羅針盤戦争〜コンキスタドールの拳
●お前の強さを見せてみろ!
「そぉーれっ!」
「がはっ!!?」
2mはあろうかと言う巨漢の海賊が、担ぎ上げられ、豪快な投げ技で宙を舞う。
コロッセオの地面に脳天から叩きつけられ、ピクリとも動かなくなる海賊。
そしてそれを為したのは、相手より頭2つ分は小柄な、半獣人の少女だった、
「ふふ~ん、この島にも、ボクより強い相手はいなさそうだねっ。当然だけどっ♪」
仲間の海賊達が敗れ、絶望的な呻きを漏らす他の海賊達。そんな海賊ひしめく客席に目を向けると、少女は腰に手を当て、自信満々に胸を張る。
「ボクは誰の挑戦でも受けるよ。七大海嘯『三つ目』が配下、獣拳士ウリンの拳を恐れないヤツは、かかってこいっ!!」
●グリモアベースにて
「やあやあ猟兵諸君。くるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「今日の依頼も羅針盤戦争! 敵の侵略の最前線で、七大海嘯の配下『獣拳士ウリン』と戦ってもらうよ!」
獣拳士、の名の通り、ウリンは強力な格闘家だ。さらにその腕には、あらゆるものを掴む炎の腕、メガリス『賢人の識腕』を宿していると言う。
「賢人の識腕は実体・非実体を問わず……それどころか不可視の攻撃や領域に作用する力まで、文字通りあらゆる物を『掴む』。掴んで、投げ返してくる。格闘家だからって遠距離から攻撃しようものなら、その攻撃で逆に自分が襲われる事になるだろうね」
ただ、そのメガリスは確かに厄介だが、真に恐るるべきはそこではない。彼女が七大海嘯麾下として選ばれた最大の理由は、格闘家としての腕に他ならないのだ。
「獣の機敏な動きと怪力。打投極を兼ね備えた鍛え抜かれた格闘技に、研ぎ澄まされた直感。潤沢な闘気によって高められた頑強な耐久力。どれをとっても格闘家としては超一流の腕前だ。メガリスの脅威は、この上に乗ってくる訳だね」
遠くから攻撃すればメガリスによって防がれ反撃される。さりとて近づけば達人級の格闘技で手痛い一撃を喰らわせて来る。非常に厄介な強敵だ。
「そんなウリンだけど、彼女は自分の力を見せつける事が大好きでね。コンキスタドールとしての示威も兼ねてるんだけど」
今回彼女が占拠したのはアポカリプスヘルの島。島にはコロッセオの廃墟が存在しており、そこに島の住民――海賊達を呼び寄せ、腕自慢との勝負を行っている。
圧倒的な力を見せつける事で彼らの心をへし折り、自身の傘下に置くつもりなのだ。
「と言う訳でキミ達はこのコロッセオで、ウリンへの勝負に挑んでもらう。ここでなら、ウリンは自身の力を見せつける事を優先して、隙が生まれるだろう」
こちらが近接戦を挑めば、彼女は主に格闘技をメインにして戦ってくる。
遠距離からの勝負なら、メガリスによる掴みや闘気による遠距離攻撃を解禁しながら接近を図ってくる。
メガリスでも対処出来ないような特殊な攻撃を使用する相手にのみ、『グラトニーヘッズ』と呼ばれる大技――周囲の地面を魔獣の大顎に変えて噛みつかせる必殺の一撃を使用してくる。
力を見せつけるため、こちらの戦い方によって使う技の段階を変えてくるのだ。
「まあでも、それを意識しすぎない方が良いかもね。『近接戦闘なら格闘技しか使ってこない』って言っても、その格闘技が一番強い訳だし」
なお、一対一である必要はない。と言うより一対一で勝とうとすると、不可能ではないがキツい戦いを強いられる事になるだろう。そのくらいには、彼女は強い。
「あと、観客として集められた海賊達は、キミ達を応援してくれるよ。彼らは海賊らしく、正面からぶつかるような戦いや見栄えの良い攻撃を好むから、意識してみると良いかもしれない」
説明を終えたくるるは猟兵達を見渡し、ビシッとポーズを決める。
「それじゃあ、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ!」
一二三四五六
とりあえず殴り合い。
ごきげんよう。戦争5本目。一二三四五六です。
本シナリオは一章完結の戦争シナリオとなっております。
ボス戦『獣拳士ウリン』はシララ・ミーファ(キメラティック・エンハンサー・f17818)さんの宿敵です。ありがとうございます。
補足。
コロッセオはそれなりに広い円形です。だいたい野球場くらいを想定してください。
海賊(島民)達は基本的に声援役です。でも声援が力になる事もあるでしょう。
文中で触れた通り、こちらの戦闘手段によってウリンは攻撃方法を変えて来ます。別にどれが有利とも言い切れないので、踏まえた上で自分が活躍できる戦い方をしましょう。
彼女は『三つ目』直下であるだけの実力を持っています。『ボス戦ほどではないけどそれなりに激しい戦い』が展開されるぐらいのつもりでいましょう。
それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
第1章 ボス戦
『獣拳士ウリン』
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POW : 貪喰なる獣頭「グラトニーヘッズ」
命中した【対象を威圧して束縛する覇気を込めた大咆哮】の【指定した言葉の該当する部分・場所】が【あらゆる存在を喰らい尽くす魔獣群の大顎】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
SPD : メガリス「賢人の識腕」
レベル×1tまでの対象の【ユーベルコードを含めた攻撃や防御、投射物】を掴んで持ち上げる。振り回しや周囲の地面への叩きつけも可能。
WIZ : 闘気狼襲撃
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【拳撃や蹴撃から放たれる闘気で形成された狼】で包囲攻撃する。
イラスト:タロコ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「シララ・ミーファ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
俺、料理人で格闘家じゃないんだけどな。
どうせなら料理で勝負したいところだけど、無理だろうなぁ。
そんな訳で観念してシャーリーと一緒にウリンに戦いを挑む。
シャーリーと一緒に接近戦を挑み、【フェイント】を交えた動きや間合いの外からの【衝撃波】、タイミングを合わせた【二回攻撃】の連携攻撃で奴にメガリスを使う暇を与えさせない。
同時に【物を隠す】で俺の身体でシャーリーの罠を仕掛ける動きを隠し、彼女からの合図に合わせて【早業】で脱ぎ捨てた上着を奴に投げ捨て、罠を発動させるチャンスを作る。
動きを止められるのはほんの短い間。
その機を逃さず彼女と息を合わせて【刀工一閃】で【捨て身の一撃】を繰り出す!
シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
じゃ、海賊らしくいくよ!
派手に、そしてズルく!
ウィーリィくんとペアでウリンに挑戦!
【パフォーマンス】を交えた派手なアクションで敵とギャラリーの目を集めながらウィーリィくんと連携してフォースカトラスの【2回攻撃】と至近距離からのブランダーバスの【弾幕】で攻め立てる!
…フリをして攻撃の合間にウィーリィくんの陰に隠れて【罠使い】+【ロープワーク】で足元にワイヤーを張り巡らせて準備が整ったら縛り上げて動きを封じ、その僅かな隙を突いてウィーリィくんの攻撃に合わせて背中から抜いた熱線銃で【クイックドロウ】+【零距離射撃】で連続攻撃をお見舞いするよ!
「さあ、ボクと勝負だ! 海賊らしくいくよ!」
「おっ、来たね、猟兵っ!! いいよっ、受けて立つっ!」
コロッセオに降り立ち、堂々と正面から指を突きつけ勝負を挑むシャーリー。ウリンは笑みを浮かべて、それを迎え撃つ。
そして、微妙に困った表情を浮かべるウィーリィ。
「俺、格闘家じゃないんだけどな……どうせなら料理で勝負したいところだけど」
「ボク、肉焼くのと果物取る事ぐらいしかできないし!」
威張る事ではなかろうが、えっへんと胸を張るウリン。観念したウィーリィは、ため息と共に大包丁を構えた。
「仕方ない。いくぞ、シャーリー!」
「うんっ、任せて、ウィーリィくん!」
シャーリーもフォースカトラスを手にすると、2人がかりで斬りかかる。息の合った連携で、激しく攻め立てていく、が。
「おおっと、やるねっ♪」
「そっちこそ……くっ、やるなっ!」
俊敏な動きで、その斬撃を全て回避するウリン。ばかりか、その合間に、蹴りの反撃をねじ込んでくる。
包丁からの衝撃波やビーム銃の散弾でなんとか相手の間合いを避けるが、それも有効打にはなり得ない。強引な踏み込みに、懐へ潜り込むのを許してしまう。
「よし、捕まえ、うぉっと!?」
「させるかっ!」
腕を掴まれそうになった瞬間、咄嗟に上着を脱ぎ捨てるウィーリィ。ウリンの顔にそれを投げつけ、視界を封じる。もちろんあっさりと払いのけられてしまう、が。
「よし、今だっ!」
「にゃあっ!?」
そちらに意識を引きつけた瞬間、密かに張り巡らせたシャーリーのロープが、不意を突いてウリンの足首に絡みついた。グイッと引っ張り、体勢を崩させていく。
「むー、罠とか、ずるいっ」
「言ったでしょ、海賊らしくってさっ!」
正々堂々の勝負なんて言ってない、ズルしたって最後に勝てば良い。非難にも堂々と、海賊の流儀を言い返すシャーリー。
もっとも、拘束はそう長く持たない。ウリンの賢人の識腕が、張り巡らせたロープを全て鷲掴みにする。
「こんなの、すぐに、こうしてぇっ!」
「わわっ……!」
逆にシャーリーの方が引っ張られるほどの怪力。体勢が崩れ、ウリンの方に引っ張られていく。無防備なまま近づいた所に、強烈な反撃の蹴りが放たれて。
「なんてねっ!」
「にゃっ!?」
だがそれを喰らうより早く、背中からマスケットを抜き放つシャーリー。引き寄せられながら、零距離で思いっきり、熱線をぶっ放す。
「こっちもっ、隙ありだっ!!」
加えて、今度はシャーリーの影から飛び出すウィーリィ。身軽になった身体で、一気に間合いに踏み込む。
「料理勝負じゃないなら、代わりにそっちを料理させてもらうぜっ!」
「んぅぅぅっっ……!」
ただでさえバランスを崩したまま反撃を試み、そして失敗したウリン。その上顔面に熱線を喰らって怯んだ彼女が、ウィーリィの包丁を避けられる筈もない。
全体重を乗せて繰り出した、鋭い包丁の突きがウリンの腹に深々と突き刺さる。血を吐き出し、呻きと共に地面を転がっていく。
「どうだっ、俺とシャーリーのコンビネーション!」
「海賊はズルく……そして派手にいかなくっちゃね!」
一瞬の隙を突いて見事に決まった2人の連携攻撃。それをアピールすると、観戦する海賊達からは歓声が上がる。
「ぐぬぬぅ、やるじゃんっ……」
その歓声を聞かされたウリンは、悔しげに唸って睨みつけてくる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
鬼面衆・幻黒
アドリブ連携歓迎
「手練れの相手なら、こちらはなり振り構わず相手をするか」と鬼面衆の遺体で作った【散っていった者達の外装】が怪しく光り、死霊を召喚。ユーベルコードの力で死霊達に連続攻撃の指示を出す。
我の【集団戦術】の力で効率的に死霊に攻撃の指示を出せるだろう。
敵の掴み攻撃には、他の死霊が掴まれた部分を切断して、死霊の体全部が投げられない様にしよう。これでユーベルコードの寿命の減少の制約にも対策出来るだろう。
わしはいつも通り後方に陣取り指示を出すとしよう。
イスラ・ピノス
格闘かー…
(故郷の)島を出る時に一応一通りは習ったけどそんなレベルの相手じゃないよね。
うん。同じ土俵では戦わないよ。
でもここらしく、僕らしくを真っ向からぶつけていこう!
そんなかんじでシェイプオブウォーターを使うよ。
ソーダ水の雨を降らしながら相手の攻撃は回避とオーラ防御で耐える。
コロッセオに深海環境が出来たら反撃開始!
水の中での身のこなしなら流石に僕だって負ける気はないよ!
掴んで投げられてもそんなに困らないし咆哮だって海の中じゃ通らない。
闘気の狼には注意する!でも、拳撃や蹴撃も普通よりは遅いだろうし
狼だって僕の高速泳法ついて来れる?
相手の動きはしっかり見ながら後は武器でどんどん攻めていくね。
「そぉら、お前たちの怨みを思い知らせてやるが良い」
幻黒の肩当てと小手が、怪しい光を放つ。そこから召喚されたのは、一本角の鬼面に忍び装束を纏った、禍々しき死霊達。
「相手は手練れと聞く、なり振り構う必要はない。取り囲んで押し潰せ」
「むっ、何……こいつらっ……!?」
かつてオブリビオンに滅ぼされた暗殺集団、鬼面衆。その頭領が幻黒だ。自身もまた悪霊に身を窶す彼は、散っていった里の者達を兵としてけしかけた。
「ふんっ、幽霊なんて、ボクのメガリスにかかればっ!」
そんな全方向から襲いかかっていく死霊を、ウリンは賢人の識腕で掴み取る。霊体であろうとメガリスからは逃れられない、が。
「今だ。切り離せ」
「ええっ!? ……きゃあっ!?」
そこで別の死霊が、掴まれた死霊の下半身を切り離した。自由になった死霊は、上半身だけでウリンを襲い、切り裂いていく。
「我らは霊。身体が切り離されようと大した問題ではない」
「くぅぅ、もうっ。だったらっ!」
いくら死霊を攻撃しても無駄と悟ったウリンは、指揮官を落とそうと幻黒めがけて駆けていく。すぐさま、自身を守るように霊を立ちはだからせる幻黒。
「む、ならばお前たち、我を守れ」
「邪魔だよっ! ……っ!?」
ウリンはその霊を強行突破しよう、大量の闘気を放ってぶつけてくる。だが、そこに降り注ぐ突然の雨。
「これは……!?」
「島を出る時に一通りは格闘は習ったけど……うん、そんなレベルの相手じゃないね」
降らせるのはイスラだ。ウリンの立ち回りから技量を読み取った彼女は、同じ土俵での戦いを避け、自分の戦場に引きずり込もうとしていこうとする。
「だから僕らしくを真っ向からぶつけさせてもらうよっ!」
「っ、ぐっ……このっ!」
見る間にソーダ水に満たされ、沈んでいく戦場。いかにウリンが格闘技の達人と言っても、深海での動きは制限される。
一方のイスラはセイレーン、むしろ海こそが自分を引き出せる戦場だ。
「どうだっ!!」
「ごぼっ!」
高速泳法での急接近から、間合いに踏み込む寸前でのターン。身に纏う布だけが、槍のようにウリンを襲う。
胸元を強く打たれ、空気の泡を吐き出し呻くウリン。地上なら避けられるだろうが、ここなら獣の身のこなしも意味をなさない。
「どんどんいくよっ……っとっ!?」
「ぐ、ぅぅ、調子に乗るなぁっ!」
だがウリンも、いつまでも翻弄されてはいない。近くの海水をメガリスで掴み、強引に投げ飛ばして水のない空間を作り出す。
「お返しだよっ!」
「うわぁ、無茶苦茶するなぁっ!」
あくまで空間はウリンの周囲のみ、だがそこで拳や蹴りを繰り出す事で、闘気を水中に解き放ってくる。海を泳ぎ、追ってくる闘気の狼達。
「逃さない、食らいつけっ!!」
「どうかなっ、僕の高速泳法、ついて来れるっ!?」
それを、全力で引き離そうとするイスラ。狼達の数は多く、囲まれながらも、巧みな泳ぎで回避する。
それでも徐々に身を守るオーラを削られていくが――。
「それそれ、もっとだ……がっ!?」
そんなウリンの背後から、霊体の刃が彼女を貫く。ソーダ水の海をすり抜け、近づいていた鬼面衆の刃だ。
「無論、霊体にも海など関係ない」
「くぅ、しまった……うあああっ!?」
失念していたと歯噛みしながら、拳でそれを振り払うウリン。だがそこに、巨大な舵輪が飛んできて、直撃を受け吹き飛ばされる。
「どうだっ! これが僕の戦い方だよっ!」
「くぅぅ……」
舵輪を投げ放ったのはもちろんイスラ。手元に戻ってきたそれをキャッチして勝ち誇る彼女に、悔しそうな表情を浮かべるウリン。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アニカ・エドフェルト
一対一では、辛いと言っても、挑戦しなきゃ、始まりません、よね。
よろしく、お願いします、ね?
(声援には笑顔で手を振って答える)
挑むのは、格闘戦、です。
ヒット&アウェイの、蹴り技での、打撃戦を、続けて…
どこかで、投げ技のために、掴みに、行きます。
が、逆に掴まさせて(《死闘天使》の為)、頭上に、掲げられて、晒し者状態に、されちゃって…(ジタバタしても逃げられない)
長く溜めての、投げ技、もらっちゃいます。
〈激痛耐性〉で、意識は、残りますが、後は、UCの強化で逆転するか、なす術なく、打投極の、オンパレードで、落とされるか、勝負、です…っ(どちらでもOKなら後者で)
(アドリブ行動台詞歓迎、共闘NG)
「挑戦しなきゃ、始まりません、よね。よろしく、お願いします、ね?」
「うん、よろしく!」
ウリンに敢えて、一対一勝負を挑むアニカ。小さな少女の果敢な行為に声援が飛び、それに笑顔で手を振って答える。
「でも、子供相手でも容赦しないよっ!」
「っ、はい、全力、で!」
言葉通りに繰り出される強烈な拳。それを、巧みな体捌きで回避していく。ヒットアンドアウェイで蹴りを放つが、これは逆に全てガードされ、決め手のない闘いが続く。
「そこ、ですっ!」
先に仕掛けたのはアニカ。拳をギリギリで掻い潜り、その腕を絡め取る。そのまま背負い投げを――。
「甘いっ!」
「っ!?」
だが投げにいく前に、背後から腰に腕を回され、逆に持ち上げられてしまう。脚をばたつかせ抵抗するが、クラッチは強固でぴくりともしない。力の差を見せつけられるように晒され、顔を真っ赤に染める。
「下ろして、くだ――がっ!」
そしてそこからの裏投げで、強烈な衝撃に目を剥くアニカ。かろうじてKOは免れるものの、ダメージは甚大。目に見えて動きが鈍る。
「まだ、ですっ……ああっ!」
「どんどんいくよっ☆」
そこからは、面白いように技を貰ってしまう。力強い拳や蹴りでお腹に痣が浮き、四肢は一本ずつ折れる寸前まで極められ、何度も何度も地面に叩きつけられて。
「そろそろ終わりっ!」
「~~~~~ッ!!」
練習台のような扱いの末、最後は覆い被さられてのスリーパー。引き剥がそうにも、もう腕に力が入らない。抵抗はあまりに弱々しく、瞳が裏返っていく。
「ぇ、ぁ……」
「ふふん、ボクの完全勝利っ♪」
白目を剥いてオチた身体を、首根っこを掴まれ改めて晒し者にされる。だがその屈辱を噛みしめる事すら出来ない。ぴくり、ぴくりと身体を痙攣させる――。
大成功
🔵🔵🔵
リーヴァルディ・カーライル
…そう、力を見せ付ければ良いのね?
ならば此方も相応の覚悟をもって望みましょうか
闘技場に入ったら武装を解除して素手で前に出て、
殺気や気合いを絶ち残像のように存在感を消し、
"怪力の呪詛"に一時的に限界突破した魔力を溜めUCを発動
…私の吸血鬼狩りの業は武器を選ばない
空拳と侮ると痛い目をみる事になる
戦闘知識と経験から敵の闘争心を捉え動作を先読みして見切り、
円の動きで打撃や掴みかかりを受け流し、
生命力を吸収する呪詛を纏う拳で早業のカウンターを乱れ撃つ
…流水より水鏡に到り、やがて止水を制す
…確かに単純な拳闘の腕ならばお前の方が上だったでしょう
だけど、どうやら狩りの腕は私に軍配が上がったみたいね?
エィミー・ロストリンク
【POW】
闘技場で戦いなんてまるで模擬戦みたいだねー!
でもこういう近接戦闘なら得意中の得意だから! 頑張るねー、皆ー!
幼女は観客席の海賊達に手を振って声援に応える
手に持つのは黒竜大斧ベルセルク。威圧感を与えてウリンの攻撃に鈍さを与える
近接戦をしつつ、ラクチェの要石による海水を鉄水に変えたコーディング膜を張ることによって直撃を防ぐ
敵の隙ができたらUC「引き寄せる怪力を振るう姫君」を発動して、ウリンを吸引して持ち上げて地面へと派手に叩きつける
その勢いで飛翔して巨大化させたケルベロスのアンカーを思いっきりウリンに叩きつける
でっかいアンカーだよーー! 避けれるもんなら避けてみろーー!
「……そう、力を見せ付ければ良いのね?」
武装を解除し、素手でウリンの前に歩み出るリーヴァ。自身に怪力の呪詛を刻み、身体能力を高める。
「ならば此方も相応の覚悟をもって望みましょうか」
「ふぅん、ボクと拳で勝負しようって訳。望む所だよっ!」
ニヤリと笑みを浮かべたウリンは、すぐさま間合いを詰めて来る。繰り出される鋭い拳を、巧みに受け流すリーヴァ。
そのまま相手の体勢を崩そうとするが、そこはウリンが獣の俊敏さで立て直す。
「っとぉ。でもまだまだっ!」
「私の吸血鬼狩りの業は武器を選ばない。空拳と侮ると痛い目をみる事になる……」
さらに繰り出される矢継ぎ早の攻撃を、流水のように捌いていく。相手の動きと言うよりは、その闘争心を見切っての受け流し。
一方のウリンも機敏な動きでこちらの拳をかわしてくる。
「っ、ふぅっ、やるねっ!」
「……」
互いに有効打が出ないまま、どちらからともなく一旦離れる。仕切り直し――となった所で、今度はエィミーがコロッセオに歩み出た。
「こういう近接戦闘なら得意中の得意だから! 頑張るねー、皆ー!」
「おぉ、頑張れや、嬢ちゃん!」
幼いながら、担ぐは大の大人でも難儀しそうな大斧。客席に手をふる彼女に、海賊達が声援を送る。
「って事でっ、わたしとも勝負だよっ!」
「いいよ、望む所っ!!」
その大斧を、豪快に振り下ろしていくエィミー。ウリンは素早く回避し、反撃を繰り出してくる。力強い蹴りがエィミーのお腹を襲う、が。
「おっと、やるねっ。でもっ!」
「むっ、それは……!?」
その蹴りを阻むのは、鋼鉄のように硬い水の膜。エィミーの持つ黒色宝珠が輝き、彼女の身を守る。ラクチェの要石――海水の硬度を高め、変幻自在に操るメガリスだ。
「わたしにその程度の攻撃は通用しないって事っ!」
「むぅ、厄介っ……!」
防御をそれに任せて次々と攻撃を繰り出すエィミー。帝竜の鱗を鍛えた大斧は、振るう度に相手を威圧する。避けられ続けながら、徐々にウリンを追い込む刃。
「そっちがメガリスを使うなら……っ!」
ウリンは賢人の識腕を構えて鋼鉄の水を剥ぎ取ろうとする。だが腕を伸ばす寸前、ハッとしての後ろ蹴り。
「っ!? いつの間にっ!」
「良く、気づいたわね。でも……」
殺気を断ち、気配を消し、密かに接近していたリーヴァ。ウリンもなんとかそれに対応して来たが、放たれた蹴りを受け流す。
ただ不意を突いただけではない。先程の打ち合いは、ウリンの攻撃を見切るための物。
「流水より水鏡に到り、やがて止水を制す……今度は避けさせない」
「がっ!?」
相手の体勢を崩した上で、繰り出す拳。瞬きの間に、流れるような連撃がウリンへ吸い込まれる。拳打と同時に、その身体に叩き込まれる呪詛。
重い衝撃とダメージを受けたウリンは、咄嗟に飛び退る、が。
「っ、何!?」
「こっちだよーっ……てやぁっ!」
後ろに飛んだ筈の身体が、上へと持ち上がる。それもエィミーのメガリスの力だ。持ち上げたウリンの身体を、豪快に地面に叩きつける。
「がはっ!!」
呻きを漏らしつつもなんとか受け身を取ったウリン。だが飛翔したエィミーは、続けざまに巨大な錨型メガリスを振り下ろす。
「避けれるもんなら避けてみろーー!」
「っ……ぐふぅぅぅっっ!?」
身体を蝕む呪詛もあり、避けきれず直撃を受けるウリン。なんとか闘気で耐えるものの、大分ダメージを負ったようだ。
「確かに単純な拳闘の腕ならばお前の方が上だったでしょう。だけど、どうやら狩りの腕は私達に軍配が上がったみたいね?」
「くぅっ……」
リーヴァの静かな言葉に、ウリンは悔しげな表情を浮かべる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
子豚・オーロラ
WIZ
絡み、アドリブ歓迎
自分の拳に自信があるのね
なら、私も自分の剣で相手をするわ
五刀で【先制攻撃】で打ち込みつつ【二回攻撃】や【串刺し】を駆使し攻めていく
守りにおいては【武器受け】でのガードや【残像】での回避でいなしていくわ
敵UCは【破魔】の力を持って【範囲攻撃】で【切断】
後ろに回られたら友から貰った六本目の隠し刀『菊一門』で【カウンター】を取るわ
最後に【爆乳生爆力】で体格の有利を活かして【怪力】と【捨て身の一撃】での力攻め
海賊たちには入輩の応援とか解説でもお願いしようかしら
バトルマンガのモブみたいな感じで
あなたの鍛えた拳と肉体は素晴らしいわ。だからこそ、敬意をもって切らせて貰う!
弥久・銀花
本気を出せる強い相手を求めていると聞いて、呼ばれて無いのに全力疾走で駆け付けました、猟兵の弥久銀花です
すみません、ちょっと一休みさせて下さい、寝不足なので……
あ、大丈夫です
体長は悪いし、そろそろ寝落ちしそうですがちゃんと戦う相手は用意します
オルタナティブ・エネミー発動!
さあ、貴女よりも強い貴女です! 本気で戦っても尚勝てない相手ですので頑張って下さいね
私は近くの木陰で優雅にお昼寝します……、ぐぅ……(戦闘に巻き込まれるかもしれません)
「自分の拳に自信があるのね。なら、私も自分の剣で相手をするわ」
「よーし、受けて立……?」
真っ向勝負を挑み、剣の切先を突きつけるオーロラ。堂々と受けて立とうとしたウリンが、困惑した表情を浮かべる。
何しろオーロラの剣術は両手に加えて胸だの股だのに刀を装着した五刀流だ。
「豚房流剣士、子豚オーロラ、参る!」
「えっと、それは一体……うわっ!」
だがイロモノそのものながらも、繰り出される斬撃の嵐はウリンを激しく攻め立てる。両胸を揺らしての突き、腰を突き出しての突き上げ。もちろん両手の刀も鋭く。
「あれは豚房流剣術……それは己の肉体を武器に戦う実戦剣術だぜ!」
「聞いたことないよそんなのっ!?」
カンペを棒読みで読み上げる海賊の実況に、悲鳴のように返すウリン。だが流石に実力は相応、初見の剣技も見切って、反撃の蹴りを繰り出してくる。
「あなたの鍛えた拳と肉体は素晴らしいわ。けど私の胸も負けていない!」
「あー、もう、わっけわかんないっ!」
その蹴りを大きな胸で受け止め、しっかりと跳ね返して間合いを取る。ウリンの困惑は深まる一方だ。
「本気を出せる強い相手を求めていると聞いて!」
「今度は誰っ!?」
そこにかけられる声。今度こそまともな相手かと期待を篭めたウリンの視線の先には、堂々と立つ銀花の姿。
「……すみません、ちょっと一休みさせて下さい、寝不足で体調悪いので……」
「だったらなんで来たのっ!?」
もとい、今にも寝落ちそうな銀花の姿。思わず頭を抱えるウリン。
「大丈夫です、ちゃんと戦う相手は……むにゃむにゃ、用意しますので……」
眠い目をこすり、寝ぼけ眼で発動するユーベルコード。こんな状態でも一応ちゃんと効果を表し、現れるのはもう1人のウリン。
「っ!?」
「さあ、貴女よりも強い貴女です! 頑張って下さいね!」
ユーベルコードで模倣したウリンが、その拳から闘気の狼を放つ。慌てて機敏な動きでそれを回避し、相殺していく本物のウリン。
「驚いたけど……猟兵のユーベルコードなんかに、ボクが負けるもんかっ!」
「だったらこっちも忘れないで欲しいわね!」
模倣と戦うウリンに、再びオーロラも間合いを詰める。模倣の攻撃に鋭い五刀の斬撃が加わると、流石のウリンもコロッセオの端に追い詰められていく。
「くっ、そっちも……忘れてないしっ!!」
「はっ!?」
だがウリンはそこで壁を蹴り、三角跳びでオーロラを飛び越えた。装備位置ゆえに、豚房流剣術は背後には無力。
「――と、思ったかしらっ!?」
「~~~~っ!?」
と思わせた所に繰り出される、お尻の六本目の刀。流石に不意を突かれたウリンの肉体がざっくりと切り裂かれる。
「これぞ友から貰った六本目の隠し刀! 敬意をもって斬らせて貰う!」
「敬意って何……きゃああああっ!?」
そこへさらに振り向き様の斬撃。遠心力を乗せた横薙ぎがウリンを追撃する。斬撃に加え、さらに勢い余って胸もぶつかり、悲鳴を上げて吹き飛んでいくウリン。
「くぅぅぅっ……もぉうっ!」
苛立ちながらもすぐに跳ね起きるウリンへ、模倣ウリンの闘気が襲う。それを素早く転がって回避して。
「な、なんですか、人が気持ちよく寝て――はぶっ!?」
「ん?」
吹き飛んだ時に下敷きにされて、呻いて身体を起こした銀花が、その飛来する闘気を全部貰って吹き飛んでいく。
まあ、そんな所で寝てるから悪い。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
筒石・トオル
一対一じゃなくてもいいのなら、サポート役が居てもいいよね?
海賊達は正面からぶつかるような戦いや見栄えの良い攻撃を好むらしい。
だからこそ、仲間がウリンの攻撃に集中出来るよう、UCで仲間の回復を担う。
強い敵と戦い続けられるなら、向こうも喜ぶだろうし。
まあ、無粋だと言われる可能性もあるので、排除されないよう【第六感、見切り、フェイント、目立たない】で回復以外の時は回避に務める。
さあ、自慢の格闘技を十分過ぎるほど見せて貰おうか。
我妻・淵
近接なら格闘戦か
反撃狙いで捕って壊す
遠距離の牽制等をさせないように
最高速で懐に飛び込むように突進
打撃が来るならギリで躱して捕って折る
避け損ねて喰らっても打撃部位に組みついて折る
投げるも極めるも、捕まったら離脱目的を兼ねて指や末端の弱い部分を捕って折って剥がす
隙あれば最寄りの関節を一つずつ可能な限り手早く壊し
運動機能を阻害していく
他と連携できそうなら、我が身で直接行動を邪魔して攻撃の狙いをつけさせたり
他の攻撃の間隙に合わせて折れる部位を捕りに行く
戦えれば良いタイプっぽいし、別に言葉も要らないな
もし敵に必要でも、俺は必要ないから黙って走る
パフォーマンスとかはないが
海賊たちも、折れるの、好きだよな。
「近接なら格闘戦か……行くぞ」
素早い踏み込みから、ウリンへと駆け寄る淵。その懐に潜り込み、手を伸ばす。
「おっと。受けて立つよっ!」
「む……」
それを迎え撃つウリンの鋭い蹴り。避けきれず、その胸板へと突き刺さる。息が詰まるほどの衝撃に、軽く眉を寄せて。
「どうだっ、ボクの……っ!!?」
そして次の瞬間、彼はその蹴り足を掴んで捻り上げた。ウリンが咄嗟に跳んでいなければ、間違いなくその骨を捻り折っていただろう。
「あ、危ないなぁっ、いきなり……うわぁっ!?」
折れなかったのなら、次。残念がる事もなく、淡々と次の技を繰り出す淵。今度は膝の骨がミシリ、と音を立てる。砕ける寸前に蹴り離されるが、罅くらいは入ったか。
「っつぅ、無茶苦茶ぁ……わ、わぁっ!?」
言葉もなく淡々と。相手の骨をへし折る事だけを目的に、次々と組み付いては関節技を仕掛ける淵。
彼にとって、目の前のコンキスタドールは、数多の関節を備えた破壊対象でしかない。
「っ、このっ、いい加減にっ、くぅっ、しろぉっ!」
逃げ回っても埒が明かないと、ウリンは逆にこちらに組み付いてくる。伸ばした淵の腕が掴まれ、逆方向に捻じ曲げられる。骨に軋む音が走り――。
「ひぎっ!?」
だが悲鳴を上げたのはウリンの方。指を折られ、顔を歪めて飛び退る。闘気で骨を繋いだようだが、当然痛みは消えない。
「うぅ、よくもぉ……わぁっ、またぁ!?」
そして淵は、折った喜びすら見せず次の技を繰り出す。まあそれ自体は今更だが、相手の攻撃によるダメージすら気に留めていないように見える。
(一対一じゃなくてもいいのなら、サポート役が居てもいいよね?)
その理由は、客席の隅に立つトオルだ。他の海賊達から離れた所で、気配を消してじっと淵を見据え続けている。
そして、眼鏡を外した漆黒の瞳から放たれる光は、淵が受けた傷を端から癒やしているのだ。
(人に見られるような戦いは、あまり得意じゃないしね)
正面からぶつかるような戦いや、見栄えの良い攻撃など、不可能とは言わないが流儀ではない。気配を消し、影に紛れて、淡々と役目を果たす方が自分らしい。
そう、丁度、今のように。治癒の光は決して不可視と言う訳ではないが、ウリンは彼の存在に全く気づいていない。
(相手も、強い敵と戦い続けられる方が嬉しいだろうし。……嬉しいのかな?)
流石に淵はちょっと怖がられているような気がするが、まあトオルが気を使う事でもない。ぶつかりあう2人の向きに合わせ、見つからないように立ち位置を移動し続ける。
(さあ、自慢の格闘技を十分過ぎるほど見せて貰おうか)
「こ、このっ……はぁ、はぁ、いい加減にぃっ……!」
その自慢の格闘技をいくらぶつけても、全く揺らがぬ淵に辟易するウリン。次第に、攻撃が大振りになり始める。
そしてその隙を淵が逃す訳もなく、その拳を掴んで。
「――ぎゃあああっ!?」
肩・肘・手首を瞬く間にへし折る。激痛に悲鳴が上がるが、手を緩めずさらに指をへし折る。
「いぐっ……よく、もぉぉ……」
そこで逃げられてしまうが、右腕を抑えるウリン。メガリスと闘気で腕を繋ぎながら、涙を流して淵を睨む。
すると彼は初めてウリンから視線を外し、客席を見回した。
「海賊たちも、折れるの、好きだよな」
(いや、流石に引くだろ)
静かな客席を見て不思議そうに首を傾げる彼の呟きに、心の中で突っ込みを入れるトオル。
まあそんなトオル自身は、淵がどんな戦い方をしようが別に構わないのだが。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
露木・鬼燈
格闘の腕を磨くチャンスだね。
格上に命を懸けて立ち向かうとか…滾る!
とゆーことで打投極とすべてを使って挑むですよ。
消耗が激しくなったら化身鎧装<金剛>で回復。
いい経験になるし楽しいけどお仕事だからね。
ちゃんと倒しに行くですよ。
関節技を極められた時に仕掛ける。
百足には自切する能力がある。
大百足の力を宿す僕もとーぜん使える。
とゆーことで…金剛で再生するから躊躇わずパージ!
僕って傀儡爆弾をよく使うんだよね。
なんでこのタイミングでこの話をするかって?
傀儡を爆破できるのに自分の体を爆破できない理由はない。
そこに圧縮されて質量たっぷりな腕があるよね。
うん、そーゆーことなのだ。
悲しいけどお仕事なのでしてー。
ヴィクティム・ウィンターミュート
なるほど、「シンプルに強い手合い」か
ハッハー!大いに結構じゃねえか
どっちの手練手管が上か、試してみようじゃねーの
俺は距離を取って戦うとしよう
右腕の仕込みクロスボウを展開、速射で牽制射撃をしながらレンジを保つ
時折【マヒ攻撃】が出来るスタン・ボルト
【爆撃】のエクスプロシヴ・ボルトを混ぜていく
俺の見立てでは、恐らくそろそろ…闘気とやらが出てくるはずだ
それぞれの軌道を【見切り】、僅かな隙間へ【ダッシュ】
【早業】による体さばきでいなしつつ、UCセット
──『Dead Copy』
お前のその闘気、俺が貰っていく
そっちは何発出せるのかな?俺は……およそ50万発
物量にはそれを上回る圧倒的な物量を…戦いの基本だぜ
「格上に命を懸けて立ち向かうとか……滾る!」
「じゃあ命がけついでにボクに倒されちゃえっ♪」
好戦的な表情を浮かべ、一気に間合いを詰める鬼燈。それを迎え撃つウリンと、激しい打撃戦を繰り広げる。
「おっ、やるねっ♪」
「そっちもやる……っぽいっ……むむっ!」
とはいえ格上と彼が口にした通り、その闘いは劣勢。獣の俊敏さでこちらの攻撃は回避され、不規則で重い蹴りが鬼燈の肉体を撃つ。
手も足も出ないとまではいかないが、徐々に追い詰められていく。
「そこだぁっ!!」
「っ!!」
そして、体勢が崩れた所に、強烈な踵落としが決まる。鬼燈の頭蓋を打ち砕くに十分な一撃が叩き込まれて。
「って、硬っ! かったっ!?」
「ガチンコ勝負も楽しいけどお仕事だからね。ちゃんと倒しに行くですよ!」
だが劣勢になった鬼燈は、自身の身体を超圧縮する事で金剛の硬さをその身に宿す。覚悟せず蹴ったウリンは脚を抑えてぴょんぴょん跳ね――その隙をついて懐に潜り込む。
「せいっ!」
「うわっ、とぉっ!」
綺麗な投げが決まるも、しっかりと受け身を取って耐えるウリン。そのまま転がって一旦間合いを離す。
そして、ハッとしてその場で跳び上がり――その直後、背後から地面に突き刺さるクロスボウのボルト。
「っとぉ、危なっ!」
「今のを避けるたぁ、なるほど。『シンプルに強い手合い』か」
撃ったのはヴィクティム。隙を見定めて死角から撃ち込んだ一撃が、おそらく獣の直感で回避されたが、むしろそれに楽しげな笑いを零す。
「大いに結構じゃねえか。どっちの手練手管が上か、試してみようじゃねーの」
「望む所だよっ!」
畳み掛けるように速射を撃ち込んでいけば、ウリンも機敏な動きで跳び回ってそれを回避する。さらにはボルトを掴んで投げ返して来て、こちらも慌てて回避。
「おっと、危ねぇ……!」
「ボクに飛び道具は通用しないよっ♪」
電撃や爆発を交えても、それごと掴み取られて投げ返される。徐々に避け続けるのもキツくなる……が、それでも執拗に、射撃を繰り返して。
「もう、通用しないって言ってるのに……だったらっ!」
いつまでも仕留められない事に苛立ったウリンは、遠間から拳を振るい、闘気の狼を生み出す。降り注ぐそれは、矢の投げ返しとは桁外れの量。
「来たかっ!」
だがそれこそ待ち侘びた瞬間。笑みを浮かべながら、闘気の合間を駆け抜ける。軽く肌を削ぎ落とされながらも、構わずサイバーデッキにプログラムを撃ち込んで。
「──『Dead Copy』。お前のその闘気、俺が貰っていく」
「ええっ!?」
プログラム闘気を模倣し、増殖し、ウリンめがけて解き放つ。元より大量の闘気を、天を埋めるほどに。
「物量にはそれを上回る圧倒的な物量を……戦いの基本だぜ」
「っ……だったらっ!」
「うわ、こっち来たっ!」
それを見たウリンは咄嗟に鬼燈へと駆け、遮蔽にしようとする。身構える鬼燈の腕を取り、一気に極めて――。
「ふふんっ、取ったっ! ……って、え?」
そして言葉通り、大百足の呪詛によってぽろりと取れる鬼燈の腕。驚き困惑するウリンに、腕を再生させながら微笑む鬼燈。
「ところで僕って傀儡爆弾をよく使うんだよね」
「……ばくだん?」
そして、直後。切り離した腕が大爆発を起こした。
「うん、そーゆーことなのだ。悲しいけどお仕事なのでしてー」
「きゃああああっ!?」
その大爆発に巻き込まれ、吹き飛ぶウリン。もちろんそこにダメ押しで、模倣された闘気も降り注ぎ、さらに派手に飛んでいく。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フレミア・レイブラッド
随分と自信があるみたいね。
わたしは格闘家ではないけど…魔槍使いとして相手してあげるわ!
近接メインで戦闘。
【真祖の吸血姫】覚醒。
自身(及び組んだ猟兵)を【念動力】の防御膜を纏い、その上に凍結・雷の魔力で更に覆う【属性攻撃、オーラ防御、高速詠唱】わ。
防ぐより感電と凍結(体温低下)で動きを鈍らせたり、筋力の一時低下が狙いね。
随分な自信家みたいだし、上手く嵌まってくれそうかしら。
後はグラトニーヘッズに警戒して高速飛行し、上記の魔力を纏った魔槍で近接戦闘【怪力、早業、二回攻撃、見切り、第六感】。
隙を見て魔力をチャージ【力溜め、限界突破】し、メガリスを警戒し、零距離から【神槍グングニル】を直撃させるわ!
月影・このは
相手が格闘家なら此方も格闘で挑まねば無作法というもの…
というわけで、月影・このは。相手をさせて頂きます
敵が動き回るなら此方は腰を落とし、自身の重量を活かした安定、防御重視の待ちの体勢で対処を
攻撃はバトルホイールの回転で『受け流し』や回避し軽減、化勁の要領ですね
受け流しつつ敵の攻撃を『見切り』、重量を込めた『カウンター』の一撃を【怪力】
ブラストブーツの火薬の炸裂による踏み込み
ゼロ距離からのブーストナックル…ロケット噴射の勢いを利用した寸勁で【鎧砕き】
良い功夫でした…再見!!
「相手が格闘家なら此方も格闘で挑まねば無作法というもの……」
しっかりと腰を落として構えを取り、まっすぐにウリンを見据えるこのは。
「というわけで、月影このは。相手をさせて頂きます」
「良いよ、勝負っ♪」
ウリンは機敏な動きで間合いを詰め、鋭い蹴りを放ってくる。ガードした腕に力強い衝撃が叩き込まれて。
「はっ!」
「おぉっと!」
その衝撃に逆らわず、脚のホイールで身体を回転させて受け流す。中国武術の化勁による防御だ。
「面白い動きっ。やるねっ、でもまだまだぁっ!!」
一方の受け流されたウリンは、すぐに体勢を立て直して次の打撃に繋げて来る。様々な角度から繰り出される拳に蹴り――それを巧みに受け流し続ける。
だが、攻めに切れ間がなく、カウンターの隙がなかなか掴めない。徐々に押し込まれかけた所で、横合いから割って入るフレミア。
「自信があるだけの事はあるようね……なら私もいくわよっ!」
「っとっ!」
飛び退いた所を追いかけ、さらなる槍撃を繰り出す。その鋭い連続の切先を、機敏な動きで回避していくウリン。
「わたしは格闘家ではないけど……魔槍使いとして相手してあげるわ!」
「いいよ、武器が有ったってボクの方が強いからね!」
槍撃に合わせて巧みなカウンターを繰り出され、それを念動力の防御膜で受け止める。防御を通してなお身体を揺さぶる、重い衝撃。
「やるわね……っ!」
「っ、そっちも、なんかチクチクするし、寒いっ!」
ならばとこちらも、凍結と電撃の魔力で防御膜を覆う事で、撃ち込みに合わせて弱らせにかかった。ウリンは闘気で影響を抑えつつも、不快そうに顔を歪める。
「むぅっ、なんかやっ……!」
刺激を嫌って一旦飛び退いた所へ、このはが間合いを詰める。ホイールを利用して摺り足に似た動きで迫れば、すぐさま迎え撃ってくるウリン。
「今度こそ、砕いてあげるよっ!」
「そうはいきません……」
勢いよく繰り出される蹴りを、先程同様に化勁で凌ぐ。当然ウリンは続けざま、次の蹴りを放ってくるが……打ち合いながらウリンの動きに目を慣らした彼は、痺れからほんの僅かに蹴りが遅れたのを、決して見逃さない。
「そこですっ……せぇいっ!」
「ぐっ!?」
蹴りに割り込むように繰り出した力強い拳が、ウリンの腹を捕らえる。超合金の拳を受けたウリンは、苦しげに呻きを漏らしながらも、闘気を篭めた腹筋で耐えようとしてくるが。
「――はああっ!!」
「ふぐぅぅぅっっ!?」
震脚の如く、靴底で火薬が炸裂する。加えて密着状態から、腕を飛ばすロケット噴射。2つの力が寸勁となって、腹筋を撃ち抜いた。
身体を折り曲げ、血混じりの唾液を吐きながら吹き飛んでいくウリン。
「さあ、そこよっ!」
「む、ぐっ……やらせ、なっ……」
そしてその吹き飛ぶ速さよりも速く、間合いを詰めるフレミア。ウリンは空中でも、賢人の識腕でそれを捕らえようとしてくるが、真祖の魔力でどこまでも加速して。
「喰らい――なさいっ!」
「んんぅぅぅぅぅっ!!」
その腕をかいくぐっての突き。掴まれないよう、零距離で魔力を爆発させる。ダメ押しの一撃によってさらに吹き飛び、コロッセオの壁に激突して崩れ落ちるウリン。
「くふぅっ……このぉ……」
「良い功夫でした……再見!!」
そんなウリンに対し、丁寧に一礼するこのは。巧みな技や派手な攻撃に、海賊達から歓声が向けられる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
迅雷・電子
【心情】へぇ…今回は色々と分かりやすい依頼みたいだねぇ。とりあえずそのウリンと勝負しろって事だね…腕がなるじゃないか!私の相撲で相手してやるよ!
【作戦】一人じゃ敵わないようなら仲間と戦うよ。私は相撲で正々堂々と戦うよ!周囲の声援を受けて頑張ろうかね!どすこーい!
ウリンの攻撃は【見切り】で避けるか【怪力】で受け止める、もしくは相手の攻撃を張り手などで【受け流し】たりして無効にするよ!食らっても【激痛耐性】で耐えるよ!
隙を見たらねこだましからの【騙し討ち】でそこから雷電張り手や相撲投げを食らわすよ!「あんたとの勝負、燃えるねぇ!!」(絡み・アドリブOK)
メリッサ・ウェルズ
格闘と聞いては黙ってはいられないかな
ボクの吸血鬼式超人格闘技……すなわちプロレスで勝負だっ!
プロレスとして観客の海賊に魅せるプレイも心掛けながら
序盤はまずは相手の攻撃を受け…重いし痛いけど、まずは耐えるっ
敵も魅せるスタイルを貫くなら、派手な動きで大技狙ってくるはず
その動きを見逃さず、ギリギリで紙一重で避け、立ち関節技で瞬間的に肘や膝を極める
そうしてできた隙に、こちらから反撃の打撃、パンチキックのコンボで体勢を崩させ
そして肩に担ぎあげて大ジャンプ
敵の首を肩に乗せ逆立ちさせた状態で両足を取り、極めたまま落下
海賊の声援を受けての大技
食らえ!ボクの必殺の!
アルティメット・ヴァンパイア・バスタァァァ!!
「格闘と聞いては黙ってはいられないかな」
ウリンの前に歩み出ると、ビシッと指を突きつけるメリッサ。
「ボクの吸血鬼式超人格闘技……すなわちプロレスで勝負だっ!」
「ふふんっ、どんな格闘技だろうと、ボクの方が強いよっ!!」
当然のように挑戦に応じたウリンは、間合いを詰め、力強い拳や蹴りを放ってくる。受け止めるメリッサの身体を揺らす重い衝撃。
「ほらほらっ、どうしたのっ、手も足も出ないのかなっ♪」
「ぐっ……プロレスは受けてこそっ!」
一方的な攻撃に気を良くしたウリンは、耐えるメリッサに対して間合いを詰めて来る。投げを狙い、その腰を抱え込もうとして来て。
「そこっ!」
「うぐっ!?」
その腕を抱えてグッと肘を極めれば、痛みに顔を歪めるウリン。硬直した隙をついて、お返しのキックを喰らわせる。
「っつぅ、やったなぁっ!」
呻きながらも、追撃を繰り出す前に飛び退くウリン。と、今度は電子が間合いを詰めていく。
「強いんだね、腕がなるじゃないか! 今度は私の相撲で相手してやるよ!」
「ボクの方が強い……ってばっ!!」
真正面からの突進に対し、鋭い拳を合わせて来るウリン。避けられぬと見て、電子は身体を丸めて受け止める。響く重い衝撃、だがしっかりと踏みとどまって。
「お返しだよ、どすこーいっ!」
「むぅぅっ、このっ!」
そこからお返しの張り手を繰り出せば、ウリンも拳で応じてくる。脚を止めて、真っ向から張り手と拳のぶつかり合い。
「どうだっ、うりゃぁぁっ!」
「ぐぅぅぅぅっ……!」
どちらの攻撃も重く力強い。だが、ウリンの拳が、次第に押し始める。その強さに舌を巻きながら、だがこちらも諦めない。海賊達の声援を受ける事で、闘志を滾らせる。
「くぅ、あんたとの勝負、燃えるねぇ!!」
「ふふん、でもボクが勝つけど……んっ!?」
そしてその不屈さが実ってか、ウリンの拳が一瞬鈍る。先程極められた、腕の痛みによるものだ。隙はほんの一瞬、だがそれを見逃さない。
「今だっ!」
「ひゃんっ!?」
パァンッ、と響き渡るねこだまし。ウリンの敏感な聴覚に音が弾けると、その身体が硬直する。
すかさず踏み込み、無防備となったウリンのベルトを、マワシ代わりにがっちりと。
「悪く思わないでおくれよっ……どすこぉいっ!!」
「うわぁぁっ!?」
そのまま、豪快な左下手投げ。地面に叩きつけられ、強い衝撃に息を詰まらせて呻きを漏らすウリン。
ダメージに耐え、すぐに跳ね起きて来るが。
「今だっ!」
「っ、くぅっ!?」
そこに今度はメリッサ。強烈な蹴りをお腹に叩き込み、前傾を強いていく。その首を肩の上に乗せるように、一気に担ぎ上げての大ジャンプ。
「は、離せぇっ!?」
「離さないっ! フィニッシュ、いっくよぉっ!」
その派手なムーブと高らかな叫びに海賊達も呼応し、大きな声援を送ってくる。その声援を背に受け、がっちりと両足を抱え極めて。
「食らえ! ボクの必殺の! ――アルティメット・ヴァンパイア・バスタァァァ!!」
「んぐぅぅぅぅぅぅぅっっっ!」
ずしぃぃぃんっ、と地響きを立てての着地。衝撃がウリンの全身に伝わり、首・背骨、そして股関節を破壊していく。
「どうだぁっ!」
「ぐ、ふぅ……まだまだぁ……」
大股開きで苦悶の声を漏らすウリンを、後ろに放り捨てると、地面に倒れて苦しげに呻きながら転がり逃れていく。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
WIZ
賢人の識腕で奪われぬよう守護霊を憑依させず
格闘術【怪力・早業・戦闘知識】で戦うも
治癒術【祈り・医術】で粘って疲れさせるのが精一杯
私は……しぶといわよ……!
闘気狼襲撃を出してきたら
守護霊の【ドーピング】で戦闘力を高め
【オーラ防御・激痛耐性・ダッシュ】で耐えながら接近
避けられないなら耐えるだけ。
切り札は最後まで取っておくものよ!!
彼女も切り札のグラトニーヘッズを出したら
【狂気耐性・気合い】で威圧に耐え
『狂愛』で98人に分裂し【見切り・空中戦】で避けつつ
全身に纏わりつき【捕縛・吸血】と共に【呪詛】を注ぐ【マヒ攻撃】
ブラとパンツを【盗み】
乳、腋、尻、局部を舌で【慰め・生命力吸収】よ♥
「ほらほらっ。どんどんいくよーっ!」
「ぐっ……!!」
ウリンの繰り出す強烈な拳や蹴りを、全力で凌ぐルル。守護霊を自身に憑依させる得意の戦術は、その霊すら掴むウリンに対して相性が悪い。
「ほら、降参したらっ!」
「ぐぅっ……私は……しぶといわよ……!」
関節を極められ、激痛に歯を食い縛りながらも、なんとか治癒術で軋む腕を繋ぐ。ひたすら粘りを見せるルルに、苛立ちを見せ始めるウリン。
「こうなったら……こうだぁっ!」
「っ……!!」
格闘に対してはユーベルコードこそ使ってこないが、高く跳び上がっての強烈な飛び蹴り。体重を乗せた渾身の一撃がルルに迫る。喰らえば、ただでは済まない一撃。
「避けられないなら耐えるだけ……っ!」
「うわっ!?」
それを、満を持してとばかり、守護霊を宿して全力で受け止める。このタイミングなら掴まれる事はない。
無論、守護霊を宿してなおその蹴りは重く響くが――。
「ぐぅぅぅっ……切り札は最後まで取っておくものよ!!」
「わぁっ、なにっ……!?」
受けたルルの身体が突然に弾け、無数の小さな分身へと変化する。そのままウリンの身体にまとわりついて――と言うよりはむしゃぶりついて。
「さあ、いただくわ♪」
「うわぁ、やめろ、へんたいーっ!」
脱がされそうになるブラとズボンを死守しながら悲鳴を上げるウリン。その肌に牙を立て、血と共に生命力を吸い上げる。逆に呪詛を注ぎ込み、身体の自由を奪うと、より際どい所に潜り込もうとする。
「やめろ、って……うぅー、地面っ、くらいつけー!!」
「きゃっ……♪」
顔を真っ赤にしながらの叫びと共に、グラトニーヘッズが襲いかかってくる。ひらりと飛んで、余裕をもって逃れる分身達。
大成功
🔵🔵🔵
幸・桃琴
相手が格闘家なら
一対一の近接戦で挑みます!
【2回攻撃】で打ち込んだり、
【カウンター】を狙ったりと拳法で優先に立とうとするけど、
相手は強いからそれだけじゃきっと勝てないよね!
途中から巨人の体躯と【怪力】を生かした
【重量攻撃】を軸に持ち味を生かした拳技で
【元気】いっぱいに立ち向かうよ!
それでも攻めきれず、
ほっぺにいいのをもらってしまうかな~
ぶぁぁっ☆
棒立ちになったところに攻め込まれ大ピンチ!
だけどこうなったら~~
【覇気】を込めた【力溜め】た脚で、
蹴るのではなく――
地面を思い切り【踏みつけ】!
一瞬地震を起こしバランスを崩すことに成功したら、
《幸家・桃龍/未完成》で逆転を狙うよっ!
※アドリブ・苦戦歓迎
「相手が格闘家なら、一対一の近接戦だっ」
「おぉっ、巨人っ。でもデッカい相手だってボクは負けないよっ!」
ウリンを見下ろし、正面から挑みかかる桃琴。そんな彼女の攻撃をウリンは、機敏な動きで回避してくる。
「わわっ、速いっ……このっ、えいっ!」
「ふふん、こっちこっちっ!」
拳法の技も空を切り、次第に焦り始める。ならばと巨人の体躯を生かし、思いっきり拳で薙ぎ払おうとする、が。
「貰ったぁ!」
「えっ、嘘っ……ぶぁぁっ☆」
ウリンはなんとその腕に飛び乗り、駆け上がって来た。無防備な頬に突き刺さる強烈なパンチに、棒立ちになってしまう。
「まだまだ、うりゃうりゃーっ」
「ふげっ、ぶっ、ふぶぅっ☆」
さらにウリンは、桃琴の胸元のコスチュームを掴んでぶら下がり、目の前のお腹に連続蹴りを叩き込んでくる。大きくとも幼いお腹を滅多打ちにされ、唾液と苦悶の声を吐き出す桃琴。
「ボクの強さはどうだっ♪」
「くぅっ、ま、まだ負けてない……こうなったら~!」
そのまま軽やかに着地するウリン。対照的に桃琴は、ずれたコスチュームを治す余裕もなく、お腹を抑えて苦しむ。
だが、諦めない。足を振り上げ、全力で、振り下ろしていく。
「ええ~いっ!」
「ふふん、当たらな……うわっ!?」
それも避けられた、と思いきや、狙いはウリンではなく地面。巨人の体重で、地面が大きく震える。
足を取られ、バランスを崩したウリンの頭上に差し込む影。見上げれば、降ってくるのは大きなお尻――。
「これで、逆転だ~っ!!」
「ちょ、待っ……ふぎゅううううっ!!」
闘気をめいっぱいこめたヒップドロップで下敷きにして押し潰す。その重量に呻きを漏らし、空気を吐き出すウリン。
大成功
🔵🔵🔵
シララ・ミーファ
アドリブ歓迎
スーパーゴッドでラブリーキュートな
デモニックロード(魔王)シララちゃん見参なのだっ♪
熱い声援ヨロシクぅ!
自分よりも巨大な鉄塊剣を振り回しながら海賊達にアピール
距離を詰めて近接戦を挑みます
シララウィングで飛翔しながら接近、霧状の溶解液をはばたきと共に吹き付けて牽制、鉄塊剣は中距離で使用、大振りの叩きつけでウリンの攻撃を迎撃・幅広の刀身でガード。近接では不使用
近接ではスカーレッドフォースを展開、避けられない攻撃は鎧岩龍の千年鎧で硬化防御あるいはスライム状に変化させて衝撃を拡散させる、肉体を掴まれたときは該当箇所をトカゲの尻尾に変異させて切り離して脱出
神だから寿命の減りは気にしないぜぃ
「スーパーゴッドでラブリーキュートなデモニックロードッ! シララちゃん、見参なのだっ♪」
禍々しき魔獣を寄せ集めた、キメラめいた異形。それと同時に美しく艶めかしいその肉体を見せつけ、コロッセオに降り立つシララ。
「熱い声援ヨロシクぅ!」
「うぉぉぉっっ!」
さらにそんな肉体よりも巨大な、無骨な鉄塊剣を振り回し、海賊達を煽る。集まった声援に満足すると、剣をウリンに突き付けた。
「って事でぇ、シララちゃんがやっつけちゃうぞ☆」
「む~、ボクは絶対負けないよっ、特にお前にはっ!」
出会った瞬間に宿縁を感じ、視線をぶつけて火花を散らす。そして緊張が最大に高まって……まずはシララが、翼を広げて急接近。
「シララウィーングッ♪」
「うわっ、と!?」
飛翔するのみならず、翼膜から広がる霧状の溶解液。咄嗟に飛び退いてそれを回避したウリンへ、大ぶりの一撃を叩きつけにいく。それを避けながらカウンターされると、幅広の刀身で受け止めて。
「っ、つぅ、重い蹴りっ! やるじゃんっ!」
「ボクの方が強いんだからっ♪」
軽く腕に痺れを感じた所で、一気に間合いを詰めて来るウリン。懐に潜り込まれ、強烈な膝が腹部に叩き込まれる。
「って、かったっ……ぅあっつっ!?」
「いーや、シララちゃんの方が強いよっ☆」
が、打たれた所を硬い鱗で覆い阻むと、さらに全身から地獄の炎を噴き上げる。硬さと熱さに怯んだウリンに、羚羊の脚で強烈な蹴りを一撃。
「どうだっ♪」
「うぐぅっ!! このぉっ……って、今度は何これっ!?」
蹴りの痛みに耐え、鱗を徹すような鋭い拳を放つウリンだが、今度はスライムのように柔らかく衝撃を拡散させる。
百を越す数多の魔獣が融合したシララの肉体は、言わば初見殺しのオンパレードだ。それを巧みに使い、ウリンを翻弄していく。
「くぅ、もう、ずっるいっ……けどぉっ、だったらぁっ!」
「おおっとっ!?」
だがウリンも、賢人の識腕でシララの腕を取って来る。狙いは投げ技――硬化しても防げないし、スライム化してもメガリスからは逃げられない。
この状況においても、最適な技を狙ってくる獣拳士の本能。
「ま、切り離すんだけど☆」
「うぇぇぇ!?」
ただ、腕がトカゲの尻尾のように切り離されるとは、流石に想像も出来まいが。渾身の投げだっただけに、大きく体勢を崩すウリン。
「そんじゃそろそろ決めるよぉっ……それそれそれそれぇっ♪」
「んぐぐぐぐぐっ!?」
ギラリと瞳を輝かせると、再び羚羊の脚で蹴りつけるシララ。今度は、蹴り足が分かたれて見えるほどの高速蹴りが、ウリンの防御を弾き飛ばし、その全身に叩き込まれる。
硬い蹄の痕を全身に刻まれ、もはや身を守る事すら叶わないウリン。その身体の中心に狙いを定め、ひときわ強く脚に力を篭めて。
「こいつで……ブッ飛べぇぇぇぇぇっ!!」
「ああああああああっ――!?」
渾身の蹴りは、ウリンの身体を強烈に吹き飛ばす。宙を舞ったその肉体は、コロッセオを囲む壁を飛び越えて、受け身も取る事なく客席に叩きつけられた。
「この、ボク、が……う、ぐふっ……」
悔しげに声を漏らしながら、骸の海に還り――いや、還る事すら出来ず、力尽きるウリン。それを見届けると、シララは先程捨てた鉄塊剣を拾い上げ、高々と天に掲げた。
「シララちゃんの、完全勝利ぃ~っ☆」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」
先程の声援の比ではない大歓声が、シララに、そして猟兵達に注がれる。惜しみない賞賛をその身に受け、腰に手を当て胸を張るシララ。
こうして、コンキスタドールの侵略に晒された一つの島が解放され、同時に一人のコンキスタドールとの宿縁が決着した。
戦争はなおも続く。だが今は、一時の勝利を噛みしめる時だろう――。
大成功
🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2021年02月15日
宿敵
『獣拳士ウリン』
を撃破!
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