天空城にようこそ!(作者 聖山 葵
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「えっと……よくぞ来た猟兵達よ」
 どことなく落ち着かない様子で、エレノア・レインヘイル(理の悪魔の四天王・f31587)は自身が声をかけた君達を迎えると、あなた方にはアックス&ウィザーズの世界に向かってもらいたいのですと切り出した。
「群竜大陸に至る過程で出現した浮遊する『天空城』を中心とする、空飛ぶ巨岩群、複数あるその天空城の一つに幹部猟書家『財宝妖精ブラクテ』が現れ、財宝を根こそぎ持っていこうとしてるんだそうです。根こそぎ持って行く……なんか悪くていいですね」
 個人的なコメントを付け加えたエレノアの感性がアレなのは、デビルキングワールド出身なのでご容赦願いたい。
「ただ、天空城の財宝のどれかに天上界に至る手掛かりがあるかもしれなくて、そのまま持っていかせてはダメみたいなんです」
 加えて、件の天空城は古代帝国の財宝を求める冒険者のパーティーも足を踏み入れており、財宝の一部を手に入れているのだとか。
「『財宝妖精ブラクテ』はこれにも目をつけて奪おうとするみたいですね」
 一方で冒険者パーティーもこの動きには気づいており、何とか隠れてやり過ごそうとするつもりのようだが、財宝妖精ブラクテは竜の群れを配下に従えており、発見され全滅するのは時間の問題らしい。
「冒険者パーティーはバーバリアンのジューヴン、ウィザードのゼンゼ、シーフのモウカからなる三人組パーティーで、財宝を得るに至るまで探索してたこともあって、天空城の内部構造には詳しく、天空城に来れる位には優秀でもあるようです」
 それでもオブリビオン達にはかなわないわけだが、協力を得ることが出来たなら、敵を罠にかけたり、逃げ場を奪ったりして有利に戦うことも可能だろう。
「天空上には既に財宝妖精ブラクテ配下の竜達が解き放たれてます」
 転送された君達は、まずこの配下の竜を倒しつつ何らかの手段で冒険者を素早く発見し、合流するべきだろう。守るにせよ共に戦うにせよ合流した方がやりやすいのは言うまでもない。
「配下を倒してしまえば、財宝妖精ブラクテは自ら冒険者を倒し財宝を奪おうと現れると思いますので、冒険者と協力して、その……殺っちゃってください」
 首尾よく財宝妖精ブラクテを骸の海へ還すことが叶えば、財宝妖精ブラクテは輝石の欠片を残してゆくとエレノアは言う。
「なんなのかはわからないんですけど、無意味に財宝妖精ブラクテも持っていた訳じゃないでしょうし」
 持って帰った方がいいものなのかもしれない。
「えっと、私からは以上です。では、よろしくお願いしますね」
 最後にぺこりと頭を下げてエレノアは君達を送り出すのだった。


聖山 葵
 天空の城ってロマンですよね。

 という訳で今回は天空城の探索に来ていた冒険者たちと城の財宝を狙う幹部猟書家を倒してもらうお話となっております。

 また、このシナリオフレームには下記の特別な「プレイングボーナス」があり、これにのっとった行動をすることで、戦いに有利になります。

=============================
 プレイングボーナス(全章共通)……冒険者達と協力する。
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 では、ご参加お待ちしておりますね。
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第1章 集団戦 『竜の群れ』

POW ●竜の爪
敵を【竜の爪】で攻撃する。その強さは、自分や仲間が取得した🔴の総数に比例する。
SPD ●竜の尾
【竜の尾】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
WIZ ●竜の吐息
【竜の吐息】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


山梨・玄信
お供の妖精(f03921)と

逃げ場の無い所でオブリビオンに襲われるとは不運な冒険者じゃのう。早く助けねばな。

水場の近く、隠れ易く逃げ易い、敵の様子をある程度見れる場所に当たりをつけて探してみるぞ。
隠れる場合の鉄則じゃからな。

冒険者を発見出来たら、猟兵である事を伝え、先ずは3人の身柄を確保するぞい。一緒に隠れているとは限らんからな。

敵に遭遇したら冒険者の護りは妖精に要請…して、わしは敵の排除に回るぞ。

冒険者に聞いて逃げられない場所へ誘い込み、褌一丁になって虚空を見上げ、何時もの人に来て頂くのじゃ。
強風で纏めて竜達を吹き飛ばし、壁や床に叩きつけてやるわい!

見切りとオーラ防御で身を守るのも忘れんぞ。


高柳・零
ヌギカル☆玄信(f06921)と
WIZ

天空のヌギカル☆玄信…なんかカッコいいヌギ。

「かくれたひとをみつける…任せたヌギ!」
という訳にも行かないので、見切りでこちらの様子を伺っている気配がないか探ってみましょう

「助けに来たヌギ。自分達と一緒にいた方が安全ヌギ」
冒険者を発見したらそう声を掛け、猟兵である事を伝えます。他の仲間の居場所も聞き、合流するようにします

「…照れるくらいなら言うなヌギ!」
お供の妖精はツッコミも忘れません

「守りは任せるヌギ。さあ(以下略)」
オーラ防御をドーム状に張って冒険者達を守ります。
自身は盾で攻撃を受け、ダメなら激痛耐性で耐えます

ダメージを受けた敵に光で止めを刺して回ります


「逃げ場の無い所でオブリビオンに襲われるとは不運な冒険者じゃのう」
 どこかから聞こえる竜の鳴き声をBGMに天空城に降り立った山梨・玄信(3-Eの迷宮主・f06912)は、早く助けねばなと漏らすと周囲を見回し始め。
「天空のヌギカル☆玄信……なんかカッコいいヌギ」
 そんな玄信を視界に入れてコメントするのは、お供の妖精こと高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)。
「ヌギカル☆玄信・第49話『天空のヌギカル☆玄信、ドキドキお宝争奪バトル』とか、サブタイを入れるならきっとそんな感じヌギ」
 なんてさらっといろいろ付け加える一方、先ほど周囲を見回していたヌギカル☆玄信はと言うと猟書家や竜に狙われている冒険者たちの潜伏場所を探していたようで。
「水場の近く、隠れ易く逃げ易い、敵の様子をある程度見れる場所に当たりをつけて探してみるぞ」
 隠れる場合の鉄則じゃからなと続ければ。
「かくれたひとをみつける……任せたヌギ!」
「おい」
「冗談ヌギ。そういう訳にも行かないので――」
 丸投げ発言にヌギカル☆玄信から真顔でツッコまれかけた零も自分達に向けられる視線でもないかと探り始め。
「この辺りはいなさそうヌギ」
「ならば、もう少し進んでみるかのう」
 劣化した床石の上を足早に二人は歩き出す。
「む、当たりじゃな」
 ヌギカル☆玄信が声をあげたのは、それからしばらく歩き回ったのちのこと。
「助けに来たヌギ。自分達と一緒にいた方が安全ヌギ」
 階段の踊り場、手すりの陰に人影を見つけた玄信に位置を教えられ、零は人影に声をかけ自分達は猟兵であることも伝えると。
「た、助けに来たって、本当?」
「あ」
 手すりから上半身を見せた少女の姿に玄信が声を漏らした。かなり重そうな膨らみがまるで手すりに乗っけたかのようになっていたのだ。
「ありがとう、ちょっと竜が多くて困ってたんだよ。あたしはモウカ。残りの二人は、このの通路の出口を見張って……どうかした?」
「い、いや、何でもないのじゃ。ただ、ちょっと聞くが残りの二人は女性だったりするじゃろうかの?」
「えっ、女はあたしだけだけど」
 何故そんなことを聞くのかときょとんとした女シーフを見て、玄信は少しだけ安堵したとかしなかったとか、ただ。
「ともあれ、一人の身柄は確保そうじゃし、他の」
 二人との合流をとヌギカル☆玄信が言おうとした時だった。
「ん?」
「キシャアアッ」
 視線を感じて振り返ったお供の妖精が見たのは、咆哮をあげて飛来する竜。
「今度はハズレヌギ」
「ハズレというか、明らかに敵じゃな」
 見てるどころか向かって来る竜であったが、二人に焦る様子はなく。
「冒険者の護りは妖精に要請……して、わしは敵の排除に回るぞ」
「……照れるくらいなら言うなヌギ!」
 若干間の空いた行動宣言をお供の妖精にツッコまれながらも襲い来る竜の爪を見切って避け。
「どこか竜を追い込める場所があればそこに引き込みたいんじゃが」
「それなら、あっち! 出入口が一つしかない大部屋が」
「では案内を頼むぞ」
 言うが早いか、再度攻撃を仕掛けてきた竜を叩き落し。
「わ、わかった。残りの二人も拾っていって良いよね?」
「いいから早く案内するヌギ」
「うむ、急ぐぞ」
 零の声にちょっと迫力が増したような気がするのを気のせいだと思いつつ、ヌギカル☆玄信は二人の後に続き。
「ついた、ここだよ」
「む、なるほど」
 筋肉質のバーバリアンと痩身のウィザードを加えた五人で辿りついた大部屋を見回し玄信は唸る。おそらくお眼鏡にかなったのだろう。
「玄信」
 その一方で、零は忠告をしつつ出入り口の方に視線を固定していた。竜の鳴き声が複数反響しつつ近寄ってきていた。
「守りは任せるヌギ。さあ」
「うむ」
 ドーム状のオーラで冒険者たち語と自身を守るお供の妖精に最後まで言わせることなく、頷くや玄信は手をかけていた衣服を脱ぎ捨て天井を仰ぐ。女シーフが何か悲鳴を上げたような気もしたが、竜は刻一刻と迫って来ているのだ。
「ゆくぞ何時もの人!」
「ええ、玄信、わたくしも戦いましょう。さぁ、共に正義をなすのです」
 空に浮かび上がる神々しい女性の幻影はヌギカル☆玄信の声に頷くと、大部屋に飛び出してきた竜たちを横合いから輝きを帯びた風で殴りつけた。
「シュギャアッ」
「ギシュオアアッ」
 悲鳴をあげながら竜たちはバランスを崩して墜落し床を転がり。
「トドメヌギ! 天よ邪なる力を封じたまえ」
 のたうつ竜たちを零が指させば天からの光に貫かれた竜たちは断末魔をあげてゆくのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

緋神・美麗
絡み・アドリブ歓迎

冒険者と協力して猟書家と配下の殲滅ね。まぁ天空城の財宝にもちょっと興味あるしそれなりに楽しめそうかしらね。

「私は緋神美麗、猟兵よ。よろしくね。」
3人に挨拶し、雑談等コミュ力を発揮して親密度を上げておく

3人の協力で配下のドラゴンをまとめてもらい、一掃を狙う
「でかいのでまとめて薙ぎ払うから出来るだけまとめるのをお願いね」
まとめてもらってる間に集中し、誘導弾で命中補正、二回攻撃・鎧無視攻撃・気合い・力溜め・限界突破・覇気・捨て身の一撃でダメージ補正を掛けた乾坤一擲の拡散極光砲を叩き込む


「ここが天空城……」
 転送されて周辺を見回しポツリ呟いた緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)の視界に入ってくるのは時の流れを感じさせる劣化した城の壁や床と床に横たわり骸の海へ還りつつある複数の竜。先の猟兵が倒していったモノであろう。だがそれがこの城に居るであろう全ての竜ではなく、どこかから聞こえる鳴き声もおそらくは竜のモノ。
「まぁここの財宝にもちょっと興味あるし、それなりに楽しめそうかしらね」
 独り言ちてから目を向けたのは、部屋にある唯一の入り口から自身へ視線を向ける男二人女一人からなる一組みの冒険者パーティー。
「私は緋神美麗、猟兵よ。よろしくね」
「ああ、よろしく。オレはジューヴン。このひょろっとしたのが、ゼンゼ。魔法に置いちゃ頼りになる奴だ、そして」
「あたしはモウカ。見ての通りシーフだよ。こちらこそよろしくね」
 微笑みかけつつ挨拶を交わすと、冒険者たちもこれに応じ。
「竜はまだこっちには気づいてなさそうだけど、あっちも財宝を探してるだろうから、見つかるのも時間の問題ね」
「かもしれぬ。小生たちとしては今少しやり過ごせると考えていたが」
「思った以上に数が居るみてえだからな。前の二人がそれなりの数は倒してくれたけどよ」
 美麗の言に痩身のウィザードが頷けば、顔をしかめた筋肉質のバーバリアンの視線が骸の海に還ってもう影も形もない竜たちの転がっていた床に向く。
「なら、こちらを探し当てやってくる猟書家の配下も殲滅しとかないといけないわね。そこで話があるのだけど」
 そう切り出した美麗は雑談を交えつつ、自身の策を披露し。
「近づいてきたよ。もうすぐそこまで来てる」
「そう、でかいのでまとめて薙ぎ払うから出来るだけまとめるのをお願いね」
 女シーフが報告入り口の方を見て報告してきたのは、少し後のこと。応える形の美麗が冒険者たち三人を見れば、三社はそれぞれ頷きを返し、敢えて部屋の入り口近くに移動する。
「キシャアアッ」
「シュアアッ」
「シャアアッ」
 部屋に続く通路から冒険者たちを目撃した竜たちの行動は顕著だった。先を争う様に通路の中を部屋の出口めがけて殺到しようとし。
「今よ、退いて」
「うん」
「はい」
「ああ」
 美麗の合図で口々に答えて横に退けば、通路という細く狭い空間に固まった竜たちが通路に飛び込む美麗には見えた。よける場所などどこにもない。
「全部まとめて薙ぎ払うわよ」
 頭上に掲げた手に光を収束させ周囲に放つ光線が通路の前後を蹂躙し、通路から洩れる光が先ほどまで自身らが居た場所を貫く様を脇に避けた冒険者たちは見る。
「終わった、って言いていところだけれど」
 部屋に戻ってきた美麗は、通路で折り重なる竜の屍の方を振り返るともう一息のようねと続けた。聞こえてくるのは竜の咆哮。まだ生き残りが城のどこかに存在はしているようであった。
大成功 🔵🔵🔵

マヒロ・ゾスティック
アドリブ可

アハ、お宝はあんまり興味ないけど、楽しそうだね♪
ボクも混ぜて混ぜてー!

ベルトで自分を縛って気持ち良くしながら、ベルトを物に巻き付けて移動するよー
ほらほら、そこの人達よりもボクを虐めてよぅ?ね?
って、誘いの鳴音による◆誘惑や、UCで100にした◆悪目立ちで竜の攻撃を誘うよー

尻尾で滅多打ちにされても、ヒヒ、キモチいい♪
思い切り蹂躙されて叩かれるのキモチいい♪
ボクの身体は感覚も壊れてるから、しばらくは耐えてキモチよくなっちゃうよぉ♪

アハ、次はボクの番♪
攻撃してきたのを利用して尻尾を全部ボクの自由自在ベルトで◆捕縛(100)して逃がさないよ♪
さ、今のうちに攻撃して!ボクは気にしないでいいよ!


高柳・零
ヒーロー(f06921)と
POW
そう言えば敵もお宝を狙っていたヌギ!玄信、敵に遅れを取ってはいけないヌギ!

「モウカさん、何か古文書とか巻物、地図みたいなお宝を見つけなかったヌギか?」
とりあえずは冒険者達に天上界に関するお宝の手がかりがないか聞いてみます。

敵がまた襲って来たら今度は冒険者達には隠れてもらい、逃げようとする敵の動きを教えてもらいます。
「玄信、あいつが逃げそうだヌギ。頼んだヌギ!」

オーラと盾で守りを固め、UCで空中に浮かぶとじわじわと敵を削って行きます。
ヌギカル☆玄信の手が回らないようなら、自分も衝撃波を放って敵を逃がさないようにします。

アドリブ、絡み歓迎です。


山梨・玄信
妖精(f03912)と
うむ。そう言えばそんな話じゃったな。では、先程の冒険者達に聞いてみるか。

零殿の質問に加えて、用途不明の物や妙に価値の低い物が無かったかも聞いてみるぞ。そういった物に何か隠されている可能性もあるからのう。

敵と遭遇したら、今度は褌一丁でアースジャイアントさんを召喚するぞ。
零殿が広範囲攻撃をしているならわしも気の放出で重ねてダメージを入れるのじゃ。

冒険者の指示に従って、逃げようとする敵はアースジャイアントさんのダガーでの攻撃で倒すぞ。

「3人共、些細な事でも良いのじゃ。何か気になる物は無かったかのう」
「アースジャイアントさん、頼んだぞい。ん?何故わしは褌一丁に?」

アドリブ歓迎じゃ


「そう言えば敵もお宝を狙っていたヌギ! 玄信、敵に遅れを取ってはいけないヌギ!」
 他の猟兵の言を聞いていたのか、思い出した様子でお供の妖精こと高柳・零が振り返れば、ヌギカル☆玄信こと山梨・玄信はうむと頷いた。
「そう言えばそんな話じゃったな。では、先程の冒険者達に聞いてみるか」
 幸いにも近くに居たであろう竜たちは骸の海へと還らされ、残る竜たちが今いる部屋へたどり着くにはまだ時間もある。
「モウカさん、何か古文書とか巻物、地図みたいなお宝を見つけなかったヌギか?」
「うーん、あたしらが見つけたものは色々あるけど、それっぽいのはあったかな……あちこち劣化してるからね。本があったとしても読めるような状態かと言うとね」
 玄信が同意したことで零が問いを投げれば、唸った女シーフは首をひねりつつその手のモノの成果は見込めないと思うよと推測を口にする。
「可能性があるなら、紙より碑文とかだろうけど――」
「ふむ、ならば3人共、お宝の近くに用途不明の物や妙に価値の低い物が無かったかのう? 些細な事でも良いのじゃ。何か気になる物があったなら教えて欲しいのじゃが」
「用途不明……ゼンゼは何か見た?」
 零に続く玄信の問いに心当たりを思いつかなかったのか、女シーフは痩身のウィザードの方へと話を振り。
「いや、じっくり見たいものもあったが、小生たちには時間はあまり与えてもらえなかったようでな」
 竜の接近にモウカが気づき、軽かったり小さくて価値のありそうなモノ、黄金製の小物や宝飾品などを持ち出すのが精いっぱいだったとウィザードは語る。
「つまり、何かあったとしてもさっきの竜をどうにかせんことには調べようもないという訳じゃな」
 倒したら倒したで竜たちを配下としている猟書家が現れる気もするが、少なくとも今現在の邪魔者は竜の方であり。
「その竜なら、向こうの方からやってきてくれたようヌギ」
 先ほどより近くから聞こえる竜の鳴き声に、玄信と零は注意を促すよう名を呼んで。
「来るぞ!」
 部屋に続く通路の奥に竜の姿が確認できた時だった。
「アハ、お宝はあんまり興味ないけど、楽しそうだね♪ ボクも混ぜて混ぜてー!」
 ソレは現れた。
「え」
 思わず声の方を振り返った女シーフが見たのは、ベルトで自身を拘束しつつ、やっぱりベルトを伸ばしモノに巻き付けたり引っかけたりして移動するマヒロ・ゾスティック(堕ちし快楽の淫魔忍・f31759)の姿。
「えっと、何?」
 独特な移動方法に思わず二度見する間にマヒロは部屋の入り口へ躍り出て。
「フシュアアッ」
「シュギャアアッ」
 悪目立ちという言葉で片付けていいのかわからない登場に竜たちが咆哮をあげ。
「ほらほら、うしろの人達よりもボクを虐めてよぅ? ね?」
 敵意の視線を浴びながら耳につけた3本の棒型ピアスを弾き、音とともにマヒロは竜を誘う。
「玄信、なんだかデジャヴを感じるヌギ」
「奇遇じゃの、わしもまた闇堕ちから救わねばならぬのかと思いかけたところじゃ」
 零と玄信はちらりと視線を交わしあうも、玄信が遠くを見たのはほんの一時のこと。
「アースジャイアントさん、頼んだぞい。ん? 何故わしは褌一丁に?」
 即座に大地の巨人を召喚し、そして自分の格好を訝しみ。
「フシャオアッ!」
「ヒヒ、キモチいい♪」
 尻尾を叩きつけられて床に弾んだマヒロが更に竜に群がられる中。
「聖騎士道大原則、その一! 魔の物退くべしです!」
「シャギィッ」
「ギギャアッ」
 聖騎士の鎧をまとった荘厳な姿に変じた零が宙に浮かび上がりながら発した聖なる光を受けてマヒロに気を取られていた竜たちが悲鳴を上げる。
「今じゃ、はあっ!」
 怯んだところにヌギカル☆玄信が気弾を放てば、悲鳴を上げて竜たちは墜落してゆき。せめて一矢報いようとしたのか竜が落ちながら振るった爪もオーラと盾、零の二重の備えを突破できずオーラの表面をひっかくにとどまり。
「ハハッ、まだまだ! まだ耐えられる、耐えてキモチよくなっちゃうよぉ♪」
 床に落ちた竜の中心で仰向けのマヒロが何かクネクネする。
「シュ、シュアオア……」
 未知の反応を見せるマヒロにおじけづいたのか、それとも周囲の仲間がバタバタ倒されていって恐れをなしたか。生き残った竜の一匹は後方を窺い。
「玄信、あいつが逃げそうだヌギ。頼んだヌギ!」
「うむ」
 任せておけとヌギカル☆玄信がお供の妖精に応じ、アースジャイアントさんを嗾けるより早く。
「シュギョオッ?!」
 通路へ引っ込もうとした竜にベルトが絡みついた。
「アハ、次はボクの番♪ 逃がさないよ♪」
 竜を拘束するベルトはマヒロに絡みついたソレが伸びたものであり。
「さ、今のうちに攻撃して! ボクは気にしないでいいよ!」
「ならば、遠慮なく行かせてもらおう、アースジャイアントさん!」
 拘束され身動きもままならない最後の竜が見たのは、自身へダガーを突き立てる大地の巨人の姿。断末魔は部屋に響き渡り、こうして竜の群れは一匹残らず倒されることとなったのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『財宝妖精ブラクテ』

POW ●財宝の竜<グランツ>
自身からレベルm半径内の無機物を【合体させ、巨大な財宝竜】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD ●収集欲<ベギーアデ>
【財宝】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[財宝]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
WIZ ●竜の眼<アオゲ>
【【竜眼の宝珠】の呪詛】によって、自身の装備する【3秒以上視続けた財宝】を遠隔操作(限界距離はレベルの二乗m)しながら、自身も行動できる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナミル・タグイールです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「どこ? ……金ぴか、ブラクテの金ぴか。盗ったのは、誰……ブラクテの金ぴかは――」
 そこか、と通路の奥、竜の頭蓋のような黄金の内で色黒のフェアリーが口を動かしたかと思った直後のこと。
「そこかああああああッ!」
 あちこちに黄金の装飾を身に着けたソレは一直線に冒険者たちのいる部屋を目掛け突っ込んできた。
火土金水・明
「見事な突っ込んできかたですね。つい、カウンターでハリセンチョップを発動したくなりましたよ。」「さて、冗談は置いといて真面目に攻撃です。」(ジューヴンさんの攻撃のタイミングに合わせて、こちらも攻撃します。)
【SPD】で攻撃です。
攻撃方法は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡め【限界突破】した【銀の流れ星】で、『財宝妖精ブラクテ』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。


マヒロ・ゾスティック
イヒヒ、さっきのもいい痛めつけだったなぁ♪
あ、君が猟書家?
強そうだね痛そうだね!

最初は思い切り痛めつけられちゃう!
流石、さっきのとは比べものにならないなぁ!
痛いし強いしあのままじゃ手に負えないし苦しいし……でも、これだけ痛いと、ああ、ボク、生きてるって感じするぅ♪

じゃ、そろそろいいかな?
ボクは確かに痛いの好きだけど、その後反撃してぶちのめすのも好き♪
見せてあげる、悪魔になってから身につけた『淫魔忍法』をね!
UCで、ベルトだけをスーツみたいに縛り付けた姿に変身♪
味わった快楽を分身に変えて、分身全員で相手の装飾、財宝を◆捕縛して取り上げる
これで弱くなった?
理性がある内に背後から刀型ベルトで◆暗殺


高柳・零
ヒーロー(f06921)と
POW

フェアリーというより小さい竜人という感じだヌギが…まあオブリビオンヌギ。気にしてはいけないヌギ!

「3人にお願いしたい事があるヌギ」
冒険者達には部屋の財宝を出来るだけ外に運び出し、扉を閉めてもらいます。どうせ後で持ち帰るんですし。
これで、敵のUCが使いにくくなるはず。

「さあ玄信、ヌギカル…もうずっと脱いでるヌギ」
オーラと盾で防御を固め、ヌギカル☆玄信や冒険者達を守ります。
財宝竜には基本防戦で対応します

「体は小さくても…膨らみはちゃんとあるのですね…」(イラスト確認の上)
何故か背後から強烈なプレッシャーがかかり、口調も変わります。そして、UC使用!色々まっ平にします


山梨・玄信
妖精(f03912)と

あやつが猟書家か。確かにフェアリーとはかけ離れた見た目じゃな。

冒険者達が財宝を運び出すのを援護するため、敵に接近して引きつけるぞい。
オーラ防御で全身を固め、見切りと第六感で躱しつつ、カウンターで牽制するのじゃ。
敵が財宝を集めようとしたら、気の放出で吹き飛ばし妨害するぞ。

扉が閉まる音がしたら、2回攻撃の1発目を囮にして2発目を確実に当ててUCを発動。重い追撃を入れてやるわい。

妖精がUCを発動すると、何故か魂の底から恐怖に襲われ、土下座をするぞ。
そして、口調も変わるのじゃ…。
「いえ、違うんです。この格好はUCを使うのに必要だからであって、決してふざけている訳ではありません!」


緋神・美麗
からみ・アドリブ歓迎

さて、ドラゴン退治も終わったし次は本命の妖精退治ね。金ぴか好きとか知り合いにもいるけどうまく利用できないかしらねぇ。
「ちょっと策があるんだけど」
金貨を溶かして冒険者達の武器とシールドビットに金メッキして見た目を金ぴかにして
「これで上手く意識がそらせられるかも」
金ぴかシールドビットに飛びついてきたら
「そんなに欲しければあげるわよ。しっかり受け止めなさいね」
全力全開の超巨大電磁砲でシールドビットを撃ち出す


「見事な突っ込んできかたですね。つい、カウンターでハリセンチョップを発動したくなりましたよ」
 突っ込んでくる猟書家を視界に入れたままポツリ呟いたのは、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)だった。
「あやつが猟書家か。確かにフェアリーとはかけ離れた見た目じゃな」
「フェアリーというより小さい竜人という感じだヌギが……まあオブリビオンヌギ。気にしてはいけないヌギ!」
 同じものを見て山梨・玄信と高柳・零も感想を口にするが、その間も財宝妖精ブラクテは距離を詰めてくる。
「イヒヒ、さっきのもいい痛めつけだったなぁ♪」
 むくりとマヒロ・ゾスティックが身を起こしたのは、その最中のこと。
「あ、君が猟書家? 強そうだね痛そうだね!」
 迫ってくるブラクテへ、マヒロは期待で目を輝かせ。
「さて、ドラゴン退治も終わったし次は本命の妖精退治ね」
 緋神・美麗もまた猟書家へ目をやり、思う。金ぴか好きをうまく利用できないかしらねぇ、と。
「ちょっと策があるんだけど」
 故に美麗は冒険者たちに声をかけ。
「3人にお願いしたい事があるヌギ」
 ただ、零も殆ど同時に冒険者たちへそう切り出した。腹案のあった猟兵が二人。
「「え」」
 両者が見合う間も財宝妖精ブラクテは距離を詰め。
「いらっしゃーい♪」
「へべっ?!」
 自ら身を投げ出した形のマヒロに激突した。速度がつきすぎていたのもあるだろう、だが迎撃でも牽制でもなく、そして逃げるでもなく攻撃を受ける為に近寄ってくる相手などというのは想像の埒外だったのであろう。マヒロと縺れる様にして猟書家は床を転がり。
「ちょっと、これは想定外ねぇ」
「参ったヌギ」
 その間に冒険者たちに腹案から指示を出そうとしていた美麗と零は困り顔でお互いを見ていた。敵のユーベルコードを使いづらくするべく冒険者たちの持つ財宝を外へ運び出そうと考えた零と敵の気をひくべく財宝の一部を利用して武器やビットなどへ金メッキを施そうと考えた美麗、運用方法が真逆だったために生じた問題だったが。
「けど、のんびり議論してる時間はないヌギ」
「そうね」
 猟書家はただ転んだだけなのだ、だから。
「だったら」
「両方やるだけヌギ」
 二人がとったのは、折衷案であった。零の視線を受けた冒険者たちがブラクテの飛び出してきた通路へ財宝の大半を運び出し始め、残るごく一部の財宝を美麗が金メッキに用いる。
「ブラクテの金ぴ」
「させんっ」
「べっ?!」
 身を起こし冒険者へとびかかろうとした財宝妖精ブラクテを玄信が気を放出することで撃墜し。
「よそ見しちゃだめだよ?」
 そこに攻撃して貰おうとマヒロが縋りつく。
「ぐ、ぎ……邪魔するな、放せぇぇぇっ!」
「流石、さっきのとは比べものにならないなぁ! 痛いし強いしあのままじゃ手に負えないし苦しいし……でも、これだけ痛いと、ああ、ボク、生きてるって感じするぅ♪」
 いきり立ったブラクテは憤りをそのまま攻撃に乗せ、身体に纏った黄金を財宝竜に変えて前足で殴りつけるが、殴り飛ばされながらもマヒロは嬉しそうで。
「がああっ」
「ぬッ、はあッ」
 尚も暴れまわる財宝竜の尾を玄信は見切って躱すなりカウンターの形で一撃を叩き込む。
「ぐ、うッ、もっと、もっと金ぴか」
「させるかッ!」
 カウンターの一撃で僅かに揺るぎつつも、直接奪えないならばとユーベルコードを用いて運搬中の財宝に干渉しようとし始めた猟書家に玄信は再び気を放出して妨害を図る。
「玄信、もう少しヌギ!」
 そもそも冒険者たちはすぐ持ち出せるような少量で高価な品しか財宝を所持していない。それもメッキ用に目減りしていれば、運び出すのに必要な所要時間はそう多くなく。
「さて、冗談は置いといて真面目に攻撃です」
「おう!」
 運び終わって手の空いた筋肉質のバーバリアンが己の武器を振り上げて斬りかかりながら、明の声に応じた。
「流れる星に、魔を断つ力を」
「ぐ、ぎゃあっ」
 ジューヴンの重量武器による攻撃に紛れる様に潜り込んだ銀の剣の斬撃は財宝竜の身体を切り裂いて中身であるブラクテに至り、そのまま翻った刀身が抉るように二度目の斬撃として血の花を咲かせる。
「少しでもダメージを与えて次の方に」
 今は消耗させるだけでいいと深追いはせず。
「こ、のォぉッ」
「残念、それは残像です」
 薙ぎ払う財宝竜の腕による反撃から残像だけを残して明は身を躱し。
「もうジューヴン、じゃなかった充分ヌギ! あとはこちらに任せて扉を閉めるヌギ!」
「わかった」
 零の指示で筋肉質のバーバリアンが通路の方に駆けだせば、その筋力を遺憾なく発揮して飛び込んだ通路の中から扉を閉め始める。
「く、金ぴかぁ?! 逃がさ」
「そうはいかないヌギ!」
 他を無視して扉の方へ向かおうとするブラクテへオーラと盾で防御を固め零が立ちふさがり。
「ぐっ、ぬぬ」
「出来た、これで上手く意識がそらせられるかも。ほら、金ぴかならここにあるわよ!」
 出鼻をくじかれた形の猟書家へ金メッキを施したシールドビットを見せびらかす様にして美麗が声をかける。
「き……んピカぁぁぁッ!」
 先ほどから財宝にお預けを食わされていた財宝妖精ブラクテの反応は顕著だった。自身がコアになった財宝竜は向きを変えると美麗目掛けて走り出し。
「そんなに欲しければあげるわよ。しっかり受け止めなさいね。チャージ、セット、いっせーのっ!!」
「ガッ」
 電磁加速して巨大な鉄塊と一緒に射出されたシールドビットが財宝竜にめり込み、勢いのまま財宝竜は扉のしまる音の手前でひっくり返れば。
「さあ玄信、ヌギカル……もうずっと脱いでるヌギ」
 零が振り返った先で、ヌギカル☆玄信は高く飛び上がっていた。
「お主の動き、見切ったぞ! というか隙だらけじゃ!」
「ごッ、があッ、げッ」
 一撃目は囮、のつもりだった玄信だが、ひっくり返ってまともな回避行動のとれなかった財宝の竜へ玄信の攻撃は追撃込みで全部命中し。
「じゃ、そろそろいいかな?」
 攻撃どころか一方的に攻撃されているブラクテを見て、マヒロは財宝竜の下から這い出し、見せてあげると反撃に転じる。
「ボクは確かに痛いの好きだけど、その後反撃してぶちのめすのも好き♪ キモチいいキモチいいキモチいい! 溢れて止まらない快楽を我が分身に!」
 狂ったように嗤いながら服を脱ぎ、かわりにベルトを全身に縛り付けて装束のような形へ変えてゆく。
「脱衣まで見た時は、ヌギカル☆玄信に新たなライバル出現かと思ったヌギ」
 ボソッと零が零す間にマヒロの姿が増殖し始め。
「あ」
 身を起こそうともがいていた財宝竜、その中身が声をあげ。めきめきと音を立てて財宝竜から引きはがされるのは、増えたマヒロのベルトが括りつけられた黄金の外皮。
「や、め」
「あは、愉しい楽しいタノシイ! キャハハハハ!!」
「イヒヒヒヒ!」
「キャハハハハ!」
 何とか阻止しようと暴れ出すもマヒロの分身たちは数を頼みに財宝竜からどんどんと財宝をはぎ取り、かわりにベルトで拘束ゆく。
「金、ぴか……返」
「これで弱くなった?」
 じゃあもういいねと財宝へ自由にならない手を伸ばそうとする財宝妖精ブラクテへマヒロは刀型ベルトを突き刺し。
「あ、あぁ……」
 力を失った猟書家は仰向けに倒れ込む。
「体は小さくても……膨らみはちゃんとあるのですね……」
 その姿を見て、呟いた者が一人居た。背に強烈なプレッシャーを背負い、口調まで変え。
「っ」
「邪神タィラリスは言いました『汝が均したい場所を均すが良い』と――」
 その変わり様に玄信が気づいた時、零は詠唱を既に始めていて。
「フォース・ペタニメイション」
 ピシリと戦いの余波で砕けた床石の欠片が鳴った。否、砕け散った。不可視の重圧が押しつぶしたのだ。もはや虫の息の猟書家の身体も例外ではない。悲鳴も肉体が圧壊される音すら押し潰さんとする重圧が起こす破壊を見ることなどなく、玄信はただただ床石に額を擦り付けていた。
「いえ、違うんです。この格好はUCを使うのに必要だからであって、決してふざけている訳ではありません!」
 土下座。聞かれてもいないのに弁解しつつ震えながら玄信は土下座しつつづけ。
「玄信、何してるヌギ?」
「ぬ?」
 声をかけられて顔をあげれば、そこに居たのは、首を傾げたいつもの零。その手には猟書家が残したのであろう輝石の欠片がのせられていた。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年01月16日
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