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銀河帝国攻略戦⑤~襲い来る小型戦車たち~

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●決起の時、きたれり
 
 ――銀河皇帝により封印されし遺失技術、復活す――

 猟兵を、あるいはミディアを中心として発信されたこの情報は瞬く間に全銀河を駆け巡った。
 復活した遺失技術、その名は「ワープドライブ」といい……これまで銀河帝国だけが独占していたその技術が復活したことにより、スペースシップワールドの全戦力を集め、解放軍として組織することが可能となる。 この知らせを受け、無数の宇宙船がワープドライブを求め、ミディアの元へと急いだ。
 だが……

●グリモアベースにて
「今、ミディアの元へ集まろうとしている船に、銀河帝国がワープ航法による強襲をかけるわ」
 銀河帝国との戦争開幕と聞きグリモアベースに集った猟兵たちに、ニコラが声を掛ける。
「今回、ニコラが皆を案内するのは、この強襲を行う帝国輸送艦内よ」
 ざわ、と猟兵たちが声を上げる。敵地への突入、それは珍しいことではない。しかし、それはあくまでもグリモア猟兵の予知や現地のサポートがあってこそのもの。完全に敵に囲まれた状況、というのは危険と隣り合わせだ。

「目的はひとつ。ワープアウト直後のカウンターアタック――輸送艦の戦力が出撃する前にこちらから強襲を仕掛けるわ。ワープドライブを取りつけられるミディアが現地に到着するまで時間稼ぎを行う形になるわね」
 時間稼ぎなら大丈夫か、と猟兵たちはほんの少し安堵する。少なくとも刻限が決まっている戦であれば、戦い方はいくらでもある。

「現地で皆に相手してもらうのは、帝国輸送艦に搭載された小型歩行戦車群よ。ほとんど際限なく繰り出されてくる戦車を迎撃して、銀河帝国が目を付けている船に乗り込ませないようにして頂戴」
 相手の数に上限はほとんどない――ニコラが言っているのはつまりそういう事だ。
「転移先は、小型戦車が送り出される輸送艦内の出撃ゲート付近となるわ……1体、打ち漏らせばその分狙われる船が危険になるということよ」
 際限なく襲い来るオブリビオンを1体たりとて後方へ通すな。タフな依頼だ。戦車を倒す攻撃力だけでなく、後方へ通さないための防衛力も必要となるだろう。
「ミディアの船が到着したら、転移ゲートから退避してちょうだい」
 何故そのタイミングなのだ? と猟兵が疑問の声を上げる。到着までの時間稼ぎが目的、と聞けば確かにそのタイミングで問題ない……しかし、ワープドライブを取りつけるのに必要な時間はそれで稼げるのか? 疑問を抱くのも頷ける。
「――銀河帝国の船は1隻。対して、ミディアの船が到着すればこちらは2隻よ。到着までの時間が稼げさえできれば、あとは船同士の戦闘で決着が着く、っていうこと」
 ああ、なるほどと猟兵たちも納得。個人戦闘力としては突出したものがあるとはいえ、宇宙船同士の決戦に介入できるほどの力を持たない者も多い。そうとなれば、最後の決着は船の一撃となるのも頷けるだろう。

「説明は以上よ――実質的にこの依頼は耐久戦よ。もしも危険になったら、グリモアベースへの帰還ゲートをニコラが守っていることを忘れないで」
 最後にそう念押しし、ニコラは改めてこの状況へと突入する猟兵を募るのであった。


Reyo
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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
=============================

 というわけで早速お届けさせていただきます。第六猟兵、初の戦争イベント「銀河帝国攻略戦」のシナリオをお届けさせていただきます。
 今回お届けするのは「帝国戦艦迎撃指令」となります。厳密にいえば本依頼は銀河帝国の「小型戦車輸送船」を迎撃するシナリオです。
 ほぼ無尽蔵に搭載された小型戦車を、ミディアの操るワープドライブ搭載船が到着するまでひたすら迎撃し続ける耐久戦となります。
 王冠数が規定数に達した後、猟兵たちが脱出すると外部からの砲撃で輸送船が破壊されシナリオ終了となります。どうかそれまで耐えしのんでください。
 
 それでは、要点のみとなりますが皆さまの参加をお待ちしております。
 どうぞよろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『小型歩行戦車』

POW   :    インペリアルキャノン
【機体上部に装備されたビームキャノン】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    タンクデサント
【完全武装した銀河帝国歩兵部隊】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    サイキックナパーム
【機体後部から投射する特殊焼夷弾】が命中した対象を燃やす。放たれた【搭乗者の念動力で操作できる】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

亜儀流野・珠
ふはは!不意打ちは楽しいな!
ここは通さん諦めろ!

「千珠魂」、俺たち召喚だ!
一人一人は小さいがこの数だ!簡単には進めんぞ!
俺たち何人かで纏まって手近な相手を囲み狐火で燃やす!
機械だが…まあ思い切り燃やせば燃えるだろ!溶けよ燃えよ!

俺は薙刀、「狐の爪」を構え防衛だ!ひたすら薙ぎ払う!

「俺たち」の数に余裕があれば他のピンチな猟兵たちにも回す。
耐えて無事に帰るぞ皆!


十六夜・月
これは、最初の強襲でどれだけ戦力を削れるかで後々の持久戦で苦労するかどうか決まってくるかな・・・
最初撃である程度、本気で1撃を放ってあとはできるだけ消耗を減らした戦闘で時間を稼がないと。

転移直後、ver.pgl【162L-S】にて[先制攻撃][早業][範囲攻撃][2回攻撃]を駆使し、全力でその場でいる敵の排除を行う。
「はい、ちょっとお邪魔しますね~!」
敵に、敵強襲の情報が伝わり、混乱状態が解消されつつあると[戦闘知識]から[第六感][野生の勘]で判断した時、武器をver.pul【1610L-BFS】に持ち替え、[スナイパー][援護射撃][鎧無視攻撃]にて1体1体丁寧に倒していき持久戦にもちこむ


紫・藍
(藍ちゃんくんでっすよー! 黙ってると死んじゃう藍ちゃんくんでっすよー? ただいまサイレントムービーモードなのでジェスチャーでお送りしますよー! 口ほどにものをいうパフォーマンスや存在感でおびき寄せて一挙殲滅狙うのでっす! ちょっとの被弾はオーラ防御! 相手は移動制限もあるようですしおすし! 高速移動できる藍ちゃんくんのいい鴨なのでっす! せっかくの歩兵部隊さんでっすが! 宇宙の闇も暗視な藍ちゃんくんスナイパーでブラックホールに叩き込んで消し飛ばしちゃうのです☆ 地形利用置きブラックホールもくらえなのでっす! 宇宙でっすからねー! ブラックホールくらい起きても不思議じゃないのでっす!)



●機先を制す者たち
「ワープアウト確認……よし、戦車兵は順次担当の戦車を発進させろ」
 帝国、輸送艦内部。小型戦車出撃ゲート付近。帝国管制官はワープアウトを確認し、出撃を待つ小型歩行戦車に対して順次発進の命を下していた。
「――待て、ワープアウトとは異なる時空振動を確認……イェーガーが来るぞ!」
「チッ、銀河皇帝陛下のご加護もないくせに時空を渡りやがって――出撃シークエンス続けろ、あいつらの相手は俺達が!」
 出撃ゲート付近で待機していた戦車随伴歩兵たちが声を上げ、猟兵を探し始める、が――

「ふはは! 不意打ちは楽しいな!」
「なっ――!?」
 グリモア猟兵が形作る転移ゲート……帝国兵たち曰く「時空振動」の出処を見つけるより早く、転移を終えた猟兵による一撃が彼らを襲った。振りまわされた薙刀の一閃で兵士数人がなます切りとなる。
「「「俺たち、召喚! ――ここは通さん諦めろ!」」」
 ユーベルコードで無数の小型分身をばら撒き、重なりあう無数の音声で告げるのは一番槍を賜った亜儀流野・珠(狐の恩返し・f01686)だ。
「小癪な――そんなチビが俺達戦車兵を邪魔できるものかよ!」
 とはいえ、数で勝る帝国兵たちの戦意も高い。随伴歩兵による小銃射撃、あるいは戦車を稼働させた戦車兵による砲撃が重なり、珠の分身は少しずつ削られていく。
「――はい、ちょっとお邪魔しますねー?」
「遅いぞ、月!」
 珠へ集中した帝国兵たちを横合いから攻撃する猟兵の姿。十六夜・月(自由気ままなダンピール・f12574)のカスタムメイド・アサルトウェポンから投射された2発のグレネードが広範囲を爆風で薙ぎ払い、帝国兵たちの気勢を削いだ。
 即座の給弾からさらに駄目押しのグレネード2連射。都合4発のグレネードは扇状に投射され、出撃ゲートを塞ぐ猟兵目指して殺到していた帝国兵たちを焼き切った。特に爆発の煽りを受けて随伴歩兵の被害は甚大、頑丈な小型戦車もグレネードの直撃範囲に居たモノは脚部や砲塔に致命的な被害を受けて放棄されるものがちらほら。
「戦果は上々……この強襲である程度戦力は削らせてもらうよ」
 さらに早業で持ち変えた銃から走る弾丸が丁寧にヘッドショットを決め、随伴歩兵や戦車兵たちを1人ずつ確実に倒していく。広範囲攻撃からの各個撃破に帝国兵たちの指揮系統が一時的に乱れた。
「持久戦前の大判振る舞いだ――もう少し、減らさないとね」
「……!」
 月の言葉に頷きながら前線へ飛び出るのは紫・藍(覇戒へと至れ、愚か姫・f01052)――全身を視覚的に煩くばたばたさせるその様子が帝国兵たちの勘気を煽る。
「――何のつもりだ、イェーガー……!」
「――? ――!!」
 あくまで無言を貫く藍。サイレントムービーかパントマイムか、というその動きに帝国兵たちの怒りのボルテージは留まるところを知らない。
「陣形組め、一斉射だ――あの忌々しいイェーガーどもを纏めて殲滅する!」
「「「アイアイ・サー!」」」
 士官らしき帝国兵の指示で一瞬で構築される射撃陣地――だが、それは今この状況において帝国兵が取りうる戦法の中で最悪の悪手であった。
「――――!!」
 藍が片手でピストルの形状を作り、口を無音声で「ぱぁん」と動かせば。
「……!? 局所重力変動!? 散れ、呑みこまれるぞ!」
 帝国兵が形成した射撃陣地、その真っ只中に生まれるユーベルコード製の疑似ブラックホール。その出現に気付いた帝国兵が忠告を叫ぶも、既に1個中隊程度の帝国兵が重力のアリ地獄へ呑みこまれた後であった。

「……1人1人は小さいがこの数、簡単には進ませんぞ!」
「その通り……私たちの持久戦に付き合ってもらう」
「――! ――!!!」
「「……そろそろ喋ってもいいんじゃないか?」」
 かくして、猟兵たちのカウンターアタックがここに開始されたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

コエル・フーチ
ひたすら撃破か、たしかに撃てば当たるような状況だ
一度飲まれたらお終いだな。

弾丸の数は十分、武具の整備も完璧
さて、一仕事してくるか

【高速詠唱】で『熱線の雨』を装填したダブルバレルのショットスピリッツを構え
2つのトリガーを引き【2回攻撃】で『熱線の雨』の熱【属性攻撃】だ
105本×2発の熱線の【範囲攻撃】で敵を【なぎ払い】撃ち壊す。

敵に後ろに抜けられたら【念動力】で動きを止めて
何本かの熱線を【誘導弾】で撃ち込む。そう簡単に通すと思うなよ

「サイキックナパーム」を撃たれたら【火炎耐性】で我慢しつつ
撃ってきた奴を優先して壊す。


ロッタ・ロッツァライネン
暴れりゃいいってんならいっそありがたいねぇ。
相手が機械仕掛けのでくの坊ってのがちぃっと気が乗らないが――…うっぷん晴らしをさせてもらおうかね!

転移終了後【祖霊招来】を発動。
まずは足でかき回そうか。デッキや壁面の凹凸を利用して三次元軌道で暴れるよ。
ただし戦況に応じて狒々を出し入れはするよ。出したまんまじゃいい的だからね。

戦車相手は【鎧砕き】で装甲ごとぶった切ってやってもいいし、四つ足や伸びた尻尾(※ビームキャノン)ならそのままでもイケるだろ。
他には【ジャンプ】で取り付いて【怪力】で蓋(※戦車ハッチ)をこじ開けるのも狙ってみよう。

体力勝負なら負けやしないよ、気張れってんならやってやるさ!


ルルティア・サーゲイト
 ふ、時間稼ぎをする気などない。何せ、斬り放題サービスタイムと言う訳ではないか。無限増援? 素晴らしい、資金と経験値が溜まる!(スパロボ脳)
 まあ、冗談はそこそこにしておいてやる事はただ一つ。敵陣に突っ込み斬って斬って斬りまくる事のみである! 伊達や酔狂で脳筋を名乗ってはおらん!
 相手は基本射撃武器。しかし、妾の歩法は射撃殺しである。遠心力を使った緩急の激しい旋回加速で相手の距離感を狂わせ、瞬時に一撃を叩き込む。射撃の予測位置を外させる一見出鱈目の動き、雑兵如きに囚われはせぬ。
「さあ、世界を守るぞ猟兵共ッ! 気合を入れろ!」
 なお、妾も気合を入れる為にはいてない。



●強撃急襲
「時間稼ぎといっても、全部倒してしまってもかまわんのじゃろう! 資金と経験値、稼ぎ放題じゃて!」
 緒戦にて帝国兵たちの陣形をずたずたにした猟兵に続き、大鎌を構えたルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)が一気に前線へと躍り出る――空中で宙返りを決めた彼女のスカートの中が肌色一色だったのは幻覚だろう――さらに、行きがけの駄賃とでもいうように振るわれた大鎌がその道行に居た帝国兵や小型戦車を纏めて両断した。
「わざわざ我らの中に突っ込んでくるなど――総員構え、蜂の巣にしてやれ!」
「ほほ、わざわざそんな大筒を構えて、御苦労なことじゃのう……」
 超至近距離へと飛びこんできた猟兵に喜び勇んで銃を構える帝国兵たち。包囲には小型歩行戦車も含まれており、それらの銃口が一斉にルルティアを捉え――そして「帝国兵たちは互いを誤射」した。
「なん、だと――!?」
「あの距離で何故外す!?」
 重なり合う銃撃音に、飛び散るのは帝国兵の血潮。無重力空間で宙にばら撒かれた血液が紅く戦場を彩る。
「――妾の歩みは射撃殺し、捉えられるものなら捉えてみせい!」
 照準から射撃までの一瞬で見事に帝国兵たちを同志討ちさせたルルティアはその勢いでさらに大鎌を一閃。瞬く間に戦場は混沌の様相を深くした。
「――暴れやすい状況が整ってるじゃないか! 機械仕掛けの木偶の坊相手はちぃっと気が乗らないが……うっぷん晴らしはさせてもらう!」
 そして水平な領域を薙ぎ払うルルティアに加勢するのはロッタ・ロッツァライネン(祖霊を祀る者・f01058)……転移直後に呼びだした大猿祖霊イルクトリとの連携攻撃は三次元機動を伴ういわば「垂直な領域」での制圧攻撃だ。
「体力勝負なら負けやしないよ――ここが気張り時ってねぇ!」
 大猿を狙う射撃があれば即座にユーベルコードを解除し、着地後に再度の召喚。変幻自在のコンビネーションでもってロッタが狙うのは大物……この場における帝国主戦力である小型歩行戦車である。
「狒々、やっちまいなぁ!」
「――!!」
 ロッタの気炎に応じて咆えた大猿がまずは両手で小型歩行戦車を掴み、その抵抗をものともせず戦車の脚部を毟り取る。さらに尻尾……ビームキャノンの砲塔を掴んでブンと振りまわせば即席鈍器の完成だ。そして尻尾が千切れれば次の戦車へ向かい、今度はメリメリとその胴体を引き裂きにかかる。
「う、うろたえるな! 戦車はまだまだ数がある! 少数のイェーガーなど数で圧し潰せ!」
「――やらせはしない」
 そして、前線で暴れ回るルルティアとロッタを的確に援護するのはコエル・フーチ(指先の熱・f08889)――フェアリーの矮躯はこの戦場において何よりの「隠れ身」であった。どこからともなく、小さすぎて視えぬ射手からの狙撃に、状況を把握した帝国兵から順番に打ち抜かれていく。
「撃てば当たるような状況……飲まれる前に、こちらが飲む!」
 そして要所を狙撃した後、装填動作と共に愛用のダブルバレルショットガン・ショットスピリッツに装填するのはユーベルコード「熱線の雨」の弾丸。
「収束、凝縮――装填完了。熱戦、発射!」
 引き金を素早く2度引けば、銃身の双方から放たれるは1発あたりの子弾が105発という超範囲を蹂躙する熱戦の散弾。乱戦の中にあって視認しづらいフェアリーから放たれるそれは、戦場のただ中に不意に咲く殺戮の花火だ。
「くっ、まだもう1人いるぞ! ナパームだ、ナパームでまとめて焼きはらえ!」
「チッ――」
 そして、目に見えぬ射手の存在を悟った帝国兵が歩行戦車へと支援要請。この場で唯一コエルを捉える可能性がある一撃に思わず舌打ちが漏れる。
「そうそう仲間は――!」
「――やらせはせんのじゃよ!」
 だが――コエルに気を取られればその分フリーになるのは前衛のロッタとルルティアだ。即席のコンビネーションでロッタが戦車を、ルルティアが歩兵を刈り取って戦況が帝国側に傾くことを許さない。
「さぁ、世界を守るぞ猟兵共ッ! 気合を入れろ!」
「「応――ッ!」」
 ルルティアの声にロッタとコエルが応えた。
 乱戦の混迷は今なお深さを増す。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

キア・レイス
戦車による攻撃を耐え守り抜く…確かにタフな内容だ難易度も高い。
「とは言え、希望があるのならやってみようと言う気にはなるんじゃないか?」
少しばかり声をあげ周囲を鼓舞しておこう、こう言っておくことが、苦境に立たされた時の糧になる。

【防御陣地作成】でトーチカを作成、中に入り私が砲台となって敵の進攻速度を削ぐ。
射撃武器や飛び道具を持っている猟兵や解放軍がいるなら中に入ってもらい共に援護射撃、その際はトーチカを複数作った方が敵の集中攻撃を防げるか。
私はCマグに二脚のパーツを取り付け機関銃風にカスタムしたライフルで攻撃だ、擲弾発射器による範囲攻撃も織り混ぜつつ、脚部やセンサー類をスナイプし敵を封じ込める。


ルナ・ステラ
初めての戦争緊張します...
沢山の敵を迎撃する耐久戦なんですね。

わたし一人の力では心許ないので、星霊さんを呼んで力をかりたいと思います。
「伝説の星霊さんたち力をかしてください!」

これは...?大きい男の人?
棍棒を持っているようにも見えます。
もしかして、あなたは伝説の英雄のヘラクレス?
色々な難行を成し遂げた英雄なら、とてもよい戦力になってくれるはずです。
「お願いします!力をかしてください!」

わたしも【属性攻撃】で雷の魔法を詠唱するなどして、
機会を故障させる等、迎撃を試みます。

うまく耐えられるといいな...

アドリブ・絡み等歓迎です。


白皇・尊
「ここを守れば良いのでしょう?
そのくらいはお安い御用、白狐の長たる白皇尊が叶えます」

百鬼夜行を行使して式神達を呼び出し、符を放って自分と式神達に守護結界(オーラ防御)を張りましょう。
「十重二十重の守護方陣、鉄くず如きが破れるとでも?」
そして守りを固めたら堅固な防御結界に包まれた百鬼夜行を突撃させ、肉壁としながらドンドン攻めて数を減らして行きましょう。
「あはは、キリがありませんねぇ…まぁこちらもまだまだありますので、たんと召し上がってください」
守護結界(オーラ防御)を強固に維持して敵を押しとどめ、百鬼夜行を消えた側から呼び出して持久戦でも押し負けないようにします。

※アドリブ歓迎


クネウス・ウィギンシティ
@:アドリブ&絡み歓迎

「狙撃にて、時間稼ぎと参りましょうか」

【SPD】
方針:Lv2乗mの狙撃にて、『小型歩行戦車』の脚部を狙撃。遅滞戦にて、時間稼ぎを狙う。
技能:(UC)視力・スナイパー・先制攻撃。(時間稼ぎ)時間稼ぎ・破壊工作

(敵SPD UC●タンクデサント対抗)
「銀河帝国歩兵部隊が動ける範囲には、限りがある様子。最大狙撃距離にてお相手しましょう」

(他猟兵に)
「私は小型歩行戦車の脚部を狙って、遅滞戦を狙います」



●堅固なれ、猟兵
 ――ミディアの船が到着するまで、あと十数分。
 作戦時間の半ばを過ぎ、グリモア猟兵から入るのは残り作戦時間の通知。既に先制攻撃と前線の掻きまわしを行った猟兵も疲労や負傷を理由に前線を下げている。
「なに、半分を耐えたんだ。あと半分、耐えられない理由もないだろう? 希望があるなら、やってみようじゃないか!」
 故に、既に猟兵側の戦法は防御陣地を構築しての消耗耐久戦へと移行していた。その陣地構築に多大な貢献を果たしたのは、今仲間を鼓舞する声を上げたキア・レイス(所有者から逃げだしたお人形・f02604)である。戦車の出撃ゲートを塞ぐように設置されたトーチカはキアのユーベルコードによるもの。下手な攻撃では破れない堅固さとその位置故に帝国兵の攻め手を迷わせるものだ。
「ここを守れば良いのであれば、そのくらいはお安い御用。白狐の長たる白皇尊が助力しましょう」
 さらに言えばトーチカ内部から式打ちによる援護、符術におる守護結界を展開する白皇・尊(魔性の仙狐・f12369)の存在が猟兵陣地の防御力に拍車を掛ける。
「十重二十重の守護方陣、鉄くず如きで破れるとでも?」
 さらに言うのであれば、尊が力を発揮しているのは防御面だけではない。帝国兵との圧倒的な数的差を補うべく常に補充される無数の百鬼夜行……それは尊のユーベルコードによって呼び出された戦力である。
「攻める方は任せて下さい――お願いします、力を貸してください、星霊さん!」
 さらに、その百鬼夜行を指揮し最前線を務めるのはルナ・ステラ(星と月の魔女っ子・f05304)のユーベルコードによって呼び出された巨躯の星霊英雄。棍棒のように見える石斧を構え、背に弓を背負ったその英雄は十二の試練を越え星空へと召し上げられたかの高名な英傑だ。
「■■■■■――ッ!」
「前線はルナさんの呼びだした星霊で万全――なら、私は狙撃にて時間稼ぎと参りましょうか」
 トーチカの銃眼からアームドフォートの砲口を覗かせ、偵察ドローンからの位置情報を頼りに狙撃を仕掛けるクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)により、帝国の小型歩行戦車がまた一台、脚部を破壊されて擱座する。そういった歩行戦車の残骸もまた、トーチカの延長として猟兵側に有利な障害物となるのだ。
「しかし、まったく。銀河帝国の兵士は畑から取れるのか?」
「あはは、いいジョークですが……確かにキリがありませんねぇ」
 とはいえ、キアの軽口からも判るように帝国兵の勢いは全く衰える様子を見せない。そう耐久力のない式神たちをひっきりなしに補充しながら応える尊の口調にもやや疲れが見て取れた。
「それでも、歩兵部隊が動ける範囲には限りがあるようですから――なるべく距離を取って戦い続けるしかないでしょう」
「わたしの呼びだした星霊さんはまだ大丈夫なようですから……できる限り、耐えてみせます」
 最前線で星霊が石斧を一閃。数台の歩行戦車を纏めて吹き飛ばし、そこにルナの雷魔術、クネウスの狙撃、あるいはキアの機関銃掃射による追撃が入る。そして隙のできた帝国陣地へと式神たちが乗り込み、その体が朽ちるまで戦場をかき乱す。ここ暫くはその繰り返しであり、緊張を強いられながらも変わり映えのしない戦場の様子に猟兵たちの神経は毎秒すり減るばかりだ。
「――とはいえ、私たちの方でこれだけの疲労だ。それは相手側にとっても同じだと信じるしかできないが……ルナ、少しばかり戦況を動かしたい。ひとつ無理を頼めるか?」
「え、はい! ――えっと、何をすればいいんですか?」
「なに、簡単なことだよ。ちょっとばかりキミの星霊に頑張ってほしくてね」
 何やら思いついたのか、キアは悪い笑みを浮かべながらルナを手招き。万が一を考えて作戦内容はルナの耳に囁きかけるようなひそひそ声である。
「――――」
「――はい、わかりました! でも、それだと……」
「僕の式神の一部は彼の指揮下にいるのでしょう? 自由に使ってくださって構いませんよ、ルナさん」
「ありがとうございます!」
 こうして、ルナの指示を受けた星霊英傑が僅かに動きを変えた。彼に率いられた式神達も同様で――次第に猟兵側へと前線が下がる。帝国側からすれば、自分たちが押しているような錯覚を抱く動きである。
「――ビンゴ……クネウス、相手の状況は判る?」
「何機か落とされましたが……ええ、相手の一部だけが突出してますね」
「なら、良し――トリガーのタイミングは合わせる」
「では、私は変わらず戦車狙いとさせていただきましょう」
 ――そうやって釣り出された帝国兵たちを、キアの掃射とクネウスのアームドフォートによる狙撃が穿った。特にクネウスの狙撃は戦車の機関部を狙い澄ましたものであり、誘爆した燃料の類も併せて帝国側の被害は甚大の2文字ですむ程度ではない。
「この隙を逃す訳にはいきませんね――!」
「うん! ……星霊さん、そのまま突っ込んじゃって!」
 尊とルナの指令を受けて、式神と星霊英傑が帝国陣地へと雪崩を打って逆撃する。全てはこの一瞬を狙ってのキアの作戦だ。戦闘のリズムを崩された帝国兵たちはそのまま被害を甘受するしかできない。
「さぁ、先ほどよりも希望は強くなった――今が踏ん張り時だ!」
 キアの一喝に猟兵側の勢いが増した。

 ミディアの船が到着するまで、あと数分――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

五十嵐・達也
大きな戦いか。看過すれば、咎が跋扈するだろう。到底見過ごせる話ではない。
「湧き溢れる咎とて、咎狩人の前には等しく狩られるのみ」

魔血錬成で装備している血塗れの鉈を複製し私の側に浮かせておく。
「狩りの時間だ。咎狩りの鉈よ。産めよ、増やせよ、血に満ちよ」
複製を終えたら、歩行戦車に向けて真っ直ぐ突撃だ。
ダッシュや跳躍等も使い一気に距離を詰める
頑丈そうな相手なので、手荒に使っても良い様に複製から遠慮なく奮っていこう
折れる?次だ。刃こぼれ?次。血で作られし武具ならば無理をしても良い
「どうした、咎狩人は此処に在るぞ!」
歩兵部隊が邪魔をするならば、浮かせた鉈を飛ばし、歩兵部隊の手足を切り裂き足止めをさせる


ステラ・ハーシェル
アドリブ・絡み歓迎

時間を稼ぐのであれば、無理に攻撃をする必要もあるまい。出撃を邪魔をすればする話だ。

【ゴッドスピードライド】の速度と、【残像】、そして【騎乗】で敵を間をすり抜ける。敵の目の端に映り、煩わしいさを感じさせ、苛立たせればこちらに敵が幾らかは来るだろう。更に【殺気】を放しながら、敵の注意がこちらに向きやすくする。向かないのであれば【2回攻撃】で追撃をする。敵からの攻撃は【見切り】で回避を行う。あくまで敵の注意をこちらに向けさせるさせ、時間を稼ぐ。攻撃する時は深追いせずに行うとする。


塩崎・曲人
へっ、戦車の群れを押し留めろってかい
上等!来た端からスクラップに変えてやんよ!

と威勢の良いことを言うが【咎力封じ】で敵の動きを縛るのを主眼として戦うぜ
マトモに攻撃もできねぇ木偶の坊状態で立ち往生してくれれば
道が塞がって後続が動きにくいって寸法だ
後は敵歩兵部隊を敵の眼前で転がせば、踏み潰して同士討ちか潰せず止まるかでどっち転んでも美味しい
「過去の残影に殺されてやるほど寛容じゃないんでね!ここでブッ潰させてもらうぜ!」
ちょこまか動き回りながら敵にUCを飛ばす遊撃的な動きだな
無論、同じ作戦の仲間とはなるべく連携を取るぜ

【アドリブ絡み歓迎】



●猟兵の退き口~秒読みの艦隊決戦~
 そして猟兵たちが待ちかねていた一報が入る。

 ――ミディア・スターゲイザー、宙域に到着。各猟兵はゲートから撤退を開始すること。

「おっと、最後のひと押しはオレに任せてもらおうかい!」
 撤退を開始する他の猟兵たちを尻目に前線へ躍り出るのは塩崎・曲人(正義の在り処・f00257)だ。
「湧き溢れる咎の処分、汝ひとりに任しては狩人の名が泣こう」
「へっ、そうかい? ――手伝ってくれるってんなら歓迎だ。お前さんは右、オレは左、どうだい?」
「――心得た」
 曲人の言葉に頷き彼に並ぶのは五十嵐・達也(血濡れの咎狩人・f00485)――その全身を返り血ならぬオイルで汚したその姿は、既に相当数の首級を上げていることがうかがい知れる。
「それなら、私は撹乱だな」
 さらに1人、殿軍に名乗りを上げる猟兵がいる。愛機ヘール・ボップに跨ったステラ・ハーシェル(星屑のサンダーボルト・f00960)も曲人と達也に並び、高らかにバイクのエンジン音を響かせた。
「足の速い汝の存在、ありがたく。ならば我らは――」
「――ギリギリまで暴れられるってこった」
「……人をタクシー扱い。普段なら許さないけど――」
「「「イェーガー、覚悟っ!」」」
 僅かな会話も許されず、猟兵たちの攻勢が収まったのを機に帝国兵が3人の元へ殺到した。
 応じる3人の反応は様々。
「――そうはいかねーっすよ?」
 右へと体を倒し駆けだしながらユーベルコード「咎力封じ」を放つ曲人。一瞬で滑るように動いたその体に帝国兵の狙いは追いつかない。カウンター気味に放たれたユーベルコードに瞬く間に帝国兵が拘束される。
「魔血、錬成――さぁ、産めよ、増やせよ……血に満ちよ!」
 左へと向き直りながら帝国兵に対し鉈を振りかぶる達也。向き直る一瞬で複製された20本余りの鉈を後背に浮かべつつ、唐竹割りの一撃が帝国兵を両断した。
「――行くよ、ヘール・ボップ!」
 そして、中央を駆け抜けるのはステラだ。帝国兵の存在など一顧だにせず、ただただ速度を以てその包囲を脱出。さらなる後方へ位置する帝国兵たち目掛け殺気を纏う突撃を敢行すれば、否応もなく彼女に帝国兵の注意が向いた。
 それぞれの対処こそ違えど、狙うはただ一つ、この場における帝国側最大戦力である小型歩行戦車たちだ。有象無象の帝国兵であれば、戦略的撤退中の猟兵も片手間で対処できようが――歩行戦車となれば話が違う。今まさにグリモアベースへ帰還中の仲間を撃たせないため、3人の猟兵が奮闘する。
「過去の影に殺されてやるほど寛容じゃないんでね! ここで、ブッ潰させてもらうぜ!」
 曲人の戦略はただ一つ――全ての歩行戦車を木偶の坊状態へと叩き込むこと。そのためのユーベルコードは既に発動している。ならばあとは隙を見て手枷足枷、拘束ロープを戦車へと叩きつけるだけだ。
「シャラくせぇっ! 喰らいやがれ鉄パイプホームランッ!」
 そして曲人の身体能力も伊達ではない。戦車が撃ちだしてきたナパーム弾をあろうことか鉄パイプで打ち返す。しかもその打球は見事なピッチャー返し……弾を放った戦車目掛けて逆行し、ナパーム弾は帝国兵たちのただ中で爆発する。ついでとばかりにナパーム弾を追う形で放たれた拘束ロープが戦車にヒット。撃破まで至らずとも、拘束された戦車は砲塔の旋回さえできない鉄の棺桶に早変わりする。
 一方、達也のほうを見れば――彼は彼で、剛力と無限に複製可能な鉈にものを言わせて1鉈1殺を徹底していた。
「さぁ、狩りの時間だ――咎狩人、罷り通る」
 その巨躯からは想像できぬ俊敏さで帝国兵たちの間を走り抜け、達也は歩行戦車の天板へと容易く取りつく。宣言と共に大上段に振りかぶられた鉈を振りおろせば――ぐしゃりと。鋼と鋼がぶつかり合ったとはとても思えぬ濁った音を引きつれて歩行戦車が醜く左右に両断される。その行為の代償とでもいうように達也の持つ鉈もぐにゃりとひん曲がっているが。
「――次」
 潰した歩行戦車を足場に、次の獲物を求めての跳躍。空中で曲がった鉈を帝国兵目掛けて投げ捨てながら、後背に浮かべた複製鉈をずるりと引き抜く。オリジナルの鉈さえ無事であれば無限に複製されるのだ。1本を潰して戦車1体を潰せるのならば、それで十分。
「2人とも、もうカウントダウンだ――撤退に移るぞ!」
 そして、その2人が少しでも動きやすいように巧みな騎乗技術で撹乱を担っていたステラ。ある意味、この場で最も冷静であったステラは「艦砲射撃が始まる」という旨の連絡を聞いて曲人と達也を大声で呼んだ。
「ッス、帰りはよろしく頼むっすよ!」
「――承知」
 それぞれが1台ずつ、最後の置き土産とでもいうように歩行戦車を刈り、大きくバックステップ。ステラが拾いやすいように一か所に固まる。
「――こんな時でもなきゃしない、大サービスだ……!」
 ヘール・ボップのエンジンを唸らせ、帝国兵による妨害をものともしない見事な走りでステラが曲人と達也を拾い上げる。
「しっかり車体に捕まって――飛ばすよ……!」
 もはや音速に迫ろうかという強烈な加速。曲人と達也を無理やり搭乗させてなおその加速を見せつけるヘール・ボップはまさに天下に2つとないステラの愛機。それを操るステラの操縦技術はまさに達人のソレだ。
「転移ゲート――視えた!」
 規定以上の乗車人数にタイヤを軋ませ、ドリフトターン。帝国兵たちに気付かれぬよう開かれた転移ゲート目がけて最後の直線。
「逃がすな、撃て、撃てェ!」
「――当たって、たまるか……!」
 突如撤退に移った3人に対し、最後の抵抗とでもいうように帝国兵たちの射撃が降り注ぐ。
「お前さんは操縦に集中!」
「守りは、任されよ……!」
 もしもヘール・ボップに乗っているのがステラただ一人だったのならば、その弾丸も届いていたのかもしれない。しかし、此処に居るのはさらに2人の猟兵だ。鉄パイプを、あるいは鉈を振るっての防御がステラに傷の1つすら許さない。
「さぁ、帰るよ、2人とも――!」
 3人がグリモアベースへと帰還するゲートをくぐった瞬間――

 ――外部からの砲撃を受け、帝国輸送艦は宇宙の藻屑と化すのであった。

●真なる解放軍の船へ
 その後、猟兵たちが守り抜いた船は無事、ミディアからワープドライブの供与を受けた。待望のワープドライブを得て、ここにまた1隻、スペースシップワールド解放のための船が生まれたのである。
 銀河帝国との戦争はまだ始まったばかり。猟兵たちが必要とされる戦場は未だ多数。けれどここに1つ、あらたな希望の種がまかれたことを忘れてはいけない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月02日


挿絵イラスト