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皆が私のことをペタパイって呼ぶ(作者 春待ち猫
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#デビルキングワールド  #プレイング受付期間『1/23(土)08:35~』 


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#デビルキングワールド
#プレイング受付期間『1/23(土)08:35~』


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●風のウワサを信じる程、メンタルに来ました。
「これからが成長期だって言うのに……」
 あちこちに侵略戦争を起こしまくって、ぶっ立てた新しい王国『わたしのせかい』にて。
 まるで新興宗教団体のようなネーミングの国を作ったデビルキングワールドのオブリビオン『こおりのあくま』は俯きながら、ぽつりと呟いた。
「デビルクィーンになる為に、悪いことをしてあちこちからD(デビル)を巻き上げてみれば……皆がわたしのことを、ペタパイぺたぱいって……挙げ句の果てには、まな板テーブル滑走路って――このうらみはらさずおくべきかぁあああああ!!」
 こおりのあくまの叫びが地獄の底の怨念をともなって響き渡る。
 どこ、の話では無い。文字通り、『胸』の話である。
「このDって、風のウワサでは魔力が籠もっていて、集めまくれば『カタストロフ級の儀式魔術が出来る』って聞いた……ホントにあてのない風のウワサだけど。
 だから、とりあえず悪のステータスとして更に集めといて、本当に使えそうならその魔法でドッカンして、この世界をぶち壊して私が最後のデビルクィーンに……ペタパイなんてレッテル貼ったこの世界最後の魔王になる!! ……ま、どうせウワサだけど。
 さ、ペタパイの同志――! ううん『わたしのせかい』の皆さん! もっとじゃらじゃらDを集めて! 叶うなら、皆でレッテルを貼ったこの世界に復讐を!
 ……うんっ、叶うかも分からない野望の為に大衆をこき使うなんて、私は悪! 今日も、絶好調!」

●噂じゃなかった。
「非常に残念な事に――これが、噂ではなかった。
 予知によれば、このままでは本当に『カタストロフ級の儀式が行われ、デビルキングワールドが滅ぶ』。どうか世界崩壊回避の為に『わたしのせかい』に溜め込まれた通貨『D(デビル)』を全部散らしてばら撒いて来てほしい」
 この予知部分まで、きちんと声をあてて説明をしたレスティア・ヴァーユ(約束に瞑目する歌声・f16853)が話をする。
「方法としては、ボスを叩きのめして言うことを聞かせるのが一番早いだろう。自分の国のDをそのオブリビオンにばら撒かせれば、ダサいと判断され新たな国の維持も出来なくなる、Dが散り国も消えれば一石二鳥だ。
 今、『わたしのせかい』に攻め込まれようとしている場所は、羽根の生えた『願望機の悪魔』と呼ばれる悪魔少女たちの国。
 魔王軍は個人差のある彼女らの身体コンプレックス――率直に言えば、『バストのあるなし!』『ウエストの太さ細さ!』『ヒップのあるなし!』『足の太さ細さ!』諸々!! ――を、どこがとは言わないが『広々とした大草原』だの『大根』だなどと、つつき抉り、なじり、少女たちを喜ばせている。少女達の国は制圧される寸前だ」
 喜ばせている……? その言葉の違和感に感じた猟兵達に一言「少女達は受動的――率直に言えば若干Mの気性であり、それが『デビルキング法』により、更にフリーダムになったらしい」というサラリとしすぎた内容が返ってきた。
「皆には、まずそれを上回る悪を彼女達に示して、オブリビオンの国に対抗する戦力を集めてもらいたい。だが――」
 一呼吸置いて、グリモア猟兵は高らかに叫ぶ。
「設定的に据え膳のようだが『エロやお触りは禁止』だ!
 もう一度言う、いくら身体コンプレックスに触れていようとも『エロやお触りは禁止』だ!!
 それは、何故か。
 彼女達は相手の願望を満たすことに長けた【言わば、テクニシャン】だ。そのようなありきたりな悪の願望など『一瞬で叶えられてしまい、昇天』の道を辿るだろう。という訳で、他の方法を模索してもらいたい」
 前半とは打って変わって、予知を見たグリモア猟兵は、後半は更にどこか壊れていそうな内容を、より淡々とした口調で語り続けていく。
「その後は予知でもどうなるか分からないが、デビルキングワールドなので、終始このような感じになるだろう。まずは己の願いがどれほど悪であるかを見せつけるもよし、あるいは何か別の悪を示してもいい。
 気を引き締めて、存分に悪を追究してきてもらいたい。
 それでは、どうかよろしく頼む」
 そう目の前で予知を語った存在は、今までの内容に、何一つ疑問を持つ様子もなさそうに頭を下げて猟兵達を見送った――。





第2章 集団戦 『魔界主婦の皆さん』

POW ●ウチの家に限って…
【家事育児を手伝わない旦那への不満】【我が子の将来の進学進路についての不安】【老後の生活、ご近所さんとの悪魔関係の心配】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD ●私達だって暴れたい!ミートゥー!
【自身と同じ境遇に不満を持つ魔界主婦】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[自身と同じ境遇に不満を持つ魔界主婦]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
WIZ ●社会を革命する力を
【自分達の身の回りの社会を今すぐよくしたい】という願いを【魔界SNSを利用する悪魔の皆さん】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。
👑11

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ねぇ、奥さん。聞いてちょうだい。
 私赤ちゃんが生まれてから、体型バランスが崩れちゃって困ってるのよ~」
「わかるわぁ。私もそうだったもの。でも、赤ちゃんが生まれると胸が大きくなるって聞いたのに……ならなかったわね……。
 それはそれで大変って聞いていたけれども、やっぱり個人差があるのかしら?」
「アイドルとかが子供産んで、それでもスタイルがバツグンなのはやっぱりエステ効果なのかしらね。羨ましいわぁ~!
 どうせウチの家なんて旦那が――」

『願望機の悪魔』という戦力を連れ立って、敵国へと侵入し、後は『こおりのあくま』がいる城内まで一直線という先――。
 そこでは、通路中央に女性悪魔達が集まって、思い切り毒花が咲いたような井戸端会議を展開していた。
 足を踏み入れたこちらに気付いていないのか、会話は水がザバザバと乱暴に流れるように、世間や自分の身体への不満をまき散らしながら続いていく。

「旦那はいっつも遊び歩いて――! 私だって高級エステに行ってバストアップしたいわぁ~!」
「今はバストアップには、ジムも効果的だそうよ、奥様。いいわねぇ、家事に追われず時間のある悪魔は~」
 会話内容は、主に主婦特有の身体のコンプレックスを中心に、そこにちょいちょいと、それなりに深刻な人生の不安が混ぜ込まれた内容だった。
 ちなみに、皆、揃いも揃って――胸がない。

「いくらデビルキング法と言っても、どうしても子供や家庭やお付き合いがあるじゃない? 庶民はつらいわぁ~。旦那がもっと悪だったら格好いいのに、ねぇ」
「そうよねえ。でも、こうして私達にも悪をさせてくれている、こおりのあくまさんには頑張ってもらいたいわ。
 他の国から巻き上げたDで、整形手術をしてバストアップ……なんて素敵なのかしら――!」
 目の前で堂々と城へと通じる唯一の道を塞ぎつつ、世間話と社会への不満を語り続ける女性悪魔たち――
「世間のしがらみさえさえなければ、私達も好き勝手できるのに。……ああ、私達だって自由にしたいわ! この平らな胸から、ナイスバディへ!!」
「ミーートゥーー!!」
 そこまで意気投合すると、悪魔主婦達が一気に拳を衝き上げた。

「というわけで、そこのボーイ&ガール! Dを出してちょうだい! こういう所で、悪を見せないとデビルキング法に引っ掛かっちゃうわ。そしてえぐれている胸も、何としてでも大きくするのよぉ――!!」
 なんと悪魔主婦たちにとってDを巻き上げるという事は『デビルキング法を守りつつ、夢見るバストアップまで叶ってしまう(かもしれない)』という、まるでマルチショッピングのような一石二鳥の行動であったのだ。

 悪魔主婦達は、世間話を継続しながらも本気でやる気を出している。
 猟兵達はこの難局を無事に乗り切ることは出来るだろうか――。