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羅針盤戦争〜決戦!バルバロッサ!

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #バルバロス兄弟 #三つ目島 #プレイング受付締め切り #高潔に回帰する七大海嘯

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「ハッハッハァッ!追い込まれちまったなぁハイレディン!」
「そうだなオルチ兄!流石は、と言っていいのかわかんねぇけどよ!」
 そう豪快な笑い声が、七大海嘯『三つ目』の本拠地『三つ目島』に響き渡る。
「そう言えばよオルチ兄」
「何だハイレディン?」
「我らが王と同じくオブリビオン・フォーミュラであるサムライエンパイアの第六天魔王、織田信長って知っているか?」
「ああ!何でもカタストロフが訪れる十日を残して猟兵どもに本拠地に乗り込まれた結果、一週間で滅ぼされたって話じゃないか!」
 そう会話していく双頭の兄弟。
 そこに宿るのは決して第六天魔王に対する嘲笑ではない。
 寧ろ本拠地に乗り込まれた上で全力で襲い掛かってくる猟兵たちを前に一週間も持たせたこと、その紛れもない偉業に対する少なくない畏敬が存在していた。
「つまり、オルチ兄」
「ああ、ハイレディン」
 と、そこで二人は顔を見合わせて苦笑する。
「「これ、俺たち死んだよなぁ」」
 そう、羅針盤戦争にて侵略者であるコンキスタドールを以てしても見事な侵攻を見せる猟兵。それらを前に、三週間もの猶予を彼らに与えた上で心臓である本拠地を特定された。
 間違いなく、羅針盤戦争が終わるころに七大海嘯『三つ目』バルバロス兄弟は滅び去るだろう。
「だが……ハイレディン」
「ああ、出会った猟兵全てから消えろ消えろと言われているうちに、逆に猛烈に負けたくなくなってきたぜ、オルチ兄」
 そう、ニカリと悪童が悪戯を思いついたかのように、
 普段なら猟兵が浮かべるような――地に落ちる星に挑むような、不可能を可能にする際に浮かべる者特有の不敵な笑顔を、コンキスタドールであったはずの双頭の巨人が二人とも浮かべる。
「なら、どうする?」
「決まっているさ」
 そう、胸を張って武器を取っていくハイレディンとオルチ。
 その身に宿すオルキヌスの瞳やユーベルコードではない、彼らがキリスト教徒から『バルバロッサ』と呼ばれ恐れられていた最強の武器、『やせ我慢』と『悪足掻き』を用いて告げる。
「万にひとつの勝ち目も無いだろうが、億にひとつでもあるのならば賭けてみるのも一興、とはよく言ったもんだぜ」
「やってやろうぜ兄者!猟兵は皆殺しだ!」
 最早七大海嘯でも、『三つ目』でも、ましてやコンキスタドールでもない新にして真なる彼ら――『バルバロッサ』がここに再臨した。

「いやぁ、とんでもない存在が生まれちゃったねぇ」
 そうしみじみと語るのは深い緑を讃えた藍色の長髪をポニーテールにした少女、リオン・ゲーベンアイン(純白と透明の二つの無垢を司る弓使い・f23867)。
 彼女は予知で見たバルバロス兄弟の本拠地戦の依頼をグリモアベースで募ったのだが、
「いやぁ、今回の『羅針盤戦争』でわたし達は相当な勢いで進んでいるでしょ?ソレでこんな初期に心臓部である本拠地が見つかったら、確実に滅ぼせるんだけどねぇ……それで、『バルバロス兄弟』の一つが、死兵となる覚悟をしたんだよ」
 それならばまだバルバロス兄弟が背水の陣を引いたというだけだ。
 しかしリオンは告げる。思いがけない一言を。
「なんか、このバルバロス兄弟……転生かUDC-P化しているみたいなの」
 は?呆気に取られる猟兵たち。
 しかし、リオンは告げていく。彼ら兄弟がコンキスタドールとしての縮合を克服した原因を。
「少なくとも、わたしたちが観測した予知のバルバロス兄弟はそうなっているみたい。それでね、死を覚悟したことによってオブリビオンとしての本能より生前のキリスト教徒と戦った覚悟が勝って、それが原因となって七大海嘯でも『三つ目』でもコンキスタドールでもない正真正銘の『バルバロッサ』として転生しつつあるみたい」
 だが、彼らも海で戦った存在。
 ただで滅ぼされるなどというのは矜持にかけてありえない。
「だから、全力でぶつかって倒せば骸の海へと帰ってその後に転生するかもしれないの」
 その可能性にかけてみたい、とリオンは告げる。
「無論の事まだオブリビオンではあるからしっかり先制攻撃に対して対処をしてね。それと『オルキヌスの瞳』を用いて島中の生物を「原始の魔物」にしては以下にしているみたい。それに気を付けて戦ってね」
 そう言うとリオンはグリモアである無銘の神弓の弦を引いて弾く。
 すると矢を放ったが如く光弾が放たれ、それがゲートへと変わっていく。
 そこから、猟兵は挑むこととなる。

 コンキスタドールの頂、七大海嘯『三つ目』から解き放たれ真の姿へと回帰した彼ら、『バルバロッサ』へと。


黒代朝希
 最後は、生前の如く高潔に散らすのも情け。
 さぁ、七大海嘯でも『三つ目』でもコンキスタドールでもない真なる彼ら、『バルバロッサ』との決戦に挑みましょう。

 プレイングボーナスは、
『プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードと、「原始の魔物」に対処する』
 に加えて
『『バルバロッサ』としての矜持を満たすよう誇り高く戦う』
 です。
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第1章 ボス戦 『七大海嘯『三つ目』バルバロス兄弟』

POW   :    フォーアームズ・ストーム
【四腕で振るった武器】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    「オルキヌスの瞳」
【弟ハイレディン(左頭部)の凝視】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【肉体、精神の両面に及ぶ「退化」】で攻撃する。
WIZ   :    バルバロス・パワー
敵より【身体が大きい】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。

イラスト:ちーせん

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

セフィリカ・ランブレイ
『あの目つき。セリカ、あの手合いは強いわよ』
シェル姉…相棒の魔剣は静かに告げる

大丈夫、私は全力で戦うだけ!
総力戦だ!
【フォースマシン総突撃】

戦闘用ゴーレムの全てを率いて兄弟と相対する
防御に優れ、事象を反射する巨大な鏡を有した《黒鏡の奇術師》、を先頭にして敵の先制攻撃の盾にする…が、おそらく耐えきれない

守ったら負ける。防いで得た僅かな時間を反撃のために!

《赤杖》による熱線と冷凍砲を、《紫砲》による一斉射撃を、《藍盾》による障壁を展開した突撃を
他のゴーレムは周辺の配下の対処を任せる

相手と性能差は大きい、何機も破壊されるだろう
けど手傷は追わせられる
私自身も武器を携え、自分の全力を示して戦うよ!


馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊だが、三人は眠り中。

第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎

最初に名乗ろうか。『馬県義透』を構成する一柱『侵す者』こと『馬舘景雅(またち・かげまさ)』である。
誇り高く戦う相手に、名乗らぬは失礼であろう?

先制攻撃と魔物には、四天霊障によるオーラ防御で、左右にいなしつつ。ときに魔物自体を足場にする。
同じ系統UCである四天境地・『狼』にしたのはな!この方が高ぶるであろうが!
ははは、わしも悪霊である前に武人でな。聞いてこうしたくなったのよ!
故の、『馬舘景雅』という一悪霊だけの活動でもある!

…転生できるなら、それがよかろうて。


家綿・衣更着
転生かUDC-P化って…そんなことあり得るんす!?これは全力でやらないとっす!

「おいらは化狸忍者の衣更着!誉れ高き海賊バルバロッサ、いざ尋常に勝負っす!」

妖怪煙を最大放出し煙幕にして自分や味方を【迷彩】し視認を妨害、
「退化の視線、化かしの技にて対処させてもらうっす!」
さらに【化術】で自分や味方の【残像】を作り出すことで攪乱し、よけきれない攻撃は【結界術】で防ぐ

「体格差を補う乗機にて失礼、いざ参るっす!」
テングリーフに搭乗し【操縦】、スラスター【推力移動】全開でユベコ『流星突撃槍』
【ランスチャージ】時の【衝撃波】で原初の魔物を【なぎ払い】、そのままバルバロッサを【串刺し】!

「いい戦いだったっす」


セシル・バーナード
へえ、オブリビオンでも人が変わるなんてあるんだね。
いいよ、覚悟を決めた武人は嫌いじゃない。それに相応しい最後を贈ろう。
『セイレーン』セシル・バーナード、『赤髭』バルバロッサに一戦所望致す。

武器攻撃の嵐は、「見切り」「ダンス」のようにキレのある体捌きでかわしていく。
その攻撃の穴を見つけて、時に横や後ろへ回避しつつも、ひたすら前を目指して。
懐に飛び込めたら、いわば死角になるはず。跳躍して身体の中心部に、「暗殺」じみた「全力魔法」の冥王砕禍を叩き込む。
継ぎ接ぎの身体で、この衝撃に耐えきれるかな?
幻朧桜のようにはいかないけれど、転生の輪廻へ送ってあげるよ、『赤髭』バルバロッサ。
一時の眠りだ。受け取れ。


ナイ・デス
UDC-P、世界に、害をなさない?
いや、なりかけ?
……何にしろ、倒すべき存在でいい、のですよね

それなら……全力で、完膚なきまでに、私達に敵わないと思えるまで、お付き合いしましょうか

【鎧無視】の黒剣で【切断】にかかる
【忍び足ダッシュ】で踏み込んで
目では捉えられなくとも【第六感】で感じ取って【見切り】回避
完全は無理でも、肉は斬らせて、ぐらいとなるよう【かばい】受けて
【念動力】使い体動かして
【覚悟激痛耐性継戦能力】骨を断ちに

『いつか壊れるその日まで』
【浄化、生命力吸収】する「聖なる光」を放ちながら、再生
【吹き飛ばし】されても【推力移動】で戻って
倒れるまで、戦います

魔物は動けない程度の吸収で、殺さない


リューイン・ランサード
この前の戦い(猟兵を誘う為に島民皆殺しにしたので、超振動と雷籠めた蹴りで金玉潰してやった)とは、まるで別人です。
滅びを覚悟した上で尚、乗り越えようとする意志…この前よりずっと強い。
正直怖いですが、世界を護る為、行きます!

相手に一礼した後、翼で空を翔ける。
相手の攻撃は第六感と見切りで読んで空中戦能力で躱すか、オーラ防御を上乗せして強化したビームシールドで盾受け。
危ないと思った時は残像を斬らせて後退。

反撃で多重詠唱による炎と風の属性攻撃・全力魔法・高速詠唱を放つ。

相手がこちらの行動に慣れてきた時にUC使用。
残像を残して全速力で一気に詰め寄り、雷の属性攻撃を籠めた双剣を怪力で振るう2回攻撃で斬る!



『あの目つき。セリカ、あの手合いは強いわよ』
 そう覚悟を決めた『三つ目』……否、『バルバロッサ』を目にし、そうセフィリカ・ランブレイ(蒼剣姫・f00633)を愛称で呼んだのは彼女の『魔剣シェルファ』。
 鉄エルフの国の姫であるセフィリカの義理の姉とも言えるインテリジェンスソードは『バルバロッサ』に回帰したバルバロス兄弟を警戒してのことだ。
「シェル姉……大丈夫、私は全力で戦うだけ!」
 そう相棒兼義姉の魔剣に答えると同時、地面に手を付けるとそこから土が隆起していく。
 やがてそれは人型へと集束。戦闘用ゴーレムとなってバルバロス兄弟の周囲を取り囲んでいく。
 その数は無数。更に戦闘用とだけあってその戦闘力は優れたものだが――
「へっ、ならこちらも頭数を揃えるだけだぜ!『オルキヌスの瞳』!」
 そう代名詞と言えるユーベルコードの名を告げると同時、島中の生物が『原始の魔物』となってバルバロス兄弟の元へと集っていく。
 その数と質。セフィリカの召喚した戦闘用ゴーレムに勝るとも劣らずであり――
『セリカ』
「大丈夫だよ、シェル姉」
 改めて問いかける相棒の魔剣を握りしめながら、鉄エルフの姫は『バルバロッサ』に向けて宣戦布告を告げる。
「総力戦だ!バルバロッサ!」
「良いぜ、全力で打ち負かしてやらぁ!」

「最初に名乗ろうか」
 そう、凛然と『バルバロッサ』に告げるのは馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)――否、
「『馬県義透』を構成する一柱『侵す者』こと『馬舘景雅(またち・かげまさ)』である」
「ほう?お前さんかなり変わったというか……俺達兄弟とは別のアプローチの複合型存在だな」
「しかり。そなたらが肉体を合成させたなら、わしらは魂を複合させた『複合型悪霊』というわけよ」
 そう愉快そうに、しかし誇り高く宣する『侵す者』こと『馬舘景雅(またち・かげまさ)』。
「誇り高く戦う相手に、名乗らぬは失礼であろう?そなたらも名乗るが良い」
「ああ、それじゃあ」
「お言葉に甘えて言わせてもらうぜ」
 そう息を吸った後、かつてキリスト教徒たちを震え上がらせた名乗りを、強欲の海へと響かせた。
「我が名はバルバロス・オルチ!」
「そして俺はバルバロス・ハイレディン!」
「「覚悟しろ、猟兵どもは皆殺しだ」」
 そう悪童じみた笑みを浮かべ、多腕を振るい『侵す者』――否、『馬舘景雅(またち・かげまさ)』へと挑んだ。

「転生かUDC-P化って…そんなことあり得るんす!?これは全力でやらないとっす!」
 そう驚きながらも転生し無害な存在へと至るオブリビオンを前にしてこの依頼に対して責任感を持つのは綿っぽい白髪とストールがトレードマークが特徴的な狸の妖怪、家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)。
「おいらは化狸忍者の衣更着!誉れ高き海賊バルバロッサ、いざ尋常に勝負っす!」
「へぇ、忍者……暗殺者か」
「暗殺者が堂々と名乗るのはどうかと思うが、こう名乗られちゃあこちらも相応の作法を返さなくちゃなハイレディン」
 そう真っすぐな言葉に兄弟が苦笑いしながらもオスマントルコにおいて十字の魔の手から海戦を以て守り抜いた『バルバロッサ』はその宣戦布告を受諾する。
「いいぜ」
「こちらも全力で……ぶち殺しに行くからよぉ!」

「へえ、オブリビオンでも人が変わるなんてあるんだね」
 死を前にして転生へと至った七大海嘯『三つ目』ことバルバロス兄弟を前に関心の意を見せるのは貴族的な雰囲気が特徴的な中性的な妖狐の少年、セシル・バーナード(セイレーン・f01207)。
「いいよ、覚悟を決めた武人は嫌いじゃない。それに相応しい最後を贈ろう」
「それは、」
「こちらのセリフだぜ」
 最後まで奥に一つの勝利の可能性を諦めない姿、正に『バルバロッサ』の名にふさわしく。
「『セイレーン』セシル・バーナード、『赤髭』バルバロッサに一戦所望致す」
「応とも!」
「その言葉、忘れんじゃあねぇぞ!」
 瞬間、多腕を用いたコンビネーションがセシルに襲い掛かった。

「UDC-P、世界に、害をなさない?いや、なりかけ?」
 その生前の高潔な姿に戻っているその状態に少々混乱しているのは正体不明のヤドリガミの少年、ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)。
「……何にしろ、倒すべき存在でいい、のですよね」
「それでいい」
「俺達兄弟とてめぇらとはコンキスタドールと猟兵という深い溝があるんだからよ」
「……了解しました」
 その『バルバロッサ』の言葉に困惑しながらも、ナイは武器を構える。
「それなら……全力で、完膚なきまでに、私達に敵わないと思えるまで、お付き合いしましょうか」
「面白れぇ!」
「やれるもんなら、やってみやがれ!」
 好戦的に、しかし雄々しく笑みを浮かべて『赤髭』は武器を振るう。

「この前の戦いとは、まるで別人です」
「ん?お前、別の俺達と戦ったことがあんのか?」
 そう『七大海嘯『三つ目』』と戦ったことがあるリューイン・ランサード(竜の雛・f13950)は、目の前の『バルバロッサ』にかつての可能性が起こした暴挙を伝える。
「猟兵を誘う為に島民皆殺しにしたので、超振動と雷籠めた蹴りで『三つ目』の睾丸を潰してやりました」
「「『三つ目』の俺達も相当ひどいことしているけど、お前もお前で痛いことをしているじゃねぇか!!」」
 そうツッコミを入れるバルバロス兄弟。
 幾ら不滅とはいえそんなことになったらどんな激痛が走るのか想像するだけで腹の底が冷える『バルバロッサ』。
「けれど……滅びを覚悟した上で尚、乗り越えようとする意志…この前よりずっと強い。いえ、別の存在です」
 そう、目の前の『バルバロッサ』を前にしてリューインに立ち起こる感情は『恐怖』。
「正直怖いですが、世界を護る為、行きます!」

 そして、絶対先制攻撃権によるバルバロス兄弟のユーベルコードが奔る。
「まずはこいつを食らいなぁ!――『フォーアームズ・ストーム』!!」
 振るわれるはセシル、リューイン、そして『馬舘景雅』の三人。
「さて、蝶のように舞い、蜂のように刺す……だね」
 そう言いながらセシルは舞う様に多腕から繰り出される連撃をキレのある体捌きを以て避けていく。
「躱しましょうか、この翼で!」
 そう連撃が直撃する直前に『バルバロッサ』に一礼した後、ドラゴニアンとしての翼で空を翔けるリューイン。
 極めた第六感と見切り、それは元来の臆病さから極めたものか。しかし、臆病さも極めて行けば至るべき境地に至るのである。
「『四天霊障』」
 そして『馬舘景雅』は複合型悪霊として転生した際に得た権能を用いて逸らし、時には原初の魔物を足場にして牛若丸の如く宙を蹴る。
「ほう!見事なもんだ!」
「だがこっちはどうかな?『オルキヌスの瞳』!!『バルバロス・パワー』!!」
 それに対してセフィリカは事象を反射する巨大な鏡を有した《黒鏡の奇術師》を盾にして魔眼を防ぎ、
 ナイはリューインと同じく【第六感】で感じ取って【見切り】回避していき、
 家綿は妖怪煙を最大放出し煙幕にして自分や味方を【迷彩】し視認を妨害することで防ぐ。
「ハッハッハッこりゃ見事だ!」
「だがな……これを防がれて諦めるようなら、テメェらの前に立ってはいねぇんだよ!」
 そう喝破してバルバロス兄弟は武器を取り、魔眼で睨みつけ、原始の魔物を率いて猟兵たちに挑む。

 激突、正にその表現が相応しい戦場であった。
「私自身も武器を携え、自分の全力を示して戦うよ!――『碧剣の勇者(エストランテ)』!!」
 セフィリカが魔剣と力を重ねて増幅された魔力を用いて、碧の魔剣を携えた決戦兵器がバルバロス兄弟の武器を打ち砕き――
「体格差を補う乗機にて失礼、いざ参るっす!――『流星突撃槍(テングリーフ・アルティメットランスチャージ)』!!」
 ジャミングと結界術で守られたキャバリアから超音速の衝撃波を伴う強力なランスチャージを放ち――
「継ぎ接ぎの身体で、この衝撃に耐えきれるかな?――『冥王砕禍』」
 セシルが放つ破壊属性の指向性空間爆砕衝撃波が、バルバロス兄弟の懐に潜り込んで土手っぱらに打ち込まれ――
「倒れるまで戦います――『いつか壊れるその日まで(リジェネレイター)』」
 ナイの全身が、その身体を瞬時に再生させる聖者の聖なる光で覆われて自身が敵から受けたかまたは自身、味方、他者から受けた負傷に比例して戦闘力増強と、生命力吸収能力を得て――
「恐怖は何とか克服できました・・・それでは、未来を切り拓く為、行きます!――『フル・アヘッド』!!」
 リューインが全身を移動に伴う衝突や急制動の損傷無効化バリアで覆い、恐怖を克服した度合いに比例した戦闘力増強を以て9600km/hに達する飛翔能力で原初の魔物を薙ぎ払い――
「ははは、わしも悪霊である前に武人でな。聞いてこうしたくなったのよ!――『四天境地・『狼』』!!」
 『馬舘景雅』の武器である『黒燭炎』が命中した地点を破壊する一撃が、原初の魔物ごとバルバロス兄弟を砕いていく。

「同じ系統UCである四天境地・『狼』にしたのはな!この方が高ぶるであろうが!故の、『馬舘景雅』という一悪霊だけの活動でもある!」
 そう『馬舘景雅』がバルバロス兄弟に向けて喝破し、『黒燭炎』を振るい鍔迫り合う。
「幻朧桜のようにはいかないけれど、転生の輪廻へ送ってあげるよ、『赤髭』バルバロッサ」
 そこへセシルが『冥王砕禍』を付与した掌打を撃ち込もうと迫り、
「魔物は動けない程度の吸収で、殺さない……」
 新生したダイウルゴスと共に原始の魔物を殺すことなく鎮圧していくナイがバルバロス兄弟への援護を断ち切り、
「挑ませてもらいます……!!」
 リューインが『バルバロッサ』に挑む恐怖を焼き尽くし、心の薪にして突貫していき。
「いい戦いだったっす」
 そう賞賛の声を語りながら家綿がキャバリアごと突撃していき、
「これでトドメよ、『バルバロッサ』!!」
 流星の如く『魔剣シェルファ』を振るってバルバロス兄弟の胴に叩き込むセフィリカが一閃を加えた後に、六人の連携技が一気に『バルバロッサ』に叩き込まれたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリスティアー・ツーハンドソード
【むにー】の皆と行動
退化の瞳か、少しだけ羨ましいな
退化の果てに残るのはきっと純粋なものだろうからね

白亜に僕を装備してもらう
まずは相手の頭部を取り囲むように【ブレイクミラー・ホッパーション】を展開
虚空から現れる鏡の『カウンター』で相手の視線を返し弱体化を狙いつつ先制UCを封じる
念のため味方にも盾として巨大な姿見鏡を随伴させてもし相手の視線が来ても防げるようにしておく

そして攻撃で相手の意識が選択UCを発動武器である僕から猟兵の皆に移ったら選択UCを発動
白亜の手から僕が消えることでそちらに意識が向いた瞬間『フェイント』で死角から相手の頭を貫く

さてバルバロッサ、良いものは見れたかな?


九重・白亜
【むにー】

バルバロス……バルバトス……バルバロイ……バルバロッサ……いや、この際"蛮族"でいいな。
ツーハンドソード様、鏡の展開を!

鏡で視線の回避ができれば、ツーハンドソード様を手に指定UCを発動。……あんまり見ないでくれます?このスーツ恥ずかしいから嫌なんだよ!!
左手にストリーマを持ち、制圧射撃をしつつ接近。互いに得物の射程内に入ったのを見極めて、ツーハンドソード様を振るってヘイトを取ります。
皆さまのタンク役となり、弾幕や力を溜めた一撃を放ち注視をさせましょう。その間に、皆さまがなんとかしてくれるでしょうから。


シノギ・リンダリンダリンダ
【むにー】
…あははは!そういうの嫌いじゃないですよ、三つ目…いえ、バルバロッサ!
では最後に一つ、大きな花火といきましょう!
さぁ、お前達、海賊の時間ですよっ!

退化光線は私はそれほど脅威ではないのですが…食らわないに越したことはないです
アリスティアー様の鏡を信頼しつつ、もしもの為に【四次元四腕喧嘩殺法】にて手甲ユニットを飛ばし、視界を防げるように待機

さぁ、喧嘩です!私は七大海嘯に喧嘩を売るために来ているのです!
手甲ユニットは仲間達と連携を取りつつヒット&アウェイ
私は仲間達の闇に紛れながら部位破壊したり傷口をえぐったり
皆のトドメのタイミングに合わせて、四つの腕で多方向から同時にラッシュをかけます


地鉛・要
【むにー】アドリブ連携可

バルスだっけ名前。アレ違う?
しかし、あの目欲しいな・・・

視線はティアちゃんの鏡を盾にして大百足を召喚
大百足は呪いの塊だから肉体も精神も無くて助かった・・・
大百足の巨体を大胆に使わせ正面からぶつけて隙を作る。

巨体を持つ海賊と巨大な大百足・・・怪獣映画なら負けてたかもしれないな。まあ、うちの船長達がいなければの話だけど。



「……あははは!そういうの嫌いじゃないですよ、三つ目……いえ、バルバロッサ!」
 そう喝笑するはシノギ・リンダリンダリンダ(強欲の溟海・f03214)。
 『“強欲”のシノギ』である彼女は海賊船シャニムニーの奥底で目覚め、自身のスペアパーツも存在するその船を自分のモノだと判断。その果てに海賊として生きることを存在理由としたミレナリィドールだ。
 故にコンキスタドールの頂点に立つ七大海嘯『三つ目』ではなく、生前のオスマントルコの英雄『バルバロッサ』としてあることを滅びが迫った中で見出したこのバルバロス兄弟についてシノギは好感を抱いていた。
「では最後に一つ、大きな花火といきましょう!さぁ、お前達、海賊の時間ですよっ!」

「バルスだっけ名前。アレ違う?しかし、あの目欲しいな・・・」
 そして光の籠らない瞳でオルキヌスの瞳に興味を示しているのは地鉛・要(夢幻の果てにして底・f02609)。
「退化の瞳か、少しだけ羨ましいな」
「ティアちゃんも欲しいの?」
 と、互いに『無二の民』として要と親しい関係にあるのは両手剣型の愉快な仲間であるアリスティアー・ツーハンドソード。
「いや……退化の果てに残るのはきっと純粋なものだろうからね。そういう観点から羨ましいと言ったんだ」
「成程……処で今回は俺がティアちゃんを?」
「いや、今回は白亜に僕を装備してもらう」
 と、アリスティアーが話を振ったのはメイド服を着た華憐な存在。
「バルバロス……バルバトス……バルバロイ……バルバロッサ……いや、この際"蛮族"でいいな」
 しかしその口調は意外と男性的であるが……それも当然、彼は男である。
 九重・白亜(オルタウィザード・f27782)、このパーラーメイドはアリスティアーの柄を握りしめ、迫り来る『オルキヌスの瞳』を見据えながらアリスティアーに語り掛ける。
「ツーハンドソード様、鏡の展開を!」
「いくよ……『ブレイクミラー・ホッパーション』」
 それはアリスティアーが有する『割れると強力な反発力を生み出す鏡をレベル枚まで展開する、自身の使い手が行使できる魔法』。それらはバルバロス兄弟の頭部に展開していき、『オルキヌスの瞳』を発動する直前に阻止させる。
「退化光線は私はそれほど脅威ではないのですが……食らわないに越したことはないです」
 そう『オルキヌスの瞳』を封殺した光景をみたシノギはそう呟き、自身の擁するユーベルコード『四次元四腕喧嘩殺法』を発動する機会が無かったことに安堵の息を漏らしたのであった。

「それでは行きますね……『憧れの騎士へ大変身!(スクランブル・チェンジザヒーロー)』……」
 と、嫌々と言った感じで自身のユーベルコード名を告げる白亜。
「おー、全身白タイツの騎士かー」
 そう呟く要。その言葉通り今の白亜はメイド服を脱ぎ全身白タイツの姿となっている。
「……あんまり見ないでくれます?このスーツ恥ずかしいから嫌なんだよ!!」
 恥ずかしさの余り素の口調が出てしまう白亜。
 その姿はよっぽど羞恥心を掻き立てるのか理性がゴリゴリと削れていくのが他者からでも目に見えてしまうほどだ。
「でも可愛いと思いますがね……」
「最後くぐもった笑いを押し殺してなかったか?」
 そうシノギを睨みつける白亜。その言葉をシノギは否定せず攻撃用のユーベルコード『憤怒の海賊(ラース・シット・ファック)』を用いてミレナリィドールのフレームを脱ぎ、呪詛と強欲と黄金で構成された死霊海賊の王に変身していく。
「うおぉぉ!?なんだよその姿!?」
「【Emergency,Emergency,憤怒の海賊が解放されます。当機への接触は控えてください。繰り返します】」
「って聞こえてねぇぞオルチ兄!」
 その変貌したシノギの猛攻を食らってはマズイと察したバルバロス兄弟は防御か回避か、その判断を考えるが――
 顕現したシノギの【武器】を見て、即座に退避を選んだ。
「あんなもの――」
「流石に喰らってやることは出来ねぇな!」
 ――腐敗・猛毒・黄金化を齎すレベルm範囲の霧、それを展開するシノギの姿は、七大海嘯以上に海の覇者と言えるものであった。

「ティアちゃんの鏡も助かったけど、呼び出した大ムカデも呪詛の塊だから肉体も精神も無くて助かった……」
 そう呟くのはユーベルコード『害血大百足』で血で出来た人を飲み込む程の大きさの百足を呼び出した要。
「そっちもそっちで厄介なユーベルコードを持ってやがるな……」
「俺としてはその『オルキヌスの瞳』が今は欲しいんだけどね」
「そんなことより、さぁ、喧嘩です!私は七大海嘯に喧嘩を売るために来ているのです!」
「……そうだな」
「兄者」
「ああ……猟兵は」
「同胞の未来のために、皆殺しだ!」
 そう言ってバルバロス兄弟は『オルキヌスの瞳』を放ち、その隙に怯んだ四人へ多椀による独自の武術を以て葬り去らんとする。
「させませんよ」
 しかしそれを阻んだのはタンク役を担うピッチピチの全身白タイツを装着した白亜。
「(皆さまのタンク役となり、弾幕や力を溜めた一撃を放ち注視をさせましょう)」
 そう思いながら白亜は他の共にこの依頼へと赴いた猟兵たちの実力を信頼するが故に、彼らの盾となる。
「ちっ、だが守りに入っているだけじゃ――」
「――『涙刃堕天刀(ティアーエッジ・フォールダウン)』、ほら、頭上注意だ」
「ッ!!兄者、上だ!」
 と、アリスティアが放ったそのユーベルコードはシンプルなものだ。
 ――『テレポートにより、レベル75乗mまでの視認している対象を、頭上からの落下してくる剣のそのもので攻撃する』。
 それだけ故に強力なユーベルコードは、ハイレディンの即座の判断によってアリスティアーを弾くことに成功する。
「おー、おー。しかしえらいことになっているな……」
 と、要は死んだ目でこの戦場に怒っている光景を見上げながら呟く。
「巨体を持つ海賊と巨大な大百足・・・B級怪獣映画なら俺らが負けてたかもしれないな」
 頭上から差し迫ってくる剣を弾いた直後に突貫してきた大ムカデに切りかかるオスマントルコの英雄バルバロス兄弟。
 とかいう光景は確かに事情を知らない人が聞けばB級映画と言われても言い逃れは出来ないだろう。
 んで、大体怪獣映画と言えば怪獣と対決する側が勝つもので……
「まあ、うちの船長達がいなければの話だけど」
 ――或いは、もっとヤバい怪獣(理不尽)に滅ぼされるのが常だ。
 現在、呪詛と強欲と黄金で構成された死霊海賊の王に変身しているシノギ。その姿は紛れもなく災害映画の災害だ。
 怪獣映画の怪獣じゃないのかって?災害以外どう表せばいいとでも?

「では最後に一つ、大きな花火といきましょう!さぁ、お前達、海賊の時間ですよっ!」
「……これ海賊映画って言えないよなぁ……」
 そう白亜が呟くも無理はない。B級を越えてCどころかZ級すぎる。
「さて、バルバロッサ、良いものは見れたかな?」
「逆に聞くが、これを良いものと言えるかコレ?」
 そう何とか戦闘続行を可能としたバルバロス兄弟が答える。
「では、リテイクのお時間ですよっ!」
 そう言って次のユーベルコードを用いてバルバロス兄弟に挑むシノギ。バルバロス兄弟もこのままでは不満なのかそれに応じていく。白亜も白タイツを解除し、シノギの盾となり戦闘を挑んでいく。
「……なんだかんだ言って、アイツ面倒見がいいよな。ティアちゃん」
「そう、なんだかんだ言って、良いものがみられていたんじゃないかな」
 要がアリスティアーを握りしめながら、二人はそう呟いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ファラン・ウルフブラッド
●アドリブ・絡み歓迎

そうさ。オレ達海賊は狡猾で、意地汚くて、しつこくて、そのくせ自分の夢を諦めたりしねぇ。
金も地位も名声も、欲しい物はなんだって奪ってきた。それがオレ達の生き様であり海賊という『業』だからさ。
じゃあ、派手にやろうぜ兄弟!この賭けにベットすんのはオレとお前等の持つ物『すべて』だ!

●対先制攻撃
攻撃の間合いを『見切り』ながら『残像やフェイント』で攻撃タイミングをズラしながら直撃を避けるように動きます。
UCで巨大化したら、『怪力』で破壊力と剣速を強化した大剣と鉈の二刀流による『2回攻撃』で戦います。
多少のダメージは無視して、賭けた以上は海賊としての意地と誇りを胸に、倒れるまで戦います。


クルル・ハンドゥーレ
アドリブ・連携◎

追い詰められ最期に現れるんが本性や言うけど
ここまで追い詰められてようやく、ゆうんは…嗚呼、やはり業の深いことやねえ

WIZ
敵UCには同等のクロムキャバリアで対抗

魔物はUCの蝶で接近させず

バフも配下も封じ勝負
バルバロス兄弟…いや、オルチ提督にハイレディン提督、この海、あんたらには渡さへん!

蝶を目眩ましにも利用しつつフェイント駆使し翻弄
マヒ・鎧無視・毒使い・破魔とあらゆる技能乗せ攻撃
あんたらが死兵となるんなら、こっちもあらゆる力振り絞る!
敵攻撃には見切りと武器受け・カウンター
負傷は激痛耐性で痩せ我慢
ふん、これはあんたらの特許やあらへん
この海貰い受ける為にどれだけ痛くても笑ったるわ


兎乃・零時
アドリブ歓迎

真なるバルバロッサ…

もしかしたら転生するかもなんだ

こまけぇ事は分からねぇが―――良いぜ、全力で相手してやる!
かかってきなぁ!

UC!
指定属性は光
    グリッター
物体変質〖輝光〗!
攻撃回数五倍
装甲半分!
光になった体で空中戦×空中浮遊
迫る攻撃は残像残す勢いでダッシュで回避!
体が破壊されても敵の武器やら攻撃
空気などを魔力に変えつつ補填(生命力吸収

原始の生物も全部ぶっ倒す!
魔力溜めつつ敵に向け光線魔術『輝光線』を沢山紡ぎだし範囲攻撃で粉砕!

そんでバルバルロッサにもありったけをぶつける!

光属性攻撃×限界突破×全力魔法×衝撃波×重量攻撃!

響け
鳴らせ
光の音!

弾け飛べ!輝響《グリットコール》!


花盛・乙女
英雄の武威、しかと受け止めた。
この羅刹女、剣士として礼を尽くそう。
『三つ目』…いや、バルバロッサ殿。いざ尋常に。

【黒椿】と【乙女】で四腕の攻撃を「武器受け」する。
ただし、その勢いの乗り切る前にだ。
「戦闘知識」で動きの起こりを読み、「見切り」「第六感」で攻撃の始点を潰し、鬼の「怪力」で受けきる。刀を破壊されても困るから最悪は我が身で「かばう」さ。
我ながら阿呆と思う。だが、真っ直ぐな剣を避ける訳にはいかない。

これほどの武、意地。
なんと不器用な男達か。
…くは、ダメだ!笑みが溢れる。
楽しい!強者との立ち合いは!
獣など邪魔だ!寄らば斬る!
全部ぶつけて来い、バルバロッサ!
私も、全身全霊で貴様を喰らうぞ!


ティノ・ミラーリア
兄弟の武器がそれなら僕の武器はこの影と戦い方だから、卑怯とは言わせないよ?
バルバロッサと僕と…どちらが勝るか生き残りを掛けて戦おう。

先制攻撃の視線を「纏影」での阻害と「呪詛耐性」で軽減し凌ぐ。
初手を耐えたら≪影の逆戟≫を発動して即座に影の中へ潜航。
影から展開した「眷属」で「情報収集」してバルバロッサと魔物を把握。
飛翔速度と影への潜航、纏った影でオルキヌスの視線や敵の攻撃を回避しながら死角から浮上、
飛翔速度と併せ円錐状に纏った「槍影」の「串刺し」や「処刑人の剣」ですれ違いざまに斬り付ける。
また潜航状態から「狩猟銃」の「呪殺弾」を撃ち込み多角的に攻撃。
バルバロッサのような一撃のパワーはないけれど…


ヴィゼア・パズル
仲間が大勢居る…なら、やるべき事は決まっているな?
連携を重視

既に先達が戦闘をしている様子を「視る」事でUCの成功率を上げる
【範囲攻撃・全力魔法・マヒ攻撃】原始の魔物へ敵意と言う名の呪詛を呪詛返し攻撃。麻痺させ敵へ一直線に向かう
「地獄の旅路へご案内致しますよ。偉大なる海賊兄弟殿!」
【2回攻撃】を発動、敵の先制攻撃を抑え【全力魔法】を叩き付けよう

アドリブ歓迎



「そうさ。オレ達海賊は狡猾で、意地汚くて、しつこくて、そのくせ自分の夢を諦めたりしねぇ」
 そう口元を歪めながらファラン・ウルフブラッド(鮫と掠奪は海の華・f03735)は満身創痍となったバルバロス兄弟の元へ赴く。
「金も地位も名声も、欲しい物はなんだって奪ってきた。それがオレ達の生き様であり海賊という『業』だからさ」
 それが、海賊というグリードオーシャンを支配する概念。そのコンキスタドールと猟兵の体現者であるファランとバルバロス兄弟は相対する。
「じゃあ、派手にやろうぜ兄弟!この賭けにベットすんのはオレとお前等の持つ物『すべて』だ!」
「そうだ!俺たちは――全てを賭けて、『生きる』んだよ!」
「やってやるぜぇ!たとえそれが億でなく兆でも、京でも、那由多と不可思議を越えた無量大数に一つでも……」
 そう言って、三人の海賊は欲望を滲ませながらもまっすぐな笑みを浮かべて、叫ぶ。
「「「諦めなければ夢は必ず叶うと、信じているんだよ!!」」」

 かくして最後の対決が始まる。
 迫り来るは多椀による武器の連撃、退化現象を起こす魔眼、自身より小柄な敵に相対した時に発揮される自己強化能力。
 それを目にするよりも、『三つ目』から『バルバロッサ』へと変貌したバルバロス兄弟の在り方に目を付けた
「追い詰められ最期に現れるんが本性や言うけど、ここまで追い詰められてようやく、ゆうんは…嗚呼、やはり業の深いことやねえ」
 そう嘆息を漏らしながらクルル・ハンドゥーレ(逆しまノスタルジア・f04053)はそのバルバロス兄弟の在り方についてその業の深さを嘆いた。
「仕方ねぇだろ、コンキスタドールとして生まれ変わった知まった以上、こうなっただけでもマシな方だと思うぜ?」
「そして、そのことに対して悔いない恥じない。無関係だからってんじゃなくて、過去は過去という事だからな」
 そうしてクルルとバルバロス兄弟は対峙する。
「バルバロス兄弟…いや、オルチ提督にハイレディン提督、この海、あんたらには渡さへん!」
「やれるもんなら――」
「やってみろぉ!!」

「真なるバルバロッサ……もしかしたら転生するかもなんだ……」
 そう呟くのはアクアマリンのクリスタニアンである魔術師の少年、兎乃・零時(其は断崖を駆けあがるもの・f00283)。
「こまけぇ事は分からねぇが―――良いぜ、全力で相手してやる!かかってきなぁ!」
 そう叫ぶと同時、体が光り輝いていく。
「物体変質〖輝光(グリッター)〗!」
 否――それは属性魔術型の身体魔力変容式ユーベルコード。
 そして兎乃が選んだのは光属性。
「光に変容した……気を付けろ兄者!こいつは……!」
「文字通りの光速だ!」
 そうして多椀による連撃を光と化した体による速度で避けていく兎乃。
 そして、バルバロス兄弟に宣する。
「原始の生物も纏めて、全部ぶっ倒す!」

「英雄の武威、しかと受け止めた」
 そう、凛とした声が響く。
「この羅刹女、剣士として礼を尽くそう」
 そうして、羅刹の女性が日本刀を構えると同時、地を蹴って【黒椿】と【乙女】で四腕の攻撃を武器受けする。
 しかし、起こった結果は。
「ば、馬鹿かお前!?」
「素の俺達の攻撃を……捌ききれなかったから……」
「刀を破壊されても困るから、我が身で受けてやったとも」
 そう背から莫大な鮮血を撒き散らしながら、獰猛かつ凛然とした笑みを浮かべる羅刹の剣豪。
 彼女こそ花盛・乙女(羅刹女・f00399)。
「我ながら阿呆と思う。だが、真っ直ぐな剣を避ける訳にはいかない」
 その言葉と姿に一瞬、忘我の域に陥る『バルバロッサ』。
 しかし、すぐに苦笑いを浮かべて語り掛ける。
「言っとくがな、手心を期待はするなよ?」
「そして、俺達を失望させてくれるなよ?」
「無論、この真っすぐな剣へと誓おう」
 そう誓約が交わされ、剣豪と海賊は再び武器を振るう。

「兄弟の武器がそれなら僕の武器はこの影と戦い方だから、卑怯とは言わせないよ?」
 そう語り掛けるのはアルビノの如き姿を有したダンピール、ティノ・ミラーリア(夜闇を伴い・f01828)。
「あのなぁ、武器ってのは一人一人違って当たり前だろ」
「それにもう生存自体どうでも良くなってきた……」
 そう言い放ち、バルバロッサ兄弟は魔眼を煌めかせながら叫ぶ。
「今、俺達は――」
「猛烈に、猟兵!!テメェらと戦いたい!!」
 そう言うと同時に退化の魔眼『オルキヌスの瞳』が放たれる。
 その放たれた退化の魔眼をティノは「纏影」での阻害と「呪詛耐性」で軽減し凌ぐ。
「さぁ、バルバロッサ……」
 呟くと同時、紅の瞳で双頭の巨人を見据えて、ティノは告げる。
「僕と……猟兵とコンキスタドール。どちらが勝るか生き残りを掛けて、戦おう」

「仲間が大勢居る…なら、やるべき事は決まっているな?」
 そう言ってケットシーがニヒルでハードボイルドな笑みを浮かべて参戦する。
 彼こそがこの戦場最後の猟兵、ヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)。
「――『魔滅福来(ドゥームブレイカー)』」
 ユーベルコードによって顕現するは相殺式無効化型ユーベルコード。
 地獄の鬼を召喚。鬼によって起動した呪詛返しの呪詛が、放たれたバルバロス兄弟の先制攻撃のユーベルコードを無効化する。
「さて……やるか。なぁ?」

 そして、最終決戦は始まる。
「ここはもう、僕たちの狩場…」
 9600km/hで飛翔するは影から影へ自在に潜航移動し、影の中から攻撃するティノ。
 その潜行型転移ユーベルコードの名は『影の逆戟(シャドウ・オルカ)』。
 その影を媒介とした転移を行っているのは、ティノだけではない。
「地獄の旅路へご案内致しますよ。偉大なる海賊兄弟殿!」
「あんたらが死兵となるんなら、こっちもあらゆる力振り絞る!」
 ヴィゼアとクルルが、ティノの影による転移を使ってバルバロス兄弟へ攻撃を仕掛けていく。
 そのあらゆる影から影へと転移するそのユーベルコードが活用されているのは、何もティノとそのユーベルコードが優れているだけではない。
「俺も、ありとあらゆる全力を振り絞って……『バルバロッサ』!!お前を討ち果たす!」
「光あるところに影がある、か……皮肉なもんだ」
 そう苦笑いを浮かべ、ハイレディンは呟く。
 光の魔力と化した兎乃の存在そのものが、戦場に影を生み出していく。
 必然的に影を媒介として転移を行う『影の逆戟(シャドウ・オルカ)』は本領を発揮し、猟兵たちに複雑怪奇な機動を与えていく。
 そして、その恩恵をこの男が手放すわけはない。
「剣に宿りし英雄の力 その片鱗を使わせてもらうぜ!――『龍殺しの歌(ジークフリート)』!」
 ファランが手にするは彼が王として治めていたダークセイヴァーの王朝が一つ、ウルフブラッド王家の聖櫃に封印されていた担い手を剣が選定する神創の剣――『神剣バルムンク』。
 それを用いて、ファランは変容する。
 龍の角と尻尾を生やした、自身の身長の3倍の龍殺しの英雄へと。
「さーて……やろうぜ兄弟!」
「面白れぇ!俺達よりデカくなろうってのか!」
「兄者、これだけは負けてられねねぇな!」
 そう歓喜に染まった声で笑うファランと『バルバロッサ』。
 それを見渡すは、高潔なる羅刹女の剣豪。
「これほどの武、意地。なんと不器用な男達か」
「ハッハッハァッ!違いねぇ!」
 その乙女の感嘆の声にファランは嬉々とした声で同意をする。
「言った通り俺達は自分の欲望に素直になるだけが能の業突く張りよ。ならばあとは突き進むしかねぇのさ」
 そう言うと同時にクルルも手傷を無視するかのように痩せ我慢をして910体の銀炎の翅脈持つ蝶を召喚する。
「ふん、やせ我慢はあんたらの特許やあらへん」
「その通り、生きるために全力で抗うのが僕たち、生きる者の特権にして義務だ」
 そこにティノが影に先行して合流すると同時に、兎乃が光の速度で拳に付与した全力魔法を『バルバロッサ』に叩きつける。
「響け、鳴らせ、光の音!――弾け飛べ!輝響《グリットコール》!」
「良い攻撃だ」
 ダメ押しにヴィゼアの呪詛が『バルバロッサ』を蝕んで行く。

 しかし、その目に諦めの概念は決して宿ることはない。

「…くは、ダメだ!笑みが溢れる。楽しい!強者との立ち合いは!」
 遂にあふれ出る真なる強者との闘いへの歓喜。
「全部ぶつけて来い、バルバロッサ!」
 そう言って己の二振りの日本刀【黒椿】と【乙女】を以て最後の切込みを行う乙女。
「兄者!」
「ああ、分かっている!!」
 それに対して『バルバロッサ』が行った攻撃は一つ。
「「全部のせだぁぁぁぁ!!!」」
 つまり、自分より小柄な敵と相対した時の自己強化を持った上で、多椀による連撃を行う。
 ――『オルキヌスの瞳』の権能を、武器に宿しながら
「成程!それならば億が一を万が一に変化させるかもしれん!」
 痛快そうに目を細めて、乙女は二振りの日本刀を振り絞る。

 ――そして、二つの影は交差して、決着をつける。

「――『花盛流剣技【鬼吹雪】(オニフブキ)』」

 撒き散らされるは、心の臓を突かれて迸る鮮血。
 それを観て、『バルバロッサ』は満足そうに笑う。
 それは決して敗者の笑みではない。
 全力を尽くした結果が、結実したのを見て逝く勝者の笑みだ。
「兄者……俺達……来世でも……」
「当たり前だ、俺達はずっと一緒。海の上でなら無敵だ」
 そうにこやかにそれぞれ、兄と弟は笑い合った後――

 骸の海へと帰らず、倒れ伏せた。

 ――ここではない何処か、平和な、海が綺麗な世界のどこか――

「あれ……夢か?」
「どうしたんだよ兄者?俺も起きたばっかだけどさ」
 そう言って、海兵隊に所属する兄弟は奇妙な夢から覚める。
「……なぁ兄者」
「どうした?」
 そう言って、弟は兄へ問いを投げる。
「なんか俺、兄と交わした約束が今果たされたように思ったんだけど……俺、兄者となんか約束したっけ?」
 その言葉に兄は、
「そんな昔の事より、今はカレーでも食おうぜ!」
 そう屈託のない笑みを弟に返した。
「………そうだな、てことは今日は金曜か。長い事海を航海すると曜日感覚が変になるって本当だなぁ……」
 そう言って兄弟に割り当てられた部屋を弟は出て、兄はふと部屋の中を一度覗き込むと、何かに気が付いたかのような反応を示した後に、静かにドアを閉めた。


 ――『バルバロッサ』、バルバロス・オルチ、バルバロス・ハイレディン。
 ――転生完了、完全勝利。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月11日


挿絵イラスト