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銀河帝国攻略戦④~船堕とす銃撃

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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 銀河帝国との戦い、その火蓋が切られてからグリモワベースは慌ただしくなっていた。
「さて、さっそく予知は完了ですよ。スペースシップワールド、『解放軍』の再来となる為の一歩としてまずは帝国の活動を挫かねーとなりません」
 ウインド・ノーワルド(自称ドクター・f09121)は集まってくれた猟兵達に状況の説明を開始する。
 『ワープドライブ』の装着。宇宙船にそれを実装するためにフォースナイト・ミディアの元に宇宙船が集いだしているのだが、帝国軍がこの状況を黙ってみているわけもない。
「銀河帝国の連中、既にこの宇宙船に潜入させた工作員が居るみたいでして、こちらに合流しようとした宇宙船でテロを強行。その結果宇宙船の動力を破壊して、合流の阻止を狙っています」
 今回そのテロの対象となった宇宙船はこれです。と、彼女は表示された宙域と宇宙船を指し示す。
「放っておけば内部からあっさり船は落ちます。オブリビオンが完全に人型。『ファントム・ガンマン』と呼ばれる存在であることが厄介ですね」
 完全に船の内部の一員として所属しているため、割り出しが難しいうえに時間もない状況である。
「なんで、今回は皆さんに動力、『コアマシン』の直前で待ち構えて相手を撃退してもらう事になると思います」
 相手も相手で、直前までテロを行う事を気づかれたくない為に船の住民達を襲う事はないはずだろう。
 単純にコアマシンを守る為に正面から闘い、迎撃する事。実に単純明快な内容だ。
「初戦から忙しいですが、この戦争を乗り切るためには皆さんの力が間違いなく必要です。大怪我しねーように気を付けてくださいよ?」
 転移の準備を整えたウインドが、集まってくれた猟兵に一言いう。
 準備を終えた皆はこれから戦いに臨むだろう。この一歩がこの戦争における勝利の足掛けになる。
 そう思い、これから始まる大きな戦いに猟兵達は望んでいくことになる。


トビカゼ
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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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 トビカゼです。戦争になったので早速一本シナリオを用意させていただきました。
 今回は単純な戦闘となり、撃退してコアマシンを守り切れば勝利となります。
 猟兵の皆様を無視してコアマシンを破壊しに来ることはないと思われますので、正面から戦う事のみを考えて頂ければ問題ありません。

 それでは皆様、どうにかしてこの戦争を乗り切りましょう。
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第1章 ボス戦 『ファントム・ガンマン』

POW   :    ボムファイア
【ブラスター銃の最大出力放射】が命中した対象を燃やす。放たれた【ブラスター銃の熱線の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    クイックドロウ
レベル分の1秒で【熱線銃(ブラスター)】を発射できる。
WIZ   :    ブラストキャンセラー
対象のユーベルコードに対し【ブラスター銃の一斉射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は麻生・大地です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルーナ・ユーディコット
戦争、か
大局的?なことは私にはわからないけど
敵を確実に片付ければ、勝ちに進む……ってことでいいよね

「先ずは一体」
【トリニティエンハンス】を状態異常力と防御を重視して展開、
【ダッシュ】で接近し、至近距離から【呪詛】を込めた【マヒ攻撃】を見舞うね
あまり派手に暴れると、コア?を壊しそうだから今回は搦め手
戦いを幾らか重ねて【激痛耐性】も少しついたと思うから……あの銃一発程度は耐えて一撃を見舞いたいけど……どうなるかな
【2回攻撃】で敵の首か……あるいは手足も狙いたいね

それにしても、まだ機械はよくわからない
今はとりあえずそう動くものだと思っておけばいいかな


戒道・蔵乃祐
帝国兵も必死ですね…。
オブリビオンである彼等は、自分達が嘗て滅びた世界の異物である自覚が有るのでしょうか?

何れにせよ、此処が正念場です。勝って自由の凱歌を銀河に轟かせましょう!

拠点防御、救助活動でコアマシンに続く隔壁前に待機します
聞き耳、第六感で不意の奇襲、強行突破を警戒

ファントム・ガンマンが現れたら殺気を飛ばして牽制しつつ仲間に位置と敵襲来を報告します


残像、ジャンプ、フェイント、早業、空中戦の三角飛びで縦横無尽に飛び回り。戦闘知識、見切り、視力で銃撃の射線をかわしてクイックドロウを回避します

仲間と連携して隙を見計らい、2回攻撃の回し蹴りで側頭部を蹴り飛ばして攻撃します

その意識を刈り取る…!


エクサ・カラーヌド
ヤレヤレ、マタ帝国騎士……ジャナイナ?オモシロイ。

援護射撃シツツシバラクハ見二マワロウ。
銃頼リノガンマント見タ。隙ヲ見テ武器落トシ+スナイピングデチャンスヲ作リタイトコロダナ。
熱線ニハ、アサルトウェポンノ銃弾ヲ当テテ銃弾二燃エテモラウ。

ブラスター捌キニ自信ガアリソウダ。ヒトツ、ソイツヲ「ユーベルジャック」シテヤロウ。

銀河帝国所属ダカラトイッテ、銀河デ通用スルトハ思ワヌ事ダ。



 宇宙船の中枢。コアマシンを堕とせばこの船は落ちる。
 その一手が大きく銀河帝国の優位に傾くはず、完全に忍び込んだ男はブラスター銃を片手に中数区画の扉を開く。
「……おっと、来たね」
 簡単なはずの仕事は突如として困難な仕事へと変貌する。オブリビオンの視線の先にはルーナ・ユーディコット(Basilico・f01373)の姿があった。
「まずは一体」
 銀河帝国との戦争、大局的な事はわからないが敵を片付けていけば確実に勝ちには進んでいく。それは事実である。
 炎、水、風。3つの魔力がルーナの周囲で高まり、彼女の力を高めていく。
「させん……!」
 相手も猟兵達を前にして黙ってみていることはない。ブラスター銃の出力を最大出力まで高め、銃口をルーナへと向ける。
 だが、その銃口が僅かにぶれる。凄まじい圧が、彼女に銃を向けていてはいけないという危機本能を最大限まで高めさせた。
「必死ですね、帝国兵」
 大男、戒道・蔵乃祐(荒法師・f09466)から放たれる殺気がガンマンの意識を完全に逸らせた。殺気で動きが鈍るような事は無いが、それでも彼から視線を逸らせない。
 そのまま高まった熱線が蔵乃祐を貫く。事はなく、彼の姿は僅かにぶれて消える。――残像、その巨体に見合わぬ早業で、区画の壁を蹴って蔵乃祐はガンマンの目の前まで接近していく。
 距離を詰められては不味いと素早くブラスター銃を連射するが、研ぎ澄まされた視力でその銃の射線を見切った蔵乃祐は確実に距離を詰めていく。
「帝国騎士……ジャナイ、オモシロイ」
 そんな戦いを観察するものが一人。蔵乃祐の接近を射撃で援護しながらエクサ・カラーヌド(テレビウムのスターライダー・f02365)は笑う。
「頼リノガンマントハ、ヨクイウモノダ」
 銃頼り。確かにその考えは正しく銃に頼るが、その扱いは圧倒的。銃を狙ったスナイプを繰り返しているが武器そのものを撃ち落とさせてはくれない。
「援護程度ニハナッテイルカ?」
「十分よ」
 だがおかげで自身の強化は間に合った。ルーナが一足、全力で射線に飛び込めばガンマンは彼女にも射撃を向けるしかない。
 熱線の一射が真っ直ぐ駆け込む彼女へ突き刺さる。熱量が彼女の身を焼き、貫こうとするが強化した自身と、今までの戦いの経験で痛みを耐えて真っ直ぐガンマンに踏み込んでいく。
 呪詛のこもった一撃。刀の一閃が僅かにガンマンの肩を裂けばその動きが痺れ、鈍る。
「そこです!」
 ルーナの動きに合わせた蔵乃祐が思い切り足を蹴り上げる。
 咄嗟に反応したガンマンが身をひるがえせば、その頭髪が焼け付くように弾け飛ぶと同時に、振り抜いた足が今度は真横から払うように叩き込まれ、ぐらりと揺れた体にルーナの刀が突き刺さる。
「意識を刈り取るつもりでしたが……そう簡単にはいきませんね」
「まだ動くのも機械とかいうものか?」
「……さぁな」
 二人の言葉に反応したと同時に、目にもとまらぬ速射が二人の胴を打ち抜いた。
 先ほどよりもはるかに速い射撃。もはや音速の域に近い射撃が二人を引きはがし、そして続けざまに展開される。
 迫る熱線。二人が守りの構えを取ると、それは目の前ではじけ飛んだ。
「……!」
「イイブラスター捌キダ・ヒトツ、ジャックサセテモラッタゾ」
 くるくると、頭部のテレビ画面から取り出したブラスター銃。全く同じ動きをガンマン相手に披露しながらエクサは宣言した。
「銀河帝国所属ダカラトイッテ、銀河デ通用スルトハ思ワヌ事ダ」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
来る場所が分かりきってるなら、ちょっとした小細工でもしてみようか。
右手の出糸突起から糸を出して、壁を【クライミング】で登って入り口近くの天井に張り付いて、カメレオンスキンの【迷彩】で天井そっくりの色になって隠れながら敵が来るのを待つよ。
で、敵が来たら飛び降りて頭上から【先制攻撃】で奇襲をかけて、【崩天地顎】で掴んで地面に叩き付けるよ。
まあ、それだけで死ぬほど弱くも無いだろうし、その後は【見切り】で攻撃を避けつつ、斧をぶん回して【衝撃波】で延焼した炎を消しながら戦おうか。
ま、そっちが戦争やろうってんだから、遠慮も容赦もいらないよね?


御劔・姫子
【POW】
なんや大変なことになってきたなぁ…せやけど「おぶりびおん」を倒すんはいつもと変わらへんよね…? それやったら、うちも精一杯頑張らなっ!

う~…でもうちやっぱりあの飛び道具(※ブラスター銃)苦手やわぁ…弾は弾けへんし、避けるんは難しいし…なんとかできへんやろか?

(※その時である。装備している『狐のお守り』が反応、【式神使役】が行使される。自律行動する式神の狙いは、敵が持っているブラスター銃だ)

あ、あれ? なんやよく分からへんけど今が攻め時…かなっ!? 【ダッシュ】で間合いを詰めたら、【表奥義・蛟卸し】を決めたるっ!

「このお守り…なんや不思議な力があるみたいやなぁ…?」

(※アドリブ等歓迎)


忠海・雷火
初戦とはいえ、重要な戦い
しっかり仕事を果たしましょうか
人格はカイラに切り替えていく

ユーベルコードで呼び出した死霊達に別々の命令を出す
蛇竜に「突撃」、騎士には「私の前に立て」「蛇竜がやられたら突撃」
コアマシンのある部屋の前、通路で戦うとなれば然程戦場は広くない
敵の攻撃は銃による直線攻撃のようだし、騎士を盾にする事で、少なくとも一撃は防げる筈

蛇竜と騎士が倒れたら、隙を見て再召喚。命令自体は一度目と同様
今度は敵も対策を練ってくるでしょうから、騎士を突撃させる段階で、騎士の陰に隠れるようにして私もこっそり近付く
騎士が消えたら、不意を突くように即座に攻撃
刀で銃を持っている腕を狙うが、急所を狙えれば尚良い



「なんや大変なことになってきたなぁ……せやけど「おぶりびおん」を倒すんはいつもと変わらへんよね……?」
 戦いが苛烈になってきた事を確認して、御劔・姫子(はんなり剣客乙女・f06748)はいつも通りに頑張ろうと気を持ち直す。
「う~……」
 しかし、あの飛び道具。ブラスター銃への苦手意識がぬぐえない。熱線という性質上武器で払う事も出来ず、ただでさえ早い一撃にあの技量、避けていくのも難しい。
 どうしたものかと思考していると、姫子の目の前に死霊騎士と死霊蛇竜が召喚された。突然の邪悪な存在に一瞬驚きを隠せなかったが、彼女の背後には忠海・雷火(襲の氷炎・f03441)の姿があった。
「ごめんなさいね、驚かせたかしら。でも油断はできない重要な戦い、しっかり仕事を果たしましょうか」
 召喚を終えた雷火がゆっくり目を閉じると、雰囲気が一転する。
「突撃だ」
 呼び出された蛇竜は雷火、否、カイラの指示通りに真っ直ぐ突撃していく。
 その巨体が通路を圧し、まっすぐ直進する蛇竜の巨体に続けざまにブラスター銃をガンマンは打ち込むが、邪竜は怯まず真っ直ぐ愚直な一撃を振るう。
 純粋な暴力がガンマンを捉え、吹き飛ばす。だが、それでもブラスター銃を手放さないガンマンは、最大出力に高めた熱線を照射する。
 貫いた熱が蛇竜を撃ち抜き、後方の雷火へと迫る。だが、その一撃は雷火に届く前に彼女の正面に配置された死霊騎士の盾に阻まれ霧散した。
「火力は想定以上か。2体まとめてでようやくとは」
 再召喚しなければどうしようもない。再び再召喚に入る雷火の行動を阻害するようにガンマンが銃を構える。
「ちっ……!」
 不味い。そう思った瞬間、突如にしてガンマンが頭上から飛来した何かによって地面に叩きつけられた。
「ぐっ!?」
「戦争やろうってんだから、遠慮も容赦もいらないよね?」
 彼の頭上から飛来したのはペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(蛮族キマイラ・f07620)。先んじてこの通路の天井にカメレオンスキンの迷彩を生かし、全くの同色となって潜んでいた彼女の奇襲だった。
「もう一発!」
 これだけでは済まない、と言わんばかりにもう一撃。ガンマンを持ち上げて思い切り床に叩きつければ、床が歪みながら大きな衝撃が周囲に走る。
「このっ!」
 咄嗟に銃を向けられたと思ったと同時にペトニアロトゥシカは手を放し、転がるガンマンを追いかけて斧を振るう。
 だが、それを追いかけるように再召喚された蛇竜と騎士が迫る。
 同じ手は喰わないと言わんばかりに、再び照射された熱線が騎士と蛇竜をまとめて貫く。だが、それと同時にガンマンの腕に痛みが走った。
「同じじゃないのはこっちも同じだ」
 騎士の背後に潜み、接近していたカイラの一刀がガンマンの腕を捉える。しかし銃を手放さない彼はそのまま引き金を引こうとする。
 と、思いきや、ガンマンの握るブラスター銃が突如として何かに弾かれる。式神だろうか、そんな存在が見えたと思ったら姿が消えた。
「あ、あれ? なんやよく分からへんけど今が攻め時……かなっ!?」
 ゆらゆらと揺れる狐のお守りがうっすらと輝きながら、隙が生まれたガンマン目がけて姫子が走る。
「これが御劔の技……奥義・蛟卸しっ!」
 早く鋭く。姫子の一刀がガンマンの腕を傷つけたと同時に、更に押し込むようにして振り抜いた一撃が大きくガンマンを傷つけ、吹き飛ばす。
 オブリビオンとして蘇っていなければ今の一撃で勝負はついていた。だが、今存在するあれは人のそれではない。
 再度立ち向かうガンマンを前に、猟兵達は再び構えなおす。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

片桐・公明
相手はガンマン。撃ち合いなら負けられないわ。

【WIZ】UCを放てば相手もブラスター銃の一斉射撃で応戦するはず。しかしそう簡単に破られる公明のUCではない。
「この一撃はただのエネルギーの奔流じゃないわ。母さんが持っていた歴史に父さんが組み立てた数式が組み込まれている。さらには両親の経験も込められているのよ。あんたの軽い引き金で止められるわけないでしょ!!」他にも公明の思う両親の気持ちも込められているが本人は知らない。

UCは一度だけの切り札。通常戦闘では常に敵の周囲を動き回り攻撃が当たらないようにしつつ銃で両手の攻撃する。

今回はいつになく真剣な表情。わずかに殺気すら感じる。
(アドリブ歓迎です。)


カイム・クローバー
おっ!よーするにコアマシンを守る為にそのオブリビオンを倒せば良いってこったな。しかも、この野郎、ガンマンなんて名乗ってんのか?俺を差し置いてガンマンなんざ、十年早ぇ。格の違いを見せてやるぜ。
SPD判定で【二回攻撃】【零距離射撃】【鎧砕き】【クイックドロウ】【早業】ユーベルコードで二丁銃を用いて戦闘するぜ。無視はしねぇだろうけど、流れ弾がコアマシンに当たるのを避けるのと、対象を俺に向けさせて、他の猟兵の攻撃を通しやすくする為に【挑発】混じりで煽ってみるってのはどーだ?
一応、【見切り】使って回避を狙ってみるが、流石にガンマンの銃弾は厳しいか?ま、狙うだけ狙ってみるのも悪くはねぇだろ?



 苛烈に続く猟兵と『ファントム・ガンマン』の戦い。その戦いぶりを見て熱意を燃やす者が二人。
「相手はガンマン。撃ち合いなら負けられないわ」
「だな、俺を差し置いてガンマンなんざ、十年早ぇ。格の違いを見せてやるぜ」
 片桐・公明(Mathemの名を継ぐ者・f03969)とカイム・クローバー((自称)凄腕イケメン狼盗賊・f08018)。互いに戦意は十分、互いに獲物に手を添えて向き合えば、『ファントム・ガンマン』もまた合わせて動きを止めた。
 ほかの猟兵達も、この空間には入り込めない。銃の使い手同士の距離、下手に動けば一瞬で戦況が変わりかねない。
「ガンマンを名乗るにしちゃあちゃちな武器だ。程度が知れるってもんだぜ?」
 緊迫した空気を破ったのはカイムだった。挑発混じりの台詞、我ながら安っぽい言葉だと思ったが武器を馬鹿にされたガンマンの意識は完全にカイムへと向く。
「へっ、来な!」
 先に動いたのはガンマン。超速で放たれる射撃に対し、カイムは攻めではなく守りを選ぶ。放たれた熱線の射線が自分を狙うとみて、その軌道を見切り、回避を意識する。
 だが完全な会費は出来ていない。一撃、二撃とカイムの身体へ射撃が突き刺さるが、急所ではない。
「母の歴史。父の知識。それを興すは私の能力。すべて焼き尽くす!!」
 射撃後に発生する隙。銃を使う公明がその隙を逃すわけもなく、構えた両手の拳銃から豪華の如くのエネルギーが解き放たれる。
 慌ててガンマンが対処に回ろうとするが、遅れてチャージ出力ではブラスターを放っても対処は間に合わない。
「この一撃はただのエネルギーの奔流じゃないわ。母さんが持っていた歴史に父さんが組み立てた数式が組み込まれている。さらには両親の経験も込められているのよ。あんたの軽い引き金で止められるわけないでしょ!!」
 思いの丈を吐き出し、解き放った一撃がガンマンを飲み込む。奔流を耐えきり、それでもなお立ち続ける彼の懐にカイムが飛び込んだ。
「It's Show Time! ド派手に行こうぜ!」
 完全にゼロ距離。突き付けた二丁の銃から放たれる弾丸がガンマンへと次々に叩き込まえれた。
 弾切れを起こした愛銃をリロードしなおすカムイはまだ倒れないガンマンを見やり、再び銃撃を繰り返す。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

楠瀬・亜夜
なるほど工作員……確かにこの大規模な戦争で
敵の艦隊に気を取られそうな状況であればいい戦術ですね
……ですが残念、貴方の任務はここで終了です(ふふ、クールにキマッた)

室内の扉の影際に潜み、敵が近づいてくるのを確認したら
一気に飛び出し【先制攻撃】【クイックドロウ】で先手を打ちます
敵のブラストキャンセラーに警戒し、基本的にユーべルコードではなく
通常の銃撃、ナイフ投げ、接近戦で攻めていきます。

相手の攻撃にも注意を払い、攻撃の受け流しか防御を狙い
それらが成功した場合は【knife vision】を展開し、相手の周囲を
ナイフで囲い込み、一気に敵に向けてナイフを飛ばします。


ラウンツ・ハーリッシュ
さって、戦争かぁ…うん。なにがあっても僕のやることはかわらないよ♪
うーん、そうだね、攻撃は最大の防御というし…トリックパーティー☆クラウディジョンで分身、僕自身はヴォルフ&ウールヴで近接戦闘を仕掛けるよ。【2回攻撃】で手数を増やして【ゼロ距離射撃】も決めたいな♪相手の攻撃は極力【見切り】つつも【カウンター】を仕掛けてダメージを加速させたいところだね。もうひとりの僕はヴァナルガンドでの【スナイパー】による【援護射撃】
もし仮に僕を無視して分身やコアマシンを狙ってくるようなら内蔵ワイヤーで捕まえて引きずり込んででも僕が相手するよ♪
とはいえ僕はリミッター。どうしてもきついようなら仮面取るしかない、かな


テラ・ウィンディア
こういう奴らが尤も手強いっておれは知ってるぞ

何せ目的を持つ上にその中できちんと考え隙を見出すからな
そういうプロフェッショナルは怖いんだ

なので常に動力炉への攻撃を警戒
どのように猛攻を仕掛けながらもそれだけは忘れない
相手の目的とこっちの目的がずれてる場合は強烈な隙になるからな

戦闘
属性攻撃
炎を剣と槍と脚に付与
そのまま空中戦で猛攻を仕掛ける
可能な限り…或いは肩を狙い串刺しにしようと
強烈な銃撃の精度を下げる狙いもある

闘いながらも冷徹に相手の狙いの把握を戦闘知識と第六感を駆使して把握
回避は全霊で見切り

そして可能な限り隙を見つけたらメテオブラストでダメージを徹底的に蓄積させる

なぁ…お前らは何がしたいんだ?



「やっぱり手強い奴だな……こいつ」
 徐々に追い込まれていくガンマンの目の前にしても、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)に油断はなかった。
 彼の目的はこの船のコアマシンの破壊。しっかりと目的を見据え、この戦いの中でも突破の隙を今か今かと見計らっているのだ。
「……武器も武器だな、油断できない」
 あの出力。自己犠牲を問わなければこの船ごと破壊することもありえただろうが、それがないのだけが幸いだ。
 テラがこうして動力炉への攻撃を警戒していたからこそ、ガンマンは戦闘に注力せざるを得なかったところもある、陰の功労者といっても過言ではなかった。
「工作員……確かにこの大規模な戦争で敵の艦隊に気を取られそうな状況であればいい戦術ですね」
 かねてからここまで仕込んでいたことは経緯に値する。
「ですが残念、貴方の任務はここで終了です」
「顔、ちょっと歪んでるよ?」
 完全に決まった、そう確信した楠瀬・亜夜(追憶の断片・f03907)にラウンツ・ハーリッシュ(黄昏の獣試作02式【TYPE-D/Fenrir】・f10078)笑う。
「戦争かぁ……うん。なにがあっても僕のやることはかわらないよ♪」
 いつも通り、変わらぬように戦うのが彼らだ。亜夜はそんなことはないと誤魔化すし、ラウンツはにこにこ笑っていつの間にか二人へと分身した。
「さーて、それじゃあ行こうか」
「ああ、ここで止めようぜ」
 二丁拳銃を構えたラウンツと剣と槍、そして足に炎を付与したテラがそれを追うように飛び上がった。
 空中と地上。銃撃で狙うにしても視点を絞りづらい環境となった二人のうち、ガンマンは狙いをテラに絞る。
「こっちか……!」
 狙われたことを確認したテラは空中で自身の動きを制御し、全身全霊を回避することに意識を向けて迫る熱線を対処する。
 完全に捌き切る事は出来なかったが、自身の優位性を残したままラウンツが飛び込む時間と、仕掛ける時間は稼げていた。
 後方から迫るビームの狙撃。ラウンツの分身が放った援護射撃は直撃こそしなかったが、ガンマンに回避行動を強要させるという点において大きな起点を作る。
「ここまで来たらこっちの物さ☆」
 二丁の大型拳銃の銃口をほぼゼロ距離で向け、銃弾を放つ。乾いた銃声と共に弾丸はガンマンへと迫るが、対するガンマンもまた同じように射撃を見舞う。
「……っ!」
 カウンター気味に放たれた射撃。いっそ自分が攻撃を受けてもといわんばかりの行動は、咄嗟の見切りで難を逃れるがラウンツの身体をいくつもの熱線が撃ち抜く。
 負傷したラウンツが咄嗟に後方に飛びのくが、それを追うようにガンマンが駆けだす。
「させませんよ……!」
 通路内の僅かな物陰。そこに身を潜めていた亜夜がラウンツに注意を向けたガンマンへと一気に飛び出し、高速での射撃を見舞う。 銃弾がガンマンを捉えた後、亜夜は一気に攻め込まずにナイフを投擲。銃の再装填を行いながら別のナイフを取り出して振りかぶる。
「一気に攻めればあなたの独壇場。そうはさせません」
 ユーベルコードによる強烈な一撃はガンマンにとっては対処のしやすい攻撃。だからこそ亜夜は冷静かつ着実な戦法で仕掛けていく。振り抜かれたナイフは直撃には至らなかったが、完全なクロスレンジにおいてガンマンの銃は定め切るには少々時間がかかる。
「星よ……世界よ……流星の力を我が身に宿せ……! メテオ・ブラスト……受けろぉ!!!」
 そうして生まれたタイミングに、まるで流星のように高速で振り降りたテラのかかと落としが炸裂した。
 近接戦闘に意識を向けていたガンマンはそれを避けきれずに腕を交差して防ぐが、単純で重いうえに、超重力まで纏った一撃は完全に殺しきれるものではない。
 凄まじい衝撃と炸裂音。完全にこの通路が歪んでしまったが、叩きつけられたガンマンは地に伏していた。
「なぁ……お前らは何がしたかったんだ?」
 テラが疑問に思っていたことを問いかける。話してくれるわけもないが、聞いてはおきたかった言葉。
「……滅ぼしたいのさ」
 だが、答えがあった。あってほしくない言葉。
「こいつ!」
 勝利を確信したこの僅かな隙。これこそがガンマンが狙っていたタイミング。
 勢いよく起きあがると同時に駆け抜け、猟兵達を振り切りコアマシンのある部屋にブラスター銃の銃口を向ける。
「捕らえた。逃がさん」
 だが、銃が打たれる前に彼の身体はワイヤーによって拘束され、からんと音を立ててラウンツの仮面が転がった。
「夢か現か幻か。焦らせてくれましたが、終わりです」
 周囲には無数に展開されたナイフ。一斉に迫ったナイフが完全に動けなくなったガンマンを刺し貫く。
 言葉もなく、ナイフにくし刺しにされたガンマンは消えていった。
 今度こそ終わった、無事にコアマシンを守り抜き、この宇宙船は合流を果たすだろう。
 この戦争における一歩。確実に歩みだせた一歩を確かに確信しながら、猟兵達は次の戦場へ臨む。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月05日


挿絵イラスト