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紅蓮の災禍(作者 波多野志郎
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#クロムキャバリア 


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#クロムキャバリア


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「――この世界において、戦う事は悪ではない!」

 赤い戦闘服に身を包んだ男の声は、放送を通してその少国家へと響き渡る。その後ろには似た黒い戦闘服姿の配下達が並び、重厚な防御型機動殲龍『堅牢』が居並ぶ姿はまさに圧巻と言えた。
 だが、その『堅牢』でさえ貧弱に見えるほどのキャバリアが、その背後にはあった。機動殲龍『煉獄』――その威風は、男の言葉に恐ろしいまでの説得力を持たせていた。

「もしも外敵が攻めてきた時、大人しく国や大事な誰かを差し出すのか!? 否、否だ! 人間の歴史とは、闘争の歴史とはその時に戦う事を選んできた! 今もそうだ、この小国において防衛という考えさえ生温い!」

 男は政治家であり、軍人だ。だから、知っている。専守防衛、それは自分の大事な場所を戦場にする考えなのだ、と。

「――生温いのだ! 弱いからこそ、攻めねばならない! 食い殺される前に、食い殺すのだ! 敵はどこにでもいる。ここにも、そこにも、あそこにも!」

 守るという精神では足りない。敵を攻め滅ぼして初めて、守れるものがあるのだと男は訴えた。

「安心するがいい! 我らには力がある! この機動殲龍シリーズがある限り、我らに敗北の二文字はないのだから!」



「それがオブリビオンに思想を狂わされての言葉でなければ、あるいは……じゃったがな」

 ガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)は、そうため息混じりに述べた。

「今回、おぬしらに頼みたいのはクロムキャバリアのとある小国で、オブリビオンマシンに狂わされた軍人政治家の好戦派を止めてほしいのじゃ」

 その小国は貧しいながら、地下資源のある小国だった。だからこそ、小さな火種の絶えない国だったのは間違いないだろう。だが、行き過ぎた防衛は侵略へと姿を変えようとしていたのだ。

「このままでは侵略に侵略を重ね、次々に被害を拡大させるじゃろう。そうなる前に、始末してほしくての」

 まず、深夜に軍事基地に襲撃をかける必要がある。そこには機動殲龍シリーズのキャバリアや防空機構などが防衛に当たっている。激しい抵抗にあうだろうが――そこがもっとも被害を抑える事のできる戦場なのだ。

「そこの戦力を壊滅させてしまえば、次に防御型機動殲龍『堅牢』が――最後に機動殲龍『煉獄』が出てくるじゃろう。基地や『堅牢』のキャバリアのパイロットはただ扇動に踊らされてるだけじゃ。命を奪う必要まではない……よろしく頼むぞ」





第3章 ボス戦 『機動殲龍『煉獄』』

POW ●殲機滅煌機構『赫煌』
自身に【UCを防ぎ、敵の装備を根源から焼く灼煌翼】をまとい、高速移動と【共に近づく物を焼き切る。また太陽フレア】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD ●殲界浄熾機構『灼熾』
【体に業火を纏い戦場を焼く巨砲とミサイル群】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を根源から燃やす消えぬ炎で満たし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ ●殲業鎮燻機構『煉獄』
全身を【敵の知性体の殺害数に比例した量の癒しの炎】で覆い、自身が敵から受けた【際に敵の殺害数に比例して炎量を増し、総量】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
👑11

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はビードット・ワイワイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●機動殲龍『煉獄』

「何者か知らんが、やってくれたな……!」

 真紅の三つ首竜――機動殲龍『煉獄』のコックピットの中で男は憎々しげに吐き捨てた。
 あれだけの戦い、アレだけの戦力の投入。だというのに、死者がゼロなど、意識しなければ起きない奇跡だ。

「くだらぬ偽善で、我が目論見を砕くか! 許せん、許せるものか!」

 一つでも命が失われれば、それは『火種』になる。死とは凡人を英雄に変え、英雄を神にする。戦争とは、失われた命を燃料に燃え上がるものなのだ。

 だが、あの凡百の兵士達は死んでいない。それでは駄目だ、それでは戦争は続かない。終わってしまう、人は時に許してしまう生き物だからだ。

「戦うために生み出されたのだ、ならば戦場がなくては意味がないではないか!」

 オブリビオンマシン、『煉獄』に狂わされた男は言い捨てる。戦争のための兵器から、兵器のための戦争へ――求めるのは、それなのだ。

「ならばやり直す! 敵に殺されたのだと発表すれば、それで戦いの『火種』となるのだから!」

 ズン……、と地面を踏みしめ、戦争のために戦う兵器が、ついに戦場へと姿を現した。