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銀河帝国攻略戦⑤～クローンランブル

作者：蛸入道

「猟兵諸君、よく来てくれた。早速で悪いがブリーフィングを始める」
　グリモアベースに集まった猟兵たちを前にクリストファー・レヴェック（千の人格を持つ男・f04828）が目の前にモニターを展開して話を始める。

「お前さん達も先だってスペースシップワールドで起こった『ヘロドトスの戦い』の顛末は聞いてると思うがもしかしたら、お前さん達の中にも実際に関わったものもいるだろう。」

　その闘いの結果、移民船ヘロドトスの警備隊長、ミディア・スターゲイザーが銀河帝国が独占していた『ワープドライブ』を導く事が出来る、特殊なユーベルコードの持ち主だということが判明した。
　さらに銀河皇帝を打倒するには彼女のワープドライブが必要であることを。

「まあ、おかげで銀河帝国に対抗するための力『解放軍』を結成することが出来るようになったのだが・・・」
　モニター上にスペースシップワールドのとある宙域の地図を展開しながら、目の前の偉丈夫は続ける。

「解放軍に合流しようとする宇宙船に対して、帝国艦隊は攻撃かけてその破壊をしようとしている。そこで状況を打破すべくお前さん達をこの敵帝国艦隊内部に転送し、破壊するという作戦が計画された。」
　既に帝国の艦隊は解放軍に合流しようとする宇宙船に対し、攻勢をかけているという。

「で、お前さん達に行ってもらう船の詳細だが、銀河帝国の主力であるクローン騎兵が積載された艦隊だ。まあ、この中にもそのクローン騎兵と戦ったことがあるやつもいるかもしれないが油断をしなければ後れを取るような敵じゃない。」
　確かにクローン騎兵自体は数は多いがそこまで強力な敵ではない。しかし、この場合その数という問題が時に思わぬ事態を生む要因となることもある。
　仮に宇宙船が攻撃を受け、撃墜されれば銀河帝国に対抗する力は弱くなる。それどころかこの事実が広がることで帝国に対抗しようという機運も下がってしまう可能性だって有り得るのだ。

　クリストファーが胸元から電子タバコを取り出し、一服したのちに笑顔で告げる。
「まあ、戦争だ解放軍だと言っちゃいるが難しい話は脇に置いておくとして、これからお前さん方がやることは普段とそう変わらない。己の腕っぷしで目の前の障害を排除し、仲間になろうとしている連中に手を差し伸べることだ。」

　いつも通りの豪快な笑顔を浮かべたのち、クリストファーは猟兵たちを見渡す。

「それじゃ、あまり肩肘張らずいつも通りにやってきてくれ。」

第1章 集団戦 『クローン騎兵』

POW   :    ジェノサイダー 【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。 SPD   :    インペリアル・インテリジェンス 【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。 WIZ   :    ブラスターレイン 【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

●ブリッジへ至る道

『ウィーン！ウィーン！ウィーン！敵性生命体反応感知、敵性生命体反応感知。総員第一種戦闘配備。総員第一種戦闘配備』

ここは銀河帝国軍の艦艇の内部。今回の戦いの舞台である。
猟兵たちが転送されると同時にけたたましいサイレンの音と共に多数の足音が乱れなくやってくる。

「ふむ、これは連戦の可能性がありそうだな」
叶・雪月（六花舞う夜に煌めく月の刃・f03400）が赤い瞳を鋭く光らせ、迫りくる白ずくめの一団を見やる。

「そこそこの強さの敵がいっぱい油断するとそこから崩れて危ないという訳ですね」
雪月の隣に控える五條・桜花（六花の元に咲く桜・f03321）が同じくクローン兵を見ながら答える。
「とはいえ、この数ですと気を張りすぎると持ちませんね」
「となると緩急が大事か」
まるで祖父と孫娘が会話をするかのように二人は作戦の打ち合わせをする。

「そうなると1ブロック制圧しつつ安全地帯で休憩してまた、という感じがいいですが雪月、どう思います」
「そうだな。そうなると俺と桜花のどっちがメインで前に出るかも交代した方がよさそうだな。とりあえず、桜花の案通り1ブロックずつは狙うことにしよう。無理そうならその時はその時だ」
「ですね。じゃあ、とりあえずできるといいなーって感じで行きましょうか」

ザッザッザッ、通路の一角より多くのクローン騎兵がやってくる。その手には侵入者を排除すべく熱線銃を携えて。
白ずくめの兵団が一糸乱れぬ動きで手にした銃を構え、今にもその引き金を引こうとしたとき通路に少女の声が響く。

「咲き誇れ、我が分身よ」

通路中を桜の花びらで埋め尽くす。桜花のユーベルコード【桜の乱舞（サクラノランブ）】。彼女が手にした武器は桜の花びらとなりクローン騎兵の死角を突く。

「雪月、とどめはお願いしますね」
「止めは任せておけ！」

桜花の声に雪月がクローン兵の頭上より答える。
そう、彼女が桜の花びらでクローン兵を攻撃している間に雪月はクライミングで天井へ上っていた。雪月はその手にした己が名と同じ銘を持つ太刀に力を込める。

「我が刃に斬れぬものなし」

上空からまるで己を刃と化したかの如き一撃をクローン兵へ見舞う。雪月のユーベルコード【月下氷雪（ゲッカヒョウセツ）】。その刃が桜の花びらに翻弄されていたクローン騎兵を一気に切断する。

二人の前に立ちふさがったクローン騎兵の一団はその姿を消していった。

「さあ、俺の刃の前に斬れぬものなどなし！」
「さあ、気合入れて無理せずいきましょう」

二人は一仕事終えると一息つき次の敵へと備えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

●エンジンルームの死闘

ガン！ガン！ドン！ドガン！ドーン！
猟兵が転送され、艦内でブリッジに至る通路にて戦闘が始まる。
一方、そのブリッジとは別方向、エンジンルームを目指す一団があった。
出水宮・カガリ（荒城の城門・f04556）もその一人だ。

「ふむ、脅威の駆逐だな艦ごと落としても問題あるまい？」

彼の問いかけに同じくエンジンルームを目指す赤茶髪の青年。アーサー・ツヴァイク（ドーンブレイカー・f03446）が自信に溢れた表情で答える。

「この船を掌握してこっち用に大改造とかする予定はないんだろ？じゃあ、中が「多少」ぶっ壊れても何の問題もないよな！それにだ、俺たちに出会ったら向こうも死に物狂いで来るんだろうけどよ、こっちだって本気なんだ。俺達の本気がどんなもんなのかってのを・・・銀河帝国の奴らに見せてやろうじゃん！」

そんな二人の様子を見て、トリテレイア・ゼロナイン（紛い物の機械騎士・f04141）が静かに告げる。

「銀河帝国・・・記憶はありませんがかつての同胞とも言える相手との大規模作戦に私は宿縁じみたものを感じます。ですが今は力なき人々を守るため、宇宙を駆ける騎士として立ち塞がりましょう。そして、お二人を無事にエンジンルームへと導きましょう」

ザッザッザッザッ、エンジンルームまであと少しというところ、一糸乱れぬ行進の音が聞こえてくる。

「ま、もちろん出てくるなぁ、クローンの」

カガリ達がクローン騎兵の姿を確認するとその刹那、複数の熱線が彼らを襲う。

「皆様、ここは私にお任せを」

トリテレイアが２人の前へ飛び出し、装備している重質量大型シールドを構える。

「御伽噺に謳われる騎士たちよ。鋼のこの身、災禍を防ぐ守護の盾とならんことをここに誓わん！」

クローン騎兵の熱線銃から放たれた火線の真正面に立ち二人をかばう。トリテレイアのユーベルコード【機械人形は守護騎士たらんと希う（オース・オブ・マシンナイツ）】。仲間を守るというその行為が彼に力を与える。

「機械騎士」「トリテレイア」

二人が叫ぶ。降り注がれた熱線の多くはトリテレイアの体を貫いていたのだ。
やがて熱線が巻き起こした煙が晴れる。そこにはほぼ無傷に近いトリテレイアの姿があった。彼はこの戦いに赴く前に自身が装備している重質量大型シールドと超重装甲 警護・護衛仕様に対熱線銃用のコーティングを施していたのだ。
クローン騎兵が身じろぐ。本来彼らには感情というものが存在してはいない。しかし、眼前で起こった事実、必殺の一撃を防がれたことに動揺を隠しきれていない。

その瞬間をカガリがアーサーが何よりトリテレイアが見逃してはいなかった。
三人がそれぞれ、得意の武器を構える。
アーサーが手にしたレイシューターを構え、そのモードを切り替える。

「銀河帝国、お前らの好きにはさせねえぜ！【Select…BURST ACTION!】フルパワーで…ぶちかますぜ！！」

手にしたレイシューターから激しい光が溢れ、出力が上がっていく。アーサーのユーベルコード【レイシューター・フルバースト（レイシューター・フルバースト）】。レイシューターから放たれた最大出力の一撃がクローン騎兵の一団をまとめて蹴散らしていく。

「この機を逃しません」

クローン騎兵の兵団が分裂したことでトリテレイアが動く。鎧の脚部スラスターを用いてのスライディング。一気に間合いを詰めると立ち上がると同時にシールドバッシュでのなぎ払いに鈍器による鎧砕きと乱戦の中八面六臂の活躍を見せた。
その乱戦を横目にカガリもエンジンルームを破壊すべく動く。

「では、カガリも当初の目的を果たしますか」

手にした鉄門扉の盾を構え、精神を集中させる。カガリのユーベルコード【錬成カミヤドリ（レンセイヤドリガミ）】。鉄門扉の盾が複製される。その数２０個。複製した盾を念力で集めて全面に押し出し、兵団にたたきつけることでエンジンルームへ突入した。エンジンルームにいたクローン騎兵の攻撃を鉄門扉の盾で受け流し、鉄血の明星でなぎ払う。そして、勢いそのままにエンジン操作盤の破壊に成功した。

「これで操作盤を物理的に破壊出来たので直にエンジンも止まりこの船もおしまいだろう」
それぞれの戦いが終了しているのを確認したカガリが現状を伝える。

「そうですね。これでこの船の航行能力、攻撃能力は失われたでしょう」
カガリの報告にトリテレイアが肯きながら続ける。

「そうだな、とりあえず俺たちの任務は完了ってとこだな。後はブリッジに行った仲間の無事を祈っておこうぜ」
アーサーが任務完了の確認をすると三人は脱出の準備を始めた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

●ブリッジ制圧戦

『ウィーン！ウィーン！ウィーン！エマージェンシー！エマージェンシー！エンジン停止、エンジン停止。出力低下。本艦は間もなく完全停止。３０サイクル後に・・・・』

エンジンルームが制圧されると同時に鳴り響くエマージェンシーコール。その音を背にブリッジへ向かう複数の足音が響く。

「舞台や情勢は変わってもウチラ猟兵の仕事はいつも通り。ならこちらもいつも通り蹴散らしていこうじゃないか。」
佐之上・権左衛門（トレンチコートのバーバリアン・f00239）が仲間に告げる。

「大規模な戦闘で何だか慌ただしいですね…。いつもよりそわそわしてしまいます…。…いえ、これじゃ駄目ですね。平常心でいかないと、です…。いつも通り、いつも通り…よし、頑張りましょう…。」
権左衛門の後ろを走るシーラ・フリュー（天然ポーカーフェイス・f00863）が静かに覚悟を決める。


「ああ、シンプルな仕事でいいじゃあないか、それじゃ白塗りの兵隊さんたちに女の扱い方を教えてやるとしようかね！」
足音の主の一人、ロッタ・ロッツァライネン（祖霊を祀る者・f01058）が気合を入れ、答えると。

「よーし、どんどん解放軍に参加してくれる船を増やしていきましょう～。」
ロッタの隣を走る、リメイヤ・ルシータ（スペースノイドの電脳魔術士・f01041）も無邪気に答える。

ブリッジ到着寸前、一糸乱れぬ足音が猟兵たちへ向かってくる。そのリズムは侵入者を排除するという一点に特化した音であった。銀河帝国軍の艦艇内最後の戦いの火蓋が切って落とされる。



「敵の武器は銃と数、ですか。……騎士的には銃はどうかと思ってましたが、いざ相手をするとなると一丁欲しくなりますね。まぁ、それはまた別の機会にでも。私は私らしく、「矛破りの盾」としてこの身を盾とする迄です。」
迫りくるクローン騎兵を前にシズル・ゴッズフォート（キマイラのパラディン・f05505）は盾を構え静かに呟く。

その刹那突如として猟兵たちを熱線の雨が襲う。相手はクローン兵、こちらの準備が出来たかどうかはお構いなし。その存在意義は帝国に仇なすものの排除。排除すべき対象に対し慈悲は持たない。だが、その攻撃も猟兵たちには効果を為してはいなかった。
シズルのユーベルコード【無敵城塞（ムテキジョウサイ）】。己の肉体を【超防御モード】とすることでありとあらゆる攻撃から自身をそして仲間を守る。

「みなさん、敵の攻撃は私が引き受けますのではやく敵の殲滅とブリッジの制圧を」
シズルが仲間に向かい叫ぶ。確かに無敵城塞はありとあらゆる攻撃から身を守ることが出来るがその反面、まったく動けなくなってしまうのだ。故にシズルは合間合間を縫って無敵城塞の発動と解除を行い、味方のカバーリングを行っているのだ。

「あいよ、シズル。ここから先はアタシに任せな。」
シズルの要請にロッタが答える。

「それにしても何だい。まず飛び道具ってのは厄介だ。こうなりゃ、この手で行くしかないようだね」
そういうと彼女は床にバトルアックスを叩きつける。ロッタのユーベルコード【グラウンドクラッシャー】武器を用いた単純なまでに重い一撃は、床が柱が天井が崩落し、一瞬にして瓦礫の山と化した。
「さ～て、どの道沈む艇なんだ、派手に使ってやろうじゃないの」
そういうと彼女は自分で作った瓦礫の前に立ち、手に持った斧で瓦礫を飛ばし、或いは瓦礫を盾にし、ダッシュで間合いを詰めそのまま敵クローン騎兵をバトルアックスの錆と化していった。

前衛二人が戦線の構築・維持を実施している頃後方からはシーラがサポートを行っていた。
ロッタが作り出した瓦礫を盾にその物陰からリュエール・デ・ゼトワールを構える。

「ターゲット・ロックオン、です……」

リュエール・デ・ゼトワールから放たれた弾丸は最奥にいるクローン騎兵の眉間を寸分違わず捕らえる。シーラのユーベルコード【鷹の目（ホークアイ）】。今の彼女は４００ｍ先の標的でさえ打ち抜くことができるのだ。
一発撃つごとに位置を移動し、目立たぬように援護射撃を続ける。こうして、奥から出てくるクローン兵の一団は皆その魔弾により息を引き取ったのだった。

「あははははは！」
最奥の一団が倒れているのを見るやその様子にシエナ・リーレイ（年代物の呪殺人形・f04107）は歓喜した。
只ならぬ様子で駆けていく猟兵達に惹かれて辿り着いた先は彼女にとってお友達候補に満ち溢れる楽園だったからだ。

「あなたもわたしのお友達になって！とシエナは特性のおまじないをお友達候補にかけます」

最奥で倒れていたクローン兵が突如起き上がり、目の前の同胞達を襲いだしたではないか。シエナのユーベルコード【友達作りのおまじない（ニンギョウカノジュソ）】。戦場にて倒れし者を人形にして操ってるのだ。もちろん、その力は倒れる前よりは弱くなっている。しかし、急に襲い掛かってきたことによりクローン騎兵は目の前の侵入者だけではなく同じ姿形をしたナニカとも戦わなければならなくなった。

ブリッジ前の乱戦、その趨勢は猟兵側へ傾いた。それを見た満月・双葉（星のカケラ・f01681）はリメイヤと権左衛門を伴いブリッジの制圧へ乗り出していた。

三人にとって、ブリッジという狭い空間はまさに己の力を最大限に発揮できる舞台でもあった。双葉がブリッジ内の死角を一目で把握するとそれを利用し、中にいる敵をかく乱。ある兵は衝撃波でなぎ払い。またある兵は大鎌で吸血をし、生命力を奪取。またある敵には恐怖を与える呪詛に同士討ちを誘発する催眠術。さらには薔薇の涙を投擲し傷口を抉り、大根で串刺しにするなど、ありとあらゆる手段で敵を翻弄していったのだった。

「一緒に踊らない？」

彼女の瞳が妖しく光る。双葉のユーベルコード【虹薔薇の静踊（ニジバラノセイブ）】。裸眼の視線を向けた相手に対して虹色の薔薇のオーラでダメージを与えているのだ。彼女のかく乱によりブリッジ内の敵はそのほとんどが無力化したのだった。

ブリッジが混乱の極みにある中、リメイヤは90体近くのゲーム機を召喚していた。
「とりあえず時間稼ぎが出来ればいいけど、やるならなるべく沢山の足を止めたいわね。」

リメイヤのユーベルコード【エレクトロレギオン】。この小型の戦闘用機械を召喚する力は一体一体の力はそこまで強くはないが特筆すべきは数にある。このような混乱した状況では時間稼ぎや足止め役としては十分にその真価を発揮する。何せ、殴るとすぐに消えるが殴られたらかなり痛い。それがこのエレクトロレギオンなのだ。
そして、彼女の思惑通りブリッジにいたクローン兵はここからの脱出が困難となったのだ。

ブリッジ内から脱出困難となったクローン兵が別の脱出口を探し、さらなる混乱を引き起こす。

「はてさて結果はどうなるかな。まーどうでてもやる事一緒なんだけど、な」
と、右手には愛用の斧を持ち、左手に内蔵されたスクリューウイップを天井にひっかけてロープワークを使い、群れの中に突入、着地と同時に斧でクローン兵をなぎ払ったり、範囲攻撃や二回攻撃、さらには鎧の隙間を狙った攻撃を繰り出していった。
さらに殺到してくる敵に対しては懐から透明な針を出すとクローン兵目掛けて浴びせていった。

「卑怯とかいうなよ? これも戦いだ。」

１１０本の針がクローン兵に襲い掛かる。権左衛門のユーベルコード【毒針射出（ポイズンニードル）】。麻痺毒を塗った針を放つ技だ。いくら感情がないクローン兵でも生体である以上神経は通っている。そこに対して、的確に麻痺毒は作用したのだ。

こうして、猟兵たちの活躍により、ブリッジは制圧された。そして、彼らがこの艦船から無事に脱出した３０分後・・・エンジン完全停止。そして、船は自沈したのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

最終結果：成功 完成日:2019年02月08日