アリスは撃ち漏らしのフォローも忘れない。混沌魔術によって現実改変を行い、戦車を玩具化して砲塔を水鉄砲に、装甲をプラスチック製に変えて弱体化させてしまった。

 ある程度無力化が出来たところで、4人は戦線を一気に押し上げ、カルロスの元へとたどり着く。

「北側も突破されるとは……かなり重層的な防備を敷いたはずなのだがな」

 北側で回避されたオブリビオンストームを手元に引き寄せ、濃縮して出会い頭に放つ。

「来ますよ! 皆さんこちらへ!」

 蘭玲が鋭い声で警告を促し、4人は蘭玲が地面を殴りつけることで作った即席の窪地へと退避する。その際に蘭玲は囮として赤兎を乗り捨て、カルロスの注目をそらした。アリスは窪地に結界を張り、オブリビオンストームの力を吸収して魔力を補充。澪も魔力のオーラを展開して防御を補助する。

「さぁて……こいつの出番か」
「フルメタルジャケット……なるほど、ストッピングパワーは高いですね」

 窪地の中で、ヴィリーはプルバップマシンガンのマガジンを入れ替える。フルメタルジャケット弾を見て確かに有効だ、と蘭玲は頷いた。

 一方でアリスと澪も作戦を練る。

「つゆりん、色仕掛けしてみる?」
「えっ」

 唐突なアリスからの無茶振りに、澪は動揺して窪地からカルロスの姿をちらりと覗く。その出で立ちを見てアリスに視線を戻すと、ゆっくりとお辞儀した。

「生理的に無理ですごめんなさい」
「ですよね」

 ふぅ、とため息を一つ。ヴィリーと蘭玲を交えて軽く作戦を打ち合わせながら、オブリビオンストームが去るのを待った。

 オブリビオンストームが晴れると、4人は窪地から飛び出す。

「では、手はず通りに!」

 澪は自らの姿を兎に変じると、カルロスの前に飛び出す。

「ふん、良い的だぞ貴様」

 カルロスは兎目掛けてオブリビオンストームを放とうとするが、注意が逸れたところにヴィリーが銃を向けた。

「それはこっちの台詞だぜ!」
「何ッ……!」

 フルメタルジャケット弾の斉射を強かに喰らい、カルロスは大きく身体を揺らす。

「今だアリス、動きは止めた!」
「お任せ!」

 アリスは自らの混沌魔術によってカルロスの存在を現実改変によって再定義する。カルロスは男の娘であり、武器は玩具、技はごっこ遊びと定義することでカルロスから能力と武装を剥奪。

「さ、男の娘らしく遊びましょ?」

 蠱惑的な笑みを浮かべるアリスの後ろから、澪と蘭玲が飛び出す。

「直接打撃はお任せします!」
「良いでしょう!」

 破魔の光が降り注ぐことでカルロスが動きを縫い止められ、そこへ飛び込んだ蘭玲の八極拳が炸裂。弱体化されたカルロスに、これを防ぐ術はなく、全身から噴血してその場にどうと倒れた。

「文字通り、赤子の手をひねる……と言った所でしょうか」

 蘭玲は拳を引きながら、そんな感想を口にするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エィミー・ロストリンク
【POW】
機械だらけな上に、オブリビオンマシンまで!
でもアカハガネちゃんも負けてはいないよー!

東側ルート
キャバリア・アカハガネに搭乗して参戦
機械オブリビオンを両腕のガトリングキャノンで弾幕攻撃
接近して来たらバーニングナックルの拳撃で迎撃
集結してオブリビオンストームを放ってきたら、離れた地点にスペースシップ「ブラックゴースト」を出現させ、背中のアンカーを飛ばして飛ぶ

緊急脱出だよー!

先制後はUC「姫君の財宝を取り込みし巨神」を発動させて、11倍に巨大化したアカハガネで機械を蹂躙して、一気にカルロスに迫って攻撃を仕掛ける

これがジャイアントアカハガネちゃんだー! 食らえー!

逃げたらガトリング射撃で追撃



●鉄騎、荒野を駆ける
「うえぇーっ、こっちわたし1人ー!?」

 東ルートを選択したエィミー・ロストリンク(再臨せし絆の乙女・f26184)は困難な道程を単騎で突撃すると知ると思わず叫んだ。しかし、こうなった以上一人で複数のオブリビオンマシンを相手にしなければならない。エィミーは鉄甲船に揺られながら、如何にして切り抜けるか、頭脳をフル回転させて考えた。

「大丈夫、アカハガネちゃんも負けてないよ! スペックも上だしなんとかなる!」

 やがて作戦を整えると、エィミーは愛機アカハガネに搭乗。鉄甲船から飛び出し、オブリビオンマシンの只中へと飛び込んだ。

 まずは挨拶代わりに両腕部のガトリングキャノンを掃射する。機動力に優れたセラフィム・リッパーやオリバレスなどはこれを回避するが、逃げ遅れたモノアイ・ゴーストの1機が蜂の巣になった。接近するブレイジング・バジリスクに対してバーニングナックルの拳撃を食らわせれば、装甲を大きくひしゃげさせたブレイジング・バジリスクはたちまち吹き飛ぶ。そのままエィミーは弾幕を形成し、徐々に戦線を押し上げていった。

「オブリビオンマシンはこちらにとっての切り札だったのだがな……まさかこうも押されるとは」

 カルロスは徐々に中央部へと戦線が迫っていることを確認すると、他のエリアに発生させていたオブリビオン・ストームを収束して放ち、オブリビオンマシンを援護する。

「よし、こっちに来たね! 緊急脱出だよ!」

 エィミーはアカハガネのコンソールを叩く。するとカルロスの直上に、スペースシップ「ブラックゴースト」がワープアウトしてくる。ブラックゴースト目掛けてアンカーを飛ばしたアカハガネは、包囲を試みるオブリビオンマシンの群れと迫りくるオブリビオンストームから逃れ、カルロスの至近に到達した。

「……ちっ、増援を呼んだか」
「こうでもしないと倒せないからね! さてと……行くよ、メガリス合体!」

 エィミーがメガリスを集結させ、アカハガネを11倍に巨大化させる。追ってきたオブリビオンマシンを腕の一振りで一気に壊滅させると、カルロス目掛けて拳を突き出した。

「いっけぇー! ジャイアントアカハガネちゃんパーンチ!!」
「……ッ、化け物め!」

 すんでのところでカルロスは身を翻して回避するが、それは読んでいたとばかりにアカハガネはガトリングを斉射して逃げ道を塞ぐ。今度こそ逃げ場を封じられたカルロスが最期に見たものは、目の前に迫りくるアカハガネの巨大な拳であった──。

 ──羅針盤戦争、特別作戦コード「オペレーション・ワイルドハント」、完遂。
 第七の『王笏』カルロス・グリード、並びに『機械種オブリビオン軍』、撃破──! 

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月24日


挿絵イラスト