羅針盤戦争 ~ 逆襲のすきゅりん!!
●逆襲のすきゅりん!
グリードオーシャンの海上を封鎖するがごとき、電撃の竜巻を発生させていた『すきゅりん』。彼女は猟兵たちの活躍によって確実に倒されたはずであった。
つまり。
今、ここにいるすきゅりんは?
「ふ、あの子がやられたのね」
何やら意味深な表情をしているすきゅりん。
「でもあの子は末妹にして最弱。すきゅりんシスターズの入り口よ」
すきゅりんシスターズって何。初めて聞いたよそんなグループ。
「あの子の汚名は私が挽回してあげるわ! さぁいらっしゃい猟兵たち!」
汚名は挽回せずに返上した方がいいと思う。
そんなことをツッコんでくれる存在はおらず、すきゅりんはメガリス『電光の羽衣』で周囲に電撃と竜巻をまき散らす。ついでに海面に漂っていた鋼鉄人喰ザメも巻き上げる。
またかこの展開。
「私の『すきゅりんらいとにんぐすとーむ』を突破できるとは思わないことね!」
そういって新たなすきゅりんが猟兵たちの前に現れるのでした。
●だからネーミングセンス
「というわけで、もう一回ワンパンしてきてー」
アルファ・オメガ(もふもふペット・f03963)君、説明が雑すぎます。
さもありなん。まさか、こんな短時間でコンキスタドール『すきゅりん』が現れるとは思ってもみなかったのだ。なお、今回のすきゅりんは前回とすきゅりんの関係者らしいです。
「具体的にはひとつ上のお姉さんっぽいよ」
ただし、お姉さんだからって能力が違うかというと、こちらもワンパンで倒せる。見た目も戦力もほとんど変わりない。違うとすれば……サメ愛が深くなっていることだろうか。サメをけしかける頻度が高くなりました。
でも海上封鎖は地味に面倒な効果を戦争にもたらすので倒してきてほしい、というのが今回の依頼である。
念のため、もう一度説明しよう。
「すきゅりんは海上に『電撃の竜巻』を放って、鉄甲船が通れないように壁を作っているんだよ」
その名は『すきゅりんらいとにんぐすとーむ』。竜巻どこいったの?
それはさておき、この強烈な威力の竜巻は、触れれば鉄甲船とて吹き飛ばすほどのもの。グリードオーシャンの特性から鉄甲船での移動は必須なため、作戦に支障をきたすのは目に見えている。放置するわけにはいかない。
「というわけで、竜巻の中に飛び込んで、その中にいるすきゅりんを倒すしかないんだ」
注意しなければならないのは、竜巻そのものは自然現象であるが、その中はメガリス『電光の羽衣』の力で電光、すなわち稲光=電撃が迸りまくっているということである。
「あと、サメがいるんだ。鋼鉄人喰ザメ」
なんて?
「鋼鉄人喰ザメ。メガリスの加護を受けているのか、電光くらいなら跳ね返しちゃうんだ」
なんて?(本日2回目)
「鋼鉄人喰ザメは竜巻の中でも泳げるんだ。強敵だよ、食べられないようにしてね」
情報量が、情報量が多い。しかし落ち着いて整理してほしい。
やることは、竜巻の中に飛び込んで、電光を避けつつ、鋼鉄人喰ザメの強襲をかわしつつ、竜巻上部にいるであろうすきゅりんをワンパンすることである。……あれ? すきゅりん弱すぎない?
そう、これは辿り着ければ勝てる。そういう戦いだ。
「というわけで皆よろしくね!」
そういって猟兵の皆を送り出すアルファでした。
るちる
まいど。お世話になってます、るちるです。
えー、前回が私の都合で人数少な目運用でしたので、改めてすきゅりんシナリオをお届けします。オープニングからもわかるように、今回もゆるゆるっとした雰囲気でお届けしますので、気軽にご参加ください。
●全体
1章構成の戦争シナリオです。
ゆるゆるっとした感じのコミカルとかギャグとかのリプレイになると思います。シリアスで来ても大丈夫だよ安心して。
目標はすきゅりんをしばき倒すことです。電撃と竜巻とサメを突破してすきゅりんの元へ辿り着いてください。
すきゅりんはワンパンで倒せますが、リプレイの関係上、参加された方の数だけ残機があるものとします。
電撃と竜巻とサメの突破に関してはPOW・SPD・WIZの行動は参考程度に。思いついた作戦とか行動とかをしてもらって大丈夫です。ただし、『竜巻ごと吹き飛ばす』だけは無しとします。
以下のプレイングボーナスがあります。活用してください。
『プレイングボーナス……竜巻と電撃に対抗する』
全然シナリオ攻略に関係ないですが、すきゅりんシスターズの下から2番目です(末妹は前回のすきゅりん。メガリスは回収した模様です)
今回も採用人数は少なめ(でも初回より多め)になる感じです。あと前回採用の方は採用順位を少し下げさせてもらいます(採用しないわけじゃありません)
3回目は……あるかもしれないし無いかもしれない。
それでは皆さんの参加をお待ちしています。
第1章 冒険
『電撃の竜巻で封鎖された海域を突破する』
|
POW : 竜巻に巻き込まれた凶暴な「鋼鉄人食い鮫」の襲撃から身を守りつつ、すきゅりんのいる中心に向かいます
SPD : 絶え間なく発生する稲光をかわして、すきゅりんのいる中心に向かいます
WIZ : 竜巻の風に逆らわず、強風の流れを見切って、すきゅりんのいる中心に向かいます
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ルエルエ・ルエラ
【アドリブ・改変大歓迎】
サメの臭いがしたのです
でも私が来たからにはもう安心なのです
愛と正義と芋煮とサメの魔法少女がここを引き受けたのです
というわけでレッツ竜巻なのです
ブーツに魔力を込めればほほいのほいで竜巻の中に即侵入。風に乗りながら服の魔力障壁を展開すれば雷なんて怖くないのです
そしてサメが来たら「空中戦」開始なのです
【芋煮シャークフォース】を発動し回転ノコギリやドリル、重火器やミサイルを装備したサメで迎撃なのです
サメにはサメをぶつけるんだよーという訳なのです
私のサメが負けるはずないのでそのまますきゅりんに突撃して芋煮をダバァして勝利なのです
正義の魔法少女が負けるはずないのです。ぶいなのです
●サメと芋煮の親和性
ざっ、と音がする。それは風が逆巻く音と鉄甲船の甲板を踏みしめる音。
「サメの臭いがしたのです」
ルエルエ・ルエラ(愛と正義と芋煮と鮫の魔法少女・f02197)参上である。鉄甲船の甲板から無表情なジト目が見つめるのは『すきゅりん』がメガリスで生み出した電撃の竜巻である。
おかしい、普段ならまず美味しそうな匂いに誘われるルエルエなのに、何故に今日はサメの臭いに釣られてしまったのか。
「でも私が来たからにはもう安心なのです」
そう、ルエルエの視線はしっかりと敵を見据えていた。
「愛と正義と芋煮とサメの魔法少女がここを引き受けたのです」
うん、この子も芋煮とサメの関係者でした。納得。
というわけでレッツ竜巻(?)
『ルエルエのブーツ』に魔力を込めればふわりと生まれる翼が羽ばたき、空を飛ぶルエルエ。
「ほほいのほいで竜巻の中に即侵入なのです」
という発言の通り、さくっと竜巻の中に侵入……っていうか。
「ーっ?!」
入った途端、ぎゅいーんっと巻き上げられました。竜巻です!
しかしルエルエ、ちょっとびっくりしたけど全然動じず、そのまま風に乗る。迸ってきた稲光には。
「とう」
『ルエルエのローブ』で対抗。稲光を攻撃とみなした自動反応が魔力障壁を展開して雷を弾き返していく。
そして……本命が訪れた!
「来たのです……!」
風に乗って現れたのは鋼鉄人喰ザメである。
群れを成してルエルエに迫る鋼鉄人喰ザメ。
「空中戦、開始なのです」
そう、ルエルエも怯むことなく、立ち向かう。鮫魔法【芋煮シャークフォース】を唱えるルエルエ。そうすると彼女の周辺にサメと芋煮(!?)が召喚される。ついで魔力で強化されると、その身(芋煮にも)回転ノコギリやドリル、重火器やミサイルがにゅっと生える(!)。さらにはこの竜巻と雷の中でも物ともせず飛翔する力を得ている。
これこそがサメと芋煮の可能性……! 冷静になったら負けな気がしていますっ!!
そんなわけで鋼鉄人喰ザメに向かって飛翔する武装サメと武装芋煮。
「サメにはサメをぶつけるんだよーという訳なのです」
というわけで、激突するルエルエのサメ&芋煮と鋼鉄人喰ザメ!
げき……とつ?
と思ったのは許してほしい。なぜかっていうと、目の前の光景は。
武装サメからマシンガンが乱射されて鋼鉄に穴をあけ、そこへミサイルが着弾して爆破していき。ミサイルが作り出した弾幕をどうにか超えてきた鋼鉄人喰ザメは回転ノコギリが切断し、その細切れをドリルが粉砕していく!
サメとサメの戦いじゃなかったっけ? あ、芋煮もいました。いや、違うそこじゃない。何この近代兵器。
「私のサメが負けるはずないのです」
うん、まぁ勝てないと思うyo?
そんなわけでさくっと鋼鉄人喰ザメを突破したルエルエ。そのまま上昇して、すきゅりんの元へ。
「そんなっ、早い?!」
自慢のサメたちがあっさりやられたことに動揺しているようだ。うん、動揺もする。
「とうっ」
すきゅりんの攻撃をするっとかいくぐって背後に回り込んだルエルエはいつの間にか用意していた芋煮をダバァ。
「あっつぅぅぅぅぅいっ?!?!」
バラエティかよ、というツッコミの前に芋煮の力(熱さ?)で倒されるすきゅりん。
「正義の魔法少女が負けるはずないのです。ぶいなのです」
こうして芋煮がグリードオーシャンを救ったのだ! うん、なんか違う?
大成功
🔵🔵🔵
緋翠・華乃音
すきゅりんらいとにんぐすとーむ。
……何それ。
いや……名前はふざけているが脅威は脅威だ。
竜巻、轟雷、鋼鉄の鮫。この中に飛び込むのは自殺と大差無いな。
まず竜巻に吹き飛ばされる。
普通に考えて雷速は避けられない。
鮫は……まあ、何とかなるかも知れないが。
――そもそも俺は狙撃手だ。
敵の用意した舞台に上がる義理も無ければ、付き合う理由も無い。
冷徹に最善手を読むことに関しては他の追随を許さぬ兵種。
故に、二手で終わらそう。
一手目、“明白なる天命”で敵の居場所まで穴を開ける。
居場所ならもう計算と直観で見切っている。
二手目、開けた穴から敵を狙撃する。
外しはしない。一瞬の時間があれば十分だ。
……卑怯? そうかもな。
●貫く、それだけ
『すきゅりん』の電撃の竜巻の壁。鉄甲船の進路を塞ぐそれを、甲板のから眺めながら緋翠・華乃音(終奏の蝶・f03169)は。
「すきゅりんらいとにんぐすとーむ。……何それ」
遠い目をしていた。いや、ごもっともである。何だそれって気持ちは本当にわかる。
「いや……名前はふざけているが脅威は脅威だ」
あ、冷静に戻ってきた。そう、目の前というか視線の先にある電撃の竜巻は紛れもなく障害であり、災害であった。
そこはしっかりと把握していた。竜巻、轟雷、鋼鉄の鮫。
(まず竜巻に吹き飛ばされる。普通に考えて雷速は避けられない。鮫は……まあ、何とかなるかも知れないが)
えー、ほんとに大丈夫? サメだよ?
というノリには巻き込まれないだけの強さが華乃音にはあった。
だからこそ冷静に。
(この中に飛び込むのは自殺と大差無いな)
そう結論付けた華乃音。
ならば取るべき手は。
――そもそも俺は狙撃手だ。
その手に在るのは馴染んだ相棒である『to be alone.』。
(敵の用意した舞台に上がる義理も無ければ、付き合う理由も無い)
冷徹に最善手を読むことに関しては他の追随を許さぬ兵種(たたかいかた)。
「故に、二手で終わらそう」
構えたスナイパーライフルの銃口が電撃の竜巻へ向く。『導き出される最適解が必中という終止符を刻む』、その最適解を導くために。
「……っ!」
小さく息を止めて。
初手は【明白なる天命】による一撃。曰く、『狙撃というより砲撃だな』という見解通り、銃口の前に幾重にも展開された魔方陣から瑠璃色に輝く魔法による砲撃が放たれる。その一撃はすきゅりんがいるであろう、電撃の竜巻の一部を吹き飛ばす!
(居場所ならもう見切っている)
と計算と直観で捉えていた位置はドンピシャ。すきゅりんの姿が空の上に浮かび上がる。
ならば。
すかさず打つのは二手目。
(……外しはしない)
一瞬の時間があれば十分だ、と。流れるような仕草で『to be alone.』を構え直せば、その銃口から一条の弾丸が迸る!
遠くで。すきゅりんを捉えた感触を得て、華乃音が銃を下げる。視線の先には海に落下していくすきゅりんの影。
「……卑怯? そうかもな」
と告げる言葉は自虐ではなく、言い換えれば狙撃手の誇り。
狙い、穿ち。その一手で戦況をひっくり返すことが彼らの華なれば。華乃音はその華を見事に咲かせたのである。
大成功
🔵🔵🔵
鞍馬田・珠沙子
パリピたるものたとえ竜巻の中だろーとやっぱ海に来たからにはサーフィンしなきゃウソっしょ。
つーわけで今回はこの竜巻に乗れる鋼鉄人喰いザメでサーフィンしまっす!!
まずは鉄甲船の上で鋼鉄人喰ザメが襲ってくるのを待ち構える!
で、飛んできたら形代投げてぶち当ててサメとアタシを縄で繋げたら竜巻サメロデオサーフィンの始まりっしょ!
すぐさまサメの元まで縄を手繰り寄せて行ってサメにつかまって、流れに身を任しつつ電撃をこの鋼鉄サメ太郎(仮称)を盾にしてなんかいい感じに防ぎながら、すきゅりんになんかいい感じに近づいたところで怪力で鋼鉄サメ太郎をシュート!!
タコよりも強いって所を見せてやれ鋼鉄サメ太郎!!
●パリピ、波に乗る
徐々に『すきゅりん』の電撃の竜巻に引き寄せられていく鉄甲船。しかし、その甲板に在って鞍馬田・珠沙子(SUTEGORO☆ONMYOJI・f26157)はやる気だった。
「パリピたるものたとえ竜巻の中だろーとやっぱ海に来たからにはサーフィンしなきゃウソっしょ」
らしいっす。
「つーわけで今回はこの竜巻に乗れる鋼鉄人喰いザメでサーフィンしまっす!!」
いえーい! そんな感じで珠沙子参戦です。
そんなわけでまずボード(?)たる鋼鉄人喰ザメの捕獲から。
「こねーかなー?」
離れていても1匹くらい飛んでこないかなーとか思っていたら、竜巻からぽーんと1匹弾き出されてきた。
「よっしゃー!」
飛んできた鋼鉄人喰ザメに形代をぶん投げる珠沙子。待って、形代ってそういうものじゃない。剛速球のような形代が鋼鉄人喰ザメに直撃! 直後、爆発する! ユーベルコード【形代封縛】の効果である。
ひゅーん、と落下していく鋼鉄人喰ザメを珠沙子は邪なる力を抑制する縄で繋いで。
「竜巻サメロデオサーフィンの始まりっしょ!」
と海に乗り出す珠沙子&サメ!
サメにつかまった状態で波の流れに身を任せて電撃の竜巻の中に飛び込むと、そこには縦横無尽に迸る稲光。
「おおぉっとー!?」
とびっくりする振りしながら、ちゃっかり足元の『鋼鉄サメ太郎(仮称)』(捕まえた鋼鉄人喰ザメに名付けました)をいい感じに盾にしつつ、回避していく珠沙子。
迫りくる鋼鉄人喰ザメも、仲間だと思ったのか乗っているパリピごとスルーである。前回よりポンコツだな!
そんなこんなでさくさくっと竜巻の上部まで辿り着いた珠沙子の視界に入ってくるすきゅりん。
「私のサメが裏切ったー?!」
珠沙子の乗っているサメを見て、動揺しまくりである。
「シュート!!」
その隙を全然見逃すつもりはなく、珠沙子は鋼鉄サメ太郎をがっしと掴んで怪力で全力ぶん投げ! いや、それシュートやない、あ、球種か?
そんなツッコミをする暇はすきゅりんには無く。
「タコよりも強いって所を見せてやれ鋼鉄サメ太郎!!」
「ぎゃーーーーーっ!!」
激突した鋼鉄サメ太郎が蛸足美少女をぶっ飛ばすのであった。
「いい感じいい感じ」
珠沙子、ご満悦である。
大成功
🔵🔵🔵
エミリィ・ジゼル
どうやら、わたくしがすきゅりんを倒したようですね
しかしあいつはかじできないさんズでも最弱
その程度にも勝てぬすきゅりんなど遅るるに足らぬわ
ネタには積極的にネタをかぶせていくスタンス
それはそれとして、またすきゅりんが現れたので一狩りいきましょう
今回もゴム製サメぐるみを着ているのは同じですが戦術を変えます
具体的にはUCでサメに乗って竜巻に突入
そして空中浮遊と操縦技能を使い、竜巻を登っていきます
そう、今回は竜巻に竜巻をぶつけはせず、ただ相手の回転力を利用するのです
迫りくる鋼鉄ザメはシャークチェーンソーで迎撃。やっぱサメといえばチェーンソーは外せません
そして竜巻を駆け上る勢いのまま、すきゅりんをバッサリ
●りたーんまっち?
新たな『すきゅりん』が生み出した電撃の竜巻の壁。それをエミリィ・ジゼル(かじできないさん・f01678)は鉄甲船の甲板から見つめる。
たなびく風、はためくメイドドレス……はなくて、サメぐるみ。その背には背びれがきちんとある。
「どうやら、わたくしがすきゅりんを倒したようですね」
……はい?
「しかしあいつはかじできないさんズでも最弱」
まさか。
「その程度にも勝てぬすきゅりんなど遅るるに足らぬわ
このかじできないさんは……!?
そこでくるっと振り返ったエミリィが述べる。
「ネタには積極的にネタをかぶせていくスタンスです」
誰に話しかけているのかわからないが、エミリィが解説する。びっくりした、また並行世界から大量に連れてきたのかと思いました。
「それはそれとして、またすきゅりんが現れたので一狩りいきましょう」
気軽に乗り込むかじできないさんでした。
前回に引き続き、サメぐるみはゴム製。つまり電撃は無効。
「ですが戦術を変えます」
使う術は【メイド流サメ騎乗術】。エミリィの身長の2倍ほどある『サメ(水陸両用型)』を召喚し騎乗する。
「やはりメイドはサメに乗ってこそ、みたいなところありますよね」
え、あ、はい。
そう、家事の出来ないエミリィは、家事以外のことは大抵出来た。いや、どういうことなんだってばさ。
とにかくサメに乗ったメイドは海を駆ける! そして竜巻に突入!
巻き上げられる風力に相乗して自身の力でもふわりと浮遊すれば、サメを巧みに操縦して竜巻の中を登っていく!
「そう、今回は竜巻に竜巻をぶつけはせず、ただ相手の回転力を利用するのです」
こう、洗濯機の中でその流れに制している感があります。
そして迫りくる鋼鉄ザメ!
「やっぱサメといえばチェーンソーは外せません」
ここは当然のように『シャークチェーンソー』が唸って迎撃。鋼鉄人喰ザメをズタズタザックリと仕留めていく。
そのまま竜巻に乗って上まで駆け上がるエミリィ。
「なんで、電撃」
「ヒャッハー! 以下略!」
「ぎゃーーーーーっ!!」
そんな感じで雑にすきゅりんを仕留めるかじできないさんでした。
大成功
🔵🔵🔵
平賀・廣葉
グレンゲキを使えば飛べるようになり、すきゅりん様の居らっしゃる場所へ行けると思います
しかし、グレンゲキを使うためには血が必要です
雷ではあまり流血は望めません
なので、サメと戦います
サメは血の匂いに敏感で寄って来ると聞きますし血が好きなんだと思います
だからサメと戦えば流血すると思うのです
……自分の血が流れなくても、流血沙汰にはなりそうですしね
一応、自分の血の方が効果が高いので流血できるよう頑張ります
狙われた人を庇うとか
鋼鉄鮫様は血を流さなさそうですよね……
レテイシャ・マグナカルタ
アドリブ歓迎
「鮫の視界って人間と同じで立体の奥行とかもわかるらしいぜ」
竜巻の中で腕組しつつクルクル回りながらそんな事を独り言つ
その体は雷撃対策に絶縁体のピッチリウェットスーツに包まれている
「だけどな、人間より目と目と間がひらいてる鮫は眉間が死角になるんだぜ!」
風の勢いも乗せて、魔力の集中した跳び蹴りが金属の体を穿ち貫き爆散させる。その勢いのままに竜巻の中心へと流星となって突っ込んでいく
「ぜりゃあああっ!!」
そのまますきゅりんをぶち抜けたらいいんだが
●いつだって最後に勝負を決めるのは拳である
どんぶらこーどんぶらこー。
『すきりゅん』が作り出した電撃の竜巻の壁へ、鉄甲船から小舟で向かう猟兵が二人。平賀・廣葉(亡国の羅刹姫・f11925)とレテイシャ・マグナカルタ(孤児院の長女・f25195)である。
竜巻が常時風を巻き上げている関係で接面している海上も必然とその渦に巻き込まれている。結果、小舟に乗っているだけで吸い込まれていくのだ。
そんな感じで電撃の竜巻まで接近していく二人を乗せた小舟。
「あれか……」
間近まで近づいて、改めて現物を見上げるレテイシャ。冗談みたいな名前に反して、結構激しい竜巻であった。鉄甲船の進路を塞ぐのだからさもありなん。
「……で、何しているんだ?」
「……サメがいないか、と思いまして」
くるっと振り返ったレテイシャの視線の先には小舟の縁から海の中をじいーっと見つめている廣葉。
そう、廣葉は海の中のサメを狙っていた!
「グレンゲキを使えば飛べるようになり、すきゅりん様の居らっしゃる場所へ行けると思います」
とは廣葉の談である。【グレンゲキ】は万能だ。しかし弱点がある。
――血が、血が足りない……!
ぐれんげきって読み方するモノに代償はつきものなんですよ、うんうん。
しかし、だ。
(雷ではあまり流血は望めません)
そりゃまぁ生き物じゃないから。
(なので、サメと戦います)
そうだ、サメは血の匂いに敏感で寄って来ると聞く。
(血が好きなんだと思います。だからサメと戦えば流血すると思うのです)
……ん? どういう理論展開をしました廣葉さん?
まぁサメとバトルしたら流血沙汰は避けられない。だってサメだからね!(謎の納得感)。
まぁそんなわけでサメを探していたのだが、どうやら普通のサメも鋼鉄人喰ザメも全部あの竜巻が巻き上げていったらしい。
なのでとりあえず竜巻に突入することにした二人であった。
突入した竜巻の中で。
「鮫の視界って人間と同じで立体の奥行とかもわかるらしいぜ」
「ほうほう」
腕組みをしながら竜巻の螺旋に座るような体勢でクルクル回りながらそんなことを告げるレテイシャ。対する廣葉は正座の体勢ですぐ側をクルクルついていっている。何この光景楽しい。
ちなみに降り注ぐ電撃については、レテイシャは絶縁体のピッチリウェットスーツを身に纏っていたし、廣葉は大刀『死屍喰み』を抜き身で側に置いていた。避雷針っていうか、食べているっていうか。死が喰えるなら雷なんて大丈夫大丈夫。
しかしそんな二人を狙って、接近してくる鋼鉄人喰ザメ!
「だけどな、人間より目と目と間がひらいてる鮫は眉間が死角になるんだぜ!」
動じることなく、素早くレテイシャは魔力を足先に集中させて。
「とおりゃぁぁぁぁぁっ!!」
乗っていた風の壁を力強く蹴って、素早く飛び出したレテイシャは単純にして重い飛び蹴りを鋼鉄人喰ザメの眉間に叩きつける。名付けて【粉砕撃】。レテイシャが鋼鉄人喰ザメの体を穿ち貫き、爆散させる!
「……っ!」
サメの貫いた勢いのまま、反対側の風の壁にたどり着いたレテイシャは、続けざまに風を蹴って別の鋼鉄人喰ザメに再び【粉砕撃】を叩きつける。サメを次々と排除していくレテイシャ。
その爆風の中、廣葉も動じることなく、すっと立ち上がったのですが。
ぴぴっと頬にかかった液体をくいっと拭うと……そこには血が。
「……血!」
「……? オレのじゃないぞ? って、うん?」
叫ぶ廣葉にレテイシャが首を傾げつつ、そう答える。そしてレテイシャが見たのは、血に目を輝かせている廣葉でした。
(鋼鉄鮫様は血を流さなさそうですよね……)
とか思っていたわけですが、鋼鉄の下にも熱い血潮が……いや、サメも斬ったら血が出るよ生き物だし……生き物、だよね?
とにかく、媒介は出来た。
「……!」
サメの血液から紅いオーラを作り出して全身に纏う廣葉。廣葉の【グレンゲキ】である。その力は戦闘力の増強のみならず、その身を飛翔させる力すら得る。
「一応、自分の血の方が効果が高いので流血できるよう頑張ります」
頑張るんかい。
そんなツッコミをしてくれる友(?)はおらず、荒れ狂う竜巻の中を飛翔する廣葉。まずは鋼鉄人喰ザメを一撃のもとに紅いオーラの打撃で屠り。
「……ハッ?!」
先に飛び回っていたレテイシャに鋼鉄人喰ザメの狙いが集中している。これは庇うチャンスだ!
「マグナカルタ様、危ないっ!」
実は全然危なくないけど流血したいので!
がぶっ、と鋼鉄人喰ザメが廣葉の腕に噛みつく。流れる廣葉の血が風に散る前に。
「錬(ね)りて供(そな)うは紅き呪い……我が身を染めよ」
廣葉の言霊に編まれて、彼女の血はさながら鎧のごとく、彼女を纏う紅いオーラと化す。
「これはお返し(お礼)です!」
その手に装備した『八葉器・結』。紅蓮に燃える手甲に紅いオーラが集い、焔のような廣葉の一撃が腕に噛みついていた鋼鉄人喰ザメの身に叩きつけられ、燃やし尽くす!
そんな感じで順調に鋼鉄人喰ザメを屠っていくレテイシャと廣葉。
何度も風の壁を蹴り出して、しかも止まらなかったレテイシャの勢いは竜巻の中に在って疾風のごとく。
「ぜりゃあああっ!!」
その勢いのままに竜巻の中心へと流星となって突っ込んでいくレテイシャ。
「見つけたっ!」
「そんなっ、また来たっていうか、来すぎじゃない!?」
「知るかっ。くらえーっ!!」
てなわけで。レテイシャの【粉砕撃】がすきゅりんに直撃する。その一撃にずばーんと上空へ吹っ飛ばされるすきゅりん。
(そのまますきゅりんをぶち抜けたらいいんだが)
という目論見通り、直撃はしたのだがどうやら残機(?)が残っていたらしい。
ひゅーんとそのまま、また竜巻の中に落ちてきた。
「くっ、あの子より可愛い私を殴るなんて!!」
「もう一回殴ります」
「……!?」
あ、すきゅりんがすごい勢いで振り向いた。そこにいたのはいつの間にか背後に迫っていた廣葉である。
「ゆいっ」
燃える『八葉器・結』でぱんちする廣葉。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!」
その一撃に吹っ飛ばされたすきゅりんはきらーんと星となって。
こうして今回のすきゅりんも無事倒されたのである。
大成功
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